JP2011250336A - 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】合焦状態が良好な画像を適切に選択する。
【解決手段】撮像部181は、像倍率が一定の条件を満たす場合には、時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により複数の画像を生成する。合焦判定部130は、複数の画像のそれぞれについて位相差検出方式による焦点検出によりフォーカスのズレ量を算出する。画像選択部190は、連写撮像動作により生成された複数の画像のうちから合焦の度合いが最も高い画像をフォーカスのズレ量に基づいて選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に連写撮像動作により生成された複数の画像のうちから画像を選択する画像処理装置および画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムに関する。
近年、人物等の被写体を撮像して撮像画像を生成し、この生成された撮像画像を記録するデジタルスチルカメラ等の撮像装置が普及している。また、この撮像装置として、連続撮像(連写)機能を備える撮像装置が広く普及している。
この連写機能を用いて複数の撮像画像を記録しておくことにより、その複数の撮像画像の中にユーザが目的とする撮像画像が含まれていることを期待することができる。しかしながら、複数の撮像画像から、目的とする撮像画像をユーザ自身が手動操作で選ぶ場合には、この手動操作が煩雑となるおそれがある。そこで、例えば、フォーカスブラケットにより撮像した複数の画像に対して合焦状態を評価するための評価エリアを設定し、その設定した評価エリアにおける合焦状態が良好な画像を選択して記録する撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−135029号公報(図3)
上記の撮像装置では、撮像画像に対して評価エリアを設定してコントラスト方式により合焦の度合いを解析することにより、合焦状態が良好な画像を選択することができる。
しかしながら、このような撮像装置では、コントラスト方式により解析する際に他の撮像画像との比較を必要とする。このため、評価エリアにおける物体が著しく変動するような場合においては、比較する評価エリアの画像同士が著しく異なることにより、適切な撮像画像が選択されない場合がある。例えば、撮像対象物を大きく拡大して撮像する場合(いわゆる、マクロ撮影)においては、被写界深度が浅い。このため、風などで撮像対象物が少しでも動くと被写体の大きな変化を起こす。これにより、合焦状態が良好な画像が複数の画像に含まれている場合においても、他の画像との比較が困難になることにより、適切に選択されない可能性が考えられる。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、合焦状態が良好な画像を適切に選択することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その第1の側面は、時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により生成された複数の画像であって、上記複数の画像の各々を生成する際における分割された被写体の像の間のズレ量に基づいて検出されたフォーカスのズレ量が画像ごとに関連付けられている複数の画像を入力する入力部と、上記複数の画像のうちから合焦の度合いが最も高い画像を、上記フォーカスのズレ量に基づいて選択する選択部とを具備する画像処理装置および画像処理方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるプログラムである。これにより、連写撮像動作により生成された複数の画像のうちから合焦の度合いが最も高い画像を、位相差検出方式による焦点検出により算出されたフォーカスのズレ量に基づいて選択させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、上記フォーカスのズレ量を、位相差検出による焦点検出により算出するズレ量算出部をさらに具備するようにしてもよい。これにより、位相差検出による焦点検出方式によりフォーカスのズレ量を算出させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、被写体を撮像して画像を生成する撮像部と、上記位相差検出方式による焦点検出によりフォーカスを制御するフォーカス制御部と、上記連写撮像動作により複数の画像が生成される際には、当該複数の画像の撮像動作開始から撮像動作終了までの期間における上記フォーカス制御を停止させる制御部とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、連写撮像動作により生成される複数の画像の撮像開始から撮像終了までの期間におけるフォーカスを固定させるという作用をもたらす。
また、この第1の側面において、被写体を撮像して画像を生成する撮像部と、焦点距離と被写体距離とに基づいて像倍率を算出する像倍率算出部と、上記算出された像倍率が一定の条件を満たす場合には、撮像モードとして、上記連写撮像動作を行う連写モードを設定する設定部とをさらに具備するようにしてもよい。これにより、像倍率が一定の条件を満たす場合には、撮像モードとして、上記連写撮像動作を行う連写モードを設定させるという作用をもたらす。この場合において、上記設定部は、上記算出された像倍率が所定の像倍率を基準にして大きいことを上記一定の条件にして、上記連写モードを設定するようにしてもよい。これにより、像倍率が所定の像倍率を基準にして大きい場合には、連写モードを設定させるという作用をもたらす。また、この場合において、上記画像処理装置の固定の有無を判定する判定部をさらに具備し、上記設定部は、上記像倍率が上記一定の条件を満たすとともに、上記画像処理装置が固定されていることが判定された場合にのみ上記連写モードを設定するようにしてもよい。これにより、像倍率が一定の条件を満たすとともに、画像処理装置が固定されていることが判定された場合にのみ連写モードを設定させるという作用をもたらす。また、この場合において、上記設定部は、上記像倍率が上記一定の条件を満たすとともに、上記複数の画像を撮像する際のシャッタスピードが所定の速度を基準にして速い場合にのみ上記連写モードを設定するようにしてもよい。これにより、像倍率が一定の条件を満たすとともに、シャッタスピードが所定の速度を基準にして速い場合にのみ連写モードを設定させるという作用をもたらす。
また、本発明の第2の側面は、被写体を撮像して画像を生成する撮像部と、焦点距離と被写体距離とに基づいて像倍率を算出する像倍率算出部と、上記算出された像倍率が一定の条件を満たす場合には、撮像のモードとして、時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により複数の画像を生成する連写モードを設定する設定部とを具備する撮像装置である。これにより、像倍率が一定の条件を満たす場合には、撮像モードとして、上記連写撮像動作を行う連写モードを設定させるという作用をもたらす。
本発明によれば、合焦状態が良好な画像を適切に選択することができるという優れた効果を奏し得る。
本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における像倍率算出部140により算出される像倍率の説明を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態における連写判定部160により連写することが判定された場合の撮像画像の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態における連写判定部160により単写することが判定された場合の撮像画像の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態における画像選択部190による画像選択の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態において、連写により撮像された撮像画像を全て記録する設定がされている場合における記録部184に記録される画像管理情報の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態における表示部186に表示される設定画面であって、連写による撮像画像の保存方法を設定する設定画面の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による撮像処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における連写撮像処理(ステップS910)の処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における撮像装置300の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施の形態における連写判定部161により連写することが判定された場合の一例を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態における連写判定部161により単写することが判定された場合の一例を示す概念図である。 本発明の第2の実施の形態における撮像装置300による撮像処理手順例を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態における撮像装置500の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態における撮像装置500による撮像処理手順例を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施の形態と称する)について説明する。説明は以下の順序により行う。
1.第1の実施の形態(撮像制御:像倍率情報に基づいて画像を選択する例)
2.第2の実施の形態(撮像制御:像倍率情報および固定情報に基づいて画像を選択する例)
3.第3の実施の形態(撮像制御:像倍率情報およびシャッタスピード情報に基づいて画像を選択する例)
<1.第1の実施の形態>
[撮像装置の機能構成例]
図1は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の機能構成例を示すブロック図である。
撮像装置100は、鏡筒110と、操作受付部120と、制御部125と、合焦判定部130と、レンズ駆動量生成部171と、レンズ駆動部172と、像倍率算出部140と、連写判定部160とを備える。また、撮像装置100は、撮像部181と、画像信号処理部182と、画像選択部190と、記録制御部183と、記録部184と、表示制御部185と、表示部186とを備える。
なお、本発明の第1の実施の形態では、撮像装置100は、AF−A(オートフォーカス−オート:Auto Focus - Auto)モードで動作していることを想定する。なお、AF−Aは、Automatic AFとも称される。ここで、AF−Aモードとは、オートフォーカスでフォーカスを一度合わせた際(合焦した際)に、フォーカスをその位置で固定しておくモードと、合焦対象物の動きに応じてフォーカスを合わせ続ける(合焦させ続ける)モードとを自動的に切り替えるモードである。なお、フォーカスをその位置で固定しておくモードは、AF−S(Single)モードと称され、フォーカスの調整対象物の動きに応じてフォーカスを再合焦させるモードは、AF−C(Continuous)と称される。また、AF−SはSingle−shot AFとも称され、AF−CはContinuous AFとも称される。また、本発明の実施の形態では、フォーカスを合わせることをフォーカシングと称する。
鏡筒110は、撮像部181への入射光を光学的に制御するレンズ群および絞りなどが備え付けられている部位である。この鏡筒110には、説明の便宜上、ズームレンズ111およびフォーカスレンズ112のみが示されている。
ズームレンズ111は、鏡筒110の中を光軸方向に移動することにより焦点距離を変動させて、撮影される画像における被写体の倍率を調整するものである。
フォーカスレンズ112は、鏡筒110の中を光軸方向に移動することによりフォーカスを調整するものである。
操作受付部120は、ユーザからの操作を受け付けるものである。この操作受付部120は、例えば、シャッターボタンが半押しされた場合には、その半押しに関する信号を、操作信号として制御部125に供給する。また、操作受付部120は、例えば、シャッターボタンが全押しされた場合には、その全押しに関する信号を、操作信号として制御部125に供給する。
制御部125は、撮像装置100における各部動作を制御するものである。また、制御部125は、撮影モードがAF−Aモードである場合において、シャッターボタンの半押しに関する操作信号が供給された場合には、連写(連続撮像)をするべきか否か判定させるための情報(連写判定開始情報)を、連写判定部160に供給する。また、制御部125は、シャッターボタンの全押しに関する操作信号が供給された場合には、撮像の開始に関する信号(撮像開始信号)を、撮像部181および記録制御部183に供給する。また、制御部125は、表示部186における表示を制御する信号(表示制御信号)を表示制御部185に供給する。
合焦判定部130は、フォーカスを合わせる対象の物体(合焦対象物)に対してフォーカスが合っているか否か判定するものである。この合焦判定部130は、位相差検出方式により実現される。ここで、位相差検出方式とは、撮像レンズを通過した光を瞳分割して1対の像を形成し、その形成された像の間隔(像の間のズレ量)を計測(位相差を検出)することによって合焦の度合いを検出する焦点検出方法である。合焦判定部130は、フォーカシングを行う領域(フォーカスエリア)における物体に対して合焦している場合には、合焦していることを示す情報を合焦判定結果情報として、レンズ駆動量生成部171に供給する。また、この合焦判定部130は、フォーカスエリアにおける物体にフォーカスが合っていない場合には、フォーカスのズレの量(デフォーカス量)を算出し、その算出したデフォーカス量を示す情報を合焦判定結果情報とする。
また、合焦判定部130は、撮像部181において連写により撮像画像(記録用に撮像される画像)が生成される際には、それぞれの撮像画像が生成される際におけるデフォーカス量を算出する。そして、合焦判定部130は、その算出したデフォーカス量を示す情報(画像デフォーカス情報)を画像選択部190に供給する。
レンズ駆動量生成部171は、フォーカスレンズ112の駆動量を示す駆動量信号を生成するものである。このレンズ駆動量生成部171は、フォーカスが合っている場合には、フォーカスレンズ112の現在の位置を維持させる駆動量信号を生成する。また、レンズ駆動量生成部171は、フォーカスがズレている場合には、デフォーカス量を示す合焦判定結果情報およびフォーカスレンズ112の位置情報に基づいて、フォーカスレンズ112の駆動量(移動距離)を算出する。そして、レンズ駆動量生成部171は、その算出した駆動量だけフォーカスレンズ112を移動させる(制御させる)ための駆動量信号を生成する。
また、レンズ駆動量生成部171は、AF−Aモードにおいてシャッターボタンが半押しされている際に、連写判定部160から連写を示す連写判定情報が供給された場合には、フォーカスレンズ112の現在の位置を維持させる駆動量信号を生成する。その後、シャッターボタンが全押しされると、レンズ駆動量生成部171は、連写による複数の画像の撮像が終わるまでフォーカスレンズ112の現在の位置を維持させる。すなわち、複数の画像の撮像動作開始から撮像動作終了までの間のフォーカスが固定(制御が停止)される。なお、レンズ駆動量生成部171および合焦判定部130は、特許請求の範囲に記載のズレ量算出部、フォーカス制御部および制御部の一例である。
レンズ駆動部172は、鏡筒110におけるレンズを駆動するものである。このレンズ駆動部172は、例えば、レンズ駆動量生成部171から供給される駆動量信号に基づいて、フォーカスレンズ112を移動させる。レンズ駆動部172は、例えば、PID(Proportional Integral Differential)制御方式により、レンズ駆動モータを駆動させる。またレンズ駆動部172は、鏡筒110におけるレンズの位置を検出し、その検出した位置を示す情報(レンズ位置情報)をレンズ駆動量生成部171および像倍率算出部140に供給する。
像倍率算出部140は、像倍率を算出するものである。ここで、像倍率とは、撮像素子に写される像の大きさと、被写体の大きさとの比率である。この像倍率算出部140は、駆動量信号に従ってフォーカスレンズ112を駆動した後の被写体距離および焦点距離を、レンズの現在位置および駆動量信号に基づいて算出する。そして、像倍率算出部140は、算出した被写体距離および焦点距離に基づいて像倍率を算出する。この像倍率算出部140は、算出した像倍率を示す情報(像倍率情報)を連写判定部160に供給する。なお、像倍率算出部140による像倍率の算出については、図2を参照して説明する。
連写判定部160は、複数の枚数の画像を連続で撮像(連写)するか否かを判定するものである。この連写判定部160は、制御部125から連写判定開始情報が供給された場合には、像倍率算出部140から供給された像倍率情報により特定される像倍率が所定(一定)の条件を満たすか否かに基づいて、連写するか否かを判定する。例えば、連写判定部160は、像倍率情報により特定される像倍率が所定の閾値(例えば、1/10)を超える場合には、連写すると判定する。また、像倍率情報により特定される像倍率が所定の閾値(例えば、1/10)を超えない場合には、1枚の画像だけを撮像(単写)すると判定する。すなわち、連写判定部160は、単写により撮像する単写モードと、連写により撮像する連写モードとが撮像モードとしてある撮像装置において、像倍率が所定(一定)の条件を満たす場合には、撮像モードとして連写モードを設定する。この連写判定部160は、判定結果を示す連写判定情報を、レンズ駆動量生成部171および撮像部181に供給する。なお、連写判定部160による判定については、図2乃至図4を参照して説明する。なお、連写判定部160は、特許請求の範囲に記載の設定部の一例である。
撮像部181は、被写体からの入射光を電気信号に光電変換して画像信号を生成するものである。この撮像部181は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサやCCD(Charge Coupled Device)センサなどをイメージセンサ(撮像素子)として備えることにより実現される。この撮像部181は、連写判定部160から供給される連写判定情報に基づいて、連写および単写のいずれかで撮像画像を生成する。また、撮像部181は、制御部125から供給される撮像開始信号に基づいて、被写体を撮像して撮像画像を生成する動作を開始する。例えば、撮像部181は、連写判定部160から連写を示す連写判定情報が供給されている場合において撮像開始信号が供給されると、所定枚数の画像を連写により生成する。一方、撮像部181は、単写を示す連写判定情報が供給されている場合において撮像開始信号が供給されると、1枚の画像を単写により生成する。撮像部181は、生成した画像(撮像画像)を、1つの画像(フレーム)単位で画像信号処理部182に供給する。
画像信号処理部182は、撮像部181から供給されるフレーム単位の画像信号に所定の信号処理を施して、記録部184に保持させる画像データと、表示部186に表示させる画像データとを生成するものである。この画像信号処理部182は、信号処理をした画像信号のうち記録部184に保持させる画像データを、記録制御部183に供給する。また、画像信号処理部182は、信号処理をした画像信号のうち表示部186に表示させる画像データを表示制御部185に供給する。
画像選択部190は、連写により撮像された複数の(一連の)撮像画像から1枚の撮像画像を選択するものである。この画像選択部190は、撮像部181から供給された一連の撮像画像と、合焦判定部130から供給されたそれぞれの撮像画像に対応する画像デフォーカス情報とに基づいて、合焦の度合いが最も高い撮像画像を選択する。そして、画像選択部190は、選択した撮像画像を識別する選択画像識別情報を生成し、一連の撮像画像の画像データおよび画像デフォーカス情報とともにその生成した選択画像識別情報を記録制御部183に供給する。なお、画像選択部190は、特許請求の範囲に記載の入力部および選択部の一例である。
記録制御部183は、記録部184における画像データの記録の制御を行うものである。この記録制御部183は、連写により撮像された撮像画像を全て記録する設定がされている場合には、一連の撮像画像の画像データ、画像デフォーカス情報および選択画像識別情報に基づいて、これらの画像を管理するための情報(画像管理情報)を生成する。そして、記録制御部183は、一連の撮像画像の画像データおよび画像管理情報を記録部184に記録する。また、記録制御部183は、連写により撮像された撮像画像のうち画像選択部190により選択された撮像画像のみを記録する設定がされている場合には、選択画像識別情報に基づいて選択された撮像画像を識別し、その撮像画像を記録部184に記録する。
記録部184は、記録制御部183から供給された画像データおよび画像管理情報を記録するものである。例えば、この記録部184は、メモリカードにより実現される。
表示制御部185は、表示部186においてユーザに視聴させる表示の出力を制御するものである。この表示制御部185は、例えば、制御部125からライブビュー(撮像素子が受光している被写体の像のリアルタイム画像)を表示させるための信号が供給されている場合には、表示部186においてライブビューを表示させるための画像を生成する。また、撮像装置100の機能の設定画面を表示させるための信号が制御部125から供給されている場合には、表示部186において機能設定画面を表示させるための画像を生成する。表示制御部185は、生成した画像に関する画像データを表示部186に供給する。
表示部186は、画像を表示するものである。この表示部186は、例えば、カラー液晶パネルにより実現される。この表示部186は、撮像された画像、記録済みの画像およびモードの設定画面などを表示する。
[像倍率算出部による像倍率算出例]
図2は、本発明の第1の実施の形態における像倍率算出部140により算出される像倍率の説明を示す概念図である。
同図(a)には、像倍率が低い場合における被写界深度が示されている。同図(a)には、撮像部181を構成する撮像素子311と、鏡筒110におけるレンズ群を1つのレンズで模式的に示すレンズ312とが示されている。また、同図(a)には、撮像素子311における画素回路の許容錯乱円の直径(許容錯乱円D1)と、レンズ312の有効口径(有効口径D2)と、焦点距離(焦点距離D3)と、被写体距離(被写体距離D4)とが示されている。さらに、同図(a)には、前方被写界深度(前方被写界深度D5)と、後方被写界深度(後方被写界深度D6)と、被写界深度(被写界深度D7)と、3つの被写体(被写体A1乃至A3)とが示されている。
なお、被写体A1は、撮像素子311における撮像面において合焦する撮像対象物である。
被写体A2は、被写体A1よりレンズに対して前方の位置(レンズに近い位置)にある撮像対象物である。この被写体A2は、撮像面の後ろ(レンズ遠い位置)で合焦するため撮像面における像が錯乱円となるものの、撮像面における像の錯乱円が許容錯乱円の直径(許容錯乱円D1)と同様となるため合焦しているように撮像される撮像対象物である。なお、前方被写界深度D5は、被写体A2と被写体A1との間の距離を示している。
被写体A3は、被写体A1よりレンズに対して後方の位置(レンズに遠い位置)にある撮像対象物である。この被写体A3は、撮像面の前(レンズに近い位置)で合焦するため撮像面における像が錯乱円となるものの、撮像面における像の錯乱円が許容錯乱円の直径(許容錯乱円D1)と同様となるため合焦しているように撮像される撮像対象物である。なお、後方被写界深度D6は、被写体A3と被写体A1との間の距離を示している。
同図(b)には、像倍率が高い場合における被写界深度が示されている。なお、ここでは、同図(a)において示した撮像素子311およびレンズ312を用いて高い像倍率にしたことを想定する。すなわち、撮像素子311における許容錯乱円の直径およびレンズ312の有効口径は同図(a)と同様である。また、同図(b)には、焦点距離(焦点距離D13)と、被写体距離(被写体距離D14)と、前方被写界深度(前方被写界深度D15)とが示されている。さらに、同図(b)には、後方被写界深度(後方被写界深度D16)と、被写界深度(被写界深度D17)と、3つの被写体(被写体A11乃至A13)とが示されている。なお、同図(b)において示すことは、同図(a)において示していることと対応するため、ここでは、同図(a)との違いについて説明する。
同図(b)における被写体距離(被写体距離D14)は、同図(a)において示した被写体距離(被写体距離D4)と比較して、距離が短くなっている。また、同図(b)における前方被写界深度(前方被写界深度D15)、後方被写界深度(後方被写界深度D16)、被写界深度(被写界深度D17)も、同図(a)において示したそれぞれと比較して、距離が短くなっている。すなわち、同図(a)および同図(b)には、像倍率が高くなると、被写界深度が浅くなることが示されている。
次に、被写界深度について説明する。被写界深度Tは、前方被写界深度Tと後方被写界深度Tとを合算することにより求めることができる。前方被写界深度Tは、次の式1により求めることができる。また、後方被写界深度Tは、次の式2により求めることができる。
=δFL/(f+δFL) ・・・式1
=δFL/(f−δFL) ・・・式2
ここで、δは、許容錯乱円の直径である。許容錯乱円δは、同図(a)において、許容錯乱円D1として示されている。また、fは、焦点距離である。焦点距離fは、同図(a)および(b)において、焦点距離D3およびD13として示されている。
また、Fは、レンズのF値である。このレンズのF値Fは、焦点距離fをレンズの有効口径(有効口径D)で除算(F=f/D)することにより求めることができる。なお有効口径Dは、同図(a)において、有効口径D2として示されている。なお、Lは、被写体距離である。被写体距離Lは、同図(a)および(b)において、被写体距離D4およびD14として示されている。
上述の式1および式2に示すように、被写体距離Lが短くなる(レンズに被写体が近づく)ほど、被写界深度Tは浅くなる(分子が小さくなる)。また、焦点距離fが長い(ズームする)ほど、被写界深度Tは浅くなる(分母が大きくなる)。すなわち、近くのものを高倍率(ズーム)で撮像しようとする(例えば、マクロ撮影)ほど、被写界深度Tは浅くなる。
続いて、像倍率算出部140が算出する像倍率ついて説明する。像倍率Mは、次の式3に基づいて求められる。
M=f/L ・・・式3
まず、像倍率算出部140は、フォーカスレンズ112の現在の位置およびフォーカスレンズ112の駆動量に基づいて、被写体距離(被写体距離L)および焦点距離(焦点距離f)を算出する。そして、像倍率算出部140は、上述の式3を用いて像倍率Mを算出する。
上述の式3に示すように、像倍率Mは、被写体距離Lが短くなるほど大きくなる。また、像倍率Mは、焦点距離fが長いほど大きくなる。すなわち、上述の式1および式2からわかるように、この像倍率Mの値が大きくなるほど被写界深度は浅くなる。
同図(a)および(b)において示すように、像倍率が大きいことは被写界深度が浅いことを意味する。すなわち、像倍率が大きいと被写界深度が浅いため、合焦対象物が動いている場合には、合焦しにくくなる。連写判定部160は、この合焦しにくい状態を像倍率により検出し、そして、合焦しにくいことを検出した場合には連写と判定する。
[連写による撮像例]
図3は、本発明の第1の実施の形態における連写判定部160により連写することが判定された場合の撮像画像の一例を示す概念図である。
ここでは、説明の容易のため、連写の場合における撮像画像の枚数は3枚であることを想定する。
同図には、連写の場合における撮像のタイミング(撮像タイミング)と、その撮像タイミングにおいて撮像された撮像画像とが模式的に示されている。
同図では、時間軸の上に、シャッターボタンを半押ししたタイミング(半押しタイミングB1)と、全押ししたタイミング(全押しタイミングB2)と、その全押しによる撮像のタイミング(シャッタータイミングS1乃至S3)とが示されている。また、同図では、撮像された画像(撮像画像231乃至233)が示されている。
ここで、連写判定部160による連写の判定について説明する。まず、操作受付部120において、シャッターボタンが半押しされる(半押しタイミングB1)と、合焦判定部130により、フォーカスエリアにおける合焦対象物に対して合焦判定が行われ、デフォーカス量が算出される。そして、その算出されたデフォーカス量を示す合焦判定結果情報に基づいてレンズ駆動量生成部171およびレンズ駆動部172によりフォーカスレンズ112が移動され、フォーカスが一致する。続いて、移動されたフォーカスレンズ112の位置に基づいて、新たに合焦判定が行われ、フォーカスのズレの発生が定期的にチェックされる。
このときに、像倍率算出部140は、レンズの現在位置およびフォーカスレンズ112の駆動量に基づいて、被写体距離(被写体距離L)および焦点距離(焦点距離f)を算出する。そして、像倍率算出部140は、図2において示した式3を用いて像倍率を算出し、その算出した像倍率を示す像倍率情報を連写判定部160に供給する。
そして、連写判定部160は、像倍率を閾値と比較して、像倍率が閾値を超えていると解析した場合に、連写を示す連写判定情報を、レンズ駆動量生成部171および撮像部181に供給する。これにより、シャッターボタンが半押しされている状態(半押しタイミングB1から全押しタイミングB2までの期間)において、連写をするための判定が完了する。
そして、シャッターボタンが全押しされる(全押しタイミングB2)と、フォーカスがその全押しのタイミングにおける合焦位置に固定され、その後、予め設定された所定枚数の画像が連写で生成される。なお、この画像の生成の際に、合焦判定部130は、デフォーカス量を取得して、その取得したデフォーカス量を画像デフォーカス情報として画像選択部190に供給する。すなわち、同図では、全押しタイミングB2でシャッターボタンが全押しされると、3枚の画像(撮像画像231乃至233)およびそれぞれの画像のデフォーカス量が、フォーカスを固定しながらの撮像により生成される。そして、画像選択部190により、生成された複数の画像から1枚の画像が選択される。
このように、撮像装置100は、連写判定を行うモード(AF−Aモード)において、像倍率が閾値を超えている場合には、フォーカスを固定して連写を行うことにより複数の撮像画像を生成する。
[単写による撮像例]
図4は、本発明の第1の実施の形態における連写判定部160により単写することが判定された場合の撮像画像の一例を示す概念図である。
同図には、図3において示したものと比較できるようにして、単写の場合における撮像タイミングと、撮像画像とが模式的に示されている。
図4では、時間軸の上に、シャッターボタンを半押ししたタイミング(半押しタイミングB11)と、全押ししたタイミング(全押しタイミングB12)と、その全押しによる撮像のタイミング(シャッタータイミングS11)とが示されている。また、図4では、シャッタータイミングS11において撮像された画像(撮像画像251)が示されている。
ここで、連写判定部160による単写の判定について、図3において説明した連写の判定と比較しながら簡単に説明する。半押しタイミングB11から全押しタイミングB12までの期間において、連写判定部160は、像倍率と閾値とを比較して、像倍率が閾値よりも低いと解析した場合に、単写を示す連写判定情報をレンズ駆動量生成部171および撮像部181に供給する。これにより、シャッターボタンが半押しされている状態(半押しタイミングB11から全押しタイミングB12までの期間)において、単写をするための判定が完了する。
そして、シャッターボタンが全押しされる(全押しタイミングB12)と、1枚の画像(撮像画像251)が単写で生成される。
このように、撮像装置100は、連写判定を行うモード(AF−Aモード)において、像倍率が閾値を超えていない場合には単写を行うことにより1枚の撮像画像を生成する。
[画像選択部による画像選択の一例]
図5は、本発明の第1の実施の形態における画像選択部190による画像選択の一例を示す概念図である。
ここでは、1回の連写によって6枚の撮像画像を生成したことを想定して説明する。
同図には、画像選択部190による画像選択の方法を模式的に説明するための表が示されている。この表には画像選択の処理対象となる6枚の撮像画像を識別するための画像識別情報261と、各撮像画像を撮像した際のフォーカスのズレ量であるデフォーカス量262とが示されている。また、画像選択部190により選択された撮像画像を識別する選択画像識別情報263が示されている。
ここで、画像選択部190による撮像画像の選択について、同図を参照しながら説明する。
連写が行われると、撮像部181により生成された複数の撮像画像は画像信号処理部182を介して、画像選択部190に供給される。また、この撮像画像の供給とともに、撮像画像を生成した際のデフォーカス量が画像選択部190に供給される。そして、画像選択部190は、デフォーカス量に基づいて、複数の画像から合焦の度合いが最も高い画像を選択する。これにより、デフォーカス量が最も小さい撮像画像(画像識別情報の#6が示す撮像画像)が選択され、この画像が選択されたことを示す選択画像識別情報が生成される。
そして、画像選択部190は、一連の撮像画像の画像データおよびデフォーカス量とともに、その生成した選択画像識別情報を記録制御部183に供給する。
なお、記録制御部183においては、選択された撮像画像のみを記録する設定がされている場合には、選択された撮像画像を選択画像識別情報に基づいて識別し、その識別した撮像画像を記録部184に記録する。一方、連写により撮像された撮像画像を全て記録する設定がされている場合には、画像管理情報を生成し、一連の撮像画像の画像データおよび画像管理情報を記録部184に記録する。
[記録部に記録される画像管理情報の一例]
図6は、本発明の第1の実施の形態において、連写により撮像された撮像画像を全て記録する設定がされている場合における記録部184に記録される画像管理情報の一例を示す概念図である。
ここでは、記録制御部183は、説明の便宜上、連写ごとに異なる枚数の撮像画像を生成したことを想定する。1回目の連写は6枚の撮像画像を生成し、2回目の連写は4枚の撮像画像を生成し、3回目の連写は5枚の撮像画像を生成したものとする。
同図には、連写により生成された撮像画像の画像データを管理するための画像管理情報270が模式的に示されている。この画像管理情報270には、連写の回数ごとに画像データを分類するためのグループ識別情報271と、記録部184に記録されている画像を識別するための画像識別情報272とが示されている。また、この画像管理情報270には、それぞれの画像データのデフォーカス量273と、各連写の回数ごとの合焦の度合いが最も高い画像を示す選択画像情報274とが示されている。
グループ識別情報271は、連写により撮像された一連の撮像画像を1つのグループとして識別するための識別情報である。
画像識別情報272は、撮像画像を識別するための識別情報である。
デフォーカス量273は、連写により撮像された撮像画像における合焦対象物に対するフォーカスの一致の度合いを識別するための識別情報である。例えば、デフォーカス量は、合焦を示すデフォーカス量を「0」として、フォーカスのズレの量を正または負の数値で示す値ある。このデフォーカス量は、ユーザが撮像画像を整理する際などにおいて、フォーカスのズレ量を認識するために用いられる。
選択画像情報274は、同一のグループに属する複数の撮像画像のうち、合焦対象物に対してフォーカスが最も合っている撮像画像を識別するための識別情報である。例えば、選択画像情報274は、選択画像は2進数の「1」の値(同図では○で表す)であり、その他の画像は「0」の値(同図では−で表す)である情報である。
この画像管理情報270を画像データとともに記録部184に保持することによって、連写により撮像された撮像画像を全て記録する場合において、デフォーカス量に基づいて選択された画像を容易に識別することができる。
[連写による撮像画像の保存方法を設定する設定画面例]
図7は、本発明の第1の実施の形態における表示部186に表示される設定画面であって、連写による撮像画像の保存方法を設定する設定画面の一例を示す概念図である。
同図では、連写による撮像画像からフォーカスが最も合っている撮像画像を選択し、その選択した撮像画像のみを記録部184に記録する機能を、「画像自動抽出」機能と称して説明する。
同図には、連写による撮像画像の保存方法を設定するための表示画面(設定画面280)が示されている。この設定画面280には、現在の表示により設定される機能のカテゴリーをユーザに視覚的に示すためのタブが表示される領域(タブ表示領域284)が示されている。また、設定画面280には、現在の設定画面において設定している機能(画像自動抽出)を示す領域(機能表示領域282)が示されている。さらに、設定画面280には、現在の設定画面において設定している機能の設定内容(画像自動抽出のオンオフ)を示す領域(設定内容表示領域283)が示されている。
この設定画面280が表示部186に表示されている場合において、ユーザは、機能表示領域282に示されている機能(画像自動抽出)のオンオフを設定することができる。具体的には、設定内容表示領域283に示されている選択表示(丸)を「入」にして決定することにより、連写が実行された場合には連写による複数の撮像画像から1枚の画像が選択され、その選択された画像のみが記録部184に記録される設定を行うことができる。また、選択表示(丸)を「切」にして決定することにより、連写が実行された場合には連写による複数の撮像画像の全てが画像管理情報とともに記録部184に記録される設定を行うことができる。
[撮像装置の動作例]
次に、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100の動作について図面を参照して説明する。
図8は、本発明の第1の実施の形態における撮像装置100による撮像処理手順例を示すフローチャートである。
まず、撮像モードがAF−Aモードであるか否かが、制御部125により判断される(ステップS901)。そして、AF−Aモードでないと判断された場合には(ステップS901)、その設定されている撮像モードに応じた撮像処理により被写体が撮像され(ステップS902)、撮像処理手順は終了する。
一方、AF−Aモードであると判断された場合には(ステップS901)、シャッターボタンが半押しされているか否かが、制御部125により判断される(ステップS903)。そして、シャッターボタンが半押しされていないと判断された場合には(ステップS903)、ステップS903に戻り、シャッターボタンが半押しされるまで待機する。
一方、シャッターボタンが半押しされたと判断された場合には(ステップS903)、フォーカスが合焦対象物に合わせられるフォーカシングが、合焦判定部130、レンズ駆動量生成部171およびレンズ駆動部172により行われる(ステップS904)。続いて、このフォーカシングの際におけるレンズ位置およびレンズの駆動量に基づいて、像倍率が像倍率算出部140により算出される(ステップS905)。その後、その算出された像倍率に基づいて、像倍率が一定の条件(閾値を超える大きさ)を満たすことにより連写で撮像するか否かが、連写判定部160により判定される(ステップS906)。
そして、像倍率が閾値を超える大きさでなく単写により撮像すると判断された場合には(ステップS906)、シャッターボタンが全押しされたか否かが制御部125により判断される(ステップS907)。そして、シャッターボタンは全押しされていない(シャッターボタンから指が離された)と判断された場合には(ステップS907)、ステップS903に戻る。
一方、シャッターボタンは全押しされたと判断された場合には(ステップS907)、1枚だけ画像が撮像される単写撮像処理が行われ(ステップS908)、撮像処理手順は終了する。
一方、像倍率が閾値を超える大きさであり連写により撮像すると判断された場合には(ステップS906)、シャッターボタンは全押しされたか否かが制御部125により判断される(ステップS909)。そして、シャッターボタンは全押しされていない(シャッターボタンから指が離された)と判断された場合には(ステップS909)、ステップS903に戻る。
一方、シャッターボタンは全押しされたと判断された場合には(ステップS909)、所定枚数の画像が撮像される連写撮像処理が行われ(ステップS910)、撮像処理手順は終了する。なお、連写撮像処理(ステップS910)については、図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第1の実施の形態における連写撮像処理(ステップS910)の処理手順例を示すフローチャートである。
まず、フォーカスレンズ112の位置が、シャッターボタンが全押しされたタイミングの合焦位置に固定される(ステップS911)。次に、撮像部181により被写体が撮像され、撮像画像が生成される(ステップS912)。その後、撮像画像に関するデフォーカス量が、合焦判定部130により算出される(ステップS913)。そして、生成された撮像画像および算出されたデフォーカス量が一時的に保持される(ステップS914)。
続いて、連写により所定枚数の撮像画像を生成したか否かが、撮像部181により判断される(ステップS915)。そして、所定枚数の撮像画像を生成していないと判断された場合には(ステップS915)、ステップS912に戻る。
一方、所定枚数の撮像画像が生成されたと判断された場合には(ステップS915)、デフォーカス量に基づいて、所定枚数の撮像画像から1枚の撮像画像が、画像選択部190により選択される(ステップS916)。続いて、1枚の撮像画像を記録する設定がされているか否かが、記録制御部183により判断される(ステップS917)。そして、1枚の撮像画像を記録する設定がされていないと判断された場合には(ステップS917)、全ての撮像画像が1つのグループとして記録部184に記録される(ステップS918)。なお、ステップS916は、特許請求の範囲に記載の入力手順および選択手順の一例である。
一方、1枚の撮像画像を記録する設定がされている場合には(ステップS917)、画像選択部190により選択された1枚の画像が記録部184に記録される(ステップS919)。
このように、本発明の第1の実施の形態によれば、被写体を連写で撮像するか否かを像倍率に基づいて自動的に判定することができる。さらに、この判定に基づいて連写されて複数の撮像画像が生成された場合には、位相差検出方式を用いて複数の撮像画像ごとに検出されたデフォーカス量に基づいて、合焦状態が最も良好な画像を選択することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態の撮像装置100は、具体例には、次に示すような場合において、効果的に利用することができる。屋外で花などをマクロ撮影(高い像倍率)する場合において、ユーザは遠近感(パースペクティブ)を演出するため、ズーム倍率を上げたり絞りを開いたりすることにより被写界深度を浅くして撮像することが多い。このときに、花が風で揺れると、被写界深度が浅いがためにフォーカスが著しくズレる。このズレに対してオートフォーカスで合焦させようとすると、花の揺れに対してフォーカシングを行い続けるために、フォーカスが合って欲しい場所にフォーカスを合わせて撮像することが難しくなる。
このような場合において、撮像装置100は、像倍率に基づいて、フォーカスの位置を固定して連写する撮像を自動的に行う。これにより、ユーザが目的とする撮像画像の取得の可能性を向上させることができる。また、撮像装置100は、位相差検出方式により検出した撮像画像のデフォーカス量に基づいて、最もフォーカスが合っている撮像画像を選択する。これにより、ユーザが目的とする撮像画像を自動的に選択(抽出)することができる。
なお、本発明の第1の実施の形態においては、撮像装置100はAF−Aモードの際の像倍率に基づいて連写する例について説明したが、これに限定されるものではない。モードに関しては、オートフォーカスによりフォーカス位置を決定するモードであればよい。
また、撮像装置100は、像倍率のみで連写を判断したが、これに限定されるものではない。例えば、像倍率に加えて絞りの状態(F値)を連写判定の条件に加えることにより、フォーカスのズレ易さをさらに細かく判定することができる。また、撮像装置に接写(マクロ撮影)のためのマクロモードが備えられている場合において、撮影モードがこのマクロモードに設定されていることを条件に連写モードを設定するようにしてもよい。
<2.第2の実施の形態>
本発明の第1の実施の形態では、被写体を連写で撮像するか否かを像倍率に基づいて自動的に判定する例について説明した。なお、この例においては、像倍率が高いと自動的に連写するため、場合によると、突然の連写により驚いたユーザがカメラを動かしてしまう可能性がある。
そこで、本発明の第2の実施の形態では、像倍率の検出に加えて、撮像装置の固定の有無を検出して連写判定をする撮像装置の例について、図10乃至図13を参照して説明する。
[撮像装置の機能構成例]
図10は、本発明の第2の実施の形態における撮像装置300の機能構成例を示すブロック図である。
この撮像装置300は、図1において示した撮像装置100の連写判定部160に代えて、連写判定部161を備える。さらに、撮像装置300は、三脚検出部310を備える。この図10では、連写判定部161および三脚検出部310に着目して説明する。
三脚検出部310は、撮像装置300が固定されているか否かを検出するものである。この三脚検出部310は、例えば、ジャイロセンサが生成する角速度の時間的遷移に基づいて、撮像装置300が三脚などにより固定されているか否かを検出する。三脚検出部310は、三脚により固定されているか否かを示す情報(装置固定情報)を、連写判定部161に供給する。なお、三脚検出部310は、特許請求の範囲に記載の判定部の一例である。
連写判定部161は、図1において示した連写判定部160と同様に、複数の枚数の画像を連続で撮像(連写)するか否かを判定するものである。この連写判定部161は、制御部125から連写判定開始情報が供給された場合には、像倍率算出部140から供給された像倍率情報および三脚検出部310から供給された装置固定情報に基づいて、連写するか否かを判定する。例えば、連写判定部161は、像倍率情報により特定される像倍率が閾値を超えているとともに、装置固定情報が三脚による固定を示している場合には、連写すると判断する。また、像倍率情報により特定される像倍率が閾値を超えていても、装置固定情報が三脚による固定を示していない場合には、単写すると判定する。また、像倍率情報により特定される像倍率が閾値を超えていない場合には、単写すると判定する。連写判定部161は、判定結果を示す連写判定情報を、レンズ駆動量生成部171および撮像部181に供給する。なお、連写判定部161による判定については、図11および図12を参照して説明する。
なお、三脚検出部310は、ジャイロセンサが生成する角速度の時間的遷移に基づいて固定を検出したが、これに限定されるものではない。例えば、撮像装置における三脚が接続されるところに配置されたスイッチにより三脚が検出されるようにしてもよい。
[連写による撮像例]
図11は、本発明の第2の実施の形態における連写判定部161により連写することが判定された場合の一例を示す概念図である。
同図(a)には、撮像装置300と、撮像装置300を固定している三脚(三脚410)と、撮像の対象物(撮像対象物)である花(花411)とが示されている。この同図(a)では、撮像装置300を三脚410で固定しながら花411を接写(マクロ撮影)している様子が示されている。同図(a)に示すような接写をしている場合において、連写判定部161は、像倍率が閾値を超えていることおよび撮像装置300が固定されていることに基づいて、連写すると判定する。
同図(b)には、連写の場合における撮像タイミングと撮像画像とが模式的に示されている。なお、同図(b)の説明については、連写判定部161による連写の判定以外は図3の説明と略同様のものであるため、ここでの説明を省略する。
ここで、連写判定部161による連写の判定について説明する。シャッターボタンが半押しされる(半押しタイミングB21)と、像倍率算出部140による像倍率の算出とともに、三脚検出部310による三脚の検出が行われる。三脚検出部310は、角速度の時間遷移から撮像装置300は固定されている(三脚が装着されている)ことを検出し、固定を示す装置固定情報を連写判定部161に供給する。
そして、連写判定部161は、像倍率および装置固定情報に基づいて連写すると判定する。続いて、シャッターボタンが全押しされる(全押しタイミングB22)と、フォーカスがその全押しのタイミングにおける合焦位置に固定され、そして、3枚の画像(撮像画像431乃至433)がデフォーカス量とともに連写で生成される。
このように、撮像装置300は、像倍率が閾値を超えているとともに、撮像装置300が固定されている状況において、フォーカスを固定して自動的に連写を行うことにより複数の撮像画像を生成する。
[単写による撮像例]
図12は、本発明の第2の実施の形態における連写判定部161により単写することが判定された場合の一例を示す概念図である。
同図(a)には、撮像装置300と、撮像装置300を手で保持している人物(人物431)と、撮像対象物である花(花411)とが示されている。この同図(a)では、人物431が撮像装置300を手で支えながら花411を接写している様子が示されている。同図(a)に示すような接写をしようとしている場合において、連写判定部161は、像倍率が閾値を超えていることと、撮像装置300が固定されていない(例えば、角速度から手ブレを検出)こととに基づいて、単写すると判定する。
同図(b)には、単写の場合における撮像タイミングと、シャッタータイミングS31において撮像された撮像画像とが模式的に示されている。なお、同図(b)の説明については、連写判定部161による連写の判定以外は図4の説明と略同様のものであるため、ここでの説明を省略する。
ここで、連写判定部161による単写の判定について、図11において説明した連写の判定と比較しながら簡単に説明する。半押しタイミングB31から全押しタイミングB32までの期間において、連写判定部161は、像倍率が閾値を超えているものの、撮像装置300が固定されていないと解析する。そして、連写判定部161は、単写を示す連写判定情報を、レンズ駆動量生成部171および撮像部181に供給する。続いて、シャッターボタンが全押しされる(全押しタイミングB32)と、1枚の画像(撮像画像451)が単写で生成される。
このように、撮像装置300は、像倍率が閾値を超えていても撮像装置が固定されていない場合には単写を行い、1枚の撮像画像を生成する。
[撮像装置の動作例]
次に、本発明の第2の実施の形態における撮像装置300の動作について図面を参照して説明する。
図13は、本発明の第2の実施の形態における撮像装置300による撮像処理手順例を示すフローチャートである。この処理手順は、図8の変形例であり、撮像装置が三脚により固定されているか否かに応じて撮像処理を変更する点が異なる。また、この点以外については、図8と同一であるため、図8と共通する部分については、同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
像倍率が一定の条件(閾値を超える大きさ)を満たすと判定された後に(ステップS906)、撮像装置が固定されているか否かが、装置固定情報に基づいて連写判定部161により判定される(ステップS931)。そして、撮像装置が固定されていないと判定された場合には(ステップS931)、ステップS907に進む。
一方、撮像装置が固定されていると判定された場合には(ステップS931)、ステップS909に進む。
このように、本発明の第2の実施の形態によれば、被写体を連写で撮像するか否かを、像倍率および撮像装置の固定状況に基づいて自動的に判定することができる。これにより、連写に起因するユーザへの影響(ユーザが驚いてカメラを動かす等)を軽減することができる。
<3.第3の実施の形態>
本発明の第2の実施の形態では、被写体を連写で撮像するか否かを、三脚による固定の有無および像倍率に基づいて自動的に判定する例について説明した。なお、第1および第2の実施の形態の例においては、シャッタスピードが遅い場合(露光時間が長い場合)において連写すると、被写体ブレが発生してボヤけた撮像画像を複数生成することになり、無駄な撮像を繰り返すことになる。
そこで、本発明の第3の実施の形態では、シャッタスピード(露光時間)に応じて連写を設定することができる撮像装置の例について、図14および図15を参照して説明する。
[撮像装置の機能構成例]
図14は、本発明の第3の実施の形態における撮像装置500の機能構成例を示すブロック図である。
この撮像装置500は、図1において示した撮像装置100の連写判定部160に代えて、連写判定部162を備える。さらに、撮像装置500は、露出算出部510を備える。この図14では、連写判定部162および露出算出部510に着目して説明する。
また、同図では、レンズ駆動部172は露出算出部510から供給される絞り値に関する情報に基づいて、絞りを制御することを想定する。また、撮像部181は、露出算出部510から供給されるシャッタスピードに関する情報に基づいてシャッタスピードを制御することを想定する。
露出算出部510は、被写体からの入射光および撮像素子の感度の設定に基づいて、シャッタスピードおよび絞り値を算出するものである。この露出算出部510は、算出した絞り値に関する情報をレンズ駆動部172に供給する。また、露出算出部510は、算出したシャッタスピードに関する情報(シャッタスピード情報)を、連写判定部162および撮像部181に供給する。
連写判定部162は、図1において示した連写判定部160と同様に、複数の枚数の画像を連写するか否かを判定するものである。この連写判定部162は、制御部125から連写判定開始情報が供給された場合には、像倍率算出部140から供給された像倍率情報および露出算出部510から供給されたシャッタスピード情報に基づいて、連写するか否か判断する。例えば、連写判定部162は、像倍率情報により特定される像倍率が像倍率の閾値を超えているとともに、シャッタスピード情報が示すシャッタスピードがシャッタスピードの閾値を超えていない場合(シャッタスピードが速い場合)には、連写すると判断する。また、像倍率が閾値を超えていて、シャッタスピードも閾値を超えていえる場合(シャッタスピードが遅い場合)には、単写すると判定する。また、像倍率が閾値を超えていない場合には、単写すると判定する。連写判定部162は、判定結果を示す連写判定情報を、レンズ駆動量生成部171および撮像部181に供給する。
[撮像装置の動作例]
次に、本発明の第3の実施の形態における撮像装置500の動作について図面を参照して説明する。
図15は、本発明の第3の実施の形態における撮像装置500による撮像処理手順例を示すフローチャートである。この処理手順は、図8の変形例であり、シャッタスピードが閾値を超えているか否かに応じて撮像処理を変更する点が異なる。また、この点以外については、図8と同一であるため、図8と共通する部分については、同一の符号を付してこれらの説明の一部を省略する。
像倍率が一定の条件(閾値を超える大きさ)を満たすと判定された後に(ステップS906)、シャッタスピードが一定の条件(閾値よりも小さい)を満たしているか否かが、連写判定部162により判定される(ステップS941)。そして、一定の条件を満たしていない(閾値を超えている)と判断された場合には(ステップS941)、ステップS907に進む。
一方、一定の条件を満たしている(閾値よりも小さい)と判定された場合には(ステップS941)、ステップS909に進む。
このように、本発明の第3の実施の形態によれば、被写体を連写で撮像するか否かを、像倍率およびシャッタスピードに基づいて自動的に判定することができる。これにより、例えば、手ブレが起こるような遅いシャッタスピードで撮像する場合(例えば、手ブレの警告アイコンが表示部186に表示される)においては、単写により被写体を撮像することができる。
このように、本発明の実施の形態では、位相差検出方式を用いて合焦状態が良好な画像を選択することができる。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、本発明の実施の形態において明示したように、本発明の実施の形態における事項と、特許請求の範囲における発明特定事項とはそれぞれ対応関係を有する。同様に、特許請求の範囲における発明特定事項と、これと同一名称を付した本発明の実施の形態における事項とはそれぞれ対応関係を有する。ただし、本発明は実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において実施の形態に種々の変形を施すことにより具現化することができる。
また、本発明の実施の形態において説明した処理手順は、これら一連の手順を有する方法として捉えてもよく、また、これら一連の手順をコンピュータに実行させるためのプログラム乃至そのプログラムを記憶する記録媒体として捉えてもよい。この記録媒体として、例えば、CD(Compact Disc)、MD(MiniDisc)、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリカード、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))等を用いることができる。
100 撮像装置
110 鏡筒
111 ズームレンズ
112 フォーカスレンズ
120 操作受付部
125 制御部
130 合焦判定部
140 像倍率算出部
160、161、162 連写判定部
171 レンズ駆動量生成部
172 レンズ駆動部
181 撮像部
182 画像信号処理部
183 記録制御部
184 記録部
185 表示制御部
186 表示部
190 画像選択部

Claims (10)

  1. 時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により生成された複数の画像であって、前記複数の画像の各々を生成する際における分割された被写体の像の間のズレ量に基づいて検出されたフォーカスのズレ量が画像ごとに関連付けられている複数の画像を入力する入力部と、
    前記複数の画像のうちからフォーカスのズレ量が最も小さい画像を選択する選択部と
    を具備する画像処理装置。
  2. 前記フォーカスのズレ量を、位相差検出による焦点検出により算出するズレ量算出部をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  3. 被写体を撮像して画像を生成する撮像部と、
    前記フォーカスのズレ量に基づいてフォーカスを制御するフォーカス制御部と、
    前記連写撮像動作により複数の画像が生成される際には、当該複数の画像の撮像動作開始から撮像動作終了までの期間における前記フォーカス制御を停止させる制御部と
    をさらに具備する請求項2記載の画像処理装置。
  4. 被写体を撮像して画像を生成する撮像部と、
    焦点距離と被写体距離とに基づいて像倍率を算出する像倍率算出部と、
    前記算出された像倍率が一定の条件を満たす場合には、撮像モードとして、前記連写撮像動作を行う連写モードを設定する設定部と
    をさらに具備する請求項1記載の画像処理装置。
  5. 前記設定部は、前記算出された像倍率が所定の像倍率を基準にして大きいことを前記一定の条件にして、前記連写モードを設定する請求項4記載の画像処理装置。
  6. 前記画像処理装置の固定の有無を判定する判定部をさらに具備し、
    前記設定部は、前記像倍率が前記一定の条件を満たすとともに、前記画像処理装置が固定されていることが判定された場合にのみ前記連写モードを設定する請求項4記載の画像処理装置。
  7. 前記設定部は、前記像倍率が前記一定の条件を満たすとともに、前記複数の画像を撮像する際のシャッタスピードが所定の速度を基準にして速い場合にのみ前記連写モードを設定する請求項4記載の画像処理装置。
  8. 被写体を撮像して画像を生成する撮像部と、
    焦点距離と被写体距離とに基づいて像倍率を算出する像倍率算出部と、
    前記算出された像倍率が一定の条件を満たす場合には、撮像のモードとして、時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により複数の画像を生成する連写モードを設定する設定部と
    を具備する撮像装置。
  9. 時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により生成された複数の画像であって、前記複数の画像の各々を生成する際における分割された被写体の像の間のズレ量に基づいて検出されたフォーカスのズレ量が画像ごとに関連付けられている複数の画像を入力する入力手順と、
    前記複数の画像のうちからフォーカスの合っている度合いが最も高い画像を、前記フォーカスのズレ量に基づいて選択する選択手順と
    を具備する画像処理方法。
  10. 時系列で連続する一連の画像を生成する連写撮像動作により生成された複数の画像であって、前記複数の画像の各々を生成する際における分割された被写体の像の間のズレ量に基づいて検出されたフォーカスのズレ量が画像ごとに関連付けられている複数の画像を入力する入力手順と、
    前記複数の画像のうちからフォーカスの合っている度合いが最も高い画像を、前記フォーカスのズレ量に基づいて選択する選択手順と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
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