JP5184399B2 - 電算機室用空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、電算機室用空調システムに関する。
従来、ある空間の空気の流れや温度を調整するための種々の空調システムが提案されている。
これら空調システムの中には、高集約化・高発熱化の傾向にあるIT機器や通信装置等が設置される電算機室内において、機器周辺の空気の流れや温度を調整する電算機室用空調システムが知られている。
電算機室用空調システムとしては、所定空間(通路)を挟んで対向するように整列配置された複数の機器収容用ラックと、当該機器収容用ラックの側方の所定空間に対向配置された空気調和装置とを備えたものがある。
このような構成のもと、空気調和装置が冷却用空気を排出すると、その冷却用空気が所定空間に送られて、機器収容用ラックに吸い込まれる。冷却用空気は、機器収容用ラックに収容された機器を冷却することにより暖められた後、機器収容用ラックから吹き出される。暖められて吹き出された空気は、電算機室の上方空間を流動して、空気調和装置に吸い込まれ、再び冷却されて排出される。このようにして、電算機室内の空気の流れや温度がコントロールされる。
ところが、暖められて機器収容用ラックから吹き出された空気の一部は、空気調和装置に送られることなく、上方又は通路空間からダイレクトに所定空間に還流されてしまう場合がある。その場合、所定空間内に還流された暖かい空気を機器が吸い込むことにより高温障害が発生する恐れがある。また、この高温障害防止のため、空調機が過剰な運転を強いられ、空調機の効率が低下してしまうことがある。
そこで、通路の上方や両端に、板やスクリーン等の遮蔽物を掛け渡すことにより、上方又は通路空間から所定空間への空気の流動を防止して冷却効率の低下を抑制することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このうち、通路の両端に設置する遮蔽物は、エンドキャップなどと称されることがある。
特許第3835615号公報
ところで、特許文献1に記載の構成において、上述のエンドキャップに用いられる遮蔽物としてはドア等の剛性を有するものや、スクリーンやカーテン等の比較的柔軟なもの等が使用可能であるが、いずれを採用する場合も、通路を挟んで対向するラック間に梁の役割をする長尺の部材(以下、「長尺部材」と称する。)が掛け渡されることが多い。
長尺部材は、機器収容用ラックから容易に脱落することがないように、ボルト等を用いて機器収容用ラックに固定される。したがって、長尺部材が固定された機器収容用ラック同士は、長尺部材の延在方向において互いに相対移動不能となる。
しかしながら、上述のような方法でエンドキャップを設置すると、例えば地震等によりこれら機器収容用ラックが振動又は揺動した際に、機器収容用ラックや長尺部材などに過大な負荷が掛かってしまうという問題がある。すなわち、通路を挟んで配置された機器収容用ラック同士は離間しているため、地震等の際にはそれぞれ別の挙動を示すが、長尺部材が固定された機器収容用ラック同士は、長尺部材の延在方向において互いに相対移動不能であるため、各機器収容用ラックの挙動によって、エンドキャップ、特に長尺部材に大きな応力が作用することがある。その結果、長尺部材が変形や破損を起こしたり、エンドキャップ全体が変形・破損により脱落したり、あるいは機器収容用ラックやその収容物が破損することがあるという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、空気調和装置の冷却効率を好適に維持しつつ、地震等により機器収容用ラックが振動又は揺動した場合でも、機器収容用ラックや遮蔽物等の破損が防止できる電算機室用空調システムを提供することを目的とする。
本発明は、床下に内部空間を有する通路を挟んで両側に設置され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気を吹き出す機器収容用ラックと、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が、前記内部空間を流動して、前記通路に設けられた孔からさらに前記通路の床上に流動し、この冷却用空気が前記機器収容用ラックに収容された機器を冷却した後、前記機器収容用ラックの上方の空間を流動して前記空気調和装置に再び吸引される電算機室用空調システムであって、前記機器収容用ラックに挟まれた前記通路の上方を遮蔽する上方遮蔽部と、前記通路の両端を遮蔽する一対の両端遮蔽部とを備え、前記両端遮蔽部は、前記通路を挟んで設置された前記機器収容用ラック間に掛け渡される梁部と、可撓性を有し、前記梁部に取り付けられて前記通路の両端を開閉可能に遮蔽する遮蔽体と、弾性変形可能な弾性部材を有し、前記梁部と、前記梁部が掛け渡された前記機器収容用ラックとの相対移動を緩衝する緩衝機構とを有することを特徴とする。
本発明の電算機室用空調システムにおいては、地震等によって通路を挟んで対向する機器収容用ラックがそれぞれ異なる方向に変位した場合に生じる梁部と機器収容用ラックとの相対移動を緩衝機構が緩衝する。その結果、当該変位によって梁部や機器収容用ラックに過剰な応力が作用することが抑制され、梁部の損傷や脱落、及び機器収容用ラック等の損傷等が抑制される。
前記遮蔽体は、前記梁部内に巻き取り収容可能なスクリーン状の部材からなるものでもよい。この場合、遮蔽体を上下に移動させることによって両端遮蔽部を容易に開閉して通路にアクセスすることができる。
前記両端遮蔽部は、前記遮蔽体の、前記梁部の長手方向における端部を、前記機器収容用ラックと一体に支持する支持部材をさらに有してもよい。この場合、遮蔽体の端部が機器収容用ラックから離間しにくく、通路から冷却用空気が漏れることを抑制することができる。
前記遮蔽体は、柔軟性を有し、前記梁部の長手方向に移動可能に取り付けられてもよい。この場合、遮蔽体を梁部の長手方向に移動させることによって両端遮蔽部を容易に開閉して通路にアクセスすることができる。
前記遮蔽体の幅方向の寸法は、前記通路よりも長く設定されており、前記遮蔽体は、幅方向の端部が、前記ラックと、前記ラックに取り付けられたサイドレールとの間に進入するように前記梁部に取り付けられてもよい。この場合、遮蔽体と機器収容用ラックとの間に隙間ができにくく、通路から冷却用空気が漏れることを抑制することができる。
本発明の電算機室用空調システムによれば、機器収容用ラックに収容された機器を効率よく冷却するとともに、地震等により機器収容用ラックが振動又は揺動しても機器収容用ラックや遮蔽物等の破損を防止することができる。
本発明の第1実施形態の電算機室用空調システムを示す斜視図である。 同電算機室用空調システムの両端遮蔽部を示す斜視図である。 同両端遮蔽部の梁部周辺を示す拡大図である。 同梁部の端部付近を示す断面図である。 図4のA−A線における断面図である。 同梁部の緩衝部周辺を示す断面図である。 同実施形態の変形例の両端遮蔽部の梁部周辺を示す拡大図である。 同実施形態の変形例の両端遮蔽部の梁部周辺を示す拡大図である。 本発明の第2実施形態の電算機室用空調システムにおいて、梁部の機器収容用ラックへの取り付け態様を示す図である。 同取り付け態様を異なる方向から示す図である。 本発明の第2実施形態の電算機室用空調システムにおける両端遮蔽部を示す斜視図である。 同両端遮蔽部を上方から見た状態を示す図である。
本発明の第1の実施形態における電算機室用空調システム(以下、単に「空調システム」と称する。)について、図1から図8を参照して説明する。
図1は本実施形態の空調システム100の概略構成を示す斜視図である。電算機室用空調システム100は、箱状に形成された電算機室101において利用されるものである。
まず、電算機室101について説明する。電算機室101は、床下に内部空間5を有する二重床2を備えている。二重床2には、一方向に延びる通路4が形成されている。通路4となる二重床2の上面には、内部空間5に貫通する矩形状の長孔8が形成されている。そして、長孔8の縁部の全周には、この長孔8を覆う矩形板状の孔あきパネル7が嵌め込まれている。孔あきパネル7には、厚さ方向に貫通する複数の孔が形成されている。これにより、床下の内部空間5と通路4の空間とが、孔あきパネル7の複数の孔を介して連通している。
次に、電算機室101において利用される空調システム100について説明する。
空調システム100は、通路4を挟んで対向配置された機器収容用ラック(以下、単に「ラック」と称する。)3と、空気調和装置6と、後述する空気の流れを規制するための規制部10とを備えている。
ラック3は、略直方体形の箱状に形成されており、通信装置等の各種機器を収容するものである。これらラック3は、通路4の長手方向に沿って、通路4の幅方向両側に複数整列されて配置されている。ラック3は、互いに対向する対向面(前面3b)に形成された給気口(不図示)から、通路4の空間の空気を内部に取り込む。取り込まれた空気は、上面3a又は背面の吹出口から上方又は後方に向けて吹き出される。
空気調和装置6は、箱状に形成されている。この空気調和装置6は、ラック3の側方であって、通路4の長手方向の一端(図1における右方)側に配置されている。空気調和装置6は、下面の吹出口(不図示)から冷気(冷却用空気)A1を吹き出す。また、電算機室101の上方空間を流動する空気を、その上面6aの吸引口から吸引し、冷却した後、再び吹出口から吹き出す。
規制部10は、ラック3に挟まれた通路4の上方を遮蔽する上方遮蔽部20と、通路4の長手方向両端を遮蔽する両端遮蔽部30とを備えている。
上方遮蔽部20は、通路4を挟んで両側に配されたラック3の上面3a同士の間に掛け渡されている。図1に示すように、上方遮蔽部20は、通路4を挟んだ一側(図1における奥側)に配列されたラック3の上面3aに設けられたヒンジ部材21と、通路4を挟んだ他側(図1における手前側)に配列するラック3の上面3aに設けられたローラー(不図示)と、ヒンジ部材21に回動可能に支持されるとともにローラー22に当接可能とされる遮蔽材23とを備えている。
ヒンジ部材21は、通路4の長手方向に沿って延びている。したがって、遮蔽材23を上方に押し上げることによって回動させ、メンテナンス等のために電算機室101の天井や各ラック3の上方にアクセス可能である。一方、遮蔽材23がラック3間に掛け渡されているときは、遮蔽材23の下面とローラーとが当接することにより、通路4を挟んで対向するラック3同士が相対移動自在に繋がれる。また、上方規制部20により、通路4とラック3の上方の空間とが区画され、遮蔽材23とローラーとの隙間から空気が出入りすることが抑制されて電算機室101内の空気の流れが規制される。
図2は、両端遮蔽部30を示す斜視図である。なお、図を見やすくするために、上方遮蔽部20を省略して示している。両端遮蔽部30は、通路4の両端においてラック3の側面どうしを接続するように設けられており、ラック3間に掛け渡される梁部31と、梁部31に取り付けられた遮蔽体32と、遮蔽体32の水平方向端部の動きを規制するガイドレール(支持部材)33と、梁部31をラック3に固定するための緩衝部35A及び35Bとを備えている。なお、図2には、空気調和装置6とは反対側に配置された両端遮蔽部30Aを示しているが、空気調和装置6側に配置された両端遮蔽部30Bも同一の構造を有するため、以下では、両端遮蔽部30Aについてのみ説明する。
図3は、梁部31の拡大図である。梁部31は、ラック3間に掛け渡される長尺の本体34を備えている。本体34は、内部に遮蔽体32を巻き取り収納可能な空間を有しており、図示しない巻き取り軸が当該空間内で長手方向に延びるように、かつ軸線回りに回転可能に取り付けられている。本体34には、長手方向に延びるスリット(不図示)が設けられており、当該スリットからは遮蔽体32の端部32A(図2参照)が突出している。
図4は緩衝部35Aの断面図であり、図5は図AのA−A線における断面図である。緩衝部35Aは、ラック3に固定される外装部36と、外装部36の内部に配置された緩衝機構40とを備えている。
外装部36は一定の剛性を有する、例えば金属や樹脂等の材料からなり、一方の端部が開口した筒状に形成されている。外装部36は、図3、図5、及び図6に示すように、ボルト37等の固定部材によって、開口36Aが通路4側に向くようにラック3の上方に固定され、本体34の端部34Aが開口36Aから外装部36内に挿入されている。
外装部36のラック3に対する固定方法は、ボルトによるもの以外にも例えば溶接等、一定以上の強度でラック3に固定可能なものであれば特に制限なく採用可能である。特にボルトを用いると、一般的なラックに設けられている吊りボルト用の孔を利用可能であるので、大掛かりな工程を必要とせずに取り付けを行うことができ、好ましい。
図4及び図5に示すように、緩衝機構40は、ラック3の水平方向の変位を緩衝する水平緩衝部41と、本体34と外装部36との衝突を防止する衝突防止部42とを備えている。
水平緩衝部41は、外装部36の底面36Bと本体34の端部34Aとの間に配置されるバネ(弾性部材)43を備える。バネ43は、底面36B側の第1端部43Aのループ径が端部34A側の第2端部43Bのループ径よりも大きく設定されており、略円錐台状に形成されている。バネ43の第1端部43Aは、座金44に当接しており、座金44は、調節ネジ45によって底面36Bに固定されている。バネ43の第2端部43Bは、本体34の端部34Aに取り付けられたパッキン46を介して端部34Aに取り付けられている。座金44と底面36Bとの距離は、調節ネジ45の外装部36内への螺入長を変化させることによって調節可能である。
衝突防止部42は、外装部36内に挿入された本体34の外周を取り巻くように設けられており、本体34の下方に配置される第1クッション47と、第1クッション47の上方に配置される第2クッション48とを備える。
第1クッション47は本体34の下面を支持して本体34と外装部36との下面が衝突するのを防止する。また、第1クッション47は、本体34の幅方向両側において、わずかに垂直に立ち上がっており、本体34の摺動方向を規制するガイドとしても機能する。
第2クッション48は、第1クッション47よりも柔軟に形成されており、本体34と外装部36の上面、前面(通路4の延在方向と反対側の面)、及び背面(通路4の延在方向の面)との衝突を防止する。本実施形態においては、第1クッション47は硬質ゴム、第2クッション47はスポンジゴムで形成されているが、上述の機能を満たす材料であれば、他の材料が採用されてもよい。
なお、緩衝部35Bも緩衝部35Aと同様の構造を有し、本体の他方の端部34Bが挿入されている(図3参照)。
遮蔽体32は、可撓性を有するシート状あるいはスクリーン状の部材であり、端部32Aと反対側の端部(不図示)が上述の巻き取り軸に固定されている。したがって、遮蔽体32は梁部31の本体34の内部に巻き取られた状態で収容可能である。収容された遮蔽体32は、本体のスリットから突出した端部32Aを下方に引き出すことによって、通路4の端部を遮蔽可能であり、端部32Aを上下に移動させることによって開閉可能である。
ガイドレール33は、通路4の端部において対向するラック3の側面にそれぞれ取り付けられている。ガイドレール33は、所定の大きさ以上の力が作用した際にラック3から外れるように、着脱自在にラック3に取り付けられている。このような取り付け手段としては、面ファスナーや両面テープ等を挙げることができる。
通路4の幅方向に位置する遮蔽体32の左右の端部には、図示しない係合部が設けられており、当該係合部は各ガイドレール33の内部において、ガイドレール33に係止されている。したがって、遮蔽体32の左右の端部はガイドレール33と一体になっており、互いに離間しない。
上記のように構成された空調システム100の使用時の動作について説明する。
平常時において、通路4は、図1に示すように、上方遮蔽部20及び両端遮蔽部30を備える規制部10によって、電算機室101内の他の領域と区切られている。したがって、通路4の床面から吹き出す冷気A1は、ラック3から排出される冷却後の暖気A2と混和されることなくラック3に取り込まれて、ラック3内の機器が効率よく冷却される。冷却後の暖気A2は、隔絶された通路4の外側を通って空気調和装置6に取り込まれ冷却される。
通路4内において、ラック3や内部の機器等のメンテナンスを行う際は、両端遮蔽部30の遮蔽体32を開閉することによって容易に通路4内に出入りすることができる。
遮蔽体32の左右の端部はガイドレール33と係合しているため、開閉時に遮蔽体32の左右の端部がガイドレール33から離間することはなく、冷気A1の余分な漏れ等が抑制される。また、空気調和装置6の動作によって通路4の内圧が変化しても、左右の端部がガイドレール33から離間しにくく、通路4の密閉状態が好適に維持される。
地震等が起きた際は、通路4を挟んで対向するラック3はそれぞれ別の挙動を呈する。したがって、両端遮蔽部30のうち、各ラック3に固定された緩衝部35A、35Bは当該挙動に伴って変位するため、左右の緩衝部35A、35Bと、梁部31との位置関係が変化する。
具体的には、梁部31の本体34の両端34A、34Bと各緩衝部の外装部36の底面36Bとの距離も変化するが、この変化は各外装部36に設けられた水平緩衝部41のバネ43がループの軸線方向に弾性変形することによって緩衝される。したがって、本体34と外装部36とは、水平緩衝部41の緩衝幅の範囲内において、通路4の幅方向に自由に相対移動可能であるため、緩衝機構40の水平緩衝部41によって、梁部31と梁部31が掛け渡されたラック3との相対移動が緩衝される。その結果、梁部31や梁部31が掛け渡されたラック3に応力が作用することによる梁部31やラック3の破損、及び梁部31の脱落等が抑制される。
また、ラック3の変位に伴って発生する、緩衝部35A、35Bと本体34との上下方向や通路4の延在方向における相対移動に対しては、衝突防止部42の第1クッション47及び第2クッション48によって本体34の上下方向及び通路4の延在方向への相対移動が抑制され、外装部36と本体34との衝突による破損等が抑制される。
ラック3の変位中、遮蔽体32の左右の端部はガイドレール33に係止されているので、遮蔽体32のバタつきは抑えられ、遮蔽体32とラック3との間には間隙が生じにくい。ラック3や梁部31に応力が作用する程度に変位が大きくなると、ガイドレール33はラック3から外れ、ラック3や梁部31等の破損が防止される。
地震等がおさまり、ラック3の変位がなくなると、本体34は、水平緩衝部41及び衝突防止部42、すなわち緩衝機構40の弾性力によって変位が発生する前の位置(初期位置)に戻り、静止する。したがって、通路4の両端は特別な操作を必要とせずに両端遮蔽部30によって確実に密閉された状態に復帰する。
本実施形態の空調システム100によれば、通路4の両端を遮蔽する両端遮蔽部30において、ラック3間に掛け渡される梁部31がラックに固定される緩衝部35A、35Bに弾性変形可能なバネ43を有する緩衝機構40が設けられている。その結果、ラック3間に梁部31が掛け渡されていても、通路を挟んだラック3が別々の挙動をすることが可能になり、地震等によるラック3の変位によって梁部31やラック3に大きな応力が作用することを防止し、両端遮蔽部30やラック3等の破損や、両端遮蔽部30のラック3からの脱落等を防止することができる。
また、緩衝機構40には、第1クッション47及び第2クッション48を有する衝突防止部42が設けられているので、ラック3の変位の際に外装部36と本体34とが衝突することによる破損を防止することができる。
また、ラック3の変位がおさまった後は、緩衝機構40によって梁部31が変位前の初期位置に自動的に復帰されるので、地震後等に追加のメンテナンス等を行う必要がなく、継続的に空調システムを運用することができる。
さらに、水平緩衝部41のバネ43は、本体34側の端部43Bのループ径が外装部36の底面36B側の端部43Aのループ径よりも小さく設定されているので、ラック3の変位に伴って本体34と外装部36とが相対移動した際も、バネ43が外装部36の内面に衝突したり、ずれたりすることが少ない。
加えて、ボルトを使用して外装部36を固定する場合は、両端遮蔽部30を簡易な取り付け作業でラック3間に掛け渡すことができるので、通路4の両端に扉等を設ける場合に比べて、扉等を支える柱等の構造を設ける必要もなく、設置工事費等を著しく低減することができる。
本実施形態においては、水平緩衝部41の弾性部材として、バネ43が用いられた例を説明したが、当該弾性部材としては、所定の弾性力を有して梁部31の本体34のラック3に対する相対移動を可能にし、かつラック3の変位がおさまった後に本体34を初期位置に復帰させることができれば、他の部材が使用されてもよい。例えば、図7に示すように、中実の棒状のゴム51等が使用されてもよいし、図8に示すように、中空の管状のゴム52が使用されてもよい。
バネ43や、ゴム51、52等の弾性部材が限界まで収縮したときの本体34の端部34Aの位置と、初期状態における端部34Aの位置との距離L1(ゴム51の場合を図7に示す。)は適宜設定されてよい。例えば、電算機室等の設計基準変位量に基づいて、左右の緩衝部における上記L1が当該設計基準における最大相対変位量以上に設定されてもよい。
このようにすると、通路を挟んで対向するラック3が互いに接近するように正反対の方向に変位しても、当該変位による応力の作用を十分に緩和することができる。また、本体34の端部の外装部36内への挿入量L2を上述の最大相対変位量以上に設定しておけば、通路を挟んで対向するラックが離間するように正反対の方向に変位した場合も、応力の作用を十分に緩和しつつ、本体34と外装部36との軸ずれや本体34の落下等を好適に防ぐことができる。
次に本発明の第2実施形態について、図9及び図10を参照して説明する。本実施形態の空調システム110と上述の空調システム100との異なるところは、両端遮蔽部のラックへの取り付け態様である。なお、以降の説明において、既出の構成と同様の構成については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図9は、空調システム110の両端遮蔽部60とラック3との取り付け部位を示す拡大図である。図9に示すように、両端遮蔽部60は、本体34を有するが、緩衝部は備えていない。梁部31の本体34は、弾性部材62を備える緩衝機構63を介してラック3の上面に取り付けられている。
緩衝機構63は、弾性部材62と、弾性部材62の一方の端部に取り付けられた固定部64と、弾性体62の他方の端部に取り付けられた座金65とを備えている。
弾性部材62は、上述のバネ43や、ゴム51、52等のように、ラック3の変位に伴うラック3と梁部31との相対移動を緩衝し、変位終了後に梁部31を初期位置に復帰させること程度の弾性力を有するものであれば、特にその材料に制限はない。本実施形態では、弾性部材62として積層ゴムが用いられている。
固定部64は、ビス66や溶接等によって本体34に固定され、座金65は、ボルト67や溶接等によってラック3の上面に固定されている。これにより、本体34は、緩衝機構63を介してラック3の上面に固定され、ラック3間に梁部31が掛け渡される。
本実施形態の空調システム110においても、両端遮蔽部60が緩衝機構63を有するので、第1実施形態の空調システム100同様、ラック3が変位したとき等にラック3や梁部31に応力が作用することによる破損等を好適に防ぐことができる。
また、本実施形態の緩衝機構63は、ラック3の上面と本体34の下面との間に位置しているため、図9に示すように、本体34の長手方向、すなわち、通路4の幅方向への変位を緩衝するとともに、図10に示すように、本体34の幅方向、すなわち、通路4の延在方向への変位をも緩衝することが可能である。したがって、より簡素な構成でラック3の変位を緩衝可能な両端遮蔽部を構成することができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図11及び図12を参照して説明する。本実施形態の空調システム120と、上述の各実施形態の空調システムとの異なるところは、両端遮蔽部の構成である。
図11は、空調システム120における両端遮蔽部70の一方を示す斜視図である。なお、図を見やすくするために、上方遮蔽部20は省略して示している。両端遮蔽部70は、第1実施形態と同様の梁部31を備えるが、遮蔽体32に代えてカーテン状の遮蔽体71を備え、ガイドレール33に代えて、サイドレール72を備えている。
遮蔽体71は布等の遮蔽体32よりも柔軟な材料で形成されており、梁部31の本体34に掛けられている。したがって、遮蔽体71の左右の端部の一方を他方側に引き寄せることによって遮蔽体71を本体34の長手方向に移動させ、カーテンのように通路4の両端を容易に開閉することが可能である。なお、この構成をとることにより、本体34の内部には、第1実施形態のような巻き取り軸は設けられていない。また、公知のカーテンレール状の構成を用いて遮蔽体71を本体34に取り付けることも可能である。その場合、遮蔽体71と本体34との間に隙間が生じないように、カーテンレール状の構成よりも上側に伸びるように遮蔽体72の寸法を設定する等によって、遮蔽体71と本体34との隙間がふさがれるようにするのが好ましい。
図12は、両端遮蔽部70を上方から見た図である。図11及び図12に示すように、サイドレール72は、長手方向に直行する断面がクランク状に形成された部材であり、通路4側においてラック3との間に間隙を形成するように、ラック3の側面に固定されている。遮蔽体71の左右方向の寸法は、通路4の幅よりも若干長く設定されており、遮蔽体71の左右の端部は、図12に示すように、各サイドレール72とラック3の側面との間の間隙に進入している。
本実施形態の空調システム120においても、第1実施形態の空調システム100同様、ラック3が変位したとき等にラック3や梁部31に応力が作用することによる破損等を好適に防ぐことができる。
また、遮蔽体71の左右の端部は各サイドレール72とラック3の側面との間に進入しているだけで、遮蔽体71と各サイドレール72とは互いに係止されていないため、遮蔽体71の左右の端部は各サイドレール72及びラック3に対して自由に相対移動可能である。このため、所定値以上の力が作用したときにサイドレール72がラック3から外れるように構成する必要はなく、単にサイドレール72をラック3に固着すればよいため、両端構成部70をより簡素に構成しつつ、ラック3と遮蔽体71との間に隙間ができることによる冷気の漏れ等を好適に防止することができる。
以上、本発明の各実施形態を説明したが、本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上述した各実施形態の構成は、適宜組み合わせることが可能である。いくつか例を挙げると、第3実施形態の空調システム120において、梁部31が第2実施形態の緩衝機構63を介してラック3に取り付けられてもよいし、第1実施形態の空調システム100において、第3実施形態のサイドレール72が、ガイドレール33に代えて適用されてもよい。
また、上述の実施形態においては、クランク状のサイドレール72の通路側への突出長がサイドレール72の長手方向にわたって概ね一定である(図11参照)例を説明したが、当該突出長は梁部に最も近い上端で最長となり、下方に行くにしたがって徐々に短くなるように設定されてもよい。地震等が発生した際に変位量が最も大きいのはラック3の上端付近であるため、上端で最大変位量に基づいた突出長が確保されていれば、上記のように設定されても大きな問題はなく、好適に通路の密閉状態を維持することが可能である。
3 機器収容用ラック
4 通路
5 内部空間
6 空気調和装置
20 上方遮蔽部
30、30A、30B、60、70 両端遮蔽部
31 梁部
32、71 遮蔽体
33 ガイドレール(支持部材)
40、63 緩衝機構
43 バネ(弾性部材)
51、52 ゴム(弾性部材)
60 両端遮蔽部
62 弾性部材
72 サイドレール
100、110、120 電算機用空調システム

Claims (5)

  1. 床下に内部空間を有する通路を挟んで両側に設置され、前面から給気して上面又は背面から熱を帯びた空気を吹き出す機器収容用ラックと、空気調和装置とを備え、前記空気調和装置から吹き出された冷却用空気が、前記内部空間を流動して、前記通路に設けられた孔からさらに前記通路の床上に流動し、この冷却用空気が前記機器収容用ラックに収容された機器を冷却した後、前記機器収容用ラックの上方の空間を流動して前記空気調和装置に再び吸引される電算機室用空調システムであって、
    前記機器収容用ラックに挟まれた前記通路の上方を遮蔽する上方遮蔽部と、
    前記通路の両端を遮蔽する一対の両端遮蔽部と、
    を備え、
    前記両端遮蔽部は、
    前記通路を挟んで設置された前記機器収容用ラック間に掛け渡される梁部と、
    可撓性を有し、前記梁部に取り付けられて前記通路の両端を開閉可能に遮蔽する遮蔽体と、
    弾性変形可能な弾性部材を有し、前記梁部と、前記梁部が掛け渡された前記機器収容用ラックとの相対移動を緩衝する緩衝機構と、を有することを特徴とする電算機室用空調システム。
  2. 前記遮蔽体は、前記梁部内に巻き取り収容可能なスクリーン状の部材からなることを特徴とする請求項1に記載の電算機室用空調システム。
  3. 前記両端遮蔽部は、前記遮蔽体の、前記梁部の長手方向における端部を、前記機器収容用ラックと一体に支持する支持部材をさらに有することを特徴とする請求項2に記載の電算機室用空調システム。
  4. 前記遮蔽体は、柔軟性を有し、前記梁部の長手方向に移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の電算機室用空調システム。
  5. 前記遮蔽体の幅方向の寸法は、前記通路よりも長く設定されており、前記遮蔽体は、幅方向の端部が、前記ラックと、前記ラックに取り付けられたサイドレールとの間に進入するように前記梁部に取り付けられていることを特徴とする請求項2又は4に記載の電算機室用空調システム。
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