JP2011513507A - 細菌セルロースネットワーク含有外部構造化システムを含む液体洗剤組成物 - Google Patents

細菌セルロースネットワーク含有外部構造化システムを含む液体洗剤組成物 Download PDF

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Abstract

細菌セルロースネットワークと、水と、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤又はこれらの混合物を含む界面活性剤系との外部構造化システムで構成される液体マトリックスの形態の構造化液体洗剤組成物であって、この液体マトリックスは、約25℃において約0.003Pa〜約5.0Paの降伏応力を有し、好適な粒子懸濁機能及びずり減粘特性を提供する。

Description

液体組成物に対して顕著な構造的及び審美的特性を提供するための従来のアプローチは、内部及び外部構造剤の両方を含む特定の構造剤の添加を含む。既知の内部構造剤の例には、界面活性剤、電解質が挙げられる(これらは、蠕虫状ミセル自己集合構造の形成を促進できる)。既知の外部構造剤にはポリマー又はガムが挙げられ、これらの多くは水和すると膨張又は拡大して独立ミクロゲル粒子のランダム分散を形成することが既知である。ポリマー及びガムの例には、ジェランガム、ペクチン、アルギン酸塩、アラビノガラクタン、カラゲナン(caageenan)、キサンタンガム(xanthum gum)、グアーガム、ラムサンガム(rhamsan gum)、ファーセレランガム、カルボキシメチルセルロース及びセルロースが挙げられる。例えば、米国特許第6,258,771号(Hsuら)、同第6,077,816号(Puvvadaら)、米国特許出願公開第2005/0203213号(Pommiersら)及び国際公開第2006/116099号(Fleckensteinら)を参照されたい。ガムは構造化効果を提供するために使用されてきたが、ガムはpH依存性であり、すなわち、10よりも高いpHでは機能しない。更に、特定のガムは、洗浄性酵素の存在下で劣化しやすいことが判明している。それゆえに、これらの及び他の既知の問題に影響されにくい他の外部構造剤に対しての必要が存在したままである。
構造化効果を提供することが報告されている別の組成物は、セルロース、すなわち、細菌セルロースである。細菌セルロースの従来の使用には、地層の水圧破砕に使用される水圧破砕流体についてのレオロジー特性の改善、さく井掘削土への添加、及び食品成分として、が挙げられる。例えば、米国特許第5,350,528号、同第5,362,713号及び同第5,366,750号を参照されたい。細菌セルロースは、典型的には、Acetobacter aceti var.xylinumの細菌株を使用して培養され、噴霧乾燥又は凍結乾燥技術を使用して乾燥させる。最終製品における使用のために再水和して細菌セルロースネットワークに活性化できる乾燥した細菌セルロース組成物を製造及び調製する試みが既知である。これらの試みの例は、米国特許第6,967,027号(Heuxら)及び米国特許出願公開第2007/0027108号(Yangら)に提供されている。米国特許出願公開第2008/0108714号(Swazeyら)及び同第2007/197779号(Yangら)並びに国際公開第2007/068344号(Caiら)も参照されたい。
液体洗剤組成物に所望される2つの構造特性には、ビーズ及び/又は粒子懸濁機能並びにずり減粘機能が挙げられる。液体洗剤組成物への特定の外部構造剤の添加は一定のずり減粘効果を提供し得ると報告されているが、ずり減粘機能を提供する能力のみでは、液体洗剤組成物がビーズ粒子を徐々に懸濁できるかどうかを判定するのに不十分である。このように、ずり減粘効果及びビーズ懸濁機能の両方を提供する外部構造剤について必要が存在したままである。更に、これらの構造化効果は、費用及び配合の懸案事項のために可能な限り低濃度の外部構造剤で所望される。例えば、過剰量の外部構造剤は、粒子懸濁機能を提供し得るが、結果として液体組成物が過剰に粘稠で注入不可能になってしまう。更に、あまりにも多くの外部構造剤はまた、結果として、組成上不透明で曇りを生じてしまい、これは望ましくないものであり得る。
米国特許第6,258,771号 米国特許第6,077,816号 米国特許出願公開第2005/0203213号 国際公開第2006/116099号 米国特許第5,350,528号 米国特許第5,362,713号 米国特許第5,366,750号 米国特許第6,967,027号 米国特許出願公開第2007/0027108号 米国特許出願公開第2008/0108714号 米国特許出願公開第2007/197779号 国際公開第2007/068344号
このように、従来の配合で遭遇する1つ以上の上記問題点を避けながらずり減粘機能及び十分な粒子懸濁機能の両方を提供する外部構造剤に対しての必要が存在したままである。
本発明は液体洗剤組成物に関し、この液体洗剤組成物は液体マトリックスを含み、この液体マトリックスは、上記液体洗剤組成物の約0.005重量%〜約1.0重量%の細菌セルロースネットワーク含有外部構造化システム、上記液体洗剤組成物の約30重量%〜約75重量%の水、上記液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約70重量%の界面活性剤系を含み、この界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含み、液体マトリックスは、約25℃において約0.003Pa〜約5.0Paの降伏応力を有する。
本発明の別の態様は、液体洗剤組成物の製造方法に関し、この製造方法は、(a)液体洗剤組成物の約0.005重量%〜約1.0重量%の細菌セルロース含有外部構造化システムを、水を含む溶媒と共に含む供給物を供給し、この供給物を混合チャンバ内で約1.0×105J/m3、又は約2.0×106J/m3〜約5.0×107J/m3を超過するエネルギー密度に活性化して、細菌セルロースネットワークを形成する工程と、(b)上記液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約70重量%の濃度で界面活性剤系を供給する工程を含み、この界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含み、界面活性剤系を供給する上記工程は、工程(a)と共に、又は工程(b)の後、のいずれかで実施され、上記界面活性剤系に上記細菌セルロースネットワークを供給する工程は、約25℃において約0.003Pa〜約5.0Paの降伏応力を有する液体マトリックスを形成する。
様々な加工技術の作用としての降伏応力に対する細菌セルロース濃度間の関係のグラフ表現を示す図。 最大1%の細菌セルロース濃度に対しての降伏応力の外挿を伴う、図1に使用されているものと同一のデータに基づくグラフ表現を示す図。 CytoViva Darkfield Light Microscopyによって400倍で撮像された、2×106J/m3のエネルギー密度を生じるロータ・ステータ装置を使用して調製された0.036重量%の細菌セルロースネットワークを含む液体洗剤組成物の代表的画像。 CytoViva Darkfield Light Microscopyによって400倍で撮像された、3.44mPa(5000psi)において3.5×107J/m3のエネルギー密度を生じるSONOLATOR(登録商標)を有する単回通過供給システムを使用して調製された0.036重量%の細菌セルロースネットワークを含む液体洗剤組成物の代表的画像。 CytoViva Darkfield Light Microscopyによる630倍の、図3で撮像されたのと同一の試料の、代表的画像。 CytoViva Darkfield Light Microscopyによる630倍の、図4で撮像されたのと同一の試料の、代表的画像。
液体洗剤組成物の約0.005重量%〜約1.0重量%の細菌セルロースネットワーク含有外部構造化システムと、上記液体洗剤組成物の約30重量%〜約75重量%の水と、上記液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約70重量%の界面活性剤系と、を含む液体マトリックスを含む液体洗剤組成物であって、界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含み、液体マトリックスが、約25℃において約0.003Pa〜約5.0Paの降伏応力を有する液体洗剤組成物は、十分な粒子懸濁及びずり減粘機能を提供することが顕著に判明した。一実施形態では、細菌セルロースネットワークは、強力な高剪断加工条件下で細菌セルロースと水などの溶媒とを「活性化」することにより、形成される。理論に束縛されるものではないが、この方法で活性化された細菌セルロースネットワークを含む液体洗剤組成物は、比較的低濃度で所望の構造化機能を提供できる一方で、従来の外部構造剤が遭遇する1つ以上の問題を避けることができると考えられている。
定義:
本明細書で使用するとき、ある成分を「実質的に含まない」というのは、その成分が組成物中にいかなる量も意図的に組み込まれていないことを意味する。
本明細書で使用するとき、「強力な高剪断加工条件」とは、細菌セルロースを活性化して、本発明の必要な降伏応力を提供するのに十分な混合工程を意味する。
本明細書で使用するとき、「液体マトリックス」は、本発明の液体洗剤組成物の液体成分を指し、この液体マトリックスについて行われる測定は、いかなる懸濁粒子も存在しない中で実施される。
本明細書で使用するとき、「懸濁ビーズ及び/又は粒子」は、中実ビーズ、空か又は中に機能性若しくは非機能性成分を含有するかのいずれかのカプセル、マイクロカプセル、粒子及びこれらの破片を含む。「複数の懸濁粒子」は、懸濁ビーズ及び粒子の両方を含み、この粒子は破砕した懸濁ビーズから形成することができる。
本明細書で使用するとき、「構造剤」は、例えば、降伏応力による測定などの、レオロジー及び構造化効果を提供するために組成物に添加される任意の物質である。本明細書で使用するとき、「外部構造剤」とは、主な機能として液体マトリックスにレオロジー変性をもたらす物質を意味する。したがって、一般に、外部構造剤それ自体は、いかなる有意な洗浄効果又はいかなる有意な成分可溶化効果も提供しない。それゆえに、外部構造剤は、マトリックスレオロジーを変化させることも可能であるがいくつかの追加的又は代替的主要目的のために液体組成物に組み込まれてきた内部構造剤とは異なる。
本明細書で使用するとき、全ての試験及び測定は、特に指示がない限り、25℃で行われる。
1.外部構造化システムを含む液体マトリックス
本発明の液体洗剤組成物は、液体洗剤組成物の約0.005重量%〜約1.0重量%の外部構造化システム、又は約0.125重量%未満、又は約0.05重量%未満、又は約0.01重量%未満、の上記外部構造化システム、又は少なくとも約0.01重量%、又は少なくとも0.05重量%の上記外部構造化システム、を含む液体マトリックスを含む。本発明で使用するための外部構造化システムは、水の存在下で活性化される個々の細菌セルロース繊維から形成される細菌セルロースネットワークを含む。一実施形態では、外部構造化システムは、細菌セルロースネットワークから本質的になる。
a.細菌セルロースネットワーク
本発明の外部構造化システムは、この外部構造化システムの最大約100重量%、又は最大約99重量%、又は最大約95重量%、又は最大約80重量%、又は最大約70重量%、の濃度で細菌セルロースネットワークを含む。用語「細菌セルロース」は、Acetobacter属の細菌の発酵を介して製造されるあらゆるタイプのセルロースを包含することが意図され、一般にミクロフィブリル化セルロース、網目状細菌セルロース及びこれらに類するものと呼ばれる物質を含む。
細菌セルロースネットワークは、水、ポリオール(例えば、エチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコールなど)又はこれらの混合物などの親水性溶媒中で細菌セルロースの混合物を加工することにより形成される。この加工は、「活性化」と呼ばれ、一般に高圧均質化及び/又は高剪断混合を含む。重要なことに、十分に強力な加工条件下での細菌セルロースの活性化は、所与の濃度の細菌セルロースネットワークにおいて降伏応力の増大をもたらすことが判明している。降伏応力は、下記で定義されるように、ゲル状系において流れを開始させるために必要とされる力の尺度である。降伏応力は、液体組成物の懸濁能力、及び、垂直面に印加された後もその場に留まる能力の指標であると考えられている。
活性化は、細菌セルロースの3次元構造が改質されて、これにより、セルロースが、活性化が生じるベース溶媒若しくは溶媒混合物に、又は、活性化セルロースが添加された組成物に、機能を付与する工程である。機能には、ずり増粘、降伏応力−懸濁特性付与、凍結融解及び熱安定性及びこれらに類するものなどの特性の提供が挙げられる。活性化プロセス中に進められる加工は、ベース溶媒中にセルロースをただ分散させるよりも有意に多くのことを行う。このような強力な加工は、セルロース繊維を「分離させて」セルロース繊維を伸ばす。細菌セルロースの活性化は、セルロース部分を伸ばして細菌セルロースネットワークを作り、これはとても大きな表面積を有する高度に噛み合った繊維の網状ネットワークである。活性化された網状細菌セルロースは、従来の微結晶セルロース(すなわち、植物源から供給されるセルロース)よりも少なくとも200倍大きいと考えられる非常に大きな表面積を有する。
本明細書で利用される細菌セルロースは、Acetobacter属の微生物の発酵産物に関わる任意のタイプのものであり得、かつては入手可能であった(一例としては、CPKelco U.S.からのCELLULON(登録商標)である)。このような好気性培養産物は、水に不溶性である繊維の高度に網状で分枝している相互に噛み合ったネットワークにより特徴付けられる。このような細菌セルロース産物の調製は周知であり、典型的には、Acetobacter aceti var.xylinumの細菌株を使用して、攪拌培養条件下で網状細菌セルロースを好気的に製造するための方法を伴う。攪拌培養条件の使用により、平均70時間にわたって少なくとも1時間当たり0.1g/リットルの所望のセルロースの安定した生産がもたらされる。およそ80〜85%の水を含有する湿性ケーキ網状セルロースは、上記特許に開示されている方法及び条件を使用して製造することができる。乾燥網状細菌セルロースは、周知である噴霧乾燥又は凍結乾燥などの乾燥技術を使用して製造することができる。米国特許第5,079,162号及び同第5,144,021号を参照されたい。
Acetobacterは、特徴的には、0.6〜0.8マイクロメートル×1.0〜4マイクロメートルのグラム陰性桿状細菌である。これは厳密に好気性生物であり、すなわち、代謝は呼吸であり、発酵性ではない。この細菌は、更に、セルロースと化学的に同一な複数のポリβ−1,4−グルカン鎖を産生する能力により、識別される。網状細菌セルロースのミクロセルロース鎖又はミクロ繊維は、細菌表面において細胞膜の外側の部位で合成される。これらのミクロ繊維は、約1.6nm〜約3.2nm×約5.8nm〜約133nmの断面寸法を有する。一実施形態では、細菌セルロースネットワークは、約1.6nm〜約200nm、又は約133nm未満、又は約100nm未満、又は約5.8nm未満、の最大断面ミクロ繊維幅を有する。加えて、細菌セルロースネットワークは、少なくとも100nm、又は約100〜約1500nm、の平均ミクロ繊維長を有する。一実施形態では、細菌セルロースネットワークは、約10:1〜約1000:1、又は約100:1〜約400:1、又は約200:1〜約300:1、のミクロ繊維アスペクト比、すなわち、平均ミクロ繊維長を最大断面ミクロ繊維幅で除算したもの、を有する。
細菌セルロースネットワークの存在は、STEM顕微鏡像により検出することができる。液体洗剤組成物試料を得る。1500メッシュ銅TEMグリッドを濾紙上に配置し、このTEMグリッドに15滴の試料を適用する。このTEMグリッドを新しい濾紙に移し、15滴の脱イオン水ですすぐ。次に、このTEMグリッドをS−5200 STEM顕微鏡器具で撮像して、繊維ネットワークについて観察する。当業者であれば、繊維ネットワークが検出された場合に、この繊維の断面寸法(cross dimensional)及びアスペクト比を決定できることを理解するであろう。当業者であれば、上記のものと同一のTEMグリッド並びに付着及びすすぎ工程を使用し、Atomic Force Microscopyなどの代替的分析技術を使用して、細菌セルロースネットワークの存在を検出できることも認識するであろう。Atomic Force Microscopy 3D表現は、繊維寸法及びネットワークの度合いを示すために得ることができる。
これらのAcetobacter産生繊維の小さな断面寸法は、セルロースの大きな長さ及び固有の親水性と共に、水溶液の吸収について非常に高い能力を有するセルロース産物を提供する。安定で粘稠な分散体の形成を助けるために、多くの場合、添加剤は細菌セルロースと組み合わされて使用されている。
更なる好適な細菌セルロースの非限定的な例が、米国特許第6,967,027号(Heuxら)、同第5,207,826号(Westlandら)、同第4,487,634号(Turbakら)、同第4,373,702号(Turbakら)及び同第4,863,565号(Johnsonら)、米国特許出願公開第2007/0027108号(Yangら)に開示されている。
i.細菌セルロースの活性化法
一実施形態では、細菌セルロースネットワークは、強力な高剪断加工条件下で細菌セルロースを活性化することにより、形成される。重要なことに、強力な高剪断加工条件の使用は、細菌セルロースネットワークに、強化された構造化機能をもたらすことが判明している。強力な加工条件の使用により、細菌セルロースネットワークは、低濃度で、費用のかかる化学的及び物理的変性なしに、所望の構造化効果を提供することができる。
一実施形態では、強力な高剪断加工条件下で上記細菌セルロースを活性化する工程は、約1.0×106J/m3よりも高い、又は2.0×106J/m3よりも高い、エネルギー密度で、細菌セルロースと溶媒(例えば、水)とを活性化する工程を含む。一実施形態では、活性化工程は、2.0×106J/m3〜約5.0×107J/m3、又は約5.0×106J/m3〜約2.0×107J/m3、又は約8.0×106J/m3〜約1.0×107J/m3、のエネルギー密度で実施される。重要なことに、本明細書で説明されるような強力な高剪断加工条件下で細菌セルロースを活性化することにより、0.05重量%よりも更に低い上記細菌セルロースを有する配合は、降伏応力及び粒子懸濁などの所望のレオロジー効果を有することができることが判明している。一実施形態では、活性化が強力な高剪断加工を介して実施される場合、細菌セルロースの濃度は、0.005重量%〜約0.05重量%、又は約0.03重量%を下回る、又は約0.01重量%を下回る。
この量のエネルギー密度を提供できる加工技術には、従来の高剪断ミキサー、静的ミキサー、プロペラ式及びタンクミキサー(in-tank mixers)、ロータ・ステータミキサー、及びGaulin ホモジナイザー、及びSonic Corp(CT)からのSONOLATOR(登録商標)が挙げられる。一実施形態では、細菌セルロースの活性化工程は、混合チャンバと振動ブレードとを備える高圧ホモジナイザーで実施され、供給物は開口部を通して混合チャンバの中に押し込まれる。圧力下にある供給物は、開口部を通過するにつれて加速し、振動ブレードに接触するようになる。
一実施形態では、強力な高剪断加工条件下で上記細菌セルロースを活性化する工程は、SONOLATOR(登録商標)を使用して達成される流体力学的キャビテーションの発生を伴う。理論に束縛されるものではないが、混合チャンバ内の混合物が混合チャンバ内で流体力学的キャビテーションを経験して、細菌セルロースに、十分な度合いの相互噛み合いを有する細菌セルロースネットワークを形成させて、強化されたずり減粘機能を提供すると考えられている。
重要なことに、特定の加工条件は、より低い濃度の細菌セルロースにおける降伏応力の強化などの、所望のレオロジー効果を組成物に細菌セルロースが提供する能力を強化することが判明している。理論に束縛されるものではないが、この効果は、液体マトリックス内に形成される細菌セルロースネットワークの相互噛み合いを増大させることにより達成されると考えられる。
細菌セルロースが細菌セルロースネットワークを形成する能力を強化するための一方法は、第2の流れと接触して配置されるのに先立って、従来の混合条件下においてプレミックスとして水溶液と共に細菌セルロースを活性化することである。界面活性剤、香料、粒子、補助成分などのような他の所望の成分を含む第2の流れを供給することができる。一実施形態では、細菌セルロースと水溶液とがプレミックスとして組み合わされる。このプレミックスは、強力な高剪断条件にかけることができるが、必須ではない。一実施形態では、最大約1.0×106J/m3のエネルギー密度で、バッチ又は連続的なインラインミキサーなどの従来の混合技術を使用して、このプレミックス工程を実施することが所望される。
細菌セルロースが細菌セルロースネットワークを形成する能力を強化するための別の方法は、乾燥又は粉末形態の細菌セルロースを、超音波ホモジナイザー又はインラインミキサーの混合チャンバの中に向かう液体活性物質の供給流の中に直接接触させることである。粉末は、供給物が混合チャンバに入る直前に添加することができ、又は、活性物質供給流とは別個の供給物として添加することができる。有利なことに、プレミックス又は別個の活性化工程を有することなしに粉末形態で導入することにより、加工の簡便性と費用/空間節約を可能にする単回通過システムを達成することができる。
ii.高分子増粘剤でコーティングされた細菌セルロース
一実施形態では、外部構造化システムは、高分子増粘剤で少なくとも部分的にコーティングされた細菌セルロースを更に含む。この少なくとも部分的にコーティングされた細菌セルロースは、米国特許出願公開第2007/0027108号(Yangら)段落8〜19に開示されている方法にしたがって調製することができる。1つの好適なプロセスでは、細菌セルロースは、高分子増粘剤との混合にかけられて、細菌セルロース繊維及び束を少なくとも部分的にコーティングする。細菌セルロースと高分子増粘剤との混合は、細菌セルロース繊維及び/又は束の少なくとも一部分上に高分子増粘剤コーティングの所望の生成を可能にすると考えられている。
一実施形態では、上記少なくとも部分的にコーティングされた細菌セルロースを製造する方法は、添加された高分子増粘剤の約0.1重量%〜約5重量%、又は約0.5重量%〜約3.0重量%、の細菌セルロース、並びに、細菌セルロースの約10重量%〜約900重量%の高分子増粘剤を含む、高分子増粘剤に対して一定比率の細菌セルロースを含む。
一実施形態では、高分子増粘剤は、ヒドロコロイド、少なくとも1つの(at least on)帯電しているセルロースエーテル、少なくとも1つの高分子ガム及びこれらの混合物を含む。1つの好適なヒドロコロイドには、カルボキシメチルセルロース(「CMC」)が挙げられる。好適な高分子ガムには、キサンタン製品、ペクチン、アルギン酸塩、ジェランガム、ウェランガム(welan gum)、ダイユータンガム(diutan gum)、ラムサンガム、カラゲナン、グアーガム、寒天、アラビアゴム、ガティガム(gum ghatti)、カラヤガム(karay gum)、トラガカントゴム、タマリンドガム(tamarind gum)、ローカストビーンガム及びこれらに類するもの及びこれらの混合物が挙げられる。米国特許出願公開第2007/0027108号の段落6及び16を参照されたい。
別の実施形態では、細菌セルロースは、活性化及び/又は高分子増粘剤コーティングの他に化学的又は物理的のいずれの変性も更には経験しない。一実施形態では、細菌セルロースは、繊維上への疎水基の付加によるエステル化又はエーテル化を含む化学的変性を被らず、すなわち、細菌セルロース繊維は界面活性となるように変性されず、ここで、「界面活性」とは、成分が、それが溶解される媒質の表面張力を低下させることを意味する。別の実施形態では、細菌セルロースは、疎水性物質で繊維をコーティングすることを含むいかなる物理的変性も被らない。重要なことに、本明細書における発明にしたがって細菌セルロースネットワークを活性化することにより、繊維は、国際公開第2007/068344号(Caiら)が言及するような変性を行う必要がないことが判明している。
b.追加的構造剤
一実施形態では、外部構造化システムは、非高分子結晶質ヒドロキシル官能性物質、高分子構造剤及びこれらの混合物などの追加的構造剤を更に含む。
i.非高分子結晶質ヒドロキシル官能性物質
1つの好適な追加的構造剤は、非高分子(従来のアルキオキシレーション(alkyoxlation)は除く)結晶質ヒドロキシル官能性物質を含み、これは、その場でマトリックス内において結晶化されると、液体マトリックス全体にわたる糸状構造化システムを形成する。こうした物質は、一般に、結晶性ヒドロキシル含有脂肪酸、脂肪酸エステル又は脂肪ろうとして特徴付けできる。例えば、米国特許第7,169,741号の第9段第61行〜第11段第4行及び同第6,080,708号及び国際公開第2002/0040627号を参照されたい。
ii.高分子構造剤
前述の非高分子結晶質ヒドロキシル含有構造剤に加えて、他のタイプの有機構造剤を本明細書の液体洗剤組成物内にて利用してもよい。また、液体マトリックスにずり減粘機能を提供する高分子物質が使用されてもよい。好適な高分子構造剤には、ポリアクリレート、多糖又は多糖誘導体型のものが挙げられる。構造剤として典型的に使用される多糖誘導体は、高分子ガム物質を含む。こうしたガムとしては、ペクチン、アルギネート、アラビノガラクタン(アラビアゴム)、カラゲナン、ジェランガム、キサンタンガム及びグアーガムが挙げられる。ジェランガムは、Pseudomonaselodea ATCC 31461の発酵により調製されるヘテロ多糖であり、CP Kelco U.S.,Inc.により商品名KELCOGELの下で市販されている。ジェランガムを調製する方法は、米国特許第4,326,052号、同第4,326,053号、同第4,377,636号及び同第4,385,123号に記載されている。
一実施形態では、外部構造化システムは、本明細書で列挙されているものなどの当該技術分野において既知のいかなる追加的構造剤も含まない又は本質的に含まない、例えば、非高分子結晶質ヒドロキシル官能性物質を含まない又は本質的に含まない;高分子ガム、ペクチン、アルギン酸塩、アラビノガラクタン(アラビアゴム)、カラゲナン、ジェランガム、キサンタンガム及びグアーガムなどの高分子構造剤を含まない又は本質的に含まない。重要なことに、本発明の外部構造化システムは、本明細書で記載されている細菌セルロースネットワークを超える構造化成分への依存なしに、十分なレオロジー効果、例えば、ビーズ懸濁及びずり減粘機能を提供することが判明している。
2.液体マトリックスの構造特性
a.降伏応力
本発明の液体洗剤組成物の液体マトリックスは、本明細書に定義される降伏応力試験により規定されるように、約0.003Pa〜約5.0Pa、又は約0.01Pa〜約1.0Pa、又は約0.05Pa〜約0.2Pa、の降伏応力を有する。重要なことに、細菌セルロースの%は、液体マトリックス及び懸濁された粒子の両方を含む液体洗剤組成物の総重量により決定されるが、降伏応力は液体マトリックスのみから測定される。これが重要であるのは、懸濁された粒子の存在が降伏応力測定値を変え得るからである。重要なことに、活性化中に使用されるエネルギー密度が高いほど、より高い降伏応力に相関することが判明している。一実施形態では、活性化が2.0×106J/m3〜約5.0×107J/m3のエネルギー密度においてSONOLATOR(登録商標)による場合、約0.006%〜約0.2%の細菌セルロースネットワークを有する液体マトリックスは、約0.005Pa〜約1Paの降伏応力を提供し、約0.6%〜約1%の細菌セルロースネットワークを有する液体マトリックスは、約2.85Pa〜約5Paの降伏応力を提供する。
理論に束縛されるものではないが、既知の構造剤はずり減粘機能を提供するために開示されているが、組成物が粒子を懸濁する能力は組成物のずり減粘機能に直接相関しないと考えられる。むしろ、組成物が粒子を懸濁する能力は、降伏応力により測られる。例えば、所与の範囲の剪断速度以内のずり減粘機能を有する2つの組成物は、異なる降伏応力値を有することができる。液体洗剤組成物の液体マトリックス中の懸濁粒子を安定化させるために、1つの単一のビーズ又は粒子により印加される応力は、液体マトリックスの降伏応力を超えるべきではないと考えられている。この条件が満たされるならば、液体洗剤組成物は、懸濁粒子及び/又は静的条件下の粒子の、沈殿又は乳化(creaming)及び浮遊又は沈降に感受性がより低くなる、あるいはこれらを回避できる。
降伏応力試験:
0.1%未満の細菌セルロースを有する試料のために、動的降伏応力試験が行われる。動的降伏応力は以下のように行われる:TA Instrumentsからの二重同心的円柱構造を備えたAR G2 Stress Controlled Rheometer(「レオメーター」)内に試料を配置し、100s-1〜0.001s-1の範囲の剪断力にかける。対数スケールにおいて等しい間隔(レオメーターにより決定)で、50回の測定を、既述した範囲内の様々な剪断速度で実施し、定常状態の粘度及び印加応力を、課されたレベルの剪断速度各々について測定し、記録する。印加された応力vs課された剪断速度のデータをグラフにプロットし、Hershel−Bulkley修正モデルに当てはめて、液体マトリックス中に存在する界面活性剤及び補助成分により提供される高剪断速度における一定粘度の存在を明らかにする。
以下の等式を使用して、液体マトリックスの応力をモデル化した:
Figure 2011513507
式中、σ:応力、従属変数;P1:降伏応力、フィットパラメータ;P2:Hershel−Bulkleyモデルの粘度の項、フィットパラメータ;
Figure 2011513507
剪断速度、独立変数;P3:Hershel−Bulkleyモデルの指数、フィットパラメータ;及びP4:高剪断速度における漸近的粘度、フィットパラメータ。当業者であれば、Hershel−Bulkleyモデルによる試料から収集したデータへの当てはめ手順が、降伏応力(P1)を含むP1〜P4のパラメータをアウトプットすることを理解するであろう。Herschel Bulkleyモデルは、「Rheometry of Pastes Suspensions and Granular Material」 page 163,Philippe Coussot,John Wiley & Sons,Inc.,Hoboken,New Jersey(2005)に記載されている。
0.1%以上の細菌セルロースを有する試料に関して、多重クリープ試験を行うが、ここで、試料は上記で使用したのと同一のレオメーターに配置され、ある範囲の応力が印加される。まず試料を、二重同心的円柱構造を備えたレオメーターの中に装填し、100s-1の剪断力を1分間にわたって印加し、次いで1分間待つ。次に、様々な量の印加応力で測定を行い、レオメーターは各レベルの応力で誘導された試料の歪みを記録する。この試験に関する応力レベルは、0.0001Pa、0.0005Pa、0.001Pa、0.0015Pa、並びに0.002Pa、0.003Pa、0.004Pa、0.005Paのように0.001Paの間隔であり、これは試料の連続的な変形が記録されるまで行う。この連続的な変形を生じる応力レベルは、印加された応力が試料の降伏応力を超える点と考えられる。最小量の印加応力でさえ連続的変形を引き起こすならば、この材料の降伏応力は、器具の分解能限界を下回る。
理論に束縛されるものではないが、降伏応力は、液体洗剤組成物がビーズを懸濁する能力を指し示すと考えられている。液体洗剤組成物の降伏応力が懸濁された単一のビーズにより印加される応力以上である場合、このビーズは、いったん液体マトリックス中に懸濁されてからは、懸濁されたままとなるはずであり、浮遊又は沈下のどちらの傾向も有さない。懸濁されたビーズにより印加された応力は、単一のビーズによって印加された正味の力Fを、この力が印加される表面Sで除算することに基づき、決定される。
Figure 2011513507
Fは、液体マトリックスと懸濁粒子との間の密度の違い、及び、懸濁粒子体積に依存する。
Figure 2011513507
ρs及びρlは各々懸濁ビーズと液体マトリックスの密度であり、Rはビーズの半径であり、gは重力である。
Sは次式により計算される。
Figure 2011513507
Kは、3.5の定数であると計算されている。
1つの単一のビーズ又は粒子により印加される応力が静的条件下では液体マトリックスの降伏応力を超えるべきではないというこの基本条件に加え、システムの振る舞いは、外部応力が液体洗剤組成物に印加されるとき、より複雑になる。製品注入時などの外部の力の作用下で、液体洗剤組成物は流れるように強制され、それゆえに、注入プロセス時の降伏応力は低減され、注入後にミクロ構造はその静止状態の特性を回復するのにいくらか時間を必要とする。以下のセクションに記載される注入使用試験を使用して、このような外部応力のときの懸濁粒子の安定性を評価する。
b.注入使用試験
注入される又はポンプにより加圧されるときなどの使用条件下で液体洗剤組成物がビーズを懸濁する能力を確認するために、注入使用試験を行うことができる。一実施形態では、液体洗剤組成物は、注入使用試験下で本発明にしたがってビーズ及び/又は粒子を懸濁することができる。
注入使用試験:試験は23℃で実施される。工程1:現在入手可能なDawn PLUS with Power Scrubbersのボトル又はUSD55503に開示されているようなボトルなどの600mLの透明なプラスチックボトルの中に、600mLの試料を充填する。工程2:時間0において、ボトルを135°反転させ、一方の手で約34.5kPa〜約69kPa(約5psi〜約10psi)の圧力をボトル上に加えながらボトルを手絞りして、9.4グラムの試料組成物をボトルから放出させる。工程3:ボトルの背を直立位、静止位に配置し、ボトルの前側及びボトルの基部からの写真を撮る。工程4:15分間待ち、次いで工程2及び3を繰り返すが、ボトルを手絞りする前にボトルを90°回す。450mLの試料がボトルから放出されるまで工程4を繰り返す。写真におけるビーズ分布を比較して、1/2を超えるビーズがボトルの頂部に向かって浮遊するか又はボトルの底に向かって沈下するならば、試料は試験に落ちる。試験に落ちた試料は、本発明の範囲外にある。
c.ずり減粘機能
本発明の液体マトリックスはずり減粘流体であり、すなわち、液体マトリックスは特定の注入粘度、低応力粘度、及びこれらの2つの粘度の値の比を有する。これらの粘度は、本明細書では、25℃で、500マイクロメートルの間隔を有する40mmステンレス鋼平行プレートを有するCarrimed CLS 100 Viscometerを使用することにより、測定される。
本明細書で定義されるように、注入粘度は、20秒−1の剪断速度で測定される。好適な外部構造剤は、一般に約100〜約2500cps、又は100〜1500cpsの範囲の注入粘度を有する液体マトリックスを提供するものである。
本明細書で定義されるように、低応力粘度は、0.1Paの一定の低応力下で決定される。液体マトリックスは、少なくとも約1,500cps、又は少なくとも約10,000cps、又は少なくとも50,000cpsの低応力粘度を有する。この低応力粘度は、典型的には使用時の応力条件下、輸送の間及び包装時の、液体マトリックスの粘度を表す。低応力粘度は、5分間の間隔で再び25℃で行われる低応力粘度クリープ実験においてCarrimed Viscometerを使用して測定される。5分間の間隔でのレオロジー測定は、マトリックスのレオロジーが前の高剪断発生から完全に回復して、粘度計への試料装填と試験の実行との間の10分間にわたってゼロ剪断速度に留まった後で、行われる。少なくとも最後の3分間にわたってのデータを使用して、直線を当てはめ、この直線の勾配から粘度を計算する。
最後に、好適なずり減粘特性を呈示するために、一実施形態では、液体マトリックスは、その低応力粘度の、その注入粘度の値に対する比率が少なくとも約2、又は少なくとも約10、又は少なくとも約100、最大約2000又は約1000である。
d.凍結融解安定性
別の実施形態では、液体洗剤組成物は、凍結融解安定性を提供する。「凍結融解安定性」とは、組成物が、1〜3回の凍結融解サイクルの後に同一の降伏応力及びずり減粘指数をおおむね保持することを意味する。本明細書で使用するとき、「おおむね保持する」とは、降伏応力、ずり減粘が、各連続的凍結融解サイクル後に、サイクル前から約1%〜約5%の範囲内に収まることを意味する。加えて、注入使用試験は、連続的凍結融解サイクル後に通過し続けるときに測定される。当業者であれば、凍結融解試験を実施する方法を理解するであろう:簡潔には、試料を調製し、600mLの透明なプラスチックボトル内に保管する。次に、試料をフラッシュ冷凍し、次に室温において1回の凍結融解サイクルで生じるものにしておく。降伏応力、ずり減粘特性及び注入使用試験を計算することができる。
3.界面活性剤系
液体洗剤組成物の液体マトリックスは、洗濯洗浄;手による皿洗い、卓上又はテーブル洗浄、窓洗浄及び自動食器洗浄などの硬質表面洗浄;並びに毛髪(シャンプー又はコンディショナー)又は身体洗浄用パーソナルケア製品が挙げられるがこれらに限定されない任意の好適な洗浄目的のために作製することができる。このように、界面活性剤系は、所望の用途に基づいて選択される。好適な界面活性剤には、上記洗浄目的での使用に既知の任意の従来の界面活性剤が挙げられる。
しかしながら、界面活性剤はいくつかの構造化及びレオロジー変性効果を提供することができる。本発明の界面活性剤系は、外部構造剤の定義には含まれない。
液体マトリックスは、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜70重量%、又は約1重量%〜約50重量%、又は約3重量%〜約20重量%、の界面活性剤系を含む。本発明の界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含む。本明細書に用いるのに好適な界面活性剤は、米国特許出願公開第2005/0203213号(Pommiersら)、同第2004/0018950号(Foleyら)、国際公開第2006/116099号(Fleckensteinら)及び米国特許第7,169,741号(Barryら)に開示されている。
一実施形態では、液体マトリックスは、約1:1〜約5000:1、又は約100:1〜約2000:1、又は約500:1〜約1000:1の、界面活性剤系の、外部構造剤すなわち細菌セルロースネットワークに対する重量比を有する。重要なことに、外部構造剤及び界面活性剤の両方の量は変化することができるが、本発明は、外部構造剤を界面活性剤に対してより多量にして、例えば、1000:1を超えるようにして、好適なずり減粘機能及び降伏応力を提供することができる。
a.アニオン性界面活性剤
一実施形態では、液体マトリックスは、下記のアニオン性界面活性剤の1つ以上を、液体洗剤組成物の約5重量%〜約60重量%、又は約10重量%〜約40重量%、又は約15重量%〜約35重量%含む。好適なアニオン性界面活性剤には、アルキルスルホン酸、アルキルベンゼンスルホン酸、エトキシル化アルキルサルフェート及びこれらの塩並びにアルコキシル化又は非アルコキシル化アルキルサルフェート物質が挙げられる。
一実施形態では、アニオン性界面活性剤は、C10〜16アルキルベンゼンスルホン酸、好ましくはC11〜14アルキルベンゼンスルホン酸、のアルカリ金属塩を含む。一実施形態では、アルキル基は線状であり、このような線状アルキルベンゼンスルホネートは「LAS」として知られる。アルキルベンゼンスルホネート、特にLASは、当該技術分野において周知である。かかる界面活性剤及びそれらの調製については、例えば、米国特許第2,220,099号及び米国特許第2,477,383号に記載されている。他の好適なアニオン性界面活性剤には、アルキル基の炭素原子の平均数が約11〜約14の線状直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びカリウムが挙げられる。C11〜C14、例えば、C12、のLASナトリウムは、本明細書に用いるのに好適な1つのアニオン性界面活性剤である。
別の好適なアニオン性界面活性剤はエトキシル化アルキルサルフェート界面活性剤を含む。アルキルエーテルサルフェート又はアルキルポリエトキシレートサルフェートとしても既知のこうした物質は、次式に対応するものである。
R’−O−(C24O)n−SO3
式中、R’はC8〜C20アルキル基であり、nは約1〜約20であり、Mは塩生成カチオンであり、別の方法としては、R’はC10〜C18アルキルであり、nは約1〜約15であり、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウム、アルキルアンモニウム又はアルカノールアンモニウムである。別の実施形態では、R’はC12〜C16であり、nは約1〜約6であり、Mはナトリウムである。アルキルエーテルサルフェートは一般に、種々のR’鎖長及び種々のエトキシル化度を有する混合物の形態で使用される。そのような混合物はまた、必然的にいくつかの非エトキシル化アルキルサルフェート物質、すなわち、上記エトキシル化アルキルサルフェートの式で、式中、n=0である界面活性剤も含有することになることが多い。非エトキシル化アルキルサルフェートもまた本発明の組成物に別途に加え、存在してよいいずれかのアニオン性界面活性剤構成成分として又はその構成成分中で使用してよい。
好ましい非アルコキシル化、例えば非エトキシル化、アルキルエーテルサルフェート界面活性剤は、高級C8〜C20脂肪族アルコールの硫酸化により製造されるものである。従来の第一級アルキルサルフェート界面活性剤は一般式:ROSO3 -+を有し、式中、Rは典型的には線状C8〜C20ヒドロカルビル基であり、直鎖又は分枝鎖であってもよく、Mは水溶性化カチオンであり、別の方法としてはRはC10〜C15アルキルであり、Mはアルカリ金属である。一実施形態では、RはC12〜C14であり、Mはナトリウムである。
一実施形態は、この液体洗剤組成物の約10重量%〜35重量%のアニオン性界面活性剤を含む界面活性剤系を提供し、このアニオン性界面活性剤は、C10〜16線状アルキルベンゼンスルホネート、約1〜20モルのエチレンオキシドを有するC8〜20アルキルポリエトキシレートサルフェート、約1〜16モルのエチレンオキシドを有するC8〜16アルコールポリエトキシレート、及びこれらの混合物を含む。
液体洗剤組成物がパーソナルケア(すなわち、シャンプー又は身体洗浄)用である場合、アニオン性界面活性剤には、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウレス硫酸アンモニウム、ラウリル硫酸トリエチルアミン、ラウレス硫酸トリエチルアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウレス硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、ラウレス硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸ジエタノールアミン、ラウレス硫酸ジエタノールアミン、ラウリルモノグリセリド硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウレス硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウレス硫酸カリウム、ラウリルサルコシン酸ナトリウム(sodium lauryl sarcosi¬nate)、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム、ラウリルサルコシン、ココイルサルコシン、ココイル硫酸アンモニウム、ラウロイル硫酸アンモニウム、ココイル硫酸ナトリウム、ラウロイル硫酸ナトリウム、ココイル硫酸カリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ココイル硫酸モノエタノールアミン、ラウリル硫酸モノエタノールアミン、トリデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム及びこれらの混合物を挙げることができる。パーソナルケア組成物中での使用に好適な他のアニオン性、双極性、両性又は任意の追加的界面活性剤及び他の補助成分の非限定的な例は、M.C.Publishing Co.より出版のMcCutcheon’s,Emulsifiers and Detergents,1989 Annual並びに米国特許第3,929,678号、同第2,658,072号、同第2,438,091号及び同第2,528,378号に記載されている。
b.非イオン性界面活性剤
一実施形態では、液体マトリックスは、液体洗剤組成物の約0.1重量%〜約20重量%、又は約0.2重量%〜約15重量%、又は約0.5重量%〜約10重量%、の非イオン性界面活性剤を含む。好適な非イオン性界面活性剤には、液体洗浄組成物中で典型的に使用される従来の非イオン性界面活性剤タイプのいずれかが挙げられる。これらには、アルコキシル化脂肪族アルコール、エチレンオキシド(EO)−プロピレンオキシド(PO)ブロックポリマー及びアミン・オキシド界面活性剤が挙げられる。本明細書において液体洗浄組成物に使用するのに好適なのは、通常液体である非イオン性界面活性剤である。
本明細書に用いるのに好適な非イオン性界面活性剤には、アルコールアルコキシレート非イオン性界面活性剤が挙げられる。アルコールアルコキシレートは、一般式:R1(Cm2mO)nOHに対応する物質であり、式中、R1はC8〜C16アルキル基であり、mは2〜4であり、nは約2〜約12の範囲にあり、別の方法としては、R1は、約9〜約15個の炭素原子又は約10〜約14個の炭素原子を含有する一級又は二級であり得るアルキル基である。別の実施形態では、アルコキシル化脂肪族アルコールは、1分子当たり約2〜約12個、又は約3〜約10個、のEO部分を含有するエトキシル化物質である。
本明細書において液体組成物に有用なアルコキシル化脂肪族アルコール物質は、約3〜約17、又は約6〜約15、又は約8〜約15、の親水性−親油性バランス(HLB)をしばしば有する。アルコキシル化脂肪族アルコール非イオン性界面活性剤類は、Shell Chemical Companyにより商標名Neodol及びDobanolで市販されている。
使用に好適な別の非イオン性界面活性剤には、商標名Pluronicで市販されているもののようなエチレンオキシド(EO)−プロピレンオキシド(PO)ブロックポリマーが挙げられる。これらの物質は、エチレンオキシド部分のブロックをポリプロピレングリコール鎖の末端に付加して、得られるブロックポリマーの界面活性特性を調整することにより、形成される。Davidsohn and Milwidsky;Synthetic Detergents,7th Ed.;Longman Scientific and Technical(1987)at pp.34〜36,189〜191、並びに、米国特許第2,674,619号及び同第2,677,700号を参照されたい。
本明細書で有用な非イオン性界面活性剤の更に別の好適なタイプは、アミン・オキシド界面活性剤を含む。本発明の一実施形態では、液体洗剤組成物は、この液体洗剤組成物の約0.1重量%〜約20重量%、又は約1重量%〜約15重量%、又は約3.0重量%〜約10重量%、のアミン・オキシド界面活性剤を含む。アミン・オキシドは多くの場合、当該技術分野において「準極性」非イオン性物質と示され、式:R(EO)x(PO)y(BO)zN(O)(CH2R’)2.qH2Oを有する。この式中、Rは、飽和又は不飽和、線状又は分枝状であることができる比較的長鎖のヒドロカルビル部分であり、約8〜約20個、又は約10〜約16個の炭素原子、あるいはC12〜C16第一級アルキル、を含有することができる。R’は、水素、メチル及び−CH2OHなどの短鎖部分である。x+y+zが0とは異なるとき、EOはエチレンオキシであり、POはプロピレンオキシ(propyleneneoxy)であり、BOはブチレンオキシであり、すなわち、C12〜14アルキルジメチルアミン・オキシドである。
一実施形態では、界面活性剤系は、約100:1〜約1:100、又は約20:1〜約1:20、又は約2.5:1〜約18:1の重量比でアニオン性及び非イオン性界面活性剤を含む。
c.カチオン性界面活性剤
組成物の洗剤形態で存在するとき、カチオン性界面活性剤は、液体洗剤組成物の0.1重量%〜20重量%、又は約0.2重量%〜約5重量%、又は約0.5重量%〜約1重量%、などの有効量で存在する。
好適なカチオン性界面活性剤は、第四級アンモニウム界面活性剤である。好適な第四級アンモニウム界面活性剤は、モノC6〜C16、好ましくはC6〜C10N−アルキル又はアルケニルアンモニウム界面活性剤からなる群から選択され、残りのN位はメチル、ヒドロキシエチル(hydroxyehthyl)、又はヒドロキシプロピル基によって置換される。別の好ましいカチオン性界面活性剤は、第四級クロリンエステルのような、第四級アンモニウムアルコールのC6〜C18アルキル又はアルケニルエステルである。より好ましくは、カチオン性界面活性剤は、次式を有する:
Figure 2011513507
式中、R1はC8〜C18ヒドロカルビル及びこれらの混合物、又はC8〜14アルキル、又はC8、C10又はC12アルキルであり、Xは塩化物又は臭化物などのアニオンである。
d.追加的界面活性剤
他の好適な界面活性剤には、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物が挙げられる。本明細書での使用に好適な両性界面活性剤には、アミドプロピルベタイン、並びに脂肪族又は複素環式第二級及び第三級(ternary)アミンの誘導体が挙げられ、ここで、脂肪族部分は直鎖又は分枝状であることができ、脂肪族置換基の1つは8〜24個の炭素原子を含有し、少なくとも1つの脂肪族置換基はアニオン性水溶性基を含有する。両性界面活性剤は、存在する場合、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約20重量%、又は約0.5重量%〜約10重量%を構成する。
4.ジアミン
本発明による液体洗剤組成物の別の任意の成分は、ジアミンである。液体洗剤組成物が洗浄性組成物である場合、液体界面活性剤系は、この液体洗剤組成物の約0重量%〜約15重量%、又は約0.1重量%〜約15重量%、又は約0.2重量%〜約10重量%、又は約0.25重量%〜約6重量%、又は約0.5重量%〜約1.5重量%、の少なくとも1つのジアミンを含有することができる。
好適な有機ジアミンは、pK1及びpK2が約8.0〜約11.5の範囲、又は約8.4〜約11の範囲、又は約8.6〜約10.75であるものである。好適な物質には、1,3−ビス(メチルアミン)−シクロヘキサン(pKa=10〜10.5)、1,3−プロパンジアミン(pK1=10.5;pK2=8.8)、1,6−ヘキサンジアミン(pK1=11;pK2=10)、1,3−ペンタンジアミン(DYTEK EP(登録商標))(pK1=10.5;pK2=8.9)、2−メチル1,5−ペンタンジアミン(DYTEK A(登録商標))(pK1=11.2;pK2=10.0)が挙げられる。他の好適な物質のジアミンには、C4〜C8の範囲のアルキレンスペーサーを有する第一級/第一級ジアミンが挙げられる。
pK1及びpK2の定義−本明細書で使用するとき、「pKa1」及び「pKa2」は、当業者には「pKa」という総称で知られている種類の分量であり、本明細書ではpKaは、化学技術分野において当業者に一般に既知のものと同様に使用される。本明細書で参照される値は、Smith及びMartelによる「Critical Stability Constants:Volume 2,Amines」Plenum Press,NY and London,1975のような文献から得ることができる。pKaに関する追加的な情報は、ジアミンの供給元であるDUPONT(登録商標)により供給される情報など、関連企業文献から得ることができる。本明細書で実用的な定義として、ジアミンのpKaは、25℃で全水溶液において及びイオン強度0.1〜0.5Mについて規定される。
本発明の一実施形態では、上記界面活性剤系はこれらの上記界面活性剤のいずれも含まず又は本質的に含まず、例えば、非イオン性界面活性剤を含まず又は本質的に含まず、カチオン性界面活性剤を含まない又は本質的に含まない。
5.懸濁粒子
一実施形態では、液体洗剤組成物は、約0.01重量%〜約5重量%、又は約0.05重量%〜約4重量%、又は約0.1重量%〜約3重量%の濃度で複数の懸濁粒子を更に含む。好適な懸濁粒子の例は、米国特許第7,169,741号(Barryら)の第12〜18段、及び、米国特許出願公開第2005/0203213号(Pommiersら)段落14〜60に提供されている。
a.液体コア懸濁粒子
一実施形態では、1つ以上の懸濁粒子は液体コアを有する。これらの粒子は、使用に先立っての洗剤組成物内の安定性の点で特に有効に機能するが、このような製品から形成される洗濯液中では好適に不安定である。一実施形態では、液体コアは、半透性膜により封入されたイオン帯電した高分子物質を有する。この膜は、反対電荷の別の高分子物質との、コア中のいくつかのイオン帯電したポリマーの相互作用により形成できるものである。好適な液体コア懸濁粒子の非限定的な例は、米国特許第7,169,741号で入手可能である。
b.中実コア懸濁粒子
本明細書に用いるのに好適である懸濁粒子の別のタイプには、中実コアを有する粒子(又はビーズ)が挙げられる。一実施形態では、複数の懸濁粒子は、欧州特許第670712号に開示されているもののような破砕性ビーズを含む。このような破砕性ビーズについての1つの好適な使用は、皮膚の剥脱に関してである。剥脱に好適なビーズ又は粒子は、0.03〜3mmの範囲の粒径を有することができる。更に、これらのビーズは破砕性であることができ、つまり、これらは、使用時に、50マイクロメートル未満の平均寸法を有する粒子に破断する。一実施形態では、懸濁粒子は、真珠光沢変性剤を含む。好適な真珠光沢変性剤には、エチレングリコールジステアレート(EGDS)、TiO2、ZnO、雲母及びこれらの混合物が挙げられる。
c.粒径/形状
一実施形態では、懸濁粒子は、液体洗剤組成物中に懸濁された視覚的に明確なビーズである。別の実施形態では、懸濁粒子は、液体洗剤組成物中で視覚的に明確ではない。粒子又はビーズの可視性は、もちろん、ビーズの寸法並びにビーズ及びこれらが分散される液体組成物の様々な光学的特性などの多数の相関因子によって決定される。不透明な又は半透明なビーズと組み合わせた透明な又は半透明な液体マトリックスは、これらが0.2mm以上であるが小さな寸法を有する場合には、一般に粒子を可視的にするが、より小さなビーズもまた特定の環境下では可視的であり得る。透明な液体マトリックス中では透明なビーズでさえ、粒子及び液体の屈折特性が十分に異なる場合には、視覚的に明確であり得る。更に、いくらか不透明な液体マトリックス中に分散された粒子でさえ、これらが十分に大きく、色がマトリックスと異なる場合には、視覚的に明確であり得る。本明細書で使用するとき、「視覚的に明確である」とは、0.2mm以上であるが小さな寸法を有する粒子を指し、一方で、「視覚的に明確ではない」とは、0.2mm未満の小さな寸法を有する粒子を指す。
一実施形態では、懸濁粒子は、約100ナノメートル〜約8mmの範囲の粒径を有する。本明細書で定義されるように、「粒径」は、少なくとも1つの上記懸濁粒子が、定義されるような最大直線寸法を有することを意味する。当業者であれば、粒径を測定するための好適な技術が利用可能であることを理解するであろう。例えば、約10ナノメートル〜5000ナノメートルの粒径を有する懸濁粒子は、Brookhaven 90Plus Nanoparticle Size Analyzerを用いるような光散乱技術による(ここで、組成物の試料は、好適な湿潤剤及び/又は分散剤を使用して0.001%〜1%(体積/体積)の範囲の濃度に希釈される)。この希釈試料の10mL試料は試料セルの中に配置され、測定値は記録されて、平均粒子直径を提供し、光学顕微鏡は、5マイクロメートル〜約500マイクロメートルの粒径を検出するために使用でき、巨視的な測定技術は0.5mm〜8mmを測定することができる。
重要なことに、本発明の液体洗剤組成物は、最大約8mmの粒径を有する視覚的に明確な粒子から典型的には500μmより小さい粒径を有する真珠光沢剤までの、広範囲の粒子を懸濁できることが判明している。一実施形態では、粒径は、約0.1mm〜約8mm、又は約0.3mm〜約3mm、又は約0.5〜約4mmである。別の実施形態では、懸濁粒子は、視覚的に明確でなく、約1ナノメートル〜約500μm、又は約1μm〜約300μm、又は約50μm〜約200μm、の粒径を有する。
別の実施形態では、液体洗剤組成物は、約50〜約750マイクロメートルの範囲の粒径の上記懸濁粒子を約0.1%〜約2%含み、これは例えば、知覚性及び皮膚剥脱信号及び食器用グリース除去増強剤として機能するシリカ−TiO2粒子である。加えて、約50〜約350マイクロメートルの範囲の粒径のポリエチレンビーズ及びブチレン/エチレンコポリマーを使用することができる。国際公開第2005/010138号(Payeら)を参照されたい。
d.粒子密度
本明細書で有用な懸濁粒子は、約25℃で、約0.7g/L〜約4.26g/L(約700kg/m3〜約4,260kg/m3)、又は約0.8g/L〜約1.2g/L(約800kg/m3〜約1,200kg/m3)、又は約0.9g/L〜約1.1g/L(約900kg/m3〜約1,100Kg/m3)、又は約0.94g/L〜約1.05g/L(約940kg/m3〜約1,050kg/m3)、又は約0.97g/L〜約0.48g/L(約970kg/m3〜約1,047kg/m3)、又は約0.99g/L〜約1.04g/L(約990kg/m3〜約1,040kg/m3)、の密度を有する。
本発明の液体洗剤組成物は、25℃で4週間にわたって粒子を懸濁することができる。安定度は、注入使用試験により、直接観察により又は画像解析により、透明なボトル内に入った透明な液体中に着色粒子を懸濁させることにより、評価することができる。本発明の新しく作製したばかりの組成物は、粒子の10重量%未満、好ましくは5重量%未満、より好ましくは1重量%未満が4週間の静的貯蔵後に容器の底部に沈降する場合には、安定であると考えられる。
一実施形態では、液体マトリックスの密度と粒子の密度との間の差は、約25℃で、液体マトリックス密度の約10%未満、又は約5%未満、又は約3%未満、又は約1%未満、又は約0.5%未満である。別の実施形態では、液体マトリックス及び懸濁粒子は、約0.001g/L〜約3.26g/L(約1kg/m3〜約3,260kg/m3)、又は約0.01g/L〜約0.2g/L(約10kg/m3〜約200kg/m3)、又は約0.05g/L〜約0.1g/L(約50kg/m3〜約100kg/m3)、の密度差を有する。
好適には、粒子は懸濁され、その結果、液体洗剤組成物は25℃で4週間にわたって安定である。安定度は、直接観察により又は画像解析により、透明なボトル内に入った透明な液体中に着色粒子を懸濁させることにより、評価することができる。新しく作製したばかりの洗剤組成物は、粒子の約10重量%未満、又は約5重量%未満、又は約1重量%未満が4週間の静的貯蔵後にボトルの底部に沈降する場合には、安定であると考えられる。
本明細書に用いるのに追加的に好適な粒子及び/又は粒子は、米国特許出願公開第2005/0203213号(Pommiersら)及び国際公開第2005/010138号(Payeら)9〜10頁に開示されている。
e.粒子破裂強度
本明細書において液体洗剤中での使用に好適な粒子は、洗剤マトリックス成分と物理的及び化学的に相溶性であるべきであるが、これらは、使用中に、布地、毛髪又は手などの身体部分及び/又は処理される食器などの硬質表面の上に残渣を残すことなく、分解することができる。それゆえに、洗剤組成物の液体マトリックス内で、粒子は、約20mN〜約20,000mN、又は約50mN〜約15,000mN、又は約100mN〜約10,000mN、の破裂若しくは破断の前に、力に耐えることができる。この強度で、それらは液体洗剤製造プロセスを包含する産業上の取り扱いに適合するようになる。これらは、有意な破断なしにポンプ輸送及び混合操作に耐久可能で、更に輸送時にも安定である。同時に、本明細書の粒子は、使用中に、攪拌された洗浄液などの希釈水性媒質におけるこれらの浸透性挙動の効果により、容易に分解する。
f.香料マイクロカプセル
一実施形態では、液体洗剤組成物は、香料を含む。香料は、典型的には、少なくとも約0.001重量%、好ましくは少なくとも約0.01重量%、より好ましくは少なくとも約0.1重量%、並びに、約10重量%以下、好ましくは約5重量%以下、より好ましくは約3重量%以下、の濃度で本組成物中に組み込まれる。
一実施形態では、本発明の布地コンディショニング組成物の香料は、約250℃以上の沸点と約3.0以上のClogPとを有する持続性香料成分を、より好ましくは香料の少なくとも約25重量%の濃度で、含む。適した香料、香料成分、及び香料キャリアは、米国特許第5,500,138号、及び米国特許出願公開第20020035053 A1号に記載されている。
別の実施形態では、香料は、香料マイクロカプセル及び/又は香料ナノカプセルを含む。好適な香料マイクロカプセル及び香料ナノカプセルには、以下の文献に記載されているものが挙げられる:米国特許出願公開第2003215417 A1号、同第2003216488 A1号、同第2003158344 A1号、同第2003165692 A1号、同第2004071742 A1号、同第2004071746 A1号、同第2004072719 A1号、同第2004072720 A1号、欧州特許第1393706 A1号、米国特許出願公開第2003203829 A1号、同第2003195133 A1号、同第2004087477 A1号、同第20040106536 A1号、米国特許第6645479号、同第6200949号、同第4882220号、同第4917920号、同第4514461号、米国再発行特許第32713号、米国特許第4234627号。
更に別の実施形態では、液体洗剤組成物は、米国特許第5942217号「臭気制御のための非錯体化型組成物(Uncomplexed cyclodextrin compositions for odor control)」(1999年8月24日登録)に記載されているもののような臭気制御剤を含む。臭気抑制剤に好適な他の剤には、以下に記載されているものが挙げられる。米国特許第5968404号、同第5955093号、同第6106738号、同第5942217号、及び同第6033679号。
6.水
本発明の液体洗剤組成物は、その構造化された液体マトリックスを形成するために、好適な量の水を含有する。一実施形態では、水は、本明細書の液体洗剤組成物の、約30重量%〜約75重量%、又は約35重量%〜約72重量%、又は約40重量%〜約70重量%、又は約50重量%超、を構成する。
一実施形態では、液体洗剤組成物は、約1%〜約30%、又は約5%〜約15%、又は約10%〜約14%、程度の水を含む濃縮配合物である。濃縮配合物は、本組成物が単位容量物品に封入されている実施形態に特に望ましい。
7.補助成分
a.有機溶媒
本組成物は、任意選択的に有機溶媒を含んでもよい。好適な有機溶媒には、C4〜14エーテル及びジエーテル、グリコール、アルコキシル化グリコール、C6〜C16グリコールエーテル、アルコキシル化芳香族アルコール、芳香族アルコール、脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化脂肪族分枝状アルコール、アルコキシル化線状C1〜C5アルコール、線状C1〜C5アルコール、アミン、C8〜C14アルキル及びシクロアルキル炭化水素及びハロ炭化水素、並びにこれらの混合物が挙げられる。一実施形態では、液体洗剤組成物は、約0.0%から50%未満の溶媒を含む。存在する場合、液体洗剤組成物は、この液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約20重量%、又は約0.5重量%〜約15重量%、又は約1重量%〜約10重量%の上記有機溶媒を含有する。これらの有機溶媒は、水と共に使用されてもよく、又はこれらは水なしで使用されてもよい。
b.ポリカルボキシレート
本組成物は、1つ以上のカルボン酸モノマーを含むポリカルボキシレートポリマー、コポリマーを含んでもよい。水溶性カルボン酸ポリマーは、カルボン酸モノマーを重合させること又は2種類のモノマー類、例えば不飽和親水性モノマー及び親水性オキシアルキル化モノマーを共重合させることにより調製することができる。不飽和親水性モノマー類の例としては、アクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、メタクリル酸、メタクリレートエステル類及び置換メタクリレートエステル類、ビニルアセテート、ビニルアルコール、メチルビニルエーテル、クロトン酸、イタコン酸、ビニル酢酸、及びビニルスルホネートが挙げられる。親水性モノマーは更に、エチレン又はプロピレンオキシドのようなオキシアルキル化モノマー類と共重合してもよい。オキシアルキル化モノマー類の調製は、米国特許第5,162,475号及び同第4,622,378号に開示されている。親水性オキシアルキル化(oxyalkyated)モノマーは、好ましくは、水中に約500g/L、より好ましくは約700g/Lの溶解度を有する。不飽和親水性モノマーは更に、ポリ(アルケングリコール)ブロックのような疎水性物質でグラフト化されてもよい。例えば、米国特許5,536,440号、同第5,147,576号、同第5,073,285号、同第5,534,183号、同第5,574,004号及び国際公開第03/054044号で論じられている物質を参照されたい。
c.マグネシウムイオン
任意の存在のマグネシウムイオンは、わずかな二価イオンしか含有しない軟水中で液体洗剤組成物を使用する場合に、洗剤組成物中で利用してもよい。利用される場合、マグネシウムイオンは、水酸化物、塩化物、酢酸塩、硫酸塩、蟻酸塩、酸化物又は硝酸塩として本発明の液体洗剤組成物に添加される。含まれる場合、マグネシウムイオンは、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約1.5重量%、又は約0.015重量%〜約1重量%、又は約0.025重量%〜約0.5重量%、の活性物質濃度で存在する。
d.ヒドロトロープ
液体洗剤組成物は、任意選択的に、ヒドロトロープを有効量、すなわち、約0%〜約15%、又は約1%〜10%、又は約3%〜約6%、で含み、その結果、液体洗剤組成物は水に相溶する。本明細書で使用するのに好適なヒドロトロープには、米国特許第3,915,903号に開示されているような、アニオン型のヒドロトロープ、特にキシレンスルホン酸ナトリウム、キシレンスルホン酸カリウム、及びキシレンスルホン酸アンモニウム、トルエンスルホン酸ナトリウム、トルエンスルホン酸カリウム及びトルエンスルホン酸アンモニウム、クメンスルホン酸ナトリウム、クメンスルホン酸カリウム及びクメンスルホン酸アンモニウム、及びこれらの混合物が挙げられる。
e.高分子泡安定剤
本発明の液体洗剤組成物は、任意選択的に、約0.01%〜約15%の濃度で高分子泡安定剤を含有してもよい。これらの高分子泡安定剤は、液体洗剤組成物の起泡量及び起泡持続時間の増大をもたらす。これらの高分子泡安定剤は、(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルエステル及び(N,N−ジアルキルアミノ)アルキルアクリレートエステルのホモポリマーから選択され得る。従来のゲル透過クロマトグラフィーを介して決定される高分子泡増量剤の重量平均分子量は、約1,000〜約2,000,000、又は約5,000〜約1,000,000、又は約10,000〜約750,000、又は約20,000〜約500,000、又は約35,000〜約200,000である。高分子泡安定剤は任意選択的に、無機又は有機の塩のいずれかの塩、例えば(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステルのクエン酸塩、硫酸塩、又は硝酸塩の形態で存在できる。
1つの好適な高分子泡安定剤は、(N,N−ジメチルアミノ)アルキルアクリレートエステル、すなわち、次式で表されるアクリレートエステルである。
Figure 2011513507
液体洗剤組成物中に存在するとき、高分子泡増量剤は、液体洗剤組成物中に、液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約15重量%、又は約0.05重量%〜約10重量%、又は約0.1重量%〜約5重量%、で存在してもよい。
f.カルボン酸
本発明による液体洗剤組成物は、この液体洗剤組成物のすすぎの感触を向上させるために、線状若しくは環式カルボン酸又はその塩を含んでもよい。アニオン性界面活性剤が存在すると、特に液体洗剤組成物の15〜35重量%の範囲で多量に存在すると、手にぬるりとした感触を与える液体洗剤組成物になる。この滑りやすい感触は、本明細書で規定されるカルボン酸を用いる場合に減少する、すなわち、すすぎの感触が抵抗感(draggy)になる。
本明細書で有用なカルボン酸には、サリチル酸、マレイン酸、アセチルサリチル酸、3−メチルサリチル酸、4−ヒドロキシイソフタル酸、ジヒドロキシフマル酸、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、ペンタン酸、及びこれらの塩、並びにこれらの混合物が挙げられる。カルボン酸が塩の形態で存在する場合、塩のカチオンは、アルカリ金属、アルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、又はトリエタノールアミン、及びこれらの混合物から選択される。
一実施形態では、カルボン酸又はその塩は、存在する場合、約0.1%〜約5%、又は約0.2%〜約1%、又は約0.25%〜約0.5%、の濃度で存在する。
g.組成物のpH
一実施形態では、液体洗剤組成物は、約4〜約14、又は約6〜約13、又は約6〜約10のpH、又は約7を超える塩基性pHを有する。重要なことに、細菌セルロースネットワークは、約7よりも高い又は約10のpHで所望の構造化効果を提供できることが判明している。
h.追加的補助成分
本明細書の液体洗剤組成物は、多くの補助成分を更に含むことができる。1つのそのような実施形態では、液体洗剤組成物は、約0.1%〜約30%、又は約0.5%〜約20%、又は約1%〜約10%、の1つ以上の、上記追加的補助成分を含む。
追加的補助成分は、クリーニング性能及び/又は布地ケア効果を提供する1つ以上の洗浄性酵素を含んでもよい。好適な酵素の例には、ヘミセルラーゼ、ペルオキシダーゼ、プロテアーゼ、セルラーゼ、キシラナーゼ、リパーゼ、ホスホリパーゼ、エステラーゼ、クチナーゼ、ペクチナーゼ、ケラタナーゼ、レダクターゼ、オキシダーゼ、フェノールオキシダーゼ、リポキシゲナーゼ、リグニナーゼ、プルラナーゼ、タンナーゼ、マンナナーゼ、ペントサナーゼ、マラナーゼ、β−グルカナーゼ、アラビノシダーゼ、ヒアルロニダーゼ、コンドロイチナーゼ、ラッカーゼ、及び既知のアミラーゼ、又はこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されない。好ましい酵素の組み合わせは、アミラーゼと共に、プロテアーゼ、リパーゼ、クチナーゼ及び/又はセルラーゼのような従来の洗浄性酵素の反応混液(cocktail)を含む。洗浄性酵素は、米国特許第6,579,839号により詳細に記載されている。
採用される場合、酵素は、組成物1グラム当たり最大10mg、より典型的には約0.01mg〜約5mgの重量の活性酵素を供給するのに十分な濃度で本明細書の液体洗濯洗剤組成物中に通常組み込まれる。別の言い方をすれば、本明細書の水性液体洗剤組成物は、典型的には、約0.001重量%〜約5重量%、又は約0.01重量%〜約1重量%の市販の酵素調製物を含むことができる。例えば、プロテアーゼ酵素は、通常そのような市販の調製物中に、洗剤組成物1g当たり0.005〜0.1アンソン単位(AU)の活性をもたらすのに十分な濃度で存在する。重要なことに、本外部構造剤は、長時間にわたって、例えば、6ヶ月以上にわたって、洗浄性酵素の存在下でビーズ懸濁及びずり減粘機能などの十分な構造化機能を提供すると考えられる。
追加的補助成分は、0.01%〜約1%の濃度の蛍光増白剤、約0.0001%〜約10%の濃度の移染防止剤、約0.001%〜約2%の濃度の泡抑制剤、約0.01%〜約10%の濃度の汚れ放出ポリマー、約0.01%〜約50%のシリコーンポリマー、香料、染料、乳白剤、キレート剤(chelant)、増粘剤及びpH緩衝剤である。軽質液体洗剤組成物中での使用に好適な、許容可能な任意の成分の更なる議論は、米国特許出願公開第2005/0203213 A1号(Pommiersら)段落128〜164に見出され得る。
液体洗剤組成物が液体洗濯洗剤である一実施形態では、1つ以上の開示された補助成分が配合に含まれる。液体洗濯洗剤に好適な補助成分には、洗浄性酵素、蛍光増白剤、移染防止剤、泡抑制剤、洗浄性汚れ放出ポリマー、他の布地ケア有益剤、安定剤、補助洗浄性界面活性剤、洗浄性ビルダー、香料、着色剤、酵素、漂白剤、悪臭抑制剤、抗菌剤、帯電防止剤、布地柔軟剤、グラフトポリマーなどのグリース洗浄ポリマー及びこれらの組み合わせが挙げられる。これらの物質の全ては、洗濯洗剤製品に従来利用されるタイプのものである。しかしながら、これらは、本発明の組成物を介すると特に有効に、水性洗浄液に、及び/又はそこで洗濯される布地に供給することができる。好適な洗濯補助成分(laundry adjuncts)の非限定的な例は、米国特許第7,169,741号(Barryら)第5段第49行〜第8段第15行及び第19段第8行〜第20段第10行、米国特許出願公開第2007/0281879A1号(Sharmaら)に提供されている。
8.作製プロセス
一実施形態では、本発明は、液体洗剤組成物の製造方法を提供し、この製造方法は、液体洗剤組成物の約0.005重量%〜約1.0重量%の細菌セルロース含有外部構造化システムを、水を含む溶媒と共に含む供給物を供給する工程と、この供給物を混合チャンバ内で約1.0×105J/m3、又は約2.0×106J/m3〜約5.0×107J/m3を超過するエネルギー密度に活性化して、細菌セルロースネットワークを形成する工程と、この液体洗剤組成物の約0.01重量%〜約70重量%の濃度で界面活性剤系を供給する工程とを含み、この界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含み、界面活性剤系を供給する上記工程は、工程(a)と共に、又は工程(b)の後、のいずれかで実施され、上記界面活性剤系に上記細菌セルロースネットワークを供給する工程は、約25℃において約0.003Pa〜約5.0Paの降伏応力を有する液体マトリックスを形成する。一実施形態では、この方法は、液体マトリックスに懸濁粒子を添加する工程を更に含む。
本明細書に開示されているように、この細菌セルロースを活性化する工程は、Sonic CorpからのSONOLATOR(登録商標)のような超音波ホモジナイザーによるなどの強力な高剪断加工条件下で実施される。重要なことに、細菌セルロースが十分に強力な加工工程下で活性化されるとき、得られる細菌セルロースネットワークは、追加的なレベルの細菌セルロースを添加することを必要とせずに、強化された降伏応力を提供することが判明している。流体力学的キャビテーションを作ることができる超音波加工などの(すなわち、SONOLATOR(登録商標)を介する)強力な高剪断加工条件により、細菌セルロースの結晶質繊維は、結晶質繊維のより均質な分散を作ることができると考えられる。より低いエネルギー工程と比較して、強力な高剪断加工条件を使用する効果は、プロセスエネルギー密度と得られる降伏応力との間の相関関係から示されると考えられる。活性化中に繊維が徹底的に分散する箇所ほど、細菌セルロースネットワークが占める有効体積及び細菌セルロースネットワーク内の相互噛み合いの度合いが大きくなると考えられる。このような分散の差は、約1マイクロメートル〜20マイクロメートルの平均長を有する繊維束が、約2マイクロメートルを下回る又は約1.5マイクロメートルを下回る平均長さを有する従来のように加工された試料の中に観察できるので、光学顕微鏡で観察することができる。
a.エネルギー密度
エネルギー密度は、混合チャンバ内の供給物に滞留時間にわたって出力密度をかけることによって生成される。一実施形態では、液体洗剤組成物の製造方法は、細菌セルロース及び溶媒(例えば、水)を約1.0×105J/m3、又は2.0×106J/m3を超過するエネルギー密度にかける工程を含む。一実施形態では、液体洗剤組成物は、上記細菌セルロース及び水を2.0×106J/m3〜約5.0×107J/m3、又は約5.0×106J/m3〜約2.0×107J/m3、又は約8.0×106J/m3〜約1.0×107J/m3、のエネルギー密度にかけることを含む。
一例では、液体洗剤組成物は、Sulzer CorporationからのKoch/Sulzer Model SMXなどの静的ミキサーを約1.6×105J/m3〜約4.8×105J/m3のエネルギー密度で使用して、形成される。別の例では、液体洗剤組成物は、IKAミキサーなどの高剪断ミキサーを約1.0J/m3〜2.0×106J/m3のエネルギー密度で使用して、形成される。更に別の例では、液体洗剤組成物は、SONOLATOR(登録商標)などの超音波ホモジナイザーを約7.0×106J/m3〜約4.0×107J/m3のエネルギー密度で使用して、形成される。単回通過及び多回通過加工もまた本発明の範囲内である。加えて、活性化工程は、接触に先立って細菌セルロースと溶媒とのプレミックスとして上記加工技術のいずれかで実施し、続いて、界面活性剤系などの他の成分と、又は、1つ以上の他の成分の存在下で、混合することができる。
エネルギー密度は、等式:E=W×ΔTで表すことができ、式中、Eはエネルギー密度を表し、Wは出力密度を表し、ΔTは滞留時間を表す。ここで定義されるように、「滞留時間」とは小胞が混合チャンバ内に留まる時間の平均量を意味する。滞留時間は、空洞寸法を、混合チャンバから出る液体組成物の流速で除する計算により決定される。
b.出力密度及び滞留時間
本発明の液体洗剤組成物は、従来の高剪断混合よりも比較的高い出力密度を必要とする。本明細書で使用するとき、粉末密度は等式:W=ΔP/ΔTで決定することができ、式中、Wは出力密度であり、ΔPは混合チャンバ内で印加された圧力であり、ΔTは滞留時間である。
一実施形態では、エネルギー密度は約0.5W/mL〜約100,000W/mL、あるいは約50W/mL〜約30,000W/mLの出力密度から生成される。本発明の液体洗剤組成物を達成するのに必要な最小出力密度は、20kHzにおいて約0.5W/mLであることが観察される。
出力密度が約0.5W/mLである場合、滞留時間は約15分であり、あるいは、出力密度が約100,000W/mLである場合、滞留時間は約5ミリ秒である。一実施形態では、滞留時間は約1ミリ秒(m秒)〜約1秒、あるいは約1m秒〜約100m秒、あるいは約5m秒〜約50m秒である。更に、滞留時間が1分未満である場合、出力密度は10W/mL超である必要がある。あるいは、滞留時間が1秒未満である場合、出力密度は500W/mL超である必要がある。滞留時間が10m秒未満である場合、出力密度は50,000W/mL超である必要がある。
供給物が必要なエネルギーにかけられた後、液体洗剤組成物は約1kg/分〜約1000kg/分、又は10kg/分〜約500kg/分の流速で放出される。流速は等式:Q=30A√(ΔP)で表すことができ、式中、Q=流速、A=開口部寸法、及びΔP=混合チャンバ内の圧力である。本明細書で定義されるように、開口部寸法とは開口部断面積である。一実施形態では、開口部寸法は、約0.012cm2〜約2.54cm2(約0.0005インチ2〜約0.1インチ2)である。
c.供給システム
本発明の液体洗剤組成物は、様々な供給システムで製造することができる。例えば、単一の供給システムにおいて、上記細菌セルロース、上記界面活性剤系、上記溶媒(水など)及び他の任意成分を含む液体洗剤組成物の成分は、単一供給物として混合チャンバの中に供給され、ここで、上記細菌セルロースを活性化して細菌セルロースネットワークを形成する工程は、他の成分の混合と同一の工程において生じる。別の実施形態では、この方法は、細菌セルロース及び溶媒を含む第1供給物と、界面活性剤系及び任意の他の成分を含む第2供給物と、を含む二重供給システムを含む。供給物は混合チャンバの中に同時に導入される。
一実施形態では、1つ以上の供給物は、混合チャンバに入るのに先立ってプレミックスされる。別の実施形態では、1つ以上の供給物は、混合チャンバに入るのに先立ってプレミックスされない。二重供給システムが使用される一実施形態では、細菌セルロース及び溶媒を含む第1供給物は、混合チャンバの中への導入に先立ってプレミックスすることにより活性化されるか、又は少なくとも部分的に活性化される。一実施形態では、プレミックスは、強力な超音波加工条件にかけられる。
一実施形態では、プレミックス工程が使用されて、水溶液の存在下、細菌セルロースを少なくとも部分的に活性化して、第1供給物を形成する。界面活性剤、香料、粒子、補助成分などのような他の所望の成分を含む第2供給物を供給することができる。この方法は、以下を含む:工程1:細菌セルロースのプレミックスを形成する任意の従来の、かつ周知のバッチ又は連続的システムにより、細菌セルロース(任意選択的に粉末形態で)を水又は水溶液で活性化する。工程2:細菌セルロースのプレミックスと第2供給物とを共に混合して、上で定義した強力な高剪断加工条件にかける。工程3:工程2を通して得られた生成物を従来のミキサー内の液体洗剤組成物に添加する。
本明細書での組成物との使用に好適な特定の粒子は、剪断感応性(shear sensitive)又は不耐性のいずれかであることができる(つまり、これらは、強力な高剪断加工条件にかけられると、望ましくない構造損傷を被り得る−すなわち、マイクロカプセルである)ことが理解されるべきである。これらの例では、細菌セルロースの活性化工程の後でこれらの剪断不耐性粒子を添加することが望ましいものであり得る。加えて、混合チャンバ及び/又は超音波ホモジナイザーの振動ブレードに対して研磨剤となり得る粒子が存在することがある。これらの研磨剤粒子もまた製造プロセスにおいて後で添加することが有利であり得る。強力な高剪断加工により損傷され得る、及び/又は、混合装置に対して研磨剤であり得る他の粒子は、必要に応じて供給流に添加することができる。
9.濁度
一実施形態では、液体洗剤組成物は、本明細書に開示される濁度計(Turbimeter)試験方法により測定されるとき、約320NTUを下回る、又は約250NTU未満、又は約200NTU未満、又は約150NTU未満、又は約100NTU未満の濁度を有する。約150を下回る又は約100を下回る濁度を有する組成物は「透明」であるが、一方、約320を下回る又は約250を下回る濁度を有するものは「半透明」である。別の実施形態では、液体洗剤組成物は、真珠光沢性である。
本明細書で使用するとき、濁度は、Hach Company(Loveland,CO.)によるHach Model 2100P Portable Turbidimeter(「濁度計(Turbimeter)」)を使用して決定される。StablCalは、Hach Companyの商標である。
濁度計濁度方法:濁度計は、0.01NTU〜1000NTUの濁度を測定する。濁度計は濁度測定の比濁原理に基づいて操作する。濁度計の光学システムは、タングステンフィラメントランプ、散乱光を測定するための90°検出器及び透過光検出器を含む。濁度計のマイクロプロセッサーは、90°検出器からの信号と透過光検出器の信号との比を計算する。この比法は色及び/又は光吸収物質からの干渉を修正し、ランプ輝度における変動を補正する。
較正は、この濁度計と共に提供されるStablCal(登録商標)Secondaryスタンダードによる。希釈されていない試料が試料セル中に含有され、外側のセル壁は水及び指紋がつかないように拭かれる。濁度又は迷光に寄与し得る試料セルの壁の上にある小さな欠陥及び傷を被覆するためにシリコーンオイルの薄いコーティングが試料セルの外側の壁に適用される。測定が行われ、結果はNTU単位で表示される。すべての試料は平衡化され、25℃で測定される。試料は作製後24時間以内に測定される。
本発明の液体洗剤組成物は、使用のために液体洗剤組成物を供給するためのいかなる好適なパッケージ内に包装されてもよい。一実施形態では、パッケージは、ガラス又はプラスチック製の透明なパッケージである。
別の実施形態では、液体洗剤組成物は、単位用量パウチにパッケージ化され、このパウチは、ポリビニルアルコールなどの水溶性フィルム材製である。一実施形態では、単位用量パウチは、本液体洗剤組成物が任意の他の従来の粉末又は液体洗剤組成物と共に使用できる単一又は多区画パウチを含む。好適なパウチ及び水溶性フィルム材の例は、米国特許第6,881,713号(Sommerville−Robertsら)、同第6,815,410号(Boutiqueら)及び同第7,125,828号(Catlinら)に提供されている。
10.加工条件の結果としての細菌セルロースネットワークにおける相互噛み合いの度合いの測定
工程A:試料調製
1滴の試料(およそ5μL)を標準的なガラス顕微鏡スライド上に配置し、標準的な22mm×22mmカバーガラスでカバーすることにより薄い膜に広げる。次いで、このカバーガラスの端部をワックスで密封する。少なくとも2つのスライド調製物を各試料から作製する。
調製したスライドを、CytoViva暗視野集光システム(CytoViva Inc(Alburn,AL,USA))、並びに開口数を減らすアイリスを有する63倍油浸対物レンズ、並びに40倍及び10倍乾燥系対物レンズを取り付けた複合光顕微鏡(Zeiss AxioVert200を使用)を使用して観察する。
ノード定量化のために、各試料調製物について30個の代表的な画像を、デジタルCCDカメラ(モノクロ12ビットZeiss AxioCam MRmバージョン3を使用、2×2ビニングで、長さスケール(1マイクロメートル当たりピクセル)に関して較正(Zeiss AxioVisionソフトウェアを使用))を使用して、2つの倍率(400倍及び630倍)の各々で捕捉する。各試料について10個の低倍率(100倍)画像をまた、従来の集光暗視野パッチストップ又は位相不整合リング及び長いカメラ露出時間を使用して捕捉し、繊維ネットワーク全体の均質性を評価する。
工程B:画像解析
1画像当たりのノード(繊維交差点)の数を、無料の画像解析ソフトウェア、Image J(National Institutes of Health(Bethesda,MD))を使用して決定した。
画像をまず、スムージング、背景除去及びコントラスト強調のためのアルゴリズムを適用することにより処理する。次に、画像を閾値処理する(その結果、全ての繊維は、背景が液体媒質である二値画像で示される)。当業者であれば、異なる試料は、撮像される配合及び使用される撮像装置に基づいて異なる閾値設定を必要とすることを理解するであろう。閾値設定は、The Image Processing Handbook,4th Edition,2002(John C.Russ著、CRC Press LLC(Boca Raton,Florida)出版、ISBN 0−8493−1142−X)に詳細が記載されている。当業者であれば、閾値範囲は、繊維ピクセルの選択を最大化し、背景ノイズの選択を最小化するように調整されるべきであることを理解するであろう。次に、閾値画像は、骨格化アルゴリズムで処理される。
画像解析加工工程(Image J)
1.画像を開く
2.[Process]→[Smooth]を選択する
3.[Process]→[Subtract Background](Sliding Paraboloid;10pixels)を選択する
4.[Process]→[Enhance Contrast](Normalize,0.5% pixels)を選択する
5.[Image]→[Adjust]→[Threshold]を選択する
6.[Image]→[Lookup Tables]→[Invert LUT]を選択する
7.[Edit]→[Invert]を選択する
8.[Process]→[Binary]→[Skeletonize]を選択する
工程C:ノード点の数の計算
Program A(javaで)として以下に提供されるImage Jマクロ/モジュールを使用して各骨格化された画像におけるノード点の数についての数的データを抽出し、統計分析のためにスプレッドシートに展開する。
Program A:
import ij.*
import ij.process.*
import ij.gui.*
import java.awt.*
import ij.plugin.filter.*
import java.util.*
import java.math.*
import ij.text.*

*Works on full images only,expects black skeleton on white background
*@author Bob Reeder

public class Node_Count implements PlugInFilter{
ImagePlus imp;
private boolean remove_isolated_pixels=true;
private ArrayList<Point>isolatedPixels=new ArrayList<Point>(1000);
private ArrayList<Point>endpointPixels=new ArrayList<Point>(1000);
private ArrayList<Point>nodePixels=new ArrayList<Point>(1000);
private ImageProcessor imageCopy;
private ImageProcessor imagePadded;
public int setup(String arg,ImagePlus imp){
this.imp=imp;
return DOES_ALL;

public void run(ImageProcessor ip){
TextWindow output=new TextWindow(“Output Window”,“”,200,50);
imageCopy=ip.createProcessor(ip.getWidth(),ip.getHeight());
imageCopy=ip.duplicate();
imagePadded=ip.createProcessor(ip.getWidth()+2,ip.getHeight()+2);
imageCopy.invert();
imageCopy=binarizeImage(imageCopy);
imagePadded=padImage(imageCopy,0);
imagePadded=classifyPixels(imagePadded,isolatedPixels,endpointPixels,nodePixels);
imagePadded=fixNodes(imagePadded,4,nodePixels);
ImagePlus imp2=new ImagePlus(“Fixed Nodes”,imagePadded);
imp2.setDisplayRange(0.0,5.0);
imp2.show();
output.append(“Total Number of Nodes:”+ nodePixels.size()+“\n”);
output.append(“Total Number of Endpoints:”+endpointPixels.size()+“\n”);

**Converts image to true binary
*i.e.0 stays 0,all other values converted to 1
*(Written:11/21/08)
*@param ImageProcessor imageProc−−ImageProcessor to binarize
*@return Object containing binarized image

private ImageProcessor binarizeImage(ImageProcessor imageProc){
ImageProcessor tmpImageProc;
tmpImageProc=imageProc.createProcessor(imageProc.getWidth(),imageProc.getHeight());
for(inti=0;i<imageProc.getWidth();i++){
for(int j=0;j<imageProc.getHeight();j++){
tmpImageProc.putPixel(i,j,(imageProc.getPixel(i,j)==0)?0:1);


return(tmpImageProc);

**Expands image by 2 pixels in each direction and fills border with padValue
*(Written:11/21/08)
*@param ImageProcessor imageProc:ImageProcessor to pad
*@param int padValue−−value to place in border
*@return Object containing padded image

private ImageProcessor padImage(ImageProcessor imageProc,int padValue){
int imageWidth=imageProc.getWidth()+2;
int imageHeight=imageProc.getHeight()+2;
ImageProcessor tmpImageProc;
tmpImageProc=imageProc.createProcessor(imageWidth,imageHeight);
for(int i=0;i<imageWidth;i++){
for(int j=0;j<imageHeight;j++){
if((0==i)||((imageWidth−1)==i)||(0==j)||((imageHeight−1)==j))
tmpImageProc.putPixel(i,j,padValue);
else
tmpImageProc.putPixel(i,j,imageProc.getPixel(i−1,j−1));


return(tmpImageProc);

**Classify pixels according to level of connection
*(Written 11/21/08)
*@param imageProc−−image processor to work on
*@param isolatedPixelsCoords−−array to store 0 connected pixel coordinates
*@param endpointPixelCoords−−array to store 1 connected pixel coordinates
*@param nodePixelCoords−−arary to store 3 or more connected pixel coordinates
*@return Object containing classification map

private ImageProcessor classifyPixels(ImageProcessor imageProc,
ArrayList<Point>isolatedPixelsCoords,
ArrayList<Point>endpointPixelCoords,
ArrayList<Point>nodePixelCoords){
int connectionValue=0;
int connectionValue2=0;
isolatedPixelsCoords.clear();
endpointPixelCoords.clear();
nodePixelCoords.clear();
ImageProcessor tmpImageProc;
tmpImageProc=imageProc.createProcessor(imageProc.getWidth(),imageProc.getHeight());
for(int i=1;i<imageProc.getWidth()−1;i++){
for(int j=1;j<imageProc.getHeight()−1;j++){
if(0==imageProc.getPixel(i,j))

tmpImageProc.putPixel(i,j,0);

else

connectionValue=0;
connectionValue2=0;
connectionValue=imageProc.getPixel(i−1,j−1)+
imageProc.getPixel(i,j−1)+
imageProc.getPixel(i+1,j−1)+
imageProc.getPixel(i−1,j)+
imageProc.getPixel(i+1,j)+
imageProc.getPixel(i−1,j+1)+
imageProc.getPixel(i,j+1)+
imageProc.getPixel(i+1,j+1);
connectionValue2=imageProc.getPixel(i−2,j−2)+
imageProc.getPixel(i−1,j−2)+
imageProc.getPixel(i,j−2)+
imageProc.getPixel(i+1,j−2)+
imageProc.getPixel(i+2,j−2)+
imageProc.getPixel(i+2,j−1)+
imageProc.getPixel(i+2,j)+
imageProc.getPixel(i+2,j+1)+
imageProc.getPixel(i+2,j+2)+
imageProc.getPixel(i+1,j+2)+
imageProc.getPixel(i,j+2)+
imageProc.getPixel(i−1,j+2)+
imageProc.getPixel(i−2,j+2)+
imageProc.getPixel(i−2,j+1)+
imageProc.getPixel(i−2,j)+
imageProc.getPixel(i−2,j−1);
*if(connectionValue2<connectionValue && connectionValue>2)
connectionValue−−;

switch(connectionValue)

case0:{
isolatedPixelsCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 1:{
if(!((1==i)||(1==j)||((tmpImageProc.getWidth()−2)==i)||((tmpImageProc.getHeight()−2)==j))){
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
endpointPixelCoords.add(new Point(i,j));

break;

case 2:{
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 3:{
nodePixelCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 4:{
nodePixelCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 5:{
nodePixelCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 6:{
nodePixelCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 7:{
nodePixelCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

case 8:{
nodePixelCoords.add(new Point(i,j));
tmpImageProc.putPixel(i,j,connectionValue);
break;

default:{
break;

}//end switch
}//end else
}//end for j
}//end for i
return(tmpImageProc);


*Reduces number of 3 or more connected pixels at nodes to a single pixel
*chosen by selecting the pixel closest to the center of mass of the cluster of pixels.
*(Written 11/22/08)
*@param imageProc:ImageProcessor to operate on
*@param radius:radius to search when looking for adjacent 3 connected pixels
*@param nodePixelCoords:array containg the list of 3 or more connected pixels
*@return modified ImageOricessor showing new connections
*Note:nodePixelCoordinates array is updated to reflect the new nodes

private ImageProcessor fixNodes(ImageProcessor imageProc,int radius,ArrayList<Point>nodePixelCoords){
double dist;
double minDist=0;
double xSum=0;
double ySum=0;
Point centerOfMassPixel=new Point(0,0);
int nNeighbors=0;
Point coord1=new Point(0,0);
Point coord2=new Point(0,0);
ArrayList<Point>neighborList=new ArrayList<Point>(50);
ImageProcessor tmpImageProc;
tmpImageProc=imageProc.createProcessor(imageProc.getWidth(),imageProc.getHeight());
tmpImageProc=imageProc.duplicate();
radius*=radius;
for(int i=0;i<nodePixelCoords.size();i++){
nNeighbors=0;
neighborList.clear();
coord1=nodePixelCoords.get(i);
neighborList.add(coord1);
xSum=coord1.x;
ySum=coord1.y;
tmpImageProc.putPixel(coord1.x,coord1.y,2);
for(int j=i+1;j<nodePixelCoords.size();j++){
coord2=nodePixelCoords.get(j);
*dist=(int)Math.round(coord1.distance(coord2));*
dist=(coord1.x−coord2.x)*(coord1.x−coord2.x)+(coord1.y−coord2.y)*(coord1.y−coord2.y);
if(dist<radius){
nNeighbors++;
xSum+=coord2.x;
ySum+=coord2.y;
neighborList.add(coord2);
tmpImageProc.putPixel(coord2.x,coord2.y,2);
nodePixelCoords.remove(j);
j−=1;

}//end for j
centerOfMassPixel.x=(int)Math.round(xSum/(nNeighbors+1));
centerOfMassPixel.y=(int)Math.round(ySum/(nNeighbors+1));
coord2=neighborList.get(0);//assume first pixel is closest pixel
*minDist=coord2.distance(centerOfMassPixel);*
minDist=(coord2.x−centerOfMassPixel.x)*(coord2.x−centerOfMassPixel.x)+
(coord2.y−centerOfMassPixel.y)*(coord2.y−centerOfMassPixel.y);
if(neighborList.size()>1){
for(int k=1;k<neighborList.size();k++){
coord1=neighborList.get(k);
*dist=coord1.distance(centerOfMassPixel);*
dist=(coord1.x−centerOfMassPixel.x)*(coord1.x−centerOfMassPixel.x)+
(coord1.y−centerOfMassPixel.y)*(coord1.y−centerOfMassPixel.y);
if(dist<minDist)
coord2=coord1;


tmpImageProc.putPixel(coord2.x,coord2.y,3);
nodePixelCoords.set(i,coord2);//Update array to reflect new nodes
}//end for i
return(tmpImageProc);

}//end class
一実施形態では、繊維噛み合いの度合いは、2つの異なる倍率(400倍及び630倍)で30個の代表的な画像においてノード(繊維交差点)の平均数を決定することにより定量化される。重要なことに、1画像当たりのノード数は、3.44mPa(5000psi)で3.5×107J/m3のエネルギー密度を生じるSONOLATOR(登録商標)を有する単回通過供給システムを使用する強力な高剪断加工条件下で加工される試料においてよりも、2×106J/m3のエネルギー密度を生じるロータ・ステータ装置を使用して調製された高剪断混合試料(HSM)において有意に低いことが判明しており、これは繊維ネットワークの噛み合いがより低いことを示す。理論に束縛されるものではないが、ノードの平均数を決定することにより定量化される噛み合いの度合いはまた、5000psi(0.014Pa)でSONOLATOR(登録商標)を有する単回通過供給システムを使用する強力な高剪断加工条件下で加工される試料において測定される降伏応力に比べて、HSM試料(0.006Pa)において測定される、より低い降伏応力に一致すると考えられている。繊維噛み合いの度合いが高いほど、降伏応力も高くなり、結果として最終製品に、より良好な懸濁特性を生じる。
細菌セルロース濃度当たりの標準平均ノード/μm2画像領域(以降、「SMNI指数」)を下式によって計算する:(画像について決定される平均ノード/μm2での画像寸法)/(細菌セルロース重量%)。このように、一実施形態では、本発明の細菌セルロースネットワークは、少なくとも約0.099、少なくとも約0.105、少なくとも約0.110、少なくとも約0.15、少なくとも約0.2、のSMNI指数を有する。別の実施形態では、SMNI指数は、最大で約1であり得る。
図3は、400倍で観察される233ノード/画像を有するHSM試料の骨格化された画像の一例を提供する(447μm×336μm)。距離100は、画像の境界と骨格化された繊維ネットワークの一部との間の直線距離を示す。図4は、400倍で観察される639ノード/画像を有する強力な加工条件下で加工された試料の骨格化された画像の一例を提供する。距離200は、骨格化された繊維ネットワークの2つの部分の間の直線距離を示す。図5は、図3で撮像された試料の別の骨格化された画像を提供し、これは630倍で観察される279ノード/画像を有する(284μm×213μm)。距離300は、骨格化された繊維ネットワークの2つの部分の間の直線距離を示す。図6は、図4で撮像された試料の別の骨格化された画像を提供し、これは630倍で観察される367ノード/画像を有する。距離400は、骨格化された繊維ネットワークの2つの部分の間の直線距離を示す。図3〜6に示された試料は、0.036重量%の細菌セルロースで作製される。これらの代表的な画像は、加工条件が、配合を一定に保持する細菌セルロース繊維の噛み合いにどのように影響するかを示すと考えられる。理論に束縛されるものではないが、噛み合いの増加は、降伏応力及びビーズ懸濁機能の増加などのレオロジー効果の強化を可能にすると考えられる。更に、距離100、200、300及び400は、単に、様々な倍率で観察されるとき、骨格化された細菌繊維ネットワークの2点間の直線距離をいかに測定するかという例示目的のために、提供されている。
試料
0.036重量%の細菌セルロース、0.018キサンタンガム及び0.006CMCを除き下記の実施例3にしたがって作製された別個の試料は、HSM及び強力な高剪断加工条件を介して作製される。ノード計算値は、下記の表1及び2に提供される。400倍では、HSM(0.0629のSMNI指数を有する)による340平均ノード/画像(447μm×336μm=150,192μm2)vs.強力な高剪断加工条件(0.107のSMNI指数を有する)による580平均ノード/画像(447μm×336μm)。630倍では、HSM(0.0983のSMNI指数を有する)による214平均ノード/画像(284μm×213μm=60,492μm2)vs.強力な高剪断加工条件(0.158のSMNI指数を有する)による343平均ノード/画像(284μm×213μm)。一実施形態では、細菌セルロースネットワークは、約350平均ノード/画像(447μm×336μm)から、又は約500平均ノード/画像を超える、又は580平均ノード/画像を超える、又は約600平均ノード/画像を超える、平均ノードを有する。別の実施形態では、細菌セルロースネットワークは、約210平均ノード/画像(284μm×213μm)から、又は約300平均ノード/画像を超える、又は350平均ノード/画像を超える、又は約400平均ノード/画像を超える、平均ノードを有する。
HSM試料における、より低い繊維噛み合いもまた、ノード数のより高い変動係数(CV)を反映した。400倍では、HSMによる39%CV vs.ソノレーション(sonolation)による18%CV。630倍では、HSMによる59%CV vs.ソノレーションによる22%CV。本明細書で計算されるCV値は、所与の試料のための所与の画像領域について観察される平均ノードの相対的な差異に基づいて決定される。異なる加工条件を介して作製される試料間のCVは、細菌セルロースの様々な重量%に対して一定であるはずであると考えられる。本明細書で使用するとき、CVは、所与の倍率に関する百分率としての平均に対する標準偏差の比率(標準偏差/平均×100)であり、それゆえに、一連のデータ間の変動の相対的な尺度を提供する。CV400は、400倍での比率である。束縛されるものではないが、しかしながら平均ノード/画像は閾値設定により影響されると考えられている。しかしながら、CVは、閾値設定の変動への感応性はより低いはずである。一実施形態では、細菌セルロースネットワークはCV400を有し、及び/又は、CV630は約10%〜約39%、又は約15%〜約25%、又は約20%である。
高剪断試料における、より低い繊維噛み合いは、低倍率(400倍)の暗視野画像を介して容易に観察することができる。これらの画像において、繊維ネットワーク内の多数の大きな空隙/破断が高剪断試料で観察できるが、一方で、強力な高剪断加工条件下で活性化される繊維ネットワーク試料は、密で均質に見え、繊維ネットワーク内に破断又は空隙を有さない。一実施形態では、400倍の暗視野像で観察されるとき、骨格化された細菌繊維ネットワークの2点間(又は、画像の境界とネットワークの1点との間)の最大直線距離は、約250マイクロメートル未満、又は約100マイクロメートル未満、又は約50マイクロメートル未満、又は約15マイクロメートル未満、又は約5マイクロメートル未満である。
Figure 2011513507
Figure 2011513507
11.
以下の実施例のいずれも、単位用量として水溶性フィルムパウチにパッケージ化することができる。当業者であれば、細菌セルロースの%が、活性化後に形成される細菌セルロースネットワークの重量%を代表することを理解するであろう。
実施例1:本発明による液体洗剤組成物は、以下の割合で調製される。
Figure 2011513507
実施例2:本発明による重質液体洗濯洗剤は、以下の割合で調製される。
Figure 2011513507
実施例3〜8:本発明による軽質液体洗剤は、以下の割合で調製される。
Figure 2011513507
実施例9〜10:本発明によるシャンプー組成物は、以下の割合で調製される。
Figure 2011513507
12.図面の詳細な説明:
図1は、実施例5による試料を活性化することにより得られる降伏応力に対する細菌セルロースの%のプロットを示し、細菌セルロースの%は様々な加工技術により最大で0.1%変動する。線10は、試験Aについての直線外挿を示す。線20は、試験Bについての直線外挿を示す。並びに、線30は、試験Cについての直線外挿を示す。
試験A:2工程方法1)約7.155×106J/m3のエネルギー密度でSONOLATOR(登録商標)を用いる、細菌セルロースと水とのプレミックス(このプレミックス溶液は続いて以下の工程にかけられる)、2)約3.47×107J/m3のエネルギー密度を提供する3.44mPa(5000psi)でのSONOLATOR(登録商標)において、他の成分と共にプレミックス溶液を混合すること。黒塗り正方形は実験データ点を表し、一方、白抜き正方形は、0.06%の細菌セルロースにおける試験Aのデータ点と、0.06%の細菌セルロースにおける試験Bのデータ点とを比較した尺度の外挿により決定される外挿データ点を表す。直線外挿は、3つのデータ点に当てはめられる。
試験B:1工程方法:約3.47×107J/m3のエネルギー密度を提供する3.44mPa(5000psi)におけるSONOLATOR(登録商標)での1回の通過においての活性化及び混合。3つの試験Bのデータ点は全て実験で得られた。データは、データ点に当てはめた直線外挿でのグラフにプロットされた円により表される。
試験C:1工程方法:約2×106J/m3のエネルギー密度を提供する、7900rpmに設定された高剪断ミキサーでの活性化及び混合。試験Cのデータ点はどちらも実験で得られた。データは、データ点に当てはめられた直線外挿でのグラフにプロットされた三角形により表される。
図2は、図1に記載されているものと同一の3つの技術で処理された約0.1%よりも高い細菌セルロースネットワーク濃度についての降伏応力に対する細菌セルロースネットワークの%の直線外挿を示す。図1と図2の両方で同一のデータ点が使用されていることに注意されたい。
本明細書を通じて記載されているあらゆる最大数値限定は、それよりも小さいあらゆる数値限定を、あたかもこうしたそれよりも小さい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように包含すると理解すべきである。本明細書を通じて、所与のあらゆる最小数値限定は、そのようなより大きい数値限定が本明細書に明確に記載されているかのように、より大きい数値限定を含む。本明細書を通じて与えられる全ての数値範囲は、そのようなより広い数値範囲内にある、全てのより狭い数値範囲を、こうしたより狭い数値範囲が本明細書に明確に記載されているかのように包含する。
特に指定のない限り、本明細書の明細、実施例、及び請求の範囲における全ての部、比、及び百分率は重量基準であり、全ての数値限定は、当該技術分野により提供される通常の程度の精度で使用される。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、各こうした寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲の両方を意味することを意図する。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
特に指定のない限り、前置詞の「a」、「an」、及び「the」は「1つ以上」を意味する。
「発明を実施するための形態」で引用した全ての文献は、関連部分において本明細書に参考として組み込まれるが、いずれの文献の引用も、それが本発明に関して先行技術であることを容認するものとして解釈すべきではない。本明細書中の用語の任意の意味又は定義が、参照により組み込まれた文献中の同一の用語の任意の意味又は定義と相反する限りにおいては、本明細書においてその用語に与えられた意味又は定義が適用されるものとする。
本発明の特定の諸実施形態を図示し、記載したが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明である。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を添付の特許請求の範囲で扱うものとする。

Claims (15)

  1. 液体マトリックスを含む液体洗剤組成物であって、
    a.前記液体マトリックスは、
    i)前記液体洗剤組成物の0.005重量%〜1.0重量%、好ましくは0.125重量%未満、好ましくは0.05重量%未満、更により好ましくは0.006重量%〜0.2重量%、の細菌セルロースネットワーク含有外部構造化システム、
    ii)前記液体洗剤組成物の1重量%〜75重量%、好ましくは1重量%〜30重量%又は好ましくは30重量%〜75重量%のいずれか、の水、及び
    iii)前記液体洗剤組成物の0.01重量%〜70重量%、好ましくは1重量%〜50重量%、好ましくは3重量%〜20重量%、の界面活性剤系を含み、該界面活性剤系は、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含み、
    前記液体マトリックスは、25℃において、0.003Pa〜5.0Pa、好ましくは0.01Pa〜1.0Pa、好ましくは0.05Pa〜0.2Pa、更により好ましくは0.005Pa〜1Pa、の降伏応力を有する、液体洗剤組成物。
  2. 前記液体マトリックスが、2〜2000、好ましくは10〜1000、の低応力粘度の、注入粘度に対する比率を有するずり減粘流体である、請求項1に記載の液体洗剤組成物。
  3. 前記外部構造化システムが、カルボキシメチルセルロース、変性カルボキシメチルセルロース、及びこれらの混合物、並びに任意選択的に、キサンタン生成物、ペクチン、アルギン酸塩、ジェランガム、ウェランガム(welan gum)、ダイユータンガム(diutan gum)、ラムサンガム(rhamsan gum)、カラゲナン(carrageenan)、グアーガム、寒天、アラビアゴム、ガティガム(gum ghatti)、カラヤガム、トラガカントゴム、タマリンドガム(tamarind gum)、ローカストビーンガム及びこれらの混合物から選択される高分子増粘剤を更に含む、請求項1又は2に記載の液体洗剤組成物。
  4. 前記細菌セルロースネットワークが、1.6nm〜200nmの最大断面ミクロ繊維幅と、10:1〜1000:1、好ましくは100:1〜400:1、のミクロ繊維アスペクト比と、を有する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  5. 前記液体マトリックスが、前記液体洗剤組成物の0.01重量%〜20重量%の有機溶媒を更に含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  6. 前記液体洗剤組成物の0.01重量%〜5重量%の複数の懸濁粒子が、100ナノメートル〜8mmの粒径と、25℃で0.7g/L〜4.26g/L(700kg/m3〜4,260kg/m3)の平均粒子密度と、を有し、前記複数の懸濁粒子が液体マトリックスに対して、25℃で0.001g/L〜3.26g/L(1kg/m3〜3,260kg/m3)の密度差を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  7. 前記界面活性剤系が、
    a.前記液体洗剤組成物の5重量%〜60重量%の前記アニオン性界面活性剤、及び
    b.前記液体洗剤組成物の0.1重量%〜25重量%の前記アミン・オキシドを含み、
    前記界面活性剤系が、前記アニオン性界面活性剤の、前記アミン・オキシドに対する2.5:1〜18:1の比を更に有する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  8. 前記液体マトリックスが6〜13のpHを有する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  9. 前記液体マトリックスが20〜320比濁計濁度単位の濁度を有する、請求項1〜8のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  10. 前記液体マトリックスが、
    a.前記液体洗剤組成物の0.001重量%〜5重量%の洗浄性酵素、及び
    b.前記液体洗剤組成物の0.1重量%〜50重量%の、1つ以上の補助成分を更に含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  11. 少なくとも0.099、好ましくは少なくとも0.105、より好ましくは少なくとも0.11で、最大1の、本明細書に定義されるようなSMNI指数を更に含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  12. 前記細菌セルロースネットワークが、10%〜39%の、本明細書に定義されるようなCV400及びCV630のうちの少なくとも1つを含む、請求項1〜11のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  13. 前記細菌セルロースネットワークが、400倍の暗視野像で観察されるとき、骨格化された細菌繊維ネットワークの2点間の最大直線距離が250マイクロメートル未満、好ましくは100マイクロメートル未満である、請求項1〜12のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物。
  14. 請求項1〜13のいずれか一項に記載の液体洗剤組成物の製造方法であって、
    a.液体洗剤組成物の0.005重量%〜1.0重量%の細菌セルロース含有外部構造化システムを水と共に含む供給物を供給する工程と、
    b.前記供給物を混合チャンバ内で1.0×105J/m3を超過するエネルギー密度に活性化して、細菌セルロースネットワークを形成する工程と、
    c.前記液体洗剤組成物の0.01重量%〜70重量%の濃度で界面活性剤系を供給する工程とを含み、前記界面活性剤系が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含み、前記工程(c)が前記工程(a)と共に、又は前記工程(b)の後、のいずれかで実施され、前記界面活性剤系に前記細菌セルロースネットワークを供給する工程が、25℃において0.003Pa〜5.0Paの降伏応力を有する液体マトリックスを含む液体洗剤組成物を形成する工程とを含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項14に記載の方法であって、
    前記工程a)が対象細菌セルロースを水に接触するプレミックス工程を含み、前記工程b)が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、双極性界面活性剤及びこれらの混合物を含む界面活性剤系を含む第二供給物と共に、このプレミックスを前記混合チャンバの中に1.0×105J/m3を超過するエネルギー密度の条件下で送ることを特徴とする方法。
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