JP2011254559A - プロファイル利用支援装置、プロファイル利用支援方法、プログラム - Google Patents

プロファイル利用支援装置、プロファイル利用支援方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援するプロファイル利用支援装置を提供する。
【解決手段】プロファイル群の中から任意に選択された第1のプロファイルを適用して再現される色と、第1のプロファイルを除いた第2のプロファイルを適用して再現される色との、色差を算出し、算出した色差に応じて第2のプロファイルを整列し、整列された並び順に、第2のプロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面に表示する。そして、検索結果表示画面から選択された第2のプロファイルを適用して画像を表示する。
【選択図】図7

Description

本発明は、印刷に使用するインキの色合いを決定する作業に関し、特にプロファイルの利用を支援するプロファイル利用支援装置、プロファイル利用支援方法、プログラムに関する。
建材等の印刷は、一般に、グラビア印刷方式で行われる。ここで、雑誌等のグラビア印刷では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックといったプロセスカラーと呼ばれる4色のインキを用いるのが普通であるが、建材等のグラビア印刷では、目的や用途に適したインキが用いられる。これは、求められる物性 (接着性や耐候性等) に合ったものを使用するためでもあるが、プロセスカラーでは表現しにくい色調を出すためでもある。そのため、建材等の印刷作業では、インキの色合いを決定する工程が重要となる。
こうした作業の中で、例えば、グラビア印刷等による印刷物と類似した色調を持ったデジタル出力を必要とする場合がある。このような場合、レタッチ作業により、対象とする印刷物とコンピュータの画面を見比べながら、色調を合わせる作業が一般的である。しかし、レタッチ作業は熟練者が行う必要があり、負荷が高い作業である。一方、別の方法として、対象とする印刷物から採取した測色値をもとにしたプロファイルを作成し、プロファイルを活用することで、印刷物と整合性の高いデジタル出力を得ることができる。ここで、プロファイルとは、色変換における辞書に相当する情報である。特に、ICC(International Color Consortium)規格準拠のプロファイルは、ICCプロファイルと呼ばれる。本発明者らは、特許文献1に開示されているように、プロファイルを用いて色合い決定作業の負担を軽減する仕組みを提案している。特許文献1に開示された発明によって、色合い決定作業の負担が大幅に軽減された。
特開2006−187964号公報
しかしながら、多数のプロファイルが作成された場合、その中から所望のプロファイルを選択する際、一つ一つのプロファイルを画像に適用して確認する必要があった。また、同時に複数のプロファイルを適用した画像を画面に表示できなかったため、画面上で比較して検討することが困難であった。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたもので、その目的はインキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援するプロファイル利用支援装置を提供することである。
前述した目的を達成するために第1の発明は、インキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援する装置であって、前記プロファイルを保持するプロファイル保持手段と、前記プロファイル保持手段で保持されたプロファイル群の中から任意に選択されたプロファイルを適用して再現される色玉を表示する色玉表示手段と、を具備することを特徴とするプロファイル利用支援装置である。
更に、前記色玉表示手段で表示された前記色玉が選択されると、対応する前記プロファイルを適用して任意の画像を表示する第1の画像表示手段、を具備することが望ましい。
第2の発明は、インキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援する方法であって、前記プロファイルを保持するステップと、前記プロファイルを保持するステップで保持されたプロファイル群の中から任意に選択されたプロファイルを適用して再現される色玉を表示するステップと、を含むことを特徴とするプロファイル利用支援方法である。
更に、前記色玉を表示するステップで表示された前記色玉が選択されると、対応する前記プロファイルを適用して任意の画像を表示するステップ、を含むことが望ましい。
第3の発明は、コンピュータを第1の発明のプロファイル利用支援装置として機能させるプログラムである。
本発明により、インキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援するプロファイル利用支援装置を提供することができる。特に、作業者は容易に所望のプロファイルを選択することができる。また、作業者は複数のプロファイルを適用した画像を画面上で比較検討することができる。
プロファイル利用支援装置1を実現するコンピュータのハードウェア構成図 プロファイル利用支援装置1の概略構成図 プロファイル利用支援装置1の処理手順を示すフローチャート プロファイル選択画面51の一例を示す図 プロファイル詳細情報表示画面67の一例を示す図 プロファイル利用支援装置1aの概略構成図 プロファイル利用支援装置1aの処理手順を示すフローチャート 検索条件入力画面57の一例を示す図 色差算出の一例を示す模式図 プロファイル利用支援装置1bの概略構成図 プロファイル利用支援装置1bの処理手順を示すフローチャート 検索条件入力画面57の一例を示す図 検索条件入力画面57の一例を示す図 第2のプロファイルの抽出範囲83の一例を示す模式図 第2のプロファイルの抽出範囲83の一例を示す模式図 プロファイル利用支援装置1cの概略構成図 プロファイル利用支援装置1cの処理手順を示すフローチャート 色玉表示画面75の一例を示す図 プロファイル利用支援装置1dの概略構成図 プロファイル利用支援装置1dの処理手順を示すフローチャート
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
第1の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るプロファイル利用支援装置1を実現するコンピュータのハードウェア構成図である。
プロファイル利用支援装置1は、制御部3、記憶部5、メディア入出力部7、通信制御部9、入力部11、表示部13、周辺機器I/F部15等が、バス17を介して接続される。
制御部3は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等で構成される。
CPUは、記憶部5、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス17を介して接続された各装置を駆動制御し、プロファイル利用支援装置1が行う後述する処理(図3参照)を実現する。
ROMは、不揮発性メモリであり、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持している。
RAMは、揮発性メモリであり、記憶部5、ROM、記録媒体等からロードしたプログラム、データ等を一時的に保持するとともに、制御部3が各種処理を行う為に使用するワークエリアを備える。
記憶部5は、HDD(ハードディスクドライブ)であり、制御部3が実行するプログラム、プログラム実行に必要なデータ、OS(オペレーティングシステム)等が格納される。プログラムに関しては、OS(オペレーティングシステム)に相当する制御プログラムや、後述の処理に相当するアプリケーションプログラムが格納されている。
これらの各プログラムコードは、制御部3により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて各種の手段として実行される。
メディア入出力部7(ドライブ装置)は、データの入出力を行い、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクドライブ、CDドライブ(−ROM、−R、RW等)、DVDドライブ(−ROM、−R、−RW等)、MOドライブ等のメディア入出力装置を有する。
通信制御部9は、通信制御装置、通信ポート等を有し、コンピュータとネットワーク19間の通信を媒介する通信インタフェースであり、ネットワーク19を介して、他のコンピュータ間との通信制御を行う。
入力部11は、データの入力を行い、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、テンキー等の入力装置を有する。
入力部11を介して、コンピュータに対して、操作指示、動作指示、データ入力等を行うことができる。
表示部13は、CRTモニタ、液晶パネル等のディスプレイ装置、ディスプレイ装置と連携してコンピュータのビデオ機能を実現するための論理回路等(ビデオアダプタ等)を有する。
周辺機器I/F(インタフェース)部15は、コンピュータに周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部15を介してコンピュータは周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部15は、USBやIEEE1394やRS−232C等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
バス17は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
次に、図2を参照しながら、プロファイル利用支援装置1の構成について説明する。
図2は、プロファイル利用支援装置1の概略構成図である。
プロファイル利用支援装置1は、プロファイルデータベース21、プロファイル選択画面表示手段23、選択情報入力手段25、文字列検索手段26、識別情報表示手段31、第1の画像表示手段33等を備える。
プロファイル保持手段としてのプロファイルデータベース21は、複数のプロファイル情報を保持する。プロファイル情報は、例えば、グラビア印刷に用いたインキの組み合わせの測色値等を基に作成された情報である。ここで測色値は、標準的な色空間(L*a*b*)で表されているものとする。上記色空間(L*a*b*)は、CIE(Commission Internationale de L‘eclairage:国際照明委員会)が1976年に提案したCIE1976L*a*b*と呼ばれる色度図であり、彩度と色相をa*軸(赤〜緑)、b*軸(青〜黄)という2つのパラメータで表し、それに明度のL*軸のパラメータを加えて色を定義する。以下、L*値、a*値、b*値を区別しない場合にはパラメータ値と呼び、3つの値の組を色空間パラメータと呼ぶこととする。
尚、プロファイルデータベース21は、図2ではプロファイル利用支援装置1の内部に存在するものと図示しているが、プロファイル利用支援装置1の外部に格納されていても構わない。その場合、プロファイル利用支援装置1は、図1のネットワーク19を介して、プロファイルデータベース21を参照する。
プロファイル選択画面表示手段23は、プロファイルデータベース21を参照し、プロファイル選択画面を表示する。プロファイル選択画面の詳細は、図4、図5の説明にて後述する。
選択情報入力手段25は、プロファイル選択画面における選択情報を入力する。ここで、選択情報とは、プロファイル選択画面に配置されるボタンの押下情報、テキストボックス内の文字情報等を全て含むものとする。データの入力は、入力部11を介して、対話処理にて行う。
文字列検索手段26は、任意に入力された文字列を用いて前記プロファイルの検索を行う。詳細は、図4の説明にて後述する。
識別情報表示手段31は、第2のプロファイルの識別情報をプロファイル選択画面に表示する。識別情報は、例えば、ファイル名等である。
第1の画像表示手段33は、選択された識別情報に対応するプロファイルを適用して任意の画像を表示する。なお、プロファイルを適用した画像表示の仕組みは既知であるため、詳細な説明を省略する。
次に、図3から図5を参照しながら、プロファイル利用支援装置1の動作の詳細について説明する。
図3は、プロファイル利用支援装置1の処理手順を示すフローチャートである。
図4は、プロファイル選択画面51の一例を示す図である。
図5は、プロファイル詳細情報表示画面67の一例を示す図である。
図3に示すように、入力部11を介して、プロファイル選択画面51の表示命令情報が入力されると、制御部3は、プロファイル選択画面51を表示する(ステップ91)。
図4に示すように、プロファイル選択画面51には、画像ファイル名53、検索結果表示画面55、検索条件入力画面57等が表示される。
画像ファイル名53は、プロファイルの適用対象となる画像のファイル名である。
検索結果表示画面55は、プロファイルの検索結果を表示する画面である。表示項目は、プロファイルのファイル名、作成日、コメント、拡張コメント(図示せず)等である。コメントと拡張コメントは、ファイルを作成する際、作業者が任意に入力できる文字情報である。作業者は、入力部11を介して、検索結果表示画面55に表示されたプロファイルを選択することができる。プロファイルを選択した場合、例えば、図5の説明で後述するプロファイル詳細情報表示画面67に選択結果が反映される。
検索条件入力画面57は、プロファイルの検索条件を入力する画面である。配置されるボタン等は、例えば、検索条件を選択する検索条件選択ボタン59、近似値検索のロジックを選択する近似値検索のロジック選択ボタン61、ファイル名、またはファイル名の検索キーワードを入力するファイル名テキストボックス62、コメントの検索キーワードを入力するコメントテキストボックス63、拡張コメントの検索キーワードを入力する拡張コメントテキストボックス64、検索実行命令を入力する検索実行ボタン65等である。尚、前述した検索結果表示画面55でプロファイルが選択された場合、選択結果がファイル名テキストボックス62、コメントテキストボックス63、拡張コメントテキストボックス64に反映されるようにしても良い。
図4は、検索条件選択ボタン59の「絞込み検索」を選択し、ファイル名のテキストボックス62に「PRO」を入力し、検索実行ボタン65を押下した後の画面表示例となっている。図4に示すように、本実施の形態では、任意に入力された文字列である検索キーワードを用いて、例えば、ファイル名の全て、または一部が合致するプロファイルを検索する。また、例えば、コメントや拡張コメントの全て、または一部が合致するプロファイルを検索する。
尚、図4に示すプロファイル選択画面51は、本実施の形態に限るものではなく、後述する実施の形態でも用いられる。
次に、入力部11を介して、検索ロジック選択情報と検索文字列情報が入力されると(ステップ92)、検索処理を行うため、ステップ93に進む。
次に、制御部3は、検索文字列情報を用いてプロファイルを検索する(ステップ93)。プロファイルの検索は、図4の説明にて前述した通りである。
次に、制御部3は、検索されたプロファイルのファイル名を表示する(ステップ94)。
図5に示すように、プロファイル詳細情報表示画面67には、プロファイルの詳細情報に加えて、表示されているプロファイルの適用命令を入力する適用実行ボタン69が表示される。
詳細情報の表示領域は、プロファイルのファイル名を表示するファイル名表示領域70、作成日を表示する作成日表示領域71、コメントを表示するコメント表示領域72、拡張コメントを表示する拡張コメント表示領域73等である。表される情報は、前述した検索結果表示画面55で選択されたプロファイルの情報である。
尚、プロファイル詳細情報表示画面67は、図4に示されるプロファイル選択画面51の一部として表示しても良いし、別画面領域に表示しても良い。
また、図5に示すプロファイル詳細情報表示画面67は、本実施の形態に限るものではなく、後述する実施の形態でも用いられる。
次に、入力部11を介して、適用プロファイル選択情報が入力されると(ステップ95)、制御部3は、入力された選択情報に対応するプロファイルを適用して画像を表示する(ステップ96)。
以上、詳細に説明したように、第1の実施の形態によれば、任意に入力された文字列を用いてプロファイルの検索を行い、プロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面55に表示する。そして、入力された適用プロファイル選択情報に対応するプロファイルを適用して画像を表示する。
第1の実施の形態によって、作業者は、プロファイルの識別情報としてのファイル名、コメント、拡張コメント等からプロファイルを検索し、画像に適用することができる。特に、プロファイルを作成した際、プロファイルの詳細情報をコメントや拡張コメント等として入力しておくことで、プロファイルの詳細情報から所望のプロファイルを検索し、画像に適用することができる。
次に、第2の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るプロファイル利用支援装置1aを実現するコンピュータのハードウェア構成図である。
ハードウェア構成は第1の実施形態における説明と同様であるため、以下の実施の形態において説明を省略する。
次に、図6を参照しながら、プロファイル利用支援装置1aの構成について説明する。
図6は、プロファイル利用支援装置1aの概略構成図である。
以下の実施の形態において、図2に示す構成要素と同一の機能を果たす要素には、同一の番号を付し、重複した説明を避ける。
プロファイル利用支援装置1aは、プロファイルデータベース21、プロファイル選択画面表示手段23、選択情報入力手段25、第1の色差算出手段27、プロファイル整列手段29、識別情報表示手段31、第1の画像表示手段33等を備える。
第1の色差算出手段27は、プロファイルデータベース21を参照し、プロファイル群の中から任意に選択された第1のプロファイルを適用して再現される色と、プロファイル群の中から第1のプロファイルを除いた第2のプロファイルを適用して再現される色との、色差を算出する。
色差とは、前述した色空間(L*a*b*)で表現された2つの色の差をいい、次に示す数式で算出する。
Figure 2011254559
ただし、△E:色差、L1:第1のプロファイルを適用して再現される色のL*値、a1:第1のプロファイルを適用して再現される色のa*値、b1:第1のプロファイルを適用して再現される色のb*値、L2:第2のプロファイルを適用して再現される色のL*値、a2:第2のプロファイルを適用して再現される色のa*値、b2:第2のプロファイルを適用して再現される色のb*値である。
△Eの数値が小さいほど色差が少ないことを示す。例えば、両者の色を隣接して比較する場合、△Eが1程度であれば、ほとんどの人がその色差を認めることができる。
ここで、例えば、印刷に用いられるインキユニットがU1、U2、U3の3つの場合に、色差算出対象の色について説明する。
例えば、第1のプロファイルを適用して再現されるU1の100%の色と、第2のプロファイルを適用して再現されるU1の100%の色との色差を算出する。同様に、U2の100%の色同士、U3の100%の色同士の色差を算出し、3色の色差を算出する。
また、例えば、第1のプロファイルを適用して再現されるU1とU2とU3の50%ずつを掛け合わせた色と、第2のプロファイルを適用して再現されるU1とU2とU3の50%ずつを掛け合わせた色との色差を算出する。
2つの例で示したように、色差算出対象は、複数色であっても良いし、1色であっても良い。
尚、色差算出対象の色は、ここに述べた例に限定されないことは言うまでもない。
プロファイル整列手段29は、色差に応じた所定の並び順に従い、第2のプロファイルを整列する。例えば、第1のプロファイルと色合いが近い順に整列する場合、色差が小さい順に整列する。整列のアルゴリズムは複数のものが知られているが、色差に応じた所定の並び順に整列を行うことができれば、いずれのアルゴリズムに従っても良い。
次に、図7から図9を参照しながら、プロファイル利用支援装置1aの動作の詳細について説明する。
図7は、プロファイル利用支援装置1aの処理手順を示すフローチャートである。
図8は、検索条件入力画面57の一例を示す図である。
図9は、色差算出の一例を示す模式図である。
図7に示すように、入力部11を介して、プロファイル選択画面51の表示命令情報が入力されると、制御部3は、プロファイル選択画面51を表示する(ステップ101)。
次に、入力部11を介して、プロファイル選択情報が入力されると(ステップ102)、制御部3は、入力された選択情報に対応する第1のプロファイルの詳細情報を表示する(ステップ103)。
尚、第1のプロファイルは、例えば、前述した第1の実施形態によって検索した中から選択しても良いし、他の実施形態によって検索した中から選択しても良い。
次に、入力部11を介して、検索ロジック選択情報が入力されると(ステップ104)、検索処理を行うため、ステップ105に進む。
図8に示すように、検索条件入力画面57において、例えば、作業者が、検索条件選択ボタン59の「近似値検索」を選択し、近似値検索のロジック選択ボタン61の「1:近似色」を選択し、ファイル名テキストボックス62に「PROFILE001.icc」を入力し、検索実行ボタン65を押下すると、入力部11を介して、検索ロジック選択情報が入力される。そして、制御部3は、ファイル名が「PROFILE001.icc」のプロファイルを第1のプロファイルとし、近似値検索のロジックが「1:近似色」の検索処理を開始する。
次に、制御部3は、色差算出対象の第2のプロファイルを決定する(ステップ105)。例えば、プロファイルデータベース21が保持するプロファイル群の中から、ファイル名の名前順で決定していく。尚、各プロファイルは、複数(通常は3個から5個)のインキで印刷された印刷の色情報が含まれているが、同じインキの数のプロファイルのみを対象とすることが望ましい。例えば、3色で印刷された印刷物から作成したプロファイルを第1のプロファイルとして選択した場合、プロファイル群の中から3色で印刷された印刷物から作成したプロファイルのみを第2のプロファイルとする。
ただし、例えば、4色で印刷された印刷物から作成したプロファイルを第2のプロファイルとすることで、3色で印刷された印刷物の色に最も近い4色で印刷された印刷物を検索することもできる。この場合、後述する色差算出処理では、第1のプロファイルを適用して再現される3色の50%ずつを掛け合わせた色と、第2のプロファイルを適用して再現される4色の50%ずつを掛け合わせた色との色差を算出しても良い。
次に、制御部3は、色差を算出し、保持する(ステップ106)。色差の算出は、前述した数1に示す数式に従って行う。
尚、L*値、a*値、b*値の各パラメータ値は、プロファイルデータベース21を参照する。また、算出結果の保持は、例えば、第2のプロファイルのファイル名とともに、RAMに格納する。
次に、制御部3は、全ての第2のプロファイルについて処理が終了したか確認する(ステップ107)。
処理が終了していない場合、ステップ105から繰り返す。
処理が終了している場合、ステップ108に進む。
次に、制御部3は、色差に応じた所定の並び順に従い、第2のプロファイルを整列する(ステップ108)。
図9では、図8に示した検索ロジック選択情報に対応する色差算出の一例を示している。図9に示すように、制御部3は、第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標81と第2のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標82との2点間の距離を算出する。ここで、△a*軸は、原点を81のa*値とし、82のa*値との相対値を示している。すなわち、81のa*値よりも82のa*値が大きい場合、82は△a*軸のプラス方向に位置し、81のa*値よりも82のa*値が小さい場合、82は△a*軸のマイナス方向に位置することになる。また、△b*軸も同様である。
尚、図9には△L*軸を図示していないが、実際には、3次元空間の距離を考えることになる。
近似値検索のロジックが「1:近似色」の検索処理の場合、第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標81からの距離が小さい順に第2のプロファイルを整列することになる。但し、3色で印刷された印刷物から作成したプロファイルを第1のプロファイルとして選択した場合、例えば、3色の色差を算出したとすると、3色の色差の和をプロファイル同士の距離と考える。
次に、制御部3は、整列された順に、第2のプロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面55に表示する(ステップ109)。このとき、△Eの値や、近似の順位を合わせて表示しても良い。
次に、入力部11を介して、適用プロファイル選択情報が入力されると(ステップ110)、制御部3は、入力された選択情報に対応する第2のプロファイルを適用して画像を表示する(ステップ111)。
以上、詳細に説明したように、第2の実施の形態によれば、プロファイル群の中から任意に選択された第1のプロファイルを適用して再現される色と、第1のプロファイルを除いた第2のプロファイルを適用して再現される色との、色差を算出し、算出した色差に応じて第2のプロファイルを整列し、整列された並び順に、第2のプロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面55に表示する。そして、入力された適用プロファイル選択情報に対応する第2のプロファイルを適用して画像を表示する。
第2の実施の形態によって、例えば、色差の小さい順に第2のプロファイルを整列すると、作業者は、第1のプロファイルに近似した色合いを持つ第2のプロファイルを適用することが容易となる。換言すると、第1のプロファイルを適用した画像の色合いに近似したものを表示したい場合、作業者は、検索結果表示画面55の先頭に表示されたファイル名を選択することで、プロファイルデータベース21が保持するプロファイル群の中から、所望のプロファイルを適用することができる。
尚、色差の小さい順に第2のプロファイルを整列する例を用いて、第1の実施の形態を説明したが、色差の大きい順に整列しても良いことは言うまでもない。色差の大きい順に整列すると、第1のプロファイルを適用した画像の色合いと大きく異なるものを表示したい場合、作業者は、検索結果表示画面55の先頭に表示されたファイル名を選択すれば良い。
次に、第3の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るプロファイル利用支援装置1bを実現するコンピュータのハードウェア構成図である。
次に、図10を参照しながら、プロファイル利用支援装置1bの構成について説明する。
図10は、プロファイル利用支援装置1bの概略構成図である。
プロファイル利用支援装置1bは、プロファイルデータベース21、プロファイル選択画面表示手段23、選択情報入力手段25、色空間パラメータ変換手段35、第2の色差算出手段37、プロファイル抽出手段39、識別情報表示手段31、第1の画像表示手段33等を備える。
色空間パラメータ変換手段35は、プロファイル群の中から任意に選択された第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータを所定の変換式で変換する。変換式は、例えば、1つのパラメータ値をプラス方向に一定の値だけ変換する式、またはマイナス方向に一定の値だけ変換する式等である。詳細は、図14と図15の説明にて後述する。
第2の色差算出手段37は、プロファイルデータベース21を参照し、変換された色空間パラメータを用いて、第1のプロファイルを適用して再現される色と、前記プロファイル群の中から第1のプロファイルを除いた第2のプロファイルを適用して再現される色との、色差または修正色差を算出する。
修正色差とは、色差の算出式を一部修正して算出した色差であり、次の数2から数4に示す数式で算出する。
Figure 2011254559
Figure 2011254559
Figure 2011254559
ただし、△E:色差、L1:第1のプロファイルを適用して再現される色のL*値、a1:第1のプロファイルを適用して再現される色のa*値、b1:第1のプロファイルを適用して再現される色のb*値、L2:第2のプロファイルを適用して再現される色のL*値、a2:第2のプロファイルを適用して再現される色のa*値、b2:第2のプロファイルを適用して再現される色のb*値、R:修正係数である。
色差算出対象は、第2の実施形態の説明で前述したように、複数色であっても良いし、1色であっても良い。また、色差算出対象の色は、第2の実施形態の説明で前述した例に相当する色であっても良いし、他の色であっても良い。
プロファイル抽出手段39は、算出された色差または修正色差に応じて第2のプロファイルを抽出する。詳細は、図14と図15の説明にて後述する。
次に、図11から図15を参照しながら、プロファイル利用支援装置1bの動作の詳細について説明する。
図11は、プロファイル利用支援装置1bの処理手順を示すフローチャートである。
図12と図13は、検索条件入力画面57の一例を示す図である。
図14と図15は、第2のプロファイルの抽出範囲83の一例を示す模式図である。
図11に示すように、入力部11を介して、プロファイル選択画面51の表示命令情報が入力されると、制御部3は、プロファイル選択画面51を表示する(ステップ201)。
次に、入力部11を介して、プロファイル選択情報が入力されると(ステップ202)、制御部3は、入力された選択情報に対応する第1のプロファイルの詳細情報を表示する(ステップ203)。
尚、第1のプロファイルは、例えば、前述した第1の実施形態によって検索した中から選択しても良いし、他の実施形態によって検索した中から選択しても良い。
次に、入力部11を介して、検索ロジック選択情報が入力されると(ステップ204)、検索処理を行うため、ステップ205に進む。
図12に示すように、検索条件入力画面57において、例えば、作業者が、検索条件選択ボタン59の「近似値検索」を選択し、近似値検索のロジック選択ボタン61の「2:バリエーション(近い)」を選択し、ファイル名テキストボックス62に「PROFILE001.icc」を入力し、検索実行ボタン65を押下すると、入力部11を介して、検索ロジック選択情報が入力される。そして、制御部3は、ファイル名が「PROFILE001.icc」のプロファイルを第1のプロファイルとし、近似値検索のロジックが「2:バリエーション(近い)」の検索処理を開始する。
また、図13に示すように、検索条件入力画面57において、例えば、作業者が、検索条件選択ボタン59の「近似値検索」を選択し、近似値検索のロジック選択ボタン61の「3:バリエーション(遠い)」を選択し、ファイル名テキストボックス62に「PROFILE001.icc」を入力し、検索実行ボタン65を押下すると、入力部11を介して、検索ロジック選択情報が入力される。そして、制御部3は、ファイル名が「PROFILE001.icc」のプロファイルを第1のプロファイルとし、近似値検索のロジックが「3:バリエーション(遠い)」の検索処理を開始する。
次に、制御部3は、検索式を決定する(ステップ205)。検索式は、色空間パラメータの変換に用いる変換式と、色差または修正色差を算出する算出式の両方を含めたものを意味する。検索式については、図14と図15の説明にて後述する。
次に、制御部3は、第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの少なくとも一つを変換する(ステップ206)。
次に、制御部3は、色差算出対象の第2のプロファイルを決定する(ステップ207)。例えば、プロファイルデータベース21が保持するプロファイル群の中から、ファイル名の名前順で決定していく。尚、第2の実施形態の説明で前述したように、各プロファイルは、複数(通常は3個から5個)のインキで印刷された印刷の色情報が含まれているが、同じインキの数のプロファイルのみを対象とすることが望ましい。
ただし、例えば、4色で印刷された印刷物から作成したプロファイルを第2のプロファイルとすることで、3色で印刷された印刷物の色に最も近い、または最も遠い4色で印刷された印刷物を検索することもできる。
次に、制御部3は、色差または修正色差を算出し、保持する(ステップ208)。色差または修正色差の算出は、前述した数1から数4に示す数式に従って行う。
尚、L*値、a*値、b*値の各パラメータ値は、プロファイルデータベース21を参照する。また、算出結果の保持は、例えば、第2のプロファイルのファイル名とともに、RAMに格納する。
次に、制御部3は、全ての第2のプロファイルについて処理が終了したか確認する(ステップ209)。
処理が終了していない場合、ステップ207から繰り返す。
処理が終了している場合、ステップ210に進む。
次に、制御部3は、算出された色差または修正色差に応じて第2のプロファイルを抽出する(ステップ210)。
図14では、図12に示した検索ロジック選択情報に対応する第2のプロファイルの抽出範囲83を示している。第2のプロファイルの抽出範囲83は、第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標81を変換した第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの変換後の座標85からの距離に応じて決定される。
ここで、△a*軸は、原点を81のa*値とし、85のa*値との相対値を示している。すなわち、81のa*値よりも85のa*値が大きい場合、85は△a*軸のプラス方向に位置し、81のa*値よりも85のa*値が小さい場合、85は△a*軸のマイナス方向に位置することになる。また、△b*軸も同様である。
図12に示した検索ロジック選択情報に対応する検索式は、(1)第1のプロファイルを適用して再現される色のa*値を所定の値だけプラス方向にシフト変換し、数1に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差を算出、(2)第1のプロファイルを適用して再現される色のa*値を所定の値だけマイナス方向にシフト変換し、数1に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差を算出、(3)第1のプロファイルを適用して再現される色のb*値を所定の値だけプラス方向にシフト変換し、数1に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差を算出、(4)第1のプロファイルを適用して再現される色のb*値を所定の値だけマイナス方向にシフト変換し、数1に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差を算出、(5)第1のプロファイルを適用して再現される色のL*値を所定の値だけプラス方向にシフト変換し、数1に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差を算出、(6)第1のプロファイルを適用して再現される色のL*値を所定の値だけマイナス方向にシフト変換し、数1に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差を算出、の6つとなる。
尚、図14にはL*軸を図示していないため、上述の(5)と(6)に対応する第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの変換後の座標85と第2のプロファイルの抽出範囲83が図示されていないことになる。
そして、例えば、検索式ごとに色差の和が最も小さい第2のプロファイルを抽出する。
図15では、図13に示した検索ロジック選択情報に対応する第2のプロファイルの抽出範囲83を示している。第2のプロファイルの抽出範囲83は、第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標81を変換した第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの変換後の座標85からの距離に応じて決定される。
ここで、△a*軸と△b*軸は、前述した図14の説明と同様である。
図13に示した検索ロジック選択情報に対応する検索式は、(1)第1のプロファイルを適用して再現される色のa*値を所定の値だけプラス方向にシフト変換し、数2に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との修正色差を算出、(2)第1のプロファイルを適用して再現される色のa*値を所定の値だけマイナス方向にシフト変換し、数2に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との修正色差を算出、(3)第1のプロファイルを適用して再現される色のb*値を所定の値だけプラス方向にシフト変換し、数3に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との修正色差を算出、(4)第1のプロファイルを適用して再現される色のb*値を所定の値だけマイナス方向にシフト変換し、数3に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との修正色差を算出、(5)第1のプロファイルを適用して再現される色のL*値を所定の値だけプラス方向にシフト変換し、数4に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との修正色差を算出、(6)第1のプロファイルを適用して再現される色のL*値を所定の値だけマイナス方向にシフト変換し、数4に従って、第2のプロファイルを適用して再現される色との修正色差を算出、の6つとなる。
尚、図15にはL*軸を図示していないため、上述の(5)と(6)に対応する第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの変換後の座標85と第2のプロファイルの抽出範囲83が図示されていないことになる。
そして、例えば、検索式ごとに修正色差の和が最も小さい第2のプロファイルを抽出する。
次に、制御部3は、全ての検索式について処理が終了したか確認する(ステップ211)。
処理が終了していない場合、ステップ205から繰り返す。
処理が終了している場合、ステップ212に進む。
次に、制御部3は、抽出された第2のプロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面55に表示する(ステップ212)。
次に、入力部11を介して、適用プロファイル選択情報が入力されると(ステップ213)、制御部3は、入力された選択情報に対応する第2のプロファイルを適用して画像を表示する(ステップ214)。
以上、詳細に説明したように、第3の実施の形態によれば、プロファイル群の中から任意に選択された第1のプロファイルに対して、各検索式に従い、第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータを変換し、第2のプロファイルを適用して再現される色との色差または修正色差を算出し、算出した色差または修正色差に応じて第2のプロファイルを抽出し、抽出した第2のプロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面55に表示する。そして、入力された適用プロファイル選択情報に対応する第2のプロファイルを適用して画像を表示する。
第3の実施の形態によって、例えば、近似値検索のロジックを「2:バリエーション(近い)」として検索を行うと、作業者は、第1のプロファイルを適用して再現される色に近い色相の第2のプロファイルを抽出し、その中から所望のプロファイルを適用することが容易となる。また、例えば、近似値検索のロジックを「3:バリエーション(遠い)」として検索を行うと、作業者は、第1のプロファイルとは異なる色相を持つ第2のプロファイルを抽出し、その中から所望のプロファイルを適用することが容易となる。
次に、第4の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るプロファイル利用支援装置1cを実現するコンピュータのハードウェア構成図である。
次に、図16を参照しながら、プロファイル利用支援装置1cの構成について説明する。
図16は、プロファイル利用支援装置1cの概略構成図である。
プロファイル利用支援装置1cは、プロファイルデータベース21、プロファイル選択画面表示手段23、選択情報入力手段25、色玉表示手段41、第1の画像表示手段33等を備える。
色玉表示手段41は、プロファイルデータベース21を参照し、色玉表示画面にてプロファイルを適用して再現される色玉を表示する。色玉とは、一般には、印刷物の外側に配置される各インキの色の玉であり、インキの濃度管理等に用いられるものである。ここでは、色玉は、プロファイル情報からインキの測色値を参照し、画面上に色再現されたもの(円、楕円、矩形等、形状は問わない)を指す。なお、プロファイルを用いた色再現の仕組みは既知であるため、詳細な説明を省略する。色玉表示画面の詳細は、図16の説明にて後述する。
次に、図17と図18を参照しながら、プロファイル利用支援装置1cの動作の詳細について説明する。
図17は、プロファイル利用支援装置1cの処理手順を示すフローチャートである。
図18は、色玉表示画面75の一例を示す図である。
図17に示すように、入力部11を介して、プロファイル選択画面51の表示命令情報が入力されると、制御部3は、プロファイル選択画面51を表示する(ステップ301)。
次に、入力部11を介して、プロファイル選択情報が入力されると(ステップ302)、制御部3は、入力された選択情報に対応するプロファイルを適用した色玉を表示する(ステップ303)。
尚、プロファイルは、例えば、前述した第1の実施形態から第3の実施形態のいずれかによって検索した中から選択しても良いし、他の実施形態によって検索した中から選択しても良い。
図18に示すように、色玉表示画面75では、インキユニットであるU1、U2、U3、U4と、紙色であるべたとの5色の色玉を色玉表示領域77に表示する。但し、インキユニットが3色の場合、未使用のインキユニットには何も表示されない。また、色玉に対応するパラメータ値であるL*値、a*値、b*値をパラメータ値表示領域79に表示することが望ましい。
尚、色玉表示画面75は、図4に示されるプロファイル選択画面51の一部として表示しても良いし、別画面領域に表示しても良い。
次に、入力部11を介して、適用プロファイル選択情報が入力されると(ステップ304)、制御部3は、入力された選択情報に対応するプロファイルを適用して画像を表示する(ステップ305)。
尚、適用プロファイル選択情報の入力のため、色玉表示画面75に適用ボタンを配置しても良い。
以上、詳細に説明したように、第4の実施の形態によれば、プロファイル群の中から任意に選択されたプロファイルを適用して色玉を表示する。そして、入力された適用プロファイル選択情報に対応するプロファイルを適用して画像を表示する。
第4の実施の形態によって、作業者は、色玉の色合いを参考にして、所望のプロファイルを適用することができる。
次に、第5の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るプロファイル利用支援装置1dを実現するコンピュータのハードウェア構成図である。
次に、図19を参照しながら、プロファイル利用支援装置1dの構成について説明する。
図19は、プロファイル利用支援装置1dの概略構成図である。
プロファイル利用支援装置1dは、プロファイルデータベース21、プロファイル選択画面表示手段23、選択情報入力手段25、プロファイル検索手段43、第2の画像表示手段45等を備える。
プロファイル検索手段43は、プロファイルデータベース21で保持されたプロファイル群の中から所定の条件でプロファイルを検索する。ここで、所定の条件とは、第1の実施形態の説明で前述した文字列を用いた検索条件や、第2の実施形態と第3の実施形態の説明で前述した色差または修正色差を用いた検索条件等である。
第2の画像表示手段45は、プロファイルの識別情報が複数選択されると、対応する複数のプロファイルを適用した任意の画像を同時に表示する。ここで、画像を同時に表示するために、選択情報が入力された際は、既に画面領域が割り当てられている画像はそのまま表示し、選択されたプロファイルを適用した画像を新たな画面領域に表示する。
次に、図20を参照しながら、プロファイル利用支援装置1dの動作の詳細について説明する。
図20は、プロファイル利用支援装置1dの処理手順を示すフローチャートである。
図20に示すように、入力部11を介して、プロファイル選択画面51の表示命令情報が入力されると、制御部3は、プロファイル選択画面51を表示する(ステップ401)。
次に、入力部11を介して、検索ロジック選択情報が入力されると(ステップ402)、制御部3は、入力された選択情報に対応する検索手段でプロファイルを検索し、検索結果としてプロファイルの識別情報としてのファイル名を検索結果表示画面55に表示する(ステップ403)。
尚、プロファイルの検索は、例えば、前述した第1の実施形態から第3の実施形態のいずれかによるものであっても良いし、他の実施形態であっても良い。
次に、入力部11を介して、適用プロファイル選択情報が入力されると(ステップ404)、制御部3は、入力された選択情報に対応するプロファイルを適用して画像を表示する(ステップ405)。この際、既に画面領域が割り当てられている画像はそのまま表示し、新たな画面領域に画像を表示する。
次に、制御部3は、プロファイルの選択が終了したか確認する(ステップ406)。
選択が終了していない場合、ステップ404から繰り返す。
選択が終了している場合、終了する。
以上、詳細に説明したように、第5の実施の形態によれば、プロファイル群の中から所定の条件で検索したプロファイルの識別情報を表示する。そして、入力された適用プロファイル選択情報に対応するプロファイルを適用して画像を表示する。この際、既に画面領域が割り当てられている画像はそのまま表示し、新たな画面領域に画像を表示する。
第5の実施の形態によって、作業者は複数のプロファイルを適用した画像を画面上で比較検討することができる。
尚、図3、図7、図11、図17、図20に示す処理を行うプログラムは、CD−ROM等の記録媒体に保持させて流通させても良いし、通信回線を介して送受信することもできる。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係るプロファイル利用支援装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………プロファイル利用支援装置
3………制御部
5………記憶部
7………メディア入出力部
9………通信制御部
11………入力部
13………表示部
15………周辺機器I/F部
17………バス
19………ネットワーク部
51………プロファイル選択画面
53………画像ファイル名
55………検索結果表示画面
57………検索条件入力画面
59………検索条件選択ボタン
61………近似値検索のロジック選択ボタン
62………ファイル名テキストボックス
63………コメントテキストボックス
64………拡張コメントテキストボックス
65………検索実行ボタン
67………プロファイル詳細情報表示画面
69………適用実行ボタン
70………ファイル名表示領域
71………作成日表示領域
72………コメント表示領域
73………拡張コメント表示領域
75………色玉表示画面
77………色玉表示領域
79………パラメータ値表示領域
81………第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標
82………第2のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの座標
83………第2のプロファイルの抽出範囲
85………第1のプロファイルを適用して再現される色の色空間パラメータの変換後の座標

Claims (5)

  1. インキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援する装置であって、
    前記プロファイルを保持するプロファイル保持手段と、
    前記プロファイル保持手段で保持されたプロファイル群の中から任意に選択されたプロファイルを適用して再現される色玉を表示する色玉表示手段と、
    を具備することを特徴とするプロファイル利用支援装置。
  2. 前記色玉表示手段で表示された前記色玉が選択されると、対応する前記プロファイルを適用して任意の画像を表示する第1の画像表示手段、を更に具備することを特徴とする請求項1に記載のプロファイル利用支援装置。
  3. インキの色合い決定作業におけるプロファイルの利用を支援する方法であって、
    前記プロファイルを保持するステップと、
    前記プロファイルを保持するステップで保持されたプロファイル群の中から任意に選択されたプロファイルを適用して再現される色玉を表示するステップと、
    を含むことを特徴とするプロファイル利用支援方法。
  4. 前記色玉を表示するステップで表示された前記色玉が選択されると、対応する前記プロファイルを適用して任意の画像を表示するステップ、を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のプロファイル利用支援方法。
  5. コンピュータを請求項1または請求項2に記載のプロファイル利用支援装置として機能させるプログラム。
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