JP2011164187A - 表示制御装置及び表示制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】さまざまなグループ数のバックライトに対応できる表示制御装置を提供する。
【解決手段】表示制御装置3においては、予め定められた想定数nの仮想グループに設定される仮制御量が光量調整部341において導出され、この想定数nの仮制御量とレジスタ32に記憶された実グループ数mとを用いて実グループ数mのグループ45ごとの実制御量が制御量変換部342により導出される。そして、導出された実制御量に基づいてバックライト42の光源の光量が制御される。このため、表示制御装置3を、さまざまなグループ数のバックライトに対応させることができ、表示制御装置3の汎用性を大きく向上できる。
【選択図】図3

Description

本発明は、表示制御装置に関する。
液晶パネルを用いる表示装置は、通常、バックライトを用いて画面を背面から照明している。表示装置は、バックライトからの光の透過率を画素ごとに変更することで各種内容の表示を実現する。このようなバックライトは、液晶パネルの画面全体を一律の光量で照明することが一般的である。
これに対して、液晶パネルの画面を複数の光源で照明可能にバックライトを構成し、画面に表示される画像の領域の明暗に応じて、各領域に対応する光源の光量を調整する表示制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。具体的には、画像中の明るい領域に対応する光源の光量を比較的大きくし、暗い領域に対応する光源の光量を比較的小さくする。この技術を採用すれば、画面全体を一律の光量で照明した場合と比較して消費電力を有効に低減できる。
特開平3−71111号公報
ところで一般に、上記のように液晶パネルの画面を複数の光源で照明可能なバックライトにおいては、複数の光源は複数のグループに組み分けされ、グループごとにドライバが設けられる。
このため、バックライトの光源の光量はグループごとに変更可能とされており、その光量を調整する表示制御装置は、これらグループごとに光量を設定する。すなわち、表示制御装置は、制御対象とするバックライトのグループ数に合わせた制御を行うことになる。
したがって、あるグループ数に合わせて設計された一つの表示制御装置を、その企図したグループ数とは異なるグループ数のバックライトの制御に用いることができない。このため、表示制御装置を、さまざまなグループ数のバックライトに汎用的に用いることができず、その結果、表示制御装置のコスト上昇につながることになっていた。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、さまざまなグループ数のバックライトに対応できる表示制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、複数のグループに組み分けされる複数の光源で表示装置の画面を照明するバックライトを制御する表示制御装置であって、前記バックライトの前記複数のグループの数を示す第1数を記憶する記憶手段と、入力画像の領域の明暗に応じて、予め定められた第2数の仮想グループの光源で前記画面を照明した場合を想定し、該光源の光量を規定する仮制御量を前記第2数の仮想グループごとに設定する設定手段と、前記第2数の仮想グループごとの仮制御量に基づいて、前記第1数のグループごとの実制御量を導出する導出手段と、前記実制御量に基づいて前記バックライトの光源の光量を制御する制御手段と、を備えている。
また、請求項2の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記導出手段は、前記第1数のグループごとの実制御量を、該グループに対応する位置の前記仮想グループの仮制御量を、当該仮想グループの面積に応じた重みを用いて加重平均することで導出する。
また、請求項3の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記導出手段は、前記第1数のグループごとの実制御量を、該グループに対応する位置の前記仮想グループの仮制御量を線形補完することで導出する。
また、請求項4の発明は、請求項1に記載の表示制御装置において、前記導出手段は、前記第1数のグループごとの実制御量を、該グループに対応する位置の前記仮想グループの仮制御量の最大値とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の表示制御装置において、前記第1数のグループごとの実制御量に基づいて、前記入力画像の画素値を増幅して増幅画像を生成する増幅手段と、前記増幅画像を前記表示装置に出力して表示させる出力手段と、をさらに備えている。
また、請求項6の発明は、複数のグループに組み分けされる複数の光源で表示装置の画面を照明するバックライトを制御する表示制御方法であって、入力画像の領域の明暗に応じて、予め定められた想定数の仮想グループの光源で前記画面を照明した場合を想定し、該光源の光量を規定する仮制御量を前記想定数の仮想グループごとに設定する工程と、前記想定数の仮想グループごとの仮制御量に基づいて、前記バックライトの実際の数のグループごとの実制御量を導出する工程と、前記実制御量に基づいて前記バックライトの光源の光量を制御する工程と、を備えている。
請求項1ないし6の発明によれば、制御対象となるバックライトのグループの数を記憶手段に記憶させておけば、予め定められた数の仮想グループに設定される仮制御量に基づいて実際の数のグループごとの実制御量が導出される。このため、表示制御装置を、さまざまなグループ数のバックライトに対応させることができ、表示制御装置の汎用性を向上できる。
また、特に請求項2の発明によれば、実制御量を簡便に導出できる。
また、特に請求項3の発明によれば、実制御量を簡便に導出できる。
また、特に請求項4の発明によれば、観察する画像において、暗くなりすぎる部分の発生を防止できる。
また、特に請求項5の発明によれば、実際のバックライトの光量に合わせて、自然な画像を表示することができる。
図1は、車載表示システムの構成を示すブロック図である。 図2は、表示装置の構成の概要を示す分解斜視図である。 図3は、画像補正部及びバックライト制御部の機能構成を示す図である。 図4は、電力低減処理の概要を説明する図である。 図5は、電力低減処理の流れを示す図である。 図6は、加重平均する手法の具体例を示す図である。 図7は、加重平均する手法の他の具体例を示す図である。 図8は、線形補完する手法の具体例を示す図である。 図9は、線形補完する手法の他の具体例を示す図である。 図10は、最大値をとる手法の具体例を示す図である。 図11は、最大値をとる手法の他の具体例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.構成>
図1は、本実施の形態の車載表示システム1の構成を示すブロック図である。車載表示システム1は、例えば、自動車などの車両用のナビゲーションシステムとして構成されており、車両に搭載されて各種の画像を車室内のユーザに表示する機能を有している。例えば、車載表示システム1は、ナビゲーション案内用の地図画像の他、アンテナ91で受信したテレビジョン放送信号に基づく画像、車両に設けられる車載カメラ92で撮影された車両の周辺を示す車両周辺画像、及び、DVDなどの映像ディスク93を読み取った画像などを表示可能となっている。
図1に示すように、車載表示システム1は、各種の表示が可能な表示装置4と、表示装置4の表示を制御する表示制御装置3とを備えている。表示装置4は、画像を表示する液晶パネル41と、その液晶パネル41の画面を照明するバックライト42とを備えている。この表示装置4の液晶パネル41の画面がユーザである車両の乗員から視認できるように、車載表示システム1は車両のインストルメントパネルなどに設置される。
図2は、表示装置4の構成の概要を示す分解斜視図である。液晶パネル41の画面は、例えば、縦横の二次元に配列された複数の画素(例えば、横800×縦480画素)で構成されている。バックライト42は、このような液晶パネル41の画面を背面から照明する。液晶パネル41は、このバックライト42からの光の透過率を画素ごとに変更することで、各種内容の表示を実現する。
バックライト42には、画面下側に対応する位置の端部に、LED(Light Emitting Diode)などで構成される複数の光源44が一方向に並んで配置されている。これらの複数の光源44は、複数のグループ45に組み分けされている。図2に示す例においては、18個の光源44が、6つのグループ45に組み分けされている。また、バックライト42においては、液晶パネル41の画面に対応したサイズの全体領域が横方向にグループ45の数と同数の区分領域46に区分される。これらの複数の区分領域46の位置と複数のグループ45の位置とはそれぞれ対応している。各グループ45の光源44は対応する位置の区分領域46を主に照明することになる。
また、バックライト42には、各グループ45に対応してドライバ47が設けられている。各ドライバ47は、対応するグループ45に含まれる光源44の光量を調整する。具体的には、ドライバ47は、制御信号としてPWM(Pulse Width Modulation)信号を受信し、PWM信号が示すデューティ比に応じた光量にする。すなわち、デューティ比が高いほど光量を大きくし、デューティ比が低いほど光量を小さくする。したがって、バックライト42は、液晶パネル41の画面を、領域に応じて異なる光量で照明可能となっている。
図1に戻り、車載表示システム1は、このような表示装置4に表示するための映像ソースを提供する映像提供部として、放送受信部21、カメラ入力部22、ディスク読取部23、及び、ナビゲーション部24を備えている。これらの映像提供部21,22,23,24から出力される画像は、所定周期の同期信号ごとに入力画像として表示制御装置3に時間的に連続して入力される。そして、入力画像は表示制御装置3において所定の処理が施された後に、表示制御装置3から同期信号とともに連続して出力され、表示装置4において動画像として表示される。
放送受信部21は、車両に搭載されたアンテナ91で受信したテレビジョン放送やデータ放送などの放送信号をデコードし、その放送内容を示す画像を取得して表示制御装置3に出力する。
カメラ入力部22は、車載カメラ92と接続され、車載カメラ92で撮影された車両の周辺を示す画像を取得して表示制御装置3に出力する。
ディスク読取部23は、DVDなどの映像ディスク93の読取装置として構成され、映像ディスク93の記録内容を示す画像を取得して表示制御装置3に出力する。
また、ナビゲーション部24は、ナビゲーション案内のための機能を集約した電子基板として構成されている。ナビゲーション部24は、ナビゲーション案内用の地図画像などを表示制御装置3に出力する。
表示制御装置3は、例えばASIC(Application Specific Integrated Circuit)として構成され、表示対象となる入力画像を処理する機能とともに、バックライト42の動作を制御する機能を有している。
図1に示すように、表示制御装置3は、所定の機能を実現する機能部として、画像入力部31、レジスタ32、画像補正部33、及び、バックライト制御部34を備えている。また、表示制御装置3は、これらの機能部を統括的に制御するコントローラ30を備えている。コントローラ30はCPUなどで構成される。コントローラ30としての各種の制御機能は、CPUが所定のプログラムに従って演算処理を行うことで実現される。レジスタ32は、このコントローラ30が用いる制御用の各種のパラメータを記憶する。
画像入力部31は、4つの映像提供部21,22,23,24から映像ソースとしての入力画像を入力する。画像入力部31は、スイッチングを行って、各映像提供部21,22,23,24から入力される映像ソースのいずれか一つを表示すべき対象として選択し、以降の機能部に供給する。画像入力部31においては、入力画像の形式が、例えばYCrCb形式に変更される。したがって、画像入力部31から出力される入力画像の画素値は、明るさを示す輝度Yと、色を示す色差CrCbとで表現される。この輝度及び色差はそれぞれ8ビット(0〜255)で表現される。
画像補正部33は、入力画像を増幅して増幅画像を生成し、増幅画像を表示装置4の液晶パネル41に出力して表示させる。また、バックライト制御部34は、入力画像の領域の明暗に応じて表示装置4のバックライト42の複数の光源44の光量をそれぞれ調整する。
図3は、画像補正部33及びバックライト制御部34の機能構成を、より詳細に示す図である。図に示すように、画像補正部33は、画像増幅部331、及び、画像出力部332を備えている。また、バックライト制御部34は、光量調整部341、制御量変換部342、及び、デューティ制御部343を備えている。これらの機能の詳細については、以下で説明する。
<2.電力低減処理>
表示制御装置3は、表示装置4の消費電力を低減する電力低減処理を行うことが可能となっている。図3に示す構成のうち、バックライト制御部34の光量調整部341はバックライト42の光量の調整を行い、画像補正部33の画像増幅部331は入力画像の輝度の増幅を行う。この光量調整部341の処理と画像増幅部331の処理との組み合わせにより、電力低減処理が実現される。図4は、この電力低減処理の概要を説明する図である。
まず、光量調整部341が、入力画像F1の領域の明暗に基づいてバックライト42の各グループ45の光量を調整するための光源制御量を導出する(処理P1)。本実施の形態では、光源制御量は例えば8ビット(0〜255)で表現される。
光量調整部341は、入力画像F1の領域の横方向に関する輝度の分布に基づいて、所定のアルゴリズムによって、横方向に配列された複数のグループ45のそれぞれの光源制御量を設定する。具体的には、入力画像F1の輝度が比較的大きい領域に対応する位置のグループ45の光源制御量は、比較的大きく設定される。逆に、入力画像F1の輝度が比較的小さい領域に対応する位置のグループ45の光源制御量は、比較的小さく設定される。
この光源制御量はデューティ制御部343において、デューティ比に換算される。例えば、光源制御量が255であればデューティ比は100%、光源制御量が0であればデューティ比は0%とされる。デューティ制御部343は、このデューティ比を設定したPWM信号を、バックライト42の各グループ45のドライバ47に送信する(処理P2)。
これにより、バックライト42においては、入力画像F1の輝度が大きい領域に対応するグループ45の光量は小さく抑制され、光量は比較的大きくなる。逆に、入力画像F1の輝度が小さい領域に対応するグループ45の光量は大きく抑制され、光量は比較的小さくなる。このように、バックライト42の光量を抑制することで、バックライト42の全ての光源44を一律に100%の光量で発光する場合と比較して消費電力が低減される。なお、図中において、バックライト42において光量が比較的小さい部分については濃いハッチングを用い、光量が比較的大きい部分については薄いハッチングを用いている。
一方で、このようなバックライト42の光量を抑制した場合の視認上の影響を緩和するため、入力画像F1が増幅される。具体的には、画像増幅部331が、各グループ45の光源制御量に応じて入力画像F1の輝度を増幅し、増幅画像F2が生成する(処理P3)。
この際、光源制御量が小さいグループ45に対応する位置の領域については増幅率が大きく設定され、光源制御量が大きいグループ45に対応する位置の領域については増幅率が小さく設定される。換言すれば、光源44の光量が小さい位置に対応する増幅画像F2の領域の輝度は比較的大きく増幅される。逆に、光源44の光量が大きい位置に対応する増幅画像F2の領域の輝度は比較的小さく増幅される。増幅画像F2は、画像出力部332から出力されて液晶パネル41に表示される。
このようなバックライト42の光量の調整と、増幅画像F2の液晶パネル41への表示とが同時になされることで、ユーザが観察する観察画像F3は自然なものとなる。これは、バックライト42の光量の抑制による視認性への影響が、画像の輝度の増幅によって相殺されるためである。その結果、観察画像F3を自然としながらも、消費電力を有効に低減できることになる。
<3.グループ数に応じた電力低減処理>
上述した電力低減処理においては、グループ45ごとの光源制御量が必要となる。したがって、表示制御装置3は、制御対象とするバックライト42の実際のグループ45の数と同数の光源制御量を導出する必要がある。本実施の形態の表示制御装置3は、制御対象とするバックライトが変わったとしても、そのバックライトの実際のグループの数に応じた電力低減処理を行うことができるようになっている。この処理により、本実施の形態の表示制御装置3は、さまざまなグループの数のバックライトに汎用的に対応できるようになっている。図5は、本実施の形態の電力低減処理の流れを示す図である。以下、図3及び図5を参照して、実際のグループ45の数に応じた電力低減処理の詳細について説明する。
まず、光量調整部341が、光源制御量を導出する(ステップS1)。ただし、この際においては、バックライト42の実際のグループ45の数の光源制御量が導出されるわけではなく、予め定められた数n(以下、「想定数」という。nは、2以上の整数。)のグループの光源で液晶パネル41の画面を照明した場合を想定して、その想定数nの光源制御量が導出される。以下、想定するグループを「仮想グループ」といい、仮想グループの光源制御量を「仮制御量」という。
次に、コントローラ30がバックライト42の実際のグループ45の数m(以下、「実グループ数」という。mは、2以上の整数。)を取得する(ステップS2)。この実グループ数mは、制御対象となるバックライト42に応じてレジスタ32に予め記憶されている。コントローラ30は、レジスタ32から実グループ数を取得して、制御量変換部342に入力する。
次に、制御量変換部342が、想定数nの仮制御量に基づいて、実グループ数mのグループ45ごとの光量制御量(以下、「実制御量」という。)を導出する(ステップS3)。すなわち、想定数nの仮制御量を、実グループ数mの実制御量に変換することになる。この実制御量を導出する手法については後述する。制御量変換部342は、導出した実グループ数mの実制御量を、画像増幅部331及びデューティ制御部343に入力する。
次に、画像増幅部331は、実グループ数mの実制御量に基づいて入力画像の画素値を増幅して、増幅画像を生成する(ステップS4)。そして、画像増幅部331は、生成した増幅画像を画像出力部332に受け渡す。
続いて、画像出力部332は、画像増幅部331から受け渡された増幅画像を、液晶パネル41に出力して表示させることになる。一方で、デューティ制御部343は、制御量変換部342から入力された実グループ数mの実制御量をデューティ比に換算し、そのデューティ比を設定したPWM信号をバックライト42の各グループ45のドライバ47に送信する。これにより、デューティ制御部343は、実制御量に基づいてバックライト42の光源44の光量を制御する(ステップS5)。その結果、実グループ数mの実制御量に基づいて、消費電力を低減しつつ自然な画像が表示装置4において表示されることになる。
このように本実施の形態の表示制御装置3においては、まず、予め定められた想定数nの仮想グループに設定される仮制御量が導出され、この想定数nの仮制御量とレジスタ32に記憶された実グループ数mとを用いて、実グループ数mのグループ45ごとの実制御量が導出される。このため、レジスタ32に記憶する実グループ数を変更するのみで、表示制御装置3を、さまざまなグループ数のバックライトに対応させることができ、表示制御装置3の汎用性を大きく向上できることになる。
光源制御量を導出するアルゴリズムをあらゆるグループ数に応じて準備することは、現実的ではない。また、多くのアルゴリズムを準備することは、コスト上昇につながる。これに対して、本実施の形態の表示制御装置3の手法では、予め定められた想定数nの仮想グループの仮制御量を導出し、この仮制御量を実グループ数mの実制御量に変換するため、光源制御量を導出するアルゴリズムとしては想定数nの仮制御量を導出するための一つのみでよく、コストが大きく上昇することもない。
<4.実制御量の導出>
次に、想定数の仮制御量に基づいて、実グループ数の実制御量を導出する具体的な手法について説明する。この実制御量の導出手法としては、加重平均する手法、線形補完する手法、最大値をとる手法などがあるが、いずれの手法を採用してもよい。以下、それぞれについて説明する。なお、この説明においては、想定数は「6」であるとする。
<4−1.加重平均>
まず、加重平均する手法について説明する。この加重平均する手法を採用すれば、非常に少ない演算量で実制御量を導出できる。
図6は、加重平均する手法の具体例を示す図である。この例では、想定数「6」の仮制御量が、実グループ数「4」の実制御量に変換されている。図中上段は、6つの仮想グループA1〜A6の位置とその仮制御量V1〜V6を示している。一方、図中下段は、4つの実際のグループB1〜B4の位置とその実制御量L1〜L4を示している。
実際のグループB1〜B4の実制御量L1〜L4は、当該グループに対応する位置の仮想グループの仮制御量を、当該仮想グループの面積に応じた重みを用いて加重平均することで導出される。
例えば、グループB1の位置は、2/3が仮想グループA1に対応し、1/3が仮想グループA2に対応している。したがって、グループB1の実制御量L1は、仮想グループA1の仮制御量V1に2/3を乗算し、仮想グループA2の仮制御量V2に1/3を乗算し、それらを加算することで導出できる。この演算は、仮制御量V1に重み「2」を乗算し、仮制御量V2に重み「1」を乗算し、それらを加算した結果を重みの和(「3」=「2」+「1」)で除算するという加重平均と実質的に同じ演算である。
また、グループB2の位置は、1/3が仮想グループA2に対応し、2/3が仮想グループA3に対応している。したがって、グループB2の実制御量L2は、仮想グループA2の仮制御量V2に1/3を乗算し、仮想グループA3の仮制御量V3に2/3を乗算し、それらを加算することで導出できる。
図7は、加重平均する手法の他の具体例を示す図である。この例では、想定数「6」の仮制御量が、実グループ数「8」の実制御量に変換されている。図中上段は、6つの仮想グループA1〜A6の位置とその仮制御量V1〜V6を示している。一方、図中下段は、8つの実際のグループC1〜C8の位置とその実制御量M1〜M8を示している。
このように実グループ数が想定数よりも多い場合も、実際のグループC1〜C8の実制御量M1〜M8は、当該グループに対応する位置の仮想グループの仮制御量を、当該仮想グループの面積に応じた重みを用いて加重平均することで導出できる。
例えば、グループC1の位置は、全て仮想グループA1に対応している。したがって、グループC1の実制御量M1は、仮想グループA1の仮制御量V1と同一となる。また、グループC2の位置は、1/3が仮想グループA1に対応し、2/3が仮想グループA2に対応している。したがって、グループC2の実制御量M2は、仮想グループA1の仮制御量V1に1/3を乗算し、仮想グループA2の仮制御量V2に2/3を乗算し、それらを加算することで導出できる。
<4−2.線形補完>
次に、線形補完する手法について説明する。この線形補完する手法を採用した場合も、非常に少ない演算量で実制御量を導出できる。
図8は、線形補完する手法の具体例を示す図である。この例では、想定数「6」の仮制御量が、実グループ数「4」の実制御量に変換されている。図中上段は、6つの仮想グループA1〜A6の位置とその仮制御量V1〜V6を示している。一方、図中下段は、4つの実際のグループB1〜B4の位置とその実制御量L1〜L4を示している。
実際のグループB1〜B4の実制御量L1〜L4は、当該グループに対応する位置の仮想グループの仮制御量を線形補完することで導出される。この演算においては、各グループA1〜A6,B1〜B4の位置としては、その左右方向の中央が代表的に用いられる。そして、グループB1〜B4の実制御量L1〜L4は、左右方向に最も近い位置の2つの仮想グループの仮制御量を線形補完することで導出される。
例えば、グループB1の位置は、仮想グループA1の位置と仮想グループA2の位置との間にある。したがって、グループB1の実制御量L1は、仮想グループA1の位置の仮制御量V1と仮想グループA2の位置の仮制御量V2とを結ぶ直線上の、グループB1の位置(左右中央)における値として導出できる。
また、グループB2の位置は、仮想グループA2の位置と仮想グループA3の位置との間にある。したがって、グループB2の実制御量L2は、仮想グループA2の位置の仮制御量V2と仮想グループA3の位置の仮制御量V3とを結ぶ直線上の、グループB2の位置(左右中央)における値として導出できる。
図9は、線形補完する手法の他の具体例を示す図である。この例では、想定数「6」の仮制御量が、実グループ数「8」の実制御量に変換されている。図中上段は、6つの仮想グループA1〜A6の位置とその仮制御量V1〜V6を示している。一方、図中下段は、8つの実際のグループC1〜C8の位置とその実制御量M1〜M8を示している。
このように実グループ数が想定数よりも多い場合も、実際のグループC1〜C8の実制御量M1〜M8は、当該グループに対応する位置の仮想グループの仮制御量を線形補完することで導出できる。
例えば、グループC2の位置は、仮想グループA1の位置と仮想グループA2の位置との間にある。したがって、グループC2の実制御量M2は、仮想グループA1の位置の仮制御量V1と仮想グループA2の位置の仮制御量V2とを結ぶ直線上の、グループC2の位置(左右中央)における値として導出できる。
また、グループC3の位置は、仮想グループA2の位置と仮想グループA3の位置との間にある。したがって、グループC3の実制御量M3は、仮想グループA2の位置の仮制御量V2と仮想グループA3の位置の仮制御量V3とを結ぶ直線上の、グループC3の位置(左右中央)における値として導出できる。
なお、グループC1やグループC8のように、左右のいずれかの側にしか仮想グループの位置が存在しない場合は、その存在する側に最も近い位置の仮想グループの仮制御量を実制御量として用いればよい。すなわち、グループC1の実制御量M1は仮想グループA1の仮制御量V1と同一となり、グループC8の実制御量M8は仮想グループA6の仮制御量V6と同一となる。
<4−3.最大値>
次に、最大値をとる手法について説明する。この最大値をとる手法を採用すれば、画像の明るい領域に合わせて光量が高くなるため、観察する画像において暗くなりすぎる部分の発生を防止できる。
図10は、最大値をとる手法の具体例を示す図である。この例では、想定数「6」の仮制御量が、実グループ数「4」の実制御量に変換されている。図中上段は、6つの仮想グループA1〜A6の位置とその仮制御量V1〜V6を示している。一方、図中下段は、4つの実際のグループB1〜B4の位置とその実制御量L1〜L4を示している。
実際のグループB1〜B4の実制御量L1〜L4は、当該グループに対応する位置の仮想グループの仮制御量のうちの最大値とすることで導出される。
例えば、グループB1の位置は、仮想グループA1と仮想グループA2とに対応している。仮想グループA1の仮制御量V1と仮想グループA2の仮制御量V2とでは、仮想グループA2の仮制御量V2のほうが高い。したがって、グループB1の実制御量L1は、最大値である仮想グループA2の仮制御量V2となる。
また、グループB2の位置は、仮想グループA2と仮想グループA3とに対応している。仮想グループA2の仮制御量V2と仮想グループA3の仮制御量V3とでは、仮想グループA3の仮制御量V3のほうが高い。したがって、グループB2の実制御量L2は、最大値である仮想グループA3の仮制御量V3となる。
図11は、最大値をとる手法の他の具体例を示す図である。この例では、想定数「6」の仮制御量が、実グループ数「8」の実制御量に変換されている。図中上段は、6つの仮想グループA1〜A6の位置とその仮制御量V1〜V6を示している。一方、図中下段は、8つの実際のグループC1〜C8の位置とその実制御量M1〜M8を示している。
このように実グループ数が想定数よりも多い場合も、実際のグループC1〜C8の実制御量M1〜M8は、当該グループに対応する位置の仮想グループの仮制御量のうちの最大値とすることで導出できる。
例えば、グループC1の位置は、全て仮想グループA1に対応している。したがって、グループC1の実制御量M1は、仮想グループA1の仮制御量V1と同一となる。また、グループC2の位置は、仮想グループA1と仮想グループA2とに対応している。仮想グループA1の仮制御量V1と仮想グループA2の仮制御量V2とでは、仮想グループA2の仮制御量V2のほうが高い。したがって、グループC2の実制御量M2は、最大値である仮想グループA2の仮制御量V2となる。
<5.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような変形例について説明する。上記実施の形態で説明した形態及び以下で説明する形態を含む全ての形態は、適宜に組み合わせ可能である。
上記実施の形態では、バックライト42の一つのグループ45には複数の光源44が含まれるものとして説明を行ったが、一つのグループに一つの光源44のみが含まれていてもよい。
また、上記実施の形態において、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
1 車載表示システム
3 表示制御装置
4 表示装置
41 液晶パネル
42 バックライト
44 光源
45 グループ
46 区分領域
331 画像増幅部
341 光量調整部
342 制御量変換部

Claims (6)

  1. 複数のグループに組み分けされる複数の光源で表示装置の画面を照明するバックライトを制御する表示制御装置であって、
    前記バックライトの前記複数のグループの数を示す第1数を記憶する記憶手段と、
    入力画像の領域の明暗に応じて、予め定められた第2数の仮想グループの光源で前記画面を照明した場合を想定し、該光源の光量を規定する仮制御量を前記第2数の仮想グループごとに設定する設定手段と、
    前記第2数の仮想グループごとの仮制御量に基づいて、前記第1数のグループごとの実制御量を導出する導出手段と、
    前記実制御量に基づいて前記バックライトの光源の光量を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする表示制御装置。
  2. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記導出手段は、前記第1数のグループごとの実制御量を、該グループに対応する位置の前記仮想グループの仮制御量を、当該仮想グループの面積に応じた重みを用いて加重平均することで導出することを特徴とする表示制御装置。
  3. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記導出手段は、前記第1数のグループごとの実制御量を、該グループに対応する位置の前記仮想グループの仮制御量を線形補完することで導出することを特徴とする表示制御装置。
  4. 請求項1に記載の表示制御装置において、
    前記導出手段は、前記第1数のグループごとの実制御量を、該グループに対応する位置の前記仮想グループの仮制御量の最大値とすることを特徴とする表示制御装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の表示制御装置において、
    前記第1数のグループごとの実制御量に基づいて、前記入力画像の画素値を増幅して増幅画像を生成する増幅手段と、
    前記増幅画像を前記表示装置に出力して表示させる出力手段と、
    をさらに備えることを特徴とする表示制御装置。
  6. 複数のグループに組み分けされる複数の光源で表示装置の画面を照明するバックライトを制御する表示制御方法であって、
    入力画像の領域の明暗に応じて、予め定められた想定数の仮想グループの光源で前記画面を照明した場合を想定し、該光源の光量を規定する仮制御量を前記想定数の仮想グループごとに設定する工程と、
    前記想定数の仮想グループごとの仮制御量に基づいて、前記バックライトの実際の数のグループごとの実制御量を導出する工程と、
    前記実制御量に基づいて前記バックライトの光源の光量を制御する工程と、
    を備えることを特徴とする表示制御方法。
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