JP2011245726A - 液体吐出ヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】アクチュエータユニットと流路ユニットとを接着する接着剤の余剰分が圧力室内に入り込むことやアクチュエータユニットの側端面や表面に付着することを抑制する。
【解決手段】流路ユニット12はプレート12a〜12iの積層体であり、圧力室16から吐出口14aに至る個別流路14の他、ダミー流路14dが形成されている。プレート12aに、圧力室16と、ダミー流路14dの一端であるダミー圧力室16dとが形成されている。圧力室16,16dは、流路ユニット上面12xに開口し、上面12xに接着剤を介して固定されたアクチュエータユニット17により塞がれている。ダミー流路14dはプレート12a〜12dに形成され、ダミー流路14dの空間は、ダミー圧力室16dの開口16bから貫通孔14dxや凹部14dyを介して、上面12xに形成された大気開放口まで延在し、大気に開放されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録媒体に対して液体を吐出する液体吐出ヘッドに関する。
液体吐出ヘッドの一例であるインクジェットヘッドにおいて、ヘッドを構成する複数の部材を接着剤を介して互いに固定する場合、余剰接着剤がヘッドのインク流路内に入り込み、吐出口からのインク吐出性能に不具合が生じ得る。例えば、一部の吐出口に対応するインク流路に余剰接着剤が入り込むことで、吐出口間でのインク吐出性能(吐出速度や吐出されるインクの大きさ等)にばらつきが生じ得る。
特許文献1は、上記問題に鑑みて、余剰接着剤を逃がす溝等を各部材に形成することを提案している。
特開2007−320171号公報
圧力室内のインクに吐出エネルギーを付与するアクチュエータとして、特許文献1では、共通電極として機能する薄肉部とこれに隙間を介して対向して配置された個別電極とを用いている。しかし、アクチュエータはこれ以外にも様々な形態のものがある。例えば、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットの圧力室が開口した表面に接着剤を介して固定された、圧電型等のアクチュエータユニットがある。
この場合、アクチュエータユニットを流路ユニットの表面に接着剤を介して固定する際、余剰接着剤が、圧力室内に入り込むだけでなく、アクチュエータユニットの側端面や表面に付着し、アクチュエータユニットが拘束されて駆動に不具合が生じ得る。特許文献1の技術では、そもそもアクチュエータの形態が異なるため、このような問題に対処することができない。
本発明の目的は、アクチュエータユニットと流路ユニットとを接着する接着剤の余剰分が圧力室内に入り込むことやアクチュエータユニットの側端面や表面に付着することを抑制可能な液体吐出ヘッドを提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の観点によると、液体を吐出する複数の吐出口と前記吐出口にそれぞれ接続する複数の圧力室とを含む液体流路、及び、前記圧力室をそれぞれ露出させる複数の開口が形成された表面を有する流路ユニットと、前記流路ユニットの前記表面に接着剤を介して固定され、複数の前記開口に跨り、且つ、前記複数の開口のそれぞれに対向する部分に前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与する複数のアクチュエータが設けられた、アクチュエータユニットとを備え、前記流路ユニットは、互いに積層され且つそれぞれ前記液体流路を構成する穴が設けられた複数のプレートを含み、前記複数のプレートのうち前記表面を構成する第1プレートと当該プレートに隣接する少なくとも1のプレートとに、前記液体流路と連通しないダミー流路が形成されており、前記ダミー流路の空間は、前記第1プレートの前記表面における前記アクチュエータユニットの固定領域内に形成された接着剤受容口から、前記第1プレートを除くいずれかのプレートに形成された空隙を介して、前記複数のプレートのいずれかの表面に形成された大気開放口まで延在し、前記大気開放口を介して大気に開放されていることを特徴とする液体吐出ヘッドが提供される。
本発明によると、アクチュエータユニットと流路ユニットとを接着する接着剤の余剰分が、ダミー流路の一端である接着剤受容口に受容される。ダミー流路は他端である大気開放口を介して大気に開放されているため、上記接着剤の余剰分は接着剤受容口に積極的に入り込んでいく。したがって、上記接着剤の余剰分が圧力室内に入り込むことやアクチュエータユニットの側端面や表面(流路ユニットに対向する面と反対側の面)に付着することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッドを含むインクジェット式プリンタの内部構造を示す概略側面図である。 インクジェットヘッドの流路ユニット及びアクチュエータユニットを示す平面図である。 図2の一点鎖線で囲まれた領域IIIを示す拡大図である。 (a)は、図3のIVA−IVA線に沿った部分断面図である。(b)は、図3のIVB−IVB線に沿った部分断面図である。(c)は、図3のIVC−IVC線に沿った部分断面図である。 インクジェットヘッドの縦断面図である。 (a)は、アクチュエータユニットの部分拡大断面図である。(b)は、アクチュエータユニットの個別電極を示す平面図である。 図3の二点鎖線で囲まれた領域VIIを示す拡大図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
先ず、図1を参照し、本発明の一実施形態に係るインクジェットヘッド10を含むインクジェット式プリンタ1の全体構成について説明する。
プリンタ1は、直方体形状の筐体1aを有する。筐体1aの天板上部には、排紙部31が設けられている。筐体1aの内部空間は、上から順に空間A,B,Cに区分できる。空間A及びBは、排紙部31に連なる用紙搬送経路が形成された空間である。空間Aでは、用紙Pの搬送と用紙Pへの画像形成が行われる。空間Bでは、給紙に係る動作が行われる。空間Cには、インク供給源としてのインクカートリッジ40が収容されている。
空間Aには、4つのインクジェットヘッド10、用紙Pを搬送する搬送ユニット21、用紙Pをガイドするガイドユニット(後述)等が配置されている。空間Aの上部には、これらの機構を含めたプリンタ1各部の動作を制御してプリンタ1全体の動作を司るコントローラ1pが配置されている。
コントローラ1pは、外部から供給された画像データに基づいて、用紙Pに画像が形成されるよう、画像形成に係わる準備動作、用紙Pの供給・搬送・排出動作、用紙Pの搬送に同期したインク吐出動作等を制御する。
各ヘッド10は、主走査方向(図1の紙面に直交する方向)に長尺なラインヘッドであって、略直方体の外形形状を有する。4つのヘッド10は、副走査方向に所定ピッチで並び、ヘッドフレーム3を介して筐体1aに支持されている。画像形成に際して、4つのヘッド10の下面(吐出面10a)からはそれぞれマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクが吐出される。ヘッド10のより具体的な構成については後に詳述する。
搬送ユニット21は、図1に示すように、ベルトローラ6,7及び両ローラ6,7間に巻回されたエンドレスの搬送ベルト8に加え、搬送ベルト8の外側に配置されたニップローラ4及び剥離プレート5、搬送ベルト8の内側に配置されたプラテン9等を有する。
ベルトローラ7は、駆動ローラであって、搬送モータ(図示せず)の駆動により回転し、図1中時計回りに回転する。このとき、搬送ベルト8は、図1中の太矢印方向に走行する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。ニップローラ4は、ベルトローラ6に対向配置され、上流側ガイド部(後述)から供給された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえつける。剥離プレート5は、ベルトローラ7に対向配置され、用紙Pを外周面8aから剥離して下流側ガイド部(後述)へと導く。プラテン9は、4つのヘッド10に対向配置され、搬送ベルト8の上側ループを内側から支える。これにより、外周面8aとヘッド10の吐出面10aとの間に、画像形成に適した所定の間隙が形成される。
ガイドユニットは、搬送ユニット21を挟んで配置された、上流側ガイド部及び下流側ガイド部を含む。上流側ガイド部は、2つのガイド27a,27b及び一対の送りローラ26を有する。当該ガイド部は、給紙ユニット1b(後述)と搬送ユニット21とを繋ぐ。下流側ガイド部は、2つのガイド29a,29b及び二対の送りローラ28を有する。当該ガイド部は、搬送ユニット21と排紙部31とを繋ぐ。
空間Bには、給紙ユニット1bが配置されている。給紙ユニット1bは、給紙トレイ23及び給紙ローラ25を有し、給紙トレイ23が筐体1aに対して着脱可能となっている。給紙トレイ23は、上方に開口する箱であり、複数種類のサイズの用紙Pを収納可能である。給紙ローラ25は、給紙トレイ23内で最も上方にある用紙Pを送り出し、上流側ガイド部に供給する。
上述したように、空間A及びBに、給紙ユニット1bから搬送ユニット21を介して排紙部31に至る用紙搬送経路が形成されている。記録指令に基づいて、給紙トレイ23から繰り出された用紙Pは、上流側ガイド部を介して搬送ユニット21に供給される。用紙Pが各ヘッド10の真下を副走査方向に通過する際、順に吐出面10aからインクが吐出されて、用紙P上にカラー画像が形成される。用紙Pは、さらに下流側ガイド部を介して搬送され、上方の開口30から排紙部31に排出される。
ここで、副走査方向とは、搬送ユニット21による用紙Pの搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは、水平面に平行且つ副走査方向に直交する方向である。
空間Cには、インクユニット1cが筐体1aに対して着脱可能に配置されている。インクユニット1cは、カートリッジトレイ35、及び、トレイ35内に並んで収納された4つのカートリッジ40を有する。各カートリッジ40は、インクチューブ(図示せず)を介して、対応するヘッド10にインクを供給する。
次に、図2〜図5を参照し、ヘッド10の構成についてより詳細に説明する。なお、図3では、アクチュエータユニット17の下側にあって点線で示すべきアパーチャ15、圧力室16の開口16a、ダミー圧力室16dの開口16b等を実線で示している。
図5に示すように、ヘッド10は、流路ユニット12、アクチュエータユニット17、リザーバユニット11、及び基板64が積層した積層体である。このうち、アクチュエータユニット17、リザーバユニット11、及び基板64が、流路ユニット12の上面12xとカバー65とにより形成される空間に、収容されている。当該空間内に、FPC(平型柔軟基板)50は、アクチュエータユニット17と基板64とを電気的に接続している。FPC50には、ドライバIC57が実装されている。
カバー65は、図5に示すように、トップカバー65a及びサイドカバー65bを含む。カバー65は、下方に開口する箱であり、流路ユニット12の上面12xに固定されている。サイドカバー65bは、アルミ製の板からなり、放熱板としても機能する。ドライバIC57は、サイドカバー65bの内面に当接し、カバー65bと熱的に結合している。
リザーバユニット11は、貫通孔や凹部がそれぞれ形成された4枚の金属プレート11a〜11dを互いに接着した積層体である。リザーバユニット11の内部には、リザーバ72を含むインク流路が形成されている。当該インク流路の一端はチューブ等を介してカートリッジ40に接続し、他端はリザーバユニット11下面に開口している。プレート11dには、リザーバ72に連通するインク流出流路73(リザーバユニット11のインク流路の一部)が形成されている。当該流路73は、プレート11dの下面の凸部の先端面(即ち、上面12xとの接合面)に開口している。
流路ユニット12は、略同一サイズの矩形状の9枚の金属プレート12a,12b,12c,12d,12e,12f,12g,12h,12i(図4(a)参照)を互いに接着した積層体である。図2に示すように、流路ユニット12の上面12xには、インク流出流路73の開口73aに対向する開口12yが形成されている。流路ユニット12の内部には、開口12yから吐出口14aに繋がるインク流路、並びに、当該インク流路と連通しないダミー流路14d及び検査流路14c(共に、後に詳述する。)が形成されている。インク流路は、図2、図3、及び図4(a)に示すように、開口12yを一端に有するマニホールド流路13、マニホールド流路13から分岐した副マニホールド流路13a、及び、副マニホールド流路13aの出口から圧力室16を介して吐出口14aに至る個別流路14を含む。
マニホールド流路13及び副マニホールド流路13aは、図2及び図3に示すように、複数の吐出口14aに共通の流路である。個別流路14は、吐出口14a毎に形成されており、図4(a)に示すように、流路抵抗調整用の絞りとして機能するアパーチャ15、及び、上面12xに開口した圧力室16を含む。上面12xに形成された圧力室16の開口16aは、図3に示すように、それぞれ略菱形形状であり、マトリクス状に配置されることで、平面視で略台形領域を占める計8つの開口群16Gを構成している。開口群16Gは、上面12xにおいて、2列の千鳥状に配置されている。吐出面10aに開口した吐出口14aも、開口16aと同様、マトリクス状に配置されることで、平面視で略台形領域を占める計8つの吐出口群を構成している。
アクチュエータユニット17は、図2に示すように、それぞれ台形の平面形状を有し、開口群16Gの台形領域上に配置されている。いずれのアクチュエータユニット17も、台形の下底部分が、流路ユニット12の副走査方向端部に近接している。アクチュエータユニット17は、リザーバユニット11と流路ユニット12とが作る隙間内において、リザーバユニット下面の凸部を避けて配置されている。
FPC50は、アクチュエータユニット17毎に設けられており、アクチュエータユニット17の各電極に対応する配線がドライバIC57の出力端子にそれぞれ接続されている。FPC50は、コントローラ1p(図1参照)による制御の下、基板64(図5参照)で調整された各種駆動信号をドライバIC57に伝達し、ドライバIC57で生成された各駆動電圧をアクチュエータユニット17に伝達する。
次に、図6を参照し、アクチュエータユニット17の構成について説明する。
アクチュエータユニット17は、図6(a)に示すように、2つの圧電層17a,17bの積層体、及び、当該積層体と流路ユニット12との間に配置された振動板17cを有する。圧電層17a,17b及び振動板17cは共に、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミック材料からなるシート状部材である。圧電層17aは、その厚み方向に分極されている。
圧電層17a,17b及び振動板17cは、同一のサイズ及び形状(1のアクチュエータユニット17を画定する台形形状)を有する。即ち、圧電層17a,17b及び振動板17cは、1の開口群16Gに含まれる多数の開口16aに跨り、開口群16Gの台形領域全体を覆う。そのため、1の開口群16Gに含まれる全ての開口16aが、振動板17cによって塞がれている。
圧電層17aの上面には圧力室16にそれぞれ対応する多数の個別電極18、圧電層17aとその下側の圧電層17bとの間には共通電極19が形成されている。振動板17cには、電極が形成されていない。
各個別電極18は、図6(b)に示すように、略菱形形状の主電極領域18a、主電極領域18aの一方の鋭角部から延出した延出部18b、及び、延出部18b上に形成されたランド18cを含む。主電極領域18aは、開口16aと相似の形状を有し、平面視で開口16a内に配置されている。延出部18bは、開口16aの外側領域まで延び、先端にランド18cが配置されている。ランド18cは、平面視で、円形の外形を有し、開口16aとは対向していない。ランド18cは、圧電層17aの上面から50μm程の高さを有し、FPC50の配線の端子と電気的に接続されている。
共通電極19は、圧電層17bの全面に亘って形成されている。共通電極19は、圧電層17aの上面に形成された共通電極用ランド(図示せず)と電気的に接続されている。共通電極用ランドは、圧電層17aの上面における台形の各角部付近に配置され、FPC50の端子と接続されており、常に接地電位(0V)に維持される。
圧電層17aの電極18,19に挟まれた部分が、厚み方向の電界の印加によって圧電横効果により面方向に収縮する、活性部として機能する。個別電極18を共通電極19と異なる電位にすると、活性部が圧電横効果により面方向に収縮する。他の層(圧電層17a以外の層17b,17c)は、自発的に変位しないので、活性部との間で歪み差が生じる。これにより、開口16aに対向する部分(圧電型アクチュエータ)が全体として圧力室16の内側に向かって凸に変形(ユニモルフ変形)するので、圧力室16内のインクに吐出エネルギーが付与されることになる。アクチュエータは、圧力室16毎に設けられており、圧力室16毎に独立して変形可能である。
次に、ダミー流路14dの構成について説明する。
ダミー流路14dは、図4(b)に示すように、流路ユニット12を構成するプレート12a〜12iのうち、上層の4枚のプレート12a〜12dに形成されている。プレート12a〜12dの厚みは、上から順に、例えば、80μm、100μm、20μm、150μmである。即ち、プレート12a〜12dのうち、プレート12dの厚みが最も大きい。
ダミー流路14dは、最上層のキャビティプレート12aに形成されたダミー圧力室16dから、プレート12b,12c,12dを貫通して形成された貫通孔14dx、さらにサプライプレート12dの下面に形成された凹部14dyを通って、上面12xに形成された大気開放口12z(図2参照)に至る流路である。大気開放口12zは、図2に示すように、流路ユニット12の上面12xに、主走査方向両端に2つずつ、計4つ形成されている。主走査方向に関して、全ての開口群16Gが大気開放口12zによって挟まれている。
ダミー圧力室16dは、プレート12aをその厚み方向に貫通した貫通孔から構成されている。図3に示すように、プレート12aの表面(上面12x)には、多数のダミー圧力室16dの開口16bが、アクチュエータユニット17の固定領域内に形成されている。これら接着剤受容口としての開口16bは、当該固定領域の周縁(台形の四辺)に沿って、開口群16Gを囲んでいる。開口16bは、開口16aと同じ形状及びサイズを有し、開口16aと同じパターンで(即ち、開口16a及び他の開口16bに対して、開口群16Gにおける開口16a同士と同じ位置関係で)配置されている。
ダミー流路14dは、ダミー圧力室16d毎に形成されている。ダミー流路14dは、部分流路14d1,14d2、及び、部分流路14d2の先端と大気開放口12zとを繋ぐ部分流路(図示せず)から構成される。部分流路14d1は、3つの貫通孔14dxから構成されている。部分流路14d2は、主に凹部14dyであって、プレート12dの貫通孔14dxと連通する一端から、対応する大気開放口12zの近傍の他端まで延在している。凹部14dyの他端は、図示しない貫通孔(プレート12a〜12dに亘って形成された貫通孔)等を介して、大気開放口12zに接続されている。
次に、大気開放溝12pについて説明する。
大気開放溝12pは、プレート12aの表面(上面12x)に形成された凹部から構成されており、ダミー圧力室16dのさらに外側に設けられている。大気開放溝12pは、平面視において、多数の格子を細長い接続部分によって互いに連結した形状を有し、アクチュエータユニット17の固定領域の境界を跨ぐように、当該固定領域の周縁(台形の四辺)に沿って、アクチュエータユニット17を囲んでいる。
大気開放溝12pは、図7に示すように、上面12xに形成された接続部12p1,12p3、及び、格子部12p2から構成されている。接続部12p1は、直線状の溝であって、一端が開口16bと接続する。格子部12p2は、方形の輪郭を有した溝であって、方形の島部L1を画定する。多数の島部L1が、アクチュエータユニット17の端部に沿って等間隔に並んでいる。アクチュエータユニット17の輪郭線(図7中の破線)は、ちょうど島部L1の中央を通っている。接続部12p3は、直線状の溝であって、格子部12p2同士を繋ぐ。3つの接続部12p3が、隣接する格子部12p2同士を繋いでおり、長方形の島部L2が接続部12p3及び格子部12p2によって画定されている。アクチュエータユニット17の輪郭線は、2つの島部L2に挟まれた接続部12p3の中央を通っている。図7に示すように、接続部12p3及び格子部12p2の一部は、平面視でアクチュエータユニット17の外側にあり、大気と連通している。これにより、開口16bは、大気開放溝12Pを介して大気と連通している。
なお、2つの島部L1,L2は、アクチュエータユニット17の輪郭線を跨いで輪郭線の内側に移動する接着剤の量を調整すると共に、アクチュエータユニット17を下から支えてアクチュエータユニット17の端部の破損を防いでいる。
次に、検査流路14cについて説明する。検査流路14cは、個別流路14間のリーク検査に用いられる。
検査流路14cは、図4(c)に示すように、プレート12dの下面に形成された凹部から構成されており、互いに隣接する個別流路14の間に配置されている。検査流路14cは、これら個別流路14と連通しないよう、プレート12dの下面に沿って延在すると共に、図示しない位置で凹部14dyと繋がることにより、ダミー流路14dと連通している。
以上に述べたように、本実施形態に係るヘッド10によると、アクチュエータユニット17と流路ユニット12とを接着する接着剤(例えば、上面12x全体に塗布された接着剤)の余剰分が、ダミー流路14dの一端である開口16bに受容される。ダミー流路14dは他端である大気開放口12zを介して大気に開放されているため、上記接着剤の余剰分は開口16bに積極的に入り込んでいく。したがって、上記接着剤の余剰分が圧力室16内に入り込むことやアクチュエータユニット17の側端面や表面(流路ユニット12に対向する面と反対側の面)に付着することを抑制することができる。
また、本実施形態の構成によれば、個別流路14とダミー流路14dとの間のリーク検査を行うことができる。具体的には、例えば吐出面10a全体(吐出面10aに形成された全吐出口14a)をキャップ(図示せず)で覆った状態で、キャップ内を減圧し、キャップ内の圧力を測定する。プレート12a〜12d間の接着が良好であれば、個別流路14とダミー流路14dとは連通していないため、キャップ内の圧力は、上記のように減圧されたままである。しかし、プレート12a〜12d間に異物や空隙が存在すること等によって接着不良が生じ、一部の個別流路14がダミー流路14dと連通してしまっている場合、上記のように減圧すると、ダミー流路14dが大気に開放されているため、キャップ内の圧力は大気圧になる。このようなリーク検査を実施することで、ヘッド10の品質向上を実現することができる。
複数の開口16bが、図3に示すように、アクチュエータユニット17の固定領域の周縁であって当該固定領域内に形成された多数の開口16aからなる開口群16Gよりも外側に配置されている。これにより、上記接着剤の余剰分がアクチュエータユニット17の側端面や表面に付着するのをより効果的に抑制することができる。
複数の開口16bが、図3に示すように、アクチュエータユニット17の固定領域の周縁に沿って開口群16Gを囲むように配置されている。これにより、上記接着剤の余剰分のアクチュエータユニット17の側端面や表面への付着を、アクチュエータユニット17の周縁全体に亘って抑制することができる。また、固定領域周縁近傍に配置された開口16aと固定領域内部に配置された開口16aとの間で、余剰接着剤の圧力室16内への入り込みの程度に差が出るのが抑制される。そのため、各圧電型アクチュエータの変形性能が揃い、記録品質が向上する。
開口16bは、図3に示すように、開口16aと同じ形状及びサイズを有し、開口16aと同じパターンで(即ち、開口16a及び他の開口16bに対して、開口群16Gにおける開口16a同士の位置関係と同じ位置関係で)配置されている。この場合、流路ユニット12の製造が容易であると共に、上述した効果(アクチュエータユニット17の周縁全体に亘って接着剤の余剰分のアクチュエータユニット17の側端面や表面への付着を抑制すること、及び、固定領域周縁近傍に配置された開口16aと固定領域内部に配置された開口16aとの間で余剰接着剤の圧力室16内への入り込みの程度に差が出るのを抑制すること)をより確実に得ることができる。また、開口16bを上記の形態とすることにより、流路ユニット12における開口群16Gに係る各圧力室16を取り巻く周囲の剛性が揃い、開口群16G全体でインクの吐出特性が均一になる。
流路ユニット12に、検査流路14c(図4(c)参照)が形成されている。検査流路14cは、互いに隣接する個別流路14の間に配置されていると共に、これら個別流路14とは連通せず、ダミー流路14dと連通している。このような検査流路14cを設けたことにより、個別流路14とダミー流路14dとの間のみならず、個別流路14間のリークをも検査することができる。即ち、上述した個別流路14とダミー流路14dとの間のリーク検査を行う際に、同時に、個別流路14間のリークをも検査することができる。このように、1回の検査工程で上記両方(個別流路14とダミー流路14dとの間、及び、個別流路14間)のリークを検査することができるため、工程数が低減され、ヘッド10の品質向上を低コストで実現可能である。
大気開放口12zは、図2に示すように、平面視において、流路ユニット12に形成された全ての個別流路14を挟む位置に形成されている。これにより、例えば、リーク検査においてリークが検出された場合、一方の大気開放口(例えば図2の上方に配置された2つの大気開放口12z)から他方の大気開放口(例えば図2の下方に配置された2つの大気開放口12z)へと色付きインクを流すこと等により、リークが生じている箇所を視認することができる。
各ダミー流路14dの空間は、図4(b)に示すように、プレート12a〜12dに亘って開口16bから貫通孔14dxを通って下方に延在する部分流路14d1と、プレート12dの下面に沿って延在する凹部14dyからなる部分流路14d2とを含む。部分流路14d2は、部分流路14d1が形成されたプレート12a〜12dのうち、最も厚みの大きいプレート12dの表面に形成されている。そのため、部分流路14d2について、形成が容易であり、比較的大きな容積を確保し易い。また、プレート12dを接着剤を用いて他のプレート12c,12eに積層しても、部分流路14d2が接着剤で詰まり難い。
複数のプレートからなる積層体を作製する場合、通常、プレート(最下層のプレートは除く。)の下面に接着剤を塗布し、プレートを位置合わせしつつ互いに接着する。本実施形態では、凹部14dyがプレート12dの上面ではなく下面に形成されているため、当該下面に塗布された接着剤(プレート12dとプレート12eとを接着する接着剤)の余剰分を積極的に部分流路14d2に入り込ませることができる。また、エッチングにより部分流路14d2(凹部14dy)を形成する場合、エッチング工程・装置の構成により、プレートの上面よりも下面の方が、大きな容積の凹部を形成し易いことがある。このような場合でも、本実施形態によれば、プレート12dの下面に比較的大きな容積の部分流路14d2を形成することができる。
さらに、大気開放溝12pによって、アクチュエータユニット17の周縁に存在する接着剤の余剰分を逃がすことができる。したがって、接着剤の余剰分がアクチュエータユニット17の側端面や表面に付着するのをより効果的に抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
大気開放溝12pの構成(形状、サイズ、配置形態等)は特に限定されず、任意に変更可能である。また、大気開放溝12pの形成を省略してもよい。
検査流路14cは、流路ユニット12を構成する任意のプレートに、任意の形状で形成されてよい。また、検査流路14cの形成を省略してもよい。
部分流路14d2(凹部14dy)は、プレート12dの上面に形成してもよく、また、部分流路14d1が形成されたプレート12a〜12dのうち最も厚みの大きいプレート12d以外のプレートの表面に形成してもよい。
ダミー流路14dは、流路ユニット12を構成するプレートのうち、上層の2枚のプレートを含む任意のプレート(例えば、上から2枚又は3枚のプレートのみ、或いは、全プレート等)に形成されてよい。また、ダミー流路14dの空間は、接着剤受容口から、流路ユニット12を構成するプレートのうち当該受容口が形成された第1プレートを除くいずれかのプレートに形成された空隙を介して、大気開放口まで延在すればよい。上記空隙は、上述の実施形態ではプレート12dの下面に形成された凹部14dyにより構成されているが、プレート12aを除く任意のプレート12b〜12iの表面及び/又は内部に形成されてよい。
大気開放口12zの位置は、流路ユニット12を構成するプレートのいずれかの表面にあり、且つ、大気に開放可能な位置である限りは、特に限定されない。例えば、大気開放口は、最上層のプレート12aの表面(上面12x)ではなく、いずれかのプレート12a〜12iの側面や最下層のプレート12iの下面(吐出面10a)に形成されてもよい。ただし、この場合、大気開放口からの接着剤の漏出を防止するため、ダミー流路の大気開放口近傍に凹部等を設けることが好ましい。
上述の実施形態では、複数の大気開放口12zが、平面視において、流路ユニット12に形成された全ての個別流路14を挟む位置に形成されているが、これに限定されない。例えば、大気開放口は、流路ユニット12における主走査方向一端近傍のみに形成されてよく、また、複数ではなく単数設けられてもよい。或いは、大気開放口は、アクチュエータユニット17毎に配置されていてもよい。この場合、大気開放口は、アクチュエータユニット17の上底付近に位置するのが好適である。
接着剤受容口の形状・サイズ・配置は、任意に変更可能である。例えば、接着剤受容口の形状及びサイズは、圧力室の開口と同じでなくてよい。また、接着剤受容口の位置は、第1プレートの表面におけるアクチュエータユニットの固定領域内にある限り、特に限定されない。例えば、接着剤受容口は、開口群16Gを囲むように配置されることに限定されず、例えば開口群16Gの台形の一辺のみに沿って配置されてもよい。
流路ユニット12を構成するプレート12a〜12iに設けられる液体流路を構成する穴は、貫通孔に限定されず、凹部でもよい。
アクチュエータユニットの各アクチュエータは、圧電型の他、サーマル方式による発熱素子、静電方式による素子等であってもよい。
本発明に係る液体吐出ヘッドは、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機等にも適用可能である。さらに、本発明に係る液体吐出ヘッドは、インク以外の液体を吐出してもよい。
記録媒体は、記録可能な媒体である限りは、用紙Pに限定されず、布等であってもよい。
1 インクジェット式プリンタ
10 インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)
12 流路ユニット
12a〜12i プレート
12a キャビティプレート(第1プレート)
12d サプライプレート(第2プレート)
12p 大気開放溝
12x 上面(表面)
12z 大気開放口
14 個別流路(液体流路)
14a 吐出口
14c 検査流路
14d ダミー流路
14d1 部分流路(第1部分)
14d2 部分流路(第2部分)
16 圧力室
16a 開口
16b 開口(接着剤受容口)
16d ダミー圧力室
16G 開口群
17 アクチュエータユニット

Claims (10)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口と前記吐出口にそれぞれ接続する複数の圧力室とを含む液体流路、及び、前記圧力室をそれぞれ露出させる複数の開口が形成された表面を有する流路ユニットと、
    前記流路ユニットの前記表面に接着剤を介して固定され、複数の前記開口に跨り、且つ、前記複数の開口のそれぞれに対向する部分に前記圧力室内の液体に吐出エネルギーを付与する複数のアクチュエータが設けられた、アクチュエータユニットとを備え、
    前記流路ユニットは、互いに積層され且つそれぞれ前記液体流路を構成する穴が設けられた複数のプレートを含み、
    前記複数のプレートのうち前記表面を構成する第1プレートと当該プレートに隣接する少なくとも1のプレートとに、前記液体流路と連通しないダミー流路が形成されており、
    前記ダミー流路の空間は、前記第1プレートの前記表面における前記アクチュエータユニットの固定領域内に形成された接着剤受容口から、前記第1プレートを除くいずれかのプレートに形成された空隙を介して、前記複数のプレートのいずれかの表面に形成された大気開放口まで延在し、前記大気開放口を介して大気に開放されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 複数の前記接着剤受容口が、前記固定領域の周縁であって前記固定領域内に形成された複数の前記開口からなる開口群よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 複数の前記接着剤受容口が、前記固定領域の周縁に沿って前記開口群を囲むように配置されていることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記接着剤受容口は、前記開口と同じ形状及びサイズを有し、前記開口及び他の前記接着剤受容口に対して、前記開口群における前記開口同士の位置関係と同じ位置関係で、配置されていることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記大気開放口が前記第1プレートの前記表面に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記流路ユニットにおいて、複数の前記液体流路の間に、前記複数の液体流路と連通せず且つ前記ダミー流路と連通する検査流路が形成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 複数の前記大気開放口が前記表面に直交する方向から見て前記液体流路を挟む位置に形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記ダミー流路の空間は、前記第1プレートと当該プレートに隣接する少なくとも1のプレートとに亘って前記接着剤受容口から前記表面に交差する方向に延在する第1部分と、前記第1部分が形成されたプレートのうち最も厚みの大きい第2プレートの表面に形成された、前記第1部分の前記接着剤受容口とは反対側の端部から前記第2プレートの前記表面に沿って延在する第2部分とを含むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 前記第2プレートの前記表面が、前記第1プレートとは反対側の面であることを特徴とする請求項8に記載の液体吐出ヘッド。
  10. 前記第1プレートの前記表面における前記固定領域外に、前記固定領域の周縁に沿って、大気開放溝が形成されており、
    複数の前記接着剤受容口が、前記大気開放溝に接続されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の液体吐出ヘッド。
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