JP2011511143A - イオン交換によるポリマー類の製造方法 - Google Patents

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Abstract

1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位[式中、Rは水素、メチルまたはエチルであり、AはC−C−アルキレンであり、QはH、NH 、Na、K、1/2Mg++、1/2Ca++または1/2Zn++であり、そして50〜100モル%の式(1)の構造単位において、QがHまたは NH とは異なる意味を有する]、および1種または2種以上のさらなるモノマー類から誘導される1種または2種以上の構造単位を含有するポリマーの製造方法であって、式(1)の構造単位におけるカチオンQがNH および場合により追加的にHを意味するこれらのポリマー類の対応する塩が有機溶剤に懸濁され、Na、K、Mg++、Ca++またはZn++イオンを含有する1種または2種以上の塩基の添加によりイオン交換が行われることを特徴とする製造方法が記載される。

Description

本発明は、アクリルアミドアルキルスルホン酸類またはその誘導体を基礎とするポリマー類の、例えば、アクリルアミドアルキルスルホン酸類の架橋ホモポリマー類の、あるいはアクリルアミドアルキルスルホン酸類から誘導される構造単位の他にさらに環状および/または直鎖状N−ビニルカルボン酸アミド類から誘導されるかもしくは(メタ)アクリル酸の脂肪アルコールポリグリコールエーテル類とのエステル類から誘導される構造単位を含有するコポリマー類の、水溶性または水膨潤性のアルカリ−、アルカリ土類−またはZn塩の製造方法に関する。これらのポリマー類のアルカリ−、アルカリ土類−またはZn塩は、対応する金属の塩基を用いる、より容易に入手可能なアンモニウム塩類からのイオン交換により得られる。本発明はさらに、本発明の方法によって得ることができるポリマー類、これらのポリマー類の増粘剤(Verdicker)または安定剤としての使用、および1種または2種以上のこれらのポリマー類およびジヒドロキシアセトンを含有するセルフタンニング剤(Selbstbraeunungsmittel)に関する。
水−または溶剤含有多成分系、例えば溶液、エマルジョンまたは懸濁液は、多くの場合に、経済的もしくは応用技術的理由から、または安定性の理由から、より高い粘度に調節されるかまたは濃化(verdickt)されている。
例えば、エマルジョンまたは懸濁液の外相または内相の粘度の増加により、そのような系の成分の分離までの時間を明らかに延長することができ、それにより保管期間の延長が顕著になる。粘度の増加により、多くの製品において、均一に分散する能力(特に平坦でない表面上での)も改善される。これは特にスキンケア剤および皮膚における医薬用軟膏に当てはまる。多くの工業製品、例えば壁紙ストリッパー(Tapetenabloesern)、ペイント除去剤(Abbeizmitteln)または飛行機用徐氷剤(Flugzeugenteisern)において、粘性の増加は処理される表面から尚早に流れ出ることを防ぐ。より均一な分散および作用時間の延長によって、効果は上昇する。上述の応用技術的な利点に加えて、このような調製物の高い粘性は、製造、包装、充填および保管、ならびに輸送においてもさらなる利点を提供する。
一般的に、レオロジー特性は、化粧料、医薬もしくは工業的調製物の製造および/または調製において、これらの製品を商業的に使用するための重大な基準である。その際、使用される増粘剤は、できる限り少ない使用量においてさえも十分な増粘性(Verdicung)を付与すべきである。
水性のもしくは溶剤含有の系、エマルジョンまたは懸濁液のレオロジー特性を調節するために、技術文献では、多数の様々な系が挙げられている。例えばセルロースエーテルおよび他のセルロース誘導体(例えば、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース)、ゼラチン、デンプンおよびデンプン誘導体、ナトリウムアルギネート、脂肪酸ポリエチレングリコールエステル、アガー・アガー(Agar−Agar)、トラガカントまたはデキストリンが公知である。合成ポリマー類としては、様々な材料、例えばポリビニルアルコール類、ポリアクリルアミド、ポリアクリル酸、およびポリアクリル酸の種々の塩、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメチルエーテル、ポリエチレンオキシド、マレイン酸無水物およびビニルメチルエーテルからなるコポリマー、ならびに上記化合物からなる多様な混合物および共重合体が使用されている。
しかし、上述の化合物は使用に際して種々の欠点を示す。例えばセルロース誘導体または概して天然原料に基づく材料、およびそれらから得られる調製物は細菌に対してあまり抵抗力がない。使用時にそれらは大抵、扱いにくい「ねばつく(fadenziehender)」ゲルの形成が目に付く。脂肪酸ポリエチレングリコールエステルは水の存在下で加水分解しやすい傾向があり、その際に発生する不溶性の脂肪酸が望ましくない濁りを引き起こす。天然起源(例えば、アガー・アガーまたはトラガカント)の粘稠剤(Verdickungsmittel)は、起源に従って組成が大きく変わる。
引用文献1では、コポリマー類の高い濃化能力が記載されており、これらはアクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸、アクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸の塩、アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルメチルアセトアミドおよびナトリウムメタリルスルホネートから選択されるモノマーの重合により得られる。
引用文献2では、コポリマー類が開示されており、これらは、(メタ)アクリル酸と5〜80個のエチレンオキシド単位および(C10−C22)−アルキル基を含むアルキルエトキシレートとのエステルの群から選択される1種または2種以上のマクロモノマー、並びにアクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸、アクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸のナトリウム−およびアンモニウム塩、アクリルアミド、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルメチルアセトアミドおよびナトリウムメタリルスルホネートの群から選択される1種または2種以上のオレフィン性不飽和コモノマーのラジカル共重合により得られる。
引用文献1および引用文献2で挙げられたコポリマーの代表的なものは、アンモニウム塩として、登録商標Aristoflex(登録商標)AVCおよびAristoflex(登録商標)HMB(Clariant社)で購入することができる。更に、架橋型(vernetzten)のアクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸のアンモニウム塩もまた購入することが可能である。
これらのポリマー類のアンモニウム塩は、8.5を超えるpH値を有するアルカリ性組成物において不安定であり、アンモニアを遊離するという欠点を有する。
例えば引用文献1および2に記載されるような上記の購入可能なポリマー類は、10重量%未満の含水率を有するtert-ブタノールにおける沈殿重合において製造される。これらの方法には、モノマーとしてのアクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸のアルカリ塩もしくはアルカリ土類塩は使用されず、それはこれらが約50重量%の水溶液としてのみ入手可能だからである。しかし、50重量%の水性アクリルアミドプロピルメチレンスルホン酸塩溶液における水は、現在ある方法ではゲル形成を引き起こし、それは得られるポリマーが水性系を強く濃化するからである。他方、100%のモノマー−Na塩は安定ではない。
従って、上記の公開公報に示されたポリマーのアルカリ−、アルカリ土類−もしくはZn−塩は、これらの方法では容易に得ることができない。
欧州特許出願公開第1 116 733号明細書 欧州特許出願公開第1 069 142号明細書
従って、処理方法であって、それによってアクリルアミドアルキルスルホン酸またはその誘導体を基礎とするポリマー類のアルカリ−、アルカリ土類−もしくはZn塩を大規模工程において簡単に製造することができる処理方法を提供することが課題である。
これらのポリマー類の対応するアンモニウム塩から出発し、それを有機溶剤に懸濁し、Na、K、Mg++、Ca++もしくはZn++イオンを含有する1種または2種以上の塩基の添加によってイオン交換を行うと、当該ポリマー類のアルカリ−、アルカリ土類−もしくはZn塩、好ましくはNa、K、Mg++、Ca++もしくはZn++塩を簡単な方法で得られることが見出された。
従って、本発明は、以下:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位
Figure 2011511143
[式中、Rは水素、メチルまたはエチルであり、AはC−C−アルキレンであり、QはH、NH 、Na、K、1/2Mg++、1/2Ca++または1/2Zn++であり、そして50〜100モル%、好ましくは80〜100モル%、特に好ましくは90〜100モル%、特に好ましくは95〜100モル%、そして一層好ましくは98〜100%の式(1)の構造単位において、QがHまたは NH とは異なる意味を有する]、
b)場合により、1つまたは2つ以上の式(2)の繰り返し構造単位
Figure 2011511143
[式中、nは2〜9の整数である]、
c)場合により、1つまたは2つ以上の式(3)の繰り返し構造単位
Figure 2011511143
[式中、R、RおよびRは、同一であるかまたは異なっていてもよく、水素、1〜30個、好ましくは1〜20個、特に好ましくは1〜12個のC原子を有する直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または2〜30個、好ましくは2〜20個、特に好ましくは2〜12個のC原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価もしくは多価不飽和アルケニル基である]、
d)場合により、1つまたは2つ以上の、式(4)のモノマー類から誘導された繰り返し構造単位
Figure 2011511143
[式中、RはHまたは−CHであり、RおよびRは互いに独立して、Hまたは−CH、好ましくはHであり、Rは1〜30個、好ましくは8〜22個、特に好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、2〜30個、好ましくは8〜22個、特に好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価もしくは多価不飽和アルケニル基、または6〜30個の炭素原子を有する脂環式、アリール脂肪族もしくは芳香族炭化水素基であり、EOはエチレンオキシド単位であり、POはプロピレンオキシド単位であり、vおよびwは互いに独立して0〜500の数であり、vとwの合計が平均で1以上であり、そして基−(−[EO]−[PO]−)−におけるEO単位およびPO単位の配置はランダム、ブロック状、交互もしくはグラジエントであることができる]、および
e)場合により、少なくとも2個のオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位、
を含有するポリマー類(当該ポリマー類はb)〜e)から選択される1つまたは2つ以上の構造単位を含むことを条件とする)の製造方法であって、式(1)の構造単位におけるカチオンQがNH および場合により追加的にHを意味するこれらのポリマー類の対応する塩が、出発物質として有機溶剤に懸濁され、Na、K、Mg++、Ca++またはZn++イオンを含有する1種または2種以上の塩基の添加によりイオン交換が行われることを特徴とする、製造方法。
本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマー類内における構造単位の配置はランダム、ブロック状、交互もしくはグラジエントであることができる。
本発明の方法により製造されるかまたは得られるポリマー類は、好ましくは10〜10 g/mol、特に好ましくは10〜10 g/mol、さらに好ましくは5×10〜5×10 g/molの分子量を有する。
本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマー類は水溶性であるか、または水膨潤性である。
本発明の方法において、対イオンとしてNH および場合によりHを有する式(1)の構造単位を1つまたは2つ以上含有し、b)〜e)から選択される1つまたは2つ以上の構造単位を含有するポリマー類が出発物質として使用され、その場合に、式(1)の構造単位が由来する酸の中和度は好ましくは50〜100%、特に好ましくは80〜100%、殊に好ましくは90〜100%、極めて好ましくは95〜100%およびさらに好ましくは98〜100%である。
これは特に、出発物質が好ましくは対イオンとしてNH を有する50〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜50モル%の式(1)の構造単位を含有し、特に好ましくは対イオンとしてNH を有する80〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜20モル%の式(1)の構造単位を含有し、殊に好ましくは対イオンとしてNH を有する90〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜10モル%の式(1)の構造単位を含有し、非常に好ましくは対イオンとしてNH を有する95〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜5モル%の式(1)の構造単位を含有し、そしてさらに好ましくは対イオンとしてNH を有する98〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜2モル%の式(1)の構造単位を含有することを意味する。
本発明の非常に好ましい実施態様は、出発物質が対イオンとしてNH を有する100モル%の式(1)の構造単位を含有する方法である。
本発明の方法において使用される有機溶剤は好ましくはプロトン性溶剤、特に好ましくはtert-ブタノールである。
本発明の方法に使用される塩基は好ましくは水酸化物およびアルコキシレート、特に好ましくはNa、Kおよび/またはZn++の水酸化物およびアルコキシレートから選択される。特に好ましくは塩基はNaOHである。
本発明の方法は、好ましくは25〜100℃、特に好ましくは40〜100℃、そして殊に好ましくは60〜100℃の温度で実施される。本発明の方法で使用される溶剤が例えばtert-ブタノールのように100℃未満の沸点を有する場合には、当該方法は好ましくは25℃から使用溶剤の沸点までの温度で、特に好ましくは40℃から使用溶剤の沸点までの温度で、殊に好ましくは60℃から使用溶剤の沸点までの温度で、そしてさらに好ましくは使用溶剤の沸点で実施される。
本発明の方法は好ましくは常圧で実施される。
本発明の方法は好ましくは不活性ガス、好ましくは窒素の導入下で、特に好ましくは40〜80l/hの不活性ガスの流速において実施される。
本発明の方法は好ましくは7.5〜8.5のpH値で実施される。
本発明の方法は好ましくは、上記出発物質が有機プロトン溶剤において、好ましくはtert-ブタノールにおいて、好ましくは激しい撹拌下で懸濁され、好ましくは40〜60℃で懸濁され、好ましくは不活性ガス、特に好ましくは窒素が導入され、そしてNa、K、Mg++、Ca++またはZn++イオンを含有する1種または2種以上の塩基、好ましくはNaOH、特に好ましくは濃NaOH(水における50重量%)が計り入れられるように実施される。7.5〜8.5へのpH値の上昇とともにアンモニアが形成し、これは好ましくは、アンモニアの出現が測定できなくなり、そしてアンモニウムイオンのNa、K、Mg++、Ca++またはZn++イオンとのイオン交換が定量的に行われるまで不活性ガス流によって連続的に除去される。
本発明の方法は特に、出発物質が、有機プロトン性溶剤において、好ましくはtert-ブタノールにおいて、好ましくは撹拌下で懸濁され、Na、K、Mg++、Ca++もしくはZn++の水酸化物およびアルコキシレートから選択される1種または2種の塩基、好ましくはNa、KもしくはZn++の水酸化物およびアルコキシレートから選択される1種または2種の塩基、特に好ましくはNaOHが計り入れられるように実施され、そして当該方法は、25〜100℃の温度でそして100℃未満の沸点を有する溶剤の使用下で、25℃から使用溶剤の沸点までの温度で、好ましくは40〜100℃でそして100℃未満の沸点を有する溶剤の使用下で、40℃から使用溶剤の沸点までの温度で、そして好ましくは不活性ガス、特に好ましくは窒素の導入下で、特に好ましくは40〜80l/hの不活性ガスの流速で、7.5〜8.5のpH値で実施される。
本発明の方法は特に好ましくは以下のように実施される:
a)対応する主に固体のポリマー類のアンモニウム塩、すなわち出発物質を、プロトン性溶剤において撹拌下で懸濁し、好ましくは40〜60℃で加熱する、
b)好ましくは導入管を通して不活性ガス、特に好ましくは窒素を、特に好ましくは60l/hの流速で導入する、
c)Na、K、Mg++、Ca++またはZn++イオンを含有する塩基を反応器に、好ましくは3〜9g/分の滴加速度で計り入れる、
d)反応器の内部温度を沸騰熱まで上昇させる、
e)計り入れ速度によってpH値を7.5〜8.5に維持する、
f)好ましくは形成したアンモニアを酸で、好ましくは硫酸で、特に好ましくは水における25重量%の硫酸で捕捉する、
g)好ましくは、計り入れの完了後に還流下で再撹拌し、特に好ましくは還流下で1.5時間再撹拌する、
h)懸濁液を冷却する、および
i)バッチを、好ましくは真空棚において30〜50℃で、そして10〜100、好ましくは80〜100mbarで乾燥する。
本発明の方法は非常に好ましくは以下のように実施される:
j)対応する主に固体のポリマー類のアンモニウム塩、すなわち出発物質を、プロトン性溶剤において、好ましくはtert-ブタノールにおいて撹拌下で懸濁し、好ましくは40〜60℃で加熱する、
k)導入管を通して不活性ガス、特に好ましくは窒素を、特に好ましくは60l/hの流速で導入する、
l)Na、K、Mg++、Ca++もしくはZn++イオンを含有する塩基を反応器に、好ましくは3〜9g/分の滴加速度で計り入れる、
m)反応器の内部温度を沸騰熱まで上昇させる、
n)計り入れ速度によってpH値を7.5〜8.5に維持する、
o)好ましくは発生したアンモニアを酸で、好ましくは硫酸で、特に好ましくは水における25重量%の硫酸で捕捉する、
p)好ましくは、計り入れの完了後に還流下で再撹拌し、特に好ましくは還流下で1.5時間再撹拌する、
q)懸濁液を冷却する、および
r)バッチを、好ましくは真空棚において30〜50℃で、そして10〜100、好ましくは80〜100mbarで乾燥する。
本発明の方法では、好ましくはNaOH、KOH、ナトリウムアルコキシレートおよびカリウムアルコキシレート、好ましくはナトリウム−もしくはカリウム−tert−ブタノレートから選択されるアルカリ金属およびアルカリ土類金属の塩基、ならびにZn(OH)および亜鉛アルコキシレートから選択される亜鉛化合物が使用される。
本発明の特に好ましい実施態様はポリマー類のナトリウム塩の製造方法である。
一価のカチオンを有する塩基が本発明の方法に使用される場合には、ポリマー類または出発物質において交換されるカチオンQの、イオン交換に使用される塩基の一価カチオンに対するモル比は好ましくは1.0:0.5〜2.0、特に好ましくは1.0:0.80〜1.0、殊に好ましくは1.0:0.90〜1.0、非常に好ましくは1.0:0.95〜1.0、そしてさらに好ましくは1.0:0.98〜1.0である。二価のカチオンを有する塩基が本発明の方法に使用される場合には、対応するモル比は好ましくは1.0:0.25〜1.0、特に好ましくは1.0:0.40〜0.5、殊に好ましくは1.0:0.45〜0.5、非常に好ましくは1.0:0.475〜0.5、そしてさらに好ましくは1.0:0.49〜0.5である。
本発明の方法における溶剤におけるポリマー出発物質の量は、好ましくは5.0〜80.0重量%、特に好ましくは7.0〜50.0重量%、そして特に好ましくは10.0〜30.0重量%である。
さらに、式(1)の構造単位が2−アクリルアミノ−2−メチル−プロパン−スルホン酸から誘導される本発明の方法が好ましい。
さらに、式(2)の構造単位がN−ビニルピロリドンから誘導される本発明の方法が好ましい。
さらに、式(3)の構造単位におけるR、RおよびRが互いに独立して水素またはメチルを意味する本発明の方法が好ましい。
さらに、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるRが8〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状アルキル基であるか、または8〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価または多価不飽和アルケニル基である、本発明の方法が好ましい。その中でも、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるRがアルキル基である本発明の方法が好ましい。
さらに好ましい本発明方法の実施態様において、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるvおよびwの合計は、平均で1〜40、好ましくは3〜40、特に好ましくは5〜30、殊に好ましくは8〜25、そして非常に好ましくは10〜25である。式(4)のモノマー類から誘導されるこの構造単位において、vおよびwは互いに独立して、好ましくは0〜40、特に好ましくは0〜30、そして殊に好ましい0〜25の数である。中でも、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるwが0である本発明の方法が好ましい。
本発明方法の特に好ましい実施態様において、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位は、以下:
8個のEO単位を有する(C10−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)C−080)
8個のEO単位を有するC11−オキソアルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)UD−080)
7個のEO単位を有する(C12−C14)-脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)LA−070)
11個のEO単位を有する(C12−C14)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)LA−110)
8個のEO単位を有する(C16−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)T−080)
11個のEO単位を有する(C16−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)T−110)
15個のEO単位を有する(C16−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)T−150)
20個のEO単位を有する(C16−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)T−200)
25個のEO単位を有する(C16−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル(Genapol(登録商標)T−250)
25個のEO単位を有する(C18−C22)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル、および/または25個のEO単位を有するイソ−(C16−C18)−脂肪アルコールポリグリコールエーテル、
から誘導され、これらの挙げられた構造は好ましくは式(4)の部分構造−O−(−[EO]−[PO]−)−Rに関する好ましい構造を表し、そしてこれらの部分構造の基礎をなしているアルコールHO−(−[EO]−[PO]−)−Rが特に好ましくはアクリル酸またはメタクリル酸でエステル化される。Genapol(登録商標)グレードはClariant社の製品である。
本発明方法のさらに好ましい実施態様において、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるvは、1〜30、好ましくは3〜25の数であり、wは1〜30、好ましくは3〜15の数である。
成分e)の1つまたは2つ以上の架橋型構造単位は、成分a)〜d)の構造単位とは異なる。
さらに、成分e)の架橋型構造単位がアクリル−もしくはメタクリル酸アリルエステル、マレイン酸ジアリルエステル、ジプロピレングリコールジアリルエーテル、ポリグリコールジアリルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ヒドロキノンジアリルエーテル、テトラアリルオキシエタン、または多官能性アルコールの他のアリル−もしくはビニルエーテル、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール単位において平均で9個のエチレンオキシド単位を有するポリエチレングリコールジメタクリレート、トリアリルアミン、トリアリルシアヌレート、トリメチロールプロパンジアリルエーテル、メチレンビスアクリルアミド、メチレンビスメタクリルアミド、トリメチロールプロパントリアクリレート(TMPTA)、トリメチロールプロパントリメタクリレート(TMPTMA)またはジビニルベンゼンから誘導される本発明方法が好ましい。
特に好ましくは、成分e)の架橋型構造単位は、式(5)
Figure 2011511143
[式中、Rは水素、メチルまたはエチルである]
で表されるモノマー類、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、または平均で9個のエチレンオキシド単位をポリエチレングリコール単位中に有するポリエチレングリコールジメタクリレートから誘導される。特に好ましくは、成分e)の架橋型構造単位は、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、または平均で9個のエチレンオキシド単位をポリエチレングリコール単位中に有するポリエチレングリコールジメタクリレートから誘導される。
好ましくは、本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマー類は、成分a)〜e)の構造単位から選択される構造単位からなる。
本発明の好ましい実施態様において、本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマー類は、成分e)の架橋型構造単位を含まない。
本発明のさらに好ましい実施態様において、本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマー類は、1つまたは2つ以上の成分e)の架橋型構造単位を8重量%まで、好ましくは0.01〜8重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%、殊に好ましくは0.02〜3重量%含む。
本発明の特に好ましい実施態様は、以下を含み、好ましくは以下からなるポリマー類の製造方法である:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位を49.99〜98.99重量%、
b)1つまたは2つ以上の式(2)の繰り返し構造単位を1〜50重量%、
e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0〜8重量%、好ましくは0.01〜5重量%。
他方、その中でも、以下を含み、好ましくは以下からなるポリマー類の本発明の製造方法が好ましい:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位(好ましくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から誘導される)を69.5〜97.5重量%、好ましくは84.5〜96.5重量%、
b)1つまたは2つ以上の式(2)の繰り返し構造単位(好ましくはN−ビニルピロリドンから誘導される)を2〜30重量%、好ましくは3〜15重量%、
e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0.2〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量%。
本発明の別の特に好ましい実施態様は、以下を含み、好ましくは以下からなるポリマー類の製造方法である:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位を49.99〜98.99重量%、
d)式(4)のモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の繰り返し構造単位を1〜50重量%、
e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0〜8重量%、好ましくは0.01〜5重量%。
この特に好ましい実施態様において、以下を含み、好ましくは以下からなるポリマー類の製造方法が好ましい:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位(好ましくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から誘導される)を69.5〜97.5重量%、好ましくは80〜96.5重量%、および
d)式(4)[式中、RはHまたは−CHであり、RおよびRは互いに独立してHまたは−CH、好ましくはHあり、Rは8〜22個、好ましくは12〜22個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または8〜22個、好ましくは12〜22個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価もしくは多価不飽和アルケニル基であり、vは1〜30、好ましくは3〜25の数であり、そしてwは0である]のモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の繰り返し構造単位を2.5〜30.5重量%、好ましくは3.5〜20重量%。
本発明の上記の特に好ましい実施態様においては、以下を含み、好ましくは以下からなるポリマー類の製造方法がさらに好ましい:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位(好ましくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から誘導される)を69.5〜97.5重量%、好ましくは79.5〜96.5重量%、
d)式(4)[式中、RはHまたは−CHであり、RおよびRは互いに独立してHまたは−CH、好ましくはHあり、Rは8〜22個、好ましくは12〜22個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または8〜22個、好ましくは12〜22個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価もしくは多価不飽和アルケニル基であり、vは1〜30、好ましくは3〜25の数であり、そしてwは0である]のモノマーから誘導される1つまたは2つ以上の繰り返し構造単位を2〜30重量%、好ましくは3〜20重量%、および
e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0.2〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量%。
本発明のさらに特に好ましい実施態様は、以下を含み、好ましくは以下からなるポリマー類の製造方法である:
a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位を92〜99.99重量%、好ましくは95〜99.99重量%、および
e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0.01〜8重量%、好ましくは0.01〜5重量%。
本発明はさらに本発明の方法で得られるポリマー類にも関する。
本発明のさらに好ましい実施態様において、本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマーは、1つまたは2つ以上の式(1)の構造単位、および式(2)の構造単位から選択される1つまたは2つ以上の構造単位、式(4)のモノマー類から誘導される構造単位、および少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される架橋型構造単位を含み、本発明の特に好ましい実施態様において、本発明の方法によって製造されるかまたは得られるポリマーは、まさに上述の構造単位からなる。
本発明の方法により得られるポリマー類は、特に化粧料組成物もしくは医薬組成物において、好ましくは最終組成物を基準として0.1〜5重量%、特に好ましくは0.5〜2重量%および殊に好ましくは0.7〜1重量%のポリマー濃度において、顕著な濃化作用を有する。室温で脱イオン水において、6〜7のpH値における60,000mPaを超える粘度を達成することができる。
本発明の方法により得られるポリマー類は、濃化作用に加えて同時に、特に化粧料組成物もしくは医薬組成物における安定化作用も際立つ。
本発明の方法により得られるポリマー類は、広いpH範囲において、好ましくは2.5〜12そして特に好ましくは2.5〜11のpH範囲において、比較的少ない粘度変化しか示さない。さらにそれらは、調製物、特に化粧料組成物もしくは医薬組成物において、その良好な水溶性を保持し、容易に肌から洗い落とすことができる。これらの濃化特性および安定化特性は、水性、水性−アルコール性、アルコール性および/またはグリコール含有溶液においても有効である。これらはUV安定であり、広い温度範囲において安定である。
本発明の方法で得られるポリマー類の、アルカリ性組成物における(好ましくは8〜12のpH値、特に好ましくは9〜12のpH値および特に好ましくは9〜11のpH値における)非常に良好な安定性もまた有利である。
モノマーの変化および架橋の割合の変化により、水中油型エマルジョンにおいても油中水型エマルジョンにおいても2.5〜12、好ましくは2.5〜11のpH値で増粘剤として使用できるポリマー類が得られる。
本発明はさらに、本発明の方法により得られたポリマー類の、好ましくは化粧料組成物または医薬組成物における、増粘剤または安定剤としての使用に関する。増粘剤としての使用が好ましい。
本発明の好ましい実施態様において、濃化され安定化された組成物、好ましくは濃化された組成物は、水性系、エマルジョンもしくは分散体の形態で存在する。
比較的低い粘度を有するローションが製造されるべきか、または高い粘度を有するクリームおよび軟膏が製造されるべきかに応じて、エマルジョンは実質的に、5〜95重量%、好ましくは25〜85重量%の量の1種または2種以上の乳化剤および油相と、100重量%に足りない分の量の水とからなる油状物質(Oelkoerper)を含有する。
油状物質としては、植物油、動物油、鉱物油および合成油、例えば、6〜18個、好ましくは8〜10個の炭素原子を有するガーベットアルコール(Guerbetalkohole)、直鎖状C−C13脂肪酸と直鎖状C−C20脂肪アルコールとのエステル、分岐状C−C13カルボン酸と直鎖状C−C20脂肪アルコールとのエステル、直鎖状C−C13脂肪酸と分岐状アルコール、特に2−エチルヘキサノールとのエステル、直鎖状および/または分岐状脂肪酸と多価アルコール(例えばジメルジオール(Dimerdiol)またはトリメルジオール(Trimerdiol))および/またはガーベットアルコールとのエステル、C−C10脂肪酸を基礎とするトリグリセリド、植物油、分岐状第一級アルコール、置換されたシクロヘキサン、ガーベットカルボネート(Guerbetcarbonate)、ジアルキルエーテルおよび/または脂肪族もしくは芳香族炭化水素が使用される。
上記エマルジョンはスキンケア剤、例えばデイクリーム(Tagescremes)、ナイトクリーム(Nachtcremes)、手入れクリーム(Pflegecremes)、栄養クリーム(Naehrcremes)、ボディーローション、軟膏等として存在することができ、そしてさらなる補助物質および添加物質として、共乳化剤、過脂肪剤、脂肪、ワックス、安定剤、生理活性物質、グリセロール、防腐剤、光沢剤(Perlglanzmittel)、染料および香料を含むことができる。
過脂肪剤としては、例えばポリエトキシル化されたラノリン誘導体、レシチン誘導体、ポリオール脂肪酸エステル、モノグリセリドおよび脂肪酸アルカノールアミド等の物質を使用することができ、脂肪酸アルカノールアミドは同時に泡安定剤としても働く。脂肪の典型的な例はグリセリドであり、適当なワックスは特に蜜蝋、パラフィンワックスまたは微結晶性ワックスであり、これらは場合により親水性ワックス、例えばセチルステアリルアルコールと組み合わせて使用される。
安定剤としては、脂肪酸の金属塩、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アルミニウムおよび/またはステアリン酸亜鉛を使用することができる。
生理活性物質は、例えば植物抽出物およびビタミン複合体を意味する。
防腐剤としては、例えばフェノキシエタノール、ホルムアルデヒド溶液、パラベン類、ペンタンジオールまたはソルビン酸が好適である。
光沢剤としては、例えば、グリコールジステアリン酸エステル、例えばエチレングリコールジステアレートおよび脂肪酸モノグリコールエステルが挙げられる。
染料としては、化粧料用途に適当でかつ承認された物質が使用され、例えばドイツ染料研究協会の染料委員会(Farbstoffkommission der Deutschen Forschungsgemeinschaft)からの刊行物「Kosmetische Faerbemittel」、Verlag Chemie、Weinheim、1984、pp.81−106において記載されている物質である。
補助物質および添加物質の全割合は、上記剤、好ましくは化粧料組成物または医薬組成物を基準として1〜10重量%、好ましくは2〜5重量%である。
上記剤の製造、好ましくは化粧料組成物または医薬組成物の製造は、それ自体は公知の方法、すなわち、例えば熱乳化法(Heiss−Emulgierung)、熱/冷乳化法(Heiss/Kalt−Emulgierung)またはPIT乳化法により行われる。
本発明の方法によって得られるポリマー類の、組成物、好ましくは化粧料組成物または医薬組成物における増粘剤または安定剤としての使用、好ましくは増粘剤としての使用が好ましく、組成物のpH値は7より大きい値、好ましくは8〜12、特に好ましくは9〜12、そして殊に好ましくは9〜11の値に調節される。
好ましい組成物は、8〜10、好ましくは9〜9.5のpH値を有するヘア・スムージング剤(Haarglaettungsmittel)、脱毛剤、液体ボディクレンザー(Koerperreinigungsmittel)、好ましくは脂肪酸塩(特にステアリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸の)を含有するボディクレンザーであり、このボディクレンザーのpH値は9〜11、好ましくは9.5〜10.5であることができる。
さらに、本発明の方法によって得られるポリマー類の、アルカリ性に調節された肌をスムース(Glaetten)にするためのローションもしくはクリームにおける、またはアルカリ性の毛髪着色料、特にアルカリ性の現像剤もしくは発色剤溶液における増粘剤または安定剤としての、好ましくは増粘剤としての使用が好ましい。
本発明の方法により得られるポリマー類は、アルカリ性に調節された組成物の濃化のためだけでなく、有利には、7未満の、好ましくは3〜6.5の、特に好ましくは3.5〜5.5の、そして殊に好ましくは4〜5のpH値を有する組成物、好ましくは化粧料組成物または医薬組成物の濃化にも好適である。これらのポリマー類のアンモニア塩を使用した場合に観察されるような組成物の変色は、本発明の方法により得られるポリマー類の存在下では起こらない。
本発明の方法によって得られるポリマー類の、0.1〜10重量%のジヒドロキシアセトン(最終の剤を基準として)を含有するセルフタンニング剤における増念剤または安定剤としての使用、好ましくは増粘剤としての使用がさらに好ましく、このセルフタンニング剤は好ましくは3.5〜5.5、特に好ましくは4〜5のpH値に調節される。
本発明はさらに、1種または2種以上の本発明方法により得られるポリマー類および0.1〜10重量%のジヒドロキシアセトン(最終の剤を基準として)を含有するセルフタンニング剤にも関し、このセルフタンニング剤は好ましくは3.5〜5.5、特に好ましくは4〜5のpH値に調節される。このセルフタンニング剤において1種または2種以上の本発明方法により得られるポリマー類は、好ましくは0.1〜5重量%、特に好ましくは0.5〜2重量%含まれる(最終の剤を基準として)。
以下の実施例は本発明の方法によって得られるポリマーの使用可能性をより詳細に説明するものであり、本発明を何ら限定するものではない。パーセント表示は全ての場合において重量パーセント(重量%)である。
実施例1:
Aristoflex(登録商標)AVC、NH4 のNaとのイオン交換
4432gのAristoflex(登録商標)AVC(アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/VPコポリマー、架橋型、Clariant、VP:ビニルピロリドン)を、インペラ式撹拌機、pH電極、温度センサー、還流冷却器、N用導入管および苛性ソーダ溶液の計量手段を備える反応器に入れ、330回転/分の撹拌下で16450gのtert-ブタノールに懸濁して加熱する(N流:60 l/h)。50℃の内部温度でぺリスターポンプによって1329gのNaOH(水において50重量%、すなわち664.5gの水において664.5gのNaOH)を4.9g/分の滴加速度で反応器に計り入れる。さらに、内部温度を沸点まで上昇させる。
pH値を最初の4.5から上昇させ、計り入れ速度によって7.5〜8.5に維持する。
形成したアンモニアを硫酸(水における25重量%)を満たした水瓶によって硫酸アンモニウムとしてトラップする。
計り入れ完了後に、当該バッチを還流下で1.5時間撹拌する。その際、30分間にわたってアンモニアガスを当該バッチから追い出す。懸濁液を撹拌しながら40℃に冷却し、当該バッチを金属板上に注ぎ、2日間真空棚において50℃および20mbarで乾燥する。
Aristoflex(登録商標)AVC において交換されるべきイオンの95モル%以上がNaイオンにより交換された生成物が得られた。
実施例1a:
1329gのかわりに1371gのNaOH(水において50重量%、すなわち685.5gの水において685.5gのNaOH)を使用して、実施例1を繰り返した。Aristoflex(登録商標)AVC において交換されるべきイオンの98モル%以上がNaイオンにより交換された生成物が得られた。
実施例2:
Aristoflex(登録商標)HMB、NH4 のNaとのイオン交換
100.0gのAristoflex(登録商標)HMB(アンモニウムアクリロイルジメチルタウレート/ベヘネス−25メタクリレート、架橋型、Clariant)を、インペラ式撹拌機、pH電極、温度センサー、還流冷却器、N用導入管および苛性ソーダ溶液の計量手段を備える反応器に入れ、330回転/分の撹拌下で400gのtert−ブタノールに懸濁して加熱する(N流:60 l/h)。50℃の内部温度でぺリスターポンプによって30.3gのNaOH(水において50重量%、すなわち15.15gの水において15.15gのNaOH)を0.50g/分の滴加速度で反応器に計り入れる。さらに、内部温度を沸点まで上昇させる。
pH値を最初の3.3から上昇させ、計り入れ速度によって7.5〜8.5に維持する。
形成したアンモニアを硫酸(水における25重量%)を満たした水瓶によって硫酸アンモニウムとしてトラップする。
計り入れ完了後に、当該バッチを還流下で1.5時間撹拌する。その際、15分間にわたってアンモニアガスを当該バッチから追い出す。懸濁液を撹拌しながら30℃に冷却し、当該バッチを金属板上に注ぎ、一晩真空棚において50℃および20mbarで乾燥する。
Aristoflex(登録商標)HMB において交換されるべきイオンの95モル%以上がNaイオンにより交換された生成物が得られた。
Aristoflex(登録商標)HMBにおける語句「ベヘネス−25メタクリレート」は、このコポリマーが式(4)の構造単位(式中、RおよびRはHであり、RはCHであり、vは25であり、wは0であり、そしてRはベヘニルである)を含有することを意味する。
<調製例>
調製例1: O/W型セルフタンニングクリーム

A Hostaphat(登録商標)CC 100 (Clariant) 1.0 %
セチルホスフェート
グリセリルステアレート 0.5 %
セテアリールアルコール(Cetearyl Alkohol) 0.5 %
イソヘキサデカン 8.0 %
イソプロピルパルミテート 7.0 %
SilCare(登録商標)Silicone 41M15 (Clariant) 1.0 %
カプリリルメチコン

B ナトリウムアクリロイルジメチルタウレート/VPコポリマー(架橋型)1.5 %

C 水 100 %まで
Hostapon(登録商標)CGN (Clariant) 0.5 %
ナトリウムココイルグルタメート
グリセロール 5.0 %
水酸化ナトリウム(水において10重量%) 0.4 %

D トコフェリルアセテート 1.0 %
香料 0.2 %
防腐剤 適量

E ジヒドロキシアセトン 5.0 %
水 8.0 %

製造:
I 約80℃で成分Aを溶融させる
II BをAへ入れて撹拌する
III Cを添加し、撹拌下で冷却する
IV 約30℃でDをIIIに入れて撹拌する
V ジヒドロキシアセトンを水に溶解し、EをIVに添加する
VI 場合によりpHを約4に調節する。
粘度(Brookfield、20℃、20回転/分):29000mPa・s。
調製例2:セルフタンニングジェル

A ジヒドロキシアセトン 5.0 %
1,2-プロパンジオール 2.5 %
ソルビトールF液体 2.5 %
メチル-4-ヒドロキシベンゾエート 0.2 %
脱塩水 28.3 %

B ナトリウムアクリロイルジメチルタウレート/VPコポリマー(架橋型) 1.5 %
脱塩水 100 %まで

製造:
I ナトリウムアクリロイルジメチルタウレート/VPコポリマーを水に激しく撹拌しながら添加する
II ジヒドロキシアセトンを水に溶解し、成分Aを撹拌下で連続的に添加する
III IおよびIIを合わせ、均質化する。

Claims (26)

  1. 以下:
    a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位
    Figure 2011511143
    [式中、Rは水素、メチルまたはエチルであり、AはC−C−アルキレンであり、QはH、NH 、Na、K、1/2Mg++、1/2Ca++または1/2Zn++であり、そして50〜100モル%、好ましくは80〜100モル%、特に好ましくは90〜100モル%、そして一層好ましくは98〜100%の式(1)の構造単位において、QがHまたは NH とは異なる意味を有する]、
    b)場合により、1つまたは2つ以上の式(2)の繰り返し構造単位
    Figure 2011511143
    [式中、nは2〜9の整数である]、
    c)場合により、1つまたは2つ以上の式(3)の繰り返し構造単位
    Figure 2011511143
    [式中、R、RおよびRは、同一であるかまたは異なっていてもよく、水素、1〜30個、好ましくは1〜20個、特に好ましくは1〜12個のC原子を有する直鎖状もしくは分岐状アルキル基、または2〜30個、好ましくは2〜20個、特に好ましくは2〜12個のC原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価もしくは多価不飽和アルケニル基である]、
    d)場合により、1つまたは2つ以上の、式(4)のモノマー類から誘導された繰り返し構造単位
    Figure 2011511143
    [式中、RはHまたは−CHであり、RおよびRは互いに独立して、Hまたは−CH、好ましくはHであり、Rは1〜30個、好ましくは8〜22個、特に好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、2〜30個、好ましくは8〜22個、特に好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価もしくは多価不飽和アルケニル基、または6〜30個の炭素原子を有する脂環式、アリール脂肪族もしくは芳香族炭化水素基であり、EOはエチレンオキシド単位であり、POはプロピレンオキシド単位であり、vおよびwは互いに独立して0〜500の数であり、vとwの合計が平均で1以上であり、そして基−(−[EO]−[PO]−)−におけるEO単位およびPO単位の配置はランダム、ブロック状、交互もしくはグラジエントであることができる]、および
    e)場合により、少なくとも2個のオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位、
    を含有するポリマー類(ただし、当該ポリマー類はb)〜e)から選択される1つまたは2つ以上の構造単位を含むことを条件とする)の製造方法であって、式(1)の構造単位におけるカチオンQがNH および場合により追加的にHを意味するこれらのポリマー類の対応する塩が、出発物質として有機溶剤に懸濁され、Na、K、Mg++、Ca++またはZn++イオンを含有する1種または2種以上の塩基の添加によりイオン交換が行われることを特徴とする、製造方法。
  2. 出発物質が、対イオンとしてNH を有する50〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜50モル%の式(1)の構造単位を含有し、好ましくは対イオンとしてNH を有する80〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜20モル%の式(1)の構造単位を含有し、特に好ましくは対イオンとしてNH を有する90〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜10モル%の式(1)の構造単位を含有し、そして殊に好ましくは対イオンとしてNH を有する98〜100モル%の式(1)の構造単位および対イオンとしてHを有する0〜2モル%の式(1)の構造単位を含有することを特徴とする、請求項1記載の製造方法。
  3. 出発物質が対イオンとしてNH を有する100モル%の式(1)の構造単位を含有することを特徴とする、請求項1または2記載の製造方法。
  4. 有機溶剤がプロトン性溶剤であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の製造方法。
  5. 有機溶剤がtert-ブタノールであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の製造方法。
  6. 塩基が水酸化物およびアルコキシレートから選択されることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の製造方法。
  7. 塩基がNa、Kおよび/またはZn++の水酸化物およびアルコキシレートから選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の製造方法。
  8. 塩基がNaOHであることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の製造方法。
  9. 25〜100℃の温度で実施されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の製造方法。
  10. 不活性ガス、好ましくは窒素の導入下で、特に好ましくは40〜80l/hの流速において実施されることを特徴とする、請求項1〜9のいずれか1つに記載の製造方法。
  11. 7.5〜8.5のpH値で実施されることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載の製造方法。
  12. 式(1)の構造単位が2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から誘導されることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか1つに記載の製造方法。
  13. 式(2)の構造単位がN−ビニルピロリドンから誘導されることを特徴とする、請求項1〜12のいずれか1つに記載の製造方法。
  14. 式(3)の構造単位におけるR、RおよびRが互いに独立して水素またはメチルを意味することを特徴とする、請求項1〜13のいずれか1つに記載の製造方法。
  15. 式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるRが8〜22個、そして好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状アルキル基であるか、または8〜22個、そして好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖状もしくは分岐状の一価または多価不飽和アルケニル基であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1つに記載の製造方法。
  16. 式(4)のモノマー類から誘導される構造単位におけるvおよびwの合計が、平均で1〜40、好ましくは3〜40、特に好ましくは5〜30、殊に好ましくは8〜25、そして非常に好ましくは10〜25であることを特徴とする、請求項1〜15のいずれか1つに記載の製造方法。
  17. ポリマー類が成分e)の架橋型構造単位を含まないことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1つに記載の製造方法。
  18. ポリマー類が1つまたは2つ以上の成分e)の架橋型構造単位を8重量%まで、好ましくは0.01〜8重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%、そして殊に好ましくは0.02〜3重量%含むことを特徴とする、請求項1〜16のいずれか1つに記載の製造方法。
  19. 以下:
    a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位(好ましくは2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸から誘導される)を69.5〜97.5重量%、好ましくは84.5〜96.5重量%、
    b)1つまたは2つ以上の式(2)の繰り返し構造単位(好ましくはN−ビニルピロリドンから誘導される)を2〜30重量%、好ましくは3〜15重量%、および
    e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0.2〜3重量%、好ましくは0.5〜2重量%、
    を含有するポリマーが製造されることを特徴とする、請求項1〜16および18のいずれか1つに記載の製造方法。
  20. 以下:
    a)1つまたは2つ以上の式(1)の繰り返し構造単位を49.99〜98.99重量%、
    d)式(4)のモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の繰り返し構造単位を1〜50重量%、および
    e)少なくとも2つのオレフィン性二重結合を有するモノマー類から誘導される1つまたは2つ以上の架橋型構造単位を0〜8重量%、好ましくは0.01〜5重量%、
    を含有するポリマーが製造されることを特徴とする、請求項1〜18のいずれか1つに記載の製造方法。
  21. 請求項1〜20のいずれか1つに記載の製造方法によって得られるポリマー。
  22. 請求項21記載のポリマーの、好ましくは化粧料組成物または医薬組成物における、増粘剤または安定剤としての使用。
  23. pH値が7より大きい値、好ましくは8〜12、特に好ましくは9〜12、そして殊に好ましくは9〜11の値に調節された組成物における、請求項22記載の使用。
  24. アルカリ性に調節された肌をスムース(Glaetten)にするためのローションもしくはクリームにおける、またはアルカリ性の毛髪着色料、特にアルカリ性の現像剤もしくは発色剤溶液における、請求項22または23記載の使用。
  25. 最終の剤を基準として0.1〜10重量%のジヒドロキシアセトンを含有するセルフタンニング剤における請求項22記載の使用であって、上記セルフタンニング剤が3.5〜5.5、特に好ましくは4〜5のpH値に調節される、使用。
  26. 1種または2種以上の請求項21記載のポリマー類、および最終の剤を基準として0.1〜10重量%のジヒドロキシアセトンを含有するセルフタンニング剤であって、3.5〜5.5、特に好ましくは4〜5のpH値に調節されたセルフタンニング剤。
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