JP2011252512A - 変速機のコントロールシャフト取付構造 - Google Patents

変速機のコントロールシャフト取付構造 Download PDF

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【課題】簡単な構成で、変速機の組立作業の効率化を図ることができるコントロールシャフトの取付構造の提供。
【解決手段】円柱棒状のコントロールシャフト10と、コントロールシャフト10の外周面10aに設けた溝部12と、トランスミッションケース2に設けた挿入孔15の内部に設置した抜止ピン16とを備え、コントロールシャフト10の下端部11が挿入孔15に回動自在に挿入されて、溝部12に抜止ピン16が係合していることで、コントロールシャフト10の抜け止めが施された取付構造であって、コントロールシャフト10の溝部12から下端部11の先端面11aにかけての外周面10aの一部を除去してなる切取部14を設け、予め設置した抜止ピン16に切取部14を位置合わせして挿入し、その後、コントロールシャフト10を回動させることで溝部12に抜止ピン16が係合するように構成した。
【選択図】図4

Description

本発明は、変速機が備えるシフトレバーの操作に連動して回動するようにトランスミッションケース内に設けたコントロールシャフトの取付構造に関する。
自動変速機などの変速機を備えた車両には、運転者のシフトレバー操作に対応して油圧供給先を切り換えて変速段の設定を行うための変速操作機構が設けられている。この種の変速操作機構は、車室内に設置したシフトレバーの操作に連動して回動するようにトランスミッションケース内に設けたコントロールシャフトを備えている。コントロールシャフトは、シフトレバーの動きをマニュアルバルブやパーキングロッドに伝えることで、前後進やパーキングポジションに切り換える目的に使用されている。
また、コントロールシャフトに固定されて一体に回動するディテントプレートが設けられている。このディテントプレートによってシフトレバーの操作感を生み出すとともに、コントロールシャフトの作動範囲(回動範囲)を規制している。また、コントロールシャフト及びディテントプレートがシフトレバーの操作に伴い回動すると、ディテントプレートに係合している連結部材が揺動する。この揺動運動により、連結部材に連結されたマニュアルバルブがバルブボディ内を進退移動(摺動)することで、バルブボディ内の油路を流通する作動油の供給先が切り換えられるようになっている。
特開平2−3778号公報 実公平5−9563号公報
ところで、コントロールシャフトは、通常、その一方の端部がトランスミッションケース内の挿入孔に挿入されて回動可能な状態で支持されているが、コントロールシャフトの端部は、挿入孔に対して抜け止めを施した状態で設置する必要がある。そこで、コントロールシャフトの端部近傍の外周面に設けた周方向に延びる溝部と、トランスミッションケースの挿入孔の内部に設置した抜止ピンあるいはボルトやプレートなどの抜止部材とからなる抜止構造を設け、挿入孔に回動自在に挿入したコントロールシャフトの溝部に抜止部材を係合させることで、コントロールシャフトの抜けを防止するようにしている。
しかしながら、上記のような抜止構造を有するコントロールシャフトの取付構造では、コントロールシャフトの組み付けを行う際、予めコントロールシャフトの端部をトランスミッションケースの挿入孔に挿入しておき、その後、コントロールシャフトを支えながらトランスミッションケースに対してボルトやプレートなどの抜止部材を組み付ける必要がある。
このように、従来の抜止構造を有するコントロールシャフトの取付構造では、コントロールシャフトの組付工程の順序が限定されることで、組立作業の煩雑化につながるという問題があった。また、コントロールシャフトを支えながら抜止部材を組み付ける作業は、両手で行う必要があり、作業の容易化の妨げにもなっていた。
本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡単な構成で、変速機の組立作業の効率化を図ることができるコントロールシャフトの取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明にかかる変速機のコントロールシャフト取付構造は、トランスミッションケース(2)と、シフトレバーの操作に連動して回動するようにトランスミッションケース(2)内に設けた円柱状のコントロールシャフト(10)と、コントロールシャフト(10)の外周面(10a)に設けた周方向に延びる溝部(12)と、トランスミッションケース(2)に設けた挿入孔(15)と、該挿入孔(15)の内部に設置した抜止部材(16)と、を備え、コントロールシャフト(10)の端部(11)が挿入孔(15)に回動自在に挿入されて、かつ、該コントロールシャフト(10)の溝部(12)に抜止部材(16)が係合していることで、該コントロールシャフト(10)の抜け止めが施されている変速機のコントロールシャフト取付構造であって、コントロールシャフト(10)の端部(11)には、溝部(12)から端部(11)の先端(11a)にかけて外周面(10a)の一部を除去してなる切取部(14)が設けられており、コントロールシャフト(10)を挿入孔(15)に挿入する際、予め設置した抜止部材(16)に対して切取部(14)を位置合わせして挿入し、その後、コントロールシャフト(10)を回動させて溝部(12)に抜止部材(16)を係合させるように構成されていると共に、切取部(14)は、コントロールシャフト(10)の作動時の回動範囲において、抜止部材(16)と互いに重ならない位置に設けられていることを特徴とする。
本発明にかかる変速機のコントロールシャフト取付構造によれば、コントロールシャフトをトランスミッションケースの挿入孔に挿入する際、予め設置した抜止部材に対して切取部を位置合わせして挿入し、その後、コントロールシャフトを回動させて溝部に抜止部材を係合させるように構成したことで、トランスミッションケースに対するコントロールシャフトの組み付けにおいて、先に抜止部材を設置しておき、後からコントロールシャフトを取り付けることが可能となる。したがって、コントロールシャフトを支えながらトランスミッションケースに抜止部材を組み付ける作業を行う必要がなくなるので、変速機の組立作業の効率化を図ることができる。また、あらかじめトランスミッションケースの挿入孔内に抜止部材を組み付けておき、別工程を挟んで、その後、コントロールシャフトをトランスミッションケースの挿入孔に取り付けることも可能となる。したがって、変速機の組立工程の自由度を高めることができる。
また、トランスミッションケースの挿入孔にコントロールシャフトの端部を挿入して回転させるだけで、抜け止めを施した状態でのコントロールシャフトの組み付けが行えるようになる。これにより、簡単な構成で、変速機の組立作業の容易化及び組立時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、上記のコントロールシャフト取付構造では、抜止部材(16)は、その軸方向がコントロールシャフト(10)の軸方向に対して交差する方向に配置された棒状の抜止ピン(16)であり、切取部(14)は、コントロールシャフト(10)の外周面(10a)の一部を平面状に切り取ってなる部分であってよい。この構成によれば、加工が簡単な平面状の切取部によって、あらかじめ挿入孔内に設置した棒状の抜止ピンをコントロールシャフトの溝部に係合させることが可能となる。したがって、部品の加工に手間や時間がかからずに済む簡単な構成でありながら、抜止ピンを設置した後でコントロールシャフトを取り付けることが可能となる。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態における構成要素の符号を本発明の一例として示したものである。
本発明にかかる変速機のコントロールシャフト取付構造によれば、簡単な構成で、変速機の組立作業の効率化を図ることができる。
本発明の一実施形態にかかるコントロールシャフトの取付構造を備えた変速機の内部構造を示す概略の斜視図である。 コントロールシャフトの取付構造を示す斜視図である。 コントロールシャフトの下端部を示す部分拡大図で、(a)は、(c)のX矢視図、(b)は、(c)のY矢視図、(c)は、(b)のZ矢視断面を示す図である。 コントロールシャフトの取付手順を説明するための図である。 コントロールシャフトの切取部と抜止ピンとの配置関係について説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態にかかるコントロールシャフトの取付構造を備えた変速機の内部構造の一部を示す概略の斜視図である。なお、以下の説明では、上下、左右、水平方向というときは、図1に示す状態での上下、左右、水平方向を指すものとする。図1に示す変速機1は、トランスミッションケース2の内部に設置され、運転者によるシフトレバー(図示せず)の操作に連動して軸中心に回動する円柱棒状のコントロールシャフト10と、該コントロールシャフト10の下端部11の近傍に支持され、該コントロールシャフト10と一体に回動するディテントプレート21と、一端がディテントプレート21に回動自在に連結されて、他端がマニュアルバルブ30に固定されている連結部材31と、マニュアルバルブ30が進退移動可能に収容されたバルブボディ(油圧制御ボディ)40とを備えて構成されている。
コントロールシャフト10は、トランスミッションケース2内でその軸方向を上下方向に向けて設置されており、その下端部11の近傍には、水平に配置した平板状のディテントプレート21が固定されている。ディテントプレート21の外周には、ディテント部21aが形成されている。ディテント部21aは、シフトレバーで投入される各変速レンジに対応する複数の凹凸を有している。該ディテント部21aには、コイルスプリング23でディテントプレート21側に付勢されたディテントローラ24が弾接している。これにより、コントロールシャフト10の回動に伴いディテントプレート21が水平面内で回動すると、ディテントローラ24がディテント部21aの凹部に順次に係合することで、コントロールシャフト10が所定角度ずつ回動するようになっている。
トランスミッションケース2内のコントロールシャフト10の側部には、バルブボディ40が設置されている。バルブボディ40は、箱型に形成されており、その側面40aには、マニュアルバルブ30のスプール31aを収容しているバルブ収容穴41が開口している。バルブ収容穴41は、バルブボディ40内の水平方向に延在する筒型の空洞であり、該バルブ収容穴41に収容されたマニュアルバルブ30のスプール31aは、バルブ収容穴41内をその長手方向に沿って進退移動するようになっている。そして、スプール31aは、先端側がバルブ収容穴41から横向きに突出している。スプール31aのバルブ収容穴41から突出した部分には、連結部材31が固定されている。連結部材31は、ディテントプレート21に対して回動可能に係合しており、ディテントプレート21の回動に応じてマニュアルバルブ30のスプール31aを軸方向に沿って直線状に進退移動させるようになっている。
また、コントロールシャフト10の下端部11の近傍には、パーキング機構50が設けられている。パーキング機構50は、コントロールシャフト10に固定されて該コントロールシャフト10と一体に回動する回動部材51と、コントロールシャフト10に対して所定間隔で平行に設置した支軸53と、該支軸53に回動自在に支持された係合部材52とを備えており、回動部材51が平面内を回動することで、該回動部材51の端部が係合部材52を押してこれを回動させると、係合部材52が図示しない出力軸上に固定したパーキングギヤに噛み合うようになっている。
上記構成のコントロールシャフト10を備えた変速機1では、運転者が車室内のシフトレバーを操作すると、該シフトレバーの動作に連動して、コントロールシャフト10及びディテントプレート21が回動する。その際、ディテントローラ24及びディテント部21aの作用でディテントプレート21が所定角度ずつ回動する。このディテントプレート21の回動に伴い、連結部材31が進退移動することで、マニュアルバルブ30がシフトレバーの投入レンジに応じた位置に切り換えられるようになっている。また、シフトレバーがパーキングレンジに投入されることで、回動するコントロールシャフト10及び回動部材51によって、係合部材52がパーキング位置へ回動する。これにより、係合部材52が図示しない出力軸上に固定したパーキングギヤに噛み合うことで、出力軸がロックされるようになっている。
図2は、コントロールシャフト10の取付構造を示す斜視図である。また、図3は、コントロールシャフト10の下端部11を示す部分拡大図で、(a)は、(c)のX矢視図、(b)は、(c)のY矢視図、(c)は、(b)のZ−Z矢視断面を示す図である。また、図4は、コントロールシャフト10の取付手順を説明するための図である。図2に示すように、コントロールシャフト10は、その下端部(先端部)11がトランスミッションケース2に設けた円形の挿入孔15に対して回動自在に挿入されている。そして、コントロールシャフト10の外周面10aにおける下端部11の近傍には、周方向に延びる環状の溝部12が設けられている。溝部12は、その断面が半円弧状の凹部からなる。
また、トランスミッションケース2に設けた挿入孔15の内部には、コントロールシャフト10の抜け止めを施すための抜止ピン(抜止部材)16が設置されている。抜止ピン16は、その軸方向がコントロールシャフト10の軸方向に対して直交(交差)する方向に配置された直線棒状の部材からなる。なお、抜止ピン16は、挿入孔15に隣接する位置で該挿入孔15に対して直交する方向に延びるピン差込穴16aに差し込まれており、図4に示すように、その側面の一部が挿入孔15の内部に張り出した状態で設置されている。
図4に示すように、コントロールシャフト10の下端部11が挿入孔15に回動自在に挿入されて、かつ、該コントロールシャフト10の溝部12に抜止ピン16が係合していることで、コントロールシャフト10の抜け止めが施されている。
そして、本実施形態のコントロールシャフト10の取付構造では、図3(b)及び(c)に示すように、コントロールシャフト10には、溝部12から下端面(下端部11の先端)11aにかけて該コントロールシャフト10の外周面10aの一部を除去してなる切取部14が設けられている。切取部14は、コントロールシャフト10の外周面10aの一部を平面状に切り取ってなる部分である。本実施形態では、図3(b)に示すように、切取部14は、コントロールシャフト10の径方向において、溝部12の内面における最も深い位置と同等の位置まで切り取られている。また、コントロールシャフト10の下端部11における溝部12と下端面11aとの間の部分のうち、切取部14以外の箇所は、切取部14よりも径寸法が大きい大径部13になっている。
上記構成のコントロールシャフト10の取付手順について説明する。コントロールシャフト10をトランスミッションケース2に取り付けるには、コントロールシャフト10を挿入孔15に挿入する前に、あらかじめ抜止ピン16を挿入孔15内に設置しておく。これには、挿入孔15の側部に設けたピン差込穴16aに抜止ピン16を差し込んで設置する。そして、コントロールシャフト10を挿入孔15に挿入する際、図4(a)に示すように、挿入孔15内に設置した抜止ピン16に対して、コントロールシャフト10の切取部14を位置合わせ(位相合わせ)して挿入する。これにより、同図(b)に示すように、抜止ピン16がコントロールシャフト10の溝部12と下端面11aとの間の大径部13(切取部14以外の部分)に干渉することなく溝部12に嵌め込まれる。その後、コントロールシャフト10を所定角度だけ回動させることで、周方向で抜止ピン16が無い位置に切取部14を配置する。これにより、溝部12に抜止ピン16を係合させる。こうして、溝部12に係合する抜止ピン16によって抜け止めが施された状態で、コントロールシャフト10が挿入孔15に対して回動自在に取り付けられる。
コントロールシャフト10は、トランスミッションケース2への組付後の使用状態において、シフトレバーの操作に伴い所定の角度範囲で回動するようになっているが、コントロールシャフト10の切取部14は、コントロールシャフト10の作動時の回動範囲において、抜止ピン16と干渉しない位置に設けられている。図5は、この点について説明するための図で、コントロールシャフト10のZ矢視断面(図3(c))に対応する部分を示す図である。図5に示すように、コントロールシャフト10の作動時の回動範囲θは、θ=60°程度であり、この範囲内では、コントロールシャフト10の軸方向から見て、切取部14の位置と抜止ピン16の位置とが互いに重ならないように設定されている。これにより、コントロールシャフト10の作動時にコントロールシャフト10の下端部11が挿入孔15から抜けるおそれがない。
以上説明したように、本実施形態にかかるコントロールシャフト10の取付構造では、コントロールシャフト10の下端部11に、溝部12から下端面11aにかけての外周面10aの一部を除去してなる切取部14を設け、コントロールシャフト10をトランスミッションケース2の挿入孔15に挿入する際、予め設置した抜止ピン16に対して切取部14を位置合わせして挿入し、その後、コントロールシャフト10を回動させて溝部12に抜止ピン16を係合させるように構成している。これにより、トランスミッションケース2に対するコントロールシャフト10の組み付けにおいて、先に抜止ピン16を設置しておき、後からコントロールシャフト10を取り付けることが可能となる。したがって、挿入孔15に挿入したコントロールシャフト10を支えながらトランスミッションケース2に抜止ピン16を組み付ける作業を行う必要がなくなるので、変速機1の組立作業の効率化を図ることができる。また、あらかじめトランスミッションケース2の挿入孔15内に抜止ピン16を挿入して組み付けておき、別工程を挟んで、その後、コントロールシャフト10をトランスミッションケース2の挿入孔15に取り付けることも可能となる。したがって、変速機1の組立工程の自由度を高めることができる。
また、上記構成によれば、トランスミッションケース2の挿入孔15にコントロールシャフト10の下端部11を挿入して回転させるだけで、抜け止めを施した状態でのコントロールシャフト10の組み付けが行える。したがって、簡単な構成で、変速機1の組立作業の容易化及び組立時間の短縮化を図ることが可能となる。
また、本実施形態にかかるコントロールシャフト10の取付構造では、本発明にかかる抜止部材として、その軸方向がコントロールシャフト10の軸方向に対して交差する方向に配置された棒状の抜止ピン16を備えており、本発明にかかる切取部は、コントロールシャフト10の外周面10aの一部を平面状に切り取ってなる部分である。この構成によれば、コントロールシャフト10に設けた平面状の切取部14によって、あらかじめ挿入孔15内に設置した棒状の抜止ピン16をコントロールシャフト10の溝部12に係合させることが可能となる。したがって、加工が容易な平面状の切取部14を有する構成でありながら、抜止ピン16を設置した後にコントロールシャフト10を取り付けることが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、本発明にかかるコントロールシャフトに設けた切取部は、上記実施形態に示すようにコントロールシャフトの外周面を平面状に切り取った部分には限定されず、他の形状に切り取った部分であってもよい。また、抜止部材は、上記実施形態に示す抜止ピン16には限定されず、また、コントロールシャフト10に設けた溝部12は、上記実施形態に示す環状溝には限定されない。したがって、上記実施形態に示す以外にも、例えば、詳細な図示は省略するが、ボルトの先端部やプレートの端辺などをコントロールシャフトの溝部に係合させる構成であってもよい。なお、その場合、コントロールシャフトに設ける切取部は、コントロールシャフトを挿入孔に挿入する際、抜止部材であるボルトの先端部やプレートの端辺がコントロールシャフトの大径部に干渉することなく溝部に係合できるような形状や配置で設ければよい。
1 変速機
2 トランスミッションケース
10 コントロールシャフト
10a 外周面
11 下端部(先端部)
11a 下端面
12 溝部
13 大径部
14 切取部
15 挿入孔
16 抜止ピン(抜止部材)
16a ピン差込穴
21 ディテントプレート
21a ディテント部
23 コイルスプリング
24 ディテントローラ
30 マニュアルバルブ
31 連結部材
40 バルブボディ
41 バルブ収容穴
50 パーキング機構
51 回動部材
52 係合部材
53 支軸

Claims (2)

  1. トランスミッションケースと、
    シフトレバーの操作に連動して回動するように前記トランスミッションケース内に設けた円柱棒状のコントロールシャフトと、
    前記コントロールシャフトの外周面に設けた周方向に延びる溝部と、
    前記トランスミッションケースに設けた挿入孔と、
    該挿入孔の内部に設置した抜止部材と、を備え、
    前記コントロールシャフトの端部が前記挿入孔に回動自在に挿入されて、かつ、該コントロールシャフトの前記溝部に前記抜止部材が係合することで、該コントロールシャフトの抜け止めが施される変速機のコントロールシャフト取付構造であって、
    前記コントロールシャフトの前記端部には、前記溝部から前記端部の先端にかけて前記外周面の一部を除去してなる切取部が設けられており、
    前記コントロールシャフトを前記挿入孔に挿入する際、予め設置した前記抜止部材に対して前記切取部を位置合わせして挿入し、その後、前記コントロールシャフトを回動させて前記溝部に前記抜止部材を係合させるように構成されていると共に、
    前記切取部は、前記コントロールシャフトの作動時の回動範囲において、前記抜止部材と互いに重ならない位置に設けられている
    ことを特徴とする変速機のコントロールシャフト取付構造。
  2. 前記抜止部材は、その軸方向が前記コントロールシャフトの軸方向に対して交差する方向に配置された棒状の抜止ピンであり、
    前記切取部は、前記コントロールシャフトの前記外周面の一部を平面状に切り取ってなる部分である
    ことを特徴とする請求項1に記載の変速機のコントロールシャフト取付構造。
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