JP2011250657A - 永久磁石型三相交流電動機の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力トルクが間欠的に変化する永久磁石型三相電動機を駆動するインバータに搭載されているパワー半導体スイッチの温度変化幅を小さくしてサーマルサイクルによる熱劣化を防止する。
【解決手段】永久磁石型三相電動機を駆動するインバータに与えられるトルク指令が小さくトルク分電流であるq軸電流が小さい場合には、磁束分電流でありマイナスの値を有するd軸電流を増加させ、またトルク指令が大きくトルク分電流であるq軸電流が大きい場合には磁束分電流でありマイナスの値を有するd軸電流を減少させるd軸電流指令演算器を具備し、パワー半導体スイッチに流れる電流となるq軸電流とd軸電流のベクトル和が一定の所定値となるようにしてパワー半導体スイッチで生じる導通損失を一定とすることでパワー半導体スイッチの温度を一定に保つ。
【選択図】図1
【解決手段】永久磁石型三相電動機を駆動するインバータに与えられるトルク指令が小さくトルク分電流であるq軸電流が小さい場合には、磁束分電流でありマイナスの値を有するd軸電流を増加させ、またトルク指令が大きくトルク分電流であるq軸電流が大きい場合には磁束分電流でありマイナスの値を有するd軸電流を減少させるd軸電流指令演算器を具備し、パワー半導体スイッチに流れる電流となるq軸電流とd軸電流のベクトル和が一定の所定値となるようにしてパワー半導体スイッチで生じる導通損失を一定とすることでパワー半導体スイッチの温度を一定に保つ。
【選択図】図1
Description
本発明は、永久磁石型三相交流電動機を制御する電動機制御装置に係り、特にインバータに搭載されているパワー半導体スイッチのサーマルサイクルによる劣化の対策に関するものである。
図5は従来の永久磁石型三相交流電動機の制御ブロック図を示したものであり、図6は従来の永久磁石型交流電動機の制御方法により永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転した場合の動作波形を示している。図5および図6に基づいて従来の技術を説明する。
インバータ2はパワー半導体スイッチ21とパワー半導体スイッチ21を一定の冷却能力で冷却するための冷却装置22から構成され、三相交流電圧指令Vuref、Vvref、Vwrefの指令に基づいてPWMを行い、永久磁石型三相交流電動機1に三相の平衡した交流電圧を印加する。
永久磁石型三相交流電動機1には三相の平衡した交流電圧が印加されることで三相交流電流が流れる。
永久磁石型三相交流電動機1に流れるU相電流iu、V相電流iv、W相電流iwは電流検出器31〜33により検出される。
三相−dq回転座標変換器5はU相電流iu、V相電流iv、W相電流iwと永久磁石型三相交流電動機1のロータ位置情報θにより、(1)と(2)式に基づいて三相―dq回転座標変換を行い、回転座標上において直流状態として扱えるd軸電流idとq軸電流iqを出力する。
ここでd軸電流idとは磁束分電流を表わし、q軸電流iqとはトルク分電流を表わす。
トルク指令器7は永久磁石型三相交流電動機1が出力するトルクの指令を出力するもので、本例の場合は、図6に示すような間欠的なトルク指令Trefが出力される。
d軸電流指令器11は、永久磁石型三相交流電動機1が逆突極性を示さない場合、すなわちLd=Lqの場合はd軸電流指令idrefとしてゼロを出力し、永久磁石型三相交流電動機1が逆突極性を示す場合、すなわちLd<Lqの場合はリラクタンストルクを利用して永久磁石型三相交流電動機1が最大効率を得るためにd軸電流指令idrefとしてはトルク指令Trefに応じた負の値を出力する。
q軸電流指令器8はトルク指令器7から出力されるトルク指令Trefとd軸電流idを入力として(3)式によりトルク指令Trefに応じたトルクを出力するためのq軸電流指令iqrefを演算する。
ここでP、φ、Ld、Lqは永久磁石型三相交流電動機1の電気定数であり、Pは極対数、φは永久磁石の磁束、Ldはd軸インダクタンス、Lqはq軸インダクタンスを表わす。
d軸電流制御器10は、永久磁石型三相交流電動機1に流れるd軸電流idをフィードバックし、d軸電流指令器11で演算されたd軸電流指令idrefと一致させるためのd軸電圧指令vdrefを出力し、q軸電流制御器9は永久磁石型三相交流電動機1に流れるq軸電流iqをフィードバックし、q軸電流指令器8で演算されたq軸電流指令iqrefと一致させるためのq軸電圧指令Vqrefを出力する。
dq−3相回転座標変換器4はd軸電圧指令Vdrefとq軸電流指令Vqrefおよび永久磁石型三相交流電動機1のロータ位置情報θにより、(4)と(5)に基づいてdq−三相回転座標変換を行い三相交流電圧指令Vuref、Vvref、Vwrefを出力する。
このような永久磁石型三相交流電動機の制御方法は特許文献1などにも適用されている。
図6は図5に示す構成により永久磁石型交流電動機1を図6のTrefに示すような間欠的な負荷状態で運転した場合のq軸電流指令iqref、d軸電流指令idref、出力電流の実行値Ioutおよびパワー半導体スイッチ21の温度変化を示しており、(3)式から計算されるq軸電流指令器8の出力iqref、d軸電流idとq軸電流iqのベクトル和である出力電流の実行値Ioutも図6に示すようにTrefに同期した形で間欠的に変化する。
間欠的な負荷状態で運転されることにより、パワー半導体スイッチ21のケース温度は図6に示すような温度変化幅ΔTをもって上昇下降を繰り返す。
サーマルサイクルは、温度の上昇下降の繰り返しによる機械的ストレスであり、ストレスの加わる部分は、パワー半導体スイッチ21のモジュールの冷却部(銅ベース板)と絶縁基板の間、あるいは絶縁基板とシリコンチップの半田部分である。
これはモジュールの冷却部と絶縁基板の熱膨張係数が異なるために発生するもので、これにより接合部に劣化が生じて破損に至る。
接合部の劣化の度合としては、一般的に温度変化幅ΔTが大きいほど温度変化の繰り返し許容回数は小さくなり、寿命が短くなる。
よって永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転する場合でもパワー半導体スイッチ21のケース温度の温度変化幅ΔTは小さいほうが望ましい。
特許文献2においてはパワー半導体スイッチ21の温度変化幅ΔTを小さくする手段として軽負荷時にはPWM用の搬送周波数を高くしてパワー半導体スイッチ21のスイッチング回数を増やしスイッチング損失を増加させてパワー半導体スイッチ21のジャンクション温度を高くし、重負荷時には搬送周波数を低くしてパワー半導体スイッチ21のスイッチング回数を減らしてスイッチング損失を減少させてパワー半導体スイッチ21のジャンクション温度を低くする方法が提案されている。
軽負荷時と重負荷時におけるジャンクション温度差が少なくなるのでパワー半導体スイッチ21のサーマルサイクル寿命が延びる。
しかしながら重負荷時に搬送周波数を低くすることで電流制御性能の劣化を招く恐れがあり、また軽負荷時に搬送周波数を高くするとしても限界があるためパワー半導体スイッチの温度を一定に保つためのスイッチング損失を発生させることは困難である。
解決しようとする問題点は、永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転を継続してもパワー半導体スイッチの温度変化幅ΔTを小さくし、サーマルサイクルによる劣化の度合いを低減し、また電流制御性能を劣化させないことである。
請求項1の発明によれば、パワー半導体スイッチと該パワー半導体スイッチを一定の冷却能力で冷却するための冷却装置から構成され永久磁石型三相交流電動機に三相交流電圧指令に基づいた電圧を印加するインバータと前記永久磁石型三相交流電動機に流れる三相交流電流をそれぞれ検出する電流検出器と該三相交流電流の検出値をd軸電流とq軸電流に変換する三相―dq回転座標変換器と前記d軸電流をフィードバックしd軸電流指令値と一致するように制御するd軸電流制御器と前記q軸電流をフィードバックしq軸電流指令値と一致するように制御するq軸電流制御器と該d軸電流制御器の出力と該q軸電流制御器の出力から前記三相交流電圧指令を出力するdq−三相回転座標変換器と間欠的に変化するトルク指令および前記d軸電流から前記q軸電流指令値を演算するq軸電流指令演算器を具備し前記永久磁石型三相交流電動機をトルク制御する制御装置において、
前記間欠的に変化するトルク指令が入力されても前記パワー半導体スイッチに流れる電流を一定値以上に制限するための最小電流指令値を定め、該最小電流指令値および前記q軸電流もしくは前記q軸電流指令値を入力として前記最小電流指令値以上の電流を前記パワー半導体スイッチに流すためのマイナスの値を有する前記d軸電流指令値を演算するd軸電流指令演算器を具備することを特徴とする永久磁石型三相交流電動機の制御装置。
前記間欠的に変化するトルク指令が入力されても前記パワー半導体スイッチに流れる電流を一定値以上に制限するための最小電流指令値を定め、該最小電流指令値および前記q軸電流もしくは前記q軸電流指令値を入力として前記最小電流指令値以上の電流を前記パワー半導体スイッチに流すためのマイナスの値を有する前記d軸電流指令値を演算するd軸電流指令演算器を具備することを特徴とする永久磁石型三相交流電動機の制御装置。
請求項2の発明によれば、パワー半導体スイッチと該パワー半導体スイッチを一定の冷却能力で冷却するための冷却装置から構成され永久磁石型三相交流電動機に三相交流電圧指令に基づいた電圧を印加するインバータと前記永久磁石型三相交流電動機に流れる三相交流電流をそれぞれ検出する電流検出器と該三相交流電流の検出値をd軸電流とq軸電流に変換する三相―dq回転座標変換器と前記d軸電流をフィードバックしd軸電流指令値と一致するように制御するd軸電流制御器と前記q軸電流をフィードバックしq軸電流指令値と一致するように制御するq軸電流制御器と該d軸電流制御器の出力と該q軸電流制御器の出力から前記三相交流電圧指令を出力するdq−三相回転座標変換器と間欠的に変化するトルク指令および前記d軸電流から前記q軸電流指令値を演算するq軸電流指令演算器を具備し前記永久磁石型三相交流電動機をトルク制御する制御装置において、
前記間欠的に変化するトルク指令が入力されても前記パワー半導体スイッチの温度変化を小さくするための温度所定値を定め、前記パワー半導体スイッチの温度を検出する温度検出器を設けて該温度検出器で検出した温度をフィードバックし前記温度所定値と一致するようにマイナスの値を有する前記d軸電流指令値を演算するd軸電流指令演算器を具備することを特徴とする永久磁石型三相交流電動機の制御装置。
前記間欠的に変化するトルク指令が入力されても前記パワー半導体スイッチの温度変化を小さくするための温度所定値を定め、前記パワー半導体スイッチの温度を検出する温度検出器を設けて該温度検出器で検出した温度をフィードバックし前記温度所定値と一致するようにマイナスの値を有する前記d軸電流指令値を演算するd軸電流指令演算器を具備することを特徴とする永久磁石型三相交流電動機の制御装置。
パワー半導体スイッチから構成されるインバータにより制御される永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転を継続されても、パワー半導体スイッチの急激な温度変化を防ぎ、サーマルサイクルによるパワー半導体スイッチの劣化を防止する。
パワー半導体スイッチから構成されるインバータにより制御される永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転を継続されてもパワー半導体スイッチの温度を一定に保ち、サーマルサイクルによるパワー半導体スイッチの劣化を防ぐという目的を実現した。
図1に本発明の請求項1を永久磁石型三相交流電動機の間欠的な負荷状態の運転に適用した実施例を示し、図1および図2に基づいて本発明の詳細な説明をする。
永久磁石型三相交流電動機1、インバータ2、電流検出器31〜33、dq−三相回転座標変換器4、三相―dq回転座標変換器5、トルク指令器7、q軸電流指令器8、q軸電流制御器9、d軸電流制御器10は従来技術と同様の役割を果たす。
電流所定値12はインバータのパワー半導体スイッチ21および永久磁石型三相交流電動機1に流れる電流の大きさを決めるもので、間欠的な負荷状態においてもパワー半導体スイッチの温度の変化が小さくなるような値Ibrefが設定される。
d軸電流指令器11は、電流所定値Ibrefとq軸電流iqを入力として、(6)式のように求める。
d軸電流指令器11での演算では(6)で用いられるq軸電流iqの代わりにq軸電流指令器8の出力であるq軸電流指令iqrefを用いても良い。
またリラクタンストルクを持つ埋め込み永久磁石型三相交流電動機においてd軸電流指令idrefを(6)式のように変化させても、トルク分電流となるq軸電流指令iqrefを(3)のようにd軸電流idを考慮して演算しているのでトルク指令器7からのトルク指令Trefに応じたトルクを出力できる。
図2にはトルク指令器7からTrefのような間欠的なトルク指令が出力された例を示しており、(3)式から計算されるq軸電流指令器8の出力iqrefも図2に示すようにTrefに同期した形で間欠的に変化する。
電流所定値Ibrefとq軸電流iqもしくはq軸電流指令iqrefにより(6)式から計算されるd軸電流指令器11の出力idrefは図2のようにq軸電流iqもしくはq軸電流指令iqrefが小さい時には大きく、q軸電流iqもしくはq軸電流指令iqrefが大きい時には小さくなるように変化する。
パワー半導体スイッチ21と永久磁石三相交流電動機1に流れる電流の実効値Ioutはd軸電流idとq軸電流iqのベクトル和で求められ、電流所定値Ibref以上の値を維持する。
パワー半導体スイッチ21と永久磁石三相交流電動機1に流れる電流の実効値Ioutが電流所定値Ibref以上の値を維持されることで、パワー半導体スイッチ21で生じる導通損失は一定の値以上となり、パワー半導体スイッチの温度も一定の値以上を維持することができる。
パワー半導体スイッチから構成されるインバータで永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転を継続する場合に本発明の請求項1を適用することで、パワー半導体スイッチに流れる電流および永久磁石型三相交流電動機に流れる電流を一定の電流所定値の値に近づけることができ、パワー半導体スイッチの急激な温度変化を招くことがなくなり、サーマルサイクルによるパワー半導体スイッチの劣化を防ぐことができる。
図3に本発明の請求項2を永久磁石型三相交流電動機の間欠的な負荷状態の運転に適用した実施例を示し、図3および図4に基づいて本発明の詳細な説明をする。
インバータ2はパワー半導体スイッチ21とパワー半導体スイッチ21を一定の冷却能力で冷却するための冷却装置22とパワー半導体スイッチ21の温度を検出する温度検出器23から構成される。
温度検出器23で検出された温度tempをフィードバックし、温度所定値13の出力であるパワー半導体スイッチの温度指令temprefと一致するようにd軸電流指令器11にて(7)式により、d軸電流指令idrefを演算する。
ここで、d軸電流指令は弱め磁束制御を行うことを前提として係数Kにマイナスを乗じている。
d軸電流指令器11の出力はd軸電流指令制限値14で制限される。d軸電流制限値14としてはd軸電流とq軸電流のベクトル和がインバータ定格電流を超過しないためのd軸電流値や、永久磁石型三相交流電動機に流すことが可能なd軸電流値などが設定される。
永久磁石型三相交流電動機1、インバータ2、電流検出器31〜33、dq−三相回転座標変換器4、三相―dq回転座標変換器5、トルク指令器7、q軸電流指令器8、q軸電流制御器9、d軸電流制御器10は従来技術と同様の役割を果たす。
図4にはトルク指令器7からTrefのような間欠的なトルク指令が出力された例を示しており、(3)式から計算されるq軸電流指令器8の出力iqrefも図4に示すようにTrefに同期した形で間欠的に変化する。
(7)式から演算されるd軸電流指令器11の出力idrefは温度検出器23で検出するパワー半導体スイッチ21の温度tempが低く、温度所定値13の出力であるパワー半導体スイッチの温度指令temprefとの差が大きい場合には、d軸電流制限値14で制限されるd軸電流指令idrefが出力される。
d軸電流指令idrefに応じたd軸電流が流れることによりパワー半導体スイッチで導通損失が生じ、パワー半導体スイッチの温度tempが上昇する。
温度所定値13とパワー半導体スイッチの温度tempが近い状態でトルク指令が大きく、(3)式から計算されるq軸電流指令iqrefが大きい場合にはd軸電流指令は減少し、トルク指令が小さく、(3)式から計算されるq軸電流指令iqrefも小さくなる場合にはd軸電流指令は負の方向に増加することで、パワー半導体スイッチで生じる導通損失が調整され、パワー半導体スイッチの温度は温度所定値に近い値を維持する。
またリラクタンストルクを持つ埋め込み永久磁石型三相交流電動機においてd軸電流指令idrefを図4のように変化させても、トルク分電流となるq軸電流指令iqrefを(3)のようにd軸電流idを考慮して演算しているのでトルク指令器7からのトルク指令Trefに応じたトルクを出力できる。
パワー半導体スイッチから構成されるインバータで永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転を継続する場合に本発明の請求項2を適用することで、パワー半導体スイッチの温度を一定の温度所定値の値に近づけることができ、パワー半導体スイッチの急激な温度変化を招くことがなくなり、サーマルサイクルによるパワー半導体スイッチの劣化を防ぐことができる。
本発明によりパワー半導体スイッチから構成されるインバータで永久磁石型三相交流電動機を間欠的な負荷状態で運転を継続する場合でも、サーマルサイクルによる劣化を招くことが少なくなり、パワー半導体スイッチの寿命を延ばすことができるので産業上の利用の可能性は大いにある。
1 永久磁石型三相交流電動機
2 インバータ
21 パワー半導体スイッチ
22 冷却装置
23 温度検出器
31〜33 電流検出器
4 dq−三相回転座標変換器
5 三相―dq回転座標変換器
6 位置検出器
7 トルク指令器
8 q軸電流指令器
9 q軸電流制御器
10 d軸電流制御器
11 d軸電流制指令器
12 電流所定値
13 温度所定値
14 d軸電流指令制限値
2 インバータ
21 パワー半導体スイッチ
22 冷却装置
23 温度検出器
31〜33 電流検出器
4 dq−三相回転座標変換器
5 三相―dq回転座標変換器
6 位置検出器
7 トルク指令器
8 q軸電流指令器
9 q軸電流制御器
10 d軸電流制御器
11 d軸電流制指令器
12 電流所定値
13 温度所定値
14 d軸電流指令制限値
Claims (2)
- パワー半導体スイッチと該パワー半導体スイッチを一定の冷却能力で冷却するための冷却装置から構成され永久磁石型三相交流電動機に三相交流電圧指令に基づいた電圧を印加するインバータと前記永久磁石型三相交流電動機に流れる三相交流電流をそれぞれ検出する電流検出器と該三相交流電流の検出値をd軸電流とq軸電流に変換する三相―dq回転座標変換器と前記d軸電流をフィードバックしd軸電流指令値と一致するように制御するd軸電流制御器と前記q軸電流をフィードバックしq軸電流指令値と一致するように制御するq軸電流制御器と該d軸電流制御器の出力と該q軸電流制御器の出力から前記三相交流電圧指令を出力するdq−三相回転座標変換器と間欠的に変化するトルク指令および前記d軸電流から前記q軸電流指令値を演算するq軸電流指令演算器を具備し前記永久磁石型三相交流電動機をトルク制御する制御装置において、
前記間欠的に変化するトルク指令が入力されても前記パワー半導体スイッチに流れる電流を一定値以上に制限するための最小電流指令値を定め、該最小電流指令値および前記q軸電流もしくは前記q軸電流指令値を入力として前記最小電流指令値以上の電流を前記パワー半導体スイッチに流すためのマイナスの値を有する前記d軸電流指令値を演算するd軸電流指令演算器を具備することを特徴とする永久磁石型三相交流電動機の制御装置。 - パワー半導体スイッチと該パワー半導体スイッチを一定の冷却能力で冷却するための冷却装置から構成され永久磁石型三相交流電動機に三相交流電圧指令に基づいた電圧を印加するインバータと前記永久磁石型三相交流電動機に流れる三相交流電流をそれぞれ検出する電流検出器と該三相交流電流の検出値をd軸電流とq軸電流に変換する三相―dq回転座標変換器と前記d軸電流をフィードバックしd軸電流指令値と一致するように制御するd軸電流制御器と前記q軸電流をフィードバックしq軸電流指令値と一致するように制御するq軸電流制御器と該d軸電流制御器の出力と該q軸電流制御器の出力から前記三相交流電圧指令を出力するdq−三相回転座標変換器と間欠的に変化するトルク指令および前記d軸電流から前記q軸電流指令値を演算するq軸電流指令演算器を具備し前記永久磁石型三相交流電動機をトルク制御する制御装置において、
前記間欠的に変化するトルク指令が入力されても前記パワー半導体スイッチの温度変化を小さくするための温度所定値を定め、前記パワー半導体スイッチの温度を検出する温度検出器を設けて該温度検出器で検出した温度をフィードバックし前記温度所定値と一致するようにマイナスの値を有する前記d軸電流指令値を演算するd軸電流指令演算器を具備することを特徴とする永久磁石型三相交流電動機の制御装置。
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JP5611497B1 (ja) * | 2014-01-21 | 2014-10-22 | 三菱電機株式会社 | 半導体電力変換装置 |
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WO2015111137A1 (ja) * | 2014-01-21 | 2015-07-30 | 三菱電機株式会社 | 半導体電力変換装置および出力電流制御方法 |
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