JP2011251494A - コネクタ及びコネクタの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】コネクタ10は、第1合成樹脂材15によって、端子金具12が貫通される基壁13と、基壁13の縁部寄りの位置から基壁13と直交する方向に延びる板状の延出片18と、延出片18から端子金具12側に突出して形成されると共に相手側コネクタと係止する係止部20と、を備えた一次成形部14を成形する第1工程と、一次成形部14を第2合成樹脂材16によって更に成形することにより延出片18及び基壁13に固着する二次成形部17を形成し、一次成形部14と二次成形部17とによってフード部11を形成する第2工程と、を実行することにより製造される。
【選択図】図9
Description
前記第1工程において、前記端子金具をインサート成形することにより前記一次成形部を形成することが好ましい。
本発明の実施形態1を、図1ないし図26を参照しつつ説明する。本実施形態に係るコネクタ10は、図示しない相手側コネクタと嵌合可能な合成樹脂製のフード部11内に複数の端子金具12が配されてなる。以下の説明においては、図2における上方を上方とし、下方を下方とする。また、図2における左方を前方とし、右方を後方とする。また、図2における紙面を貫通する方向奥側を左側とし、紙面を貫通する方向手前側を右側とする。
図1及び図2に示すように、フード部11は前方に開口する略角筒状をなしている。フード部11には、開口方向(前方)と反対側の位置に基壁13が形成されている。
フード部11は、第1合成樹脂材15を第1工程によって成形してなる一次成形部14と、この一次成形部14を第2合成樹脂材16によって更に成形してなる二次成形部17と、を備える。本実施形態においては、第1合成樹脂材15と、第2合成樹脂材16とは、同じ合成樹脂材により形成されている。なお、各図には、便宜上、一次成形部14と二次成形部17とを区分する境界が記載されているが、一次成形部14と二次性成形部17とを同じ合成樹脂材で形成した場合には、一次成形部14と二次成形部17との境界が不明瞭となる場合がある。
図8ないし図13には、一次成形部14と、この一次成形部14に固着された状態の二次成形部17とを示す。二次成形部17は、一次成形部14の延出片18及び基壁13と、隙間なく固着している。これら一次成形部14及び二次成形部17によってフード部11が形成されている。
フード部11には、前面に形成された開口を除いて、フード部11を貫通する孔又は開口が形成されていない。詳細に説明すると、まず、基壁13に配設された端子金具12は、端子金具12に第1合成樹脂材15をインサート成形することにより基壁13を貫通して配設されている。これにより、端子金具12の外周面は基壁13と密着しているので、端子金具12と基壁13との間には、基壁13を貫通する孔又は隙間が形成されないようになっている。
続いて、本実施形態に係るコネクタ10の製造工程の一例を説明する。本実施形態に係るコネクタ10は、第1合成樹脂材15によって一次成形部14を形成する第1工程と、一次成形部14を第2合成樹脂材16で更に成形することにより二次成形部17を形成する第2工程と、を実行することによって形成される。
まず、一対の第1金型26A,26Bを型開きする。端子金具12を、一対の第1金型26A,26Bのうち、一方の第1金型26Aの所定位置に載置する。次いで、他方の第1金型26Bを型締めし、液体状の第1合成樹脂材15を、第1金型26A,26Bの内部に形成されたキャビティ内に注入する(図14参照)。
続いて、一対の第2金型28A,28Bを型開きする。一次成形部14を一対の第2金型28A,28Bのうち、一方の第2金型28Aの所定位置に配置する。次いで、他方の第2金型28Bを型締めし、液体状の第2合成樹脂材16を第2金型28A,28B内部に形成されたキャビティ内に注入する(図15及び図16参照)。
続いて、本実施形態の作用、効果について説明する。本実施形態によれば、第1工程において、第1合成樹脂材15によって、端子金具12が貫通される基壁13と、基壁13の縁部寄りの位置から基壁13と直交する方向に延びる板状の延出片18と、延出片18から端子金具12側に突出して形成されると共に相手側コネクタと係止する係止部20と、を備えた一次成形部14を成形する。これにより、第2工程においてフード部11を成形する際に、係止部20を形成するための型抜き孔をフード部11に設けなくてもよい。この結果、型抜き孔から水がフード部11内に浸入することを防止できるので、コネクタ10の防水性を向上させることができる。
次に、本発明の実施形態2を、図27ないし図34を参照しつつ説明する。本実施形態においては、図30から図32に示すように、一次成形部14の延出片18は板状をなして前方に延びる形状をなしている。また、延出片18の後端部の上面は、基壁13の上縁と面一に形成されている。
次に、本発明の実施形態3を、図35ないし図46を参照しつつ説明する。本実施形態においては、図37から図39に示すように、一次成形部14の延出片18は板状をなして前方に延びる形状をなしている。また、延出片18の後端部の上面は、基壁13の上縁と面一に形成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態においては、端子金具12は第1合成樹脂材15でインサート成形されることにより基壁13を貫通する構成としたが、これに限られず、端子金具12は、基壁13を貫通する貫通孔内に圧入する構成としてもよい。この場合には、例えば、端子金具12の外周に接着剤等を塗布することにより、端子金具12と基壁13との間をシールする構成としてもよい。
(2)本実施形態においては、第1工程において、一対の第1金型26A,26Bは、延出片18の延びる方向に沿う方向に型開きする態様としたが、これに限られず、第1金型26A,26Bは、上下方向、又は左右方向等、延出片18の延びる方向と交差する方向に型開きする態様としてもよい。
(3)本実施形態では、第1合成樹脂材15と、第2合成樹脂材16とは同じ合成樹脂材を用いたが、第1合成樹脂材15と、第2合成樹脂材16とは、異なる合成樹脂材であってもよい。この場合、例えば、第1合成樹脂材15として寸法精度の高い合成樹脂材(例えば、PBT、PET等)を用いることによって端子金具12のピッチ間の寸法精度を向上させると共に、第2合成樹脂材16として比較的に安価な合成樹脂材(例えば、PP、PE等)を用いることによってコネクタ10の製造コストを低減させることができる。
(4)本実施形態においては、コネクタ10は、回路基板上に配設される基板用のコネクタ10としたが、これに限られず、例えば、金属板材からなるバスバーの先端を端子金具12とし、この端子金具12がフード部11内に配されたコネクタ10としてもよい。また、本発明に係るコネクタ10は、電気接続箱のハウジングに一体に形成されたコネクタ10に適用してもよい。
(5)重なり部25は、延出片18のうち、延出片18の板厚方向について端子金具12と反対側の面(上面)を覆って形成される構成としてもよい。
(6)本実施形態においては、フード部11には複数の端子金具12が配される構成としたが、これに限られず、1つの端子金具12が1つのフード部11内に配設される構成としてもよい。
12…端子金具
10…コネクタ
15…第1合成樹脂材
13…基壁
18…延出片
20…係止部
14…一次成形部
16…第2合成樹脂材
17,47…二次成形部
26A,26B…第1金型
27…スライドコア
28A,28B…第2金型
29…規制壁
30…凹溝
25,55…重なり部
60…補強リブ
Claims (11)
- 相手側コネクタと嵌合可能なフード部内に端子金具が配されたコネクタの製造方法であって、
第1合成樹脂材によって、前記端子金具が貫通される基壁と、前記基壁の縁部寄りの位置から前記基壁と直交する方向に延びる板状の延出片と、前記延出片から前記端子金具側に突出して形成されると共に前記相手側コネクタと係止する係止部と、を備えた一次成形部を成形する第1工程と、
前記一次成形部を第2合成樹脂材によって更に成形することにより前記延出片及び前記基壁に固着する二次成形部を形成し、前記一次成形部と前記二次成形部とによって前記フード部を形成する第2工程と、を実行するコネクタの製造方法。 - 前記第1工程において、前記端子金具をインサート成形することにより前記一次成形部を形成する請求項1に記載のコネクタの製造方法。
- 前記第1工程において用いられる一対の第1金型は、前記延出片の延びる方向に沿って型開きするようになっており、
更に、前記係止部が形成される領域と、前記基壁が形成される領域との間に位置する領域には、前記延出片の板面に平行な方向であって、且つ前記延出片の延びる方向に直交する方向にスライドするスライドコアを配し、
前記一次成形部が形成された後に前記スライドコアをスライドさせることにより、前記一次成形部から前記スライドコアを離脱させる請求項1または請求項2に記載のコネクタの製造方法。 - 前記第2工程において用いられる一対の第2金型は前記延出片の延びる方向に沿って型開きするようになっており、
前記第2金型には、前記一次成形部が配置されて型締めされた状態で、前記延出片の延びる方向に沿って延出されると共に、前記係止部が前記第2合成樹脂材と接触するのを規制する規制壁が形成されており、
前記規制壁には、前記第2金型が型締めされた状態で前記係止部が位置する側の面に、前記係止部が収容される凹溝が形成されており、
前記第2金型が型締めされた状態で、前記規制壁のうち前記凹溝の開口側の側縁は前記延出片の板圧方向について前記端子金具側から当接し、前記規制壁の延出端縁は前記基壁に対して前記延出片が形成された側から当接する請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタの製造方法。 - 前記第2工程において、前記フード部に、前記延出片の板厚方向について前記端子金具と反対側の方向から前記延出片に重なる重なり部を形成する請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のコネクタの製造方法。
- 前記第2工程において、前記重なり部を、前記延出片の側縁部寄りの領域にのみ形成する請求項5に記載のコネクタの製造方法。
- 前記第2工程において、前記重なり部に、前記延出片の板厚方向について前記端子金具と反対側に向かって突出すると共に前記延出片に沿って延びる補強リブを形成する請求項5または請求項6に記載のコネクタの製造方法。
- 相手側コネクタと嵌合可能なフード部内に端子金具が配されたコネクタであって、
第1合成樹脂材からなる一次成形部と、前記一次成形部を第2合成樹脂材によって更に成形してなる二次成形部と、を備え、
前記一次成形部は、前記端子金具が貫通される基壁と、前記基壁の縁部寄りの位置から前記基壁と直交する方向に延びる板状の延出片と、前記延出片の端部のうち、前記端子金具側の面から突出して形成されて、前記相手側コネクタと係止する係止部と、を備え、
前記二次成形部は前記延出片及び前記基壁に固着して形成されており、前記一次成形部と前記二次成形部とによって前記フード部が形成されており、
前記二次成形部は、前記延出片の板厚方向について前記端子金具と反対側の方向から前記延出片に重なる重なり部を有するコネクタ。 - 前記一次成形部は前記端子金具を前記第1合成樹脂材でインサート成形してなり、前記端子金具の外周面は前記基壁と密着している請求項8に記載のコネクタ。
- 前記重なり部は、前記延出片の側縁部寄りの領域にのみ形成されている請求項8または請求項9に記載のコネクタ。
- 前記重なり部には、前記延出片の板厚方向について前記端子金具と反対側に向かって突出すると共に前記延出片に沿って延びる補強リブが形成されている請求項8ないし請求項10のいずれか一項に記載のコネクタ。
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JPH08250193A (ja) * | 1995-03-09 | 1996-09-27 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタおよびその製造方法 |
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