JP2011253306A - ストローク表示装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ストローク表示装置は、複数の入力デバイスと電気的に接続し、入力デバイスから手書きストロークに関する記入情報を受信する。第1描画手段は、記入情報が示す座標点を結ぶ線分を表示手段に描画する。第2描画手段は、入力デバイスによる手書きストロークの1ストローク分に相当する操作が終了したと判断した場合、当該入力デバイスから受信した1ストローク分の記入情報に基づく線分から、補間した曲線へ、表示手段の表示を変更させる。また、第2描画手段は、表示の変更の際、当該入力デバイス以外の入力デバイスによる操作が行われていると判断した場合、ストローク表示装置と接続するいずれの入力デバイスによる操作も行われていないと判断するまで、表示の変更を遅延させる。
【選択図】図17
Description
まず、本発明に係る第1実施形態について説明する。
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム10の構成を示す。図1に示すように、第1実施形態に係る情報処理システム10は、ユーザが使用する電子ペン1(1A、1B、1C)と、ドットパターンが印刷されている入力用紙4(4A、4B)及び指示用紙5(5A、5B)と、電子ペン1から記入情報等を受信して処理するPC(Personal Computer)装置2(2A、2B)と、PC装置2とインターネットなどの通信網を介して通信を行うサーバ装置3とを備える。
まず、入力用紙(電子ペン用用紙)4について説明する。会議資料として、1枚または複数枚の入力用紙4が作成される。入力用紙4には、入力エリア401が設定されており、プリンター(不図示)により、その略全面に後述する位置座標を示すドットパターン(コード化パターン)および後述する図10(a)で規定されるページ番号に対応する背景画像の絵柄が印刷される。ドットパターンは、電子ペン1により読み取ることができるように赤外線を吸収するカーボンを含んだインクにより印刷される。また、入力エリア401には、入力用紙4のページ番号ごとに、ページ番号に割り当てられたドットパターンが印刷される。背景画像は、印刷されたドットパターンの上に、電子ペン1によるドットパターンの読み取りを阻害しないよう、赤外域に吸収性を持たないインクにより印刷される。なお、背景画像の上に、ドットパターンが印刷されてもよい。
指示用紙5にも、入力用紙4と同様に、その略全面にドットパターンが印刷される。指示用紙5には、線種変更指示エリア(線種指示エリア)501、502が設定されており、PC装置2で描画するストロークの線種を電子ペン1で指示する用紙である。線種変更指示エリア501、502は、当該エリアをタップした電子ペン1に対し、PC装置2で描画する入力用紙4での筆記内容の線種を、後述する図10(b)の規定内容に従い変更するための指示エリアである。線種変更指示エリア501には、線幅「細」に対応付けられたドットパターンが印刷され、線種変更指示エリア502には、線幅「太」に対応付けられたドットパターンが印刷される。さらに、指示用紙5には、に指示エリアを区切る枠線や線種を表す文字が、赤外域に吸収性を持たないインクにより印刷される。
続いて、入力用紙4や指示用紙5に印刷されたアノト方式のドットパターン(コード化パターン)について図2及び図3を用いて説明する。図2は、ドットパターンのドットとそのドットが変換される値との関係を説明する図である。図2に示すように、ドットパターンの各ドットは、その位置によって所定の値に対応付けられている。すなわち、ドットの位置を仮想格子の基準位置(縦線及び横線の交差点)から上下左右のどの方向にシフトするかによって、各ドットは、0〜3の値に対応付けられている。また、各ドットの値は、さらに、X座標用の第1ビット値及びY座標用の第2ビット値に変換できる。このようにして対応付けられた情報の組合せにより、入力用紙4や指示用紙5の位置座標が決定されるよう構成されている。なお、入力用紙4と指示用紙5とでは座標領域が重ならないようドットパターンが形成される。
次に、電子ペン1について図4を用いて説明する。図4は、電子ペン1の構造を示す概略図である。図4に示すように、電子ペン1は、その筐体101の内部に、ペン部104、LED105、CMOSカメラ106、圧力センサ107、CPU等により構成されるプロセッサ108、ROMやRAMといったメモリ109、リアルタイムクロック110、アンテナ等により構成される通信ユニット111及びバッテリー112を備える。ペン部104の先端は、ペン先部103となっており、ユーザは、電子ペン1のペン先部103を入力用紙4や指示用紙5上に当接させて、ストローク(手書きストローク)を記入したり、タップ(ペン先部103による指示用紙5への軽叩)したりする。ここで、電子ペン1のペン先部103が入力用紙4等に最初に接触することを「ペンダウン」と呼び、接触している(当接している)状態からペン先部103が離れることを「ペンアップ」と呼ぶ。電子ペン1のペンダウンからペンアップまでの間に記入される軌跡が1つのストロークとなり、文字や図形等は、1つ又は複数個のストロークからなる。なお、ペン部104は、インクが充填されたものでなくともよい。
次に、PC装置2Aについて説明する。なお、PC装置2Bの構成はPC装置2Aと同様であるため、異なる点以外は、その説明を省略する。PC装置2Aは、ハードウェアとして、電子ペン1とのデータ通信が可能なアンテナ装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ、ディスプレイ、マウスやキーボード等で構成されるパーソナルコンピュータ等で構成される。図7は、PC装置2Aの機能ブロック図である。PC装置2Aは、機能的には、マウスやキーボードといった入力手段21、受信手段22、処理手段24、記憶手段25、表示手段26、及び送信手段27を備える。PC装置2Aは、電子ペン1から受信した入力用紙4等に関する記入情報に基づいて所定の処理を行うものである。
次に、サーバ装置3について再び図7を参照して説明する。サーバ装置3は、ハードウェアとして、PC装置2とのデータ通信が可能な通信装置、CPU等のプロセッサ、ROMやRAMといったメモリ等で構成されるコンピュータ等で構成される。サーバ装置3は、図7に示すように、機能的には、受信手段32、処理手段34、記憶手段35、及び送信装置37を備える。概略的には、サーバ装置3は、オブジェクト情報の送信、受信、及び管理を行う。
図13は、PC装置2のディスプレイ上に表示される表示アプリケーション6の一例を示す。表示アプリケーション6は、表示領域601と、各操作ボタン602乃至607を備える。表示領域601は、入力エリア401への電子ペン1による書き込み内容を、当該入力エリア401に対応する背景画像と共に、ページ番号ごとに表示する。具体的には、処理手段24は、図10(a)に示すデータベースを参照し、操作ボタン602、603等によって指定されたページ番号に対応する背景画像を読み出し、表示領域601に表示させると共に、記入情報及びオブジェクト情報に基づきストロークを描画して、背景画像に重畳して表示する。「前」と表示された操作ボタン602(「前ボタン602」とも呼ぶ。)は、表示領域601の表示内容を、1つ小さいページ番号に対応するページに遷移させる場合に押下されるボタンである。「次」と表示された操作ボタン603(「次ボタン603」とも呼ぶ。)は、表示領域601の表示内容を、1つ大きいページ番号に対応するページに遷移させる場合に押下されるボタンである。「拡大」と表示された操作ボタン604(「拡大ボタン604」とも呼ぶ。)は、表示領域601の表示内容を、所定比率だけ拡大して表示する場合に押下されるボタンである。「縮小」と表示された操作ボタン605(「縮小ボタン605」とも呼ぶ。)は、表示領域601の表示内容を、所定比率だけ縮小して表示する場合に押下されるボタンである。「遠隔」と表示された操作ボタン606(「遠隔ボタン606」とも呼ぶ。)は、後述する遠隔会議モードのオン及びオフを切り替える場合に押下されるボタンである。遠隔会議モードの実行中では、PC装置2は、電子ペン1から受信した記入情報から生成したオブジェクト情報をサーバ装置3へ送信する。これに加え、PC装置2は、遠隔会議モードの実行中では、他のPC装置2よりサーバ装置3が受信完了したオブジェクト情報の有無の問い合わせを所定時間幅ごとに行い、当該オブジェクト情報を受信する。「終了」と表示された操作ボタン607(「終了ボタン607」とも呼ぶ。)は、表示アプリケーション6を終了する場合に押下されるボタンである。なお、好適には、表示領域601の表示内容を拡大したり縮小したりできるようにして、表示アプリケーション6の画面内に、スクロールバーやスクロールボタン等を設けて、表示領域601の表示範囲を変更できるようにするとよい。
次に、第1実施形態の情報処理システム10による処理フローについて図14乃至図19を用いて説明する。PC装置2は、以下に説明するオブジェクト情報送信側の処理(図14乃至図17参照)とオブジェクト情報受信側の処理(図19及び図17参照)とを並行して実行すると共に、前ボタン602や次ボタン603が押下された場合の表示更新処理(図18参照)を実行する。
図14は、第1実施形態において、電子ペン1及びPC装置2によって実行されるオブジェクト情報送信側の処理手順を示すフローチャートである。図14に示す処理フローは、電子ペン1により記入情報が生成されるごとに繰り返し実行される。
図15は、ステップS205のリアルタイム描画処理の手順を示すフローチャートである。図15に示すフローチャートの処理は、ステップS203で入力エリア401への記入であると判定され、かつ、ペンIDの記入状態を「書込描画中」に設定した後に実行される。
図16は、図14のステップS209に続いて実行される、オブジェクト情報送信側の生成処理及びオブジェクト情報受信側の記憶処理の手順を示すフローチャートである。図16に示すフローチャートの処理は、図14に示すフローチャートのステップS208でペンアップ情報PUが認識され、若しくは、ステップS202で座標情報を認識したが、ステップS203、S206でそれぞれ入力エリア401、線種変更エリア501、502への記入ではないと判断され、かつ、ステップS209でペンIDの記入状態が「書込中」または「書込描画中」であった場合に、PC装置2により実行される。
図17は、ステップS405の描画更新処理の手順を示すフローチャートである。まず、処理手段24は、図11のデータベースを参照し、記入状態が「書込描画中」のペンIDが存在するか否か判定する(ステップS601)。そして、記入状態が「書込描画中」のペンIDが存在しない場合(ステップS601;No)、即ち、ステップS303乃至S306に基づき電子ペン1の筆記内容をリアルタイムで描画中ではない場合、処理手段24は、一時描画している描画対象線を表示画面上よりクリアする(ステップS602)。そして、処理手段24は、PC装置2内に記憶されている表示領域601内のオブジェクト情報を表示画面上に描画・更新する(ステップS603)。具体的には、処理手段24は、表示領域601で表示している背景画像に対応するページ番号と同じページ番号を持ち、表示範囲に含まれるオブジェクト情報を記憶手段25より読み出し、表示領域601での背景画像の表示範囲と拡大・縮小率に合わせて、曲線座標データに基づく曲線をオブジェクト情報に含まれる線種で表示領域601に描画・更新する。
図18は、表示領域601の表示内容を変更する表示更新処理の手順を示すフローチャートである。PC装置2は、図18に示すフローチャートの処理を、所定の周期に従い繰り返し実行する。
図19は、第1実施形態において、PC装置2Aが、更新分のオブジェクト情報についてサーバ装置3へ照会し、該当するオブジェクト情報を受信する処理手順を示すフローチャートである。PC装置2Aは、図19の処理フローを、所定の周期に従い繰り返し実行する。なお、ここでは、説明の便宜上、PC装置2Aを対象とした処理について述べるが、PC装置2Bも、同様に、図19の処理フローと同様の処理を、所定の周期に従い繰り返し実行する。
図15乃至図17のフローチャートに示す曲線描画処理の具体例について、図20乃至図23を参照してさらに詳しく説明する。図20は、表示領域601に表示される描画対象線の表示例を示す。図20において、座標点T(1)乃至T(6)(かっこ内の数字は生成順序を示す。以後、図20乃至図23において同じ。)は、記入情報から認識した座標情報が示す座標であって、図15のステップS302、S307、S309で開始座標又は/及び終了座標に設定された座標を示す。また、描画対象線L(1)乃至L(5)は、ステップS303で生成された描画対象線を示す。なお、図20、21では、説明の便宜上、背景画像の表示を省略する。
次に、表示領域601の表示例について、図24及び図25を用いて説明する。なお、説明の便宜上、図24、25では、背景画像の絵柄等を省略する。
第1実施形態の情報処理システムによれば、各PC装置2は、サーバ装置3がオブジェクト情報を管理することによって、サーバから送信されたオブジェクト情報に基づき、遠隔会議を行う他のPC装置2と表示内容を共有することが可能となる。また、例えば一方のPC装置2の画面を画像情報として他方のPC装置2へ配信することで手書き情報を共有する従来の情報処理システムと比較して、第1実施形態の情報処理システムは、表示内容を同期するのに必要なオブジェクト情報のみをサーバ装置3から受信するため、ネットワーク負荷が小さく、かつ異なるPC装置2と接続された2以上の電子ペン1により同時に記入することも可能となる。さらに、他の例として、PC装置2双方のカーソルの動きをサーバ装置3へ送信し、サーバ装置3で描画を行うと共にその画像情報各PC装置に配信する従来の情報処理システムと比較しても、第1実施形態の情報処理システムは、自ら記入したストローク情報をサーバ装置3へ送信して描画する必要がなく、表示の遅延等を防ぐことができ、ネットワーク負荷も低減することができる。また、第1実施形態の情報処理システムでは、PC装置2の画面解像度などが異なっても、ストローク情報は入力エリア401の座標系から当該入力エリア401に対応する背景画像の座標系に変更されているため、表示の際に位置ずれが生じない。
次に、第1実施形態の変形例について説明する。以下の変形例は、任意に組み合わせて上述の第1実施形態に適用してもよい。
第1実施形態では、PC装置2は、ストローク情報から補間関数によって曲線の算出後オブジェクト情報を生成し、他のPC装置2によって生成されたオブジェクト情報を受信した場合には、当該オブジェクト情報に基づき曲線を表示領域601に表示した。これに代えて、PC装置2は、オブジェクト情報の算出時には補間関数による曲線を求めず、表示領域601への描画時に補間関数により曲線を算出してストロークを描画してもよい。これにより、PC装置2は、送受信するオブジェクト情報のデータ量が過大になるのを防ぎ、ネットワーク負荷を低減させる。これについて、上述した第1実施形態と異なる処理を実行する部分を、図26乃至28を参照して説明する。
第1実施形態では、線種変更指示エリア501、502は、入力エリア401が印刷された入力用紙4とは別の用紙である指示用紙5に印刷された。これに代えて、線種変更指示エリア501、502は、入力用紙4上に入力エリア401と共に印刷されてもよい。この場合、入力用紙4は、指示用紙5としても機能する。また、第1実施形態では、情報処理システム10は、線種変更指示エリア501、502により2種類の線幅を指定可能であった。これに代えて、情報処理システム10は、線幅を指定可能なエリアを指示用紙5に3以上設け、3種類以上の線幅を指定可能であってもよい。さらに、情報処理システム10は、線幅に代えて、またはこれに加え、線の色や、実線、破線、鎖線といった線のスタイルを指定可能なエリアを指示用紙5上に複数設けてもよい。
情報処理システム10は、図1に示す構成に加え、サーバ装置3から所定時間ごとにオブジェクト情報を受信し、受信したオブジェクト情報をPC装置上で描画する閲覧専用のPC装置を設けてもよい。
上記第1実施形態において、コード化パターンはアノト方式のドットパターンであったが、位置座標を示すコード化パターンであれば、アノト方式のドットパターンに限られない。
上記第1実施形態では、オブジェクトIDは、通し番号が付され、PC装置2は、サーバ装置3に対し、最後のオブジェクトIDを送信することで、更新分のオブジェクト情報を要求していた。これに代えて、PC装置2は、サーバ装置3に対し、受信した全てのオブジェクトID又はそれに相当する情報をサーバ装置3に対し送信することで、更新分のオブジェクト情報を要求してもよい。この場合、必ずしもオブジェクト情報は通し番号でなくともよい。または、PC装置2は、時間情報を含むオブジェクト情報を生成することとして、サーバ装置3に対し、受信済みのオブジェクト情報に含まれる時間情報のうち最新の時間情報を送信することで、更新分のオブジェクト情報を要求してもよい。時間情報としては、対応するストローク情報のペンアップ直前の記入情報に含まれる時間情報、又はオブジェクト情報の生成時刻とすればよい。
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態が第1実施形態と異なる点は、ドットパターンが印刷されたスクリーン8にプロジェクタ7によってPC装置2の表示手段26の画面を投影させることで、入力用紙4に代えてスクリーン8上で電子ペン1の記入を行う点である。以後では、第1実施形態と同様の部分については、適宜説明を省略する。
第2実施形態の情報処理システム100Aによれば、PC装置2Cは、サーバから送信されたオブジェクト情報に基づき、遠隔会議を行う他のPC装置2とスクリーン8上で表示内容を共有することが可能となると共に、スクリーン8上での電子ペン1の筆記内容を入力用紙4上での筆記内容と同様に処理することができる。また、第2実施形態の情報処理システム100Aでは、キャリブレーション処理を行うことで、座標変換関数を用いて、スクリーン8のドットパターンにかかる座標系から、ディスプレイ201上の座標系へ座標情報が変換されているため、表示の際に位置ずれが生じない。
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態が第2実施形態と異なる点は、スクリーン8に代えて、PC装置2のディスプレイに貼り付け可能な透明シートを用いる点である。以下では、第3実施形態と第1実施形態及び第2実施形態とが同様の部分については同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
第3実施形態の情報処理システム100Bによれば、PC装置2Dは、サーバから送信されたオブジェクト情報に基づき、遠隔会議を行う他のPC装置2と表示内容を共有することが可能となると共に、透明シート9を介したディスプレイ201上での電子ペン1の筆記内容を処理することができる。また、第3実施形態の情報処理システム100Bでは、キャリブレーション処理を行うことで、第2実施形態と同様、表示の際に位置ずれが生じない。
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態が第1〜第3実施形態と異なる点は、マウスなどのポインティングデバイスのドラッグ操作によって、表示アプリケーション6の表示領域601に相当するエリア(以後、「入力エリア401E」と呼ぶ。)内へストロークを直接記入する点である。即ち、第4実施形態の情報処理システムは、遠隔会議を行うユーザが使用するPC装置2Eと、サーバ装置3とを最小構成として備える。以下では、第4実施形態と第1〜第3実施形態とが同様の部分については同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
第4実施形態の情報処理システムによれば、PC装置2Eは、サーバから送信されたオブジェクト情報に基づき、遠隔会議を行う他のPC装置2と表示内容を共有することが可能となると共に、マウス等のポインティングデバイスにより筆記内容を受け付けることができる。また、第4実施形態の情報処理システムに必要な最小構成は、サーバ装置3とPC装置2Eのみであるため、ユーザは、比較的容易に第4実施形態による情報処理システムを構築することができる。
第5実施形態では、第1〜第4実施形態が任意に組み合わされて情報処理システムが構築される。具体的には、情報処理システムの各PC装置2は、第1乃至第4実施形態の任意の1又は複数の実施の形態が選択され、適用される。例えば、遠隔会議に用いられる1のPC装置2は、第1実施形態に基づき入力用紙4に対する記入情報を電子ペン1から受信し、同じ遠隔会議に用いられる別のPC装置2は、第2実施形態に基づきスクリーン8に対する記入情報を電子ペン1から受信してもよい。さらに別の例では、遠隔会議に用いられるPC装置2は、第3実施形態に基づき透明シート9に対する記入情報を電子ペン1から受信すると共に、第4実施形態に基づきマウスポインタ608の軌跡を記入情報として特定してもよい。第5実施形態の作用効果については、第1〜第4実施形態と同様である。
2、2A、2B、2C、2D、2E…PC装置
3…サーバ装置
4…入力用紙
5…指示用紙
6…表示アプリケーション
7…プロジェクタ
8…スクリーン
9…透明シート
10、100A、100B…情報処理システム
21…入力手段
22、32…受信手段
24、34…処理手段
25、35…記憶手段
26…表示手段
27、37…送信手段
Claims (12)
- 複数の入力デバイスと電気的に接続したストローク表示装置であって、
各入力デバイスから手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段と、
前記受信手段によって受信された前記記入情報が示す座標点を結ぶ線分を即時に表示手段に描画する第1描画手段と、
前記入力デバイスによる手書きストロークの1ストローク分に相当する操作が終了したと判断した場合、当該入力デバイスから受信した前記1ストローク分の記入情報に基づく前記線分から、前記1ストローク分の記入情報が示す各座標点を補間した曲線へ、前記表示手段の表示を変更させる第2描画手段と、を備え、
前記第2描画手段は、前記入力デバイスによる前記操作が終了したと判断した場合であって、当該入力デバイス以外の入力デバイスによる前記操作が行われていると判断した場合、前記ストローク表示装置と接続するいずれの入力デバイスによる前記操作も行われていないと判断するまで、前記表示の変更を遅延させることを特徴とするストローク表示装置。 - 複数の前記入力デバイスのうちの少なくとも1の入力デバイスは、コード化パターンが形成された入力用紙からコード化パターンを読み取る電子ペンであり、
前記第2描画手段は、前記受信手段が受信した記入情報がペンアップを示す場合、当該記入情報を送信した電子ペンによる前記操作が終了したと判断することを特徴とする請求項1に記載のストローク表示装置。 - 前記コード化パターンが形成された前記入力用紙には、前記電子ペンによる記入範囲を定める入力エリアが設定されており、
前記入力エリアと、前記入力エリアに割り当てられたコード化パターンの座標領域とが関連付けられたデータベースを記憶する記憶手段を備え、
前記第2描画手段は、前記受信手段が受信した記入情報が示す座標点が、前記入力エリアに形成されたコード化パターンに対応する座標領域に含まれないと判断した場合、当該記入情報を送信した電子ペンによる前記操作が終了したと判断することを特徴とする請求項2に記載のストローク表示装置。 - 手書きストロークの描画時の線種として指定される線種情報と、当該線種情報に割り当てられたコード化パターンの座標領域とが関連付けられたデータベースを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記電子ペンは、コード化パターンが形成された前記線種を指定するための線種指示エリアが設定された指示用紙からコード化パターンを読み取り、
前記受信手段は、前記線種指示エリアに形成されたコード化パターンから生成された記入情報を前記電子ペンから受信し、
前記第1描画手段は、前記線種情報に関する前記データベースを参照して当該記入情報により指定された線種の前記線種情報を特定し、特定した前記線種情報を前記電子ペンに関連付けて前記記憶手段に記憶させ、
前記第2描画手段は、前記線種情報に基づき前記曲線を描画することを特徴とする請求項2または3に記載のストローク表示装置。 - 前記表示手段により表示されるページのページ番号と、当該ページ番号に割り当てられたドットパターンの座標領域とが関連付けられたデータベースを記憶する記憶手段を備え、
前記第1描画手段は、前記ページ番号に関する前記データベースを参照し、前記1ストローク分の記入情報が示す座標点に対応するページ番号と、前記表示手段により表示中のページのページ番号とが一致する場合に、前記線分を描画し、
前記第2描画手段は、前記ページ番号に関する前記データベースを参照し、前記1ストローク分の記入情報が示す座標点に対応するページ番号と、前記表示手段により表示中のページのページ番号とが一致する場合に、前記曲線を描画することを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載のストローク表示装置。 - 複数の前記入力デバイスのうちの少なくとも1の入力デバイスはマウスであり、
前記第2描画手段は、前記マウスの左クリックの押下が終了したと判断した場合、当該マウスによる前記操作が終了したと判断することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のストローク表示装置。 - 複数の入力デバイスと電気的に接続し、表示手段を有するストローク表示装置に搭載され実行されるプログラムであって、
各入力デバイスから手書きストロークに関する記入情報を受信する受信手段、
前記受信手段により受信された前記記入情報が示す座標点を結ぶ線分を即時に前記表示手段に描画する第1描画手段、
前記入力デバイスによる手書きストロークの1ストローク分に相当する操作が終了したと判断した場合、当該入力デバイスから受信した前記1ストローク分の記入情報に基づく前記線分から、前記1ストローク分の記入情報が示す各座標点を補間した曲線へ、前記表示手段の表示を変更させる第2描画手段、として前記ストローク表示装置を機能させ、
前記第2描画手段は、前記入力デバイスによる前記操作が終了したと判断した場合であって、当該入力デバイス以外の入力デバイスによる前記操作が行われていると判断した場合、前記ストローク表示装置と接続するいずれの入力デバイスによる前記操作も行われていないと判断するまで、前記表示の変更を遅延させることを特徴とするプログラム。 - 複数の前記入力デバイスのうちの少なくとも1の入力デバイスは、コード化パターンが形成された入力用紙からコード化パターンを読み取る電子ペンであり、
前記第2描画手段は、前記受信手段が受信した記入情報がペンアップを示す場合、当該記入情報を送信した電子ペンによる前記操作が終了したと判断することを特徴とする請求項7に記載のプログラム。 - 前記コード化パターンが形成された前記入力用紙には、前記電子ペンによる記入範囲を定める入力エリアが設定されており、前記第2描画手段は、前記受信手段が受信した記入情報が示す座標点が、前記入力エリアに形成されたコード化パターンに対応する座標領域に含まれないと判断した場合、当該記入情報を送信した電子ペンによる前記操作が終了したと判断することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
- 前記ストローク表示装置は、手書きストロークの描画時の線種として指定される線種情報と、当該線種情報に割り当てられたコード化パターンの座標領域とが関連付けられたデータベースを記憶する記憶手段をさらに備え、
前記電子ペンは、コード化パターンが形成された前記線種を指定するための線種指示エリアが設定された指示用紙からコード化パターンを読み取り、
前記受信手段は、前記線種指示エリアに形成されたコード化パターンから生成された記入情報を前記電子ペンから受信し、
前記第1描画手段は、前記線種情報に関する前記データベースを参照して当該記入情報により指定された線種の前記線種情報を特定し、特定した前記線種情報を前記電子ペンに関連付けて前記記憶手段に記憶させるとともに、前記入力用紙に形成されたコード化パターンから生成された記入情報が示す前記座標点を結ぶ前記線分を前記線種情報に基づき描画し、
前記第2描画手段は、前記線種情報に基づき前記曲線を描画することを特徴とする請求項8または9に記載のプログラム。 - 前記ストローク表示装置は、前記表示手段により表示されるページのページ番号と、当該ページ番号に割り当てられたドットパターンの座標領域とが関連付けられたデータベースを記憶する記憶手段を備え、
前記第1描画手段は、前記ページ番号に関する前記データベースを参照し、前記1ストローク分の記入情報が示す座標点に対応するページ番号と、前記表示手段により表示中のページのページ番号とが一致する場合に、前記線分を描画し、
前記第2描画手段は、前記ページ番号に関する前記データベースを参照し、前記1ストローク分の記入情報が示す座標点に対応するページ番号と、前記表示手段により表示中のページのページ番号とが一致する場合に、前記曲線を描画することを特徴とする請求項8乃至10のいずれか一項に記載のプログラム。 - 複数の前記入力デバイスのうちの少なくとも1の入力デバイスはマウスであり、
前記第2描画手段は、前記マウスの左クリックの押下が終了したと判断した場合、当該マウスによる前記操作が終了したと判断することを特徴とする請求項7乃至11のいずれか一項に記載のプログラム。
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