JP2011523238A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

絞りの開口部を介して被写体から入射される光を撮像素子部で結像した結果を、画像として所得する画像取得手段と、前記画像取得手段が前記画像を取得する際に、前記開口部の形状の時間的な変化を規定する関数に基づいて、前記開口部の形状を制御する制御手段と、前記関数に基づいて、前記画像におけるボケ状態を検出する検出手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。

Description

本発明は画像処理装置及び画像処理方法に関し、特に、撮影画像からボケ状態を検出するための好適な技術に関する。
被写体となる物体をズームレンズ等の光学系により撮像素子の撮像面上に結像した場合、撮像素子で撮像した像は元の物体に比べて光学系の収差の影響によりボケが生じ、画質が劣化することが知られている。
結像する物体の位置からオフセットされた位置に焦点面を有する光学系を介して撮像素子の撮像面上にこの物体を結像する場合、この撮像素子により撮像される画像はボケを有してしまうことが知られている。従って、撮像画像の画質は劣化する。
このような画質劣化を解消するために、ボケを含む一枚の撮影画像からボケ状態を検出し、ボケのない鮮明な撮影画像を生成するDeconvolutionという技術が知られている。この技術は、畳み込み積分(Convolution)の逆操作であり、出力関数と重み関数とから入力関数を求める操作である。
特に、ボケ状態に大きな影響を与える絞りを特殊な形状とし、ボケ状態を検出するための指標を撮影画像に埋め込んでおくことにより、複数の異なるボケ関数でのDeconvolutionを可能にするCoded Apertureという技術がある。
非特許文献1には、特殊な固定絞りを介して取得した撮影画像上に生成されるボケ自体を、ボケ状態の検出を行う指標として撮影画像に埋め込む技術が示されている。この撮影画像上に生成されるボケ関数は、広帯域かつ特徴的な周波数分布をもち、被写体の部位ごとの奥行きによって変化するボケ状態の検出を可能にしている。
また、非特許文献2では、特殊な絞りを用いて生成されるボケ自体を、ボケ状態の検出を行う指標として撮影画像に同様に埋め込む技術が示されている。本技術では、ボケ関数に対して、特定の周波数成分を意図的に削減することで、被写体の部位ごとの奥行きによって変化するボケ状態の検出を可能にしている。
Veeraraghavan,A., Raskar, R., Agrawal, A., Tumblin, J.(2007)"Dappled Photography: Mask Enhanced Cameras for Heterodyned Light Fields and Coded Aperture Refocusing", ACM Transactions on Graphics(Proc. SIGGRAPH) Levin, A., Fergus, R., Durand, F., Freeman, B.(2007) "Image and Depth from a Conventional Camera with a Coded Aperture", ACM Transactions onGraphics(Proc. SIGGRAPH)
しかし、非特許文献1、非特許文献2に記載の技術は、固定した形状の絞りを用いているため、ボケ状態を検出するための指標を、撮影画像に埋め込む方法も固定されていた。
本発明は前述の問題点に鑑み、可変径絞りを用いて特徴のあるボケパターンを生成することにより、撮影画像からボケ状態を高精度に検出可能にできるようにすることを目的とする。
本発明の第1の様態によれば、画像処理装置であって、絞りの開口部を介して被写体から入射される光を撮像素子部で結像した結果を、画像として所得する画像取得手段と、前記画像取得手段が前記画像を取得する際に、前記開口部の形状の時間的な変化を規定する関数に基づいて、前記開口部の形状を制御する制御手段と、前記関数に基づいて、前記画像におけるボケ状態を検出する検出手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の様態によれば、画像処理方法は、コンピュータを用いて、絞りの開口部を介して被写体から入射される光を撮像素子部で結像することによって得られる結果を、画像として所得する取得工程、前記画像を取得する際に、前記開口部の形状の時間的な変化を規定する関数に基づいて、前記開口部の形状を制御する制御工程、前記関数に基づいて、前記画像におけるボケ状態を検出する検出工程を実行することにより行われる。
添付の図面を参照することにより、以下の実施例の説明から、本発明の更なる特徴が明らかとなるであろう。
図1は、第1の実施形態を示し、撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図2Aは、第1の実施形態を示し、可変径絞り部の構成例を示す図である。 図2Bは、第1の実施形態を示し、可変径絞り部の構成例を示す図である。 図3は、第1の実施形態を示し、絞り径テーブル保持部に保持されている、経過時間と開口径との間の特性を示した図である。 図4Aは、第1の実施形態を示し、開口径r0〜r4において、撮像レンズ部から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度との特性を示した図である。 図4Bは、第1の実施形態を示し、開口径r0〜r4において、撮像レンズ部から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度との特性を示した図である。 図4Cは、第1の実施形態を示し、開口径r0〜r4において、撮像レンズ部から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度との特性を示した図である。 図4Dは、第1の実施形態を示し、開口径r0〜r4において、撮像レンズ部から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度との特性を示した図である。 図4Eは、第1の実施形態を示し、開口径r0〜r4において、撮像レンズ部から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度との特性を示した図である。 図5は、第1の実施形態を示し、撮像処理の手順を説明するフローチャートである。 図6は、第1の実施形態を示し、可変径絞り部、シャッタ部の制御手順を説明するフローチャートである。 図7は、第1の実施形態を示し、ボケ状態検出部で行われるボケ状態検出手順を説明するフローチャートである。 図8Aは、第1の実施形態を示し、開口部が特殊な形状を有する可変径絞り部の例を示した図である。 図8Bは、第1の実施形態を示し、開口部が特殊な形状を有する可変径絞り部の例を示した図である。 図8Cは、第1の実施形態を示し、開口部が特殊な形状を有する可変径絞り部の例を示した図である。 図8Dは、第1の実施形態を示し、開口部が特殊な形状を有する可変径絞り部の例を示した図である。 図9Aは、第1の実施形態における、開口径rの変化速度を連続的にした場合の、開口径rと露光開始からの経過時間tの関係の特性を示した図である。 図9Bは、第1の実施形態における、開口径rの変化速度を連続的にした場合の、開口径rと露光開始からの経過時間tの関係の特性を示した図である。 図10は、本発明の第1の実施形態を示し、シャッタ部を併用した場合の開口径と露光開始からの経過時間の関係を示した図である。 図11は、第2の実施形態を示し、撮像装置の構成例を示すブロック図である。 図12Aは、第2の実施形態を示し、切り替え絞り部の概略構成例を示す図である。 図12Bは、第2の実施形態を示し、切り替え絞り部の概略構成例を示す図である。 図12Cは、第2の実施形態を示し、切り替え絞り部の概略構成例を示す図である。 図13は、第2の実施形態を示し、絞りパターンテーブル保持部に保持されている、絞りパターン番号と露光時間との関係を示した図である。 図14Aは、第2の実施形態を示し、各絞りパターンを使用した場合における、撮像レンズから一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置と輝度との関係の特性を示した図である。 図14Bは、第2の実施形態を示し、各絞りパターンを使用した場合における、撮像レンズから一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置と輝度との関係の特性を示した図である。 図15は、第2の実施形態を示し、撮像処理の手順を説明するフローチャートである。 図16は、第2の実施形態を示し、切り替え絞り部、シャッタ部の制御手順を説明するフローチャートである。 図17Aは、第2の実施形態を示し、開口形状を液晶によって生成する液晶絞りの例を示す図である。 図17Bは、第2の実施形態を示し、開口形状を液晶によって生成する液晶絞りの例を示す図である。 図17Cは、第2の実施形態を示し、開口形状を液晶によって生成する液晶絞りの例を示す図である。
以下、添付図面を参照し、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、係る実施形態は、特許請求の範囲に記載された発明の構成の例として説明するものであり、係る発明は、以下説明する実施形態に限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1に、本発明を撮像装置101に適用した実施形態の構成例について示す。図1に示すように、本実施形態の撮像装置101は、撮像素子部102、撮像レンズ部103、可変絞り部である可変径絞り部104、可変絞り制御部105を有している。また、シャッタ部106、シャッタ制御部107、画像取得部(撮影画像生成部)108、ボケ状態検出部109、鮮鋭画像生成部110、操作部111、経過時間計測部112を有している。
撮像素子部102は、表面上に到達した光をx軸、y軸の2次元アレイ状に並べられた素子で検出する。撮像素子部102の例としては、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサがある。本実施形態における構成では、撮像素子部102は平面状の矩形となっており、撮像レンズ部103と可変径絞り部104を通過して得られる被写体の投影像の光を検出する。また、カラー画像を取得する場合には、アレイ状に並べられた各素子の前にローパスフィルタ、ベイヤ配列によるカラーフィルタなどを併用することもできる。
撮像レンズ部103は、撮像素子部102上に被写体の投影像を与えるための光学系を有する。本実施形態における撮像レンズ部103は、単一の凸レンズを使用しており、開口位置には後述する可変径絞り部104を配置することで、開口径を変化させることができる。撮像レンズ部103は、必ずしも単一の凸レンズを使用する必要は無く、撮像素子部102上に被写体の投影像を与え、可変径絞り部104を配置可能な構成であれば、複数のレンズ、もしくは反射鏡を組み合わせた物でもよい。
シャッタ部106は、可変径絞り部104と連動して、被写体からの光を通過させたり遮断したりして、撮像素子部102を露光または遮光する。本実施形態においては、撮像レンズ部103によって得られる被写体の投影像の光を、任意のタイミングで撮像素子部102に対して露光、遮光を切り替えるようにしている。シャッタ部106としては、例えば機械式のフォーカルプレーンシャッタなどが使用できる。シャッタ部106の露光・遮光のタイミングは、シャッタ制御部107によって制御される。
画像取得部108は、A/D変換器113、メモリ114から構成され、撮像素子部102上で検出された被写体の投影像の光をデジタルデータ化し、二次元の輝度分布である撮影画像a(x,y)を生成してメモリ114に記録する。
可変径絞り部104は、撮像レンズ部103の開口径を変化させる役割を果たす。図2A、2Bに、本実施形態における可変径絞り部104の概略構成を示す。図2Aに示すように、可変径絞り部104は、外枠201、外枠201に対して回転運動を行って、図2Bに示すように、開口径rを変化させる絞り羽202、絞り羽202を駆動するモータ203から構成されている。可変径絞り部104は、可変絞り制御部105の制御によって、撮像レンズ部103の開口径rを任意に変化させることができる。
可変絞り制御部105は、絞り径テーブル保持部115と絞り制御信号発生部116とから構成されている。絞り径テーブル保持部115は、撮影操作からの経過時間tと、経過時間tに応じて変化する可変径絞り部104の開口径rの目標値をテーブル化したものである。
図3に、絞り径テーブル保持部115に保持されている、経過時間tと開口径rとの間の特性を示す。図3に示す特性は、ルックアップテーブルとして実現しても良い。図3において、開口径r0が第1の形状に相当し、開口径r4が第2の形状に相当する。図3の経過時間tと開口径rとの関係は、以下の関数で表すことができる。
この関数における開口径rの代わりに、開口面積や開口周囲長などを用いても良い。また、この関数は、開口径や開口面積、開口周囲長等の変化量(速度)により規定されてもよい。
図4A〜4Eに、開口径r0〜r4において、撮像レンズ部103から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度の特性を示す。各ボケ像において、色の濃い部分が、輝度の高い領域となっている。この特性は、開口径r0〜r4に示すように、可変径絞り部104の開口径rに応じて変化する。さらに、この特性は、撮像レンズ部103と点光源との距離zによって変化する。静的に任意の開口径r、点光源との距離zで画像を撮像した場合の、ボケ中心からの位置(bx,by)での輝度iは、以下のように表すことができる。
なお、(2)式では、点光源からの光が撮像レンズ部103を通過する位置・角度に関わらず、一様なf(bx,by,z,r)を持つと仮定している。撮像素子部102で得られる被写体の投影像は、撮像素子部102の画素の数と等しい数だけ存在する点光源が、(2)式によって撮影画像a(x,y)に畳み込まれたものであると考えることができる。(2)式から、露光後に生成される点光源のボケ像において、点光源との距離z、ボケ中心からの位置(bx,by)での輝度jは、以下の式で表すことができる。
ここで、(1)式より、
となる。このj(bx,by,z)で、撮像レンズ部103と点光源との距離zをある一定の値としたときの、空間軸(bx,by)における二次元フーリエ変換をJ(ωx,ωy,z)とする。一般的な被写体の投影像h(x,y)における空間周波数分布、つまり二次元フーリエ変換をH(ωx,ωy)とした場合、J(ωx,ωy,z)との相関関数Kaは以下の式で表される。
このとき、(bx,by)と(x,y)は同一の空間軸上にあり、x軸の周波数成分ωxはωxmin〜ωxmaxの間を、y軸の周波数成分ωyはωymin〜ωymaxの間を取るものとする。また、撮像レンズ部103と点光源との距離zがΔzだけ変化した場合における自己相関関数Kmは、以下の式で表される。
ここで、撮像レンズ部103と点光源との距離zの取りうる範囲で、Kaを0でなく、かつ0に近い値となるようg(t)を定める。以上の操作は、物理的には鮮鋭な被写体の投影像と、ボケ像とを周波数領域において容易に分離可能とする操作と等価である。同時に、小さいΔzでKmを0に近づけるようにg(t)を定める。これは、ボケ像の変化から撮像レンズ部103と点光源との距離zの変化を検出する分解能を向上させる操作と等価である。
なお、g(t)は必ずしも解析的かつ一意に求める必要は無い。本実施形態においては、ランダムに可変径絞り部104で制御可能なg(t)を繰り返し生成してKa,Kmを求め、繰り返し生成したg(t)の中から最もKa,Kmが0に近いg(t)を選択する。
例えば、図3に示すように、開口径rを、r0からr4の位置まで一以上の点で微分不可能な値の変化を持つg(t)とすると、よりKa,Kmの値を0に近づけることができる。現実には、完全に微分不可能となる制御は困難であり、(4)式におけるg'(t)の導出もできなくなるため、微分不可能に近い急激な制御を行わせることが好ましい。
以上のように、絞り径テーブル保持部115に保持するg(t)を定め、g(t)に従って可変径絞り部104の開口径rの制御を行うことで、ボケ状態を検出するための指標を撮影画像a内に埋め込むことができる。
絞り制御信号発生部116は、経過時間計測部112から得られる経過時間tと、絞り径テーブル保持部115から得られる目標となる開口径rを用いて、可変径絞り部104に対して開口径rとなるような制御信号を与える。
ボケ状態検出部109は、フーリエ変換部117、ボケパターン保持部118、相関計算部119、ボケ状態保持部120から構成されている。ボケパターン保持部118は、撮像レンズ部103との距離zにある点光源を撮影した場合における、ボケ関数j(x,y,z)のフーリエ変換を示すJp(ωx,ωy,z)のパターンを保持している。パターンが有する値の範囲としては、被写体と撮像レンズ部103が取りうる全ての距離z内で離散的にサンプリングを行い、前述のx軸周波数成分ωxはωxmin〜ωxmaxの間の成分を保持している。また、y軸の周波数成分ωyはωymin〜ωymaxの間の成分を保持している。
フーリエ変換部117は、画像取得部108内にあるメモリ114に格納されている撮影画像aに対して、ボケ状態を検出する対象となる画素位置(x,y)を設定し、画素位置(x,y)を中心とした一定の大きさを有する単位矩形領域uを切り抜く。切り抜く矩形領域の大きさとしては、前述のx軸周波数成分ωxはωxmin〜ωxmaxの間を、y軸の周波数成分ωyはωymin〜ωymaxの間を最低限満たす大きさである必要がある。この切り抜いた単位矩形領域uについて、2次元フーリエ変換であるU(ωx,ωy)を生成する。
相関計算部119は、前述のボケパターンであるJp(ωx,ωy,z)と、撮影画像aを切り抜いた単位矩形領域uのフーリエ変換U(ωx,ωy,)との相関関数Krを以下の式で計算する。
(7)式を用いて、被写体と撮像レンズ部103の取りうる全ての距離zについてKrを計算する。Krが最大となる距離zp(x,y)が、撮影画像a上の画素位置(x,y)における被写体までの距離となり、Jp(ωx,ωy,z)が画素位置(x,y)におけるボケ像のフーリエ変換となる。
ボケ状態保持部120は、相関計算部119によって計算した、Krが最大となる撮影画像aの全画素における距離zp(x,y)と、フーリエ変換Jp(ωx,ωy,z)をボケ状態として保持しておく。
鮮鋭画像生成部110は、撮影画像aと、ボケ状態保持部120に保持されたボケ状態から、ボケを除去した鮮鋭画像asを生成する。以下に、具体的な手順を説明する。
撮影画像a(x,y)をフーリエ変換したものをA(ωx,ωy)とする。被写体と撮像レンズ部103の距離zを一定としたときの、ボケパターンJp(ωx,ωy,z)によるDeconvolution後のフーリエ変換Ad(ωx,ωy,z)は、以下の式で表される。
(ωx,ωy,z)については(8)式での計算を行わず、隣接するAd(ωx,ωy,z)の計算値から内挿して補間を行う。取りうる全ての被写体と撮像レンズ部103の距離zの範囲についてAd(ωx,ωy,z)を計算し、それぞれのAdについて逆フーリエ変換を行い、Deconvolution画像ad(x,y,z)を求める。ここで、各画素における距離zp(x,y)より、求める鮮鋭画像as(x,y)は、
として得られる。以上の処理を行うことで、鮮鋭画像生成部110によって、鮮鋭画像as(x,y)を求めることができる。
操作部111は、ユーザの撮影操作を押下によって入力するためのボタンを有する。撮影操作を入力可能なものであれば、特にボタンである必要は無く、撮像装置の形態に応じてタッチパネルとGUIとの組み合わせなどを用いてもよい。
経過時間計測部112は、操作部111で取得したユーザの撮影操作からの経過時間を計測する。
図5に、撮像処理の手順を説明するフローチャートを示す。
この処理は、ユーザが操作部111でボタンを押下し、撮像装置に撮像操作を与えると撮像処理が開始される。
最初のステップS51において、図1における撮像素子部102内に残る光の検出状態を、画像取得部108で全て読み出して初期化する。
次に、ステップS52において、可変径絞り部104が可変絞り制御部105によって露光開始時の開口径r0となるよう初期化される。撮像素子部102、可変径絞り部104の初期化が完了した時点で、可変径絞り部104とシャッタ部106の制御を行い、露光する。露光時における、可変径絞り部104、シャッタ部106の制御手順については後述する。
露光後にステップS53に進み、撮像素子部102で検出された被写体の投影像の光を画像取得部108内のA/D変換器113によって読み出してデジタルデータ化し、メモリ114に撮影画像aとして格納することで、撮影画像の取得を行う。
次に、ステップS54に進み、ボケ状態検出部109は撮影画像aをメモリ114から読み出し、撮影画像a内に存在するボケ状態を検出する。ボケ状態検出部109におけるボケ状態の検出の流れについては後述する。
最後に、ステップS55において、鮮鋭画像生成部110が画像取得部108内のメモリ114から撮影画像aを読み出す。また、ボケ状態検出部109内にあるボケ状態保持部120からボケ状態をそれぞれ読み出し、ボケの存在しない鮮鋭画像asを生成する。
前述した、可変径絞り部104とシャッタ部106の制御の流れについて説明する。
図6に、可変径絞り部104、シャッタ部106の制御手順を説明するフローチャートを示す。
最初に、ステップS61において、露光時の初期位置r0となるように可変絞り制御部105で可変径絞り部104を制御する。次に、ステップS62に進んで経過時間計測部112を初期化し、撮影操作からの経過時間t=0として経過時間の計測を開始する。
次に、ステップS63に進み、シャッタ部106を露光状態に制御する。次に、ステップS64において、経過時間tを経過時間計測部112より取得する。次に、この経過時間tを入力として、絞り径テーブル保持部115から、可変径絞り部104の目標とする開口径rを取得する(ステップS65)。
次に、ステップS66に進み、ステップS65で取得した目標とする開口径rに変化するように、絞り制御信号発生部116が可変径絞り部104に対して信号を与える。以上の経過時間tの取得、目標とする開口径rの取得、可変径絞り部104に対して信号を与える、のサイクルを可変径絞り部104への制御が終了したか否かをステップS67で判断する。この判断の結果、終了していない場合にはステップS64に戻り、図3における時間T、開口径r4の位置になるまで繰り返し行う。
可変径絞り部104の開口径r4に到達したら、繰り返しを終えて、シャッタ部106を遮光させる(ステップS68)。その後、処理を終了する。以上の処理を行うことによって、可変径絞り部104とシャッタ部106の制御を行う。
次に、前述した、ボケ状態の検出の流れについて説明する。図7に、ボケ状態検出部109におけるボケ状態検出手順を説明するフローチャートを示す。
ステップS71において、ボケ状態検出部109内のフーリエ変換部117が画像取得部108のメモリ114に格納されている撮影画像aを読み出す。
次に、ステップS72に進み、ステップS71で読み出した撮影画像a内でボケ状態の検出対象となる画素位置(x,y)の位置を設定する(ステップS72)。これは、画素(x,y)の位置を中心として、撮影画像aから単位矩形領域uを切り抜き(ステップS73)、単位矩形領域uのフーリエ変換Uを計算(ステップS74)して行う。
次に、ステップS75に進み、相関計算部119が、被写体と撮像レンズ部103との距離zを設定し、ボケパターン保持部118から距離zに応じたボケパターンJpを選択する。
次に、ステップS76において、前述したフーリエ変換UとJpの相関関数Krを、(7)式によって計算する。相関関数Krは、取りうる全ての距離zについて計算を行うため、繰り返しJpを選択し、それぞれのJpについてKrを計算する。
次に、ステップS77において、ボケパターンの走査を全て終了したか否かを判断する。この判断の結果、終了していない場合にはステップS75に戻って前述した処理を繰り返し行う。一方、ステップS77の判断の結果、走査終了であった場合にはステップS78に進み、相関関数Krが最大となる距離zを、画素位置(x,y)における被写体との距離zp(x,y)として、ボケパターンJpと共にボケ状態保持部120に記録する。
次に、ステップS79において、撮影画像aの全ての画素位置(x,y)について走査したか否かを判断する。この判断の結果、全て終了していない場合にはステップS72に戻って前述した処理を繰り返し行う。また、ステップS79の判断の結果、全ての画素位置(x,y)を走査した場合には終了する。
本実施形態においては、以上のような処理を実行して、ボケ状態を検出するための指標を撮影画像に埋め込み、埋め込まれたボケ状態の検出を行う。これにより、可変絞り制御部105におけるg(t)を変化させることで、ボケ状態を埋め込む指標のパターン数を自由に増やすことができる。したがって、固定絞りを用いてボケ状態を検出するための指標を埋め込んでいた従来技術と比較して、ボケ状態を埋め込む指標のパターン数に限界が生じないようにすることができる。
また、従来技術においては特殊な形状の固定絞りであったため、通常の撮影用途に用いるカメラへの適用が困難であった。それに対して、本実施形態では、通常の撮影用途に用いるカメラと同様の形状を有する可変径絞り部104を用いることができるので、ボケ状態を埋め込む撮影、通常の撮影の両方を実施することが可能である。
なお、図2Aにおける可変径絞り部104は、通常の撮影用途に用いるカメラと同様に、開口部が円形に近い形状を取るものとなっているが、ボケ状態をより正確に取得する用途の場合、開口部を特殊な形状とすることが望ましい。
図8A〜8Dに、開口部が特殊な形状を有する可変径絞り部の一例を示す。図88A〜8Dの可変径絞り部は、絞り込むに従って開口部が垂直方向に細長い猫の目のような形状を有するように、絞り羽801が構成されている。このような形状となるように構成すると、y方向の周波数成分ωyの変化が著しい被写体においては、ボケ状態をより正確に取得できるようになる。
また、可変絞り制御部105において、開口径rの変化速度は必ずしも微分不可能である必要はない。例えば、可変径絞り部104の形状を、図8A〜8Dのように特殊なものとして、g(t)の二次微分が、正の値と負の値を持つようにしてもよい。
図9Aに、開口径rの時間tによる変化の二次微分が、正と値と負の値をとる場合の、開口径rと露光開始からの経過時間tとの関係g(t)を示す。図9Bに、g(t)の時間微分g(t)’を示す。この制御においても、Kaが0でなく、かつ0に近い値となると同時に、小さいΔzでKmが0に近づくようなg(t)を定めればよい。これらを満たすg(t)であれば、減衰正弦波などの既存の波形を用いても良い。また、可変絞り制御部105において、開口径rの変化速度を制御する場合には、シャッタ部106の露光・遮光を併用してもよい。
図10に、シャッタ部106を併用した場合の開口径rと露光開始からの経過時間tとの関係の図を示す。シャッタ部106を遮光した場合の開口径rは、可変径絞り部104の状態に関わらず、0になっていると考えることができる。本制御においても、Kaを0でなく、かつ0に近い値となると同時に、小さいΔzでKmを0に近づけるようにg(t)を定めればよい。この時、シャッタ部106を遮光させる毎に画像取得部108で撮影画像axを複数枚取得し、撮影画像axを合成して最終的に撮影画像aを生成してもよい。
上記のようにg(t)を設定することで、ボケ状態検出部109において検出が容易となるボケ画像が得られる。
なお、シャッタ部106を併用する場合、シャッタ部106を高速に動作させる必要があるため、液晶シャッタ、もしくは撮像素子部102に電子的に付加される形式の電子シャッタなどを用いることがより望ましい。
ボケ状態検出部109は、必ずしも撮像装置に常時接続されている必要は無く、例えば撮影後、ボケ状態を検出する時に撮像装置にボケ状態検出部109を含むPCなどを接続する、といったように構成してもよい。
本実施形態において、(2)式で示したボケ関数は、点光源からの光線が撮像レンズ部103を通過する位置・角度に関わらず、一様なf(bx,by,z,r)を有すると仮定している。現実には、点光源からの光線が撮像レンズ部103を通過する位置・角度によって、f(bx,by,z,r)は変化する。このため、実施に当たっては、撮影画像aにおける画素位置(x,y)を考慮したf(bx,by,x,y,z,r)とするか、撮影画像aを幾つかの領域に分割し、領域毎に異なるf(bx,by,z,r)を持たせてもよい。
(第2の実施形態:切り替え式絞りを用いたもの)
図11に、本発明に係わる第2の実施形態の撮像装置1101の構成について示す。
図11に示すように、本実施形態の撮像装置1101は、撮像素子部1102、撮像レンズ部1103、可変絞り部である切り替え絞り部1104、可変絞り制御部1105、シャッタ部1106、シャッタ制御部1107を有している。また、画像取得部1108、ボケ状態検出部1109、鮮鋭画像生成部1110、操作部1111、経過時間計測部1112を有している。
撮像素子部1102は、第1の実施形態における撮像素子部102と同様の構成を有する。撮像レンズ部1103は、撮像素子部1102上に被写体の投影像を与えるための光学系を有する。本実施形態における撮像レンズ部1103は、単一の凸レンズを使用しており、開口位置に後述の切り替え絞り部1104を配置することで、開口形状を変化させることができる。撮像レンズ部1103は、必ずしも単一の凸レンズを使用する必要は無く、撮像素子部1102上に被写体の投影像を与え、切り替え絞り部1104を配置可能な構成であれば、複数のレンズ、もしくは反射鏡を組み合わせた物でもよい。
シャッタ部1106、シャッタ制御部1107は、第1の実施形態におけるシャッタ部106、シャッタ制御部107とそれぞれ同様の構成を有する。画像取得部1108は、第1の実施形態における画像取得部108と同様に、A/D変換器1113、メモリ1114から構成されている。切り替え絞り部1104は、撮像レンズ部1103の開口形状を変化させる役割を果たしている。
図12A〜12Cに、本実施形態における切り替え絞り部1104の概略構成を示す。図12Aに示すように、本実施形態の切り替え絞り部1104は、開口部1201、絞りパターン1202、絞りパターン1202が格納された絞りパターン格納部1203、絞りパターン1202を駆動するモータ1204から構成されている。
図12B及び12Cに示すように、このように構成された本実施形態の切り替え絞り部1104は、可変絞り制御部1105の制御によって複数の絞りパターン1202を切り替えることで、撮像レンズ部1103の開口形状を変化させることができる。
可変絞り制御部1105は、絞りパターンテーブル保持部1115と絞り制御信号発生部1116とから構成されている。絞りパターンテーブル保持部1115は、絞りパターン1202の絞りパターン番号kと、各パターン番号kにおける露光時間tkの目標値をテーブル化したものである。ここで、絞りパターン番号0の場合が第1の形状に相当し、絞りパターン番号1の場合が第2の形状に相当する。
図13に、絞りパターンテーブル保持部1115に保持されている、絞りパターン番号kにおける露光時間tkの特性を示す。図13の絞りパターン番号kと露光時間tkの関係は、以下の関数で表すことができる。
図14A、14Bに、各絞りパターン1202を使用した場合における、撮像レンズ部1103から一定の距離に存在する点光源を被写体としたボケ像での、ボケ中心からの位置(bx,by)と輝度の特性を示す。図14Aが絞りパターン0の場合の特性を示し、図14Bが絞りパターン1の場合の特性を示している。また、特性内の色が濃い部分が、輝度の高い領域となっている。
この特性は、図14A,14Bに示すように、絞りパターン番号kと、撮像レンズ部1103と点光源との距離zによって変化する。よって、静的に任意の絞りパターンを用いて点光源との距離zで画像を撮像した場合の、ボケ中心からの位置(bx,by)での輝度iは以下のように表すことができる。
なお、(11)式では、点光源からの光が撮像レンズ部1103を通過する位置・角度に関わらず、一様なfk(bx,by,z)を有すると仮定している。撮像素子部1102で得られる被写体の投影像は、撮像素子部1102の画素の数と等しい数だけ存在する点光源が、(11)式によって撮影画像a(x,y)に畳み込まれたものであると考えることができる。(11)式から、露光後に生成される点光源のボケ像において、点光源との距離z、ボケ中心からの位置(bx,by)での輝度jは、以下の式で表すことができる。
ここで、kmaxは、使用する絞りパターン番号kの最大数である。
さらに(10)式より、
となる。このj(bx,by,z)で、撮像レンズ部1103と点光源との距離zをある一定の値としたときの、空間軸(bx,by)における二次元フーリエ変換をJ(ωx,ωy,z)とする。一般的な被写体の投影像h(x,y)における空間周波数分布、つまり二次元フーリエ変換をH(ωx,ωy)とした場合、J(ωx,ωy)との相関関数Kaは第1の実施形態における(5)式と同様に表される。
(5)式において、x軸の周波数成分ωxはωxmin〜ωxmaxの間を、y軸の周波数成分ωyはωymin〜ωymaxの間を取るものとする。また、撮像レンズ部1103と点光源との距離zがΔzだけ変化した場合における自己相関関数Kmは、第1の実施形態における(6)式と同様に表される。
(6)式において、撮像レンズ部1103と点光源との距離zの取りうる範囲で、Kaを0でなく、かつ0に近い値となるようj(bx,by,z)を定める。以上の操作は、物理的には鮮鋭な被写体の投影像と、ボケ像とを周波数領域において容易に分離可能とする操作と等価である。同時に、小さいΔzでKmを0に近づけるようにj(bx,by,z)を定める。これは、ボケ像の変化から撮像レンズ部1103と点光源との距離zの変化を検出する分解能を向上させる操作と等価である。
前記の関係を満たすようなj(bx,by,z)については、例えば撮像レンズ部1103が有するボケ関数に、M配列などの2次元擬似ランダムパターンを掛け合わせることで得られる。ここで、撮像レンズ部1103の開口形状が、M配列に相当する。前記のM配列は、透過・非透過の二値で生成するよりも、半透過も含めたより多値で生成すると生成可能なパターン数が多くなるため、Ka,Kmの条件をより良好に満たすことができる。
本実施形態においては、前記のj(bx,by,z)をfk(bx,by,z)とv(k)の組み合わせで生成する必要がある。fk(bx,by,z)は、撮像レンズ部1103が有するボケ関数と絞りパターン番号kの絞りパターン1202の開口形状とで決定される。単一のfk(bx,by,z)のみで多値のj(bx,by,z)を生成するには、絞りパターン1202の開口形状に半透過の領域を必要とする。
しかし、全ての可視波長域で、正確な透過率を示す半透過の開口形状を作成するには、物理的な困難が伴う。そこで、v(k)によって最終的に半透過の領域を有する開口形状と等価となる制御を行う。例えば、ある(bx,by,z)において、f0=1, f1=0であった場合、全露光時間Tに対して、
とすれば、ある(bx,by,z)上で任意の透過率αを有するj(bx,by,z)が生成できる。なお、このときの各fk(bx,by,z)は、相互がアフィン変換で表現される変形式でなく、アフィン独立であることが望ましい。本制御も併用することで、fk(bx,by,z)とv(k)をランダムに生成し、Ka,Kmの条件を満たす、fk(bx,by,z)とv(k)の組み合わせを設定する。
以上のように、絞りパターンテーブル保持部1115に保持するv(k)を定め、v(k)に従って切り替え絞り部1104の各絞りパターン1202の露光時間tkを制御することで、ボケ状態を検出するための指標を撮影画像a内に埋め込むことができる。
絞り制御信号発生部1116は、経過時間計測部1112から得られる絞りパターン番号kと、絞りパターンテーブル保持部1115から得られる目標の露光時間tkとを用いて、切り替え絞り部1104に対して絞りパターン番号kに切り替える制御信号を与える。ボケ状態検出部1109は、フーリエ変換部1117、ボケパターン保持部1118、相関計算部1119、ボケ状態保持部1120から構成されている。
本実施形態におけるボケ状態検出部1109は、第1の実施形態におけるボケ状態検出部109と同様にボケ状態を検出する。そして、ボケ状態保持部1120で、相関計算部1119によって計算した、撮影画像aの全画素における距離zp(x,y)と、Jp(ωx,ωy,z)をボケ状態として保持しておく。鮮鋭画像生成部1110は、撮影画像aと、ボケ状態保持部1120に保持されたボケ状態から、ボケを除去した鮮鋭画像asを生成する。
本実施形態における鮮鋭画像生成部1110は、第1の実施形態における鮮鋭画像生成部110と同様の処理を行い、鮮鋭画像as(x,y)を求めることができる。操作部1111は、第1の実施形態における操作部111と同様の構成を有する。経過時間計測部1112は、第1の実施形態における経過時間計測部112と同様の構成を有する。
図15に、撮像処理手順を説明するフローチャートを示す。この撮像処理は、ユーザが操作部1111でボタンを押下し、撮像装置に撮像操作を与えると開始される。
ステップS1501において、図11における撮像素子部1102内に残る光の検出状態を、画像取得部1108で全て読み出して初期化する。
次に、ステップS1502において、可変絞り制御部1105によって、露光開始時の絞りパターン番号0となるように切り替え絞り部1104が初期化される。撮像素子部1102、切り替え絞り部1104の初期化が完了した時点で、ステップS1503に進む。
ステップS1503においては、切り替え絞り部1104とシャッタ部1106の制御を行い、露光する。露光時における、切り替え絞り部1104、シャッタ部1106の制御の流れについては後述する。露光後、撮像画像を取得する。より詳しくは、撮像素子部1102で検出された被写体の投影像の光を画像取得部1108内のA/D変換器1113によって読み出してデジタルデータ化し、メモリ1114に撮影画像aとして格納する。
次に、ステップS1504に進み、ボケ状態の検出を行う。これは、ボケ状態検出部1109が撮影画像aをメモリ1114から読み出し、撮影画像a内に存在するボケの状態を検出することにより行われる。ボケ状態検出部におけるボケ状態の検出の流れについては、第1の実施形態におけるボケ状態の検出の流れと同様である。
最後に、ステップS1505において、鮮鋭画像生成部1110が画像取得部1108内のメモリ1114から撮影画像aを読み出す。同時に、ボケ状態検出部1109内にあるボケ状態保持部1120からボケ状態を読み出す。そして、読み出した撮影画像aとボケ状態から、ボケの存在しない鮮鋭画像asを生成する。
次に、切り替え絞り部1104とシャッタ部1106の制御の流れについて説明する。図16に、切り替え絞り部1104、シャッタ部1106の制御手順を説明するフローチャートを示す。
図16に示すように、最初に切り替え絞り部1104を、露光時の初期絞りパターン0となるように可変絞り制御部1105で制御し、絞りパターン番号k=0とする初期化を行う(ステップS1601)。
次に、ステップS1602に進み、経過時間計測部1112を初期化し、撮影操作からの経過時間t=0として経過時間の計測を開始する。経過時間計測部1112の初期化と同時に、シャッタ部1106を露光状態に制御する(ステップS1603)。絞りパターン番号kを入力として、絞りパターンテーブル保持部1115から、切り替え絞り部1104の絞りパターン番号における露光時間tkを読み出して取得する(ステップS1604)。
ステップS1605において、読み出した時間tkの間、切り替え絞り部1104の状態を維持して露光を行う。このときの露光時間は、経過時間計測部1112によって計測する。時間tk経過後、絞りパターン番号kが最大値のkmaxであるか否かの判定を行う(ステップS1607)。
この判定の結果、kmaxで無ければ、ステップS1606に進み、絞りパターン番号kに1を加え、切り替え絞り部1104によって、絞りパターンkに切り替える。その後、ステップS1604に進んで前述した処理を繰り返し行う。
一方、ステップS1607の判定の結果、絞りパターン番号kがkmaxに到達したらステップS1608に進んで、繰り返しを終えてシャッタ部1106を遮光させ、その後、終了する。以上の処理によって、切り替え絞り部1104とシャッタ部1106の制御を行う。
本実施形態においては、以上のような処理を実行することにより、撮影画像にボケ状態を検出するための指標を埋め込み、埋め込まれたボケ状態の検出を行う。このように、切り替え絞り部1104を用いることで、正確な透過率で半透明な領域を有する絞りと等価の露光を行うことができる。本実施形態は、固定絞りを用いていた従来と比較して、ボケ状態を埋め込む性能を大幅に向上させることができ、高性能な指標となる、正確な透過率で半透明な領域を有する絞りの製作を行うことができる。
なお、図12Aにおける切り替え絞り部1104は、物理的な開口部を有する板状の絞りパターン1202を用いている。しかし、更に詳細な透過率を設定した開口形状を有する多くの絞りパターンを使用したい場合には、液晶などによる電子的な絞りを用いることが望ましい。
図17A〜17Cに、開口形状を液晶によって生成する液晶絞りの例を示す。
この例では、開口部分に液晶パネル部1701を配置し、可変絞り制御部1105からの制御信号を受ける液晶回路駆動部1702によって、図17Bおよび17Cのそれぞれに示すような絞りパターン1、絞りパターン2に見られるような任意の絞りパターンを生成する。このような電子的な絞りを用いれば、例えば被写体の投影像が有する空間周波数に応じて、適応的に絞りパターンを変更する制御を行うことができる。
また、図12Aの切り替え絞り部1104において、絞りパターンを切り替える場合、切り替え期間中は開口形状が不定となるため、切り替え期間をなるべく短くすることが望ましい。もしくは、切り替え期間中はシャッタ部1106で遮光するように制御を行ってもよい。
可変絞り制御部105、ボケ状態検出部109、鮮鋭画像生成部110は、コンピュータのRAMやROMなどに記憶されたプログラムが動作することによって実現できる。このプログラム及び前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は本発明に含まれる。
(他の実施形態)
本発明の様態は、メモリ装置に記録されているプログラムを読み出して実行することで、上記の実施形態の機能を実行するシステム又は装置のコンピュータ(若しくはCPUやMPU等の装置)によっても実現される。また、本発明の様態は、例えば、上記の実施形態の機能を実行するためにメモリ装置に記録されているプログラムを読み出して実行することにより、システム又は装置のコンピュータにより実行される各ステップを有する方法によっても実現される。この目的のために、このプログラムは、例えばネットワークを介して若しくは上記メモリ装置としての各種の記録媒体(例えば、コンピュータ読み取り可能な媒体)から、このコンピュータに対して提供される。
本発明については典型的な実施の形態を用いて説明したが、本発明が上記実施の形態に制限されるものではないことは理解されるべきである。以下の特許請求の範囲については、そのような全ての変更及び等価な構成、機能を網羅するような広い解釈が認められるべきである。
本願は、2008年8月4日提出の日本国特許出願特願2008−201053を基礎として優先権を主張するものであり、その記載内容の全てを、ここに援用する。

Claims (14)

  1. 画像処理装置であって、
    絞りの開口部を介して被写体から入射される光を撮像素子部で結像した結果を、画像として所得する画像取得手段と、
    前記画像取得手段が前記画像を取得する際に、前記開口部の形状の時間的な変化を規定する関数に基づいて、前記開口部の形状を制御する制御手段と、
    前記関数に基づいて、前記画像におけるボケ状態を検出する検出手段と
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記関数は、前記開口部の開口径の時間的な変化を規定し、
    前記画像取得手段にて前記画像を取得する間に、前記関数の二次微分は、正の値と負の値をとることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記関数は、前記開口部の形状がアフィン変換により表現される変化以外の変化を規定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記関数は、一以上の点で微分不可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記開口部の形状を、前記画像取得手段にて前記画像を取得する開始時間における前記開口部の第1の形状から、前記画像取得手段にて前記画像を取得する終了時間における前記開口部の第2の形状へと変更するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 前記関数はルックアップテーブルによって規定されることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 更に、
    前記画像取得手段にて前記画像を取得する際に、前記制御手段による制御と連動して、前記被写体から入射される光を通過させたり遮断したりして、前記撮像素子部を露光又は遮光するシャッタを制御するシャッター制御手段を備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  8. コンピュータを用いて、
    絞りの開口部を介して被写体から入射される光を撮像素子部で結像することによって得られる結果を、画像として所得する取得工程、
    前記画像を取得する際に、前記開口部の形状の時間的な変化を規定する関数に基づいて、前記開口部の形状を制御する制御工程、
    前記関数に基づいて、前記画像におけるボケ状態を検出する検出工程
    を実行することにより行われる画像処理方法。
  9. 前記関数は、前記開口部の開口径の時間的な変化を規定し、
    前記画像を取得する間に、前記関数の二次微分は、正の値と負の値をとることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  10. 前記関数は、前記開口部の形状がアフィン変換により表現される変化以外の変化を規定することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  11. 前記関数は、一以上の点で微分不可能であることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  12. 前記制御工程では、前記開口部の形状を、前記画像を取得する開始時間における前記開口部の第1の形状から、前記画像を取得する終了時間における前記開口部の第2の形状へと変更するように制御することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  13. 前記開口部の形状の時間的な変化を規定する関数はルックアップテーブルによって規定されることを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
  14. 更に、
    前記画像を取得する際に、前記制御工程における制御と連動して、前記被写体から入射される光を通過させたり遮断したりして、前記撮像素子部を露光又は遮光するシャッタを制御することを特徴とする請求項8に記載の画像処理方法。
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