JP2011518604A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011518604A5 JP2011518604A5 JP2011506307A JP2011506307A JP2011518604A5 JP 2011518604 A5 JP2011518604 A5 JP 2011518604A5 JP 2011506307 A JP2011506307 A JP 2011506307A JP 2011506307 A JP2011506307 A JP 2011506307A JP 2011518604 A5 JP2011518604 A5 JP 2011518604A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- torque
- handle housing
- handle
- maximum torque
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 230000000670 limiting Effects 0.000 claims description 8
- 210000004204 Blood Vessels Anatomy 0.000 claims description 6
- 241000013987 Colletes Species 0.000 description 25
- 210000001367 Arteries Anatomy 0.000 description 12
- 210000003811 Fingers Anatomy 0.000 description 9
- 210000003813 Thumb Anatomy 0.000 description 9
- 210000004351 Coronary Vessels Anatomy 0.000 description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 210000002808 Connective Tissue Anatomy 0.000 description 7
- 206010053648 Vascular occlusion Diseases 0.000 description 7
- 230000002792 vascular Effects 0.000 description 6
- 230000017531 blood circulation Effects 0.000 description 5
- 230000001684 chronic Effects 0.000 description 5
- 230000036961 partial Effects 0.000 description 5
- 210000001519 tissues Anatomy 0.000 description 5
- 210000004247 Hand Anatomy 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 4
- 230000003068 static Effects 0.000 description 3
- HVYWMOMLDIMFJA-DPAQBDIFSA-N (3β)-Cholest-5-en-3-ol Chemical compound C1C=C2C[C@@H](O)CC[C@]2(C)[C@@H]2[C@@H]1[C@@H]1CC[C@H]([C@H](C)CCCC(C)C)[C@@]1(C)CC2 HVYWMOMLDIMFJA-DPAQBDIFSA-N 0.000 description 2
- 210000004165 Myocardium Anatomy 0.000 description 2
- 210000004026 Tunica Intima Anatomy 0.000 description 2
- 230000000875 corresponding Effects 0.000 description 2
- 230000001419 dependent Effects 0.000 description 2
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 2
- 229910001000 nickel titanium Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000414 obstructive Effects 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 206010002383 Angina pectoris Diseases 0.000 description 1
- 206010003210 Arteriosclerosis Diseases 0.000 description 1
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- 229940107161 Cholesterol Drugs 0.000 description 1
- 210000001105 Femoral Artery Anatomy 0.000 description 1
- 206010061255 Ischaemia Diseases 0.000 description 1
- 239000004698 Polyethylene (PE) Substances 0.000 description 1
- 210000003137 Popliteal Artery Anatomy 0.000 description 1
- 208000004350 Strabismus Diseases 0.000 description 1
- 229920002725 Thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 1
- 238000005296 abrasive Methods 0.000 description 1
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 1
- 230000001070 adhesive Effects 0.000 description 1
- 210000003484 anatomy Anatomy 0.000 description 1
- 201000001320 atherosclerosis Diseases 0.000 description 1
- UIMGJWSPQNXYNK-UHFFFAOYSA-N azane;titanium Chemical class N.[Ti] UIMGJWSPQNXYNK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
- 230000000747 cardiac effect Effects 0.000 description 1
- 235000012000 cholesterol Nutrition 0.000 description 1
- 230000000295 complement Effects 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000003822 epoxy resin Substances 0.000 description 1
- 239000000945 filler Substances 0.000 description 1
- 238000003698 laser cutting Methods 0.000 description 1
- 239000007769 metal material Substances 0.000 description 1
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
- 210000000056 organs Anatomy 0.000 description 1
- 238000006213 oxygenation reaction Methods 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
- 229920000647 polyepoxide Polymers 0.000 description 1
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting Effects 0.000 description 1
- 230000002829 reduced Effects 0.000 description 1
- 231100000817 safety factor Toxicity 0.000 description 1
- BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N silver Chemical compound [Ag] BQCADISMDOOEFD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000007920 subcutaneous administration Methods 0.000 description 1
- 230000003746 surface roughness Effects 0.000 description 1
- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 1
- 230000000451 tissue damage Effects 0.000 description 1
- 231100000827 tissue damage Toxicity 0.000 description 1
- 230000019432 tissue death Effects 0.000 description 1
Description
出願は、2008年4月28日に出願された米国仮特許出願第61/048,398号の優先権を主張するものであり、当該出願の全体は、参照することにより本願に組み入れられる。
ここに記載される本発明の形態は、慢性的な完全閉塞部を治療するためのデバイスおよび関連する方法に関する。とりわけ、ここに記載される本発明の形態は、慢性的な完全閉塞部を横断して、完全閉塞部を越える血流の経路を確立するためのデバイスおよび方法に関する。
年齢、高コレステロール、および、他の要因に起因して、人々の大部分が、患者の脈管構造の一部を完全に閉塞して患者の健康に対して著しい危険を与えるアテローム性動脈硬化症を有している。例えば、冠状動脈の完全閉塞部のケースでは、結果として、痛みを伴う狭心症、心臓組織の損傷、または、死をもたらす場合がある。他の例では、脚部の大腿動脈または膝窩動脈の全体閉塞によって、足が虚血の兆候を呈し、足を切断する場合がある。
一般に知られる血管内デバイスおよび技術は、非効率的であり(処置に時間がかかる手順であり)、または、血管を穿孔する危険が高く(安全性が低く)、あるいは、閉塞部を横断できない(有効性が低い)。医師は、現在、天然血管内腔の視覚化に困難を感じており、血管内デバイスを視覚化された内腔へと正確に方向付けることができず、あるいは、閉塞部を貫いてデバイスを押し進めることができない。バイパス手術は、多くの場合、慢性完全閉塞部を有する患者にとって好ましい処置である。しかしながら、より侵襲的でない技術が好ましい。
動脈の完全閉塞部をバイパスするために、脈管内腔の脈管壁を利用するデバイスおよび方法がここで説明される。脈管壁の利用は、人工の内腔のアクセス、臓器壁内のアクセス、亜正中のアクセスまたは本開示においては内膜下のアクセスとして一般的かつ交換可能に記載されている前記壁への、または前記壁からの、血管内デバイスの通路を含んでいてもよい。
一の側面において、本開示は、血管の治療を促進するデバイスに向けられている。当該デバイスは、遠位端部および近位端部を有するシャフトを含んでいる。デバイスは、さらに、シャフトの近位端部のまわりに固定されたハンドルアッセンブリを含み、ハンドルアッセンブリは、第1部分を含んでいる。さらに、第1部分によりシャフトに対して印加されるトルクが、第1最大トルクよりも小さい場合、シャフトの長手方向軸のまわりでの第1方向における第1部分の回転が、第1方向におけるシャフトの回転を生じさせる。さらに、第1部分によりシャフトに対して印加されるトルクが、第1最大トルクよりも大きい場合、シャフトの長手方向軸のまわりでの第1方向における第1部分の回転が、第1方向におけるシャフトの回転を生じさせない。
一の側面において、本開示は、血管の治療を促進する方法に向けられている。当該方法は、遠位端部および近位端部を有する医療用デバイスのシャフトを提供することと、シャフトの近位端部に固定されたハンドルアッセンブリを提供することと、を含んでいてもよい。ハンドルアッセンブリは、第1部分を含んでいてもよい。さらに、第1部分によりシャフトに対して印加されるトルクが、第1最大トルクよりも小さい場合、シャフトの長手方向軸のまわりでの第1方向における第1部分の回転が、第1方向におけるシャフトの回転を生じさせる。さらに、第1部分によりシャフトに対して印加されるトルクが、第1最大トルクよりも大きい場合、シャフトの長手方向軸のまわりでの第1方向における第1部分の回転が、第1方向におけるシャフトの回転を生じさせない。当該方法は、長手方向軸のまわりでの第1方向におけるハンドルアッセンブリの第1部分を回転させることをさらに含んでいてもよい。この場合、回転は、第1最大トルクよりも小さいルクをシャフトに印加し、当該回転が、シャフトを回転させる。
本発明のさらなる目的および利点は、後の説明において部分的に規定され、かつ、説明から部分的に明らかであり、また、本発明の慣行により習得され得る。本発明の目的および利点は、従属請求項において特に示されるエレメントおよび組み合わせにより実現され達成される。
上述の一般的な説明および後述する詳細な説明の双方は、例示的かつ説明的なものに過ぎず、そして、請求される本発明を限定するものではない、ということが理解される。
この明細書に包含される付随の図は、この明細書の一部を構成するものであるが、本発明の形態を説明とともに図示しており、本発明の原理を説明するのを支援する。
参照は、本発明の例示的な形態に対して詳細になされる。これらの例は、付随する図において説明されている。可能な限りどこでも、全ての図にわたって、同一の参照符号は、同一または類似の部分を参照するために用いられる。
以下の詳細な説明は図面を参照して読み取られるべきであり、図面中、異なる図面における同様の要素には同じ番号が付されている。必ずしも一定の倍率であるとは限らない図面は、例示的な実施形態を描いており、本発明の範囲を限定しようとするものではない。
図1は、人間の心臓100を示すものである。心臓100は、閉塞部の影響を受けやすい多数の冠状動脈102を含んでいる。所定の生理的な環境および一定の十分な時間のもとで、いくらかの閉塞部が、完全閉塞部101のような、完全な、または完璧な閉塞部になるかもしれない。ここで使用されているように、完全な閉塞部および完璧な閉塞部という用語は、閉塞部の時期によるいくつかの可能な変形に関する、閉塞部における同一のまたは類似の程度を示すことが意図されている。一般に、完全閉塞部は、断面領域において90パーセントまたはそれよりも多くが機能的に閉塞されている脈管内腔を示しており、それを介しての血流がほとんどなく、かつ、従来のガイドワイヤがそれを介して通ることが困難または不可能であることを引き起こしている。また一般に、完全閉塞部が古くなるにつれて、閉塞的な材料がより組織化され、そして、閉塞的な材料がより繊維質になり、かつより硬化される。1つの確立した臨床の定義によれば、完全閉塞部は、症状の開始から2週間以上が経過している場合、慢性のものとしてみなされる。
図2は、前述の図に示されている心臓100の一部分をさらに示す拡大図である。図2において、冠状動脈102の内側に完全閉塞部101が示されている。一般に、動脈102の近位区分104(すなわち、完全閉塞部101の近位にある動脈102の部分)は、血管内デバイスを利用して容易にアクセスされ得る。また近位区分104は、心筋へ供給する十分な血流を有している。動脈102の遠位区分106(すなわち、完全閉塞部101の遠位にある動脈102の部分)は、血管内デバイスを利用しては容易にアクセスされ得ない。また遠位区分106は、近位区分104に比べて著しく低減された血流を有している。
図3は、壁部122を有する血管120を示す断面図である。図3において、血管120の、3つの層を有する壁部122が示されている。壁部122の最も外側の層が、血管外膜124となっており、また壁部122の最も内側の層が、血管内膜126となっている。血管内膜126と血管外膜122との間に延びる組織は、集合的に、中膜128として参照され得る。図示のため、血管内膜126、中膜128および血管外膜124は、図3において、各々単一の均質層として示されている。人体において、しかしながら、血管内膜および中膜は各々、多数の副層を備えている。血管内膜の外側の大半の部分と、中膜の内側の大半の部分との間の移行部は、しばしば、内膜下空間として参照される。血管内膜126は、血管120の真の内腔130を画定している。図3において、閉塞部101が真の内腔130を遮蔽しているのが示されている。閉塞部101は、真の内腔130を、近位区分104と遠位区分106とに分割している。図3において、真の内腔130の近位区分104の中に延びる横断デバイス132の遠位部分が示されている。
図3に示されているように、このドキュメントに記載される方法は、横断デバイスを、血管における閉塞部の近位にある位置へ前進させる工程を含んでいてもよい。このドキュメントに記載される例示的な方法はまた、閉塞部101と血管外膜124との間に横断デバイスを前進させる工程を含んでいてもよい。いくつかの有用な方法において、横断デバイス132は、横断デバイス132の遠位端部が閉塞部101と血管外膜124との間に前進させられるときに回転されてもよい。横断デバイス132を回転させることは、横断デバイスと周囲組織の間の界面における摩擦係数が静摩擦係数でなく動摩擦係数になることを保証している。
図4は、前述の図に示されている横断デバイス132を含むアッセンブリを示す平面図である。図4の形態において、ハンドルアッセンブリ134が、横断デバイス132に連結されている。図4において、横断デバイス132のシャフト136の近位部分のまわりに配置されているハンドルアッセンブリ134が示されている。図4において、ハンドルアッセンブリ134の一部分が、左手LHの親指と人差し指との間に位置決めされている。ハンドルアッセンブリ134の第2の部分が、右手RHの親指と人差し指との間に位置決めされている。図4において、シャフト136のまわりを時計回り方向においてゆるく包んでいる左手LHおよび右手RHの指が示されている。図4において、概して近位方向に向いている左手LHの親指が示されている。図4において、概して遠位方向に向いている右手RHの親指が示されている。この開示のため、時計回りおよび反時計回りが、遠位の先端部176の近傍に配置された仮想的な時計を見ている、シャフト136の近位端部の近傍に位置する観察者における斜視から見られている。図4を参照して、ハンドルアッセンブリ134が、親指を受け入れるとともに、医師の右手および左手の親指および人差し指を受け入れるために十分に長くなっていることが理解される。この場合、医者は、ハンドルアッセンブリ134を回転させるために両手を用いることができる。
横断デバイス132の回転は、ハンドルアッセンブリ134を片手の親指と人差し指との間で転がすことにより達成され得る。図4に示すように、ハンドルアッセンブリ134を回転させるために両手が用いられてもよい。いくつかの有用な方法において、横断デバイス132は、回転されて、そして同時に軸方向に進められ得る。横断デバイス132を回転させることは、横断デバイスと周囲組織の間の界面における摩擦係数が静摩擦係数でなく動摩擦係数になることを保証している。
本開示によるいくつかの有用な方法において、横断デバイス132は、1分間あたり2〜200回転の回転速度で回転される。本開示によるとりわけ有用な方法において、横断デバイス132は、1分間あたり50〜150回転の回転速度で回転される。横断デバイス132は、図4に描かれているように手によって回転され得る。機械的装置(例えば電気モータ)が、横断デバイス132を回転させるのに利用されてもよいということも考えられる。
図5は、前述の図に示されるハンドルアッセンブリ134を示す拡大された平面図である。ハンドルアッセンブリ134は、ハンドルハウジング138を備えている。遠位キャップ142が、(例えばねじ式の連結により、)ハンドルハウジング138の遠位端部に固定されている。ハンドル軸140は、部分的にハンドルハウジング138の中に配置されている。図5の形態において、ハンドル軸140が、横断デバイス132のシャフト136に選択的に連結されている。近位キャップ144が、(例えばねじ式の連結により、)ハンドル軸140の近位端部に固定されている。
図6は、前述の図に示されているハンドルアッセンブリ134の部分的な断面図である。図6の参照により、横断デバイス132のシャフト136がハンドルアッセンブリ134を通って延びていることが理解されるであろう。ハンドルアッセンブリ134は、ハンドルハウジング138、ハンドル軸140、近位キャップ144およびコレット146を含んでいる。図6の形態において、近位キャップ144、コレット146およびハンドル軸140が、コレット146のはさみ口の間のシャフト136をはさんで締めつけるよう協働している。通常の動作状況のもとにおいて、ハンドル軸140は、シャフト136がコレット146のはさみ口の間にはさまれて締めつけられるときに、シャフト136に選択的に固定される。
図6に示されているように、ハンドルアッセンブリ134のコレット146は、ハンドル軸140によって画定されるキャビティ148の中に配置されている。ハンドル軸140は、近位キャップ144の雄ねじ150を受け入れるよう寸法決めされた雌ねじ152を含んでいる。図6において、ハンドル軸140の近位部分にねじ式に係合する近位キャップ144が示されている。ハンドル軸140および近位キャップ144が右巻きのねじ山を備えている場合、近位キャップ144を時計回りの方向において回転させることにより、遠位に向けられた力Fが、コレット146に対して印加され得る。遠位に向けられた力Fをコレット146に対して印加することにより、コレット146のはさみ口がシャフト136をはさんで締めつけることが生じる。コレット146およびハンドル軸140はともに、先細になっている面を有している。コレット146が遠位方向においてハンドル軸140に対して駆動されるとき、先細になっている面は、コレット146がシャフト136をはさんで締めつけることを生じさせる。
図6のハンドルアッセンブリ134は、トルク制御機構154を備えている。トルク制御機構154は、ハンドル軸140の遠位部分に連結された第1カミングエレメント(first camming element)156を含んでいる。いくつかの有用な形態において、ハンドル軸140の遠位部分は、多数のスプライン(sprine)184を含んでいる(図11および図13参照)。また、第1カミングエレメント156は、ハンドル軸140のスプラインを受け入れるよう寸法決めされた溝を含んでいる。第1カミングエレメント156の遠位面160は、第2カミングエレメント(second camming element)158の近位端部162に接している。図6の形態において、スプリング168が、第1カミングエレメント156を第2カミングエレメント158に対して駆り立てている。スプリング168はまた、第2カミングエレメント158を遠位キャップ142に対して駆り立てている。
図7は、前述の図に示されているアッセンブリの一部を示す拡大された部分的な断面図である。図7において、第1カミングエレメント156および第2カミングエレメント158が視認可能となっている。第2カミングエレメント158は、多数の凹部164Aを画定している。各凹部164Aは、第1カミングエレメント156の傾斜面166Aを受け入れるよう寸法決めされている。各凹部164Aは、壁部122Aによって部分的に画定されている。各壁部122Aは、傾斜係合面170Aを含んでいる。図7の形態において、各傾斜係合面170Aは、丸み部分(radius)を有している。
第2カミングエレメント158の遠位面161は、遠位キャップ142の近位端部163に接している。遠位キャップ142は、多数の凹部164Bを画定している。各凹部164Bは、第2カミングエレメント158の傾斜面166Bを受け入れるよう寸法決めされている。各凹部164Bは、壁部122Bによって部分的に画定されている。各壁部122Bは、傾斜係合面170Bを含んでいる。図7の形態において、各傾斜係合面170Bは、丸み部分を有している。
図7の形態において、第1カミングエレメント156および第2カミングエレメント158は、トルク制御機構154の一部を形成している。所定の最大トルクが時計回り方向CWにおいてシャフト136に印加される場合、第2カミングエレメント158の傾斜係合面170Aが、第1カミングエレメント156の傾斜面166Aに乗り上げる。所定の最大トルクが反時計回り方向CCWにおいてシャフト136に印加される場合、遠位キャップ142の傾斜係合面170Bが、第2カミングエレメント156の傾斜面166Bに乗り上げる。
いくつかの有用な形態において、第1カミングエレメント156および第2カミングエレメント158は、シャフト136が時計回り方向に回転されるときにトルク制御機構154が第1最大トルクを提供し、かつ、シャフト136が反時計回り方向に回転されるときにトルク制御機構154が第2最大トルクを提供するよう寸法決めされている。いくつかの有用な形態において、第2最大トルクは、第1最大トルクと異なっている。また、いくつかの有用な形態において、第2最大トルクと第1最大トルクとの間の差異は、時計回り方向のトルクに対して反時計回り方向のトルクが受けられるときのシャフト136の強度における差異に対応している。
図8は、ハンドルアッセンブリ134の複数の構成要素を示す分解平面図である。ハンドルアッセンブリ134は、ハンドルハウジング138とハンドル軸140とを備えている。ハンドル軸140は、ハンドルハウジング138がハンドル軸140の一部分の周りに配置されるよう、ハンドルハウジング138の中に挿入され得る。コレット146は、ハンドル軸140により画定されるキャビティ148の中に挿入され得る。ハンドル軸140は、近位キャップ144の雄ねじ150を受け入れるよう寸法決めされた雌ねじ152を含んでいる。近位キャップ144は、ハンドル軸140により画定されるキャビティ148の中に前進させられてもよい。
第1カミングエレメント156は、ハンドル軸140の遠位部分を受け入れるよう寸法決めされたソケット174を画定している。いくつかの有用な形態において、ハンドル軸140の遠位部分は、多数のスプライン184を含んでおり、また第1カミングエレメント156は、ハンドル軸140のスプライン184を受け入れるよう寸法決めされた溝を含んでいる。ハンドルアッセンブリ134はまた、第2カミングエレメント158と遠位キャップ142とを含んでいる。
図9は、図8に示されている様々なエレメントの間での運動の相対的な自由(relative freedom)を説明するテーブルを含んでいる。このテーブルの最も左の列は、前述の図に示されている各エレメントを列挙している。このテーブルの頂部の行は、2つのステートメントを列挙している。第1は、エレメントがシャフトに対して自由に回転するということである。第2は、エレメントがハンドルハウジングに対して自由に回転するということである。テーブルはまた、0および1からなるブール論理の値を含んでいる。ブール論理の値の1は、所定のエレメントにとってステートメントが真であることを示している。ブール論理の値の0は、所定のエレメントにとってステートメントが偽であることを示している。
上述のように、近位キャップ144、コレット146およびハンドル軸140は、コレット146のはさみ口の間のシャフトをはさんで締めつけるよう協働している。従って、近位キャップ144、コレット146およびハンドル軸140は、通常の動作状況のもとにおいて、シャフトに対して自由に回転することができない。図9の形態において、第1カミングエレメント156およびハンドル軸140は、スプラインに合わせられた連結において互いに係合している。従って、第1カミングエレメント156およびハンドル軸140は、互いに対して自由に回転することができない。図9の形態において、遠位キャップ142およびハンドルハウジング138は、ねじ式の連結において互いに係合している。このねじがいったん締めつけられると、遠位キャップ142は、通常の動作のもとでハンドルハウジングに対して自由に回転することができない。
図10は、例示的な横断デバイス132の部分的な断面図である。図10の横断デバイス132は、シャフト136の遠位端部に固定された先端部176を備えている。図10の例示的な形態において、シャフト136は、コイル172と、スリーブ178と、管状本体部180と、被覆部182とを備えている。
先端部176は、コイル172の遠位部分に固定されている。コイル172は、各々が概して螺旋形状に巻きつけられた多数のファイラ(filar)を備えている。図10の形態において、コイル172は、左方向で巻きつけられたコイルを備えている。コイル172が右方向に巻きつけられたコイルを備えている、という形態もまた可能である。横断デバイス132のいくつかの有用な形態において、コイル172は、図10に示される前記形状に巻きつけられた8、9または10のファイラを備えている。横断デバイス132は、コイル172の一部分の周りに配置されたスリーブ178を含んでいる。スリーブ178は、例えば、PET収縮管材、言い換えればポリエチレンテレフタレートを備えていてもよい。
スリーブ178およびコイル172はともに、管状本体部180により画定される内腔の中へ延びている。管状本体部180は、例えば、ニチノール(すなわちニッケルチタン合金)から形成される皮下の管材を備えていてもよい。図10の参照により、スリーブ178の近位部分が、管状本体部180とコイル172との間に配置されるのが理解されるであろう。横断デバイス132のいくつかの形態において、管状本体部180の遠位部分は、螺旋状の切り口を画定している。この螺旋状の切り口は、例えば、レーザー切断プロセスを用いて形成されてもよい。螺旋状の切り口は、管状本体部180の遠位端部の近傍における側剛性の有利な移行を提供するよう形状および寸法が定められてもよい。
コイル172の近位部分は、管状本体部180の遠位端部を超えて近位に延びている。
受け口(hub)が、コイル172の近位部分および管状本体部180の近位部分に固定されている。受け口は、例えば、ルアーフィッティング(luer fitting)を備えていてもよい。被覆部182は、管状本体部180の一部分およびスリーブ178の一部分の周りに配置される。横断デバイス132のいくつかの形態において、被覆部182は、ハイトレル(HYTREL)、熱可塑性エラストマーを備えている。
受け口(hub)が、コイル172の近位部分および管状本体部180の近位部分に固定されている。受け口は、例えば、ルアーフィッティング(luer fitting)を備えていてもよい。被覆部182は、管状本体部180の一部分およびスリーブ178の一部分の周りに配置される。横断デバイス132のいくつかの形態において、被覆部182は、ハイトレル(HYTREL)、熱可塑性エラストマーを備えている。
図10の参照により、管状本体部180、コイル172、スリーブ178および被覆部182各々が、近位端部および遠位端部を有していることが理解されるであろう。被覆部182の近位端部は、管状本体部180の近位端部とスリーブ178の近位端部との間に配置されている。スリーブ178の遠位端部は、コイル172の遠位端部に固定されている先端部176に近接して配置されている。被覆部182の遠位端部は、管状本体部180の遠位端部とスリーブ178の遠位端部との間に配置される。図10の参照により、被覆部182が管状本体部180の遠位端部を覆うことが理解されるであろう。
図10の参照により、先端部176が概して曲線的な形状を有することが理解されるであろう。先端部176の概して曲線的な形状は、横断デバイス132が動脈の血管外膜を貫通する可能性を低減することができる。先端部176は、限定はされないが、ステンレス鋼、銀ろうおよび真ちゅう(braze)を含む適切な金属材料から形成され得る。先端部176はまた、限定はされないが、ポリカーボネート、ポリエチレンおよびエポキシ樹脂を含む適切な高分子材料または接着材料から形成され得る。横断デバイス132のいくつかの形態において、先端部176の外面は、概して非磨耗性の表面を備えている。例えば、先端部176の外面は、約25マイクロメートルまたはそれよりも小さい表面粗さを有していてもよい。比較的に滑らかな外面を有する先端部の部材は、先端部の部材が動脈の血管外膜をすりへらす可能性を低減することができる。
図11は、前述の図に示されているシャフト136のまわりに配置されるハンドルアッセンブリ134の複数の構成要素を示す分解等角図である。図11のハンドルアッセンブリ134は、トルク制御機構154を備えている。トルク制御機構154は、第1カミングエレメント156と第2カミングエレメント158とを含んでいる。第1カミングエレメント156および第2カミングエレメント158は、シャフト136が時計回り方向に回転されるときにトルク制御機構154が第1最大トルクを提供し、かつ、シャフト136が反時計回り方向に回転されるときにトルク制御機構154が第2最大トルクを提供するよう寸法決めされている。いくつかの有用な形態において、第2最大トルクは、第1最大トルクと異なっている。また、いくつかの有用な形態において、第2最大トルクと第1最大トルクとの間の差異は、時計回り方向のトルクに対して反時計回り方向のトルクが受けられるときのシャフト136の強度における差異に対応している。
ハンドルアッセンブリ134は、ハンドルハウジング138とハンドル軸140とを備えている。ハンドル軸140は、ハンドルハウジング138がハンドル軸140の一部分の周りに配置されるよう、ハンドルハウジング138の中に挿入され得る。コレット146は、ハンドル軸140により画定されるキャビティの中に挿入され得る。ハンドル軸140は、近位キャップ144の雄ねじ150を受け入れるよう寸法決めされた雌ねじを含んでいる。近位キャップ144は、ハンドル軸140により画定されるキャビティ148の中に前進させられてもよい。
第1カミングエレメント156は、ハンドル軸140の遠位部分を受け入れるよう寸法決めされたソケット174を画定している。いくつかの有用な形態において、ハンドル軸140の遠位部分は、多数のスプライン184を含んでおり、また第1カミングエレメント156は、ハンドル軸140のスプラインを受け入れるよう寸法決めされた溝を含んでいる。ハンドルアッセンブリ134はまた、第2カミングエレメント158と遠位キャップ142とを含んでいる。
図12は、前述の図に示されている遠位キャップ142、第1カミングエレメント156および第2カミングエレメント158を示す分解等角図である。図12の参照により、第2カミングエレメント158が、多数の傾斜面166Bおよび多数の面190Bを含むことが理解されるであろう。各傾斜面166Bは、対応する面190Bに隣接している。図12の形態において、各面190Bは、第2カミングエレメント158の遠位面161に対して概して直交している。図12の形態において、遠位キャップ142は、傾斜面166Bを受け入れるよう寸法決めされた多数の凹部を備えている。図12の参照により、第1カミングエレメント156が、多数の傾斜面166Aおよび多数の面190Aを含むことが理解されるであろう。各傾斜面166Aは、対応する面190Aに隣接している。図12の形態において、各面190Aは、第1カミングエレメント156の遠位面160に対して概して直交している。第2カミングエレメント158は、図12の形態における傾斜面166Aを受け入れるよう寸法決めされた多数の凹部を備えている。
図13は、ハンドル軸140の等角図である。図13の参照により、ハンドル軸140の遠位部分が多数のスプライン184を含むことが理解されるであろう。
図14は、第1カミングエレメント156の近位面を示す平面図である。図14の参照により、第1カミングエレメント156がソケット174を画定していることが理解されるであろう。図14の形態において、ソケット174は、ハンドル軸140の遠位部分を受け入れるよう寸法決めされている。図14の参照により、ソケット174が、前述の図に示されるハンドル軸140のスプラインを受け入れるよう寸法決めされている溝186を含むことが理解されるであろう。
図15は、第2カミングエレメント158を示す拡大された等角図である。第2カミングエレメント158は、多数の凹部164Aを画定している。各凹部164Aは、前述の図に示される第1カミングエレメント156の傾斜面を受け入れるよう寸法決めされている。各凹部164Aは、壁部122Aによって部分的に画定されている。各壁部122Aは、傾斜係合面170Aを含んでいる。図15の形態において、各傾斜係合面170Aは、丸み部分を有している。
図16は、遠位キャップ142を示す拡大等角図である。遠位キャップ142は、多数の凹部164Bを画定している。各凹部164Bは、前述の図に示される第2カミングエレメント158の傾斜面166Bを受け入れるよう寸法決めされている。各凹部164Bは、壁部122Bによって部分的に画定されている。各壁部122Bは、傾斜係合面170Bを含んでいる。図16の形態において、各傾斜係合面170Bは、丸み部分を有している。
ハンドルアッセンブリ134の動作がここで説明される。医師は、横断デバイス132のシャフト136の近位部分のまわりにハンドルアッセンブリ134を固定することができる。または、横断デバイス132は、シャフト136上に配置されたハンドルアッセンブリ134によって医師に渡されてもよい。
治療手順の間、医師は、ハンドルアッセンブリ134の位置を、シャフト136の長さに沿って周期的に調整することができる。ハンドルアッセンブリ134の位置をシャフト136に沿って動かすため、医師は、コレット146のはさみ口の先細になっている面がハンドル軸140のキャビティ148の先細になっている面に接触しないよう、近位キャップ144をハンドル軸140から緩めることができる。医師は、ハンドルアッセンブリ134を、シャフト136に沿って長さ方向において所望の位置へ摺動させることができる。医師は、その後、近位キャップ144をハンドル軸140の内側に締めつけることができる。ここで、コレット146のはさみ口の先細になっている面は、キャビティ148の先細になっている面に接触してもよく、また、コレット146のはさみ口がシャフト136をはさんで締めつけ、かつシャフト136の位置をハンドルアッセンブリ134に対して固定することを生じさせてもよい。
治療手順の間、医師は、横断デバイス132のシャフト136の遠位部分を動脈102の内側に位置づけてもよい。ハンドルアッセンブリ134は、横断デバイス132の遠位部分を閉塞部101の近位の位置に前進させるよう使用されてもよい。または、もしくは追加的に、ハンドルアッセンブリ134は、横断デバイス132の遠位部分を閉塞部101と血管外膜124との間で閉塞部101の遠位の位置に前進させるよう使用されてもよい。ここで、医師は、ハンドルハウジング138を介してハンドルアッセンブリ134を片手、若しくは両手の親指および人差し指で把持してもよい。シャフト136が患者の脈管構造の中に進められるとき、医師は、上述のように、ハンドルアッセンブリ134の位置を、シャフト136の長さに沿って周期的に調整してもよい。
治療手順の間の様々な時、医師は、シャフト136および先端部176を含む横断デバイス132を回転させるよう、ハンドルハウジング138を回転させてもよい。横断デバイス132を回転させることは、横断デバイスと周囲組織の間の界面における摩擦係数が静摩擦係数でなく動摩擦係数になることを保証している。このため、横断デバイス132は、動脈102、閉塞部101および/または動脈102の壁部の様々な層を容易に通り抜けることができる。医師は、ハンドルハウジング138を、時計回り方向(CW)または反時計周り方向(CCW)において回転させることができる。
この開示のため、時計回りおよび反時計回りは、図4に示される左手(LH)および右手(RH)を有する医師の斜視から、方向の見定めがされている。ハンドルアッセンブリ134を左手(LH)および右手(RH)に保持しているこの医師は、先端部176の回転を補完している。図4において、シャフト136のまわりを時計回り方向において包んでいるそれぞれの手の指が示されている。言い換えれば、時計回りおよび反時計回りは、デバイスの近位端部の近傍に位置する観察者における斜視からデバイスの遠位部分の近傍の仮想的な時計を見ながらみなされている。
医師は、ハンドルハウジング138を回転させることにより、シャフト136および176が回転するのを引き起こす。この回転の間、シャフト136および先端部176は、回転に対する抵抗を経験するかもしれない。この抵抗は、例えば、横断デバイス132と患者の人体構造の特徴(例えば、血管の壁部および血管の内側に位置する閉塞部)との間での摩擦的な接触により引き起こされ得る。抵抗に遭遇するとき、医師は、所定の最大トルクまで、より大きなトルクをシャフト136に印加することができる。図3乃至図14の例示的な形態において、この所定の最大トルクは、トルク制御機構154により制御される。
トルク制御機構154の動作は、図3乃至図14の例示的な形態を参照して説明される。この例示的な形態において、遠位キャップ142は、ねじ式の連結によりハンドルハウジング138に固定されている。従って、CCW方向におけるハンドルハウジング138の回転は、遠位キャップ142もCCWにおいて回転することを引き起こす。遠位キャップ142の壁部122Bは、そのとき、傾斜部166Bの面190Bに接触し、これによって、第2カミングエレメント158がCCW方向において回転することを引き起こす。第2カミングエレメント158の回転は、第2カミングエレメント158の傾斜係合面170Aを回転させ、第1カミングエレメント156の傾斜部166Aに当接させることができる。とりわけ、傾斜係合面170Aは、傾斜部166Aの長さ部分のより低い部分に接触または”乗り上げる”ことができる。傾斜係合面170Aと傾斜部166Aとの間の接触は、第1カミングエレメント156がCCW方向において回転することを引き起こす。ハンドル軸140が多数のスプライン184によって第1カミングエレメント156に固定されているので、第1カミングエレメント156の回転は、ハンドル軸140がCCW方向において回転することを引き起こす。上述のように、シャフト136は、コレット146によりハンドル軸140に固定されている。従って、CCW方向におけるハンドル軸140の回転は、シャフト136がCCW方向において回転することを引き起こす。
ハンドルハウジング138がCCW方向において回転し続けるので、シャフト136および先端部176が経験する回転への抵抗が増加し得る。この抵抗が増加するにつれて、シャフト136を回転するのに必要なトルクが増加し得る。ハンドルハウジング138に印加されるトルクが増加するにつれて、傾斜係合面170Aは、傾斜部166Aの長さ部分にさらに(すなわち、低い部分からより高い部分へ)乗り上げるかもしれない。この場合、第2カミングエレメント158の傾斜係合面170Aおよび第1カミングエレメント156の傾斜部166Aは、スプリング168を圧縮するよう協働する。
図3乃至図14に示される例示的な形態において、トルク制御機構154は、ハンドルハウジング138を回転させることによりシャフト136に印加され得るトルクの大きさを制限している。トルク制御機構154は、第1方向におけるトルクを、第1最大トルクに等しいまたはそれよりも小さい大きさに制限し、また、第2方向におけるトルクを、第2最大トルクに等しいまたはそれよりも小さい大きさに制限する。いくつかの有用な形態において、第2最大トルクは、第1最大トルクと異なっている。これらの形態において、第2カミングエレメント158の各傾斜部166Bの形状(例えば高さ)は、第1カミングエレメント156の傾斜部166Aの形状と異なっていてもよい。
第1最大トルクがシャフト136に印加されるとき、十分な力がスプリング168に対して及ぼされ、これによって、傾斜係合面170Aが、傾斜部166Aの全体の長さ部分で、かつ、傾斜部166Aの最も高いポイントを超えて乗り上げることができる。傾斜係合面170Aが傾斜部166Aの最も高いポイントを超えて乗り上げるとき、スプリング168は、第2カミングエレメント158の近位端部162が迅速に第1カミングエレメント156の遠位端部160に当接することを生じさせる。この当接は、聞き取り可能な”カチッ”という音(クリック音)を生じさせ得る。この迅速な当接はまた、左手(LH)および右手(RH)の指の先端において感じられ得る触覚のある反応(例えば、ハンドルハウジング138における振動)を生じさせてもよい。この聞き取り可能なおよび/または触覚のある反応は、第1最大トルクが超過されたことを医師に伝えるのに役立つ。
第1最大トルクに到達したとき、CCW方向において継続しているハンドルハウジング138の回転は、シャフト136のさらなる実質的な回転を生じさせない。代わりに、ハンドルハウジング138の継続している回転は、トルク制御機構154による“カチッ”という音をさらに生成するのみである。シャフト136を回転させるのに必要なトルクの最小量と、第1最大トルクとの間が、CCW方向においてシャフト136の回転を生じさせるためにシャフト136に印加され得るトルクの範囲を表すことができる。
第1最大トルクに到達したとき、医師は、CCW方向において、ハンドルハウジング138の回転を停止することを選択できる。このとき、医師は、CW方向においてハンドルハウジング138を回転させるのを開始することを選択できる。いくつかの応用において、回転の方向を反対にすることは、横断の制限のために有用な戦略である。
上述のように、トルク制御機構154はまた、ハンドルハウジング138が時計回り(CW)方向において回転されるときにシャフト136に印加され得るトルクの大きさを制限している。ハンドルハウジング138がCW方向において回転されるときのトルク制御機構154の動作は、図3乃至図14に示される例示的な形態を連続して参照することにより説明され得る。この例示的な形態において、遠位キャップ142は、ねじ式の連結によりハンドルハウジング138に固定されている。従って、CW方向におけるハンドルハウジング138の回転は、遠位キャップ142がまたCWにおいて回転することを引き起こす。CW方向における遠位キャップ142の回転は、遠位キャップ142の傾斜係合面170Bを回転させ、第2カミングエレメント158の傾斜部166Bに当接させることができる。とりわけ、傾斜係合面170Bの丸み部分は、傾斜部166Bの長さ部分のより低い部分に接触または”乗り上げる”ことができる。この接触は、第2カミングエレメント158がCW方向において回転することを引き起こす。CW方向において第2カミングエレメント158を回転させることは、第2カミングエレメント156の壁部122Aが第1カミングエレメント156の面190Aに接触し、これによって、第1カミングエレメント156がCW方向において回転することを引き起こす。ハンドル軸140が多数のスプライン184によって第1カミングエレメント156に固定されているので、第1カミングエレメント156の回転は、ハンドル軸140が回転することを引き起こす。上述のように、シャフト136は、コレット146によりハンドル軸140に固定されている。従って、ハンドル軸140がCW方向において回転されるとき、シャフト136がCW方向において回転する。
ハンドルハウジング138がCW方向において回転し続けるので、シャフト136が経験する回転への抵抗が増加し得る。この抵抗が増加するにつれて、抵抗を克服するのに必要なトルクが増加し得る。また、抵抗を克服するのに必要なトルクが、シャフト136に印加されるより高いトルクを生じさせ得る。トルクが増加するにつれて、傾斜係合面170Bは、傾斜部166Bの長さ部分にさらに(すなわち、低い部分からより高い部分へ)乗り上げる。この場合、第2カミングエレメント158の傾斜係合面170Bおよび傾斜部166Bは、スプリング168を圧縮するよう協働する。
第2最大トルクがシャフト136に印加されるとき、十分な力がスプリング168に対して及ぼされ、これによって、傾斜係合面170Bが、傾斜部166Bの長さ部分の全体で、かつ、傾斜部166Bの最も高いポイントの上に乗り上げることができる。このとき、CW方向において継続しているハンドルハウジング138の回転は、シャフト136のさらなる回転を実質的に生じさせない。代わりに、ハンドルハウジング138の継続している回転は、トルク制御機構154による“カチッ”という音をさらに生成するのみである。
例えば、第2カミングエレメント158が迅速に遠位キャップ142に接触するとき、トルク制御機構154による”カチッ”という音が生成される。傾斜係合面170Bが傾斜部166Bの最も高いポイントの上に乗り上げるとき、スプリング168は、第2カミングエレメント158の遠位端部161が迅速に遠位キャップ142の近位端部163に当接することを生じさせる。いくつかの例示的な形態において、この迅速な当接は、聞き取り可能な”カチッ”という音を生じさせる。この迅速な当接はまた、左手(LH)および右手(RH)の指の先端において感じられ得る触覚のある反応(例えば、ハンドルハウジング138における振動)を生じさせてもよい。この聞き取り可能なおよび/または触覚のある反応は、第2最大トルクが超過されたことを医師に伝えるのに役立つ。シャフト136を回転させるのに必要なトルクの最小量と、第2最大トルクとの間が、CW方向においてシャフト136の回転を生じさせるためにシャフト136に印加され得るトルクの範囲を表すことができる。
第1最大トルクおよび第2最大トルクは、トルク制御機構154の多くの属性を変えることにより変化され得る。属性の例は、スプリング168のばね定数、スプリング168に置かれた予めの負荷の大きさ、各傾斜部(166A,166B)の最大高さ、および、各傾斜部(166A,166B)の傾き/ピッチ/角度を含んでいる。第1および第2最大トルクは、スプリング168を、より大きな、またはより小さなばね力を生成するスプリングに置換することにより、同時に増加または低減されてもよい。第1および第2最大トルクは、トルク制御機構154の1つまたはそれよりも多い次元を変えることにより、例えば、各傾斜部(166A,166B)の最大高さ、および、各傾斜部(166A,166B)の傾き/ピッチ/角度、傾斜係合面170Aおよび/または傾斜係合面170Bの特性を変えることにより、または、より大きな、またはより小さな第1および/または第2最大トルクを生じさせるその他の変形により、独立して変化させられてもよい。
所望の第1最大トルクおよび所望の第2最大トルクは、回転方向に対するシャフト136の強度に関連していてもよい。例示的な方法において、シャフト136がCCW方向において回転されるとき、シャフト136のコイル172は、拡張してもよく、かつ弱体化されてもよい。この場合、第1最大トルク、すなわちCCW方向において印加される最大トルクは、拡張されたコイル172を破壊しない程度に低くなっている必要がある。さらなる例において、シャフト136がCW方向において回転されるとき、シャフト136のコイル172は、縮んでもよく、かつコイル172の定常的なまたは拡張された状態よりも強くなっていてもよい。この場合、第2最大トルク、すなわちCW方向において印加される最大トルクは、縮んだコイル172を破壊しない程度に低くなっている必要がある。
この例において、第2最大トルクは、第1最大トルクよりも高くなっている。第1および第2最大トルクは、コイル172が各方向において停止するのを引き起こすのに必要な正確なトルクとはなっておらず、トルクを決定するのに含まれる安全ファクターが存在していてもよい、ということがさらに考えられる。
この例において、第2最大トルクは、第1最大トルクよりも高くなっている。第1および第2最大トルクは、コイル172が各方向において停止するのを引き起こすのに必要な正確なトルクとはなっておらず、トルクを決定するのに含まれる安全ファクターが存在していてもよい、ということがさらに考えられる。
上述より、本発明が、例示的な非限定的な形態において、慢性的な完全閉塞部の治療のためのデバイスおよび方法を提供するということは、当業者にとって明白となっているであろう。さらに、当業者は、本発明が、ここに説明され考えられた特定の形態のほかの様々な形態において表され得る、ということを認識しているであろう。従って、形状および細部の発展は、従属請求項に記載される本発明の範囲および思想から逸脱することなくなされ得る。
発明のその他の形態は、ここに開示される発明の明細書および慣行の考慮から、当業者にとって明白となっているであろう。明細書および例は、例示的なものとしてのみ考慮される、ということが意図されており、本発明の真の範囲および思想は、以下の請求項により示される。
Claims (16)
- 血管の治療を促進するデバイスであって、
遠位端部および近位端部を有するシャフトと、
シャフトのまわりに配置されたハンドルアッセンブリと、を備え、
ハンドルアッセンブリは、ハンドルハウジングと、ハンドルハウジングをシャフトに連結するトルク制限機構と、を含み、
ハンドルハウジングが第1方向において回転され、かつ、シャフトに対して印加されるトルクが第1最大トルクを超えるとき、トルク制限機構が、ハンドルハウジングとシャフトとの間での相対的な運動を許可し、
トルク制限機構は、第1カミングエレメントを備え、第1カミングエレメントは、ハンドルハウジングに対して自由に回転することができ、
トルク制限機構は、第2カミングエレメントを備え、第2カミングエレメントは、ハンドルハウジングに対して自由に回転することができ、
トルク制限機構は、遠位キャップを備え、遠位キャップは、ハンドルハウジングに対して自由に回転することができないことを特徴とするデバイス。 - ハンドルハウジングが第2方向において回転され、かつ、シャフトに対して印加されるトルクが第2最大トルクを超えるとき、トルク制限機構が、ハンドルハウジングとシャフトとの間での相対的な運動を許可し、
第2最大トルクは、第1最大トルクと異なっていることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。 - シャフトは、左巻きのコイルを備え、
第1方向は、時計回り方向であり、
第1最大トルクは、第2最大トルクよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のデバイス。 - シャフトは、右巻きのコイルを備え、
第2方向は、反時計回り方向であり、
第2最大トルクは、第1最大トルクよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のデバイス。 - シャフトは、コイルを備え、
前記デバイスは、コイルの遠位端部に固定された遠位先端部と、コイルの近位端部に固定された近位受け口と、をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載のデバイス。 - 第1カミングエレメントは、第1傾斜部を有し、
第1傾斜部は、第1傾斜面および第1面を有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス。 - 第1カミングエレメントは、第1カミングエレメントがシャフトに対して自由に回転できないようシャフトに連結されていることを特徴とする請求項6に記載のデバイス。
- 第2カミングエレメントは、第1傾斜係合面および第2傾斜部を有し、
第2傾斜部は、第2傾斜面および第2面を有することを特徴とする請求項6に記載のデバイス。 - キャップが、第2傾斜係合面を備えていることを特徴とする請求項8に記載のデバイス。
- ハンドルハウジングが第1方向において回転されるとき、第1傾斜係合面が第1傾斜面に係合し、
ハンドルハウジングが第2方向において回転されるとき、第2傾斜係合面が第2傾斜面に係合することを特徴とする請求項9に記載のデバイス。 - ハンドルハウジングが第2方向において回転されるとき、第1面が第1係止部に当接し、
ハンドルハウジングが第1方向において回転されるとき、第2面が第2係止部に当接することを特徴とする請求項10に記載のデバイス。 - 第1係止部が、第2カミングエレメントの第1壁部を備え、
第1面がシャフトの長手方向軸のまわりで回転するとき、第1壁部は、第1面に従う経路に概して直交する第1係止面を画定し、
第1係止面は、シャフトの長手方向軸に概して平行するラインを画定することを特徴とする請求項11に記載のデバイス。 - 第2係止部は、キャップの第2壁部を備え、
第2面が第2面に従う経路の長手方向軸のまわりで回転するとき、第2壁部は、第2面に従う経路に概して直交する第2係止面を画定し、
第2係止面は、シャフトの長手方向軸に概して平行するラインを画定することを特徴とする請求項11に記載のデバイス。 - 第1傾斜面は、第1ピッチを有し、
第2傾斜面は、第2ピッチを有し、
第2ピッチは、第1ピッチと異なっていることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。 - 第1傾斜部は、第1最大高さを有し、
第2傾斜部は、第2最大高さを有し、
第2最大高さは、第1最大高さと異なっていることを特徴とする請求項9に記載のデバイス。 - ハンドルハウジングが第1方向において回転され、かつ、シャフトに対して印加されるトルクが第1最大トルクを超えるとき、第1傾斜係合面が、第1傾斜面を超えて移動し、
ハンドルハウジングが第2方向において回転され、かつ、シャフトに対して印加されるトルクが第2最大トルクを超えるとき、第2傾斜係合面が、第2傾斜面を超えて移動することを特徴とする請求項9に記載のデバイス。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US4839808P | 2008-04-28 | 2008-04-28 | |
US61/048,398 | 2008-04-28 | ||
PCT/US2009/002571 WO2009134346A2 (en) | 2008-04-28 | 2009-04-27 | Methods and apparatus for crossing occlusions in blood vessels |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011518604A JP2011518604A (ja) | 2011-06-30 |
JP2011518604A5 true JP2011518604A5 (ja) | 2013-11-28 |
JP5513486B2 JP5513486B2 (ja) | 2014-06-04 |
Family
ID=41037844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011506307A Active JP5513486B2 (ja) | 2008-04-28 | 2009-04-27 | 血管の閉塞部を横断するための方法および装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (4) | US8172863B2 (ja) |
EP (3) | EP3165184B1 (ja) |
JP (1) | JP5513486B2 (ja) |
WO (1) | WO2009134346A2 (ja) |
Families Citing this family (63)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7918870B2 (en) | 2005-09-12 | 2011-04-05 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods |
US8323261B2 (en) | 2005-09-12 | 2012-12-04 | Bridgepoint Medical, Inc. | Methods of accessing an intramural space |
US11020141B2 (en) | 2005-09-12 | 2021-06-01 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods |
US8025655B2 (en) | 2005-09-12 | 2011-09-27 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods |
US8083727B2 (en) | 2005-09-12 | 2011-12-27 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
US8308701B2 (en) * | 2010-11-15 | 2012-11-13 | Aquesys, Inc. | Methods for deploying intraocular shunts |
US8852256B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-10-07 | Aquesys, Inc. | Methods for intraocular shunt placement |
US8721702B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-05-13 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunt deployment devices |
US9095411B2 (en) | 2010-11-15 | 2015-08-04 | Aquesys, Inc. | Devices for deploying intraocular shunts |
US8663303B2 (en) | 2010-11-15 | 2014-03-04 | Aquesys, Inc. | Methods for deploying an intraocular shunt from a deployment device and into an eye |
US10085884B2 (en) | 2006-06-30 | 2018-10-02 | Aquesys, Inc. | Intraocular devices |
US20120123316A1 (en) | 2010-11-15 | 2012-05-17 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunts for placement in the intra-tenon's space |
US11298511B2 (en) | 2006-11-21 | 2022-04-12 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
US9060802B2 (en) | 2006-11-21 | 2015-06-23 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
US10888354B2 (en) | 2006-11-21 | 2021-01-12 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
JP5453586B2 (ja) | 2007-10-22 | 2014-03-26 | ブリッジポイント、メディカル、インコーポレイテッド | 慢性的な完全閉塞部を横断するためのデバイスおよび方法 |
US11992238B2 (en) | 2008-02-05 | 2024-05-28 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Endovascular device with a tissue piercing distal probe and associated methods |
EP3251719B1 (en) | 2008-02-05 | 2020-10-21 | Bridgepoint Medical, Inc. | Crossing occlusions in blood vessels |
US8337425B2 (en) | 2008-02-05 | 2012-12-25 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular device with a tissue piercing distal probe and associated methods |
US8172863B2 (en) | 2008-04-28 | 2012-05-08 | Bridgepoint Medical, Inc. | Methods and apparatus for crossing occlusions in blood vessels |
US20160256317A1 (en) | 2010-11-15 | 2016-09-08 | Aquesys, Inc. | Methods for implanting intraocular shunts |
EP2757984B1 (en) | 2011-09-19 | 2018-08-29 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Subintimal re-entry catheter and retrograde recanalization |
US9808373B2 (en) | 2013-06-28 | 2017-11-07 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunt implantation |
US10080682B2 (en) | 2011-12-08 | 2018-09-25 | Aquesys, Inc. | Intrascleral shunt placement |
US9610195B2 (en) | 2013-02-27 | 2017-04-04 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunt implantation methods and devices |
US8852136B2 (en) | 2011-12-08 | 2014-10-07 | Aquesys, Inc. | Methods for placing a shunt into the intra-scleral space |
US9510945B2 (en) * | 2011-12-20 | 2016-12-06 | Boston Scientific Scimed Inc. | Medical device handle |
US9592069B2 (en) | 2012-04-28 | 2017-03-14 | Physcient, Inc. | Methods and devices for soft tissue dissection |
US20130304108A1 (en) * | 2012-05-08 | 2013-11-14 | Daniel C. Weber | Systems and apparatus for treating blood vessels and related methods |
US9301774B2 (en) | 2013-01-07 | 2016-04-05 | Cook Medical Technologies Llc | Lumen reentry mechanism and method |
US9433437B2 (en) | 2013-03-15 | 2016-09-06 | Acclarent, Inc. | Apparatus and method for treatment of ethmoid sinusitis |
US9629684B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-04-25 | Acclarent, Inc. | Apparatus and method for treatment of ethmoid sinusitis |
US20140277039A1 (en) * | 2013-03-15 | 2014-09-18 | Acclarent, Inc. | Apparatus and method for treatment of ethmoid sinusitis |
US9308356B2 (en) | 2013-07-29 | 2016-04-12 | Invatec S.P.A. | Occlusion bypassing apparatuses and methods for bypassing an occlusion in a blood vessel |
US9301777B2 (en) | 2013-07-29 | 2016-04-05 | Invatec S.P.A. | Occlusion bypassing apparatuses and methods for bypassing an occlusion in a blood vessel |
US9364642B2 (en) | 2013-08-14 | 2016-06-14 | Invatec S.P.A. | Balloon catheter systems and methods for bypassing an occlusion in a blood vessel |
US9320874B2 (en) | 2013-08-15 | 2016-04-26 | Invatec S.P.A. | Catheter systems with a blocking mechanism and methods for bypassing an occlusion in a blood vessel |
WO2015042190A2 (en) * | 2013-09-18 | 2015-03-26 | Xablecath Inc. | Systems and methods for crossing and treating an occlusion |
EP3068354B1 (en) | 2013-11-14 | 2023-06-28 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunt inserter |
US9446222B2 (en) | 2014-03-05 | 2016-09-20 | Invatec S.P.A. | Catheter assemblies and methods for stabilizing a catheter assembly within a subintimal space |
US10456557B2 (en) | 2014-08-14 | 2019-10-29 | Invatec S.P.A. | Occlusion bypassing apparatus with varying flexibility and methods for bypassing an occlusion in a blood vessel |
WO2016027198A1 (en) * | 2014-08-21 | 2016-02-25 | Koninklijke Philips N.V. | Device and methods for crossing occlusions |
US9782561B2 (en) | 2014-10-09 | 2017-10-10 | Vacular Solutions, Inc. | Catheter tip |
US9636477B2 (en) | 2014-10-09 | 2017-05-02 | Vascular Solutions, Inc. | Catheter |
US20180064463A1 (en) * | 2015-02-18 | 2018-03-08 | Xablecath Inc. | Dual end systems and methods for crossing and treating an occlusion |
US11389628B2 (en) | 2015-03-19 | 2022-07-19 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Subintimal re-entry balloon catheter |
EP3087935B1 (en) * | 2015-04-17 | 2019-05-22 | Greatbatch Ltd. | Two stage torque limiter |
BR112017025859A2 (pt) | 2015-06-03 | 2018-08-14 | Aquesys, Inc. | colocação de shunt intraocular ab externo |
US10779940B2 (en) | 2015-09-03 | 2020-09-22 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Medical device handle |
US10172632B2 (en) | 2015-09-22 | 2019-01-08 | Medtronic Vascular, Inc. | Occlusion bypassing apparatus with a re-entry needle and a stabilization tube |
US10327791B2 (en) | 2015-10-07 | 2019-06-25 | Medtronic Vascular, Inc. | Occlusion bypassing apparatus with a re-entry needle and a distal stabilization balloon |
US10583005B2 (en) | 2016-05-13 | 2020-03-10 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Medical device handle |
MX2018014763A (es) | 2016-06-02 | 2019-04-29 | Aquesys Inc | Suministro intraocular de farmacos. |
US10238834B2 (en) | 2017-08-25 | 2019-03-26 | Teleflex Innovations S.À.R.L. | Catheter |
US11246753B2 (en) | 2017-11-08 | 2022-02-15 | Aquesys, Inc. | Manually adjustable intraocular flow regulation |
CN108378904B (zh) * | 2018-01-11 | 2020-10-20 | 恩脉(上海)医疗科技有限公司 | 介入治疗装置 |
CN108378896A (zh) * | 2018-01-11 | 2018-08-10 | 恩脉(上海)医疗科技有限公司 | 用于介入治疗的疏通导管 |
US11135089B2 (en) | 2018-03-09 | 2021-10-05 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunt inserter |
US10952898B2 (en) | 2018-03-09 | 2021-03-23 | Aquesys, Inc. | Intraocular shunt inserter |
US11547835B2 (en) | 2018-09-17 | 2023-01-10 | Seigla Medical, Inc. | Systems, methods and apparatus for guiding and supporting catheters and methods of manufacture |
US11660420B2 (en) | 2018-09-17 | 2023-05-30 | Seigla Medical, Inc. | Catheters and related devices and methods of manufacture |
US20200086089A1 (en) | 2018-09-17 | 2020-03-19 | Seigla Medical, Inc. | Systems, methods and apparatus for guiding and supporting catheters such as stent delivery catheters |
US11452533B2 (en) * | 2019-01-10 | 2022-09-27 | Abbott Cardiovascular Systems Inc. | Guide wire tip having roughened surface |
Family Cites Families (189)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2802354A (en) * | 1954-12-06 | 1957-08-13 | Gen Motors Corp | Coupling |
US2984133A (en) * | 1958-06-23 | 1961-05-16 | Milford S Zimmerman | Torque limiting screw driver |
US4020829A (en) | 1975-10-23 | 1977-05-03 | Willson James K V | Spring guide wire with torque control for catheterization of blood vessels and method of using same |
US4063474A (en) * | 1975-11-06 | 1977-12-20 | Dresser Industries, Inc. | Torque limiting screwdriver |
US4262501A (en) * | 1977-04-14 | 1981-04-21 | Vsi Corporation | Torque control installation and removal tool |
US4233983A (en) | 1977-05-30 | 1980-11-18 | Francesco Rocco | Catheter provided with a safety-fixing member, remotely adjustable and expandible by introducing fluids |
US4621636A (en) | 1979-07-23 | 1986-11-11 | Fogarty Thomas J | Endarterectomy method and apparatus |
US4581017B1 (en) | 1983-03-07 | 1994-05-17 | Bard Inc C R | Catheter systems |
US4774949A (en) | 1983-06-14 | 1988-10-04 | Fogarty Thomas J | Deflector guiding catheter |
US4687392A (en) * | 1984-04-17 | 1987-08-18 | Bidwell Robert E | Torque limiting fastener |
US4819634A (en) | 1984-05-14 | 1989-04-11 | Surgical Systems & Instruments | Rotary-catheter for atherectomy system |
US4979939A (en) | 1984-05-14 | 1990-12-25 | Surgical Systems & Instruments, Inc. | Atherectomy system with a guide wire |
US4569347A (en) | 1984-05-30 | 1986-02-11 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Catheter introducing device, assembly and method |
US4976689A (en) | 1984-09-18 | 1990-12-11 | Medtronic Versaflex, Inc. | Outer exchange catheter system |
DE3510605A1 (de) * | 1985-03-23 | 1986-10-02 | C. & E. Fein Gmbh & Co, 7000 Stuttgart | Kupplung fuer kraftgetriebene schraubwerkzeuge |
CA1293663C (en) | 1986-01-06 | 1991-12-31 | David Christopher Auth | Transluminal microdissection device |
US4747821A (en) | 1986-10-22 | 1988-05-31 | Intravascular Surgical Instruments, Inc. | Catheter with high speed moving working head |
US4762130A (en) | 1987-01-15 | 1988-08-09 | Thomas J. Fogarty | Catheter with corkscrew-like balloon |
US5071406A (en) | 1987-05-06 | 1991-12-10 | Jang G David | Limacon geometry balloon angioplasty catheter systems |
US4878495A (en) | 1987-05-15 | 1989-11-07 | Joseph Grayzel | Valvuloplasty device with satellite expansion means |
DE3831960A1 (de) * | 1988-09-21 | 1990-03-22 | Scintilla Ag | Geraeuscharme schrauberkupplung |
US5372587A (en) | 1989-01-09 | 1994-12-13 | Pilot Cariovascular Systems, Inc. | Steerable medical device |
US5201753A (en) | 1989-03-17 | 1993-04-13 | Merit Medical Systems, Inc. | Totally self-contained, digitally controlled, disposable syringe inflation system, and method for monitoring, displaying and recording balloon catheter inflation data |
DE59010156D1 (de) | 1989-06-01 | 1996-04-04 | Schneider Europ Ag | Katheteranordnung mit einem Führungsdraht sowie Verfahren zur Herstellung eines solchen Führungsdrahtes |
DE3918227C1 (ja) * | 1989-06-03 | 1990-11-15 | C. & E. Fein Gmbh & Co, 7000 Stuttgart, De | |
US5571169A (en) | 1993-06-07 | 1996-11-05 | Endovascular Instruments, Inc. | Anti-stenotic method and product for occluded and partially occluded arteries |
US5324263A (en) | 1989-11-02 | 1994-06-28 | Danforth Biomedical, Inc. | Low profile high performance interventional catheters |
US5025903A (en) * | 1990-01-09 | 1991-06-25 | Black & Decker Inc. | Dual mode rotary power tool with adjustable output torque |
JPH03295495A (ja) | 1990-04-13 | 1991-12-26 | Toshiba Corp | タイマー装置 |
WO1992008510A1 (en) | 1990-11-09 | 1992-05-29 | Boston Scientific Corporation | Guidewire for crossing occlusions in blood vessels |
US5409453A (en) | 1992-08-12 | 1995-04-25 | Vidamed, Inc. | Steerable medical probe with stylets |
US5275610A (en) | 1991-05-13 | 1994-01-04 | Cook Incorporated | Surgical retractors and method of use |
US5193546A (en) | 1991-05-15 | 1993-03-16 | Alexander Shaknovich | Coronary intravascular ultrasound imaging method and apparatus |
US5741429A (en) | 1991-09-05 | 1998-04-21 | Cardia Catheter Company | Flexible tubular device for use in medical applications |
US5555883A (en) | 1992-02-24 | 1996-09-17 | Avitall; Boaz | Loop electrode array mapping and ablation catheter for cardiac chambers |
US5263493A (en) | 1992-02-24 | 1993-11-23 | Boaz Avitall | Deflectable loop electrode array mapping and ablation catheter for cardiac chambers |
US5505702A (en) | 1992-04-09 | 1996-04-09 | Scimed Life Systems, Inc. | Balloon catheter for dilatation and perfusion |
US6540764B1 (en) | 1992-06-02 | 2003-04-01 | General Surgical Innovations, Inc. | Apparatus and method for dissecting tissue layers |
US5356418A (en) | 1992-10-28 | 1994-10-18 | Shturman Cardiology Systems, Inc. | Apparatus and method for rotational atherectomy |
US5571122A (en) | 1992-11-09 | 1996-11-05 | Endovascular Instruments, Inc. | Unitary removal of plaque |
US5643297A (en) | 1992-11-09 | 1997-07-01 | Endovascular Instruments, Inc. | Intra-artery obstruction clearing apparatus and methods |
US5645529A (en) | 1993-03-11 | 1997-07-08 | C. R. Bard, Inc. | Devices for selectively directing inflation devices |
US5383856A (en) | 1993-03-19 | 1995-01-24 | Bersin; Robert M. | Helical spiral balloon catheter |
GB9307572D0 (en) | 1993-04-13 | 1993-06-02 | Gould Derek A | Transintimal recanalisation device |
US5415637A (en) | 1993-04-14 | 1995-05-16 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Temporary stenting catheter with drug delivery capabilities |
US5501667A (en) | 1994-03-15 | 1996-03-26 | Cordis Corporation | Perfusion balloon and method of use and manufacture |
US5464395A (en) | 1994-04-05 | 1995-11-07 | Faxon; David P. | Catheter for delivering therapeutic and/or diagnostic agents to the tissue surrounding a bodily passageway |
US5603720A (en) | 1995-01-27 | 1997-02-18 | Kieturakis; Maciej J. | Surgical method for use with transluminal dilation catheter |
US5534007A (en) | 1995-05-18 | 1996-07-09 | Scimed Life Systems, Inc. | Stent deployment catheter with collapsible sheath |
US5944686A (en) | 1995-06-07 | 1999-08-31 | Hydrocision, Inc. | Instrument for creating a fluid jet |
DE19535179A1 (de) | 1995-09-22 | 1997-03-27 | Wolf Gmbh Richard | Abwinkelbares Rohr und Verfahren zu seiner Herstellung |
CA2234389A1 (en) | 1995-10-13 | 1997-04-17 | Transvascular, Inc. | A device, system and method for interstitial transvascular intervention |
US6283983B1 (en) | 1995-10-13 | 2001-09-04 | Transvascular, Inc. | Percutaneous in-situ coronary bypass method and apparatus |
EP1166721A3 (en) | 1995-10-13 | 2003-12-03 | Transvascular, Inc. | Apparatus for transvascular procedures |
US6375615B1 (en) | 1995-10-13 | 2002-04-23 | Transvascular, Inc. | Tissue penetrating catheters having integral imaging transducers and their methods of use |
WO1997027897A1 (en) | 1996-02-02 | 1997-08-07 | Transvascular, Inc. | A device, system and method for interstitial transvascular intervention |
US6283951B1 (en) | 1996-10-11 | 2001-09-04 | Transvascular, Inc. | Systems and methods for delivering drugs to selected locations within the body |
US6302875B1 (en) | 1996-10-11 | 2001-10-16 | Transvascular, Inc. | Catheters and related devices for forming passageways between blood vessels or other anatomical structures |
US6726677B1 (en) | 1995-10-13 | 2004-04-27 | Transvascular, Inc. | Stabilized tissue penetrating catheters |
US5843050A (en) | 1995-11-13 | 1998-12-01 | Micro Therapeutics, Inc. | Microcatheter |
US5769871A (en) | 1995-11-17 | 1998-06-23 | Louisville Laboratories, Inc. | Embolectomy catheter |
JP2000504594A (ja) | 1996-02-02 | 2000-04-18 | トランスバスキュラー インコーポレイテッド | 血管内の流れを遮断する方法及び装置 |
CA2244079A1 (en) | 1996-02-02 | 1997-08-07 | Transvascular, Inc. | Methods and apparatus for connecting openings formed in adjacent blood vessels or other anatomical structures |
US6709444B1 (en) | 1996-02-02 | 2004-03-23 | Transvascular, Inc. | Methods for bypassing total or near-total obstructions in arteries or other anatomical conduits |
US5695506A (en) | 1996-02-06 | 1997-12-09 | Devices For Vascular Intervention | Catheter device with a flexible housing |
US6036707A (en) | 1996-03-07 | 2000-03-14 | Devices For Vascular Intervention | Catheter device having a selectively flexible housing |
US5830224A (en) | 1996-03-15 | 1998-11-03 | Beth Israel Deaconess Medical Center | Catheter apparatus and methodology for generating a fistula on-demand between closely associated blood vessels at a pre-chosen anatomic site in-vivo |
US5916194A (en) | 1996-05-24 | 1999-06-29 | Sarcos, Inc. | Catheter/guide wire steering apparatus and method |
US5728133A (en) | 1996-07-09 | 1998-03-17 | Cardiologics, L.L.C. | Anchoring device and method for sealing percutaneous punctures in vessels |
US5957900A (en) | 1996-07-10 | 1999-09-28 | Asahi Kogaku Kogyo Kabushiki Kaisha | Treatment accessory for endoscope |
US5954713A (en) | 1996-07-12 | 1999-09-21 | Newman; Fredric A. | Endarterectomy surgical instruments and procedure |
US6652546B1 (en) | 1996-07-26 | 2003-11-25 | Kensey Nash Corporation | System and method of use for revascularizing stenotic bypass grafts and other occluded blood vessels |
US5779721A (en) | 1996-07-26 | 1998-07-14 | Kensey Nash Corporation | System and method of use for revascularizing stenotic bypass grafts and other blood vessels |
US6905505B2 (en) | 1996-07-26 | 2005-06-14 | Kensey Nash Corporation | System and method of use for agent delivery and revascularizing of grafts and vessels |
US6830577B2 (en) | 1996-07-26 | 2004-12-14 | Kensey Nash Corporation | System and method of use for treating occluded vessels and diseased tissue |
US6059750A (en) | 1996-08-01 | 2000-05-09 | Thomas J. Fogarty | Minimally invasive direct cardiac massage device and method |
US6186972B1 (en) | 1996-09-16 | 2001-02-13 | James A. Nelson | Methods and apparatus for treating ischemic heart disease by providing transvenous myocardial perfusion |
US5655548A (en) | 1996-09-16 | 1997-08-12 | Circulation, Inc. | Method for treatment of ischemic heart disease by providing transvenous myocardial perfusion |
US6447539B1 (en) | 1996-09-16 | 2002-09-10 | Transvascular, Inc. | Method and apparatus for treating ischemic heart disease by providing transvenous myocardial perfusion |
US6379319B1 (en) | 1996-10-11 | 2002-04-30 | Transvascular, Inc. | Systems and methods for directing and snaring guidewires |
US6432127B1 (en) | 1996-10-11 | 2002-08-13 | Transvascular, Inc. | Devices for forming and/or maintaining connections between adjacent anatomical conduits |
WO1998019625A2 (en) | 1996-11-08 | 1998-05-14 | Houser Russell A | Percutaneous bypass graft and securing system |
US6117064A (en) | 1997-01-06 | 2000-09-12 | Apple; Marc G. | Catheter system |
US5741270A (en) | 1997-02-28 | 1998-04-21 | Lumend, Inc. | Manual actuator for a catheter system for treating a vascular occlusion |
US6120516A (en) | 1997-02-28 | 2000-09-19 | Lumend, Inc. | Method for treating vascular occlusion |
US6010449A (en) | 1997-02-28 | 2000-01-04 | Lumend, Inc. | Intravascular catheter system for treating a vascular occlusion |
US5968064A (en) | 1997-02-28 | 1999-10-19 | Lumend, Inc. | Catheter system for treating a vascular occlusion |
US6508825B1 (en) | 1997-02-28 | 2003-01-21 | Lumend, Inc. | Apparatus for treating vascular occlusions |
US6217549B1 (en) | 1997-02-28 | 2001-04-17 | Lumend, Inc. | Methods and apparatus for treating vascular occlusions |
US6155264A (en) | 1997-03-06 | 2000-12-05 | Scimed Life Systems, Inc. | Percutaneous bypass by tunneling through vessel wall |
ZA981883B (en) * | 1997-03-07 | 1998-09-01 | Univ Kansas | Catalysts and methods for catalytic oxidation |
US5810860A (en) * | 1997-03-31 | 1998-09-22 | Medelex, Inc. | Easily fabricated rotary-drive acoustic ablation catheter |
JP2001527440A (ja) | 1997-04-11 | 2001-12-25 | トランスバスキュラー インコーポレイテッド | 心筋貫通性直接的冠血管再形成のための方法及び装置 |
US6071292A (en) | 1997-06-28 | 2000-06-06 | Transvascular, Inc. | Transluminal methods and devices for closing, forming attachments to, and/or forming anastomotic junctions in, luminal anatomical structures |
DE29711559U1 (de) | 1997-07-02 | 1997-08-21 | Howmedica Gmbh | Längliches Element zur Übertragung von Kräften |
US6283940B1 (en) | 1997-08-29 | 2001-09-04 | S. Grant Mulholland | Catheter |
US6071281A (en) | 1998-05-05 | 2000-06-06 | Ep Technologies, Inc. | Surgical method and apparatus for positioning a diagnostic or therapeutic element within the body and remote power control unit for use with same |
US6013055A (en) | 1997-11-13 | 2000-01-11 | Boston Scientific Corporation | Catheter balloon having selected folding characteristics |
US6183432B1 (en) | 1997-11-13 | 2001-02-06 | Lumend, Inc. | Guidewire and catheter with rotating and reciprocating symmetrical or asymmetrical distal tip |
US5935108A (en) | 1997-11-14 | 1999-08-10 | Reflow, Inc. | Recanalization apparatus and devices for use therein and method |
US6330884B1 (en) | 1997-11-14 | 2001-12-18 | Transvascular, Inc. | Deformable scaffolding multicellular stent |
US6217527B1 (en) | 1998-09-30 | 2001-04-17 | Lumend, Inc. | Methods and apparatus for crossing vascular occlusions |
US20050171478A1 (en) | 1998-01-13 | 2005-08-04 | Selmon Matthew R. | Catheter system for crossing total occlusions in vasculature |
US6231546B1 (en) | 1998-01-13 | 2001-05-15 | Lumend, Inc. | Methods and apparatus for crossing total occlusions in blood vessels |
US6241667B1 (en) | 1998-01-15 | 2001-06-05 | Lumend, Inc. | Catheter apparatus for guided transvascular treatment of arterial occlusions |
AU1927399A (en) | 1998-01-16 | 1999-08-02 | Lumend, Inc. | Catheter apparatus for treating arterial occlusions |
US6015405A (en) | 1998-01-20 | 2000-01-18 | Tricardia, L.L.C. | Device for forming holes in tissue |
US6824550B1 (en) | 2000-04-06 | 2004-11-30 | Norbon Medical, Inc. | Guidewire for crossing occlusions or stenosis |
US6398798B2 (en) | 1998-02-28 | 2002-06-04 | Lumend, Inc. | Catheter system for treating a vascular occlusion |
DE69940792D1 (de) | 1998-03-31 | 2009-06-04 | Medtronic Vascular Inc | Gewebedurchdringende Katheter mit Wandler zur Bildgebung |
US6561998B1 (en) | 1998-04-07 | 2003-05-13 | Transvascular, Inc. | Transluminal devices, systems and methods for enlarging interstitial penetration tracts |
US7083588B1 (en) | 1998-05-26 | 2006-08-01 | Medtronic Vascular, Inc. | Apparatus for providing coronary retroperfusion and methods of use |
US6022343A (en) | 1998-09-03 | 2000-02-08 | Intratherapeutics, Inc. | Bridged coil catheter support structure |
US6261304B1 (en) | 1998-09-10 | 2001-07-17 | Percardia, Inc. | Delivery methods for left ventricular conduit |
US6030406A (en) | 1998-10-05 | 2000-02-29 | Origin Medsystems, Inc. | Method and apparatus for tissue dissection |
US6475222B1 (en) | 1998-11-06 | 2002-11-05 | St. Jude Medical Atg, Inc. | Minimally invasive revascularization apparatus and methods |
US6837868B1 (en) | 1998-12-03 | 2005-01-04 | Aleksander Fajnsztajn | Indwelling urinary catheter with base drainage port |
JP4330683B2 (ja) | 1999-01-27 | 2009-09-16 | ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社 | 管腔内挿入具及びその製造方法 |
US6475226B1 (en) | 1999-02-03 | 2002-11-05 | Scimed Life Systems, Inc. | Percutaneous bypass apparatus and method |
US6569145B1 (en) | 1999-03-25 | 2003-05-27 | Transvascular, Inc. | Pressure-controlled continuous coronary sinus occlusion device and methods of use |
US6860892B1 (en) | 1999-05-28 | 2005-03-01 | General Surgical Innovations, Inc. | Specially shaped balloon device for use in surgery and method of use |
US6126649A (en) | 1999-06-10 | 2000-10-03 | Transvascular, Inc. | Steerable catheter with external guidewire as catheter tip deflector |
US6565583B1 (en) | 1999-07-08 | 2003-05-20 | Acumen Vascular, Inc. | Endarterectomy apparatus and method |
US6246914B1 (en) | 1999-08-12 | 2001-06-12 | Irvine Biomedical, Inc. | High torque catheter and methods thereof |
US6132435A (en) * | 1999-09-14 | 2000-10-17 | Synthes (Usa) | Torque limiting device for surgical use |
US6569143B2 (en) | 1999-10-14 | 2003-05-27 | Becton, Dickinson And Company | Method of intradermally injecting substances |
US6786884B1 (en) | 1999-10-29 | 2004-09-07 | Bard Access Systems, Inc. | Bolus tip design for a multi-lumen catheter |
US6685716B1 (en) | 2000-01-04 | 2004-02-03 | Transvascular, Inc. | Over-the-wire apparatus and method for open surgery making of fluid connection between two neighboring vessels |
US6589164B1 (en) | 2000-02-15 | 2003-07-08 | Transvascular, Inc. | Sterility barriers for insertion of non-sterile apparatus into catheters or other medical devices |
US6508824B1 (en) | 2000-02-18 | 2003-01-21 | Transvascular, Inc. | Catheter-based methods for enlarging blood vessels to facilitate the formation of penetration tracts, fistulas and/or blood flow channels |
US6817973B2 (en) * | 2000-03-16 | 2004-11-16 | Immersion Medical, Inc. | Apparatus for controlling force for manipulation of medical instruments |
US6277133B1 (en) | 2000-03-17 | 2001-08-21 | Nozomu Kanesaka | Connector for small conduits |
US7517352B2 (en) | 2000-04-07 | 2009-04-14 | Bacchus Vascular, Inc. | Devices for percutaneous remote endarterectomy |
EP1274479B1 (en) | 2000-04-11 | 2010-07-14 | Boston Scientific Limited | Reinforced retention structures |
US6454717B1 (en) * | 2000-04-13 | 2002-09-24 | Scimed Life Systems, Inc. | Concentric catheter drive shaft clutch |
US6589208B2 (en) | 2000-06-20 | 2003-07-08 | Applied Medical Resources Corporation | Self-deploying catheter assembly |
US6746426B1 (en) | 2000-07-11 | 2004-06-08 | Medtronic Vascular, Inc. | Transluminally deliverable vascular blockers and methods for facilitating retrograde flow of arterial blood through veins |
US6482221B1 (en) | 2000-08-21 | 2002-11-19 | Counter Clockwise, Inc. | Manipulatable delivery catheter for occlusive devices (II) |
US6656195B2 (en) | 2000-09-22 | 2003-12-02 | Medtronic Xomed, Inc. | Flexible inner tubular members and rotary tissue cutting instruments having flexible inner tubular members |
US6416523B1 (en) | 2000-10-03 | 2002-07-09 | Scimed Life Systems, Inc. | Method and apparatus for creating channels through vascular total occlusions |
US6506178B1 (en) | 2000-11-10 | 2003-01-14 | Vascular Architects, Inc. | Apparatus and method for crossing a position along a tubular body structure |
US7004173B2 (en) | 2000-12-05 | 2006-02-28 | Lumend, Inc. | Catheter system for vascular re-entry from a sub-intimal space |
US20040167554A1 (en) | 2000-12-20 | 2004-08-26 | Fox Hollow Technologies, Inc. | Methods and devices for reentering a true lumen from a subintimal space |
US6602241B2 (en) | 2001-01-17 | 2003-08-05 | Transvascular, Inc. | Methods and apparatus for acute or chronic delivery of substances or apparatus to extravascular treatment sites |
US6428552B1 (en) | 2001-01-22 | 2002-08-06 | Lumend, Inc. | Method and apparatus for crossing intravascular occlusions |
US6491660B2 (en) | 2001-01-23 | 2002-12-10 | Scimed Life Systems, Inc. | Frontal infusion system for intravenous burrs |
US6719776B2 (en) * | 2001-03-01 | 2004-04-13 | Ethicon Endo-Surgery, Inc. | Thumb pad actuator for an ultrasonic surgical instrument |
US6623448B2 (en) | 2001-03-30 | 2003-09-23 | Advanced Cardiovascular Systems, Inc. | Steerable drug delivery device |
JP3762290B2 (ja) | 2001-12-03 | 2006-04-05 | 朝日インテック株式会社 | 医療用ガイドワイヤ |
US6663577B2 (en) | 2001-12-07 | 2003-12-16 | Abbott Laboratories | Catheter deployment device |
EP1490137B1 (en) | 2002-03-26 | 2006-06-28 | HALPERIN, Haim | Vascular coupling device |
US7191015B2 (en) | 2002-04-11 | 2007-03-13 | Medtronic Vascular, Inc. | Devices and methods for transluminal or transthoracic interstitial electrode placement |
US6949125B2 (en) | 2002-04-16 | 2005-09-27 | Boston Scientific Scimed, Inc. | Ureteral stent with end-effector and related methods |
US7105031B2 (en) | 2002-04-26 | 2006-09-12 | Medtronic Vascular, Inc. | Balloon-tipped, multi-lumen catheter for endoluminal repair of endoluminal leaks in aortic or aorto-iliac endoluminal grafts |
US6991617B2 (en) | 2002-08-21 | 2006-01-31 | Hektner Thomas R | Vascular treatment method and device |
US20040102719A1 (en) | 2002-11-22 | 2004-05-27 | Velocimed, L.L.C. | Guide wire control catheters for crossing occlusions and related methods of use |
US20040230156A1 (en) | 2003-02-13 | 2004-11-18 | Schreck Stefan Georg | Methods and devices for in-situ crosslinking of vascular tissue |
JP3971320B2 (ja) | 2003-02-17 | 2007-09-05 | 修 加藤 | カテーテル |
JP4272905B2 (ja) | 2003-03-06 | 2009-06-03 | 修 加藤 | 薬液注入装置 |
US6942641B2 (en) | 2003-05-30 | 2005-09-13 | J. Michael Seddon | Catheter |
US8308682B2 (en) | 2003-07-18 | 2012-11-13 | Broncus Medical Inc. | Devices for maintaining patency of surgically created channels in tissue |
US7763012B2 (en) | 2003-09-02 | 2010-07-27 | St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. | Devices and methods for crossing a chronic total occlusion |
DE10341697B3 (de) * | 2003-09-10 | 2004-10-07 | Felo-Werkzeugfabrik Holland-Letz Gmbh | Schraubwerkzeug mit einer Vorrichtung zur Begrenzung des übertragenen Drehmomentes |
CN1640797A (zh) | 2003-11-13 | 2005-07-20 | 应用材料有限公司 | 具有剪切构件的动态销和使用该动态销的衬底载体 |
EP1720595B1 (en) | 2004-03-03 | 2011-05-11 | C.R.Bard, Inc. | Loop-tip catheter |
WO2005094540A2 (en) | 2004-03-25 | 2005-10-13 | Hong Mun K | Total occlusion recanalization facilitating device |
IL162415A0 (en) | 2004-06-09 | 2005-11-20 | Noam Shamay | A micro-catheter for crossing totalocclusions in blood vessels |
US7080581B2 (en) * | 2004-07-27 | 2006-07-25 | Reese Kenneth C | Coaxial connector socket wrench |
US20060229646A1 (en) | 2005-04-12 | 2006-10-12 | Sparks Kurt D | Forward-directed atherectomy catheter |
US7475619B2 (en) * | 2005-04-22 | 2009-01-13 | The Stanley Works | Over torque proof socket |
CA2607387C (en) | 2005-05-12 | 2014-12-23 | Arstasis, Inc. | Access and closure device and method |
TWI255215B (en) * | 2005-08-19 | 2006-05-21 | Chia-Chiung Chuang | Transmission member having a torque limiting and protecting structure |
US20070088230A1 (en) * | 2005-09-06 | 2007-04-19 | Fmd Co., Ltd | Medical instrument and medical equipment for treatment, and rotational handle device |
US8025655B2 (en) | 2005-09-12 | 2011-09-27 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods |
US8083727B2 (en) | 2005-09-12 | 2011-12-27 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
US7918870B2 (en) | 2005-09-12 | 2011-04-05 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods |
US8323261B2 (en) | 2005-09-12 | 2012-12-04 | Bridgepoint Medical, Inc. | Methods of accessing an intramural space |
JP4905647B2 (ja) * | 2006-02-14 | 2012-03-28 | 朝日インテック株式会社 | 医療用具 |
US7334509B1 (en) * | 2006-10-11 | 2008-02-26 | Bradshaw Medical, Inc. | Torque limiting driver and assembly |
US7762985B2 (en) | 2006-11-01 | 2010-07-27 | Cook Incorporated | Balloon catheter for treating hardened lesions |
US11109883B2 (en) | 2006-11-21 | 2021-09-07 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
US9060802B2 (en) | 2006-11-21 | 2015-06-23 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
US10888354B2 (en) | 2006-11-21 | 2021-01-12 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular devices and methods for exploiting intramural space |
EP2131913B1 (en) | 2007-03-29 | 2022-01-05 | Boston Scientific Medical Device Limited | Lumen reentry devices |
DE202007008234U1 (de) * | 2007-06-12 | 2007-08-30 | Englert, Thomas | Montierinstrument |
JP5453586B2 (ja) | 2007-10-22 | 2014-03-26 | ブリッジポイント、メディカル、インコーポレイテッド | 慢性的な完全閉塞部を横断するためのデバイスおよび方法 |
EP3251719B1 (en) | 2008-02-05 | 2020-10-21 | Bridgepoint Medical, Inc. | Crossing occlusions in blood vessels |
US8337425B2 (en) | 2008-02-05 | 2012-12-25 | Bridgepoint Medical, Inc. | Endovascular device with a tissue piercing distal probe and associated methods |
US8172863B2 (en) | 2008-04-28 | 2012-05-08 | Bridgepoint Medical, Inc. | Methods and apparatus for crossing occlusions in blood vessels |
-
2009
- 2009-04-27 US US12/453,009 patent/US8172863B2/en active Active
- 2009-04-27 EP EP16185838.6A patent/EP3165184B1/en active Active
- 2009-04-27 EP EP09739149.4A patent/EP2291128B1/en active Active
- 2009-04-27 EP EP21210339.4A patent/EP4011305A1/en active Pending
- 2009-04-27 JP JP2011506307A patent/JP5513486B2/ja active Active
- 2009-04-27 WO PCT/US2009/002571 patent/WO2009134346A2/en active Application Filing
-
2012
- 2012-04-10 US US13/443,860 patent/US8496679B2/en active Active
-
2013
- 2013-07-19 US US13/946,265 patent/US8709028B2/en active Active
-
2014
- 2014-03-04 US US14/196,282 patent/US9005225B2/en active Active
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5513486B2 (ja) | 血管の閉塞部を横断するための方法および装置 | |
JP2011518604A5 (ja) | ||
US20230050257A1 (en) | Methods and devices for crossing chronic total occlusions | |
US11540857B2 (en) | Endovascular device with a tissue piercing distal probe and associated methods | |
US11992238B2 (en) | Endovascular device with a tissue piercing distal probe and associated methods |