JP2011242914A - カップ式自動販売機 - Google Patents

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充 有村
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Abstract

【課題】味や香、飲料温度を常に一定に保って飲料品質のばらつきをなくし、かつ、省エネルギーを図ることができるカップ式自動販売機を提供する。
【解決手段】飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンク21と、この温水タンク21に貯留している高温の湯を用いてホット飲料を調理するコーヒーブリュア7や、コーヒーブリュア7に湯を供給する湯管路26などの調理手段とを備えたカップ式自動販売機1において、カップ式自動販売機1の外気温度を検知する温度センサ9を備え、温度センサ9が検知している温度が低いときは温水タンク21に貯留している湯の温度を高くなるように制御し、これらの温度センサが検知している温度が高いときは温水タンク21に貯留している湯の温度を低くなるように制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンクを備え、この温水タンクに貯留している高温の湯でホット飲料を調理して販売に供するカップ式自動販売機に関する。
従来から飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンクを備え、この温水タンクに貯留している高温の湯でコーヒーなどのホット飲料を調理して販売に供するカップ式自動販売機が知られている。例えば、特許文献1には、焙煎されたコーヒー豆を貯蔵するコーヒー豆キャニスタ、コーヒー豆キャニスタから供給されたコーヒー豆を粉砕刃で所定の粒度に粉砕して粉末状のコーヒー豆(以下「コーヒー挽き豆」という)とするミル、ミルから供給されたコーヒー挽き豆と温水タンクの湯弁を開いて湯管路を介して供給された高温の湯との混合液をペーパーフィルタで濾過してコーヒー成分を含むコーヒー液を抽出するコーヒーブリュア(コーヒー抽出器)、粉末状の砂糖やクリームなどを貯蔵する粉末原料キャニスタ、コーヒーブリュアで抽出されたコーヒー液に粉末原料キャニスタから供給された砂糖やクリームを混合してコーヒー飲料とするミキシングボウルなどを備えるカップ式自動販売機の概略構成が開示されている。
そして、カップ式自動販売機の利用者により貨幣が投入され、ホット飲料の選択ボタン、例えば、ホットコーヒー飲料の選択ボタンが押されると、制御部がホットコーヒー飲料を調理するための信号を出力する。この制御部が出力する信号により、先ず、コーヒー豆キャニスタがコーヒー豆をミルに供給し、ミルで挽かれたコーヒー挽き豆がコーヒーブリュアに供給される。そして温水タンクの湯弁が開かれると、高温に加熱されて温水タンクで保温されている湯が湯吐出口(温水引出口)から吐出されて湯管路を介してコーヒーブリュア内のコーヒー挽き豆に供給される。
コーヒーブリュア内ではコーヒー挽き豆からコーヒー成分が高温の湯に溶解した混合液となり、この混合液をペーパーフィルタで濾過するとコーヒー成分を含むコーヒー液が抽出される。コーヒーブリュアで抽出されたコーヒー液はミキシングボウルに供給され、ミキシングボウル内では粉末原料キャニスタから供給された砂糖やクリームと混合されてコーヒー飲料となり、ノズルからカップに注がれ、カップ式自動販売機の利用者に引き渡される。
このようにして、ホット飲料の選択ボタンが押され、湯弁が開かれて温水タンクで高温に保温されている湯が湯吐出口から吐出されて湯管路を介してコーヒーブリュアやミキシングボウルに供給されてホット飲料の調理に使用されると、温水タンクではフロートが降下し、フロートの降下に連動して動作する低水位スイッチが制御部に低水位信号を出力する。制御部は低水位信号を受けると飲用水弁を開き、飲用水が給水口(水入り口)から温水タンクに供給される。
温水タンクに飲用水が供給されると、温度センサが検知する湯の温度に基づいて制御部がメインヒータまたはサブヒータに通電して供給された飲用水で温度の下がった湯を加熱し、温度センサが上限温度設定値(例えば、97℃)を検知するまで加熱昇温させ、常に一定の高い温度(例えば、95℃〜97℃)に保って貯留するようにしている。
特開平8−315244号公報
このように温水タンクに貯留している湯を常に一定の高い温度に保つようにしているのは、ホットコーヒーなどのホット飲料の調理に使用する湯の温度が低いと販売する飲料の品質(味や香など)を保てなくなるため、カップ式自動販売機の外気(周囲)温度が低い(例えば、気温5℃)場合にも1杯目の販売(調理)でカップに出来上がったホット飲料の温度を所定温度(例えば、65℃)以上に保つため、温水タンクで貯留している湯の温度を常に一定の高い温度(例えば、95℃〜97℃)に保つようにしている。
しかしながら、温水タンクに貯留している湯を常に一定の高い温度に保っているため、カップ式自動販売機の外気温度が高くなって庫内温度が上がり、湯管路やコーヒーブリュアなどの飲料の調理手段の温度も上がると、コーヒーブリュアに供給される湯の温度が高くなってコーヒーブリュアでの調理温度も高くなり、コーヒーブリュアで抽出するコーヒー液の抽出濃度が濃くなりすぎたり、カップに出来上がったホット飲料が熱くなりすぎたりと、カップ式自動販売機の利用者が受けるホット飲料の味や香などの飲料品質が変化したり、熱すぎたりする虞があった。また、温水タンクに貯留している湯の温度が高いと温水タンクのタンク本体壁面からの放熱量が多くなり、電力消費量が多くなるという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、味や香、飲料温度を常に一定に保って飲料品質のばらつきをなくし、かつ、省エネルギーを図ることができるカップ式自動販売機を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に係るカップ式自動販売機は、飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンクと、この温水タンクに貯留している高温の湯を用いてホット飲料を調理する調理手段とを備えたカップ式自動販売機において、
前記カップ式自動販売機の外気温度、庫内温度、または前記調理手段の温度を検知する温度センサの少なくとも何れか一つの温度センサを設け、前記温度センサが検知している温度に基づいて前記温水タンクに貯留している湯の温度を制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明の請求項2に係るカップ式自動販売機は、上述した請求項1において、前記制御手段は、前記温度センサが検知している温度が低いときは前記温水タンクに貯留している湯の温度を高くなるように制御し、前記温度センサが検知している温度が高いときは前記温水タンクに貯留している湯の温度を低くなるように制御することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンクと、この温水タンクに貯留している高温の湯を用いてホット飲料を調理する調理手段とを備えたカップ式自動販売機において、前記カップ式自動販売機の外気温度、庫内温度、または前記調理手段の温度を検知する温度センサの少なくとも何れか一つの温度センサを設け、前記温度センサが検知している温度に基づいて前記温水タンクに貯留している湯の温度を制御する制御手段を設けたことにより、カップ式自動販売機の外気温度が高くなって庫内温度が上がり、湯管路やコーヒーブリュアなどの調理手段の温度が上がっても、コーヒーブリュアに供給される湯の温度が一定となり、コーヒーブリュアでの調理温度も一定となるので、コーヒーブリュアで抽出するコーヒー液の抽出濃度も一定となり、カップに出来上がったホット飲料が熱くなりすぎることがなくなるので、カップ式自動販売機の利用者が受けるホット飲料の味や香が一定となり、熱すぎる虞がなくなる。また、温水タンクに貯留している湯の温度が低くなることにより温水タンクのタンク本体壁面からの放熱量が少なくなるので、味や香、飲料温度を常に一定に保って飲料品質のばらつきをなくし、かつ、省エネルギーを図ることができるカップ式自動販売機を提供することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、前記制御手段は、前記温度センサが検知している温度が低いときは前記温水タンクに貯留している湯の温度を高くなるように制御し、前記温度センサが検知している温度が高いときは前記温水タンクに貯留している湯の温度を低くなるように制御することにより、カップ式自動販売機の外気温度が高くなって庫内温度が上がり、湯管路やコーヒーブリュアなどの調理手段の温度が上がっても、コーヒーブリュアに供給される湯の温度が一定となり、コーヒーブリュアでの調理温度も一定となるので、コーヒーブリュアで抽出するコーヒー液の抽出濃度も一定となり、カップに出来上がったホット飲料が熱くなりすぎることがなくなるので、カップ式自動販売機の利用者が受けるホット飲料の味や香が一定となり、熱すぎる虞がなくなる。また、温水タンクに貯留している湯の温度が低くなることにより温水タンクのタンク本体壁面からの放熱量が少なくなるので、味や香、飲料温度を常に一定に保って飲料品質のばらつきをなくし、かつ、省エネルギーを図ることができるカップ式自動販売機を提供することが可能となる。
本発明に係る前扉を開いたカップ式自動販売機を示す正面図である。 本発明に係るカップ式自動販売機の概要図である。 図1に示したカップ式自動販売機の温水タンクを示す概要図である。 図1に示したカップ式自動販売機の制御ブロック図である。 図1に示したカップ式自動販売機の温水タンク湯温度制御パラメータ図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るカップ式自動販売機の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機の前扉を開いた一例を示す正面図である。カップ式自動販売機1は、前面が開放される筐体2と、筐体2の前面の一端に蝶番で取り付けられる前扉3とを備え、前扉3の外表面には、図示しない、貨幣を投入するための貨幣投入口、投入した貨幣を返却するための貨幣返却レバー、貨幣を返却するための貨幣返却口、飲料を選択するための飲料選択ボタンなどが設けられている。
筐体2の内部には、飲料原料の焙煎されたコーヒー豆を貯蔵しているコーヒー豆キャニスタ4、砂糖、クリームなどの粉末原料を貯蔵している粉末原料キャニスタ5、飲料の調理に使用する湯を貯留している温水タンク21、コーヒー豆キャニスタ4から供給されたコーヒー豆を粉砕刃で所定の粒度に粉砕して粉末状のコーヒー豆(以下「コーヒー挽き豆」という)とするミル6、ミル6から供給されたコーヒー挽き豆と温水タンク21の湯弁25(図2参照)を開いて湯管路26(図2参照)を介して供給された高温の湯との混合液をペーパーフィルタで濾過してコーヒー成分を含むコーヒー液を抽出するコーヒーブリュア(コーヒー抽出器)7、コーヒーブリュア7で抽出されたコーヒー液に粉末原料キャニスタ5から供給された砂糖やクリームを混合してコーヒー飲料とするミキシングボウル8、調理された飲料が注ぎ入れられるカップを載置するカップ載置台47、冷凍サイクル装置の冷媒蒸発パイプ(図示せず)の周囲に形成したアイスバンクの潜熱で略0℃に冷却した冷却水を貯留してシロップ飲料に使用するシロップや炭酸水を冷却する冷却水槽15、コーヒー滓やペーパーフィルタが廃棄される滓バケツ48、アイス飲料を販売するときに使用する氷を製造して貯蔵しているオーガ式製氷機19などが備えられている。さらに、カップ式自動販売機1の外気温度を検知する温度センサ9、庫内温度を検知する温度センサ10が設けられている。
また、前扉3には、収容しているカップを飲料販売の都度供給するカップ供給装置34、販売扉を開いて調理されたカップ飲料を取り出す販売口35、利用者が投入した貨幣を処理する金銭処理機36などが取り付けられている。
図2は本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機の概要図であり、図3は本発明の実施の形態に係るカップ式自動販売機に備えられる温水タンクを示す概要図である。ここで例示するカップ式自動販売機1は、貨幣の投入後に利用者の選択に応じてホット飲料もしくはコールド飲料を調理し、これをカップ載置台47に載置されたカップCに注ぎ入れるものである。その機内には、水リザーバ12、冷却水槽15、カーボネータ18、オーガ式製氷機19、温水タンク21、コーヒー豆キャニスタ4、ミル6、コーヒーブリュア7、粉末原料キャニスタ5、ミキシングボウル8、などを備えている。
水リザーバ12は、カーボネータ18やオーガ式製氷機19、温水タンク21に飲用水(水道水)を供給するためのもので、給水弁11を開くと飲用水が水リザーバ12に貯えられ、水ポンプ13を運転して飲用水弁14を開くと飲用水が温水タンク21に供給される。
冷却水槽15の冷却水には冷媒蒸発パイプ(図示せず)が浸漬してあり、冷凍サイクル装置(図示せず)から冷却用冷媒が供給されると、この冷媒の蒸発熱で冷媒蒸発パイプの周囲にアイスバンク(氷塊)が生成され、このアイスバンクの潜熱で冷却水が略0℃に冷却されている。
カーボネータ18は、冷却水槽15の冷却水に浸漬してあり、水リザーバ12から供給された飲用水に炭酸ガスボンベ16から供給された炭酸ガスを溶解して炭酸水とする。シロップタンク17はシロップを貯留し、炭酸ガスボンベ16から供給される炭酸ガスの圧力でシロップが押し出され、冷却水槽15で冷やされてノズル46からカップCに注がれる。
オーガ式製氷機19は、製氷部と貯氷庫とを有し、冷凍サイクル装置から製氷部に供給された冷却用冷媒で水リザーバ12から供給された飲用水を製氷して貯氷庫で貯蔵し、アイス飲料を販売するときに貯氷庫に貯蔵している氷をカップCに供給する。
コーヒーブリュア7は、コーヒー豆キャニスタ4で貯蔵されているコーヒー豆をミル6で挽いて供給されたコーヒー挽き豆と温水タンク21から湯管路26を介して供給された高温の湯がシリンダ(図示せず)内で攪拌されてコーヒー挽き豆からコーヒー成分が高温の湯に溶解した混合液をペーパーフィルタ(図示せず)で濾過することでコーヒー成分を含むコーヒー液を抽出する。そして、コーヒーブリュア7の温度を検知する温度センサ7aと湯管路26の温度を検知する温度センサ26aが設けられている。
コーヒーブリュア7にはミキシングボウル8が接続してあり、コーヒーブリュア7で抽出したコーヒー液に粉末原料キャニスタ5から供給された砂糖やクリームを混合したコーヒー飲料をノズル46からカップCに注ぎ入れる。
温水タンク21は、図3に示すように、湯を貯留するタンク本体22、水ポンプ13を運転して飲用水弁14を開くと水リザーバ12から供給される飲用水をタンク本体22の底部22aに放水して供給する給水口23、タンク本体22の上部に設けられて湯弁25を開くと貯留している高温の湯を吐出して湯管路26を介してコーヒーブリュア7やミキシングボウル8に供給する湯吐出口24が設けられている。
また、湯吐出口24に近い位置には、通電されると供給された飲用水で温度が低下した湯を急速加熱して高温の湯とする消費電力の大きいメインヒータ27(例えば、消費電力1000W)が設けられ、このメインヒータ27より下側の給水口23に近い位置には、通電されると温水タンク21に貯留している湯全体を加熱して保温する、メインヒータ27よりも消費電力の小さいサブヒータ28(例えば、消費電力500W)が設けられている。
さらに、湯吐出口24が設けられている水位近傍には、カップ式自動販売機1の前扉3に設けられた湯温度表示部(図示せず)に表示する湯の温度やホット飲料選択ボタンに飲料売り切れ表示制御用の湯の温度(例えば、85℃以下)、メインヒータ27またはサブヒータ28の通電制御に用いる温度を検知する温度センサ29が設けられている。この温度センサ29より下側でタンク本体22の底部22aに設けた給水口23近傍には、メインヒータ27またはサブヒータ28の通電制御に用いる温度を検知する温度センサ30を設けている。
また、タンク本体22の天板22bには、湯量の変化に連動して昇降するフロート31、フロート31の昇降に連動して動作する高水位スイッチ32、低水位スイッチ33を設けている。
図4は、カップ式自動販売機1の制御ブロック図を示し、カップ式自動販売機1での飲料の調理などを制御する制御部(制御手段)90は、中央処理装置としてのCPU91、CPU91の制御プログラムを格納するROM(リード・オンリー・メモリ)92、CPU91の制御に必要な各種のプログラムやデータを随時記憶するRAM(ランダム・アクセス・メモリ:記憶手段、例えば温水タンク湯温度制御パラメータを記憶する)93、基準クロック発生部(図示せず)で発生するクロックをカウントして各種時刻を計時するタイマー94、カップ式自動販売機1に備えられている各機器に通電する電力回路を有する通電部95から構成されている。
また、制御部90には、カップ式自動販売機1の各種設定データ(例えば温水タンク湯温度制御パラメータとしての温度)を入力するキーボード96、カップ式自動販売機1の外気温度を検知する温度センサ(外気温センサ)9、庫内温度を検知する温度センサ(庫内温センサ)10、コーヒーブリュア7(調理手段)の温度を検知する温度センサ(ブリュア温度センサ)7a、湯管路26(調理手段)の温度を検知する温度センサ(湯管路温度センサ)26a、温水タンク21に貯留している湯の温度を検知する温度センサ29、30、湯量の変化に連動して昇降するフロート31の昇降に連動して動作する高水位スイッチ32、低水位スイッチ33などが接続されている。
制御部90は、温度センサ9、10、7a、26a、29、30が出力する温度信号、高水位スイッチ32、低水位スイッチ33が出力する水位信号などの各種信号に基づいて、水ポンプ13、飲用水弁14、湯弁25、メインヒータ27、サブヒータ28、図示しない冷凍サイクル装置などへの通電制御を行う。
以上説明したカップ式自動販売機1において、利用者により貨幣が投入され、ホット飲料の選択ボタン、例えば、ホットコーヒー飲料の選択ボタンが押されると、制御部90がホットコーヒー飲料を調理するための信号を出力する。この制御部90が出力する信号により、先ず、コーヒー豆キャニスタ4がコーヒー豆をミル6に供給し、ミル6で挽かれたコーヒー挽き豆がコーヒーブリュア7に供給される。そして温水タンク21の湯弁25が開かれると、温水タンク21に貯留されている高温の湯が湯吐出口24から吐出されて湯管路26を介してコーヒーブリュア7内のコーヒー挽き豆に供給される。コーヒーブリュア7内ではコーヒー挽き豆からコーヒー成分が高温の湯に溶解した混合液となり、この混合液をペーパーフィルタで濾過するとコーヒー成分を含むコーヒー液が抽出される。コーヒーブリュア7で抽出されたコーヒー液はミキシングボウル8に供給され、ミキシングボウル8内では粉末原料キャニスタ5から供給された砂糖やクリームと混合されてコーヒー飲料となり、カップ載置台47に載置されたカップCにノズル46から注がれ、カップ式自動販売機1の利用者に引き渡される。
このようにしてカップ式自動販売機1のホット飲料の選択ボタンが押され、湯弁25が開かれて温水タンク21に貯留されている高温の湯が湯吐出口24から吐出されると、フロート31が降下し、フロート31の降下に連動して動作する低水位スイッチ33が制御部90に低水位信号を出力する。制御部90は低水位スイッチ33から低水位信号を受けると、水ポンプ13を運転して飲用水弁14を開き、水リザーバ12に貯留している飲用水を温水タンク21に供給する。水リザーバ12から供給された飲用水は、温水タンク21の底部22aに設けられている給水口23から放水される態様で供給される。このようにして、湯吐出口24から吐出した湯吐出量に対応する量の飲用水が給水口23から温水タンク21の底部22aに供給される。飲用水が温水タンク21に供給されて低下した湯の温度を温度センサ29、30が検知すると、この温度信号に基づいて制御部90がメインヒータ27またはサブヒータ28に通電制御して飲用水の供給で温度が低下した湯を加熱して高温の湯として保温する。
次に、温水タンク21に貯留している湯をサブヒータ28に通電して加熱、保温する制御を、例えば、温度センサ(外気温センサ)9が検知しているカップ式自動販売機1の外気温度に基づいて制御部90が行う湯の温度制御を、図5に示すカップ式自動販売機の温水タンク湯温度制御パラメータ図を用いて説明する。
先ず、温度センサ(外気温センサ)9が13℃以下の外気温度を検知している場合には、制御部90は温水タンク21に貯留している湯の温度を95℃で保温するようにサブヒータ28に通電して制御する。そして、カップ式自動販売機1の外気温度が上がり、温度センサ9が15℃以上の外気温度を検知すると制御部90は温水タンク21に貯留している湯の温度を93℃で保温するようにサブヒータ28に通電して制御する。さらにカップ式自動販売機1の外気温度が上がり、温度センサ9が25℃以上の外気温度を検知すると制御部90は温水タンク21に貯留している湯の温度を91℃で保温するようにサブヒータ28に通電して制御する。
また、カップ式自動販売機1の外気温度が下がり、温度センサ9が23℃以下の外気温度を検知すると制御部90は温水タンク21に貯留している湯の温度を93℃で保温するようにサブヒータ28に通電して制御する。そして、カップ式自動販売機1の外気温度がさらに下がり、温度センサ9が13℃以下の外気温度を検知すると制御部90は温水タンク21に貯留している湯の温度を95℃で保温するようにサブヒータ28に通電して制御する。なお、2℃の温度差を設けているのは、温度制御のチャタリングを防止するためである。
以上のように、飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンク21と、この温水タンク21に貯留している高温の湯を用いてホット飲料を調理するコーヒーブリュア7や、コーヒーブリュア7に湯を供給する湯管路26などの調理手段とを備えたカップ式自動販売機1において、カップ式自動販売機1の外気温度を検知する温度センサ(外気温センサ)9、庫内温度を検知する温度センサ(庫内温センサ)10、コーヒーブリュア7(調理手段)の温度を検知する温度センサ(ブリュア温度センサ)7a、湯管路26(調理手段)の温度を検知する温度センサ(湯管路温度センサ)26aの少なくとも何れか一つの温度センサを設け、これらの温度センサが検知している温度に基づいて温水タンク21に貯留している湯の温度を制御する制御部90を設けたので、カップ式自動販売機1の外気温度が高くなって庫内温度が上がり、湯管路26やコーヒーブリュア7などの調理手段の温度が上がっても、コーヒーブリュア7に供給される湯の温度が一定となり、コーヒーブリュア7での調理温度も一定となるので、コーヒーブリュア7で抽出するコーヒー液の抽出濃度も一定となり、カップCに出来上がったホット飲料が熱くなりすぎることがなくなるので、カップ式自動販売機1の利用者が受けるホット飲料の味や香が一定となり、熱すぎる虞がなくなる。また、温水タンク21に貯留している湯の温度が低くなることにより温水タンク21のタンク本体22壁面からの放熱量が少なくなるので、味や香、飲料温度を常に一定に保って飲料品質のばらつきをなくし、かつ、省エネルギーを図ることができるカップ式自動販売機1を提供することができる。
また、制御部90は、カップ式自動販売機1の外気温度を検知する温度センサ9、庫内温度を検知する温度センサ10、コーヒーブリュア7の温度を検知する温度センサ7a、湯管路26の温度を検知する温度センサ26aなどのこれらの温度センサが検知している温度が低いときは温水タンク21に貯留している湯の温度を高くなるように制御し、これらの温度センサが検知している温度が高いときは温水タンク21に貯留している湯の温度を低くなるように制御することにより、カップ式自動販売機1の外気温度が高くなって庫内温度が上がり、湯管路26やコーヒーブリュア7などの調理手段の温度が上がっても、コーヒーブリュア7に供給される湯の温度が一定となり、コーヒーブリュア7での調理温度も一定となるので、コーヒーブリュア7で抽出するコーヒー液の抽出濃度も一定となり、カップCに出来上がったホット飲料が熱くなりすぎることがなくなるので、カップ式自動販売機1の利用者が受けるホット飲料の味や香が一定となり、熱すぎる虞がなくなる。また、温水タンク21に貯留している湯の温度が低くなることにより温水タンク21のタンク本体22壁面からの放熱量が少なくなるので、味や香、飲料温度を常に一定に保って飲料品質のばらつきをなくし、かつ、省エネルギーを図ることができるカップ式自動販売機1を提供することができる。
なお、温度センサ10、7a、26aなどの温度センサが検知している温度に基づいて温水タンク21に貯留している湯の保温温度の制御をおこなう場合、外気温度とこれらの温度センサが検知する温度との温度差を実験などで導き出し、その値を基にして温水タンク21に貯留している湯の保温制御をおこなうようにしてもよい。
また、温度センサを設ける位置は上述した位置に限定されることなく、例えばカップ式自動販売機庫内に設けられている構造体(板金部品やプラスチック部品など)に設けるようにしてもよい。
1 カップ式自動販売機
4 コーヒー豆キャニスタ
5 粉末原料キャニスタ
6 ミル
7 コーヒーブリュア(調理手段)
7a 温度センサ(ブリュア温度センサ)
8 ミキシングボウル
9 温度センサ(外気温センサ)
10 温度センサ(庫内温センサ)
14 飲用水弁
21 温水タンク
22 タンク本体
23 給水口
24 湯吐出口
25 湯弁
26 湯管路(調理手段)
26a 温度センサ(湯管路温度センサ)
27 メインヒータ
28 サブヒータ
29 温度センサ(温水タンク温度センサ)
30 温度センサ(温水タンク温度センサ)
32 高水位スイッチ
33 低水位スイッチ
90 制御部(制御手段)

Claims (2)

  1. 飲用水を加熱した高温の湯を貯留する温水タンクと、この温水タンクに貯留している高温の湯を用いてホット飲料を調理する調理手段とを備えたカップ式自動販売機において、
    前記カップ式自動販売機の外気温度、庫内温度、または前記調理手段の温度を検知する温度センサの少なくとも何れか一つの温度センサを設け、前記温度センサが検知している温度に基づいて前記温水タンクに貯留している湯の温度を制御する制御手段を設けたことを特徴とするカップ式自動販売機。
  2. 前記制御手段は、前記温度センサが検知している温度が低いときは前記温水タンクに貯留している湯の温度を高くなるように制御し、前記温度センサが検知している温度が高いときは前記温水タンクに貯留している湯の温度を低くなるように制御することを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6348286U (ja) * 1986-09-10 1988-04-01
JPH08315244A (ja) * 1995-05-22 1996-11-29 Fuji Electric Co Ltd 自動販売機の温水タンク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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