JP2011512451A5

JP2011512451A5 -

Info

Publication number: JP2011512451A5
Application number: JP2010547206A
Authority: JP
Filing date: 2009-02-18
Publication date: 2012-04-05

Claims

木板用の自己接着性材料であって、前記自己接着性材料が、メルトインデックス≦４ｇ／１０分（１９０℃／２．１６ｋｇで測定）を有するポリオレフィンフィルムから形成され、前記ポリオレフィンフィルムが、自己接着特性を作り出すための、木材の−ＯＨ基との反応性基を含有し、前記ポリオレフィンフィルムの反応性基が、木材の−ＯＨ基と共有結合を形成するために、前記自己接着性材料の製造中に活性化されることを特徴とする自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムが、少なくとも部分的に架橋される、請求項１に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムの前記反応性基が、前記自己接着性材料の製造中に、１８０℃より高い温度で活性化される、請求項１又は２に記載の自己接着性材料。
前記自己接着性材料の製造において、触媒を使用する、請求項１〜３のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムが、第１層（１）及び第２層（２）の少なくとも２つの層を含み、少なくとも前記第１層（１）が自己接着性層であり、木材の−ＯＨ基との反応性基を含有する、請求項１〜４のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記第２層（２）が、少なくとも部分的に架橋される、請求項５に記載の自己接着性材料。
前記第１層（１）が、少なくとも部分的に架橋される、請求項５又は６に記載の自己接着性材料。
前記第２層（２）が、木材の−ＯＨ基との反応性基を含有する、請求項５〜７のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
少なくとも１つの追加層（３）が、前記第１層（１）と前記第２層（２）との間に配置される、請求項５〜８のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
ポリオレフィンが、ポリエチレン、ポリプロピレン及びこれらの組み合わせの群から選択される、請求項１〜９のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムが、無水マレイン酸反応性基を含有するマレイン酸化ポリオレフィンを含有する、請求項１〜１０のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムが、反応性基を含有するイソシアネートグラフト化ポリオレフィンを含有する、請求項１〜１１のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルム又は前記フィルムの層が、前記ポリオレフィンとの反応性官能基を含有するアルコキシシランでグラフト化される、請求項１〜１２のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記マレイン酸化ポリオレフィンが、マレイン酸を前記マレイン酸化ポリオレフィンの０．３〜１５質量％含有する、請求項１〜１３のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムが、シラン水分法、電子ビーム（ＥＢ）照射、ビニル−シラン加水分解及びこれらの組み合わせの群から選択される方法によって架橋される、請求項１〜１４のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
前記ポリオレフィンフィルムの層が、ポリエチレン、ポリプロピレン、無水マレイン酸ポリエチレン、無水マレイン酸ポリプロピレン又はこれらの組み合わせを含有する、請求項５〜９のいずれか１項に記載の自己接着性材料。
木板のベニヤが互いに接合されるように形成された木板であって、前記木板が、請求項１〜１６のいずれか１項に記載の自己接着性材料によって作製され、前記自己接着性材料が板へのコーティングとして及び／又はベニヤ間のグルーライン材料として使用されることを特徴とする木板。
前記コーティングが、前記木板に、前記コーティングと前記木板の−ＯＨ基との間の共有結合によって取り付けられる、請求項１７に記載の木板。
前記グルーライン材料が、ベニヤを互いに接着するために前記木板のベニヤ間に取り付けられ、かつ前記グルーライン材料が、前記グルーライン材料と前記ベニヤの−ＯＨ基との間で共有結合を形成する、請求項１７又は１８に記載の木板。
前記自己接着性材料が、温度１２０〜１７０℃でのホットプレスによって前記木板のベニヤに取り付けられる、請求項１７〜１９のいずれか１項に記載の木板。
前記木板が、合板、パーティクルボード、ファイバーボード及びペーパーボードの群から選択される、請求項１７〜２０のいずれか１項に記載の木板。
自己接着性材料を製造する方法であって、前記自己接着性材料が、メルトインデックス≦４ｇ／１０分（１９０℃／２．１６ｋｇで測定）を有し、かつ自己接着特性を作り出すための、−ＯＨ基との反応性基を含有するポリオレフィンフィルムから形成され、前記ポリオレフィンフィルムの反応性基が、−ＯＨ基と共有結合を形成するために前記自己接着性材料の製造中に活性化されることを特徴とする、方法。
前記自己接着性材料の製造において、触媒を使用する、請求項２２に記載の方法。