JP2011253918A - 吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置 - Google Patents

吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011253918A
JP2011253918A JP2010126447A JP2010126447A JP2011253918A JP 2011253918 A JP2011253918 A JP 2011253918A JP 2010126447 A JP2010126447 A JP 2010126447A JP 2010126447 A JP2010126447 A JP 2010126447A JP 2011253918 A JP2011253918 A JP 2011253918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
base
holding
substrate
semiconductor wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010126447A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruhisa Kawasaki
輝尚 川▲崎▼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2010126447A priority Critical patent/JP2011253918A/ja
Publication of JP2011253918A publication Critical patent/JP2011253918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 保持能力の高い吸着治具を提供する。
【解決手段】 基体と、基体から突出して形成され、先端部に、当接位置の板状保持対象物の局所的形状に応じて変形可能で、板状保持対象物の受け口を構成する当接部材を備える3以上の吸着部と、吸着部の当接部材の形成位置から、吸着部及び基体の内部に形成され、基体の内部から外部に通じる吸気孔とを有する吸着治具を提供する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、板状の保持対象物を保持する吸着治具、及び吸着方法に関する。また、半導体基板の処理を行う基板処理装置に関する。
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(insulated gate bipolar transistor; IGBT)の製造においては、まずシリコンウエハの表側の表面に、エミッタ、ゲート等の構造を形成した後、裏面を削ってウエハを薄くし、裏面から不純物を注入する。シリコンウエハの裏面には、フィールドストップ層となるn型不純物、たとえばリン(P)、さらにコレクタ層となるp型不純物、たとえばホウ素(B)が注入される。その後、ウエハの裏面にレーザビームを照射することにより、裏面から注入した不純物を活性化(レーザアニール)する。
IGBTの性能の向上に伴い、ウエハは薄型化している。ウエハが薄くなるに従い、研磨やレーザアニール等のデバイス製造工程において、ウエハにそりが生じやすくなる。大きなそりが生じたウエハの搬送においては、吸着盤とウエハとの間に空隙が生じ、吸着ができない、または不完全となる不具合が生じる。そりが生じたウエハを確実に搬送し、処理する技術が求められている。
さまざまな構成の半導体ウエハの吸着器が知られている(たとえば、特許文献1及び2参照)。
特許文献1には、円板状のプレート本体の表面から突出して設けられた複数のピンと、それらのピンを囲むようにプレート本体の周縁部に配置されたシール部を備える吸着治具の発明が開示されている。ピンの高さとシール部の高さとは等しく、半導体ウエハは、ピンとシール部とに支えられて吸引保持される。
特許文献2には、板体上に内側リブと外側リブが形成された半導体ウエハ用の吸着パッドの発明が記載されている。両リブは略等しい高さに形成されるため、吸着パッドから空気が漏れてウエハの吸着に支障をきたすことはない。特許文献2記載の吸着パッドは、熱可塑性樹脂コンパウンドを用いた射出成形により製造される。
特開2006−54379号公報 特開2007−128967号公報
特許文献1記載の吸着治具は、半導体ウエハの平面度を維持し、半導体ウエハとシール部との密着性を確保して吸引保持を行う。特許文献2記載の吸着パッドは、半導体ウエハを隙間なく吸着保持する。このため両文献記載の技術においては、たとえば半導体ウエハのそりが大きい場合には、吸着が不完全となりやすく搬送の確実性が低くなる。
本発明の目的は、板状の保持対象物を保持する能力の高い吸着治具及び吸着方法を提供することである。
また、板状の保持対象物を保持する能力の高い吸着治具を用いた基板処理装置を提供することである。
本発明の一観点によると、基体と、前記基体から突出して形成され、先端部に、当接位置の板状保持対象物の局所的形状に応じて変形可能で、板状保持対象物の受け口を構成する当接部材を備える3以上の吸着部と、前記吸着部の前記当接部材の形成位置から、前記吸着部及び前記基体の内部に形成され、前記基体の内部から外部に通じる吸気孔とを有する吸着治具が提供される。
また、本発明の他の観点によると、(a)板状の保持対象物を準備する工程と、(b)前記保持対象物を、3以上の支持位置で、前記支持位置の前記保持対象物の局所的形状に応じて変形可能で、前記保持対象物の受け口を構成する当接部材を当接し、吸引して保持する工程とを有する吸着方法が提供される。
更に、本発明の他の観点によると、半導体基板を収納配置する基板配置部と、前記半導体基板の位置合わせを行う位置合わせ部と、前記半導体基板に対して処理を行う基板処理部と、前記半導体基板を保持し、保持した前記半導体基板を、前記基板配置部、前記位置合わせ部、前記基板処理部の三者間で移動させることのできる搬送機構とを有し、前記位置合わせ部、前記搬送機構の少なくとも一方は、前記半導体基板を保持する機構として、基体と、前記基体から突出して形成され、先端部に、当接位置の前記半導体基板の局所的形状に応じて変形可能で、前記半導体基板の受け口を構成する当接部材を備える3以上の吸着部と、前記吸着部の前記当接部材の形成位置から、前記吸着部及び前記基体の内部に形成され、前記基体の内部から外部に通じる吸気孔とを備える吸着治具と、前記吸着治具の前記吸気孔と接続され、前記吸気孔内の空気を除去することができる真空ポンプとを含む基板処理装置が提供される。
本発明によれば、板状の保持対象物を保持する能力の高い吸着治具及び吸着方法を提供することができる。
また、板状の保持対象物を保持する能力の高い吸着治具を用いた基板処理装置を提供することができる。
実施例による基板処理装置を示す概略図である。 (A)は、吸着治具30の平面図であり、(B)は、(A)の2B−2B線に沿う断面図である。 (A)は、半導体ウエハ80を吸着保持する吸着治具30を示す概略図であり、(B)は、半導体ウエハ80のそり量を示す概略図であり、(C)は、半導体ウエハ80の支持位置を示す概略的な平面図である。 半導体ウエハ80を支持するのに望ましい範囲を示す概略的な平面図である。 (A)は、吸着治具30の吸着条件を示す表であり、(B)は、吸着保持試験の対象とした半導体ウエハに関するデータをまとめた表である。 実施例による吸着治具によって板状の保持対象物を保持する際の、好ましい支持範囲を示す概略的な平面図である。
図1は、実施例による基板処理装置を示す概略図である。実施例による基板処理装置は、カセット配置部(基板配置部)10、アライナ(位置合わせ部)20、基板処理部60、及びロボットアーム(搬送機構)70を含む。
カセット配置部10には、半導体ウエハ(基板)80を収納するカセット10aが配置される。半導体ウエハ80は、表側の表層部にエミッタ、ゲート等の構造が形成された、IGBT製造過程におけるシリコンウエハであり、裏側の表層部にはフィールドストップ領域を画定するn型不純物、たとえばリン(P)、さらにコレクタ領域を画定するp型不純物、たとえばホウ素(B)が注入されている。半導体ウエハ80の平面形状は、ノッチまたはオリフラの形成された直径200mmの円形であり、厚さは150μmである。
アライナ20は、半導体ウエハ80の位置合わせを行う位置合わせ機構であり、半導体ウエハ80を吸着保持する吸着治具30及び真空ポンプ40を含む。
基板処理部60はたとえばレーザ照射室であり、レーザ照射室60内にはXYステージ50が配置されている。XYステージ50は、半導体ウエハ80を載置する載置面を備え、載置面上に載置された半導体ウエハ80を2次元方向(X方向及びY方向)に移動させることができる。
ロボットアーム70は、半導体ウエハ80を保持し、保持した半導体ウエハ80を、カセット配置部10、アライナ20、基板処理部60の三者間で移動させることのできる搬送機構である。
ロボットアーム70が、カセット10aに収納されている半導体ウエハ80を取り出し、アライナ20に搬送する。搬送された半導体ウエハ80は、吸着治具30上に載置される。吸着治具30と真空ポンプ40とは機械的に接続されている。真空ポンプ40は、吸着治具30とその上に載置された半導体ウエハ80とで形成される空間から空気を除去し、半導体ウエハ80を吸着治具30に吸着させる。
吸着治具30に吸着保持された状態で、半導体ウエハ80の位置合わせ処理が行われる。半導体ウエハ80の中心位置が補正され、ノッチまたはオリフラが、あらかじめ設定された方向へ位置合わせされる。位置合わせ処理が終了すると、吸着治具30及び真空ポンプ40による吸着が解除され、半導体ウエハ80はロボットアーム70によって、レーザ照射室60内のXYステージ50上に搬送される。
レーザ照射室60において、XYステージ50上に載置された半導体ウエハ80の裏面にレーザビームが照射され、コレクタ領域に注入されたホウ素(B)、及びフィールドストップ領域に注入されたリン(P)の活性化(レーザアニール)が行われる。レーザアニールの終了した半導体ウエハ80は、ロボットアーム70によって搬送され、カセット10aに収納される。
図2(A)は、吸着治具30の平面図である。吸着治具30は、基体(ベース部)31及び基体31の上面から突出して(突起状に)形成された3つの吸着部32a〜32cを含んで構成される。吸着部32a〜32cは基体31上面中心から15mmの位置(半径15mmの円周上)に、等間隔に配置されている。すなわち吸着部32a〜32cの配設位置は、基体31上面の中心を重心位置とし、重心位置からの距離が15mmである正三角形の頂点である。
吸着部32a〜32cは、先端部にそれぞれパッド33a〜33cを含む。パッド33a〜33cは、たとえばシリコンゴムで形成されている。パッド33a〜33cは、平面視において直径(外径)2.5mmの円形状を呈する。
各吸着部32a〜32cは、パッド33a〜33c上方に向けて開通された吸気孔34a〜34cを備える。吸気孔34a〜34cは、吸着部32a〜32cの内部を通って、基体31内部を、基体31上面中心位置の下方まで連続してのび、そこで相互に連結する。連通する吸気孔34a〜34cは、真空ポンプ40と連結される。
図2(B)は、図2(A)の2B−2B線に沿う断面図である。吸着部32a〜32cのそれぞれの先端部を形成するパッド33a〜33c(受け口)は、基体31側が小さく、基体31から離れるにつれて大きくなるラッパ型形状を備え、一例として下底の直径が2.5mmの円錐台を倒立させたときの側面形状を有する。
吸着部32a〜32cの内部、及び基体31内部に、基体31の中心軸の位置まで連続的に形成される吸気孔34a〜34cは、中心軸の位置で合流し、基体31の下面までのびて外部に通じる。吸気孔34a〜34cは、各吸着部32a〜32cのパッド33a〜33c形成位置と、基体31の下面との間を貫通する貫通孔である。
吸気孔34a〜34cは、基体31の下面において真空ポンプ40と接続される。真空ポンプ40は、吸気孔34a〜34c内部の空気を除去することができる。
図3(A)は、半導体ウエハ80を吸着保持する吸着治具30を示す概略図である。半導体ウエハ80の厚さはたとえば150μm、そり量はたとえば0.5mm以上である。半導体ウエハ80は、吸着治具30の吸着部32a〜32c(パッド33a〜33c)上に載置される。シリコンゴムで形成されるパッド33a〜33cは、当接位置の半導体ウエハ80の局所的形状に応じて変形可能な当接部材であり、半導体ウエハ80の受け口を構成する。半導体ウエハ80のそり(たわみ)に応じても変形可能である。真空ポンプ40により、吸気孔34a〜34c内部の空気が除去され、吸気孔34a〜34cと半導体ウエハ80とで形成される空間が減圧される。パッド33a〜33cと半導体ウエハ80とは、隙間なく密着する。こうして半導体ウエハ80は、吸着治具30に吸着保持される。半導体ウエハ80は、吸着部32a〜32cのみで吸着治具30に支持されている。半導体ウエハ80と吸着治具30とは、パッド33a〜33cのみで相互に接触している。
図3(B)は、半導体ウエハ80のそり量を示す概略図である。本明細書においては、半導体ウエハ80を水平面上に配置したとき、最も水平面から離れた位置の高さ(水平面からの距離)を半導体ウエハ80のそり量と定義する。
図3(C)は、半導体ウエハ80の支持位置を示す概略的な平面図である。半径100mmの円形状の半導体ウエハ80は、その中心が基体31の中心軸の延長線上に位置するように、吸着治具30に保持される。吸着部32a〜32cは、半導体ウエハ80を、その中心からの距離が15mmとなる位置で支持する。すなわち支持は、半導体ウエハ80の半径を1としたとき、半導体ウエハ80の中心からの距離が0.15となる3箇所で行われる。
図4は、半導体ウエハ80を支持するのに望ましい範囲を示す概略的な平面図である。半導体ウエハ80は、その半径を1としたとき、中心からの距離が0.75以下となる位置で支持されるのが望ましい。すなわち吸着部32a〜32c(パッド33a〜33c)は本図中に点線で囲んだ領域の内側(点線上含む。)に位置することが望ましい。半導体ウエハ80の外周部はそりが大きく、正常な吸着が困難となる場合が生じるためである。
実施例による吸着治具30は、吸着部32a〜32cの先端部に設けられ、当接位置の半導体ウエハ80の局所的形状に応じて変形するパッド33a〜33cをウエハ80に当接し、ウエハ80を吸着保持する。これにより吸着のための当接面積を小さくし、高い保持能力、高い確実性で半導体ウエハ80を保持することができる。たとえば、そり量が大きく、薄い半導体ウエハ80を、そりを矯正することなく確実に保持することができる。また、パッド33a〜33cは、ラッパ型形状に形成されることにより、当接位置の半導体ウエハ80の局所的形状に応じて、容易に変形可能となる。このため保持能力を一層高めることができる。
本願発明者は、実施例による吸着治具30の吸着パッド33a〜33cの直径(外径)、及び真空ポンプ40による吸気孔34a〜34c内の圧力を異ならせ、半導体ウエハの吸着保持試験を行った。
図5(A)は、吸着治具30の吸着条件を示す表である。本表には、α〜γの3条件を一覧可能にまとめた。たとえば、条件αは、真空圧力(真空ポンプ40により減圧された吸気孔34a〜34c内の、外気に対する圧力)が−0.04MPa、吸盤(パッド33a〜33c)の直径(外径)が2.5mm、吸盤面積が4.91mm、吸盤個数が3個、3個の吸盤における吸着力の和が−0.59Nであることを表している。条件βは、それらが順に−0.05MPa、3.9mm、11.95mm、3個、−1.79Nとなる条件である。更に、条件γは、それらが順に、−0.05MPa、10mm、78.54mm、3個、−11.78Nとなる条件を示す。
図5(B)は、吸着保持試験の対象とした半導体ウエハに関するデータをまとめた表である。試験対象とした半導体ウエハの平面形状は直径200mmの円形であり、一方の主面の面積は31416mmである。半導体ウエハの厚さは0.775mm、比重は0.00000233kg/mm、質量は0.057kgである。
図5(A)に示す条件α〜γの3条件で、図5(B)に示す半導体ウエハの保持試験を行ったところ、条件βにおいては正常に吸着保持が行われたが、条件α及びγにおいては吸着異常が発生した。
条件αにおいては吸着力が不足した。このことから、保持は、保持対象物に働く重力より大きい吸引力で行うことが必要であることがわかる。
また、条件βにおける吸着保持が正常に行われたことから、吸引力が保持対象物に働く重力の3倍以上の大きさであれば、十分に安定的な吸着が可能であるといえる。
更に、吸盤直径が10mmの条件γにおいては、吸盤と半導体ウエハとの間に隙間が生じ、吸着異常が発生した。このことから、パッド33a〜33c(受け口)の直径(外径)は10mm未満とするのが望ましいと考えられる。
吸着保持試験からも、実施例による吸着治具は、少ない吸着面積で、そりの大きな半導体ウエハを、ウエハを傷めることなくそった状態のままで保持できることがわかった。
以上実施例に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。
たとえば、実施例においては、吸着治具30を用いて半導体ウエハ80を吸着保持したが、吸着治具30は広く、ガラス基板など板状の保持対象物の保持に用いることができる。たとえば厚さが300μm以下、そり量が0.5mm以上の板状対象物を、高い確実性で保持することができる。
また実施例による基板処理装置においては、アライナ20が吸着治具30を備え、位置合わせ処理時の半導体ウエハ80を保持したが、吸着治具30及び真空ポンプ40を、アライナ20ではなく、またはアライナ20とともに、ロボットアーム70に配設することもできる。吸着治具30及び真空ポンプ40は、ロボットアーム70による搬送時に、半導体ウエハ80を吸着保持する。
更に実施例による基板処理装置においては、基板処理部60でレーザアニールを行った。基板処理部60においては、半導体ウエハ80の研磨や欠陥検査等、半導体ウエハ80に対する様々な処理を行うことができる。
また実施例による吸着治具30においては、弾力を有するパッド33a〜33cをシリコンゴムで形成したが、ウレタンゴムやフッ素ゴムで形成してもよい。硬度がHs35以上75以下の材料で形成することができる。
更に、実施例による吸着治具30は、半導体ウエハ80を吸着支持する3つの吸着部32a〜32cを備えたが、吸着部の数は3以上とすることができる。
図6は、実施例による吸着治具によって板状の保持対象物を保持する際の、好ましい支持範囲を示す概略的な平面図である。本図には、保持対象物の平面形状(外形)を画定する外形線が形成する図形が矩形90である場合を示した。
矩形90状の保持対象物は、その重心(中心)が基体の中心軸の延長線上に位置するように、吸着治具に保持される。吸着部は、保持対象物を、本図中に点線で囲んだ領域の内側(点線上含む。)で支持することが望ましい。本図中の点線は、矩形90を、その重心を中心(基準)にして4分の3に縮小した図形(矩形90a)を示す。保持対象物の平面形状を画定する外形線が形成する図形が円や矩形以外の場合も、同様の位置で支持すればよい。
その他、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者には自明であろう。
吸着治具及び吸着方法は、板状の保持対象物の吸着保持、たとえば半導体ウエハの吸着保持に利用することができる。
基板処理装置は、半導体ウエハに対する様々な処理、たとえばレーザアニールに用いることができる。
10 カセット配置部(基板配置部)
10a カセット
20 アライナ(位置合わせ部)
30 吸着治具
31 基体
32a〜32c 吸着部
33a〜33c パッド
34a〜34c 吸気孔
40 真空ポンプ
50 XYステージ
60 レーザ照射室(基板処理部)
70 ロボットアーム(搬送機構)
80 半導体ウエハ
90、90a 矩形

Claims (11)

  1. 基体と、
    前記基体から突出して形成され、先端部に、当接位置の板状保持対象物の局所的形状に応じて変形可能で、板状保持対象物の受け口を構成する当接部材を備える3以上の吸着部と、
    前記吸着部の前記当接部材の形成位置から、前記吸着部及び前記基体の内部に形成され、前記基体の内部から外部に通じる吸気孔と
    を有する吸着治具。
  2. 前記受け口は、前記基体側が小さく、前記基体から離れるにつれて大きくなるラッパ型形状を備える請求項1に記載の吸着治具。
  3. 前記受け口の外径は10mm未満である請求項1または2に記載の吸着治具。
  4. (a)板状の保持対象物を準備する工程と、
    (b)前記保持対象物を、3以上の支持位置で、前記支持位置の前記保持対象物の局所的形状に応じて変形可能で、前記保持対象物の受け口を構成する当接部材を当接し、吸引して保持する工程と
    を有する吸着方法。
  5. 前記3以上の支持位置は、前記保持対象物の平面形状を画定する外形線が形成する図形を、該図形の重心を中心にして4分の3に縮小した図形の周及び内部に相当する領域に存する請求項4に記載の吸着方法。
  6. 前記工程(b)において、前記保持対象物を、前記保持対象物に働く重力の3倍以上の大きさの吸引力で吸引する請求項4または5に記載の吸着方法。
  7. 前記受け口は、前記保持対象物側が大きく、前記保持対象物から離れるにつれて小さくなるラッパ型形状を備える請求項4〜6のいずれか1項に記載の吸着方法。
  8. 前記板状の保持対象物は、厚さ300μm以下、そり量0.5mm以上である請求項4〜7のいずれか1項に記載の吸着方法。
  9. 半導体基板を収納配置する基板配置部と、
    前記半導体基板の位置合わせを行う位置合わせ部と、
    前記半導体基板に対して処理を行う基板処理部と、
    前記半導体基板を保持し、保持した前記半導体基板を、前記基板配置部、前記位置合わせ部、前記基板処理部の三者間で移動させることのできる搬送機構と
    を有し、
    前記位置合わせ部、前記搬送機構の少なくとも一方は、前記半導体基板を保持する機構として、
    基体と、前記基体から突出して形成され、先端部に、当接位置の前記半導体基板の局所的形状に応じて変形可能で、前記半導体基板の受け口を構成する当接部材を備える3以上の吸着部と、前記吸着部の前記当接部材の形成位置から、前記吸着部及び前記基体の内部に形成され、前記基体の内部から外部に通じる吸気孔とを備える吸着治具と、
    前記吸着治具の前記吸気孔と接続され、前記吸気孔内の空気を除去することができる真空ポンプと
    を含む基板処理装置。
  10. 前記吸着治具の前記受け口は、前記基体側が小さく、前記基体から離れるにつれて大きくなるラッパ型形状を備える請求項9に記載の基板処理装置。
  11. 前記吸着治具の前記受け口の外径は10mm未満である請求項9または10に記載の基板処理装置。
JP2010126447A 2010-06-02 2010-06-02 吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置 Pending JP2011253918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126447A JP2011253918A (ja) 2010-06-02 2010-06-02 吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010126447A JP2011253918A (ja) 2010-06-02 2010-06-02 吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011253918A true JP2011253918A (ja) 2011-12-15

Family

ID=45417625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010126447A Pending JP2011253918A (ja) 2010-06-02 2010-06-02 吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011253918A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118250A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 搬送アーム、搬送装置および搬送方法
KR20160021030A (ko) * 2014-08-14 2016-02-24 가부시기가이샤 디스코 반송 장치

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03270048A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Fujitsu Ltd 真空チャック
JPH0584682A (ja) * 1991-03-29 1993-04-06 Hitachi Ltd 真空チヤツク装置
JPH07136885A (ja) * 1993-06-30 1995-05-30 Toshiba Corp 真空チャック
JPH08195429A (ja) * 1994-11-18 1996-07-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 真空吸着装置
JP2001113435A (ja) * 1999-10-13 2001-04-24 Ibiden Co Ltd 基板の吸着部材,固定装置及び切断装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03270048A (ja) * 1990-03-19 1991-12-02 Fujitsu Ltd 真空チャック
JPH0584682A (ja) * 1991-03-29 1993-04-06 Hitachi Ltd 真空チヤツク装置
JPH07136885A (ja) * 1993-06-30 1995-05-30 Toshiba Corp 真空チャック
JPH08195429A (ja) * 1994-11-18 1996-07-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 真空吸着装置
JP2001113435A (ja) * 1999-10-13 2001-04-24 Ibiden Co Ltd 基板の吸着部材,固定装置及び切断装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118250A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd 搬送アーム、搬送装置および搬送方法
US9653337B2 (en) 2012-12-14 2017-05-16 Tokyo Ohka Kogyo Co., Ltd. Transport arm, transport apparatus and transport method
KR20190009403A (ko) * 2012-12-14 2019-01-28 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 반송 아암, 반송 장치 및 반송 방법
KR102326624B1 (ko) * 2012-12-14 2021-11-15 도오꾜오까고오교 가부시끼가이샤 반송 아암, 반송 장치 및 반송 방법
KR20160021030A (ko) * 2014-08-14 2016-02-24 가부시기가이샤 디스코 반송 장치
KR102374913B1 (ko) * 2014-08-14 2022-03-16 가부시기가이샤 디스코 반송 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI752990B (zh) 接合裝置及接合系統
JP4985513B2 (ja) 電子部品の剥離方法及び剥離装置
TWI646627B (zh) Adsorption mechanism, adsorption method, manufacturing device and manufacturing method
US20210060798A1 (en) Die pickup module and die bonding apparatus including the same
US10410908B2 (en) Substrate processing apparatus and substrate holding device
JPWO2019142708A1 (ja) 接合装置、および接合方法
US9711383B2 (en) Fabrication method of semiconductor devices and fabrication system of semiconductor devices
US11600515B2 (en) Die pickup module and die bonding apparatus including the same
JP6861872B2 (ja) 接合装置および接合システム
KR20180049481A (ko) 기판 본딩 장치 및 그를 이용한 반도체 소자의 제조 방법
TWI756428B (zh) 檢查裝置、檢查系統及位置對準方法
JP2011253918A (ja) 吸着治具、吸着方法、及び基板処理装置
CN114975208B (zh) 一种晶圆取放方法及减薄机
JP6366223B2 (ja) 半導体チップのピックアップ装置
TW201939659A (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
KR102556329B1 (ko) 반도체 기판을 지지하는 진공척
CN108074848B (zh) 垫片、晶圆堆叠结构、吸附式移动装置与晶圆移动方法
TWI501349B (zh) Wafer adsorption head
CN114600230A (zh) 基板吸引保持构造以及基板搬运机器人
JP2018026415A (ja) 接合装置および接合システム
CN216980525U (zh) 一种晶圆对准装置
JP2010140921A (ja) ボール搭載装置、ボール搭載方法及び電子部品の製造装置
TWI600104B (zh) 墊片、晶圓堆疊結構、吸附式移動裝置與晶圓移動方法
TWI839869B (zh) 基板處理裝置及基板處理方法
KR102158819B1 (ko) 반도체 패키지 픽업 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110909

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130319

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130924