JP2013125089A - 画像表示装置及びその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バックライトを発光領域毎に制御可能な画像表示装置において、画像表示の遅延を抑制しつつ表示パネルの表示画像とバックライト光量との不整合を抑制する。
【解決手段】入力されるフレーム画像に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像として出力する手段と、遅延画像に基づきバックライトの発光領域毎の発光量を決定しM(M≧1)フレーム遅延させて点灯パターンとして出力する手段と、画像処理前のフレーム画像に基づき発光領域毎の発光量を決定しMフレーム遅延させて予備点灯パターンとして出力する手段と、予備点灯パターンをMフレーム遅延させて遅延予備点灯パターンとして出力する手段と、予備点灯パターンと遅延予備点灯パターンとの差分を予測成分として出力する手段と、備え、点灯パターンと予測成分とに基づき当該点灯パターンに対応する遅延画像よりMフレーム後の遅延画像に対応する点灯パターンを予測する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示装置及びその制御方法に関するものである。
従来、透過型の液晶パネルとバックライトを組み合わせた画像表示装置において、バックライトの光量を局所的に変化させて表示される画像のダイナミックレンジを拡大するバックライト局所調光の技術が知られている(例えば特許文献1、特許文献2)。
このバックライト局所調光処理にはバックライトの光量を決定する工程が含まれる。この工程では、表示しようとする画像の輝度分布を算出してそれを基に計算を行う。その際、輝度分布の算出及びバックライト光量の計算の工程には1ないし2フレーム以上の遅延が発生する実施形態が一般的である。この遅延は、画像が表示されるタイミングとその画像に対応するバックライト光量でバックライトが点灯するタイミングとの間に時間差を発生させるため、動きのある画像において表示される画像とバックライト光量とに不整合が生じる場合がある。
これに対し、輝度分布算出後の画像の出力を遅延させることにより、上記の時間差を解消することが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。
特開2002−099250号公報 特開2005−258403号公報
しかしながら、上記の従来技術では、システムにフレーム遅延が追加されるため、画像データが入力されてから表示されるまでの遅延が長くなるという問題があった。
そこで本発明は、画像データに応じてバックライト光量を局所的に制御可能な画像表示装置において、画像データの入力から表示までの遅延を抑制しつつ、表示パネルの表示画像とバックライト光量との不整合を抑制することを目的とする。
本発明は、複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理手段と、
前記遅延画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、M(M≧1)フレーム遅延させて点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成手段と、
前記画像処理手段による画像処理が行われる前のフレーム画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、Mフレーム遅延させて予備点灯パターンデータとして出力する点灯パターン予備生成手段と、
前記点灯パターン予備生成手段により出力される予備点灯パターンデータをMフレーム遅延させて遅延予備点灯パターンデータとして出力する予備点灯パターン遅延手段と、
前記予備点灯パターンデータと前記遅延予備点灯パターンデータとの差分を計算し、予
測成分データとして出力する予測成分生成手段と、
前記点灯パターンデータと前記予測成分データとに基づき、当該点灯パターンデータに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像データに対応する点灯パターンデータを予測し、予測点灯パターンデータとして出力する予測手段と、
前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定手段と、
前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動手段と、
前記透過率決定手段により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動手段と、
を備える画像表示装置である。
本発明は、複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理手段と、
前記遅延画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、特徴量データとして出力する特徴量検出手段と、
前記画像処理による画像処理が行われる前のフレーム画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、予備特徴量データとして出力する特徴量予備検出手段と、
前記特徴量予備検出手段により出力される予備特徴量データをM(M≧1)フレーム遅延させて遅延予備特徴量データとして出力する予備特徴量遅延手段と、
前記予備特徴量データと前記遅延予備特徴量データとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成手段と、
前記特徴量データと前記予測成分データとに基づき、当該特徴量データに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像に対応する特徴量データを予測し、予測特徴量データとして出力する特徴量予測手段と、
前記予測特徴量データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し予測点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成手段と、
前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定手段と、
前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動手段と、
前記透過率決定手段により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動手段と、
を備える画像表示装置である。
本発明は、複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
を備えた画像表示装置の制御方法であって、
入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理工程と、
前記遅延画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、M(M≧1)フレーム遅延させて点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成工程と、
前記画像処理工程による画像処理が行われる前のフレーム画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、Mフレーム遅延させて予備点灯パターンデータ
として出力する点灯パターン予備生成工程と、
前記点灯パターン予備生成工程により出力される予備点灯パターンデータをMフレーム遅延させて遅延予備点灯パターンデータとして出力する予備点灯パターン遅延工程と、
前記予備点灯パターンデータと前記遅延予備点灯パターンデータとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成工程と、
前記点灯パターンデータと前記予測成分データとに基づき、当該点灯パターンデータに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像データに対応する点灯パターンデータを予測し、予測点灯パターンデータとして出力する予測工程と、
前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定工程と、
前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動工程と、
前記透過率決定工程により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動工程と、
を有する画像表示装置の制御方法である。
本発明は、複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
を備えた画像表示装置の制御方法であって、
入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理工程と、
前記遅延画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、特徴量データとして出力する特徴量検出工程と、
前記画像処理による画像処理が行われる前のフレーム画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、予備特徴量データとして出力する特徴量予備検出工程と、
前記特徴量予備検出工程により出力される予備特徴量データをM(M≧1)フレーム遅延させて遅延予備特徴量データとして出力する予備特徴量遅延工程と、
前記予備特徴量データと前記遅延予備特徴量データとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成工程と、
前記特徴量データと前記予測成分データとに基づき、当該特徴量データに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像に対応する特徴量データを予測し、予測特徴量データとして出力する特徴量予測工程と、
前記予測特徴量データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し予測点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成工程と、
前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定工程と、
前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動工程と、
前記透過率決定工程により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動工程と、
を有する画像表示装置の制御方法である。
本発明によれば、画像データに応じてバックライト光量を局所的に制御可能な画像表示装置において、画像データの入力から表示までの遅延を抑制しつつ、表示パネルの表示画像とバックライト光量との不整合を抑制することができる。
実施例1における画像表示装置の構成図 入力画像、LCDパネル、及びバックライトの領域分割を示す図 実施例1における画像表示装置2の動作を示す概念図 バックライト25のそれぞれの発光領域に対応するプロファイルを示す図 階調伸長処理の変換特性を示す図 実施例2における画像表示装置2の動作を示す概念図 実施例3における画像表示装置2の構成図 実施例3における画像表示装置2の動作を示す概念図 実施例4における画像表示装置2の構成図
(実施例1)
本発明の実施例について説明する。
実施例1の画像表示装置は、画像が静止している箇所については1フレーム遅れの特徴量から算出されたバックライトの光量によって局所調光を行う。また画像に動きがある個所については、1フレーム先行した特徴量から算出された予測成分をフィードフォワードすることによって、画像の動きに追従したバックライトの光量を予測してそれに基づいた局所調光を行う。
図1に本発明の実施例1における画像表示装置2の構成図を示す。
画像表示装置2は入力される画像データR1に基づく画像を表示する。入力画像データR1の信号は60フィールド/秒のインタレーススキャンの信号である。各フィールドの画像データは横1920×縦540個の画素で構成され、それぞれの画素は3原色(R,G,B)のそれぞれの色の輝度成分を持つ。本実施例での入力画像データR1の各画素の各原色成分の階調値は符号なし8bitで表わされるものとする。すなわち、各画素の各色成分の階調値は0〜255の値をとる。以下、入力画像データR1の座標(x,y)の位置の画素のR成分の階調値をR1(x,y,R)のように表記する。G成分、B成分についても同様に表記する。
特徴量予備検出部10は入力画像データR1を解析し、予備特徴量データR10を出力する。特徴量予備検出部10は、図2(A)に示すように入力画像データR1を6個の部分画像データ(R1a〜R1f)に分割し、部分画像データ毎に予備特徴量を求め、予備特徴量データR10を出力する。予備特徴量データR10は、各部分画像データの予備特徴量R10a〜R10fからなる。ここでは、予備特徴量は各部分画像内の最大階調値とする。例えば、部分画像データR1aの予備特徴量R10aは次のように求められる。すなわち、以下に示すような部分画像データR1aの座標範囲(0,0)〜(639,269)内の全画素のR,G,B各成分の階調値のうちの最大値を部分画像データR1aの予備特徴量R10aとする。

R1(0,0,R)〜R1(639,269,R)
R1(0,0,G)〜R1(639,269,G)
R1(0,0,B)〜R1(639,269,B)

特徴量予備検出部10は、その他の部分画像データR1b〜R1fの予備特徴量R10b〜R10fも同様にして求める。
ここで、本実施例では、LCDパネル23は、バックライト25からの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルであり、図2(B)に示すように、部分画像データR1a〜R1fに対応する表示領域23a〜23fに分割される。また、バックライト25は、図
2(C)に示すように、独立に発光を制御可能な6個の発光領域25a〜25fに分割される。各発光領域25a〜25fは、LCDパネル23における表示領域23a〜23fに対応する。
点灯パターン予備生成部11は予備特徴量データR10からバックライト25の各発光領域25a〜25fの発光レベルR11a〜R11fを求め、予備点灯パターンデータR11を出力する。本実施例では、点灯パターン予備生成部11は、以下の演算により予備点灯パターンデータR11を生成する。

R11a=R10a
R11b=R10b
・・・
R11f=R10f

すなわち、各部分画像内の最大階調値が、各部分画像に対応する発光領域の発光レベルとされる。予備点灯パターンデータR11は、入力画像データR1のフレーム毎に生成される。入力画像データR1から特徴量予備検出部10が予備特徴量データR10を生成し、それに基づき点灯パターン予備生成部11が予備点灯パターンデータR11を生成するために、1フレームの遅延が必要となるものとする。
予備点灯パターン遅延部12は予備点灯パターンデータR11を1フレーム分遅延させて、遅延予備点灯パターンデータR12として出力する。
予測成分生成部13は予備点灯パターンデータR11と遅延予備点灯パターンデータR12の差分を演算し、予測成分データR13を生成する。本実施例では、予測成分生成部13は、以下の演算により予測成分データR13を算出する。

R13a=R11a−R12a
R13b=R11b−R12b
・・・
R13f=R11f−R12f

すなわち、予測成分データR13は、予備点灯パターンデータR11と、当該予備点灯パターンデータR11が算出されたフレーム画像データより1フレーム過去のフレーム画像データに対応する予備点灯パターンデータR11との差分である。
画像処理部A14は、入力画像データR1に対してフレーム遅延を含む画像処理を行って遅延画像データR14を出力する。画像処理部A14は、3フィールド分の画像データをフレームメモリ15に蓄積し、入力されるフィールド画像データの前後のフィールド画像データを参照して、入力されるフィールド画像データの走査線補間処理を行い、遅延画像データR14を出力する。遅延画像データR14は、入力画像データR1のフィールド毎に出力される、フルフレームの画像データ(1920×1080画素)である。これにより、1920×540画素60フィールド/秒インタレーススキャンの画像データが1920×1080画素60フレーム/秒プログレッシブスキャンの画像データに変換される。この処理の過程において1フレームの遅延が生じる。
特徴量検出部17は、遅延画像データR14の特徴を解析し、特徴量データR17を出力する。特徴量検出部17は、特徴量予備検出部10と同様に、遅延画像データR14を6個の部分画像に分割し、部分画像毎に特徴量(最大階調値)を求め、各部分画像の特徴量(最大階調値)からなる特徴量データR17を出力する。特徴量データR17の算出方
法は特徴量予備検出部10による予備特徴量データR10の算出方法と同様である。
点灯パターン生成部18は特徴量検出部17から入力される特徴量データR17から点灯パターンデータR18を生成する。点灯パターンデータR18の生成方法は点灯パターン予備生成部11による予備点灯パターンデータR11の生成方法と同様である。すなわち、点灯パターン生成部18は、以下の演算により点灯パターンデータR18を生成する。ここでは、点灯パターンデータR18の生成のために1フレームの遅延が必要であるものとする。

R18a=R17a
R18b=R17b
・・・
R18f=R17f
予測部19は、点灯パターンデータR18に対して予測成分データR13を加えて予測点灯パターンデータR19を生成する。すなわち、予測部19は、以下の演算により予測点灯パターンデータR19を算出する。

R19a=R18a+R13a
R19b=R18b+R13b
・・・
R19f=R18f+R13f
プロファイル生成部20は、予測点灯パターンデータR19に基づいてバックライト25のバックライトを点灯させた場合のLCDパネル23の各部分画像に対応する表示領域の輝度プロファイルを算出し、輝度プロファイルデータR20として出力する。輝度プロファイルは、各部分画像に対応する表示領域の最大輝度レベルを表す。本実施例では、プロファイル生成部20は、予測点灯パターンデータR19をそのまま輝度プロファイルデータR20として出力する。すなわち、輝度プロファイルデータR20は以下のようになる。

R20a=R19a
R20b=R19b
・・・
R20f=R19f
画像レベル補正部21は、輝度プロファイルデータR20の下で遅延画像データR14に基づく画像をLCDパネル23に表示する場合に必要な個々の画素の透過率を求め、画素透過率データR21として出力する。画像レベル補正部21による透過率決定の詳細は後述する。
LCD駆動制御部22は、画素透過率データR21に基づいて、LCDパネル23を駆動するための駆動信号R22を出力し、パネル駆動を行う。駆動信号R22には、同期信号等の駆動に関するタイミング信号及び個々の画素の透過率を制御する液晶素子の駆動レベル信号が含まれる。
LCDパネル23は、液晶素子によって個々の画素の透過率を制御可能な液晶パネルで
ある。本実施例では、LCDパネル23の各画素は256段階の透過率を設定して駆動することが可能であるものとする。ただし、液晶素子の構造により透過率を0%にすることはできない。本実施例では、LCDパネル23の各画素の最低透過率は1%であるとする。よって、画素に対する駆動レベルが0(最小値)の時はその画素の透過率は1%である。また駆動レベルが255(最大値)の時の透過率は100%である。
バックライト駆動制御部24は予測点灯パターンデータR19に基づいてバックライト25に備わる複数の発光領域25a〜25fに入力する駆動信号R24a〜R24fを生成し、バックライト駆動信号R24として出力する。バックライト駆動信号R24はフレーム毎に生成される。例えば、予測点灯パターンデータの値R19aが255の場合、バックライト駆動信号R24aは、バックライト25の発光領域25aを最大輝度で点灯させる信号となる。また予測点灯パターンデータの値R19aが128の場合、バックライト駆動信号R24aは、バックライト25の発光領域25aを最大輝度の50%で点灯させる信号となる。バックライト25のその他の発光領域25b〜25fのバックライト駆動信号R24b〜R24fも同様に算出される。
バックライト25はLCDパネル23の各表示領域23a〜23fに対応した複数の発光領域25a〜25fに分割され、各発光領域は複数の発光ダイオードのアレイで構成されていて、バックライト駆動信号R24に応じた発光領域毎の輝度で点灯する。
全体制御部26は、不図示の制御線を通じて画像表示装置2全体の動作の制御を行う。
画像表示装置2のLCDパネル23における表示画像R2の各画素の輝度は、LCDパネル23のその画素の透過率と、その画素が属する部分画像に対応するバックライト25の発光領域の輝度と、の積である。すなわち、画像表示装置2の観察者に知覚される表示画像R2の輝度=画素透過率データR21×予測点灯パターンデータR19となる。
次に、画像レベル補正部21における画素透過率データR21の算出方法の詳細について説明する。表示画像R2は、バックライトの発光輝度と液晶素子の透過率の組み合わせで決まる。画像レベル補正部21は、表示画像R2が遅延画像データR14と等価になるように、輝度プロファイルデータR20(=予測点灯パターンデータR19)と遅延画像データR14に基づき画素透過率データR21を求める。
画像レベル補正部21は、まず、遅延画像データR14の座標(x,y)の画素R14(x,y)に対応する輝度プロファイルデータR20の値G(x,y)を求める。遅延画像データR14の画素数は1920×1080画素、輝度プロファイルデータR20の分割領域は横3×縦2領域であるので、座標(x、y)に対応する輝度プロファイルの値G(x,y)は次のようになる。

G(x,y)=R20(int(x*3/1920),int(y*2/1080))

ここで、R20(N,M)は、表示領域(N,M)の輝度プロファイルデータR20の値を表す。(N,M)は、横3×縦2の6個の表示領域のうち最も左上の表示領域を基準として横方向にN番目、縦方向にM番目の表示領域の位置を表す(N=0,1,2,M=0,1,2)。つまり、表示領域(0,0)=23a、表示領域(1,0)=23b、表示領域(2,0)=23c、表示領域(0,1)=23d、表示領域(1,1)=23e、表示領域(2,1)=23fである。例えば、座標(639,269)は部分画像(0,0)に属するので、G(639,269)=R20(0,0)となる。
表示画像R2の画素(x,y)の輝度は、画素(x,y)の透過率R21と、その画素
(x,y)の属する表示領域の輝度プロファイルデータの値G(x,y)(当該表示領域を背後から照射する発光領域の輝度に相当する)と、の積である。従って、表示画像R2が遅延画像データR14と等価となるためには、画素(x,y)の透過率R21は、以下の式を満たせばよい。

R14(x,y,R)=R21(x,y,R)*G(x,y)/255
R14(x,y,G)=R21(x,y,G)*G(x,y)/255
R14(x,y,B)=R21(x,y,B)*G(x,y)/255
ここで、R21(x,y,R)、R21(x,y,G)、R21(x,y,B)は、座標(x,y)の画素のR,G,B各色に対応する液晶素子の透過率を表す。上記の式より、座標(x,y)の画素のR,G,B各色に対応する液晶素子の透過率(画素透過率)は、以下の式により求められる。

R21(x,y,R)=255*R14(x,y,R)/G(x,y)
R21(x,y,G)=255*R14(x,y,G)/G(x,y)
R21(x,y,B)=255*R14(x,y,B)/G(x,y)
次に、実施例1における画像表示装置2の動作の詳細を図3に示す動作例を用いて説明する。
図3に示すように、入力画像データR1の各フィールドの画像は、暗い背景Cに明るい動く丸物体Aと明るい静止している四角物体Bが存在する画像である。図3において、網掛け部分は低輝度画像を表し、斜線部分は高輝度部分を表す。時刻t1と時刻t2の間隔は、入力される画像信号のフィールドの更新間隔であり、本実施例の場合1/60秒である。時刻t3,t4・・・も同様である。時刻t1の入力画像データR1(t1)を「第1フィールド画像データ」、時刻t2の入力画像データR1(t2)を「第2フィールド画像データ」、時刻t3の入力画像データR1(t3)を「第3フィールド画像データ」と称する。丸物体Aは第1フィールド画像データ(時刻t1)では部分画像R1aの領域内に存在し、第2フィールド画像データ(時刻t2)では部分画像R1bの領域、第3フィールド画像データ(時刻t3)では部分画像R1cの領域へ移動する。四角物体Bは第1,第2,第3フィールド画像の全てで常に部分画像R1fの領域に存在する。背景Cの画像レベル(階調値)は50、物体A,Bの画像レベルは双方とも200とする。
入力画像データR1から予備点灯パターンデータR11を得るためには1フレームの遅延を要するので、第1フィールド画像データ(時刻t1の入力画像データR1(t1))に対応する予備点灯パターンデータR11は時刻t2に得られる(R11(t2))。同様に、第2フィールド画像データ(時刻t2の入力画像データR1(t2))に対応する予備点灯パターンデータR11は時刻t3に得られる(R11(t3))。
時刻t2の予備点灯パターンデータR11(t2)は、第1フィールド画像データ(時刻t1の入力画像データR1(t1))に基づき、次のように求められる。

R11a(t2)=200, R11b(t2)=50, R11c(t2)=50
R11d(t2)=50, R11e(t2)=50, R11f(t2)=200
時刻t3の予備点灯パターンデータR11(t3)は、第2フィールド画像データ(時刻t2の入力画像データR1(t2))に基づき、次のように求められる。

R11a(t3)=50, R11b(t3)=200, R11c(t3)=50
R11d(t3)=50, R11e(t3)=50, R11f(t3)=200
時刻t4の予備点灯パターンデータR11(t4)は、第3フィールド画像データ(時刻t3の入力画像データR1(t3))に基づき、次のように求められる。

R11a(t4)=50, R11b(t4)=50, R11c(t4)=200R11d(t4)=50, R11e(t4)=50, R11f(t4)=200
遅延予備点灯パターンデータR12は、予備点灯パターンデータR11をそのまま1フレーム遅延させたものであるから、時刻t3の遅延予備点灯パターンデータR12(t3)=R11(t2)であり、次のように求められる。

R12a(t3)=200, R12b(t3)=50, R12c(t3)=50
R12d(t3)=50, R12e(t3)=50, R12f(t3)=200
時刻t4の遅延予備点灯パターンデータR12(t4)=R11(t3)であり、次のように求められる。

R12a(t4)=50, R12b(t4)=200, R12c(t4)=50
R12d(t4)=50, R12e(t4)=50, R12f(t4)=200
時刻t3における予測成分データR13(t3)は、予備点灯パターンデータR11(t3)と、遅延予備点灯パターンデータR12(t3)との差分である。予備点灯パターンデータR11(t3)は、第2フィールド画像データ(入力画像データR1(t2))に対応する。遅延予備点灯パターンデータR12(t3)は、第1フィールド画像データ(入力画像データR1(t1))に対応する。よって時刻t3の予測成分データR13(t3)=R11(t3)−R12(t3)であり、次のように求められる。

R13a(t3)=−150,R13b(t3)=150, R13c(t3)=0
R13d(t3)=0, R13e(t3)=0, R13f(t3)=0

この予測成分データR13(t3)は、第1フィールド画像データから第2フィールド画像データへの変化(動き)を表している。
同様に時刻t4の予測成分データR13(t4)=R11(t4)−R12(t4)であり、次のように求められる。

R13a(t4)=0, R13b(t4)=−150,R13c(t4)=150R13d(t4)=0, R13e(t4)=0, R13f(t4)=0

この予測成分データR13(t4)は、第2フィールド画像データから第3フィールド画像データへの変化を表している。
画像処理部A14にて走査線補間処理が行われて遅延画像データR14が出力される際
に1フレームの遅延が生じる。すなわち、第1フィールド画像データ(入力画像データR1(t1))に対応する遅延画像データR14は時刻t2に得られる(R14(t2))。ここでは、遅延画像データR14(t2)は第1フィールド画像データ(入力画像データR1(t1))と同様に背景部分Cの輝度レベルは50、物体A,Bの輝度レベルは200であるとする。
また、特徴量検出部17による特徴量データR17の検出及びそれに基づく点灯パターン生成部18による点灯パターンデータR18の生成のために1フレームの遅延を要する。よって、遅延画像データR14(t2)に対して特徴量検出及び点灯パターン生成を行って遅延画像データR14(t2)に対応する点灯パターンデータR18が得られるのは時刻t3になる。遅延画像データR14(t2)に対応する点灯パターンデータR18(t3)は、次のようになる。

R18a(t3)=200, R18b(t3)=50, R18c(t3)=50
R18d(t3)=50, R18e(t3)=50, R18f(t3)=200
同様に、遅延画像データR14(t3)に対応する点灯パターンデータR18(t4)は、次のようになる。

R18a(t4)=50, R18b(t4)=200, R18c(t4)=50
R18d(t4)=50, R18e(t4)=50, R18f(t4)=200
予測点灯パターンデータR19は点灯パターンデータR18と予測成分データR13の和により求められる。図3の動作例では、時刻t3における予測点灯パターンデータR19(t3)は、次のように求められる。

R19a(t3)=R18a(t3)+R13a(t3)=200+(−150)=50R19b(t3)=R18b(t3)+R13b(t3)=50+150=200
R19c(t3)=R18c(t3)+R13c(t3)=50+0=50
R19d(t3)=R18d(t3)+R13d(t3)=50+0=50
R19e(t3)=R18e(t3)+R13e(t3)=50+0=50
R19f(t3)=R18f(t3)+R13f(t3)=200+0=200
また、時刻t4における予測点灯パターンデータR19(t4)は、次のように求められる。

R19a(t4)=R18a(t4)+R13a(t4)=50+0=5
R19b(t4)=R18b(t4)+R13b(t4)=200+(−150)=50R19c(t4)=R18c(t4)+R13c(t4)=50+150=200
R19d(t4)=R18d(t4)+R13d(t4)=50+0=50
R19e(t4)=R18e(t4)+R13e(t4)=50+0=50
R19f(t4)=R18f(t4)+R13f(t4)=200+0=200
ここで、予測成分データR13は、あるフィールド画像データに対応する点灯パターンデータと、そのフィールド画像データより1フレーム前(過去)に入力されたフィールド画像データに対応する点灯パターンデータと、の相違を表している。この予測成分データ
は、あるフィールド画像データに対応する点灯パターンデータから、そのフィールド画像データより1フレーム後(未来)に入力されたフィールド画像データに対応する点灯パターンデータを予測するために用いることができる。
点灯パターンデータの変化のしかたは、フィールド画像データから生成される点灯パターンデータ(予備点灯パターンデータ)でも遅延画像データから生成される点灯パターンデータでも同様と考えられる。従って、予測成分データは、あるフィールド画像データから生成された遅延画像データに対応する点灯パターンデータから、その遅延画像データより1フレーム後(未来)の遅延画像データに対応する点灯パターンデータを予測するために用いることができる。
つまり、点灯パターン生成部18から出力される点灯パターンデータに予測成分データを加算して得られる予測点灯パターンデータは、当該点灯パターンデータに対応する遅延画像データより1フレーム前の遅延画像データに適合する点灯パターンデータである。この予測点灯パターンデータは、画像処理部A14から出力される遅延画像データ(画像レベル補正部21に入力される遅延画像データ)に適合する点灯パターンデータである。すなわち、予測成分データを用いて1フレーム後の遅延画像データに適合する点灯パターンデータを予測することにより、点灯パターン生成部18における1フレーム分の遅延をキャンセルすることができる。
例えば、図3において、時刻t3でLCDパネル23に出力される駆動信号は遅延画像データR14(t3)に基づくもので、これは第2フィールド画像データR1(t2)に対応する。しかしながら、時刻t3の時点で得られている点灯パターンデータR18(t3)は、遅延画像データR14(t2)から生成されたもので、これは第1フィールド画像データR1(t1)に対応する。そのため、時刻t3において得られている点灯パターンデータR18(t3)をそのまま用いてバックライト25を駆動すると、LCDパネル23は第2フィールド画像データR1(t2)に基づき駆動される。それに対し、バックライト25は第1フィールド画像データR1(t1)に基づき駆動されることになり、不整合となる。第2フィールド画像データR1(t2)に基づく点灯パターンデータR18(遅延画像データR14(t3)から生成される点灯パターンデータR18)が生成されるのは時刻t4である。よって、LCDパネル23及びバックライト25をともに第2フィールド画像データR1(t2)に基づいて駆動するためには、時刻t4まで表示を遅延させる必要があり、遅延が長くなってしまう。
これに対し、本実施例では、時刻t3の時点で既に得られている第1フィールド画像データR1(t1)に基づく点灯パターンデータR18(t3)に予測成分データR13(t3)を加算する。この計算により、第1フィールド画像データR1(t1)より1フレーム後に入力された第2フィールド画像データR1(t2)に適合する点灯パターンデータを予測する(予測点灯パターンデータR19(t3))。この予測計算には遅延を必要としないため、時刻t4まで待つことなく、第2フィールド画像R1(t2)に適合する点灯パターンデータが得られることになる。本実施例では、この予測点灯パターンデータR19(t3)を用いてバックライト25を駆動し、遅延画像データR14(t3)に基づいてLCDパネル23を駆動する。これにより、バックライト25及びLCDパネル23の両方が第2フィールド画像R1(t2)に基づき駆動されることになり、整合をとることが可能になる。
図3に示すように、予測点灯パターンデータR19(t3)は、第1フィールド画像データに対応する点灯パターンデータR18(t3)から予測された点灯パターンデータである。しかし、第2フィールド画像データに対応する遅延画像データR14(t3)とよく整合がとれていることがわかる。また、予測点灯パターンデータR19(t4)は、第
2フィールド画像データに対応する点灯パターンデータR18(t4)から予測された点灯パターンデータである。しかし、第3フィールド画像に対応する遅延画像データR14(t4)とよく整合がとれていることがわかる。
このように、本実施例では、点灯パターンデータR18が算出されたフレーム画像データよりも1フレーム後(未来)のフレーム画像データに適合する点灯パターンデータを予測点灯パターンデータR19として得ることができる。そのため、遅延画像データR14に適合する(整合する)バックライト25の点灯パターンデータ(予測点灯パターンデータR19)を、遅延画像データR14と同じタイミングで得ることができる。
本実施例では、遅延画像データR14と輝度プロファイルデータR20(本実施例では予測点灯パターンデータR19と同じ)から算出される画素透過率データR21によりLCDパネル23が駆動される。また、予測点灯パターンデータR19によりバックライト25が駆動される。これにより、表示画像とバックライト光量との不整合を回避することが可能となる。
画素透過率データR21は上述したように、R21=255*R14/R20であり、本実施例では、R20=R19としているから、R21=255*R14/R19により求められる。
図3の動作例では、時刻t3における、遅延画像データR14(t3)の各部分画像に対応するLCDパネル23の各表示領域の画素透過率データR21(t3)は次のように求められる。なお、R,G,Bの各色成分を示す記号は煩雑さを避けるために省略してある。

表示領域23aの背景部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19a=255*50/50=255表示領域23bの背景部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19b=255*50/200=64表示領域23bの物体A部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19b=255*200/200=255
表示領域23cの背景部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19c=255*50/50=255表示領域23dの背景部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19d=255*50/50=255表示領域23eの背景部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19e=255*50/50=255表示領域23fの背景部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19f=255*50/200=64表示領域23fの物体B部分の信号レベル:
R21(x,y)=255*R14(x,y)/R19f=255*200/200=255
LCDパネル23の各画素は画素透過率データR21に従って駆動される。例えば、時刻t3において、表示領域23aでは背景部分が信号レベル255であるから透過率100%、表示領域23bでは背景部分が信号レベル64であるから透過率25%、物体部分が信号レベル255であるから透過率100%で表示される。
また、バックライト25は予測点灯パターンデータR19に従って駆動される。例えば、時刻t3において、発光領域25aは輝度レベル50であるから発光量19%、発光領域25bは輝度レベル200であるから発光量78%で発光する。
最終的に、観察者が観察する表示画像R2はLCDパネル23の各液晶素子の透過率とバックライト25の輝度との積になるので、例えば、時刻t3において、表示画像R2の輝度レベルは次のようになる。なお、一部の表示領域についてのみ例示する。

表示領域23aの背景部分の輝度レベル:
R2(x,y)=100%*19%=19%
表示領域23bの物体A部分の輝度レベル:
R2(x,y)=100%*78%=78%
表示領域23bの背景部分の輝度レベル:
R2(x,y)=25%*78%=19%
以上説明した本実施例の画像表示装置によれば、遅延が長くなることを抑制しつつバックライト25の発光光量とLCDパネル23の表示内容との整合がとれた良好な画像表示を行うことが可能となる。
なお、入力画像データR1と遅延画像データR14の画素構成は同じでなくても良い。入力画像データR1から生成される予備点灯パターンデータR11と遅延画像データR14から生成される点灯パターンデータR18とがともにバックライト25の発光領域による分割パターンに適合していればよい。上記の例では、横3ブロック×縦2ブロックの分割パターンになっていれば、入力画像データR1と遅延画像データR14との関係は、画素構成が縦横で非整数倍(非相似形)になっていてもよいし、同一の画素構成であってもよい。
また、画像処理部A14の行う画像処理として走査線補間処理を例示したが、フレーム遅延が発生する画像処理であればどのような処理でもよく、例えば解像度変換処理やフレーム補間処理等でもよい。また単純にフレーム遅延を行うだけでも良いし、フレーム遅延が発生しない画像処理とフレーム遅延の追加との組み合わせでも良い。
また、本実施例は、画像処理部A14における遅延が1フレーム、点灯パターン生成部18における遅延が1フレームの画像表示装置に本発明を適用した実施例であるが、これらの処理に係る遅延フレーム数は1フレームに限らない。本発明は、画像データからバックライトの点灯パターンデータを生成するためにMフレーム遅延(M≧1)が発生し、画像処理(I/P変換やγ変換等)のためにNフレーム遅延(N≧1)が発生する画像表示装置一般に適用可能である。
このような画像表示装置では、従来であれば、画像処理後の画像データ(遅延画像データ)に適合するバックライトの点灯パターンデータを得るために、M+Nフレームの遅延が必要であった。すなわち、点灯パターン生成部18から出力される点灯パターンデータは、M+Nフレーム過去に入力されたフレーム画像データに適合する点灯パターンデータである。しかし、画像レベル補正部21に入力される画像データは、Nフレーム過去に入力されたフレーム画像データに基づく遅延画像データである。従って、点灯パターン生成部18から出力される点灯パターンデータと画像レベル補正部21に入力される画像データとは整合しない。
本発明では、点灯パターン生成部18から出力される点灯パターンデータから、当該点
灯パターンデータが適合するフレーム画像データよりMフレーム後に入力されたフレーム画像データに適合する点灯パターンデータを予測する。従って、予測によって得られる点灯パターンデータ(予測点灯パターンデータ)は、M+N−M=Nフレーム過去に入力されたフレーム画像データに適合する点灯パターンデータである。よって、予測点灯パターンデータと画像レベル補正部21に入力される画像データとを整合させることができるとともに、このような整合をとるために必要になる遅延フレーム数を従来より短くすることもできる。
この予測計算は、具体的には、Mフレーム離れたフレーム画像データに基づく予備点灯パターンデータ同士の差分として出力される予測成分データを点灯パターン生成部18から出力される点灯パターンデータに加算することにより行う。このために、予備点灯パターン遅延部12においてMフレーム遅延させた予備点灯パターンデータを出力すればよい。予測成分データは、ある点灯パターンデータから、その点灯パターンデータが適合するフレーム画像データよりMフレーム後(未来)のフレーム画像データに適合する点灯パターンデータを予測するためのデータである。予測成分データは、フィードフォワードにより予測部19に供給される。
予測成分データをフィードフォワードしてMフレーム後のフレーム画像データに適合する点灯パターンデータを予測計算により求めることは、「(−M)フレーム遅延」と同等である。つまり、本発明では、画像処理後の画像データに適合するバックライトの点灯パターンデータをN+M+(−M)=Nフレーム遅延で得ることができる。つまり、フィードフォワードされる情報を用いて予測計算することにより、画像データから点灯パターンデータを生成する処理に係るフレーム遅延をキャンセルすることができる。これにより、画像処理後の画像データに適合する点灯パターンデータが得られるタイミングを、画像処理後の画像データが得られるタイミングに合わせることが可能になる。すなわち、入力からNフレームの遅延で得られる遅延画像データに適合する点灯パターンデータを、入力からNフレームの遅延で得ることができる。
本実施例において、画像処理部A14がNフレーム遅延させ(N≧1)、点灯パターン生成部18及び点灯パターン予備生成部11がMフレーム遅延させる(M≧1)場合、予備点灯パターン遅延部12における遅延をMフレームとすればよい。また、予測部19は、点灯パターンデータと予測成分データとの和により、点灯パターンデータを算出した遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像データに対応する点灯パターンデータの予測値である予測点灯パターンデータを算出することができる。
また、特徴量予備検出部10及び特徴量検出部17では各部分画像の特徴量として各部分画像内の最大輝度を検出する例を示したが、検出する特徴量はこれに限らない。画像データにに適合する適切な予備点灯パターンデータR11及び点灯パターンデータR18を生成できるならば例えば各部分画像内の画素の平均輝度等の他の特徴量を用いてもよい。また予備特徴量データR10と特徴量データR17とで異なる種類の特徴量であってもよい。
(実施例2)
システムに含まれる画像処理によって画像の階調が変化する場合であっても本発明を適用することが可能である。実施例2は、画像処理部による画像の輝度変化分を抽出して加算することによって、予測成分の精度を向上させる構成である。実施例2における画像表示装置2の構成を図4に示す。
画像処理部B30は、入力される遅延画像データR14に対して明るさや色の調整を含む画像処理を行って階調伸長画像データR30を出力する。本実施例では、画像処理部B
30は、明部と暗部の階調伸長処理を行うものとする。具体的には、画像処理部B30は、遅延画像データR14の全画素について図5に示す入出力特性の変換テーブルを用いて階調値の変換を行う。通常このような階調伸長処理を行うと中間階調のコントラストが落ちた画像になるが、表示部におけるダイナミックレンジ拡大と共に用いることで、中間調のコントラストを維持したまま暗部及び明部のコントラストを拡大することが可能となる。またここでは、演算結果に対して8bitの桁拡張を行う。入力される遅延画像データR14は8bitで最小輝度(黒)から最大輝度(白)の階調を0〜255の値で表わすが、出力する階調伸長画像データR30では16bitで最小輝度(黒)から最大輝度(白)の階調を0〜65535の値で表わす。
特徴量検出部31では、入力される階調伸長画像データR30を解析する。特徴量検出部31の動作は実施例1における特徴量検出部17とほぼ同様であるが、入力される階調伸長画像データR30の桁が多いことに対応して、階調伸長画像データR30を256で割って桁を合わせてから特徴量の算出を行う。
画像レベル補正部32は、輝度プロファイルデータR20の下で階調伸長画像データR30をLCDパネル23に表示する場合に必要な個々の画素の透過率を求め、画素透過率データR21として出力する。透過率の算出方法は実施例1における画像レベル補正部21とほぼ同様であるが、入力される階調伸長画像データR30の桁が多いことに対応して、次のように計算式を変更する。

R21(x,y,R)=R30(x,y,R)/G(x,y)
R21(x,y,G)=R30(x,y,G)/G(x,y)
R21(x,y,B)=R30(x,y,B)/G(x,y)

G(x,y)は座標(x,y)の画素に対応する輝度プロファイルデータR20の値であり、座標(x,y)の属する部分画像に対応するバックライトの発光領域の輝度を表す。
点灯パターン遅延部33は点灯パターンデータR18を1フレーム遅延させて遅延点灯パターンデータR33を出力する(R33(t)=R18(tn−1))。ここで、tはn番目のフィールドの入力時刻、tn−1はn−1番目のフィールドの入力時刻を表す。
調整差分生成部34は予測成分生成部13と同様に、点灯パターンデータR18と遅延点灯パターンデータR33の差分を計算して調整差分データR34を出力する(R34(t)=R18(t)−R33(t)=R18(t)−R18(tn−1))。
予測成分遅延部35は予測成分データR13を1フレーム遅延させて遅延予測成分データR35を出力する(R35(t)=R13(tn−1))。
調整係数算出部36は調整差分データR34と遅延予測成分データR35の比を算出して調整係数データR36を出力する。ただし調整差分データR34または遅延予測成分データR35のいずれかの値が0又は0に近い値(0との差分が所定の閾値未満)の場合には該当する調整係数データR36は「値なし」とする。具体的には、バックライト25の各発光領域25a〜25fにおける調整係数データR36a〜R36fは次のように求められる。

R36a=R34a/R35a(ただし、R34a≒0またはR35a≒0の時は「値なし」)
R36b=R34b/R35b(ただし、R34b≒0またはR35b≒0の時は「値な
し」)
(以下R36c〜R36fも同様)
フィルタ部37は調整ゲイン算出を行う。すなわち、発光領域毎の値となっている調整係数データR36に基づき、全ての発光量域に一律に適用される1つの値である調整ゲインR37を決定する。フィルタ部37は、調整係数データR36のそれぞれの領域に対応する値のうち「値なし」になっていないものを平均した値を調整ゲインR37とする。例えば、調整係数R36d,R36e,R36fが「値なし」であった場合、調整ゲインR37は次のように求められる。

R37=(R36a+R36b+R36c)/3
調整部38は、予測成分データR13に調整ゲインR37を乗じて調整予測成分データR38を出力する。各発光領域25a〜25fの調整予測成分R38a〜R38fは次のように求められる。

R38a=R13a*R37
R38b=R13b*R37
(以下R38c〜R38fも同様)
予測部19は点灯パターンデータR18と調整予測成分データR38から実施例1と同様にして予測点灯パターンデータR19を生成する。すなわち、予測部19は、点灯パターンデータR18と調整予測成分データR38との和により予測点灯パターンデータR19を算出する。
その他の動作は実施例1と同様である。
次に、実施例2における画像表示装置2の動作の詳細を図6に示す動作例を用いて説明する。
入力画像データR1は実施例1の説明と同様に暗い背景に明るい静止物体と移動物体の画像である。
本実施例においても実施例1と同様に予備点灯パターンデータR11、遅延予備点灯パターンデータR12、予測成分データR13が算出される。
遅延画像データR14は画像処理部B30によって階調伸長処理が行われて階調伸長画像データR30が生成される。図6では遅延画像データR14は省略している。入力画像データR1から画像処理部A14及び画像処理部B30により階調伸長画像データR30が生成されるのに1フレームの遅延が必要であるとする。階調伸長画像データR30では階調が16bitで表現され、背景部分の階調値が5120、物体部分の階調値が64000となるものとする。この階調伸長画像データR30から生成される点灯パターンデータR18は、例えば、時刻t3において、次のようになる。

R18a(t3)=20, R18b(t3)=20, R18c(t3)=20
R18d(t3)=20, R18e(t3)=20, R18f(t3)=250
この点灯パターンデータR18とその1フレーム遅れとなる遅延点灯パターンデータR33との差分として調整差分データR34が得られる。例えば、時刻t4における調整差
分データR34は次のように求められる。

R34a(t4)=+230,R34b(t4)=0, R34c(t4)=0
R34d(t4)=0, R34e(t4)=0, R34f(t4)=0

また、時刻t5における調整差分データR34は次のように求められる。

R34a(t5)=−230,R34b(t5)=+230,R34c(t5)=0
R34d(t5)=0, R34e(t5)=0, R34f(t5)=0
遅延予測成分データR35は、予測成分データR13を1フレーム遅延させた値である。例えば、時刻t4における遅延予測成分データR35は、次のように求められる。

R35a(t4)=150, R35b(t4)=0, R35c(t4)=0
R35d(t4)=0, R35e(t4)=0, R35f(t4)=0
調整係数データR36は、調整差分データR34と、予測成分データR13を1フレーム遅延した遅延予測成分データR35と、の比である。予測成分データR13は、あるフィールド画像データに対応する点灯パターンデータと、そのフィールド画像データより1フレーム前(過去)に入力されたフィールド画像データに対応する点灯パターンデータと、の相違を表す。調整差分データR34は、ある階調伸長画像データR30に対応する点灯パターンデータ(R18)と、その階調伸長画像データR30より1フレーム前(過去)の階調伸長画像データR30に対応する点灯パターンデータ(R18)と、の相違を表す。そして、フィールド画像データR1から階調伸長画像データR30の生成に1フレームの遅延がある。従って、調整係数データR36は、フィールド画像データR1と当該フィールド画像データR1から生成された階調伸長画像データR30との階調の差分(比率)に相当するバックライトの光量の差分(比率)を表わしている。つまり、この値は画像処理部B30による階調伸長処理がバックライトの光量制御へ及ぼす影響を近似的に表した値である。
例えば、時刻t4における調整係数データR36は次のように求められる。

R36a(t4)=R34a(t4)/R35a(t4)=230/150=1.53
R36b(t4)=R34b(t4)/R35b(t4)=0/0=値なし
(R36c〜R36fも同様)
同様に、時刻t5における調整係数データR36は次のように求められる。

R36a(t5)=1.53,R36b(t5)=1.53,R36c(t5)=値無しR36d(t5)=値無し, R36e(t5)=値無し, R36f(t5)=値無し
同様に、時刻t6における調整係数データR36は次のように求められる。

R36a(t6)=値無し,R36b(t6)=1.53,R36c(t6)=1.53R36d(t6)=値無し,R36e(t6)=値無し, R36f(t6)=値無し
調整ゲインR37は調整係数データR36の「値なし」以外の値の平均値であるので、時刻t4〜t6においてR37は次のように求められる。

R37(t4)=1.53
R37(t5)=1.53
R37(t6)=1.53
調整予測成分データR38は予測成分データR13の全ての領域のデータに調整ゲインR37を乗じて求められる。これは、画像処理部B30による階調伸長処理は画面内で一様に適用されるので、領域毎の差分である調整係数データR36で値が得られなかった領域も同様の処理がなされているという想定のもとに行う処理である。例えば、時刻t4における調整予測成分データR38は次のように求められる。

R38a(t4)=R13a(t4)*R37(t4)=−150*1.53=−230R38b(t4)=R13b(t4)*R37(t4)=150*1.53=230
R38c(t4)=R13c(t4)*R37(t4)=0*1.53=0
(R38d〜R38fも同様)
時刻t4の予測成分データR13(t4)は、第2フィールド画像データに対応する点灯パターンデータから第3フィールド画像データに対応する点灯パターンデータへの変化を表している。
一方、時刻t4における調整ゲインR37(t4)は、調整差分データR34(t4)と遅延予測成分データR35(t4)との比に基づくものである。調整差分データR34(t4)は、第1フィールド画像データから生成した階調伸長画像データに対応する点灯パターンデータから第2フィールド画像データから生成した階調伸長画像データに対応する点灯パターンデータへの変化を表す。また、遅延予測成分データR35(t4)は時刻t3の予測成分データR13(t3)であり、これも第1フィールド画像データに対応する点灯パターンデータから第2フィールド画像データに対応する点灯パターンデータへの変化を表している。
このように、予測成分データR13に対し、調整ゲインR37は1フレーム遅れた情報であり、調整予測成分データR38は、時間軸上で異なるフィールド画像データに関する係数を乗じて求められていることになる。しかし、画像処理部B30による階調伸長処理は時間軸上で大きく変化しない性質のものであるので、近似的に1フレーム遅れた係数を用いることができる。
以下実施例1と同様にして予測点灯パターンデータR19が生成され、予測点灯パターンデータR19に基づいてバックライト25が駆動される。さらに、予測点灯パターンデータR19から生成される輝度プロファイルデータR20と階調伸長画像データR30に基づいて画素透過率データR21が生成され、画素透過率データR21に基づいてLCDパネル23が駆動される。これにより、バックライト25の駆動が基づく画像データとLCDパネル23の駆動が基づく画像データとの整合がとれ、好適な画像表示が可能になる。
本実施例では、画像処理に階調伸長処理が含まれていてもそれがバックライトの光量に及ぼす影響を近似して予測成分を修正する。これにより、遅延が長くなることを抑制しつ
つバックライト25の発光光量とLCDパネル23の表示内容との整合がとれた良好な画像表示を行うことが可能となる。
本実施例のフィルタ部37における調整係数データR36のフィルタ処理は、画面全体の代表値として妥当な値が得られれば、上述した「値なし」以外の値の平均値を求める処理以外でもよい。例えばメディアンフィルタを用いてもよいし、さらに時間軸方向のフィルタを組み合わせることも可能である。
本実施例は、画像処理部A14における遅延が1フレーム、点灯パターン生成部18における遅延が1フレームの画像表示装置に本発明を適用した実施例であるが、これらの処理に係る遅延フレーム数は1フレームに限らない。本発明は、画像データからバックライトの点灯パターンデータを生成するためにMフレーム遅延(M≧1)が発生し、画像処理(I/P変換やγ変換等)のためにNフレーム遅延(N≧1)が発生する画像表示装置一般に適用可能である。
その場合、各部の遅延フレーム数を、点灯パターン予備生成部11はM、予備点灯パターン遅延部12はM、点灯パターン遅延部33はM、予測成分遅延部35はNとすればよい。これにより、予測成分生成部13は、あるフィールド画像データに対応する点灯パターンデータから、そのフィールド画像データよりMフレーム後に入力されるフィールド画像データに対応する点灯パターンデータを予測するための予測成分データを出力する。
また、調整差分生成部34は、ある階調伸長画像データに対応する点灯パターンデータから、その階調伸長画像データよりMフレーム後の階調伸長画像データに対応する点灯パターンデータを予測するための予測成分データを出力する。調整差分生成部34に入力される点灯パターンデータは、予測成分生成部13に入力される点灯パターンデータに対して、元になっているフィールド画像データにおいてNフレームの遅れがある。これは、Nフレーム遅延を含む画像処理部A14に対し、予測成分生成部13がその前段にあり、調整差分生成部34がその後段にあることによる。
予測成分遅延部35は、この画像処理部A14における遅延フレーム数に対応するフレーム数だけ予測成分生成部13からの出力を遅延させる。これにより、元となっているフィールド画像データが互いに同一であるような予測成分データと調整差分データとにより調整係数算出部36における比の計算が行われる。
予測部19は点灯パターン生成部18の後段にあるため、予測部19に入力される点灯パターンデータは、点灯パターン生成部18における遅延フレーム数であるMフレームだけ、画像レベル補正部32に入力される階調伸長画像データよりも遅れている。しかしながら、調整部38から出力される調整予測成分を用いることで、予測部19は、入力される点灯パターンデータが対応する階調伸長画像データよりもMフレーム後の階調伸長画像データに対応する点灯パターンデータを予測することができる。
従って、予測部19が出力する予測点灯パターンデータは、画像レベル補正部32に入力される階調伸長画像データに適合する点灯パターンデータとなる。これにより、階調伸長画像データに適合する点灯パターンデータが得られるタイミングを、階調伸長画像データが得られるタイミングに合わせることが可能になる。すなわち、入力からNフレームの遅延で得られる階調伸長画像データに適合する点灯パターンデータを、入力からNフレームの遅延で得ることができる。
(実施例3)
システムの画像処理に画像合成処理が含まれる場合であっても本発明を適用することが
可能である。実施例3は、合成画像が表示される領域に相当する発光領域における予測成分を0に変更することによって、合成画像の表示領域における入力画像の動きによる点灯パターンの変化をキャンセルして、安定した表示を行う構成である。実施例3における画像表示装置2の構成を図7に示す。
本実施例の画像表示装置2は、リモコン等の不図示のユーザーインターフェース手段を介したユーザによるコマンド入力や、画像表示装置からユーザへの情報通知のために、画面にGUI(Graphical User Interface)を表示する。画像表示装置2に対しGUIを表示する指示がなされたら、全体制御部26はシステムバスR26を通じてメニュー等の所定の合成用画像データ(グラフィックスデータ)を生成し、グラフィックメモリ40に出力する。
グラフィックメモリ40は、不図示のタイミング信号を参照して遅延画像データR14と同期したグラフィック画像データR40を画面合成部41及び差分マスク部42へ出力する。
画面合成部41はグラフィック画像データR40を参照して、グラフィックスが描画されれている領域の画素についてはグラフィック画像データR40、そうでない画素については遅延画像データR14を選択するように合成した合成画像データR41を出力する。
差分マスク部42はグラフィック画像データR40を参照して、グラフィックスが描画されている領域を含むバックライトの発光領域における予測成分データR13の値を0に変更して修正予測成分データR42を出力する。
特徴量検出部17は、画面合成部41から入力される合成画像データR41を入力して、実施例1と同様にして特徴量データR17を出力する。
予測部19は、点灯パターンデータR18と修正予測成分データR42の和を計算し、実施例1と同様にして予測点灯パターンデータR19を出力する。
画像レベル補正部21は合成画像データR41と輝度プロファイルデータR20に基づき、実施例1と同様にして画素透過率データR21を出力する。
その他の構成と動作は実施例1と同様である。
次に、実施例3における画像表示装置2の動作の詳細を図8に示す動作例を用いて説明する。
ここでは、グラフィック画像データR40は、静止画像で構成されたメニュー等のGUIであり、画面内の一定の領域に常に描画されるものとする。図8の動作例では、GUIを構成するグラフィック画像は、入力画像データR1の部分画像R1b(LCDパネル23の表示領域23b、バックライト25の発光領域25b)の領域に描画されるものとする。また、GUIのグラフィック画像は背景部分と文字や図形等とにより構成され、背景部分の画素値は240であるとする。
合成画像データR41は、遅延画像データR14のうちGUIが描画される領域のみがグラフィック画像データR40により置きかえられた画像となる。
この合成画像データR41から生成された点灯パターンデータR18では、GUIが描画される領域に対応する発光領域25bの発光レベルが、GUIのグラフィック画像データの画素値に基づく値となる。例えば、時刻t3における点灯パターンデータR18(t3)は次のように求められる。

R18a(t3)=200, R18b(t3)=240, R18c(t3)=50
R18d(t3)=50, R18e(t3)=50, R18f(t3)=200
同様に、時刻t4における点灯パターンデータR18(t4)は、次のように求められる。

R18a(t4)=50, R18b(t4)=240, R18c(t4)=50
R18d(t4)=50, R18e(t4)=50, R18f(t4)=200
一方、予測成分データR13は差分マスク部42でGUIが描画される領域に対応する発光領域が0にマスクされて修正予測成分データR42となる。ここでは発光領域25bがマスクされるので、時刻t3における修正予測成分データR42(t3)は次のように求められる。

R42a(t3)=−150,R42b(t3)=0, R42c(t3)=0
R42d(t3)=0, R42e(t3)=0, R42f(t3)=0
同様に時刻t4における修正予測成分データR42(t4)は次のように求められる。

R42a(t4)=0, R42b(t4)=0, R42c(t4)=150R42d(t4)=0, R42e(t4)=0, R42f(t4)=0
こうして得られた点灯パターンデータR18と修正予測成分データR42の和により予測点灯パターンデータR19が生成される。時刻t3における予測点灯パターンデータR19(t3)は次のように求められる。

R19a(t3)=R18a(t3)+R42a(t3)=200+(−150)=50R19b(t3)=R18b(t3)+R42b(t3)=240+0=240
R19c(t3)=R18c(t3)+R42c(t3)=50+0=50
R19d(t3)=R18d(t3)+R42d(t3)=50+0=50
R19e(t3)=R18e(t3)+R42e(t3)=50+0=50
R19f(t3)=R18f(t3)+R42f(t3)=200+0=200
また、時刻t4における予測点灯パターンデータR19(t4)は、次のように求められる。

R19a(t4)=R18a(t4)+R42a(t4)=50+0=5
R19b(t4)=R18b(t4)+R42b(t4)=240+0=240
R19c(t4)=R18c(t4)+R42c(t4)=50+150=200
R19d(t4)=R18d(t4)+R42d(t4)=50+0=50
R19e(t4)=R18e(t4)+R42e(t4)=50+0=50
R19f(t4)=R18f(t4)+R42f(t4)=200+0=200
その他の処理は実施例1と同様である。
以上の処理は、フィールド画像データの変化を表す予測成分データR13のうち、GUIのグラフィック画像の表示領域については、強制的に「過去フィールド画像データから
の変化無し」とする(R13の値「0」とする)、すなわち静止画として扱う。これによりGUIのグラフィックス画像の表示領域に対応する発光領域の発光量が適切に求められるようにしている。これは、GUIのグラフィックス画像は静止画像又はあまり大きな動きのないアニメーションで構成されていることが一般的であることに基づく処理である。本実施例によれば、グラフィック画像が表示される領域ではフィールド画像データ間で変化が無いと仮定してバックライト25の点灯パターンデータを予測する。従って、フレーム画像にグラフィック画像が合成される場合でも、遅延が長くなることを抑制しつつバックライト25の発光光量とLCDパネル23の表示内容との整合がとれた良好な画像表示を行うことが可能になる。
(実施例4)
上記各実施例では、あるフィールド画像データの予備点灯パターンデータとそのフィールド画像データより過去に入力されたフィールド画像データの予備点灯パターンデータとの差分により予測成分データを計算する例を示した。
本実施例では、あるフィールド画像データの予備特徴量データとそのフィールド画像データより過去に入力されたフィールド画像データの予備特徴量データとの差分により予測成分データを計算する例を示す。
本実施例では、この予測成分データを用いて、ある遅延画像データの特徴量データから、その遅延画像データより後の遅延画像データの特徴量データを予測する。そして、この予測した特徴量データに基づき点灯パターンデータを生成する。実施例4における画像表示装置2の構成を図9に示す。
予備特徴量遅延部52は予備特徴量データR10を1フレーム遅延させて遅延予備特徴量データR52を出力する。
予測成分生成部13は、予備特徴量データR10と遅延予備特徴量データR52との差分を計算し、予測成分データR13を生成する。すなわち、本実施例における予測成分データR13は予備特徴量データR10のフィールド間差分である。この点で、本実施例は、他の実施例において予測成分生成部13が予備点灯パターンデータのフィールド間差分を計算していたのと異なっている。
特徴量予測部59は特徴量データR17と予測成分データR13から予測特徴量データR59を生成する。予測の演算方法は実施例1における予測部19とほぼ同様であり、特徴量予測部59は、特徴量データR17と予測成分データR13の和により予測特徴量データR59を次のように求める。

R59a=R17a+R13a
R59b=R17b+R13b
・・・
R59f=R17f+R13f
点灯パターン生成部18は予測特徴量データR59から予測点灯パターンデータR19を生成する。生成方法は実施例1における点灯パターン生成部18と同様である。
その他の構成及び動作は実施例1と同様である。
以上説明した構成及び動作によって、本実施例では、特徴量データのフィールド間差分から生成される予測成分データを用いて、ある遅延画像データの特徴量データからその遅延画像より後の遅延画像データの特徴量データを予測する。そして、予測した特徴量データに基づき点灯パターンデータを生成し、生成した点灯パターンデータに従ってバックライト25を発光させる。点灯パターン生成部18は点灯パターンデータを1フレームの遅
延で出力する。
特徴量検出部17から出力される特徴量データに基づいて点灯パターンデータを生成した場合、当該点灯パターンデータの対応する遅延画像データは、画像レベル補正部21に入力される遅延画像データに対し、1フレーム分遅れる。そのため、この点灯パターンデータによりバックライト25を駆動すると、LCDパネル23の画像表示と整合しなくなる。
しかし、本実施例では、点灯パターン生成部18は、特徴量予測部59から出力される予測特徴量データに基づいて点灯パターンを生成している。この予測点灯パターンデータは、画像レベル補正部21に入力される遅延画像データに対し1フレーム後の遅延画像データの特徴量データの予測値である。従って、予測点灯パターンデータは、画像レベル補正部21に入力される遅延画像データに対し適合する点灯パターンデータとなり、バックライト25の発光量とLCDパネル23の表示画像との整合がとれた良好な画像表示を行うことが可能となる。
本実施例では、画像処理部A14における画像処理に係る遅延フレーム数がNフレーム(N≧1)、点灯パターン生成部18における遅延フレーム数がMフレーム(M≧1)である任意の画像表示装置に本発明を適用できる。この場合、予備特徴量遅延部52における遅延をMフレームとすればよい。
こうすることにより、特徴量予測部59は、画像レベル補正部21に入力される遅延画像データよりMフレーム前の遅延画像データの特徴量データを点灯パターン生成部18へ出力することになる。点灯パターン生成部18は入力からMフレーム遅延したタイミングで点灯パターンデータを出力するので、結果として画像レベル補正部21に入力される遅延画像データと点灯パターン生成部18から出力される点灯パターンデータとは適合するものとなる。
2 画像表示装置、11 点灯パターン予備生成部、12 予備点灯パターン遅延部、13 予測成分生成部、14 画像処理部A、18 点灯パターン生成部、19 予測部、21 画像レベル補正部、22 LCD駆動制御部、23 LCDパネル、24 バックライト駆動制御部、25 バックライト

Claims (8)

  1. 複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
    入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理手段と、
    前記遅延画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、M(M≧1)フレーム遅延させて点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成手段と、
    前記画像処理手段による画像処理が行われる前のフレーム画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、Mフレーム遅延させて予備点灯パターンデータとして出力する点灯パターン予備生成手段と、
    前記点灯パターン予備生成手段により出力される予備点灯パターンデータをMフレーム遅延させて遅延予備点灯パターンデータとして出力する予備点灯パターン遅延手段と、
    前記予備点灯パターンデータと前記遅延予備点灯パターンデータとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成手段と、
    前記点灯パターンデータと前記予測成分データとに基づき、当該点灯パターンデータに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像データに対応する点灯パターンデータを予測し、予測点灯パターンデータとして出力する予測手段と、
    前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定手段と、
    前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動手段と、
    前記透過率決定手段により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動手段と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記予測手段は、前記点灯パターンデータと前記予測成分データとの和により予測点灯パターンデータを算出する請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記点灯パターン生成手段により出力される点灯パターンデータをMフレーム遅延させて遅延点灯パターンデータとして出力する点灯パターン遅延手段と、
    前記点灯パターンデータと前記遅延点灯パターンデータとの差分を計算し、調整差分データとして出力する調整差分生成手段と、
    前記予測成分生成手段により出力される予測成分データをNフレーム遅延させて遅延予測成分データとして出力する予測成分遅延手段と、
    前記予測成分データの各発光領域の値に所定の調整ゲインを乗じて調整予測成分データとして出力する調整手段と、
    前記調整差分データ及び前記遅延予測成分データの対応する発光領域の値の比を、前記調整差分データの値及び前記遅延予測成分データの値がともに0でない発光領域について計算し、計算した発光領域毎の比に基づいて前記調整ゲインを算出する調整ゲイン算出手段と、
    を更に有し、
    前記予測手段は、前記点灯パターンデータと前記調整予測成分データとの和により予測点灯パターンデータを算出する請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 前記画像処理手段による前記画像処理は、フレーム画像データに所定の合成用画像データを合成する処理を含み、
    前記予測成分生成手段により出力される予測成分データの各発光領域の値のうち、合成用画像が表示される領域に対応する発光領域の値を0に変更し、修正予測成分データとして出力する差分マスク手段を更に有し、
    前記予測手段は、前記点灯パターンデータと前記修正予測成分データとの和により予測点灯パターンデータを算出する請求項1に記載の画像表示装置。
  5. 前記点灯パターン生成手段は、前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより遅延画像データを分割し、部分画像データ毎に特徴量を検出し、検出した特徴量に基づいて発光領域毎の発光量を決定し、
    前記点灯パターン予備生成手段は、前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データによりフレーム画像データを分割し、部分画像データ毎に特徴量を検出し、検出した特徴量に基づいて発光領域毎の発光量を決定する、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  6. 複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
    入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理手段と、
    前記遅延画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、特徴量データとして出力する特徴量検出手段と、
    前記画像処理による画像処理が行われる前のフレーム画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、予備特徴量データとして出力する特徴量予備検出手段と、
    前記特徴量予備検出手段により出力される予備特徴量データをM(M≧1)フレーム遅延させて遅延予備特徴量データとして出力する予備特徴量遅延手段と、
    前記予備特徴量データと前記遅延予備特徴量データとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成手段と、
    前記特徴量データと前記予測成分データとに基づき、当該特徴量データに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像に対応する特徴量データを予測し、予測特徴量データとして出力する特徴量予測手段と、
    前記予測特徴量データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し予測点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成手段と、
    前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定手段と、
    前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動手段と、
    前記透過率決定手段により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動手段と、
    を備える画像表示装置。
  7. 複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
    を備えた画像表示装置の制御方法であって、
    入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理工程と、
    前記遅延画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、M(M≧1)フレーム遅延させて点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成工程と、
    前記画像処理工程による画像処理が行われる前のフレーム画像データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し、Mフレーム遅延させて予備点灯パターンデータとして出力する点灯パターン予備生成工程と、
    前記点灯パターン予備生成工程により出力される予備点灯パターンデータをMフレーム遅延させて遅延予備点灯パターンデータとして出力する予備点灯パターン遅延工程と、
    前記予備点灯パターンデータと前記遅延予備点灯パターンデータとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成工程と、
    前記点灯パターンデータと前記予測成分データとに基づき、当該点灯パターンデータに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像データに対応する点灯パターンデータを予測し、予測点灯パターンデータとして出力する予測工程と、
    前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定工程と、
    前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動工程と、
    前記透過率決定工程により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動工程と、
    を有する画像表示装置の制御方法。
  8. 複数の発光領域に分割され発光領域毎に独立に発光を制御可能なバックライトと、
    前記バックライトからの光の透過率を画素毎に制御可能な表示パネルと、
    を備えた画像表示装置の制御方法であって、
    入力される画像データに対しフレーム毎に画像処理を行ってN(N≧1)フレーム遅延させて遅延画像データとして出力する画像処理工程と、
    前記遅延画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、特徴量データとして出力する特徴量検出工程と、
    前記画像処理による画像処理が行われる前のフレーム画像データを前記バックライトの各発光領域に対応する複数の部分画像データにより分割し、当該部分画像データ毎に特徴量を検出し、予備特徴量データとして出力する特徴量予備検出工程と、
    前記特徴量予備検出工程により出力される予備特徴量データをM(M≧1)フレーム遅延させて遅延予備特徴量データとして出力する予備特徴量遅延工程と、
    前記予備特徴量データと前記遅延予備特徴量データとの差分を計算し、予測成分データとして出力する予測成分生成工程と、
    前記特徴量データと前記予測成分データとに基づき、当該特徴量データに対応する遅延画像データよりMフレーム後の遅延画像に対応する特徴量データを予測し、予測特徴量データとして出力する特徴量予測工程と、
    前記予測特徴量データに基づき前記バックライトの発光領域毎の発光量を決定し予測点灯パターンデータとして出力する点灯パターン生成工程と、
    前記遅延画像データと前記予測点灯パターンデータとに基づき前記表示パネルの画素毎の透過率を決定する透過率決定工程と、
    前記予測点灯パターンデータに従って前記バックライトを駆動するバックライト駆動工程と、
    前記透過率決定工程により決定される透過率に従って前記表示パネルを駆動するパネル駆動工程と、
    を有する画像表示装置の制御方法。
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