JP2011249750A - コンデンサおよび電子装置 - Google Patents

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JP2011249750A JP2010217203A JP2010217203A JP2011249750A JP 2011249750 A JP2011249750 A JP 2011249750A JP 2010217203 A JP2010217203 A JP 2010217203A JP 2010217203 A JP2010217203 A JP 2010217203A JP 2011249750 A JP2011249750 A JP 2011249750A
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Abstract

【課題】 低ESL化できるコンデンサを提供する。
【解決手段】 複数の誘電体層2が積層されて成る、第1側面S1,第2側面S2を有している直方体状の積層体3と、積層体3の誘電体層2間に交互に配置された第1内部電極4,第2内部電極5と、第1側面S1にそれぞれ配置された第1外部電極6,第2外部電極7と、第2側面S2にそれぞれ配置された第3外部電極12,第4外部電極13と、積層体3上面に、第1外部電極6と第3外部電極12とを接続して配置された第1接続電極14と、積層体3上面に、第2外部電極7と第4外部電極13とを接続して配置された第2接続電極15と、第1内部電極4から引き出されて第1外部電極6,第3外部電極12に接続された第1引出部10,第3引出部16と、第2内部電極5から引き出されて第2外部電極7,第4外部電極13に接続された第2引出部11,第4引出部17とを具備しているコンデンサ1である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンデンサおよび電子装置に関するものである。
近年、携帯電話等の通信機器やパーソナルコンピュータ等の情報処理機器では、大量の情報を処理するために信号の高速化が進んでおり、使用されるCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)のクロック周波数も高周波化が進んでいるため、高調波の
ノイズが発生しやすくなっている。また、前述の情報処理機器の周辺の機器および回路等による外来ノイズ等も存在することから、CPUへ供給される電圧には、ノイズが多く含まれやすくなっている。
また、CPU等に電圧を供給するための電源ラインやグラウンドにインピーダンスが存在するので、CPU等に供給される電圧にノイズが含まれている場合には、電源ラインでの電圧変動が生じ、CPU等に安定した電圧が供給されなくなる。よって、CPU等が搭載されている回路の動作が不安定になったり、CPU等に電圧を供給している回路を経由して他の回路間の干渉が起こったり、発振を起こしたりする問題点があった。
そこで、通常、電源ラインおよびグラウンドの間には、デカップリングコンデンサが接続されている。また、デカップリング効果を高めるためには、インピーダンス周波数特性の優れたコンデンサを用いることが有効である。この点で、積層セラミックコンデンサは、電解コンデンサに比べて、ESR(Equivalent Series Resistance:等価直列抵抗)が小さいく、また、ESL(Equivalent Series Inductance(L):等価直列インダクタンス
)も小さい。従って、積層セラミックコンデンサは電解コンデンサに比べてデカップリングコンデンサに適している。なぜなら、積層セラミックコンデンサは電解コンデンサに比べてESLが小さいので、電源ラインやグラウンドに存在するインピーダンスを低下させることができるので、電圧変動を生じさせないことができるからである。また、コンデンサのESLが小さい場合には、広い周波数帯域にわたってノイズ吸収効果に優れているからである。
また、さらにコンデンサのデカップリング効果を高めるためには、ESLをより低減させる必要がある。
これに関して、特許文献1に記載されたコンデンサは、積層された複数の絶縁体層をもって構成された積層体と、積層体の内部に配置された内部電極と、積層体の外表面上に配置されかつ内部電極と電気的に接続された端子電極とを備えていることが開示されている。
特開2008−192808号公報
ところで、特許文献1に開示されたようなコンデンサは、多層回路基板に内蔵されることによって、電子装置を構成していてもよい。
以下、そのような例の電子装置の構成を示す。
電子装置は、前述したように、多層回路基板とコンデンサとを含む。多層回路基板は、絶縁基体と、内部導体と、貫通導体とを含む。絶縁基体は、複数の絶縁体層が積層されて成る。内部導体は、複数の絶縁体層の層間に配置される。貫通導体は、複数の絶縁体層の異なる層間に配置された内部導体同士を電気的に接続するように絶縁体層を貫通して形成される。多層回路基板は、第1多層回路ブロックと、第2多層回路ブロックと、第3多層回路ブロックとから成る。第1多層回路ブロックには、四角形状の貫通孔が形成される。第2多層回路ブロックは、第1多層回路ブロックの下側に配置される。第3多層回路ブロックは、第1多層回路ブロックの上側に配置される。第3多層回路ブロックは、その第1主面である下面に接続パッドが配置される。コンデンサは、多層回路基板の貫通孔に収容される。コンデンサの端子電極は、積層体の第1主面まで延びる上側部分を有する。端子電極の上側部分は、接続パッドに接続されている。
しかしながら、一方の接続パッドに接続されている一方の端子電極から、コンデンサの内部に流入した電流は、他方の接続パッドに接続されている他方の端子電極から、コンデンサの外部に流出される。よって、電流の経路長が長くなるので、ESLが大きくなってしまうという問題点があった。
本発明は、以上のような従来の技術における問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、低ESL化の要求を満たすコンデンサおよび電子装置を提供することにある。
本発明のコンデンサは、積層体と、第1内部電極および第2内部電極と、第1外部電極および第2外部電極と、第3外部電極および第4外部電極と、第1接続電極と、第2接続電極と、第1引出部および第3引出部と、第2引出部および第4引出部とを具備している。この積層体は、複数の誘電体層が積層されて成り、第1側面および第1側面の反対側に位置する第2側面を有しており、直方体状である。この第1内部電極および第2内部電極は、前記積層体の誘電体層間に交互に配置されている。この第1外部電極および第2外部電極は、前記第1側面にそれぞれ前記積層体の積層方向に帯状に配置されている。この第3外部電極および第4外部電極は、前記第2側面にそれぞれ前記積層体の積層方向に帯状に配置されている。この第1接続電極は、前記積層体の上面に、前記第1外部電極と前記第3外部電極とを接続して帯状に配置されている。この第2接続電極は、前記積層体の上面に、前記第2外部電極と前記第4外部電極とを接続して前記第1接続電極とは離間して帯状に配置されている。この第1引出部および第3引出部は、前記第1内部電極から前記第1側面および前記第2側面にそれぞれ引き出されて前記第1外部電極および前記第3外部電極に接続されている。この第2引出部および第4引出部は、前記第2内部電極から前記第1側面および前記第2側面にそれぞれ引き出されて前記第2外部電極および前記第4外部電極に接続されている。これを本発明の第1のコンデンサとする。
本発明のコンデンサは、積層体と、第1内部電極および第2内部電極と、第1外部電極および第2外部電極と、第3外部電極および第4外部電極と、第1接続電極と、第2接続電極と、第1引出部および第3引出部と、第2引出部および第4引出部とを具備している。この積層体は、複数の誘電体層が積層されて成り、直方体状である。この第1内部電極および第2内部電極は、前記積層体の前記誘電体層間に交互に配置されている。この第1外部電極および第2外部電極は、前記積層体の同一の側面にそれぞれ前記積層体の積層方向に帯状に配置されている。この第3外部電極および第4外部電極は、前記積層体の同一の側面にそれぞれ前記積層体の積層方向に帯状に配置されている。この第1接続電極は、前記積層体の上面に前記第1外部電極と前記第3外部電極とを接続して前記第2外部電極および前記第4外部電極とは離間して帯状に配置されている。この第2接続電極は、前記積層体の下面に前記第2外部電極と前記第4外部電極とを接続して前記第1外部電極およ
び前記第3外部電極とは離間して帯状に配置されている。この第1引出部および第3引出部は、前記第1内部電極から引き出されて前記第1外部電極および前記第3外部電極にそれぞれ接続されている。この第2引出部および第4引出部は、前記第2内部電極から引き出されて前記第2外部電極および前記第4外部電極にそれぞれ接続されている。これを本発明の第2のコンデンサとする。
また、本発明のコンデンサは、上記構成において、前記第1内部電極から引き出されて前記第1外部電極および前記第3外部電極にそれぞれ接続された第1引出部および第3引出部と、前記第2内部電極から引き出されて前記第2外部電極および前記第4外部電極にそれぞれ接続された第2引出部および第4引出部とを具備していることを特徴とするものである。
本発明の電子装置は、複数の絶縁体層が積層されて成る絶縁基体、複数の前記絶縁体層の層間に形成された内部導体、および複数の前記絶縁体層の異なる層間に形成された前記内部導体同士を電気的に接続するように前記絶縁体層を貫通して形成された貫通導体を含む多層回路基板であって、四角形状の貫通孔が形成された第1多層回路ブロック、該第1多層回路ブロックの第1主面に配置された第2多層回路ブロック、および前記第1多層回路ブロックの第2主面に配置される第3多層回路ブロックであって、その第1主面において前記貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第3多層回路ブロックから成る多層回路基板と、該多層回路基板の前記貫通孔に収容された請求項1に記載のコンデンサとを含み、前記コンデンサの第1接続電極および第2接続電極はそれぞれ第3多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されていることを特徴とするものである。
本発明の電子装置は、複数の絶縁体層が積層されて成る絶縁基体、複数の前記絶縁体層の層間に形成された内部導体、および複数の前記絶縁体層の異なる層間に形成された前記内部導体同士を電気的に接続するように前記絶縁体層を貫通して形成された貫通導体を含む多層回路基板であって、四角形状の貫通孔が形成された第1多層回路ブロック、該第1多層回路ブロックの第1主面に配置された第2多層回路ブロックであって、その第1主面において前記貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第2多層回路ブロック、および前記第1多層回路ブロックの第2主面に配置される第3多層回路ブロックであって、その第1主面において前記貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第3多層回路ブロックから成る多層回路基板と、該多層回路基板の前記貫通孔に収容された請求項2に記載のコンデンサとを含み、前記コンデンサの第1接続電極は第3多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されており、前記コンデンサの第2接続電極は第2多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されていることを特徴とするものである。
本発明の第1のコンデンサによれば、複数の誘電体層が積層されて成る、第1側面および第1側面の反対側に位置する第2側面を有している直方体状の積層体と、積層体の誘電体層間に交互に配置された第1内部電極および第2内部電極と、第1側面にそれぞれ積層体の積層方向に帯状に配置された第1外部電極および第2外部電極と、第2側面にそれぞれ積層体の積層方向に帯状に配置された第3外部電極および第4外部電極と、積層体の上面に、第1外部電極と第3外部電極とを接続して帯状に配置された第1接続電極と、積層体の上面に、第2外部電極と第4外部電極とを接続して第1接続電極とは離間して帯状に配置された第2接続電極と、第1内部電極から第1側面および第2側面にそれぞれ引き出されて第1外部電極および第3外部電極に接続された第1引出部および第3引出部と、第2内部電極から第1側面および第2側面にそれぞれ引き出されて第2外部電極および第4外部電極に接続された第2引出部および第4引出部とを具備していることから、第1外部電極および第2外部電極は同一の側面に配置されているので、第1外部電極と第2外部電極との間隔は近接していることとなり、第1外部電極を経て積層体内部の第1内部電極に
流入した電流は、すぐに、第2内部電極から第2外部電極を経て積層体外部へ流れていくこととなる。また、第3外部電極および第4外部電極も同一の側面に配置されているので、第3外部電極と第4外部電極との間隔は近接していることとなり、第3外部電極を経て積層体内部の第1内部電極に流入した電流は、すぐに、第2内部電極から第4外部電極を経て積層体外部へ流れていくこととなる。従って、積層体内部における電流の経路長が短くなる。その結果、コンデンサの低ESL化を図ることが可能となる。
また、第1外部電極を経て積層体内部に流入する電流と、第2外部電極を経て積層体外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、また、第3外部電極を経て積層体内部に流入する電流と、第4外部電極を経て積層体外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、コンデンサの低ESL化を図ることができる。
また、第1接続電極に入力された電流が、第1外部電極および第3外部電極にそれぞれ分流することによって、コンデンサの低ESL化を図ることができる。また、第2接続電極に流入する電流は、第2外部電極から流入する電流と、第4外部電極から流入する電流とで、それぞれ分流されていたので、コンデンサの低ESL化を図ることができる。
本発明の第2のコンデンサによれば、複数の誘電体層が積層されて成る直方体状の積層体と、積層体の誘電体層間に交互に配置された第1内部電極および第2内部電極と、積層体の同一の側面にそれぞれ積層体の積層方向に帯状に配置された第1外部電極および第2外部電極と、積層体の同一の側面にそれぞれ積層体の積層方向に帯状に配置された第3外部電極および第4外部電極と、積層体の上面に第1外部電極と第3外部電極とを接続して第2外部電極および第4外部電極とは離間して帯状に配置された第1接続電極と、積層体の下面に第2外部電極と第4外部電極とを接続して第1外部電極および第3外部電極とは離間して帯状に配置された第2接続電極と、第1内部電極から引き出されて第1外部電極および第3外部電極にそれぞれ接続された第1引出部および第3引出部と、第2内部電極から引き出されて第2外部電極および第4外部電極にそれぞれ接続された第2引出部および第4引出部とを具備していることから、第1外部電極および第2外部電極は同一の側面に配置されているので、第1外部電極と第2外部電極との間隔は近接していることとなり、第1外部電極を経て積層体内部の第1内部電極に流入した電流は、すぐに、第2内部電極から第2外部電極を経て積層体外部へ流れていくこととなる。また、第3外部電極および第4外部電極は同一の側面に配置されているので、第3外部電極と第4外部電極との間隔は近接していることとなり、第3外部電極を経て積層体内部の第1内部電極に流入した電流は、すぐに、第2内部電極から第4外部電極を経て積層体外部へ流れていくこととなる。従って、積層体内部における電流の経路長が短くなる。その結果、コンデンサの低ESL化を図ることが可能となる。
また、第1外部電極を経て積層体内部に流入する電流と、第2外部電極を経て積層体外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、また、第3外部電極を経て積層体内部に流入する電流と、第4外部電極を経て積層体外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、コンデンサの低ESL化を図ることができる。
また、第1接続電極に入力された電流が、第1外部電極および第3外部電極にそれぞれ分流することによって、コンデンサの低ESL化を図ることができる。また、第2接続電極に流入する電流は、第2外部電極から流入する電流と、第4外部電極から流入する電流とで、それぞれ分流されていたので、コンデンサの低ESL化を図ることができる。
本発明の第1の電子装置は、複数の絶縁体層が積層されて成る絶縁基体、複数の絶縁体層の層間に形成された内部導体、および複数の絶縁体層の異なる層間に形成された内部導体同士を電気的に接続するように絶縁体層を貫通して形成された貫通導体を含む多層回路基板であって、四角形状の貫通孔が形成された第1多層回路ブロック、第1多層回路ブロックの第1主面に配置された第2多層回路ブロック、および第1多層回路ブロックの第2主面に配置される第3多層回路ブロックであって、その第1主面において貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第3多層回路ブロックから成る多層回路基板と、多層回路基板の貫通孔に収容された本発明のコンデンサとを含み、コンデンサの第1接続電極および第2接続電極はそれぞれ第3多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されていることから、多層回路基板の上表面に実装する部品点数を減少できるため、多層回路基板の上表面の省スペース化が図れる。
本発明の第2の電子装置は、複数の絶縁体層が積層されて成る絶縁基体、複数の絶縁体層の層間に形成された内部導体、および複数の絶縁体層の異なる層間に形成された内部導体同士を電気的に接続するように絶縁体層を貫通して形成された貫通導体を含む多層回路基板であって、四角形状の貫通孔が形成された第1多層回路ブロック、第1多層回路ブロックの第1主面に配置された第2多層回路ブロックであって、その第1主面において貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第2多層回路ブロック、および第1多層回路ブロックの第2主面に配置される第3多層回路ブロックであって、その第1主面において貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第3多層回路ブロックから成る多層回路基板と、多層回路基板の貫通孔に収容された本発明のコンデンサとを含み、コンデンサの第1接続電極は第3多層回路ブロックの貫通導体に接続されており、コンデンサの第2接続電極は第2多層回路ブロックの貫通導体に接続されていることから、多層回路基板の上表面に実装する部品点数を減少できるため、多層回路基板の上表面の省スペース化が図れる。
(a)は本発明のコンデンサの実施の形態の一例を示す外観斜視図であり、(b)は(a)のコンデンサの上面図であり、(c)は(b)のX−X線における断面図である。 (a)は図1に示すコンデンサの第1内部電極が配置された誘電体層の上面図であり、(b)は図1に示すコンデンサの第2内部電極が配置された誘電体層の上面図である。 図1に示すコンデンサが内蔵された電子装置の一例を示す断面図である。 (a)は本発明のコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、(b)は(a)のコンデンサの上面図であり、(c)は(b)のX−X線における断面図である。 (a)は図4に示すコンデンサの第1内部電極が配置された誘電体層の上面図であり、(b)は図4に示すコンデンサの第2内部電極が配置された誘電体層の上面図である。 図4に示すコンデンサが内蔵された電子装置の他の例を示す断面図である。 (a)は図1に示すコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、(b)は(a)のコンデンサの上面図である。 (a)は図4に示すコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、(b)は(a)のコンデンサの上面図である。 (a)は図4に示すコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、(b)は(a)のコンデンサの上面図である。 図9に示すコンデンサが内蔵された電子装置の他の例を示す断面図である。 図7に示すコンデンサが内蔵された電子装置の他の例を示す断面図である。
以下、本発明のコンデンサの実施の形態の例を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1(a)は本発明のコンデンサの実施の形態の一例を示す外観斜視図であり、図1(b)は図1(a)のコンデンサの上面図であり、図1(c)は図1(b)のX−X線における断面図である。また、図2(a)は図1に示すコンデンサの第1内部電極が配置された誘電体層の上面図であり、図2(b)は図1に示すコンデンサの第2内部電極が配置された誘電体層の上面図である。なお、図1および図2に示す例のコンデンサは、本発明の第1のコンデンサの例である。
本例のコンデンサ1は、複数の誘電体層2が積層されて成る、第1側面S1および第1側面S1の反対側に位置する第2側面S2を有している直方体状の積層体3と、積層体3の誘電体層2間に交互に配置された第1内部電極4および第2内部電極5と、第1側面S1にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置された第1外部電極6および第2外部電極7と、第2側面S2にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置された第3外部電極12および第4外部電極13と、積層体3の上面に、第1外部電極6と第3外部電極12とを接続して帯状に配置された第1接続電極14と、積層体3の上面に、第2外部電極7と第4外部電極13とを接続して第1接続電極12とは離間して帯状に配置された第2接続電極15と、第1内部電極4から第1側面S1および第2側面S2にそれぞれ引き出されて第1外部電極6および第3外部電極12に接続された第1引出部10および第3引出部16と、第2内部電極5から第1側面S1および第2側面S2にそれぞれ引き出されて第2外部電極7および第4外部電極13に接続された第2引出部11および第4引出部17とを具備している。
このような構成により、第1外部電極6および第2外部電極7は、同一の側面に配置されているので、第1外部電極6と第2外部電極7との間隔は近接していることとなり、第1外部電極6を経て積層体3内部の第1内部電極4に流入した電流は、すぐに、第2内部電極5から第2外部電極7を経て積層体3外部へ流れていくこととなる。また、第3外部電極12おおび第4外部電極13は、同一の側面に配置されているので、第3外部電極12と第4外部電極13との間隔は近接していることとなり、第3外部電極12を経て積層体3内部の第1内部電極4に流入した電流は、すぐに、第2内部電極5から第4外部電極13を経て積層体3外部へ流れていくこととなる。従って、積層体3内部における電流の経路長が短くなる。その結果、コンデンサ1の低ESL化を図ることが可能となる。
また、第1外部電極6を経て積層体3内部に流入する電流と、第2外部電極7を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなる。また、第3外部電極12を経て積層体3内部に流入する電流と、第4外部電極13を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。
また、第1接続電極14に入力された電流が、第1外部電極6および第3外部電極12にそれぞれ分流することによって、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。また、第2接続電極15に流入する電流は、第2外部電極7から流入する電流と、第4外部電極13から流入する電流とで、それぞれ分流されていたので、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。
また、本発明の第1のコンデンサ1によれば、積層体3の内部において、積層体3の側
面付近まで面積を広くして、第1内部電極4および第2内部電極5を配置することができるので、コンデンサ1の静電容量を大きくすることができる。従って、本発明のコンデンサ1は、前述したように、低ESL化を図ることができることに加えて、静電容量を大きくすることができるので、広い周波数帯域にわたってノイズを除去することができる。
積層体3は、1層当たり1〜5μmの厚みに形成された矩形状の複数の誘電体層2を、例えば20〜400層積層して成る直方体状の誘電体ブロックである。
また、積層体3の寸法は、例えば、図1(b)におけるコンデンサ1の上下方向を縦とし、図1(b)におけるコンデンサ1の左右方向を横とした場合に、縦が0.3〜6mmで
、横が0.3〜6mmである。
誘電体層2の材料としては、例えば、チタン酸バリウム,チタン酸カルシウム,チタン酸ストロンチウム等の比較的誘電率が高いセラミックスを主成分とする誘電体材料を用いる。
また、図1および図2に示す例のコンデンサ1における第1側面をS1とし、第1側面と対向する第2側面をS2とし、第3側面をS3とし、第3側面と対向する第4側面をS4とする。
第1内部電極4および第2内部電極5は、積層体3の誘電体層2間に交互に配置されている。これら第1内部電極4および第2内部電極5は、10〜200層ずつ配置されており、
その材料としては、例えばニッケル,銅,銀またはパラジウム等の金属を主成分とする導体材料が用いられ、0.5〜2μmの厚みでそれぞれ形成されている。
また、第1内部電極4および第2内部電極5の寸法は、例えば、図1(b)におけるコンデンサ1の上下方向を縦とし、図1(b)におけるコンデンサ1の左右方向を横とした場合に、縦が0.2〜5.8mmで、横が0.2〜5.8mmである。
また、第1内部電極4および第2内部電極5の縦および横の寸法は、誘電体層2の寸法より小さいものとする。これによって、第1内部電極4および第2内部電極5は、積層体3の側面に露出しないので、外部との絶縁性を保つことができる。第1内部電極4および第2内部電極5と誘電体層2との寸法差は、例えば、縦および横でそれぞれ0.05〜0.6m
mである。
第1外部電極6および第2外部電極7は、第1側面S1にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置されている。
第3外部電極12および第4外部電極13は、第2側面S2にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置されている。
このとき、第1外部電極6および第2外部電極7は、同一の側面に配置されているので、第1外部電極6と第2外部電極7との間隔は近接していることとなり、第1外部電極6を経て積層体3内部の第1内部電極4に流入した電流は、すぐに、第2内部電極5から第2外部電極7を経て積層体3外部へ流れていくこととなる。また、第3外部電極12おおび第4外部電極13は、同一の側面に配置されているので、第3外部電極12と第4外部電極13との間隔は近接していることとなり、第3外部電極12を経て積層体3内部の第1内部電極4に流入した電流は、すぐに、第2内部電極5から第4外部電極13を経て積層体3外部へ流れていくこととなる。従って、積層体3内部における電流の経路長が短くなる。その結果、コンデンサ1の低ESL化を図ることが可能となる。
また、第1外部電極6を経て積層体3内部に流入する電流と、第2外部電極7を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなる。また、第3外部電極12を経て積層体3内部に流入する電流と、第4外部電極13を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。
図2(a)および(b)に示すように、第1外部電極6および第3外部電極12は第1内部電極4に接続されており、第2外部電極7および第4外部電極13は第2内部電極5に接続されている。
第1〜第4外部電極6,7,12,13は、例えばニッケル,銅,銀またはパラジウム等の金属を主成分とする導体材料が用いられ、5〜20μmの厚みでそれぞれ形成されている。
また、第1外部電極6および第2外部電極7の寸法は例えば、積層体3の積層方向に、0.05〜0.52mmであり、幅が0.05〜0.3mmである。
また、第1外部電極6と第2外部電極7との間隔が近接しているとは、第1外部電極6のうち最も第2外部電極7に近い部分と、第2外部電極7のうち最も第1外部電極6に近い部分との間隔が、例えば、上面視で0.05〜0.3mmであることをいう。
また、第3外部電極12と第4外部電極13との間隔が近接しているとは、第3外部電極12のうち最も第4外部電極13に近い部分と、第4外部電極13のうち最も第3外部電極12に近い部分との間隔が、例えば、上面視で0.05〜0.3mmであることをいう。
第1接続電極14は、積層体3の上面に、第1外部電極6と第3外部電極12とを接続して帯状に配置されている。
第2接続電極15は、積層体3の上面に、第2外部電極7と第4外部電極13とを接続して第1接続電極12とは離間して帯状に配置されている。
このとき、第1接続電極14に入力された電流が、第1外部電極6および第3外部電極12にそれぞれ分流することによって、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。また、第2接続電極15に流入する電流は、第2外部電極7から流入する電流と、第4外部電極13から流入する電流とで、それぞれ分流されていたので、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。
また、これら第1接続電極14および第2接続電極15の材料としては、例えばニッケル,銅,銀またはパラジウム等の金属を主成分とする導体材料が用いられ、5〜20μmの厚みでそれぞれ形成されている。
また、第1接続電極14および第2接続電極15の寸法は、例えば、図1(b)におけるコンデンサ1の上下方向を縦とし、図1(b)におけるコンデンサ1の左右方向を横とした場合に、縦が0.05〜2mmで、横が0.3〜3mmである。また、高さは0.05〜2.9mmである。
これらの第1接続電極14および第2接続電極15は、コンデンサ1に電流を入力するための入力端子として機能する。なお、第1接続電極14および第2接続電極15の電位はそれぞれ異なるため、両者は互いに離間させて配置する。具体的には、第1接続電極14および第
2接続電極15の間隔は0.5〜1mmである。
第1引出部10および第3引出部16は、第1内部電極4から第1側面S1および第2側面S2にそれぞれ引き出されて第1外部電極6および第3外部電極12に接続されている。
第2引出部11および第4引出部17は、第2内部電極5から第1側面S1および第2側面S2にそれぞれ引き出されて第2外部電極7および第4外部電極13に接続されている。
図2(a)および(b)に示す例においては、第1内部電極4および第2内部電極5は、第1側面S1側に、それぞれ第1引出部10および第2引出部11が配置されており、第2側面S2側に、それぞれ第3引出部16および第4引出部17が配置されている。
第1引出部10および第2引出部11は、それぞれ第1内部電極5および第2内部電極6から第1側面S1までの長さが、例えば、0.05〜0.3mmで、例えば、幅が0.05〜0.4mmである。
第3引出部16および第4引出部17は、それぞれ第1内部電極5および第2内部電極6から第2側面S2までの長さが、例えば、0.05〜0.3mmで、幅が例えば、0.05〜0.4mmである。
また、図3を用いて、本発明の第1のコンデンサ1を多層回路基板に内蔵した構成の電子装置についての効果について、以下に説明する。図3は、図1に示すコンデンサが内蔵された電子装置の一例を示す断面図である。なお、図3に示したコンデンサ1は、図1(b)のY−Y線における断面図である。
図3に示すように、電子装置51は、多層回路基板18とコンデンサ1とを含む。多層回路基板18は、絶縁基体19と、内部導体20と、貫通導体22とを含む。絶縁基体19は、複数の絶縁体層23が積層されて成る。内部導体20は、複数の絶縁体層23の層間に配置される。貫通導体22は、複数の絶縁体層23の異なる層間に配置された内部導体20同士を電気的に接続するように絶縁体層23を貫通して形成される。多層回路基板18は、第1多層回路ブロック18aと、第2多層回路ブロック18bと、第3多層回路ブロック18cとから成る。第1多層回路ブロック18aには、四角形状の貫通孔24が形成される。第2多層回路ブロック18bは、第1多層回路ブロック18aの下側に配置される。第3多層回路ブロック18cは、第1多層回路ブロック18aの上側に配置される。第3多層回路ブロック18cは、その下面に貫通導体22が露出している。コンデンサ1は、多層回路基板18の貫通孔24に収容される。コンデンサ1の第1接続電極14および第2接続電極15は、露出した貫通導体22にそれぞれ接続されている。
このような構成の場合には、露出した貫通導体22とコンデンサ1とを電気的に接続する際に、第1〜第4外部電極6,7,12,13を複数の貫通導体22の配置にそれぞれ合わせるようにコンデンサ1を貫通孔24に配置しなくとも、複数の貫通導体22のうちいずれか2つが第1接続電極14および第2接続電極15のそれぞれに接続されていれば良いため、コンデンサ1の外部電極の配置の自由度が向上する。従って、外部電極同士の配置を近接させれば、より低インダクタンスとすることができるし、また、外部電極同士の配置を近接させれば、より小型なコンデンサ1を提供することができるようになるため好ましい。
また、図3に示すように、コンデンサ1を多層回路基板18の貫通孔24に収容することによって、多層回路基板18の上表面に実装する部品点数を減少できるため、多層回路基板18の上表面の省スペース化が図れるため好ましい。また、コンデンサ1を多層回路基板18の上表面に実装する場合と比較して、コンデンサ1に外部の衝撃等が加わることを抑制する
ことができるため好ましい。
また、コンデンサ1を貫通孔24内に強固に固定するために、コンデンサ1を収容した後の貫通孔24内に絶縁性の樹脂を流し込み、コンデンサ1を封止することが好ましい。また、コンデンサ1の厚みを貫通孔24の高さより、わずかに大きく設定しておくことによって、コンデンサ1は上下に挟持されるように固定される。よって、コンデンサ1が貫通孔24内に強固に固定されるため好ましい。コンデンサ1の厚みを貫通孔24の高さより、わずかに大きく設定しておけば、貫通導体22とコンデンサ1の第1接続電極14が非接触になることも防ぐことができるので好ましい。
以下に、電子装置51の製造方法の例を示す。まず、絶縁体層23を形成するため、APPE(アリル化ポリフェニレンエーテル)樹脂、エポキシ系樹脂、およびシアネート系樹脂等の群の熱硬化性樹脂と、二酸化ケイ素、シリカ、アルミナ等の無機質フィラーとの混合材料からなる厚さ50〜150μmの未硬化状態の絶縁シートを作製する。より詳細には、ま
ず、前述した無機質フィラーに熱硬化性樹脂を無機質フィラーが17〜80体積%となるように溶媒とともに加えた混合物を得、この混合物を混練機(ニーダ)や3本ロール等の手段によって混合してペーストを製作する。そして、このペーストを圧延法や押し出し法・射出法・ドクターブレード法などのシート成形法を採用してシート状に成形した後、熱硬化性樹脂が完全硬化しない温度に加熱して乾燥することにより絶縁体層23となる絶縁シートが製作される。なお、ペーストは、好適には、熱硬化性樹脂と無機質フィラーとの複合材料に、トルエン、酢酸ブチル、メチルエチルケトン、メタノール、メチルセロソルブアセテート、イソプロピルアルコール、メチルイソブチルケトン、ジメチルホルムアミド等の溶媒を添加してなる所定の粘度を有する流動体であり、その粘度は、シート成形法にもよるが100〜3000ポイズが好ましい。
次に、この絶縁シートの表面に銅、金、銀、アルミニウム等から選ばれる1種または2種以上の金属箔を転写した後、レジスト塗布、露光、現像、エッチング、レジスト除去の工程によって、内部導体20を形成する。
次に、絶縁体層23となる絶縁シートに複数の貫通導体用の孔を炭酸ガスレーザー等のレーザ法や、パンチング法によって形成する。また、図3に示す、第1接続電極14および第2接続電極15に接続される貫通導体22用の孔は、第3多層回路ブロック18cとなる絶縁シートに形成する。
また、第1多層回路ブロック18aを作製する際には、コンデンサ1を収容するための四角形状の貫通孔24も形成する。
次に、絶縁シートにおける貫通導体22用の孔等に、銅、金、銀、アルミニウム、白金、パラジウム等から選ばれる1種または2種以上の金属粉末を含有する導電性ペーストを充填して、貫通導体22等を形成する。なお、貫通導体22は第3多層回路ブロック18cの下面に露出するものとする。
次に、こうして作製された絶縁シートを複数積層して、第1多層回路ブロック18a,第2多層回路ブロック18bおよび第3多層回路ブロック18cをそれぞれ作製する。その際、絶縁シートを複数積層して成る積層物を、150〜300℃および圧力0.5〜10MPaの条件で30分〜24時間加熱・加圧して、複数の絶縁シート同士を積層圧着する。なお、第1多層回
路ブロック18a、第2多層回路ブロック18b、第3多層回路ブロック18cは、それぞれ絶縁シートを複数枚積層するものである。
次に、第3多層回路ブロック18cの下面に露出した貫通導体22と、コンデンサ1の第1
接続電極14および第2接続電極15とをそれぞれ電気的に接続させるように、はんだによってコンデンサ1を、第3多層回路ブロック18cに実装する。
次に、このコンデンサ1を、四角形状の貫通孔24に収容するように第1多層回路ブロック18aを、第3多層回路ブロック18cの下側に配置する。
次に、第2多層回路ブロック18bを、第1多層回路ブロック18aの下側に配置して、コンデンサ1を貫通孔24の内部に完全に収容する。
しかる後に、第1多層回路ブロック18a,第2多層回路ブロック18bおよび第3多層回路ブロック18cを加熱・加圧することにより、それぞれを接続することによって、本発明の電子装置51を得ることができる。
なお、四角形状の貫通孔24の寸法は、図3における上下方向(絶縁体層23の積層方向)を高さとし、図3における左右方向を横とし、図3における奥行方向を縦とした場合に、高さが0.06〜3mmで、横が0.1〜3mmで、縦が0.4〜4mmであるものとする。
なお、第3多層回路ブロック18cの貫通導体22の直径は30〜100μmであるものとする
次に、本発明のコンデンサの実施の形態の他の例を、添付の図面を参照しつつ詳細に説明する。
図4(a)は本発明のコンデンサの実施の形態の一例を示す外観斜視図であり、図4(b)は図4(a)のコンデンサの上面図であり、図4(c)は図4(b)のX−X線における断面図である。また、図5(a)は図4に示すコンデンサの第1内部電極が配置された誘電体層の上面図であり、図5(b)は図4に示すコンデンサの第2内部電極が配置された誘電体層の上面図である。なお、図4および図5に示す例のコンデンサは、本発明の第2のコンデンサの例である。
本例のコンデンサ21は、複数の誘電体層2が積層されて成る直方体状の積層体3と、積層体3の誘電体層2間に交互に配置された第1内部電極4および第2内部電極5と、積層体3の同一の側面にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置された第1外部電極6および第2外部電極7と、積層体3の同一の側面にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置された第3外部電極12および第4外部電極13と、積層体3の上面に第1外部電極6と第3外部電極12とを接続して第2外部電極7および第4外部電極13とは離間して帯状に配置された第1接続電極14と、積層体3の下面に第2外部電極7と第4外部電極13とを接続して第1外部電極6および第3外部電極12とは離間して帯状に配置された第2接続電極15と、第1内部電極4から引き出されて第1外部電極6および第3外部電極12にそれぞれ接続された第1引出部10および第3引出部16と、第2内部電極5から引き出されて第2外部電極7および第4外部電極13にそれぞれ接続された第2引出部11および第4引出部17とを具備している。
このような構成により、第1外部電極6および第2外部電極7は、同一の側面に配置されているので、第1外部電極6と第2外部電極7との間隔は近接していることとなり、第1外部電極6を経て積層体3内部の第1内部電極4に流入した電流は、すぐに、第2内部電極5から第2外部電極7を経て積層体3外部へ流れていくこととなる。また、第3外部電極12おおび第4外部電極13は、同一の側面に配置されているので、第3外部電極12と第4外部電極13との間隔は近接していることとなり、第3外部電極12を経て積層体3内部の第1内部電極4に流入した電流は、すぐに、第2内部電極5から第4外部電極13を経て積
層体3外部へ流れていくこととなる。従って、積層体3内部における電流の経路長が短くなる。その結果、コンデンサ21の低ESL化を図ることが可能となる。
また、第1外部電極6を経て積層体3内部に流入する電流と、第2外部電極7を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなる。また、第3外部電極12を経て積層体3内部に流入する電流と、第4外部電極13を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、コンデンサ21の低ESL化を図ることができる。
また、第1接続電極14に入力された電流が、第1外部電極6および第3外部電極12にそれぞれ分流することによって、コンデンサ21の低ESL化を図ることができる。また、第2接続電極15に流入する電流は、第2外部電極7から流入する電流と、第4外部電極13から流入する電流とで、それぞれ分流されていたので、コンデンサ21の低ESL化を図ることができる。
また、本発明の第2のコンデンサ21によれば、積層体3の内部において、積層体3の側面付近まで面積を広くして、第1内部電極4および第2内部電極5を配置することができるので、コンデンサ21の静電容量を大きくすることができる。従って、本発明のコンデンサ21は、前述したように、低ESL化を図ることができることに加えて、静電容量を大きくすることができるので、広い周波数帯域にわたってノイズを除去することができる。
積層体3は、本発明の第1のコンデンサ1で使用されたものと同様の寸法および材料のものが用いられる。また、図4および図5に示す例のコンデンサ21における第1側面をS1とし、第1側面と対向する第2側面をS2とし、第3側面をS3とし、第3側面と対向する第4側面をS4とする。
第1内部電極4および第2内部電極5は、本発明の第1のコンデンサ1で使用されたものと同様の寸法および材料のものが用いられる。
第1外部電極6および第2外部電極7は、積層体3の同一の側面にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置されている。
第3外部電極12および第4外部電極13は、積層体3の同一の側面にそれぞれ積層体3の積層方向に帯状に配置されている。
図4(b)に示す例においては、第1外部電極6および第2外部電極7は、積層体3の第1側面S1に配置されており、第3外部電極12および第4外部電極13は、積層体3の第3側面S3に配置されている。
第1〜第4外部電極6,7,12,13の材料および寸法は、本発明の第1のコンデンサ1で使用された第1〜第4外部電極6,7,12,13と同様のものとする。
また、第1外部電極6および第2外部電極7の間隔は、本発明の第1のコンデンサ1で使用された第1外部電極6および第2外部電極7の間隔と同様のものである。
また、第3外部電極12および第4外部電極13の間隔は、本発明の第1のコンデンサ1で使用された第3外部電極12および第4外部電極13の間隔と同様のものとする。
第1接続電極14は、図4に示すように、積層体3の上面に第1外部電極6と第3外部電
極12とを接続して第2外部電極7および第4外部電極13とは離間して帯状に配置されている。
第1接続電極14の寸法は、例えば、図4(b)におけるコンデンサ21の上下方向を縦とし、図4(b)におけるコンデンサ21の左右方向を横とした場合に、第3側面S3から第4側面S4側に向かって延びている部分は、縦が0.5mmであり、横が0.25mmであり、
第1側面S1から第2側面S2側に向かって延びている部分は、縦が0.25mmであり、横が1mmである。
第2接続電極15は、図4に示すように、積層体3の下面に第2外部電極7と第4外部電極13とを接続して第1外部電極6および第3外部電極12とは離間して帯状に配置されている。
第2接続電極15の寸法は、例えば、図4(b)におけるコンデンサ21の上下方向を縦とし、図4(b)におけるコンデンサ21の左右方向を横とした場合に、第3側面S3から第4側面S4側に向かって延びている部分は、縦が0.75mmであり、横が0.25mmであり、第1側面S1から第2側面S2側に向かって延びている部分は、縦が0.25mmであり、横が0.5mmである。
これらの第1接続電極14および第2接続電極15は、コンデンサ21に電流を入力するための入力端子として機能する。なお、第1接続電極14および第2接続電極15の電位はそれぞれ異なるため、第1接続電極14は第2外部電極7および第4外部電極13とは離間しており、第2接続電極15は第1外部電極6および第3外部電極12とは離間して配置されている。
また、これら第1接続電極14および第2接続電極15の材料としては、例えばニッケル,銅,銀またはパラジウム等の金属を主成分とする導体材料が用いられ、5〜20μmの厚みでそれぞれ形成されている。
第1引出部10および第3引出部16は、第1内部電極4から引き出されて第1外部電極6および第3外部電極12にそれぞれ接続されている。
第2引出部11および第4引出部17は、第2内部電極5から引き出されて第2外部電極7および第4外部電極13にそれぞれ接続されている。
図5(a)および(b)に示すように、第1内部電極4および第2内部電極5は、第1側面S1側に、それぞれ第1引出部10および第2引出部11が配置されており、第3側面S3側に、それぞれ第3引出部16および第4引出部17が配置されている。
第1引出部10および第2引出部11は、それぞれ第1内部電極5および第2内部電極6から第1側面S1までの長さが、例えば、0.1〜0.3mmで、幅が例えば、0.1〜0.4mmである。
第3引出部16および第4引出部17は、それぞれ第1内部電極5および第2内部電極6から第3側面S3までの長さが、例えば、0.1〜0.3mmで、幅が例えば、0.1〜0.4mmである。
また、図6を用いて、本発明の第2のコンデンサ21を多層回路基板に内蔵した構成の電子装置についての効果について、以下に説明する。図6は、図4に示すコンデンサが内蔵された電子装置の他の例を示す断面図である。なお、図6に示したコンデンサ21は、図4(b)のY−Y線における断面図である。
図6に示すように、電子装置61は、多層回路基板18とコンデンサ21とを含む。多層回路基板18は、絶縁基体19と、内部導体20と、貫通導体22とを含む。絶縁基体19は、複数の絶縁体層23が積層されて成る。内部導体20は、複数の絶縁体層23の層間に配置される。貫通導体22は、複数の絶縁体層23の異なる層間に配置された内部導体20同士を電気的に接続するように絶縁体層23を貫通して形成される。多層回路基板18は、第1多層回路ブロック18aと、第2多層回路ブロック18bと、第3多層回路ブロック18cとから成る。第1多層回路ブロック18aには、四角形状の貫通孔が形成される。第2多層回路ブロック18bは、第1多層回路ブロック18aの下側に配置される。第3多層回路ブロック18cは、第1多層回路ブロック18aの上側に配置される。第3多層回路ブロック18cは、その下面に貫通導体22が露出している。第2多層回路ブロック18bは、その上面に貫通導体22が露出している。コンデンサ21は、多層回路基板18の貫通孔24に収容される。コンデンサ21の第1接続電極14は、第3多層回路ブロック18cの貫通導体22に接続され、第2接続電極15は、第2多層回路ブロック18bの貫通導体22に接続されている。
このような構成の場合には、露出した貫通導体22とコンデンサ21とを電気的に接続する際に、第1〜第4外部電極6,7,12,13を複数の貫通導体22の配置にそれぞれ合わせるようにコンデンサ21を貫通孔24に配置しなくとも、第3多層回路ブロック18cの複数の貫通導体22のうちいずれか1つが第1接続電極14にされ、また、第2多層回路ブロック18bの複数の貫通導体22のうちいずれか1つが第2接続電極15にされていれば良いため、コンデンサ21の第1〜第4外部電極6,7,12,13の配置の自由度が向上する。従って、例えば、第1〜第4外部電極6,7,12,13同士の配置を近接させればより低インダクタンスとすることができ、また、より小型なコンデンサ21を提供することができるようになるため好ましい。
また、図6に示すように、コンデンサ21を多層回路基板18の貫通孔24に収容することによって、多層回路基板18の上表面に実装する部品点数を減少できるため、多層回路基板18の上表面の省スペース化が図れるため好ましい。また、コンデンサ21を多層回路基板18の上表面に実装する場合と比較して、コンデンサ21に外部の衝撃等が加わることを抑制することができるため好ましい。
また、コンデンサ21を貫通孔24内に強固に固定するために、コンデンサ21を収容した後の貫通孔24内に絶縁性の樹脂を流し込み、コンデンサ21を封止することが好ましい。また、コンデンサ21の厚みを貫通孔24の高さより、わずかに大きく設定しておくことによって、コンデンサ21は上下に挟持されるように固定される。よって、コンデンサ21が貫通孔24内に強固に固定されるため好ましい。コンデンサ1の厚みを貫通孔24の高さより、わずかに大きく設定しておけば、貫通導体22とコンデンサ1の第1接続電極14が非接触になることも防ぐことができるので好ましい。
以下に、電子装置61の製造方法の一例を示す。なお、前述した、電子装置51の製造方法と重複する記載は省略するものとする。まず、絶縁体層23となる絶縁シートを作製する。次に、この絶縁シートの表面に内部導体20を形成する。次に、絶縁シートに複数の貫通導体用の孔を形成する。また、図6に示す、第1接続電極14および第2接続電極15に接続される貫通導体22用の孔は、第3多層回路ブロック18cおよび第2多層回路ブロック18bとなる絶縁シートに形成する。また、第1多層回路ブロック18aを作製する際には、コンデンサ1を収容するための四角形状の貫通孔24も形成する。
次に、絶縁シートにおける貫通導体22用の孔等に、導電性ペーストを充填して、貫通導体22等を形成する。なお、第3多層回路ブロック18cの貫通導体22は第3多層回路ブロック18cの下面に露出するものとし、第2多層回路ブロック18bの貫通導体22は第2多層回
路ブロック18bの上面に露出するものとする。
次に、こうして作製された絶縁シートを複数積層して、第1多層回路ブロック18a,第2多層回路ブロック18bおよび第3多層回路ブロック18cをそれぞれ作製する。
次に、第3多層回路ブロック18cの下面に露出した貫通導体22と、コンデンサ1の第1接続電極14とをそれぞれ電気的に接続させるように、はんだによってコンデンサ1を、第3多層回路ブロック18cに実装する。
次に、このコンデンサ1を、四角形状の貫通孔24に収容するように第1多層回路ブロック18aを、第3多層回路ブロック18cの下側に配置する。
次に、第2多層回路ブロック18bを、第1多層回路ブロック18aの下側に配置し、コンデンサ1を貫通孔24の内部に完全に収容する。なお、この際、第2多層回路ブロック18bの上面に露出した貫通導体22と、コンデンサ1の第2接続電極15とをそれぞれ電気的に接続させるように、はんだによってコンデンサ1を、第2多層回路ブロック18bに実装する。
しかる後に、第1多層回路ブロック18a,第2多層回路ブロック18bおよび第3多層回路ブロック18cを加熱・加圧することにより、それぞれを接続することによって、本発明の電子装置61を得ることができる。
なお、本発明は上述した実施の形態の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更,改良等が可能である。
また、例えば、図1(a)および(b)に示した、本発明の第1のコンデンサ1の例においても、積層体3の上面に配置された第1接続電極14および第2接続電極15は長方形状であるが、その他にも楕円形状または円形状等であってもよい。
また、図7を用いて、本発明の第1のコンデンサ1の他の例を、以下に説明する。なお、図7(a)は図1に示すコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、図7(b)は図7(a)のコンデンサの上面図である。
図1に示した、本発明の第1のコンデンサ1の例において、第1接続電極14の第4側面S4側の端部は第4側面S4とは離れて配置されているが、図7に示すように、第1接続電極14の第4側面S4側の端部が第4側面S4まで延在していてもよい。また、同様に、図7に示すように、第2接続電極15の第3側面S3側の端部が第3側面S3まで延在していてもよい。
このような構成とすることによって、本発明のコンデンサ1の第1接続電極14および第2接続電極15の面積が大きくなるので、本発明のコンデンサ1と外部の接続端子とを電気的に接続する際に、外部の接続端子を接続するための、本発明のコンデンサ1側の電極の領域を広げることができる。
また例えば、図1に示したコンデンサ1を、図3に示す例のように、多層回路基板18に内蔵する場合には、露出した貫通導体22のピッチに左右されずに、コンデンサ21の第1接続電極14および第2接続電極15を貫通導体22に接続させることができるので、多層回路基板18にコンデンサ1が内蔵された電子装置51の設計の自由度を向上させることができる。
また、例えば、図4(a)および(b)に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例に
おいて、第1外部電極6および第2外部電極7は第1側面S1に配置されており、第3外部電極12および第4外部電極13は第3側面S3に配置されているが、第1外部電極6および第2外部電極7が同一の側面に配置され、第3外部電極12および第4外部電極13が同一の側面に配置されている限り、第1〜第4外部電極6,7,12,13は、第1〜第4側面S1〜S4のいずれに配置されていてもよい。
なお、第1〜第4外部電極6,7,12,13は、全て同一の側面に配置されていてもよい。
また、図4(a)および(b)に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例において、第1接続電極14は、第3側面S3から第4側面S4側に向かって図4(b)における上方に延びるように配置されている電極部と、第1側面S1から第2側面S2側に向かって図4(b)における右方に延びるように配置されている電極部とから構成されており、各電極部の形状は長方形状であるが、その他にも楕円形状または円形状等であってもよい。
また、図4(a)および(b)に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例において、第1接続電極14を介して接続されているとともに積層体3に配置されている外部電極は、第1外部電極6および第3外部電極12の2つであるが、外部電極の数は、第1外部電極6および第3外部電極12の2つを含めて3つ以上あってもよい。
また、図4(a)および(b)に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例において、第2接続電極15を介して接続されているとともに積層体3に配置されている外部電極は、第2外部電極7および第4外部電極13の2つであるが、外部電極の数は、第2外部電極7および第4外部電極13の2つを含めて3つ以上あってもよい。
また、図8を用いて、本発明の第2のコンデンサ21の他の例を、以下に説明する。なお、図8(a)は図4に示すコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、図8(b)は図8(a)のコンデンサの上面図である。
図4に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例においては、外部電極の配置は、第1外部電極6および第2外部電極7が第1側面S1に配置され、第3外部電極12および第4外部電極13が第3側面S3に配置されているが、図8に示すように、第1外部電極6および第3外部電極12と同電位である第5外部電極25および第7外部電極27が第2側面S2および第4側面S4にそれぞれ配置されていてもよい。また、同様に、図8に示すように、第2外部電極7および第4外部電極13と同電位である第6外部電極26および第8外部電極28が第2側面S2および第4側面S4にそれぞれ配置されていてもよい。
また、図4(b)に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例において、第1接続電極14および第2接続電極15は、第3側面S3から第4側面S4側に延びている電極部と、第1側面S1から第2側面S2側に延びている電極部とからなる構成であるが、図8に示すように、第1接続電極14はパッド電極部14eと接続部14a〜14dとからなり、第2接続電極15は、パッド電極部15eと接続部15a〜15dとからなる構成であってもよい。
なお、図8(b)に示す例において、破線で示されたパッド電極部15eと接続部15a〜15dとは、積層体の下面に配置されており、実線で示されたパッド電極部14eと接続部14a〜14dとは、積層体の上面に配置されていることはいうまでもない。
パッド電極部14e,15eの役割は、例えば、図6に示すようにコンデンサ21を多層回路基板18に内蔵した場合に、貫通孔24に露出した貫通導体22と電気的に接続することである。
接続部14a〜14d,15a〜15dの役割は、例えば、図6に示すようにコンデンサ21を多層回路基板18に内蔵した場合に、貫通導体22と第1〜第8外部電極6,7,12,13,25〜28とを電気的に接続することである。
このような構成とすることによって、例えば、第1接続電極14のパッド電極部14eが積層体3の上面の全面に配置されており、接続部14a〜14dが配置されていない場合と比較して、第1接続電極14は第2外部電極7,第4外部電極13,第6外部電極26および第8外部電極28とは離間して配置することができるので、互いに異なる電位同士の電極を離間して配置することができ、電気的な絶縁性を確保することができる。
同様に、例えば、第2接続電極15のパッド電極部15eが積層体3の下面の全面に配置されており、接続部15a〜15dが配置されていない場合と比較して、第2接続電極15は第1外部電極6,第3外部電極12,第5外部電極25および第7外部電極27とは離間して配置することができるので、互いに異なる電位同士の電極を離間して配置することができ、電気的な絶縁性を確保することができる。
また、図8(b)においては、積層体3の1つの側面に2つの外部電極が配置されている例を示したが、外部電極は4つ以上配置されていてもよい。この場合には、外部電極の数が増えるほど、低インダクタンス化できることから好ましい。また、このような構成の場合には、パッド電極部に接続している接続部の数も、外部電極の数に対応して増やして配置することはいうまでもない。
なお、図8(b)に示す例において、説明の便宜上、第2接続電極15のパッド電極部15eは第1接続電極14のパッド電極部14eより、面積が大きいものとして図示されているが、この図示の構成は一例であって、パッド電極部15eおよびパッド電極部14eは同じ大きさであってもよいし、パッド電極部14eがパッド電極部15eより面積が大きくてもよい。
また、図8(a)および(b)においては、パッド電極部15eは、正方形状としているが、これの形状は、円形状、楕円形状、長方形状等のいずれであってもよい。特に、パッド電極部15eに接続される貫通導体の断面形状が円形状である場合には、この形状にあわせてパッド電極部15eの形状も円形状とすることが好ましい。この場合には、パッド電極部15eにおいて、貫通導体が接続されていない余分な領域ができないため、パッド電極部15eを形成するための材料を減少させることができる。よって、コンデンサ21の低コスト化を図ることができるので好ましい。
また、図9を用いて、本発明の第2のコンデンサ21の他の例を、以下に説明する。なお、図9(a)は図4に示すコンデンサの実施の形態の他の例を示す外観斜視図であり、図9(b)は図9(a)のコンデンサの上面図である。
図4(b)に示した、本発明の第2のコンデンサ21の例において、第1接続電極14および第2接続電極15は、それぞれ積層体3の上面および下面の一部の領域に配置されている。しかし、図9に示すように、第1接続電極14および第2接続電極15が積層体3の上面および下面の全面にそれぞれ配置されていてもよい。
このような構成とすることによって、本発明のコンデンサ21の第1接続電極14および第2接続電極15の面積が大きくなるので、本発明のコンデンサ21と外部の接続端子とを電気的に接続する際に、外部の接続端子を接続するための、本発明のコンデンサ21側の電極の領域を広げることができる。
また、図10を用いて、図9に示したコンデンサ21を内蔵した電子装置の他の例を、以下に説明する。なお、図10は、図9に示すコンデンサが内蔵された電子装置の他の例を示す断面図である。なお、図10に示したコンデンサ21は、図9(b)のY−Y線における断面図である。
図10に示すように、図9に示すコンデンサ21を多層回路基板18に内蔵した場合には、露出した貫通導体22の位置に左右されずに、コンデンサ21の第1接続電極14および第2接続電極15を貫通導体22に接続させることができるので、多層回路基板18にコンデンサ21が内蔵された電子装置71の設計の自由度を向上させることができるので好ましい。
本発明の第1のコンデンサ1が内蔵された電子装置81の実施例を以下に説明する。図7に示す例である、本発明の第1のコンデンサ1を用いて、図11に示す例の電子装置81を作製した。なお、図11は、本発明のコンデンサが内蔵された電子装置の他の例を示す断面図である。
以下に、本発明のコンデンサ1の製造方法を示す。
始めに、チタン酸バリウムを主成分とする強誘電体セラミックスから成り、厚みが1.5
μmの長方形状の誘電体層2を200層積層し、その上下両面側に誘電体層2のみから成る
層を積層したものとなるようにセラミックグリーンシートを積層することによって、積層体3となる積層成形体を形成した。その寸法は、焼成後の積層体3の寸法が、図1(b)におけるコンデンサ1の上下方向を縦とし、図1(b)におけるコンデンサ1の左右方向を横とし、図1(c)におけるコンデンサ1の上下方向を高さとした場合に、縦が1mm、横が1mm、高さが0.1mmとなるようにした。
このとき、積層体3の誘電体層2間には、ニッケルが主成分であり、厚さがそれぞれ1μmの第1内部電極4および第2内部電極5が、100層ずつ積層方向に交互に配置される
ように、セラミックグリーンシートに導体ペーストを所定のパターンで印刷した。
次に、この積層成形体を1250℃の温度で焼成して、誘電体層2,第1内部電極4および第2内部電極5から成る積層体3を得た。
次に、焼成後の積層体3に、第1〜第4外部電極6,7,12,13となる、銅が主成分である導体ペーストを塗布して焼成して、積層体3の第1側面S1に第1外部電極6および第2外部電極7を形成し、積層体3の第2側面S2に第3外部電極12および第4外部電極13を形成を、それぞれ積層方向に帯状に形成した。
これら第1〜第4外部電極6,7,12,13の寸法は、積層体3の積層方向に0.05mmであり、幅が0.1mmであるものとした。また、積層体3の第1側面S1における第1外部
電極6および第2外部電極7の間隔は上面視で0.1mmであり、積層体3の第2側面S2
における第3外部電極12および第4外部電極13の間隔は上面視で0.1mmであるものとし
た。
また、第1内部電極4には、第1側面S1側に第1引出部10を形成し、第2側面S2側に第3引出部16を形成し、第2内部電極5には、第1側面S1側に第2引出部11を形成し、第2側面S2側に第4引出部17を形成した。また、第1引出部10は第1外部電極6と接続し、第3引出部16は第3外部電極12と接続した。また、第2引出部11は第2外部電極7と接続し、第4引出部17は第4外部電極13と接続した。第1〜第4引出部10,11,16,17の長さおよび幅は、それぞれ0.05mmとした。
また、第1内部電極4における第1引出部10および第3引出部16の位置は、第1外部電極6および第3外部電極12の位置に対応させた。
また、同様に、第2内部電極5における第2引出部11および第4引出部17の位置も、第2外部電極7および第4外部電極13の位置に対応させた。
次に、積層体3の上面に、第1接続電極および第2接続電極を互いに0.1mm離間させ
て形成した。第1接続電極14の第4側面S4側の端部は第4側面S4まで延在しており、第2接続電極15の第3側面S3側の端部が第3側面S3まで延在しているものとした。
次に、以上のようにして作製したコンデンサ1を用いて、図11に示す例のような、本発明の電子装置81の実施例を作製した。
以下に、電子装置81の製造方法を示す。
まず、絶縁体層23を形成するため、熱硬化性樹脂としてのエポキシ樹脂と、無機質フィラーとしての二酸化ケイ素との混合材料からなる厚さ100μmの未硬化状態の絶縁シート
を、ドクターブレード法により作製した。
次に、この絶縁シートの表面に銅箔を転写した後、レジスト塗布→露光→現像→エッチング→レジスト除去の工程によって、内部導体20を形成した。
次に、絶縁体層23となる絶縁シートに複数の貫通導体用の孔を炭酸ガスレーザーによって形成した。また、図11に示す、第1接続電極14および第2接続電極15に接続される貫通導体22用の孔は、第3多層回路ブロック18cとなる絶縁シートに形成した。
また、第1多層回路ブロック18aを作製する際には、コンデンサ1を収容するための四角形状の貫通孔24も形成した。
次に、絶縁シートにおける貫通導体22用の孔等に、Cu粉末を含有する導電性ペーストを充填して、貫通導体22等を形成した。なお、貫通導体22は第3多層回路ブロック18cの下面に露出するものとした。
次に、こうして作製された絶縁シートを複数積層して、第1多層回路ブロック18a,第2多層回路ブロック18bおよび第3多層回路ブロック18cをそれぞれ作製した。その際、絶縁シートを複数積層して成る積層物を、200℃および圧力300kPaで加熱・加圧して、複数の絶縁シート同士を積層圧着した。なお、第1多層回路ブロック18aは絶縁シートを6枚積層して、第2多層回路ブロック18bは絶縁シートを3枚積層して、第3多層回路ブロック18cは絶縁シートを3枚積層したものである。
次に、実施例の電子装置81においては、第3多層回路ブロック18cの下面に露出した貫通導体22と、コンデンサ1の第1接続電極14および第2接続電極15とをそれぞれ電気的に接続させるように、はんだによってコンデンサ1を、第3多層回路ブロック18cに実装した。
次に、このコンデンサ1を、四角形状の貫通孔24に収容するように第1多層回路ブロック18aを、第3多層回路ブロック18cの下側に配置した。
次に、第2多層回路ブロック18bを、第1多層回路ブロック18aの下側に配置して、コ
ンデンサ1を貫通孔24の内部に完全に収容した。
しかる後に、第1多層回路ブロック18a,第2多層回路ブロック18bおよび第3多層回路ブロック18cを加熱・加圧することにより、それぞれを接続することによって、本発明の電子装置81を得た。
なお、四角形状の貫通孔24の寸法は、図11における上下方向(絶縁体層23の積層方向)を高さとし、図11における左右方向を横とし、図11における奥行方向を縦とした場合に、高さが0.15mmで、横が1.05mmで、縦が1.05mmであるものとした。
なお、第3多層回路ブロック18cの貫通導体22の直径は80μmであるものとした。
また、比較例として、積層体の両端部に端子電極が配置されている形態のコンデンサを作製した。なお、一方の端子電極は第1内部電極と接続され、他方の端子電極は第2内部電極と接続されているものとした。また、両端部の端子電極は、それぞれ積層体の上面まで延在しており、この部分が第3多層回路ブロックの貫通導体と接続しているmのとした。これらの端子電極の寸法は、積層体の積層方向に0.1mmであり、幅が1mmであるも
のとした。なお、それ以外の部材の構成,寸法および材料は実施例の電子装置81のものと同様とした。
そして、実施例の電子装置81および比較例の電子装置にそれぞれ定格電圧が1Vで周波数が1kHz〜1MHzの高周波電圧を流し、測定器(インピーダンスアナライザ)を使用して、ESL値を測定した。
その測定結果は、実施例の電子装置81においてはESL値が0.36nHであり、比較例の電子装置においてはESL値が0.84nHであった。また、実施例の電子装置81のコンデンサ1内部の経路長は0.1mmであった。これは、第1外部電極6および第2外部電極7の
間の間隔と、第3外部電極12および第4外部電極13の間の間隔とがそれぞれ0.1mmだっ
たからである。また、比較例の電子装置のコンデンサ内部の経路長は1mmであった。これは、一方の端子電極および他方の端子電極の間の間隔が1mmだったからである。
以上のようにして作製した電子装置81により、コンデンサ1の内部の経路長が短くなるため、電子装置81のESLを小さくすることが可能となることが分かった。
また、第1外部電極6を経て積層体3内部に流入する電流と、第2外部電極7を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、これらの電流同士の間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなる。また、第3外部電極12を経て積層体3内部に流入する電流と、第4外部電極13を経て積層体3外部に流れていく電流とは互いに逆向きであり、また、これらの電流同士の間隔が近接しているので、磁界が互いに打ち消し合うこととなり、電子装置81の低ESL化を図ることができることが分かった。
また、第1接続電極14に入力された電流が、第1外部電極6および第3外部電極12にそれぞれ分流することによって、コンデンサ1の低ESL化を図ることができる。また、第2接続電極15に流入する電流は、第2外部電極7から流入する電流と、第4外部電極13から流入する電流とで、それぞれ分流されていたので、コンデンサ1の低ESL化を図ることができることが分かった。
1,21:コンデンサ
2:誘電体層
3:積層体
4:第1内部電極
5:第2内部電極
6:第1外部電極
7:第2外部電極
8:第1電極パッド
9:第2電極パッド
10:第1引出部
11:第2引出部
12:第3外部電極
13:第4外部電極
14:第1接続電極
15:第2接続電極
16:第3引出部
17:第4引出部
18:多層回路基板
18a:第1多層回路ブロック
18b:第2多層回路ブロック
18c:第3多層回路ブロック
19:絶縁基体
20:内部導体
22:貫通導体
23:絶縁体層
24:貫通孔
25:第5外部電極
26:第6外部電極
27:第7外部電極
28:第8外部電極
51,61,71,81:電子装置
S1:第1側面
S2:第2側面
S3:第3側面
S4:第4側面

Claims (5)

  1. 複数の誘電体層が積層されて成る、第1側面および該第1側面の反対側に位置する第2側面を有している直方体状の積層体と、
    該積層体の前記誘電体層間に交互に配置された第1内部電極および第2内部電極と、
    前記第1側面に前記積層体の積層方向に沿って設けられ、前記第1内部電極および前記第2内部電極とそれぞれ電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と、
    前記第2側面に前記積層体の積層方向に沿って設けられ、前記第1内部電極および前記第2内部電極とそれぞれ電気的に接続された第3外部電極および第4外部電極と、
    前記積層体の上面に設けられ、前記第1外部電極と前記第3外部電極とを接続している第1接続電極と、
    前記積層体の上面に設けられ、前記第2外部電極と前記第4外部電極とを接続しており、前記第1接続電極とは離間して配置された第2接続電極と
    を具備していることを特徴とするコンデンサ。
  2. 複数の誘電体層が積層されて成る直方体状の積層体と、
    該積層体の前記誘電体層間に交互に配置された第1内部電極および第2内部電極と、
    前記積層体の同一の側面に前記積層体の積層方向に沿って設けられ、前記第1内部電極および前記第2内部電極とそれぞれ電気的に接続された第1外部電極および第2外部電極と、
    前記積層体の同一の側面に前記積層体の積層方向に沿って設けられ、前記第1内部電極および前記第2内部電極とそれぞれ電気的に接続された第3外部電極および第4外部電極と、
    前記積層体の上面に前記第1外部電極と前記第3外部電極とを接続して前記第2外部電極および前記第4外部電極とは離間して帯状に配置された第1接続電極と、
    前記積層体の下面に前記第2外部電極と前記第4外部電極とを接続して前記第1外部電極および前記第3外部電極とは離間して帯状に配置された第2接続電極と
    を具備していることを特徴とするコンデンサ。
  3. 前記第1内部電極から引き出されて前記第1外部電極および前記第3外部電極にそれぞれ接続された第1引出部および第3引出部と、
    前記第2内部電極から引き出されて前記第2外部電極および前記第4外部電極にそれぞれ接続された第2引出部および第4引出部と
    を具備していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコンデンサ。
  4. 複数の絶縁体層が積層されて成る絶縁基体、複数の前記絶縁体層の層間に形成された内部導体、および複数の前記絶縁体層の異なる層間に形成された前記内部導体同士を電気的に接続するように前記絶縁体層を貫通して形成された貫通導体を含む多層回路基板であって、四角形状の貫通孔が形成された第1多層回路ブロック、該第1多層回路ブロックの第1主面に配置された第2多層回路ブロック、および前記第1多層回路ブロックの第2主面に配置される第3多層回路ブロックであって、その第1主面において前記貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第3多層回路ブロックから成る多層回路基板と、
    該多層回路基板の前記貫通孔に収容された請求項1に記載のコンデンサとを含み、
    前記コンデンサの第1接続電極および第2接続電極はそれぞれ第3多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されていることを特徴とする電子装置。
  5. 複数の絶縁体層が積層されて成る絶縁基体、複数の前記絶縁体層の層間に形成された内部導体、および複数の前記絶縁体層の異なる層間に形成された前記内部導体同士を電気的に接続するように前記絶縁体層を貫通して形成された貫通導体を含む多層回路基板であって、四角形状の貫通孔が形成された第1多層回路ブロック、該第1多層回路ブロックの第
    1主面に配置された第2多層回路ブロックであって、その第1主面において前記貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第2多層回路ブロック、および前記第1多層回路ブロックの第2主面に配置される第3多層回路ブロックであって、その第1主面において前記貫通孔内部に露出している貫通導体を有する第3多層回路ブロックから成る多層回路基板と、
    該多層回路基板の前記貫通孔に収容された請求項2に記載のコンデンサとを含み、
    前記コンデンサの第1接続電極は第3多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されており、
    前記コンデンサの第2接続電極は第2多層回路ブロックの前記貫通導体に接続されていることを特徴とする電子装置。
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