JP2011522095A - 摩耗の改善されたゴム混合物 - Google Patents

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Abstract

30〜100phrの少なくとも1種のジエンゴムと、20〜200phrの少なくとも1種のフィラーと、0〜200phrのさらなる添加剤と、遊離硫黄、硫黄供与体およびシランを含む硫黄加硫系であって、これらの成分により得られる硫黄濃度が0.025〜0.08mhrであり、遊離硫黄が0〜70%の範囲、硫黄供与体が5〜30%の範囲、シランが20〜95%の範囲である硫黄加硫系と、0.1〜10phrの少なくとも1種の加硫促進剤とを含む摩耗の改善された、特に、車両タイヤ用のゴム混合物。

Description

本発明は、特に、タイヤ用の摩耗性能の改善されたゴム混合物に関する。
混合物および加硫物の特性に影響を与えるために、様々な添加剤が混合物と混合され、かつ/または特定のポリマーがこの目的で用いられる。ここで挙げる添加剤としては、フィラー(例えば、カーボンブラック)、可塑剤、酸化防止剤、ならびに硫黄、促進剤および活性剤で構成された架橋系が例示される。しかしながら、混合物を変えることにより、1つの特性が改善されると、他の特性が損なわれることが多いため、目的に避けられない対立が生じる。タイヤトレッドの混合物の場合のこれらの対立する目的の例としては、摩耗性能および熱の蓄積の増大に関するものがあり、反発弾性が乏しくなるため、転がり抵抗が乏しくなる。目的のこれらの対立を解決するのに用いる特定の方法は、混合物の成分を変える、同じく、特に、添加剤を変える、または修正することである。その狙いは、通常、反比例する特性の改善されたレベルを達成することである。
加硫物の加硫速度および物理特性に影響する重要なグループの添加剤は、加硫促進剤のグループである。タイヤの製造に利用可能で、当業者に公知の加硫促進剤には様々なグループがあり、また、それらは互いに組み合わせて用いることができ、相乗効果が得られる。
これらの加硫促進剤は、加硫剤として用いる硫黄を活性化させる役割を果たす。硫黄および加硫促進剤の添加は、得られるタイヤ−ゴム混合物特性に個々に適合させる。これらの得られる特性は、例えば、ポリマーとフィラーの加硫中に生成される網目構造の関数であり、従って、加硫物の物理特性を考慮すると、架橋の性質と程度が非常に重要となる。
加硫系または架橋系についての先行技術を以下の公報により詳細に説明していく。
(D1) 独国特許出願公開DE第25 36 674 A1号明細書
(D2) EP特許翻訳DE第603 03 203 T2号明細書
(D3) 独国特許出願公開DE第42 07 028 A1号明細書
(D4) 独国特許出願公開DE第40 36 420 A1号明細書
(D5) 独国特許出願公開DE第40 37 756 A1号明細書
(D6) 欧州特許EP第0 530 590 B1号明細書
D1には、シリケートフィラーを含む架橋可能なゴム混合物および架橋プロセスが記載されている。具体的に、架橋可能なゴム混合物は、少なくとも1〜300重量部のシリケートフィラー、0〜300重量部のカーボンブラックおよび0.02〜10重量部の量のそれ自体がゴム加硫用として公知の少なくとも1種の加硫促進剤および少なくとも1種のオルガノシランを含むものが請求されている。定義されたポリマー系は権利請求されておらず、用いるフィラーに関連する具体的なデータが与えられていない。
D2には、架橋剤として用いることのできるポリスルフィドシロキサンおよびその調製プロセスが開示されている。架橋系は、記載されたポリスルフィドシロキサンと、少なくとも1種の主要な加硫促進剤を含む。ポリスルフィドシロキサンは、ジエンエラストマーおよび強化フィラーをベースとした組成物に用いられる。権利請求されたジエンエラストマーは、様々な成分を含み、権利請求されたフィラーは、特定のシリカおよびカーボンブラックを含み、開示された発明の各実施例は、単一ポリマーとしての天然ゴムと、単一フィラーとしてのカーボンブラックとで構成されたゴム混合物に関連する。
D3、D4およびD5には、ニトロソアミン毒性のない、ホース、ガスケット、ローラリングおよびその他技術ゴム製品用であって、好ましくは、特定のチウラムおよび/またはメルカプト加硫剤と、加硫または架橋用の、それでも必要とされる少量の元素硫黄を含む加硫物が開示されている。
D6には、非常に高い耐老化性および耐加硫戻りのジエンゴム加硫物の製造プロセスが開示されている。ジエンゴム加硫物は、メルカプト促進剤1〜2.5部または0.2〜0.8部のスルフェンアミド促進剤または0.3〜2.5部のメルカプト促進剤および0.1〜0.8部のスルフェンアミド促進剤を含む。0.1〜0.2部の硫黄もまた、ゴム、好ましくは油展ジエンゴム100部当たり用いられる。
従って、本発明の目的は、上述した目的の対立を解決する、または少なくとも軽減するゴム混合物を、具体的には、摩耗性能を改善し、その他の物理特性はほとんど変化させずに、最良の加硫系を用いることにより、提供することである。
この目的は、
−30〜100phrの少なくとも1種のジエンゴムと、
−20〜200phrの少なくとも1種のフィラーと、
−0〜200phrのさらなる添加剤と、
−遊離硫黄、硫黄供与体およびシランを含む加硫系であって、これらの成分による硫黄濃度が0.025〜0.08mhrであり、遊離硫黄が0〜70%、硫黄供与体が5〜30%、シランが20〜95%である加硫系と、
−0.1〜10phrの少なくとも1種の加硫促進剤と
を含むゴム混合物により達成される。
酸化亜鉛およびステアリン酸を加硫活性剤として含めるのも有利である。
本明細書で用いられるphrデータ(ゴム重量100部当たりの部)は、ゴム業界で処方を混合するための通常の定量データである。個々の物質を添加した重量部の数は、常に、混合物中に存在するゴムの全重量100重量部を基準とする。用いられるmhr単位は、対応して、モル量を基準とする(ゴム重量100部当たりのモル)。
意外にも、加硫系が、遊離硫黄、シランおよび硫黄供与体により導入される総硫黄量である上述した主な特性およびこれら3つの硫黄源による特定の硫黄比を有するときは、改善された結果が得られることが分かった。比較例は、低硫黄含量を用いる、例えば、処方における硫黄供与体含量が一般に少ない、またはゼロである先行技術の範囲を示すものである。硫黄組成物を本発明のやり方で添加することにより、他の物理特性は同じレベルのまま、意外にも良好な摩耗性能が達成できる。
これによって、例えば、転がり抵抗と摩耗という対立する目的を切り離すことができる。これは、トレッドばかりでなく、他のタイヤ構成部品、例えば、サイドウォールにも適用される。他のタイヤ構成部品用のゴム混合物は以下にまとめてあり、タイヤ技術においては通常のことであるが、ボディ化合物またはボディ混合物とも呼ばれる。
少なくとも1種のジエンゴムは、天然ポリイソプレンおよび/または合成ポリイソプレンおよび/またはポリブタジエンおよび/またはスチレン−ブタジエンコポリマーおよび/または溶液重合スチレン−ブタジエンコポリマーおよび/または乳化重合スチレン−ブタジエンコポリマーおよび/またはスチレン−イソプレン−ブタジエンターポリマーおよび/またはブタジエン−イソプレン−コポリマーおよび/またはブチルゴムおよび/またはハロブチルゴムおよび/またはエチレン−プロピレン−ジエンゴムおよび/またはクロロプレンゴムおよび/またはブタジエン−アクリロニトリル−コポリマーおよび/または部分水素化ジエン(コ−)ポリマーからなる群から選択される。ポリマーは、非官能化または官能化することができ、官能化および非官能化ポリマーの混合物も可能である。
タイヤの異なる用途(トレッド/ボディ、乗用車/トラック)は、異なる好ましいゴム組成物に関連付けられる。
乗用車(PC)トレッド:
ゴム混合物は、少なくとも1種のスチレン−ブタジエンゴム(SBR、好ましくは、溶液重合スチレン−ブタジエンゴム(SSBR))を含む。
トラックトレッド:
ゴム混合物は、好ましくは、40〜100phrの天然ポリイソプレンおよび/または合成ポリイソプレン、0〜50phrのブタジエンゴム、0〜60phrのスチレン−ブタジエンゴム、好ましくは溶液重合スチレン−ブタジエンゴムを含む。
ボディ:
ゴム混合物は、好ましくは、20〜100phrの天然ポリイソプレンおよび/または合成ポリイソプレン、0〜80phrのブタジエンゴム、0〜50phrのスチレン−ブタジエンゴムを含む。
ゴム混合物は、20〜200phrの少なくとも1種のフィラーを含む。
ゴム混合物を車のトレッドに用いる場合には、フィラーの量は、好ましくは、50〜200phr、特に好ましくは、60〜150phr、さらに特に好ましくは45〜150phrである。トラックトレッドに用いるには、フィラーの量は、好ましくは、40〜70phr、特に好ましくは、40〜55phr、さらに特に好ましくは、20〜60phrであるが、ボディ混合物の用途についてのフィラーの量は、好ましくは、30〜80phr、好ましくは、10〜50phrである。
ある特定の実施形態において、少なくとも10phrのフィラーは、表面にシラン反応基、例えば、OH基を有していなければならない。このフィラーは、アモルファスシリカ、その他鉱物フィラーまたは変性ポリマーマイクロゲル、例えば、LanXess製Nanoprene(登録商標)等公知のフィラーから選択することができる。
タイヤ業界で用いられているアモルファスシリカは、通常、沈降シリカであり、その表面により特に特定される。DIN66131およびDIN66132による窒素表面積(BET)をここでは特定に用い、これは、フィラーの内側と外側表面積のm/gでの尺度である。
シリカを主なフィラーとして用いる場合、本発明で用いるシリカの窒素表面積(BET)は、100〜300m/g、好ましくは、120〜250m/g、特に好ましくは、140〜220m/gである。
カーボンブラックを主なフィラーとして用いる場合、本発明では、ASTM D1510によるヨウ素吸収係数は80〜300g/kgであり、DPB数は、115〜200cm/100gである。ASTM D2414によるDBP数は、ジブチルフタレートを用いて、カーボンブラックまたは淡色のフィラーの比吸収容積を求めるものである。
しかしながら、上述した特性を備えたシリカと、上述した特性を備えたカーボンブラックの組み合わせを、実質的なフィラー成分として用いることも可能である。
ゴム混合物はまた、シリカおよびカーボンブラックと共に、その他フィラー、例えば、水酸化アルミニウム、フィロケイ酸塩、石灰、チョーク、スターチ、酸化マグネシウム、二酸化チタン、ゴムゲル、短繊維等を、任意の所望の組み合わせで含むこともできる。
加硫系の一部として有用なシランおよびその分類は次のとおりである。
ゴム業界で通常用いられるシランは、分子中のS:Si比、分子中のSi原子の絶対数および「Si原子当たりのMw」比により分類することができる。
クラス1:
−S:Si>1.6、および
−Si原子の数>1、および
−Si原子当たりのMw比<390g/モル
−例えば、独国特許出願公開DE第25 36 674 A1号明細書に記載されているオルガノシランをx>3で含み、これは、例えば、Evonik製Si69(登録商標)(TESPT)により、または米国特許出願第11/617,683号明細書、米国特許出願第11/617,649号明細書、米国特許第11/617,663号明細書または米国特許出願第11/617,659号明細書に記載されたシランであり、好ましくは、米国特許出願第11/617,663号明細書に記載された分岐炭化水素環を備えたシラン(シレートコアシラン)である。
クラス2:
−S:Si<1.6、および
−Si原子の数≧1、および
−Si原子当たりのMw比<390g/モル
−例えば、独国特許出願公開DE第25 36 674 A1号明細書に記載されているオルガノシランをx<3で含み、これは、例えば、Evonik製Si75(登録商標)(TESPT)により、または米国特許出願第11/617,683号明細書、米国特許出願第11/617,649号明細書、米国特許第11/617,663号明細書または米国特許出願第11/617,659号明細書に記載されたシラン、またはMomentive Performance Materials Inc.によるNXT、低VOC含量のNXTまたはNXT−Zである。
クラス3:
−S:Si開放、すなわち、比は任意の正の値と仮定することができ、かつ
−Si原子の絶対数≧1、および
−Si原子当たりのMw比>390g/モル
−例えば、米国特許出願公開第20060161015号明細書、国際公開WO第2008009514号パンフレットまたは米国特許出願第11/617,678号明細書に記載されたシランを含み、例えば、EvonikよりSi363(登録商標)という商品名で入手可能である。
これら3つのカテゴリから選択されるシランは、好ましくは、本発明によるゴム混合物の加硫系に用いられる。
硫黄を網目構造に供与する架橋剤を含む硫黄供与体は、当業者に知られている、または例えば、Hofmann&Gupta:Handbuch der Kautschuktechnologie(Handbook of Rubber Technology),Gupta−Verlag(2001),chapter 7に記載されている。好ましいのは、チウラムジスルフィド、好ましくはTBzTD、またはジチオホスフェート、例えば、DipDis(ビス(ジイソプロピル)チオホスホリルジスルフィド)、SDT(例えば、Rhenocure SDT 50(登録商標)、Rheinchemie GmbH)、亜鉛ジクロリル−ジチオホスフェート(ZDT)(例えば、Rhenocure ZDT/S(登録商標)、Rheinchemie GmbH)である。
加硫促進剤の比率は、0.1〜10phr、好ましくは1〜6phrであり、少なくとも1種の加硫促進剤は、チアゾール促進剤、メルカプト促進剤、スルフェンアミド促進剤、グアニジン促進剤、チウラム促進剤、ジチオカーバメート促進剤、アミン促進剤、チオウレアおよび/または硫黄供与体として作用するものを除いたその他促進剤を含む群から選択される。
好ましくは、少なくとも1種の促進剤は、スルフェンアミド促進剤の群から選択され、N−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド(TBBS)またはシクロヘキシルベンゾチアゾールスルフェンアミド(CBS)を用いるのが好ましい。
好ましいのは、硫黄供与体/スルフェンアミドモル比が0.35対0.6、好ましくは、0.45対0.55である。
さらに、遊離硫黄は、上述した加硫系により導入される0〜70%の硫黄を含むものが添加される。
さらなる添加剤の通常の総量割合は、0〜200phrである。さらなる添加剤は、例えば、促進剤、硫黄供与体および当業者に知られた硫黄以外のさらなる加硫助剤、例えば、ZnO、ステアリン酸、樹脂等を含む。その他の添加剤としては、1種以上の処理助剤、1種以上の可塑剤、1種以上のオゾン劣化防止剤および1種以上の酸化防止剤が挙げられる。ゴム混合技術に周知されているさらなる添加剤を、適切であれば、添加することもできる。
添加剤は、さらに、0〜120phrの少なくとも1種の可塑剤油、例えば、DAE(留出芳香族抽出物)および/またはRAE(残渣芳香族抽出物)および/またはTDAE(処理済み留出芳香族抽出物)および/またはMES(軽度抽出溶媒)および/またはナフタレン油を含む群から選択される鉱油である。
0〜80phrの少なくとも1種の他の追加の可塑剤をゴム混合物に存在させることもできる。その他の可塑剤は、合成可塑剤および/または脂肪酸および/または脂肪酸誘導体および/または樹脂および/またはファクチスおよび/または低分子量ポリマーおよび/または植物油とすることができる。
本発明のゴム混合物は、タイヤの製造に用いることができる。これは、ソリッドゴムタイヤまたは空気式タイヤとすることができる。ここで、特に重要な用途は、空気式タイヤのトレッドおよび空気式タイヤ用ボディ混合物への使用である。本明細書中ボディ混合物という言い回しには、サイドウォール、内側ライナ、アペックス、ベルト、ショルダ、ベルトプロフィール、スキージ、カーカス、ビード強化材および/またはソリッドタイヤが含まれる。
本発明のゴム混合物は、タイヤ内の様々な領域ばかりでなく、ホース、エアスプリング、ゴムダンパ、ドライブベルトおよびその他種類のベルトにも用いられる。
ゴム混合物は、ゴム業界において通常のプロセスにより製造され、まず、1つ以上の混合段階において、全構成成分が加硫系(硫黄および加硫に影響を与える物質)以外の親混合物を製造する。仕上がり混合物は、加硫系を最終混合段階で添加することにより製造される。仕上がり混合物を、例えば、押出し手順により、さらに処理して、適切な形態に変換する。
空気式タイヤに用いるには、混合物を、タイヤトレッドの形態に好ましくは変換し、グリーンタイヤの製造中に公知の方法により適用する。しかしながら、2つに分離できるタイヤトレッドを、ゴム混合物の細い片の形態でグリーンタイヤ巻きつけることも可能である。タイヤのボディ混合物として用いる本発明のゴム混合物の製造方法は、タイヤトレッドについて前述したとおりである。押出し手順後の成形プロセスに違いがある。1つ以上の異なるボディ混合物について本発明のゴム混合物の得られた形態は、グリーンタイヤの構造として機能する。本発明のゴム混合物を、ドライブベルトおよびその他の種類のベルト、特に、コンベヤベルトに用いるには、押出し混合物を、適切な形態に変換し、このプロセスにおいて、または後に、強化材、例えば、合成繊維またはスチールコードを与えることが多い。その結果、ゴム混合物の1つおよび/または複数の層、同一および/または異なる強化材の1つおよび/またはそれ以上の層、同じおよび/または異なるゴム混合物の1つおよび/またはそれ以上のさらなる層で構成された、多層構造が主に得られる。
本発明を、表1〜11に並べた比較例および実施例を用いてさらに説明していく。各表は、少なくとも3つの部分に分割されている。第1の部分には、混合物の各構成が記載され、第2の部分には、硫黄源の詳細が記載され、第3の部分には、試験試料の試験結果が記載されている。Cが付いたのは比較例であり、Eが付いたのは実施例である。表1および2には、さらに第4の部分にタイヤ試験結果が含まれている。
混合物の全実施例をチャンバ容積158in(2600cm)の「OOC」BANBURY(登録商標)ミキサー(Farrell Corp.)で、3工程プロセスで混合した。混合物の全てを用いて、試験試料を、160℃、20分の加硫で作製し、これらの試験試料を用いて、各材料のゴム業界において典型的な特性を求めた。
試験試料について上述した試験で用いた試験方法は、以下のとおりである。
・DIN53 505による室温および70℃でのショアA硬さ
・DIN53 512による室温および70℃での反発弾性
・DIN53 504による室温での引張強度
・DIN53 504による室温での破断時伸び
・DIN53 504による室温での50%、100%および300%での静的伸びモジュラス
・DIN 53 516による摩耗値
・DIN 53 529による、ロータレスバルカメータ(MDR=可動円盤型レオメータ)を用いた10%、40%、90%および95%の相対架橋度
・ASTM D1646によるムーニー粘度
摩耗の値は、実験室規模の相対的(%)または絶対的(mm)条件で示され、試験中の重量喪失を表わしている。従って、低い値の方が摩耗挙動が改善されていることを意味する。
寸法205/55R16の空気式タイヤもまた、各混合物で作製されたトレッドを用いて製造し、タイヤを、アスファルト(低μ)およびコンクリート(高μ)でのウェット制動、同じく、ハイドロプレーニングおよび転がり抵抗のトライアルに用いた。摩耗も測定した。混合物C1またはC2を用いたタイヤの特性は100に等しく、本発明の混合物についての100を超える値は、対応の特性の改善を示している。
比較例および実施例は、シラン部類の機能としての混合物および各タイヤ用途の様々な構成を包含している。
定量的組成:
−30〜100phrの不飽和ゴム(例えば、乗用車トレッド:SBR/BR0〜50phr、NR0〜50phr、好ましくは、0〜30phr、特に好ましくは、0〜20phr)、
−OH基のない任意の追加のフィラーを用いることができる(例えば、0〜100phr、好ましくは、0〜80phr、特に好ましくは、0〜5phrのカーボンブラック)、
−0〜120phrの可塑剤、好ましくは、0〜90phr、特に好ましくは0〜80phr、
−0〜60phrの追加の添加剤、好ましくは、0〜40phr(オゾン劣化防止ワックス、樹脂、ZnO、酸化防止剤等)。
追加の特徴:
−ゴム混合物はまた、スルフェンアミド促進剤、好ましくは、CBSまたはTBBSも、より好ましくは、硫黄供与体対スルフェンアミド促進剤モル比0.35対0.6、好ましくは、0.45対0.55で含む。
−硫黄供与体は、チウラムジスルフィドまたはチオホスフェート、好ましくは、TBzTDまたはSDTまたはDipDisまたはZDTである。
−シランは、TESPTまたはTESPD等、例えば、Evonik Industries AGにより販売されているSi69(登録商標)およびSi75(登録商標)または、ブロックまたは非ブロックとすることのできるメルカプトシラン、例えば、Si363(登録商標)(Evonik Industries AG)またはNXTタイプシラン、NXT−Zタイプシラン、NXT低VOCタイプシラン(全て、Momentive Performance Materials Inc.より入手可能)またはシレートコアシランである。
−少なくとも1種のフィラー。シリカ、その他金属酸化物またはNanoprene(登録商標)のようなマイクロゲルのように、好ましくはOH基をフィラー表面に有する。フィラーは、1〜6OH基を有するのが特に好ましい。
−不飽和エラストマーは、SBR、BR、NR、IR、SIR、SIBR、IBR、EPDMまたはこれらの混合物を含む。
−可塑剤は、鉱油、植物油、エステル、低Mwポリマーまたはこれらのブレンドを含む。
車のトレッド用途の例:
実施例E1、E2、E4〜E11、E16およびE20〜E23:
硫黄濃度:0.05〜0.075mhr、および
遊離硫黄:0〜10%、好ましくは、0〜2%、および
硫黄供与体:5〜13%、好ましくは、7〜13%、および
クラス1シラン:75〜90%、および
シリカ:好ましくは、45〜150phr。
実施例E3、E12〜E15、E17、E24〜E26:
硫黄濃度:0.035〜0.07mhr、および
遊離硫黄:20〜50%、好ましくは、24〜45%、および
硫黄供与体:5〜20%、好ましくは、18%まで、および
クラス2シラン:50〜70%、および
シリカ:好ましくは、45〜150phr。
実施例E18およびE19:
硫黄濃度:0.025〜0.05mhr、および
遊離硫黄:20〜60%、好ましくは、25〜50%、および
硫黄供与体:10〜30%、好ましくは、15〜28%、および
クラス3シラン:25〜70%、および
シリカ:好ましくは、45〜150phr。
タイヤサイドウォール用途の例:
実施例E27〜E28:
硫黄濃度:0.025〜0.05mhr、および
遊離硫黄:0〜55%、および
硫黄供与体:8〜20%、および
クラス1シラン:40〜95%、および
シリカ:好ましくは、10〜50phr。
トラックトレッド用途の例:
実施例E31〜E38:
硫黄濃度:0.025〜0.05mhr、および
遊離硫黄:0〜55%、および
硫黄供与体:8〜15%、および
クラス1シラン:40〜95%、および
シリカ:好ましくは、20〜70phr。
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上記の表についての追加の情報:
例で用いた分岐炭化水素コアを有するシランは、常に同じであり、米国特許出願第11/617,663号明細書の例2に記載されている。
−表1:タイヤ試験を含む車のトレッド混合物。
−表2:タイヤ試験を含む車のトレッド混合物。3種類のシランの比較および通常用いる加硫系との比較(比較例C3、低硫黄含量、硫黄供与体なし)。
−表3:硫黄用量の異なる車のトレッド混合物。
−表4:硫黄用量およびシランの種類の異なる車のトレッド混合物。
−表5:「クラス2シラン」について硫黄および硫黄供与体用量の異なる車のトレッド混合物。
−表6:様々な混合物構成において、シランが分岐炭化水素コアを有する車のトレッド混合物。
−表7:クラス2およびクラス3シランを用いる車のトレッド混合物。
−表8:硫黄供与体として異なるジチオホスフェートを用いる車のトレッド混合物。
−表9:フィラーとしてマイクロゲルを含有するシリカまたはOH−基を用いるサイドウォール混合物。
−表10:2種類のシランによるトラックトレッド混合物。
−表11:2種類のシランによるトラックトレッド混合物。

Claims (23)

  1. −30〜100phrの少なくとも1種のジエンゴムと、
    −20〜200phrの少なくとも1種のフィラーと、
    −0〜200phrのさらなる添加剤と、
    −遊離硫黄、硫黄供与体およびシランを含む加硫系であって、これらの成分による硫黄濃度が0.025〜0.08mhrであり、元素硫黄が0〜70%、前記硫黄供与体が5〜30%、前記シランが20〜95%である加硫系と、
    −0.1〜10phrの少なくとも1種の加硫促進剤と
    を含むゴム混合物。
  2. 前記シランのS:Si比が1.6より大きく、前記Si原子の数が1より大きく、Si原子当たりのそのMw比が390g/モルより小さい請求項1に記載のゴム混合物。
  3. 前記シランのS:Si比が1.6より小さく、前記Si原子の数が1以上であり、Si原子当たりのそのMw比が390g/モルより小さい請求項1に記載のゴム混合物。
  4. 前記シランが、開放S:Si比を有し、前記Si原子の絶対数が1以上であり、Si原子当たりのそのMw比が390g/モルより大きい請求項1に記載のゴム混合物。
  5. 前記シランについて、S:Si比が1.6より大きく、前記Si原子の数が1より大きく、Si原子当たりのMw比が390g/モルより小さく、車のトレッド用途については、前記硫黄濃度が0.05〜0.075mhrであり、前記遊離硫黄の割合が0〜10%、前記硫黄供与体の割合が5〜13%、前記シランの割合が75〜90%であり、45〜150phrの量のシリカがフィラーとして存在する請求項1に記載のゴム混合物。
  6. 前記シランについて、S:Si比が1.6より小さく、前記Si原子の数が1以上であり、Si原子当たりのMw比が390g/モルより小さく、車のトレッド用途については、前記硫黄濃度が0.035〜0.07mhrであり、前記遊離硫黄の割合が20〜50%、前記硫黄供与体の割合が5〜20%、前記シランの割合が50〜70%であり、45〜150phrの量のシリカがフィラーとして存在する請求項1に記載のゴム混合物。
  7. 前記シランについて、開放S:Si比を有し、Si原子の絶対数が1以上であり、Si原子当たりのMw比が390g/モルより大きく、車のトレッド用途については、前記硫黄濃度が0.025〜0.05mhrであり、前記遊離硫黄の割合が20〜60%、前記硫黄供与体の割合が10〜30%、前記シランの割合が25〜70%であり、45〜150phrの量のシリカがフィラーとして存在する請求項1に記載のゴム混合物。
  8. 前記シランについて、S:Si比が1.6より大きく、Si原子の数が1より大きく、Si原子当たりのMw比が390g/モルより小さく、タイヤサイドウォール用途については、前記硫黄濃度が0.025〜0.05mhrであり、前記遊離硫黄の割合が0〜55%、前記硫黄供与体の割合が8〜20%、前記シランの割合が40〜95%であり、45〜150phrの量のシリカがフィラーとして存在する請求項1に記載のゴム混合物。
  9. Si原子当たりのMw比が390g/モルより小さいシランが、トラックのトレッド用であり、前記硫黄濃度が0.025〜0.05mhrであり、前記遊離硫黄の割合が0〜55%、前記硫黄供与体の割合が8〜15%、前記シランの割合が40〜95%であり、45〜150phrの量のシリカがフィラーとして存在する請求項1に記載のゴム混合物。
  10. スルフェンアミド促進剤を加硫促進剤として、チウラムジスルフィドまたはチオホスフェートを硫黄供与体として、シランとして、TESPTもしくはTESPD、またはメルカプトシランまたは分岐炭化水素コアを有するシランを含み、硫黄供与体対スルフェンアミド促進剤のモル比が0.35〜0.6である請求項1に記載のゴム混合物。
  11. 少なくとも1種のジエンゴムが、天然ポリイソプレンおよび/または合成ポリイソプレンおよび/またはポリエチレンおよび/またはポリブタジエンおよび/またはスチレン−ブタジエンコポリマーおよび/または溶液重合スチレン−ブタジエンコポリマーおよび/または乳化重合スチレン−ブタジエンコポリマーおよび/またはスチレン−イソプレン−ブタジエンターポリマーおよび/またはブチルゴムおよび/またはハロブチルゴムおよび/またはエチレン−プロピレン−ジエンゴムおよび/またはクロロプレンゴムからなる群から選択される請求項1に記載のゴム混合物。
  12. 前記加硫促進剤の量が1〜6phrである請求項1に記載のゴム混合物。
  13. 前記加硫促進剤が、硫黄供与体でないスルフェンアミド促進剤およびチウラム促進剤からなる群から選択される請求項1に記載のゴム混合物。
  14. 前記加硫促進剤が、N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドまたはN−tert−ブチル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミドである請求項13に記載のゴム混合物。
  15. 前記硫黄供与体が、チウラムジスルフィドまたはチオホスフェートからなる群から選択される請求項1に記載のゴム混合物。
  16. 前記硫黄供与体が、テトラベンジルチウラムジスルフィドである請求項15に記載のゴム混合物。
  17. 前記硫黄供与体が、ビス(0,0−2−エチルヘキシル−チオホスファチル)ポリスルフィド(SDT)である請求項15に記載のゴム混合物。
  18. 元素硫黄がなく、元素硫黄を添加しない請求項1に記載のゴム混合物。
  19. 前記さらなる添加剤の総量が10〜200phrである請求項1に記載のゴム混合物。
  20. タイヤを製造するための請求項1に記載のゴム混合物の使用。
  21. タイヤのトレッドまたはボディ混合物を製造するための請求項20に記載のゴム混合物の使用。
  22. サイドウォール、内側ライナ、アペックス、ベルト、ショルダ、ベルトプロフィール、スキージ、カーカス、ビード強化材、その他強化材インサートおよび/またはソリッドタイヤを含むタイヤのボディ混合物を製造するための請求項21に記載のゴム混合物の使用。
  23. ホース、エアスプリング、ゴムダンパ、ドライブベルトまたはその他種類のベルトを製造するための請求項1に記載のゴム混合物の使用。
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