JP2011257031A - 空気調和装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】防音材やバイパスなどの追加を行うことなく騒音低減を行うことができる空気調和装置の制御方法を提供すること。
【解決手段】本発明の空気調和装置の制御方法は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、電子膨張弁を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、運転停止時の膨張弁開度の下限を設定することにより、停止時の膨張弁開度の確保を行い、防音材やバイパスなどの追加を行うことなく、膨張弁から発生する振動、騒音を抑制することができる。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の空気調和装置の制御方法は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、電子膨張弁を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、運転停止時の膨張弁開度の下限を設定することにより、停止時の膨張弁開度の確保を行い、防音材やバイパスなどの追加を行うことなく、膨張弁から発生する振動、騒音を抑制することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、空気調和装置の制御に関するものである。
一般的に、空気調和機内部では運転中に冷媒が高圧と低圧になっているため、停止させるとその圧力差から冷媒の移動が生じ騒音が発生する。そのため、従来の空気調和機ではこの騒音を低減するため、停止時に膨張弁の開度を停止直前の開度で維持することで冷媒の移動を抑制し騒音低減を図っている。また、特許文献1のように別にバイパスを設けることで高圧と低圧のバランスを促進させる技術がある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、高圧と低圧の差が大きく、かつ運転中膨張弁開度が小さい場合の停止時においては、室外機から不快な騒音が発生するという課題を有していた。このような課題に対する解決方法としては、膨張弁を防音材で囲うことで騒音低減できるが、根本的な解決とならず、また、停止直後に膨張弁開度を大きく開くことでこの振動を防ぐことができるが、元々の目的である冷媒の移動に伴い発生する騒音は防ぐことができない。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、防音材やバイパスなどの追加を行うことなく騒音低減を行うことができる空気調和装置の制御方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の空気調和装置の制御方法は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、電子膨張弁を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、運転停止時の膨張弁開度の下限を設定することにより、停止時の膨張弁開度の確保を行い、膨張弁から発生する振動、騒音を抑制する。
本発明は、防音材やバイパスなどの追加を行うことなく騒音低減を行うことができる空気調和装置の制御方法を提供することができる。
第1の発明の空気調和装置の制御方法は、圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、電子膨張弁を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、運転停止時の膨張弁開度の下限を設定することにより、停止時の膨張弁開度の確保を行い、膨張弁から発生する振動、騒音を抑制する。
第2の発明の空気調和装置の制御方法は、特に第1の発明において、運転停止時の膨張弁開度と時間を制御し、段階的に膨張弁を開くことにより、冷媒の移動による騒音と膨張
弁からの振動の両方の問題を抑える。
弁からの振動の両方の問題を抑える。
第3の発明の空気調和装置の制御方法は、特に第1の発明において、室内熱交換器温度検出装置と、室外熱交換器温度検出装置とを備え、運転停止直前の凝縮側熱交換器温度の温度によって、停止時の膨張弁開度下限の設定を変化させることにより、騒音と振動を抑制させる。
第4の発明の空気調和装置の制御方法は、特に第1の発明において、室内熱交換器温度検出装置と、室外熱交換器温度検出装置とを備え、運転停止直前の室内熱交換器の温度と室外熱交換器の温度との温度差により膨張弁開度下限の設定を変化させることにより、騒音と振動を抑制させる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
第1の発明は図1のように圧縮機2、室外熱交換器3、室外送風機4、四方弁7、膨張弁8を有する室外機1と、室内熱交換器14、室内送風機13を有する室内機12とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置の制御方法についての発明である。
第1の発明は図1のように圧縮機2、室外熱交換器3、室外送風機4、四方弁7、膨張弁8を有する室外機1と、室内熱交換器14、室内送風機13を有する室内機12とを接続し、少なくとも冷房運転または除湿運転または暖房運転を行う空気調和装置の制御方法についての発明である。
また、室外熱交換器3には温度を検出する室外熱交換器温度検出装置9と、室内熱交換器14には温度を検出する室内熱交換器温度検出装置15とを設けており、それぞれの熱交換器の温度を検出している。
このように構成された空気調和装置において、空気調和装置の内部では運転中に冷媒が高圧と低圧になっているため、停止させるとその圧力差から冷媒の移動が起こり騒音が発生してしまう。
従来の空気調和機ではこの騒音を低減するため、停止時に膨張弁8の開度を停止直前の開度で維持することで冷媒の移動を抑制し騒音低減を図っているが、高圧と低圧の差が大きく、かつ運転中膨張弁開度が小さい場合の条件において、停止時に冷媒の移動により膨張弁8が振動し、室外機1から不快な騒音が発生するという別の問題がある。
そこで停止時下限開度P1を設定し、停止時の膨張弁開度を以下のように制御する。
まず、停止直前開度が停止時下限開度よりも大きい場合は、膨張弁開度を停止直前開度とし、停止直前開度が停止時下限開度よりも小さい場合は、膨張弁開度を停止時下限開度とする。
このように停止時の膨張弁8の開度を、このように維持することにより、停止時の膨張弁開度の確保を行い、膨張弁8から発生する振動、騒音を抑制する。例えば停止時下限開度P1=120パルスと設定されている場合、停止直前開度が150パルスの場合は、停止直前開度>停止時下限開度P1であるため停止時の膨張弁開度を150パルスとする。
また、停止直前開度が100パルスの場合、停止直前開度<停止時下限開度P1であるため、停止時の膨張弁開度を停止時下限開度P1の120パルスとする。
(実施の形態2)
実施の形態2における空気調和装置では、運転停止時の膨張弁開度を以下のように制御
することで騒音と振動を抑制させる。なお、空気調和装置の構成は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
実施の形態2における空気調和装置では、運転停止時の膨張弁開度を以下のように制御
することで騒音と振動を抑制させる。なお、空気調和装置の構成は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
実施の形態2では、停止時の膨張弁開度を停止直前開度とし、一定時間毎(たとえば30秒毎)に膨張弁開度を一定量(例えば20パルス毎)開いていく(図2参照)。このように膨張弁開度を時間により制御し徐々に開度を開くことで冷媒の移動による騒音と膨張弁からの振動の両方の問題を抑える。
(実施の形態3)
実施の形態3における空気調和装置では、運転停止時の膨張弁開度を以下のように制御することで騒音と振動を抑制させる。なお、空気調和装置の構成は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
実施の形態3における空気調和装置では、運転停止時の膨張弁開度を以下のように制御することで騒音と振動を抑制させる。なお、空気調和装置の構成は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
凝縮側の熱交換器(冷房時は室外熱交換器3、暖房時は室内熱交換器14)の熱交換器温度を検出し、ある閾値T1より低い場合は、通常の開度(停止直前の膨張弁開度)で停止させる。
また、閾値T1より高い場合は、高圧が高く騒音、振動が発生しやすいと判断し、第1の発明と同様に停止下限開度P1と停止直前開度との比較を行い、停止開度の制御を行う。または第2の発明と同様に、時間により膨張弁開度を制御してもよい。
(実施の形態4)
実施の形態4における空気調和装置では、運転停止時の膨張弁開度を以下のように制御することで騒音と振動を抑制させる。なお、空気調和装置の構成は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
実施の形態4における空気調和装置では、運転停止時の膨張弁開度を以下のように制御することで騒音と振動を抑制させる。なお、空気調和装置の構成は実施の形態1と同じであるので、その説明は省略する。
まず、室外熱交換器3と室内熱交換器14の熱交換器温度を検出し、その温度差がある閾値T2より低い場合は、通常の開度で停止させる。閾値T2より高い場合は、高圧と低圧の差が大きく騒音、振動が発生しやすいと判断し、第1の発明と同様に停止下限開度P1と停止直前開度との比較を行い、停止開度の制御を行う。または第2の発明と同様に時間により膨張弁開度を制御してもよい。
以上のように本発明にかかる空気調和装置は、多室型空気調和機に応用すること可能である。
1 室外機
2 圧縮機
3 室外熱交換器
4 室外送風機
7 四方弁
8 膨張弁
9 室外熱交換器温度検出装置
12 室内機
13 室内送風機
14 室内熱交換器
15 室内熱交換器温度検出装置
2 圧縮機
3 室外熱交換器
4 室外送風機
7 四方弁
8 膨張弁
9 室外熱交換器温度検出装置
12 室内機
13 室内送風機
14 室内熱交換器
15 室内熱交換器温度検出装置
Claims (4)
- 圧縮機、室外熱交換器、室外送風機、四方弁、電子膨張弁を有する室外機と、室内熱交換器、室内送風機を有する室内機とを接続し、運転停止時の膨張弁開度の下限を設定することを特徴とする空気調和装置の制御方法。
- 運転停止時の膨張弁開度と時間を制御し、段階的に膨張弁を開くことを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の制御方法。
- 室内熱交換器温度検出装置と、室外熱交換器温度検出装置とを備え、運転停止直前の凝縮側熱交換器温度の温度によって、停止時の膨張弁開度下限の設定を変化させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の制御方法。
- 室内熱交換器温度検出装置と、室外熱交換器温度検出装置とを備え、運転停止直前の室内熱交換器の温度と室外熱交換器の温度との温度差により膨張弁開度下限の設定を変化させることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010129767A JP2011257031A (ja) | 2010-06-07 | 2010-06-07 | 空気調和装置の制御方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010129767A JP2011257031A (ja) | 2010-06-07 | 2010-06-07 | 空気調和装置の制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=45473393
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JP2010129767A Pending JP2011257031A (ja) | 2010-06-07 | 2010-06-07 | 空気調和装置の制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103423843A (zh) * | 2013-08-13 | 2013-12-04 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 风管式室内机及控制风管式室内机容量的方法 |
CN103486689A (zh) * | 2013-09-11 | 2014-01-01 | 广东美的制冷设备有限公司 | 空调器的控制方法及装置 |
CN108224689A (zh) * | 2017-12-01 | 2018-06-29 | 青岛海尔空调电子有限公司 | 多联式空调系统的噪音控制方法及控制器 |
CN111023423A (zh) * | 2019-12-27 | 2020-04-17 | 宁波奥克斯电气股份有限公司 | 一种空调电子膨胀阀的控制方法、装置、介质及空调器 |
KR20200093955A (ko) * | 2019-01-29 | 2020-08-06 | 엘지전자 주식회사 | 공기조화기 |
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2010
- 2010-06-07 JP JP2010129767A patent/JP2011257031A/ja active Pending
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