JP2011249543A - シーソー式太陽光発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】太陽電池パネルへの堆積物の影響が少なく、堆積物が問題となる地域での太陽光発電の普及率を高めることが可能な、簡易な構造で安価で実現できるシーソー式太陽光発電装置を提供する。
【解決手段】特定の方位角方向を回転軸方向とするパネル駆動シャフト100a,100bを有するシーソー回転駆動部83a,83bと、パネル駆動シャフト100a,100bに対し傾斜角を有して固定された太陽電池パネル1a,1bとを備える電池ユニット(1a,83a;1b,83b)を有するシーソー式太陽光発電装置である。パネル駆動シャフト100a,100bが、日の出時において太陽電池パネル1a,1bの発電面が日の出方向に近い方向に向かって定義される最大シーソー回転角分回転し、日の出後は、最大シーソー回転角と反対方向に太陽の方位角を追尾して逐次回転することにより、太陽電池パネル1a,1bの発電面に付着した堆積物を除去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、雪、火山灰、砂、煤煙、塵埃等の特定の堆積物が問題となる地域において使用可能な、特定の堆積物の除去機能を有するシーソー式太陽光発電装置に関する。
炭酸ガスによる地球の温暖化やエネルギ資源の問題は、世界的な問題となっている。炭酸ガスの排出量を削減し、有効なエネルギ資源を得る手法として、太陽光発電が期待されている。しかしながら、例えば、太陽電池パネルに堆積する堆積物の代表例として、雪を考えてみると、雪国では太陽電池パネルに雪が積もり、発電に不適合となったり、発電量が著しく低下したりするため、太陽光発電の普及率が低い。例えば、NEDOの全国日射関連データマップを参照すると、北海道や日本海側の雪国と他の地域との比較で日射量に大差はなく、標高の高さと日射量との関係も特に見られないことを考慮すると、太陽光発電の普及率が低いのは、太陽電池パネルへの堆積物の影響が大きく左右しているといえる。
雪国では、太陽電池パネルを屋根に設置することは好まれない。冬季において、太陽電池パネルへの堆積物を排除することが容易ではないからである。よって、雪国における太陽光発電の普及率を向上させるためには、太陽電池パネルを、堆積物としての雪の排除(除雪)が容易な、屋根以外の場所に設置することを検討する必要がある。
このような状況を鑑み、本発明者は、太陽電池パネルを屋根に設置しないで、限られた設置面積で発電量を確保するために、太陽電池パネルを適当な間隔を保って上下に積み重ねて設置するという手段を検討してきた。雪国用ではないが、太陽電池パネルを上下に積み重ねて設置する手法は既に提案されている(特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1に示された方法では、設置面積に比して多くの発電量を得ることができるが、雪国用の検討はなされておらず、太陽電池パネルへ堆積する堆積物である雪の影響を避けることはできない。
特開平8−162660号公報
このように従来、太陽電池パネルに雪が堆積すると発電することができなくなるので、雪国では太陽光発電の普及率が低いという問題点があった。上記の説明では、太陽電池パネルに堆積する特定の堆積物の例として、雪を考えて、例示的に説明したが、雪以外の火山灰、砂(黄砂)、煤煙、塵埃等の特定の堆積物が問題となる地域においても、太陽光発電の普及率が低くなる傾向が見られる。本発明は、上述した従来技術の問題点を除くためになされたものであって、その目的とするところは、太陽電池パネルへの堆積物の影響が少なく、堆積物が問題となる地域での太陽光発電の普及率を高めることが可能な、簡易な構造で安価で実現できる堆積物の除去機能を備えたシーソー式太陽光発電装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の態様は、(a)接地される地点の緯度及び経度の年間日射データにおける最適日射量が得られる方位角に沿った方向を回転軸として定義し、この回転軸に関するシーソー回転が可能な太陽電池パネルと、(b)日の出時において太陽電池パネルの発電面が日の出方向側に向かうシーソー回転角方向に定義される最大シーソー回転角分、回転軸に関して回転し、日の出後は、最大シーソー回転角と反対方向に太陽の方位角を追尾して、回転軸に関して逐次回転するように、発電面の方向を制御する面方向制御手段とを備えるシーソー式太陽光発電装置であることを要旨とする。このシーソー式太陽光発電装置は、太陽電池パネルの発電面のシーソー回転により、発電面に堆積した堆積物を除去する。
本発明によれば、太陽電池パネルへの堆積物の影響が少なく、堆積物が問題となる地域での太陽光発電の普及率を高めることが可能な、簡易な構造で安価で実現できる堆積物の除去機能を備えたシーソー式太陽光発電装置を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の概略構造を説明するための模式的な斜視図である。 第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の太陽電池パネルの動作(シーソー回転)を説明する図である。 第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の太陽電池パネルの動作を駆動するシーソー回転駆動部の概略構造を説明する部分断面図である。 1日における太陽高度の時間変化を、季節(冬至、春分、夏至、秋分の日)をパラメータに説明するグラフである。 上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルの間隔を特定の値に選んだ場合、図4に示すような太陽高度の変化により、下段の太陽電池パネルが上段の太陽電池パネルの影響を受けることを示す模式図である。 第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の太陽電池パネルの上下移動機構(懸架方式)を説明する模式図である。 図6に示した懸架方式による太陽電池パネルの上下移動機構に用いる、昇降ワイヤを巻き取るための昇降装置の概略構造を説明する模式的な部分断面図である。 第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置のスケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワーを、鉄パイプで安価に且つ簡単に組み立てる場合に好適な3軸直交継ぎ手としての固定部材の構造例を説明する模式図である。 第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置のスケルトン・ボックス型のパネル搭載タワーの天井部に設置する開閉式の堆積防止屋根の構造を一例として説明する模式図である。 図9に示した開閉式の堆積防止屋根を構成する複数の短冊状の屋根部材の内の特定の一つの屋根部材に着目し、この屋根部材を搭載する台車と、台車に連結された3連ローラーと、3連ローラーが走行する左側及び右側のレールとの関係を説明する模式図である。 図9に示した堆積防止屋根を開閉するために、短冊状の屋根部材を搭載した台車を牽引ワイヤで牽引する屋根部材駆動装置の構造の概略を説明する模式図である。 第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置のパネル搭載タワーの脚部を固定する根巻き基礎の構造の概略を説明する断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の太陽電池パネルを直交2軸でゴニオ動作させるシーソー回転駆動部と傾斜角駆動部の概略構造を説明する部分断面図である。 図13に示したシーソー回転駆動部と傾斜角駆動部の、図13の断面に直交する方向から見た部分断面図である。 1日における太陽方位の時間変化を、季節(冬至、春分、夏至、秋分の日)をパラメータに説明するグラフである。 本発明の第3の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置において、上段の太陽電池パネルが斜め下の太陽電池パネルに影響を与える様子を説明する模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置において、上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルのそれぞれの傾斜角と、上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルの間隔を、太陽高度の変化に対応して調整する様子を示す模式図である(4月〜7月)。 第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置において、上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルのそれぞれの傾斜角と、上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルの間隔を、太陽高度の変化に対応して調整する様子を示す模式図である(8月〜11月)。 第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置において、上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルのそれぞれの傾斜角と、上段の太陽電池パネルと下段の太陽電池パネルの間隔を、太陽高度の変化に対応して調整する様子を示す模式図である(12月〜3月)。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第3の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置を特定の堆積物の例として、雪に着目して例示的に説明するが、特定の堆積物としては、雪以外の火山灰、砂(黄砂)、煤煙、塵埃等であっても、同様に本発明が適用可能であることは勿論である。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。又、以下に示す第1〜第3の実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
《第1の実施形態》
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置は、第1のパネル駆動シャフトを有する第1のシーソー回転駆動部83aと、第1のパネル駆動シャフトに対し傾斜角を有して固定された矩形の第1の太陽電池パネル1aとを備える第1の電池ユニット(1a,83a)、及び、第2のパネル駆動シャフトを有する第2のシーソー回転駆動部83bと、第2のパネル駆動シャフトに対し傾斜角を有して固定された矩形の第2の太陽電池パネル1bとを備える第2の電池ユニット(1b,83b)を有する。第1及び第2のシーソー回転駆動部83a,83bのそれぞれのパネル駆動シャフトの回転軸方向は、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置が接地される緯度及び経度の年間日射データにおける最適日射量が得られる方位角に沿っている。通常、最適日射量が得られる方位は、正午(午前12時)における太陽の南中位置の方位であり、このとき、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの発電面をなす矩形の下辺と上辺は地面に対して平行(即ち水平方向)であり、図2(b)及び図2(d)では、太陽の南中位置における、発電面の下辺又は上辺の地面に対する角度をΦ=0°と示している。通常、日本等の北半球の国では、「年間日射データにおける最適日射量が得られる方位角」は南である。即ち、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置では、それぞれの回転軸が、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面に対して傾斜角を有して定義されている。そして、発電面に対向する第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの裏面に接続された第1及び第2のシーソー回転駆動部83a,83bが、本発明の「面方向制御手段」として機能している。
第1及び第2のシーソー回転駆動部83a,83bのそれぞれのパネル駆動シャフトは、日の出時において第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面の下辺又は上辺の地面に対する角度が、正午における方向(Φ=0°)に対し、日の出方向に近い方向(北半球の国ではほぼ東方向)に向かって定義される第1の最大シーソー回転角(例えば、図2(a)に示すようにΦ=+90°)分回転し、日の出後は、それぞれの発電面が太陽の方位角をほぼ追尾するように、第1の最大シーソー回転角と反対方向に首を振って、時間と共に逐次回転し、正午には、それぞれの発電面をなす矩形の下辺と上辺が水平方向となる(図2(b)及び図2(d)に示すように、Φ=0°)。更に、午後も太陽を追尾して回転し、日没時には、正午における方向(Φ=0°)を基準として、第1の最大シーソー回転角と反対方向の第2の最大シーソー回転角方向(例えば、図2(c)に示すようにΦ=−90°)となる。通常、北半球の国では、第1の最大シーソー回転角はパネル駆動シャフトが向いている南方向に向かって、昼時の方向から反時計方向(地球の自転方向)に定義され、第2の最大シーソー回転角は南方向に向かって昼時の方向から時計方向(地球の自転方向と反対方向)に定義される。ここでは、第1の最大シーソー回転角Φ=+90°及び第2の最大シーソー回転角Φ=−90°の場合について説明したが、第1及び第2の最大シーソー回転角の絶対値は90°に限定されるものではなく、堆積物の質量及び堆積物の第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面への付着力を考慮して、力学的に計算して決定できるし、実験データに基づいて経験則として最適な第1及び第2の最大シーソー回転角の絶対値を決定しても良い。例えば、乾燥した雪や火山灰等であれば、第1及び第2の最大シーソー回転角の絶対値を30°以上、90°以下等に設定可能であり、湿った雪であれば、第1及び第2の最大シーソー回転角の絶対値を45°以上、90°以下等に、堆積物の物性値に応じて設定可能である。
即ち、日の出後の時間経過に伴い、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面は、太陽の方位角を追尾して、時間と共に地球の自転方向と反対方向に逐次回転することになる。なお、シーソー回転による方位角の追尾の方法は、一定の角速度の回転移動でも良く、各シーズン毎に得られる太陽の方位角のデータを考慮して、回転角をプログラム制御しても良い。或いは、図示を省略した発電量モニタ部からの帰還信号を用いて、発電量が最大になるようにシーソー回転を帰還制御する等種々の方法が、太陽の方位角を追尾方法として採用可能である。ぞれぞれの発電面が第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間をシーソー回転によって回転移動することにより、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの発電面に付着した堆積物である雪が重力により落下し、除去される。なお、堆積物が湿った雪である場合のように、堆積物の第1の太陽電池パネル1a、第2の太陽電池パネル1bの発電面への付着力が大きく、第1の太陽電池パネル1a、第2の太陽電池パネル1bをシーソー回転させることのみで発電面の表面に堆積(着雪)した堆積物(雪)を完全に排除することは困難な場合がある。しかし、シーソー回転により多くの堆積物が取り除かれているため、第1の太陽電池パネル1a、第2の太陽電池パネル1bの発電面の表面に薄い層として残った堆積物の残留成分は、太陽光を浴びることにより、融雪し、消滅する。よって、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置によれば、豪雪地域であっても、常に定常的な発電を維持可能であり、日射が維持できる限り、極端な発電量の低下は生じない。一方、堆積物が乾燥した雪や火山灰等である場合のように、堆積物の第1の太陽電池パネル1a、第2の太陽電池パネル1bの発電面への付着力が小さい場合は、第1の太陽電池パネル1a、第2の太陽電池パネル1bをシーソー回転させることのみで発電面の表面に堆積した堆積物がほぼ完全に除去できる。
図1に示すように、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置は、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bを搭載するスケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)を更に備える。「スケルトン・ボックス型」とは、鉄パイプ、ステンレスパイプ、クロムモリブデン鋼パイプ、ニッケルクロム鋼パイプ、ニッケルクロムモリブデン鋼パイプ、マンガンモリブデン鋼パイプ、アルミニウム合金パイプ、高張力鋼パイプ等の種々の鋼管を骨組み部材として用いて、 骸骨のように、内部機構としての第1の太陽電池パネル1a及び第2の太陽電池パネル1bが外部から透けて見えるボックス型(直方体型)の外殻構造(骨組み)を構成して開口率を高め、第1の太陽電池パネル1a及び第2の太陽電池パネル1bへの有効日射量を確保した構造を実現していることを意味する。パネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、図1では図示を省略しているが、堆積防止屋根(図18(g),(h)の符号1h等参照。)を移動可能に搭載し、堆積防止屋根を使用時において、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面が堆積防止屋根の直下となる位置に、互いに離間して、垂直方向に配置されるようにしているので、降雪シーズンにおいて、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面への直接的な堆積(降雪)が防止される。よって、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面に付着する堆積物(雪)の量は、風等の影響で堆積防止屋根を周り込んだ飛雪の吹き込み成分となり、通常は軽微な量と期待できる。したがって、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面を、第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間をシーソー回転によって回転移動することにより、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの発電面に付着した雪を重力により落下させ、除去することができる。図9に示すように、堆積防止屋根(106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1n)は、少なくとも、降雪時において移動して使用可能なように、パネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)に搭載されている。このため、パネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、堆積防止屋根を移動可能に搭載する天井部と、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bを配置する電池ユニット配置部とを有するスケルトン・ボックス型タワーの形状をなす。なお、スケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)を構成する際に用いる骨組み部材は、鋼管に限定されるものではなく、炭素繊維を熱硬化樹脂に浸し、加熱して固めた炭素繊維強化プラスチック(CFRP)のパイプやこれらのプラスチックと鋼管とを複合させたハイブリッドパイプでも構わない。なお、堆積物の性質にもよるが、堆積防止屋根を透明材料で構成すれば、堆積防止屋根を移動可能に搭載する必要がないが、堆積防止屋根を透明材料で構成しても、堆積防止屋根が曇るような状況であれば、堆積防止屋根を移動可能に搭載することが好ましい。
第1の太陽電池パネル1aは、図3に示すように、回転子99と、回転子99に接続されたL型留具841とボルト842を介して、第1のシーソー回転駆動部83aが備える第1のパネル駆動シャフト100aに接続されている。同様に、第2の太陽電池パネル1bは、回転子99と、回転子99に接続されたL型留具841とボルト842を介して、第2のシーソー回転駆動部83bが備える第2のパネル駆動シャフト100bに接続されているので、以後の説明は、第1のシーソー回転駆動部83aに着目して記述するが、第2のシーソー回転駆動部83bの構造やその動作もまったく同様であるので、重複した説明は省略する。
図3に示すように、第1のシーソー回転駆動部83aは、モータヘッド103を有するモータ102と、モータヘッド103により駆動される駆動ギア105と、駆動ギア105により駆動される主ギア101を備える。モータ102としてはステップモータやサーボモータが使用可能で、図示を省略した第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の蓄電部からの電気エネルギの還流により動作させることができる。モータ102は、シーソー回転駆動部83aを制御するシーソー回転制御部(図示省略)の命令により、その回転の制御をすれば良い。第1のパネル駆動シャフト100aは主ギア101と一体で回転するように固定されているので、モータ102の回転により、第1のパネル駆動シャフト100aが回転し、第1の太陽電池パネル1aがシーソー回転する。駆動ギア105のギアシャフト104は、ギア支持枠836、837に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持されている。第1のパネル駆動シャフト100aは、ギア支持枠834、835に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持されている。これらのモータ102、駆動ギア105、ギアシャフト104、ギア支持枠836、837、第1のパネル駆動シャフト100a、ギア支持枠834、835等は、円筒形の筐筒831の内部に収納されている。円筒形の筐筒831は側板832,833により両側を閉じられている。回転子99が回転して、第1の太陽電池パネル1aのシーソー回転を駆動できるように、筐筒831にはスリットが設けられている。よって、モータ102の回転によって、第1の太陽電池パネル1aは第1のパネル駆動シャフト100aを中心に90°から−90°までシーソー回転可能であるので、第1の太陽電池パネル1aがシーソー回転することにより、第1の太陽電池パネル1aへ着雪した雪を重力の効果で落下させることができる。図2は第1の太陽電池パネル1aのシーソー回転の様子を示す。
図3に示すように、第1のシーソー回転駆動部83aには、更に、前方上面フック79、後方上面フック80、前方下面フック81及び後方下面フック82が設けられている。図6に示すように、前方上面フック79、後方上面フック80、前方下面フック81及び後方下面フック82のそれぞれに、昇降ワイヤ86a、昇降ワイヤ87a、安定ワイヤ90a及び安定ワイヤ91aを連結することにより、第1のシーソー回転駆動部83aの上下方向に沿った並進移動(垂直移動)を可能にしている。なお、強風等の影響で、第1のシーソー回転駆動部83aの保持状態が安定性を欠く場合は、第1のシーソー回転駆動部83aの前方端部及び後方端部のそれぞれが、挿入可能な蟻溝若しくは蟻溝と類似な機能をなす溝が掘られたレール状の垂直移動ガイドを、第1のシーソー回転駆動部83aの前方と後方に、それぞれ垂直方向に設け、蟻溝若しくは蟻溝と類似な機能をなす溝に適合する形状に、第1のシーソー回転駆動部83aの前方端部及び後方端部のそれぞれ形状を構成して、第1のシーソー回転駆動部83aの上下方向に沿った並進移動(垂直移動)を実現すれば良い。第1のシーソー回転駆動部83aの前方端部及び後方端部が、それぞれ、前方の垂直移動ガイドと後方の垂直移動ガイドの蟻溝若しくは蟻溝と類似な機能をなす溝にガイドされて並進移動(垂直移動)する場合は、前方上面フック79と前方下面フック81の取り付け位置は、前方端部からずらした位置とし、後方上面フック80と後方下面フック82及び後方下面フック82の取り付け位置は、後方端部からずらした位置とすれば良い。前方の垂直移動ガイドと後方の垂直移動ガイドの蟻溝等の内部には、ライナー等を設けて、第1のシーソー回転駆動部83aの上下方向に沿った並進移動(垂直移動)をスムーズに実現できるようにしても良い。第2のシーソー回転駆動部83bの前方端部及び後方端部も、同様に、それぞれ、前方の垂直移動ガイドと後方の垂直移動ガイドの蟻溝若しくは蟻溝と類似な機能をなす溝にガイドされて並進移動(垂直移動)させるのが好ましい。この場合は、第1のシーソー回転駆動部83aをガイドする垂直移動ガイドと同一の垂直移動ガイドを用い、この垂直移動ガイドの下方において、垂直移動ガイドの内部に、第2のシーソー回転駆動部83bの前方端部及び後方端部をそれぞれ挿入して、第2のシーソー回転駆動部83bを移動させれば良い。
図9に示すように、堆積物としての雪の堆積を防止する堆積防止屋根は、複数の短冊状の屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nを備え、複数の短冊状の屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nが蛇腹状に連結し、フレキシブルな構造をなしている。複数の屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nのそれぞれは、互いに分離した台車112-1,112-2,112-3,……,112-(n-1),112-1nの上面に固定されて搭載され、台車112-1,112-2,112-3,……,112-(n-1),112-1nのそれぞれには3連ローラー111-1,111-2,111-3,……,111-(n-1),111-1nが設けられている。3連ローラー111-1,111-2,111-3,……,111-(n-1),111-1nがレール107の内部を移動することにより、必要に応じて、屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nを、スケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の天井部に移動して、開閉可能な堆積防止屋根を構成している。レール107の終端には、屋根部材駆動装置108が設けられ、図10及び図11に示す牽引ワイヤ113a,113bによって、台車112-1,112-2,112-3,……,112-(n-1),112-1nを牽引し、これにより、屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nを移動可能なようにしている。実際には、図10に示すように、k番目の台車112-kの左側と右側のそれぞれに3連ローラー111-kが設けられ、左側の3連ローラー111-kが左側レール107bの内部を走行し、右側の3連ローラー111-kが右側レール107aの内部を走行する。
図11に示すように、屋根部材駆動装置108は巻取りシャフト114と、巻取りシャフト114と一体に回転する主ギア115と、主ギア115を駆動する駆動ギア119と、駆動ギア119を駆動するステップモータやサーボモータ等のモータ116とを備える。モータ116は、図示を省略した第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の蓄電部からの電気エネルギの還流により、動作させれば良い。駆動ギア119のギアシャフト117は、ギア支持枠856,851に設けられた転がり軸受けにより回転可能に支持される。巻取りシャフト114は、ギア支持枠110,851に設けられた転がり軸受けにより回転可能に支持される。主ギア115、駆動ギア119、モータ116、ギア支持枠856は、ギア支持枠851を側壁とするモータ収納箱(852,853,854,851)の内部に収納されている。モータ収納箱(852,853,854,851)は、ギア支持枠851と、ギア支持枠851に対向し、巻取りシャフト114を自在に回転させる貫通孔を有した側壁852と、側壁852及びギア支持枠851を固定する底板854と、底板854に対向する天井板853と、図示を省略した前面側板及び後面側板とで直方体形状をなしている。モータ116の回転により駆動ギア119が回転し、駆動ギア119の回転により主ギア115及び巻取りシャフト114は回転する。巻取りシャフト114の回転により牽引ワイヤ113a,113bが巻き取られて、台車112-1,112-2,112-3,……,112-(n-1),112-1nが牽引され、これにより、屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nが移動する。雪の降らないシーズンは、屋根部材106-1,106-2,106-3,……,106-(n-1),106-1nを、スケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の天井部から移動して、天井部を解放状態にする。
図4に示すように、太陽高度θは季節・時間によって変化する。第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bを、太陽高度θの低いシーズンに適合するような間隔をあけて垂直に併設した場合、太陽高度θの高いシーズンになると、図5(a)のように、下段の第2の太陽電池パネル1bは上段の第1の太陽電池パネル1aの影響を受ける。太陽高度θの高いシーズンにおいて、図5(b)のように、第2の太陽電池パネル1bを下方に移動して、第2の太陽電池パネル1bと第1の太陽電池パネル1aの間隔を大きく設定すれば、下段の第2の太陽電池パネル1bと地表面との距離が小さくなり、第2の太陽電池パネル1bを回転させることが困難となる。
よって、太陽高度θの高いシーズンには、第2の太陽電池パネル1bと地表面との距離を、第2の太陽電池パネル1bが回転可能な距離分を維持して、第1の太陽電池パネル1aを上方に移動する必要がある。このため、図6のような第1の太陽電池パネル1aの回転を駆動する第1のシーソー回転駆動部83aに設けられた前方上面フック79、後方上面フック80、前方下面フック81及び後方下面フック82を用いて、図5(b)に示すように、太陽高度θの高いシーズンには、第1の太陽電池パネル1aを上方に移動する。
前方上面フック79は昇降装置84aが備える昇降ワイヤ86aと連結しているが、この昇降装置84aは、スケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の上部正面横軸23の中央部に設置されている。後方上面フック80は昇降装置85aが備える昇降ワイヤ87aと連結しているが、この昇降装置85aはパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の上部裏面横軸25の中央部に設置されている。又、前方下面フック81は安定装置88aが備える安定ワイヤ90aと連結しているが、この安定装置88aはパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の中部正面横軸27の中央部に設置されている。又、後方下面フック82は安定装置89aが備える安定ワイヤ91aと連結しているが、この安定装置89aはパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の中部裏面横軸29の中央部に設置されている。
図7を用いた以後の説明は、昇降装置84aに着目して記述するが、昇降装置85aの構造やその動作もまったく同様であるので、重複した説明は省略する。図7に示すように、昇降装置84aは巻取りシャフト93と、巻取りシャフト93と一体に回転する主ギア94と、主ギア94を駆動する駆動ギア98と、駆動ギア98を駆動するステップモータやサーボモータ等のモータ95とを備える。モータ95は、図示を省略した第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の蓄電部からの電気エネルギの還流により動作エネルギを得て、モータ95の回転を制御する回転制御部(図示省略)の命令により、その回転の制御をすれば良い。駆動ギア98のギアシャフト96は、ギア支持枠97に設けられた転がり軸受けにより回転可能に支持される。巻取りシャフト93は、ギア支持枠842,843に設けられた転がり軸受けにより回転可能に支持される。主ギア94、駆動ギア98、モータ95、ギア支持枠856は、ギア支持枠842,843を側壁とするモータ収納箱(841,842,843)の内部に収納されている。モータ収納箱(841,842,843)は、ギア支持枠842と、ギア支持枠842に対向するギア支持枠843と、ギア支持枠842及びギア支持枠843を固定する底板841と、図示を省略した前面側板及び後面側板844とで箱型形状をなしている。モータ95の回転により駆動ギア98が回転し、駆動ギア98の回転により主ギア94及び巻取りシャフト93は回転する。巻取りシャフト93の回転により昇降ワイヤ86aが巻き取られ、昇降ワイヤ86aが移動する。
安定装置88a,89aは昇降装置84a,85bと同一構造でも良いが、より簡単には、ゼンマイケースと、ゼンマイケース内に設置されたゼンマイバネと、ゼンマイバネを固定する固定軸を備えた支持枠から構成しても良い。ゼンマイバネの外周側の端部はゼンマイケースに固定され、中心側の端部は固定軸に固定される。昇降ワイヤ86a、昇降ワイヤ87aの移動により、第1の太陽電池パネル1aを昇降装置84a、85aと安定装置88a、89aとの間で上下に移動させることができる。又、安定ワイヤ90a、91aに働く安定装置88a、89a方向への引力によって、昇降ワイヤ86a、87aにより釣り下げられている第1の太陽電池パネル1aを安定させることができる。重複する説明を省略するが、第2の太陽電池パネル1bも同様に昇降可能である。
スケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の内部において、上段の第1の太陽電池パネル1aと下段の第2の太陽電池パネル1bの間隔を変化させる機能を備えることにより、太陽高度θが高い夏季には、第1の太陽電池パネル1a、1bを移動させ上段のパネルと下段のパネルの間隔を広く設定することができる。冬季には堆積物を排除するために第1の太陽電池パネル1a、1bをシーソー回転させるスペースを確保するために第2の太陽電池パネル1bを上方に移動させることができ、堆積防止屋根による影響を避けるために第1の太陽電池パネル1aを下方に移動させることができる。
図1、図8(a)に示すように、スケルトン・ボックス型(直方体型)のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、中部左前方固定部材307を3軸直交継ぎ手として用いて、鉄パイプ等の断面が円形の鋼管からなる上部左前方縦軸15と、中部正面横軸27と、中部左側面横軸30と、下部左前方縦軸19とを互いに、X−Y−Zの3軸が直交するように連結している。中部左前方固定部材307の内部には、パイプストッパーとなる段差部641があり、上部左前方縦軸15の中部左前方固定部材307への差込量を固定している。又、中部左前方固定部材307の内部に設けられたパイプストッパーとしての段差部642が、中部正面横軸27の中部左前方固定部材307への差込量を固定し、段差部643が、中部左側面横軸30の中部左前方固定部材307への差込量を固定している。中部左前方固定部材307には、フック孔635,636,637を開口し、ワイヤを連結するための扇型のワイヤ連結板631,632,633が分岐部に水掻きのように設けられている。
或いは、図8(b)に示すように、立方体の形状をなす連結キューブ867と、この連結キューブ867の直交する3面にそれぞれ設けられた凸部861,862,863とを備える中部左前方固定部材307bを3軸直交継ぎ手として用意しても良い。凸部861,862,863のそれぞれは、クロス状に板(羽)が交わった構造であり、これらの凸部861,862,863のそれぞれに、上部左前方縦軸15と、中部正面横軸27と、中部左側面横軸30が、3軸直交でそれぞれかぶせるように差し込まれる。この際、凸部861,862,863のそれぞれは、上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30の内周にそれぞれ摩擦力を有して挿入されるので、摩擦力により上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30のそれぞれが連結キューブ867に固定される。摩擦力により上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30のそれぞれが連結キューブ867に固定されためには、凸部861,862,863をそれぞれ上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30の中に挿入したときに、常に締めしろができる、はめあい公差となるように、凸部861,862,863のそれぞれの外径と、上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30との外径を選べば良い。実際には、凸部861,862,863にテーパを持たせて、凸部861,862,863のそれぞれが上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30の中に挿入されたときに、奥の方で締めしろができるようにすれば良い。はめあい公差は、日本規格協会の「JISハンドブック」のJIS B 0401 − 1986等を参照に決めることができる。図8(a)の構造の3軸直交継ぎ手と同様に、中部左前方固定部材307bにも、ワイヤを連結するためのフック831b,832b,833bが設けられている。実際には、凸部861,862,863の他に、凸部861に対向する面にも、図示を省略した凸部が設けられている。この結果、4つの凸部861,862,863,…を用いて、鉄パイプ等の断面が円形の鋼管からなる上部左前方縦軸15、中部正面横軸27、中部左側面横軸30及び下部左前方縦軸19が、中部左前方固定部材307bによって、互いに、X−Y−Zの3軸が直交するように連結される。
重複する説明を省略するが、図1に示す上部左前方固定部材303、上部右前方固定部材304、上部右後方固定部材305、上部左後方固定部材306、中部右前方固定部材308、中部右後方固定部材309、中部左後方固定部材310、下部左前方固定部材311、下部右前方固定部材312、下部右後方固定部材313及び下部左後方固定部材314等も、図8(a)又は図8(b)に示したのと、同一の簡単な構造をなす3軸直交継ぎ手である。図8(a)及び図8(b)に示す構造は例示であるが、このような3軸直交継ぎ手を規格化して統一的に用意することにより、鉄パイプ等の断面が円形の鋼管を利用したスケルトン構造のブロックユニットを組み合わせて、図1に示したようなスケルトン・ボックス型のタワーを、簡単に、且つ短時間で組み上げることができる。特に、鋼管として断面が円形の鉄パイプを利用することにより、スケルトン・ボックス型のタワーの建造費を安くし、これにより、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の設置費用を低減することが可能になる。鉄パイプ等の断面が円形の鋼管は、その表面や内面が、メッキ処理等の表面処理が施されていても構わないことは勿論である。
そして、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、他端を上部左前方固定部材303に接続され反対の他端を上部右前方固定部材304に接続される鉄パイプ等の断面が円形の鋼管を上部正面横軸23として用い、他端を上部左前方固定部材303に接続され反対の他端を上部左後方固定部材306に接続される鋼管を上部左側面横軸26として用い、他端を上部左後方固定部材306に接続され反対の他端を上部右後方固定部材305に接続される鋼管を上部裏面横軸25として用い、他端を上部右後方固定部材305に接続され反対の他端を上部右前方固定部材304に接続される鋼管を上部右側面横軸24として用いて、スケルトン・ボックス型タワーの矩形の天井枠を構成し、天井部をなしている。更に、他端を中部左前方固定部材307に接続され反対の他端を中部右前方固定部材308に接続される鋼管を中部正面横軸27として用い、他端を中部左前方固定部材307に接続され反対の他端を中部左後方固定部材310に接続される鋼管を中部左側面横軸30として用い、他端を中部左後方固定部材310に接続され反対の他端を中部右後方固定部材309に接続される鋼管を中部裏面横軸29として用い、他端を中部右後方固定部材309に接続され反対の他端を中部右前方固定部材308に接続される鋼管を中部右側面横軸28として用いて、スケルトン・ボックス型タワーの矩形の中段枠を構成している。そして、他端を上部左前方固定部材303に接続され反対の他端を中部左前方固定部材307に接続される鋼管を上部左前方縦軸15として用い、他端を上部右前方固定部材304に接続され反対の他端を中部右前方固定部材308に接続される鋼管を上部右前方縦軸16として用い、他端を上部右後方固定部材305に接続され反対の他端を中部右後方固定部材309に接続される鋼管を上部右後方縦軸17として用い、他端を上部左後方固定部材306に接続され反対の他端を中部左後方固定部材310に接続される鋼管を上部左後方縦軸18として用いて、天井枠と中段枠とを連結し、ブロックユニットとして、直方体の上段ブロックを構成している。
更に、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、他端を下部左前方固定部材311に接続され反対の他端を下部右前方固定部材312に接続される鋼管を下部正面横軸31として用い、他端を下部左前方固定部材311に接続され反対の他端を下部左後方固定部材314に接続される鋼管を下部左側面横軸34として用い、他端を下部左後方固定部材314に接続され反対の他端を下部右後方固定部材313に接続される鋼管を下部裏面横軸33として用い、他端を下部右後方固定部材313に接続され反対の他端を下部右前方固定部材312に接続される鋼管を下部右側面横軸32として用いて、スケルトン・ボックス型タワーの矩形の下面(床面)枠を構成している。そして、反対の他端を下部右前方固定部材312に接続される鋼管を下部右前方縦軸20として用い、他端を中部右後方固定部材309に接続され反対の他端を下部右後方固定部材313に接続される鋼管を下部右後方縦軸21として用い、他端を中部左後方固定部材310に接続され反対の他端を中部左後方固定部材314に接続される鋼管を下部左後方縦軸22として用いて、中段枠と下面(床面)枠とを連結し、ブロックユニットとして、直方体の下段ブロックを構成している。そして、直方体の2つのブロックユニット、即ち、上段ブロックと下段ブロックとを、中段枠を介して連結するという簡単な構造により、2段のスケルトン・ボックス型(直方体型)タワーを鋼管を用いて構成し、安価なパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)を、所望の機械的強度を保って実現している。
図8(a)にワイヤを連結するための扇型のワイヤ連結板631,632,633を、図8(b)にワイヤを連結するためのフック831b,832b,833bを示したが、これらのワイヤ連結板やフックを利用して、ワイヤ連結板スケルトン・ボックス型(直方体型)の形状をなす構造を機械的に補強することが好ましい。即ち、第1の実施形態に係るパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、他端を上部左前方固定部材303と接続され反対の他端を対角方向の上部右後方固定部材305と接続される天井面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える天井面補強ワイヤと、他端を上部右前方固定部材304と接続され反対の他端を対角方向の上部左後方固定部材306と接続される天井面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える天井面補強ワイヤと、他端を中部左前方固定部材307と接続され反対の他端を対角方向の中部右後方固定部材309と接続される中段面ワイヤ張力調整器41を備える中段面補強ワイヤ63と、他端を中部右前方固定部材308と接続され反対の他端を対角方向の中部左後方固定部材310と接続される中段面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える中段面補強ワイヤと、他端を下部左前方固定部材311と接続され反対の他端を対角方向の下部右後方固定部材313と接続される床面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える床面補強ワイヤと、他端を下部右前方固定部材312と接続され反対の他端を対角方向の下部左後方固定部材314と接続される床面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える床面補強ワイヤを備える。ここで、天井面ワイヤ張力調整器、天井面ワイヤ張力調整器、中段面ワイヤ張力調整器41、中段面ワイヤ張力調整器、床面ワイヤ張力調整器及び床面ワイヤ張力調整器としては、ターンバックルやボトルスクリュー等の、周知のロープ、ワイヤやタイロッドなどの張力を調節する器具が使用可能である。例えば、ターンバックルにおいては、金属製の胴の両端にネジ山が切られていて、一方は右ネジ、もう一方は左ネジ(逆ネジ)になっており、この胴を回転させることで両端に取り付けられたボルトが締め込まれ(或いは緩められ)、張力を調節することができるが、張力調節の手段としては、他の方式でも構わない。
又、スケルトン・ボックス型のタワーの上段ブロックの機械的強度を補強するために、第1の実施形態に係るパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)では、他端を上部左前方固定部材303と接続され反対の他端を対角方向の上部右前方固定部材308と接続される上部正面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える上部正面補強ワイヤと、他端を上部右前方固定部材304と接続され反対の他端を対角方向の中部左前方固定部材307と接続される上部正面ワイヤ張力調整器48を備える上部正面補強ワイヤ64と、他端を上部右前方固定部材304と接続され反対の他端を対角方向の中部右後方固定部材309と接続される上部右側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える上部右側面補強ワイヤと、他端を上部右後方固定部材305と接続され反対の他端を対角方向の中部右前方固定部材308と接続される上部右側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える上部右側面補強ワイヤと、他端を上部右後方固定部材305と接続され反対の他端を対角方向の中部左後方固定部材310と接続される上部裏面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える上部裏面補強ワイヤと、他端を上部左後方固定部材(図示省略。)と接続され反対の他端を対角方向の中部右後方固定部材309と接続される上部裏面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える上部裏面補強ワイヤと、他端を上部左後方固定部材306と接続され反対の他端を対角方向の中部左前方固定部材307と接続される上部左側面ワイヤ張力調整器35を備える上部左側面補強ワイヤと、他端を上部左前方固定部材303と接続され反対の他端を対角方向の中部左後方固定部材310と接続される上部左側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える上部左側面補強ワイヤを、図8(a)に示したワイヤ連結板631,632,633や、図8(b)に示したフック831b,832b,833b等を利用して張ることが好ましい。上部正面ワイヤ張力調整器、上部正面ワイヤ張力調整器48、上部右側面ワイヤ張力調整器、上部右側面ワイヤ張力調整器、上部裏面ワイヤ張力調整器、上部裏面ワイヤ張力調整器、上部左側面ワイヤ張力調整器35及び上部左側面ワイヤ張力調整器としては、上述と同様に、ターンバックル等の周知の張力調節器具が使用可能である。
更に、スケルトン・ボックス型タワーの下段ブロックの機械的強度を補強するために、第1の実施形態に係るパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)では、他端を中部左前方固定部材307と接続され反対の他端を対角方向の下部右前方固定部材312と接続される下部正面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部正面補強ワイヤと、他端を中部右前方固定部材308と接続され反対の他端を対角方向の下部左前方固定部材311と接続される下部正面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部正面補強ワイヤと、他端を中部右前方固定部材308と接続され反対の他端を対角方向の下部右後方固定部材313と接続される下部右側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部右側面補強ワイヤと、他端を中部右後方固定部材309と接続され反対の他端を対角方向の下部右前方固定部材312と接続される下部右側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部右側面補強ワイヤと、他端を中部右後方固定部材309と接続され反対の他端を対角方向の下部左後方固定部材314と接続される下部裏面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部裏面補強ワイヤと、他端を中部左後方固定部材310と接続され反対の他端を対角方向の下部右後方固定部材313と接続される下部裏面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部裏面補強ワイヤと、他端を中部左後方固定部材310と接続され反対の他端を対角方向の下部左前方固定部材311と接続される下部左側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部左側面補強ワイヤと、他端を中部左前方固定部材307と接続され反対の他端を対角方向の下部左後方固定部材314と接続される下部左側面ワイヤ張力調整器(図示省略。)を備える下部左側面補強ワイヤを、図8(a)に示したワイヤ連結板631,632,633や、図8(b)に示したフック831b,832b,833b等を利用して張ることが好ましい。下部正面ワイヤ張力調整器、下部正面ワイヤ張力調整器、下部右側面ワイヤ張力調整器、下部右側面ワイヤ張力調整器、下部裏面ワイヤ張力調整器、下部裏面ワイヤ張力調整器、下部左側面ワイヤ張力調整器及び下部左側面ワイヤ張力調整器としては、上述と同様に、ターンバックル等の周知の張力調節器具が使用可能である。
第1の実施形態に係るスケルトン・ボックス型(直方体型)の形状をなすパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)は、図12に示すようなコンクリート打設による根巻き基礎942,943,944,945を用いることにより、所望の建造物としての機械的強度が簡単に実現できる。図12に示す根巻き基礎942,943,944,945は、図1に示したパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の脚部901に着目した模式図であるが、他の脚部902,903等についても同様である。
図12に示す根巻き基礎942,943,944,945は、地面941に舟形の溝を掘削したのち、例えば合成樹脂製の杭911,912,913,914を、舟形の溝の底部周辺に打ち込んだ後、合成樹脂製の杭911,912,913,914と脚部901の根巻き基礎942,945とを結束する。更に、合成樹脂製の杭911,912,913,914と根巻き基礎942,945との結束箇所を囲む型枠を設置し、根巻き基礎942,945の高さ調整をした後、型枠にコンクリート打設をし、型枠の内部に根巻き基礎943としてのコンクリートの基礎を設置する。更に、舟形の溝の内部の根巻き基礎(コンクリートの基礎)943の周りを土、若しくはコンクリート等で埋め戻し、根巻き基礎944としての埋め戻し部を構成すれば良い。
《第2の実施形態》
全体構成の図示を省略するが、本発明の第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置は、第1の実施形態の説明で図1に示したのと同様に、第1のパネル駆動シャフトを有するシーソー回転駆動部と、第1のパネル駆動シャフトに対し傾斜角φaを有して固定された矩形の第1の太陽電池パネル1aとを備える第1の電池ユニット、及び、第2のパネル駆動シャフトを有するシーソー回転駆動部と、第2のパネル駆動シャフトに対し傾斜角φbを有して固定された矩形の第2の太陽電池パネル1bとを備える第2の電池ユニットを有する。第1及び第2の太陽電池パネル1a、1bのそれぞれのシーソー回転駆動部のそれぞれのパネル駆動シャフトは、第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置が接地される緯度及び経度の年間日射データにおける最適日射量が得られる方位角に沿った回転軸を有している。第1及び第2の太陽電池パネル1a、1bのそれぞれのシーソー回転駆動部のそれぞれのパネル駆動シャフトは、日の出時において第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が、午前12時における方向(Φ=0°)に対し、日の出方向に近い方向に向かって定義される第1の最大シーソー回転角(例えば、Φ=+90°)分回転し、日の出後は、それぞれの発電面が太陽の方位角をほぼ追尾するように、第1の最大シーソー回転角と反対方向に首を振って、時間と共に逐次回転し、午前12時には、それぞれの発電面をなす矩形の下辺と上辺が水平方向となる(Φ=0°)。更に、午後も太陽を追尾して回転し、第1の最大シーソー回転角と反対方向の第2の最大シーソー回転角方向(Φ=−90°)となる。ただし、第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置は、図4に示したような、最適日射量が得られる方位角におけるシーズン毎の太陽高度θの変化に対応して、図17〜図19に示すように、第1の太陽電池パネル1a,1bの傾斜角φa及び第2の太陽電池パネル1bの傾斜角φbとを調整し、更に、第1の太陽電池パネル1aと第2の太陽電池パネル1bの間隔も調整可能であることが、第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置とは異なる。
第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置と同様に、第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置も、ぞれぞれの発電面が第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間をシーソー回転によって回転移動することにより、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの発電面に付着した堆積物(雪)が重力により除去されるが、シーズン毎の太陽高度θの変化に対応して、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの傾斜角と、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの間隔との両方を調整可能であるので、より有効に太陽エネルギを利用することが可能であり、発電効率をより高めることができる。第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置も、図1に示したのと同様に、スケルトン・ボックス型(直方体型)の形状をなすパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)に、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bを搭載し、パネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の天井部に、堆積防止屋根(図18(g),(h)の符号1h等参照。)を設けることにより、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面への直接的な堆積(降雪)が防止される。よって、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのぞれぞれの発電面に付着する雪の量は、風等の影響で堆積防止屋根を周り込んだ飛雪の吹き込み成分となり、通常は軽微な量と期待できる。第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面のシーソー回転により、発電面に着雪した飛雪成分の大部分が取り除かれるため、発電面の表面に薄い層として残った残留成分は、太陽光を浴びることにより、融雪し、消滅する。よって、第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置によれば、豪雪地域であっても、シーズンによる太陽高度θの変化にも影響を受けずに、常に高効率の発電を維持可能である。
図17〜図19に示すように、第1の太陽電池パネル1aの傾斜角φa及び第2の太陽電池パネル1bの傾斜角φbとを調整するため、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bは、図13及び図14に示すような傾斜角駆動部821により、それぞれ駆動される。図13及び図14に示す説明は、第1の太陽電池パネル1aに着目して記述するが、第2の太陽電池パネル1b側の傾斜角駆動部821の構造やその動作もまったく同様であるので、重複した説明は省略する。第1の太陽電池パネル1aの傾斜角φaを制御する傾斜角駆動部821は、切り欠き円板状の部分円周ギア121と、部分円周ギア121を駆動する円板状の中間ギア128と、中間ギア128を駆動する円板状の駆動ギア127と、駆動ギア127を駆動するステップモータ等のモータ124とを備える。モータ124は、図示を省略した第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の蓄電部からの電気エネルギの還流により動作エネルギを得て、モータ124の回転を制御する回転制御部(図示省略)の命令により、その回転の制御をすれば良い。駆動ギア127はギアシャフト852に固定され、ギアシャフト852は、ギア支持枠125に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持されている。中間ギア128はギアシャフト853に固定され、ギアシャフト853は、ギア支持枠となる筐筒851に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持され、部分円周ギア121は傾斜角制御シャフト854に固定され、傾斜角制御シャフト854はギア支持枠となる筐筒851に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持されている。これらのモータ124、駆動ギア127、中間ギア128、部分円周ギア121、ギアシャフト852,853、傾斜角制御シャフト854、ギア支持枠125等は、シーソー回転駆動部83の駆動シャフト100に固定された筐筒851の内部に収納されている。部分円周ギア121は約1/2半径位置で、半径方向に垂直方向の円周切り欠き面を有し、この円周切り欠き面に、L型留具861がボルト863,865によって固定されている。そして、このL型留具861をボルト862,864を用いて,第1の太陽電池パネル1aに固定することにより、部分円周ギア121と第1の太陽電池パネル1aとを固定している。
このように、傾斜角駆動部821がシーソー回転駆動部83の駆動シャフト100に固定されることにより、第2の実施形態に係る第1の太陽電池パネル1aは傾斜角制御シャフト854及び駆動シャフト100によって、直交2軸のゴニオ機構を実現させることができる。図13に示すように、シーソー回転駆動部83は、ステップモータ等のモータ102と、モータ102により駆動される駆動ギア105と、駆動ギア105により駆動される主ギア101を備える。駆動シャフト100は主ギア101と一体で回転するように固定されているので、モータ102の回転により、駆動シャフト100が回転し、駆動シャフト100に固定された傾斜角駆動部821が回転する。駆動ギア105のギアシャフト104は、ギア支持枠836、837に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持されている。駆動シャフト100は、ギア支持枠834、835に設けられた転がり軸受けによって回転可能なように支持されている。モータ102は、図示を省略した第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置の蓄電部からの電気エネルギの還流により動作エネルギを得て、モータ102の回転を制御する回転制御部(図示省略)の命令により、その回転の制御をすれば良い。これらのモータ102、駆動ギア105、ギアシャフト104、ギア支持枠836、837、駆動シャフト100、ギア支持枠834、835等は、円筒形の筐筒831の内部に収納されている。円筒形の筐筒831は側板832,833により両側を閉じられている。傾斜角駆動部821がシーソー回転できるように、筐筒831にはスリットが設けられている。よって、直交2軸のゴニオ回転、即ち、傾斜角駆動部821の制御により第1の太陽電池パネル1aを所望の傾斜角に維持をしながら、駆動シャフト100による、例えば、+90°から−90°までのシーソー回転をして、第1の太陽電池パネル1aの発電面へ着雪した飛雪の吹き込み成分を重力の効果で落下させることができる。
図13に示すように、シーソー回転駆動部83に前方上面フック79、後方上面フック80、前方下面フック81及び後方下面フック82が設けられている点は第1の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置と同様である。よって、第1の実施形態の図6に示したのと同様に、前方上面フック79、後方上面フック80、前方下面フック81及び後方下面フック82のそれぞれに、昇降ワイヤ86a、昇降ワイヤ87a、安定ワイヤ90a及び安定ワイヤ91aを連結することにより、シーソー回転駆動部83の上下方向に沿った並進移動(垂直移動)を可能にして、太陽高度θの変化に対応した第1の太陽電池パネル1aと第2の太陽電池パネル1bの間隔を調整するようにしている。
太陽エネルギを最も効率良く受けることができる太陽電池パネルの最適傾斜角φは季節によって異なる。例えば、札幌市の場合、一年を通しての年間最適傾斜角φyoptは35.4°であるが、1月の月間最適傾斜角φmoptは71.5°であり、6月の月間最適傾斜角φmoptは6.9°である。季節に応じて第1の太陽電池パネル1aの傾斜角φa及び第2の太陽電池パネル1bの傾斜角φbを変えることができれば、より多くの日射量を得ることができ効率の良い発電が可能となる。
スケルトン・ボックス型の形状をなすパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)の上段に第1の太陽電池パネル1a、下段に第2の太陽電池パネル1bを設置した場合、図17、図18、図19に示すように、第2の太陽電池パネル1bは年間を通して最適傾斜角φbをとることができる。一方、堆積防止屋根1hと第1の太陽電池パネル1aとの距離を特定の値に設定した場合、堆積防止屋根1hの陰の影響で、第1の太陽電池パネル1aは、図18(g)に示す10月、図19(k)に示す2月、図19(l)に示す3月以外は最適傾斜角φa=φbをとることができる。堆積防止屋根1hの陰の影響を避けるためには、図18(g)に示すように、第1の太陽電池パネル1aの10月の傾斜角φaは90°、図19(k)に示すように、2月の傾斜角φaは90°、図19(l)に示すように、3月の傾斜角φaは10°と設定するか、堆積防止屋根1hと第1の太陽電池パネル1aとの距離を更に大きくすれば良い。
このように第1の太陽電池パネル1a及び第2の太陽電池パネル1bを垂直移動及び2軸ゴニオ回転させることで、第1の太陽電池パネル1aの1日の日射量平均は1平方メートル当たり4.07kwhを得ることができ、第2の太陽電池パネル1bの1日の日射量平均は1平方メートル当たり4.16kwhを得ることができる。これは、年間最適傾斜角φyopt=35.4°での1日の日射量平均3.95kwhより多い。垂直方向に離間して積層した第1の太陽電池パネル1a及び第2の太陽電池パネル1bを用いることにより、雪国等の特定の堆積物が問題となる地域であっても、発電効率を落とすことなく、設置面積に比して多くの発電量を得ることができる。これは、雪国等の特定の堆積物が問題となる地域において、太陽電池パネルの設置面積が限られているときに、発電量を確保するのに有効であるといえる。
《第3の実施形態》
第1の実施形態又は第2の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置をなす、スケルトン・ボックス型のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)を、隣接して横に、即ち東西方向に沿って、並列接続すれば、太陽電池パネルを垂直面内に沿って、2次元配列できるので、全体として発電面が広くなり、高出力が可能となる。本発明の第3の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置では、このような、スケルトン・ボックス型タワーを、東西方向に沿って、並列配置した構造を基本とする大電力発電用のシーソー式太陽光発電装置について説明する。
開口率の大きなスケルトン・ボックス型タワーを、東西方向に沿って、並列配置した場合において、西方向にx軸、北方向にy軸、高さ方向にz軸とする直交座標系において、上段の第1の太陽電池パネル1aと下段の第2の太陽電池パネル1bの間隔をl、太陽高度θ、太陽方位αとしたときの、上段の第1の太陽電池パネル1aの一点P(0,0,l)が、隣接するスケルトン・ボックス型タワーに配置され、第1の太陽電池パネル1aの斜め下方向に位置する第2の太陽電池パネル1bに作る影の位置Q(x,y,0)の位置は:

x=lcotθcosα
y=lcotθsinα
z=0

で与えられる。
図16(a)及び図16(b)は、上段の2m×2mの第1の太陽電池パネル1aと下段の2m×2mの第2の太陽電池パネル1bの間隔lを3mに設定した場合の、夏至の時期の札幌市における上段の第1の太陽電池パネル1aの影になる部分を白抜きの矩形で、同一のスケルトン・ボックス型タワーの下段に配置された第2の太陽電池パネル1bを右上がりのハッチングを施した矩形領域で示し、同一のスケルトン・ボックス型タワーでの第1の太陽電池パネル1aの陰と第2の太陽電池パネル1bとの位置関係を示す。図16(a)及び図16(b)において、紙面の上方向が北方向で、紙面の右方向が東方向である。白抜きの矩形のはみ出しの様子から、スケルトン・ボックス型タワーを隣接配置すると、上段の第1の太陽電池パネル1aの影が、西側に隣接するスケルトン・ボックス型タワーの下段に位置する第2の太陽電池パネル(図示を省略しているが、右上がりのハッチングで示した太陽電池パネル1bの左側)に影響し、発電効率が低下することが分かる。
ここで、図16(a)及び図16(b)に示した上段の第1の太陽電池パネル1aの陰が、図示を省略した西側のスケルトン・ボックス型タワーに配置された(東側の第1の太陽電池パネル1aの斜め下方向に位置する)西側の第2の太陽電池パネル(図示省略)に影響を与えない極端な例として、東側の上段の第1の太陽電池パネル1aの傾斜角を−90°に設定することが考えられる。この場合、西側のスケルトン・ボックス型タワーの下段に位置する第2の太陽電池パネルは最適傾斜角φをとることができる。又、太陽がスケルトン・ボックス型タワーの東側にあるときは東側の上段の第1の太陽電池パネル1aのみを−90°に設定すれば良く、西側の上段の第1の太陽電池パネル(図示省略)は最適傾斜角φに設定できる。逆に、太陽がスケルトン・ボックス型タワーの西側にあるときは西側の上段の第1の太陽電池パネル(図示省略)を−90°に設定し、東側の上段の第1の太陽電池パネル1aは最適傾斜角φに設定できる。又、図18(h)、図19(i)、図19(j)から分かるように11月、12月、1月は上段の第1の太陽電池パネル1aを二枚とも最適傾斜角φに設定しても、隣接するスケルトン・ボックス型タワーに配置され、第1の太陽電池パネル1aの斜め下方向に位置する第2の太陽電池パネル1bに影響を与えることはない。
このように設定すると、スケルトン・ボックス型タワーを並列配置した場合において、下段の第2の太陽電池パネル1bは年間を通じて最適傾斜角φをとることができる。上段の第1の太陽電池パネル1aは、10月の傾斜は90°、2月の傾斜角は90°、3月の傾斜角は10°となり他の月は最適傾斜角φをとることができる第1の太陽電池パネル1aと、11月、12月、1月は最適傾斜角φをとり、他の月は−90°となる第1の太陽電池パネル1aと考えることができる。11月、12月、1月は最適傾斜角φをとり、他の月は−90°となる第1の太陽電池パネル1aは、10月と2月は第1の太陽電池パネル1aの1/4が堆積防止屋根の影響を受け、3月は第1の太陽電池パネル1aの1/6が堆積防止屋根の影響を受ける。
スケルトン・ボックス型タワーを東西に隣接並列配置した場合において、日射量は、下段の二枚の第2の太陽電池パネルがそれぞれ4.16kwhとなる。上段の片方の、10月の傾斜は90°、2月の傾斜角は90°、3月の傾斜角は10°となり、他の月は最適傾斜角φをとることができる、第1の太陽電池パネルは4.07kwhとなる。上段のもう一方の第1の太陽電池パネルは、11月、12月、1月は最適傾斜角φをとり、他の月は−90°となるので、日射量は2.7kwhとなる。4枚の太陽電池パネルへの日射量の合計は15.09kwhであり、1平方メートル当たり3.77kwhとなる。この極端な例においても、年間最適傾斜角φyoptの日射量3.95と比較すると約95%の日射量である。第3の実施形態に係るシーソー式太陽光発電装置によれば、スケルトン・ボックス型タワーを、東西方向に沿って並列配置することにより、雪国等の特定の堆積物が問題となる地域であっても、効率の良い大電力発電が可能になる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第3の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。例えば、既に述べた第1〜第3の実施形態の説明においては、それぞれの回転軸が、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面に対して傾斜角を有して定義され、発電面に対向する第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの裏面に接続された第1及び第2のシーソー回転駆動部83a,83bが、本発明の「面方向制御手段」として機能する場合について例示的に説明したが、面方向制御手段は、第1〜第3の実施形態によって記載した例示の構造に限定されるものではなく、種々の構造や方式が採用可能である。
例えば、第1〜第3の実施形態で説明した第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bと同様に、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が矩形形状を有するように構成し、回転軸を、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面に平行な面内に定義しても良い。そして、この回転軸の方向に沿って、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの前方端部及び後方端部のそれぞれに凸部を設ける。更に、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの前方と後方に、柱状の太陽電池パネル固定機構を、それぞれ垂直方向に設け、前方端部の凸部及び後方端部の凸部をそれぞれ、回転可能なように、回転軸受け等を介して、この太陽電池パネル固定機構の凹部に挿入すれば、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bをシーソー回転させることができる。具体的には、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのそれぞれの前方端部の凸部及び後方端部の凸部を回転軸受け等により、太陽電池パネル固定機構の凹部に挿入した状態で、この回転軸に平行な第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの一辺(矩形形状の一辺)に牽引ワイヤ等を接続し、牽引ワイヤ等による牽引力で、回転軸に関する第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのシーソー回転の回転モーメントを付与すれば、シーソー回転させることができる。
即ち、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの一辺に牽引ワイヤ等を接続し、この牽引ワイヤで、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの一辺を上方向又は下方向に牽引する牽引機構を、本発明の「面方向制御手段」とすることも可能である。
この牽引ワイヤ等を用いた」面方向制御手段の例においては、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が日の出時において最大シーソー回転角分回転し、日の出後は、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が太陽の方位角を追尾して逐次回転するように、牽引機構を構成する牽引ワイヤが第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの一辺を上方向又は下方向に牽引する。柱状の太陽電池パネル固定機構は例えば、機械的強度の強いC型鋼等を利用すれば良い。又、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bが上下方向に移動する必要があれば、蟻溝若しくは蟻溝と類似な機能をなす溝が掘られたレール状の垂直移動ガイドの内部に前方端部の凸部及び後方端部の凸部のそれぞれを挿入しても良い。前方端部の凸部及び後方端部の凸部は、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの前方と後方に、それぞれ垂直方向に設けた垂直移動ガイドの蟻溝若しくは蟻溝と類似な機能をなす溝に適合する形状に成形しておく。そして、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの上下方向に沿った並進移動(垂直移動)を、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの前方と後方に設けた垂直移動ガイドを利用して実現すれば良い。このように構成しておけば、強風等の影響も受けずに、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの保持状態を安定に保つことが可能である。
或いは、回転軸を、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面に平行な面内に定義し、この回転軸の方向に沿って、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの前方端部及び後方端部のそれぞれに凸部を設けて、凸部のそれぞれを回転可能なように、太陽電池パネル固定機構に支持した状態で、この回転軸に平行な第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの対向する二辺(矩形形状の二辺)に、それぞれ牽引ワイヤ等を1本ずつ接続しても良い。第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺のそれぞれに1本ずつ牽引ワイヤ等を接続し、2本の牽引ワイヤで、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺の内の一辺を上方向、対向する他辺を下方向に牽引するように、互いに逆方向に牽引することによっても、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bにシーソー回転の回転モーメントを付与することができる。即ち、このような、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺のそれぞれに1本ずつ牽引ワイヤ等を接続し、この牽引ワイヤで、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺の内の一辺を上方向、対向する他辺を下方向に牽引するように、互いに逆方向に牽引する牽引機構を、本発明の「面方向制御手段」として採用することも可能である。二辺のそれぞれを牽引ワイヤ等で牽引する面方向制御手段の例においても、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が日の出時において最大シーソー回転角分回転し、日の出後は、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が太陽の方位角を追尾して逐次回転するように、牽引機構を構成するそれぞれの牽引ワイヤが第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺を互いに逆方向に牽引して、シーソー回転に必要な回転モーメントを付与する。
或いは、回転軸を、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面に平行な面内に定義し、この回転軸の方向に沿って、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの前方端部及び後方端部のそれぞれに凸部を設けて、凸部のそれぞれを回転可能なように、太陽電池パネル固定機構に支持した状態で、この回転軸に平行な第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの対向する二辺(矩形形状の二辺)に、それぞれ牽引ワイヤ等を2本ずつ接続しても良い。第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺のそれぞれに牽引ワイヤ等を2本ずつ接続し、全部で4本の牽引ワイヤで、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺の内の一辺を上方向、対向する他辺を下方向に牽引するように、互いに逆方向に牽引することによっても、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bにシーソー回転の回転モーメントを付与することができる。この場合は、4本の牽引ワイヤは矩形の4つの頂角、若しくはその近傍に接続すれば良い。このような、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺のそれぞれに2本ずつ牽引ワイヤ等を接続し、4本の牽引ワイヤで、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺の内の一辺を上方向、対向する他辺を下方向に牽引するように、互いに逆方向に牽引する牽引機構を、本発明の「面方向制御手段」として採用することも可能である。4本の牽引ワイヤ等で牽引する面方向制御手段の例においても、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が日の出時において最大シーソー回転角分回転し、日の出後は、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面が太陽の方位角を追尾して逐次回転するように、牽引機構を構成するそれぞれの牽引ワイヤが第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの二辺を互いに逆方向に牽引して、シーソー回転に必要な回転モーメントを付与する。
又、第1〜第3の実施形態では、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bがスケルトン構造のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)に搭載される場合を例示的に説明したが、パネルを搭載する構造や方式は、第1〜第3の実施形態によって記載した例示の構造に限定されるものではなく、種々の構造や方式が採用可能である。例えば、円柱や角柱等の機械的強度の強い柱状のパネル搭載柱を設け、このパネル搭載柱から枝状にアームを分岐し、このアームのそれぞれに、第1及び第2のシーソー回転駆動部83a,83bを収納し、これらの第1及び第2のシーソー回転駆動部83a,83bを利用して、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bを上下方向に離間して積層しても良い。
又、第1〜第3の実施形態では、上段の第1の太陽電池パネル1aと下段の第2の太陽電池パネル1bの2枚を垂直方向に積層した例を示したが、3枚以上の枚数を垂直方向に積層しても構わない。例えば、高さ7m程度の2階建て家屋に相当するスケルトン・ボックス型タワーを用いれば、太陽電池パネルを4枚程度、垂直方向に積層可能である。図12に示したような根巻き基礎を用いることにより、2階建て家屋に相当する高さ以上の寸法のスケルトン・ボックス型タワーが、所定の強度を有して、簡単に建築できる。スケルトン・ボックス型タワーの高さを更に高くすることにより、5枚以上の枚数を垂直方向に積層することも可能である。3枚以上の太陽電池パネルを垂直方向に積層する場合も、機械的強度の強い柱状のパネル搭載柱と、このパネル搭載柱から枝状に分岐したアームを利用しても構わない。
又、既に述べた第3の実施形態の説明においては、上段の第1の太陽電池パネル1aと下段の第2の太陽電池パネル1bの2枚を垂直方向に積層したスケルトン・ボックス型タワーを、東西方向に並列配置する例を示したが、もし、太陽電池パネルを接地する面積が十分あれば、垂直方向に積層せずに、水平面方向に1次元若しくは2次元で配列しても構わない。垂直方向に積層しない場合は、上段の第1の太陽電池パネルの影が、隣接するスケルトン・ボックス型タワーの下段に位置する第2の太陽電池パネルに影響することもない。この場合も、水平面方向に配列された複数の太陽電池パネルのそれぞれの発電面を第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間でシーソー回転させることにより、それぞれの発電面に付着した堆積物である雪を重力により落下させ除去することができる。よって、特定の堆積物が問題となる地域であっても、常に定常的な発電を維持可能であり、日射が維持できる限り、有効な発電が可能である。
又、既に述べた第1〜第3の実施形態の説明において、日の出時において第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの発電面の下辺又は上辺の地面に対する角度を第1の最大シーソー回転角に設定し、日の出後は、それぞれの発電面が太陽の方位角をほぼ追尾するように、第1の最大シーソー回転角と反対方向に首を振って、時間と共に逐次回転し、日没時に第2の最大シーソー回転角方向となるような動作を説明したが、降雪時には、瞬時に第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間のシーソー回転運動を実行させる除去モード(ワイパーモード)を挿入しても良い。例えば、降雪シーズンでは、毎朝、起動に際し、先ず除去モード(ワイパーモード)にして、第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間のシーソー回転運動を実行させた後、定常モードに切り替え、日の出後においては太陽の方位角をほぼ追尾するようにシーソー回転運動をさせるような動作でも良い。除去モード(ワイパーモード)においては、複数のシーソー回転運動を高速で繰り返しても良く、一定の時間経過後に、定期的に除去モード(ワイパーモード)を挿入するようにプログラム制御しても良い。
或いは、スケルトン構造のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)や柱状のパネル搭載柱をターンテーブルの上に搭載し、ターンテーブルを太陽の方位角に沿って回転移動しても良い。この場合、降雪シーズンニオイテ、毎朝、起動に際し、先ず除去モード(ワイパーモード)にして、第1の最大シーソー回転角と第2の最大シーソー回転角との間のシーソー回転運動を実行させた後、定常モードに切り替えてシーソー回転角度をΦ=0°に停止し、日の出後においては、Φ=0°にシーソー回転を停止した状態で、ターンテーブルが太陽の方位角をほぼ追尾するように回転させるような動作でも良い。ターンテーブルを用いた場合も、除去モード(ワイパーモード)においては、複数のシーソー回転運動を高速で繰り返しても良く、一定の時間経過後に、定期的に除去モード(ワイパーモード)を挿入するようにプログラム制御しても良い。
更に、スケルトン構造のパネル搭載タワー(15,16,17,…、33,34)や柱状のパネル搭載柱の全体を、シーズン毎の太陽高度θの変化に対応して、傾斜させて、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bの傾斜角を変化させるように構成しても良い。
更に、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのシーソー回転角を独立に変化させて、第1の太陽電池パネル1aの陰が、第2の太陽電池パネル1bに及ぼす影響を最小限にしても良い。特に、日の出、及び日没時のように、太陽の方位角が大きな場合は、第1及び第2の太陽電池パネル1a,1bのシーソー回転角を独立に変化させることにより、東側方向からの太陽光、及び西側方向からの太陽光をより有効に受光できる。
又、上記の第1〜第3の実施形態等においては、特定の堆積物の例として、雪に着目して、本発明のシーソー式太陽光発電装置を雪国に適用する場合について、例示的に説明したが、特定の堆積物としては、雪以外の火山灰、砂(黄砂)、煤煙、塵埃等であっても、同様に本発明のシーソー式太陽光発電装置が適用可能であり、これらの雪以外の火山灰、砂(黄砂)、煤煙、塵埃等の発電面への堆積が問題となる地域や国においても、同様な効果が得られることは、上記の説明の趣旨から容易に理解できるであろう。このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
1a…第1の太陽電池パネル
1b…第2の太陽電池パネル
1h…堆積防止屋根
15…上部左前方縦軸
16…上部右前方縦軸
17…上部右後方縦軸
18…上部左後方縦軸
19…下部左前方縦軸
20…下部右前方縦軸
21…下部右後方縦軸
22…下部左後方縦軸
23…上部正面横軸
24…上部右側面横軸
25…上部裏面横軸
26…上部左側面横軸
27…中部正面横軸
28…中部右側面横軸
29…中部裏面横軸
30…中部左側面横軸
31…下部正面横軸
32…下部右側面横軸
33…下部裏面横軸
34…下部左側面横軸
35…上部左側面ワイヤ張力調整器
41…中段面ワイヤ張力調整器
48…上部正面ワイヤ張力調整器
63…中段面補強ワイヤ
64…上部正面補強ワイヤ
79…前方上面フック
80…後方上面フック
81…前方下面フック
82…後方下面フック
83…シーソー回転駆動部
83a…第1のシーソー回転駆動部
83b…第2のシーソー回転駆動部
84a,85b…昇降装置
86a,87a…昇降ワイヤ
88a,89a…安定装置
90a,91a…安定ワイヤ
93,114…シャフト
94,101,115…主ギア
95,102,116,124…モータ
96,104,117,852,853…ギアシャフト
97,110,125,834,836,842,843,856…ギア支持枠
98,105,119,127…駆動ギア
99…回転子
100…駆動シャフト
100a…第1のパネル駆動シャフト
100b…第2のパネル駆動シャフト
103…モータヘッド
106…屋根部材
107…レール
107a…右側レール
107b…左側レール
108…屋根部材駆動装置
111…連ローラー
112…台車
113a,113b…牽引ワイヤ
121…部分円周ギア
128…中間ギア
303…上部左前方固定部材
304…上部右前方固定部材
305…上部右後方固定部材
306…上部左後方固定部材
307…中部左前方固定部材
307b…中部左前方固定部材
308…上部右前方固定部材
308…中部右前方固定部材
309…中部右後方固定部材
310…中部左後方固定部材
311…下部左前方固定部材
312…下部右前方固定部材
313…下部右後方固定部材
314…下部左後方固定部材
314…中部左後方固定部材
631,632,633…ワイヤ連結板
635,636,637…フック孔
641,642,643…段差部
821…傾斜角駆動部
831,851…筐筒
831b,832b,833b…フック
832,833…側板
841,854…底板
841,861…L型留具
842,862,863,864,865…ボルト
844…後面側板
852…側壁
853…天井板
854…傾斜角制御シャフト
861,862,863…凸部
867…連結キューブ
901,902,903…脚部
911,912,913,914…杭
941…地面
942,943,944,945…基礎

Claims (9)

  1. 接地される地点の緯度及び経度の年間日射データにおける最適日射量が得られる方位角に沿った方向を回転軸として定義し、該回転軸に関するシーソー回転が可能な太陽電池パネルと、
    日の出時において前記太陽電池パネルの発電面が日の出方向側に向かうシーソー回転角方向に定義される最大シーソー回転角分、前記回転軸に関して回転し、日の出後は、前記最大シーソー回転角と反対方向に太陽の方位角を追尾して、前記回転軸に関して逐次回転するように、前記発電面の方向を制御する面方向制御手段
    とを備え、前記シーソー回転により、前記発電面に堆積した堆積物を除去可能としたことを特徴とするシーソー式太陽光発電装置。
  2. 前記回転軸が、前記発電面に対して傾斜角を有して定義され、
    前記面方向制御手段が、
    前記発電面に対向する前記太陽電池パネルの裏面に接続され、前記回転軸を回転中心とするパネル駆動シャフトを有するシーソー回転駆動部
    を備え、前記パネル駆動シャフトが、日の出時において前記最大シーソー回転角分回転し、日の出後は、太陽の方位角を追尾して逐次回転することを特徴とする請求項1に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  3. 前記発電面が矩形形状を有し、前記回転軸が、前記発電面に平行な面内に定義され、
    前記面方向制御手段が、
    前記回転軸に平行な前記矩形形状の一辺に接続され、前記回転軸に関するシーソー回転の回転モーメントを付与するように、前記一辺を上下方向に牽引する牽引機構
    を備え、前記牽引機構が、前記発電面が日の出時において前記最大シーソー回転角分回転し、日の出後は、前記発電面が太陽の方位角を追尾して逐次回転するように、前記一辺を牽引することを特徴とする請求項1に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  4. 前記発電面への前記堆積物の直接的な堆積を防止するための堆積防止屋根を移動可能に搭載する天井部と、
    前記堆積防止屋根を使用時において、前記発電面が前記堆積防止屋根の直下となる位置に配置されるように、前記太陽電池パネルを配置するスケルトン構造のパネル搭載タワー とを更に備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  5. 前記パネル搭載タワーが、複数枚の太陽電池パネルを、それぞれの発電面が前記堆積防止屋根の直下となる位置に、互いに離間して垂直方向に搭載することを特徴とする請求項4に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  6. 前記最適日射量が得られる方位角におけるシーズン毎の太陽の太陽高度の変化に対応して、
    前記複数枚の太陽電池パネルのそれぞれの傾斜角と、
    前記複数枚の前記太陽電池パネルの間隔
    とを調整することを特徴とする請求項5に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  7. 直方体の12辺の位置に、それぞれ配置された12本の鋼管と、
    前記12本の鋼管のそれぞれを、前記直方体を構成するように、前記直方体の8つの頂点において、それぞれ3軸直交で連結する8個の3軸直交継ぎ手
    とを備えて構成されたスケルトン構造のボックスユニットを単位とし、
    前記パネル搭載タワーが、前記ボックスユニットを複数個組み合わせて構成されていることを特徴とする請求項4に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  8. 前記3軸直交継ぎ手のそれぞれが、
    立方体の形状をなす連結キューブと、
    該連結キューブの直交する3面にそれぞれ設けられた凸部であって、それぞれが3軸直交でそれぞれ配置された鋼管の内周にそれぞれ摩擦力を有して挿入され、前記摩擦力により前記鋼管のそれぞれを固定して、前記連結キューブに連結する凸部
    とを備えることを特徴とする請求項7に記載のシーソー式太陽光発電装置。
  9. 前記3軸直交継ぎ手のそれぞれが、
    ボックスユニットの各面の対角線に張力を付与するためのワイヤを固定するフックを備えることを特徴とする請求項7又は8に記載のシーソー式太陽光発電装置。
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