JP2011258599A - 素子の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】素子をヒートシンクに取り付けるに際し、ねじ止めに代わる固定手段を提供して、コスト高になるのを回避する。
【解決手段】ヒートシンク60に、凸部61が形成され、素子10に、孔13が形成されている。ヒートシンク60が素子10の裏面側に配置され、凸部61が孔13を貫通して、凸部61の先端部が素子10の表面側に臨む。凸部61の先端部には、ばね材30が取り付けられている。ばね材30が、素子10の表面側に弾性的に当接して、素子10に対しその裏面側(ヒートシンク60側)へ向けて凸部61の突出方向と交差する斜め方向への荷重Fを付与するようになっている。
【選択図】図2

Description

本発明は、ヒートシンクに対する素子の取付構造に関する。
素子(発熱素子)をヒートシンクに取り付ける構造が特許文献1に開示されている。素子には、貫通孔が形成され、ヒートシンクには、ねじ孔が形成されている。
素子の取り付けに際し、素子をヒートシンクの表面側に載せ、貫通孔とねじ孔とを整合させた状態で、貫通孔からねじ孔にかけてねじの軸部を挿入する。そして、ねじ孔にねじの軸部をねじ込み、ねじの頭部とヒートシンクとの間に素子を挟み付けて固定するようになっている。
特開2007−324224公報
上記の場合、貫通孔とねじ孔とを整合させる位置決め作業が必要とされ、かかる位置決め作業が適正になされないと、ねじ孔の開口縁にねじの先端部が干渉して、削り粉が生じる等といった問題がある。これに鑑み、ヒートシンクに、素子に位置決め可能に当接する位置決め部を形成することもあるが、その分、ヒートシンクの成型が複雑になり、コストが高くつくという問題がある。また、ヒートシンクに、ねじ締めに伴って素子が連れ回りされるのを防止する回り止め部を、位置決め部とともに形成することもあるが、こうすると、ヒートシンクの成型が益々複雑になるという事情がある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、素子をヒートシンクに取り付けるに際し、ねじ止めに代わる固定手段を提供して、コスト高になるのを回避することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、ヒートシンクに素子を取り付ける構造であって、前記ヒートシンクと前記素子のいずれか一方に、凸部が形成され、他方に、孔が形成され、前記一方が前記他方の裏面側に配置され、前記凸部が前記孔を貫通して、前記凸部の先端部が前記他方の表面側に臨み、前記凸部の先端部には、ばね材が取り付けられており、前記ばね材が、前記他方の表面側に弾性的に当接して、前記他方に対しその裏面側へ向けて前記凸部の突出方向と交差する斜め方向への荷重を付与するようになっているところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ばね材が、前記凸部の先端部にかしめ付けにより固定されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載のものにおいて、前記ばね材が、前記凸部を挟んだ両側で、前記他方の表面側における前記孔の開口縁に沿って当接しているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記凸部及び前記孔が、前記凸部の前記孔内での回転を規制可能な円形以外の断面形状とされているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ばね材が他方(ヒートシンク又は素子)の表面側に弾性的に当接して、他方に対しその裏面側へ向けて凸部の突出方向と交差する斜め方向への荷重を付与するようになっているから、孔内における凸部の遊動が規制され、素子がヒートシンクに位置決め状態で固定される。したがって、素子をヒートシンクに取り付けるに際し、ねじ止めに代わる固定手段が提供される。また、ヒートシンクに位置決め部や回り止め部を形成しなくて済む分、コストが低く抑えられる。
<請求項2の発明>
ばね材が凸部の先端部にかしめ付けにより固定されているから、ばね材と凸部とが簡易な方法で強固に一体化される。
<請求項3の発明>
ばね材が凸部を挟んだ両側で他方の表面側における孔の開口縁に沿って当接しているから、他方に対するばね材の固定力が高められる。
<請求項4の発明>
凸部及び孔の断面形状によって凸部の孔内での回転が規制されるため、ヒートシンクに対する素子の回り止めの信頼性が担保される。
本発明の素子の取付構造の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 凸部を孔に挿入する途中の状態を示す断面図である。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図4によって説明する。実施形態1は、素子10と、素子10が取り付けられるヒートシンク60と、素子10をヒートシンク60に固定するばね材30とを備えている。
素子10は、発熱源としての素子本体(図示せず)と、素子本体の周りを包囲する樹脂部11とからなる。樹脂部11の底面(裏面)は、略水平なフラット面とされ、素子10の取付時に、ヒートシンク60の表面に沿って配置される。この場合、素子10は、絶縁シート(図示せず)等を介してヒートシンク60に間接的に当接することもある。素子本体が発熱すると、該熱は、樹脂部11等を伝って、ヒートシンク60側に放熱される。
樹脂部11には、板状の取付部12が形成され、図4に示すように、取付部12には、孔13が貫通して形成されている。孔13は、断面円形ではなく、図1のB−B断面方向で互いに対向する直線状の第1対向面14と、図1のA−A断面方向で互いに対向する円弧状の第2対向面15とを有する断面俵状をなしている。
ヒートシンク60は、アルミニウム等の金属製の板材であって、アルミダイキャストで構成されている。ヒートシンク60の表面には、素子10の取付位置に対応して、凸部61が一体に形成されている。凸部61は、ヒートシンク60の表面に対して直交する向きに立ち上がる柱状をなし、素子10の孔13内に挿入可能とされている。そして、凸部61は、孔13と対応する断面形状をなし、素子10の取付時に、第1対向面14に沿って配置される直線状の第3対向面62と、第2対向面15に沿って配置される円弧状の第4対向面63とを有している。これにより、孔13内における凸部61の回転が規制され、素子10がヒートシンク60に回動規制状態に保持されるようになっている。
凸部61の先端面(上端面)には、図3に示すように、径方向(本実施形態の場合は図1のA−A断面方向)に沿って延びるとともに、径方向両端に開口する取付溝64が形成されている。また、凸部61の上端面には、取付溝64の両側縁に沿って立ち上がる一対のかしめ片65が形成されている。
ばね材30は、例えば、ばね鋼からなる板ばねであって、図2に示すように、直線帯状に延びる基部31と、基部31の両端から互いに同じ側へ折り返される一対の弾性片32とで構成されている。両弾性片32は、略半円弧状に回曲され、基部31との連結部位を略支点として撓み変形可能とされている。
基部31は、凸部61の取付溝64に嵌着され、さらに、両かしめ片65の折り曲げにより、基部31の両側縁の径方向略中央部に、両かしめ片65が緊密に当接する。これにより、ばね材30が凸部61にかしめ付けして固定され、凸部61からの脱落が確実に阻止される。また、かかるばね材30の固定時に、両弾性片32は、凸部61の上端から径方向両端外方に突出して配置される。
次に、素子10のヒートシンク60への取付方法について説明する。
凸部61の先端部にばね材30をかしめ固定し、その状態で、ヒートシンク60の表面側に素子10を配置する。次いで、素子10をヒートシンク60に向けて引き下ろす。すると、図4に示すように、凸部61の先端部が素子10の孔13にその裏面側から挿入され、凸部61の先端部に固定されたばね材30の両弾性片32が孔13の第2対向面15を摺動して弾縮状態で撓み変形される。
素子10が正規の取付位置に至ると、図2に示すように、取付部12の底面がヒートシンク60の表面に支持されるとともに、凸部61の先端部が素子10の表面側に臨み、かつ、両弾性片32が復帰方向に拡開して素子10の表面側に当接する。このとき、両弾性片32の外側の円弧面が、凸部61を挟んだ径方向両側において、取付部12の表面側における孔13の第2対向面15の開口縁に沿って円弧状に当接する。このため、両弾性片32は、基部31に対し、ヒートシンク60側へ向けて互いに離間しつつ、凸部61の突出方向(取付部12の板厚方向)及び取付部12の板面方向と交差する斜め方向への荷重Fを付与することとなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、凸部61に装着されたばね材30が素子10の表面側に弾性的に当接して、素子10に対しその裏面側(ヒートシンク60側)へ向けて凸部61の突出方向と交差する斜め方向への荷重Fを付与するようになっているから、孔13内における凸部61の遊動が規制され、素子10がヒートシンク60に位置決め状態で確実に固定される。したがって、素子10をヒートシンク60に取り付けるに際し、ねじ止めに代わる固定手段が提供される。しかも、ヒートシンク60から位置決め部や回り止め部を省略できるから、コストが低く抑えられる。
また、ばね材30が凸部61の先端部にかしめ付けにより固定されているため、ばね材30と凸部61とが簡易な方法で強固に一体化される。
また、ばね材30が凸部61を挟んだ両側で素子10の表面側における孔13の開口縁に沿って当接しているから、素子10に対するばね材30の固定力が高められる。
さらに、凸部61及び孔13の断面形状によって凸部61の孔13内での回転が規制されるため、ヒートシンク60に対する素子10の回り止めの信頼性も担保される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態とは逆に、凸部が素子に形成され、孔がヒートシンクに形成されるものであってもよい。
(2)凸部の孔内での回転が規制されるものであれば、凸部及び孔の断面形状を円形以外で特に限定するものではない。また、ねじ止めではないので、場合によっては、回り止め構造そのものを省略することも可能である。
10…素子
13…孔
30…ばね材
32…弾性片
60…ヒートシンク
61…凸部
65…かしめ片
F…荷重

Claims (4)

  1. ヒートシンクに素子を取り付ける構造であって、
    前記ヒートシンクと前記素子のいずれか一方に、凸部が形成され、他方に、孔が形成され、
    前記一方が前記他方の裏面側に配置され、前記凸部が前記孔を貫通して、前記凸部の先端部が前記他方の表面側に臨み、
    前記凸部の先端部には、ばね材が取り付けられており、
    前記ばね材が、前記他方の表面側に弾性的に当接して、前記他方に対しその裏面側へ向けて前記凸部の突出方向と交差する斜め方向への荷重を付与するようになっていることを特徴とする素子の取付構造。
  2. 前記ばね材が、前記凸部の先端部にかしめ付けにより固定されている請求項1記載の素子の取付構造。
  3. 前記ばね材が、前記凸部を挟んだ両側で、前記他方の表面側における前記孔の開口縁に沿って当接している請求項1または2記載の素子の取付構造。
  4. 前記凸部及び前記孔が、前記凸部の前記孔内での回転を規制可能な円形以外の断面形状とされている請求項1ないし3のいずれか1項記載の素子の取付構造。
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