JP2011250520A - 多段式発電ユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】外力に応じて発電量を多段的に変化させることにより、発電量の変化を従来よりも明確に検知することが可能となる、多段式発電ユニットを提供すること。
【解決手段】外力を電気に変換する発電ユニット1であって、固定板11、可動板13、第1発電モジュール20、及び第2発電モジュール30を備える。可動板13が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20は、圧電素子22、23が変形することにより発電するが、第2発電モジュール30は、圧電素子32、33が変形せず発電しない。可動板13が第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20は、圧電素子22、23がさらに変形することにより発電し、第2発電モジュール30は、圧電素子32、33が変形することにより発電する。
【選択図】図1

Description

本発明は、外力を圧電素子を介して電気に変換する発電ユニットであって、多段的に変形して発電を行う多段式発電ユニットに関する。
従来、圧電素子を用いた発電構造としては、例えば、圧電素子に直接外力を加えることで当該圧電素子を変形させて起電力を得るものや(例えば、特許文献1参照)、風力等の力を間接的に圧電素子に加えることで当該圧電素子を変形させて起電力を得るもの(例えば、特許文献2参照)が知られている。
このように圧電素子を用いた発電の効率を高めるためには、圧電素子の変形量を増大させることが望ましい。このような点に鑑みて、本願発明者は、圧電素子の変形量を増大させることができる発電ユニットを提案した(例えば、特許文献3参照)。この発電ユニットは、一対の緩衝材の相互間に、振動板と、この振動板の側面に固定された圧電素子と、一方の緩衝材から圧電素子の中心に至る軸と、他方の緩衝材から振動板の側方に至る軸とを備えて構成されており、緩衝材が外力を受けて変形する場合に、この外力を軸を介して振動板と圧電素子に順次伝達し、振動板と共に圧電素子を反らせるように変形させることでその変形量を増大させることができる。
特開平7−49388号公報 特開平11−303726号公報 特開2007−97278号公報
ここで、このような発電ユニットに対して検知機能を持たせたい場合がある。例えば、発電ユニットを監視領域の床面に埋め込み、不審者が当該発電ユニット上を歩いた場合に、発電ユニットの圧電素子が押圧され変形するようにしておくことで、発電ユニットによる発電状態に基づいて不審者の存在を検知することが可能になる。
しかしながら、特許文献3の如き発電ユニットでは、緩衝材の変形量に伴って圧電素子の変形量がほぼ線形的に増加し、圧電素子の発電量もほぼ線形的に増加するので、発電ユニットによる発電状態に基づいて検知を行うためには、発電ユニットに加えられる外力の大きさと圧電素子の発電量との関係をある程度正確に把握しておく必要があった。例えば、発電ユニット上を歩いたのが不審者と犬の如き小動物とのいずれであるのかを区別するためには、不審者と小動物のそれぞれの体重に応じた発電量を事前に把握し、これらの発電量の境界値を閾値として設定する必要があるが、発電ユニットの製造誤差等によって圧電素子の発電量にバラツキが生じた場合には、発電量と閾値との相対的な差異も変動するため、不審者と小動物との区別を正確に行うことが困難になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外力に応じて発電量を多段的に変化させることにより、発電量の変化を従来よりも明確に検知することが可能となる、多段式発電ユニットを提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、請求項1に記載の多段式発電ユニットは、外力を発電体を介して電気に変換する発電ユニットであって、第1基板と、前記外力によって前記第1基板に近接する方向に移動する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたものであって、前記発電体を有する第1発電モジュールと、前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたものであって、前記発電体を有する第2発電モジュールとを備え、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に第1移動距離だけ移動することにより、前記第1発電モジュールの前記発電体が発電する一方で、前記第2発電モジュールの前記発電体は発電せず、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動することにより、前記第1発電モジュールの前記発電体と前記第2発電モジュールの前記発電体とが発電する。
請求項2に記載の多段式発電ユニットは、請求項1に記載の多段式発電ユニットにおいて、前記発電体は圧電素子であり、前記第1発電モジュールは、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に第1移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第1発電モジュールの前記圧電素子が押圧され変形することにより発電し、かつ、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第1発電モジュールの前記圧電素子が押圧され変形することにより発電し、前記第2発電モジュールは、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に第1移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第2発電モジュールの前記圧電素子が押圧されることなく変形せず、かつ、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第2発電モジュールの前記圧電素子が押圧され変形することにより発電する。
また、請求項3に記載の多段式発電ユニットは、請求項2に記載の多段式発電ユニットにおいて、前記第1発電モジュールは、可撓性を有する第1振動板と、前記第1振動板の少なくとも一方の側面に固定された第1の前記圧電素子と、前記第1振動板と前記第1基板との間に介在するものであって当該第1振動板を支持する第1支持スペーサと、前記第1振動板と前記第2基板との間に介在するものであって当該第2基板の移動に伴って当該第1振動板を押圧する第1押圧スペーサとを有し、前記第2発電モジュールは、可撓性を有する第2振動板と、前記第2振動板の少なくとも一方の側面に固定された第2の前記圧電素子と、前記第2振動板と前記第1基板との間に介在するものであって当該第2振動板を支持する第2支持スペーサと、前記第2振動板と前記第2基板との間に介在するものであって当該第2基板の移動に伴って当該第2振動板を押圧する第2押圧スペーサとを有し、前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に移動していない状態における、当該第2基板と前記第1発電モジュールの前記第1押圧スペーサとの間隔を、当該第2基板と前記第2発電モジュールの前記第2押圧スペーサとの間隔より小さくした。
また、請求項4に記載の多段式発電ユニットは、請求項3に記載の多段式発電ユニットにおいて、前記第1発電モジュールにおける前記第1振動板の幅を、前記第2発電モジュールにおける前記第2振動板の幅より大きくし、かつ、前記第1発電モジュールにおける前記第1の圧電素子の幅を、前記第2発電モジュールにおける前記第2の圧電素子の幅より大きくした。
また、請求項5に記載の多段式発電ユニットは、請求項3又は4に記載の多段式発電ユニットにおいて、前記第1基板における同一平面上に、前記第1発電モジュールと前記第2発電モジュールとを並設し、前記第1基板と前記第2発電モジュールの前記第2圧電素子との間には、ストッパを設け、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して押圧され変形した前記第1発電モジュールの前記第1の圧電素子を前記第1基板に接触させることにより、当該第1の圧電素子のそれ以上の変形を規制し、前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して押圧され変形した前記第2発電モジュールの前記第2の圧電素子を前記ストッパに接触させることにより、当該第2の圧電素子のそれ以上の変形を規制する。
また、請求項6に記載の多段式発電ユニットは、請求項1に記載の多段式発電ユニットにおいて、前記第1発電モジュールを、前記第1基板と前記第2基板との相互間に複数重合するように配置した。
請求項1に記載の多段式発電ユニットによれば、外力によって第2基板が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールの発電体が発電し、外力によって第2基板が第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールの発電体と第2発電モジュールの発電体が発電するので、外力の大きさにより、第2発電モジュールの発電量に応じた明確な差異が生じるので、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。従って、この多段式発電ユニットを外力の検知センサとして用いた場合には、外力を大きさを一層明確に判定することが可能となる。
請求項2に記載の多段式発電ユニットによれば、外力によって第2基板が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールの圧電素子が変形して発電し、外力によって第2基板が第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールの圧電素子と第2発電モジュールの圧電素子とが変形して発電するので、外力の大きさにより、第2発電モジュールの発電量に応じた明確な差異が生じるので、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。従って、この多段式発電ユニットを外力の検知センサとして用いた場合には、外力を大きさを一層明確に判定することが可能となる。
また、請求項3に記載の多段式発電ユニットによれば、第2基板が第1基板に近接する方向に移動していない状態における、第2基板と第1発電モジュールの第1押圧スペーサとの間隔を、第2基板と第2発電モジュールの第2押圧スペーサとの間隔より小さくしたので、外力によって第2基板が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールのみが発電し、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。
また、請求項4に記載の多段式発電ユニットによれば、第1発電モジュールにおける第1振動板の幅を、第2発電モジュールにおける第2振動板の幅より大きくし、かつ、第1発電モジュールにおける第1の圧電素子の幅を、第2発電モジュールにおける第2の圧電素子の幅より大きくしたので、第1発電モジュールにおける第1振動板と第1の圧電素子の最大変形量を、第2発電モジュールにおける第2振動板と第2の圧電素子の最大変形量より大きくすることができ、外力によって第2基板が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールの第1振動板と第1の圧電素子とが変形して発電し、外力によって第2基板が第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールの第1振動板と第1の圧電素子とがさらに変形して発電することが可能となる。
また、請求項5に記載の多段式発電ユニットによれば、外力によって第2基板が第1基板に近接する方向に第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して押圧され変形した第1発電モジュールの第1の圧電素子を第1基板に接触させることにより、当該第1の圧電素子のそれ以上の変形を規制し、外力によって第2基板が第1基板に近接する方向に第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して押圧され変形した第2発電モジュールの第2の圧電素子を前記ストッパに接触させることにより、当該第2の圧電素子のそれ以上の変形を規制するので、これら第1振動板、第1の圧電素子、第2振動板、及び第2の圧電素子の過大変形による破損等を防止することが可能となる。
また、請求項6に記載の多段式発電ユニットによれば、第1発電モジュールを、第1基板と第2基板との相互間に複数重合するように配置したので、外力によって第2基板が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュールのみが発電し、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る多段式発電ユニットの非押圧状態における全体縦断面図である。 図1の多段式発電ユニットの第1押圧状態における全体縦断面図である。 図1の多段式発電ユニットの第2押圧状態における全体縦断面図である。 第1発電モジュールの斜視図である。 第1発電モジュールの分解斜視図である。 変形例に係る第1発電モジュールの分解斜視図である。 変形例に係る第1発電モジュールの分解斜視図である。 第2発電モジュールの斜視図である。 第2発電モジュールの分解斜視図である。 第1発電モジュールと第2発電モジュールの相互関係を説明するための説明図である。 変形例に係る発電ユニットの要部縦断面図である。 本発明の実施の形態2に係る多段式発電ユニットの非押圧状態における全体縦断面図である。 図12の多段式発電ユニットの第1押圧状態における全体縦断面図である。 図12の多段式発電ユニットの第2押圧状態における全体縦断面図である。
以下に、添付図面を参照して、この発明に係る多段式発電ユニットの各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について順次説明し、最後に、〔III〕各実施の形態の変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、各実施の形態に共通の基本的概念について説明する。各実施の形態に係る多段式発電ユニットは、外力を電気に変換して取り出すことを目的とするものであって、特に多段的に発電量を変化させ得るものである。
各実施の形態に係る多段式発電ユニットの特徴の一つは、概略的には、複数の発電モジュールを、外力の大きさに応じて多段的に発電するように構成した点にある。これら複数の発電モジュールは、一対の基板の相互間に配置され、発電モジュールと基板との相対的な距離や、発電モジュールの形状や構造を、複数の発電モジュールの相互間において変えることで、外力の大きさに応じて多段的に発電するようにしている。
この多段式発電ユニットの具体的な利用形態は任意であり、例えば、監視領域の床面に埋め込み、不審者を検知するためのセンサとして使用することができる。あるいは、本願発明者によって提案されているように利用者によって押圧されて発電することで出力を行うリモコン(国際公開第2009/063610号パンフレット)に適用することで、多段的な発電に応じて異なる信号を出力するリモコンを構成してもよく、この場合には、押圧力に応じて異なる制御信号を出力するように構成することができる。
〔II〕各実施の形態の具体的内容
以下に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について添付図面を参照して説明する。
〔実施の形態1〕
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、複数の発電モジュールの幅を相互に変えることによって多段的な発電を行うようにした形態である。
図1は、実施の形態1に係る多段式発電ユニットの非押圧状態における全体縦断面図、図2は、図1の多段式発電ユニットの第1押圧状態における全体縦断面図、図3は、図1の多段式発電ユニットの第2押圧状態における全体縦断面図である。これら各図に示すように、多段式発電ユニット(以下、発電ユニット)1は、筐体10の内部に、複数の第1発電モジュール20と複数の第2発電モジュール30とを交互に並設して構成されている。なお、以下では、図1における上方を上側、図1における下方を下側として説明する。
最初に、筐体10について説明する。この筐体10は、発電ユニット1の構造体であり、全体として中空直方体状に形成されており、固定板(第1基板)11と、側板12と、可動板(第2基板)13とを備えて構成されている。固定板11は、図示しない設置面に対して固定的に配置された板状体であり、その上面は平坦面とされている。側板12は、固定板11の四周の各辺に対して直交するように配置された板状体である。可動板13は、固定板11に対して可動可能なように配置された板状体であり、その上面は平坦面とされている。この可動板13における側板12に対応する各位置には、下面に開放する凹部13aが形成されており、この凹部13aに側板12の上端部12aが上下動自在に嵌合されている。この凹部13aには、図示しない弾性体が配置されており、外力に対する可動板13の移動量を調整すると共に、外力を受けていない可動板13を最上方位置に押し上げる。
このような構造において、可動板13が外力を受けていない状態(非押圧状態)では、図1に示す状態となり、可動板13が下向きの第1外力を受けている状態(非押圧状態から、後述する第1発電モジュール20の中心スペーサ25の高さの約半分の高さだけ可動板13が下方に移動した状態。以下、第1押圧状態)では、可動板13が固定板11に近接する方向に第1移動距離だけ移動して図2に示す状態となり、可動板13が下向きの第2外力(>第1外力)を受けている状態(第1押圧状態から、後述する第1発電モジュール20の中心スペーサ25の高さの約半分の高さだけ可動板13がさらに下方に移動した状態。以下、第2押圧状態)では、可動板13が固定板11に近接する方向に第2移動距離(>第1移動距離)だけ移動して図3に示す状態となる。このように構成された筐体10は、例えば、金属、樹脂、木材を用いて、第2外力の大きさの繰り返し荷重に耐え得る十分な強度を持って形成される。
次に、第1発電モジュール20について説明する。この第1発電モジュール20は、発電体としての圧電素子22、23を備えて構成されたものであって、第1外力によって可動板13が固定板11に近接する方向に第1移動距離だけ移動した状態において、当該可動板13を介して当該第1発電モジュール20の圧電素子22、23が押圧され変形することにより発電し、かつ、第2外力によって可動板13が固定板11に近接する方向に第2移動距離だけ移動した状態において、当該可動板13を介して当該第1発電モジュール20の圧電素子22、23がさらに押圧され変形することにより発電するものである。
図4は、第1発電モジュール20の斜視図、図5は、第1発電モジュール20の分解斜視図である。これら各図に示すように、第1発電モジュール20は、具体的には、振動板(第1振動板)21と、一対の圧電素子(第1の圧電素子)22、23と、周辺スペーサ(第1支持スペーサ)24と、中心スペーサ(第1押圧スペーサ)25とを備えている。
振動板21は、圧電素子22、23に応力を加える支持体であると共に、圧電素子22、23の割れ強度を補強する補強材を兼ねるものであり、可撓性と耐久性を有する材質(例えば、ステンレス薄板)より形成される。この振動板21の平面形状は任意であるが、外力に対して均等に変形することが好ましく、本実施の形態1においては振動板21の平面形状を円形板状体としている。
一対の圧電素子22、23は、圧力により変形することで電気を生じる発電体であり、例えば、チタン酸バリウム、ジルコニア等の圧電セラミックス、リチウムタンタレート(LiTaO3)等の圧電単結晶からなる。各圧電素子22、23は、振動板21の両面において、当該振動板21に対して接着剤等にて固定されている。これら圧電素子22、23の平面形状は任意であるが、振動板21と相似形状とすることが好ましく、本実施の形態1においては圧電素子22、23の平面形状を、振動板21より小径の円形板状体としている。振動板21に対する圧電素子22、23の平面的な配置位置も任意であるが、振動板21の平面中心位置における変形量が最も大きくなることから、当該平面中心位置に圧電素子22、23を配置することが好ましく、本実施の形態1においては振動板21と同心となる位置に圧電素子22、23を配置している。なお、図示は省略するが、圧電素子22、23は、一方の面にプラス端子、他方の面にマイナス端子を有し、プラス端子と結線されたプラスリード線と、マイナス端子と結線されたマイナスリード線が引き出され、これらが図示しない負荷に接続されることで、当該負荷に対して電力が供給される。ただし、圧電素子22、23と負荷との相互間に公知のブリッジ回路等の各種電気素子を配置してもよい。
周辺スペーサ24は、振動板21及び圧電素子22と固定板11との相互間隔を形成するためのものであり、このことにより、周辺スペーサ24は、振動板21と共に圧電素子22、23が変形して発電することを可能にすると共に、振動板21及び圧電素子22、23が所定量以上変形して破損等することを防止するストッパとして機能する。この周辺スペーサ24は、振動板21に固定された一対の圧電素子22、23の他方(ここでは、下側の圧電素子22)よりも側方の位置であって、振動板21の外縁近傍位置に当接するように配置され、振動板21に接着剤にて固定されている。また、周辺スペーサ24は、振動板21と共に圧電素子22、23が変形可能となるように、当該圧電素子22の肉厚よりも高くなるように形成されている。この周辺スペーサ24の具体的な形状は任意であるが、振動板21に対して均等に当接して力を分散することが好ましいため、本実施の形態1においては、圧電素子22を取り巻くように形成されたものであって、振動板21と同心位置に配置された環状体として形成されている。
あるいは、周辺スペーサ24は他の形状としてもよい。図6は、変形例に係る第1発電モジュール20の分解斜視図である。この図6に示すように、周辺スペーサ24を、圧電素子22を取り巻く円周上の複数位置に配置された柱状体26として形成してもよい。特に、このように柱状体26とする場合には、積層構造の安定性を得るため、柱状体26を、振動板21の平面中心位置を図心とする正三角形の各頂点に対応する3箇所に配置することが好ましく、あるいは3箇所以上に配置してもよい。
あるいは、周辺スペーサ24は他の部品により兼用化されてもよい。図7は、変形例に係る第1発電モジュール20の分解斜視図である。この図7に示すように、周辺スペーサ24を、回路基板27により兼用化してもよい。すなわち、回路基板27には、圧電素子22より大きな径であって、振動板21よりも小さな径の貫通孔27aを形成し、この貫通孔27aに圧電素子22を挿通させると共に、振動板21の外縁が回路基板27の上面に当接させることで、回路基板27を周辺スペーサ24として使用してもよい。この場合には、貫通孔27aの下方に、圧電素子22、23の変形量に対応する図示しない空間部を形成する。このような構造によれば、圧電素子22、23を回路基板27に電気的に接続することで、圧電素子22、23に対する配線経路を短縮することができると共に、周辺スペーサ24として専用の部品を使用する必要がなくなるので、発電ユニット1の製造コストを低減することが可能となる。
また、図4、5において、中心スペーサ25は、振動板21及び圧電素子23と固定板11との相互間隔を形成するためのものであると共に、可動板13の押圧力を振動板21及び圧電素子22に伝達するためのものである。この中心スペーサ25は、振動板21に固定された一対の圧電素子22、23の一方(ここでは、上側の圧電素子23)に当接するものであって、当該圧電素子23の中央近傍に配置され、当該圧電素子23に対して接着剤等にて固定されている。
次に、第2発電モジュール30について説明する。図8は、第2発電モジュール30の斜視図、図9は、第2発電モジュール30の分解斜視図を示す。これら各図に示すように、第2発電モジュール30は、具体的には、振動板(第2振動板)31と、発電体としての一対の圧電素子(第2の圧電素子)32、33と、周辺スペーサ(第2支持スペーサ)34と、中心スペーサ(第2押圧スペーサ)35とを備えている。ただし、これら各部の基本的な機能や構造については、特記する場合を除いて、第1発電モジュール20における同一名称の各部の機能や構造と同一であるため、その説明を省略する。
また、第2発電モジュール30は、ストッパ36を備えて構成されている。このストッパ36は、振動板31及び圧電素子32、33が所定量以上変形して破損等することを防止するためのものである。このストッパ36は、柱体状に形成されており、固定板11の上面において、圧電素子32の中心位置に対応する位置に配置されており、固定板11に対して接着剤により固定されている。
次に、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30の相互関係について説明する。図10は、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30の相互関係を説明するための説明図である。ここでは、第1発電モジュール20に関して、振動板21の幅=W1、圧電素子22、23の幅=W3、中心スペーサ25の高さ=H1、圧電素子22と固定板11との間隔=H2、振動板21と圧電素子22、23の最大変形量(破損しない範囲で変形し得る最大量。振動板21、圧電素子22、圧電素子23の各最大変形量が相互に異なる場合には、これらの中で最も小さい最大変形量)=T1とする。また、第2発電モジュール30に関して、振動板31の幅=W2、圧電素子32、33の幅=W4、中心スペーサ35の高さ=H3、非押圧状態における中心スペーサ35と可動板13との間隔=H4、ストッパ36の高さ=H5、非押圧状態におけるストッパ36と圧電素子32との間隔=H6、振動板31と圧電素子32、33の最大変形量(破損しない範囲で変形し得る最大量。振動板31、圧電素子32、圧電素子33の各最大変形量が相互に異なる場合には、これらの中で最も小さい最大変形量)=T2とする。
ここでは、振動板21の幅W1は、振動板31の幅W2の約2倍(W1≒2×W2)、圧電素子22、23の幅W3は、圧電素子32、33の幅W4の約2倍(W3≒2×W4)、中心スペーサ25の高さH3と、非押圧状態における中心スペーサ25と可動板13との間隔H4とは、それぞれ中心スペーサ25の高さH1の約半分((H1)/2≒H3≒H4)、ストッパ36の高さH5と、非押圧状態におけるストッパ36と圧電素子32との間隔H6とは、それぞれ圧電素子22と固定板11との間隔H2の約半分((H2)/2≒H5≒H6)となっている。また、振動板21の厚みと振動板31の厚み、圧電素子22の厚みと圧電素子32の厚み、圧電素子23の厚みと圧電素子33の厚みは、それぞれほぼ同じである。さらに、第1発電モジュール20の全高さ(=中心スペーサ25の高さH1+周辺スペーサ24の高さ+振動板21の厚み+圧電素子23の厚み)は、非押圧状態における固定板11と可動板13との相互間隔にほぼ等しくなっている。さらに、第1発電モジュール20の振動板21と圧電素子22、23の最大変形量T1は、第2発電モジュール30の振動板31と圧電素子32、33の最大変形量T2の約2倍(T1≒2×T2)となっている。すなわち、第1発電モジュール20の振動板21と圧電素子22、23は、第2発電モジュール30の振動板31と圧電素子32、33よりも2倍程度幅広に形成されているので、第2発電モジュール30の振動板31と圧電素子32、33よりも2倍程度大きく変形することが可能となっている。
従って、図1の非押圧状態において、第1発電モジュール20に関しては、可動板13の下面に中心スペーサ25が当接状態となっており、第2発電モジュール30に関しては、可動板13の下面に中心スペーサ35が非当接状態となっている。なお、ここでは、可動板13の下面に中心スペーサ25が当接状態となるようにしているが、これらを非当接状態としてもよく、少なくとも、可動板13と第1発電モジュール20の中心スペーサ25との間隔を、可動板13と第2発電モジュール30の中心スペーサ35との間隔H4より小さくすればよい。
また、図2の第1押圧状態(非押圧状態から、中心スペーサ25の高さH3の約半分の高さ(≒間隔H4)だけ可動板13が下方に移動した状態)において、第1発電モジュール20に関しては、可動板13によって中心スペーサ25が下方に間隔H4だけ押圧されて振動板21が変形量T2だけ変形し、これに伴って圧電素子22、23が変形量T2だけ変形することで、発電を行う。第2発電モジュール30に関しては、可動板13の下面に中心スペーサ35が当接状態となるが、まだ発電を行わない。この場合、発電ユニット1の全体の発電量(第1発電量)は、複数の第1発電モジュール20の合計の発電量となる。
さらに、図3の第2押圧状態(第1押圧状態から、中心スペーサ25の高さH3の約半分の高さ(≒間隔H4)だけさらに可動板13が下方に移動した状態)において、第1発電モジュール20に関しては、可動板13によって中心スペーサ25が下方にさらに間隔H4だけ押圧されて振動板21の変形量がT1となり、これに伴って圧電素子22、23が押圧されて変形量がT1となることで、さらなる発電を行う。また、第2発電モジュール30に関しては、可動板13によって中心スペーサ35が下方に間隔H4だけ押圧されて振動板31が変形量T2だけ変形し、これに伴って圧電素子32、33が変形量T2だけ変形することで、発電を行う。この場合、発電ユニット1の全体の発電量(第2発電量)は、複数の第1発電モジュール20の合計の発電量と、複数の第2発電モジュール30の合計の発電量との和となる。
従って、第1押圧状態では、第1発電量だけ発電を行い、第2押圧状態では、第2発電量だけ発電を行うこととなり、これら第1発電量と第2発電量との相互間では、第2発電モジュール30の発電量の分だけ明確な差異が生じるので、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。
また、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30は、周辺スペーサ24、34によって振動板21、31の外縁が支持されているので、外力によって振動板21、31が下方に反るように変形し、これに伴って圧電素子22、23、32、33が下方に反るように変形するので、単に圧電素子22、23、32、33を全体的に下方に圧縮する場合に比べて、圧電素子22、23、32、33の変形量を増大させ、発電効率を高めることが可能となる。
また、図3の第2押圧状態においては、第1発電モジュール20に関しては、下側の圧電素子22が固定板11の上面に当接して、変形量T1以上の振動板21及び圧電素子22、23のそれ以上の変形が規制されるので、これら振動板21及び圧電素子22、23が破損することが防止される。また、第2発電モジュール30に関しては、下側の圧電素子32がストッパ36の上面に当接して、変形量T2以上の振動板31及び圧電素子32、33のそれ以上の変形が規制されるので、これら振動板31及び圧電素子32、33が破損することが防止される。
ただし、第2発電モジュール30に関しては、圧電素子32のみに当接するストッパ36を設ける代わりに、第2発電モジュール30の全体の設置面の高さを変えてもよい。図11は、変形例に係る発電ユニット1の要部縦断面図である。この図11に示すように、第2発電モジュール30は、ベース部37を備えて構成されている。このベース部37は、振動板31及び圧電素子32、33が所定量以上変形して破損等することを防止するためのものである。このベース部37は、周辺スペーサ34よりも大きな径の円板状に形成されており、固定板11の上面において、周辺スペーサ34の中心位置に対応する位置に配置されており、固定板11に対して接着剤により固定されている。このような構造においても、第2押圧状態において、第2発電モジュール30に関しては、下側の圧電素子32がベース部37の上面に当接して、振動板31及び圧電素子32、33のそれ以上の変形が規制されるので、これら振動板31及び圧電素子32、33が破損することが防止される。なお、ここでは、ストッパ36やベース部37を、第2発電モジュール30の一部として説明しているが、固定板11の一部として形成してもよい。例えば、固定板11の上面に、ストッパ36やベース部37を樹脂等にて一体に形成してもよい。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、外力によって可動板13が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20が発電し、外力によって可動板13が第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30が発電するので、外力の大きさにより、第2発電モジュール30の発電量に応じた明確な差異が生じるので、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。従って、この多段式発電ユニット1を外力の検知センサとして用いた場合には、外力を大きさを一層明確に判定することが可能となる。例えば、人体検知を行う場合において、人間の平均的な体重に相当する外力が加わった場合にのみ可動板13が第2移動距離だけ移動し、それ以下の小動物の体重に相当する外力が加わった場合には可動板13が第1移動距離又はそれ以下の距離だけ移動するように、発電ユニット1を設計することで、人体と小動物を明確に区別することが可能となる。このような外力に対応した移動距離の設定は、第1発電モジュール20や複数の第2発電モジュール30の各部の剛性により調整する他、凹部13aに設けた図示しない弾性体の弾性力にて調整することができる。
また、可動板13が固定板11に近接する方向に移動していない状態における、可動板13と第1発電モジュール20の中心スペーサ25との間隔を、可動板13と第2発電モジュール30の中心スペーサ35との間隔より小さくしたので、外力によって可動板13が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20のみが発電し、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。
また、第1発電モジュール20における振動板21の幅W1を、第2発電モジュール30における振動板31の幅W2より大きくし、かつ、第1発電モジュール20における圧電素子22、23の幅W3を、第2発電モジュール30における圧電素子の幅W4より大きくしたので、第1発電モジュール20における振動板21と圧電素子22、23の最大変形量T1を、第2発電モジュール30における振動板31と圧電素子32、33の最大変形量T2より大きくすることができ、外力によって可動板13が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20の振動板21と圧電素子22、23とが変形して発電し、外力によって可動板13が第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20の振動板21と圧電素子22、23とがさらに変形して発電することが可能となる。
また、外力によって可動板13が固定板11に近接する方向に第2移動距離だけ移動した状態において、当該可動板13を介して押圧され変形した第1発電モジュール20の圧電素子22を固定板11に接触させることにより、振動板21及び圧電素子22、23のそれ以上の変形を規制し、同時に、可動板13を介して押圧され変形した第2発電モジュール30の圧電素子32をストッパ36に接触させることにより、振動板31及び圧電素子32、33のそれ以上の変形を規制するので、これら振動板21、31及び圧電素子22、23、32、33の過大変形による破損等を防止することが可能となる。
特に、この実施の形態1の発電ユニット1は、後述する実施の形態2の発電ユニット2に比べて、構造が簡易であり、発電ユニット1の製造コストを低減することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、複数の発電モジュールの積層数を相互に変えることによって多段的な発電を行うようにした形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
図12は、実施の形態2に係る多段式発電ユニットの非押圧状態における全体縦断面図、図13は、図12の多段式発電ユニットの第1押圧状態における全体縦断面図、図14は、図12の多段式発電ユニットの第2押圧状態における全体縦断面図である。これら各図に示すように、多段式発電ユニット(以下、発電ユニット)2は、筐体10の内部に、複数の第1発電モジュール20と複数の第2発電モジュール30とを交互に並設して構成されている。なお、以下では、図12における上方を上方、図12における下方を下側として説明する。
第1発電モジュール20は、固定板11と可動板13との相互間に複数(ここでは2つ)重合するように配置されている。すなわち、各第1発電モジュール20の平面的な配置位置において、2つの第1発電モジュール20が相互に重合するように配置されている。各第1発電モジュール20は、実施の形態1の第1発電モジュール20と同様に構成されているが、上方の第1発電モジュール20は、実施の形態1の第1発電モジュール20を上下逆向きに反転させた向きで配置されており、上方の第1発電モジュール20の中心スペーサ25は、下方の第1発電モジュール20の中心スペーサ25に当接し、上方の第1発電モジュール20の周辺スペーサ24は可動板13の下面に当接する。なお、ここでは、下方の第1発電モジュール20の中心スペーサ25と、上方の第1発電モジュール20の中心スペーサ25とを別々に示しているが、これらを相互に一つの中心スペーサ25として一体的に形成してもよい。
第2発電モジュール30は、実施の形態1の第2発電モジュール30と同様に構成されているが、ストッパ36に代えてベース部38が設けられている。このベース部38は、振動板31及び圧電素子32、33が所定量以上変形して破損等することを防止するためのものである。このベース部38は、周辺スペーサ34よりも大きな径の円板状に形成されており、固定板11の上面において、周辺スペーサ34の中心位置に対応する位置に配置されており、固定板11に対して接着剤により固定されている。
次に、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30の相互関係について説明する。ここでは、第1発電モジュール20の振動板21の幅W1は、第2発電モジュール30の振動板31の幅W2とほぼ同じに形成されており、圧電素子22、23の幅W3は、圧電素子32、33の幅W4とほぼ同じに形成されており、第1発電モジュール20の振動板21及び圧電素子22、23の最大変形量T1は、第2発電モジュール30の振動板31及び圧電素子32、33の最大変形量T2とほぼ同じとなっている。また、非押圧状態における第2発電モジュール30の中心スペーサ35と可動板13との間隔H4は、最大変形量T1の約半分となっている。また、ベース部38の高さは、第1発電モジュール20の振動板21及び圧電素子22、23の最大変形量T1のほぼ半分に対応する高さとなっている。
従って、図12の非押圧状態において、第1発電モジュール20に関しては、可動板13の下面に、上方の第1発電モジュール20の周辺スペーサ24が当接状態となっており、第2発電モジュール30に関しては、可動板13の下面に中心スペーサ35が非当接状態となっている。なお、ここでは、可動板13の下面に、上方の第1発電モジュール20の周辺スペーサ24が当接状態となるようにしているが、これらを非当接状態としてもよく、少なくとも、上方の第1発電モジュール20の周辺スペーサ24と可動板13との間隔を、可動板13と第2発電モジュール30の中心スペーサ35との間隔H4より小さくすればよい。
また、図13の第1押圧状態(非押圧状態から、最大変形量T1の半分だけ変形するように可動板13が下方に移動した状態)において、上方の第1発電モジュール20に関しては、可動板13によって周辺スペーサ24が下方に押圧されて振動板21が最大変形量T1の半分だけ変形し、これに伴って圧電素子22、23が最大変形量T1の半分だけ変形することで、発電を行う。また、下方の第1発電モジュール20に関しては、上方の第1発電モジュール20の中心スペーサ25を介して、中心スペーサ25が下方に押圧されて振動板21が最大変形量T1の半分だけ変形し、これに伴って圧電素子22、23が最大変形量T1の半分だけ変形することで、発電を行う。第2発電モジュール30に関しては、可動板13の下面に中心スペーサ35が当接状態となるが、まだ発電を行わない。この場合、発電ユニット2の全体の発電量(第3発電量)は、複数の上方の第1発電モジュール20の発電量と、複数の下方の第1発電モジュール20の発電量との合計の発電量となる。
さらに、図14の第2押圧状態(第1押圧状態から、最大変形量T1の半分だけさらに変形するように可動板13が下方に移動した状態)において、上方の第1発電モジュール20に関しては、可動板13によって周辺スペーサ24がさらに下方に押圧されて振動板21の変形量が最大変形量T1となり、これに伴って圧電素子22、23の変形量が最大変形量T1になることで、発電を行う。また、下方の第1発電モジュール20に関しては、上方の第1発電モジュール20の中心スペーサ25を介して、中心スペーサ25がさらに下方に押圧されて振動板21の変形量が最大変形量T1となり、これに伴って圧電素子22、23の変形量が最大変形量T1になることで、発電を行う。また、第2発電モジュール30に関しては、可動板13によって中心スペーサ35が下方に押圧されて振動板31の変形量が最大変形量T2となり、これに伴って圧電素子32、33の変形量が最大変形量T2になることで、発電を行う。この場合、発電ユニット2の全体の発電量(第4発電量)は、複数の上方の第1発電モジュール20の発電量と、複数の下方の第1発電モジュール20の発電量と、複数の第2発電モジュール30の発電量の合計の発電量となる。
従って、第1押圧状態では、第3発電量だけ発電を行い、第2押圧状態では、第4発電量だけ発電を行い、これら第3発電量と第4発電量との相互間では第2発電モジュール30の発電量に応じた明確な差異が生じるので、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。
また、図14の第2押圧状態においては、上方の第1発電モジュール20に関しては、上側の圧電素子22が可動板13の下面に当接し、下方の第1発電モジュール20に関しては、下側の圧電素子22が固定板11の上面に当接することで、最大変形量T1以上の振動板21及び圧電素子22、23の変形が規制されるので、これら振動板21及び圧電素子22、23が破損することが防止される。また、第2発電モジュール30に関しては、下側の圧電素子32が固定板11の上面に当接して、最大変形量T2以上の振動板31及び圧電素子32、33の変形が規制されるので、これら振動板31及び圧電素子32、33が破損することが防止される。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、第1発電モジュール20を、固定板11と可動板13との相互間に複数重合するように配置したので、外力によって可動板13が第1移動距離だけ移動した状態において、第1発電モジュール20のみが発電し、外力に応じた多段的な発電を行うことが可能となる。
特に、この実施の形態2の発電ユニット2は、上述した実施の形態1の発電ユニット1に比べて、第1発電モジュール20を重合しているために、発電量を増やすことができる。
〔III〕各実施の形態の変形例
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(発電ユニットの全体構造について)
筐体10における第1発電モジュール20や第2発電モジュール30の具体的な配置位置や配置数については、各実施の形態に示したものに限定されない。例えば、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30を交互に配置して構成された列状モジュールを、複数列並設してもよい。また、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30は、必ずしも交互に配置される必要はなく、第2発電モジュール30より多くの第1発電モジュール20を連続的に配置したり、第1発電モジュール20より多くの第2発電モジュール30を連続的に配置してもよい。
(筐体の全体構造について)
筐体10は、外力を受けて第1発電モジュール20や第2発電モジュール30の変形を行わせるものができる限りにおいて、異なる構造としてもよく、例えば、固定板11の方が外力を受けて可動板13に近接する方向に移動するようにしたり、固定板11と可動板13のいずれか一方が他方に向けて近接する方向に移動するようにしてもよい(この場合には、固定板11の名称を可動板13に変更する)。
(多段数について)
各実施の形態では、第1押圧状態と第2押圧状態との2段階で発電を行うようにしているが、3段階以上としてもよい。例えば、実施の形態1の変形例としては、幅が異なる3種類の第1発電モジュール20、第2発電モジュール30、及び図示しない第3発電モジュールを並設し、第1押圧状態では、第1発電モジュール20のみが発電し、第2押圧状態では、第1発電モジュール20と第2発電モジュール30のみが発電し、第2押圧状態よりさらに可動板13が押圧された第3押圧状態では、第1発電モジュール20、第2発電モジュール30、及び第3発電モジュールが発電するようにしてもよい。また、実施の形態2の変形例としては、幅が同じ3種類の第1発電モジュール20、第2発電モジュール30、及び図示しない第3発電モジュールを並設し、第1発電モジュール20は3つ積層し、第2発電モジュール30は2つ積層し、第3発電モジュールは一つのみを配置して、第1押圧状態では、各第1発電モジュール20が最大変形量の1/3の変形量で発電し、第2押圧状態では、第1発電モジュール20が最大変形量の2/3の変形量で発電すると共に、第2発電モジュール30が最大変形量の1/2の変形量で発電し、第2押圧状態よりさらに可動板13が押圧された第3押圧状態では、第1発電モジュール20、第2発電モジュール30、及び第3発電モジュールがそれぞれ最大変形量で発電するようにしてもよい。
(各実施の形態の相互の関係について)
各実施の形態の構成を相互に混在させてもよい。例えば、実施の形態2に示したように、発電モジュールを重合させる場合において、実施の形態1に示したように、並設された発電モジュールの振動板や圧電素子の幅を変えてもよい。
(発電体について)
発電体としては、圧電素子に代えて、外力(歪み、屈曲、若しくは圧縮を生じさせる力を含む)により発電が可能な任意の素材を用いることができる。例えば、イオン導電性高分子の膜(ゲル)の両面に金属(金等)をメッキしたイオン高分子金属複合材料(IPMC:Ionic Polymer−Metal Composite)や、イオン導電性高分子ゲル膜(ICPF:Ionic Conducting Polymergel Film)、あるいは、これらIPMCやICPFを用いた人工筋肉を使用することができる。また、コイルと、このコイルの内部に挿入される鉄芯とから発電体を構成し、可動板13の移動によってコイル又は鉄芯を移動させることで、電磁誘導により発電を行ってもよい。また、この鉄芯に代えて超磁歪材料を用いて、可動板13の移動によって超磁歪材料を加圧することで、逆磁歪発電を行ってもよい。また、エレクトレット基板と金属基板とを対向状態に配置して発電体を構成し、可動板13の移動によってエレクトレット基板又は金属基板を移動させることで、静電誘導により発電を行ってもよい。
1 多段式発電ユニット(発電ユニット)
10 筐体
11 固定板
12 側板
12a 上端部
13 可動板
13a 凹部
20 第1発電モジュール
21、31 振動板
22、23、32、33 圧電素子
24、34 周辺スペーサ
25、35 中心スペーサ
26 柱状体
27 回路基板
27a 貫通孔
30 第2発電モジュール
36 ストッパ
37、38 ベース部

Claims (6)

  1. 外力を発電体を介して電気に変換する発電ユニットであって、
    第1基板と、
    前記外力によって前記第1基板に近接する方向に移動する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたものであって、前記発電体を有する第1発電モジュールと、
    前記第1基板と前記第2基板との相互間に配置されたものであって、前記発電体を有する第2発電モジュールとを備え、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に第1移動距離だけ移動することにより、前記第1発電モジュールの前記発電体が発電する一方で、前記第2発電モジュールの前記発電体は発電せず、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動することにより、前記第1発電モジュールの前記発電体と前記第2発電モジュールの前記発電体とが発電する、
    多段式発電ユニット。
  2. 前記発電体は圧電素子であり、
    前記第1発電モジュールは、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に第1移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第1発電モジュールの前記圧電素子が押圧され変形することにより発電し、かつ、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第1発電モジュールの前記圧電素子が押圧され変形することにより発電し、
    前記第2発電モジュールは、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に第1移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第2発電モジュールの前記圧電素子が押圧されることなく変形せず、かつ、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第1移動距離より大きい第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して当該第2発電モジュールの前記圧電素子が押圧され変形することにより発電する、
    請求項1に記載の多段式発電ユニット。
  3. 前記第1発電モジュールは、可撓性を有する第1振動板と、前記第1振動板の少なくとも一方の側面に固定された第1の前記圧電素子と、前記第1振動板と前記第1基板との間に介在するものであって当該第1振動板を支持する第1支持スペーサと、前記第1振動板と前記第2基板との間に介在するものであって当該第2基板の移動に伴って当該第1振動板を押圧する第1押圧スペーサとを有し、
    前記第2発電モジュールは、可撓性を有する第2振動板と、前記第2振動板の少なくとも一方の側面に固定された第2の前記圧電素子と、前記第2振動板と前記第1基板との間に介在するものであって当該第2振動板を支持する第2支持スペーサと、前記第2振動板と前記第2基板との間に介在するものであって当該第2基板の移動に伴って当該第2振動板を押圧する第2押圧スペーサとを有し、
    前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に移動していない状態における、当該第2基板と前記第1発電モジュールの前記第1押圧スペーサとの間隔を、当該第2基板と前記第2発電モジュールの前記第2押圧スペーサとの間隔より小さくした、
    請求項2に記載の多段式発電ユニット。
  4. 前記第1発電モジュールにおける前記第1振動板の幅を、前記第2発電モジュールにおける前記第2振動板の幅より大きくし、かつ、
    前記第1発電モジュールにおける前記第1の圧電素子の幅を、前記第2発電モジュールにおける前記第2の圧電素子の幅より大きくした、
    請求項3に記載の多段式発電ユニット。
  5. 前記第1基板における同一平面上に、前記第1発電モジュールと前記第2発電モジュールとを並設し、
    前記第1基板と前記第2発電モジュールの前記第2圧電素子との間には、ストッパを設け、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して押圧され変形した前記第1発電モジュールの前記第1の圧電素子を前記第1基板に接触させることにより、当該第1の圧電素子のそれ以上の変形を規制し、
    前記外力によって前記第2基板が前記第1基板に近接する方向に前記第2移動距離だけ移動した状態において、当該第2基板を介して押圧され変形した前記第2発電モジュールの前記第2の圧電素子を前記ストッパに接触させることにより、当該第2の圧電素子のそれ以上の変形を規制する、
    請求項3又は4に記載の多段式発電ユニット。
  6. 前記第1発電モジュールを、前記第1基板と前記第2基板との相互間に複数重合するように配置した、
    請求項1に記載の多段式発電ユニット。
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