JP2012000264A - 運動用サポーター - Google Patents
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Abstract
【課題】単一の器具(サポーター)で、種々の運動に対して著しい効果を奏する腰装着用のサポーターを提供する。
【解決手段】所定の保形性及び柔軟性を備えたベース部1に、着用者の臀部上方左右位置に設けた下方突起部21と、腰椎上方の左右位置に設けた上方突起部22と、上下突起部の上下中間位置に設けた中間突起部23を備え、ベース部に身体に着用するためにバンド部3を設けたものであって、バンド部3が、各突起部21,22,23に対応してベース部と連結したゴム帯31と、上中下のゴム帯を束ねて連結し、且つ身体装着時の連結部となるファスナー帯32とで形成されてなる。
【選択図】図2
【解決手段】所定の保形性及び柔軟性を備えたベース部1に、着用者の臀部上方左右位置に設けた下方突起部21と、腰椎上方の左右位置に設けた上方突起部22と、上下突起部の上下中間位置に設けた中間突起部23を備え、ベース部に身体に着用するためにバンド部3を設けたものであって、バンド部3が、各突起部21,22,23に対応してベース部と連結したゴム帯31と、上中下のゴム帯を束ねて連結し、且つ身体装着時の連結部となるファスナー帯32とで形成されてなる。
【選択図】図2
Description
本発明は、運動やその他身体を動かす作業に際して、当該運動や作業に対する身体能力を高めるために使用する運動用サポーターに関するものである。
運動補助具としてのサポーターは、伸縮性を有する帯体或いは筒状体で身体の適宜個所を被覆するようにしているもので、当該被覆個所の筋肉を締め付けているのが一般的であり、腰用サポーターにおいても腰部を巻き包む帯状の一枚の本体で構成されているのが普通であり、必要に応じて背面当接個所に硬質ナイロン樹脂で形成されている当て部等を組み込んでいる(特許文献1)。
また特に背面当接個所の当て部(突起部)の位置を特定する提案もなされている(特許文献2)。この特許文献2には、着用者の脊柱起立筋の筋腱移行部を圧迫しうる位置に突起部を設けて、特にサポーター本体における前記突起物の上下の位置で、本体よりも伸縮性の強い素材で形成した補助ベルトが設けられている。
前記特許文献2に、サポーター装着者において、サポーターの突起物によって脊柱起立筋の筋腱移行部が圧迫されると、筋腱移行部内部のゴルジ腱器官が興奮して、脊柱起立筋の緊張を弛緩し、これによって脊柱起立筋の拮抗筋である腹直筋の作用が大きくなって、骨盤を後傾方向へ向かわせ、腰椎をまっすぐな方向に自然矯正することが可能となる、と述べているように、人体の筋肉の所定個所への点押圧刺激は、当該刺激に呼応して他の筋肉へも作用することは周知である。
特に本発明者は、運動時における骨盤及びそれを取り巻く筋肉動作に着目したものである。例えば骨盤は運動時には、足の動作に応じて左右に傾き、それに対して背骨は頭、肩の空間位置を一定にすべく、側彎を作り出して姿勢調整を行っている。従って骨盤が横傾斜すると、腰椎部、傾斜方向の凸側彎が出現し、胸椎部には腰椎部の側彎を代償(反対運動)する反対方向の側彎が出現する。この骨盤の揺れ(左右の傾き)が、運動によって大きく相違するのは肢関節の回りの筋肉群の収縮の仕方の違いによって起きるもので、肢関節は骨盤外側に位置するため、肢関節を中心とした回転運動を起すことになる。
更に筋肉の収縮に対して、その筋肉へ外圧を加えることによって弛緩する性質、反対に関節をまたいで収縮する一方の筋が筋収縮緊張する性質或いは近隣して拮抗する筋肉が収縮緊張する性質、主動筋と拮抗筋共に外圧を加えると共収縮するという筋肉の原理に着目し、身体運動時に、過度に緊張する筋肉部位に応圧を加え、緊張を解き、反対に衰弱した筋肉に適度な緊張収縮を促し、骨盤の適正角度、脊椎の正常化と筋肉の適応運動と諸関節の可動域拡大が、運動能力と身体パワーを増大させることに着目し、特に、腰部に装着するサポーターで、各種の運動に対応できる新規な運動用サポーターを提案した。
本発明に係る運動用サポーターは、所定の保形性及び柔軟性を備えたベース部に、着用者の臀部上方左右位置に設けた下方突起部と、腰椎上方の左右位置に設けた上方突起部と、前記上下突起部の上下中間位置に設けた中間突起部を備え、前記ベース部に身体へ着用するためのバンド部を設けたものであって、前記各突起部の間隔が100〜180mmで、各々の突起部が、突出厚5〜30mm、左右幅50〜100mm、上下幅30〜60mmの面状で所望のクッション性を有するように形成され、バンド部が、各突起部に対応してベース部と連結したゴム帯と、上中下のゴム帯を束ねて連結し、且つ身体装着時の連結部となるファスナー帯とで形成されてなることを特徴とするものである。
而して前記の運動用サポーターは、身体に装着して使用するもので、ベース部は、身体装着時に、突起部が所定の位置を確保できるだけの保形性を備え、また身体に密着して装着できる柔軟性を備えているもので、ベース部を背部に位置させて、バンド部を身体前側に回し、ファスナー帯部分で止着して身体に装着する。特に前記装着に際しては、下部突起部と下方ゴム帯が水平になるように装着する。尚突起部のクッション性は、腰痛を有する者が使用する場合は硬素材を採用し、健常者の日常運動に使用する場合には柔素材を採用する。
このサポーターの装着によって、下方突起部は、主に腰腸助筋、胸最長筋、回旋筋、内腹斜筋、外腹斜筋等の一部分を加圧することになり、中間突起部は、主に胸最長筋、腰腸助筋、腰方形筋、大腰筋、多裂筋等の一部分を加圧し、上方突起部は、主に大、中、小臀筋、大腿膜張筋等の一部分を加圧する。この加圧によって、所定の筋肉は、加圧刺激をうけ、而も前記の加圧の程度は、身体の運動の種類によって異なり、種々の運動に対して機能するものである。
本発明は、上記の構成のとおり装着時に背部下方(腰部)の複数個所を加圧する突起部を備えた運動用サポーターで、各種の運動に対して運動能力(筋肉活動)を向上させるものである。
次に本発明の実施形態について説明する。実施形態に示した運動用サポーターは、ベース部1と、突起部2(下方突起部21、上方突起部22、中間突起部23)と、バンド部3で構成される。
ベース部1は、突起部2を内側に形成したもので、本器具を身体に装着した際に前記突起部2が背中の所定位置に配置され、前記突起部2が背中に密着するように、適度な保形性と柔軟性を備えているものである。そして身体の腰部の括れに対応して側縁を湾曲縁としてなるものである。
突起部2は、前記ベース部1の身体当接面側に、左右及び上中下の6個所(左右対称)に設けたもので、ある程度の広さの略矩形面で身体を加圧できるようにしたもので、下方突起部21は、着用者の臀部上方を加圧する位置で、横幅100mm×縦幅55mm程度で、左右内側端縁間の間隔が140〜100mmで、装着時に水平になり、且つ臀部の傾斜面に対応するように傾斜して設けているもので、特に上中突起部22,23より側方に突出して設けてなるものである。
上方突起部22は、器具装着時における着用者の略腰椎上方を挟んだ左右対称位置に設けたもので、左右上端で120mm程度離して、横幅75mm×縦幅60m程度で、下方突起部21と逆に傾斜させて設けたものである。
中間突起部23は、前記下上突起部21,22の上下中間の左右に設けたもので、左右で90mm程度離して、横幅70mm×縦幅55m程度で、下方突起部21との間は、内側間隔50mm外側間隔30mm程度の台形状の非突起面11を備えるもので、上方突起部22との間は、内側間隔60mm外側間隔20mm程度の台形状の非突起面12を備えるものである。
また厚さは、ベース部で5mm厚で、突起部21,22,23は、ベース部1の身体当接側面より15〜17mm程度厚さ方向で突出したもので、そのクッション性は、着用者の身体状態に対応して適宜に定めるものである。
バンド部3は、上中下の左右3本のゴム帯31と、左右のファスナー帯32で形成されるもので、ゴム帯体31は、適宜な伸縮性を備えたもので、各突起部21,22,23に対応してベース部1の側端縁に一端を連結し、他端は集束するようにファスナー帯32に連結してなるものである。
ファスナー帯32は、面ファスナーを備えてなり、器具を身体に巻きつけるように装着する際の着脱を担うものである。
而して前記器具は、身体の腰部に巻きつけて装着し、装着状態で各種の運動を行うもので下方突起部は、主に腰腸助筋、胸最長筋、回旋筋、内腹斜筋、外腹斜筋等の一部分を加圧することになり、中間突起部は、主に胸最長筋、腰腸助筋、腰方形筋、大腰筋、多裂筋等の一部分を加圧し、上方突起部は、主に大、中、小臀筋、大腿膜張筋等の一部分を加圧する。この加圧によって、所定の筋肉は、加圧刺激をうけ、而も前記の加圧の程度は、身体の運動の種類によって異なり、種々の運動に対して機能するものである。
具体的に本器具を装着して種々の運動を行い、非装着時状態と比較してみた結果は、図5〜11に示すとおりである。
例えば直立状態から上体を前方に倒伏する運動(前屈)、後方へ浴びせ傾斜(背屈)、側方への倒伏(側屈)、上半身の撚転(片屈曲)の各運動を、器具装着前と装着後を対比すると図5に示すとおりの結果であり、相応の身体運動能力の改善が認められた。
更に背筋力においては、図6に示す通りであり、腹筋力については図7に示すとおりであり、更に重量を印加しての片足上げ力、腕の持ち上げ力は図8,9に示すとおり、相応の筋力の改善が認められた。
また筋力の改善ばかりでなく、実際のスポーツを行った際にも、例えば図10に示すとおり、ゴルフスイングのスイング能力や、図11に示すとおり投擲能力の改善が認められるものである。
以上のことは、本器具の使用は、立位、座位に於いて突起部による加圧刺激から腰腸助筋、胸最長筋、腰方筋、多裂筋、大腰筋、腰方形筋、大中小臀筋等を弛緩させる作用を奏し、反対に、内腹斜筋、外腹斜筋、頸最長筋、胸最長筋、頭半疎筋、頸半疎筋、胸半疎筋、腹直筋、大腿筋、縫工筋、内転筋、外閉鎖筋等及び呼吸に関わる筋群を緊張活発化する作用を持つと認められる。
又、肩筋群、足筋群においても同様の緊張活発化が認められる。これは日常の姿勢の維持に必要な体幹筋群、股間筋群における主動筋群に適度な弛緩(通常より弱い緊張)を付加しているが、近接拮抗筋肉、関節をまたぐ筋肉が収縮することによるものと推測される。
従って普段、負担の大きい筋肉は負担が軽減され、拮抗筋あるいは、筋緊張が出来ずにいる筋群が活発化することによって、身体全体の関節可動域を飛躍的に増大させ、運動能力を向上させ、姿勢の矯正、腰痛、背痛等の愁訴も緩和されることとなる。
1 ベース部
2 突起部
21 下方突起部
22 上方突起部
23 中間突起部
3 バンド部
31 ゴム帯
32 ファスナー帯
2 突起部
21 下方突起部
22 上方突起部
23 中間突起部
3 バンド部
31 ゴム帯
32 ファスナー帯
Claims (3)
- 所定の保形性及び柔軟性を備えたベース部に、着用者の臀部上方左右位置に設けた下方突起部と、腰椎上方の左右位置に設けた上方突起部と、前記上下突起部の上下中間位置に設けた中間突起部を備え、前記ベース部に身体へ着用するためのバンド部を設けたものであって、前記各突起部の間隔が100〜180mmで、各々の突起部が、突出厚5〜30mm、左右幅50〜100mm、上下幅30〜60mmの面状で所望のクッション性を有するように形成され、バンド部が、各突起部に対応してベース部と連結したゴム帯と、上中下のゴム帯を束ねて連結し、且つ身体装着時の連結部となるファスナー帯とで形成されてなることを特徴とする運動用サポーター。
- 上下突起部は、ゴム帯体の束ね方向に傾斜した略矩形に形成してなる請求項1記載の運動用サポーター。
- 下方突起部が、上中突起部より側方に突出してなる請求項1又は2記載の運動用サポーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137914A JP2012000264A (ja) | 2010-06-17 | 2010-06-17 | 運動用サポーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010137914A JP2012000264A (ja) | 2010-06-17 | 2010-06-17 | 運動用サポーター |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2013003179U Continuation JP3185428U (ja) | 2013-06-05 | 2013-06-05 | 運動用サポーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2012000264A true JP2012000264A (ja) | 2012-01-05 |
Family
ID=45532950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2010137914A Pending JP2012000264A (ja) | 2010-06-17 | 2010-06-17 | 運動用サポーター |
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JP (1) | JP2012000264A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113426093A (zh) * | 2021-06-15 | 2021-09-24 | 吉林体育学院 | 一种可调式的自动计分散打护具及方法 |
CN113499578A (zh) * | 2021-07-29 | 2021-10-15 | 四川军昊科技有限公司 | 基于强化学习功能的智能军事仿真训练平台 |
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- 2010-06-17 JP JP2010137914A patent/JP2012000264A/ja active Pending
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