JP2012003660A - 検針業務調整システム及び検針業務調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】顧客の増減などに伴って、検針業務を再編する必要が生じた際に、検針場所の地理的条件や作業負担などに基づいて、検針員間の業務量や作業負担に偏りのない再編を、効率的かつ好適に行う。
【解決手段】検針業務調整システム100を、検針業務管理情報記憶手段21と、地図情報記憶手段22と、指令信号を受信する入力信号受信手段11と、検針員の作業量を算出する作業量算出手段12と、作業量がしきい値を超える検針員を抽出する調整検針員抽出手段13と、地図情報及び作業量に基づいて検針業務を振り分け先の検針員を決定する振分先検針員決定手段14と、各検針員の作業量の再計算を行う作業量再計算手段15と、検針業務管理情報記憶手段21を更新する検針業務管理情報更新手段16とで構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、検針業務調整システム及び検針業務調整方法に係り、特に、電気、ガス、水道メータなどの検針業務を管理する上で、顧客数の増減などに対応して検針業務を再編する必要が生じた際に、地理的条件や作業負担などを考慮して、検針員間での業務量の偏りのない再編を行うのに好適な検針業務調整システム及び検針業務調整方法に関する。
従来、電気、ガス、水道メータなどの検針業務を各検針員に振り分けて検針業務を管理する場合、例えば、ある営業所の管轄領域を、検針場所の住所などによって複数の区画に分割する。そして、一ヶ月のうち、検針に割り当てる日数を18日間と設定していた場合、この18日間の検針日に各区画を振り分け、更に、各区画に含まれる検針件数に基づいて、各区画を担当する検針員を決定する(以下、検針員が検針を担当する区画を、「持区」と呼ぶ)。なお、検針件数によって、検針員は、一検針日のうちで複数の区画を持区として担当する場合もあるし、1つの区画を、複数の検針員が担当する場合もある。なお、本明細書では、検針員の一検針日当たりの業務量(検針数)を、検針の際に出力される検針伝票の枚数、即ち、「検針枚数」で表している。
ここで、各検針員の一検針日当たりの検針枚数は、「基準検針枚数」に基づいて決定している。この「基準検針枚数」とは、一検針日当たりの基準となる検針枚数で、例えば、住宅の密集度に応じて設定され、市街地など住宅密集地は350枚/日、村落は250枚/日、山間は130枚/日などのように設定されている。そして、この基準検針枚数に基づいて、検針員間で偏りがないよう、一検針日における各検針員の検針枚数を決定しているが、大規模マンションの新築や住宅団地造成などにより、ある検針員の持区の検針枚数が、過度に多くなる場合がある。この場合、検針員の検針負荷(検針枚数や検針時間など)を考慮した上で、同持区から距離が近く、業務量の少ない検針員を、検針業務の管理者が手作業により選定し、この選定された検針員に超過枚数分を振り分け、検針員間の業務量に偏りが生じないよう調整していた。
一方、検針業務の再編処理を、コンピュータ処理により支援するシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の従来技術では、所定地域の顧客を、検針日グループ毎に分割し、検針日毎に、各区画を担当する検針員を決定している。そして、顧客の増加により、検針業務に再編が必要となった場合に、検針日を追加した上で、画面上に表示された地図データを視認し、処理対象の区画の地理的条件などを確認しながら、各区画を何れの検針日に振り分けるか選択し、検針業務の再編を行っている。
特開2004−295844号公報
しかしながら、前述のように検針業務の再編を手作業で行う場合、全検針員について、検針日毎の検針負荷を毎月管理する必要がある。また、管理者が検針枚数の振り分け先の検針員を選定するのに多大な時間と労力を必要とするなど、効率的な運用が行えないという問題があった。また、検針員の選定に管理者の主観が入り、検針枚数にバラツキを生じることがあり、検針手数料に差が出ることがある。また、管理者の主観が入らないよう、検針枚数が平均化するように機械的に振り分けた場合、同一検針日で、距離の離れた複数
持区の検針を担当する検針員が発生する場合がある。そのため、移動時間などの関係で作業時間が長引き、検針員間での作業時間にも差が出ることがあり、効率的ではなかった。
また、特許文献1に記載の従来技術では、顧客の増加に対しては、検針日を追加した上で再編を行っている。したがって、検針日を増やせず、一日の検針日内で、より効率的に作業分担を行いたいと言う目的を果たすには、適していない。また、再編処理を手作業ではなくコンピュータを用いて行ってはいるものの、管理者が再編後のデータを画面で確認しながら、更なる再編が必要か否か判断し、必要であれば新たに検針日等の変更を入力するという手順を経ている。そのため、再編作業に人間の判断を必要とするとともに、地図を確認しながらの検討時間が必要で、再編作業の煩わしさなどの問題は解消されていない。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、電気、ガス、水道メータなどの検針業務のスケジュールや担当検針員など、検針業務を管理する上で、顧客の増減などに伴って、検針業務を再編する必要が生じた場合、その再編を、人間による判断や恣意が入ることなく、地理的条件や作業負担などを考慮した上で、検針員間での作業量や検針負担の偏りがないよう、効率的に行うことが可能な検針業務調整システム及び検針業務調整方法を提供することにある。
本発明の検針業務調整システムは、検針業務の対象となる所定地域を複数の区画に分割して所定の検針日に振り分け、検針日毎に、当該検針日に検針を行う区画、当該区画の検針業務を行う検針員、当該検針員が検針する検針数、及び、作業時間情報が少なくとも記憶された検針業務管理情報記憶手段(21)と、検針業務対象の所定地域の地図情報を少なくとも含み、各区画に含まれる検針場所の位置情報及び属性情報が、地図情報と関連付けられて記憶された地図情報記憶手段(22)と、検針業務管理情報記憶手段(21)に記憶された情報を読み込んで、検針日毎に、各区画の検針を担当する検針員の作業量を算出する作業量算出手段(12)と、算出された作業量が、しきい値を超える検針員を、作業量の調整対象の検針員として抽出する調整検針員抽出手段(13)と、地図情報記憶手段(22)に記憶された情報を読み込んで、各区画に含まれる検針場所の位置情報及び属性情報を取得し、当該位置情報及び当該属性情報、並びに、検針員毎の作業量に基づいて、調整対象の検針員が担当する区画から所定距離以内の区画を担当し、かつ、作業量が所定値以下の検針員を少なくとも一人選択し、検針業務の振り分け先の検針員を決定する振分先検針員決定手段(14)と、検針業務の振り分け先の検針員及び調整対象の検針員の作業量が、しきい値以下となるよう、各検針員の作業量の再計算を行う作業量再計算手段(15)と、再計算された作業量に基づいて、検針業務管理情報記憶手段(21)を更新する検針業務管理情報更新手段(16)と、を有することを特徴とする。
検針業務調整システムは、入力手段(40)により入力された指令信号を受信する入力信号受信手段(11)を、更に備え、入力信号受信手段(11)により受信された信号に基づいて、調整検針員抽出手段(13)は、作業量の調整対象の検針員を抽出し、振分先検針員決定手段(14)は、振り分け先の検針員を決定することが好ましい。
検針業務調整システムにおいて、前記検針業務管理情報記憶手段(21)は、各検針員の交通手段情報、及び、検針器機の種類に応じた検針時間情報を、更に記憶し、作業量算出手段(12)は、地図情報記憶手段(22)に記憶された地図情報を読み込むとともに、検針業務管理情報記憶手段(21)に記憶された情報を読み込んで、各検針員の検針位置と交通手段と検針時間情報とを取得し、前記各情報に基づいて、検針員の当該検針日の総移動距離を算出した後、交通手段情報の時速で除算して、当該検針員の移動時間を算出し、検針場所に設置された検針計器の種類に応じた検針時間を加算して、各検針員の当該
検針日における作業量を算出することが好ましい。
検針業務調整システムにおいて、前記作業量算出手段(12)は、検針業務管理情報記憶手段(21)に記憶された情報を読み込んで、検針日毎に、各区画の検針を担当する検針員毎の当該検針日における検針数を取得し、当該検針数と、基準作業量として予め決められた一日当たりの基準検針数とに基づいて、各検針員の当該検針日における作業量を算出することが好ましい。
検針業務調整システムにおいて、前記振分先検針員決定手段(14)は、地図情報記憶手段(22)から取得した地図情報に基づいて、各検針員の担当区画と、調整対象の検針員の担当区画との距離を算出するとともに、地図情報記憶手段(22)から取得した検針場所毎の属性情報に基づいて、算出した距離を重み付けし、この重み付け後の作業量に基づいて、振り分け先の検針員を決定することが好ましい。
検針業務調整システムにおいて、前記基本検針数は、区画毎に、地域種別に応じて予め決められた値であることが好ましい。
検針業務調整システムにおいて、前記基本検針数は、区画毎に、地域種別に応じて予め決められた値に対して、重み付けして得られる値であり、この重み付けは、区画毎に、地図情報記憶手段(22)から取得した当該区画の検針場所毎の属性情報に基づいて行われることが好ましい。
本発明の検針業務調整方法は、処理手段(10)を有し、検針業務の対象となる所定地域を複数の区画に分割して所定の検針日に振り分け、検針日毎に、当該検針日に検針する区画、当該区画の検針業務を行う検針員、及び、当該検針員が検針する検針数、及び、作業時間情報が少なくとも記憶された検針業務管理情報記憶手段(21)と、検針業務対象の所定地域の地図情報を少なくとも含み、区画毎の検針場所の位置情報及び属性情報が、地図情報と関連付けられて記憶された地図情報記憶手段(22)と、にアクセス可能なコンピュータにより実行される検針業務調整方法であって、処理手段(10)により、検針業務管理情報記憶手段(21)及び地図情報記憶手段(22)に記憶された情報を読み込んで、検針日毎に、各区画を担当する検針員毎の当該検針日における各検針員の作業量を算出する作業量算出ステップ(S10,S11)と、算出された作業量が、しきい値を超える検針員を、作業量の調整対象の検針員として抽出する調整検針員抽出ステップ(S12)と、地図情報記憶手段(22)に記憶された情報を読み込んで、各区画に含まれる検針場所の位置情報及び属性情報を取得し、当該位置情報及び当該属性情報、並びに、検針員毎の作業量に基づいて、調整対象の検針員が担当する区画から所定距離以内の区画を担当し、かつ、作業量が所定値以下の検針員を少なくとも一人選択し、検針業務の振り分け先の検針員を決定する振分先検針員決定ステップ(S13〜S16)と、検針業務の振り分け先の検針員及び調整対象の検針員の作業量が、しきい値以下となるよう、各検針員の作業量の再計算を行う作業量再計算ステップ(S17)と、再計算された作業量に基づいて、検針業務管理情報記憶手段(21)を更新する検針業務管理情報更新ステップ(S18)と、を有することを特徴とする。
本発明の検針業務調整システムでは、電気、ガス、水道メータなどの検針計器の検針業務を管理する上で、顧客の増減などに伴って、検針業務を再編する必要が生じた際に、検針場所の地理的条件や作業負担などに基づいて、検針員間の業務量や作業負担に偏りのない再編を、効率的かつ好適に行うことができる。また、この再編を、人間による判断や手作業を必要とすることなく、コンピュータプログラムにより自動的に行うことができる。
実施例1及び実施例2の検針業務調整システムの概略構成を示すブロック図である。 実施例1の検針持区管理テーブルの構成を示す説明図であり、(a)は検針業務調整を行う前の状態を示し、(b)は検針業務調整を行った後の状態を示す。 実施例1の検針員管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例1の基本情報管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例1及び実施例2の地図情報管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例1の検針位置管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例1において、検針業務管理情報出力手段により表示手段に表示された検針業務調整システムのイメージ画像を示す説明図である。 実施例1において、検針者の一日の検針行程及び移動手段を表した概念図である。 実施例1において、検針業務管理情報出力手段により表示手段に表示された検針員の作業情報のイメージ画像を示す説明図である。 実施例1の検針業務調整システムで行われる検針業務調整方法の処理手順を示すフローチャートである。 実施例1の検針持区管理テーブルの構成を示す説明図であり、(a)は検針業務調整を行う前の状態、(b)は検針業務調整を行った後の状態である。 実施例2の検針員管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例2の基準検針枚数管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例2の検針位置管理テーブルの構成を示す説明図である。 実施例2において、検針業務管理情報出力手段により表示手段に表示された検針業務調整システムのイメージ画像を示す説明図である。 実施例2の検針業務調整システムで行われる検針業務調整方法の処理手順を示すフローチャートである。
本発明の検針業務調整システムは、所定の地域を複数の区画に分割して所定の検針日に振り分け、検針日毎に、各区画を担当する検針員の検針数を管理する検針業務に再編が生じた場合に、地図情報に基づいて、地理的状況や作業負担を考慮して、検針員間での偏りのない再編を、自動的かつ効率的に行うと言う目的を、入力信号受信手段と、検針業務管理情報記憶手段と、地図情報記憶手段と、作業量算出手段と、調整検針員抽出手段と、振分先検針員決定手段と、作業量再計算手段と、検針業務管理情報更新手段とで構成される検針業務調整システムにより実現した。
以下、本発明の検針業務調整システム及び検針業務調整方法の実施例について、図面を参照して説明する。図1は実施例1の検針業務調整システムの概略構成を示すブロック図である。
図1に示すように、実施例1の検針業務調整システム100は、コンピュータのハードウエアとこのハードウエア上で実行されるプログラムで構成されており、検針業務調整方法を処理するための処理手段10と、検針業務管理情報ファイル(検針業務管理情報記憶手段)21及び地図情報ファイル(地図情報記憶手段)22を有する記憶手段20と、検針業務の管理情報などを表示する表示手段30と、ユーザからの指示などを受け付ける入力手段40とを有して構成される。なお、処理手段10は、CPUやメインメモリ等を有するコンピュータ等で構成され、記憶手段20はハードディスク等の外部記憶装置で構成され、表示手段30はディスプレイ等で構成され、入力手段40はキーボードやマウス等で構成される。なお、実施例1及び以降の実施例2では、「検針数」を「検針枚数」と言い、「基準検針数」を「基準検針枚数」という。
処理手段10は、入力手段40から入力された検針員コード、検針日その他の指令信号を受信する入力信号受信手段11と、検針業務管理情報ファイル21及び地図情報ファイル22にアクセスして取得した情報に基づいて、所定の検針日の区画毎に、所定の検針員の当該検針日における作業量を算出する作業量算出手段12と、作業量がしきい値を超え検針業務の調整が必要な検針員を抽出する調整検針員抽出手段13と、地図情報ファイル22及び検針員毎の作業量に基づいて、検針業務の振り分け先の検針員を少なくとも一人決定する振分先検針員決定手段14と、各振分先検針員及び調整対象の検針員の作業量が、しきい値以下となるよう、各検針員の検針枚数の再計算を行う作業量再計算手段15と、再計算した作業量に基づいて検針業務管理情報記ファイル21を更新する検針業務管理情報更新手段16と、検針業務管理情報を表示手段30に表示する検針業務管理情報出力手段17と、を有して構成されている。
図2は実施例1の検針持区管理テーブルの構成を示す説明図であり、(a)は検針業務調整を行う前の状態、(b)は検針業務調整を行った後の状態である。図3は実施例1の検針員管理テーブルの構成を示す説明図である。図4は実施例1の基本情報管理テーブルの構成を示す説明図である。
それでは、実施例1において、記憶手段20に記憶された検針業務管理情報ファイル21のデータ構造について説明する。検針業務管理情報ファイル21は、図2に示す検針業務管理情報が記憶される検針持区管理テーブルと、図3に示す検針員の情報が記憶される検針員管理テーブルと、図4に示す交通手段、検針時間などの基本情報が記憶される基本情報管理テーブルとを有して構成されている。
検針持区管理テーブルは、図2に示すようなデータ構造を有し、検針日毎に、当該検針日に属する区画の区画(持区)ID、当該区画を担当する検針員の検針員ID、当該検針員の当該区画での一日当たりの検針枚数、当該区画での一日当たりの作業時間、などが記憶される。なお、この実施例1及び以降の実施例2では、一ヶ月に18日間の検針日があり、各月の検針日毎に、検針業務を行う区画の各情報が設定される。また、区画は、例えば、ある営業所が受け持つ地域を市区町村単位で複数の分割し、戸数や面積などに応じて、更に町、丁、番地単位で分割して形成されている。そして、区画毎に、検針員が設定され、原則は当該区画に属する検針場所は、当該担当検針員が受け持つ。ただし、検針場所の数(顧客数)に応じて、同一区画を複数の検針員で担当する場合もあるし、複数の区画を一人の検針員が担当する場合もある。検針員管理テーブルは、図3に示すようなデータ構造を有し、検針員IDと関連付けられて、当該検針員の氏名、検針場所移動時の交通手段、標準作業時間、平均作業時間、各月の実績作業時間、などが記憶される。基本情報管理テーブルは、図4に示すようなデータ構造を有し、標準作業時間を算定する際の算定根拠となる交通手段と各々の時速、検針場所に設置されたガスメータなどの検針計器の種類別の検針時間、などが記憶される。また、実施例1では、検針員管理テーブルと基本情情報管理テーブルとを検針業務管理情報ファイル21に記憶しているが、本発明がこれに限定されることはなく、別個のファイルに分けて記憶してもよい。
図5は実施例1の地図情報管理テーブルの構成を示す説明図である。図6は実施例1の検針位置管理テーブルの構成を示す説明図である。
次に、実施例1において、記憶手段20に記憶された地図情報ファイル22のデータ構造について説明する。地図情報ファイル22は、図5に示す地図情報管理テーブルと、図6に示す検針位置管理テーブルとを有して構成されている。地図情報管理テーブルは、図5に示すようなデータ構造を有し、検針対象の地域を含む地図のメッシュ番号とその地図情報が記憶される。このメッシュは、例えば、地形を5m間隔、10m間隔、50m間隔など一定間隔で格子状に分割して形成される。地図情報は、このメッシュ毎に、標高データなどの地形情報、一戸建て住居、マンション、工場などの建築物の情報、鉄道、道路な
どの交通情報などを含む、地図情報が記憶される。
検針位置管理テーブルは、上記の地図情報管理テーブルと関連付けられて、各区画に含まれる検針場所の位置情報及びその属性情報が記憶される。この検針位置管理テーブルは、図6に示すようなデータ構造を有し、持区IDと、検針場所を識別するための検針ID、検針場所の住所、検針場所の地図上の位置(実施例1及び後述の実施例2では、例えば、メッシュ番号及び位置座標)、検針場所の属性情報(重み付け因子)、重み付け係数、当該検針場所に設置されている検針計器の種類、などが記憶されている。なお、属性情報の重み付け因子としては、当該検針場所が、一戸建てかマンションなどの集合住宅か(マンションなどの場合は、更に高層、中層、低層か、エレベータの有無など)、検針計器の設置場所(内メータか外メータか、メータが集合しているか戸別に設置されているか)、障害物の有無など、検針作業における負荷となる要素が設定されている。また、重み付け係数は、これらの重み付け因子を点数化して算出された値が設定されている。ただし、重み付けを行わない場合は、これらの項目を省略してもよい。また、実施例1では、各区画の検針場所毎に属性情報が設定されているが、本発明がこれに限定されることはなく、区画毎の属性情報が設定されていてもよい。なお、検針計器の種類も、属性情報(重み付け因子)に含めてもよい。
図7は実施例1において、検針業務管理情報出力手段17により表示手段30に表示された検針業務調整システムのイメージ画像を示す説明図である。図8は実施例1において、検針者の一日の検針行程及び移動手段を表した概念図である。図9は実施例1において、検針業務管理情報出力手段17により表示手段に表示された検針員の作業情報のイメージ画像を示す説明図である。図10は実施例1の検針業務調整システムで行われる検針業務調整方法の処理手順を示すフローチャートである。
次に、図1に示した検針業務調整システム100により行われる検針業務調整方法の処理手順について、図10のフローチャートを用いて説明する。この検針業務調整方法は、作業量算出手段12により行われる作業量算出ステップ(S10〜S11)、調整検針員抽出手段13により行われる調整検針員抽出ステップ(S12)、振分先検針員決定手段14により行われる振分先検針員決定ステップ(S13〜S16)、作業量再計算手段15により行われる作業量再計算ステップ(S17)、検針業務管理情報更新手段16により行われる検針業務管理情報更新ステップ(S18)、及び、検針業務管理情報出力手段17により行われる検針業務管理情報出力ステップ(S19)から構成されている。
この検針業務調整は、大規模マンションの新築や住宅団地造成などにより、検針枚数の変化があり、検針業務に再編が必要となったときに行われるもので、月初や月末など定期的に実行してもよいし、検針枚数の増減が生じる度に、実行してもよい。また、コンピュータのスケジュールに組み込んで、自動的に実行してもよいし、検針業務の管理者が、キーボードやマウスなどの入力手段40を操作することで、入力信号受信手段11が信号を受信し、検針業務調整システム100に、検針業務調整指示を与ることで、実行してもよい。なお、顧客の増加などによって変動のあった情報、例えば、当該顧客に係る検針場所の位置情報や属性情報、顧客増加に伴う検針枚数の追加情報などが、検針業務管理情報ファイル21及び地図情報ファイル22に記憶されているものとする。
まず、作業量算出ステップでは、検針業務管理情報ファイル21にアクセスして、各テーブルから、検針日毎に、各区画を担当する検針員毎の当該検針日における検針枚数及び作業時間と、交通手段及び時速と、標準作業時間、平均作業時間及び各月の実績時間と、を取得するとともに、地図情報ファイル22にアクセスして、各テーブルから、各検針員の検針場所の各情報を取得する(ステップS10)。次に、検針業務管理情報ファイル21及び地図情報ファイル22から取得した情報に基づいて、検針員毎に、各検針日における検針員毎の作業量を算出する(ステップS11)。以下、実施例1では、このようにし
て算出された作業量を「標準作業時間」と呼ぶ。具体的には、各検針日における検針の開始場所から終了場所までの距離を地図情報から算出し、交通手段に対応した時速で除算して、移動時間を算出する。更に、この移動時間に各検針場所に設置された検針計器の検針に要する時間(検針時間)を加算することで、標準作業時間を算出する。例えば、図2に示すように、検針員ID(コード)5110の検針員(中電太郎)は、持区00001〜00004の区画を担当し、検針枚数は、各区画で9枚、6枚、6枚、7枚で、総検針枚数が28枚となっている。また、図3、図8に示すように、当該検針員は、徒歩で検針するため、上述した算出手順で算出した標準作業時間は、69.5分である。他の検針員についても同様に、標準作業時間を算出する。図9に、中電太郎さんの当該月の検針日01における情報を編集した検針員毎の作業情報画像32を、表示手段30に表示した例を示す。実施例1の検針業務調整システム100では、このように、作業情報画像32を表示して、日付や中電太郎さんの検針員IDなどの基本情報32a、検針計器毎の検針枚数や交通手段等の情報32b、算出された標準作業時間情報32c、実績情報32dなどを確認できるよう構成されている。
次に、調整検針員抽出ステップでは、まず、入力手段40により管理者は作業量がしきい値を超える検針員の持区を変更するため、当該検針員の検針員ID(例えば、5110)と検針日(日程:例えば、01)を入力すると、その指令信号を入力信号受信手段11が受信する。受信信号に基づいて、調整検針員抽出手段13は、指定された検針員IDに該当する検針員を検針業務(作業時間)の調整を行う検針員(以下、「調整検針員」と呼ぶ)を抽出する(ステップS12)。なお、実施例1では、入力信号受信手段11で受信した検針員IDに基づいて、調整検針員を抽出しているが、本発明がこれに限定されることはなく、当該検針日の各検針員の標準作業量等に基づいて、調整検針員抽出手段13が自動的に抽出するよう構成してもよい。例えば、標準作業時間<平均作業時間(実作業時間)であって、標準作業時間と平均作業時間との差がしきい値よりも大きい検針員を抽出する。このような検針員は、何らかの理由により作業率が低いため、作業時間の調整が必要と判断し、調整検針員として抽出する。
振分先検針員決定ステップでは、まず、検針業務の管理者などが、入力手段40から所定の検針日を入力すると、この指令信号を入力信号受信手段11が受信し、上述の作業量算出ステップで得られた当該検針日における各検針員の標準作業時間に基づいて、標準作業時間>平均作業時間(実作業時間)の検針員、即ち、実作業時間に余裕のある検針員を、平均作業時間の少ない順に抽出し、検針業務の振り分け先の候補となる検針員を決定する(ステップS13)。そして、検針業務管理情報出力手段17が、調整検針員情報及び振り分け先の候補となる検針員情報を表示手段30に表示する(ステップS14)。実施例1では、図7に示すように、表示手段30に、調整用画像31を表示する。この調整用画像31には、調整検針員の検針員ID31a、検針日31b、当該検針員情報(名前、検針枚数、算出された標準作業時間、平均作業時間など)31c、当該検針員の持区情報(区画番号(持区ID)、検針枚数など)31d、受検針員(振り分け先候補検針員)情報(名前、検針員ID、標準作業時間、平均作業時間など)31eなどを表示する。また、当該調整画像31には、調整が必要な持区を指定する調整領域31f及び、振り分け先の検針員(以下「振分先検針員」と呼ぶ)を指定する変更領域31gも表示される。
次に、管理者が持区を調整する区画番号を入力手段40から入力すると(図7の例では、持区0003)、この指令信号を入力信号受信手段11が受信し、この信号に従って、検針業務管理情報出力手段17が、表示手段30の調整用画像31中において、調整領域31fに「1」を表示する(ステップS15)。引き続き、調整が必要な持区があれば、管理者が区画番号を入力することにより、調整用画像31の調整領域31fに、「2」、「3」のように表示される。なお、実施例1では、調整持区の選択を管理者が行っているが、調整検針員抽出手段13が調整の必要な持区を自動的に判断して調整領域31fに表
示するよう構成してもよい。
その後、上記で指定された持区について、他の検針員(受検針員)に作業を振り分ける。この場合、例えば、管理者が受検針員の検針員IDを入力手段40から入力すると(図7の例では、中電花子さんの検針員ID1001)、この指令信号を入力信号受信手段11が受信し、この指令信号に従って、検針業務管理情報出力手段17が、表示手段30の調整用画像31中において、変更領域31gに「1」を表示する(ステップS16)。実施例1では、図7に示すように、検針員ID1001の中電花子さんが、選択された。なお、この場合も、複数の検針員IDを入力し、変更領域31gに入力内容を表示するよう構成してもよい。また、管理者の入力によらず、振分先検針員決定手段14が、受検針員の作業量などを考慮して、自動的に振分先検針員を決定するよう構成してもよい。
次に、作業量再計算ステップでは、上記ステップS15で指定された調整検針員の持区の検針枚数を、上記ステップS16で指定された振分先検針員に振り分けて、各検針員の検針枚数や標準作業時間など、作業量の再計算を行う(ステップS17)。この場合、振り分けの計算式としては、特に限定はないが、例えば、調整検針員から振分先検針員に持区の検針枚数をすべて振り分けてもよいし、検針枚数を数枚だけ振り分けてもよい。実施例1では、図7に示すように、検針員ID1001の中電花子さんが、平均作業時間が最も少なく、また、交通手段もバイクであるため、中電太郎さんの持区00003の検針枚数をすべて中電花子さんに振り分けて、再計算を行った。
そして、検針業務管理情報更新ステップにより、上述のように再計算された検針枚数、標準作業時間などの作業量や、変更された持区などに基づいて、検針持区管理テーブルを更新し、検針業務管理情報ファイル21に書き込んで更新する(ステップS18)。図2(b)に、更新された検針業務テーブルの例を示す。また、必要に応じて、検針業務管理情報出力ステップでは、更新された検針業務管理情報ファイル21の内容を、所定のレイアウトに従って編集し、ディスプレイ等の表示手段30に表示する(ステップS19)。この場合、再編後の情報のみを表示してもよいし、再編前後の情報を並列に表示してもよい。この表示手段30への表示により、検針業務の管理者などが、検針業務の再編結果を視覚的に把握することができる。
以上のように、実施例1の検針業務調整システム100では、顧客の増減などにより、検針業務に再編の必要が生じた場合に、地図情報に基づいて地理的状況や作業負担を考慮して、検針員間の業務量や作業負担に偏りのない再編を、効率的かつ好適に行うことができる。また、この再編後の検針業務管理情報に従って、各検針員が効率的に検針業務を遂行することができる。また、人手による振分検針員の入力などがあるが、作業量の再計算などは本システムが自動で行ってくれるため、従来のようにすべての判断作業や計算作業を管理者が手作業で行った場合に比べて、効率的な処理が行えるとともに、より緻密な再編が可能となる。
なお、上記標準作業時間の算出の際には、図6の検針位置管理テーブルに示す重み付け係数を用いて、標準作業時間に重み付けをしてもよい。すなわち、距離が同じ5kmであっても、階段のないマンションからの移動である、踏切を越える必要がある、上り坂である、一方通行であるなどの要因により、計算上の地図上の距離及び移動時間と、実際の距離及び移動時間とに差が生じる。これらの要因を考慮して、標準作業時間に重み付けを行うことにより、より最適な調整が可能となる。
次に、本発明の検針業務調整システム及び検針業務調整方法の実施例2について、図面を参照して説明する。実施例2の検針業務調整システムは、実施例1と同様の基本構成を
しているため、図1を用いて説明する。
図1に示すように、実施例2の検針業務調整システム200は、実施例1と同様に、コンピュータのハードウエアとこのハードウエア上で実行されるプログラムで構成されており、検針業務調整方法を処理するための処理手段10と、検針業務管理情報ファイル(検針業務管理情報記憶手段)21及び地図情報ファイル(地図情報記憶手段)22を有する記憶手段20と、検針業務の管理情報などを表示する表示手段30と、ユーザからの指示などを受け付ける入力手段40とを有して構成される。なお、処理手段10は、CPUやメインメモリ等を有するコンピュータ等で構成され、記憶手段20はハードディスク等の外部記憶装置で構成され、表示手段30はディスプレイ等で構成され、入力手段40はキーボードやマウス等で構成される。
なお、上述の実施例1では、移動距離、時速、検針時間などに基づいて、標準作業時間を算出しているが、実施例2では、検針枚数や距離に基づいて標準作業時間を算出している。そのため、ファイル処理手段10の各手段11〜17で行われる処理及び検針業務管理情報ファイル21と地図情報ファイル22との各テーブル構成は、実施例1とは多少異なる。また、実施例1では、調整検針員や振分先検針員を入力手段40からの信号を入力信号受信手段11が受信して行っていたが、実施例2では、入力手段40からの処理の開始の指令信号を入力信号受信手段11が受信すると、その後の処理は自動で実施するよう構成されている。以下、実施例2の処理手段10、各テーブル構成、及び、検針業務調整システム200で行われる検針業務調整方法の処理手順について説明する。
処理手段10は、入力手段40から入力された処理開始の指令信号などを受信する入力信号受信手段11と、各検針日の区画毎に、検針員の当該検針日における作業量を算出する作業量算出手段12と、作業量がしきい値を超え検針業務の調整が必要な検針員を抽出する調整検針員抽出手段13と、地図情報ファイル22及び検針員毎の作業量に基づいて、検針業務の振り分け先の検針員を少なくとも一人決定する振分先検針員決定手段14と、各代分先検針員及び調整対象の検針員の作業量が、しきい値以下となるよう、各検針員の検針枚数の再計算を行う作業量再計算手段15と、再計算した検針枚数(作業量)に基づいて検針業務管理情報ファイル21を更新する検針業務管理情報更新手段16と、検針業務管理情報を表示手段30に表示する検針業務管理情報出力手段17と、を有して構成されている。
図11は実施例2の検針持区管理テーブルの構成を示す説明図であり、(a)は検針業務調整を行う前の状態を示し、(b)は検針業務調整を行った後の状態を示す。図12は実施例2の検針員管理テーブルの構成を示す説明図である。図13は実施例2の基準検針枚数管理テーブルの構成を示す説明図である。
次に、実施例2において、記憶手段20に記憶された検針業務管理情報ファイル21のデータ構造について説明する。検針業務管理情報ファイル21は、図11に示す検針業務管理情報が記憶される検針持区管理テーブルと、図12に示す検針員の情報が記憶される検針員管理テーブルと、図13に示す区画毎の基準検針枚数が記憶される基準検針枚数管理テーブルとを有して構成されている。
検針持区管理テーブルは、図11に示すようなデータ構造を有し、検針日毎に、当該検針日に属する区画の区画(持区)ID、当該区画を担当する検針員の検針員ID、当該検針員の一日当たりの検針枚数、一日当たりの作業量を表す基準日数、作業時間、などが記憶される。なお、一ヶ月に18日間の検針日があり、各月の検針日毎に、検針業務を行う区画の各情報が設定されることや、区画の分け方などは、実施例1と同様である。また、図11(a)は、初期状態の検針持区管理テーブルを示し、図11(b)は検針業務調整方法により、検針枚数が最適化された状態の検針持区管理テーブルを示す。
検針員管理テーブルは、図12に示すようなデータ構造を有し、検針員IDと関連付けられて、当該検針員の氏名、作業時間などが記憶される。基準検針枚数管理テーブルは、図13に示すようなデータ構造を有し、区画(持区)IDと関連付けられて、各区画の住所、地域種別(住居等の密集度による区分:密集地、村落、山間など)、地域種別に応じた各区画の一日の基準となる検針枚数の目安となる、基準検針枚数が記憶される。この基準検針枚数は、地域種別に応じて、予め決められた数値、例えば、密集地は350枚/日、村落は250枚/日、山間は130枚/日などの固定の値を用いてもよいが、実施例2では、この地域種別に応じて決められた数値を、区画の地図情報を考慮して重み付けした値を用いている。すなわち、同じ住宅密集地でも、戸建てか団地やマンションなどの集合住宅かの違い、敷地面積、次の検針場所までの移動距離や移動手段、検針計器の設置場所の違いなどで、作業負担が異なるため単位時間当たりの検針枚数に差が生じることがある。この均衡を図るため、地図情報ファイル22に基づいて、地理的条件や作業負担などを考慮して、予め好適な値が設定されている。このように設定された基準検針枚数を用いることにより、地理的条件や作業負担などによる偏りがなく、より好適に検針業務の調整を行うことができる。また、実施例2では、検針員管理テーブルと基準検針枚数管理テーブルとを検針業務管理情報ファイル21に記憶しているが、本発明がこれに限定されることはなく、別個のファイルに分けて記憶してもよい。
図14は検針位置管理テーブルの構成を示す説明図である。
地図情報ファイル22は、実施例1と同様に、図5に示す地図情報管理テーブルと、図14に示す検針位置管理テーブルとを有して構成されている。実施例2で使用する地図情報管理テーブルも、図5に示すようなデータ構造を有し、検針対象の地域を含む地図のメッシュ番号とその地図情報が記憶されているため、詳細な説明は省略する。
検針位置管理テーブルは、上記の地図情報管理テーブルと関連付けられて、各区画に含まれる検針場所の位置情報及びその属性情報が記憶される。この検針位置管理テーブルは、図14に示すようなデータ構造を有し、持区IDと、検針場所を識別するための検針ID、検針場所の住所、検針場所の地図上の位置、検針場所の属性情報(重み付け因子)、重み付け係数、当該検針場所に設置されている検針計器の種類などが記憶されている。なお、属性情報の重み付け因子や重み付け係数の内容は、上述の実施例1と同様であるため、説明を省略する。
図15は実施例2において、検針業務管理情報出力手段17により表示手段30に表示された検針業務調整システム200のイメージ画像を示す説明図である。図16は実施例2の検針業務調整システム200で行われる検針業務調整方法の処理手順を示すフローチャートである。
次に、図1に示した検針業務調整システム200により行われる検針業務調整方法の処理手順について、図16のフローチャートを用いて説明する。この検針業務調整方法は、実施例1と同様に、作業量算出手段12により行われる作業量算出ステップ(S20〜S21)、調整検針員抽出手段13により行われる調整検針員抽出ステップ(S22)、振分先検針員決定手段14により行われる振分先検針員決定ステップ(S23〜S26)、作業量再計算手段15により行われる作業量再計算ステップ(S27)、検針業務管理情報更新手段16により行われる検針業務管理情報更新ステップ(S28)、及び、検針業務管理情報出力手段17により行われる検針業務管理情報出力ステップ(S29)から構成されている。
この検針業務調整は、大規模マンションの新築や住宅団地造成などにより、検針枚数の変化があり、検針業務に再編が必要となったときに行われるもので、月初や月末など定期的に実行してもよいし、検針枚数の増減が生じる度に、実行してもよい。また、コンピュータのスケジュールに組み込んで、自動的に実行してもよいし、検針業務の管理者が、キ
ーボードやマウスなどの入力手段40を操作することで、入力信号受信手段11が指令信号を受信し、検針業務調整システム200に、検針業務調整指示を与ることで、実行してもよい。なお、顧客の増加などによって変動のあった情報、例えば、当該顧客に係る検針場所の位置情報や属性情報、顧客増加に伴う検針枚数の追加情報などが、検針業務管理情報ファイル21及び地図情報ファイル22に記憶されているものとする。
まず、作業量算出ステップでは、検針業務管理情報ファイル21にアクセスして、各テーブルから、検針日毎に、各区画を担当する検針員毎の当該検針日における検針枚数及び基準検針枚数を取得する(ステップS20)。次に、この取得した情報を用いて、検針員毎に、検針枚数を区画毎に設定された基準検針枚数で除算して、検針員毎の当該検針日における作業量を算出する(ステップS21)。以下、本明細書では、このようにして算出された作業量を「基準日数」と呼ぶ。例えば、図11(a)に示すように、検針員ID10001の検針員(中電太郎)は、持区ID035−001の区画を担当し、検針枚数が600枚であり、図13より、持区ID035−001の区画の基準検針枚数は、350枚/日である。したがって、当該検針員の基準日数は、600/350=1.7(日)である。他の検針員についても同様に、基準日数を算出する。
次に、調整検針員抽出ステップでは、上記ステップS21で算出された各検針員の基準日数が、予め決められたしきい値1.5を超えている検針員、すなわち、検針業務の調整が必要な調整検針員を抽出する(ステップS22)。なお、実施例2では、しきい値を1.5としているが、本発明がこれに限定されることはなく、1.6、1.7、1.8などに設定してもよい。また、しきい値は、このような固定値に限らず、例えば、検針員の現状の基準日数を平均して得た値などであってもよい。そして、図11の例では、基準日数1.7の中電太郎さんが、調整検針員として抽出される。また、この場合、検針業務管理情報出力手段17が、調整検針員情報及び振り分け先の候補となる検針員情報を表示手段30に表示するよう構成してもよい。図15に、実施例2における調整用画像33の表示例を示す。この調整用画像33には、調整検針員情報(区画番号、検針日、検針員の名前、検針員ID、持区区分、検針枚数、作業時間、検針住所など)33a、及び、受検針員(振り分け先候補検針員)情報(名前、検針員ID、検針住所、検針枚数、基準日数、作業時間など)33bなどが表示されている。
振分先検針員決定ステップでは、地図情報ファイル22にアクセスして、検針枚数の調整が必要な検針員が担当する区画(以下、「調整区画」と呼ぶ)及びその付近の区画の地図情報、並びに、これらの区画に属する検針場所の位置情報及び属性情報を取得する(ステップS23)。図11の例では、ID035−001が調整区画となり、当該調整区画と、その周辺の区画(例えば、半径5km以内の区画)の各情報が取得される。次に、これらの情報に基づいて、各区画から、調整区画ID035−001までの距離(移動距離)を算出する(ステップS24)。
次に、ステップS23で得られた距離に対して、重み付けを行う(ステップS25)。すなわち、距離が同じ5kmであっても、階段のないマンションからの移動である、踏切を越える必要がある、上り坂である、一方通行であるなどの要因により、調整区画に到着する時間などに差が生じる。これらの要因を考慮して、最適な振り分け先の検針員が選択できるように、重み付けを行って距離を補正している。この重み付けは、地図情報記憶ファイル22の検針位置管理テーブルから取得した重み付け係数を用いて行われる。そして、この重み付けされた距離及び基準日数に基づいて、検針業務の振り分け先の検針員(以下、「振分先検針員」と呼ぶ)を決定する(ステップS26)。例えば、実施例2では、距離5km以内の条件で、検針員ID10002,10003,10004の検針員が選択され、更に、基準日数に基づいて、検針員ID10004(第1候補)と、検針員ID10002(第2候補)の2名に絞り込まれた。
次に、作業量再計算ステップでは、調整検針員の超過分の検針枚数を、振分先検針員に振り分けて、各検針員の検針枚数(作業量)の再計算を行う(ステップS27)。この場合、各検針員の基準日数が、しきい値の1.5日を超えない範囲で、振り分けを行う。振り分けの計算式としては、特に限定はないが、例えば、調整検針員から振分先検針員に、検針枚数を10枚ずつ振り分け、各検針員の基準日数を再計算した上で、更に調整が必要であれば、検針枚数の振り分けと基準日数の再計算を繰り返す。実施例2では、再計算の結果、調整検針員(ID10001)の超過分100枚が、ID10004の検針員に70枚、ID10002の検針員に30枚の割合で振り分けられた。その結果、ID10001,10002,10004の検針員の基準日数が、1.4日と均一に振り分けられた。なお、100枚をID10004にすべて振り分けた場合でも、基準日数は400/340+100/350=1.5で、しきい値を超過していないが、他の検針員の基準日数との平衡性(1.4日平均)を考慮するよう構成することで、上述のような偏りのない、好適な振り分け結果が得られる。
そして、検針業務管理情報更新ステップにより、上述のように再計算された検針枚数と基準日数とに基づいて、検針持区管理テーブルを更新し、検針業務管理情報ファイル21に書き込んで更新する(ステップS28)。図11(b)に、更新された検針業務テーブルの例を示す。また、必要に応じて、検針業務管理情報出力ステップでは、更新された検針業務管理情報ファイル21の内容を、所定のレイアウトに従って編集し、ディスプレイ等の表示手段30に表示する(ステップS29)。この場合、再編後の情報のみを表示してもよいし、再編前後の情報を並列に表示してもよい。この表示手段30への表示により、検針業務の管理者などが、検針業務の再編結果を視覚的に把握することができる。
以上のように、実施例2の検針業務調整システム200では、顧客の増減などにより、検針業務に再編の必要が生じた場合に、地図情報に基づいて地理的状況や作業負担を考慮して、検針員間の業務量や作業負担に偏りのない再編を、効率的かつ好適に行うことができる。また、この再編後の検針業務管理情報に従って、各検針員が効率的に検針業務を遂行することができる。
なお、上記各実施例では、作業量(標準作業時間、基準検針枚数)に基づいて、振分先検針員を選択し、検針枚数を振り分けているが、更に、検針員の作業時間を考慮して、これらの処理を行うようにしてもよい。例えば、作業の終了時刻が、所定時刻(17時、20時など)を超えない範囲で検針業務を振り分けられるよう、検針員の選択と検針枚数の振り分けを行うようにしてもよい。また、各実施例(特に実施例2)では、振り分け処理をすべてコンピュータで自動的に実行させているが、他の異なる実施形態として、再編結果を表示手段30にて確認した後、各検針員の検針枚数の微調整を、管理者が手動で行えるようにシステムを構成してもよい。この場合でも、従来のようにすべての判断作業や振り分け作業を管理者が手作業で行った場合に比べて、効率的な処理が行えるとともに、より緻密な再編が可能となる。
なお、本発明は、検針業務を再編する必要が生じた際に、地図情報に基づいて、検針場所の地理的条件や作業負担などを考慮して、検針員間の業務量や作業負担に偏りのない再編を、効率的かつ好適に行うことができれば、上述した発明の実施の形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更できることは勿論である。また、検針業務調整システムを、検針業務を管理する既存のシステムの一部として組み込んでもよいし、当該検針業務調整システムを単独で導入してもよい。
本発明の検針業務調整システム及び検針業務調整方法は、検針対象地域を複数の区画に
分割し、検針日毎に区画とその担当検針員を決定して検針業務を管理する上で、顧客数などに変動があり、検針業務を再編する場合に利用することができる。
10 処理手段
11 入力信号受信手段
12 作業量算出手段
13 調整検針員抽出手段
14 振分先検針員決定手段
15 作業量再計算手段
16 検針業務管理情報更新手段
100,200 検針業務調整システム

Claims (8)

  1. 検針業務の対象となる所定地域を複数の区画に分割して所定の検針日に振り分け、前記検針日毎に、当該検針日に検針を行う前記区画、当該区画の検針業務を行う検針員、当該検針員が検針する検針数、及び、作業時間情報が少なくとも記憶された検針業務管理情報記憶手段(21)と、
    前記検針業務対象の所定地域の地図情報を少なくとも含み、各区画に含まれる検針場所の位置情報及び属性情報が、前記地図情報と関連付けられて記憶された地図情報記憶手段(22)と、
    前記検針業務管理情報記憶手段(21)に記憶された情報を読み込んで、前記検針日毎に、各区画の検針を担当する前記検針員の作業量を算出する作業量算出手段(12)と、
    前記算出された作業量が、しきい値を超える検針員を、作業量の調整対象の検針員として抽出する調整検針員抽出手段(13)と、
    前記地図情報記憶手段(22)に記憶された情報を読み込んで、各区画に含まれる前記検針場所の前記位置情報及び前記属性情報を取得し、当該位置情報及び当該属性情報、並びに、前記検針員毎の前記作業量に基づいて、前記調整対象の検針員が担当する区画から所定距離以内の区画を担当し、かつ、前記作業量が所定値以下の検針員を少なくとも一人選択し、検針業務の振り分け先の検針員を決定する振分先検針員決定手段(14)と、
    前記検針業務の振り分け先の検針員及び前記調整対象の検針員の作業量が、前記しきい値以下となるよう、各検針員の前記作業量の再計算を行う作業量再計算手段(15)と、
    前記再計算された作業量に基づいて、前記検針業務管理情報記憶手段(21)を更新する検針業務管理情報更新手段(16)と、を有することを特徴とする検針業務調整システム。
  2. 入力手段(40)により入力された指令信号を受信する入力信号受信手段(11)を、更に備え、前記入力信号受信手段(11)により受信された指令信号に基づいて、
    前記調整検針員抽出手段(13)は、作業量の調整対象の検針員を抽出し、
    前記振分先検針員決定手段(14)は、振り分け先の検針員を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の検針業務調整システム。
  3. 前記検針業務管理情報記憶手段(21)は、各検針員の交通手段情報、及び、検針器機の種類に応じた検針時間情報を、更に記憶し、
    前記作業量算出手段(12)は、前記地図情報記憶手段(22)に記憶された前記地図情報を読み込むとともに、前記検針業務管理情報記憶手段(21)に記憶された情報を読み込んで、各検針員の前記検針位置と前記交通手段と前記検針時間情報とを取得し、前記各情報に基づいて、前記検針員の当該検針日の総移動距離を算出した後、前記交通手段情報の時速で除算して、当該検針員の移動時間を算出し、前記検針場所に設置された前記検針計器の種類に応じた前記検針時間を加算して、各検針員の当該検針日における前記作業量を算出する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の検針業務調整システム。
  4. 前記作業量算出手段(12)は、前記検針業務管理情報記憶手段(21)に記憶された情報を読み込んで、前記検針日毎に、各区画を担当する前記検針員毎の当該検針日における前記検針数を取得し、当該検針数と、基準作業量として予め決められた一日当たりの基準検針数とに基づいて、各検針員の当該検針日における前記作業量を算出する、ことを特徴としたと請求項1又は2に記載の検針業務調整システム。
  5. 前記振分先検針員決定手段(14)は、前記地図情報記憶手段(22)から取得した地図情報に基づいて、各検針員の担当区画と、前記調整対象の検針員の担当区画との距離を算出するとともに、前記地図情報記憶手段(22)から取得した前記検針場所毎の前記属性情報に基づいて、前記算出した距離を重み付けし、この重み付け後の前記作業量に基づ
    いて、前記振り分け先の検針員を決定する、ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の検針業務調整システム。
  6. 前記基本検針数は、前記区画毎に、地域種別に応じて予め決められた値である、ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載の検針業務調整システム。
  7. 前記基本検針数は、前記区画毎に、地域種別に応じて予め決められた値に対して、重み付けして得られる値であり、この重み付けは、前記区画毎に、前記地図情報記憶手段(22)から取得した当該区画の前記検針場所毎の前記属性情報に基づいて行われる、ことを特徴とする請求項3、4又は5に記載の検針業務調整システム。
  8. 処理手段(10)を有し、検針業務の対象となる所定地域を複数の区画に分割して所定の検針日に振り分け、前記検針日毎に、当該検針日に検針を行う前記区画、当該区画の検針業務を行う検針員、及び、当該検針員が検針する検針数、及び、作業時間情報が少なくとも記憶された検針業務管理情報記憶手段(21)と、前記検針業務対象の所定地域の地図情報を少なくとも含み、前記区画毎の検針場所の位置情報及び属性情報が、前記地図情報と関連付けられて記憶された地図情報記憶手段(22)と、にアクセス可能なコンピュータにより実行される検針業務調整方法であって、
    前記処理手段(10)により、
    前記検針業務管理情報記憶手段(21)及び前記地図情報記憶手段(22)に記憶された情報を読み込んで、前記検針日毎に、各区画の検針を担当する前記検針員毎の当該検針日における各検針員の作業量を算出する作業量算出ステップ(S10,S11)と、
    前記算出された作業量が、しきい値を超える検針員を、作業量の調整対象の検針員として抽出する調整検針員抽出ステップ(S12)と、
    前記地図情報記憶手段(22)に記憶された情報を読み込んで、各区画に含まれる前記検針場所の前記位置情報及び前記属性情報を取得し、当該位置情報及び当該属性情報、並びに、前記検針員毎の前記作業量に基づいて、前記調整対象の検針員が担当する区画から所定距離以内の区画を担当し、かつ、前記作業量が所定値以下の検針員を少なくとも一人選択し、検針業務の振り分け先の検針員を決定する振分先検針員決定ステップ(S13〜S16)と、
    前記検針業務の振り分け先の検針員及び前記調整対象の検針員の作業量が、しきい値以下となるよう、各検針員の前記作業量の再計算を行う作業量再計算ステップ(S17)と、
    前記再計算された作業量に基づいて、前記検針業務管理情報記憶手段(21)を更新する検針業務管理情報更新ステップ(S18)と、を有することを特徴とする検針業務調整方法。
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