JP2011241670A - 親子ゲート開閉装置及びその制御方法 - Google Patents

親子ゲート開閉装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】親ゲートと子ゲートが個別に昇降可能で、子ゲートを破損することなく親ゲートを急速に昇降させることができる。
【解決手段】親子ゲート開閉装置は、開口部を有する昇降可能な親ゲートと開口部を開閉させる昇降可能な子ゲートとを設けた。親ゲートにロッド19を連結し、子ゲートにロッド23を連結した。ロッド19とロッド23はモータM1、M2によって回転軸体21、24を介して昇降する。ロッド19とロッド23には親支持管27と子支持管28を連結し、親支持管27に上下段のリミットスイッチ29,30を取り付け、子支持管28に上下段のストライカー31、32を設けた。子ゲートが降下して開口部を開放させると下段リミットスイッチがストライカーで作動して停止し、子ゲートが上昇して開口部を閉鎖させると上段リミットスイッチ29が作動して停止する。
【選択図】図4

Description

本発明は、河川や各種水路、貯水池等の水路に設けた親子ゲート開閉装置及びその制御方法に関する。
従来、水路の開閉装置として各種のものが提案されている。例えば特許文献1に記載された開閉装置は、水路に設けた門型枠に沿って昇降可能な水路堰扉を設けており、水路堰扉の上部に形成した開口部に昇降可能な小堰扉を設けている。門型枠の上部に各扉の昇降装置を独立して設けて親子ゲートとしている。小堰扉を上昇させることで、水路堰扉の上部に設けた開口部が開放され、降下させることで開口部が閉鎖される。
また、水路堰扉を昇降することで、小堰扉も一体に昇降することになるため、水路堰扉の昇降の際、小堰扉を昇降駆動させる必要がない。
また、特許文献2に記載された親子ゲートでは、水路に設けた開閉装置において、親ゲートの中央上部に副弁孔という開口を設け、この副弁孔に子ゲートを設けて昇降によって副弁孔を開閉するようにしている。副弁孔の上部には内側に突出するハンガーを設けている。
そのため、子ゲートを昇降させることで副弁孔を開閉できると共に、子ゲートを更に上昇させることでハンガーを介して親ゲートも上昇させ、親ゲートの上昇位置から子ゲートを下降させて副弁孔における親ゲートとの当接部を押すことで親ゲートも一体に下降させることができるとしている。
上述のように特許文献1に記載の親子ゲートでは親ゲートの昇降によって子ゲートも一体に昇降させ、特許文献2に記載の親子ゲートでは子ゲートの昇降によって親ゲートも同時に昇降させる機能を有している。
また、一般的に、水路の開閉装置の通常の使用状態では、親ゲートは動かさずに子ゲートのみを昇降させていた。
特開昭62−296004号公報 特開2007−107262号公報
しかしながら、例えば雨水等によって水嵩が急激に上昇した場合等に、子ゲートの位置に関わらず親ゲートを急速に上昇させて水門を開く必要があるが、この場合、特許文献1では親ゲートの急速な上昇に子ゲートの上昇が追いつかずに子ゲートやその昇降機構を損傷するおそれがある。
また、親ゲートの下側を少し開けて砂等を流出させると共に上側も少し開けて汚水や浮遊ゴミ等を下流に流出させたい場合、特許文献1に記載の親子ゲートでは親ゲートの上昇で子ゲートも一体に上昇してしまい、特許文献2に記載の親子ゲートでは子ゲートの昇降に連動させて親ゲートを昇降させるため、いずれの親子ゲートもそのような調整が困難であった。
そのため、上述した従来技術では、必要に応じて親ゲートと子ゲートを同時に別々に昇降させたり、親ゲートのみを昇降させたりすることが十分に制御できない欠点があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、親ゲートと子ゲートを個別に昇降可能であり、子ゲートを破損することなく親ゲートを急速に昇降させることも可能な親子ゲート開閉装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
本発明による親子ゲート開閉装置は、水路に設けられていて開口部を有する昇降可能な親ゲートと、該親ゲートに対して開口部を開閉させるために昇降可能な子ゲートとを設けた親子ゲートの開閉装置であって、親ゲートと子ゲートの一方のゲートに他方のゲートの昇降を規制するリミットスイッチが連結され、他方のゲートにリミットスイッチを作動させる作動子が連結されていて、リミットスイッチによって親ゲートに対する子ゲートの相対的な昇降範囲を規制するようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、例えば水路の閉鎖位置に親ゲートが位置した状態で、子ゲートが親ゲートの開口部を閉鎖する状態から開放する位置まで昇降すると一方の作動子が一方のリミットスイッチを作動させることで子ゲートの昇降を規制し、子ゲートが親ゲートの開口部を開放した状態から閉鎖する位置まで昇降すると他方の作動子が他方のリミットスイッチを作動させることで子ゲートの昇降を規制する。そのため、親ゲートが昇降してその位置が変動してもリミットスイッチによって子ゲートの昇降範囲を制限できると共に、親ゲートを急速に昇降させても子ゲートを対応して昇降させることができるから、昇降時に親ゲートと子ゲートが干渉して破損することを防止できる。
また、本発明による親子ゲート開閉装置は、親ゲートに親支持部材を設け、子ゲートに子支持部材を設け、親支持部材と子支持部材の一方にリミットスイッチを設け、他方に作動子を設けてなることを特徴とする。
親ゲートと子ゲートにそれぞれ親支持部材と子支持部材を設けて、これら親支持部材と子支持部材の一方にリミットスイッチを設けて他方に作動子を設けたことで、親ゲートと子ゲートから離れた支持部材の領域でリミットスイッチを作動子で作動させることができて、親ゲートと子ゲートの昇降範囲を規制できる。
また、親ゲートはリミットスイッチによって子ゲートが外れない範囲で昇降可能としたことを特徴とする。
子ゲートが親ゲートから外れない範囲で、親ゲートは昇降可能となっており、親ゲートの昇降に連動して子ゲートが昇降することで、互いに関連して昇降できる。そのため、親ゲートの急激な昇降動作にも子ゲートを干渉させないよう昇降できるから、破損させることがない。
また、親ゲートに連結した親支持部材にリミットスイッチが設けられ、子ゲートに連結した子支持部材に作動子が設けられていてもよい。
子ゲートが昇降してリミットスイッチを作動することで、リミットスイッチをONできる。
また、子ゲートが親ゲートの開口部を閉鎖する位置にある場合、親ゲートは子ゲートに対して開口部を子ゲートから外す方向の移動が阻止され、子ゲートが親ゲートの開口部を開放する位置にある場合、親ゲートは子ゲートに対して開口部を閉鎖する方向と逆方向への移動が阻止されるように制御する制御手段を、備えていることが好ましい。
これにより、親ゲートと子ゲートが互いに対向しない方向に相対的に互いに昇降することで、子ゲートや親ゲートが損傷することを防止できる。
また、親ゲートには親ロッドが連結され、親ロッドには親ゲートを昇降させる親ゲート開閉装置が接続されており、子ゲートには子ロッドが連結され、子ロッドには子ゲートを昇降させる子ゲート開閉手段が接続されており、親ロッドには親支持部材が連結され、子ロッドには子支持部材が連結されていてもよい。
開閉装置により親ロッドや子ロッドを昇降させると、これと一体に親ゲートや子ゲートが昇降することから親支持部材や子支持部材も一体に昇降することになり、一方に設けたリミットスイッチに他方に設けた作動子が当接することで子ゲートの昇降が親ゲートを外れないように規制される。
また、親ゲートと子ゲートの昇降方向に開度計が設けられ、親支持部材と子支持部材には親ゲート及び子ゲートの開度を指示する指針が設けられていてもよく、親ゲート及び子ゲートの開度を容易に確認できる。
本発明による親子ゲート開閉装置の制御方法は、上述したいずれかに記載された親子ゲート開閉装置の親ゲートと子ゲートのいずれか一方が他方より昇降速度が速く設定されており、親ゲートと子ゲートの他方を昇降作動させ、そして所定時間経過後に追従して前記親ゲートと子ゲートの一方を前記他方と同一方向に昇降作動させるようにしたことを特徴とする。
本発明によれば、昇降速度の異なる親ゲートと子ゲートについて、昇降速度の遅い方を先に作動させ、所定時間経過後に昇降速度の速い方を追従させて作動させることで、リミットスイッチのチャタリングを防止すると共に、両者を同時に且つスムーズに昇降作動させることができる。
本発明による親子ゲート開閉装置の制御方法は、上述したいずれかに記載された親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、水路に設けた親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、一次側貯留槽には第一水位センサが設けられ、二次側貯留槽には第二水位センサが設けられており、一次側貯留槽の水位が予め定めた所定速度以下で増大した場合、親ゲートの開口部に対して子ゲートを開口部の開口面積を減少させる方向に移動させて一次側貯留槽に水を貯留させるようにしたことを特徴とする。
本発明の制御方法によれば、一次側貯留槽に水が流入して水位を第一水位センサで検知し、親ゲートの開口部にまで水位が上昇すると、これに応じて開口部の開口面積が減少する方向に子ゲートを上昇させることで、一次側貯留槽内に水を溜めることができる。
本発明による親子ゲートの開閉装置の制御方法では、第一水位センサで検知する水位の上昇速度が所定速度を超える速度で増大した場合、親ゲートの開口部に対して子ゲートを開口部の開口面積を増大させる方向に移動させて二次側貯留槽に送水するようにしたことを特徴とする。
本発明の制御方法によれば、一次側貯留槽の水位が急速に増大した場合、子ゲートを移動させて親ゲートの開口部の開口面積を増大させることで、一次側貯留槽から二次側貯留槽へ送水し、一次側貯留槽の水位の急増を抑制する。
本発明による上述したいずれかの親子ゲート開閉装置を用いた制御方法によれば、親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、一次側貯留槽には第一水位センサが設けられ、二次側貯留槽には第二水位センサが設けられており、一次側貯留槽の水位が満水であることを第一水位センサで検知した場合、親ゲートと子ゲートを共に上昇させることで、水路の開口を通して一次側貯留槽から二次側貯留槽へ送水させるようにしたことを特徴とする。
これにより、一次側貯留槽から水が溢れ出ることを防止して適切な水位を維持できる。
本発明による上述したいずれかの親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、一次側貯留槽には第一水位センサが設けられ、二次側貯留槽には第二水位センサが設けられており、第二水位センサで検知する二次側貯留槽の水位が予め定められた所定の水位に達した場合、所定の水位を超えないように水路の開口に対して親ゲートを昇降動作させて送水量を制限するようにしたことを特徴とする。
二次側貯留槽の水位が許容可能な所定の水位を超えそうな場合には、親ゲートを水路に降下させて一次側貯留槽から二次側貯留槽への送水量を抑制する。
本発明による上述したいずれかの親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、水路に設けた親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、一次側貯留槽には第一水位センサが設けられ、二次側貯留槽には第二水位センサが設けられており、一次側貯留槽の水位が予め設定した所定の水位以下に低下した場合、親ゲートを水路内に進出させるように降下させて一次側貯留槽に水を貯留させることを特徴とする。
本発明による親子ゲート開閉装置によれば、親ゲートと子ゲートを個別に昇降させることができると共に、親ゲートに対する子ゲートの相対的な昇降範囲をリミットスイッチによって規制することによって、親ゲートと子ゲートの干渉による破損を防止できる。しかも、親ゲートの昇降方向の位置が変動していてもリミットスイッチによって子ゲートの昇降範囲を制限して保護できる。また、親ゲートの急激な昇降動作にも子ゲートを破損させることなく対応できる。
また、本発明による親子ゲート開閉装置の制御方法によれば、昇降速度の異なる親ゲートと子ゲートについて、昇降速度の遅い方を先に作動させ、所定時間経過後に昇降速度の速い方を追従させて作動させることで、リミットスイッチのチャタリングを防止すると共に、両者を同時に且つスムーズに昇降作動させることができる。
本発明による親子ゲート開閉装置の制御方法によれば、水路に設けた親子ゲート開閉装置の上流側に設けた一次側貯留槽に第一水位センサが設けられ、下流側に設けた二次側貯留槽に第二水位センサが設けられ、一次側貯留槽の水位が所定速度以下で増大した場合、子ゲートを親ゲートの開口部の開口面積を減少させる方向に移動させて一次側貯留槽に水を貯留させるようにしたから、一次側貯留槽に水が流入して親ゲートの開口部にまで水位が上昇すると、開口部の開口面積が減少する方向に子ゲートを上昇させて一次側貯留槽内に水を溜めることができる。
本発明による親子ゲート開閉装置の制御方法によれば、一次側貯留槽の水位が満水であることを第一水位センサで検知した場合、親ゲートと子ゲートを上昇させることで、水路の開口を通して一次側貯留槽から二次側貯留槽へ送水させ、一次側貯留槽から水が溢れ出ることを防止して適切な水位を維持できる。
本発明による親子ゲート開閉装置の制御方法によれば、第二水位センサで検知する二次側貯留槽の水位が予め定められた所定の水位に達した場合、所定の水位を超えないように水路の開口に対して親ゲートを昇降動作させて送水量を制限するようにしたから、二次側貯留槽の水位が許容可能な所定の水位を超えそうな場合には、親ゲートを水路に降下させて一次側貯留槽から二次側貯留槽への送水量を抑制できる。
本発明の実施形態による親子ゲート開閉装置の斜視図である。 図1に示す親子ゲート開閉装置の側面図である。 図1に示す親子ゲート開閉装置を水路の上流側から見た正面図である。 図3に示す親子ゲート開閉装置の昇降機構を示す部分正面図である。 親子ゲート開閉装置の昇降機構を示す要部平面図である。 リミットスイッチとモータとに接続された制御手段と操作手段とを示すブロック図である。 親ゲートに対する子ゲートの位置関係を示す模式図であり、(a)は子ゲートが親ゲートの開口部を閉鎖した状態、(b)子ゲートが親ゲートの開口部を開放した状態の図である。 閉鎖状態にある親ゲートの開口部を開放した状態を示す図である。 親ゲートの開口部を部分的に開放した状態を示す図である。 親ゲートと子ゲートを昇降方向に移動させる状態を示す図である。 親ゲートと子ゲートの全開状態を示す図である。 親ゲートと子ゲートの全閉状態を示す図である。 本発明の第二実施形態による親子ゲート開閉装置の制御方法における親ゲートと子ゲートの位置関係を示す図である。 (a)、(b)は図13に関連して第一例及び第二例における親子ゲート開閉装置の制御方法を示すフローチャートである。 親子ゲートによる水路を閉鎖する位置と開口する位置との距離を説明する図である。 第二実施形態による親子ゲート開閉装置の制御方法における親ゲートと子ゲートの位置関係を示す図である。 (a)、(b)は図16に関連して第三例及び第四例における親子ゲート開閉装置の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の第三実施形態による親子ゲート開閉装置を設けた水路の1次側貯留槽と2次側貯留槽とを示す図である。 第三実施形態による制御方法において、合流改善モードと雨水排水モードと浸水対策モードとの関係を示す図である。 1次側貯留槽と2次側貯留槽との間に設けた親子ゲート開閉装置について、合流改善モードと雨水排水モードと浸水対策モードにおける位置を示す図であり、(a)、(b)は合流改善モード、(c)は雨水排水モード、(d)は浸水対策モードにおける親子ゲート開閉装置を示す図である。 合流改善モードにおける1次側貯留槽の水位と子ゲート高さとの関係を示す図である。 浸水対策モードにおける2次側貯留槽の水位と親ゲート高さとの関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態による親子ゲートについて添付図面を参照して説明する。
図1において、河川や貯水池等に設けられた水路Hに本発明の実施形態による親子ゲート2の開閉装置1が設けられている。親子ゲート開閉装置1は親子ゲート2によって水路Hを開閉して水路Hにおける流量を調整するものである。
図1乃至図3において、水路Hに設けた堰本体3には水路Hの底部である水路床近傍に略口型の流路口5を形成した躯体4が設けられている。躯体4の流路口5に調整ゲートとして親子ゲート2が開閉可能に設けられている。
躯体4の流路口5には親ゲート7が設けられていて昇降によって流路口5を開閉可能とされている。親ゲート7の上部側には開口部8が形成されており、この開口部8には子ゲート9が設けられていて昇降によって開口部8を開閉可能とされている。子ゲート9は親ゲート7に対して水路Hの上流側に設けられており、親ゲート7と子ゲート9とによって親子ゲート2を構成する。
堰本体3の躯体4に設けた流路口5の両側には流路口5の下端から上方までに延びる一対の第一ガイド溝11、11が設けられ、親ゲート7の両端には第一ガイド溝11,11に沿って昇降する第一ガイド部材12、12が取り付けられている。親ゲート7において開口部8の下側には補強リブが格子状に設けられている。第一ガイド溝11、11と第一ガイド部材12、12によって第一ガイド部13を構成する。
また、親ゲート7の補強リブを設けた面の両側には子ゲート9の昇降をガイドする上下方向に延びる第二ガイド面15、15が設けられている。子ゲート9には、親ゲート7の第二ガイド面15,15に当接して摺動可能な第二ガイド部材16,16が設けられている。第二ガイド面15,15と第二ガイド部材16,16によって第二ガイド部17を構成する。
子ゲート9の昇降範囲は親ゲート7の範囲に限定されており、上昇位置で図2及び図3に示すように開口部8を閉鎖し、下降位置で図1に示すように開口部8を開放して水路Hの流水が流れることになる。
次に親子ゲート2の昇降機構18について説明する。
親ゲート7の両側には親ロッドとしてロッド19、19が連結されており、ロッド19は堰本体3に設けた支持面3aを貫通して上方に延びて、例えば略円錐形状と筒状の部材を有する保持体20、20内に上下動可能で回転可能に保持されている。一対の保持体20,20内には回転軸体21が挿通されてロッド19,19に回転可能に噛合されている。回転軸体21には親ゲート用駆動源としてモータM1が取り付けられており、モータM1の回転力を回転軸体21に伝達するようにギヤ連結(図示せず)されている。
そして、各保持体20内部においてロッド19には例えば図示しないラックが形成されており、回転軸体21の両端にはロッド19のラックに噛合するウオームがそれぞれ形成されている。そのため、モータM1の回転が回転軸体21に伝達され、更に両側に設けたロッド19,19のラックに伝達されて回転軸体21の正逆方向の回転がロッド19,19の上下動に変換され、親ゲート7を昇降させる。
ロッド19、回転軸体21、モータM1は二連式の親ゲート開閉装置を構成する。
同様に、子ゲート9にも子ロッドとしてロッド23、23が連結され、ロッド23は堰本体3に設けた支持面3aを貫通して上方に延びて、保持対20と同様な形状の保持体24、24に上下動可能で回転可能に保持されている。一対の保持体24,24内には回転軸体25が挿通されてロッド23、23に回転可能に噛合されている。回転軸体25には子ゲート用駆動源としてモータM2が取り付けられており、モータM2の回転力を回転軸体25に伝達するようにギヤ連結されている。
各支持体24内のロッド23には例えば図示しないラックが形成されており、回転軸体25の両端にはロッド23のラックに噛合するウオームがそれぞれ形成されている。そのため、モータM2の回転が回転軸体25に伝達され、更に両側に設けたロッド23,23のラックに伝達されて回転軸体25の正逆方向の回転がロッド23,23の上下動に変換され、子ゲート9を昇降させる。
ロッド23、回転軸体25、モータM2は二連式の子ゲート開閉装置を構成する。
そして、親ゲート開閉装置における一方のロッド19には支持台27aが固定され、支持台27aに親支持管27が固定されてロッド19と略平行に延びている(図2参照)。子ゲート開閉装置における一方のロッド23にも、同様に支持台28aと子支持管28が固定されている(図3参照)。これら親支持管27と子支持管28は互いに近接する位置に略平行に上方に延びている。
そして、図4において、親支持管27には上下方向に離間した位置に上段リミットスイッチ29と下段リミットスイッチ30とが設けられている。子支持管28には、上下方向に離間した位置にそれぞれ上段リミットスイッチ29と下段リミットスイッチ30を叩くための作動子として上段ストライカー31と下段ストライカー32が固定されている。この上段ストライカー31と下段ストライカー32とを設定したことにより、親ゲート7に対する子ゲート9の上下位置の微調整を可能としている。
各リミットスイッチ29,30はケーブル34を介してモータM1、M2を駆動制御する制御手段35に電気的に接続されており、いずれか一方のストライカー31、32で一方のリミットスイッチ29,30を叩くことで、一方のモータM1、M2を停止させることになる(図6参照)。
例えば、親ゲート7が静止した状態で、開口部8を閉鎖状態から開放させるためにモータM2を駆動させて子ゲート9を降下させると、ロッド23と一体に支持管28が降下する。そして、開口部8が全開となった段階で支持管28に設けた下段ストライカー32が下段リミットスイッチ30を叩くことで子ゲート9のモータM2を停止させる(図4参照)。
また、親ゲート7の開口部8を開放させた状態から閉鎖させるためにモータM2を駆動させて子ゲート9を上昇させると、ロッド23と一体に支持管28が上昇する。そして、開口部8が全閉となった段階で上段ストライカー31が上段リミットスイッチ29を叩くことで子ゲート9のモータM2を停止させる。
また、図4及び図5において、堰本体3の支持面3aには親ゲート7と子ゲート9の開度を表示するための目盛りが付された開度計36が固定状態で設けられている。親ゲート7と子ゲート9の支持管27,28には、下段リミットスイッチ30、下段ストライカー32の更に下方に指針として親指針37と子指針38が設けられている。親指針37と子指針38は開度計35における別個の目盛りに対向する位置にそれぞれ設けられていて、親指針37は親ゲート7の開度を示し、子指針38は子ゲート9による開口部8の開度を示す。
親ゲート7が全開状態で親指針37は開度計36の上端の目盛り位置Aを示し、親ゲート7が全閉状態で親指針37は開度計36の下端の目盛り位置Bを示すことになる。また、子ゲート9の子指針38は親ゲート7の昇降位置に対する開口部8の相対開度を開度計36で示すことになる。例えば、親ゲート7の全閉状態で開口部8を子ゲート9が全開させた下段位置の子指針38は開度計36の下端の目盛り位置Dを示し、開口部8を子ゲート9が全閉させた上段位置の子指針38は目盛り位置Cを示す。
なお、親支持管27,子支持管28,開度計36,ケーブル34等は外部から目視可能なカバー40に被覆されている(図4参照)。例えば、開度計36と指針37,38による親子ゲート2の開度を外部から確認できるように、カバー40の少なくとも一部を透明なアクリル板で形成するとよい。
図6に示す制御手段35においては、親ゲート7と子ゲート9の昇降をモータM1、M2と上段及び下段リミットスイッチ29,30のON、OFFによって以下の制御を行う。制御手段35には親ゲート7と子ゲート9の開度を設定指示する操作部材39が接続されている。
例えば、図4において、昇降する親ゲート7による流路口5の全開位置Aを上限位置として全閉位置Bを下限位置としてそれぞれ検出して、これを超えて親ゲート7が上下方向に昇降しないように制御手段35で制御する。親ゲート7の上限及び下限位置は図示しない上下限位置センサーやモータM1の正逆方向の回転数の検出等に基づいて設定することができる。
また、親ゲート7の全開位置Aよりも更に上限の限界位置を安全のために設けてもよい(図4参照)。
子ゲート9の上下限昇降位置は親ゲート7の昇降位置によって親ゲート7を外れないように設定される。具体的には、親支持管27に設けた上段及び下段リミットスイッチ29,30をストライカー31または32が叩くことによって上下限昇降位置が規制される。
リミットスイッチ29,30で子ゲート9の昇降範囲を親ゲート7の範囲に制限することで、親ゲート7と子ゲート9が互いに干渉して動作不具合を生じることを防止できる。
また、制御手段35による親子ゲート7,9の基本動作条件として次の制御が行われる。具体的には、図7(a)に示すように、親ゲート7に対して子ゲート9が開口部8を閉鎖した状態で、子ゲート9が更に上昇する場合と親ゲート7が下降する場合には、親子ゲート7,9が互いにずれてしまい動作不具合を生じるおそれがあるため、これを不可とする制御を行う。
また、図7(b)に示すように、親ゲート7に対して子ゲート9が開口部8を開放した状態で、子ゲート9が更に下降する場合と親ゲート7が上昇する場合には、親子ゲート7,9が互いにずれてしまい動作不具合を生じるおそれがあるため、これを不可とする制御を行う。
本実施形態による親子ゲート開閉装置1は上述の構成を備えており、次に親ゲート7と子ゲート9の開閉制御方法について図8〜図12を参照して説明する。
図8〜図12において、親子ゲート7,9の開口部8が開放されている状態から、操作部材39の操作により、親子ゲート7,9を全開させて、その後に全閉させるように制御する各工程について説明する。
まず、図8では、親ゲート7は流路口5の全閉位置にあり、親支持管27の親指針37も全閉位置Bにある。子ゲート9も下段ストライカー38が下段リミットスイッチ30を叩いた親ゲート7の下端位置にあり、開口部8が全開状態(上部寸開)の待機位置にある(図1、4参照)。
この段階から親ゲート7,子ゲート9を開放させる場合、基本動作条件から、まず子ゲート9を上昇させる必要がある。そのため、制御手段35により子ゲート開閉装置のモータM2を駆動させ、回転軸体24を回転させてウオームラック機構を介して子ロッド23、23を上昇させる。これにより、図9に示すように、子ゲート9は図1に示す親ゲート7の開口部8の全開位置から部分的に開放した位置(上部寸開)に保持される。
ここで、親子ゲート7,9の通常の使用状態では親ゲート7は閉鎖状態に保持し、子ゲート9を開口部8に対して図8に示すように全開させ、或いは図9に示すように上部を部分的に開放させることができる。
これにより、親ゲート7は上昇可能になり、制御手段35によって親ゲート開閉装置のモータM1を駆動させ、回転軸体21を回転させてウオームラック機構を介して親ロッド19,19を上昇させる。これと連動させてモータM2も駆動させて子ロッド23、23も上昇させる。これにより、親子ゲート7,9は図9に示す位置関係を保持して連動して上昇することになる(図10参照)。つまり、親ゲート7が中間開度位置であっても、子ゲート9が親ゲート7の範囲内であれば、リミットスイッチ29,30により規制されずに親ゲート7と子ゲート9を連動させることができる。
次に、親ゲート7が流水口5から後退した上限の全開位置Aに至ると、図11に示すように、制御手段35によりこれを検出して親ゲート開閉装置のモータM1を停止させる。更に子ゲート開閉装置のモータM2が継続して駆動し、上昇する子ロッド23の子支持管28に設けた上部ストライカー31が静止状態の親支持管27に固定した上段リミットスイッチ29を叩くことで、モータM2がOFFとなり、子ゲート9は親ゲート7の上端で停止する。
次に親子ゲート7,9を全開状態から全閉状態に切り換える場合、基本動作条件から、子ゲート9が全開状態の親ゲート7の開口部8を全閉した状態では、親ゲート7を降下させることはできない。そのため、子ゲート開閉装置のモータM2を駆動させて回転軸体24及びロッド23を介して子ゲート9を降下させ、開口部8を若干開口させる。この状態で、親ゲート7と子ゲート9はいずれも降下可能になるから、モータM1、M2を同時に同一方向に駆動させて親ゲート7と子ゲート9を降下させる。
そして、親ゲート7が流路口5に対して下限の全閉位置Bに至ると、これを検出してモータM1を停止させる。そして、子ゲート9について、モータM2を逆回転させて子ゲート9を上昇させ、親ゲート7の開口部8を閉鎖させる。すると、子支持管28の上段ストライカー31が親支持管27の上段リミットスイッチ29を叩くことでモータM2の駆動を停止させる(図12参照)。
この状態で、親子ゲート7,9は流路口5を閉鎖状態に保持することになる。
上述のように、本実施形態による親子ゲート開閉装置1によれば、親ゲート7と子ゲート9を個々に昇降させることができて、親ゲート7のみ、子ゲート9のみを所定の範囲で開閉作動させることができる。
しかも、親ゲート7の親支持管27に設けた上段及び下段リミットスイッチ29,30の範囲内、即ち親ゲート7の範囲内で子ゲート9を昇降させて親ゲート7の開口部8を開閉制御することができる。子ゲート9の昇降範囲を上段及び下段リミットスイッチ29,30の範囲に制限することで、親ゲート7と子ゲート9のズレによる干渉を防いで相互の破損等を防止できる。同様に、親ゲート7の昇降範囲も子ゲート9からずれないように制限される。
また、親ゲート7と子ゲート9を個別に昇降させるから、親ゲート7を子ゲート9の位置に関わらず急激に昇降させて開閉させることもできる。
なお、上述の実施形態では、親ゲート7の親支持管27に上下段リミットスイッチ29,30を設け、子ゲート9の子支持管28に上下段ストライカー31、32を設ける構成を採用したが、これとは逆に親ゲート7の親支持管27に上下段ストライカー31、32を設け、子ゲート9の子支持管28に上下段リミットスイッチ29,30を設けてもよい。この場合にも、子ゲート9の昇降範囲を親ゲート7の範囲内に規制できる。
また、上述の実施形態では、モータM1,M2を二連式の親子ゲート開閉装置1として構成したが、本発明はこの構成に限定されるものではなく、一連式の親子ゲート開閉装置であってもよい。また、親子ゲート開閉装置1の連動機構としてウオームラック機構を採用したが、これに限定されるものではなく、例えば雌ねじ駒とスピンドルの組合せ等でもよく、連動機構の構成は適宜設定できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜の変更が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に、本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述の実施形態と同一または同様な部分、部材には同一の符号を用いて説明を省略する。
次に本発明の実施形態による親子ゲート開閉装置1を用いた制御方法を本発明の他の実施形態として説明する。先ず、本発明の第二実施形態について図13乃至図17により説明する。
本第二実施形態による親子ゲート開閉装置1の制御方法では、親ゲート7と子ゲート9がそれぞれ独立して昇降動作を行うことができるように制御手段35で制御されるものとする。そして、親ゲート7と子ゲート9のいずれか一方、例えば親ゲート7の方が子ゲート9よりも昇降速度が速く設定されているか、子ゲート9の方が親ゲート7より昇降速度が速く設定されているものとする。
ところで、例えば親支持管27に設けた上段リミットスイッチ29と下段リミットスイッチ30のいずれかがONし、解除された後、親ゲート7と子ゲート9を同時に昇降動作させると次のような問題が生じる。
即ち、親ゲート7と子ゲート9の一方が他方より動作速度が速い場合、リミットスイッチ29,30の解除直後に親ゲート7と子ゲート9を同時に昇降作動させると一方のゲートが他方のゲートを追い越そうとするため、すぐにリミットスイッチ29または30が作動してしまうことがある。そのため、短時間でリミットスイッチ29,30の解除と作動が交互に繰り返され、チャタリングを起こすことになり、親ゲート7と子ゲート9の同時昇降動作をスムーズに行うことができない欠点がある。
そこで、本第二実施形態では、親ゲート7と子ゲート9が独立して昇降作動可能で同時に昇降動作してもリミットスイッチ29,30のチャタリングを防止できて親ゲート7と子ゲート9が互いに干渉しないようにした親子ゲート開閉装置の制御方法を提供するものである。
本第二実施形態において、例えば図13において、第一、第二の例として親ゲート7の開口部8を子ゲート9で閉鎖させる状態から、親ゲート7と子ゲート9が独立して昇降作動する場合を説明する。
第一の例は、親ゲート7が流路口5を閉塞した状態から各ゲート7,9を上昇作動させる場合を示すものである。
図14(a)に示すように、子ゲート9の方が親ゲート7より昇降速度が速い場合、上段のリミットスイッチ29を子支持管28に設けられた上段ストライカー31が叩くことで、上段のリミットスイッチ29がONとなり、子ゲート9が親ゲート7の開口部8を閉塞する(ステップ101)。そして子ゲート9を停止させる(ステップ102)。
こうして子ゲート9が親ゲート7の開口部8を閉塞させた状態において、親ゲート9が上昇を開始する場合或いは継続して上昇するとして(ステップ103)、子ゲート7が同時に上昇するとすぐに親ゲート7を追い越してリミットスイッチ29を叩くことになるが、この場合、制御手段35に設けたタイマー40が作動して予め設定された所要の遅延時間Tをカウントする(ステップ105)。そして、遅延時間T経過した後で、子ゲート9を上昇させて(ステップ106)、子支持管28の上段ストライカー31が上段リミットスイッチ29を叩くことで停止する。
このようにして、チャタリングを起こすことなく、親ゲート7と子ゲート9を例えば下端の全閉位置Bから上方に外れた全開位置Aまで移動させることができる。
ここで、タイマー40でカウントする遅延時間Tの計算方法の一例を図15に基づいて説明する。例えば、親ゲート7が流路口5を閉鎖する下限の全閉位置Bから流路口5を外れた全開の全開位置Aまでの距離をL1とし、子ゲート9が親ゲート7の全閉位置Bにおける開口部8を閉鎖する子ゲート上段位置から全開の親ゲート7の全開位置Aにおける開口部8を閉鎖する子ゲート上段位置までの距離をL2とする。
このような親ゲート7の昇降範囲における距離L1を親ゲート有効高さA(mm)とし、同じく子ゲート9の距離L2を子ゲート有効高さB(mm)とする。親ゲート7の昇降速度V1をXmm/分、子ゲート9の昇降速度V2をYmm/分とする。
そして、親ゲート7の動作時間T1=L1/V1=A/X×1/60(sec)、
子ゲート9の動作時間T2=L2/V2=B/Y×1/60(sec)
となり、上段リミットスイッチ29,下段リミットスイッチ30で停止した後の遅延時間T=T1−T2となる。そのため、この遅延時間Tは親ゲート7と子ゲート9の昇降速度V1,V2で適宜設定できる。
従って、上述した第二実施形態の第一の例では、親ゲート7と子ゲート9を流路口5から外れた上限の開口位置Aへ移動させる場合、子ゲート9の方が親ゲート7より昇降速度が大きくても遅延時間Tを設定することで、リミットスイッチ29,30のチャタリングを防止すると共に、両ゲート7,9は互いに干渉することなくスムーズな同時昇降動作を行える。
図14(b)に示す第二の例は、親ゲート7が流路口5から外れた上限の全開位置Aから各ゲート7,9が下降する場合を示すものである。
親ゲート7の方が子ゲート9より昇降速度が速い場合、上段のリミットスイッチ29を子ゲート9に設けた上段ストライカー31が叩くことで、上段のリミットスイッチ29がONとなり、子ゲート9が親ゲート7の開口部8を閉塞する(ステップ108)。そして親ゲート7を停止状態に保持する(ステップ109)。
そして、子ゲート9が親ゲート7の開口部8を閉塞させた状態において、子ゲート9が下降を開始すると(ステップ110)、上段リミットスイッチ29が解除される(ステップ111)。この状態で、タイマー40が作動して予め設定された遅延時間Tをカウントする(ステップ112)。そして、遅延時間T経過した後で、親ゲート7を降下させて(ステップ113)子ゲート9を追いかけ、子支持管28の下段ストライカー32で下段リミットスイッチ30を叩くことで停止する。
このようにして、チャタリングを起こすことなく、親ゲート7と子ゲート9を例えば上限の全開位置Aから下方に移動した下限の全閉位置Bまで移動させることができる。
次に本第二実施形態において、例えば図16において、第三、第四の例として親ゲート7の開口部8を子ゲート9で開放させた状態から、親ゲート7と子ゲート9が独立して昇降作動する場合を図17により説明する。
図17(a)に示す第三の例は、親ゲート7が流路口5から外れた全開位置Aから各ゲート7,9が下降する場合を示すものである。
図17(a)に示す第三の例において、子ゲート9の方が親ゲート7より昇降速度が速い場合、下段のリミットスイッチ30を子ゲート9に設けた下段ストライカー32が叩くことで、下段のリミットスイッチ30がONとなり、子ゲート9が親ゲート7の開口部8を開放する(ステップ115)。そして子ゲート9を停止状態に保持する(ステップ116)。
そして、親ゲート7が下降を開始すると(ステップ117)、下段リミットスイッチ30が解除される(ステップ118)。この状態で、タイマー40が作動して予め設定された遅延時間Tをカウントする(ステップ119)。そして、遅延時間T経過した後で、子ゲート9を降下させて(ステップ113)親ゲート7を追いかけ、下段ストライカー32で下段リミットスイッチ30を叩くことで停止する。
これにより、チャタリングを起こすことなく、親ゲート7と子ゲート9を例えば上限の全開位置Aから下方に移動した下限の全閉位置Bまで移動させることができる。
図17(b)に示す第四の例は、親ゲート7の方が子ゲート9より昇降速度が速く、親ゲート7が流路口5を閉鎖する全閉位置Bから各ゲート7,9が上昇する場合を示すものである。
図17(b)に示す第四の例において、下段のリミットスイッチ30を子ゲート9に設けた下段ストライカー32が叩くことで、下段のリミットスイッチ30がONとなる(ステップ122)。このとき、親ゲート7が停止状態にある(ステップ123)。そして子ゲート9を上昇作動させることで(ステップ124)、下段のリミットスイッチ30が解除される(ステップ125)。この状態で、タイマー40が作動して予め設定された遅延時間Tをカウントする(ステップ126)。そして、遅延時間T経過した後で、親ゲート7を上昇させて(ステップ127)子ゲート7を追いかけ、下段ストライカー32で下段リミットスイッチ30を叩くことで停止する。
従って、上述した第二の例乃至第四の例では、親ゲート7と子ゲート9との昇降速度が相違していても、昇降速度の速い方のゲートの昇降作動に、親ゲート7と子ゲート9の昇降速度V1,V2と昇降距離L1,L2に応じて遅延時間Tを設定することで、親ゲート7と子ゲート9が互いに干渉することなくスムーズな同時昇降動作を行うことができる。
次に本発明の第三の実施形態による親子ゲート開閉装置1の制御方法を図18乃至図22に基づいて説明する。
図18は、河川や水路、貯水池等に設けられた親子ゲート開閉装置1を示す要部説明図である。
図18に示す水路Hにおいて、親子ゲート開閉装置1の上流側に雨水等の処理用の水を流入させる1次側貯留槽42が設けられ、下流側に雨水等を流入させる2次側貯留槽43が設けられている。2次側貯留槽43の下方には空間を介して3次側貯留槽44が設けられ、この3次側貯留槽44は通常のゲートを介して1次側貯留槽42の下部に連通している。3次側貯留槽44には、1次側貯留槽内の下方に溜まる処理用水のうち汚水等を流入させる。
2次側貯留槽43と3次側貯留槽44には除塵機がそれぞれ設けられ、2次側貯留槽43の下端部には放流ポンプが設けられて水が下流に放流され、3次側貯留槽44の下端部から放流された汚水は処理場へ送られる。
そして、1次側貯留槽42には第一水位センサ45が設けられ、2次側貯留槽43には第二水位センサ46が設けられている。これら第一、第二水位センサ45,46は制御手段35に接続されており、1次貯留槽42と2次貯留槽43の水位の変化を測定して、親子ゲート装置1の親ゲート7と子ゲート9を昇降制御することで、流路口5を通る送水量や各貯留槽42,43の水位を調整することになる。
1次側貯留槽42として、例えば汚水や雨水が同時に流入する合流式下水道の下水管渠または下水処理施設等があり、2次側貯留槽43として、例えば汚水ポンプ場のポンプ井等がある。
そして、制御手段35で行われる親子ゲート開閉装置1による送水量の制御は、例えば汚水や雨水が同時に1次貯留槽42に流入した場合における2次側貯留槽43への送水量を調整する合流改善モードR1、雨水等の流入量が増大した場合における2次側貯留槽43への送水量を調整する雨水排水モードR2、送水量が更に増大した場合において2次側貯留槽43の許容可能な水位を超えないように送水量を調整する浸水対策モードR3が行われる。
しかも、これら3種のモードは、図19に示すように、1次側貯留槽42と2次側貯留槽43の水位の変動に応じて、制御手段35によって親子ゲート開閉装置1の親ゲート7と子ゲート9を昇降制御して、合流改善モードR1、雨水排水モードR2、浸水対策モードR3の順番またはこれと逆の順番に往復制御されるものであり、途中段階のモードR2を飛ばすことは行わないものとする。
次に本第三の実施形態による親子ゲート開閉装置1の制御方法について図20、図21、図22を中心に説明する。
まず、図20(a)に示す合流改善モードR1において、親ゲート7は流路口5を閉鎖する全閉位置Bにあり、1次側貯留槽42に流入する水量が増大した場合、第一水位センサ45、第二水位センサ46によって1次側貯留槽42と2次側貯留槽43の水位H1、H2をそれぞれ測定する。そして、1次側貯留槽42の水位H1が水位H1b以上となると合流改善モードR1が開始する(図21参照)。
そして、水位H1が水位H1a以下の領域であって親ゲート7の開口部8上にあることを確認し、水位の変化に合わせて子ゲート9を上昇作動させて雨水が開口部8から2次側貯留槽43内に流出するのを防止し、1次側貯留槽42内に貯留させる。
なお、図20(b)に示すように、水位H1の上昇が1定時間で或る範囲H1aを超える程度に急激に増大した場合には、子ゲート9を降下させて親ゲート7の開口部8を開放し、開口部8から2次側貯留槽43側へ送水する。
また、1次側貯留槽42に流入する水量が更に増大し、合流改善モードの最大水位H1aを超えて、水位H1が更に上昇して1次側貯留槽42が満水H1cになった場合には、図20(c)に示す雨水排水モードR2となり、親ゲート7及び子ゲート9を上昇させて流路口5を全開させ、1次側貯留槽42から2次側貯留槽43に送水する。
そして、2次側貯留槽43の水位H2が上昇して、その許容可能な水位H2aまたはその近傍の値になった場合には、図20(d)に示す浸水対策モードR3となり、許容可能な水位H2aを超えないように親ゲート7を単独で降下させ、更に上下動させて流路口5に対する開度を調整する。これによって、1次側貯留槽42から2次側貯留槽43への送水量を制限する(図22参照)。
そして、1次側貯留槽42内に流入する水量が減少して水位H1が水位H1a以下に低下した場合には、親ゲート7を流路口5を閉鎖する全閉位置Bに下降させ、図20(a)に示す合流改善モードR1へ戻る。
なお、合流改善モードR1において、1次側貯留槽42に流入する水量に応じて、子ゲート9は単独による昇降動作を行い、1次側貯留槽42の水位調整を行う。このとき、図21に示すように、所定時間のインターバル(任意の間隔)をおいて上昇動作と下降動作を繰り返すインチング動作を行うようにしている。
また、図20(d)に示す浸水対策モードR3においても、親ゲート7は図22に示すように、インターバルをおいて上昇動作と下降動作を繰り返すインチング動作を行うようにしている。しかも、子ゲート9は親ゲート7に追従して昇降を繰り返す動作を行う。
上述のように、本第三実施形態による親子ゲート開閉装置1の制御方法によれば、親子ゲート装置1の1次側貯留槽42及び2次側貯留槽43の水位、または水位上昇速度(流量)を監視し、親ゲート7及び子ゲート9を単独で動作させることにより、1次側貯留槽42に流入する水量の変動に応じて1次側貯留槽42及び2次側貯留槽43の水位調整、1次側貯留槽42から2次側貯留槽43への送水量の調整、そしてそれらのモードの切替をスムーズに行うことができる。
また、親ゲート7及び子ゲート9をそれぞれインターバルをおいて上昇作動と下降作動を繰り返すことで、各ゲート7、9を昇降させるモータM1、M2にかかる電流負荷を軽減し、親子ゲート7,9の信頼性を大幅に向上させることができる。
そして、この親子ゲート開閉装置1を上述した第三実施形態による合流式下水道に用いて、1次側貯留槽42を下水管渠または下水貯留施設とし、2次側貯留槽43を汚水ポンプ場等のポンプ井とすることで、上述した合流改善モードR1,雨水排水モードR2、浸水対策モードR3に従って、親子ゲート開閉装置1の制御を行うことにより、コストの高い大規模な工事を施すことなく、大雨時に汚水の河川等への流出を防止して公共用水域の水質保全に寄与することができると共に、下水道施設等を浸水から回避させて、施設が機能不全になることを未然に防止できる。
1 親子ゲート開閉装置
2 親子ゲート
5 流路口
7 親ゲート
8 開口部
9 子ゲート
19 ロッド(親ロッド)
23 ロッド(子ロッド)
27 親支持管
28 子支持管
29 上段リミットスイッチ
30 下段リミットスイッチ
31 上段ストライカー
32 下段ストライカー
35 制御手段
36 開度計
37 指針(親指針)
38 指針(子指針)
42 1次側貯留槽
43 2次側貯留槽
45 第一水位センサ
46 第二水位センサ
M1、M2 モータ

Claims (12)

  1. 水路に設けられていて開口部を有する昇降可能な親ゲートと、該親ゲートに対して前記開口部を開閉させるために昇降可能な子ゲートとを設けた親子ゲートの開閉装置であって、
    前記親ゲートと子ゲートの一方のゲートに他方のゲートの昇降を規制するリミットスイッチが連結され、他方のゲートに前記リミットスイッチを作動させる作動子が連結されていて、前記リミットスイッチによって前記親ゲートに対する前記子ゲートの相対的な昇降範囲を規制するようにしたことを特徴とする親子ゲート開閉装置。
  2. 前記親ゲートに親支持部材を設け、前記子ゲートに子支持部材を設け、前記親支持部材と子支持部材の一方に前記リミットスイッチを設け、他方に前記作動子を設けてなる請求項1に記載された親子ゲート開閉装置。
  3. 前記親ゲートに連結した親支持部材に前記リミットスイッチが設けられ、前記子ゲートに連結した子支持部材に作動子が設けられている請求項2に記載された親子ゲート開閉装置。
  4. 前記子ゲートが前記親ゲートの開口部を閉鎖する位置にある場合、前記親ゲートは前記子ゲートに対して前記開口部を前記子ゲートから外す方向の移動が阻止され、前記子ゲートが前記親ゲートの前記開口部を開放する位置にある場合、前記親ゲートは前記子ゲートに対して前記開口部を閉鎖する方向と逆方向への移動が阻止されるように制御する制御手段を、備えている請求項2または3に記載された親子ゲート開閉装置。
  5. 前記親ゲートには親ロッドが連結され、該親ロッドには前記親ゲートを昇降させる親ゲート開閉装置が接続されており、
    前記子ゲートには子ロッドが連結され、該子ロッドには前記子ゲートを昇降させる子ゲート開閉手段が接続されており、
    前記親ロッドには前記親支持部材が連結され、前記子ロッドには前記子支持部材が連結されている請求項2乃至4のいずれかに記載された親子ゲート開閉装置。
  6. 前記親ゲートと子ゲートの昇降方向に開度計が設けられ、前記親支持部材と子支持部材には前記親ゲート及び子ゲートの開度を指示する指針が設けられている請求項2乃至5のいずれかに記載された親子ゲート開閉装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載された親子ゲート開閉装置の制御方法であって、
    前記親ゲートと子ゲートのいずれか一方が他方より昇降速度が速く設定されており、
    前記親ゲートと子ゲートの他方を昇降作動させ、
    そして所定時間経過後に追従して前記親ゲートと子ゲートの一方を前記他方と同一方向に昇降作動させるようにしたことを特徴とする親子ゲート開閉装置の制御方法。
  8. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載された親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、水路に設けた前記親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、前記一次側貯留槽には第一水位センサが設けられ、前記二次側貯留槽には第二水位センサが設けられており、
    前記一次側貯留槽の水位が予め定めた所定速度以下で増大した場合、前記親ゲートの開口部に対して前記子ゲートを前記開口部の開口面積を減少させる方向に移動させて前記一次側貯留槽に水を貯留させるようにしたことを特徴とする親子ゲート開閉装置の制御方法。
  9. 請求項8に記載された親子ゲートの開閉装置の制御方法において、前記第一水位センサで検知する水位の上昇速度が前記所定速度を超える速度で増大した場合、前記親ゲートの開口部に対して前記子ゲートを前記開口部の開口面積を増大させる方向に移動させて前記二次側貯留槽に送水するようにしたことを特徴とする親子ゲート開閉装置の制御方法。
  10. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載された親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、前記親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、前記一次側貯留槽には第一水位センサが設けられ、前記二次側貯留槽には第二水位センサが設けられており、
    前記一次側貯留槽の水位が満水であることを第一水位センサで検知した場合、前記親ゲートと子ゲートを共に上昇させることで、前記水路の開口を通して前記一次側貯留槽から二次側貯留槽へ送水させるようにしたことを特徴とする親子ゲート開閉装置の制御方法。
  11. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載された親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、前記親子ゲート開閉装置の上流側に前記一次側貯留槽が設けられ、下流側に前記二次側貯留槽が設けられており、前記一次側貯留槽には前記第一水位センサが設けられ、前記二次側貯留槽には前記第二水位センサが設けられており、
    前記第二水位センサで検知する前記二次側貯留槽の水位が予め定められた所定の水位に達した場合、前記所定の水位を超えないように前記水路の開口に対して前記親ゲートを昇降動作させて送水量を制限するようにしたことを特徴とする親子ゲート開閉装置の制御方法。
  12. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載された親子ゲート開閉装置を用いた制御方法であって、水路に設けた前記親子ゲート開閉装置の上流側に一次側貯留槽が設けられ、下流側に二次側貯留槽が設けられており、前記一次側貯留槽には前記第一水位センサが設けられ、前記二次側貯留槽には前記第二水位センサが設けられており、
    前記一次側貯留槽の水位が予め設定した所定の水位以下に低下した場合、前記親ゲートを水路内に進出させるように降下させて前記一次側貯留槽に水を貯留させることを特徴とする親子ゲート開閉装置の制御方法。
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