JP2011240220A - 複合酸化物触媒の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】Fe10SbiAaDdEeGgOx(SiO2)yで表される組成を有する触媒の製造方法であって、少なくとも、Fe、Sb、SiO2を混合して混合スラリーを調製し、この混合スラリーを加熱処理した後に、A元素を混合する工程を含み、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合が、触媒製造に使用する全A元素量に対し、モル分率で50%以下である複合酸化物触媒の製造方法。(式中、AはNi、Cu、Al、Mn、Pb、Sn、Cr、Co、Mg、Ca、Sr、Zn、Ba、Nb、Ag、Zr、Ga、In、Tl、Ti、Biからなる群より、DはV、Mo、Wからなる群より、EはP、As、B、Ge、Teからなる群より、GはLi、Na、K、Rb、Csからなる群より、各々選ばれた少なくとも一種の元素を表し、Fe=10のとき、i=3〜100、a=0.1〜20、d=0〜15、e=0〜20、g=0〜3、x=上記各成分が結合して生成する金属酸化物の酸素の数、y=10〜200である。)
【選択図】なし
Description
従来、酸化反応およびアンモ酸化反応に用いられる触媒に関しては多くの検討がなされ、これまでに種々の触媒が提案されている。
これらの触媒の改良検討も精力的に行われており、例えば、特許文献2〜11には鉄、アンチモンにテルル、バナジウム、タングステン、モリブデン、リン等を添加した触媒が開示されている。
さらに触媒調製法の改良によって目的生成物収率を向上させる検討も続けられている。例えば、特許文献12〜16にはアンチモンと多価金属化合物を含むスラリーのpHを調整する方法やスラリーを加熱処理する方法等が開示されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高収率で目的生成物を製造できる複合酸化物触媒の製造方法を提供することを目的とする。
Fe10SbiAaDdEeGgOx(SiO2)y ・・・(I)
本発明の複合酸化物触媒の製造方法(以下、「本発明の触媒製造方法」ということがある。)は、鉄、アンチモン、およびシリカを含有し、下記式(I)で表される組成を有する触媒の製造方法であって、少なくとも、鉄、アンチモン、およびシリカを混合して混合スラリーを調製し、この混合スラリーを加熱処理した後に、A元素を混合する工程を含み、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合が、触媒製造に使用する全A元素量に対し、モル分率で50%以下であることを特徴とする。
Fe10SbiAaDdEeGgOx(SiO2)y ・・・(I)
加熱処理前の混合スラリーを調製する際の触媒原料の混合条件および混合順序については制限を受けない。
加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、触媒製造に使用する全A元素量に対し、モル分率で50%以下であることが重要である。加熱処理前の混合スラリー中のA元素量の割合が、全A元素量に対しモル分率で50%以下であれば、高収率で目的生成物を製造できる触媒が得られる。高収率で目的生成物が製造されるメカニズムについては明らかではないが、加熱処理時の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合を制御することで、目的生成物を製造するのに有利な鉄−アンチモン結晶構造が得られることによるものと考えている。加熱処理前の混合スラリー中のA元素量の割合は、40%以下であることが好ましく、30%以下であることがより好ましい。
なお、本発明において「A元素量の割合」とは、触媒製造に使用する全てのA元素成分の原料に対する、加熱処理前の混合スラリーに含まれるA元素成分の原料の割合をモル分率に換算した値のことである。
鉄成分の原料としては、例えば、酸化第一鉄、酸化第二鉄、硝酸第一鉄、硝酸第二鉄、硫酸鉄、塩化鉄、鉄有機酸塩、および水酸化鉄等を用いることができるほか、金属鉄を加熱した硝酸に溶解して用いてもよい。
シリカゾルにおけるシリカ粒子の大きさは特に制限されないが、平均粒子径が2〜100nmであることが好ましく、5〜75nmであることがより好ましい。シリカゾルは、シリカ粒子の大きさが均一のものでもよく、数種類の大きさのシリカ粒子が混ざったものでもよい。また、平均粒子やpHなどの異なる複数種のシリカゾルを混合して用いてもよい。
なお、シリカ粒子の平均粒子径とは、BET法により、シリカ粒子の表面に吸着された窒素の吸着量から求めた値である。
加熱処理温度は、下限は、好ましくは80℃以上、より好ましくは85℃以上、さらに好ましくは90℃以上であり、上限は、特に制限はなく、120℃以下が好ましい。加熱処理温度の下限が80℃未満であると、目的生成物を製造するのに有利な鉄−アンチモン結晶相の生成が不十分となりやすく、目的生成物の収率が低下する場合がある。
加熱処理時間は、30分〜72時間の範囲で行うことができる。加熱処理時間が30分未満であると、目的生成物を製造するのに有利な鉄−アンチモン結晶相の生成が不十分となりやすく、加熱処理の効果が十分に得られない。一方、加熱処理時間が72時間を超えても、得られる効果は頭打ちとなる。
加熱処理時の圧力は、通常、常圧下で行うが、特に制限を受けず、必要であれば加圧下で加熱処理を行ってもよい。
複数種類のA元素成分の原料を使用する場合、加熱処理後の混合スラリーに別々に添加してもよいし、一緒に添加してもよい。A元素成分の原料は、原料のまま、直接、加熱処理後の混合スラリーに添加してもよいが、水などの液体に溶解後、溶液として添加するほうが好ましい。
なお、上記混合スラリー中には、必ずしも触媒を構成する全ての元素を含有している必要はなく、該混合スラリーに含有されていない元素成分の原料は後述する乾燥工程までに各工程で添加してもよく、乾燥後の触媒に含浸する等の方法により添加してもよい。
本発明の触媒製造方法により製造される複合酸化物触媒は、流動層触媒として用いるのが好適であり、その場合には噴霧乾燥により球状の粒子とすることが好ましい。噴霧乾燥の際には、加圧ノズル式、二流体ノズル式、回転円盤式などの噴霧乾燥器が用いられる。
上記の各温度が所定の範囲にない場合には、得られる触媒の活性や目的生成物の収率が低下したり、触媒のかさ密度、粒子強度等が低下したりする等の問題が生じる場合がある。
本発明においては、焼成を2回以上に分けて実施することが好ましい。焼成を2回以上に分けて行うことで、目的生成物収率がより向上しやすくなる。
最後に実施する焼成を最終焼成、最終焼成に先立って実施する焼成を仮焼成とすると、最終焼成の温度下限は、好ましくは550℃以上、より好ましくは570℃以上であり、上限は、好ましくは1100℃以下、より好ましくは1000℃以下である。温度が下限より低い場合には十分な触媒性能が発現せず、目的生成物収率が低下する場合がある。逆に上限より高い場合には目的生成物収率が低下したり、触媒の活性が過小となったりする場合がある。また、アンモ酸化反応おいてはアンモニア燃焼性が著しく増大し、アンモニア原単位が低下する場合があり好ましくない。
最終焼成および仮焼成には汎用の焼成炉を用いることができるが、ロータリーキルン、流動焼成炉等が特に好ましく用いられる。この際用いるガス雰囲気は、酸素を含んだ酸化性ガス雰囲気でも、例えば窒素等の不活性ガス雰囲気でも良いが、空気を用いるのが便利である。
触媒の平均粒径は、レーザ回折・散乱法により測定される値(平均メディアン径)である。
酸素源としては空気を用いるのが便利である。原料ガスは水蒸気、窒素、二酸化炭素等の不活性ガスや、飽和炭化水素等で希釈して用いてもよく、また、酸素濃度を高めて用いてもよい。
アンモ酸化反応の反応温度は370〜500℃、反応圧力は常圧から500kPaの範囲内が好ましい。
見掛けの接触時間は、0.1〜20秒であることが好ましい。
下記の実施例および比較例中の「部」は質量部を意味する。
なお、実施例および比較例で得られた触媒の組成は、触媒の製造に用いた各原料の仕込み量から求めた。
また、各例で得られた触媒の活性試験は、以下の手順で実施した。
触媒の活性を評価するため、下記の要領でプロピレンのアンモ酸化反応によるアクリロニトリルの製造を行った。
触媒流動部の内径が55mm、高さが2000mmである流動層反応器に、触媒と原料ガスの見掛け接触時間が表1の通りとなるように触媒を充填した。その際の接触時間は下記の式により求めた。
接触時間(秒)=見掛け嵩密度基準の触媒容積(mL)/反応条件に換算した供給原料ガス量(mL/秒)
反応生成物の定量にはガスクロマトグラフィーを用い、反応開始から4時間後のプロピレン転化率およびアクリロニトリル収率を求めた。その際のプロピレン転化率およびアクリロニトリル収率は下記の式により求めた。
プロピレン転化率(%)={(供給したプロピレンの炭素質量−未反応プロピレンの炭素質量)/供給したプロピレンの炭素質量}×100
アクリロニトリル収率(%)=(生成したアクリロニトリルの炭素質量/供給したプロピレンの炭素質量)×100
以下の手順にて触媒を製造した。
63質量%の硝酸4000部に、鉄粉末376.6部を溶解した。この溶液に純水3000部を攪拌しながら添加した。この溶液を60℃に加熱した後、30質量%シリカ6751.5部、三酸化アンチモン粉末1769.0部、純水200部にパラモリブデン酸アンモニウム83.3部を溶解したモリブデン溶液を順次添加し、混合スラリーを調製した。この加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で0%であった。
この混合スラリーに15質量%アンモニア水を添加して、pH2.2に調整し、得られた混合スラリーを還流下、98℃で4時間加熱処理を行った。
次いで、加熱処理後の混合スラリーを80℃まで冷却し、硝酸アルミニウム・9水和物101.2部、硝酸ニッケル・6水和物117.6部、硝酸銅・3水和物488.7部、硝酸セシウム6.57g、ホウ酸41.7部、テルル酸387.1部を順次添加した。この混合スラリーを、ホモジナイザーを用いて微粒化処理した。
微粒化処理後の混合スラリーを、噴霧乾燥器により乾燥空気の温度を乾燥器入口で330℃、乾燥器出口で160℃として噴霧乾燥し、球状の乾燥粒子を得た。次いで、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、450℃で2時間焼成し、最終的に流動焼成炉を用いて750℃で4時間流動焼成して触媒を得た。
得られた触媒について、活性試験を実施した。なお、得られた触媒の組成は、以下の通りであった。
Fe10Sb18Al0.4Ni0.6Cu3Mo0.7Te2.5B1Cs0.05Ox(SiO2)50
ここで、xは、記各成分が結合して生成する金属酸化物の酸素の数である。
実施例1において、硝酸アルミニウム・9水和物101.2部を、加熱処理後80℃まで冷却した混合スラリーに添加するのではなく、硝酸に鉄粉末を溶解し、さらに純水で希釈した後に添加した以外は、実施例1と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で10%であった。
実施例1において、硝酸ニッケル・6水和物117.6部を、硝酸アルミニウムの後に添加するのではなく、硝酸に鉄粉末を溶解し、さらに純水で希釈した後に添加した以外は、実施例1と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で15%であった。
実施例1において、硝酸アルミニウム・9水和物101.2部、および硝酸ニッケル・6水和物117.6部を、加熱処理後80℃まで冷却した混合スラリーに添加するのではなく、硝酸に鉄粉末を溶解し、さらに純水で希釈した後に添加した以外は、実施例1と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で25%であった。
以下の手順にて触媒を製造した。
攪拌している純水3000部に、63質量%の硝酸3000部を添加して硝酸溶液を調製した。この硝酸溶液を60℃に加熱後、硝酸第二鉄・9水和物2856.1部を添加し溶解させた。この溶液に、40質量%シリカ4778.4部、三酸化アンチモン粉末1906.4部、純水200部にパラモリブデン酸アンモニウム56.2部を溶解したモリブデン溶液、50質量%メタタングステン酸アンモニウム液180.3部を順次添加し、混合スラリーを調製した。この加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で0%であった。
この混合スラリーに15質量%アンモニア水を添加して、pH2.2に調整し、得られたスラリーを還流下、98℃で4時間加熱処理を行った。
次いで、加熱処理後の混合スラリーを80℃まで冷却し、硝酸ニッケル・6水和物6.17部、硝酸銅・3水和物85.4部、硝酸鉛46.8部、85質量%リン酸146.7部、テルル酸324.7部を順次添加した。この混合スラリーを、ホモジナイザーを用いて微粒化処理した。
微粒化処理後の混合スラリーを、噴霧乾燥器により乾燥空気の温度を乾燥器入口で330℃、乾燥器出口で160℃として噴霧乾燥し、球状の乾燥粒子を得た。次いで、得られた乾燥粒子を250℃で2時間、450℃で2時間焼成し、最終的に流動焼成炉を用いて800℃で4時間流動焼成して触媒を得た。
得られた触媒について、活性試験を実施した。なお、得られた触媒の組成は、以下の通りであった。
Fe10Sb18.5Ni0.03Cu0.5Pb0.2Mo0.45W0.55Te2P1.8Ox(SiO2)45
ここで、xは、記各成分が結合して生成する金属酸化物の酸素の数である。
実施例5において、硝酸ニッケル・6水和物6.17部を、加熱処理後80℃まで冷却した混合スラリーに添加するのではなく、メタタングステン酸アンモニウム液の後に、また、モリブデン溶液を、三酸化アンチモン粉末の後に添加するのではなく、加熱処理後80℃まで冷却した混合スラリーに、それぞれ添加した以外は、実施例5と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で4%であった。
実施例1において、硝酸銅・3水和物488.7部を、硝酸ニッケル・6水和物の後に添加するのではなく、硝酸に鉄粉末を溶解し、さらに純水で希釈した後に添加した以外は、実施例1と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で75%であった。
実施例1において、硝酸アルミニウム・9水和物101.2部、硝酸ニッケル・6水和物117.6部、および硝酸銅・3水和物488.7部を、加熱処理後80℃まで冷却した混合スラリーに添加するのではなく、硝酸に鉄粉末を溶解し、さらに純水で希釈した後に添加した以外は、実施例1と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で100%であった。
実施例5において、硝酸銅・3水和物85.4部を、硝酸ニッケル・6水和物の後に添加するのではなく、モリブデン溶液の後に、また、メタタングステン酸アンモニウム液180.3部を、モリブデン溶液の後に添加するのではなく、加熱処理後80℃までに冷却した混合スラリーに、それぞれ添加した以外は、実施例5と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で68%であった。
実施例5において、硝酸ニッケル・6水和物6.17部、硝酸銅・3水和物85.4部、および硝酸鉛46.8部を、加熱処理後80℃までに冷却した混合スラリーに順次添加するのではなく、硝酸第二鉄・9水和物の後に順次添加した以外は、実施例5と同様にして触媒を製造し、活性試験を実施した。
この触媒の製造において、加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合は、全A元素量に対しモル分率で100%であった。
一方、比較例1および2で得られた複合酸化物触媒は、実施例1、2、3、および4で得られた複合酸化物触媒と同じ組成であるにもかかわらず、実施例1、2、3、および4で得られた触媒と比較してアクリロニトリルの収率が低かった。
同様に、比較例3および4で得られた複合酸化物触媒は、実施例5および6で得られた複合酸化物触媒と同じ組成であるにもかかわらず、実施例5および6で得られた触媒と比較してアクリロニトリルの収率が低かった。
Claims (1)
- 鉄、アンチモン、およびシリカを含有し、下記式(I)で表される組成を有する触媒の製造方法であって、
少なくとも、鉄、アンチモン、およびシリカを混合して混合スラリーを調製し、この混合スラリーを加熱処理した後に、A元素を混合する工程を含み、
加熱処理前の混合スラリー内に含まれるA元素量の割合が、触媒製造に使用する全A元素量に対し、モル分率で50%以下であることを特徴とする複合酸化物触媒の製造方法。
Fe10SbiAaDdEeGgOx(SiO2)y ・・・(I)
(式中、Fe、Sb、およびSiO2はそれぞれ鉄、アンチモン、およびシリカを表し、Aはニッケル、銅、アルミニウム、マンガン、亜鉛、スズ、クロム、コバルト、マグネシウム、カルシウム、ストロンチウム、鉛、バリウム、ニオブ、銀、ジルコニウム、ガリウム、インジウム、タリウム、チタン、およびビスマスからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Dはバナジウム、モリブデン、およびタングステンからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Eはリン、ヒ素、ホウ素、ゲルマニウム、およびテルルからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Gはリチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、およびセシウムからなる群より選ばれた少なくとも一種の元素、Oは酸素を表し、i、a、d、e、g、x、およびyは各元素(シリカの場合はケイ素)の原子比を表し、Fe=10のとき、i=3〜100、a=0.1〜20、d=0〜15、e=0〜20、g=0〜3、x=上記各成分が結合して生成する金属酸化物の酸素の数、y=10〜200である。)
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