JP2012000117A - 雄コネクター及びこれを備えた輸液ラインの接続装置 - Google Patents

雄コネクター及びこれを備えた輸液ラインの接続装置 Download PDF

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Abstract

【課題】雌コネクターに接続されていないときの液漏れを抑制でき、この液漏れを抑制する構造の耐久力の低下を抑制できる雄コネクター及びこの雄コネクターを備えた輸液ラインの接続装置を得る。
【解決手段】液体の流通が可能であって、軸方向所定位置には径方向外側に突出する肩部12が形成された可動鈍針10と、可動鈍針10と同軸に可動鈍針10の外側に形成された外筒体20と、可動鈍針10を軸方向に移動可能に保持する底部22の穴22aと、可動鈍針10の流路入口側を塞ぐように設置され、可動鈍針10が軸方向後端側に移動したときに押圧されて開口する弁50と、を備え、雌コネクター200に可動鈍針10を挿入すると可動鈍針10が軸方向後端側に移動して弁50を開口させ、可動鈍針10の流路入口側が開通した状態において肩部12が接続相手先に当接している。
【選択図】図5

Description

本発明は、薬液などの流体を患者へと導く輸液ラインの雄コネクター及びこれを備えた輸液ラインの接続装置に関する。
従来、医療現場では、薬液や血液等の液体を、チューブを介して患者に供給する輸液システムが用いられている。このような輸液システムでは、チューブの端部に設けられた雄コネクターと雌コネクターとを接続することにより両チューブを連通させる接続装置が使用されている。
そして、輸液システムで患者に対して供給されうる例えば抗がん剤や輸液剤などの液体は、細胞障害の誘発特性や、遺伝毒性、発がん性、胎児奇形性等を有することがあるため、医療従事者や患者に流体が付着するのを防ぐべく、液漏れを抑制できる輸液システムが望まれている。
雌コネクターとの接続状態を解除したときに開口部から輸液が漏れるのを防止することを目的とした雄コネクターとして、「先端側周壁に開口部を有する有底筒状の注入部」を備え、「前記開口部を塞ぐように前記注入部に外挿され前記基部側に向けて所定以上の押圧力を受けたときに該注入部の軸に沿って移動して前記開口部を開き、該押圧力を解除すると前記先端側へ戻って前記開口部を塞ぐ保護シャッター」を備えたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、雌ルアーに接続される雄ルアーを備えた雄コネクターとして、雄コネクターの入口部と出口部の間に「管状弾性体15」を設けたものが提案されている。この「管状弾性体15」は「隔膜22」を備えており、通常は「隔膜22」が雄コネクターの入口部と出口部との間を塞いでいるが、雄ルアーを雌ルアーに接続すると「隔膜22」に設けられた「切れ目23」が開いて入口部と出口部との間に流路が形成されるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2006−102254号公報(第3頁、図4) EP1747796A1(第4頁、FIG.2、FIG.3)
上記特許文献1では、弾性体で構成された保護シャッターが開口部を覆っているが、この保護シャッターは注入部を径方向に締め付ける自身の弾性力によって注入部に保持されているのみである。このため、意図しないときに保護シャッターが軸方向にずれて開口部を開くおそれがあった。そして、保護シャッターは、雄コネクターと雌コネクターとを着脱する際には径が拡大している注入部の軸に沿って移動するため、変形量が大きくへたりやすい。保護シャッターの弾性力にへたりが生じると、適切に開口部を覆うことができず、開口部から液漏れが生じるおそれがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、雌コネクターに接続されていないときの液漏れを抑制でき、この液漏れを抑制する構造の耐久力の低下を抑制できる雄コネクター及びこの雄コネクターを備えた輸液ラインの接続装置を提供するものである。
本発明に係る雄コネクターは、液体の流通が可能であって、軸方向所定位置には径方向外側に突出する肩部が形成された可動鈍針と、可動鈍針と同軸に可動鈍針の外側に形成された外筒体と、可動鈍針を軸方向に移動可能に保持する鈍針保持部と、可動鈍針の流路入口側を塞ぐように設置され、可動鈍針が軸方向後端側に移動したときに押圧されて開口する弁部と、を備え、接続相手先に可動鈍針を挿入すると可動鈍針が軸方向後端側に移動して弁部を開口させ、可動鈍針の流路入口側が開通した状態において肩部が接続相手先に当接しているものである。
本発明に係る雄コネクターは、可動鈍針が弁部を所定の開口状態に開口させた位置よりも軸方向後端側に移動するのを規制する移動規制部を、可動鈍針の外周部に備えたものである。
本発明に係る雄コネクターの外筒体の先端周縁部には接続相手先に設けられた突起部を係止する溝で画定された係止部が周方向に配置され、係止部には軸方向の力に対応する係止面と係止面から延設され周方向の力に対応する鉤面とが形成されており、接続相手先に設けられた突起部を係止部に係合させることにより、接続相手先との接続状態が固定されるものである。
本発明に係る輸液ラインの接続装置は、上記雄コネクターと、雄コネクターの外筒体内部に挿入可能な接続筒部、及び接続筒部の内側に充填されたシール性を有し可動鈍針を挿入可能なスリットが形成されたセプタムを備えた雌コネクターと、を備え、雌コネクターのスリットに可動鈍針を挿入すると可動鈍針が軸方向後端側に移動して弁部を開口させ、可動鈍針の流路入口側が開通した状態において肩部がセプタムに当接しているものである。
本発明に係る雄コネクターは、内部に流路を有する可動鈍針が鈍針保持部により軸方向に移動可能に保持されている。また、可動鈍針の流路入口側を塞ぐように設置され、可動鈍針が軸方向後端側に移動したときに押圧されて開口する弁部を設けている。そして、接続相手先に可動鈍針を挿入すると可動鈍針が軸方向後端側に移動して弁部を開口させ、可動鈍針の流路入口側が開通した状態において肩部が接続相手先に当接している。このため、雄コネクターを接続相手先から取り外したときに雄コネクター側から液体が漏れるのを抑制することができる。また、弁部は、可動鈍針が軸方向後端側に移動したとき、すなわち雄コネクターを接続相手先に接続したときにのみ変形するので、弁部の変形量は少なく、液漏れ抑制の耐久力の低下を抑制できる。
本発明に係る雄コネクターは、可動鈍針が弁部を所定の開口状態に開口させた位置よりも軸方向後端側に移動するのを規制する移動規制部を、可動鈍針の外周部に備えた。このため、可動鈍針が過剰に軸方向後端側に移動して弁部を押し広げすぎるのを防ぐことができる。
本発明に係る雄コネクターの外筒体の先端周縁部には、接続相手先に設けられた突起部を係止する溝で画定された係止部が周方向に配置され、係止部には軸方向の力に対応する係止面とこの係止面から延設され周方向の力に対応する鉤面とが形成されている。そして、接続相手先に設けられた突起部を係止部に係合させることにより、接続相手先との接続状態が固定される。このため、接続状態にある雄コネクターと接続相手先との距離を一定にできるので、雄コネクターと接続相手先との間で流体を安定的に流通させることができる。
本発明に係る輸液ラインの接続装置は、上記雄コネクターを備えたので、上記雄コネクターと同様の効果を得ることができる。
実施の形態1に係る輸液ラインセットの構成を示す概略図である。 実施の形態1に係る雄コネクターの平面及び側面を示す図である。 実施の形態1に係る雄コネクターの断面模式図である。 実施の形態1に係る雌コネクターの正面、側面、背面、及び断面を示す図である。 実施の形態1に係る雄コネクターと雌コネクターとを接続した状態を示す断面模式図である。 実施の形態2に係る輸液ラインの接続装置を説明する図である。 実施の形態3に係る雄コネクターの断面模式図である。 実施の形態4に係る雄コネクターの断面模式図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る輸液ラインセットの構成例を示す図である。
輸液ラインセット1は、薬液等を供給するためのものであり、薬液等の流体が入った流体容器2と、チューブ3と、点滴筒4と、チューブ5と、ローラクランプ6と、雄コネクター100と、雌コネクター200と、チューブ7とを備えている。そして、雄コネクター100と雌コネクター200とにより、輸液ラインの接続装置300を構成している。
流体容器2は、薬液、栄養剤、抗がん剤、生理食塩水、血液などの各種医療用液体を貯留する容器である。
点滴筒4は、チューブ3を介して流体容器2から供給される薬液等を内部に一時的に溜めるとともに、チューブ5を介して薬液等を所定量ずつローラクランプ6側に送る。
ローラクランプ6は、チューブ5を介して供給される薬液等の流量を調節するためのものである。ローラクランプ6は、軟質のチューブ5を圧迫することにより流量調節が可能であり、チューブ5を最大限まで圧迫すると薬液等の流れを停止させることができる。
雄コネクター100はチューブ5の下流側先端に取り付けられ、雌コネクター200はチューブ7に取り付けられていて、雄コネクター100を雌コネクター200に接続することで、チューブ5とチューブ7とが接続される。
図2は、雄コネクター100を示す図であり、(a)は平面を、(b)は側面を示している。図3は、雄コネクター100の断面模式図であり、(a)は可動鈍針10が軸方向先端側に位置している状態を、(b)は可動鈍針10が軸方向後端側に位置している状態を、(c)は説明のため(b)の弁50を記載していない状態をそれぞれ示している。図2及び図3においては、説明上、図面右側を先端側、図面左側を後端側とする。
雄コネクター100は、液体の流通が可能な可動鈍針10と、可動鈍針10とほぼ同軸にして可動鈍針10の外側に形成された外筒体20と、チューブやカテーテル等に接続される円筒状の接続部40と、外筒体20と接続部40とを連結する連結部30とを備えている。また、可動鈍針10の後端側(流路入口側)を塞ぐようにして、弁50が設けられている。
可動鈍針10の先端には、接続相手先となる雌コネクター200に挿入される鈍針部11が設けられている。可動鈍針10の軸方向中程には、径方向外側に突出する肩部12が形成されている。肩部12の外径は、鈍針部11の外径よりも大きい。可動鈍針10の後端部には、径方向外側に広がる鍔部13が形成されている。鍔部13の後端面は、面取りされて断面において弧を描いており、この面を弁押圧面14と称する。
外筒体20は、可動鈍針10とほぼ同軸に可動鈍針10の外側に形成され、可動鈍針10を囲繞する外筒部21と、外筒部21の後端部から内向きに延びた底部22とを備えており、大まかには有底円筒状である。底部22のほぼ中心位置には可動鈍針10を挿入可能な穴22aが形成されている。穴22aの径は、可動鈍針10を軸方向に移動可能としつつも、可動鈍針10と穴22aとの間を液密に保つことのできる程度の大きさである。底部22の外側には軸方向後端側に向かって鈍針保持筒部29が形成されている。鈍針保持筒部29は、穴22aと同じ大きさの内腔を有している。可動鈍針10は、底部22に設けられた穴22aと鈍針保持筒部29とによって軸方向に移動可能に保持されている。すなわち、本実施の形態1では、底部22の穴22aと鈍針保持筒部29が、本発明の鈍針保持部に相当する。なお、鈍針保持筒部29を設けているのは、鈍針保持部の軸方向の長さを長くして可動鈍針10を保持する安定性を向上させるためである。鈍針保持筒部29の長さを長くすることで、可動鈍針10が径方向に揺動するのを抑制できる。また、鈍針保持筒部29の外径は、本実施の形態1では後端側に向かって階段状に外径が小さくなるよう構成されているが、これは、連結部30との接触面積を増やして外筒体20と連結部30との接着又は溶着の信頼性を向上させるためであり、この形状に限定するものではない。なお、鈍針保持筒部29を設けず底部22の穴22aで可動鈍針10を保持してもよい。
外筒体20の先端周縁部には、雌コネクター200を係止して連結するための溝部23で画定された係止部26が設けられている。本実施の形態では、溝部23及び係止部26は、外筒部21の周方向に対向する位置に2つ設けられている。溝部23は、外筒部21の軸方向先端側から後端側に向かう切欠部23aとこれに連続して周方向に向かう切欠部23bとを備えていて、雌コネクター200の突起72(後述する)を嵌合可能である。
外筒体20の係止部26は、溝部23の奥側に位置していて、軸方向の力に対応する係止面24と、この係止面24からフック状に延設され周方向の力に対応する鉤面25とにより形成されている。鉤面25の後述する突起72との係合面は直線状に形成するものとする。また、係止面24と鉤面25とが鋭角な角度を構成して形成されているのが好ましい。また、係止面24は、軸方向の引っ張り力に対応することができるように、軸方向とほぼ直交するように形成されているのが好ましい。また、溝部23において、係止面24と鉤面25の交点に斜めに対向する面は、弧状に凹んだ弧面27が形成されている。
連結部30は、外筒体20の後端側と接続部40の先端側とを接続するとともに、接続部40と協働して弁50を保持する。連結部30は、先端部31、中間部32、後端部33の順に階段状に外径が小さくなるよう構成されているが、大まかには筒形状である。先端部31の外径は接続部40の先端部43や外筒部21の外径とほぼ同じである。中間部32の外径は、接続部40の先端部43の内径とほぼ同じであり、中間部32の外壁は先端部43の内壁に接着剤等により密着されている。後端部33の外径は、中間部32の外径よりも小さく構成されている。したがって、後端部33の外壁と、接続部40の先端部43の内壁との間には、環状の空間(隙間)が形成される。この環状の空間は、弁50を保持する弁保持部である。
接続部40は、チューブ5のほかカテーテルやシリンジなどの管状体に接続可能であって、ほぼ円筒状に形成されている。本実施の形態1では、接続部40の後端部に位置する管連結部41をチューブ5に挿入することにより、チューブ5が雄コネクター100に接続されるようになっているが、チューブ5の接続態様はこれに限定するものではない。例えば、接続部40の内部に雌ルアーコネクターが形成されていてもよいし、また、接続部40の外周面に雄ネジを備えていてもよい。また、接続部40の内部には、流体が流通可能な流通路42が形成されている。接続部40の先端部43は、外筒部21とほぼ同じ外径の円筒状に構成されている。管連結部41と、管連結部41よりも外径の大きい先端部43とを接続するようにして、徐々に外径が広がる中間部44が形成されている。
弁50は、可動鈍針10の流路入口側、すなわち軸方向後端側を塞ぐようにして、連結部30と接続部40とにより保持されている。より詳しくは、連結部30の後端部33の外壁と、接続部40の先端部43の内壁との間に形成される環状の隙間に、弁50の外周に起立するように設けられたリブ52を挿入することにより、弁50が保持される。
弁50は、弾性及び伸縮性を備えた素材(例えば、板状のゴム)で構成されており、その中央に、伸縮することにより開口したり閉口したりする伸縮穴部51が形成されている。このように構成された弁50は、所定の押圧力が加わることにより伸びて伸縮穴部51を開口させ、その押圧力が解除されることにより収縮して伸縮穴部51を閉口させる。この伸縮穴部51が閉口しているときには、可動鈍針10の流路入口側が弁50により塞がれ、流通路42から可動鈍針10へ薬液が流れなくなる。
雄コネクター100の材質を限定するものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリカーボネート等の樹脂を用いることができる(弁50を除く)。また、連結部30と接続部40を、寸法精度の高い成形品を得ることのできる樹脂(例えばポリカーボネート)により構成し、可動鈍針10を移動可能に保持する外筒体20を、摺動性が高い樹脂(例えばポリアセタール)により構成してもよく、このようにすることで樹脂の特性を活かした雄コネクター100を得ることができる。また、透明性の高いポリカーボネートにより外筒体20、連結部30、及び接続部40を構成することで、内部を流れる薬液等の視認性を向上させることができる。また、可動鈍針10については、耐薬剤性に優れるポリプロピレンで構成するのが好ましい。
また、外筒体20と連結部30とを一体に構成してもよい。このようにしても可動鈍針10を軸方向に移動可能に保持する機能、及び接続部40との間で弁50を保持する機能を発揮することができる。
このように構成された雄コネクター100は、可動鈍針10を軸方向先端側に位置している状態では、図3(a)に示すように、鍔部13が外筒体20の鈍針保持筒部29の後端に当接して、可動鈍針10の軸方向先端側への移動を停止させる。
図4は、実施の形態1に係る雌コネクター200を示す図であり、(a)は正面を、(b)は側面を、(c)は背面を、(d)は(b)の断面を示している。雌コネクター200は、ほぼ円筒状に形成されたハウジング71と、セプタム81とを備えている。なお、説明上、図4(b)における図面右側を軸方向先端側、図面左側を軸方向後端側とする。
ハウジング71は合成樹脂等(例えばポリカーボネート)で構成されていてほぼ円筒状であり、軸方向先端側及び後端側に開口部を設けている。ハウジング71の先端側内部には、ハウジング71とほぼ同軸に接続管73が設けられていて、ハウジング71と接続管73とにより二重筒部を構成している。この接続管73は、チューブ7の内腔に挿入されて雌コネクター200とチューブ7とを連通させる。ハウジング71の先端側内周面には、雌ねじ75が設けられており、この雌ねじ75によってチューブ7の接続部(図示せず)に螺合接続できるようになっている。ハウジング71の内部後端側には、セプタム81を収容可能な空間であるセプタム収容部74が設けられている。
ハウジング71の外周面には、雄コネクター100の溝部23に嵌合可能で、係止部26に係止可能な突起72が少なくとも2つ対向して設けられている。突起72の、雄コネクター100の鉤面25との係合面は、両者が直線状に係合できるように直線状に形成する。さらに、突起72は、雄コネクター100の係止面24と鉤面25の双方に接しつつそれらに嵌合する形状とするのが好ましい。なお、突起72の数を限定するものではないが、ハウジング71の径方向の対向する位置に一対以上設けるのが好ましい。このようにすることで、雄コネクター100との係合状態が偏るのを防ぐことができる。
セプタム81は、ゴムや熱可塑性エラストマーなどの弾性体で構成されていて、ハウジング71の後端側開口部の近傍にあるセプタム収容部74内に配置されている。セプタム81の中心部には、雄コネクター100の可動鈍針10の鈍針部11を挿入可能なスリット82が形成されている。セプタム81は、鈍針部11の挿入の容易性と、鈍針部11を引き抜いた後のシール性との両方を適切にする弾性力を有している。また、セプタム81の軸方向の厚さは、雄コネクター100の係止部26と雌コネクター200の突起72とを係合状態としたときに、スリット82が開いて可動鈍針10と接続管73内とで流体が流通可能となる程度の厚さである。
保持部材76は、図4(a)に示すように正面から見るとドーナツ状であり、ハウジング71の後端側開口部に外側から嵌めることで、ハウジング71の開口部の縁を覆うようにして取り付けられるようになっている。保持部材76は、ハウジング71の後端側開口部からセプタム81が脱落するのを防いでいる。保持部材76の中央には円形の穴が形成されており、この穴を介してセプタム81のスリット82に可動鈍針10を挿入できるようになっている。
このように構成された輸液ラインの接続装置300における、雄コネクター100と雌コネクター200の接続について説明する。図5は、雄コネクター100と雌コネクター200を接続した状態を示す断面模式図である。なお、図5においては、説明上、図面右側を軸方向先端側、図面左側を軸方向後端側とする。
雄コネクター100と雌コネクター200とを接続する際には、雄コネクター100の可動鈍針10の鈍針部11を、雌コネクター200のセプタム81のスリット82に挿入し、雄コネクター100を押圧する。そうすると、鈍針部11が挿入されることによりセプタム81のスリット82が開いていく。そして、スリット82と鈍針部11の外壁との摩擦により可動鈍針10が軸方向後端側に移動する。さらに、可動鈍針10の肩部12がセプタム81の表面に当接して雌コネクター200から押圧力を受け、この押圧力によっても可動鈍針10が軸方向後端側に移動する。ここで、ハウジング71は、雄コネクター100の外筒体の内側に挿入される。
このとき、雌コネクター200の突起72を雄コネクター100の溝部23に嵌合させながら、雌コネクター200又は雄コネクター100を周方向に回転させつつ互いが近づく方向に押圧する。このようにすると、雌コネクター200の突起72が溝部23内を進んで係止部26に係止され、突起72が溝部23内に位置規制される。突起72の直線面72aは係止面24と直線状に接し、直線面72bは鉤面25に直線状に接し、面取りされた外周部72cは弧面27に接する。係止面24により突起72の軸方向への移動が規制され、鉤面25により突起72の周方向への移動が規制されるので、雄コネクター100と雌コネクター200とが安定した状態で接続される。これにより、この直線状に接している部分の長さの範囲で雄コネクター100と雌コネクター200がずれても、これらの係合が外れることがなくなり、雄コネクター100と雌コネクター200との接続が安定する。また、係止部26の係止面24と鉤面25とが鋭角な角度を構成して形成されているので、突起72が係止面24と鉤面25の双方に密着状態に嵌合する。このため、突起72が係止部26から一層外れにくくなり、雄コネクター100と雌コネクター200との接続をさらに安定させることができる。
また、雌コネクター200に設けられたセプタム81は雄コネクター100の可動鈍針10の肩部12と当接し、セプタム81の弾性力により、突起72は係止面24に押圧・密着される方向に付勢されている。このため、係止部26と突起72との係合をより強固にすることができる。
このように雌コネクター200の突起72を雄コネクター100の係止部26に係止させると、図5に示すように、可動鈍針10が雄コネクター100の軸方向後端側に移動して可動鈍針10の後端部にある弁押圧面14が弁50を押圧し、弁50の伸縮穴部51が開口して可動鈍針10の流路入口側が開通状態となる。また、可動鈍針10がセプタム81を貫通した状態となる。これにより、雌コネクター200と雄コネクター100との間で流体が流通可能になる。また、可動鈍針10が弁50を押圧して伸縮穴部51を開口させた状態において、可動鈍針10の肩部12が雌コネクター200のセプタム81表面に当接するので、可動鈍針10の軸方向先端側への移動が規制されて雌コネクター200と雄コネクター100との接続状態が安定する。また、弁50を押圧する可動鈍針10の弁押圧面14は面取りされていてなだらかであるので、弁50を押圧したときに弁50を傷つけるのを抑制することができる。
また、雄コネクター100と雌コネクター200の接続を解除する際には、雄コネクター100と雌コネクター200とを互いに近づける方向に押圧しつつ、突起72を鉤面25から外すようにして雄コネクター100又は雌コネクター200を接続時とは逆方向に回転させる。上述したように係止部26と突起72とにより雄コネクター100と雌コネクター200は軸方向及び周方向に安定的に接続されているが、可動鈍針10は軸方向への移動が可能であるので、雄コネクター100と雌コネクター200とが近づく方向に押したときに、可動鈍針10の移動可能範囲が押圧方向のあそびとなり、押圧しやすい。このため、雄コネクター100と雌コネクター200の接続を解除する際に、雄コネクター100と雌コネクター200とが近づく方向に押すときの術者の負担を軽減でき、接続を解除しやすくすることができる。また、突起72の外周部72cと弧面27とは共に弧状に形成されているので、係止部26と突起72とを摺動させながら係合を解除でき、解除が容易である。
また、係止部26と突起72とにより雄コネクター100と雌コネクター200の接続状態を固定するので、接続状態において雄コネクター100と雌コネクター200との距離は一定に保たれる。このため、係止部26と突起72とを係合させることにより、可動鈍針10の雌コネクター200への挿入状態が過剰となったり不足したりということを抑制でき、雄コネクター100と雌コネクター200との間で流体を安定的に流通させることができる。
以上のように、本実施の形態1に係る雄コネクター100は、内部に流路を有し液体の流通が可能な可動鈍針10が、底部22の穴22aと鈍針保持筒部29により構成される鈍針保持部によって軸方向に移動可能に保持されている。そして、可動鈍針10の流路入口を塞ぐように設置され、可動鈍針10が軸方向後端側に移動したときの押圧により開口する弁50を設けている。そして、雌コネクター200に可動鈍針10を挿入すると可動鈍針10が軸方向後端側に移動して弁50を開口させ、可動鈍針10の流路入口側が開口した状態において肩部12が雌コネクター200に当接している。このため、雄コネクター100と雌コネクター200との間で薬液等の流体の流通が可能となる。また、肩部12が雌コネクター200に当接するので、可動鈍針10の軸方向先端側への移動が規制されて雌コネクター200と雄コネクター100との接続状態が安定する。そして、雄コネクター100を雌コネクター200から取り外したときには、可動鈍針10による弁50への押圧が解除され弁50が閉口して可動鈍針10へ流体が流れなくなる。このため、雄コネクター100が雌コネクター200から離脱した場合でも液体が漏れることがない。したがって、雄コネクター100と雌コネクター200とを接続あるいは離脱する作業時やプライミング時においても、薬液等が飛散して術者等に付着するのを抑制することができる。また、意図せず雄コネクター100が雌コネクター200から離脱した場合でも液体が漏れることがないので、液体漏れによるシーツ交換や床掃除等の手間もかからず、液体がこぼれて無駄になることもない。
また、弁50は、可動鈍針10が軸方向後端側に移動したとき、すなわち、雄コネクター100を雌コネクター200に接続したときにのみ変形し、連結部30と接続部40とにより安定的に保持されている。このため、弁50の変形量を最小限に抑えることができ、弁50の耐久力低下を抑制できる。
また、可動鈍針10を囲繞する外筒体20には、雌コネクター200に設けられた突起72を軸方向に係止可能な係止面24及び周方向に係止可能な鉤面25を有する係止部26が設けられていて、雌コネクター200に設けられた突起72を雄コネクター100の係止部26に係止させると、可動鈍針10が軸方向後端側に移動して弁50が開口する。このため、雄コネクター100と雌コネクター200が接続されているときには、突起72と係止部26とが係止状態であるため、術者が意図しないときに雌コネクター200から雄コネクター100が外れるのを抑制することができる。また、接続状態において雄コネクター100と雌コネクター200との距離を一定に保つことができるので、雄コネクター100と雌コネクター200との間で流体を安定的に流通させることができる。
なお、本実施の形態1では、雄コネクター100の接続相手先として雌コネクター200の例を示したが、雄コネクター100の接続相手先はこれに限定するものではなく、例えば、可動鈍針10を挿入可能なセプタムを備えた三方活栓等でもよい。
実施の形態2.
本実施の形態2では、雄コネクター100の可動鈍針10Aが、軸方向後端側へ過剰に移動するのを規制するための移動規制部を設ける例を説明する。本実施の形態2では実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一又は対応する構成については同一の符号を付す。
図6は、実施の形態2に係る輸液ラインの接続装置を説明する図であり、(a)は雄コネクター100Aの断面模式図を、(b)は雄コネクター100Aと雌コネクター200の接続状態の断面模式図である。図6に示すように、肩部12よりも軸方向後端側の所定位置において、可動鈍針10Aの外径が階段状に小さくなっている。逆にいうと、鈍針保持部(底部22の穴22a及び鈍針保持筒部29)の内径よりも、外径が階段状に大きくなっている。この階段状に外径が異なっている部分が、移動規制部60Aである。
移動規制部60Aは、可動鈍針10Aが軸方向後端側に移動して弁50が所定の開口状態となったときに、鈍針保持部の先端である穴22aの開口面(底部22)に当接して、可動鈍針10Aの軸方向後端側への移動を規制する。図6(b)に示すように、雄コネクター100Aと雌コネクター200とを接続すると、雄コネクター100Aの底部22と雌コネクター200のセプタム81の表面との間にできる空間に、可動鈍針10Aの肩部12から移動規制部60Aまでの部位が嵌合する。具体的には、底部22の内面から係止面24までの距離は、移動規制部60Aから肩部12までの距離とセプタム81の先端面から突起72の先端面(図6(b)において図面右側の面)までの距離を足した距離以下となるように構成している。このため、突起72を係止面24に係止させて雌コネクター200と雄コネクター100Aとを接続することで、肩部12がセプタム81の表面に確実に当接して可動鈍針10Aを押し込み、弁50を確実に開口させることができる。
その他の構成及び作用は、実施の形態1と同様である。
以上のように、本実施の形態2によれば、可動鈍針10Aが軸方向後端側に移動して弁50が所定の開口状態となったときに、鈍針保持部に当接して可動鈍針10Aの軸方向後端側への移動を規制する移動規制部60Aを、可動鈍針10Aの外周部に備えた。このため、実施の形態1で示した効果に加えて、可動鈍針10Aが過剰に軸方向後端側に移動して弁50を押し広げすぎるのを防ぐことができる。弁50を過剰に押し広げすぎることがないので、弁50の伸縮穴部51を破損したり、弁50のへたりを助長したりといったことも回避できる。
実施の形態3.
本実施の形態3では、雄コネクターの可動鈍針に設けた移動規制部の、他の構成例を説明する。図7は、実施の形態3に係る雄コネクター100Bの断面模式図である。なお、本実施の形態3では実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一又は対応する構成については同一の符号を付す。
可動鈍針10Bの肩部12よりも軸方向後端側の所定位置には、移動規制部60Bが設けられている。本実施の形態3では、移動規制部60Bは、可動鈍針10Bの周方向外側に向かって突出する突起である。この移動規制部60Bを構成する突起は、可動鈍針10Bの周方向における対向する位置に、少なくとも2つ(一対)設けられている。可動鈍針10Bが軸方向後端側に移動して弁50が所定の開口状態となったときに、鈍針保持部の先端である穴22aの開口面(底部22)に当接して、可動鈍針10Bの軸方向後端側への移動を規制する。
以上のように、本実施の形態3に係る移動規制部60Bを備えた雄コネクター100Bによっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、雄コネクターの可動鈍針に設けた移動規制部の、他の構成例を説明する。図8は、実施の形態4に係る雄コネクター100Cの断面模式図である。なお、本実施の形態4では実施の形態2との相違点を中心に説明し、実施の形態1、2と同一又は対応する構成については同一の符号を付す。
可動鈍針10Cの肩部12よりも軸方向後端側の所定位置には、移動規制部60Cが設けられている。本実施の形態4では、移動規制部60Cは、可動鈍針10Cの周方向外側に向かってフランジ状に張り出す鍔である。この移動規制部60Cを構成する鍔は、本実施の形態4では、可動鈍針10Cの外周を一周しているが、必ずしもこの長さに限定するものではない。可動鈍針10Cが軸方向後端側に移動して弁50が所定の開口状態となったときに、鈍針保持部の先端である穴22aの開口面(底部22)に当接して、可動鈍針10Cの軸方向後端側への移動を規制する。
以上のように、本実施の形態4に係る移動規制部60Cを備えた雄コネクター100Cによっても、実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
1 輸液ラインセット、2 流体容器、3 チューブ、4 点滴筒、5 チューブ、6 ローラクランプ、7 チューブ、10、10A、10B、10C 可動鈍針、11 鈍針部、12 肩部、13 鍔部、14 弁押圧面、20 外筒体、21 外筒部、22 底部、22a 穴、23 溝部、23a 切欠部、23b 切欠部、24 係止面、25 鉤面、26 係止部、27 弧面、29 鈍針保持筒部、30 連結部、31 先端部、32 中間部、33 後端部、40 接続部、41 管連結部、42 流通路、43 先端部、44 中間部、50 弁、51 伸縮穴部、52 リブ、60、60A、60B、60C 移動規制部、71 ハウジング、72 突起、72a 直線面、72b 直線面、72c 外周部、73 接続管、74 セプタム収容部、75 雌ねじ、76 保持部材、81 セプタム、82 スリット、100、100A、100B、100C 雄コネクター、200 雌コネクター、300 接続装置。

Claims (4)

  1. 液体の流通が可能であって、軸方向所定位置には径方向外側に突出する肩部が形成された可動鈍針と、
    前記可動鈍針と同軸に前記可動鈍針の外側に形成された外筒体と、
    前記可動鈍針を軸方向に移動可能に保持する鈍針保持部と、
    前記可動鈍針の流路入口側を塞ぐように設置され、前記可動鈍針が軸方向後端側に移動したときに押圧されて開口する弁部と、を備え、
    接続相手先に前記可動鈍針を挿入すると前記可動鈍針が軸方向後端側に移動して前記弁部を開口させ、前記可動鈍針の流路入口側が開通した状態において前記肩部が接続相手先に当接している
    ことを特徴とする雄コネクター。
  2. 前記可動鈍針が前記弁部を所定の開口状態に開口させた位置よりも軸方向後端側に移動するのを規制する移動規制部を、前記可動鈍針の外周部に備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の雄コネクター。
  3. 前記外筒体の先端周縁部には前記接続相手先に設けられた突起部を係止する溝で画定された係止部が周方向に配置され、前記係止部には軸方向の力に対応する係止面と前記係止面から延設され周方向の力に対応する鉤面とが形成されており、
    前記接続相手先に設けられた突起部を前記係止部に係合させることにより、前記接続相手先との接続状態が固定される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の雄コネクター。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の雄コネクターと、
    前記雄コネクターの前記外筒体内部に挿入可能な接続筒部、及び前記接続筒部の内側に充填されたシール性を有し前記可動鈍針を挿入可能なスリットが形成されたセプタムを備えた雌コネクターと、を備え、
    前記雌コネクターの前記スリットに前記可動鈍針を挿入すると前記可動鈍針が軸方向後端側に移動して前記弁部を開口させ、前記可動鈍針の流路入口側が開通した状態において前記肩部が前記セプタムに当接している
    ことを特徴とする輸液ラインの接続装置。
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