JP5395737B2 - 不快度推定装置及び不快度推定プログラム - Google Patents

不快度推定装置及び不快度推定プログラム Download PDF

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Description

本発明は、映像の不快度を推定する不快度推定装置及び不快度推定プログラムに関する。
家庭で放送、録画映像、パーソナルコンピュータ映像等を視聴する際の映像ディスプレイが大画面化するのに伴い、高コントラストな縞模様等といった周期的図柄が広い面積を占める映像によって誘発される不快度が増大する傾向があり、場合によっては光感受性発作などを起こして健康被害に至る例もある。
放送番組によってこのような健康被害が生じることがないよう、ITU-RのBT.1702で勧告化された「Guidance for the reduction of photosensitive epileptic seizures caused by television」では、高コントラストな縞模様など周期的図柄の扱いについて注意を喚起している。この勧告では技術的な規準は示されていないが、この勧告の基礎となった英国OfCOMの規準が実質的な国際標準となっている。この規準では、最大輝度値の10%を超える明暗コントラストのある0.5〜6[cycle/deg]の縞模様が、静止時には全画面の40%、動いている時には全画面の25%を超えることが無いように制限をかけている。
「Guidance for the reduction of photosensitive epileptic seizures caused by television」、ITU-R
映像がこの規準を満たしているかどうかを判定する装置として、英国CRS社の「Harding FPA」があるが、かかる装置は、前記した条件を超えることで光感受性発作に至る可能性の高い危険な映像を検出するだけであり、たとえば「最大輝度値の100%の明暗コントラストのある2[cycle/deg]の縞模様が全画面の24.9%を占めつつ移動している映像」は「安全」であると判定されるが、「危険」であると判定される「最大輝度値の10.1%の明暗コントラストのある0.5[cycle/deg]の縞模様が全画面の25.1%を占めつつ非常にゆっくりと移動している映像」よりも遥かに視聴者の不快感の大きさ(不快度)は高いということが起きる。
このような事象を緩和するために、前記した「Harding FPA」では、映像の「危険度」をフレーム単位で表示し、「危険」と判定されなくても「注意」を発する機能が実装されているが、前記2例の映像の「危険度」は後者が「危険」、前者が「危険」に達しない「注意」と判定されることに変わりない。
このように、縞模様など周期的図柄を含む映像に対する視聴者の心理的な「不快度」を基準として映像の良否を判定する技術は未だ存在しない。
本発明は、前記した事情に鑑みて創案されたものであり、周期的図柄によって視聴者が感じる不快度を輝度値に基づいて客観的に推定することが可能な不快度推定装置及び不快度推定プログラムを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の不快度推定装置は、映像における周期的図柄に基づいて不快度を推定する不快度推定装置であって、画素輝度値算出部と、解像度別不快度算出部と、不快度算出部と、不快度補正部と、を備え、さらに、解像度別不快度算出部は、解像度変換後画素輝度値算出部と、ブロック別不快度算出部と、ブロック別不快度加算部と、解像度別不快度決定部と、を備えることを特徴とする。
かかる構成により、不快度推定装置は、画素輝度値算出部によって、前記映像に含まれる画像の画素の輝度値である画素輝度値を算出し、解像度別不快度算出部によって、前記画素輝度値に基づいて、前記映像に含まれる画像を複数の解像度に変換するとともに、複数の解像度別の周期的図柄に起因する不快度である解像度別不快度を、前記周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該解像度別不快度が大きくなるように算出する。
そして、不快度推定装置は、不快度算出部によって、前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって、不快度を算出し、不快度補正部によって、前回の前記不快度が大きいほど今回の前記不快度が大きくなるように今回の前記不快度を補正する。
このとき、不快度推定装置の解像度別不快度算出部は、解像度変換後画素輝度値算出部によって、前記画素輝度値に基づいて、前記映像に含まれる画像を所定の解像度に変換することによって、解像度変換後の画素輝度値である解像度変換後画素輝度値を算出し、ブロック別不快度算出部によって、前記解像度変換後画素輝度値に基づいて解像度変換後の画素から構成されるブロックにおける不快度であるブロック別不快度を、前記周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該ブロック別不快度が大きくなるように前記ブロックごとに算出し、ブロック別不快度加算部によって、前記ブロック別不快度を前記ブロックごとに所定時間分だけ加算し、解像度別不快度決定部によって、前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって前記解像度別不快度を決定する。この不快度推定装置では、視聴者の生理的指標によらず、輝度反転回数に基づいて不快度を客観的に推定することができる。
本発明の不快度推定装置は、動きベクトル検出部をさらに備える構成であってもよい。かかる構成により、不快度推定装置は、動きベクトル検出部によって、前記解像度変換後画素輝度値に基づいて前記映像における被写体の動きベクトルを検出し、ブロック別不快度加算部によって、前記動きベクトルに基づいて前記ブロックの位置を補正して当該ブロックにおける前記ブロック別不快度を加算する。この不快度推定装置では、画面中の被写体の移動に応じた不快度を推定することができる。
本発明の不快度推定装置において、不快度補正部は、前回の前記不快度に0よりも大きく1よりも小さい定数を乗じ、今回の前記不快度に、定数が乗じられた前回の前記不快度を加算することによって、補正後の前記不快度を得る構成であってもよい。
また、本発明は、コンピュータを前記した不快度推定装置として機能させる不快度推定プログラムとしても具現化可能である。
本発明によれば、周期的図柄によって視聴者が感じる不快度を輝度値に基づいて客観的に推定することができる。
本発明の実施形態に係る不快度推定装置を示すブロック図である。 図1の解像度別不快度算出部を示すブロック図である。 図2のブロック別不快度算出部を示すブロック図である。 解像度変換後画素からなるブロック(右半分)と格子点とを示す図である。 不快感度の周波数特性を示すグラフである。 (a)〜(c)は、周期的図柄の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同様の部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る不快度推定装置1は、機能部として、画素輝度値算出部10と、解像度別不快度算出部20(20A〜20E)と、不快度算出部30と、不快度補正部40と、を備える。
<画素輝度値算出部>
画素輝度値算出部10は、映像信号を取得し、取得された映像信号に含まれるRGB値に基づいて、画素ごとの輝度値である画素輝度値Yを算出し、算出結果を解像度別不快度算出部20A〜20Eへ出力する。映像信号においてRGB方式が採用されている場合には、画素輝度値Yは、映像信号に含まれる一画素のR値(0〜255)、G値(0〜255)及びB値(0〜255)を用いて、以下のように表される(ハイビジョン映像を対象とした場合)。
Y=0.212・R+0.701・G+0.087・B
<解像度別不快度算出部>
解像度別不快度算出部20(20A〜20E)は、画素輝度値算出部10から出力された画素輝度値に基づいて、映像に含まれる画像を複数の解像度に変換するとともに、複数の解像度別の周期的図柄に起因する不快度である解像度別不快度を周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該解像度別不快度が大きくなるように算出し、算出結果を不快度算出部30へ出力する。
本実施形態において、解像度別不快度算出部20Aは、映像に含まれる画像の解像度を、横512画素×縦256画素となるように変換し、解像度別不快度算出部20Bは、映像に含まれる画像の解像度を、解像度別不快度算出部20Aの縦横それぞれ1/2となる横256画素×縦128画素となるように解像度を変換する。また、解像度別不快度算出部20Cは、映像に含まれる画像の解像度を、解像度別不快度算出部20Bの縦横それぞれ1/2となる横128画素×縦64画素となるように変換し、解像度別不快度算出部20Dは、映像に含まれる画像の解像度を、解像度別不快度算出部20Cの縦横それぞれ1/2となる横64画素×縦32画素となるように変換する。また、解像度別不快度算出部20Eは、映像に含まれる画像の解像度を、解像度別不快度算出部20Dの縦横それぞれ1/2となる横32画素×縦16画素となるように解像度を変換する。
図2に示すように、解像度別不快度算出部20は、解像度変換後画素輝度値算出部21と、動きベクトル検出部22と、ブロック別不快度算出部23(23a〜23n)と、ブロック別不快度記憶部24(24a〜24n)と、動きベクトル記憶部25(25a〜25n)と、対応ブロック選択部26(26a〜26n)と、ブロック別不快度加算部27(27a〜27n)と、解像度別不快度決定部28と、を備える。
≪解像度変換後画素輝度値算出部≫
解像度変換後画素輝度値算出部21は、画素輝度値算出部10から出力された画素輝度値Yを取得し、取得された画素輝度値Yに基づいて、映像に含まれる画像を所定の解像度に変換することによって、解像度変換後の画素輝度値である解像度変換後画素輝度値を算出し、算出結果を動きベクトル検出部22及びブロック別不快度算出部23(23a〜23n)へ出力する。本実施形態において、解像度変換後画素輝度値算出部21は、解像度変換後の一画素に含まれる解像度変換前の画素の画素輝度値Yの平均値(例えば、相加平均値)を算出することによって、当該平均値を解像度変換後画素画素値として決定する。なお、解像度変換後画素輝度値算出部21による解像度変換後画素輝度値の算出手法は、前記したものに限定されず、例えば、解像度変換後の一画素の中心となる解像度変換前の画素の画素輝度値Yを解像度変換後画素輝度値として採用する構成であってもよい。
≪動きベクトル検出部≫
動きベクトル検出部22は、解像度変換後画素輝度値算出部21から出力された解像度変換後画素輝度値に基づいて、映像における被写体の動きベクトルを検出するものであり、ブロックマッチングを用いて、直流分(所定サイズ分の解像度変換後画素の平均輝度)を除去した画素輝度値のフレーム間差分の合計(絶対値和又は自乗和)が最小となるブロック(画像は、複数のブロックから構成されており、後記するように、1つのブロックは、解像度変換後の横16画素×縦16画素から構成される)の移動量及び移動方向、すなわち、動きベクトルを算出する。動きベクトルの探索範囲は、縦横両方向に関して、解像度変換後画素で±2画素に設定される。これは、動きベクトルの探索範囲が±2画素を超えると、周期的図柄(縞模様)が逆方向に動くように見える仮現運動が発生することに基づく措置である。動きベクトル検出部22は、探索範囲内に画素間相関が0.5以上となる画素が見つからない場合には、動きベクトルを0とする。また、本実施形態において、動きベクトル検出部22は、動きベクトルの単位を、解像度変換後画素で1/4画素刻みに設定して動きベクトルを検出するが、動きベクトルの単位は適宜設定変更可能であり、例えば1画素刻みであってもよい。
≪ブロック別不快度算出部≫
ブロック別不快度算出部23(23a〜23n)は、解像度変換後画素輝度値算出部21から出力された、解像度変換後の横16画素×縦16画素の解像度変換後画素輝度値を取得し、取得された解像度変換後画素輝度値に基づいて、解像度変換後の横16画素×縦16画素から構成される該当ブロックの周期的図柄に起因する不快度であるブロック別不快度を周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該ブロック別不快度が大きくなるようにブロックごとに算出し、算出結果をブロック別不快度記憶部24(24a〜24n)へ出力する。
本実施形態において、解像度別不快度算出部20Aは、横512画素×縦256画素を横16画素×縦16画素から構成されるブロックごとに処理するため、ブロック別不快度算出部23として、512個のブロック別不快度算出部23を備える。
また、解像度別不快度算出部20Bは、横256画素×縦128画素を横16画素×縦16画素から構成されるブロックごとに処理するため、ブロック別不快度算出部23として、128個のブロック別不快度算出部23を備える。
また、解像度別不快度算出部20Cは、横128画素×縦64画素を横16画素×縦16画素から構成されるブロックごとに処理するため、ブロック別不快度算出部23として、32個のブロック別不快度算出部23を備える。
また、解像度別不快度算出部20Dは、横64画素×縦32画素を横16画素×縦16画素から構成されるブロックごとに処理するため、ブロック別不快度算出部23として、8個のブロック別不快度算出部23を備える。
また、解像度別不快度算出部20Eは、横32画素×縦16画素を横16画素×縦16画素から構成されるブロックごとに処理するため、ブロック別不快度算出部23として、2個のブロック別不快度算出部23を備える。
なお、前記したブロック別不快度算出部23の個数に関する事項は、後記するブロック別不快度記憶部24、動きベクトル記憶部25、対応ブロック選択部26及びブロック別不快度算出部27についても同様である。
図3に示すように、ブロック別不快度算出部23aは、二次元フーリエ変換部23−1と、周波数成分抽出部23−2と、抽出周波数成分加算部23−3と、全交流周波数成分加算部23−4と、周期的図柄判定部23−5と、を備える。
二次元フーリエ変換部23−1は、解像度変換後輝度値算出部21から出力された該当ブロック(解像度変換後において横16画素×縦16画素)の解像度変換後画素輝度値に対して、二次元フーリエ変換、好ましくは、二次元高速フーリエ変換を施すことによって、二次元周波数成分(エネルギー値、すなわち、振幅の自乗に比例する値)を算出し、算出結果を周波数成分抽出部23−2及び全交流周波数成分加算部23−4へ出力する。
本実施形態において、二次元フーリエ変換部23−1は、図4に示すハッチングが掛けられた画素において、所定の周波数よりも大きい周波数を有する高周波数成分のみを算出する。ここで、周波数成分は、ブロックの中心(0,0)を中心とした点対称となるため、二次元フーリエ変換部23−1は、図4に示すようにブロックの半分(例えば、右半分)の画素の解像度変換後画素輝度値に対して二次元高速フーリエ変換を施すことによって、ブロック全体の算出を行うことができる。かかる配置において、(0,+N)と(+1,−N)とは隣接することとなり、また、周波数成分が算出される画素は全体で円状に配置されていて、内周の輪郭を2倍とすると外周の輪郭と一致することにより、各解像度において算出される高周波数成分は重なりも抜けもないので、画像全体でのエネルギーは保存されている。
また、二次元フーリエ変換部23−1は、縦方向、横方向、斜め2方向(左下と右上とを繋ぐ方向、及び、左上と右下とを繋ぐ方向)の計4方向の周波数成分を算出するとともに、算出された各周波数成分に対して、周波数成分の周波数に応じて図5のように変化する不快感度を乗じることによって周波数成分を補正し、補正後の周波数成分を周波数成分抽出部23−2へ出力する。
ここで、斜め方向の不快感度は、縦方向、横方向の不快感度よりも20%程度小さく設定されている。これは、主観評価実験において、斜め方向の周期的図柄(縞模様)の不快度が、縦方向、横方向の周期的図柄(縞模様)の不快度よりも20%程度小さかったことに基づく措置である。かかる不快感度は、周波数の値ごとに予め求められており、二次元フーリエ変換部23−1に予め記憶されている。また、図5における縦軸(不快感度)は、リニアスケールであり、周波数間の値の比(相対値)が意味を有するものであって、その値自体に関しては、当業者によって適宜設定可能である。
周波数成分抽出部23−2は、二次元フーリエ変換部23−1から出力された補正後の二次元周波数成分を取得し、取得された補正後の二次元周波数成分から、三大周波数成分を抽出し、抽出結果を抽出周波数成分加算部23−3へ出力する。
より詳細には、周波数成分抽出部23−2は、図4に示す計測格子点ごとに、計測格子点に隣接する4つの解像度変換後画素(左上、左下、右上、右下)の周波数成分の和を算出し、その中の最大値を最大周波数成分として抽出する。
続いて、周波数成分抽出部23−2は、最大周波数成分として抽出された4つの解像度変換後画素の周波数成分をゼロに設定し、再度、計測格子点に隣接する4つの解像度変換後画素の周波数成分の和が最大となるものを、2番目に大きい周波数成分として抽出する。
続いて、周波数成分抽出部23−2は、2番目に大きい周波数成分として抽出された4つの解像度変換後画素の周波数成分をゼロに設定し、再度、計測格子点に隣接する4つの解像度変換後画素の周波数成分の和が最大となるものを、3番目に大きい周波数成分として抽出する。
このように、周波数成分抽出部23−2が三大周波数成分を抽出するのは、二次元の平面を最も密に埋め尽くす白黒模様は、1点の6個の正三角形の空間の頂点が集まり、それぞれ辺を挟んで隣接する正三角形の白黒が反転しているものであり(図6(a)参照)、この場合には、周波数成分(エネルギー)と周波数の絶対値とがほぼ等しく、(0,0)を中心に60[deg]ずつ離れた3つの空間周波数が存在することに基づく措置である。
なお、縞模様(図6(b)参照)のみを対象として不快度を推定するのであれば、周波数成分抽出部23−2は、最大周波数成分のみを抽出すればよく、縞模様に加えて市松模様(図6(c)参照)も対称として不快度を推定するのであれば、周波数成分抽出部23−2は、二大周波数成分を抽出すればよい。
抽出周波数成分加算部23−3は、周波数成分抽出部23−2から出力された3つの周波数成分(三大周波数成分)を加算(単純加算)し、加算結果を周期的図柄判定部23−5へ出力する。
全交流周波数成分加算部23−4は、二次元フーリエ変換部23−1から出力された補正後の直流以外の周波数成分を取得し、取得された周波数成分の全てを加算(単純加算)し、加算結果を周期的図柄判定部23−5へ出力する。
周期的図柄判定部23−5は、三大周波数成分の和が所定値以上であり、かつ、全交流周波数成分の和に対する三大周波数成分の和の比(三大周波数成分の和/全交流周波数成分の和)が所定値以上である場合に、ブロック別不快度として、三大周波数成分の和の対数値を算出する。
ここで、縞模様の周波数成分(エネルギー)は約6倍になると、主観評価実験における不快度の評定カテゴリーが1つ上昇したことに基づき、対数の底は6に設定されることが望ましい。
また、周期的図柄における明暗の輝度差が最大輝度値(白色の輝度値)の約2.5%(エネルギーでは約0.0006)以下の場合には、不快であるとは感じられないことが主観評価実験において示されているので、この場合には、周期的図柄判定部23−5は、ブロック別不快度として0を出力することが望ましい。
また、全交流周波数成分の和に対する三大周波数成分の和の比(三大周波数成分の和/全交流周波数成分の和)と比較される所定値は、0.3〜0.5に設定されることが望ましく、本実施形態では、周期的図柄判定部23−5は、三大周波数成分の和の対数値から、全交流周波数成分の和に対する三大周波数成分の和の比(三大周波数成分の和/全交流周波数成分の和)と比較される所定値が設定値に相当する周波数成分の和の対数値を減算した値をブロック別不快度としてブロック別不快度記憶部24(24a〜24n)へ出力する。
≪ブロック別不快度記憶部≫
図2に戻り、ブロック別不快度記憶部24(24a〜24n)は、該当ブロックのブロック別不快度を1秒間のフレーム数分だけ記憶し、記憶されたブロック別不快度を対応ブロック選択部26(26a〜26n)へ出力するシフトレジスタである。
≪動きベクトル記憶部≫
動きベクトル記憶部25(25a〜25n)は、該当ブロックの動きベクトルを1秒間のフレーム数分だけ記憶し、記憶された動きベクトルを対応ブロック選択部26(26a〜26n)へ出力するシフトレジスタである。
≪対応ブロック選択部≫
対応ブロック選択部26(26a〜26n)は、ブロック別不快度記憶部24(24a〜24n)から出力された1秒間のフレーム数分の全てのブロック別不快度を取得するとともに、動きベクトル記憶部25(25a〜25n)から出力された動きベクトルを取得し、ブロック別不快度記憶部24(24a〜24n)から出力された1秒間のフレーム数分の全てのブロック別不快度の中から、動きベクトル記憶部25(25a〜25n)から出力された動きベクトルに基づいて、フレームごとに該当ブロックに対応するブロックのブロック別不快度を選択してブロック別不快度加算部27(27a〜27n)へ出力する。
≪ブロック別不快度加算部≫
ブロック別不快度加算部27(27a〜27n)は、検出された動きベクトルに基づいて、映像に含まれる被写体を追跡するようにブロックの位置を補正し、補正後のブロックの位置におけるブロック別不快度に基づいて、当該ブロックにおけるブロック別不快度を加算するものであり、本実施形態では、対応ブロック選択部26(26a〜26n)から出力された1秒間のフレーム数分のブロック別不快度を取得し、取得されたブロック別不快度をブロックごとに単純加算(すなわち、積算)し、加算結果を解像度別不快度決定部27へ出力する。このように単純加算するのは、主観評価実験において、不快度は時間軸に対してほぼ線形に上昇することが示されたことに基づく措置である。なお、本実施形態では、対応ブロック選択部26(26a〜26n)とブロック別不快度加算部27(27a〜27n)とを別の機能ブロックとして説明したが、ブロック別不快度加算部27(27a〜27n)が、対応ブロック選択部26(26a〜26n)の機能を一体的に備える構成であってもよい。
≪解像度別不快度決定部≫
解像度別不快度決定部28は、ブロック別不快度算出部27(27a〜27n)から出力されたブロックごとの加算後のブロック別不快度a(a〜a)を取得し、取得されたブロックごとの加算後のブロック別不快度aを非線形加算することによって、非線形和である解像度別不快度bを決定し、算出結果を不快度算出部30へ出力する。
b={Σ(a)γ1/γ
すなわち、解像度別不快度決定部28は、ブロック別不快度a〜aをそれぞれγ乗したものを全て加算し、その1/γ乗(γ乗根)を算出することよって、解像度別不快度bを得る。ここで、解像度別不快度bは、γ=1の場合には、振幅和となり、γ=2の場合には、エネルギー和となる。本実施形態において、解像度別不快度決定部28は、γ=2として不快度dを算出する。これは、主観評価実験において、同じ輝度値変化の面積を4倍とすると不快度が約2倍となり、解像度別不快度bの推定誤差が最小となることが示されていることに基づく措置である。
<不快度算出部>
図1に戻り、不快度算出部30は、解像度別不快度算出部20A〜20Eの解像度別不快度決定部28から出力された5つの解像度別不快度bを取得し、取得されたブロック別不快度bを非線形加算することによって、非線形和である不快度cを算出し、算出結果を不快度補正部40へ出力する。
c={Σ(b)γ1/γ
すなわち、不快度算出部30は、5つの解像度別不快度bをそれぞれγ乗したものを全て加算し、その1/γ乗(γ乗根)を算出することよって、不快度cを得る。ここで、不快度cは、γ=1の場合には、振幅和となり、γ=2の場合には、エネルギー和となる。本実施形態において、不快度算出部30は、γ=2として不快度cを算出する。これは、主観評価実験において、同じ輝度値変化の面積を4倍とすると不快度が約2倍となり、不快度cの推定誤差が最小となることが示されていることに基づく措置である。本実施形態において、不快度算出部30は、不快度cを1秒ごとに繰り返し算出して不快度補正部40へ出力する。
<不快度補正部>
不快度補正部40は、前回の(1秒前の)不快度c(以下、前回の不快度cとする)が大きいほど今回の不快度c(以下、今回の不快度cm+1とする)が大きくなるように今回の不快度cm+1を補正することによって、補正後の不快度dを算出する。本実施形態において、不快度算出部40は、加算部41と、記憶部42と、乗算部43と、を備える。
加算部41は、不快度算出部30から出力された前回の不快度cを取得し、取得された前回の不快度cを記憶部42へ出力する。
記憶部42は、加算部41から出力された前回の不快度cを、1個だけ記憶し、記憶された前回の不快度cを乗算部43へ出力するシフトレジスタである。
乗算部43は、記憶部42から出力された前回の不快度cを取得し、取得された前回の不快度cに定数p(0<p<1)を乗じ、算出結果のp・cを加算部41へ出力する。この定数pは、周期的図柄が長時間提示され続ける場合における不快度の蓄積効果を表すものであり、不快度の推定誤差を最小とするには、p=0.03程度とすることが望ましい。これは、主観評価実験において、周期的図柄が20〜30[秒]提示され続けた場合の不快度が、同じ周期的図柄が1[秒]だけ提示された場合の不快度の2倍となったことに基づく措置である。
そして、加算部41は、不快度算出部30から出力された今回の不快度cm+1を取得し、今回の不快度cm+1に、定数が乗じられた前回の不快度p・cを加算することによって、補正後の不快度dを算出し、算出された不快度dをディスプレイ、スピーカ等の外部装置(不快度dを利用者へ通知する通知部)へ出力するとともに、新たな前回の不快度として記憶部42へ出力する。
d=cm+1+p・c
かかる加算部41は、ブロック別不快度加算部27(27a〜27n)による加算のタイミングである1[秒]ごとに補正後の不快度dを算出して出力する。
本発明の実施形態に係る不快度推定装置1は、縞模様等の周期的図柄によって引き起こされる不快度dを客観的に推定することができる。より詳細には、解像度別不快度算出部20A〜20Eが、解像度ごとに解像度別不快度bを算出し、不快度算出部30が、解像度別不快度に基づいて不快度cを算出するので、より視聴者の主観的評価に近い不快度dを推定することができる。また、推定された不快度dは、映像コンテンツ製作者が周期的図柄を低減するような映像修正を施す際に、映像修正の度合いの指標として使用可能である。
すなわち、不快度推定装置1は、映像コンテンツ制作者によって制作段階で用いられる場合には、映像の良否の判定、映像に含まれる周期的図柄をどの程度まで抑制すべきかの目標設定等に好適な不快度dを映像コンテンツ製作者に提示することができるので、制作に要する時間、労力及びコストの削減が図られるだけでなく、供給される映像コンテンツの安全性及び快適性も高められる。
また、不快度推定装置1は、映像の視聴者側で用いられる場合には、周期的図柄に関して安全、快適であることを保証せずに制作、流通された映像に対して、視聴前又は視聴中の表示直前に不快度dを推定してディスプレイ又はスピーカへ出力することによって、視聴時に警告を発することができるので、輝度反転による健康被害及び不快感の誘発を防止することが可能になる。
以上、本発明の実施形態について実施形態を参照して説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜設計変更可能である。例えば、本発明は、コンピュータを前記不快度推定装置1として機能させる不快度推定プログラムとして具現化することも可能である。
1 不快度推定装置
10 画素輝度値算出部
20A,20B,20C,20D,20E 解像度別不快度算出部
21 解像度変換後輝度値算出部
22 動きベクトル検出部
23(23a〜23n) ブロック別不快度算出部
27 ブロック別不快度加算部
28 解像度別不快度決定部
30 不快度算出部
40 不快度補正部

Claims (4)

  1. 映像における周期的図柄に起因する不快度を推定する不快度推定装置であって、
    前記映像に含まれる画像の画素の輝度値である画素輝度値を算出する画素輝度値算出部と、
    算出された前記画素輝度値に基づいて、前記映像に含まれる画像を複数の解像度に変換するとともに、複数の解像度別の周期的図柄に起因する不快度である解像度別不快度を、前記周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該解像度別不快度が大きくなるように算出する解像度別不快度算出部と、
    算出された前記解像度別不快度の非線形和を算出することによって、前記不快度を算出する不快度算出部と、
    前回の前記不快度が大きいほど今回の前記不快度が大きくなるように今回の前記不快度を補正する不快度補正部と、
    を備え、
    前記解像度別不快度算出部は、
    前記画素輝度値に基づいて、前記映像に含まれる画像を所定の解像度に変換することによって、解像度変換後の画素輝度値である解像度変換後画素輝度値を算出する解像度変換後画素輝度値算出部と、
    前記解像度変換後画素輝度値に基づいて、解像度変換後の画素から構成されるブロックにおける不快度であるブロック別不快度を、周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該ブロック別不快度が大きくなるように前記ブロックごとに算出するブロック別不快度算出部と、
    算出された前記ブロック別不快度を、前記ブロックごとに所定時間分だけ加算するブロック別不快度加算部と、
    加算された前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって、前記解像度別不快度を決定する解像度別不快度決定部と、
    を備えることを特徴とする不快度推定装置。
  2. 算出された前記解像度変換後画素輝度値に基づいて、前記映像における被写体の動きベクトルを検出する動きベクトル検出部をさらに備え、
    前記ブロック別不快度加算部は、検出された前記動きベクトルに基づいて前記ブロックの位置を補正して当該ブロックにおける前記ブロック別不快度を加算する
    ことを特徴とする請求項1に記載の不快度推定装置。
  3. 前記不快度補正部は、前回の前記不快度に0よりも大きく1よりも小さい定数を乗じ、今回の前記不快度に、定数が乗じられた前回の前記不快度を加算することによって、補正後の今回の前記不快度を得る
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の不快度推定装置。
  4. 映像における周期的図柄に起因する不快度を推定する不快度推定プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記映像に含まれる画像の画素の輝度値である画素輝度値を算出する画素輝度値算出部、
    算出された前記画素輝度値に基づいて、前記映像に含まれる画像を複数の解像度に変換するとともに、複数の解像度別の周期的図柄に起因する不快度である解像度別不快度を、前記周期的図柄におけるコントラストが大きいほど当該解像度別不快度が大きくなるように算出する解像度別不快度算出部、
    算出された前記解像度別不快度の非線形和を算出することによって、前記不快度を算出する不快度算出部、及び、
    前回の前記不快度が大きいほど今回の前記不快度が大きくなるように今回の前記不快度を補正する不快度補正部、
    として機能させ、
    前記解像度別不快度算出部を、
    前記画素輝度値に基づいて、前記映像に含まれる画像を所定の解像度に変換することによって、解像度変換後の画素輝度値である解像度変換後画素輝度値を算出する解像度変換後画素輝度値算出部、
    前記解像度変換後画素輝度値に基づいて、解像度変換後の画素から構成されるブロックにおける不快度であるブロック別不快度を前記ブロックごとに算出するブロック別不快度算出部、
    算出された前記ブロック別不快度を、前記ブロックごとに所定時間分だけ加算するブロック別不快度加算部、及び、
    加算された前記ブロック別不快度の非線形和を算出することによって、前記解像度別不快度を決定する解像度別不快度決定部、
    として機能させることを特徴とする不快度推定プログラム。
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