JP2011241058A - ジブクレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】可動側ビームに損傷が生じた場合であっても、汎用のI型鋼を新しい可動側ビームとして使用することができるジブクレーンを提供する。
【解決手段】可動側ビーム18の両側面には、その長手方向に延びるリブ18aがそれぞれ突設されており、基部側ビーム14には、可動側ビーム18の左右両側面に設けられているリブ18aをそれぞれ上下両側から挟みこむ上下のローラー22,24を有する吊持部材16が、少なくとも2個、所定間隔を隔てて設けられており、吊持部材16に設けられた上下のローラー22,24のうち、少なくとも一方のローラー22(又は24)が他方のローラー24(又は22)に対して近接離間可能に取り付けられており、吊持部材16には、上部ローラー22の上方への移動或いは下部ローラー24の下方への移動を規制するストッパー26が取り付けられていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、主として工場内で重量物を運搬するのに用いられるジブクレーンの改良に関する。
この種のジブクレーンの一例が特許文献1に開示されている。この従来のジブクレーンは、支柱と、水平方向に延びる長尺のビームとを備えており、ビームの長手方向一方端部が支柱に対して水平方向に旋回可能となるように取り付けられている。
ジブクレーンを使用する際には、別途用意したチェーンブロックをビームに取り付け、チェーンブロックに重量物を吊り下げる。そして、ビームを旋回させたり、チェーンブロックをビームに沿ってスライドさせることによって重量物を目的の場所へと運搬する。
ところで、このようなジブクレーンを使用した重量物の運搬にあっては、重量物の運搬可能範囲がチェーンブロックの移動範囲に限られる。したがって、重量物をより広い範囲にわたって運搬するためには、チェーンブロックの移動範囲を広げることが重要となる。
チェーンブロックの移動範囲を広げるための手段の1つとしては、例えば特許文献2に示すようにビームを基部側ビームと可動側ビームとの2部材にて構成し、基部側ビームに対して可動側ビームをスライド可能に取り付けることが考えられる。
このように、ビームをスライド式のものとして構成すれば、可動側ビームを伸長させることによって可動側ビームに取り付けたチェーンブロックの移動範囲を広げることができ、重量物をより広い範囲で運搬することが可能となる。
実開平04−133682号公報(図1) 実開平05−009775号公報(図2)
ビームをスライド式のものとしたジブクレーンにあっては、長く伸ばした可動側ビームを工場内の柱などにぶつけるなどしてその使用中に損傷させてしまうことがあり、可動側ビームを交換する必要に迫られるケースが出てくる。
ところが、特許文献2のスライド式ビームにあっては、可動側ビームがI型鋼の基部にローラー付きのプレートを取り付けた特殊な構造のものとして構成されており、汎用のI型鋼をそのまま新しい可動側ビームとして使用することができない。
可動側ビームを交換するためにメーカーに交換修理を依頼すれば、多大な時間を要することとなり、その間、工場内でのジブクレーンの使用を中止せざるを得ず、業務に支障を来たすこととなる。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、可動側ビームに損傷が生じた場合であっても、汎用のI型鋼を新しい可動側ビームとして使用することができるジブクレーンを提供することにある。
請求項1に記載した発明は、「一端が支柱12に取り付けられ、他端が該支柱12の側方に向けて延びる長尺の基部側ビーム14と、基部側ビーム14に対してその長手方向にスライド可能、且つ、吊持状態で取り付けられている長尺の可動側ビーム18とを有し、可動側ビーム18にその長手方向にスライド可能に取り付けられるチェーンブロックCによって重量物を運搬するようにしたジブクレーン10,50であって、可動側ビーム18の両側面には、その長手方向に延びるリブ18aがそれぞれ突設されており、基部側ビーム14には、可動側ビーム18の左右両側面に設けられているリブ18aをそれぞれ上下両側から挟みこむ上下のローラー22,24を有する吊持部材16が、少なくとも2個、所定間隔を隔てて設けられており、吊持部材16に設けられた上下のローラー22,24のうち、少なくとも一方のローラー22(又は24)が他方のローラー24(又は22)に対して近接離間可能に取り付けられており、吊持部材16には、上部ローラー22の上方への移動或いは下部ローラー24の下方への移動を規制するストッパー26が取り付けられている」ことを特徴とするジブクレーン10,50である。
請求項1に記載の発明によれば、少なくとも一方のローラーが他方のローラーに対して近接離間可能に取り付けられており、吊持部材には、上部ローラーの上方への移動或いは下部ローラーの下方への移動を規制するストッパーが取り付けられているので、リブを挟み込むローラー間の距離を調整して固定することが出来、市販のI型鋼のようにその両側面にリブが設けられているような鋼材であれば、リブの厚みの誤差やI型鋼の反り又は曲がりに拘わらず可動側ビームとしてそのまま使用することができる。したがって、可動側ビームに損傷が生じて交換の必要に迫られた場合であっても、汎用のI型鋼を新たな可動側ビームとしてそのまま使用することが可能となり、従来のようにメーカーによる修理を依頼することなく現場での即時対応が可能となる。
本発明に係るジブクレーンの一例を示す正面図である。 吊持部材により可動側ビームを吊持した状態を示す部分拡大図である。 図2におけるX−X’断面図である。 吊持部材の分解斜視図である。 この発明に係るジブクレーンの他の実施例を示す正面図である。
以下、本発明を図面に従って説明する。図1は、本発明にかかる第1実施例のジブクレーン10を示す正面図である。この図が示すように、ジブクレーン10は、大略、支柱12、基部側ビーム14、2個の吊持部材16および可動側ビーム18により構成されている。
支柱12は、2本の鋼管12a,12bを上下に継ぎ合わせることによって形成された柱状のもので、本実施例では、上側の鋼管12bが下側の鋼管12aに対して軸回転できるように構成されている。支柱12の下端部(下側の鋼管12aの下端部)は、設置面Gにしっかりとアンカー(図示せず)にて固定されており、支柱12の上端(上側の鋼管12bの上端)には、基部側ビーム14の基端が載置状態で取り付けられ、該基端の突出部分が上側の鋼管12bの軸回転部12cから傾斜して伸ばされている補強アーム12dに取り付けられている。
基部側ビーム14は、鋼などの剛性材料からなる長尺で断面矩形(上下に伸びた長方形)状の角筒部材であり、その長手方向一端(基部)が前述のように支柱12(上側鋼管12b)の上面に固定されており、他端が支柱12の側方に向けて延びている。そして、基部側ビーム14の他端には、2個の吊持部材16が前後に所定間隔を隔てて取り付けられている。
各吊持部材16は、図2〜図4に示すように、2枚の取付プレート20、上部ローラー22、2対4個(上部ローラー22の直下に設ける場合は一対2個でもよい。この点は他の実施例でも共通)の下部ローラー24および2個のストッパー26を備えている。
各取付プレート20は、その上半分が矩形状に形成され、下半分が下方に向かうにしたがって末広がり状となるように形成されたフラスコ形に形成された板状の部材である。各取付プレート20の上半分の矩形状部分には、4つの取付孔20aと2つのストッパー取付用ネジ孔20bとが所定箇所に穿設されており、その上半分と下半分の境界部分中央には、上部ローラー取付用長孔20cが穿設されており、上部ローラー取付用長孔20cの下方の両側に上部ローラー取付用長孔20cを中心とする水平方向振り分けにて2つの下部ローラー取付用孔20dが穿設されている(勿論、前述のように上部ローラー22の直下に下部ローラー取付用孔20dを設ける場合は、上部ローラー取付用長孔20cの直下にて1個の下部ローラー取付用孔20dが穿設される)。前記上部ローラー取付用長孔20cは、横方向の径に比べて縦方向の径が僅かに長く設定されている。
各取付プレート20の基部側ビーム14への取り付けは、各取付プレート20の上半分の部分を基部側ビーム14の側面に必要に応じて設けられるスペーサー28(図4参照)を介して宛がい、各取付プレート20の取付孔20aおよびスペーサー28に設けた取付孔(図示省略)に挿入したボルト30の挿入端を、基部側ビーム14に設けたネジ孔(図示省略)に螺着することにより行われる。
上部ローラー22は、後述する下部ローラー24と協働して図に示す実施例のI型鋼(勿論、I型鋼に限られず両側にリブがあればよい。)製の可動側ビーム18の上側のリブ18aを挟持するもので、回転軸22a、回転体22b、カラー22cおよびナット22dにより構成されている。
回転軸22aは、金属などの剛性材料からなる棒状の部材で、本実施例では、例えば頭付ボルトが回転軸22aとして用いられている。
回転体22bは、金属などの剛性材料からなる円筒状の部材で、可動側ビーム18の上面を転動しやすいようにその表面が滑らかに形成されている。回転体22bの中心に設けられている貫通孔22eの周囲にはベアリング22fが配設されている。そして、この回転体22bの両側には、左右一対のカラーがベアリング22fと当接するように配置されている。
カラー22cは、円筒状の部材で、その中心に設けられている孔が貫通孔22gである。カラー22cの直径(外径)は、取付プレート20における上部ローラー取付用長孔20cの短径側の内径と略等しく設定されている。
上述した回転軸22aは、一方のカラー22cの貫通孔22g、回転体22bの貫通孔22eそして他方のカラー22cの貫通孔22gにそれぞれ同軸的に挿通されており、回転軸22aの先端にナット22dが螺着されている。ナット22dは、スパナ掛け面22hがネジ孔と平行にてその両面に形成された形状のものである。
なお、上述したようにカラー22cの直径は、上部ローラー取付用長孔20cの短径側の内径と略等しく設定されているので、上部ローラー22を取付プレート20に取り付けた状態では、カラー22cと上部ローラー取付用長孔20cとの間にその上下方向に若干の隙間が生じている。従って、上部ローラー取付用長孔20cに挿通されているカラー22cをカラー22cと上部ローラー取付用長孔20cとの間の隙間分だけその上下方向に移動させることができる。換言すれば、上部ローラー22を上部ローラー取付用長孔20cの長手方向(上下方向)に沿って位置調整することが可能となり、これにより、上部ローラー22と後述する下部ローラー24との間隔を調整できるようになる。
下部ローラー24は、上述した上部ローラー22と協働して可動側ビーム18の上側のリブ18aを挟持するもので、ローラー本体24aと取付軸24bとで構成されている。
ローラー本体24aは、金属等の剛性材料からなり、その外形が太径部分24a1と細径部分24a2とで構成された段付ローラーで、取付プレート20と対向する側(基部側)が太径部分24a1で、先端側が細径部分24a2となるように配置されており、細径部分24a2の外面の傾斜角度は、後述する可動側ビーム18における上側のリブ18aの下面側の傾斜角度と大略一致するように設定されている。
ローラー本体24aの中心には、段付取付孔24cが穿設されている。段付取付孔24cの内側面は、その大径部分24a1側が大径で、細径部分24a2側が小径となるように段状に形成されている。そして、この段付取付孔24cの大径部分にベアリング24dが配設されている。
取付軸24bは、その外径が下部ローラー取付用孔20dに略等しく設定された円柱状の部材で、その後端部には、取付プレート20の下部ローラー取付用孔20dの内径よりも大径の抜止部24eが形成され、その先端部分は段付細径に形成され、この部分を先端細径部24b1とする。
下部ローラー24を取付プレート20に取り付ける際は、まず、各ローラー本体24aを、その大径部分24a1が取付プレート20を向くように取付プレート20の内面側に配置する。そして、取付軸24bを取付プレート20の外面側から下部ローラー取付用孔20dに挿入するとともに、その先端細径部24b1をローラー本体24aの大径側に設けられている段付取付孔24cにベアリング24fを介して嵌め込めばよい。なお、取付軸24bの下部ローラー取付用孔20dへの挿入は圧入でもよいし、挿入後、補助プレート(図示せず)と共に取付プレート20の内面側に溶接して下部ローラー取付用孔20dを取付プレート20に固着するようにしてもよい。
ストッパー26は、上部ローラー22の上方への移動を規制するもので、ストッパー本体26a、ストッパーボルト26bおよびナット26cを備えている。
ストッパー本体26aは、鋼などの剛性材料からなるブロック状の部材で、その側面には、2つの丸孔26dが穿設されており、その上下面には、上面から下面に至るネジ孔(図示省略)が螺設されている。
ストッパー本体26aの側面に設けた丸孔26dには、ボルト36が挿通されており、その挿通端をストッパー取付用ネジ孔20bに螺合することによってストッパー本体26aが取付プレート20に取り付けられている。また、ストッパー本体26aの上下面を連通するネジ孔(図示省略)には、ストッパーボルト26bが螺着されており、このストッパーボルト26bにナット26cが螺着されている。
可動側ビーム18は、鋼などの剛性材料からなる長尺の棒状部材であり、その上端部には、長手方向に延び、吊持部材16への取付部となるリブ18aがその左右両側面に突設されている。また、可動側ビーム18の下端部には、長手方向に延び、チェーンブロックC(図1参照)の取付部となるリブ18bがその左右両側面に突設されている。以上のように構成された可動側ビーム18の断面は、略I字状となっており、一般に「I型鋼」と呼ばれる汎用の鋼材がそのまま用いられる。
可動側ビーム18の前端部端縁ならびに後端部端縁には、板状の操作用片38が溶接などの手段によりそれぞれ固着されており、各操作用片38には、丸孔38aが形成されている。また、可動側ビーム18の前端部ならびに後端部の両側面には、ストッパー40が着脱可能に取り付けられている。
各ストッパー40は、吊持部材16に吊持された可動側ビーム18を基部側ビーム14に沿ってその長手方向に移動させた際に取付プレート20に当接して吊持部材16から脱落するのを防止するためのもので、鋼などの剛性材料からなる板状の部材を断面L字状に曲折形成することによって形成されている。なお、本実施例では、ストッパー40の可動側ビーム18への取り付けがボルト42とナット44により行われている。
可動側ビーム18の吊持部材16への取り付けは、以下のようにして行われる。まず、両側のストッパー26のナット26cを緩め、引き続き、ストッパーボルト26bを螺退させて上部ローラー22(より詳しく言えば、上部ローラー22の回転軸22aの頭部とナット22d)から離間させる。これにより、上部ローラー22がフリーとなり、上部ローラー22を上部ローラー取付用長孔20c内にて上下に移動させることができるようになる。
次に、可動側ビーム18の一方端部に取り付けられているストッパー40を取り外し、可動側ビーム18の上側のリブ18aを上部ローラー22と下部ローラー24との間の隙間に挿入する(この作業は、前後の吊持部材16両方に対して行う)。挿入作業が完了した後は、先ほど取り外したストッパー40を元通りの位置に取り付ける。
可動側ビーム18の吊持部材16への挿入作業が完了した状態では、可動側ビーム18の自重により、上側のリブ18aの下面が下部ローラー本体24aの外面と接触している。また、上部ローラー22の自重により、回転体22bの外面が可動側ビーム18の上側のリブ18aの上面と接触している。
この状態で、ストッパーボルト26bを螺進させると、ストッパーボルト26bの先端が上部ローラー22の回転軸22aの頭部とナット22dの平坦なスパナ掛け面22hとにそれぞれ当接して、回転軸22aを軽く圧接する。これにより、可動側ビーム18の上側のリブ18aが上部ローラー22と下部ローラー24とによって軽く挟持されることになる。なお、このときストッパーボルト26bを強く締めすぎると、上部ローラー22と下部ローラー24とによる上側のリブ18aを挟持する力が強くなりすぎて可動側ビーム18を簡単にスライドさせることができなくなるので、あまり強く締付けないようにする必要がある。
そして、最後にナット26cを締め込んでストッパーボルト26bが緩まないようにその位置を固定すれば、可動側ビーム18の吊持部材16への取り付けが完了する。可動側ビーム18を外す場合は、その逆を行えばよいし、交換の場合は一連の操作を行えばよい。
ジブクレーン10の使用時には、操作用片38の丸孔36aに操作用の紐Rを結わえ付けるとともに、可動側ビーム18の下側のリブ18bに重量物運搬用のチェーンブロックCを取り付ければよく、これによりジブクレーン10の使用の準備が整う。なお、図1では、支柱12に近い後側の操作用片38に紐Rを結わえ付けるようにしたが、反対側の操作用片38に紐Rを結わえ付けるようにしてもよいし、両方の操作用片38に紐Rを結わえ付けるようにしてもよい。
ジブクレーン10の使用時には、チェーンブロックCに荷物を引っ掛け、チェーンブロックCをスライドさせて所定の場所まで運搬する。なお、可動側ビーム18は、基部側ビーム14に対して長手方向にスライドできる。また、支柱12を構成している上側の鋼管12bが下側の鋼管12aに対して回転可能に軸支されているので、基部側ビーム14は、支柱12を中心として旋回することができる。つまり、基部側ビーム14の旋回運動と、基部側ビーム14に対する可動側ビーム18のスライド運動とにより、チェーンブロックCの可動範囲は非常に広いものとなる。
以上述べたように、本実施例のジブクレーン10によれば、上部ローラー22を上下に動かすことによって上部ローラー22と下部ローラー24との間の間隔を適宜調整することができるので、リブ18aの厚みが異なるどのようなI型鋼であってもそのまま可動側ビーム18として使用することができる。つまり、可動側ビーム18に損傷が生じて交換の必要に迫られた場合であっても、汎用のI型鋼を新たな可動側ビーム18としてそのまま使用することが可能となるので、従来のようにメーカーによる修理を依頼することなく現場での即時対応が可能となる。
なお、上述実施例では、下部ローラー24に対して上部ローラー22が上下方向に近接離間可能に設けられており、この上部ローラー22の上方への移動(上部ローラー22が下部ローラー24から離間する方向への移動)を規制するようにストッパー26が設けられていたが、これとは逆に、上部ローラー22に対して下部ローラー24を上下方向に近接離間可能に設け、この下部ローラー24の下方への移動(下部ローラー24が上部ローラー22から離間する方向への移動)を規制するようにストッパー26を設けるようにしてもよいし、これらを両方適用するようにしてもよい。
また、上述実施例では、水平方向に旋回可能となるように構成された工場の壁面の支柱12に基部側ビーム14が取り付けられていたが、図5に示すジブクレーン50のように、支柱12に水平方向に揺動可能なアーム52を取り付け、このアーム52を介して基部側ビーム14を支柱12に取り付けるようにしてもよい。
10,50…ジブクレーン
12…支柱
14…基部側ビーム
16…吊持部材
18…可動側ビーム
20…取付プレート
22…上部ローラー
24…下部ローラー
26…ストッパー
G…設置面
R…紐
C…チェーンブロック

Claims (1)

  1. 一端が支柱に取り付けられ、他端が該支柱の側方に向けて延びる長尺の基部側ビームと、前記基部側ビームに対してその長手方向にスライド可能、且つ、吊持状態で取り付けられている長尺の可動側ビームとを有し、前記可動側ビームにその長手方向にスライド可能に取り付けられるチェーンブロックによって重量物を運搬するようにしたジブクレーンであって、
    前記可動側ビームの両側面には、その長手方向に延びるリブがそれぞれ突設されており、
    前記基部側ビームには、前記可動側ビームの左右両側面に設けられているリブをそれぞれ上下両側から挟みこむ上下のローラーを有する吊持部材が、少なくとも2個、所定間隔を隔てて設けられており、
    前記吊持部材に設けられた上下のローラーのうち、少なくとも一方のローラーが他方のローラーに対して近接離間可能に取り付けられており、
    前記吊持部材には、前記上部ローラーの上方への移動或いは前記下部ローラーの下方への移動を規制するストッパーが取り付けられていることを特徴とするジブクレーン。


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