JP2011236014A - エレベータ用巻上機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】円筒形状の綱車1の一端は、外周側にブレーキディスク12固定され、綱車1の両端の内周側には、軸受8を格納した一対の環状の軸受箱2が取り付けられ、スタンド5と軸受箱2との間に一対の環状の端蓋3がある。綱車1と軸受箱2で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔9を軸受箱2に設け、軸受箱2の機内側11で軸6に対する第1のシール部4a及び端蓋3の機外側10でスタンド5に対する第2のシール部4bが形成されたエレベータ用巻上機において、ブレーキディスク12が固定された綱車1の一端における軸受箱2に対し、貫通孔9より内周側の機内側11に、突起13aを円周方向全体に設けた防油構造を備えた。
【選択図】図1
Description
軸受8→第1のシール部4aを通過→軸受箱機内側外面→貫通孔9(イヌキ穴)→綱車内周部→ディスク制動面
<経路B>・・・軸受の潤滑剤が端蓋側から発生する油脂流出経路
軸受8→第2のシール部4bを通過→綱車内周部→ディスク制動面
ブレーキの制動力、すなわち、ブレーキトルクは、次式で示される。
ここで、μ:摩擦係数、F:押付力、r:制動半径、Np:パッド数
ディスクの制動面に油脂が付着するとパッドとの摩擦係数が低下し、ブレーキトルクが低下する。その結果、エレベータの運行に影響を与える可能性があった。
制動面へ油脂が付着することを防止するために、機器の運用上は、保守管理が重要となる。油脂発生部位から制動面までの間に、防油対策が少なければ、制動面へ到達してしまう時間も短くなり、保守間隔を短縮する必要がある。
軸受部からの油脂の漏れ防止は、シール部において対策が施されるが、その防油策としては、上記のようにフェルトなどのシール材の増加やオイルシールの設置及びラビリンス化による油脂経路の距離延長が一般的である。
(実施例1)
図1は、本発明の実施形態1の実施例1に係るエレベータ用巻上機の要部断面図である。あり、エレベータ用巻上機の中心線(回転軸)より下方の左側部分を示している。
図3は、本発明の実施形態1の実施例2に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図4は、本発明の実施形態1の実施例3に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図5は、本発明の実施形態2に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図7は、本発明の実施形態3に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
(実施例1)
図8は、本発明の実施形態4の実施例1に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図9は、本発明の実施形態4の実施例2に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
(実施例1)
図10は、本発明の実施形態5の実施例1に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図11は、本発明の実施形態5の実施例2に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図13は、本発明の実施形態6に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
図14は、本発明の実施形態7に係るエレベータ用巻上機の要部断面図を示す。
Claims (8)
- 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端における前記軸受箱に対し、前記貫通孔より内周側の機内側に、突起を円周方向全体に設けた防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端における前記軸受箱に対し、前記貫通孔より外周側の機外側に、突起を円周方向全体に突出方向を内側に傾斜して設けた防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端における前記軸受箱に対し、前記貫通孔を機外側から機内側へ外側に傾斜させた防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端に対し、機外側に、断面凹部の内周面又は機内側方向へ外側に傾斜した内周面を形成した防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端に対し、機外側の内周部にリングを取り付けた防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端における前記端蓋に対し、断面L字状のカバーを前記第2のシール部を覆うように取り付けた防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
前記ブレーキディスクが固定された前記綱車の一端における前記スタンドに対し、断面L字部を前記第2のシール部を覆うように形成した防油構造を備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。 - 両端を一対のスタンドに取り付けた軸を有する固定子と、前記固定子に対し軸受により支持した回転子からなり、
前記回転子は、円筒形状の綱車と、前記綱車の一端の外周側に固定されたブレーキディスクと、前記綱車の両端の内周側に取り付けられ、前記軸受を格納した一対の環状の軸受箱と、前記スタンドと前記軸受箱との間に介在した一対の環状の端蓋とを有し、前記軸受箱に前記綱車と前記軸受箱で形成される空間の機外と機内を通気する複数の貫通孔を設け、前記軸受箱の機内側で前記軸に対する第1のシール部及び前記端蓋の機外側で前記スタンドに対する第2のシール部が形成されたエレベータ用巻上機において、
請求項1,2,3,4,5,6,又は7に記載された防油構造のうちいずれか2以上備えたことを特徴とするエレベータ用巻上機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018039619A (ja) * | 2016-09-08 | 2018-03-15 | 株式会社明電舎 | エレベータ用巻上機 |
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JP2001019322A (ja) * | 1999-07-12 | 2001-01-23 | Mitsubishi Electric Corp | 巻上機 |
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