JP2011255469A - 荷重補償機構及びその設計方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単に実現できる荷重補償機構を提供する。
【解決手段】本発明に係る荷重補償機構は、回転体(リンク101)に荷重が作用する第1の作用点Pと、回転体に第1の弾性体102の弾性力が作用する第2の作用点Aと、回転体に第2の弾性体103の弾性力が作用する第3の作用点Bと、を設け、第2の作用点Aは、回転体の回転軸O1と第3の作用点Bとを結ぶ直線L1上に略配置し、第1の弾性体102と第2の弾性体103とは、略直交するように配置し、第1の作用点Pに作用する荷重に基づく回転体の回転軸回りのトルクと、第2の作用点Aに作用する弾性力に基づく回転体の回転軸回りのトルク及び第3の作用点Bに作用する弾性力に基づく回転体の回転軸回りのトルクの合力トルクと、を逆向きの回転方向に作用させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、荷重補償機構及びその設計方法に関する。
従来から荷重補償機構が公知である。例えば特許文献1の荷重補償機構は、基台と、基台に回転可能に連結された第1のアームと、第1のアームの端部に回転可能に連結された第2のアームと、一端が第1のアームと第2のアームとの連結部に連結され、他端が基台における第1のアームの連結部近傍に連結された第1の弾性体と、一端が第1のアームの下端部から水平に突出する突出部と連結され、他端が基台の下端部に連結された第2の弾性体と、を備えている。当該荷重補償機構は、第1のアームの任意の回転位置において、第1のアームの自重に基づく回転モーメントを打ち消すように、第1の弾性体の弾性力に基づく回転モーメントと、第2の弾性体の弾性力に基づく回転モーメントと、を作用させる。
特許文献2の荷重補償機構は、支柱と、支柱に回転可能に連結されたアームと、一端が支柱に連結され、アームに設けられた方向転換部材を介して弾性体に連結された連結部材と、一端が連結部材に連結され、他端がアームに連結された弾性体と、を備えている。当該荷重補償機構は、支柱とアームとの連結部から支柱における連結部材の連結部までの距離と、支柱とアームとの連結部から方向転換部材による連結部材の方向転換部までの距離と、を等しくすることで、アームの任意の回転位置において、アームに作用する荷重に基づく回転モーメントを打ち消すように、弾性体の弾性力に基づく回転モーメントを作用させる。
特許文献3の荷重補償機構は、固定台と、固定台に対して上下方向に移動する可動台と、固定台と可動台とを連結する支持部材と、第1の弾性体と、第2の弾性体と、を備えている。固定台は、水平部から上方に突出する突出部を備えている。支持部材は、X字状に連結され、当該連結部で回転可能とされた第1のリンクと第2のリンクとを備えている。第1のリンクの一端は可動台に回転可能に連結され、他端は固定台の水平部に水平方向に摺動可能に連結されている。第2のリンクの一端は可動台に水平方向に摺動可能に連結され、他端は固定台の水平部に回転可能に連結されている。第1の弾性体の一端は第1のリンクの一端に連結され、他端は第2のリンクの他端に連結されている。第2の弾性体の一端は第1のリンクの他端に連結され、他端は固定台の突出部に連結されている。
また、特許文献4の荷重補償機構は、特許文献3の荷重補償機構と略同様の構成とされており、特許文献3の荷重補償機構との相違点は、第2の弾性体の一端が第2のリンクと固定台との連結部に連結され、他端は第1のリンクの他端に連結されている。すなわち、第1の弾性体は垂直方向に配置され、第2の弾性体は水平方向に配置されている。これらの特許文献3、4の荷重補償機構は、被作業体を可動台に載置した状態で当該可動台を任意の高さに移動させた際に、第1の弾性体が被作業体に及ぼす上向きの力と、第2の弾性体が支持部材を介して被作業体に及ぼす上向きの力と、を加算した値と、被作業体の荷重とが釣り合うように設定されている。
ちなみに、特許文献5、6には、荷重補償機構ではないが、荷重によってアームに作用する回転モーメントを軽減する技術が開示されている。特に、特許文献6には、当該回転モーメントの軽減特性を変化させる技術が開示されている。
実開昭61−9298号公報 特許第4144021号公報 特開2006−55494号公報 特開2008−222348号公報 特公平3−17634号公報 特開平6−170780号公報
特許文献1乃至4の荷重補償機構は、上述のように荷重を補償するための技術的思想が開示されているものの、具体的な設計方法までは開示されていない。そのため、実際に実現しようとすると、簡単に実現できない可能性がある。
本発明は、簡単に実現できる荷重補償機構及びその設計方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係る荷重補償機構は、回転体に荷重が作用する第1の作用点と、前記回転体に第1の弾性体の弾性力が作用する第2の作用点と、前記回転体に第2の弾性体の弾性力が作用する第3の作用点と、を設け、前記第2の作用点は、前記回転体の回転軸と前記第3の作用点とを結ぶ直線上に略配置し、前記第1の弾性体と前記第2の弾性体とは、略直交するように配置し、前記第1の作用点に作用する前記荷重に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクと、前記第2の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルク及び前記第3の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクの合力トルクと、を逆向きの回転方向に作用させることを特徴とする。
または、本発明に係る荷重補償機構は、回転体に荷重が作用する第1の作用点と、前記回転体に第1の弾性体の弾性力が作用する第2の作用点と、前記回転体に第2の弾性体の弾性力が作用する第3の作用点と、を設け、前記第2の作用点は、前記回転体の回転軸と前記第3の作用点とを結ぶ直線と略直交する直線上に略配置し、前記第1の弾性体と前記第2の弾性体とは、略平行に配置し、前記第1の作用点に作用する前記荷重に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクと、前記第2の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルク及び前記第3の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクの合力トルクと、を逆向きの回転方向に作用させることを特徴とする。
前記第1の弾性体又は前記第2の弾性体の端部は、前記回転体が回転した際に前記第1の弾性体又は前記第2の弾性体が前記回転体の回転方向に振られないように、前記第2の作用点又は前記第3の作用点における前記第1の弾性体又は前記第2の弾性体の配置方向と略直交する方向への変位を許容する許容部を備えること、が好ましい。
前記第1の作用点が前記回転体の回転軸を通る鉛直上向きの直線上に略位置するときに、前記第1の弾性体と前記第2の弾性体のそれぞれの弾性力が略ゼロとなること、が好ましい。
または、前記第1の作用点が前記回転体の回転軸を通る鉛直上向きの直線上に略位置するときに、前記第2の弾性体に予め弾性力を導入すること、が好ましい。
上述の荷重補償機構において、以下の[式1]を満足すること、が好ましい。
[式1]k =k =mgl
但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をlとする。
さらに上述の荷重補償機構において、前記第1の作用点に作用する荷重がα倍に変化したときに、以下の[式1]且つ[式2]を満足すること、が好ましい。
[式1]k =k =mgl
[式2]k(l+l')=αmgl
但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体に導入する弾性力のための変化量をl'とする。
本発明の荷重補償機構の設計方法は、上述の荷重補償機構を設計するにあたって、以下の[式1]を満足させること、が好ましい。
[式1]k =k =mgl
但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をlとする。
さらに本発明の荷重補償機構の設計方法は、上述の荷重補償機構を設計するにあたって、前記第1の作用点に作用する荷重がα倍に変化したときに、以下の[式1]且つ[式2]を満足させることを特徴とする荷重補償機構の設計方法。
[式1]k =k =mgl
[式2]k(l+l')=αmgl
但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体に導入する弾性力のための変化量をl'とする。
以上、説明したように、本発明によると、荷重補償機構を簡単に実現できる。
本発明に係る基本原理1を模式的に示す図である。 本発明に係る基本原理1における、第2及び第3の作用点の変位を説明する図である。 本発明に係る基本原理1の異なる形態を模式的に示す図である。 本発明に係る基本原理2を模式的に示す図である。 本発明に係る基本原理2の異なる形態を模式的に示す図である。 本発明に係る基本原理3を模式的に示す図である。 本発明に係る基本原理を昇降装置に適用した形態を模式的に示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。先ず、本発明に係る荷重補償機構の基本原理を説明し、その後に当該荷重補償機構の適用形態を説明する。ちなみに、以下の説明において、荷重mgが作用する方向と平行な方向をY軸方向とし、Y軸方向と直交方向をX軸方向とする。
<基本原理1>
本発明に係る荷重補償機構の基本原理1を説明する。本原理では、図1に示すように、回転体であるリンク101がY軸方向に配置されている。リンク101は、回転軸O1を中心として回転する。リンク101の一方の端部には、荷重mg(以下、単にmgと示す)が作用する第1の作用点Pが設けられている。
リンク101の他方の端部には、第1の弾性体102の弾性力が作用する第2の作用点Aが設けられている。第1の弾性体102は、X軸方向に配置されている。第1の弾性体102としては、例えばコイルバネを用いることができるが、弾性係数を有するゴム等の部材でも良い。第1の弾性体102の一方の端部は、基台100に連結されている。第1の弾性体102の他方の端部は、第2の作用点Aに連結されている。第1の弾性体102は、リンク101が回転していない状態、即ち図1ではY軸方向に配置されている状態で、自然長(張力ゼロ)となるように配置されている。ちなみに、図1では、リンク101の配置を明瞭に示すために、第1の弾性体102の配置位置が正確に示されていない。
ここで、リンク101が回転軸O1を中心に回転した際に、第1の弾性体102がY軸方向に捻じれないように、リンク101のY軸方向への変位を許容する許容部1021を備えていることが好ましい。許容部1021は、第2の作用点AからZ軸方向に突出する突出部1021aと、第1の弾性体102の他方の端部に設けられた摺動板1021bと、を備えている。これにより、図1に示すように、リンク101の第1の作用点Pにmgが作用して、リンク101が矢印R方向に回転すると、突出部1021aは摺動板1021b上を摺動しつつ、当該摺動板1021bを押し込む。そのため、第1の弾性体102がリンク101の回転に追従して捻じれることがない。
リンク101における、回転軸O1と第2の作用点A、即ち本原理では第1の作用点Pと第2の作用点Aとを結ぶ直線L1上には、第2の弾性体103の弾性力が作用する第3の作用点Bが設けられている。第3の作用点Bは、回転軸O1と第2の作用点Aとの間の位置に配置されている。第2の弾性体103は、Y軸方向に配置されている。第2の弾性体103としては、例えばコイルバネを用いることができるが、弾性係数を有するゴム等の部材でも良い。第2の弾性体103の一方の端部は、基台100に連結されている。第2の弾性体103の他方の端部は、第3の作用点Bに連結されている。第2の弾性体103は、リンク101が回転していない状態で、自然長となるように配置されている。ちなみに、図1では、リンク101の配置を明瞭に示すために、第2の弾性体103の配置位置が正確に示されていない。
ここで、リンク101が回転軸O1を中心に回転した際に、第2の弾性体103がX軸方向に捻じれないように、リンク101のX軸方向への変位を許容する許容部1031を備えることが好ましい。許容部1031は、第3の作用点BからZ軸方向に突出する突出部1031aと、第2の弾性体103の他方の端部に設けられた摺動板1031bと、を備えている。これにより、図1に示すように、リンク101の第1の作用点Pにmgが作用して、リンク101が矢印R方向に回転すると、突出部1031aは摺動板1031b上を摺動しつつ、当該摺動板1031bを押し込む。そのため、第2の弾性体103がリンク101の回転に追従して捻じれることがない。
すなわち、第1の作用点Pに作用するmgに基づく回転軸O1回りの回転モーメントτと、第2の作用点Aに作用する第1の弾性体102の弾性力に基づく回転軸O1回りの回転モーメントτ及び第3の作用点Bに作用する第2の弾性体103の弾性力に基づく回転軸O1回りの回転モーメントτと、は互いに回転軸O1を中心に逆向きの回転方向に作用する。そのため、回転モーメントτと、回転モーメントτとτとを加算した値と、が等しいと、mgを補償する機構となる。
具体的に云うと、図2に示すように、第1の作用点Pにmgが作用して、リンク101が回転軸O1を中心として矢印R方向に回転角θ、回転したとすると、第1の作用点Pに作用するmgに基づく回転軸O1回りの回転モーメントτは、[式1]で表される。
[式1] τ=mglsinθ
但し、第1の作用点Pから回転軸O1までの距離をlとする。
この時の第1の弾性体102のX軸方向の変位xは、[式2]で表される。
[式2] x=lsinθ
但し、第2の作用点Aから回転軸O1までの距離をlとする。
また、第2の弾性体103のY軸方向の変位yは、[式3]で表される。
[式3] y=l(1−cosθ)
但し、第3の作用点Bから回転軸O1までの距離をlとする。
そのため、第2の作用点AにおいてX軸方向に作用する力fは、[式4]で表される。
[式4] f=kx=ksinθ
但し、第1の弾性体102の弾性係数をkとする。
また、第3の作用点BにおいてY軸方向に作用する力fは、[式5]で表される。
[式5] f=ky=k(1−cosθ)
但し、第2の弾性体103の弾性係数をkとする。
よって、第2の作用点Aに作用する第1の弾性体102の弾性力に基づく回転軸O1回りの回転モーメントτは、[式6]で表される。
[式6] τ=k sinθcosθ
また、第3の作用点Bに作用する第2の弾性体103の弾性力に基づく回転軸O1回りの回転モーメントτは、[式7]で表される。
[式7] τ=k (1−cosθ)sinθ
したがって、回転モーメントτとτとの合計トルク(合力トルク)τは、[式8]で表される。
[式8] τ=k sinθcosθ+k (1−cosθ)sinθ
ここで、k =k とすると、[式8]は[式9]で表される。
[式9] τ=k sinθ
そのため、上方に作用する力ωは、[式10]で表される。
[式10] ω=τ/(lsinθ)=k /l
これにより、上述の原理は上方に作用する力を一定にすることができる。
さらに、k =k =Cとすると、[式8]は[式11]で表される。
[式11] τ=Csinθ
そのため、[式1]より、C=mglを満たせば、mgを補償することができる機構が実現できる。
このように、本出願人は上述のようにk =k =mglの関係を満たすと、上方に作用する力ωを一定にでき、且つmgを補償することができることを見出し、上述のように設計することで、簡単に荷重補償機構を実現することができる。
上述の荷重補償機構の設計方法では、mgまでしか荷重を補償することができないので、第2の弾性体103に初期弾性力を導入しておくことが好ましい。
すなわち、第2の弾性体103に初期弾性力を導入するべく、図1に示すように、初期設置点(平衝点)をl'だけ下方に移動させる。
これにより、[式3]は[式12]に変化する。
[式12] y=l(1−cosθ)+l'
ここで、l'を、lを用いてl'=l(α−1)と表すと、[式9]は[式13]で表される。
[式13] τ=Cαsinθ
この場合、α=1は初期変位l=0のことであり、mgを補償することになる。そして、α=2とすると、l'=lとなり、補償できる荷重は2倍になる。このように、第2の弾性体103に初期弾性力を導入するだけで、対応荷重を調整することができる。ちなみに、第2の弾性体103を予め伸張させて設置すると、対応荷重を減らすことができる。なお、第2の弾性体103のみに初期弾性力を導入するのは、上述のようにcosθを消すことができるようにするためであり、後述の原理においても同様である。そのため、y軸方向への回転モーメントを生じさせる弾性体に初期弾性力が導入される。
上述の原理は、リンク101における第1の作用点Pが設けられた側と回転軸O1を挟んで逆側に、第2の作用点A及び第3の作用点Bを設けたが、図3に示すように、リンク101における第1の作用点Pと回転軸O1との間に、第2の作用点A及び第3の作用点Bを設けても良い。要するに、第1の作用点Pに作用するmgに基づく回転軸O1回りの回転モーメントに対して、第2の作用点Aに作用する第1の弾性体102の弾性力に基づく回転軸O1周りの回転モーメント及び第3の作用点Bに作用する第2の弾性体103の弾性力に基づく回転軸O1周りの回転モーメントの合力モーメントが逆向きの回転方向に作用し、且つ等しくなるように、第2の作用点Aや第3の作用点B、及び第1の弾性体102や第2の弾性体103の配置並びに弾性係数は適宜、変更されるが、少なくとも回転軸O1と第3の作用点Bとを結ぶ直線L1上に第2の作用点Aが配置される場合、第1の弾性体102と第2の弾性体103とは略直交するように配置される。
<基本原理2>
本発明に係る荷重補償機構の基本原理2を説明する。本原理は、上述の基本原理1と同様の技術的思想に立脚し、第2の作用点A及び第2の弾性体103の配置が異なる。なお、上述の基本原理1と重複する説明は省略する。
すなわち、図4に示すように、本原理のリンク201は、T字形状に形成されている。詳細には、リンク201の一方の端部に第1の作用点Pが設けられている。リンク201の他方の端部に第3の作用点Bが設けられている。そして、第1の作用点Pと第3の作用点Bとを結ぶ直線L2と直交し、且つ回転軸O2を通る直線L3上に第2の作用点Aが設けられている。このように配置された第2の作用点Aに対して第1の弾性体102がY軸方向に連結されている。また、第3の作用点Bに対して第2の弾性体103がY軸方向に連結されている。
このとき、リンク201が回転軸O2を中心に矢印R方向に回転角θ、回転したとすると、第1の弾性体102のY軸方向の変位yは、[式14]で表される。
[式14] y=lsinθ
また、第2の弾性体103のY軸方向の変位yは、[式15]で表される。
[式15] y=l(1−cosθ)
そのため、第2の作用点AにおいてY軸方向に作用する力fは、[式16]で表される。
[式16] f=ksinθ
また、第3の作用点BにおいてY軸方向に作用する力fは、[式17]で表される。
[式17] f=k(1−cosθ)
よって、第2の作用点Aに作用する第1の弾性体102の弾性力に基づく回転軸O2回りの回転モーメントτは、[式18]で表される。
[式18] τ=k sinθcosθ
また、第3の作用点Bに作用する第2の弾性体103の弾性力に基づく回転軸O2回りの回転モーメントτは、[式19]で表される。
[式19] τ=k (1−cosθ)sinθ
このように[式18]は基本原理1の[式6]に等しく、[式19]は基本原理1の[式7]に等しいので、その後は、基本原理1と同様に設計すれば、本原理も荷重を補償できる機構を実現することができる。
上述の原理は、第1の弾性体102及び第2の弾性体103をY軸方向に配置しているが、図5に示すように、X軸方向に配置しても良い。要するに、第1の作用点Pに作用するmgに基づく回転軸O2回りの回転モーメントに対して、第2の作用点Aに作用する第1の弾性体102の弾性力に基づく回転軸O2回りの回転モーメント及び第3の作用点Bに作用する第2の弾性体103の弾性力に基づく回転軸O2回りの回転モーメントの合力モーメントが逆向きの回転方向に作用し、且つ等しくなるように、第2の作用点Aや第3の作用点B、及び第1の弾性体102や第2の弾性体103の配置並びに弾性係数は適宜、変更される。
例えば、上述の原理の応用例としては、図6に示す原理でも良い。図6に示す原理は、第1のリンク301と、第2のリンク302と、第3のリンク303と、を備えている。第1のリンク301は、L字形状に形成されている。すなわち、第1のリンク301は、第1辺301aと、第1辺301aの端部に直交する第2辺301bと、を備えている。第1のリンク301の第1辺301aの一方の端部に第1の作用点Pが設けられている。第1のリンク301の第1辺301aの他方の端部に回転軸O3が設けられている。第1のリンク301における回転軸O3と第1の作用点Pとの間の位置に第4の作用点Dが設けられている。第4の作用点Dには、回転可能に第2のリンク302の一方の端部が連結されている。第2のリンク302の他方の端部は、具体的な図示を省略したが、X軸方向に摺動可能な構成とされている。第2のリンク302の他方の端部は、X軸方向に配置された第1の弾性体102に連結されている。つまり、第2のリンク302の他方の端部は、第2の作用点Aとされている。
第1のリンク301の第2辺301bの端部に第5の作用点Eが設けられている。第5の作用点Eには、回転可能に第3のリンク303の一方の端部が連結されている。第3のリンク303の他方の端部は、具体的な図示を省略したが、X軸方向に摺動可能な構成とされている。第3のリンク303の他方の端部は、X軸方向に配置された第2の弾性体103に連結されている。つまり、第3のリンク303の他方の端部は、第3の作用点Bとされている。
このような構成により、図6に破線で示したように、第1のリンク301が回転していない状態では、第2のリンク302は第1のリンク301の第1辺301aと共にY軸方向に配置される。第1のリンク301の第2辺301bと第3のリンク303とは、第5の作用点Eを挟んでX軸方向に展開される。
ちなみに、第2及び第3のリンク302、303の端部を摺動可能な構成とするには、例えばリンクの端部にZ軸方向に突出するピンを設け、当該ピンをX軸方向に設けられた溝内に挿入する等の構成で実現できる。
ここで、図6に示すように、回転軸O3から第4の作用点Dまでの距離、及び第2の作用点Aから第4の作用点Dまでの距離をl/2とする。そして、回転軸O3から第5の作用点Eまでの距離、及び第3の作用点Bから第5の作用点Eまでの距離をl/2とする。
このように設定することで、第1のリンク301が回転軸O3を中心として矢印R方向に回転角θ、回転したとすると、第1の弾性体102のX軸方向の変位xは、[式20]で表される。
[式20] x=lsinθ
また、第2の弾性体103のX軸方向の変位xは、[式21]で表される。
[式21] x=l(1−cosθ)
そして、第2の作用点Aに作用する第1の弾性体102の弾性力に基づく回転軸O3回りの回転モーメントτを求める際には、第2の作用点Aの位置を回転軸O3と第4の作用点Dとを結ぶ直線L4上の点A'の位置に擬制することができ、結果として上述の[式18]で求めることができる。
また、第3の作用点Bに作用する第2の弾性体103の弾性力に基づく回転軸O3回りの回転モーメントτを求める際には、第3の作用点Bの位置を回転軸O3と第5の作用点Eとを結ぶ直線L5上の点B'の位置に擬制することができ、結果として上述の[式19]で求めることができる。
よって、図6の原理でも、図4や図5の原理と同様に、荷重を補償できる機構を実現することができる。
<適用形態>
上述の基本原理を昇降装置に適用した形態を説明する。本適用形態の昇降装置1は、図7に示すように、リンク機構2と、基台3と、昇降台4と、第1の弾性体5と、第2の弾性体6と、を備えている。
リンク機構2は、直線状の第1のリンク21と、L字形状の第2のリンク22と、直線状の第3のリンク23と、を備えている。第1のリンク21と第2のリンク22とは、長手方向の中央部分で回転可能に連結されている。第2のリンク22は、第1辺221と、第1辺の下端に直交する第2辺222と、を備えている。
第1のリンク21の一方の端部は、基台3にX軸方向に摺動可能に連結されている。第1のリンク21の他方の端部は、昇降台4に回転可能に連結されている。第2のリンク22の第1辺221の一方の端部は、昇降台4にX軸方向に摺動可能に連結されている。第2のリンク22の第1辺221の他方の端部は、基台3に回転可能に連結されている。第2のリンク22の第2辺222の端部に、第3のリンク23の一方の端部が回転可能に連結されている。第3のリンク23の他方の端部は、基台3にX軸方向に摺動可能に連結されている。
基台3は、第1のリンク21の他端を摺動させることができるように、X軸方向に延在する第1の溝部31を備えている。第1の溝部31に第1のリンク21の他方の端部に設けられたピン21aが挿入されている。また、基台3は、第3のリンク23の他方の端部を摺動させることができるように、X軸方向に延在する第2の溝部32を備えている。第2の溝部32に第3のリンク23の他方の端部に設けられたピン23aが挿入されている。
昇降台4は、第2のリンク22の第1辺221の一方の端部を摺動させることができるように、X軸方向に延在する溝部41を備えている。溝部41に第2のリンク22の第1辺221の一方の端部に設けられたピン221aが挿入されている。
第1の弾性体5は、X軸方向に配置されている。第1の弾性体5の一端は、第2のリンク22の第1辺221の一方の端部に連結されている。第1の弾性体5の他方の端部は、昇降台4に連結されている。第2の弾性体6も、X軸方向に配置されている。第2の弾性体6の一方の端部は、第3のリンク23の他方の端部に連結されている。第2の弾性体6の他方の端部は、基台3に連結されている。第1の弾性体5及び第2の弾性体6は、第1のリンク21及び第2のリンク22が回転していない状態、即ちθ=0°の状態で自然長となるように連結されている。ちなみに、本形態では、第1の弾性体5や第2の弾性体6をX軸方向に配置するので、弾性体を基台3や昇降台4内に格納することができ、昇降装置として機能的な構成にすることができる。また、弾性体をY軸方向に配置する場合に比べて、昇降台4を上下動させる範囲を大きく確保することができる。
このような構成の昇降装置1の昇降台4に荷物7を置き、任意の高さとすると、第1の弾性体5及び第2の弾性体6は、第1のリンク21及び第2のリンク22が回転していない状態、即ちθ=0°で自然長となるように連結されているので、図7に示すように、第2のリンク22の第1辺221の一方の端部のX軸方向の変位xは、[式22]で表される。
[式22] x=lsinθ
但し、第2のリンク22の第1辺221の長さをlとする。
また、第3のリンク23の他方の端部のX軸方向の変位xは、[式23]で表される。
[式23] x=l(1−cosθ)
但し、第2のリンク22の第2辺222の長さをl/2、第3のリンク23の長さをl/2とする。
すなわち、本形態は、第2のリンク22の第1辺221の一方の端部は、上述した基本原理1の第1の作用点Aに対応させ、第3のリンク23の他方の端部は、上述の基本原理2の第3の作用点Bに対応させることができ、上述の基本原理に基づいて設計すると、荷重を補償し得る昇降装置1を実現することができる。
以上、本発明に係る荷重補償機構及びその設計方法の実施形態を説明したが、上記の構成に限らず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、変更することが可能である。
1 昇降装置
2 リンク機構
3 基台、31 第1の溝部、32 第2の溝部
4 昇降台、41 溝部
5 第1の弾性体
6 第2の弾性体
7 荷物
21 第1のリンク、21a ピン
22 第2のリンク、221 第1辺、221a ピン、222 第2辺
23 第3のリンク、23a ピン
100 基台
101 リンク
102 第1の弾性体
103 第2の弾性体
201 リンク
301 第1のリンク、301a 第1辺、301b 第2辺
302 第2のリンク
303 第3のリンク
1021 許容部、1021a 突出部、1021b 摺動板
1031 許容部、1031a 突出部、1031b 摺動板

Claims (9)

  1. 回転体に荷重が作用する第1の作用点と、前記回転体に第1の弾性体の弾性力が作用する第2の作用点と、前記回転体に第2の弾性体の弾性力が作用する第3の作用点と、を設け、
    前記第2の作用点は、前記回転体の回転軸と前記第3の作用点とを結ぶ直線上に略配置し、
    前記第1の弾性体と前記第2の弾性体とは、略直交するように配置し、
    前記第1の作用点に作用する前記荷重に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクと、前記第2の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルク及び前記第3の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクの合力トルクと、を逆向きの回転方向に作用させることを特徴とする荷重補償機構。
  2. 回転体に荷重が作用する第1の作用点と、前記回転体に第1の弾性体の弾性力が作用する第2の作用点と、前記回転体に第2の弾性体の弾性力が作用する第3の作用点と、を設け、
    前記第2の作用点は、前記回転体の回転軸と前記第3の作用点とを結ぶ直線と略直交する直線上に略配置し、
    前記第1の弾性体と前記第2の弾性体とは、略平行に配置し、
    前記第1の作用点に作用する前記荷重に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクと、前記第2の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルク及び前記第3の作用点に作用する弾性力に基づく前記回転体の回転軸回りのトルクの合力トルクと、を逆向きの回転方向に作用させることを特徴とする荷重補償機構。
  3. 前記第1の弾性体又は前記第2の弾性体の端部は、前記回転体が回転した際に前記第1の弾性体又は前記第2の弾性体が前記回転体の回転方向に振られないように、前記第2の作用点又は前記第3の作用点における前記第1の弾性体又は前記第2の弾性体の配置方向と略直交する方向への変位を許容する許容部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の荷重補償機構。
  4. 前記第1の作用点が前記回転体の回転軸を通る鉛直上向きの直線上に略位置するときに、前記第1の弾性体と前記第2の弾性体のそれぞれの弾性力が略ゼロとなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の荷重補償機構。
  5. 前記第1の作用点が前記回転体の回転軸を通る鉛直上向きの直線上に略位置するときに、前記第2の弾性体に予め弾性力を導入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の荷重補償機構。
  6. 請求項4に記載の荷重補償機構において、
    以下の[式1]を満足することを特徴とする荷重補償機構。
    [式1]k =k =mgl
    但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をlとする。
  7. 請求項5に記載の荷重補償機構において、
    前記第1の作用点に作用する荷重がα倍に変化したときに、以下の[式1]且つ[式2]を満足することを特徴とする荷重補償機構。
    [式1]k =k =mgl
    [式2]k(l+l')=αmgl
    但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体に導入する弾性力のための変化量をl'とする。
  8. 請求項4に記載の荷重補償機構を設計するにあたって、
    以下の[式1]を満足させることを特徴とする荷重補償機構の設計方法。
    [式1]k =k =mgl
    但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をlとする。
  9. 請求項5に記載の荷重補償機構を設計するにあたって、
    前記第1の作用点に作用する荷重がα倍に変化したときに、以下の[式1]且つ[式2]を満足させることを特徴とする荷重補償機構の設計方法。
    [式1]k =k =mgl
    [式2]k(l+l')=αmgl
    但し、前記第1の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第2の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体の弾性係数がk、前記回転体の回転軸から第3の作用点までの距離をl、第1の作用点に作用する荷重をmg、回転体の回転軸から第1の作用点までの距離をl、前記第2の弾性体に導入する弾性力のための変化量をl'とする。
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