JP2011526377A - 波長分離ビームスプリッタ - Google Patents

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Abstract

広帯域の入射光ビームを分割するためのプリズムシステムが開示される。一実施の形態においては、広帯域のビームがプリズムシステムに進入し、平行四辺形のプリズムによって側方にずらされる。次いで、ビームは、第1のダイクロイックコーティングで処理された表面に出会う。この表面から反射された光が、プリズムの内壁に衝突し、プリズム内で全反射させられる。このビームが、元の広帯域の入射ビームと平行にプリズムから出る。ダイクロイック表面を通過するビームは、第2のダイクロイックコーティングで処理された表面に達し、ここで光の所定の波長帯が反射させられる一方で、残りの波長は通過する。第2のダイクロイック表面によって反射させられたビームは、全反射を経て、広帯域の入射ビームに平行に出射する。第2のダイクロイック表面を通過する光ビームは、元の広帯域の入射ビームと平行にプリズムを出る。

Description

(関連出願への言及)
本出願は、2008年6月27日付の米国特許仮出願第61/076,484号の優先権を主張し、この米国特許仮出願の内容の全体が、あらゆる目的のために、ここでの言及によって本明細書に援用される。
本発明は、波長帯分離プリズムの分野に関する。より具体的には、本発明は、広いスペクトルの光からなる入射ビームを、各々が入射ビームの方向に対して平行または直角のいずれかである2つ以上の出射ビームへと分離するプリズムシステムに関する。出射ビームの各々が、元の入射ビームの一部分である波長帯を含んでいる。
波長帯分離ビームスプリッタは、テレビおよびビデオカメラにおいて、可視の白色光を3つの別々のセンサへと案内される赤色、緑色、および青色の成分へと効率よく分離するために、長きにわたって使用されてきている。この手法は、処理能力および分解能の両方を最大にする。波長帯分離ビームスプリッタは、マルチパネルのプロジェクションシステムにおいても幅広く使用されているが、そのような用途においては、ビームスプリッタが、実際のところ、2つ以上のオブジェクトパネルからの狭帯域の光を結合させて、広帯域の光からなるただ1つのビームとするためのビーム結合器として使用されている。
広帯域の光ビームを複数の狭帯域の光ビームへと分割する概念的に単純な方法は、いわゆる「交差ダイクロイック波長帯分割プリズムキューブ(cross dichroic waveband splitting prism cube)」または「Xスプリッタ(X Splitter)」(「キューブ・カラー・スプリッタ(Cube Color Splitter)」と称されることもある)を使用することによって実現される。図1が、この形式のビームスプリッタ(色の結合に使用されることが最も多いが、単純に入射ビームおよび出射ビームの役割を逆にすることによって色分離プリズムとしても同様に機能できる)を示している。交差ダイクロイックビーム分割プリズムは、3つの異なる色の画像パネルからの光を結合させるために、LCDプロジェクタにおいて頻繁に使用される。このプリズムシステムは、入射ビームに対して45度の角度に傾けられたダイクロイック表面(または、ダイクロイックミラー)を有している。光が強く偏光しているLCDプロジェクタなどの用途に使用される場合、45度という比較的急な角度が適切である。しかしながら、入射光ビームが非偏光の光で構成されている用途においては、プリズムが、負の偏光効果に悩まされる。とくには、ビーム分割効率が、s偏光の光およびp偏光の光について変化する。この表面において干渉が生じ、装置の色純度が損なわれる可能性がある。
この45度の角度における干渉を克服するダイクロイックコーティングが存在することが、報告されている。しかしながら、これらのコーティングは、77層にも上る膜の塗布を必要とする。非偏光の光で構成されたビームを分割する好ましい手段は、約15度というはるかに浅い角度のダイクロイック表面を使用することであると考えられる。しかし、そのような角度では、交差ダイクロイックプリズムは、機能しないと考えられる。
大部分の3センサ式のカメラシステムにとって好ましいビームスプリッタが、図2に示されており、d Langらによって米国特許第3,202,039号において最初に開示されたものである。交差ダイクロイックビーム分割プリズムキューブの代案は、周知の全反射(TIR)ビーム分割プリズムである。TIRビームスプリッタの利点は、ダイクロイック表面が入射ビームに対してきわめて浅い角度に傾けられている点にある。米国特許第4,009,941号、第4,035,836号、第4,084,180号、第4,784,496号、第5,644,432号、および第6,144,498号の開示など、多数の改良が、長年にわたって特許文献において出現している。2チャネル、4チャネル、および5チャネルの変種が、この基本的なプリズム形式について知られている。
この方法の欠点は、3チャネルのTIRビームスプリッタの3つの出力ビームが、入射ビームの方向に対して平行に向けられていないため、システムを円筒形の保護スリーブへと挿入する必要がある潜望鏡などの用途における使用が、実現不可能になっている点にある。
したがって、出射ビームの各々が入射ビームの方向に対して平行または直角のいずれかであるコンパクトな波長帯分割プリズムシステムについて、ニーズが存在している。そのようなビーム分割プリズムは、複数の波長帯を必要とするカメラ、プロジェクタ、および光学システムにおいて幅広い範囲の用途を有すると考えられる。
本発明の実施の態様によるプリズムシステムは、広帯域の入射光ビームを、元の入射ビームに対して平行または垂直に向けられる2つ以上の部分ビームへと分割する。特定のプリズム構成要素の特定の表面へと適用されるダイクロイックコーティングの使用、およびプリズム構成要素の独特な幾何学的形状によるダイクロイック表面における入射角度の最小化を通じて、優れた配置の柔軟性が達成される。
一実施の態様においては、広帯域の光ビームが、この入射ビームに平行に向けられる3つの光ビームへと分割される。広帯域の光ビームを3つの別々のビームへと分割することができる例は、2オクターブ(450〜1800nm)の入力ビームが3つの画像化チャネルへと効率的に分割される3チャネルの潜望鏡システムである。これら3つのチャネルは、それぞれ450〜650nm、650〜900nm、および900〜1800nmという個々の波長帯を有することができる。
広帯域のビームがプリズムシステムに進入し、平行四辺形のプリズムの内部での反射によって、側方にずらされる。次いで、ビームは、光の特定の波長を反射させる一方で、他の波長を通過させる第1のダイクロイックコーティングで処理された表面に出会う。この表面から反射された光が、プリズム内で全反射を被るような角度で、プリズムの内壁に衝突する。プリズムの形状ゆえに、ビームは、元の広帯域の入射ビームに平行な向きでプリズムを出る。
ダイクロイック表面を通過したビームは、第2のダイクロイックコーティングで処理された表面に達し、ここで再び、光の所定の波長帯が反射させられる一方で、残りの波長は通過する。最初に分離された光ビームと同様に、第2のダイクロイック表面によって反射させられたビームは、該当のプリズム内での全反射を経て、広帯域の入射ビームに平行な向きで出射する。第2のダイクロイック表面を通過した光ビームは、元の広帯域の入射ビームに対して平行な向きでプリズムを出る。
この実施の態様は、そのコンパクトな配置ゆえに、とくに興味深いものとなっている。出力ビームの向きが広帯域の入射ビームに対して平行であることで、プリズムシステムの全体が、入射ビームに直交する2つの枢動面(旋回面:pivot surface)を使用することができる。プリズム構成要素を枢動面に対して回転させることによって、本発明を、潜望鏡の筒などのコンパクトな円筒形のスリーブへと挿入することができるコンパクトな三次元配置へと畳むことができる。
他の実施の態様は、出力ビームを広帯域の入射ビームに対して垂直な向きにすることができる3チャネルのビーム分割プリズムシステムを含む。同様の枢動面を、この実施の態様においても存在させることができる。
本発明の他の典型的な実施の態様においては、広帯域の入射ビームが、より狭い2つのビームへと分割される。この2チャネルの発明は、波長帯の分離にただ1つのダイクロイック表面しか必要としない。本発明の実施の態様は、入射ビームに対して平行または垂直のいずれかに向けられた出力ビームを含むことができる。
本発明の実施の態様は、2つ以上のセンサを備えているマルチスペクトルのカメラシステムなど、複数の波長帯を必要とするカメラ、プロジェクタ、および任意の他の光学機器における使用に適している。本発明の実施の態様は、物理的なパッケージングおよびダイクロイックミラーの性能に課される要求がきわめて厳しい光学システムにおいて使用するためにとくに適している。
交差ダイクロイック波長帯分割プリズムシステムの実施の形態を示している。 Phillips式の波長帯分割プリズムシステムの実施の形態を示している。 本発明の第1の実施の形態の側面図を示している。 本発明の第1の実施の形態の上面図を示している。 本発明の第1の実施の形態の斜視図を示している。 本発明の第2の実施の形態の側面図を示している。 本発明の第3の実施の形態の側面図を示している。 本発明の第4の実施の形態の側面図を示している。 本発明の第5の実施の形態の側面図を示している。 本発明の第1の実施の形態の断面図を示している。 本発明の第1の実施の形態の断面図を示している。
本明細書の一部を構成する添付の図面を参照すると、本発明を実施することができる具体的な実施の形態が、例として示されている。本発明の好ましい実施の形態の技術的範囲から離れることなく、他の実施の形態を利用することも可能であり、構造的な変更を行うことも可能であることを、理解すべきである。
図面を詳しく参照すると、図1が、交差ダイクロイック波長帯分割プリズムシステムを示している。このシステムは、キューブの形態を生み出すように一体に接合された4つの部分プリズムを備えている。交差ダイクロイックプリズムシステムは、入射する広帯域の光ビームを3つの出射部分ビームへと分割する。典型的には、白色光のビーム1が、前面を通って交差ダイクロイックプリズムシステムに進入し、赤色、緑色、および青色の色を有するビームの光が、それぞれの側面から出る。4つのプリズム部品の間の界面10および11が、この実施の形態のビーム分割特性をもたらすように機能する。特定の帯域の光を実質的に通過させる一方で、他の帯域の光を実質的に反射させるダイクロイックフィルムが、プリズムの界面に適用されている。面17から出る光2は、界面10で選択的に反射させられるs偏光の光で実質的に構成されている。同様に、反対側の面19から出る光4は、界面11で選択的に反射させられるs偏光の光で実質的に構成されている。交差ダイクロイックプリズムシステムにおいては、入射ビーム1の反対側の面18から出る光3は、界面10および11の両方を通過したp偏光の光で実質的に構成されている。
図2が、Phillips式の波長帯分割プリズムシステムを示している。Phillipsプリズムは、4つのプリズムブロック20〜23を使用して、光を3つの成分へと分割する。これらの成分は、典型的には、赤色、緑色、および青色である。プリズム21および22の間にすき間が存在している。白色光1を赤色、緑色、および青色へと分割するように設計されたPhillipsプリズムの場合には、青色反射ダイクロイックフィルムが、表面13へと適用され、赤色反射ダイクロイックフィルムが、表面12へと適用される。赤色、緑色、および青色の光で構成された白色光1が、面16に進入する。界面13との相互作用によって、実質的に青色を有しているs偏光の光7が、表面において反射させられ、面24から出る。青色および緑色で実質的に構成されたp偏光の光が、空隙15を通過し、表面14を通ってプリズム22に進入する。この光が界面12と相互作用するときに、実質的に赤色を有しているs偏光した光5が、表面12において反射させられ、面25から出る。実質的に緑色のp偏光した光6が、界面12を通過して面26から出る。
本発明の第1の実施の形態が、図3、図4および図5に示されている。図面を詳しく参照すると、図3が、第1の実施の形態の側面図を示している。このプリズムシステムは、広帯域の入射ビーム101を、3つの狭帯域の出力ビーム102〜104へと分割する。広帯域の入射ビーム101が、平行四辺形の形状を有しているプリズム部分30に進入する。プリズム部分30の目的は、入力ビーム101および出力ビーム102〜104の回転対称を保証するために、入力ビーム101を側方へとずらすことにある。次にビームは、プリズム部分31に進入し、次いで入射ビームに対して約30度の角度に傾けられた狭い平行な空隙46へと入る。次いでビームは、プリズム部分32へと通過し、プリズム部分32において、s偏光部分102が、入射ビームに対して約15度というかなり浅い角度に傾けられたダイクロイックミラー48から反射させられる。次いで、ビーム102は、表面42および43において全反射を受け、その後に光路均等化ブロック33を通過して、表面27を通ってプリズムシステムから出る。ビーム101の残りの部分は、ダイクロイックミラー48をプリズム部分34および35へと通過し、次いで入射ビームに対して約30度に傾けられた狭い平行な空隙47を、プリズム部分36へと通過する。入射ビームに対して約15度の角度に傾けられたダイクロイックミラー49において、ビーム101の残りの部分が、ミラー49において反射させられるs偏光のビーム104と、ミラー49を真っ直ぐに通過するp偏光のビーム103とに分割される。ミラー49における反射の後で、ビーム104は、表面44および45における全反射を経て、表面28を通ってプリズムシステムから出る。残りのビーム103は、随意による光路均等化ブロック38を通過し、表面29を通ってプリズムシステムから出る。全反射面43および45は、入射ビームに対して約45度に傾けられており、すなわち、ビームは、これらの表面からの反射の後で約90度だけ方向を変化させる。
表面50および51は、入射ビームに対して直角な枢動面である。これらの表面の両側のプリズム部分30−31および34−35を、入射ビームおよび出射ビームの所望の配置を実現するために、入射ビームに平行な軸にて回転させることができる。図3は、二次元へと「平坦化」されたシステムを示しており、ビーム102〜104のすべてが互いに平行かつ同じ平面内に位置する旨を示している。いくつかの用途においては、この同一面内配置を使用することが望ましいかもしれない。しかしながら、一般には、50または51においてプリズムの少なくとも一部分を回転させ、出力ビームを図4に示した配置など、別の三次元の配置にすることが有用である。
各々のプリズム要素によって分離される波長帯は、使用されるダイクロイックコーティングの光の反射および透過特性によって決定される。プリズム要素を、光の特定の帯域を分離するように選択される適切なダイクロイックコーティングを使用して構成することができる。第1のダイクロイックミラーのダイクロイックコーティングが、どの波長帯が反射させられて第1の分割ビームを構成するのかを決定し、どの波長帯が透過ビームに残るのかを決定する。透過ビームは、一般に、ダイクロイックミラーによって反射させられることがなかった波長帯だけを含んでいる。ビームが3つ以上の波長帯へと分割される場合には、適切に選択された第2のダイクロイックミラーが、透過ビームに残る波長帯を分割する。さらなるダイクロイックミラーを、残りの波長帯をシステムを通過するときにさらに分割するために使用することができる。したがって、追加のダイクロイックミラーの各々へと伝えられる波長帯は、先行するダイクロイックミラーによって決定される。
図4が、プリズムシステムの上面図を示しており、入力ビームおよび出力ビームの対称性401を示している。これは、出力ビームを充分に離す一方で、システム全体を小さい円筒形の包絡線400に収めることを可能にする。
図5は、入力および出力ビームが図4のように向けられている第1の実施の形態の斜視図を示している。
図6に示されている実施の形態は、一番上の平行四辺形部分が取り除かれている点を除き、第1の実施の形態と同様である。この構成は、入力および出力ビームが必ずしも完璧に回転対称である必要がない場合に有用であり、プリズムが簡素化され、プリズムの全長が短縮される。
図7に示されている実施の形態は、システムからビーム61および63を両方のビーム60および62に対して垂直な方向に出すことができるよう、プリズム部分71および74が変更されている点を除き、最初の2つの実施の形態と同様である。このプリズムシステムも、広帯域の入射ビーム60を、3つの狭帯域の出力ビーム61〜63へと分割する。広帯域の入射ビーム60が、プリズム部分70に進入し、次いで入射ビームに対して約30度の角度に傾けられた狭い平行な空隙76へと通過する。次いでビームは、プリズム部分71へと通過し、プリズム部分71において、s偏光部分61が、入射ビームに対して約15度というかなり浅い角度に傾けられたダイクロイックミラー78から反射させられる。次いで、ビーム61は、65において全反射を受けた後に、表面80を通ってプリズムから出る。ビーム60の残りの部分は、ダイクロイックミラー78をプリズム部分72および73へと通過し、次いで入射ビームに対して約30度に傾けられた狭い平行な空隙77を、プリズム部分74へと通過する。入射ビームに対して約15度に傾けられたダイクロイックミラー79において、元の入射ビーム60の残りの部分が、ミラー79において反射させられるs偏光のビーム63と、ミラー79を真っ直ぐに通過するp偏光のビーム62とに分割される。ミラー79における反射の後で、ビーム63は、66における全反射を経た後で、元の入射ビーム60およびビーム62の両者に対して直角な方向に表面83を通ってプリズムシステムから出る。残りのビーム62は、随意による光学ブロック75へと通過し、次いで表面81を通ってプリズムシステムから出る。この変更は、システムの全長を短縮し、したがって随意による光路長均等化ブロック75がより短くなる。
表面64は、入射ビームに対して直角な枢動面である。この表面の両側のプリズム部分72および73を、入射ビームおよび出射ビームの所望の配置を実現するために、入射ビームに平行な軸にて回転させることができる。図7は、二次元へと「平坦化」されたシステムを示しており、ビーム61および63が同じ平面内に位置する旨を示している。いくつかの用途においては、この同一面内配置を使用することが望ましいかもしれない。しかしながら、出力ビームを別の三次元の配置にするためにプリズムを回転させることが、おそらくは有用であろう。
図8に示されている実施の形態は、3チャネルのシステムではなくて2チャネルのシステムをもたらすために、或るプリズム部分の全体が取り除かれている点を除き、第2の実施の形態と同様である。ビーム92が、元の入射ビーム90と同一直線上にあり、ビーム91がビーム92に平行である。このプリズムシステムは、広帯域の入射ビーム90を、2つの狭帯域の出力ビーム91および92へと分割する。広帯域の入射ビーム90が、プリズム部分83に進入し、次いで入射ビームに対して約30度の角度に傾けられた狭い平行な空隙89へと通過する。次いでビームは、プリズム部分84へと通過し、プリズム部分84において、s偏光部分91が、入射ビームに対して約15度というかなり浅い角度に傾けられたダイクロイックミラー93から反射させられる。次いで、ビーム91は、87および88において全反射を受けた後で、表面94を通ってプリズムから出る。ビーム90の残りの部分は、p偏光の光92としてダイクロイックミラー93をプリズム部分85および86へと通過し、その後に表面95を通ってプリズムシステムから出る。
図9に示されている実施の形態は、同一直線上にあるビーム110および112に対して直角な方向にビーム111をシステムから出すことができるよう、プリズム部分97が偏光されている点を除き、第4の実施の形態と同様である。
このプリズムシステムは、広帯域の入射ビーム110を、2つの狭帯域の出力ビーム111および112へと分割する。広帯域の入射ビーム110が、プリズム部分96に進入し、次いで入射ビームに対して約30度の角度に傾けられた狭い平行な空隙108を通過する。次いでビームは、プリズム部分97へと通過し、プリズム部分97において、s偏光部分111が、入射ビームに対して約15度というかなり浅い角度に傾けられたダイクロイックミラー107から反射させられる。次いで、ビーム111は、109において全反射を受けた後で、105においてプリズムの表面から出る。ビーム110の残りの部分は、p偏光の光としてダイクロイックミラー107をプリズム部分98および99へと通過し、その後に表面106を通って要素99から出る。
図10が、ビーム102を生じさせるプリズムの上部における光路をさらに詳しく示している。角度150、151、および152は、それぞれ約30度、15度、および45度である。これらの角度が、ダイクロイック表面の良好な性能、優れた全反射率、ならびに平行な入力および出力の経路を保証する。
図11が、最初の空隙をさらに詳しく示している。角度180および183は、それぞれ約30度および60度である。角度181は、スネル(Snell)の法則によって与えられる。
sin(角度181)=arcsin((n31/n46)sin(角度180)
ここで、n31およびn46は、それぞれ要素31および要素46の屈折率である。理想的には、角度180は、偏光効果を回避するために、可能な限り角度181に近い。n31およびn32(要素32の屈折率)が充分に大きい(例えば、1.75以上である)場合、空隙46を低屈折率の流体またはセメントで満たしても、依然として戻りの反射において全反射を達成することが可能である。全反射が生じるように保証するためのn46についての境界条件は、以下のとおりである。
n46=(n32)sin(角度183)
例えば、要素32が、1.773という屈折率を有するOhara社のS−JAH66という光学ガラスで製作され、角度183が、60度である場合、n46は、1.535よりも小さくなければならない。空隙46を満たすための材料の良好な選択肢は、約1.43という屈折率を有するDow Corning社のSylgard 184である。また、Sylgardは、硬化しても柔軟なままであり、したがって、プリズム構造内の熱膨張に関する問題が防止される。空隙を埋める利点として、1)プリズムの構造がより堅固になること、2)空隙の透過が改善されること、および3)空隙を通過するときの偏光の影響が軽減されること、が挙げられる。
本発明の種々の実施の形態を上述したが、それらがあくまでも例として提示されているにすぎず、本発明を限定するものではないことを、理解すべきである。本発明は、例示した典型的な構造または構成に限られず、さまざまな代案の構造および構成を使用して本発明を実現することが可能である。さらに、本発明を種々の典型的な実施の形態および実施例に関して上述したが、個別の1つ以上の実施の形態において説明された種々の特徴および機能は、当該特徴および機能の説明が行われた特定の実施の形態にしか適用できないのではなく、単独または何らかの組み合わせにおいて、本発明の1つ以上の別の実施の形態にも(そのような実施の形態が本明細書に記載されていなくても、あるいはそのような特徴が本明細書に記載の実施の形態の一部として提示されていなくても)適用できることを、理解すべきである。したがって、本発明の幅および範囲は、上述した典型的な実施の形態のいずれにも制限されるものではない。
本明細書において使用された用語および表現ならびにそれらの変種は、とくにそのようでないと明示されない限りは、限定ではなくて、制限のないものとして解釈されなければならない。そのような例として、用語「・・・を含んでいる(including)」は、「・・・を含んでいるが、それ(それら)に限られない」などの意味に解釈されるべきであり、用語「例(example)」は、該当の事項のすべてを述べ尽くすリストまたは限定的なリストではなく、該当の事項の典型的な事例を提示するために使用されている。また、「従来からの(conventional)」、「伝統的な(traditional)」、「通常の(normal)」、「標準的な(standard)」、「公知の(known)」などの形容詞ならびに同様の意味の用語を、該当の事項を所与の期間または所与の時点において利用可能な事項に限定するものとして解釈してはならず、むしろ現時点において利用可能または公知であってよく、あるいは将来の任意の時点において利用可能または公知であってよい従来からの技術、伝統的な技術、通常の技術、または標準的な技術を包含するものと解釈すべきである。同様に、接続詞「および(and)」で結び付けられた事項のグループを、とくにそのようでないと明示されない限りは、それらの事項の各々がすべて集団に存在していなければならないと解釈してはならず、むしろ「および/または(and/or)」と解釈しなければならない。同様に、接続詞「または(or)」で結び付けられた事項のグループを、とくにそのようでないと明示されない限りは、そのグループの中での相互の排他性を必要とするものと解釈してはならず、むしろ「および/または(and/or)」と解釈しなければならない。さらに、本発明の事項、要素、または構成部品が、単数形で説明または請求されるかもしれないが、とくに単数への限定が明示的に述べられない限りは、複数形もその範囲に包含されると考えられる。いくつかの事例において、「1つ以上の(one or more)」、「少なくとも(at least)」、「・・・に限られない(but not limited to)」、などの広がりを持つ用語または表現あるいは他の同様の表現が存在したとしても、そのことを、そのような広がりを持つ表現が存在しない事例において、より狭い状況が意図され、あるいは必要とされているという意味に解釈してはならない。

Claims (54)

  1. 1つ以上のダイクロイックミラーと、
    広帯域の入射光ビームを前記1つ以上のダイクロイックミラーを通って案内し、前記広帯域のビームを2つ以上の部分波長帯ビームへと分割するように構成された複数の光学プリズムと、
    を備えている光学ビーム分割装置。
  2. 前記ダイクロイックミラーが、入射ビームとの小さな入射角を有している請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  3. 前記光学プリズムおよびダイクロイックミラーが、前記部分波長帯ビームを、前記入射ビームの向きに平行な向きを有する出射ビームとして形成するようにさらに構成されている請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  4. 前記光学プリズムおよびダイクロイックミラーが、前記部分波長帯ビームを、前記入射ビームの向きに直角な向きを有する出射ビームとして形成するようにさらに構成されている請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  5. 前記光学プリズムを、当該光学ビーム分割装置をコンパクトな三次元配置へと畳むために回転させることができる請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  6. 前記光学プリズムが、コンパクトな円筒形のスリーブへと挿入されるように構成されている請求項5に記載の光学ビーム分割装置。
  7. 前記ダイクロイックミラーが、約30度未満の入射ビームとの入射角を有している請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  8. 前記光学プリズムを、前記部分波長帯ビームを対称な配置へと向けるために回転させることができる請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  9. 第1のダイクロイック表面において反射させられた部分波長帯ビームが、光学プリズムの内部で全反射させられる請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  10. 一部分が第1のプリズムの第1の反射面によって形成されている第1の平行な空隙、をさらに備えている請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  11. 前記第1の平行な空隙が、低い屈折率を有する流体または光学セメントで満たされている請求項10に記載の光学ビーム分割装置。
  12. 前記第1の平行な空隙が、Dow Corning社のSylgard 184で満たされている請求項10に記載の光学ビーム分割装置。
  13. 一部分が第2のプリズムの第1の反射面によって形成されている第2の平行な空隙、をさらに備えている請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  14. 前記第2の平行な空隙が、低い屈折率を有する流体または光学セメントで満たされている請求項13に記載の光学ビーム分割装置。
  15. 前記第2の平行な空隙が、Dow Corning社のSylgard 184で満たされている請求項14に記載の光学ビーム分割装置。
  16. 前記広帯域の入射ビームを側方にずらすための平行四辺形のプリズム、をさらに備えている請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  17. 前記広帯域の入射ビームの第1の出射部分波長帯ビーム、第2の出射部分波長帯ビーム、および第3の出射部分波長帯ビームが、前記広帯域の入射ビームを中心とする正三角形のパターンでプリズムシステムから出る請求項16に記載の光学ビーム分割装置。
  18. 第1のプリズムと前記平行四辺形のプリズムとの間に位置し、前記広帯域の入射ビームに対して垂直である第1の枢動面、をさらに備えている請求項16に記載の光学ビーム分割装置。
  19. 前記平行四辺形のプリズムを、前記第1の枢動面上で前記第1のプリズムに対して回転させることができる請求項18に記載の光学ビーム分割装置。
  20. 第2のプリズムと第3のプリズムとの間に位置し、前記広帯域の入射ビームに対して垂直である第2の枢動面、をさらに備えている請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  21. 前記第2のプリズムを、前記第2の枢動面上で前記第3のプリズムに対して回転させることができる請求項20に記載の光学ビーム分割装置。
  22. 前記広帯域の入射ビームの第1の出射部分波長帯ビーム、第2の出射部分波長帯ビーム、および第3の出射部分波長帯ビームの各々が、前記入射ビームに含まれる波長帯の一部分を含んでいる請求項1に記載の光学ビーム分割装置。
  23. 前記広帯域の入射ビームが、白色の可視光であり、前記広帯域の入射ビームの前記第1の出射部分波長帯ビーム、前記第2の出射部分波長帯ビーム、および前記第3の出射部分波長帯ビームの各々が、赤色、緑色、および青色で構成されるグループから選択される請求項22に記載の光学ビーム分割装置。
  24. 前記広帯域の入射ビームの波長帯が、450〜1800nmであり、前記広帯域の入射ビームの前記第1の出射部分波長帯ビーム、前記第2の出射部分波長帯ビーム、および前記第3の出射部分波長帯ビームの波長帯が、450〜650nm、650〜900nm、および900〜1800nmで構成されるグループから選択される請求項22に記載の光学ビーム分割装置。
  25. 潜望鏡システムにおいて使用されるべく動作することができる請求項22に記載の光学ビーム分割装置。
  26. カメラにおいて使用されるべく動作することができる請求項22に記載の光学ビーム分割装置。
  27. 投射装置において使用されるべく動作することができる請求項22に記載の光学ビーム分割装置。
  28. 3つの光ビームをただ1つの光ビームへと結合させるべく動作することができる請求項22に記載の光学ビーム分割装置。
  29. 光ビームを分割するための方法であって、
    広帯域の入射光ビームを1つ以上のダイクロイックミラーおよび光学プリズムシステムを通って案内するステップと、
    前記ダイクロイックミラーおよび前記光学プリズムシステムを利用して前記ただ1つの広帯域の入射光ビームから部分波長帯ビームを分離するステップと、
    を含んでいる方法。
  30. 前記部分ビームを前記入射ビームに平行な向きを有するように案内するステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  31. 前記部分ビームを前記入射ビームに直角な向きを有するように案内するステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  32. 前記光学プリズムシステムを、コンパクトな三次元配置へと畳むステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  33. 前記光学プリズムの配置をコンパクトな円筒形のスリーブへと挿入するステップ、をさらに含んでいる請求項32に記載の方法。
  34. 前記光学プリズムシステムを、前記部分波長帯ビームを対称な配置へと向けるべく回転させるステップ、をさらに含んでいる請求項30に記載の方法。
  35. 部分波長帯ビームを第1のダイクロイック表面から反射させ、該部分波長帯ビームを前記光学プリズムの内部で全反射させるステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  36. 第1の平行な空隙を、部分的に第1のプリズムの第1の反射面によって形成するステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  37. 前記第1の平行な空隙を、低い屈折率を有する流体または光学セメントで満たすステップ、をさらに含んでいる請求項36に記載の方法。
  38. 前記第1の平行な空隙を、Dow Corning社のSylgard 184で満たすステップ、をさらに含んでいる請求項36に記載の方法。
  39. 第2の平行な空隙を、部分的に第2のプリズムの第2の反射面によって形成するステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  40. 前記第2の平行な空隙を、低い屈折率を有する流体または光学セメントで満たすステップ、をさらに含んでいる請求項39に記載の方法。
  41. 前記第2の平行な空隙を、Dow Corning社のSylgard 184で満たすステップ、をさらに含んでいる請求項39に記載の方法。
  42. 前記広帯域の入射ビームを、平行四辺形のプリズムを使用して側方にずらすステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  43. 前記広帯域の入射ビームの第1の出射部分波長帯ビーム、第2の出射部分波長帯ビーム、および第3の出射部分波長帯ビームを、前記広帯域の入射ビームを中心とする正三角形のパターンで前記プリズムシステムから出るように構成するステップ、をさらに含んでいる請求項42に記載の方法。
  44. 第1のプリズムと前記平行四辺形のプリズムとの間に位置し、前記広帯域の入射ビームに対して垂直である第1の枢動面を、枢動させるステップ、をさらに含んでいる請求項42に記載の方法。
  45. 前記平行四辺形のプリズムを、前記第1の枢動面において前記第1のプリズムに対して回転させるステップ、をさらに含んでいる請求項44に記載の方法。
  46. 第2のプリズムと第3のプリズムとの間に位置し、前記広帯域の入射ビームに対して垂直である第2の枢動面を、枢動させるステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  47. 前記第2のプリズムを、前記第2の枢動面において前記第3のプリズムに対して回転させるステップ、をさらに含んでいる請求項46に記載の方法。
  48. 広帯域の入射ビームを、該広帯域の入射ビームに含まれる第1の出射部分波長帯ビーム、第2の出射部分波長帯ビーム、および第3の出射部分波長帯ビームへと分割するステップ、をさらに含んでいる請求項29に記載の方法。
  49. 広帯域の入射ビームを、赤色、緑色、および青色で構成されるグループから選択される部分ビームへと分割するステップ、をさらに含んでいる請求項48に記載の方法。
  50. 広帯域の入射ビームを、450〜650nm、650〜900nm、および900〜1800nmで構成されるグループから選択される部分へと分割するステップ、をさらに含んでいる請求項48に記載の方法。
  51. 当該光学装置を、潜望鏡システムにおいて使用されるように構成するステップ、をさらに含んでいる請求項48に記載の方法。
  52. 当該光学装置を、カメラにおいて使用されるように構成するステップ、をさらに含んでいる請求項48に記載の方法。
  53. 当該光学装置を、投射装置において使用されるように構成するステップ、をさらに含んでいる請求項48に記載の方法。
  54. 当該光学装置を、3つの光ビームをただ1つの光ビームへと結合させるように構成するステップ、をさらに含んでいる請求項48に記載の方法。
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