JP2011256296A - 熱硬化性エポキシ樹脂組成物、プレモールドパッケージ、led装置及び半導体装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (A)(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを混合させたもの、又は、(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを反応させて得られたプレポリマー、(B)低応力材、(C)無機充填材、及び(D)硬化促進剤を含む熱硬化性エポキシ樹脂組成物であって、前記(B)成分である低応力材が、下記一般式(1)で示されるシリコーンポリマーであることを特徴とする熱硬化性エポキシ樹脂組成物を提供する。
(R1 2SiO)l(R2R3SiO)m(R4SiO1.5)n (1)
【選択図】なし
Description
このようなLEDなどの光半導体素子を用いたパッケージ材料のひとつとして、ポリフタルアミド樹脂(PPA)が現在広く使用されている。
そこで、特許文献4においてエポキシ樹脂と酸無水物とを反応させたプレポリマーに対して、熱硬化性シリコーン樹脂を添加することにより、耐熱・耐光性の向上を図る試みがなされている。しかしながら成型物の衝撃に対するクラックの発生が問題となる場合がある。
(A)(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを〔(A−1)成分が有するエポキシ基〕/〔(A−2)成分が有する酸無水物基〕のモル比が0.6〜2.0となる割合で混合させたもの、又は、(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを前記割合で反応させて得られたプレポリマー、
(B)低応力材、
(C)無機充填材、及び
(D)硬化促進剤、
を含む熱硬化性エポキシ樹脂組成物であって、前記(B)成分である低応力材が、下記一般式(1)で示されるシリコーンポリマーであることを特徴とする熱硬化性エポキシ樹脂組成物を提供する。
(R1 2SiO)l(R2R3SiO)m(R4SiO1.5)n (1)
(式中、R1〜R4は同一又は異種の炭素原子数1〜20の有機基である(ただし、R2とR3とは互いに異なる有機基である)。l、m、及びnは、それぞれ20≦l≦80、0.4≦m≦2.5、5≦n≦50を満たす数である。)
そのため、本発明によって与えられる樹脂硬化物は、高い光反射率が必要とされるLED等の半導体素子ケース材ならびに、フォトカプラー等の発光・受光素子を有する半導体装置において特に有用な封止材料である。
上述したように、従来、発光素子封止用材料において、耐熱・耐光性の向上を図る試みがなされているが、成型物の衝撃に対するクラックの発生が問題となっていた。従って、
低弾性化による耐クラック性の向上ならびに良好な初期の光反射率を達成でき、且つその性質が長期間保持される硬化物を与える材料の開発が望まれていた。
(A)(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを〔(A−1)成分が有するエポキシ基〕/〔(A−2)成分が有する酸無水物基〕のモル比が0.6〜2.0となる割合で混合させたもの、又は、(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを前記割合で反応させて得られたプレポリマー、
(B)低応力材、
(C)無機充填材、及び
(D)硬化促進剤、
を含む熱硬化性エポキシ樹脂組成物であって、前記(B)成分である低応力材が、下記一般式(1)で示されるシリコーンポリマーであることを特徴とする熱硬化性エポキシ樹脂組成物であれば、低応力化が達成でき、初期反射率が良好で、かつ、長期耐熱性及び耐光性に優れた、変色の少ない硬化物を与えることができ、また、離型性にも優れたものとなることを見出した。
(R1 2SiO)l(R2R3SiO)m(R4SiO1.5)n (1)
(式中、R1〜R4は同一又は異種の炭素原子数1〜20の有機基である(ただし、R2とR3とは互いに異なる有機基である)。l、m、及びnは、それぞれ20≦l≦80、0.4≦m≦2.5、5≦n≦50を満たす数である。)
<(A)成分>
本発明で用いられる(A)成分は、下記に詳述する(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを〔(A−1)成分が有するエポキシ基〕/〔(A−2)成分が有する酸無水物基〕のモル比が0.6〜2.0となる割合で混合させたもの、又は、(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを前記割合で反応させて得られたプレポリマーである。
本発明で用いられるトリアジン誘導体エポキシ樹脂としては、エポキシ基を有する、好ましくは2〜3個のエポキシ基を有するトリアジン化合物(特に、1,3,5−トリアジン化合物)、特にエポキシ基を2〜3個有するイソシアヌレート環を有する化合物、即ち、イソシアヌレート環を有するエポキシ樹脂が好ましい。このようなイソシアヌレート環を有するエポキシ樹脂は、耐光性や電気絶縁性に優れており、1つのイソシアヌレート環に対して、2個、より好ましくは3個のエポキシ基を有することが望ましい。具体的には、トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアヌレート、トリス(α−メチルグリシジル)イソシアヌレート等を用いることができる。
本発明で用いられる(A−2)成分の酸無水物は、硬化剤として作用するものであり、耐光性を向上させるため非芳香族であり、かつ炭素炭素二重結合を有さないものが好ましく、例えば、ヘキサヒドロ無水フタル酸、メチルヘキサヒドロ無水フタル酸、トリアルキルテトラヒドロ無水フタル酸、水素化メチルナジック酸無水物などが挙げられ、これらの中でもメチルヘキサヒドロ無水フタル酸が好ましい。これらの酸無水物系硬化剤は、1種類を単独で使用してもよく、また2種類以上を併用してもよい。
あるいは、例えば、(A−1)成分、(A−2)成分及び(D)成分の硬化促進剤を、好ましくは(A−1)成分、(A−2)成分、酸化防止剤、及び(D)成分の硬化促進剤を予め30〜80℃、好ましくは40〜60℃にて10〜72時間、好ましくは36〜60時間反応させる。こうして、好ましくは軟化点が50〜100℃、特に60〜90℃である固体生成物としてプレポリマーを得ることができる。これを本発明の組成物に配合するには、粉砕等により微粉状化して行うことが好ましい。反応して得られる物質の軟化点が50℃以上であれば、固体生成物として得ることができ、100℃以下であれば、組成物として成型の時に必要な流動性が低すぎる恐れがないために好ましい。
本発明のエポキシ樹脂組成物には、(B)成分として、低応力材を配合する。低応力材はシリコーンポリマーであり、該シリコーンポリマーは、下記一般式(1)で示される。
(R1 2SiO)l(R2R3SiO)m(R4SiO1.5)n (1)
(式中、R1〜R4は同一又は異種の炭素原子数1〜20の有機基である(ただし、R2とR3とは互いに異なる有機基である)。l、m、及びnは、それぞれ20≦l≦80、0.4≦m≦2.5、5≦n≦50を満たす数である。)
R1 2SiX2 (3)
R2R3SiX2 (4)
R4SiX3 (5)
(式中、R1〜R4は前記の通りであり、Xはハロゲン原子、アルコキシ基である。)
本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物に配合される(C)成分の無機充填剤としては、溶融シリカ、結晶性シリカ等のシリカ類、アルミナ、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化チタンおよびガラス繊維が挙げられる。これら無機充填剤は一種単独でも二種以上併用してもよい。上記の無機充填剤であれば、白色度や流動性が低下する恐れがないために好ましい。
本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物に配合される(D)成分の硬化促進剤は、(A)成分の熱硬化性エポキシ樹脂を硬化させる縮合触媒である。この縮合触媒としては、例えば、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキサイド、テトラメチルアンモニウムヒドロキサイド、n−ヘキシルアミン、トリブチルアミン、ジアザビシクロウンデセン(DBU)、ジシアンジアミド等の塩基性化合物類;テトライソプロピルチタネート、テトラブチルチタネート、チタンアセチルアセトナート、アルミニウムトリイソブトキシド、アルミニウムトリイソプロポキシド、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、アルミニウムビスエチルアセトアセテート、モノアセチルアセトネート、ジルコニウムテトラ(アセチルアセトナート)、ジルコニウムテトラブチレート、コバルトオクチレート、コバルトアセチルアセトナート、鉄アセチルアセトナート、スズアセチルアセトナート、ジブチルスズオクチレート、ジブチルスズラウレート、オクチル酸亜鉛、安息香酸亜鉛、p−tert−ブチル安息香酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、等の含金属化合物類、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン、ジイソプロポキシビス(エチルアセトアセテート)チタン等の有機チタンキレート化合物等が挙げられる。この中で特にオクチル酸亜鉛、安息香酸亜鉛、p−tert−ブチル安息香酸亜鉛、ラウリン酸亜鉛、ステアリン酸亜鉛、アルミニウムトリイソプロポキシドが好ましい。中でも安息香酸亜鉛、有機チタンキレート化合物が好ましく使用される。なお、この硬化促進剤の配合量は、(A)成分の熱硬化性エポキシ樹脂を硬化させる触媒としての有効量であれば特に限定されない。
本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物には、必要に応じて本発明の目的、効果を損なわない限りその他の成分を添加することができる。代表的な任意成分として(a)白色顔料、(b)酸化防止剤を挙げることができる。
本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物に添加することができる(a)白色顔料は、白色着色剤として、白色度を高めるために配合するものであり、特にLED用プレモールドパッケージの製造に本発明の組成物を使用する場合には、二酸化チタンを白色着色剤として白色度を高めるために配合することが好ましい。この二酸化チタンの単位格子はルチル型、アナターゼ型のどちらでも構わない。
なお、平均粒径は、レーザー光回折法による粒度分布測定における質量平均値D50(又はメジアン径)として求めることができる。
本発明の熱硬化性エポキシ樹脂組成物に添加することができる(b)酸化防止剤としては、フェノール系、リン系、硫黄系酸化防止剤を使用でき、酸化防止剤の具体例としては、以下のような酸化防止剤が挙げられる。
フェノール系酸化防止剤としては、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−p−エチルフェノール、ステアリル
−β−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,2’
−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス
(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、3,9−ビス[1,1−ジメチル−2−{
β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エ
チル]2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウンデカン、1,1,3−トリ
ス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリ
メチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベン
ゼン等が挙げられ、中でも2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールが好ましい。
リン酸フェニルジアルキル、亜リン酸トリ(ノニルフェニル)、亜リン酸トリラウリル、
亜リン酸トリオクタデシル、トリフェニルホスファイト、ジステアリルペンタエリトリト
ールジホスファイト、トリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイト、
ジイソデシルペンタエリトリトールジホスファイト、ジ(2,4−ジ−tert−ブチル
フェニル)ペンタエリトリトールジホスファイト、トリステアリルソルビトールトリホス
ファイト及びテトラキス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)−4,4’−ビフェ
ニルジホスホネート等が挙げられ、中でも亜リン酸トリフェニルが好ましい。
ミリスチル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピ
オネート等が挙げられる。
ノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤とを組み合わせて使用することが特に好ましい。
この場合、フェノール系酸化防止剤とリン系酸化防止剤との使用割合は、質量比でフェノ
ール系酸化防止剤:リン系酸化防止剤=0:100〜70:30、特に0:100〜50
:50とすることが好ましい。
更に、リード部やパッド部が形成されたマトリックスアレー型の金属基板や有機基板上で、LED素子搭載部分のみを空けた状態で本材料を用い一括封止するプレモールドパッケージも本発明の範疇に入る。また、通常の半導体用封止材や車載用各種モジュールなどの封止にも使用することができる。
水1380質量部を3Lのセパラフラスコに入れ、ジメチルジクロロシラン623.2質量部、トリクロロフェニルシラン258.8質量部、メチルフェニルジクロロシラン12.3質量部及びトルエン511.6質量部の混合液を滴下した。フラスコ内液温25〜40℃で3〜5時間かけて滴下し、その後得られた反応液を25〜40℃で60分間撹拌した。こうして得た混合液から有機層を採取した。この有機層を中性になるまで洗浄した後、共沸脱水を行い不揮発分を50%に調整した。これに28%アンモニア水1.9質量部を加え25〜40℃で30分撹拌した後、共沸脱水を行った。その後、氷酢酸1.0質量部加えて液性を酸性にし、再度共沸脱水を行った。得られた溶液を濾過、減圧ストリップに供することにより、下記(6)式で示される無色透明の固体として410質量部のオルガノポリシロキサン(シリコーンポリマーB−1)を得た(重量平均分子量:59000)。
(Me2SiO)75(MePhSiO)(PhSiO1.5)19 (6)
水2500質量部を5Lのセパラフラスコに入れ、ジメチルジクロロシラン714.9質量部、トリクロロフェニルシラン390.6質量部、メチルフェニルジクロロシラン24.6質量部及びトルエン678.1質量部の混合液を滴下した。フラスコ内液温25〜40℃で3〜5時間かけて滴下し、その後得られた反応液を25〜40℃で60分間撹拌した。こうして得た混合液から有機層を採取した。この有機層を中性になるまで洗浄した後、共沸脱水を行い不揮発分を50%に調整した。これに28%アンモニア水2.3質量部を加え25〜40℃で30分撹拌した後、共沸脱水を行った。その後、氷酢酸1.2質量部加えて液性を酸性にし、再度共沸脱水を行った。得られた溶液を濾過、減圧ストリップに供することにより、下記(7)式で示される無色透明の固体として734質量部のオルガノポリシロキサン(シリコーンポリマーB−2)を得た(重量平均分子量:40000)。
(Me2SiO)57(MePhSiO)(PhSiO1.5)19 (7)
水2910質量部を5Lのセパラフラスコに入れ、ジメチルジクロロシラン498.6質量部、トリクロロフェニルシラン517.5質量部、メチルフェニルジクロロシラン24.6質量部及びトルエン624.4質量部の混合液を滴下した。フラスコ内液温25〜40℃で3〜5時間かけて滴下し、その後得られた反応液を25〜40℃で60分間撹拌した。こうして得た混合液から有機層を採取した。この有機層を中性になるまで洗浄した後、共沸脱水を行い不揮発分を50%に調整した。これに28%アンモニア水2.0質量部を加え25〜40℃で30分撹拌した後、共沸脱水を行った。その後、氷酢酸1.0質量部加えて液性を酸性にし、再度共沸脱水を行った。得られた溶液を濾過、減圧ストリップに供することにより、下記(8)式で示される無色透明の固体として530質量部のオルガノポリシロキサン(シリコーンポリマーB−3)を得た(重量平均分子量:11000)。
(Me2SiO)30(MePhSiO)(PhSiO1.5)19 (8)
(A)トリス(2,3−エポキシプロピル)イソシアネート(TEPIC−S:日産化学工業(株)製商品名)とメチルヘキサヒドロ無水フタル酸(リカシッドMH:新日本理化(株))とをエポキシ基当量/酸無水物基当量1.4の割合で混合し、反応釜で100℃にて3時間溶融混合し、冷却し固化させた反応物(融点60℃)を85.0質量部、(B)オルガノポリシロキサン(上記合成品シリコーンポリマーB−1)を15.0質量部、(C)無機充填材として球状溶融シリカ(CS−6103 53C2:(株)龍森製商品名)を354.0質量部、(D)硬化促進剤としてリン系硬化促進剤;第四級ホスホニウムブロマイド(硬化促進剤1 UCAT−5003:サンアプロ(株)製商品名)、アミン系硬化促進剤;特殊アミン(硬化促進剤2 UCAT−18X:サンアプロ(株)製商品名)をそれぞれ0.6質量部、0.7質量部、白色顔料として二酸化チタン;ルチル型(CR−95:石原産業(株)製商品名)を100.0質量部、酸化防止剤としてフェノール系酸化防止剤;テトラキス(メチレン−3−(3’,5’−ジ−tert−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)メタン(アデカスタブAO−60:アデカ(株)製商品名)を0.6質量部、離型剤としてグリセリンモノステアレート(離型剤1 H−100:理研ビタミン(株)製商品名)、ステアリルステアレート(離型剤2 SL−900A:理研ビタミン(株)製商品名)、プロピレングリコールモノベヘネート(離型剤3 PB−100:理研ビタミン(株)製商品名)をそれぞれ、1.0質量部、1.0質量部、5.0質量部、接着助剤として3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン(KBM−803P:信越化学工業(株)製商品名)を0.5質量部を添加混合し加熱ロールで混練し、その後冷却・粉砕することにより熱硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ樹脂組成物中の各成分の配合比を表1に示す。
実施例1で調整した熱硬化性エポキシ樹脂組成物と同様の成分を、表1中の組成で混合し、ロールで混練を行い、熱硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ樹脂組成物中の各成分の配合比を表1に示す。
(B)成分としてシリコーンポリマーB−2を用いた以外は、実施例1と同様の成分を表1に示す組成で混合し、ロールで混練を行い、熱硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。該該エポキシ樹脂組成物中の各成分の配合比を表1に示す。
(B)成分としてシリコーンポリマーB−3を用いた以外は、実施例1と同様の成分を表1に示す組成で混合し、ロールで混練を行い、熱硬化性エポキシ樹脂組成物を得た。該エポキシ樹脂組成物中の各成分の配合比を表1に示す。
(B)成分のシリコーンポリマーを加えないこと以外は実施例と同様の成分を表1に示す組成で混合し、ロールで混練を行い、樹脂組成物を得た。該樹脂組成物中の各成分の配合比を表1に示す。
《室温曲げ弾性率》
EMMI規格に準じた金型を使用して、175℃,6.9N/mm2、成形時間90秒の条件で10×4×100mmの試験片を成形し、室温にて曲げ弾性率を測定した。
《反射率、耐熱性》
175℃,6.9N/mm2、成形時間90秒の条件で直径50×3mmの円盤を成形し、表面の初期光反射率、180℃で24時間放置後、及び200℃で240時間放置後の光反射率の変化を反射率測定器で測定した。
Claims (8)
- 少なくとも、
(A)(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを〔(A−1)成分が有するエポキシ基〕/〔(A−2)成分が有する酸無水物基〕のモル比が0.6〜2.0となる割合で混合させたもの、又は、(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂と(A−2)酸無水物とを前記割合で反応させて得られたプレポリマー、
(B)低応力材、
(C)無機充填材、及び
(D)硬化促進剤、
を含む熱硬化性エポキシ樹脂組成物であって、前記(B)成分である低応力材が、下記一般式(1)で示されるシリコーンポリマーであることを特徴とする熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
(R1 2SiO)l(R2R3SiO)m(R4SiO1.5)n (1)
(式中、R1〜R4は同一又は異種の炭素原子数1〜20の有機基である(ただし、R2とR3とは互いに異なる有機基である)。l、m、及びnは、それぞれ20≦l≦80、0.4≦m≦2.5、5≦n≦50を満たす数である。) - 前記(A)成分と前記(B)成分の質量比が、95:5〜60:40の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記(C)成分の無機充填剤が、シリカ、アルミナ、酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、酸化チタン、及びガラス繊維からなる群の中から選ばれる少なくとも一種であり、その総量が前記(A)成分と前記(B)成分の合計100質量部に対して、100〜1000質量部であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 前記(A)成分の(A−1)トリアジン誘導体エポキシ樹脂が、1,3,5−トリアジン核誘導体エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物を成形して得られたものであることを特徴とするプレモールドパッケージ。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物を成形して得られたプレモールドパッケージと、該パッケージに搭載されたLEDチップを有するものであることを特徴とするLED装置。
- 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の熱硬化性エポキシ樹脂組成物の硬化物で半導体素子を封止したものであることを特徴とする半導体装置。
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