JP2011503954A - 編集装置、編集方法および編集プログラム - Google Patents

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Abstract

動画の編集装置および編集方法を開示する。編集装置(100)は、動画を再生する手段(241、405、406)と、第1の動画と第2の動画との間で再生を切換える手段(401)と、第1の動画を再生中に、第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、第1の動画の再生の最後の位置に基準点を設定する手段(402)と、を備える。ユーザの指示を受付けるコントローラ(111)を更に備え、第1の動画から第2の動画への切換えは、ユーザによる第2の動画の選択をユーザ・コントローラが受付け、その受付に応じて切換える手段が実行する。

Description

本発明は、編集装置、編集方法および編集プログラムに関し、例えば、収録中あるいは収録済みの複数の動画を編集し、再生する編集装置、編集方法および編集プログラムに関する。
従来、放送機器の分野において、特にスポーツ中継等で、複数のカメラによって収録された複数の映像シーンを組合せたり、各映像シーンの長さを変えたりする場合ハードディスク装置のようなより高速なランダムアクセスの可能な記録媒体を備えた録画再生装置を用いて再生し、編集することが行われている。ランダムアクセスの可能な記録媒体を備えた録画再生装置は、シーケンシャルアクセスを行うビデオ・テープ・レコーダよりも利便性が向上しているが、操作性においては未だ改善の余地がある。
操作性を向上させるために、例えば、再生対象の一連のシーンを時系列に、かつ、各シーンの長さに比例したシーン区分を有する棒状のグラフで表示することで、再生対象の一連のシーンをその順序および長さを時系列に認識し、かつ、編集するものが特許文献1に開示されている。
特開平9−233430号公報
ところで、スポーツ、例えば野球の実況中継では、きわどい判定のプレイや、ホームラン・シーンを、それが起こったすぐ後に放送する場合が多い。この場合、複数のアングルから撮影した複数の動画を編集して、視聴者の関心がそがれないタイミングで放送することが望ましい。
そこで、本発明の目的は、複数の動画を迅速に編集できる編集装置、編集方法および編集プログラムを提供することである。本発明のさらなる目的は、迅速に再生できる編集装置、編集方法および編集プログラムを提供することである。
本発明の一観点によれば、第1の動画と第2の動画との間で再生を切換える切換手段と、前記動画を再生する再生手段と、前記第1の動画を再生中に、前記切換手段による該第1の動画から第2の動画への切換えに応じて、前記第1の動画の再生の最後の位置に基準点を設定する設定手段と、を備える編集装置が提供される。
本発明によれば、第1の動画を再生中に、切換手段により第1の動画から第2の動画に切換えるだけで、設定手段がそれまで再生していた第1の動画の最後の位置に基準点が設定されるため、基準点を設定する操作を省くことができるので、迅速に動画を編集可能な編集装置を提供できる。さらに、編集装置は、動画が3つ以上であっても、同様にして基準点を設定可能であり、迅速に動画を編集できる。
また、本発明によれば、第1および第2の動画を編集するにも拘わらず、一時に再生する動画は第1または第2の動画のみであるので、第1および第2の動画が符号化されている場合でも、第1および第2の動画のいずれかを単一の復号器によって復号しつつ編集が可能であり、基準点を設定できる。さらに、動画が3つ以上あってもこれは同様であり、それぞれ動画を単一の復号器によって復号しつつ編集が可能であり、基準点を設定できる。
なお、上記の「再生中」は、動画がある速度で再生されているときのみではなく、静止再生も含み、さらには静止再生後に再生を終了する場合も含む。また、上記の「動画」は、明細書中で説明する「動画データ」、「動画信号」、および「クリップ」を含む。これらは、特に断らない限り、本願の特許請求の範囲および明細書中でも同様である。
さらに、本発明に係る編集装置は、再生位置移動手段をさらに備え、第2の動画を再生中に、第2の動画から第1の動画への切換えに応じて、前記再生位置移動手段が第2の動画から第1の動画の前記基準点に再生位置を移動させ、前記再生手段が前記基準点から第1の動画を再生する構成としてもよい。これによれば、第2の動画から第1の動画への切換えに応じて、前記再生位置移動手段が第1の動画の前記基準点に再生位置を移動させるので、迅速に基準点から第1の動画を再生できる。
本発明の他の観点によれば、第1の動画を再生するステップと、前記第1の動画の再生中に、第2の動画に切換えるステップと、前記第2の動画への切換えに応じて、第1の動画を再生した最後の位置に基準点を設定するステップと、を含む編集方法が提供される。
本発明によれば、第1の動画を再生中に、第1の動画から第2の動画に切換えるだけで、それまで再生していた第1の動画の最後の位置に基準点を設定するため、第1の動画に迅速に基準点を設定でき、迅速に編集できる。さらに、動画が3つ以上であっても、同様に基準点を設定でき、迅速に編集できる。また、第1および第2の動画が符号化されている場合でも、上記と同様の理由により、それぞれ動画を単一の復号器によって復号しつつ編集が可能であり、基準点を設定できる。
本発明のその他の観点によれば、コンピュータによって実行される編集プログラムであって、第1の動画を再生するステップと、前記第1の動画の再生中に、第2の動画に切換えるステップと、前記第2の動画への切換えに応じて、第1の動画を再生した最後の位置に基準点を設定するステップと、を含む編集プログラムが提供される。
本発明によれば、上記方法の発明と同様の作用および効果を有する編集プログラムが実現できる。
本発明によれば、本発明の目的は、複数の動画を迅速に編集できる編集装置、編集方法および編集プログラムを提供でき、さらには、迅速に再生できる編集装置、編集方法および編集プログラムを提供できる。
本発明の実施形態に係る編集装置を含む編集システムの概略図である。 本発明の実施形態に係る編集装置のブロック図である。 コントローラの斜視図である。 本発明の実施形態に係る編集装置の機能構成図である。 本発明の実施形態に係る編集方法のフローチャート(その1)である。 本発明の実施形態に係る編集方法のフローチャート(その2)である。 編集方法の説明図(その1)である。 編集方法の説明図(その2)である。
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る編集装置を含む編集システムの概略図である。図1を参照するに、編集システム10は、画像サーバ101と、コントローラ111と、キーボード112と、マウス113と、カメラ121〜123と、カメラモニタ131〜133と、デコーダモニタ134と、システムモニタ135等からなる。編集システム10の各構成要素は、例えば、画像サーバ101とコントローラ111とを接続するLAN(Local Area Network)141、画像サーバ101とカメラ121〜123とを接続する同軸ケーブル124、画像サーバ101とカメラモニタ131〜133とを接続する同軸ケーブル136、画像サーバ101とデコーダモニタ134とを接続するVGA(Video Graphics Array)ケーブル138、コントローラ111とシステムモニタ135とを接続するVGAケーブル137、および画像サーバ101と送出器140とを接続する同軸ケーブル139等を用いて接続されている。但し、これらの接続形式に限定されるものではない。
また、本発明の実施形態に係る編集装置は、後述するように、画像サーバ101とコントローラ111等から構成される。なお、画像サーバ101はコントローラ111として一体として構成してもよい。
画像サーバ101は、カメラ121〜123より受信した動画信号を符号化して、動画データとして記憶する。また、画像サーバ101は、この動画データを動画信号に復号して、動画信号をデコーダモニタ134に送信する。デコーダモニタ134は画像サーバ101から送信された動画信号に基づいて動画を表示する。カメラモニタ131〜133は、カメラ121〜123が撮影した動画を表示する。さらに、画像サーバ101は、動画信号を例えば、放送のための送出器140に送信する。
コントローラ111は、画像サーバ101とLAN141を介して送受信し、画像サーバ101から送られる信号およびオペレータの入力に応じてディスプレイ(図2に示す。)にシステムユーザー・インターフェースを表示する。さらに、コントローラ111はコントローラ111自体やキーボード112、マウス113によって入力されるオペレータの要求を信号に変換し、画像サーバ101に送信する。また、コントローラ111はシステムモニタ135にVGAケーブル137を介してユーザー・インターフェースを表示するための信号を送信する。
カメラ121〜123は、対象物を撮影して動画信号として出力し、画像サーバ101に同軸ケーブル124を介して送信する。ここでカメラ121〜123は、同一の対象物を異なるアングルで撮影してもよいし、また、それぞれ画角の異なるレンズを用いて撮影してもよく、通常のカメラと高速度撮影が可能なカメラを混在して用いてもよい。さらに、カメラ121〜123が異なる対象物を撮影してもよい。
図2は、本発明の実施形態に係る編集装置のブロック図である。図2を図1と合わせて参照するに、編集装置100は、画像サーバ101と、コントローラ111と、キーボード112と、マウス113と、システムモニタ135と、デコーダモニタ134等からなる。なお、画像サーバ101とコントローラ111は分離して構成されているが、一体として構成してもよい。
画像サーバ101は、入力部201と、エンコーダ211〜213と、デコーダ241と、出力部251と、ハードディスク・ドライブ261と、CPU271と、メモリ281とから構成され、これらはそれぞれバスを介して通信可能に接続される。
入力部201は、カメラ121〜123からの動画信号を受信する。なお、動画信号は、例えば、ビデオ・テープ・レコーダ(VTR)や光ディスク装置のような映像記録装置に記録されている動画信号でもよい。入力部201は、外部で符号化された動画データを受信してもよい。
エンコーダ211〜213は、入力部201より送られた動画信号を符号化して、時間情報を含む符号化された動画データとする。また、エンコーダ211〜213は、ハードディスク・ドライブ261に記憶された動画信号を読み出して符号化してもよい。
デコーダ241は、符号化された動画データをハードディスク・ドライブ261から読み出し、復号して動画信号を出力部251等に送出する。また、デコーダ241は、入力部201に供給された符号化された動画データを直接受け取って復号してもよい。
出力部251は、デコーダ241から復号された動画信号を受け取り、デコーダモニタ134および送出器140に出力する。なお、出力部251はこれに接続された機器に応じた形式の動画信号を出力する。例えば、出力部251からデコーダモニタ134へは例えばVGA信号が出力され、出力部251から送出器140には例えばHD−SDI信号が出力される。また、出力部251は、入力部201およびハードディスク・ドライブ261から読み出した動画信号または符号化された動画データを受け取り、出力してもよく、エンコーダ211〜213から符号化された動画データを受け取って出力してもよい。
ハードディスク・ドライブ261は、CPU271上で実行されるプログラムと、エンコーダ211〜213より送られた符号化された動画データを記憶する。また、入力部201から送られた動画信号を直接記憶してもよい。また、ハードディスク・ドライブ261は、画像サーバ101の内部あるいは外部のいずれか、または両方に設けられてもよい。さらに、本実施形態では例示として、ハードディスク・ドライブ261として説明するが、動画データまたは動画信号を記憶できるのであれば、ハードディスク・ドライブ以外の記憶装置、例えば、テープドライブ、光ディスクドライブ、大容量メモリでもよく、あるいはこれらの組合せを用いてもよい。
CPU271は、メモリ281に格納されたプログラムを読み込み、各種処理を行う。CPU271が実行するプログラムには、例えば、動画データの編集や再生を行うアプリケーションや、バスに接続される機器をコントロールするためのOS(Operating System)等が含まれる。
メモリ281は、ハードディスク・ドライブ261から読み出したプログラムを格納する。プログラムには、例えば、コントローラ111の入出力に応答して、動画データの編集や再生を行うアプリケーションや、バスに接続される機器をコントロールするためのOS等が含まれる。また、バスに接続された機器からの動画信号および動画データを格納してもよい。
デコーダモニタ134は出力部251に接続され、出力部251から送られた動画信号、例えばVGA信号により動画を表示する。デコーダモニタ134は、後述する下見再生や放送等のための再生において出力される動画信号の内容をモニタする際に使用されるが必ずしも編集装置100の構成としては必須ではない。
また、コントローラ111は、コントローラ制御部291と、ディスプレイ210と、ボタン群220と、Tバー230と、ジョグダイヤル240とから構成される。
コントローラ制御部291は、CPU(250)とメモリ(260)を有する。コントローラ制御部291は、画像サーバ101と信号を送受信し、ディスプレイ210およびシステムモニタ135にユーザー・インターフェースを表示するための信号を送信し、ボタン群220、Tバー230、ジョグダイヤル240、キーボード112およびマウス113を介して入力された入力データや要求コマンドを画像サーバ101に送信する。
図3は、コントローラの斜視図である。図3を図2と合わせて参照するに、コントローラ111は、上部にディスプレイ210と、ディスプレイ210の下側の中央に配列されたボタン群220と、左下部にオペレータが前後方向に傾けて操作するTバー230と、右下部にオペレータが水平に回転させて操作するジョグダイヤル240とが設けられている。
ディスプレイ210は、画像サーバ101から送られる信号およびオペレータの入力に応じてユーザー・インターフェースを表示する。また、ディスプレイ210は、オペレータによる表示面へのタッチ動作および表示面上においてタッチされた位置を検知可能なタッチパネル・ディスプレイであってもよく、そのタッチパネルによってデータの入力や要求コマンドを入力可能としてもよい。
ボタン群220は、オペレータによる押下に応じて信号を画像サーバ101に送信する。例えば、選択ボタン220A〜220Cは、それぞれカメラ121〜123により撮影した画像データを再生するために選択するためのボタンである。オペレータが選択ボタン220A〜220Cを押下することで、その押し下げた選択ボタン220A〜220Cに対応する動画データ(例えば、後述するクリップA〜クリップC)が選択され、再生操作により復号器によりその動画データが復号され、デコーダモニタ134に表示され、あるいは外部に送出される。
Tバー230は、オペレータのTバー230を前後方向に傾ける操作によって傾いたTバー230の傾き角度に応じた信号を画像サーバ101に送信し、Tバー230の傾き角度に応じて、再生される動画、すなわち、デコーダモニタ134に表示される動画の再生速度を調整できる。
ジョグダイヤル240は、オペレータの水平に回転させる操作によって回転したジョグダイヤル240の回転の速さに応じて信号を画像サーバ101に送信する。例えば、回転の速さが速くなればなるほど動画の再生速度(デコーダモニタ134に表示される動画の再生速度)が速くなり、回転を停止すると再生が停止する。また、ジョグダイヤル240を時計回りに回すと順方向再生となり、反時計方向に回すと逆方向再生となる。
なお、コントローラ111の機能をシステムモニタ135上に表示されるグラフィカル・ユーザ・インターフェース(GUI)とキーボード112やマウス113によって行なわせてもよい。キーボード112、マウス113、システムモニタ135を編集装置100のバスに接続してもよい。一方、コントローラ111があれば、キーボード112、マウス113、システムモニタ135は、編集装置100に必須ではなく、省略してもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る編集装置の機能構成図である。図4を図2と合わせて参照するに、編集装置は、図2に示した構成要素とプログラムとが協働することで、切換手段401、基準点設定手段402、再生位置移動手段403、記録部405および復号部406を含む再生手段404を有する。これらの各手段により、CPU271は、(1)動画データの編集・基準点設定機能、(2)動画データの再生機能を実現する。以下に、編集装置の各機能について説明する。
(1)動画データの編集・基準点設定機能
CPU271は、再生手段404により、記録部405に記憶された動画データAを読み出して復号部406で復号して再生し、オペレータの動画データBへの切換要求に応じて、切換手段401により、動画データAから動画データBに切換えて再生する。その切換要求に応じて、基準点設定手段402が、動画データAの最後に再生した部分の動画上の時間位置に基準点を設定する。
これにより、オペレータが基準点を設定する操作を行わずとも、動画データの切換要求をするだけで基準点が設定されるので、迅速に編集可能である。
(2)動画データの再生機能
CPU271は、記録部405に記憶された、基準点がそれぞれ設定された動画データAおよび動画データBのうち、オペレータの動画データAへの再生位置移動の要求に応じて、再生位置移動手段403により動画データAの基準点に再生位置を移動させる。そして、CPU271は、再生手段404より、オペレータの再生開始の要求に応じて、再生位置すなわち基準点から動画データAの再生を行う。さらに、CPU271は、オペレータの動画データBへの再生位置移動の要求に応じて、動画データAの再生を終了し、再生位置移動手段403により動画データBの基準点に再生位置を移動させる。そして、CPU271は、再生手段404により動画データBを再生する。
これにより、オペレータが再生位置移動の要求を行うだけで、予め決定した基準点から再生が行われるので、迅速に再生が可能である。
なお、記録部405に記憶された動画データが符号化されていない場合は、復号部406を使用しないため必須ではない。
図5および図6は、本発明の実施形態に係る編集方法のフローチャートである。図7および図8は、編集作業の説明図である。ここでは、野球の試合の中継を例として、本実施の形態に係る編集方法を説明する。なお、以下の実施形態の説明では適宜、先の図1〜図4を参照する。
図6に示すように、カメラ121〜123は、カメラモニタ131〜133に示すように、バッターボックス上の野球の打者を、それぞれ、打者の全身、打者の顔のアップおよびセンター方向からの遠景の3つの異なるアングルから同時に撮影しているものとする。それぞれのカメラ121〜123から送出された動画信号は、エンコーダ(図2示す211〜213)によって時間情報を含めて符号化され動画データの集合としてハードディスク・ドライブ261に記憶される。動画データの集合は、クリップと呼ばれる。本例では、打者の全身を撮影したクリップはクリップAとして記憶され、打者の顔のアップを撮影したクリップはクリップBとして記憶され、センター方向からの遠景を撮影したクリップはクリップCとして記憶される。タイムライン701〜703はクリップA〜C内の時間情報を直線上の位置として表す。
図5に示すステップS540〜ステップS510および図7の説明では、編集作業の一部として、クリップA〜クリップCのそれぞれにイン点を設定する手順について示す。なお、イン点は、上述した基準点、つまり動画データの時間情報に設定される基準点(マーカー)の一つであり、後述するクリップA〜クリップCのそれぞれを再生する際の再生開始点である。
図5および図7を参照するに、最初に、ステップS501では、CPU271は、クリップAの下見再生を行う。ここで、オペレータは、イン点を設定する動画データの頭出しをするために、ジョグダイヤル240による変速再生を行う。このジョグダイヤル240の操作に応じてコントローラ111はCPU271に信号を送信し、信号を受けたCPU271は再生しつつ再生位置を変更する。オペレータは打者がホームランを打った位置Hを確認し、その少し前の打者が構えた位置Kに再生位置を移動する。
より詳細には、ステップS501では、オペレータの入力、例えば、コントローラ111のクリップAの選択ボタン220Aを押下げに応じて、コントローラ111からの信号によりCPU271はクリップAへ切換えを行う。クリップAの動画データを読み出す際、カメラ121が撮影を行っている場合は、CPU271は、クリップAの再生可能な最新の動画データ、例えば、クリップAへの切換え操作を行った時点よりも少し前、例えば、数フレームから数十フレーム前の動画データから読み出す。これにより、オペレータが最も関心のある最新の動画データを迅速に読み出せる。なお、カメラ121が撮影を行っていない場合は、所定の位置、例えば、クリップAの先頭の動画データあるいは最後尾の動画データから読み出すようにしてもよい。これにより、オペレータは、所定の位置から動画データの読み出しが始まるので、誤操作なく所望の動画データの頭出しを行える。
ここでは、現在、クリップAは収録中であるので、CPU271は、クリップAの再生可能な最新の動画データをハードディスク・ドライブ261から読み出し、デコーダ241により復号し、デコーダモニタ134に表示する。さらに、CPU271は、ジョグダイヤル240の操作、ここでは反時計周りに回転させる逆送り再生の操作に応じて最新の動画データから、打者がホームランを打ったHの位置の方向にジョグダイヤル240の回転速度に対応する速度で、動画データを順に読み出し、デコーダ241により復号してデコーダモニタ134に表示する。
次いで、ステップS505では、CPU271は、クリップBへの切換えを要求されたか否かを判定する。より詳細には、CPU271は、コントローラ111からの信号によりクリップBの選択ボタン220Bが押下されたか否かに基づいて、クリップBへの切換えを要求されたか否かを判定する。その要求がされたと判定した場合は、ステップS510に進む。その要求がされていないと判定した場合にはステップS505に戻る。すなわち、クリップBへの切換えを要求されるまでループして待機する。
次いで、ステップS510では、CPU271は、クリップBへの切換えの要求に応じて、クリップAのKの位置にイン点in(A)を設定し、イン点in(A)の位置Kをメモリ281に格納する。より詳細には、クリップAのKの位置は、クリップBに切換える時に、クリップAにおいて最後に再生した動画データに付随する時間情報としての位置である。時間情報は、例えば、タイム・コードである。イン点の位置は、コントローラ111からの指示等がある場合には、ハードディスク・ドライブ261に記憶させてもよい。このように、オペレータはクリップBへの切換え操作をするだけで、クリップAにイン点in(A)が設定される。そのため、イン点設定の操作を省くことができ、迅速な編集操作が可能になる。なお、クリップBの切換え要求を行う際は、クリップAを再生静止状態(スチル・モード)にすることが好ましい。これにより、動画データの再生を静止させた状態でイン点in(A)が設定されるので、所望の動画データにイン点in(A)を確実に設定できる。なお、以下に述べるクリップCへの切換要求、およびクリップAの再生位置移動要求の際にも同様に動画データを再生静止状態にすることが好ましい。
次いで、ステップS515では、クリップBの下見再生を行う。CPU271は、上述したクリップBへの切換要求のコントローラ111からの信号を受けて再生位置をクリップAの再生位置Kから再生位置Kと同じ時間情報を持つクリップBの再生位置Lに移動し、再生位置Lの位置から再生する。すなわち、CPU271はクリップAのタイムライン701上のKの位置と同じ時間情報を持つクリップBのタイムライン702のLの位置からクリップBを再生する。このように、クリップAからクリップBへの再生位置の移動を同じ時間情報を有する動画データとすることで、オペレータはクリップAのイン点in(A)の動画データと時間的に近接しているが故に関係の深いクリップBの動画データに到達し易くなる。そのため、迅速なクリップBの所望の位置の頭出しが可能となる。
なお、クリップAからクリップBへの再生位置の移動の際に、移動元と移動先とが所定の時間関係を有するよう編集装置のプログラム等を構成してもよい。これにより、例えばそれぞれのクリップが略所定の時間になるような編集対象の場合に有用である。
コントローラ111はオペレータのジョグダイヤル240の操作に応じて再生位置を変更する信号を送り、この信号に応答してCPU271は再生位置を変更し、打者がホームランを打った位置Hに少し近い位置Mに再生位置を移動する。
より詳細には、CPU271は、上述したクリップBへの切換要求のコントローラ111からの信号を受け、それに応じてクリップAの再生を終了する。そして、CPU271は、ハードディスク・ドライブ261から、クリップAの最後に再生した動画データの時間情報と同じ時間情報を持つクリップBの動画データから順にクリップBを読み出し、デコーダ241により復号する。コントローラ111は、ジョグダイヤル240の操作に応じて信号を送出し、CPU271は、ジョグダイヤル240の回転速度に対応する速度で、クリップBを順に読み出し、デコーダ241により復号する。
次いで、ステップS520では、CPU271は、クリップCへの切換えを要求されたか否かを判定する。より詳細には、CPU271は、コントローラ111からの信号によりクリップCの選択ボタン220Cが押下されたか否かに基づいて、クリップCへの切換えを要求されたか否かを判定する。その要求がされたと判定した場合は、ステップS525に進む。その要求がされていないと判定した場合にはステップS520に戻る。クリップCへの切換えを要求されるまでループして待機する。
次いで、ステップS525では、CPU271は、クリップCへの切換えの要求に応じて、クリップBのMの位置にイン点in(B)を設定し、イン点in(B)の位置Bをメモリ281に格納する。より詳細には、クリップBのMの位置は、クリップCへの切換えの要求に応じてクリップCに切換える時に、クリップBにおいて最後に再生した動画データに付随する時間情報としての位置である。なお、in点in(B)の設定および記憶は、上述したイン点in(A)の設定および記憶と同様であり、さらに上述した効果と同様の効果が得られる。
次いで、ステップS530では、CPU271は、クリップCの下見再生を開始する。CPU271は、上述したクリップCへの切換要求のコントローラ111からの信号を受けて、再生位置をクリップBの再生位置MからクリップCの再生位置Nに移動する。すなわち、CPU271はクリップBのタイムライン702上のMの位置と同じ時間情報を持つクリップCのタイムライン703の位置NからクリップCを再生する。この場合も、上述したクリップAからクリップBへの再生位置の移動の効果と同様の効果を有する。
コントローラ111はオペレータのジョグダイヤル240の操作に応じて信号を送り、コントローラ111からの信号によりCPU271は再生位置を変更し、打者がホームランを打った位置Nから遠い位置Oに再生位置を移動する。より詳細には、CPU271は、ハードディスク・ドライブ261からクリップBの最後に再生した動画データの時間情報と同じ時間情報を持つクリップCの動画データから順にクリップCを読み出し、デコーダ241により復号する。コントローラ111はジョグダイヤル240の操作に応じて信号を送出し、コントローラ111からの信号により、CPU271は、ジョグダイヤル240の回転速度に対応する速度で、動画データを順に読み出し、デコーダ241により復号する。
次いで、ステップS535では、CPU271は、クリップAへの再生位置の移動を要求されたか否かを判定する。CPU271は、コントローラ111からの信号により、クリップAへの再生位置の移動を要求されたと判定した場合は、ステップS540に進む。クリップAへの再生位置の移動を要求していないと判定した場合にはステップS535に戻る。クリップAへの再生位置の移動を要求されるまでループして待機する。なお、ここでクリップAに再生位置の移動をするとしたのは、クリップAから再生を行うためであり、クリップAの代わりにクリップBあるいはクリップCとしてもよい。
次いで、ステップS540では、CPU271は、Oの位置にイン点in(C)を設定し、イン点in(C)の位置Oをメモリ281に格納して、ステップS545に進む。イン点in(C)の位置は、上述したイン点in(A)と同様にして設定され、記憶されるので詳細な説明を省略する。
また、ステップS545では、CPU271はオペレータによるクリップAに再生位置を移動させる要求のコントローラ111からの信号を受けて、再生位置をクリップCの再生位置OからクリップAのイン点in(A)に移動し、ステップS601に進む。クリップAに再生位置を移動する要求は、例えば、図3に示すコントローラ111のシフトボタン220Dを押下げながらクリップAの選択ボタン220Aを押下げる。コントローラ111は、これらのボタン操作により信号を送信し、信号を受けたCPU271は、クリップAに切換えると共に、メモリ281に格納されたイン点in(A)の位置を読み出し、その位置の動画データをハードディスク・ドライブ261から読み出す準備をする。
以上により、クリップA〜クリップCにはイン点in(A)〜in(C)が設定される。イン点in(A)〜in(C)は、オペレータが直接入力操作をしなくとも、イン点を設定したい位置でクリップを別のクリップへの切換え要求に応じて、切換前のクリップの最後に再生した動画データの時間情報の位置、つまり最後に再生した動画データ上の時間位置にイン点が設定される。したがって、オペレータはイン点設定の操作を省くことができ、迅速な編集操作が可能になる。
次に、図6に示すステップS601〜ステップS625および図8の説明では、イン点が設定されたクリップA〜クリップCをリプレイとして放送するための再生の手順を示す。なお、図8に示すタイムライン801〜803はクリップA〜C内の時間情報を直線上の位置として表す。
図6および図8を参照するに、ステップS601では、CPU271は、クリップAのイン点in(A)から再生を開始する。より詳細には、先の図5のステップS535の再生位置の移動要求が“Yes”の場合、CPU271は、ハードディスク・ドライブ261からの読み出しをクリップAのイン点in(A)の動画データで準備している。CPU271は、オペレータによる再生開始の要求に応じて、クリップAのイン点in(A)の動画データから順にクリップAを読み出し、デコーダ241により復号して動画信号を放送のために送出器140へ出力する。CPU271はこのようにして、クリップAのタイムライン801上のin(A)の位置からクリップAを再生し、打者がホームランを打った位置Hを通り過ぎたPの位置まで再生を行っている。なお、コントローラ111における再生開始の要求は、例えば、Tバー230を速度が0の位置から前方への押し出しや、ボタン群220のうちの一つのプレイボタンの押下げによって行われる。
次いで、ステップS605では、CPU271は、クリップBへの再生位置の移動を要求されたか否かを判定する。オペレータは、再生位置が、打者がホームランを打った位置Hを通り過ぎた付近で、クリップBへの再生位置の移動を要求する操作を行う。この操作は、例えば、コントローラ111のシフトボタン220Dを押下げながらクリップBの選択ボタン220Bを押下げる。CPU271は、コントローラ111からの信号により、クリップBへの再生位置の移動を要求されたと判定した場合は、ステップS610に進む。クリップBへの再生位置の移動を要求していないと判定した場合にはステップS605に戻る。クリップBへの切換えを要求されるまでループして待機する。
次いで、ステップS610では、CPU271は、クリップBへの再生位置の移動要求(ステップS605の“Yes”の場合)に応じて、クリップAの読み出しを終了し、クリップBのイン点in(B)から再生する。より詳細には、CPU271は、オペレータによるコントローラ111からの再生位置の移動要求の信号を受けて、ハードディスク・ドライブ261からクリップAの読み出しを終了し、再生位置をクリップBのイン点in(B)に移動し、そこから引き続き順にクリップBを読み出し、デコーダ241により復号して動画信号を出力部251から送出器140に出力する。CPU271はクリップBのタイムライン802上のin(B)の位置からクリップBを再生し、打者がホームランを打ったHの位置を通り過ぎたQの位置まで再生を行う。
次いで、ステップS615では、CPU271は、クリップBへの再生位置の移動を要求されたか否かを判定する。CPU271は、コントローラ111からの信号により、クリップBへの再生位置の移動を要求されたと判定した場合は、ステップS620に進む。クリップBへの再生位置の移動を要求していないと判定した場合にはステップS615に戻る。クリップBへの再生位置の移動を要求されるまでループして待機する。
次いで、ステップS620では、CPU271は、クリップCへの再生位置の移動要求(ステップS615の“Yes”の場合)に応じて、クリップBの読み出しを終了し、クリップCのイン点in(C)の再生を開始する。より詳細には、CPU271は、コントローラ111からの再生位置の移動要求の信号を受けて、ハードディスク・ドライブ261からのクリップAの読み出しを終了し、再生位置をクリップCのイン点in(C)に移動し、そこから引き続きクリップCのイン点in(C)の動画データから順にクリップCを読み出し、デコーダ241により復号して動画信号を出力部251から送出器140に出力する。CPU271はクリップCのタイムライン803上のin(C)の位置からクリップCを再生する。
次いで、ステップS625では、再生手段404は予め定められた時間再生を行った後、オペレータの操作によって再生を停止する。また、停止は行わず、外部のスイッチにより、編集装置100から送出される映像と外部の動画信号とを切換えることにより再生の終了と代えてもよい。
以上により、クリップA〜クリップCの動画データの送出が行われる。イン点in(A)〜in(C)への再生位置の移動は、オペレータが直接入力操作をしなくとも、クリップを切換えることで、つまり、次に再生するクリップに切換えることで、次のクリップのイン点in(A)〜in(C)に再生位置が移動し、そこから引き続き再生される。したがって、オペレータはイン点への移動操作を省くことができ、迅速な再生操作が可能になる。
なお、ステップS601、S610およびS620の再生は、通常速度の順方向の再生であるとして説明したが、スロー再生や、早送り再生や、逆送り再生でもよい。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、オペレータが直接入力操作をしなくとも、イン点in(A)〜in(C)は、イン点を設定したい位置でクリップを別のクリップへの切換え要求に応じて、切換前のクリップの最後に再生した動画データの時間情報の位置にイン点が設定される。したがって、オペレータはイン点設定の操作を省くことができ、迅速な編集操作が可能になる。さらに、編集操作が迅速であるので、放送や送出等のための再生が迅速にできる。
また、本発明の実施の形態によれば、3つの符号化されたクリップA〜Cが編集対象であっても単一のデコーダ241で編集可能である。したがって、編集装置の中で高価なチップであるデコーダの数を低減できるので、編集装置の低価格化が可能である。また、デコーダを低減した分のコストをエンコーダに割り当て可能となるので、編集装置の価格を上昇させずにより多くの入力信号源、例えばカメラを接続できる。これにより、より多様な動画の番組や素材を提供できる。
なお、上述の実施形態では、画像サーバ101のCPU271上でプログラムを動作させて、イン点の設定等を行ったが、その代わりに、そのプログラムの一部をコントローラ111のCPU250上で動作させてもよく、さらに、コントローラ111側から画像サーバ101の動作を制御してもよい。
また、クリップA〜Cに設定されたイン点in(A)〜in(C)の位置は画像サーバ101のメモリ281に格納されるとしたが、その代わりにコントローラ111のメモリ260に格納してもよい。
また、上述の実施形態では、一つの画像サーバ101に一つのコントローラ111を組合せた装置について述べているが、本発明はこれに限定されない。例えば、複数の画像サーバに複数のコントローラを組合せ、コントローラから任意のサーバを選択して画像サーバ内のクリップを選択できるようにしてもよい。また、上述の実施形態では、クリップA、クリップBおよびクリップCの3つの動画について、クリップA、クリップBおよびクリップCの順にイン点を設定する方法について述べているが、この順に限るものではない。また、クリップの数は3つに限るものではない。例えば、クリップは2つでもよく、4つ以上でもよい。クリップが2つの場合は、図5において、S515とS530を同一ステップの「クリップBの下見再生」として、S520およびS525を省略し、S534の後にS540において「切換要求のクリップBの映像上の時点にイン点設定・記憶」とし、S545に進む。また、クリップは、複数のカメラで同時期に撮影したものに加えて、互いに撮影した時期の異なるクリップを用いてもよい。
また、上述の実施形態では、編集対象である動画データは符号化されている場合について詳細に説明したが、本発明では符号化されていない動画データを同様に編集でき、上述の実施形態と同様の効果を有する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したものに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
例えば、本発明の編集装置による再生によってなされる放送は、地上放送、衛星放送、あるいは、アナログ放送、デジタル放送に限定されず、インターネットを介して行うマルチキャストやユニキャストも含まれる。
10 編集システム
100 編集装置
101 画像サーバ
111 コントローラ
261 ハードディスク・ドライブ
271 CPU
281 メモリ
341 デコーダ

Claims (21)

  1. 動画を再生する手段(241、405、406)と、
    第1の動画と第2の動画との間で再生を切換える手段(401)と、
    前記第1の動画を再生中に、前記第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、前記第1の動画の再生の最後の位置に基準点を設定する手段(402)と、
    を備える編集装置(100)。
  2. 再生位置を移動する手段(403)をさらに備え、
    第2の動画を再生中に、第2の動画から第1の動画への再生の切換えに応じて、前記移動する手段が第2の動画から第1の動画の前記基準点に再生位置を移動させ、前記基準点から第1の動画を再生する、請求項1記載の編集装置。
  3. 前記第1および第2の動画は同時期に撮影された動画であり、
    前記再生する手段は、前記第1の動画を再生中に、該第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、前記第1の動画の基準点と同時点の第2の動画から再生する、請求項1記載の編集装置。
  4. 前記第1および第2の動画は同時期に撮影された動画であり、
    前記再生する手段は、前記第1の動画を再生中に、該第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、前記第1の動画の基準点と同時点から予め定められた時間離間した位置から前記同時点まで第2の動画を再生する、請求項1記載の編集装置。
  5. 単一の復号器(241)をさらに備え、前記第1および第2の動画は符号化されてなり、
    前記再生する手段は、前記復号器により前記符号化された第1の動画および第2の動画のいずれか一方のみを復号して再生する、請求項1記載の編集装置。
  6. 前記基準点は、頭出し再生のためのマーカーである、請求項1記載の編集装置。
  7. ユーザの指示を受付けるコントローラ(111)を更に備え、
    前記第1の動画から第2の動画への切換えは、ユーザによる第2の動画の選択をユーザ・コントローラが受付け、その受付に応じて切換える手段が実行する、請求項1記載の編集装置。
  8. 編集装置(100)であって、
    第1の動画および第2の動画のソース(201、261)と、
    前記動画を表示装置に出力する出力部と、
    当該編集装置を制御するプロセッサ(271)と、
    を備え、
    前記プロセッサが、
    前記第1の動画を再生中に、前記第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、前記第1の動画の再生の最後の位置に基準点を設定する、ように構成されてなる、前記編集装置。
  9. 前記プロセッサは、第2の動画を再生中に、第2の動画から第1の動画への再生の切換えに応じて、第2の動画から第1の動画の前記基準点に再生位置を移動させ、前記基準点から第1の動画を再生する、ように構成されてなる、請求項8記載の編集装置。
  10. 前記第1および第2の動画は同時期に撮影された動画であり、
    前記プロセッサは、前記第1の動画を再生中に、該第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、前記第1の動画の基準点と同時点の第2の動画から再生する、ように構成されてなる、請求項8記載の編集装置。
  11. 前記第1および第2の動画は同時期に撮影された動画であり、
    前記プロセッサは、前記第1の動画を再生中に、該第1の動画から第2の動画への再生の切換えに応じて、前記第1の動画の基準点と同時点から予め定められた時間離間した位置から前記同時点まで第2の動画を再生する、ように構成されてなる、請求項8記載の編集装置。
  12. 単一の復号器(241)をさらに備え、
    前記第1および第2の動画は符号化されてなり、
    前記プロセッサは、前記復号器により前記符号化された第1の動画および第2の動画のいずれか一方のみを復号して再生する、ように構成されてなる、請求項8記載の編集装置。
  13. 前記基準点は、頭出し再生のためのマーカーである、請求項8記載の編集装置。
  14. ユーザの指示を受付けるコントローラ(111)を更に備え、
    前記プロセッサは、前記第1の動画から第2の動画への切換えは、ユーザによる第2の動画の選択をユーザ・コントローラが受付け、その受付に応じて切換える、ように構成されてなる、請求項8記載の編集装置。
  15. 第1の動画を再生するステップ(S501)と、
    前記第1の動画の再生中に、第2の動画に再生を切換えるステップ(S505、S515)と、
    前記第2の動画への切換えに応じて、第1の動画を再生した最後の位置に基準点を設定するステップ(510)と、を含む編集方法。
  16. 前記基準点を設定するステップ(510)の後に、
    前記第2の動画を再生するステップ(S515)と、
    前記第2の動画の再生中に、第2の動画以外の他の動画に再生を切換えるステップ(S520、S530)と、
    前記2の動画以外の他の動画への切換えに応じて、第2の動画を再生した最後の位置に他の基準点を設定するステップ(S525)と、
    をさらに含む請求項15記載の編集方法。
  17. 前記基準点を設定するステップの後に、
    前記第2の動画を再生するステップと、
    前記第2の動画の再生中に第1の動画に再生を切換えるステップと、
    前記第1の動画への切換えに応じて、第2の動画を再生した最後の位置に他の基準点を設定するステップと、
    前記第1の動画への切換えに応じて、前記第1の動画の前記基準点に再生位置を移動するステップ(S545)と、
    前記第1の動画を前記基準点から再生するステップ(S601)と、
    前記第1の動画を再生中に、第2の動画に再生を切換えるステップ(S605)と、
    前記第2の動画への切換えに応じて、第2の動画の他の基準点に再生位置を移動して再生するステップ(S610)と、をさらに含む、請求項15記載の編集方法。
  18. 前記第1および第2の動画は同時期に撮影された動画であり、
    前記第2の動画に切換えるステップの後に、前記第1の動画の基準点と同時点から前記第2の動画を再生するステップを、さらに含む、請求項15記載の編集方法。
  19. 前記第1の動画は符号化されて記録部に記憶されており、
    前記第1の動画を再生するステップは、記録部から読み出された符号化された第1の動画を単一の復号器により復号して再生する、請求項15記載の編集方法。
  20. 前記第2の動画は符号化されて記録部に記憶されており、
    前記第2の動画を再生するステップは、記録部から読み出された符号化された第2の動画を単一の復号器により復号して再生する、請求項16記載の編集方法。
  21. コンピュータによって実行される編集プログラムであって、
    第1の動画を再生するステップと、
    前記第1の動画の再生中に、第2の動画に再生を切換えるステップと、
    前記第2の動画への切換えに応じて、第1の動画を再生した最後の位置に基準点を設定するステップと、
    を含む編集プログラム。
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