JP2011524305A - 連結具 - Google Patents

連結具 Download PDF

Info

Publication number
JP2011524305A
JP2011524305A JP2011514010A JP2011514010A JP2011524305A JP 2011524305 A JP2011524305 A JP 2011524305A JP 2011514010 A JP2011514010 A JP 2011514010A JP 2011514010 A JP2011514010 A JP 2011514010A JP 2011524305 A JP2011524305 A JP 2011524305A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lifeboat
hollow
connector
locking
actuator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2011514010A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5444335B2 (ja
Inventor
ニールセン,ベント
Original Assignee
ナディロ エー/エス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ナディロ エー/エス filed Critical ナディロ エー/エス
Publication of JP2011524305A publication Critical patent/JP2011524305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5444335B2 publication Critical patent/JP5444335B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B23/00Equipment for handling lifeboats or the like
    • B63B23/40Use of lowering or hoisting gear
    • B63B23/58Use of lowering or hoisting gear with tackle engaging or release gear
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63BSHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; EQUIPMENT FOR SHIPPING 
    • B63B23/00Equipment for handling lifeboats or the like
    • B63B23/28Devices for projecting or releasing boats for free fall

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)

Abstract

ロック部分と、開放端部及び上方に面する孔15を有する中空部10を構成する受け部とを備える、つり綱26を救命ボート1に連結する連結具。ロック部分25、中空部10及び孔15は、ロック部分25が孔15を通過することを防止する形態を有する。連結具は、制御装置40によって制御されるアクチュエーター30、35、39をさらに備える。救命ボート1を回収するときにロック部分を容易に回収するために紐27を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、救命具の連結具に関する。
本発明は、船若しくは艤装等から海面に降ろされる救命ボート、又は進水時に船若しくは艤装等から海面へ自由に落下する自由落下タイプの救命ボートの進水システムにおいてその主な用途が見出される。
一態様によると、本発明は、つり綱又は構造体を救命ボートに連結する連結具に関する。
連結具は、
つり綱又は構造体に接合されるようになっている耐荷重ロック部分と、
救命ボートに取り付けられるか又は該救命ボートと一体化されるように準備される受け部とを特に備え、
前記受け部は、
開放端部を有すると共に前記ロック部分を受け入れるようになっている中空部と、
前記中空部の壁に設けられる孔であって、該孔を通して前記ロック部分を前記つり綱又は前記構造体と接続することを可能にしつつ、前記ロック部分が該孔を通過することを防止する孔と、
該連結具を離脱するために前記ロック部分を前記中空部から押し出す手段と、を備える。
本明細書を通して、船舶、ボート又は船という表現は、人、貨物又はそれらの組合せを運ぶのに好適な任意の種類の浮体構造体を指すことが意図されることが理解される。
さらに、本明細書を通して、つり綱という表現は、ドラムに巻き付けられるか又はドラムから巻き取られることができる任意の種類のワイヤ又はロープを指すことが意図されることが理解される。
悪天候の状況では、前進する可能性もあり得る静止構造体又は船舶から救命ボートを安全に進水させることは、わずかな人数の船員しか有していない専門技術を必要とする。進水の練習は、実際的な状況をシミュレートすることができることはほとんどなく、緊急事態においてのみ必要とされ得る技術の取得を容易にするために、荒れ模様の天候状況において、わずかな人数の熟達者が命の危険を冒して救命ボート等の準備をする。
必須の救命ボート訓練中の事故は、船乗りの安全を検討する上で目下の争点である。
救命ボートは、練習中、及び乗員が構造体又は船舶を離れることを余儀なくされる緊急事態において、乗員を乗せながら制御されて海へ降ろされ、又は、救出すべき乗員を乗せながら海へ離脱され、それによって、自由落下する。
たいていの救命ボート事故は、救命ボートのフックのオンロード離脱機能に関連するものである。オンロード離脱は、救命ボートをつり綱によって少なくとも部分的に吊り下げながら救命ボートをそのつり綱から離脱することを伴う。救命ボートをオンロード離脱することができることは、1986年6月1日以降に建造された全ての船舶に関してIMO規則に基づき必須である。この日付以前に建造された船舶には、一般的に、救命ボートが水によって完全に支持されない限りそのつり綱から離脱することができない「オフロード離脱フック」しかない。
事故の数、及び救命ボートの進水時に命を失うか又は負傷する人の数は数百におよぶが、総死亡者数又は負傷者数を開示している利用可能な公的な記録は存在しない。現在、船舶の所有者、船舶運行業者、P&Iクラブ、国際船級協会連合(class societies)及び種々の他の国際組織等が、事故の数を減らすことに関心を集めている。
今日、IMO要件を順守するために、救命ボートを吊り下げるフックは、オフロード離脱能力及びオンロード離脱能力を有することが必要とされている。
オンロード離脱フックによる事故は、保守不足、フックを操作する際の知識不足及び粗末な設計に起因して生じることが分かっており、さらに、保守不良及び人的過誤の影響に対する十分な方策を設計及び設定することは困難であると判明している。
別の事故原因は、救命ボートに2本以上のつり綱が設けられている場合に両方のつり綱を同時に離脱することを確実にすることが困難であることである。同時に離脱することは、ボートの対向する端部で作業している2人の乗員によってつり綱を局所的に離脱することを必要とし得る。経験から、たいていは、ボートの乗員が一方のフックのみを何とか離脱し、ボートは依然としてつり綱に接続されている他方のフックから吊り下げられているままであることが多いことが分かっている。次に来る波の谷においてボートがひっくり返されて搭乗者を水中へ投げ出し、深刻な結果となる可能性がある。救命ボート製造業者及び管海官庁がこの問題を認識し、同時に部分的に及び完全に囲まれた救命ボートを導入することによって、1つの制御位置から両方のつり綱を同時に離脱することができるより高度な救命ボート離脱システムを開発することにつながっているが、このシステムは、少なくとも1つのフックが救命ボートの上方に面する部分に強固に取り付けられている、従来のフックシステムに依然として基づくものである。
海面に降ろされるタイプの今日の救命ボートには典型的に、1つの船首フックと1つの船尾フックとが設けられている。これらのフックは、ボートが着水すると同時に両方のフックを離脱するようになっている離脱手段によって動作される。
典型的な実施の形態は2つの離脱フックから成り、ボートの各端部に1つのフックが配置されており、救命ボートの一端部に配置されているフックから救命ボートの対向端部に配置されているフックまで延びるチェーン又は棒体によって相互接続されている。2つのフック間に配置されているチェーン又は棒体には、便利な場所に配置されている操作把持部が備わっている。チェーン又は棒体は、チェーン又は同様のものを引っ張ると離脱フックがひっくり返ることによってつり綱から離れるように、フックに固定されている。場合によっては救命ボートの床に沿って配置されている棒体によって相互接続されている離脱フックは、自在連結具又は同様のものによって作用するレバーによって動作する。
様々なシステムは、操作者が特定の船又は艤装で救命ボートに設置されているフック離脱システムに精通していることを確実にするために、救命ボートを操作する乗員が特別な練習を経ることを必要とする。
規則は、フックシステムが、設備及び全乗員を含めたボートの全荷重を有するボートを離脱することができることを要求する。さらに、P&Iクラブ、国際船級協会連合及び種々の他の国際組織は、オンロード離脱することができない古いフックシステムを改良された設計の新たなフックと交換することを推奨している。
従来技術のフック設計の多くは、機構を動作させるフックの専用の構成によって持ちこたえなければならない、フックから吊り下げられているボートの重量によってフックが開放されるという効果が生じるため、故意に本質的に不安定である。
現在、種々の従来のフックシステムが利用可能であり、1つの一般的なシステムは、従来のダビット進水式救命ボートの安全な進水を可能にするように設計されている急速オンロード離脱フックである、SAFELAUNCH(商標)救命ボート離脱フックである。このフックは、種々の可動部品を組み込んでおり、定期的な保守を必要とする。
背景技術
特許文献1は、より簡単な設計のフックを教示しているが、示唆されているフックシステムは依然として、種々の幾分繊細な可動部品を包含する。この特許は、双つり綱救命ボートを支持及び離脱するシステムであって、救命ボートの船首及び船尾に配置されている対応する対の上昇リンクと離脱可能に係合する1対のフックを備えるシステムを開示している。これらのフックは、中心を通る荷重設計によって荷重下で確実なロックを提供し、荷重がフック回転の中心と一致していることによってフックが誤って開放されることが防止されると共に静水圧装置の必要性がなくなる。このシステムは、離脱ハンドル、離脱アーム、重り付きラック、及び第1の端部がラックに取り付けられており、第2の端部がフックに取り付けられている1対の柔軟ケーブルを組み込んでいる。離脱ハンドルは、回転軸において離脱アームに取り付けられている。離脱アームは、重り付きラックに取り付けられているホイール箱内に配置されているホイールを含む。このシステムは、上昇リンクがフックによって固定される係合構成をとることができ、操作者が離脱ハンドルを引っ張ると、離脱アームがボスを中心に回転し、それによって、重り付きラックが上昇して柔軟ケーブルが引っ張られ、上昇リンクが両方のフックから実質的に同時に離脱される。
代替的な簡単な離脱システムを作り出そうとする種々の試みがなされており、それらのいくつかを以下で簡単に説明する。
特許文献2は、ボートの滑車装置の係合及び離脱システムを開示している。このシステムは、その中に配置されている空間内にフックを受け入れるようになっている棒体を備える。摺動ピンが棒体内の穴と係合し、棒体内に配置されている空間を横切る橋体を提供する。このピンはフックを空間内に固定し、ボートは、振り子によって荷重を受けるレバーによってピンが空間から退避するとフックから離脱される。
特許文献3は、救命ボートを水上に吊り下げているつり綱から救命ボートを係脱させる係脱ギアを開示している。支持体が、救命ボートに取り付けられているリングと係合するばね式ボルトを含む、つり綱の動滑車に取り付けられている。救命ボートが着水すると、リングが横スロットに挿入されてボルトが自動的に引き抜かれることによって救命ボートを吊り下げ用のつり綱から離脱する。
特許文献4は、母船から伸び出すワイヤによって救命ボートを吊り下げるようになっている救命ボート吊り下げ装置を開示している。救命ボートは、ワイヤに連結されており、ワイヤに配置されている係止部を介してボートに設けられる中空部に連結されている。ワイヤによって吊り下げられる係止部は、開口を介して中空部に導入され、ボートは、受け取り側の中空部の形状を例えばレバー等によって変えることによって、ワイヤから切り離すことができる。
特許文献5は、艇から連結具を離脱させることができるフック装置を開示している。2つの実質的に対称な部分を備えるフックは、連結具を艇の連結台に連結し、フック部分内に設けられる空間内に連結具を保持する。連結具を切り離すと、フックが開放して連結具が退避することができ、それによってボートが離れる。
特許文献6は、ソケット部材及び救命ボートを吊り下げるつり綱に取り付けられている頭付きハンガーを備える救命ボート離脱システムを開示している。ハンガーは、救命ボートを固定するためにソケット部材によって受け入れられる。ソケットは、ボートが着水するとハンガーを押し出すために種々の可動部品によって回転するようになっている。吊り下げられている救命ボートによってシステムにかかる荷重は、ハンガーを介してソケット部材へ伝えられる。
米国特許第7360498号 英国特許第695072号 英国特許第191303305号 特開平10−17263号 特開2007−160955号 英国特許第191027179号
発明の簡単な説明
本発明は、救命具の連結具の性能及び信頼性を高めようとするものである。
今日まで、従来技術は、簡単であるが信頼性がありかつ安価な連結具システムを教示しておらず、このシステムは、該システムの重量及び/又は詳細を実質的に増大させることなく、安全かつ信頼性の高い方法で、連結具システムの機械的故障に起因する乗員への負傷及び設備への損傷のいかなるリスクも最小限に抑える信頼性及び耐久性のある連結具システムを提供する。
本発明によると、本明細書の導入部に記載のような改良された連結具が提供され、特に連結具の構成時に、中空部の壁が荷重を耐荷重ロック部分へ伝達する耐荷重部材を構成するように、相当に少ない可動部品を含むが依然として非常に効率的で信頼性が高い連結具が提供される。
連結具の簡単な設計によって保守が非常にわずかしか必要ではなく、錆等に起因する従来技術のフック設計の欠陥によって余儀なくされる構成要素のいかなるリスクも実質的になくなる。
一実施の形態によると、受け部は、中空部の開放端部付近に配置されている枢動可能な爪をさらに備えることができ、該爪は、前記ロック部分が前記中空部に入ることを可能にし、該ロック部分が該中空部内へ入ると該ロック部分が該中空部から出ることを防止するように構成される。
一実施の形態によると、前記ロック部分を前記中空部から押し出す手段は、前記中空部の前記開放端部に対向して配置されており、作動時に前記ロック部分に対して前記中空部の外向きの方向に力を加えるように構成されるアクチュエーターを特に構成する。
一実施の形態によると、前記アクチュエーターは、相互接続部によって、前記ロック部分が前記中空部から出ることができるように前記爪の位置を変える。
一実施の形態によると、前記爪は軸を中心に回転可能であり得る。
一実施の形態によると、前記爪は、前記アクチュエーターによって確立された直線移動を該アクチュエーターから該爪へ伝達するように構成される滑り部材を特に備える構成によって回転することができ、そのため、前記アクチュエーターの作動時に、前記爪は前記軸を中心に回転して、前記ロック部分が前記中空部から出ることができる位置になる。
一実施の形態によると、滑り部材は、第1のフランジが前記アクチュエーターに接続されており、第2のフランジが前記爪と当接している角度付き部分を構成する。
一実施の形態によると、前記ロック部分は、前記中空部内に受け入れられると、前記滑り部材の前記フランジ内に収容されることができる。
一実施の形態によると、前記連結具は第2のアクチュエーターを備える。
一実施の形態によると、前記アクチュエーターの少なくとも一方に戻しばね又は均等物を設けることができる。
一実施の形態によると、前記中空部は、前記孔と当接する内部領域に、角度(α)を画定する平坦部を有し、前記ロック部分が、前記受け部から該ロック部分への荷重の伝達時に前記中空部の前記開放端部から付勢されて離れることを確実にし、それによって、前記連結具の信頼性が大幅に高まる。
一実施の形態によると、前記ロック部分を前記中空部から押し出す手段は、軸を中心に枢動可能なアームを構成し、それによって、比較的小型で信頼性のある連結具が得られる。前記アーム及び/又はピボットは、前記中空部内に配置することができるか、又は同等な代替案として前記中空部の外側に配置することができ、前記ロック部分が特に前記中空部の穴を通じて作用する前記アームによって前記中空部から押し出されるように配置されている。
一実施の形態によると、前記受け部は、前記ロック部分を前記中空部内に保持する、前記中空部の開放端部付近に配置されている板ばねの形態であり得る手段をさらに備える。前記板ばねが撓むと、前記ロック部分は、前記中空部の前記開放端部を通ることによって前記中空部に入ることができ、それによって前記ばねが撓む。前記板ばねは、前記ロック部分が前記中空部内に収容されると、例えば張力又は荷重がつり綱に加わっていないという状況において前記ロック部分が前記中空部から図らずも外れることを防止する。
一実施の形態によると、前記ロック部分は、非常に簡単な連結具構成を提供するボール状部材を構成するが、他の実施の形態では、前記ロック部分は、救命ボートを保持するために提供される前記つり綱又は前記構造体に対して実質的に横断方向に配置されているシャフトを構成することができ、該シャフトにはローラー又は軸受が設けられるため、前記連結具を連結解除するのに必要な力が大幅に減る。
一実施の形態によると、前記ロック部分は、ボールを構成し、該ボールは、該ボールが前記つり綱又は前記構造体に接合される部分の周りが平坦部になっており、該つり綱又は該構造体を引っ張ると前記ボールの前記平坦部が前記中空部の平坦部と接触する。
一実施の形態によると、前記連結具は、前記アームを移動させるようになっている制御装置及びアクチュエーターをさらに備え、それによって、種々の自動、半自動又は手動の動作を行うことができる。
一実施の形態によると、前記連結具は、少なくとも1本の紐であって、前記ロック部分に接続されていると共に、該紐を引っ張ることによって前記ロック部分を前記中空部内へ容易に回収することを可能にする、少なくとも1本の紐をさらに備える。この紐によって、進水された救命ボート内に収容されている乗員は、前記救命ボートを連結解除されたつり綱に接続又は再接続することができる。
一実施の形態によると、前記中空部の内側側面又は表面は細長い漏斗を構成する。
一実施の形態によると、前記中空部は、前記孔の幅が実質的に恒久的であることを確実にする固定壁を有する剛性構造を構成する。
一実施の形態によると、前記ロック部分は摩擦低減手段を備える。
一実施の形態によると、前記中空部は、その内面の少なくとも一部に摩擦低減手段を備える。
一実施の形態によると、前記ロック部分は、前記つり綱又は前記構造体に取り付けられる横材を特に備える。
一実施の形態によると、前記横材は、軸受を備えるシャフトを構成し、該軸受は該シャフトの両端部に配置されている。
一実施の形態によると、前記角度αは、前記つり綱へ伝達される力の方向に垂直な平面に対して1.5度〜15度の角度を構成する。
一実施の形態によると、本発明による前記連結具を備える救命ボートが提供される。
一実施の形態によると、本発明による前記連結具を備える救命ボートが提供され、該救命ボートは、2つの対向する受け部をさらに備え、一方の受け部は、開放端部が救命ボートに対して船首に向けられた状態で、船首に配置されており、もう一方の受け部は、開放端部が救命ボートに対して船尾に向けられた状態で、船尾に配置されている。この構成によって、救命ボートの容易なフェイルセーフ進水及び回収が可能になる。
一実施の形態によると、本発明による前記連結具を備える救命ボートが提供され、前記中空部に設けられる前記孔は該救命ボートに対して少なくとも部分的に上向きである。
一実施の形態によると、本発明による前記連結具を備える救命ボートが提供され、前記連結具は該救命ボートに後付けされている。
一実施の形態によると、本発明による前記連結具を備える救命ボートが提供され、該救命ボートは、自由落下型救命ボートである。
つり綱から吊り下げられている救命ボートの側面図である。 実質的に図1による拡大部分図であるが、別の状況におけるものである。 つり綱から吊り下げられている救命ボートの正面図である。 連結具の斜視図である。 連結具の上面図である。 進水した救命ボートの図である。 連結具の断面図である。 連結具の上面図である。 自由落下型救命ボートの側面図である。 ロック部分の実施形態を示す。 連結具の実施形態の正面図である。 連結具の断面図である。 連結具の断面図である。
図1は、その船首端部及び船尾端部に設けられている連結具を介してつり綱26によって吊り下げられている救命ボート1を示す。図1に従って吊り下げられている救命ボートは、一般的に双つり綱救命ボートと呼ばれる。つり綱26は、1つ又は複数のウィンチ(図示せず)、又は船若しくは艤装に搭載配置されている同様の装置から送り出される。つり綱26のそれぞれには、その端部にロック部分25が設けられている。ロック部分25は、直接的又は間接的につり綱26に堅く接続され、さらに、ロック部分25が乗員等を含めた救命ボート1の重量をつり綱26へ伝達するため、つり綱26及びロック部分25間の接続強度はシステムの信頼性にとって重要である。接続不良の結果として、海面へ自由落下する救命ボート1が、明らかに乗員の深刻な負傷及び設備への損傷につながり得るものとなる可能性がある。
ロック部分25は、有利にはつり綱26と一体部分を形成することができるが、これは決して本発明による連結具の必要条件ではない。
ロック部分25は、図のいくつかでは球状のボールとして示されているが、例えば半球、円筒形、ピラミッド形又は立方形等の任意の代替的な形状を同様にとってもよい。さらに、ロック部分は、例えば平坦部を有するボール(図7)又は軸受若しくはローラ等を備える横シャフト(図10)を構成し得る。
ロック部分25は、図1では、救命ボート1に設けられている中空部10に受け入れられている。中空部10は、ロック部分25が緩く嵌合することを可能にする断面形状を有する。中空部10は、種々の実施形態によると、アクチュエーター等のための複数の穴を有することができる。
中空部10は、救命ボート1の航行方向に実質的に向いている細長い中空部10を構成し得るが、救命ボート1の前進航行方向に対して或る角度を成して同様に配置されてもよい。
図3及び図4において分かるように、中空部10は、図示の実施形態によると上方に面する孔15を構成する孔15をさらに有する。さらに、孔15は、中空部10に従って実質的に配向され、一方ではつり綱26、若しくはハンドルのような中間構成要素、又はロック部分25及びつり綱26間の任意の他の介在部分と、孔15の側面との間に隙間を提供する自由な幅を有し、他方では孔15の幅は、ロック部分25が孔15を通過することを防止するように選択される。
図1〜図5に示される実施形態によると、離脱システムの一部を形成するアクチュエーター30、35が、中空部10近くに配置されており、作動又は移動させる任意の好適な手段を構成することができる。図示の実施形態によると、作動する手段は、電気アクチュエーター30、35を構成するが、これらのアクチュエーターは、油圧作動式アクチュエーター又は同等のものを同様に構成してもよい。さらに、アクチュエーター30、35は、外部電源によって必ずしも動作するわけではなく、これは、アクチュエーターが、相互接続されるか又は相互接続されず、押し引き棒体、チェーン又はワイヤー等であり得る連鎖体を介して動作される、手又はばねによって作動されるアクチュエーターを構成することができることを意味する。
離脱システムには、並行システムを構成し得る補助又はバックアップシステム(図示せず)を備え付けることができる。並行システムは、完全な独立したシステムであり得るが、バックアップシステムは、離脱システムの選択された部分のみを構成してもよく、すなわち、バックアップシステムは主離脱システムの1つ又は複数の部分に依存してもよい。
図1によると、実質的に水平に配向されるアクチュエーター30は、作動時に、ロック部分25を中空部10の開放端部へ向かって押しやるようになっており、実質的に垂直に配向されるアクチュエーター35は、作動時に、ロック部分25を中空部10へ出入りさせることができるようになっている。
アクチュエーター30は、ロック部分25と中空部10と孔15との間にそれぞれ生じる摩擦力を克服することができなければならない。この力は、乗員を含めた救命ボート1の重量がロック部分25と中空部10と孔15とのそれぞれの間の接触面を介してつり綱26へ伝達されるため相当なものであり得る。救命ボート1が2本のつり綱26から吊り下げられている実施形態では、一方のつり綱26へ伝達されるはずの重量は、乗員を含めた救命ボート1の総重量のおよそ50%を成す。
孔15を含む中空部10、つり綱26及びロック部分25には、低摩擦コーティング、テフロン(登録商標)若しくは同様の材料の挿入物、プラスチック挿入物若しくはコーティング、又はさらには軸受手段等の摩擦低減手段を設けることができる。
図1による実施形態では、アクチュエーター30、35は動作停止状態で示されており、これは、アクチュエーター30が退避しているので、ロック部分25を中空部10内に係止することができ、一方で、アクチュエーター35が突き出していることによって、ロック部分25が中空部10から出て連結具が係脱して救命ボート1がつり綱26から離れることを防止していることを意味する。
図示の実施形態では、アクチュエーター30、35は、アクチュエーター30、35の係止位置が図1によるものであるように、すなわち、アクチュエーター30が退避位置において係止しており、アクチュエーター35が突き出し位置において係止しているように選択される。
孔15を含む中空部10及びアクチュエーター30、35は、受け部を構成する。受け部は、救命ボート1の実質的に中心(図示せず)に、図示の実施形態のいくつかによると救命ボート1の端部付近に、図9に示すように救命ボートの端部に、又は救命ボート1の側部(図示せず)に配置することができる。
中空部10が、その開放端部が少なくとも部分的に上方に面するように向けられている場合、連結具は、アクチュエーターの助けさえも借りることなくロック部分25を離脱することができる。
図2は、ロック部分25を押して中空部10から離す直前の連結具の部分拡大図である。アクチュエーター30はほとんど完全に突き出しており、アクチュエーター35は退避している。
図示の実施形態では、中空部10は、実質的に平行な内側側面又は表面を有して示されている。しかし、平行ではない側面を有する中空部を提供すること、例えば比較的鋭い縁の効果が低下するためシステムの磨耗を低減することができる漏斗又は同等のもののような内側の幾何学的形状を有する中空部10を構成することが好ましい場合がある。さらに、この実施形態には示されていないが、中空部10の内側側面には、ロック部分25の専用の平坦部を受け入れるようになっている平坦部を設けることができる(ロック部分にある平坦部は図1〜図5には示されていない)。
図3は、特に本発明の連結具の一実施形態によって吊り下げられている救命ボート1の正面図を示し、この場合、ロック部分25は、突き出したアクチュエーター35によって中空部10内に維持されている。アクチュエーター35は、棒体として示されているが、ゲート若しくは枢動アーム又は同様のものを同様に構成してもよい。アクチュエーターは実質的に垂直な向きとして示されているが、これは決して本発明に必須というわけではない。ばね等の、ロック部分25を中空部10内に保持する他の手段を同様に適用してもよい。
図4は、中空部10内に位置するロック部分25を含む受け部の斜視図である。アクチュエーター35はこの図には示されていない。
図5は、受け部の上面図であり、この場合、ロック部分25はアクチュエーター35によって中空部10内に保持されている。
図6は、進水した状態の救命ボート1を示す。本発明の別の態様によると、救命ボート1を回収するときに、ロック部分25を、紐27(救命ボート1の一端部にのみ示す)によって中空部10内に引き込むことができる。紐27は、一端部がロック部分25に接続されており、他端部が救命ボート1に接続されているか又は救命ボート1内にある。紐は、乗員が、救命ボート1に乗っている間に紐27を引っ張ることによってロック部分25を中空部10内へ引き込み、安全で簡単に救命ボート1を取り戻すことを容易にすることができるように配置することができる。紐27は、好ましくは、救命ボート1を取り戻す意図なく進水させる場合に救命ボート1がロック部分25及び紐27から離れることができるように配置される。好ましくは、紐27は限られた強度しか保持しない。
図7は、本発明による連結具の別の実施形態を示す。図において分かるように、アーム37が、回転中心すなわち支点38を中心に枢動するように配置されていると共にアクチュエーター39に接続されており、アクチベーター39の起動時に、ロック部分25を中空部10から押し出すことによって連結具を係脱させるようになっている。アクチュエーター39は、図において分かるように、変位可能な支点50を介してアーム37に接続することができ、それによって離脱機構はレバーアームとして作用する。
アクチュエーター39は、電気又は油圧アクチュエーター等の任意の種類のアクチュエーターを構成することができる。アクチュエーター39は、押し引き棒体、チェーン又はケーブルを含む単純な機械的連鎖体の簡単な形態を構成することもできる。
図において分かるように、中空部10の上側内部は、基部60に対して角度αを形成するか、又は引っ張る方向若しくは力が伝達される方向に対して実質的に直角である平面を形成し、連結具の受け部25へ力が伝達されるときにロック部分25が中空部10の開放端部から遠ざからないことを確実にし、それによってこの連結具の構造又はレイアウトが、意図しない連結解除が荷重下で生じ得ないことを確実にする。しかし、アクチュエーター39を起動すると、ロック部分25は、中空部10の上部が傾斜しているにもかかわらず、依然として中空部10から押し出される。さらに、中空部の上部の孔15に近接する領域は、ロック部分25の平坦部29を受け入れるために平坦にすることができる。
一実施形態によると、角度αが救命ボート1の基線に対して1.5度〜15度、好ましくは2度〜10度、さらに好ましくは4度〜8度の角度を構成するように、又は代替的には進水及び/又は回収時に救命ボートが垂直移動する方向に対して直角な平面を構成するように、αを規定することが好ましいであろう。
図7による実施形態では、図1〜図5に示されるようなアクチュエーター35の代わりにばね36を用いている。板ばねを構成し得るばね36は、中空部10の開放端部付近に配置されているため、ロック部分25が中空部10の開放端部を通過するとロック部分25によって撓む。ばねは、好ましくは、つり綱26が弛んだ状態であるときにロック部分25を中空部10内に留めることができるように選択される。
図示の実施形態は板ばねを示唆しているが、これは決して本発明による連結具の必要条件であるとみなされるべきではない。もちろん、示される板ばね36の代わりに1つ又は複数のコイルばね等を含む構成のような同様の機能を示す別の構成を用いるか又は代用してもよい。
図7による実施形態では、ロック部分25、すなわちボールは、つり綱26がこのボールに直接的又は間接的に接続されるその部分の周りが平坦になっている。部分29を平坦にすることによって、ロック部分25及び中空部10の上部に加わる応力及び荷重を或る程度まで少なくすることができ、それにより、連結具の寸法を減らして連結具の耐久性を高めることができる。
図8において分かるように、ロック部分25はまた、つり綱26への接続部に対向して平坦にすることができ、これはいくつかの実施形態では、受け部の設計及び連結具の全体的な機能性を容易にする。さらに分かるように、ロック部分25には、ロック部分と、つり綱26又はハンドル等の任意の介在する部品との接合を容易にするのに役立ち得る中空部又は穴42を設けることができる。
さらに図8において分かるように、ロック部分25は、ロック部分25及びつり綱26と一体化されるか又はこれらの間に介在する柄43を備えることができ、これは、選択される実施形態によると、連結具の全体的な機能性を高めることができる。連結具に図示の柄42が設けられる場合、孔15との接触に起因するつり綱26のいかなる磨耗もなくなり、ロック部分25の向きが、柄42と孔15との間の隙間によって制御される。
図8は、図7による連結具の上面図である。分かるように、連結具の受け部には、受け部の基部60を救命ボート1(図7及び図8には図示せず)に固定する手段を設けることができ、さらに、基部60は、穴61を通るボルト、ねじ又はリベット等によって図示されていない救命ボートに取り付けられるか、又は同様の代替形態として救命ボート1の構造に溶接されることができる。
符号28は、例えば図7及び図8に示されるようなハンドルと一体化することができるカラーを指す。カラー28は、ロック部分25の取り扱いを容易にすることができ、さらに、いくつかの実施形態によると、ロック部分が孔15を通って中空部10内の深すぎるところまで落下するのを防止することができる。最後に、ハンドル及びカラーは、はっきりと目に見える材料、若しくは発光材料から作製することができ、又は代替的には同様の特性を示す塗料が塗装される。
いくつかの実施形態によると、カラー28及び/又はハンドルは、例えば図7において分かるように、中間部品、すなわちつり綱26及びロック部分28間に介在する構成要素としての役割も果たし得る。
図9は、本発明の一実施形態、特に図7及び図8による連結具が設けられている自由落下型救命ボートの側面図である。分かるように、連結具の受け部は、自由落下型救命ボートの後部に接続されているか又はこれと一体化されており、それによって、救命ボートは1つの連結具のみによって進水設備において支持される。しかし、複数の連結具を有する自由落下型救命ボートを提供することも可能である(図示せず)。
自由落下型救命ボートは海へ降ろされないため、通常は前述の双つり綱救命ボートを吊り下げる上記説明のようなつり綱は、自由落下型救命ボートの進水には必要ではない。その結果、ロック部分は、場合によっては棒体及び枢動連鎖体81を介して、つり綱ではなく構造体80に接続される。
図10は、ロック部分が特につり綱26に対して実質的に直角に配向されている棒体すなわちシャフト90を構成するロック部分の一実施形態を示す。いくつかの実施形態では、シャフトには、1つ又は複数の摩擦低減軸受92を設けることができる。図10において分かるように、ロック部分は、シャフト90を含むアセンブリーを構成し、つり綱26に対して横断方向に配向され、かつすべり軸受又は転がり軸受等の任意の形態を構成することができる2つの軸受を設けることができる。
図11は、図12を参照して詳細に説明する連結具の一実施形態の正面図を示す。
図12は、図11による連結具の断面図である。分かるように、枢動可能な爪120が中空部10の開放端部付近に配置されている。爪120は、ロック部分25が中空部10に入ることを可能にし、ロック部分25が中空部10内へ入るとロック部分25が中空部10から出ることを防止するように構成することができる。
図示されていないが、爪120には、ロック部分の進入によって引き起こされる撓みの後で実質的に直立した位置になることを確実にするためにばね又は同等のもの(図示せず)を設けることができる。
図において分かるように、中空部10の開放端部に対向して配置されているアクチュエーター110は、起動時に、ロック部分25に対して、中空部10の外向きの方向に力を加えるように配置することができる。
アクチュエーター110の起動時に、爪120の位置又は向きは、ロック部分25が中空部10から出ることができるように相互接続部によって変えることができる。図示の実施形態では、爪120は、軸121を中心に回転するが、爪120の直線移動も同様に効果を奏することができる。
爪120は、特に滑り部材125を備える構成によって回転することができる。滑り部材125は、アクチュエーター110によって確立された直線移動をアクチュエーター110から爪120へ伝達するように構成することができ、そのため、アクチュエーター110の作動時に、爪120は軸121を中心に回転して、ロック部分25が中空部10から出ることができる位置になる。
滑り部材125は、全体的に又は部分的に受け部内に収納される角度付き部分又は構成要素を構成することができ、1つのフランジがアクチュエーター110に接続されており、第2のフランジが爪120と当接している。図12において分かるように、滑り部材125の第2のフランジの端部すなわち先端部に角度を付けることができ、さらに、選択される実施形態及び設計に応じて、爪120の先端部はまた、図12に示すように傾斜させるか又は段階的にさせてもよい。
ロック部分25は、中空部10内に受け入れられると、滑り部材125のフランジ内に収容されることができる。
連結具は、選択される実施形態に応じて、第2のアクチュエーター112が設けられてもよい。第2のアクチュエーター112は、安定性等の理由からアクチュエーター110と組み合わせられて作用することができるか、又は予備の理由から設けることができる。アクチュエーター110、112には、1つ又は複数の戻しばね又は均等物を設けることができる。
アクチュエーター110、112は、穿孔された導管130又は均等物を通して油圧で動作することができる。図12において分かるように、アクチュエーター110、112はそれぞれ、予備が確実になるように独立した導管に接続することができる。
図13は、図11及び図12による連結具の断面図であり、ここでは連結具が離脱されるという状況下で示されている。分かるように、滑り部材125は、アクチュエーター110、112によって中空部10から部分的に押し出され、それによって滑り部材125の第2のフランジが爪120を、軸121を中心に回転させているため、中空部10の開放端部が図示されていないロック部分を受け部から外へ移動させることができる。
本発明による連結具を動作させる離脱システムは、既に記載したように種々の方法で制御することができるが、本発明による連結具の離脱システムは、電気又は電子油圧制御も可能である。図1に示すように、制御装置40を、ケーブル41を介して1つ又は複数のアクチュエーター30、35、39に接続することができる。制御装置をボタン(図示せず)に接続することができ、該ボタンは、起動時に、特に連結具の実施形態に応じて制御装置40に対して好適な離脱シーケンスを開始させることができる。図1〜図5による実施形態では、アクチュエーター35は退避し、アクチュエーター30又は39は突き出す。
システムは、母船の「死船」状態が救命ボート1の動作及び離脱にさほど影響を与えないものにするために独立した電源(図示せず)を含むことができる。この電源はバッテリー又は均等物の任意の形態であり得る。
本発明による離脱システムは、静水学的離脱機構によって、又は静水学的離脱機構と組み合わせて制御することもでき、この場合、離脱は、アクチュエーター又はトランスデューサーの一方若しくは両方から別のアクチュエーターへ開始することができる。
さらに、離脱システムは、アクチュエーター35が退避してからアクチュエーター30又は39が中空部10からロック部分25を押し出すシーケンスを開始する手段を備え得る油圧構成によって動作することができる。この油圧構成は、膨張タンク又は同様のもの等の圧力下でシステムを保持する手段を含む場合がある動力源を備えることができ、又はシステムはレバー等によって完全に手で操作してもよい。
双つり綱救命ボートの構成において、1つのみのロック部分25がその中空部10から押し出された場合、システムは、選択される実施形態に応じて、部分的にフェイルセーフであることができる。この理由は、救命ボート1の傾きによって固定されているロック部分を保持している中空部が上方に面し、それによってロック部分25が救命ボートの重量によって中空部から引き抜かれるためである。
制御部等を含む離脱システムは、アクチュエーターの同時の作動が達成されることによってロック部分25が中空部から同時に離脱されるように同期させることができる。さらに、アクチュエーターは好ましくは速動アクチュエーターであることができ、これによって、わずかに同期することなく動作する離脱システムの影響を少なくすることができる。
離脱機構は、押し引き棒体、レバー及びケーブルを組み込む複数の連鎖体によって、電力による助けを借りることなく直接的に動作させることができる。この機構は、ロック部分25が中空部10内に保持されるか又は中空部10から押し出されるように、1つの中心アクチュエーター作動連鎖体及び/又はワイヤによっても構成することができる。
本発明による連結具は、既存の救命ボートシステムに後付けすることができ、有利である。本発明の連結具はつり綱を含む救命ボートの限られた再構成作業又は変更しか必要ではないため、後付け又は改造を極めて容易に行うことができる。
図示の実施形態は、ロック部分25が実質的にボールとして構成されることを示唆しているが、ロック部分25は、荷重がつり綱へ伝達される連結解除時には、中空部10内で摺動する。しかし、本発明による連結具は、等しい代替的形態として、T字の両側に配置されているローラー又は軸受を含む、つり綱に対する横シャフト(T字として構成される)が設けられるロック部分を含んでもよい。中空部を含む受け部は、そのような実施形態では、ローラー又は軸受を含むT字を受け入れるように構成され、この場合、上記の摺動ではなく転動することによって、連結具の構成要素の磨耗が大幅に減る。
連結具を構成する材料は、連結具が十分な強度を発揮すると同時にロック部分25が緑青及び錆等に起因して中空部10の内部に固着することを防止するように選択することができる。本発明による連結具の採用は、その主な用途が、ダビット進水型又は自由落下型救命ボート等のボート用の進水システムにおいて見出され、本発明の連結具は、補給船、MOBボート、救命艇及び一般的な荷役に同等に適用することができる。

Claims (32)

  1. つり綱(26)又は構造体(80)を救命ボート(1)に連結する連結具であって、
    前記つり綱(26)又は前記構造体(80)に接合されるようになっている耐荷重ロック部分(25)と、
    前記救命ボート(1)に取り付けられ又は該救命ボート(1)と一体化されるように準備される受け部とを特に備え、
    前記受け部は、
    開放端部を有し、前記ロック部分(25)を受け入れるようになっている中空部(10)と、
    前記中空部(10)の壁に設けられる孔(15)であって、該孔(15)を通して前記ロック部分(25)を前記つり綱(26)又は前記構造体(80)と接続することを可能にしつつ、前記ロック部分(25)が該孔(15)を通過することを防止する孔(15)と、
    該連結具を離脱するために前記ロック部分(25)を前記中空部(10)から押し出す手段と、を備え、
    前記中空部(10)の前記壁は、荷重を前記耐荷重ロック部分(25)へ伝達する耐荷重部材を構成することを特徴とする連結具。
  2. 前記受け部は、前記中空部(10)の前記開放端部付近に配置されている枢動可能な爪(120)をさらに備え、該爪(120)は、前記ロック部分(25)が前記中空部(10)に入ることを可能にし、該ロック部分(25)が該中空部(10)内へ入ると該ロック部分(25)が該中空部(10)から出ることを防止するように構成される請求項1に記載の連結具。
  3. 前記ロック部分(25)を前記中空部(10)から押し出す前記手段は、前記中空部(10)の前記開放端部に対向して配置されており、起動時に前記ロック部分(25)に対して前記中空部(10)の外向きの方向に力を加えるように構成されるアクチュエーター(110)を特に構成する請求項1又は2に記載の連結具。
  4. 前記アクチュエーター(110)は、相互接続部によって、前記ロック部分(25)が前記中空部(10)から出ることができるように前記爪(120)の位置を変える請求項2又は3に記載の連結具。
  5. 前記爪(120)は、軸(121)を中心に回転可能である請求項2〜4のいずれか一項に記載の連結具。
  6. 前記爪(120)は、前記アクチュエーター(110)によって確立された直線移動を該アクチュエーター(110)から該爪(120)へ伝達するように構成される滑り部材(125)を特に備える構成によって回転し、前記アクチュエーター(110)の起動時に、前記爪(120)は前記軸(121)を中心に回転して、前記ロック部分(25)が前記中空部(10)から出ることができる位置になる請求項5に記載の連結具。
  7. 前記滑り部材(125)は、第1のフランジが前記アクチュエーター(110)に接続されており、第2のフランジが前記爪(120)と当接している角度付き部分を構成する請求項6に記載の連結具。
  8. 前記ロック部分(25)は、前記中空部(10)内に受け入れられると、前記滑り部材(125)の前記フランジ内に収容される請求項7に記載の連結具。
  9. 前記連結具は、第2のアクチュエーター(112)を備える請求項1〜8のいずれか一項に記載の連結具。
  10. 前記アクチュエーター(110)、(112)の少なくとも一方には戻しばねが設けられる請求項1〜9のいずれか一項に記載の連結具。
  11. 前記アクチュエーター(110)、(112)の前記少なくとも一方は、液圧作動式である請求項1〜10のいずれか一項に記載の連結具。
  12. 前記孔(15)と当接する内部領域(29)に、角度(α)を画定する平坦部を有する前記中空部(10)は、前記ロック部分(25)が、前記受け部から該ロック部分(25)への荷重の伝達時に前記中空部(10)の前記開放端部から付勢されて離れることを確実にする請求項1に記載の連結具。
  13. 前記ロック部分(25)を前記中空部(10)から押し出す前記手段は、軸(38)を中心に枢動可能なアーム(37)を構成する請求項1又は12に記載の連結具。
  14. 前記受け部は、前記ロック部分(25)を前記中空部(10)内に保持する手段をさらに備える請求項1〜13のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  15. 前記ロック部分(25)を前記中空部(10)内に保持する前記手段は、該中空部(10)の前記開放端部付近に配置されている板ばね(36)を構成し、該板ばね(36)は、前記ロック部分(25)が前記中空部(10)の前記開放端部を通ることによって該中空部(10)に入るときに撓むように配置されている請求項14に記載の連結具。
  16. 前記ロック部分(25)は、ボール状部材を構成する請求項1〜15のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  17. 前記ロック部分(25)は、ボールを構成し、該ボールは、該ボールが前記つり綱(26)又は前記構造体(80)に接合されている部分(29)の周りが平坦部になっており、該つり綱(26)又は該構造体(80)を引っ張ると前記ボールの前記平坦部が前記中空部(10)の前記平坦部と接触する請求項16に記載の連結具。
  18. 前記連結具は、制御装置(40)をさらに備える請求項1〜17のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  19. 少なくとも1本の紐(27)であって、前記ロック部分(25)に接続されていると共に、該紐(27)を引っ張ることによって前記ロック部分(25)を前記中空部(10)内へ容易に回収することを可能にする、少なくとも1本の紐(27)をさらに備える請求項1〜18のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  20. 前記中空部(10)の内側側面すなわち内側表面は、細長い漏斗を構成する請求項1〜19のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  21. 前記中空部(10)は、前記孔(15)の幅が実質的に恒久的であることを確実にする固定壁を有する剛性構造を構成する請求項1〜20のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  22. 前記ロック部分(25)は、摩擦低減手段を備える請求項1〜21のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  23. 前記中空部(10)は、その内面の少なくとも一部に摩擦低減手段を備える請求項1〜22のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具。
  24. 前記ロック部分(25)は、前記つり綱(26)又は前記構造体(80)に取り付けられる横材(90)を特に備える請求項1に記載の連結具。
  25. 前記横材(90)は、軸受(92)を備えるシャフトを構成し、該軸受(92)は、該シャフトの両端部に配置されている請求項24に記載の連結具。
  26. 前記角度(α)は、前記つり綱(26)へ伝達される力の方向に垂直な平面に対して1.5度〜15度の角度を構成する請求項1〜25のいずれか1項に記載の連結具。
  27. 救命ボート(1)であって、請求項1〜26のいずれか一つ又は複数の項に記載の前記連結具を備える救命ボート。
  28. 前記救命ボート(1)は、2つの対向する受け部を備え、一方の受け部は、開放端部が該救命ボート(1)に対して船首方向に向く状態で船首に配置されており、もう一方の受け部は、開放端部が該救命ボート(1)に対して船尾方向に向く状態で船尾に配置されている請求項27に記載の救命ボート。
  29. 前記孔(15)は、該救命ボート(1)に対して少なくとも部分的に上向きである請求項27又は28に記載の救命ボート。
  30. 前記連結具は、該救命ボート(1)に後付けされる請求項27〜29のいずれか一つ又は複数の項に記載の救命ボート。
  31. 該救命ボートは、自由落下型救命ボートである請求項27に記載の救命ボート。
  32. 請求項1〜26のいずれか一つ又は複数の項に記載の連結具を備える救命ボート連結具システム。
JP2011514010A 2008-06-16 2009-06-15 連結具 Expired - Fee Related JP5444335B2 (ja)

Applications Claiming Priority (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US6193008P 2008-06-16 2008-06-16
DKPA200800829 2008-06-16
DKPA200800829 2008-06-16
US61/061,930 2008-06-16
DKPA200900206 2009-02-13
DKPA200900206 2009-02-13
PCT/EP2009/057367 WO2010003761A1 (en) 2008-06-16 2009-06-15 A coupling

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011524305A true JP2011524305A (ja) 2011-09-01
JP5444335B2 JP5444335B2 (ja) 2014-03-19

Family

ID=41128210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011514010A Expired - Fee Related JP5444335B2 (ja) 2008-06-16 2009-06-15 連結具

Country Status (9)

Country Link
US (2) US8561566B2 (ja)
EP (1) EP2303681B1 (ja)
JP (1) JP5444335B2 (ja)
KR (1) KR101686933B1 (ja)
CN (1) CN102119100B (ja)
BR (2) BRPI0915176A2 (ja)
CA (1) CA2728019A1 (ja)
HK (1) HK1156921A1 (ja)
WO (1) WO2010003761A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101632682B1 (ko) * 2009-06-15 2016-06-22 나디로 에이/에스 커플링
EP2752361B1 (en) * 2013-01-04 2016-04-20 Hallcon b.v. Hoisting system and accompagnying connector catch assembly
US8813549B1 (en) * 2013-03-18 2014-08-26 Chen Yuan Pao Testing apparatus for off-load and on-load unhooking simulation of the release device of a closed lifeboat
US20140261147A1 (en) * 2013-03-18 2014-09-18 Chen Yuan Pao Quickly release/ lock apparatus in fall preventer device of a lifeboat
KR200485056Y1 (ko) * 2013-06-17 2017-11-24 대우조선해양 주식회사 구명보트 진수 장치
NO337498B1 (no) * 2014-05-30 2016-04-25 Msi As Frikoblings- og festesystem for livbåter
US9902470B1 (en) 2016-09-01 2018-02-27 Jacek Jankowski Lifeboat launching arrangement
KR101919852B1 (ko) 2017-09-18 2018-11-20 대화정공 주식회사 보트용 체결장치

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176798U (ja) * 1984-10-26 1986-05-23
JPH10316085A (ja) * 1997-05-22 1998-12-02 Kayaba Ind Co Ltd フック装置
JP2005212534A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Universal Shipbuilding Corp 作業艇フック装置および揚艇装置
JP2006281887A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kayaba System Machinery Kk 揚艇装置
US7360498B1 (en) * 2006-10-05 2008-04-22 Survival Systems International, Inc. Lifeboat disengagement system
JP2008126823A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Universal Shipbuilding Corp フック装置および揚艇装置

Family Cites Families (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB191027179A (en) * 1910-11-22 1911-08-10 David Senacol Improvements in Life-boat Releasing Appliances.
GB191127179A (en) 1911-12-05 1912-10-03 Walker Henry Sharp Improvements in Glass Stands for Supporting Cake, Fruit, and other Edibles.
GB191403305A (en) 1914-02-07 1914-04-02 Langdon Mccormick Improvements in Stage Illusions.
US1475617A (en) * 1921-12-31 1923-11-27 Mayer Life Boat Co Inc Lifeboat release
US1625736A (en) * 1926-06-11 1927-04-19 Menefee Gus Boat retaining and releasing device
US1925758A (en) * 1929-04-25 1933-09-05 Hunt Charles Lifeboat detaching gear
GB695072A (en) 1951-07-03 1953-08-05 Robert Cameron Fawkes Improvements in and relating to lifeboat engaging and release gear
FR87561E (fr) * 1965-03-08 1966-01-07 Appareil de largage automatique pour embarcation sous bossoir
SE8102708L (sv) * 1981-04-29 1982-10-30 Welin Ab Frikopplingsanordning till livbatar och liknande
US4379579A (en) * 1981-12-16 1983-04-12 The B. F. Goodrich Company Automatic locking and ejecting hook assembly
GB2150903B (en) 1983-12-07 1988-03-02 Per Berger Method and assembly for launching or retrieving a lifeboat
JPS60142193A (ja) 1983-12-23 1985-07-27 ザ ギヤレツト コ−ポレ−シヨン 熱交換装置
JPS6176798A (ja) * 1984-09-20 1986-04-19 Nissan Motor Co Ltd コンプレツサ
JP3667451B2 (ja) * 1996-07-02 2005-07-06 カヤバ システム マシナリー株式会社 艇吊り下げ装置
KR19980016137A (ko) 1996-08-27 1998-05-25 정몽규 자동차용 에어 필터 장치
KR200149925Y1 (ko) 1996-09-16 1999-06-15 양재신 볼조인트
USD393417S (en) * 1997-01-03 1998-04-14 Connector Set Limited Partnership Swivel connector with rod and ball socket
USD392555S (en) * 1997-01-03 1998-03-24 Connector Set Limited Partnership Connector with rod socket and ball
JP4515564B2 (ja) 1999-11-08 2010-08-04 アイシン・エーアイ株式会社 自動変速装置におけるシフト自動戻し装置
US6581892B2 (en) * 2001-05-14 2003-06-24 Jeffrey D. Carnevali Geodesic mounting apparatus
CN2747150Y (zh) * 2004-08-13 2005-12-21 江阴耐波特船用设备有限公司 吊钩装置
USD561017S1 (en) * 2005-11-29 2008-02-05 Cheshire Mouldings & Woodturnings Limited Pivoting connector
JP2007160955A (ja) 2005-12-09 2007-06-28 Kayaba System Machinery Kk フック装置及び揚艇装置
USD546735S1 (en) * 2006-01-05 2007-07-17 Automatic Equipment Manufacting Company Ball-and-socket joint for tow bar
USD567071S1 (en) * 2006-04-10 2008-04-22 Cheshire Mouldings & Woodturnings Limited Pivoting connector
US7832350B2 (en) * 2006-10-05 2010-11-16 Survival Systems International, Inc. Lifeboat disengagement system
US8061920B2 (en) * 2006-11-29 2011-11-22 Wimberley, Inc. Pivoting ball mount having four equally spaced contact points
WO2008089261A2 (en) * 2007-01-16 2008-07-24 Pedemonte G Daniel Universal ball and socket mount
CN200967543Y (zh) * 2007-04-10 2007-10-31 邓茂兴 救生筏自动释放钩
US7585572B2 (en) * 2007-05-18 2009-09-08 Kyoritsu Seiki Co., Ltd. Ball stud
USD579759S1 (en) * 2007-11-19 2008-11-04 Jost International Corp. Mounting bracket
EP2063138B1 (en) * 2007-11-23 2010-12-29 Zirkona Sweden AB A ball joint device
CA135762S (en) 2009-08-28 2010-10-19 Nadiro As Lifeboat attachment hook

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6176798U (ja) * 1984-10-26 1986-05-23
JPH10316085A (ja) * 1997-05-22 1998-12-02 Kayaba Ind Co Ltd フック装置
JP2005212534A (ja) * 2004-01-28 2005-08-11 Universal Shipbuilding Corp 作業艇フック装置および揚艇装置
JP2006281887A (ja) * 2005-03-31 2006-10-19 Kayaba System Machinery Kk 揚艇装置
US7360498B1 (en) * 2006-10-05 2008-04-22 Survival Systems International, Inc. Lifeboat disengagement system
JP2008126823A (ja) * 2006-11-21 2008-06-05 Universal Shipbuilding Corp フック装置および揚艇装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2728019A1 (en) 2010-01-14
JP5444335B2 (ja) 2014-03-19
KR101686933B1 (ko) 2016-12-15
BRPI0915176A2 (pt) 2017-03-28
KR20110031325A (ko) 2011-03-25
WO2010003761A1 (en) 2010-01-14
EP2303681B1 (en) 2016-08-10
CN102119100B (zh) 2014-04-02
CN102119100A (zh) 2011-07-06
US20110132253A1 (en) 2011-06-09
US8667921B2 (en) 2014-03-11
US20120125252A1 (en) 2012-05-24
BRPI0924848A2 (pt) 2019-08-27
HK1156921A1 (en) 2012-06-22
US8561566B2 (en) 2013-10-22
EP2303681A1 (en) 2011-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5444335B2 (ja) 連結具
US6457908B1 (en) Method and apparatus for suction anchor and mooring deployment and connection
CN101541632B (zh) 救生艇悬挂系统
GB2116624A (en) Releasable connector
RU2641560C2 (ru) Встроенное механическое устройство отсоединения
EP3188960B1 (en) Vessel recovery system and method
CN204606141U (zh) 一种适用于艉滑道式工作艇收放系统中的艇钩
US6685396B1 (en) Method and apparatus for suction anchor and mooring deployment and connection
CA2765515C (en) A coupling
EP0027313A1 (en) Hook disengaging apparatus
US4763943A (en) Crane hook
AU743420B2 (en) Method and apparatus for suction anchor and mooring deployment and connection
US1955876A (en) Coupling hook mechanism
EP0042021A1 (en) Disengaging apparatus
US9079640B1 (en) System and process for directing actions of a helmsman of a lifeboat
EP0223231A2 (en) A boat or the like raising and lowering system
US266150A (en) Edward j
BR112017004263B1 (pt) Método e sistema para recuperação de embarcação

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110303

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120607

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20120713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130530

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130828

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20131128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20131220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees