JP2011247973A - 表示制御装置、表示システム、及び、表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置、表示システム、及び、表示制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】表示する画像の明るさとバックライトの光量とが大きく乖離することを防止する。
【解決手段】車載表示システム1においては、連続する入力画像の明るさの変化が所定の基準以上となるシーンチェンジの発生をシーンチェンジ検出部343が検出すると、検出信号を発生する。この検出信号に応答して、制御量導出部345は光源制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて光源制御量を新たに導出する。このため、光源制御量の導出処理中にシーンチェンジが発生した場合において、実際に表示される画像の明るさとバックライトの光量とが大きく乖離することを防止できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示装置の表示を制御する技術に関する。
液晶パネルを用いる表示装置は、通常、バックライトを用いて画面を背面から照明している。表示装置は、バックライトからの光の透過率を画素ごとに変更することで各種内容の表示を実現する。このようなバックライトは、液晶パネルの画面全体を一律の光量で照明することが一般的である。
これに対して、液晶パネルの画面を複数の光源で照明可能にバックライトを構成し、画面に表示される画像における明るさの分布に応じて、各領域に対応する光源の光量を調整する表示制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、画像中の明るい領域に対応する光源の光量を比較的大きくし、暗い領域に対応する光源の光量を比較的小さくする。この技術を採用すれば、画面全体を一律の光量で照明した場合と比較して消費電力を有効に低減できる。
特開平3−71111号公報
ところで、上記のように画像の明るさの分布に応じてバックライトの光量の調整を行う場合は、光源の光量を規定するための光源制御量を入力画像を参照して導出する必要がある。
しかしながら、この光源制御量を導出するための処理時間は一定ではなく処理の対象とする入力画像の内容等によって異なり、比較的短期間で完了する場合がある一方で、入力画像によっては数フレーム分の期間が必要となる場合もある。
このように光源制御量の導出の処理時間が比較的長くなると、ある入力画像に基づいて導出された光源制御量が光量の調整に実際に反映できるようになるのは、その入力画像の数フレーム後の入力画像を表示する時点となる。その結果、実際に表示装置に表示される画像の明るさとバックライトの光量とが大きく乖離してしまい、不自然な表示がなされる可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、表示する画像とバックライトの光量とが大きく乖離することを防止できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、連続して入力される入力画像を表示装置に表示させる表示制御装置であって、前記表示装置のバックライトは、前記表示装置の画面を複数の光源で照明し、前記入力画像の明るさに基づいて、前記複数の光源の光量をそれぞれ規定する複数の制御量を導出する導出手段と、前記複数の制御量を導出する導出処理を中断するための中断条件を満足するか否かを判定する判定手段と、前記中断条件を満足した場合に、前記導出処理を前記導出手段に中断させる中断手段と、を備え、前記導出手段は、前記中断手段により前記導出処理が中断された場合は、前記導出処理の中断後に入力される前記入力画像に基づいて前記複数の制御量を新たに導出する。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、連続する前記入力画像の明るさの変化が所定の基準以上となる変化現象の発生を検出する検出手段、をさらに備え、前記判定手段は、前記変化現象が発生した場合に、前記中断条件を満足すると判定する。
また、請求項3の発明は、請求項1または2に記載の表示制御装置において、前記表示装置の表示コンテンツを変更する変更手段から、前記表示コンテンツを変更することを示す変更信号を入力する入力手段、をさらに備え、前記判定手段は、前記変更信号を入力した場合に、前記中断条件を満足すると判定する。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の表示制御装置において、前記判定手段は、前記複数の制御量の導出中に入力される前記入力画像の数が所定数以上となった場合に、前記中断条件を満足すると判定する。
また、請求項5の発明は、表示システムであって、請求項1ないし4のいずれかに記載の表示制御装置と、前記表示制御装置から出力される画像を表示する表示装置と、を備えている。
また、請求項6の発明は、連続して入力される入力画像を表示装置に表示させる表示制御方法であって、前記表示装置のバックライトは、前記表示装置の画面を複数の光源で照明し、前記入力画像の明るさに基づいて、前記複数の光源の光量をそれぞれ規定する複数の制御量を導出する工程と、前記複数の制御量を導出する導出処理を中断するための中断条件を満足するか否かを判定する工程と、前記中断条件を満足した場合に、前記導出処理を中断する工程と、前記導出処理の中断後に入力される前記入力画像に基づいて前記複数の制御量を新たに導出する工程と、を備えている。
請求項1ないし6の発明によれば、中断条件を満足した場合に、複数の制御量の導出を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて複数の制御量を新たに導出するため、実際に表示する画像とバックライトの光量とが大きく乖離することを防止できる。
また、特に請求項2の発明によれば、連続する入力画像の明るさの変化が所定の基準以上となる変化現象が発生した場合に、複数の制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて複数の制御量を新たに導出する。このため、制御量の導出処理中に入力画像の明るさが大きく変化した場合において、実際に表示する画像と制御量とが大きく乖離することを防止できる。
また、特に請求項3の発明によれば、表示コンテンツを変更することを示す変更信号を入力した場合に、複数の制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて複数の制御量を新たに導出する。このため、制御量の導出処理中に表示コンテンツが変更される場合において、実際に表示する画像と制御量とが大きく乖離することを防止できる。
また、特に請求項4の発明によれば、複数の制御量の導出処理中に入力される入力画像の数が所定数以上となった場合に、複数の制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて複数の制御量を新たに導出する。このため、制御量の導出処理に比較的長い時間がかかることに起因して実際に表示する画像と制御量とが大きく乖離することを防止できる。
図1は、車載表示システムの構成を示すブロック図である。 図2は、表示装置の構成の一例を示す分解斜視図である。 図3は、第1の実施の形態の画像補正部及びバックライト制御部の機能構成を示す図である。 図4は、電力低減処理の概要を説明する図である。 図5は、光源制御量の導出処理が繰り返される状態の一例を示すタイムチャート図である。 図6は、光源制御量の導出処理が繰り返される状態の一例を示すタイムチャート図である。 図7は、シーンチェンジの発生を検出する処理の流れを示す図である。 図8は、第1の実施の形態における光源制御量の導出及びその中断に係る処理の流れを示す図である。 図9は、シーンチェンジの発生の検出手法を説明する図である。 図10は、光源制御量の導出処理が繰り返される状態の一例を示すタイムチャート図である。 図11は、表示コンテンツを変更する場合の一例を示す図である。 図12は、第2の実施の形態の画像補正部及びバックライト制御部の機能構成を示す図である。 図13は、第2の実施の形態における光源制御量の導出及びその中断に係る処理の流れを示す図である。 図14は、光源制御量の導出処理が繰り返される状態の一例を示すタイムチャート図である。 図15は、第3の実施の形態の画像補正部及びバックライト制御部の機能構成を示す図である。 図16は、第3の実施の形態における光源制御量の導出及びその中断に係る処理の流れを示す図である。 図17は、光源制御量の導出処理が繰り返される状態の一例を示すタイムチャート図である。 図18は、表示装置の構成の他の一例を示す分解斜視図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.構成>
図1は、本実施の形態の車載表示システム1の構成を示すブロック図である。車載表示システム1は、例えば、自動車などの車両用のナビゲーションシステムとして構成されており、車両に搭載されて各種の画像を車室内のユーザに表示する機能を有している。例えば、車載表示システム1は、ナビゲーション案内用の地図画像の他、アンテナ91で受信したテレビジョン放送信号に基づく画像、車両に設けられる車載カメラ92で撮影された車両の周辺を示す車両周辺画像、及び、DVDなどの映像ディスク93を読み取った画像などを表示可能となっている。
図1に示すように、車載表示システム1は、各種の表示が可能な表示装置4と、表示装置4の表示を制御する表示制御装置3と、表示装置4に表示するための映像ソースを提供する映像提供部2とを備えている。
さらに、車載表示システム1は、システム全体を制御するシステム制御部10を備えている。システム制御部10は、CPU、RAM及びROMなどを備えたマイクロコンピュータで構成される。システム制御部10のCPUが所定のプログラムに従って演算処理を行うことで、システム全体を制御するための各種の制御機能が実現される。システム制御部10は、映像提供部2、表示制御装置3及び表示装置4の動作を統括的に制御する。
表示装置4は、画像を表示する液晶パネル41と、その液晶パネル41の画面を照明するバックライト42とを備えている。この表示装置4の液晶パネル41の画面がユーザである車両の乗員から視認できるように、車載表示システム1は車両のインストルメントパネルなどに設置される。
図2は、表示装置4の構成の概要を示す分解斜視図である。液晶パネル41の画面43は、例えば、縦横の二次元に配列された複数の画素(例えば、横800画素×縦480画素)で構成されている。バックライト42は、このような液晶パネル41の画面43を背面から照明する。液晶パネル41は、このバックライト42からの光の透過率を画素ごとに変更することで、各種内容の表示を実現する。
バックライト42は、LED(Light Emitting Diode)などで構成される複数(本実施の形態では、例えば12個)の光源44を備えている。これら複数の光源44は、画面43の下辺に対応する位置の近傍に、画面43の横方向に沿って一列に並べて配置されている。各光源44の光軸44aは画面43の縦方向に沿っており、各光源44は画面43の上辺に対応する位置に向けて発光する。また、液晶パネル41の画面43は、横方向に光源44と同数の複数の区分領域43aに区分される。複数の光源44は、複数の区分領域43aにそれぞれ対応している。換言すれば、複数の光源44は、画面43に表示する画像を横方向に区分した複数の領域に対応しているとも言える。各光源44は、液晶パネル41の画面43の対応する区分領域43aの照明を主に担うことになる。
また、バックライト42には、各光源44に対応してドライバ(図示省略)が設けられている。ドライバは、対応する光源44が発光する光量を変更することが可能となっている。ドライバは、制御信号としてPWM(Pulse Width Modulation)信号を受信し、対応する光源44の光量をPWM信号が示すデューティ比に応じた光量にする。すなわち、デューティ比が高いほど光量を大きくし、デューティ比が低いほど光量を小さくする。したがって、バックライト42は、液晶パネル41の画面43を、領域に応じて異なる光量で照明可能となっている。
図1に戻り、映像提供部2は、放送受信部21、カメラ入力部22、ディスク読取部23、及び、ナビゲーション部24を備えている。これらの映像提供部2の各部21,22,23,24から出力される画像は、入力画像として同期信号とともに表示制御装置3に入力される。一の同期信号ごとに一の入力画像が表示制御装置3に入力される。このため、時間的に連続して所定の周期で入力画像が表示制御装置3に入力されることになる。
入力画像は表示制御装置3において所定の処理が施された後に、表示制御装置3から同期信号とともに連続して出力される。これにより、表示装置4においては、時間的に連続する複数の画像が、動画像として表示される。
放送受信部21は、車両に搭載されたアンテナ91で受信したテレビジョン放送やデータ放送などの放送信号をデコードし、その放送内容を示す画像を取得して表示制御装置3に出力する。
カメラ入力部22は、車載カメラ92と接続され、車載カメラ92で撮影された車両の周辺を示す画像を取得して表示制御装置3に出力する。
ディスク読取部23は、DVDなどの映像ディスク93の読取装置として構成され、映像ディスク93の記録内容を示す画像を取得して表示制御装置3に出力する。
また、ナビゲーション部24は、ナビゲーション案内のための機能を集約した電子基板として構成されている。ナビゲーション部24は、ナビゲーション案内用の地図画像などを表示制御装置3に出力する。
表示制御装置3は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成され、表示対象となる入力画像を処理する機能とともに、バックライト42の動作を制御する機能を有している。
図1に示すように、表示制御装置3は、所定の機能を実現する機能部として、画像入力部31、画像補正部33、及び、バックライト制御部34を備えている。
画像入力部31は、映像提供部2の各部21,22,23,24から映像ソースとしての入力画像を入力する。画像入力部31は、スイッチングを行って、映像提供部2から入力される4種類の映像ソースのいずれか一つを表示すべき対象として選択し、画像補正部33及びバックライト制御部34に供給する。
画像補正部33は、入力画像を増幅して増幅画像を生成し、増幅画像を表示装置4の液晶パネル41に出力して表示させる。また、バックライト制御部34は、入力画像の明るさに応じて表示装置4のバックライト42の複数の光源44の光量をそれぞれ調整する。
図3は、画像補正部33及びバックライト制御部34の機能構成を、より詳細に示す図である。図に示すように、画像補正部33は、画像増幅部331及び画像出力部332を備えている。また、バックライト制御部34は、サムネイル作成部341、シーンチェンジ検出部343、中断指示部344、制御量導出部345、制御量メモリ346、及び、デューティ制御部348を備えている。以下、これらの機能の詳細について説明する。
<1−2.電力低減処理>
表示制御装置3は、表示装置4の消費電力を低減する電力低減処理を行うことが可能となっている。図3に示す構成のうち、バックライト制御部34の制御量導出部345はバックライト42の光量を抑制する方向の調整を行い、画像補正部33の画像増幅部331は入力画像の輝度の増幅を行う。電力低減処理は主に、これらの制御量導出部345及び画像増幅部331の処理により実現される。図4は、この電力低減処理の概要を説明する図である。
制御量導出部345は、バックライト42の複数の光源44の光量をそれぞれ規定する複数の光源制御量を導出する(処理P1)。この光源制御量は、光源44が発光すべき光量を最大光量に対する比率(%)で示している。
制御量導出部345は、入力画像G1の明るさを示す輝度の分布に基づいて、複数の光源44のそれぞれの光源制御量を導出する。具体的には、入力画像G1において、輝度が比較的大きい領域に対応する光源44の光源制御量は比較的大きく設定され、逆に、輝度が比較的小さい領域に対応する光源44の光源制御量は比較的小さく設定される。この光源制御量の導出処理にかかる時間は、対象とする入力画像の内容(輝度の分布の状態)に応じて異なる。このように導出された光源制御量は、制御量メモリ346に記憶される。
なお、この制御量導出部345による光源制御量の導出処理においては、演算量を低減するため、実際には入力画像そのものではなくその入力画像を間引いたサムネイル画像が演算に用いられる。本実施の形態においては、入力画像が例えば横800画素×縦480画素であるのに対して、サムネイル画像は例えば横128画素×縦64画素となっている。サムネイル画像はサムネイル作成部341(図3参照。)において生成される。
制御量メモリ346に記憶された光源制御量は、デューティ制御部348に読み出され、デューティ制御部348において、PWM信号のデューティ比として利用される。デューティ制御部348は、このデューティ比を設定したPWM信号を、バックライト42の各光源44のドライバに送信する(処理P2)。
これにより、バックライト42においては、入力画像G1の輝度が大きい領域に対応する光源44の光量は小さく抑制され、光量は比較的大きくなる。逆に、入力画像G1の輝度が小さい領域に対応する光源44の光量は大きく抑制され、光量は比較的小さくなる。このように、バックライト42の光量を抑制することで、バックライト42の全ての光源44を一律に最大光量(100%の光量)で発光する場合と比較して消費電力が低減される。なお、図4中において、バックライト42において光量が比較的小さい部分については濃いハッチングを用い、光量が比較的大きい部分については薄いハッチングを用いている。
一方で、このようなバックライト42の光量を抑制した場合の視認上の影響を緩和するため、入力画像G1の画素値が増幅される。具体的には、制御量メモリ346に記憶された光源制御量は、画像補正部33の画像増幅部331に入力される。そして、光源44の光源制御量に応じて入力画像G1の画素値が増幅され、増幅画像G2が生成される(処理P3)。
具体的には、複数の光源44の光源制御量に基づいて、画面43上の入力画像G1を照明した場合におけるバックライト42の光量が、入力画像G1の各画素の位置ごとに導出される。そして、バックライト42の光量が比較的小さくなる位置の画素については増幅率が比較的大きく設定される。逆に、バックライト42の光量が比較的大きくなる位置の画素については増幅率が比較的小さく設定される。そして、設定された増幅率に基づいて、入力画像G1の各画素の画素値(RGB値または輝度値)が増幅され、増幅画像G2が生成される。生成された増幅画像G2は、画像出力部332から出力されて液晶パネル41に表示される。
このようなバックライト42の光量の調整と、増幅画像G2の液晶パネル41への表示とが同時になされることで、液晶パネル41の画面43においてユーザが観察する観察画像G3は自然なものとなる。これは、バックライト42の光量の抑制による視認性への影響が、画像の画素値の増幅によって相殺されるためである。その結果、観察画像G3を自然としながらも、消費電力を有効に低減できることになる。
<1−3.光源制御量の導出処理の中断>
前述のように入力画像は時間的に連続して所定の周期で入力されることから、上記の光源制御量の導出処理は繰り返し実行される。
図5は、光源制御量の導出処理が繰り返し実行される状態の一例を示すタイムチャートである。図中においては、同期信号ごとに入力画像F11〜F15が入力されている。そして、これらの入力画像F11〜F15のそれぞれに基づいて光源制御量が導出されている。
なお、図5中において、入力画像には「F」と「数字」とを組合せた符号を付し、光源制御量には「C」と「数字」とを組合せた符号を付している。そして、光源制御量の符号の「数字」は、その導出元となった入力画像の符号の「数字」と一致させている。例えば、光源制御量C11は入力画像F11に基づいて導出されたことを示し、光源制御量C12は入力画像F12に基づいて導出されたことを示している。この入力画像の符号と光源制御量の符号との関係は、以降の図においても同様とする。
時点T11において入力画像F11が入力されると、まず、その入力画像F11に基づいてサムネイル画像が作成される。そして、サムネイル画像となった入力画像F11に基づいて光源制御量C11が導出される。導出された光源制御量C11は、制御量メモリ346に記憶される。これにより、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いる光源制御量が、入力画像F11に基づく光源制御量C11に更新されることになる。
また、時点T12において入力画像F12が入力されると、まず、その入力画像F12に基づいてサムネイル画像が作成される。そして、サムネイル画像となった入力画像F12に基づいて光源制御量C12が導出される。導出された光源制御量C12は、制御量メモリ346に記憶される。これにより、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いる光源制御量が、入力画像F12に基づく光源制御量C12に更新されることになる。
以降同様にして、各時点T13〜T15において入力画像が入力され、その入力画像に基づいて光源制御量が導出される。これにより、図5に示す状態では、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いる光源制御量が周期的に更新されている。
図5においては、サムネイル画像の作成処理と光源制御量の導出処理とを合わせた時間はすべて、同期信号の周期以内(一フレーム期間内)となっている。すなわち、ある入力画像に基づく光源制御量の導出処理が、次のフレームの入力画像を入力する時点で完了している。これにより、ある入力画像に基づいて導出された光源制御量は、次のフレームの入力画像を表示する際に用いられている。
例えば、入力画像F11に基づく光源制御量C11は、入力画像F11の次の入力画像F12を表示する際において、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いられる。一般に、連続する入力画像同士においては内容の変化は少ない。このため、図5に示すような光源制御量が周期的に更新される処理状態においては、実際に液晶パネル41に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離してしまう可能性は低い。
しかしながら、前述のように光源制御量の導出処理にかかる時間は入力画像の内容に応じて異なり、サムネイル画像の作成処理と光源制御量の導出処理とを合わせた時間が同期信号の周期を超える場合がある。このように導出処理の時間が長くなると、実際に液晶パネル41に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離してしまう可能性がある。
例えば、図6に示す状態を検討する。図6に示す状態においては、入力画像F22に基づく光源制御量の導出処理が、入力画像F22の次のフレームの入力画像F23を入力する時点T21で完了せず、さらに次のフレームの入力画像F24を入力する時点T22より後の時点T23に完了している。そして、この時点T23において、処理に用いる光源制御量が、入力画像F22に基づく光源制御量C22に更新されている。これにより、入力画像F22に基づく光源制御量C22は、入力画像F22の3フレーム後の入力画像F25を表示する際に用いられることになる。この場合、入力画像F22とその3フレーム後の入力画像F25とでは内容が変化している可能性が高い。したがって、実際に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離してしまう可能性がある。
特に、このような光源制御量の導出処理中に、連続する入力画像の内容が瞬時に大きく変化する変化現象であるシーンチェンジが発生すると、このような乖離が発生する可能性が高い。これは、シーンチェンジ前の入力画像に基づく光源制御量が、シーンチェンジ後の入力画像を表示する際に用いられるためである。したがって、シーンチェンジが発生した場合においては、シーンチェンジ前の入力画像に基づく光源制御量の導出処理に時間をかけたとしても、適正に画像を表示するという観点からは無駄になってしまう。
このため、車載表示システム1では、シーンチェンジの発生を検出し、シーンチェンジが発生した場合は、光源制御量の導出処理を中断するようにしている。
シーンチェンジは、シーンチェンジ検出部343(図3参照。)に基づいて検出される。シーンチェンジ検出部343は、サムネイル作成部341からサムネイル画像となった入力画像を入力し、この入力画像を用いてシーンチェンジを検出する。シーンチェンジ検出部343は、連続する2つの入力画像を比較し、それら2つの入力画像の明るさの変化が所定の基準以上となる場合にシーンチェンジが発生したと判定する。
シーンチェンジ検出部343は、シーンチェンジの発生を検出すると、シーンチェンジの発生を検出したことを示す検出信号を中断指示部344(図3参照。)に入力する。中断指示部344は、この検出信号の入力に応答して、光源制御量の導出処理を中断することを指示する中断指示信号を、制御量導出部345に入力する。制御量導出部345は、この中断指示信号が入力されると、その時点において実行している光源制御量の導出処理を中断することになる。
<1−4.処理の流れ>
次に、車載表示システム1の処理の流れについて説明する。図7は、シーンチェンジ検出部343がシーンチェンジの発生を検出する処理の流れを示す図である。一方、図8は、制御量導出部345による光源制御量の導出及びその中断に係る処理の流れを示す図である。図7に示す処理と図8に示す処理とは並行して実行される。
まず、図7に示す処理から説明する。まず、バックライト制御部34に同期信号が入力される(ステップS1にてYes)と、この同期信号とともに入力される入力画像がサムネイル作成部341によりサムネイル画像に変換される。そして、シーンチェンジ検出部343が、サムネイル画像となった入力画像に基づいて、シーンチェンジが発生したか否かを判定する(ステップS2)。
具体的には、シーンチェンジ検出部343は、まず、図9に示すように、入力画像を用いてヒストグラムを作成する。次に、シーンチェンジ検出部343は、ヒストグラムのうちで度数がピークとなる輝度(以下、「ピーク輝度」という。)Y1を求める。そして、この現在のフレームの入力画像のピーク輝度Y1と、前回のフレームの入力画像に基づいて導出したピーク輝度Y0とを比較する。前回のフレームのピーク輝度Y0は、所定のメモリに記憶される。この比較の結果、ピーク輝度同士の差の絶対値が基準となる所定の閾値以上であれば、シーンチェンジ検出部343はシーンチェンジが発生したと判定する。
シーンチェンジが発生しなかった場合(ステップS3にてNo)は、そのまま処理はステップS1に戻る。一方、シーンチェンジが発生した場合(ステップS3にてYes)は、シーンチェンジ検出部343は、シーンチェンジの発生を検出したことを示す検出信号を発生する(ステップS4)。この検出信号は、中断指示部344に入力される。その後、処理はステップS1に戻る。以降同様に、同期信号が発生するごとにシーンチェンジの判定処理が繰り返されることになる。
次に、図8に示す処理について説明する。まず、バックライト制御部34に同期信号が入力される(ステップS11にてYes)と、この同期信号とともに入力される入力画像がサムネイル作成部341によりサムネイル画像に変換される。そして、制御量導出部345が、サムネイル画像となった入力画像に基づいて光源制御量を導出する導出処理を実行する(ステップS12)。
光源制御量の導出処理が正常に完了した場合(ステップS13にてYes)は、導出された光源制御量が制御量メモリ346に記憶される。これにより、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いる光源制御量が更新される(ステップS14)。その後、処理はステップS11に戻り、以降、原則的には、同期信号が発生するごとに光源制御量の導出処理が繰り返されることになる。
ただし、光源制御量の導出処理中において(ステップS13にてNoの間)、中断指示部344に、シーンチェンジ検出部343から検出信号が入力された場合は(ステップS15にてYes)、中断指示部344が中断指示信号を制御量導出部345に入力する。そして、制御量導出部345は、この中断指示信号が入力されると、その時点において実行している光源制御量の導出処理を中断する(ステップS16)。これにより、シーンチェンジが発生した場合は、制御量導出部345による光源制御量の導出処理が中断されることになる。
その後、処理はステップS11に戻る。これにより、制御量導出部345は、光源制御量の導出処理を中断した直後の同期信号とともに入力される入力画像に基づいて、光源制御量を新たに導出する導出処理を実行することになる。
図10は、光源制御量の導出処理が繰り返し実行される状態で、シーンチェンジが発生した場合の例を示すタイムチャートである。この図10の例では、入力画像F32と入力画像F33との間(時点T31)でシーンチェンジが発生している。また、図10の例では、入力画像F32に基づく光源制御量の導出処理が、次のフレームの入力画像F33を入力する時点T31で完了せずに継続している。
前述のように、シーンチェンジの判定処理は、同期信号が発生するごとに繰り返される。この判定処理は、サムネイル画像を作成した後になされるため、シーンチェンジが発生した時点T31より後の時点T32において、シーンチェンジ検出部343によりシーンチェンジが発生したと検出される。したがって、時点T32において検出信号が発生する(ONとなる)。
この検出信号の発生に応答して、中断指示部344から制御量導出部345に中断指示信号が入力される。これにより、時点T32において、制御量導出部345が、入力画像F32に基づく光源制御量の導出処理を中断することになる。そして、制御量導出部345は、この導出処理の中断直後の時点T33に入力される入力画像F34に基づいて光源制御量を導出する導出処理を新たに実行することになる。
このように第1の実施の形態の車載表示システム1においては、連続する入力画像の明るさの変化が所定の基準以上となるシーンチェンジが発生した場合に、光源制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて光源制御量を新たに導出するようになっている。このため、光源制御量の導出処理中にシーンチェンジが発生した場合において、実際に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離することを防止できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、シーンチェンジが発生した場合に光源制御量の導出処理を中断するようになっていた。ところで、表示装置4に表示する内容である表示コンテンツが変更される場合においても、シーンチェンジと同様に、実際に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離する可能性が高い。このため、第2の実施の形態では、表示コンテンツを変更する場合に、光源制御量の導出を中断するようになっている。
表示コンテンツを変更する場合とは、例えば、映像提供部2からの映像ソースを切り替える場合が該当する。また例えば、同じナビゲーション部24の映像ソースであっても、図11に示すように、地図画像の表示状態D1から、メニュー画像の表示状態D2に変更する場合なども、表示コンテンツを変更する場合に該当する。
このような表示コンテンツは、システム制御部10によって変更される。このため、第2の実施の形態においては、システム制御部10から、表示コンテンツを変更することを示す信号が中断指示部344に入力されるようになっている。
図12は、第2の実施の形態の画像補正部33及びバックライト制御部34の機能構成を詳細に示す図である。図3と比較して分かるように、第2の実施の形態のバックライト制御部34は、第1の実施の形態の構成に対してシーンチェンジ検出部343が無くなっている。一方で、システム制御部10から表示コンテンツを変更することを示すコンテンツ変更信号が、中断指示部344に入力されるようになっている。
図13は、第2の実施の形態における光源制御量の導出及びその中断に係る処理の流れを示す図である。まず、バックライト制御部34に同期信号が入力される(ステップS21にてYes)と、入力画像がサムネイル画像に変換される。そして、サムネイル画像となった入力画像に基づく光源制御量の導出処理が、制御量導出部345により行われる(ステップS22)。
光源制御量の導出処理が正常に完了した場合(ステップS23にてYes)は、導出された光源制御量が制御量メモリ346に記憶される。これにより、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いる光源制御量が更新される(ステップS24)。その後、処理はステップS21に戻ることになる。
ただし、光源制御量の導出処理中において(ステップS23にてNoの間)、中断指示部344に、システム制御部10からコンテンツ変更信号が入力された場合は(ステップS25にてYes)、中断指示部344から制御量導出部345に中断指示信号が入力される。制御量導出部345は、この中断指示信号が入力されると、その時点において実行している光源制御量の導出処理を中断する(ステップS26)。これにより、シーンチェンジが発生した場合は、制御量導出部345による光源制御量の導出処理が中断されることになる。
その後、処理はステップS21に戻る。これにより、制御量導出部345は、光源制御量の導出処理を中断した直後の同期信号とともに入力される入力画像に基づいて、光源制御量を新たに導出する導出処理を実行することになる。
図14は、光源制御量の導出処理が繰り返し実行される状態で、表示コンテンツを変更する場合の例を示すタイムチャートである。この図14の例では、入力画像F43と入力画像F44との間(時点T43)で表示コンテンツが変更されている。また、図14の例では、入力画像F42に基づく光源制御量の導出処理が、次のフレームの入力画像F43を入力する時点T41で完了せずに継続している。
システム制御部10からは、表示コンテンツを変更する時点T43の直前の時点T42に、コンテンツ変更信号が中断指示部344に入力される。このコンテンツ変更信号の入力に応答して、中断指示部344から制御量導出部345に中断指示信号が入力される。これにより、時点T42において、制御量導出部345が、入力画像F42に基づく光源制御量の導出処理を中断することになる。そして、制御量導出部345は、この導出処理の中断直後の時点T43に入力される入力画像F44に基づいて光源制御量を導出する導出処理を新たに実行することになる。
このように第2の実施の形態の車載表示システム1においては、表示装置4の表示コンテンツを変更することを示すコンテンツ変更信号を入力した場合に、光源制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて光源制御量を新たに導出するようになっている。このため、光源制御量の導出処理中に表示コンテンツが変更される場合において、実際に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離することを防止できる。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。上記実施の形態では、シーンチェンジが発生する場合や、表示コンテンツを変更する場合に、光源制御量の導出処理を中断するようになっていた。しかしながら、このようなシーンチェンジ等が発生せずとも、光源制御量の導出処理の時間が長くなればなるほど、実際に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離してしまう可能性は高くなる。このため、第3の実施の形態では、導出処理の時間が基準以上に長くなる場合は、強制的に導出処理を中断して、導出処理の時間が過剰に長くなることを抑制するようにしている。
導出処理の時間が基準以上に長くなるか否かは、導出処理中に入力される同期信号の数によって判断される。本実施の形態では、同期信号の数と入力画像の数とは一致するため、導出処理中に入力される入力画像の数によって、導出処理を中断するか否かが判断されるともいえる。
図15は、第3の実施の形態の画像補正部33及びバックライト制御部34の機能構成を詳細に示す図である。図3と比較して分かるように、第3の実施の形態のバックライト制御部34は、第1の実施の形態の構成に対してシーンチェンジ検出部343が無くなっている。一方で、画像入力部31から、入力画像とともに入力される同期信号が、中断指示部344に入力されるようになっている。
図16は、第3の実施の形態における光源制御量の導出及びその中断に係る処理の流れを示す図である。まず、バックライト制御部34に同期信号が入力される(ステップS31にてYes)と、入力画像がサムネイル画像に変換される。そして、サムネイル画像となった入力画像に基づく光源制御量の導出処理が、制御量導出部345により行われる(ステップS32)。
光源制御量の導出処理が正常に完了した場合(ステップS33にてYes)は、導出された光源制御量が制御量メモリ346に記憶される。これにより、バックライト42の光量の調整と増幅画像の生成とに用いる光源制御量が更新される(ステップS34)。その後、処理はステップS31に戻ることになる。
ただし、光源制御量の導出処理中においては(ステップS33にてNoの間)、中断指示部344において、入力される同期信号の数がカウントされる(ステップS35)。そして、同期信号の数が所定数(本実施の形態では、例えば「2」)以上となった場合は(ステップS36にてYes)、中断指示部344から制御量導出部345に中断指示信号が入力される。制御量導出部345は、この中断指示信号が入力されると、その時点において実行している光源制御量の導出処理を中断する(ステップS37)。これにより、一回の導出処理中に入力される同期信号の数が所定数以上となった場合(すなわち、入力される入力画像の数が所定数以上となった場合)は、制御量導出部345による光源制御量の導出処理が中断されることになる。
その後、処理はステップS31に戻る。これにより、制御量導出部345は、光源制御量の導出処理を中断した直後の同期信号とともに入力される入力画像に基づいて、光源制御量を新たに導出する導出処理を実行することになる。
図17は、光源制御量の導出処理が繰り返し実行される状態で、一回の導出処理中の同期信号数が所定数である「2」以上となる場合の例を示すタイムチャートである。この図17の例では、入力画像F52に基づく光源制御量の導出処理が、次のフレームの入力画像F53を入力する時点T51で完了せずに継続している。
この入力画像F52に基づく光源制御量の導出処理中においては、まず、時点T51において1つ目の同期信号が入力され、続いて、時点T52において2つ目の同期信号が入力される。
したがって、この時点T52において、同期信号の数が所定数である「2」以上となったため、中断指示部344から制御量導出部345に中断指示信号が入力される。これにより、制御量導出部345が、入力画像F52に基づく光源制御量の導出処理を中断することになる。そして、制御量導出部345は、この導出処理の中断直後の時点T52に入力される入力画像F54に基づいて光源制御量を導出する導出処理を新たに実行することになる。
このように第3の実施の形態の車載表示システム1においては、光源制御量の導出処理中に入力される入力画像の数が所定数以上となった場合に、光源制御量の導出処理を中断し、中断後に入力される入力画像に基づいて光源制御量を新たに導出する。このため、光源制御量の導出処理に比較的長い時間がかかることに起因して、実際に表示される画像の明るさとバックライト42の光量とが大きく乖離することを防止できる。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記で説明した車載表示システムでは、光源制御量を導出する導出処理を中断するための中断条件を満足するか否かが判断され、中断条件を満足した場合に光源制御量の導出処理を中断するようになっていた。すなわち、第1の実施の形態の車載表示システムでは「シーンチェンジが発生する」という中断条件を満足するか否かが判断されていた。また、第2の実施の形態の車載表示システムでは「コンテンツ変更信号を入力する」という中断条件を満足するか否かが判断されていた。さらに、第3の実施の形態の車載表示システムでは「光源制御量の導出処理中に入力される同期信号数が所定数以上となる」という中断条件を満足するか否かが判断されていた。これに対して、一つの車載表示システムにおいて、これら3種類の中断条件のうちのいずれかが満足した場合に、光源制御量の導出処理を中断するようにしてもよい。
上記実施の形態では、バックライト42が備える複数の光源44は画面43の横方向に沿って一列に並べて配置されていたが、図18に示すように、複数の光源45を縦横の二次元マトリクス状に配列してもよい。この場合、液晶パネル41の画面43も縦横の二次元マトリクス状に配列される複数の区分領域43bに区分され、一の光源45が一の区分領域43bに対応する。各光源45は、対応する区分領域43bを背面から照明することになる。
また、上記実施の形態において、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
1 車載表示システム
3 表示制御装置
10 システム制御部
4 表示装置
41 液晶パネル
42 バックライト
44 光源
331 画像増幅部
343 シーンチェンジ検出部
344 中断指示部
345 制御量導出部

Claims (6)

  1. 連続して入力される入力画像を表示装置に表示させる表示制御装置であって、
    前記表示装置のバックライトは、前記表示装置の画面を複数の光源で照明し、
    前記入力画像の明るさに基づいて、前記複数の光源の光量をそれぞれ規定する複数の制御量を導出する導出手段と、
    前記複数の制御量を導出する導出処理を中断するための中断条件を満足するか否かを判定する判定手段と、
    前記中断条件を満足した場合に、前記導出処理を前記導出手段に中断させる中断手段と、
    を備え、
    前記導出手段は、前記中断手段により前記導出処理が中断された場合は、前記導出処理の中断後に入力される前記入力画像に基づいて前記複数の制御量を新たに導出することを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    連続する前記入力画像の明るさの変化が所定の基準以上となる変化現象の発生を検出する検出手段、
    をさらに備え、
    前記判定手段は、前記変化現象が発生した場合に、前記中断条件を満足すると判定することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の表示制御装置において、
    前記表示装置の表示コンテンツを変更する変更手段から、前記表示コンテンツを変更することを示す変更信号を入力する入力手段、
    をさらに備え、
    前記判定手段は、前記変更信号を入力した場合に、前記中断条件を満足すると判定することを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の表示制御装置において、
    前記判定手段は、前記複数の制御量の導出中に入力される前記入力画像の数が所定数以上となった場合に、前記中断条件を満足すると判定することを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の表示制御装置と、
    前記表示制御装置から出力される画像を表示する表示装置と、
    を備えることを特徴とする表示システム。
  6. 連続して入力される入力画像を表示装置に表示させる表示制御方法であって、
    前記表示装置のバックライトは、前記表示装置の画面を複数の光源で照明し、
    前記入力画像の明るさに基づいて、前記複数の光源の光量をそれぞれ規定する複数の制御量を導出する工程と、
    前記複数の制御量を導出する導出処理を中断するための中断条件を満足するか否かを判定する工程と、
    前記中断条件を満足した場合に、前記導出処理を中断する工程と、
    前記導出処理の中断後に入力される前記入力画像に基づいて前記複数の制御量を新たに導出する工程と、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
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