JP2011238446A - 放射線透視・撮影装置 - Google Patents
放射線透視・撮影装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011238446A JP2011238446A JP2010108297A JP2010108297A JP2011238446A JP 2011238446 A JP2011238446 A JP 2011238446A JP 2010108297 A JP2010108297 A JP 2010108297A JP 2010108297 A JP2010108297 A JP 2010108297A JP 2011238446 A JP2011238446 A JP 2011238446A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current
- pulse
- tube
- electrodes
- current flowing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明によれば、パルス発生の間に両極3a,3bに流れた電流を示すパルス平均電流bと管電流の設定値sとを比較することにより、両極3a,3b間に流れる電流をフィードバック制御するようになっている。パルス発生の間に両極3a,3bに流れた電流の量を平均電流時間積bで表すようにすれば、両極3a,3b間に流れる電流を正確に表した値を利用して両極3a,3b間に流れる電流の過不足を判定することができる。したがって、両極3a,3b間に流れる電流を正確にフィードバック制御することが可能となる。
【選択図】図1
Description
すなわち、従来のX線透視・撮影装置51によれば、パルスX線照射を行う場合に、両極間に流れる管電流を正確にフィードバック制御することができないという問題がある。パルス状にX線ビームを照射しようとすると、図9に示すように、X線管球53の両極に管電流が流れている期間と流れていない期間とが交互に表れることになる。具体的には、両極に管電流が流れていない状態から、まず、両極に管電流を流し始める必要がある。そして、一定時間の後、両極に管電流が流れている状態から、両極間に流れている管電流を止める必要がある。
すなわち、本発明に係る放射線透視・撮影装置は、パルス状の放射線を間欠的に照射することで透視・撮影を行う放射線透視・撮影装置において、電子を放出する陰極と、放出された電子が衝突することで放射線を発生させる陽極と、両極間に流れる電流を制御する電流制御手段と、両極の間の電圧を制御することで陽極から放射線を間欠的に発生させる電圧制御手段と、両極間に流れる電流を検出して実測値を出力する電流検出手段と、両極間に流れる電流の設定値を記憶する設定値記憶手段とを備え、電流制御手段は、パルス発生の間に両極に流れた電流を示す近似値と設定値とを比較することにより、両極間に流れる電流をフィードバック制御することを特徴とするものである。
図1は、実施例1に係るX線照射に関係する各部を説明する機能ブロック図である。実施例1に係るX線透視・撮影装置1は、X線を照射するX線管3と、X線管3に電流を供給する目的で設けられた各部10,11,12,13,14と、X線管3を制御する目的で設けられた各部15,16,17,18,19,20,25とを備えている。
図3は、実施例1に係るX線透視・撮影装置1の全体構成を示す機能ブロック図である。図3に示すように、実施例1に係るX線透視・撮影装置1は、被検体Mを載置する天板2と、天板2の下部に設けられたイメージセンサを備えるFPD4と、天板2の上部に設けられたコーン状のX線ビームをFPD4に向けて照射するX線管3と、X線管3の管電圧を制御するX線管制御部6と、FPD4から出力される信号から透視画像を生成する画像生成部31と、透視画像を表示する表示部32と、術者の指示を入力させる操作卓33を備えている。X線管制御部6は、上述の各部16,17,18,19,20,25を1つにして表現したものである。FPD4は、本発明の放射線検出手段に相当し、画像生成部31は、本発明の画像生成手段に相当する。
次に、X線透視・撮影装置1の動作について説明する。図4は、実施例1に係るX線透視・撮影装置1の動作について説明するフローチャートである。X線透視・撮影装置1で被検体Mの画像を取得するには、まず、被検体Mが天板2に載置され(被検体載置ステップS1),X線照射のモードが選択される(モード選択ステップS2)。そして、X線透視・撮影の開始の指示がなされ(X線照射開始ステップS3),パルス平均電流bが算出される(パルス平均電流算出ステップS4)。続いて、パルス平均電流bと管電流の設定値sとの比較が行われ(比較ステップS5),管電流がフィードバック制御される(管電流調節ステップS6)。以降、これらの各ステップについて順を追って説明する。
まず、被検体Mが天板2に載置される。そして、術者は、操作卓33を通じて、X線照射のモードを選択する。術者は、X線管3から一定の強さのX線を照射しながら透視・撮影を行う連続X線照射と、X線管3からパルス状の放射線ビームを照射しながら透視・撮影を行うパルスX線照射のいずれかのモードを選択する。また、術者は、モード選択と同時に、X線透視・撮影を行う際のX線管3の管電流、管電圧、パルス幅、パルス間隔等のX線管制御に関する各種パラメータを設定できるようになっている。
術者が操作卓33を通じて、X線透視・撮影の開始を指示すると、主制御部41は、記憶部34に記憶されている管電流の設定値s,管電圧の設定値を読み出して、管電流制御部19に送出する。管電流制御部19は、管電流の設定値s,管電圧の設定値を基に、記憶部34に記憶されている管電流、管電圧、加熱用電流とが関連した関連テーブルTを参照して、加熱電流制御部20を制御するにふさわしい加熱電流を読み出す。
管電流検出部16は、管電流の実測値aを管電流積分部17に送出する。管電流積分部17は、管電流の実測値aを時間で積分して、管電流時間積Gを、パルスごとに求める。従って、管電流時間積Gは、1回分のパルスが照射された間に両極3a,3bに流れた総電流を示している。この管電流時間積Gの算出方法について説明する。まず、管電流の実測値を時間によって変化する変数であるものとしてa(t)として表し、そして、図5における時点t0から時点t1までに発生している1つのパルスについての管電流時間積をG0とすると、管電流時間積G0は次のように表せる。管電流時間積Gは、本発明の電流時間積に相当する。
管電流制御部19は、モード切替部18から送出された値と記憶部34に記憶されている管電流の設定値sとを比較して、パルス平均電流bが管電流の設定値sよりも大きい場合、フィラメント3aに流れる加熱電流を減少させるようにフィラメント加熱用インバータ12を制御する。また、パルス平均電流bが管電流の設定値sよりも小さい場合、フィラメント3aに流れる加熱電流を増加させるようにフィラメント加熱用インバータ12を制御する。この様にして、管電流制御部19は、フィラメント加熱用インバータ12を通じて両極3a,3b間に流れる管電流を制御する。
b パルス平均電流(近似値)
s 管電流の設定値(設定値)
G 管電流時間積(電流時間積)
3a フィラメント(陰極)
3b 回転陽極(陽極)
4 FPD(放射線検出手段)
12 フィラメント加熱用インバータ(陰極加熱手段)
15 管電圧制御部(電圧制御手段)
16 管電流検出部(電流検出手段)
17 管電流積分部(近似値取得手段)
19 管電流制御部(電流制御手段)
31 画像生成部(画像生成手段)
34 記憶部(設定値記憶手段)
Claims (6)
- パルス状の放射線を間欠的に照射することで透視・撮影を行う放射線透視・撮影装置において、
電子を放出する陰極と、
放出された電子が衝突することで放射線を発生させる陽極と、
両極間に流れる電流を制御する電流制御手段と、
前記両極の間の電圧を制御することで前記陽極から放射線を間欠的に発生させる電圧制御手段と、
前記両極間に流れる電流を検出して実測値を出力する電流検出手段と、
前記両極間に流れる電流の設定値を記憶する設定値記憶手段とを備え、
前記電流制御手段は、パルス発生の間に前記両極に流れた電流を示す近似値と前記設定値とを比較することにより、前記両極間に流れる電流をフィードバック制御することを特徴とする放射線透視・撮影装置。 - 請求項1に記載の放射線透視・撮影装置において、
前記電流制御手段が比較に用いる前記近似値は、1回分のパルスが照射された間に前記両極に流れた電流を示していることを特徴とする放射線透視・撮影装置。 - 請求項1または請求項2に記載の放射線透視・撮影装置において、
パルス発生の間に前記両極に流れた電流の前記実測値を積分して電流時間積を算出し、前記電流時間積を基に前記近似値を取得する近似値取得手段を更に備えることを特徴とする放射線透視・撮影装置。 - 請求項3に記載の放射線透視・撮影装置において、
前記近似値取得手段は、前記電流時間積をパルスから次のパルスまでの時間で除した値を前記近似値とし、
前記電流制御手段が比較に用いる前記設定値は、各パルスごとの両極間に流れる電流の平均値を示していることを特徴とする放射線透視・撮影装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の放射線透視・撮影装置において、
前記陰極を加熱する陰極加熱手段を更に備え、
前記電流制御手段は、前記陰極加熱手段を制御することにより前記両極間に流れる電流を制御することを特徴とする放射線透視・撮影装置。 - 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の放射線透視・撮影装置において、
放射線を検出する放射線検出手段と、
前記放射線検出手段から出力された検出信号を基に画像を生成する画像生成手段とを備えることを特徴とする放射線透視・撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010108297A JP5604965B2 (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 放射線透視・撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010108297A JP5604965B2 (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 放射線透視・撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011238446A true JP2011238446A (ja) | 2011-11-24 |
JP5604965B2 JP5604965B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=45326215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010108297A Active JP5604965B2 (ja) | 2010-05-10 | 2010-05-10 | 放射線透視・撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5604965B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104302081A (zh) * | 2014-09-24 | 2015-01-21 | 沈阳东软医疗系统有限公司 | 一种ct球管中灯丝电流的控制方法和设备 |
US10307126B2 (en) | 2014-09-11 | 2019-06-04 | Shenyang Neusoft Medical Systems Co., Ltd. | Computed tomography perfusion imaging |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6142900A (ja) * | 1984-08-01 | 1986-03-01 | Hitachi Medical Corp | X線発生装置 |
JPH0193098A (ja) * | 1987-10-02 | 1989-04-12 | Hitachi Medical Corp | パルスx線発生装置 |
JPH04329934A (ja) * | 1990-04-06 | 1992-11-18 | General Electric Co <Ge> | ビデオ画像輝度制御回路 |
JPH07201491A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Shimadzu Corp | X線テレビジョン装置 |
-
2010
- 2010-05-10 JP JP2010108297A patent/JP5604965B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6142900A (ja) * | 1984-08-01 | 1986-03-01 | Hitachi Medical Corp | X線発生装置 |
JPH0193098A (ja) * | 1987-10-02 | 1989-04-12 | Hitachi Medical Corp | パルスx線発生装置 |
JPH04329934A (ja) * | 1990-04-06 | 1992-11-18 | General Electric Co <Ge> | ビデオ画像輝度制御回路 |
JPH07201491A (ja) * | 1993-12-28 | 1995-08-04 | Shimadzu Corp | X線テレビジョン装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10307126B2 (en) | 2014-09-11 | 2019-06-04 | Shenyang Neusoft Medical Systems Co., Ltd. | Computed tomography perfusion imaging |
CN104302081A (zh) * | 2014-09-24 | 2015-01-21 | 沈阳东软医疗系统有限公司 | 一种ct球管中灯丝电流的控制方法和设备 |
US9974153B2 (en) | 2014-09-24 | 2018-05-15 | Shenyang Neusoft Medical Systems Co., Ltd. | Controlling filament current of computed tomography tube |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5604965B2 (ja) | 2014-10-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6977989B2 (en) | Method and device for X-ray exposure control | |
US9992855B2 (en) | Energy imaging with controlled rise and fall times | |
JP6057020B2 (ja) | 放射線断層撮影装置 | |
US9125619B2 (en) | Radiographic examination apparatus and method for the same | |
US9517043B2 (en) | Multi-source radiation generator and radiography system | |
US20110150187A1 (en) | Apparatus and method for calibrating an x-ray tube | |
JP2011104154A (ja) | 放射線撮影装置 | |
JP2007105345A (ja) | X線画像診断装置 | |
JP2007319575A (ja) | X線断層撮影装置 | |
JP5931394B2 (ja) | X線診断装置及び線量分布データ生成方法 | |
JP5604965B2 (ja) | 放射線透視・撮影装置 | |
JPWO2015004732A1 (ja) | X線管装置およびフィラメントの調整方法 | |
CN113100792A (zh) | 用于x射线成像的系统和方法 | |
JP2015104527A (ja) | コリメータおよびそれを備えた放射線撮影装置 | |
JP2008108440A (ja) | X線高電圧装置およびx線高電圧装置を含むx線診断装置 | |
JP2004275334A (ja) | X線ctによる骨密度評価器具とそれを用いた骨密度評価システム | |
WO2010122602A1 (ja) | 高電圧装置、およびそれを備えた放射線源、放射線透視撮影装置 | |
JP5708827B2 (ja) | 放射線撮影装置 | |
JP2008125610A (ja) | X線透視撮影装置 | |
JP6236926B2 (ja) | フィラメントの調整方法およびx線管装置 | |
JP2017016772A (ja) | X線発生装置及びx線撮影システム | |
JP4976880B2 (ja) | X線装置およびx線画像作成方法 | |
JP2012109127A (ja) | X線検査装置 | |
JP2009289579A (ja) | パルス透視モードを備えたx線装置 | |
JP5392111B2 (ja) | X線透視撮影装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121114 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131217 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140214 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140729 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140811 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5604965 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |