JP2011257076A - ラック間遮蔽構造及び電算機室用空調システム - Google Patents

ラック間遮蔽構造及び電算機室用空調システム Download PDF

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Abstract

【課題】機器収容用ラック間の間隙を確実に閉塞することができるとともに、地震時における機器収容用ラックや構造物の挙動による破損を防止することができ、さらに、地震終了時には再び間隙を閉塞するように自動復帰することが可能なラック間遮蔽構造及び電算機室用空調システムを提供する。
【解決手段】通路4を挟んで両側に複数並設される機器収容用ラック3を備えた電算機室用空調システムにおいて、通路4を挟んで両側に配された機器収容用ラック3同士の側面3c,3c間に形成された間隙を閉塞する遮蔽構造20を設ける。遮蔽構造20は、間隙Wの上下方向にわたって延在し、側面3cの対向方向に伸縮可能な構成とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、機器収容用ラックと空気調和装置とを備えた電算機室用空調システムにおけるラック間遮蔽構造に関する。
従来、ある空間の空気の流れや温度を調整するための種々の空調システムが提案されている。これら空調システムの中の一つとして、高集約化・高発熱化の傾向にあるIT機器や通信装置等が設置される電算機室内において、機器周辺の空気の流れや温度を調整する電算機室用空調システムが知られている。この電算機室用空調システムとしては、通路を挟んだ両側にそれぞれ並設された複数の機器収容用ラックと、機器収容用ラックの側方であって、所定空間に対向配置された空気調和装置とを備えたものがある。
このような構成の電算機室用空調システムにおいては、空気調和装置が、冷却用空気を下方に吹き出すと、その冷却用空気が通路に送られて、機器収容用ラックにその前面から吸い込まれる。そして、冷却用空気は、機器収容用ラックに収容された機器を冷却することにより暖められた後、機器収容用ラックの上面又は背面から排出される。このように暖められて排出された空気(温熱空気)は、電算機室の外部空間を流動して、空気調和装置に吸い込まれて、再び冷却され吹き出される。これにより、電算機室内の空気の流れや温度がコントロールされている。
ところが、暖められて機器収容用ラックから排出された温熱空気の一部は、空気調和装置に送られることなく、外部空間からダイレクトに通路に還流されてしまう場合がある。その場合、通路に還流された温熱空気が、暖められた状態のまま再び機器収容用ラックに吸い込まれてしまうことになる。即ち、通路にて空気調和装置から供給された冷却用空気と機器収容用ラックから排出された温熱空気とが混合してしまい、機器の冷却効率を低下させてしまうという問題があった。これに対応すべく、例えば特許文献1においては、通路の両端や該通路を挟んで対向する機器収容用ラック同士の上面に、板やスクリーン等の遮蔽板を架け渡すことにより、上方又は通路空間から所定空間への空気の流動の防止を図っている。
ところで、機器収容用ラックに収容された機器を効率的に冷却するためには、通路を密閉すべく、隣接する機器収容用ラック同士を密着させて、これらの間に間隙を形成しないことが好ましい。しかしながら、施工誤差や耐震性を考慮した場合、これら機器収容用ラック同士を例えば数mm〜数十mmの間隔をあけて配置する必要がある。また、設置条件によっては、柱等の構造物がある場合や機器収容用ラック等の未設置箇所があるような場合もあり、間隔が数十mm〜数十cm程度になることもある。そこで、これにより形成された間隙が、数mmの場合にはスポンジゴムを用いて、また、数十mm以上と比較的大きい場合には、鉄板加工物等の遮蔽板を用いることで当該間隙を閉塞し、冷却効率の向上を図っている。
特許第3835615号公報
ところで、機器収容用ラック内には必ずしも同様の機器が同一箇所に収容されるとは限らず、この機器の重量やラック内の設置箇所によっては機器収容用ラック同士の重量・重心が互いに異なるものとなる。また、全く異なる種別の機器収容用ラックが隣接することもある。この場合、地震発生時における隣り合う機器収容用ラックの振動又は揺動の挙動が異なるものとなるため、互いに干渉することを避けるべく、これら機器収容用ラック同士の間に例えば50〜100mm程の間隙を形成する必要がある。また、機器収容用ラックの間に柱等の構造物がある場合にも、当該構造物と機器収容用ラックとの地震発生時の挙動の違いから、やはり、上記同様間隙を形成しなければならない。
このような間隙は、スポンジゴムでは該間隙の幅が大き過ぎるため適切に閉塞することができない。そこで、鉄板加工物等の遮蔽板を用いて当該間隙を閉塞することになるが、この場合、地震時の機器収容用ラックの挙動によっては該遮蔽板に過大な負荷がかかってしまう。その結果、遮蔽板や機器収容用ラック、構造物に変形や破損が生じてしまい、冷却効率が低下してしまうおそれがあった。
また、地震が収まった際には、ずれてしまった遮蔽板を初期位置に戻したり、破損箇所を修理・交換等する作業を要するため、復旧に時間がかかり、その間の冷却効率が低下してしまうという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑み、機器収容用ラック間の間隙あるいは機器収容用ラックと構造物との間の間隙を確実に閉塞することができるとともに、地震時における機器収容用ラックや構造物の挙動による破損を防止することができ、さらに、地震終了時には再び間隙を閉塞するように自動復帰することが可能なラック間遮蔽構造及び電算機室用空調システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の手段を提案している。
即ち、本発明に係るラック間遮蔽構造は、床下に内部空間を有する通路を挟んだ両側にそれぞれ複数並設され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気(温熱空気)を排出する機器収容用ラックと、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が、前記内部空間を流動して、前記通路に設けられた孔からさらに前記通路の床上に流動し、この冷却用空気が前記機器収容用ラックに収容された機器を冷却した後、前記機器収容用ラックの上方の空間を流動して前記空気調和装置に再び吸引される電算機室用空調システムにおいて、隣り合う前記機器収容用ラックの互いに対向する側面間、あるいは前記機器収容用ラックと構造物との互いに対向する側面間に形成された間隙を閉塞するラック間遮蔽構造であって、前記間隙の上下方向にわたって延在し、前記側面の対向方向に伸縮可能とされていることを特徴とする。
このような特徴のラック間遮蔽構造によれば、隣り合う機器収容用ラックの側面間あるいは機器収容用ラックと構造物との側面間に形成された間隙を、遮蔽構造が閉塞するため、機器収容用ラックから排出された温熱空気が通路に還流されて機器収容用ラックに吸い込まれてしまうことを回避できるとともに、この温熱空気を空気調和装置に確実に送ることができ、機器の冷却効率を向上させることができる。
また、地震発生時における機器収容用ラックあるいは構造物の振動や揺動により間隙の幅が変化した場合、当該幅の大きさに応じて遮蔽構造が伸縮する。即ち、遮蔽構造が機器収容用ラックや構造物の挙動に追従して伸縮することになるため、遮蔽構造と機器収容用ラックもしくは構造物とが互いに大きな負荷を及ぼすことはない。したがって、遮蔽構造、機器収容用ラック、構造物が変形・破損してしまうことを防止することができ、冷却効率を高く維持することが可能となる。
また、本発明に係るラック間遮蔽構造においては、一方の前記側面側に配置された第一遮蔽板と、他方の前記側面側に配置された第二遮蔽板とを備え、これら第一遮蔽板と第二遮蔽板とが、前記側面の対向方向に互いに相対移動可能に接続されていることが好ましい。
これによって、第一遮蔽板と第二遮蔽板とにより一対の側面間に形成された間隙を確実に閉塞することができる。また、地震等により機器収容用ラックあるいは構造物が振動、揺動した場合には、第一遮蔽板と第二遮蔽板とが側面の対向方向に相対移動することで、これら第一遮蔽板及び第二遮蔽板が互いに負荷を及ぼすことにより生じる損傷を防止できる。
このラック間遮蔽構造においては、前記第二遮蔽板の少なくとも一部が、前記第一遮蔽板の内部に収納されていることが好ましい。
このように、遮蔽構造が第一遮蔽板内に第二遮蔽板が収納される入れ子式とされることで、間隙を確実に閉塞して通路の密閉性を担保しながら、これら第一遮蔽板と第二遮蔽板とを側面の対向方向に容易に相対移動可能とすることができる。これによって、遮蔽構造、機器収容用ラック、構造物が変形・破損してしまうことをより確実に防止し、冷却効率を維持することが可能となる。
さらに、このラック間遮蔽構造においては、前記第一遮蔽板が一方の前記側面に固定されるとともに前記第二遮蔽板が他方の前記側面に固定されており、前記第一遮蔽板の内部に収納される前記第二遮蔽板の一部における角部に、R形状が形成されていることが好ましい。
第一遮蔽板及び第二遮蔽板をそれぞれ互いに対向する側面に固定することで遮蔽構造を頑強なものとすることができる。また、第一遮蔽板の内側に収納される第二遮蔽板の角部がR形状をなしていることにより、機器収納用ラックや構造物が振動、揺動した際に、第一遮蔽板と第二遮蔽板とを円滑に相対移動させることができる。
一方、本発明に係るラック間遮蔽構造においては、前記第一遮蔽板が一方の前記側面に固定されており、前記第一遮蔽板の内側に、前記第二遮蔽板を他方の前記側面側に向かって付勢する付勢部材を備えるものであってもよい。
第一遮蔽板の内側から第二遮蔽板を他方の側面に向かって付勢することで、側面間の間隙を確実に閉塞することができる。また、地震時に間隙の幅が変化した場合には、第二遮蔽板が付勢部材の付勢力にしたがって突出し、あるいは、該付勢力に抗して第一遮蔽板内に後退する。これにより、遮蔽構造を機器収容用ラックや構造物の挙動に合わせて柔軟に伸縮させることができるため、地震時においても間隙を閉塞しながら、損傷が生じてしまうことを防止できる。さらに、地震が収まった際には、第二遮蔽板が付勢部材の付勢によって再び間隙を閉塞するため、自動復帰を図ることが可能となる。
また、このラック間遮蔽構造においては、前記第二遮蔽板が上下方向に複数に分割されていることが好ましい。
機器収容用ラックや構造物はその下部が床面上に載置又は固定されているため、地震時においては、当該機器収容用ラック及び構造物が傾くような挙動を示し、即ち、上部に向かうにしたがって水平方向の変位量が大きくなる挙動を示す。この点、本発明においては、第二遮蔽板が上下方向に分割された構造をなしていることにより、機器収容用ラック及び構造物の各高さ位置における水平方向変位量に合わせて、分割された各第二遮蔽板が突出、後退することになる。これによって、上下方向の間隙の幅の違いに柔軟に対応して、間隙を確実に閉塞することが可能となる。
さらに、本発明に係るラック間遮蔽構造においては、前記第一遮蔽板と前記第二遮蔽板との下部に設けられ、これら第一遮蔽板と第二遮蔽板との立設状態をそれぞれ保持する支持部を備えるものであってもよい。
これによって、機器収容用ラックや構造物が振動、揺動した場合であっても第一遮蔽板と第二遮蔽板とによる間隙の閉塞状態を確実に維持することができるとともに、機器収容用ラックの側面に遮蔽板を固定する必要がなくなり、床面から支持することでより確実に遮蔽構造を固定することができる。
また、本発明に係るラック間遮蔽構造においては、前記遮蔽構造が、弾性体からなるとともに上下方向に延びる筒体を備え、該筒体が前記側面の少なくとも一方に固定されていることものであってもよい。
弾性体から形成されるとともに内部がくり貫かれた中空状の筒体を遮蔽構造として採用することで、間隙の幅の大きさに合わせて遮蔽構造自体を柔軟に伸縮させることができる。これによって、間隙Wを確実に閉塞することができるととともに、遮蔽構造、機器収容用ラック、構造物の変形・破損をより確実に防止して冷却効率を一層適切に維持することが可能となる。
本発明に係る電算機室用空調システムは、上記いずれかのラック間遮蔽構造を備えることを特徴とする。
本発明の電算機室用空調システムによれば、遮蔽構造が側面の対向方向に伸縮可能とされていることにより、機器収容用ラック間の間隙あるいは機器収容用ラックと構造物との間の間隙を確実に閉塞することができる。また、地震時における機器収容用ラックや構造物の挙動による破損を防止することが可能となる。
第一実施形態の電算機室用空調システムの概略構成を示す斜視図である。 機器収容用ラックを通路側から見た図であって、該機器収容用ラックの挙動を説明する図である。 第一実施形態の電算機室用空調システムのラック群を通路側から見た図である。 第一実施形態の電算機室用空調システムの遮蔽構造の斜視図である。 図4の部分拡大図である。 第二実施形態の電算機室用空調システムの遮蔽構造の斜視図である。 第三実施形態の電算機室用空調システムの遮蔽構造の斜視図である。 第四実施形態の電算機室用空調システムの遮蔽構造の斜視図である。 複数の機器収容用ラックの間に柱(構造物)が設置されている場合の遮蔽構造の設置例を説明する図である。 複数の機器収容用ラックの間にラック型空気調和装置を配置した場合の遮蔽構造の設置例を説明する図である。 複数の機器収容用ラックの間に該機器収容用ラックの未設置箇所がある場合の遮蔽構造の設置例を説明する図である。 機器収容用ラックの未設置箇所に、多機能パネルを備えた遮蔽構造を設置した場合を説明する図である。 複数の機器収容用ラックの一つの高さが異なる場合の遮蔽構造の設置例を説明する図である。 複数の機器収容用ラックの一つの高さが異なる場合に形成された間隙を、多機能パネルを備えた遮蔽構造で閉塞した状態を説明する図である。
以下、本発明の実施形態におけるラック間遮蔽構造及び電算機室用空調システムについて、図面を参照して説明する。
図1に示す電算機室用空調システム100は、箱状に形成された電算機室101において利用されるものである。まず、電算機室101について説明する。電算機室101には、床下に内部空間5を有する二重床2を備えている。この二重床2には、長手方向に延びる通路4が形成されている。
また、二重床2には、その厚さ方向に貫通する矩形状の長孔8が形成されており、該長孔8の縁部全周には、長孔8を覆う矩形板状の孔空きパネル7が嵌め込まれている。この孔空きパネル7には、厚さ方向に貫通する複数の孔が形成されており、これによって、床下の内部空間5と通路4の空間とが、それら複数の孔を介して連通状態とされている。
次に、電算機室101において利用される電算機室用空調システム100について説明する。電算機室用空調システム100は、通路4を挟んで両側にそれぞれ複数が並設されたラック(機器収容用ラック)3と、空気調和装置6とを備えている。
ラック3は、略直方体形の箱状に形成されており、通信装置等の各種機器を収容するものである。これらラック3は、通路4の長手方向に沿って、該通路4の短手方向の両側、即ち、通路幅方向の両側にそれぞれ複数ずつ配列されている。本実施形態においては、通路4のそれぞれ両側にラック3が5つずつ並設されており、これにより通路4両側に5つのラック3からなるラック群9が構成されている。また、ラック3は、通路4を向く前面3bに形成された給気口(不図示)から、通路4の空間の空気を給気し、給気した空気を上面3a又は背面の排出口(図示省略)から上方又は後方に向けて排出するようになっている。
ここで、地震によりラック3に振動又は揺動が生じた場合のラック3の挙動について説明する。本実施形態において、ラック3は、その長手方向を鉛直方向に配して二重床2上に固定されており、例えばその外形寸法は、幅600mm〜700mm、奥行き900mm〜1200mm、高さ2000mm程度に形成されている。このようにラック3が鉛直方向に延在して形成され、比較的高さが高く、かつ、比較的重量のある通信装置等が収容されているため、地震等が生じた場合には、図2に示すように、上方に向かうにつれてラック3の水平方向の変位量が大きくなる挙動を示す。即ち、ラック3の底面は二重床2上に固定された底面が固定端とされる一方、上面3aが自由端とされていることにより、該上面3aでの変位量が大きくなるのである。
また、本実施形態のラック群9においては、図3に示すように、通路4の長手方向の一端側(図1、図3における右側)の4つのラック3Aは、同様の機器が同一箇所に収納されていることにより、重量・重心が等しいものとされている。したがって、これらラック3Aは地震時に同様の挙動を示し、互いに干渉することがないため、側面3c同士を密着させた状態で配列され、その上面3a同士が固定部材3dによって連結されている。
一方、通路4の長手方向の他端側(図1、図3における左側)の1つのラック3Bは、ラック3Aとは収容される機器の種類・配置箇所が異なることによりラック3Bの重量・重心がラック3Aとは異なるものとされている。この場合、隣り合うラック3A,3Bは地震時の挙動も互いに異なるものとなる。したがって、地震時におけるこれらラック3A,3B同士の干渉を回避するため、ラック3Bは隣り合うラック3Aに対して所定距離(例えば50〜100mm)間隔をあけた状態で配置されている。
これによって当該ラック3Aの側面3cとラック3Bの側面3cとの間には上下方向わたって延びる間隙Wが形成されており、該間隙Wによって、通路4と電算機室101内における通路4の外部側とが連通状態とされている。
そして、この間隙Wに、該間隙Wを上下全域にわたって閉塞するための遮蔽構造(ラック間遮蔽構造)20が設けられている。この遮蔽構造20の構成については後述する。
空気調和装置6は、図1に示すように、略箱状に形成されており、その配置箇所は、ラック3の側方であって通路4の長手方向の一端側とされている。そして、空気調和装置6は、下面6bの吹出口から冷却用空気を吹き出し、電算機室101の上方空間を流動する空気をその上面6aの吸引口から吸引し、当該空気を冷却した後、再び吹出口から吹き出すように構成されている。
また、通路4の長手方向の一端、即ち、空気調和装置6側の端部には、該通路4の空間と外部空間とを区画する壁体13が設けられている。この壁体13と空気調和装置6とは、互いに間隔を開け配設されている。また、壁体13には、開閉自在の扉13aが設けられている。
このような壁体13により、通路4側の空間と空気調和装置6側の空間とが遮断され、孔空きパネル7から吹き出された冷却用空気が直接的に空気調和装置6の吸込口に吸い込まれる現象であるいわゆるショートサーキット現象の防止が図られている。したがって、内部空間5に充分な量の冷却用空気を供給することができるとともに、空気調和装置6から離間したラック3にも充分に冷却用空気を送ることができ、冷却効率を向上させることができる。さらに、扉13aが設けられていることにより、作業員が扉13aを通って通路4内に出入りすることができる。
また、通路4の長手方向の他端、即ち、空気調和装置6から離間した側の端部にも、開閉自在の扉14aを有する壁体14が設けられている。これにより、ラック3から排出された温熱空気が通路4の他端側で回り込んで通路4内に入り込むことの防止が図られている。したがって、他端側のラック3の上部に収容された機器であっても充分に冷却を行うことができる。また、扉14aが設けられていることにより、作業員が扉14aを通って通路4内に出入りできる。このようにして、通路4の長手方向の両端には、該両端を遮蔽する一対の両端遮蔽部として、壁体13,14が配設されている。
また、通路4を挟んで両側に配されたラック3の上面3a同士の間には、通路4の上側全域を覆うようにして上部遮蔽体11が架け渡されている。これにより、通路4とラック3の上方の空間とが区画され、ラック3の上面3a又は背面から排出された温熱空気が通路4の空間に流動することが規制されることで、通路4の空間が二重床2の床上から上部遮蔽体11にわたって冷却用空気で常に満たされることになる。
次に、本実施形態における上記遮蔽構造20の構成について説明する。この遮蔽構造20は、ラック3A,3B間に形成された間隙Wを閉塞する役割を有しており、図4に示すように、第一遮蔽板21及び第二遮蔽板22とを備えている。
第一遮蔽板21は、間隙Wの上下方向全域にわたって延びる矩形板状の部材であって、基端部21aが第一固定プレート23を介してラック3Bの側面3c(一方の側面3c)に取り付けられている。これにより、第一遮蔽板21は、ラック3Aに向かって突出するようにラック3Bの側面3cに一体に固定されている。また、この第一遮蔽板21の内部は中空状とされており、ラック3A側の端部、即ち、第一遮蔽板21の先端部21bには、上下方向全域に延びる開口部が形成されている。
第二遮蔽板22は、間隙Wの上下方向全域にわたって延びて、第一遮蔽板22よりも一回り小さく形成された矩形板状の部材であって、その基端部22aが第二固定プレート24を介してラック3Aの側面3c(他方の側面3c)に取り付けられている。これにより、第二遮蔽板22はラック3Bに向かって突出するようにラック3Aの側面3cに一体に固定されている。そして、この第二遮蔽板22のラック3B側の端部、即ち、第二遮蔽板22の先端部22bは、第一遮蔽板21の開口部から挿入されて、該第一遮蔽板21内部に収納されている。
これにより、ラック3A及び3Bの側面3cに互いに対向するように固定された第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とが、側面3cの対向方向に相対移動可能に接続した状態とされており、即ち、本実施形態の遮蔽構造20は、第一遮蔽板21内に第二遮蔽板22の一部が収納された入れ子式とされているのである。
なお、例えば図5に示すように、第一遮蔽板21内に収納される第二遮蔽板22の先端部22bの上側角部22cは、先端部22bと第二遮蔽板22の上端部22dとを滑らかに接続するR形状とされていることが好ましい。
このような構成の遮蔽構造20においては、第一遮蔽板21内に第二遮蔽板22の先端部22bが収納されることで、これら第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とが接続されていることにより、間隙Wをその上下方向全域にわたって閉塞している。したがって、ラック3から排出された温熱空気が通路に還流されて再びラック3に吸い込まれてしまうことを回避できるとともに、この温熱空気を空気調和装置6に確実に送ることができ、機器の冷却効率を高く維持することができる。
また、地震発生時にラック3A,3Bが振動、揺動して間隙Wの幅が変化した場合には、当該幅の大きさに応じて第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とが側面3cの対向方向に相対移動する。これにより、第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とが互いに負荷を及ぼすことを回避して、遮蔽構造20自体をラック3A,3Bの挙動に追従して伸縮させることができる。したがって、遮蔽構造20やラック3A,3Bが変形、破損してしまうことを防止でき、冷却効率を維持することが可能となる。
さらに、本実施形態においては、第一遮蔽板21及び第二遮蔽板22がそれぞれ互いに対向する側面3cに固定されているため、遮蔽構造20を頑強なものとすることができ、間隙Wの閉塞状態を確実なものとすることができる。
また、第一遮蔽板21の内側に収納される第二遮蔽板22の先端部22bの角部22cがR形状をなしていることにより、ラック3A,3Bが振動、揺動した際に第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とを円滑に相対移動させることができる。これにより、遮蔽構造20やラック3A,3Bの変形、破損をより確実に防止することができる。
なお、第一実施形態の遮蔽構造20においては、第一遮蔽板21及び第二遮蔽板22の双方を側面3cに固定した構成としたが、いずれか一方のみが側面3cに固定された構成であってもよい。この場合であっても、第二遮蔽板22の先端部22bが第一遮蔽板21内に挿入されていることから、両者の接続状態が解除されることなく、間隙Wを確実に閉塞することができる。
また、第一固定プレート23及び第一遮蔽板21もしくは第二固定プレート24及び第二遮蔽板22をを強固に固定するのではなく、例えばピン固定とすることで第一遮蔽板21、第二遮蔽板22の奥行き方向に移動できるようにすることで、地震発生時に側面3cの対向方向への振動、揺動へ追従するだけでなく、水平方向へ振動、揺動した場合の変位にも追従させることが出来る。この際、第一遮蔽板21の基端部21a及び第二遮蔽板22の基端部22aの断面形状を略半円形状として、ピン支点としての変位が可能とされた構成であってもよい。あるいは第一遮蔽板21の基端部21a及び第二遮蔽板22の基端部22aにゴム等の柔軟材が布設されていてもよい。
次に、本発明の第二実施形態について説明する。
この第二実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。第二実施形態は、間隙Wを閉塞する遮蔽構造20の構成について、第一実施形態とは相違する。
第二実施形態の遮蔽構造20は、図6に示すように、スライドボックス(第一遮蔽板)31と、スライドパーツ(第二遮蔽板)32と、バネ部材(付勢部材)33とを備えている。
スライドボックス31は、間隙Wの上下方向全域にわたって延びる矩形板状の部材であって、基端部31aが固定プレート34を介してラック3Bの側面3c(一方の側面3c)に取り付けられている。これにより、スライドボックス31は、ラック3Aに向かって突出するようにラック3Bの側面3cに一体に固定されている。
また、このスライドボックス31のラック3A側の端部、即ち、スライドボックス31の先端部31bには、複数の矩形孔部31cが形成されている。この矩形孔部31cは、先端部31bから略矩形状に窪む凹部であって、先端部31bの上下方向にわたって並設されるように複数が形成されている。
スライドパーツ32は、上下方向に延びる板状をなす部材であって、スライドボックス31の各矩形孔部31cに収容されるようにして複数が設けられている。このスライドパーツ32は、矩形孔部31cにスライド可能に挿入可能な外形を有しており、そのラック3A側を向く面、即ちスライドパーツ32の先端面32aの全面には、例えばゴムや樹脂等からなる弾性材35が設けられている。
バネ部材33は、スライドボックス31の矩形孔部31c内に配置されており、該矩形孔部31c内の壁面とスライドパーツ32の後端面32bとを接続している。これにより、スライドパーツ32は、当該バネ部材33によって矩形孔部31cから突出する方向、即ち、ラック3A側へと向かって付勢されている。
これによって、本実施形態の遮蔽構造20は、スライドボックス31の先端部31bには、上下に複数に分割されたように配置されたスライドパーツ32が、ラック3A側に向かって突出するように相対移動する構成をなしている。
このような構成の遮蔽構造20においては、スライドボックス31から突出する複数のスライドパーツ32の先端面32aがラック3Aの側面3cに当接することで、間隙Wをその上下方向全域にわたって閉塞することができる。これによって、ラック3から吹き出された空気が通路に還流されて再びラック3に吸い込まれてしまうことを回避できるとともに、この空気を空気調和装置6に確実に送ることができ、機器の冷却効率を充分に確保することができる。
また、地震発生時にラック3A,3Bが振動、揺動して間隙Wの幅が変化した場合には、スライドパーツ32がバネ部材33の付勢にしたがって突出し、又は、付勢に抗して後退する。これにより、遮蔽構造20自体がラック3A,3Bの挙動に追従して伸縮することになるため、第一実施形態と同様、遮蔽構造20、ラック3A,3Bの変形、破損を防止でき、冷却効率を維持することが可能となる。さらに、地震が収まった際には、スライドパーツ32がバネ部材33の付勢によって自動的に初期の状態に戻るため、自動復帰を図ることが可能となる。
さらに、本実施形態においては、上下に独立して複数設けられたスライドパーツ32がスライドボックス31に対して相対移動可能とされていることにより、ラック3A,3Bの各高さ位置の水平方向変位量に合わせて、スライドパーツ32をそれぞれ側面3cの対向方向に変位させることができる。これによって、ラック3A,3Bが傾斜することによる上下方向の間隙の幅の違いに柔軟に対応して、間隙を確実に閉塞することが可能となる。
さらに、高さ方向での変位差に応じて、変位の大きい上部ではスライドボックス31とスライドパーツ32の相対移動可能な深さを大きくし、変位の小さい下部では相対移動可能な深さを小さくしてもよい。
次に、本発明の第三実施形態について説明する。
この第三実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。第三実施形態は、間隙Wを閉塞する遮蔽構造20の構成について、第一実施形態とは相違する。
この第三実施形態の遮蔽構造20は、図7に示すように、第一実施形態と同様、入れ子式の第一遮蔽板21及び第二遮蔽板22を備えており、さらに、これら第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とをそれぞれ支持するための一対の支持部25を備えている。
即ち、支持部25は、それぞれラック3A,3Bの側面3cに沿って水平方向に延びる床面上に配置される支持板25aの前端に、立設状態とされた第一遮蔽板21又は第二遮蔽板22の下端が固定されている。また、支持板25bの後端側には、上方に向かうにしたがって通路4側に延びる支持棒25bの下端がそれぞれ固定されており、該支持棒25bの先端は第一遮蔽板21又は第二遮蔽板22の裏面に固定されている。この支持部25によって、第一遮蔽板21と第二遮蔽板22との立設状態が保持されている。
このような構成の遮蔽構造20においては、第一実施形態と同様、入れ子式とされた第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とによって間隙Wを閉塞する構成のため、地震時にラック3A,3Bが振動、揺動した際には、第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とが側面3cの対向方向に相対移動する。即ち、遮蔽構造20が伸縮する構成のため、間隙Wのサイズに応じて設置可能であるとともに、該遮蔽構造20及びラック3A,3Bの損傷を回避することができる。
また、このように容易に相対移動が可能な一方で、支持部25によって第一遮蔽板21と第二遮蔽板22との立設状態が確実に保持されるため、遮蔽構造20自体を頑強なものとすることができる。これによって、間隙Wの幅が広い場合であっても、確実に当該間隙を閉塞しつつ、地震時には第一遮蔽板21と第二遮蔽板22との相対移動により損傷を回避することができる。
なお、第一遮蔽板21と第二遮蔽板22とを例えばビス等を用いて相対移動不能に固定してもよい。この場合、間隙Wの幅の変化に合わせて伸縮することはできなくなるが、遮蔽構造20自体をより頑強なものとすることができ、隣接するラックと連結することで一体的な構造とすることができるとともに、地震時に倒れてしまうことを防止することができる。
次に、本発明の第四実施形態について説明する。
この第四実施形態においては、第一実施形態と同様の構成要素については同一の符号を付して、その説明を省略する。第四実施形態は、間隙Wを閉塞する遮蔽構造20の構成について、第一実施形態とは相違する。
この第四実施形態の遮蔽構造20は、図8に示すように、ゴムや樹脂等の弾性材料からなる筒体26を備えている。この筒体26は中空筒状をなしてラック3Bの側面3cに上下方向に延びるように配されており、その水平断面形状は略半円形状とされている。
より詳細には、この筒体26は、水平断面形状において直線状をなす平坦部26aと、該平坦部26aの両端に接続されて円弧状をなす半円部26bとを有している。平坦部26aの外面には、上下方向に延びる板状をなす支持プレート28が固定されており、該支持プレート28が固定プレート27を介してラック3Bの側面3cに取り付けられることで、筒体26が側面3cに一体に固定されている。これにより、半円部26bがラック3Aに向かって突出するように配置され、当該半円部26bの頂部がラック3Aの側面3cに密着することになる。
なお、上記支持プレート28に代えて、例えば平坦部26aの外面両端に固定プレート27を直接的に固定可能な溝を設け、これによって、筒体26が固定プレート27によってラック3Bの側面3cに取り付けられた構成であってもよい。
このような構成の遮蔽構造20においては、筒体26の頂部がラック3Aの側面3cに密着することで、ラック3A,3B間に形成された間隙Wを密閉度高く閉塞することができる。また、地震時にラック3A,3Bが振動、揺動した際には、中空状とされた筒体26が側面3cの対向方向に容易に伸縮することで、間隙Wの閉塞状態を確保しながら、ラック3A,3B同士が干渉を回避して、これらラック3A,3Bの変形、破損を防止することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば実施形態においては、重心・重量の異なるラック3A、3B間に間隙Wを形成し、この間隙Wを閉塞するために遮蔽構造20を設けた構成について説明したが、これに限定されることはなく、例えば図9に示すように、ラック群9のラック3、3の間に柱等の構造物15がある場合に、互いに対向するラック3の側面3cと構造物15の側面15aとの間に間隙Wを形成し、この間隙を閉塞するために遮蔽構造20を設けた構成であってもよい。
即ち、柱等の構造物15は地震時における挙動がラック3と異なるものとなる。したがって、当該挙動によるラック3と構造物15との干渉を回避すべく、ラック3と構造物15との間にも例えば50〜100mmの間隙Wを形成することが好ましい。この間隙Wに遮蔽構造20を適用することで、当該間隙Wを確実に閉塞して冷却効率の向上を図りつつ、地震時におけるラック3や構造物15の変形や破損を防止することができる。
また、例えば図10に示すように、ラック群9のラック3,3の間にラック型空気調和装置16を設け、互いに対向するラック型空気調和装置16の側面16aとラック3の側面3cとの間に間隙Wを形成し、この間隙を閉塞するために遮蔽構造20を設けた構成であってもよい。
上記ラック型空気調和装置16は、ラック3と重心・重量が異なるため地震時の挙動がラック3と異なるものとなり、さらに、空気を冷却するためのコンプレッサー等により常時振動が発生する。よって、地震時におけるラック3とラック型空気調和装置16との干渉の回避し、さらに、ラック型空気調和装置16の振動がラック3に伝達して機器に悪影響を与えることを防止するために、ラック3とラック型空気調和装置16との間にも所定の間隙Wを形成することが好ましい。当該間隙Wを閉塞するために実施形態の遮蔽構造20を適用することにより、当該間隙Wを確実に閉塞しつつ、地震時における破損や振動の伝達による故障を防止することができる。
さらに、例えば図11に示すように、ラック群9におけるラック3とラック3の間にラック等の未設置箇所がある場合に、当該未設置箇所により生じた間隙Wを遮蔽構造20を用いて閉塞してもよい。これによっても、上記同様、冷却効率の向上を図ることができる。
さらに、第一〜第三実施形態では、図12に示すように、遮蔽構造20に種々の機能を付加してもよい。即ち、図12に示す遮蔽構造には、その前面に、通路4内の温度を検出するための温度センサー42、上下に延びて各高さ位置における温度・湿度・圧力を検出可能な多点センサー46等を設けてもよい。
また、例えば図13に示すように、ラック群9のラック3,3間に該ラック3よりも高さの低い低架ラック17がある場合に、当該低架ラック17の側面17aとラック3の側面3cとの間の間隙W、及び、低架ラック17の上方に形成されるラック3,3間の間隙Wを遮蔽構造20を用いて閉塞してもよい。この場合、遮蔽構造20は、各間隙Wのサイズに合わせて複数のパーツに分離して設置される。これによっても、上記同様、冷却効率の向上を図ることができる。さらにこの場合にも、図14に示すように、遮蔽構造20に温度・湿度・圧力を検出可能な多点センサー46等の各種機器を設けてもよい。
2 二重床
3 ラック
3A ラック
3B ラック
3c 側面
4 通路
5 内部空間
6 空気調和装置
7 孔空きパネル
8 長孔
9 ラック群
11 上部遮蔽体
15 構造物
15a 側面
16 ラック型空気調和装置
16a 側面
17 低架ラック
17a 側面
20 遮蔽構造(ラック間遮蔽構造)
21 第一遮蔽板
21a 基端部
21b 先端部
22 第二遮蔽板
22a 基端部
22b 先端部
23 第一固定プレート
24 第二固定プレート
25 支持部
26 筒体
27 固定プレート
28 支持プレート
31 スライドボックス(第一遮蔽)
31a 基端部
31b 先端部
31c 矩形孔部
32 スライドパーツ(第二遮蔽板)
32a 先端面
32b 後端面
33 バネ部材(付勢部材)
34 固定プレート
35 弾性材
100 電算機室用空調システム
101 電算機室
W 間隙

Claims (9)

  1. 床下に内部空間を有する通路を挟んだ両側にそれぞれ複数並設され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気を排出する機器収容用ラックと、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が、前記内部空間を流動して、前記通路に設けられた孔からさらに前記通路の床上に流動し、この冷却用空気が前記機器収容用ラックに収容された機器を冷却した後、前記機器収容用ラックの上方の空間を流動して前記空気調和装置に再び吸引される電算機室用空調システムにおいて、隣り合う前記機器収容用ラックの互いに対向する側面間、あるいは前記機器収容用ラックと構造物との互いに対向する側面間に形成された間隙を閉塞するラック間遮蔽構造であって、
    前記間隙の上下方向にわたって延在し、前記側面の対向方向に伸縮可能とされていることを特徴とするラック間遮蔽構造。
  2. 一方の前記側面側に配置された第一遮蔽板と、他方の前記側面側に配置された第二遮蔽板とを備え、
    これら第一遮蔽板と第二遮蔽板とが、前記側面の対向方向に互いに相対移動可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載のラック間遮蔽構造。
  3. 前記第二遮蔽板の少なくとも一部が、前記第一遮蔽板の内部に収納されていることを特徴とする請求項2に記載のラック間遮蔽構造。
  4. 前記第一遮蔽板が一方の前記側面に固定されるとともに前記第二遮蔽板が他方の前記側面に固定されており、
    前記第一遮蔽板の内部に収納される前記第二遮蔽板の一部における角部に、R形状が形成されていることを特徴とする請求項3に記載のラック間遮蔽構造。
  5. 前記第一遮蔽板が一方の前記側面に固定されており、
    前記第一遮蔽板の内側に、前記第二遮蔽板を他方の前記側面側に向かって付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項3に記載のラック間遮蔽構造。
  6. 前記第二遮蔽板が上下方向に複数に分割されていることを特徴とする請求項5に記載のラック間遮蔽構造。
  7. 前記第一遮蔽板と前記第二遮蔽板との下部に設けられ、これら第一遮蔽板と第二遮蔽板との立設状態をそれぞれ保持する支持部を備えることを特徴とする請求項3に記載のラック間遮蔽構造。
  8. 弾性体からなるとともに上下方向に延びる筒体を備え、該筒体が前記側面の少なくとも一方に固定されていることを特徴とする請求項1に記載のラック間遮蔽構造。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載のラック間遮蔽構造を備えた電算機室用空調システム。



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