JP2008011651A5 - - Google Patents

Claims (10)

1. 中空状の弾性体の一方の端部に電気エネルギーを機械エネルギーに変換する中空状のエネルギー変換素子が結合されるとともに、前記弾性体の他方の端部に中空状の移動子が接触する面が設けられ、前記エネルギー変換素子の駆動により前記弾性体に曲げ振動を発生させる振動子を備え、
   前記弾性体の前記移動子が接触する面に、前記移動子の内径部に対向し、前記エネルギー変換素子の駆動により前記弾性体に発生する前記曲げ振動とは変位方向の異なる曲げ振動を発生する突出弾性部が形成された振動波駆動装置であって、
   前記エネルギー変換素子側に前記振動子を支持する支持部材が配置されていることを特徴とする振動波駆動装置。
2. 電気エネルギーを機械エネルギーに変換する中空状のエネルギー変換素子が中空状の弾性体の一方の端部に結合されてなる振動子と、前記弾性体の他方の端部の面に接触する中空状の移動子と、を備え、前記エネルギー変換素子の駆動により前記弾性体に曲げ振動を発生させる振動波駆動装置であって、
   前記弾性体は、前記移動子の内径部に対向し、前記エネルギー変換素子の駆動により前記弾性体に発生する前記曲げ振動とは変位方向の異なる曲げ振動を発生する突出弾性部を有し、
   前記振動子を支持するように前記エネルギー変換素子側に配置された支持部材と、
   前記移動子に結合されると共に前記振動子の中空孔に挿入された出力軸と、
   前記支持部材と前記出力軸との間に介装された軸受と、を備えることを特徴とする振動波駆動装置。
3. 前記エネルギー変換素子に交番信号が印加されることにより前記振動子において前記移動子が接触する面に進行性の振動波が発生して、前記移動子が駆動されることを特徴とする請求項１又は２に記載の振動波駆動装置。
4. 前記エネルギー変換素子の中空孔の内径は前記弾性体の中空孔の内径より大きく、前記エネルギー変換素子の中空孔に前記弾性体の一方の端面が露出し、該露出面に前記支持部材が固定されていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の振動波駆動装置。
5. 前記弾性体の前記露出面に前記支持部材が溶接により固定されていることを特徴とする請求項４に記載の振動波駆動装置。
6. 前記支持部材は、前記エネルギー変換素子の中空孔の周囲に形成された環状凹部に配置されていることを特徴とする請求項１乃至３のいずれか一項に記載の振動波駆動装置。
7. 前記環状凹部に、前記エネルギー変換素子の給電部が設けられていることを特徴とする請求項６に記載の振動波駆動装置。
8. 前記環状凹部の底面が、前記エネルギー変換素子の曲げ振動の節にあたることを特徴とする請求項６又は７に記載の振動波駆動装置。
9. 前記エネルギー変換素子は、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機能を有する材料に電極領域を配置したものが複数層重ねられて形成され、
   前記複数層の各電極領域が、電極領域接続用導電膜を介して互いに接続されるとともに、前記環状凹部に設けられた給電用電極膜に給電部接続用導電膜を介して接続されていることを特徴とする請求項６乃至８のいずれか一項に記載の振動波駆動装置。
10. 前記エネルギー変換素子が電気エネルギーを機械エネルギーに変換する機能を有する材料に電極領域を配置したものを複数層重ねて形成され、
    前記環状凹部の周囲に配置された電極領域接続用導電膜と該環状凹部の底部側に配置された電極領域接続用導電膜とが、給電部接続用導電膜及び前記電極領域のいずれかを介して接続されていることを特徴とする請求項６乃至８のいずれか一項に記載の振動波駆動装置。