JP2012001204A - 車両の後部構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】テールランプ51からの光を後方に向けて反射する反射部(91)は、反射面(92M)を有する反射部材(92)と、反射部材(92)の反射面(92M)を覆い、光を透過するレンズ部材93とを備えるようにした。
【選択図】図5
Description
また、鞍乗り型車両には、テールランプの上方にリヤグリップを設け、リヤグリップの下面に、テールランプからの光を後方に反射する反射部を設け、視認性を向上させる構造が知られている(例えば、特許文献2参照)。
一方、リヤグリップの下面に、テールランプからの光を後方に反射する反射部を設ける構造の場合、反射部は、リヤグリップの下面に塗装、メッキ、或いは、鏡面仕上げを施して形成されるため、ハイマウントストップランプの表面とは異なる。このため、ハイマウントストップランプを備えた車両の外観とは異なり、特に、エンジン停止などでテールランプ消灯時の外観性は明らかに異なるものとなる。
この構成によれば、テールランプからの光を後方に向けて反射する反射部は、反射面を有する反射部材と、反射部材の反射面を覆い、光を透過するレンズ部材とを備えるので、発光源を備えない構成で、テールランプの点灯により光を後方に発することができ、ハイマウントランプ点灯時と同様に視認性を向上することができるとともに、テールランプ消灯時でも発光源を有する灯火器と同様の外観にすることができる。このため、部品点数の低減や低価格化が可能になる。
上記構成において、前記段部(92B,102B)は、上下方向に間隔を空けて車体後方に突出する複数の凸条部を有し、上側の凸条部ほど車体後方に突出するようにしてもよい。この構成によれば、上下方向に間隔を空けて複数の車幅方向に延びる光を後方に発するとともに、明暗の差により外部からの視認性をより向上できるとともに、外観性をより向上できる。
この場合、前記テールランプ(51)は、ブレーキランプであり、ブレーキランプの発光色と前記レンズ部材(93)の色は、赤色であるようにしてもよい。この構成によれば、ブレーキランプの視認性を向上することができる。
また、上記構成において、前記テールランプ(51)のバルブ中心は、前記反射部材(92)の前端よりも前方に配置されるようにしてもよい。この構成によれば、バルブ中心の真上や前方に反射部材を配置する場合と比べて、テールランプの配光を拡散させる必要がなく、テールランプ自体の出力を抑えることができるとともに、入射角を大きくとることができ、メタリック面の膜厚を薄くしても十分な光を後方に発することができる。
また、上記構成において、前記テールランプ(51)は、車幅方向に並んだ複数のバルブ(53,63)を備え、前記反射部(91,101)は、車幅方向に所定間隔をあけて複数設けられ、隣り合う前記反射部(91,101)が、各々別のバルブ(53,63)の光を反射するようにしてもよい。この構成によれば、各バルブの点灯時の視認性を向上することができる。
また、反射部材の反射面が、車幅方向に延びる段部を有するようにすれば、段部に沿って車幅方向に延びる光を後方に発することができ、外観性を向上することができる。
また、段部が、上下方向に間隔を空けて車体後方に突出する複数の凸条部を有し、上側の凸条部ほど車体後方に突出するようにすれば、外部からの視認性をより向上できるとともに、外観性をより向上できる。
この場合、テールランプは、ブレーキランプであり、ブレーキランプの発光色とレンズ部材の色は、赤色であるようにすれば、ブレーキランプの視認性を向上することができる。
さらに、テールランプのバルブ中心は、反射部材の前端よりも前方に配置されるようにすれば、バルブ中心の真上や前方に反射部材を配置する場合と比べて、テールランプの配光を拡散させる必要がなく、テールランプ自体の出力を抑えることができるとともに、入射角を大きくとることができ、メタリック面の膜厚を薄くしても十分な光を後方に発することができる。
また、テールランプは、ウインカーランプであり、そのウインカーランプの発光色とレンズ部材の色は、オレンジ色であるようにすれば、ウインカーランプの視認性を向上することができる。
さらに、テールランプは、車幅方向に並んだ複数のバルブを備え、反射部は、車幅方向に所定間隔をあけて複数設けられ、隣り合う反射部が、各々別のバルブの光を反射するようにすれば、各バルブの点灯時の視認性を向上することができる。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。
この自動二輪車1は、車体フレーム2と、車体フレーム2のヘッドパイプ3に回動自在に支持されて操舵系の一部を構成するステアリングステム4と、このステアリングステム4の下部に取り付けられた左右一対のフロントフォーク5と、ステアリングステム4の上端に連結された操舵用のハンドル6と、フロントフォーク5に回転自在に支持された前輪7と、車体フレーム2の後部に上下に揺動自在に支持されたスイング式のパワーユニット8と、パワーユニット8の後端部に回転自在に支持された後輪9と、パワーユニット8と車体フレーム2との間に配設されたリヤクッション10と、車体フレーム2の上部に支持されたシート11とを備えている。
左右のシートレール13間のシート11下方には、ヘルメット14を収納できる収納ボックス15と燃料タンク16とが前後に並べて配置され、これら収納ボックス15及び燃料タンク16の上方がシート11で覆われる。
この自動二輪車1は、車体フレーム2にパワーユニット8が上下に揺動自在に支持されたスクータ型の鞍乗り型車両であり、乗員が着座するシート11の前下方にフロアーステップ21を備える低床式車両に構成されている。
図2乃至図4に示すように、テールランプ51は、車幅方向中央に設けられるブレーキランプ52と、ブレーキランプ52の左右に設けられるリヤウインカーランプ62とを一体的に備えたコンビネーションランプに構成されている。図3に示すように、ブレーキランプ52には、ブレーキ操作に応じて点灯する単一のブレーキ用のバルブ53が設けられ、左右のリヤウインカーランプ62には、ウインカー操作に応じて点滅する単一のウインカー用のバルブ63が各々設けられている。
図5に示すように、ブレーキランプ52は、バルブ53を後方向きに支持し、バルブ光を後方に反射するリフレクターを兼ねるランプボデー54と、ランプボデー54の開口を塞ぐようにランプボデー54に取り付けられ、バルブ53の周囲を覆うブレーキ用アウターレンズ55とを備えている。
ランプボデー54は、バルブ53を支持する支持壁54Aが、車体側面視で前方凸の湾曲板状に形成され、この支持壁54Mの車体後方側の面が、アルミ蒸着により光を反射可能なメタリック面54Bに形成され、リフレクターとして機能する。
ブレーキ用アウターレンズ55は、車体側面視で後方凸のV字形状を有する赤色の透明材で形成され、車幅中央に設けられており、車体側面視でバルブ53上方を後下方に傾斜する上側レンズ55Aと、バルブ53下方を後上方に延びる下側レンズ55Bとを有している。なお、上側レンズ55A及び下側レンズ55Bには、配光調整用のレンズカットが適宜に施される。
また、下側レンズ55Bが、バルブ53の下方を後上方に向かって延びるので、バルブ光(直接光とリフレクター(支持壁54A)で反射された反射光)を赤色にして、下方、後下方及び後方に渡って照射させることができる。
したがって、上下及び後方の広い範囲に渡って赤色のバルブ光を照射することができ、後方からの視認性を向上することができる。
図2に示すように、ウインカー用アウターレンズ65は、車体側面視で上方凸の三角形状を有し、ブレーキ用アウターレンズ55の左右に連設して設けられ、バルブ63上方を後下方に傾斜する上側レンズ65Aと、バルブ63下方を後方に水平に延びる下側レンズ65Bと、バルブ63側方を覆う側方レンズ65Cとを備えている。
リヤウインカーランプ62についても、バルブ63が後方向きに配置されるので、バルブ63の直接光を、上方から後方、後方から下方に渡って広い範囲に照射することができ、上記ウインカー用アウターレンズ65によって、バルブ光をオレンジ色にして、上下、後方及び側方の広い範囲に照射することができ、視認性を向上することができる。なお、ウインカー用アウターレンズ65の各レンズ65A〜65Cにも、配光調整用のレンズカットが適宜に施される。
このリヤグリップ71は、後席シート11Bの左右を前後に延び、搭乗者が把持する左右一対のグリップ部72と、左右一対のグリップ部72の後端を連結する連結板部73とを備え、アルミダイキャスト製である。なお、アルミダイキャスト製に代えて、樹脂製にしてもよい。
このグリップ部72には、車幅方向内側に延びる左右一対の前側ステー72A(図2、図3参照)が設けられ、連結板部73には、幅方向中央で前下方に延びる単一の後側ステー73A(図5参照)が設けられる。そして、前側ステー72Aがシートレール13に締結部材81(図3参照)で締結され、後側ステー73Aがテールランプ51のランプボデー54に締結部材82(図2、図5参照)で締結される。これによって、リヤグリップ71が車体側に三点で固定される。
リヤグリップ71は、連結板部73の形状により車体の浮き上がりを抑制できるため、リヤスポイラーとして機能するとともに、連結板部73の上方がほぼ平坦面で荷物を置くことができるため、リヤキャリアとしても機能する。
この連結板部73には、後側ステー73Aの上方に開口が設けられ、この開口の上端が閉塞部材73Bで閉塞されるようになっている。
疑似ハイマウントランプ91は、図5に示すように、リヤグリップ71の後下方に埋設される反射部として機能し、テールランプ51からの光(図5中、光を一点鎖線で示している)を反射する反射部材となるベース部材92と、ベース部材92を後方から覆うレンズ部材93とを備えている。
ここで、図6は、疑似ハイマウントランプ91を周辺構成とともに下方から見た図を示し、図7は、図6のVII−VII断面を示している。
図3及び図5に示すように、リヤグリップ71の連結板部73には、疑似ハイマウントランプ91が下方から嵌る窪み形状であって、後方に開口する窪み部74が設けられており、ベース部材92は、この窪み部74の深さに相当する高さで車幅方向に延在する縦壁部92A(図5参照)を有している。
すなわち、ベース部材92には、縦壁部92A、複数の凸条部92B、上下一対の凹部92C及び左右一対のステー部92Dが一体に形成されており、これらは黒色樹脂材で形成され、つまり、光が透過し難い材料で形成されている。
これらステー部92Dは、車体側面視で、縦壁部92Aの下端から前上がりに延びており、ステー部92D及び締結部材83を車体後方から視認されないようにすることができる。
また、ベース部材92をリヤグリップ71に固定する場合、図5に示すように、縦壁部92Aの左右中央部にて上方に突出する凸部92Eが、リヤグリップ71の連結板部73の後端部に設けられた凹部75に嵌り、これによって、縦壁部92Aがリヤグリップ71に三箇所(左右のステー部92Dと凸部92E)で位置決めされる。このため、ベース部材92の位置決め精度を高くでき、かつ、車体振動が作用しても位置ずれを防止することができる。
さらに、図7に示すように、縦壁部92Aの左右上面とリヤグリップ71の連結板部73下面との間には、緩衝材として機能するスポンジ部材85が介挿され、左右のスポンジ部材85によって、ベース部材92とリヤグリップ71との間の振動を緩和することができる。
これら凸条部92Bは、図3に示すように、ブレーキランプ52の上方に位置し、ブレーキランプ52の幅内で車幅方向に延出している。より具体的には、これら凸条部92Bの先端は、図5に示すように、車幅方向中央では、左右方向に直線状に延びる左右延出端部92B1に形成され、車幅方向外側では、車幅方向外側にいくに従って前方に向かって傾斜する傾斜端部92B2に形成されている。
このメタリック面92Mは、ブレーキランプ52の上方であって、ブレーキランプ52に対向する位置に設けられており、より具体的には、車体側面視で、ブレーキランプ52のバルブ53の中心C1よりも後方に位置し、バルブ53から後上方に照射される直接光(図7中、一点鎖線で示す)が入射する位置に設けられている。
このレンズ部材93は、車体側面視で前方に開放するお椀形状を有し、その周囲端が、ベース部材92を構成する縦壁部92Aの周囲に渡って形成された凹部92C(図5、図7参照)内へ入った状態で、ベース部材92に固定される。
図5及び図7に示すように、レンズ部材93は、ベース部材92の背面を後方から完全に覆うので、車体後方からはベース部材92が視認されず、レンズ部材93だけを後方から視認させることができる。
しかも、レンズ部材93内には、ベース部材92の凸条部92Bを有するメタリック面92Mが存在するので、レンズ部材93内が見えた場合には、そのメタリック面92Mが、ハイマウントランプ等の灯火器の内部構造(リフレクタ構造)と似た外観を実現し、車両近傍から見ても、ハイマウントランプが装着された車両と同様の外観にすることができる。
詳述すると、図5や図7に示すように、ブレーキランプ52から入射する光のうち、メタリック面92Mの凸条部92Bの先端に向かう光は、先端の丸みで反射するので、車体後方に向けて反射し易くでき、この反射光が後方から視認可能となる。一方、ブレーキランプ52から入射する光のうち、メタリック面92Mの凸条部92Bの先端以外に向かう光は、凸条部92Bの下面で下方に向けて反射するので、後方からは視認されない。また、各凸条部92Bの間に、車体前方に凹み、車幅方向に延びる凹条部92Fが形成され、この凹条部92Fが暗部となり、明暗の差を出すことができる。
このため、車体後方からは、各凸条部92Bの先端に沿って車幅方向に延びる線状の光が視認され、各凸条部92Bの先端間、つまり、凹条部92Fでは暗部が視認され、明暗の差が視認される。したがって、ブレーキランプ52が点灯した場合、車体後方からは、凸条部92Bの数と同数の3本の線状赤色光が上下に間隔を空けて視認されることとなる。
しかも、この疑似ハイマウントランプ91は、複数の線状赤色光を上下に間隔を空けて視認させるので、あたかも線状の発光源を内蔵したかのような外観を実現でき、ハイマウントランプ点灯時と極めて似た外観を実現することが可能である。従って、発光源を用いずにハイマウントストップランプの機能を実現し、同様の外観にすることができる。
従って、ハイマウントランプと同様の視認性に優れた外観を、簡易な構造で、テールランプ消灯時でも得ることができ、灯火器を用いる場合に比して部品点数の低減や低価格化が可能になる。また、メタリック面92Mで反射するため、外観性を向上しつつ、光を効率よく反射することができる。
また、凸条部92Bは、上下方向に間隔を空けて複数設けられ、上側の凸条部92Bほど車体後方に突出するので、上下方向に間隔を空けて複数の車幅方向に延びる光を後方に発するとともに、その凸条部92B間が暗部となり、明暗の差により外部からの視認性をより向上できるとともに、外観性をより向上できる。
しかも、凸条部92Bの先端は、車幅方向中央では、左右方向に直線状に延びる左右延出端部92B1に形成され、車幅方向外側では、車幅方向外側にいくに従って前方に傾斜する傾斜端部92B2に形成されるので、車体後方で車幅方向に広い範囲に光を発することができ、車体後方の広い範囲で視認性を向上することができる。
また、本構成では、図5に示すように、テールランプ51のバルブ中心C1が、メタリック面92Mを有するベース部材92の前端よりも前方に配置されるので、バルブ中心C1の真上や前方にベース部材92を配置する場合と比べて、テールランプ51の配光を拡散させる必要がなく、テールランプ51自体の出力を抑えることができる。
また、テールランプ51の配光を上方に向けて必要以上に拡げなくてよいので、テールランプ51の出力を抑えることができる。
図8及び図9は第2実施形態を示している。第2実施形態では、リヤグリップ71に、左右のリヤウインカーランプ62の上方に位置する左右のウインカー用疑似ハイマウントランプ(反射部)101を備えている。なお、図中、第1実施形態と同一又は相当部分は、同一符号を付して示している。
左右のウインカー用疑似ハイマウントランプ101は、車幅方向中央線L1を基準にして左右対称構造であり、リヤグリップ71の後下方であって、疑似ハイマウントランプ91の左右に設けられた窪み部74Aに下方から埋設するように取り付けられる。なお、この窪み部74Aは、後方に開口し、車体後方からウインカー用疑似ハイマウントランプ101を視認可能である。
ベース部材102は、車体後方に突出するとともにリヤグリップ71の側面に沿って車幅方向及び前後方向に延びる複数の凸条部102B(図9参照)を上下に間隔を空けて備えており、これら凸条部102Bからなる段部を含む外側の面が、アルミ蒸着により金属調で光を反射可能なメタリック面102Mに形成されている。このメタリック面102Mは、アルミ蒸着に限らず、他の金属蒸着、金属メッキ、或いは、塗装等の公知の方法で形成してもよい。なお、この凸条部102Bの断面形状は、第1実施形態の凸条部92Bの断面形状と同じであり、先端が半円断面となっている。
レンズ部材103は、リヤウインカーランプ62の発光色と同色のオレンジ色の透明材で形成され、ベース部材102に固定され、ベース部材102のメタリック面102Mを後方から覆う。
また、本構成では、テールランプ51が車幅方向に並んだ複数のバルブ63,53,63を備えると共に、テールランプ51上方に、車幅方向に所定間隔を空けて、左のウインカー用疑似ハイマウントランプ101、ブレーキ用の疑似ハイマウントランプ91、及び、右のウインカー用疑似ハイマウントランプ101を備え、各疑似ハイマウントランプ101,91,101が各々別のバルブ63,53,63の光を後方に反射するので、各バルブ63,53,63の点灯時の視認性を向上することができる。このため、本構成では、ウインカー作動時とブレーキ作動時の両方の視認性を向上することができる。
これらにより、本構成では、第1実施形態と同様の各種効果に加え、ハイマウントされたウインカーランプと同様の視認性に優れた外観を、簡易な構造で、ランプ消灯時でも得ることができ、灯火器を用いる場合に比して部品点数の低減や低価格化が可能になる。
例えば、上記実施形態では、反射面をメタリック面54B,92M,102Mに形成する場合を説明したが、メタリック面以外の反射面でもよい。
また、上記実施形態では、リヤグリップ71に本発明を適用する場合を説明したが、これに限らず、搭乗者が把持する左右一対のグリップ部72を備えないリヤキャリアやリヤスポイラー等のテールランプの上方に設けられるリヤ側車体部品に本発明を適用可能である。また、反射部材として機能するベース部材92が、リヤ側車体部品と別体に形成される場合を説明したが、これに限らず、リヤ側車体部品と一体成形されるものでもよい。
また、上記実施形態では、ブレーキランプ52やリヤウインカーランプ62からの光を後方に反射する場合を説明したが、これに限らず、バックライトなどのテールランプに含まれる灯火器からの光を後方に反射する場合に本発明を適用可能である。
また、上記実施形態において、バルブ53,63は、電球でもLED(Light Emitting Diode)でもよい。
また、上記実施形態では、図1に示したスクータ型自動二輪車の後部構造に本発明を適用する場合について説明したが、これに限らず、他の鞍乗り型車両を含む車両の後部構造に本発明を適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
51 テールランプ
52 ブレーキランプ
53,63 バルブ
54B,92M,102M メタリック面
71 リヤグリップ(リヤ側車体部品)
91,101 疑似ハイマウントランプ(反射部)
92,102 ベース部材(反射部材)
92B,102B 凸条部(段部)
93,103 レンズ部材
Claims (9)
- 車体後部に取り付けられるテールランプ(51)と、テールランプ(51)の上方に所定間隔を空けて設けられる後部車体部品(71)とを備え、その後部車体部品(71)の下部に、前記テールランプ(51)からの光を後方に向けて反射する反射部(91,101)を設けた車両の後部構造において、
前記反射部(91,101)は、反射面を有する反射部材(92,102)と、
前記反射部材(92,102)の反射面を覆い、光を透過するレンズ部材(93)と、
を備えることを特徴とする車両の後部構造。 - 前記反射面は、メタリック面であることを特徴とする請求項1に記載の車両の後部構造。
- 前記反射部材(92,102)の反射面は、車幅方向に延びる段部(92B,102B)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の後部構造。
- 前記段部(92B,102B)は、上下方向に間隔を空けて車体後方に突出する複数の凸条部を有し、上側の凸条部ほど車体後方に突出することを特徴とする請求項3に記載の車両の後部構造。
- 前記テールランプ(51)の発光色と、前記レンズ部材(93)の色とは一致することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の車両の後部構造。
- 前記テールランプ(51)は、ブレーキランプであり、ブレーキランプの発光色と前記レンズ部材(93)の色は、赤色であることを特徴とする請求項5に記載の車両の後部構造。
- 前記テールランプ(51)のバルブ中心は、前記反射部材(92)の前端よりも前方に配置されることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の車両の後部構造。
- 前記テールランプ(51)は、ウインカーランプであり、そのウインカーランプの発光色と前記レンズ部材(93)の色は、オレンジ色であることを特徴とする請求項5に記載の車両の後部構造。
- 前記テールランプ(51)は、車幅方向に並んだ複数のバルブ(53,63)を備え、前記反射部(91,101)は、車幅方向に所定間隔をあけて複数設けられ、隣り合う前記反射部(91,101)が、各々別のバルブ(53,63)の光を反射することを特徴とする請求項1乃至4に記載の車両の後部構造。
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