JP2011238121A - 不快度推定装置及び不快度推定プログラム - Google Patents

不快度推定装置及び不快度推定プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】頻繁な輝度値変化によって視聴者が感じる不快度を輝度値に基づいて客観的に推定することが可能な不快度推定装置を提供する。
【解決手段】不快度推定装置1は、ブロック輝度値を算出するブロック輝度値算出部10と、ブロック輝度値に基づいて輝度反転回数を計測するブロック別輝度反転回数計測部30と、輝度反転回数に基づいてブロック別不快度を算出するブロック別不快度算出部40と、ブロック別不快度に基づいて不快度を算出する不快度算出部50と、今回の不快度に、定数が乗じられた前回の不快度を加算することによって不快度を補正する不快度補正部60と、を備え、ブロック別輝度反転回数計測部30は、1回の輝度反転に至るまでのブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごとに、輝度反転回数を計測し、ブロック別不快度算出部40は、計測された複数の輝度反転回数に基づいてブロック別不快度を算出する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、映像の不快度を推定する不快度推定装置及び不快度推定プログラムに関する。
家庭で放送、録画映像、パーソナルコンピュータ映像等を視聴する際のディスプレイが大画面化するのに伴い、点滅等の頻繁な輝度値変化が広い面積で発生している映像によって誘発される不快感が増大する傾向があり、場合によっては視聴者が光感受性発作等を起こして健康被害に至る例もある。公共放送及び民間放送連盟加盟放送局から放送される映像では、このような健康被害を予防するために、ITU-RのBT.1702で勧告化された「Guidance for the reduction of photosensitive epileptic seizures caused by television」に準拠した「アニメーション等の映像手法に関するガイドライン」に則って、生放送や速報性の高いニュース番組を除き、最大輝度値の10%を超える輝度値差を伴う輝度反転が1秒間に7回以上生じている面積が全画面の25%を超えることが無いように制限をかけている。
映像がこの規準を満たしているかどうかを判定する装置は、国内外において多数発表及び販売されているが、それらはいずれも、前記した条件を超えることで光感受性発作に至る可能性の高い危険な映像を検出するだけであり、たとえば「全画面で輝度差が9.99%の輝度反転が1秒間に30回生じている映像」は「安全」であると判定されるが、「危険」であると判定される「全画面の25.11%の部分で輝度差が10.1%の輝度反転が1秒間に7回生じている映像」よりも遥かに視聴者の不快感の大きさ(不快度)は高いということが起きる。
このような事象を緩和するために、光点滅映像解析装置として全世界の放送局等で最も使用されていて、実質的に国際標準装置となっている英国CRS社製「Harding FPA」では、映像の「危険度」をフレーム単位で表示し、「危険」と判定されなくても「注意」を発する機能が実装されているが、前記2例の映像の「危険度」に関しては、後者が「危険」、前者が「危険」に達しない「注意」と判定されることに変わりない。
特許文献1には、一歩進んで、輝度反転が1秒間に7回以上生じている輝度差の大きさとその面積の組み合わせにより「危険度」を判定する手法が開示されている。
特開2007−193192号公報
しかし、特許文献1に記載された手法においても、輝度反転の輝度差と面積が同じであれば、1秒間の輝度反転回数は7回でも30回でも同じ「危険度」となるため、視聴者の「不快度」とはかけ離れたものとなっている。
本発明は、前記した事情に鑑みて創案されたものであり、頻繁な輝度値変化によって視聴者が感じる不快度を輝度値に基づいて客観的に推定することが可能な不快度推定装置及び不快度推定プログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の不快度推定装置は、映像における輝度反転回数に基づいて不快度を推定する不快度推定装置であって、ブロック輝度値算出部と、ブロック別輝度反転回数計測部と、ブロック別不快度算出部と、不快度算出部と、不快度補正部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成により、不快度推定装置は、ブロック輝度値算出部によって、前記映像に含まれる画像のブロックごとの輝度値であるブロック輝度値を算出し、ブロック別輝度反転回数計測部によって、前記ブロック輝度値に基づいて、前記ブロックのそれぞれにおける所定時間内の輝度反転回数を計測する。
そして、不快度推定装置は、ブロック別不快度算出部によって、前記輝度反転回数に基づいて、輝度反転回数が多いほど大きくなるように、前記ブロックのそれぞれにおけるブロック別不快度を算出し、不快度算出部によって、前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって、前記不快度を算出する。
さらに、不快度推定装置は、ブロック別輝度反転回数計測部によって、1回の輝度反転に至るまでの前記ブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごとに、前記輝度反転回数を計測し、ブロック別不快度算出部によって、複数の前記輝度反転回数に基づいて、前記ブロック別不快度を算出する。この不快度推定装置では、より視聴者の主観的評価に近い不快度を推定することができる。
また、不快度推定装置は、不快度補正部によって、前回の前記不快度が大きいほど今回の前記不快度が大きくなるように今回の前記不快度を補正する。この不快度推定装置では、輝度反転が長時間継続する場合の蓄積効果を反映した不快度を出力することができる。また、この不快度推定装置では、視聴者の生理的指標によらず、輝度反転回数に基づいて不快度を客観的に推定することができる。
本発明の不快度推定装置は、動きベクトル検出部をさらに備える構成であってもよい。かかる構成により、不快度推定装置は、動きベクトル検出部によって、算出された前記ブロック輝度値に基づいて、映像における被写体の動きベクトルを検出し、ブロック別輝度反転回数計測部によって、前記動きベクトルに基づいて前記ブロックの位置を補正して当該ブロックにおける前記輝度反転回数を計測する。この不快度推定装置では、画面中の被写体の移動に応じた不快度を推定することができる。
また、本発明の不快度推定装置において、前記ブロック別不快度算出部は、計測された複数の前記輝度反転回数ごとに前記ブロック別不快度を算出し、算出された前記ブロック別不快度のうち、最大値を前記ブロック別不快度として前記不快度算出部へ出力する構成であってもよい。
また、本発明の不快度推定装置において、不快度補正部は、前回の前記不快度に0よりも大きく1よりも小さい定数を乗じ、今回の前記不快度に、定数が乗じられた前回の前記不快度を加算することによって、補正後の今回の前記不快度を得る構成であってもよい。
また、本発明は、コンピュータを前記した不快度推定装置として機能させる不快度推定プログラムとしても具現化可能である。
本発明によれば、頻繁な輝度値変化によって視聴者が感じる不快度を輝度値に基づいて客観的に推定することができる。
本発明の実施形態に係る不快度推定装置を示すブロック図である。 ブロック輝度値の経時変化の一例を示すグラフである。 輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比(又は、100%白の輝度値に対する輝度反転における最小輝度値の比)、及び、当該比の範囲内の輝度反転回数と、ブロック別不快度と、の関係性を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る不快度推定装置1は、機能部として、ブロック輝度値算出部10と、動きベクトル検出部20と、ブロック別輝度反転回数計測部30と、ブロック別不快度算出部40と、不快度算出部50と、不快度補正部60と、を備える。
<ブロック輝度値算出部>
ブロック輝度値算出部10は、映像信号を取得し、取得された映像信号に基づいて、画像を所定サイズごとに分割したブロックごとの輝度値であるブロック輝度値を算出する。本実施形態では、ブロック輝度値算出部10は、標準観視条件において、人間の視覚系において輝度変化に敏感な空間周波数の半周期に近い縦横の幅(縦横ともに6〜9画素程度)となるように、ブロックのサイズを設定している。ここで、標準観視条件とは、例えば、ハイビジョン映像の場合において、画面の高さの3倍の距離から視聴するような視聴条件のことを言う。本実施形態において、ブロック輝度値算出部10は、画素輝度値決定部11と、ブロック輝度値決定部12と、を備える。
画素輝度値決定部11は、取得された映像信号に含まれるRGB値に基づいて、画素ごとの輝度値である画素輝度値Yを決定し、決定結果をブロック輝度値決定部12へ出力する。映像信号においてRGB方式が採用されている場合には、画素輝度値Yは、映像信号に含まれる一画素のR値(0〜255)、G値(0〜255)及びB値(0〜255)を用いて、以下のように表される(ハイビジョン映像の場合)。
Y=0.212・R+0.701・G+0.087・B
ブロック輝度値決定部12は、画素輝度値決定部11から出力された画素輝度値Yを取得し、取得された画素輝度値Yに基づいて、ブロックごとの輝度値であるブロック輝度値を決定し、決定結果を動きベクトル検出部20及びブロック別輝度反転回数計測部30へ出力する。本実施形態において、ブロック輝度値決定部12は、ブロックに含まれる画素の画素輝度値Yの平均値(例えば、相加平均値)を算出することによって、当該平均値をブロック画素値として決定する。なお、ブロック輝度値算出部10によるブロック輝度値の算出手法は、前記したものに限定されず、例えば、ブロックの中心画素の画素輝度値Yをブロック輝度値として採用する構成であってもよい。
<動きベクトル検出部>
動きベクトル検出部20は、ブロック輝度値決定部12から出力されたブロック輝度値に基づいて、映像における被写体の動きベクトルを検出するものであり、動きベクトルを検出すべきブロックを中央付近に含む所定サイズ(例えば、8×8〜16×16ブロック)の画像領域において、ブロックマッチングを用いて、直流分(所定サイズ分のブロックの平均輝度)を除去したブロック輝度値のフレーム間差分の合計(絶対値和又は自乗和)が最小となるブロックの移動量及び移動方向、すなわち、動きベクトルを算出する。動きベクトルの探索範囲は、縦横両方向に関して、視覚系で十分に追従可能な範囲(画面高の1/10〜1/5程度)に設定される。
動きベクトル検出部20は、動きベクトルの単位を、1ブロック刻みに設定して動きベクトルを検出する。なお、動きベクトルの単位を1/2ブロック、1/4ブロック刻みと小さく設定するほど、後に輝度反転回数を計測する際のブロック輝度値の変化をより正確に算出することができる。しかし、動きベクトル検出部20による計算量は、動きベクトルの単位の逆数の自乗に比例するので、動きベクトルの単位は、動きベクトル検出部20の処理能力に合わせて設定されることが望ましい。なお、動きベクトルの単位が大きく設定された場合には、ブロック輝度値の変化がより大きく計測されることによって不快度がより大きく推定されることになるため、フェイルセーフが成立する。
<ブロック別輝度反転回数計測部>
ブロック別輝度反転回数計測部30は、ブロック輝度値算出部10から出力されたブロック輝度値を取得し、取得されたブロック輝度値に基づいて、各ブロックにおける所定時間(例えば、1秒間)内の輝度反転回数を計測し、計測結果をブロック別不快度算出部40へ出力するものであり、本実施形態では、1回の輝度反転に至るまでのブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごとに、輝度反転回数を計測する(かかる計測手法に関しては、後に詳細に説明する)。また、ブロック別輝度反転回数計測部30は、動きベクトル検出部20から出力された動きベクトルを取得し、取得された動きベクトルに基づいて、映像に含まれる被写体のフレーム間における移動に追従するように、画像におけるブロックの位置を補正し、補正後のブロックの位置におけるブロック輝度値に基づいて当該ブロックにおける輝度反転回数を計測する。
本実施形態において、ブロック別輝度反転回数計測部30は、ブロックごとのユニットとして、動きベクトル記憶部31a及びブロック別輝度反転回数決定部32aと、動きベクトル記憶部31b及びブロック別輝度反転回数決定部32bと、・・・、動きベクトル記憶部31n及びブロック別輝度反転回数決定部32nと、を備える。
動きベクトル記憶部31a(31b,・・・,31n)は、該当ブロックの動きベクトルを1秒間のフレーム数分だけ記憶し、記憶された動きベクトルをブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)へ出力するシフトレジスタである。
ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、動きベクトル記憶部31a(31b,・・・,31n)から出力された動きベクトルに基づいて、最初のブロックに含まれる被写体がフレーム間において画面内で移動する場合に当該被写体を追従するようにブロックの位置を補正し、補正されたブロックにおいて、該当ブロックの輝度反転回数を決定する。このようにすることで、画面中の被写体の移動に応じたブロック別不快度を得ることができる。
本実施形態において、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、1回の輝度反転に至るまでのブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごと、より詳細には、輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比が、0.040未満、0.040以上0.049未満、0.049以上0.060未満、・・・、0.669以上0.818未満、0.0818以上となる輝度反転回数をそれぞれ計測し、計測結果をブロック別不快度算出部40へ出力する。ここで、輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比は、1.2倍刻みに設定されているが、これは、輝度値変化の回数及び面積が同じで絵柄も同じである映像に対する主観評価実験において、評定者が同じ不快度と感じる輝度値差は、評定するたびに変動し、評定者ごとの±σ(σは標準偏差)の範囲は、バラツキの最も小さい評定者で±20%、バラツキの最も大きい評定者で±80%となったことに基づく措置である。
また、ブロック輝度値の最大値と最小値との差ではなく比を用いたのは、主観評価実験において、ブロック輝度値の最大値が100%白の場合の輝度値の1/3以上となる映像においては、比を用いた方が不快度との相関が高くなることが示されたことに基づく措置である。
以上の事項に鑑みて、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、0.040,0.049,0.060,0.074,0.090,0.110,0.134,0.164,0.200,0.245,0.300,0.366,0.448,0.547,0.669,0.818といった等比数列に基づいて輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比の範囲を設定し、当該範囲ごとに輝度反転回数を決定する。
また、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、100%白の輝度値に対する輝度反転における最小輝度値の比が、0.040未満、0.040以上〜0.049未満、0.049以上〜0.060未満、・・・、0.669以上〜0.818未満、0.0818以上〜となる輝度反転回数をそれぞれ計測し、計測結果をブロック別不快度算出部40へ出力する。これは、主観評価実験において、輝度反転における最大輝度値が100%白の輝度値の1/4以下となる場合には、比が大きくても不快度が最大値に達することがないことが示されたことに基づく措置である。
ここで、輝度反転回数のカウント手法について、図2を参照して説明する。図2は、ブロック輝度値の経時変化の一例を示すグラフである。図2に示すように、ブロック輝度値yは、時刻t,t,tにおいて輝度反転を行っているものとする。
例えば、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、時刻tの輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比を算出する。この場合の比は、時刻tにおけるブロック輝度値yと、時刻tにおけるブロック輝度値yと、を用いて、y/yと表される。また、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、時刻tの輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比を算出する。この場合の比は、時刻tにおけるブロック輝度値yと、時刻tにおけるブロック輝度値yと、を用いて、y/yと表される。
さらに、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、時刻tの輝度反転における100%白の輝度値に対する最小輝度値の比を算出する。この場合の比は、100%白の輝度値yMAXと、時刻tにおけるブロック輝度値yと、を用いて、y/yMAXと表される。また、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、時刻tの輝度反転における100%白の輝度値に対する最小輝度値の比を算出する。この場合の比は、100%白の輝度値yMAXと、時刻tにおけるブロック輝度値yと、を用いて、y/yMAXと表される。
ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)は、前記した手法に基づいて、輝度反転ごとに各比を算出し、比の範囲ごとの輝度反転回数をカウントすることができる。
<ブロック別不快度算出部>
図1に戻り、ブロック別不快度算出部40は、ブロック別輝度反転回数計測部30から出力されたブロック別輝度反転回数を取得し、取得されたブロック別輝度反転回数に基づいて、輝度反転回数が多いほど大きくなるように、ブロック別の不快度であるブロック別不快度を算出し、算出結果を不快度算出部50へ出力する。本実施形態において、ブロック別不快度算出部40は、ブロック別不快度決定部41a,41b,・・・41nと、記憶部42と、を備える。
ブロック別不快度決定部41a(41b,・・・,41n)は、ブロック別輝度反転回数決定部32a(32b,・・・,32n)から出力されたブロック別反転回数を取得し、取得されたブロック別輝度反転回数を用いて記憶部42を参照し、ブロック別不快度を決定し、決定結果を不快度算出部50へ出力する。
ここで、ブロック別不快度決定部41a(41b,・・・,41n)によるブロック別不快度の決定手法について、図3を参照して説明する。図3は、輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比(又は、100%白の輝度値に対する輝度反転における最小輝度値の比)、及び、当該比の範囲内の輝度反転回数と、ブロック別不快度と、の関係性を説明するための図である。
図3において、○印は、輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比を用いた場合のブロック別不快度の一例を示しており、△印は、100%白の輝度値に対する輝度反転における最小輝度値の比を用いた場合のブロック別不快度の一例を示している。
ブロック別不快度決定部41aは、輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比を用いた場合のブロック別不快度として、その最大値(図3において、0.164以上0.020未満の輝度反転回数3回の場合の「4」)を、輝度反転における最大輝度値に対する最小輝度値の比を用いた場合のブロック別不快度aとして決定する。
また、ブロック別不快度決定部41aは、100%白の輝度値に対する輝度反転における輝度最小値の比を用いた場合のブロック別不快度として、その最大値(図3において、0.134以上0.164未満の輝度反転回数2回等の場合の「2」)を、100%白の輝度値に対する輝度反転における最小輝度値の比を用いた場合のブロック別不快度bとして決定する。
そして、ブロック別不快度決定部41aは、決定された各種ブロック別不快度a,bに基づいて、該当ブロックのブロック別不快度cを決定する。
=k・a+(1−k)・b
(ただし、0<k<1)
本実施形態では、ブロック別不快度決定部41aは、k=0.5としてブロック別不快度cを算出することにより、ブロック別不快度cの推定誤差を最小とすることができる。
他のブロック別不快度決定部41b,・・・,41nも、ブロック別不快度決定部41aと同様に、ブロック別不快度c,・・・cを決定する。
なお、図3のブロック別不快度は、該当ブロックと同じ輝度値変化が画面全体(全画素)で発生した場合の不快度の相当するものであり、0(最小)〜15(最大)の16段階に設定されている。これは、主観評価実験において、輝度値変化の輝度の比、輝度反転回数、面積が同じで絵柄も同じ映像に対する各評定者の不快度の評定値が評定するごとに変動し、全く不快でない状態を0、不快度が最大である状態を100としたときの評定者ごとの評定値の±σ(σは標準偏差)の範囲が、バラツキの最も小さな評定者で±3.2、バラツキの最も大きな評定者で±13となり、全評定者の自乗幾何平均の平方根が±6.5であることから、図3の不快度の刻みを16段階にすれば不快度を十分に判定することができることに基づく措置である。不快度を0〜15の16段階とした場合、主観評価実験で「不快」に達する全評定者の平均閾値は8程度であり、評定者の違いによる閾値のバラツキの標準偏差は1程度である。したがって、「不快」と判定する閾値を6とすれば、不快度がそれ未満の映像に対しては、95%以上の視聴者にとって「不快には至らない」といえる。
<不快度算出部>
不快度算出部50は、ブロック別不快度決定部41a,41b,・・・41nから出力されたブロック別不快度c(c,c,・・・c)を取得し、取得されたブロック別不快度cを非線形加算することによって、非線形和である不快度dを算出し、算出結果を不快度補正部60へ出力する。
d={Σ(cγ1/γ
すなわち、不快度算出部50は、ブロック別不快度c〜cをそれぞれγ乗したものを全て加算し、その1/γ乗を算出することよって、不快度dを得る。ここで、不快度dは、γ=1の場合には、振幅和となり、γ=2の場合には、エネルギー和となる。本実施形態において、不快度算出部50は、γ=2として不快度dを算出する。これは、主観評価実験において、同じ輝度値変化の面積を4倍とすると不快度が約2倍となり、不快度dの推定誤差が最小となることが示されていることに基づく措置である。本実施形態において、不快度算出部50は、不快度dを1秒ごとに繰り返し算出して不快度補正部60へ出力する。
<不快度補正部>
不快度補正部60は、前回の(1秒前の)不快度d(以下、前回の不快度dとする)が大きいほど今回の不快度d(以下、今回の不快度dm+1とする)が大きくなるように今回の不快度dm+1を補正することによって、補正後の不快度eを算出する。本実施形態において、不快度算出部60は、加算部61と、記憶部62と、乗算部63と、を備える。
加算部61は、不快度算出部50から出力された前回の不快度dを取得し、取得された前回の不快度dを記憶部52へ出力する。
記憶部62は、加算部61から出力された前回の不快度dを、1個だけ記憶し、記憶された前回の不快度dを乗算部63へ出力するシフトレジスタである。
乗算部63は、記憶部62から出力された前回の不快度dを取得し、取得された前回の不快度dに定数p(0<p<1)を乗じ、算出結果のp・dを加算部61へ出力する。この定数pは、輝度値変化が長時間継続する場合における不快度の蓄積効果を表すものであり、不快度の推定誤差を最小とするには、p=0.05〜0.10程度とすることが望ましい。
そして、加算部61は、不快度算出部50から出力された今回の不快度dm+1を取得し、今回の不快度dm+1に、定数が乗じられた前回の不快度p・dを加算することによって、補正後の不快度eを算出し、算出された不快度eをディスプレイ、スピーカ等の外部装置(不快度eを利用者へ通知する通知部)へ出力するとともに、新たな前回の不快度として記憶部62へ出力する。
e=dm+1+p・d
かかる加算部61は、ブロック別輝度反転回数計測部30による計測のタイミングである1[秒]ごとに補正後の不快度eを算出して出力する。
本発明の実施形態に係る不快度推定装置1は、頻繁な輝度値変化によって引き起こされる不快度eを客観的に推定することができる。より詳細には、ブロック別輝度反転回数計測部30が、1回の輝度反転に至るまでのブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごとに輝度反転回数を計測し、ブロック別不快度算出部40が、複数の輝度反転回数に基づいてブロック別不快度c〜cを算出するので、より視聴者の主観的評価に近い不快度eを推定することができる。また、推定された不快度eは、映像コンテンツ製作者が画面動揺を低減するような映像修正を施す際に、映像修正の度合いの指標として使用可能である。
すなわち、不快度推定装置1は、映像コンテンツ制作者によって制作段階で用いられる場合には、映像の良否の判定、映像に含まれる輝度反転における輝度値変化、回数及び面積をどの程度まで抑制すべきかの目標設定等に好適な不快度eを映像コンテンツ製作者に提示することができるので、制作に要する時間、労力及びコストの削減が図られるだけでなく、供給される映像コンテンツの安全性及び快適性も高められる。
また、不快度推定装置1は、映像の視聴者側で用いられる場合には、輝度反転に関して安全、快適であることを保証せずに制作、流通された映像に対して、視聴前又は視聴中の表示直前に不快度eを推定してディスプレイ又はスピーカへ出力することによって、視聴時に警告を発することができるので、輝度反転による健康被害及び不快感の誘発を防止することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について実施形態を参照して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、本発明は、コンピュータを前記不快度推定装置1として機能させる不快度推定プログラムとして具現化することも可能である。また、不快度算出部60によって算出された不快度eが閾値を超えた場合に、映像が不快な輝度反転が含まれていると判定し、判定結果をディスプレイ等の外部装置へ出力する判定部をさらに備える構成であってもよい。ブロック別不快度決定部41a(41b,・・・41n)は、ブロック別不快度b(b,・・・,b)を決定せずにブロック別不快度a(a,・・・,a)のみを決定して不快度算出部50へ出力する構成であってもよい。
1 不快度推定装置
10 ブロック輝度値算出部
20 動きベクトル検出部
30 ブロック別輝度反転回数計測部
40 ブロック別不快度算出部
50 不快度算出部
60 不快度補正部

Claims (5)

  1. 映像における輝度反転回数に基づいて不快度を推定する不快度推定装置であって、
    前記映像に含まれる画像のブロックごとの輝度値であるブロック輝度値を算出するブロック輝度値算出部と、
    算出された前記ブロック輝度値に基づいて、前記ブロックのそれぞれにおける所定時間内の輝度反転回数を計測するブロック別輝度反転回数計測部と、
    計測された前記輝度反転回数に基づいて、輝度反転回数が多いほど大きくなるように、前記ブロックのそれぞれにおけるブロック別不快度を算出するブロック別不快度算出部と、
    算出された前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって、前記不快度を算出する不快度算出部と、
    前回の前記不快度が大きいほど今回の前記不快度が大きくなるように今回の前記不快度を補正する不快度補正部と、
    を備え、
    前記ブロック別輝度反転回数計測部は、1回の輝度反転に至るまでの前記ブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごとに、前記輝度反転回数を計測し、
    前記ブロック別不快度算出部は、計測された複数の前記輝度反転回数に基づいて、前記ブロック別不快度を算出する
    ことを特徴とする不快度推定装置。
  2. 算出された前記ブロック輝度値に基づいて、映像における被写体の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部をさらに備え、
    前記ブロック別輝度反転回数計測部は、検出された前記動きベクトルに基づいて前記ブロックの位置を補正して当該ブロックにおける前記輝度反転回数を計測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の不快度推定装置。
  3. 前記ブロック別不快度算出部は、計測された複数の前記輝度反転回数ごとに前記ブロック別不快度を算出し、算出された前記ブロック別不快度のうち、最大値を前記ブロック別不快度として前記不快度算出部へ出力する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の不快度推定装置。
  4. 前記不快度補正部は、前回の前記不快度に0よりも大きく1よりも小さい定数を乗じ、今回の前記不快度に、定数が乗じられた前回の前記不快度を加算することによって、補正後の今回の前記不快度を得る
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の不快度推定装置。
  5. 映像における輝度反転回数に基づいて不快度を推定する不快度推定プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記映像に含まれる画像のブロックごとの輝度値であるブロック輝度値を算出するブロック輝度値算出部、
    算出された前記ブロック輝度値に基づいて、前記ブロックのそれぞれにおける所定時間内の輝度反転回数を計測するブロック別輝度反転回数計測部、
    計測された前記輝度反転回数に基づいて、輝度反転回数が多いほど大きくなるように、前記ブロックのそれぞれにおけるブロック別不快度を算出するブロック別不快度算出部、
    算出された前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって、前記不快度を算出する不快度算出部、及び、
    前回の前記不快度が大きいほど今回の前記不快度が大きくなるように今回の前記不快度を補正する不快度補正部、
    として機能させ、
    前記ブロック別輝度反転回数計測部に、1回の輝度反転に至るまでの前記ブロック輝度値の最大値と最小値との割合ごとに、前記輝度反転回数を計測させ、
    前記ブロック別不快度算出部に、計測された複数の前記輝度反転回数に基づいて、前記ブロック別不快度を算出させる
    ことを特徴とする不快度推定プログラム。
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