JP2011251073A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、操作管、延長管等のように着脱自在に接続された管状部材を、これらの管状部材を把持する手の位置に関わりなく、しかも最初に把持している一方の手を持ち替えることなく、管状部材の接続を解除することができる電気掃除機を提供することにある。
【解決手段】本発明の電気掃除機Cは、操作管本体3(操作管)と延長管4とのそれぞれに、操作管本体3と延長管4との接続を解除する解除操作部(第1ボタン14及び第2ボタン44)を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の電気掃除機Cは、操作管本体3(操作管)と延長管4とのそれぞれに、操作管本体3と延長管4との接続を解除する解除操作部(第1ボタン14及び第2ボタン44)を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、電気掃除機に関する。
一般に、電気掃除機は、吸引力を発生させる電動送風機や、この電動送風機の吸引力で集めた塵埃(ゴミ)を収容する集塵部を内部に有する掃除機本体と、集塵部に連通するように掃除機本体に接続されるホースと、このホースの先端に設けられて、操作者が把持するハンドルグリップを有する操作管と、この操作管の先端に接続される延長管と、この延長管の先端に接続される吸込具と、を備えている。
従来、電気掃除機としては、操作管と延長管との間、及び延長管と吸込具との間が着脱自在になっているもの知られている(例えば、特許文献1から特許文献3参照)。このような電気掃除機によれば、操作管と延長管との接続、及び延長管と吸込具との接続を解いて分解することで、この電気掃除機を物置等にコンパクトに収納することができる。また、この電気掃除機によれば、延長管から取り外した吸込具を、操作管に直に接続することができるので、吸込具を操作者の手元寄りで操作することもできる。
また、従来、電気掃除機としては、操作管の先端にブラシ部を有するものが知られている(例えば、特許文献4及び特許文献5参照)。この電気掃除機では、操作管と延長管との間の接続を解除して操作管から延長管を取り外すことによって、操作管の先端のブラシ部を使用して掃除を行うことができるようになっている。
また、この電気掃除機では、ブラシ部を取り外した操作管に対して吸込具を直に接続できるようにも構成されている。
また、この電気掃除機では、ブラシ部を取り外した操作管に対して吸込具を直に接続できるようにも構成されている。
ところで、このような従来の電気掃除機においては、操作管の操作時(掃除時)に、不用意に操作管から延長管が離脱しないように、そして延長管から吸込具が離脱しないように、操作管と延長管との間、及び延長管と吸込具との間に係止部が設けられている。一般にこれらの係止部は、互いに係止し合ういずれか一方に鉤爪が形成され、この鉤爪が他方を引っ掛けるように構成されている。また、電気掃除機は、前記したように、操作管と延長管との接続、及び延長管と吸込具との接続を解除するために、引っ掛けた鉤爪(係止部)を外すための押しボタンを備えている。
そして、このような押しボタンで構成される解除操作部は、例えば、特許文献1及び特許文献2、並びに特許文献4及び特許文献5に示す電気掃除機においては、接続箇所の吸込上流側に設けられている。更に具体的に説明すると、操作管と延長管との間の係止を解除するための解除操作部は、掃除機本体寄りに位置する操作管側に設けられている。この電気掃除機を使用する操作者は、操作管と延長管との接続を解除する際には、一方の手で操作管を持って、その解除操作部を操作して操作管と延長管との間の係止を解除しながら、他方の手で持った延長管を操作管から引き抜くこととなる。
しかしながら、特許文献1等に示すこれらの電気掃除機においては、例えば、延長管の先端に取り付けられた吸込具を使用して掃除をしている操作者が、他の吸込具(例えば、補助吸引具)を手元の操作管に付け替えようとする際に、操作管のハンドルグリップを把持した他方の手を一旦持ち替えて、操作管の解除操作部を操作することとなる。
これに対して、特許文献3に示す電気掃除機においては、操作管と延長管との間の係止を解除するための解除操作部は、接続箇所の吸込下流側である延長管側に設けられている。そして、この電気掃除機によれば、操作管側に解除操作部が設けられた特許文献1等の電気掃除機と異なって、一方の手で延長管の解除操作部を操作して係止を解除しながら、その延長管を操作管から引き抜くこととなる。
つまり、特許文献3に示す電気掃除機によれば、操作者は、他の吸込具(例えば、補助吸引具)を手元の操作管に付け替えようとする際に、操作管のハンドルグリップを把持した他方の手をハンドルグリップから離さずに、延長管の解除操作部を操作する一方の手で延長管を操作管から引き抜くことができる。その結果、特許文献3に示す電気掃除機によれば、特許文献1等に示す電気掃除機よりも、操作管の操作時(掃除時)における延長管の取り外しの手間数を低減することができる。
つまり、特許文献3に示す電気掃除機によれば、操作者は、他の吸込具(例えば、補助吸引具)を手元の操作管に付け替えようとする際に、操作管のハンドルグリップを把持した他方の手をハンドルグリップから離さずに、延長管の解除操作部を操作する一方の手で延長管を操作管から引き抜くことができる。その結果、特許文献3に示す電気掃除機によれば、特許文献1等に示す電気掃除機よりも、操作管の操作時(掃除時)における延長管の取り外しの手間数を低減することができる。
しかしながら、特許文献3に示す電気掃除機は、操作管の操作時(掃除時)に、操作者が操作管のハンドルグリップから手を離さずに、操作管に対する延長管の接続の解除の便宜を図ったものであるから、操作者の両手のいずれもがハンドルグリップから離れている場合には、却って接続の解除に手間取る場合がある。更に具体的に説明すると、特許文献3に示す電気掃除機は、一方の手が延長管の解除操作部には届かない位置で延長管を把持している場合や、延長管の先端に設けられた吸込具近傍を把持している場合には、操作者の他方の手がたとえフリーであったとしても、延長管又は吸込具近傍を把持している一方の手を一旦持ち替えなければ、解除操作部を操作して延長管を操作管から引き抜くことができない。つまり、他方のフリーの手で操作管を把持した後に、一方の手を延長管から一旦離してから解除操作部を操作できる位置で延長管を把持し直すか、或いは、他方のフリーの手で解除操作部を操作できるように延長管を把持した後に、一方の手を延長管から一旦離して操作管を把持し直さなければならない。
したがって、従来の電気掃除機においては、操作管、延長管等のように着脱自在に接続された管状部材を、これらの管状部材を把持する手の位置に関わりなく、しかも最初に把持している一方の手を持ち替えることなく、管状部材の接続を解除することができるものが望まれている。
そこで、本発明の課題は、操作管、延長管等のように着脱自在に接続された管状部材を、これらの管状部材を把持する手の位置に関わりなく、しかも最初に把持している一方の手を持ち替えることなく、管状部材の接続を解除することができる電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決した本発明の電気掃除機は、集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、前記操作管と前記延長管とのそれぞれに、前記操作管と前記延長管との接続を解除する解除操作部を備えることを特徴とする。
また、前記課題を解決した本発明の電気掃除機は、集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、前記操作管と前記延長管との接続を解除する第1解除操作部を前記操作管に備えると共に、前記延長管に設けた第2解除操作部によっても前記操作管と前記延長管との接続が解除可能であって、前記延長管から取り外された前記吸込具は、前記延長管が取り外された前記操作管の他端に接続可能となっており、前記吸込具が前記操作管の他端に接続される場合には、前記吸込具と前記操作管との接続が前記操作管の前記第1解除操作部によって解除可能となっていることを特徴とする。
また、前記課題を解決した本発明の電気掃除機は、集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、前記操作管は、前記操作管の他端に設けられて前記延長管の一端を係止する係止部と、前記延長管に対する前記係止部による係止を解除する第1解除操作部と、を備えると共に、前記延長管は、前記延長管の一端に設けられて前記延長管に対する前記操作管の前記係止部による係止を解除する第2解除操作部を備えることを特徴とする。
また、前記課題を解決した本発明の電気掃除機は、集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、前記操作管は、前記操作管の他端に設けられ、前記延長管の一端を係止する係止部と、前記延長管に対する前記係止部による係止を解除する第1解除操作部と、を備えると共に、前記延長管は、前記延長管の一端に設けられて前記延長管に対する前記操作管の前記係止部による係止を解除する第2解除操作部を備え、前記延長管が取り外された前記操作管は、管状部材の一端が着脱自在に接続可能となっており、前記操作管が前記管状部材の一端に接続される場合には、前記操作管の前記係止部が前記管状部材の一端を係止すると共に、前記管状部材に対する前記操作管の前記係止部による係止は、前記操作管の前記第1解除操作部によって解除可能となっていることを特徴とする。
本発明の電気掃除機によれば、操作管、延長管等のように着脱自在に接続された管状部材を、これらの管状部材を把持する手の位置に関わりなく、しかも最初に把持している一方の手を持ち替えることなく、管状部材の接続を解除することができる。
以下に、本発明の実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明における前後の方向は、電気掃除機の掃除機本体を基準として掃除機本体が吸引する空気の上流側を前側とし、下流側を後側とする。また、電気掃除機の操作管における前後上下方向は、図2及び図7に示す前後上下方向を基準とし、電気掃除機の延長管における前後上下方向は、図3に示す前後上下方向を基準とする。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る電気掃除機は、操作管と延長管とのそれぞれに、操作管と延長管との接続を解除する解除操作部を備えることを主な特徴とする。ここでは電気掃除機の全体構成について説明した後に、操作管及び延長管について更に詳しく説明する。
第1実施形態に係る電気掃除機は、操作管と延長管とのそれぞれに、操作管と延長管との接続を解除する解除操作部を備えることを主な特徴とする。ここでは電気掃除機の全体構成について説明した後に、操作管及び延長管について更に詳しく説明する。
<電気掃除機の全体構成>
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機Cは、掃除機本体5と、ホース6と、操作管本体3と、延長管4と、吸込具7と、を備えて構成されている。なお、本実施形態での操作管本体3は、後記する第2実施形態に係る電気掃除機C(図6参照)に示すように、ブラシ部2(図6参照)と共に、特許請求の範囲にいう「操作管」を構成することができるし、この第1実施形態のように、操作管本体3単独でも特許請求の範囲にいう「操作管」を構成することができる。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機Cは、掃除機本体5と、ホース6と、操作管本体3と、延長管4と、吸込具7と、を備えて構成されている。なお、本実施形態での操作管本体3は、後記する第2実施形態に係る電気掃除機C(図6参照)に示すように、ブラシ部2(図6参照)と共に、特許請求の範囲にいう「操作管」を構成することができるし、この第1実施形態のように、操作管本体3単独でも特許請求の範囲にいう「操作管」を構成することができる。
掃除機本体5は、その内部に、図示しない吸引力を発生させる電動送風機や、この電動送風機の吸引力で集塵した塵埃(ゴミ)を収容する集塵部等を備えている。
ホース6の一端(後端)は、掃除機本体5の集塵部と連通するように掃除機本体5に接続され、ホース6の他端(前端)には操作管本体3の一端(後端)が接続されている。
操作管本体3は、操作者が把持するハンドルグリップHGと、手元スイッチSWとを備えた管状部材である。手元スイッチSWは、前記した電動送風機のオンオフ、電動送風機の出力の切り替え、吸込具7に内蔵される掃除ロータ(図示省略)のオンオフ等の操作が可能なように構成されている。このような操作管本体3の他端(前端)には、次に説明する延長管4(図1参照)の一端(後端)が着脱自在に接続される。操作管本体3の他端部の例えば外周には、操作管本体3の他端から飛び出し/引っ込み可能なブラシ部が形成されてもよい。
延長管4は、後側に配置される管体45と、前側に配置される管体43とで構成されている。そして、管体45の内径は、管体43の外径よりも大きくなっており、管体45に対して管体43の内嵌する長さが調節されることで、延長管4は所望の長さに伸縮自在となっている。なお、図1の符号40は、管体45に対する管体43の内嵌長さ(延長管4の伸縮量)を規定するストッパである。このストッパ40は、スライドボタン42を前方向にスライドさせることによって解除されるように構成されている。このスライドボタン42は、図示しないバネ部材で、前後方向に長い長穴で形成されるボタン穴48の後側に位置するように付勢されている。この付勢力に抗してスライドボタン42を前方向に移動させない限りは、ストッパ40はロックされて延長管4の伸縮動作を禁止している。ちなみに、スライドボタン42は、操作者が手指でスライドさせることができるし、また、操作管本体3に設けられる図示しない操作部とスライドボタン42とを図示しないロッドで連結し、前記操作部を押引することによってもスライドさせることができる。
吸込具7は、略T字状を呈しており、延長管4の他端(前端)に接続されている。この吸込具7は、操作管本体3に延長管4を介して取り付けられることにより、操作者が立った状態で床面を楽に掃除することができ、略T字状を呈していることから床面を幅広に掃除することができる。
なお、図1中、符号7aは、吸込具7を延長管4から取り外すための接合解除ボタンであり、符号14は、後記する第1解除操作部としての第1ボタンであり、符号44は、後記する第2解除操作部としての第2ボタンである。
なお、図1中、符号7aは、吸込具7を延長管4から取り外すための接合解除ボタンであり、符号14は、後記する第1解除操作部としての第1ボタンであり、符号44は、後記する第2解除操作部としての第2ボタンである。
<操作管本体>
図1に示す操作管本体3の一端(後端)は、前記したように、ホース6を介して掃除機本体5内と連通している。この操作管本体3は、吸込具7及び延長管4を介して吸引される空気が掃除機本体5側に向かって流通可能なように、管状構造を有している。次に参照する図2(a)は操作管本体を部分的に切り欠いた部分斜視図、図2(b)は操作管本体の前部を部分的に切り欠いた部分側面図である。
図1に示す操作管本体3の一端(後端)は、前記したように、ホース6を介して掃除機本体5内と連通している。この操作管本体3は、吸込具7及び延長管4を介して吸引される空気が掃除機本体5側に向かって流通可能なように、管状構造を有している。次に参照する図2(a)は操作管本体を部分的に切り欠いた部分斜視図、図2(b)は操作管本体の前部を部分的に切り欠いた部分側面図である。
操作管本体3は、図2(a)及び(b)に示すように、操作管本体3の外観を形成するケース11内に、パイプ部材12と、係止部13と、第1ボタン14と、第1ロッド16と、を備えている。第1ボタン14は、特許請求の範囲にいう「第1解除操作部」に相当する。
パイプ部材12は、図2(a)及び(b)に示すように、前後に長い管状部材であって、その前部の内側に延長管4(図2(b)参照)の挿嵌部41(図2(b)参照)が挿嵌されるようになっている。
また、パイプ部材12は、その前部上側に、第1ボタン14と係止部13とが一体となった一体部材15を支持して組み付けている。
また、パイプ部材12は、その前部上側に、第1ボタン14と係止部13とが一体となった一体部材15を支持して組み付けている。
係止部13は、図2(a)及び(b)に示すように、第1ボタン14から前方に延出する略棒状に形成されていると共に、その先端に下方に向かって屈曲する鉤状部13aを有している。また、係止部13には、その前後方向の略中央部に軸部13bが形成されている。そして、係止部13は、この軸部13bによってパイプ部材12の上面に支持されることで、この軸部13bを中心としてシーソー状に回動可能となっている。また、係止部13は、その前端がパイプ部材12の内側に向かって回動した際に、図2(b)に示すように、パイプ部材12内に挿入された延長管4の後記する凹部41aに鉤状部13aが嵌り込むことによって、延長管4を係止するようになっている。
また、係止部13は、その鉤状部13aが延長管4の凹部41aに嵌り込んだ状態では、係止部13の上面が、後方に向かって略昇り勾配となるように傾斜している。
また、係止部13は、その鉤状部13aが延長管4の凹部41aに嵌り込んだ状態では、係止部13の上面が、後方に向かって略昇り勾配となるように傾斜している。
第1ボタン14は、前記したように、係止部13の後端に接続されて係止部13と一体になって、図2(a)及び(b)に示す一体部材15を形成している。
この第1ボタン14は、ケース11の上面に形成された開口11aに臨むように配置されている。
また、第1ボタン14の前部には、後記する第1ロッド16が挿通される挿通穴14aが形成されている。
第1ボタン14の下側(裏側)には、バネ部材17が配置されている。
このバネ部材17は、パイプ部材12の上面に設けられた図示しないバネ座と、第1ボタン14の裏面との間に配置される圧縮コイルバネである。バネ部材17は、第1ボタン14を上方に向かって付勢すると共に、係止部13の鉤状部13aをパイプ部材12の内側に向かって付勢している。
この第1ボタン14は、ケース11の上面に形成された開口11aに臨むように配置されている。
また、第1ボタン14の前部には、後記する第1ロッド16が挿通される挿通穴14aが形成されている。
第1ボタン14の下側(裏側)には、バネ部材17が配置されている。
このバネ部材17は、パイプ部材12の上面に設けられた図示しないバネ座と、第1ボタン14の裏面との間に配置される圧縮コイルバネである。バネ部材17は、第1ボタン14を上方に向かって付勢すると共に、係止部13の鉤状部13aをパイプ部材12の内側に向かって付勢している。
第1ロッド16は、図2(a)に示すように、ケース11内で、パイプ部材12の上面に沿って前後方向に延設される棒状部材で構成されている。
第1ロッド16は、図2(b)に示すように、その前端が、後記する延長管4に配置される第2ロッド46(図3(b)参照)の後端と当接可能なように、操作管本体3の前端に位置している。また、第1ロッド16は、その前端から後方に延びて係止部13の後部上面で屈曲して更に斜め上方に延びると共に、この屈曲部16aで係止部13の後部上面に当接している。そして、挿通穴14aを介して第1ボタン14の下側(裏側)を通過した第1ロッド16は、第1ボタン14のやや後方にその後端が位置している。また、第1ボタン14の下側(裏側)における第1ロッド16は、後記するように、第1ボタン14が押し下げられた際に、上側に凸となる第1ボタン14の裏面との干渉を避けるように、上側に凸形状となって屈曲している。
第1ロッド16は、図2(b)に示すように、その前端が、後記する延長管4に配置される第2ロッド46(図3(b)参照)の後端と当接可能なように、操作管本体3の前端に位置している。また、第1ロッド16は、その前端から後方に延びて係止部13の後部上面で屈曲して更に斜め上方に延びると共に、この屈曲部16aで係止部13の後部上面に当接している。そして、挿通穴14aを介して第1ボタン14の下側(裏側)を通過した第1ロッド16は、第1ボタン14のやや後方にその後端が位置している。また、第1ボタン14の下側(裏側)における第1ロッド16は、後記するように、第1ボタン14が押し下げられた際に、上側に凸となる第1ボタン14の裏面との干渉を避けるように、上側に凸形状となって屈曲している。
このような第1ロッド16の前部及び後部は、パイプ部材12の上面に設けられた支持部12a,12aによって、前後方向に移動可能なように支持されている。第1ロッド16の前端は、操作管本体3の前端から前方へ飛び出していないのが好ましい。これによって、操作管本体3の前端の開口を吸口として清掃作業を行う場合に、第1ロッド16の前端が被清掃面を傷つけるのを防止することができる。
図2(a)中、符号Sは、次に説明する延長管4のコネクタピンP,P(図3(a)参照)が挿通されるソケットであって、手元スイッチSW(図1参照)と電気的に接続されている。
なお、図2(a)では、図3(a)のコネクタピンP,Pと組みになる一対のソケットS,Sのうち一方は作図の便宜上、図示を省略している。
図2(a)中、符号Sは、次に説明する延長管4のコネクタピンP,P(図3(a)参照)が挿通されるソケットであって、手元スイッチSW(図1参照)と電気的に接続されている。
なお、図2(a)では、図3(a)のコネクタピンP,Pと組みになる一対のソケットS,Sのうち一方は作図の便宜上、図示を省略している。
<延長管>
延長管4(図1参照)の一端(後端)は、前記したように、操作管本体3(図1参照)の他端(前端)に着脱自在に接続される。次に参照する図3(a)は延長管の一端(後端)の様子を示す部分拡大斜視図、図3(b)は延長管の後部の縦断面を部分的に示す部分拡大断面図である。
延長管4(図1参照)の一端(後端)は、前記したように、操作管本体3(図1参照)の他端(前端)に着脱自在に接続される。次に参照する図3(a)は延長管の一端(後端)の様子を示す部分拡大斜視図、図3(b)は延長管の後部の縦断面を部分的に示す部分拡大断面図である。
図3(a)に示すように、延長管4の一端(後端)には、操作管本体3(図2(b)参照)のパイプ部材12(図2(b)参照)の内側に挿嵌される挿嵌部41が形成されている。この挿嵌部41は、パイプ部材12の内側に収まるように、パイプ部材12の内径と略同じ外径の管形状に形成されている。
挿嵌部41の上部周面には、凹部41aが形成されている。この凹部41aは、パイプ部材12(図2(b)参照)に挿嵌部41を挿嵌した際に、図2(b)に示す係止部13の鉤状部13aが引っ掛け可能な位置に形成されている。
また、図3(a)に示すように、挿嵌部41よりも前方の延長管4の周面は、操作管本体3(図1参照)に接続した際に、操作管本体3の他端(前端)の周面となだらかに連続するように、挿嵌部41よりも段差を形成して太くなるように形成されている。そして、この太くなった延長管4の挿嵌部41寄りの位置には、第2ボタン44が設けられている。第2ボタン44は、特許請求の範囲にいう「第2解除操作部」に相当する。
第2ボタン44は、前後方向にスライド可能に延長管4の上面に組み込まれて、操作者の手指が触れる突出部44aが、延長管4の上面に形成された開口49に臨んでいる。また、第2ボタン44は、図3(b)に示すように、突出部44aの下側(裏側)に第2ロッド46の前端が取り付けられている。
第2ロッド46は、前記した第1ロッド16(図2(b)参照)の外径の棒状部材で構成されている。この第2ロッド46は、その前端が取り付けられる第2ボタン44から後方に向かって延設され、前後方向にスライドする第2ボタン44に伴って前後方向にスライドするようになっている。
そして、第2ロッド46は、後記するように、操作管本体3(図1参照)に延長管4が接続された際に、第2ボタン44の突出部44aが開口49内の最も前方寄りに配置された位置で、第2ロッド46の後端が、第1ロッド16(図2(b)参照)の後端と当接するように形成されている。
図3(b)中、符号40は、圧縮コイルバネからなるバネ部材であり、第2ボタン44を前方向に向けて付勢している。
図3(b)中、符号40は、圧縮コイルバネからなるバネ部材であり、第2ボタン44を前方向に向けて付勢している。
図3(a)及び(b)中、符号Pはコネクタピンである。このコネクタピンPは、操作管本体3(図1参照)に延長管4が接続された際に、図2(a)に示す操作管本体3のソケットS(図1参照)に挿通される。そして、このコネクタピンPがソケットS(図1参照)に挿通されることによって、例えば、吸込具7(図1参照)に内蔵した掃除ロータ(図示省略)の操作が手元スイッチSW(図1参照)によって可能となる。
次に、本実施形態に係る電気掃除機Cの動作について説明する。
図1に示す電気掃除機Cによれば、操作管本体3の前端(他端)に、延長管4、及び吸込具7をこの順番で接続しているので、掃除機本体5の発生する吸引力によって、塵埃(ゴミ)は、吸込具7を介して吸引されて掃除を行うことができる。
図1に示す電気掃除機Cによれば、操作管本体3の前端(他端)に、延長管4、及び吸込具7をこの順番で接続しているので、掃除機本体5の発生する吸引力によって、塵埃(ゴミ)は、吸込具7を介して吸引されて掃除を行うことができる。
この際、図2(b)に示すように、延長管4の挿嵌部41は、操作管本体3のパイプ部材12内に挿嵌されていると共に、係止部13の鉤状部13aは、挿嵌部41に形成された凹部41aを引っ掛けて係止している。したがって、この電気掃除機Cによれば、操作管本体3の操作時(掃除時)に、不用意に操作管本体3から延長管4が脱離するのを防止することができる。
次に、第1解除操作部である第1ボタン14(図1参照)を操作して操作管本体3(図1参照)と延長管4(図1参照)との接続を解除する場合について説明する。
操作者が、図2(b)に示すバネ部材17の付勢力(反発力)に抗して第1ボタン14を下方に向けて押し下げると、係止部13は、その先端の鉤状部13aが上方に向けて移動するように、軸部13bを中心に回動する。その結果、係止部13の鉤状部13aは、延長管4の挿嵌部41に形成された凹部41aから離れて係止を解くので、延長管4は操作管本体3から引き抜きが可能となる。
操作者が、図2(b)に示すバネ部材17の付勢力(反発力)に抗して第1ボタン14を下方に向けて押し下げると、係止部13は、その先端の鉤状部13aが上方に向けて移動するように、軸部13bを中心に回動する。その結果、係止部13の鉤状部13aは、延長管4の挿嵌部41に形成された凹部41aから離れて係止を解くので、延長管4は操作管本体3から引き抜きが可能となる。
次に、第2解除操作部である第2ボタン44(図1参照)を操作して操作管本体3(図1参照)と延長管4(図1参照)との接続を解除する場合について説明する。
次に参照する図4は、第2解除操作部である第2ボタンを操作して相互に接続された操作管本体と延長管との接続を解除する際の、各部の動作を説明する動作説明図であり、接続された操作管本体及び延長管の縦断面を示す部分拡大縦断面である。
次に参照する図4は、第2解除操作部である第2ボタンを操作して相互に接続された操作管本体と延長管との接続を解除する際の、各部の動作を説明する動作説明図であり、接続された操作管本体及び延長管の縦断面を示す部分拡大縦断面である。
操作者が、図4に示すように、バネ部材47の付勢力(反発力)に抗して第2ボタン44を後方に向けてスライドさせると、第2ボタン44にその先端が取り付けられた第2ロッド46は、第2ボタン44の動きに伴って後方にスライドする。
このとき、第2ロッド46の後端は、操作管本体3に設けられた第1ロッド16の前端に当接しているので、第1ロッド16は、第2ボタン44の動きに伴って後方に向かってスライドする。
このとき、第2ロッド46の後端は、操作管本体3に設けられた第1ロッド16の前端に当接しているので、第1ロッド16は、第2ボタン44の動きに伴って後方に向かってスライドする。
そして、第1ロッド16が後方に向かってスライドすることによって、係止部13の後部上面に当接する第1ロッド16の屈曲部16aが、係止部13の後部上面を後方に向けて押圧する。その結果、係止部13は、その先端の鉤状部13aが上方に向けて移動するように、軸部13bを中心に回動して、その鉤状部13aが延長管4の挿嵌部41に形成された凹部41aに対する係止を解く。延長管4は操作管本体3からの引き抜きが可能となる。
操作者が操作管1と延長間4とを分離する際には、相対的に操作管1を手前(後方)に引き延長間4を奥(前方)に押すこととなる。よって、操作管本体3と延長管4との係止を解除する際に、第2ボタン44を後方に向けてスライドさせるのでは、延長間4を押す方向と逆になってしまい、操作が煩雑になる。そこで、第2ボタン44を第2ロッド46に直接に連結する代わりに、第2ボタン44を他のロッドに連結し、他のロッドを回転部材を介して第2ロッド46に連結することによって、第2ボタン44を前方に向けてスライドさせた際に、操作管本体3と延長管4との係止を解除することができる。つまり、第2ボタン44を前方に向けてスライドされると、第2ボタン44にその先端が取り付けられた他のロッドが、第2ボタン44の動きに伴って前方にスライドし、他のロッドの他端に取り付けられた回転部材が回転し、回動軸を基準に回転部材の他のロッドが取り付けられた側とは反対側にその先端が取り付けられた第2ロッド46は、回転部材の回転に伴って後方にスライドする。これによって、操作管本体3と延長管4とを分離する際に、延長間4を押す方向と第2ボタン44をスライドさせる方向とが一致するため、分離操作が容易となる。
操作者が操作管1と延長間4とを分離する際には、相対的に操作管1を手前(後方)に引き延長間4を奥(前方)に押すこととなる。よって、操作管本体3と延長管4との係止を解除する際に、第2ボタン44を後方に向けてスライドさせるのでは、延長間4を押す方向と逆になってしまい、操作が煩雑になる。そこで、第2ボタン44を第2ロッド46に直接に連結する代わりに、第2ボタン44を他のロッドに連結し、他のロッドを回転部材を介して第2ロッド46に連結することによって、第2ボタン44を前方に向けてスライドさせた際に、操作管本体3と延長管4との係止を解除することができる。つまり、第2ボタン44を前方に向けてスライドされると、第2ボタン44にその先端が取り付けられた他のロッドが、第2ボタン44の動きに伴って前方にスライドし、他のロッドの他端に取り付けられた回転部材が回転し、回動軸を基準に回転部材の他のロッドが取り付けられた側とは反対側にその先端が取り付けられた第2ロッド46は、回転部材の回転に伴って後方にスライドする。これによって、操作管本体3と延長管4とを分離する際に、延長間4を押す方向と第2ボタン44をスライドさせる方向とが一致するため、分離操作が容易となる。
以上のような本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、次のような効果を奏することができる。次に参照する図5(a)及び(b)は、本実施形態に係る電気掃除機の効果の説明図である。
図5(a)に示すように、本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、掃除中の操作者は、図示しない他の吸込具(例えば、補助吸引具)を手元の操作管本体3に直に取り付けようとする際に、操作管本体3のハンドルグリップHGを把持した右手RをハンドルグリップHGから離さずに、延長管4の第2ボタン44(第2解除操作部)を操作する左手Lで延長管4を操作管本体3から引き抜くことができる。その結果、この電気掃除機Cによれば、特許文献1等に示す電気掃除機よりも、操作管本体3の操作時(掃除時)における延長管4の取り外しの手間数を低減することができる。
なお、図5(a)中、符号14は、第1ボタン(第1解除操作部)である。
図5(a)に示すように、本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、掃除中の操作者は、図示しない他の吸込具(例えば、補助吸引具)を手元の操作管本体3に直に取り付けようとする際に、操作管本体3のハンドルグリップHGを把持した右手RをハンドルグリップHGから離さずに、延長管4の第2ボタン44(第2解除操作部)を操作する左手Lで延長管4を操作管本体3から引き抜くことができる。その結果、この電気掃除機Cによれば、特許文献1等に示す電気掃除機よりも、操作管本体3の操作時(掃除時)における延長管4の取り外しの手間数を低減することができる。
なお、図5(a)中、符号14は、第1ボタン(第1解除操作部)である。
また、背景技術で説明したように、特許文献3に示す電気掃除機は、一方の手が延長管の解除操作部には届かない位置で延長管を把持している場合等には、操作者の他方の手がたとえフリーであったとしても、延長管又は吸込具近傍を把持している一方の手を一旦持ち替えなければ、解除操作部を操作して延長管を操作管から引き抜くことができない。
これに対して、本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、図5(b)に示すように、例えば、左手L(一方の手)が延長管4の第2ボタン44(第2解除操作部)には届かない位置で延長管4を把持している場合であっても、右手R(他方の手)で、操作管本体3を把持して第1ボタン14(第1解除操作部)を操作しつつ、操作管本体3から延長管4を引き抜くことができる。
以上のように、本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、第1ボタン14(第1解除操作部)及び第2ボタン44(第2解除操作部)のいずれによっても、操作管本体3及び延長管4の接続の解除を行うことができるので、従来の電気掃除機(例えば、特許文献1から特許文献5参照)と異なって、操作管本体3、及び延長管4に対して把持する手の位置に関わりなく、しかも最初に把持している一方の手を持ち替えることなく、操作管本体3及び延長管4の接続の解除を行うことができる。
その結果、本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、従来の電気掃除機(例えば、特許文献1から特許文献5参照)よりも、操作管本体3に対する延長管4の取り外しの手間数を低減することができる。
また、延長管4側の解除機構を、前後方向にスライド可能な第2ボタン44および前後方向にスライド可能な第2ロッド46によって構成したことによって、操作管本体3側に形成されるような上下方向に回動可能な第1ボタン14および係止部13に比較して、延長管4側の解除機構の上下方向(半径方向)の厚みを薄くできるため、延長管4の上下方向(半径方向)の厚みも薄くできる。
また、延長管4側の解除機構を、前後方向にスライド可能な第2ボタン44および前後方向にスライド可能な第2ロッド46によって構成したことによって、操作管本体3側に形成されるような上下方向に回動可能な第1ボタン14および係止部13に比較して、延長管4側の解除機構の上下方向(半径方向)の厚みを薄くできるため、延長管4の上下方向(半径方向)の厚みも薄くできる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機について説明する。次に参照する図6は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。図7は、操作管を構成するブラシ部の斜視図である。図8(a)は、図7のブラシ部を部分的に切り欠いた部分斜視図、図8(b)はブラシ部の前部を部分的に切り欠いた部分側面図である。
次に、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機について説明する。次に参照する図6は、本発明の第2実施形態に係る電気掃除機の外観斜視図である。図7は、操作管を構成するブラシ部の斜視図である。図8(a)は、図7のブラシ部を部分的に切り欠いた部分斜視図、図8(b)はブラシ部の前部を部分的に切り欠いた部分側面図である。
図6に示すように、第2実施形態に係る電気掃除機Cは、操作管本体3の延長管4寄りに、ブラシ部2を有する操作管1を備える以外は、第1実施形態に係る電気掃除機C(図1参照)と同様に構成されている。したがって、以下では、主にブラシ部2について説明すると共に、ブラシ部2以外の電気掃除機Cの構成についてはその詳細な説明を省略する。
なお、図6中、符号7aは、吸込具7を延長管4から取り外すための接合解除ボタンであり、符号14は、操作管本体3の第1ボタンであり、符号24は、後記する第1解除操作部としての第3ボタンであり、符号40は、ストッパであり、符号42は、スライドボタンであり、符号43及び45は、延長管4を構成する管体であり、符号48は、スライドボタン42が臨むボタン穴である。
なお、図6中、符号7aは、吸込具7を延長管4から取り外すための接合解除ボタンであり、符号14は、操作管本体3の第1ボタンであり、符号24は、後記する第1解除操作部としての第3ボタンであり、符号40は、ストッパであり、符号42は、スライドボタンであり、符号43及び45は、延長管4を構成する管体であり、符号48は、スライドボタン42が臨むボタン穴である。
図7に示すように、ブラシ部2は、延長管4を取り外した際に、内蔵するバネ部材(図示省略)によって、ブラシ20が前方に突出する(飛び出す)ようになっている。また、ブラシ部2の後部は、操作管本体3の他端(前端)と着脱自在に接続されるように、延長管4の他端(前端)と同様に構成されている。つまり、延長管4の挿嵌部41と同様の挿嵌部41bがブラシ部2の後部に形成されて、この挿嵌部41bが前記した操作管本体3のパイプ部材12(図2(b)参照)内に挿嵌されるようになっている。
また、ブラシ部2の挿嵌部41bには、操作管本体3に設けられた係止部13(図2(b)参照)の鉤状部13a(図2(b)参照)が引っ掛かる、延長管4の凹部41aと同様の凹部41cが形成されている。
また、ブラシ部2の後部には、延長管4のコネクタピンP,Pと同様の、コネクタピンP,Pが設けられており、このコネクタピンP,Pは、ブラシ部2と操作管本体3とが接続された際に、操作管本体3のソケットS,Sに挿入されるようになっている。
ブラシ部2は、図8(a)及び(b)に示すように、管状部材であって、ブラシ部2の外観を形成するケース21内に、パイプ部材22と、前記したブラシ20と、係止部23と、第3ボタン24と、第3ロッド26と、を備えている。
なお、図6に示すように、ブラシ部2と操作管本体3とが一体となって操作管1を構成する第2実施形態の電気掃除機Cにおいては、前記第1実施形態における操作管本体3の第1ボタン14(図2(a)参照)に代わって、ブラシ部2の第3ボタン24が、特許請求の範囲にいう「第1解除操作部」に相当する。また、係止部23(図8(a)参照)は、特許請求の範囲にいう「他の係止部」に相当する。
なお、図6に示すように、ブラシ部2と操作管本体3とが一体となって操作管1を構成する第2実施形態の電気掃除機Cにおいては、前記第1実施形態における操作管本体3の第1ボタン14(図2(a)参照)に代わって、ブラシ部2の第3ボタン24が、特許請求の範囲にいう「第1解除操作部」に相当する。また、係止部23(図8(a)参照)は、特許請求の範囲にいう「他の係止部」に相当する。
図8(a)及び(b)中、符号21aは、ケース21の上面に形成されて、第3ボタン24が臨む開口であり、符号24aは、第3ボタン24に形成されて、第3ロッド26が挿通される挿通穴である。また、図8(b)中、符号27はバネ部材である。
図8(a)に示すブラシ部2の後部には、延長管4の後部に配置されるコネクタピンP,Pと同様のコネクタピンが配置されているが、図8(a)においては、作図の便宜上、このコネクタピンの図示は省略している。ちなみに、ブラシ部2のコネクタピンは、図8(a)に示すブラシ部2のソケットSと電気的に接続されている。つまり、ブラシ部2の前記コネクタピン(図示省略)が操作管本体3のソケットS(図2(a)参照)と接続されると共に、ブラシ部2のソケットS(図8(a)参照)に、延長管4のコネクタピンP(図3(a)参照)が接続されることで、操作管本体3の手元スイッチSWによる吸込具7(図1参照)に内蔵した掃除ロータ(図示省略)の操作が可能となる。
パイプ部材22は、図8(a)及び(b)に示すように、前後に長い管状部材であって、その前部の内側に延長管4(図8(b)参照)が挿入されるようになっている。
また、パイプ部材22には、ケース21との間に、環状に形成された前記ブラシ20が外嵌されている。そして、このブラシ20は、前後方向にスライド可能に配置されている。ブラシ20は、前後方向にスライド可能である代わりに、パイプ部材22またはケース21に設けられた回動軸を支点として前後方向に回動して飛び出し/引っ込み可能に配置されてもよい。
また、パイプ部材22には、ケース21との間に、環状に形成された前記ブラシ20が外嵌されている。そして、このブラシ20は、前後方向にスライド可能に配置されている。ブラシ20は、前後方向にスライド可能である代わりに、パイプ部材22またはケース21に設けられた回動軸を支点として前後方向に回動して飛び出し/引っ込み可能に配置されてもよい。
また、パイプ部材22には、図8(a)に示すように、前後方向に延びるスリット22bが形成されている。このスリット22bには、ブラシ20に連結された突起20aが嵌入すると共に、その突起20aの先端がパイプ部材22の内側に向けて僅かに突出している。そして、この突起20aは、ブラシ20が前後方向にスライドすることで、スリット22b内を前後方向に移動可能となっている。
また、パイプ部材22は、その前部上側に、第3ボタン24と係止部23とが一体となった一体部材25を支持して組み付けている。
係止部23は、図8(a)及び(b)に示すように、第3ボタン24から前方に延出する略棒状に形成されており、図2(b)に示す操作管本体3での第1ボタン14及び係止部13と同様に構成されている。つまり、図8(b)に示すバネ部材27の付勢力(反発力)に抗して第3ボタン24を下方に向けて押し下げると、係止部23は、その先端の鉤状部23aが上方に向けて移動するように、軸部23bを中心に回動する。その結果、係止部23の鉤状部23aは、延長管4の挿嵌部41に形成された凹部41aから離れて係止を解くので、延長管4はブラシ部2から引き抜きが可能となる。
ちなみに、図8(b)は、パイプ部材22内に延長管4を挿嵌した際の様子を示しており、延長管4の後端で後方に押された突起20aは、パイプ部材22のスリット22bの後端に位置しており、そのことで突起20aに連結するブラシ20は、突起20aと連動して後退することによりブラシ部2のケース21内に収容されることとなる。そして、係止部23の鉤状部23aが延長管4の凹部41aに引っ掛かることで、ケース21内にブラシ20が収容される状態が維持される。
そして、前記したように、延長管4はブラシ部2から引き抜かれると、図示しないバネ部材で前方に向けて付勢されるブラシ20は、図7に示すように、前方に突出する。
そして、前記したように、延長管4はブラシ部2から引き抜かれると、図示しないバネ部材で前方に向けて付勢されるブラシ20は、図7に示すように、前方に突出する。
図8(b)に示す第3ロッド26は、図2(b)に示す操作管本体3の第1ロッド16と同様に形成されている。つまり、この第3ロッド26は、図8(b)に示すように、その前端が、延長管4に設けられた第2ロッド46(図3(b)参照)の後端と当接可能なように、ブラシ部2の前端に位置している。そして、第3ロッド26は、この前端から後方に延びて係止部23の後部上面で斜め上方に屈曲すると共に、この屈曲部26aで係止部23の後部上面に当接している。
したがって、このようなブラシ部2に図3(b)に示す延長管4が接続された際に、図3(b)に示す第2ボタン44が後方に向けてスライドすると、第2ロッド46は後方にスライドして、図8(b)に示す第3ロッド26を後方に移動させる。そして、第3ロッド26の屈曲部26aが、係止部23の後部上面を後方に向けて押圧することで、係止部23が軸部23bを中心に回動し、その鉤状部23aが延長管4の凹部41aに対する係止を解く。その結果、延長管4はブラシ部2からの引き抜きが可能となる。
以上のような図6に示す第2実施形態に係る電気掃除機Cによれば、第3ボタン24(第1解除操作部)及び第2ボタン44(第2解除操作部)のいずれによっても、操作管1を構成するブラシ部2、及び延長管4の接続の解除を行うことができるので、従来の電気掃除機(例えば、特許文献1から特許文献5参照)と異なって、操作管1、及び延長管4に対して把持する手の位置に関わりなく、しかも最初に把持している一方の手を持ち替えることなく、操作管1及び延長管4の接続の解除を行うことができる。
その結果、本実施形態に係る電気掃除機Cによれば、従来の電気掃除機(例えば、特許文献1から特許文献5参照)よりも、操作管1に対する延長管4の取り外しの手間数を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
本発明は、パイプ部材12(図2(b)参照)及びパイプ部材22(図2(b)参照)の上面に、第1ロッド16(図2(b)参照)及び第2ロッド26(図8(b)参照)以外のロッド部材を配置することもできる。
本発明は、パイプ部材12(図2(b)参照)及びパイプ部材22(図2(b)参照)の上面に、第1ロッド16(図2(b)参照)及び第2ロッド26(図8(b)参照)以外のロッド部材を配置することもできる。
次に参照する図9は、第1実施形態における操作管本体の変形例を示す図であり、操作管本体のパイプ部材の上面をその上方から見下ろした上面図である。
図9に示すように、この操作管本体3におけるパイプ部材12の上面には、第1ロッド16に加えて、ロッド部材50が配置されている。
図9に示すように、この操作管本体3におけるパイプ部材12の上面には、第1ロッド16に加えて、ロッド部材50が配置されている。
このロッド部材50は、前方に延びると共に、延長管4(図1参照)内にも延設され、その先端は、図1に示すスライドボタン42に連結されている。また、ロッド部材50は、後方に延びて、操作管本体3に設けられた図示しない操作部に連結されている。そして、この操作部は、これを押すことで、ロッド部材50を介してスライドボタン42を前方にスライドするように構成されている。つまり、ロッド部材50は、ストッパ40(図1参照)の解除ロッドとして機能している。
そして、この操作管本体3においては、ロッド部材50がパイプ部材12の上面の中央線X上に配置され、第1ロッド16が中央線Xから外側にシフトして配置されている。この場合、第1ロッド16は、中央線X上に配置される場合と比較して、円周面で形成されるパイプ部材12上でのクリアランス(パイプ部材12の周面と第1ロッド16との鉛直距離)を大きく確保することもできる。
1 操作管
2 ブラシ部
3 操作管本体(操作管)
4 延長管
5 掃除機本体
6 ホース
7 吸込具
13 係止部
14 第1ボタン(図1における第1解除操作部)
23 係止部
24 第3ボタン(図6における第1解除操作部)
44 第2ボタン(第2解除操作部)
C 電気掃除機
2 ブラシ部
3 操作管本体(操作管)
4 延長管
5 掃除機本体
6 ホース
7 吸込具
13 係止部
14 第1ボタン(図1における第1解除操作部)
23 係止部
24 第3ボタン(図6における第1解除操作部)
44 第2ボタン(第2解除操作部)
C 電気掃除機
Claims (6)
- 集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、
前記操作管と前記延長管とのそれぞれに、前記操作管と前記延長管との接続を解除する解除操作部を備えることを特徴とする電気掃除機。 - 集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、
前記操作管と前記延長管との接続を解除する第1解除操作部を前記操作管に備えると共に、前記延長管に設けた第2解除操作部によっても前記操作管と前記延長管との接続が解除可能であって、
前記延長管から取り外された前記吸込具は、前記延長管が取り外された前記操作管の他端に接続可能となっており、前記吸込具が前記操作管の他端に接続される場合には、前記吸込具と前記操作管との接続が前記操作管の前記第1解除操作部によって解除可能となっていることを特徴とする電気掃除機。 - 集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、
前記操作管は、前記操作管の他端に設けられて前記延長管の一端を係止する係止部と、前記延長管に対する前記係止部による係止を解除する第1解除操作部と、を備えると共に、
前記延長管は、前記延長管の一端に設けられて前記延長管に対する前記操作管の前記係止部による係止を解除する第2解除操作部を備えることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項3の電気掃除機において、
前記操作管は、前記ホース寄りに配置される操作管本体と、前記延長管寄りに配置される管状のブラシ部とを備えることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項4の電気掃除機において、
前記第1解除操作部及び前記係止部は前記ブラシ部に設けられ、
前記ブラシ部と前記操作管本体とは着脱自在に接続されると共に、前記操作管本体は、前記ブラシ部を係止する他の係止部と、前記ブラシ部に対する前記他の係止部による係止を解除する第3解除操作部と、を備え、
前記ブラシ部が取り外された前記操作管本体は、前記延長管の一端に着脱自在に接続可能となっており、前記操作管本体が前記ブラシ部に接続される場合には、前記他の係止部が前記延長管の一端を係止すると共に、前記延長管に対する前記ブラシ部の前記他の係止部による係止は、前記延長管の前記第2解除操作部によって解除可能となっていることを特徴とする電気掃除機。 - 集塵部及び電動送風機を備えた掃除機本体と、一端が前記掃除機本体に接続されるホースと、一端が前記ホースの他端に接続される操作管と、一端が前記操作管の他端に着脱自在に接続される延長管と、前記延長管の他端に着脱自在に接続される吸込具と、を備える電気掃除機において、
前記操作管は、前記操作管の他端に設けられ、前記延長管の一端を係止する係止部と、前記延長管に対する前記係止部による係止を解除する第1解除操作部と、を備えると共に、前記延長管は、前記延長管の一端に設けられて前記延長管に対する前記操作管の前記係止部による係止を解除する第2解除操作部を備え、
前記延長管が取り外された前記操作管は、管状部材の一端が着脱自在に接続可能となっており、前記操作管が前記管状部材の一端に接続される場合には、前記操作管の前記係止部が前記管状部材の一端を係止すると共に、前記管状部材に対する前記操作管の前記係止部による係止は、前記操作管の前記第1解除操作部によって解除可能となっていることを特徴とする電気掃除機。
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- 2010-06-04 JP JP2010128579A patent/JP2011251073A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20130806 |