JP2011235892A - ワイパーアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】いわゆるロックバックが可能であり、且つワイパーアーム本体とアームヘッドの間に引っ張りバネを備えたワイパーアームにおいて、ヒンジ部分を薄型化できるものを提供する。
【解決手段】アームヘッド2とリテーナ4の間にフック部材12を介して引っ張りバネ11を介装し、フック部材12がヒンジ部10に隣接して配置されるようにしたワイパーアーム1において、リテーナ4に固定されたガイド板15の長孔16にフック部材12の本体部12Cを貫通させ、フック部材12が長孔16に沿って案内されるようにした。フック部材は、ワイパーアーム1が通常使用状態にあるときには横向きに配置され、ワイパーアーム1がロックバック状態にあるときには縦向きに配置される。アームヘッド2の係止ピン14に係合するフック部材12の係合部12Bを、本体部12Cに対して略45度の角度で傾斜させることにより、フック部材12の回動に対する荷重抵抗を低減する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ワイパーアーム本体をアームヘッドに起立させること(いわゆるロックバック)が可能であり、且つワイパーアーム本体とアームヘッドの間に引っ張りバネを備えたワイパーアームに関する。
ワイパー装置は、一般に、被払拭面(例えば自動車のガラス面)を払拭するワイパーブレードと、ワイパーブレードを保持するワイパーアームと、ワイパーアームにリンク機構を介して連結された駆動手段とから構成される。ここで、ワイパーアームは、アームヘッドと、アームヘッドに回動可能に連結されたワイパーアーム本体とから構成される。
図23、図24には、このような従来のワイパーアームの一部分を示す。図示されるように、ワイパーアーム101は、アームヘッド102と、このアームヘッド102に対して連結軸103を介して回動可能に取り付けられたワイパーアーム本体104を備えている。ワイパーアーム本体104は、リテーナ105と、リテーナ105に保持されたアームピース106とからなり、図示されないワイパーブレードがアームピース106に取り付けられるようになっている。
アームヘッド102とワイパーアーム本体104の間には、ピン107、108及びフック部材109を介して、引っ張りバネ110が介装される。引っ張りバネ110は、ワイパーアーム101の使用時には、ワイパーアーム101に保持されたワイパーブレードに対して被払拭面に対する押し付け力を与えるとともに、ワイパーアーム101がいわゆるロックバック状態(図24に示すように、アームヘッド102に対してワイパーアーム本体104が直立するように回動した状態)となったときには、このロックバック状態を保持するように作用する。
このように、ワイパーアーム101には、引っ張りバネ110が係止されるフック部材109が備えられるが、このフック部材109は、アームヘッド102とワイパーアーム本体104の連結部分(ヒンジ部)に隣接して配置されるため、ワイパーアーム101がロックバック状態とされたときに、屈曲したヒンジ部に沿って配置されるように(内側に連結軸103が配置されうるように)、湾曲形状(又は屈曲形状)を有する必要がある。このため、ワイパーアーム101が通常使用状態(図23に示すように、アームヘッド102とワイパーアーム本体104が略真っ直ぐに配置された状態)にあるときには、フック部材109の湾曲部分が、ワイパーアーム101の下端よりも下方にはみ出してしまう。この結果、ワイパーアーム101の厚みはヒンジ部において厚くなってしまい、ワイパーアーム101の配置の自由度が小さくなってしまうという問題があった。
このような問題点に対して、例えば実願昭58−9982号(実開昭59−116253号)においては、フック部材をアームヘッドに対して自在継ぎ手を介して連結することにより、ワイパーアームが通常使用状態にあるときには、フック部材を横向きに配置してワイパーアームの下方にはみ出さないようにする一方、ワイパーアームがロックバック状態となるときには、フック部材を縦向きにしてワイパーアームが屈曲可能となるようにした構成が提案されている。
実開昭59−116253号
しかしながら、この実開昭59−116253号のワイパーアームは、単にフック部材の基端を自在継ぎ手でアームヘッドに連結しただけであるので、フック部材の姿勢(横向き、縦向き)をコントロールできるわけではなく、通常使用状態においてフック部材がワイパーアームの下端からはみ出すことを確実に防止できるように実用化されたものではない。
このため、従来のワイパーアームにおいては、ヒンジ部を薄型化するために、ストッパ等の付加部品を用いて強制的にロックバックさせる構造(小ロックバック方式)を採用したり、引っ張りバネの代わりに押しバネを採用してフック部材を無くしたりしていた。しかしながら、小ロックバック方式のワイパーアームは、ストッパ等の付加部品がコストアップの原因となるうえ、ロックバック解除時にストッパ等の付加部品の操作が必要であり作業に手間がかかるという問題がある。また、押しバネ式のワイパーアームも、押しバネが座屈することによるアーム圧のバラツキが生じやすく、またガイドピンなどの専用部品が必要となりコストがかかるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたもので、ワイパーアーム本体をアームヘッドに起立させること(いわゆるロックバック)が可能であり、且つワイパーアーム本体とアームヘッドの間に引っ張りバネを備えたワイパーアームにおいて、ヒンジ部分を薄型化できるものを提供することを目的とする。
本発明では、アームヘッドと、前記アームヘッドに対してヒンジ部において回動可能に連結されるとともにワイパーブレードを保持可能なワイパーアーム本体と、前記ヒンジ部に隣接して配置されるフック部材と、前記フック部材を介して前記ワイパーアーム本体と前記アームヘッドの間に介装される引っ張りバネとを備えたワイパーアームにおいて、前記フック部材を前記ワイパーアーム本体及び前記アームヘッドに対して縦向きの配置と横向きの配置とをとり得るようにするとともに、前記フック部材を案内するガイド部を備えた。
前記ガイド部材は、前記フック部材の少なくとも一部が貫通する案内孔を備え、前記フック部材は、前記案内孔に沿って案内されるようにしてもよい。
前記ガイド部材は、前記ワイパーアーム本体に固定されていてもよい。
前記ガイド部材は、前記アームヘッドに固定されていてもよい。
前記ガイド部材は、前記ワイパーアーム本体又は前記アームヘッドと前記フック部材との間に掛け渡されたリンク部材であってもよい。
前記リンク部材の一端は、前記ワイパーアーム本体又は前記アームヘッドに対して自在継ぎ手を介して連結されていてもよい。
前記ワイパーアームは、前記ワイパーアーム本体と前記アームヘッドが略真っ直ぐに配置された通常使用状態と、前記ワイパーアーム本体が前記アームヘッドに対して起立した起立状態との間で回動可能であり、前記ガイド部材は、前記ワイパーアームが通常使用状態にあるとき、前記フック部材を前記ワイパーアーム本体及び前記アームヘッドに対して横向きの配置をとるように案内し、前記ワイパーアームが起立状態にあるとき、前記フック部材を前記ワイパーアーム本体及び前記アームヘッドに対して縦向きの配置をとるように案内するようにしてもよい。
前記フック部材は、本体部分と、前記アームヘッドの被係合部に係合する端部とを備え、前記アームヘッドの被係合部に係合する端部は、前記本体部分に対して所定の傾斜角度で傾斜しているようにしてもよい。
前記所定の傾斜角度は、45度であってもよい。
本発明によれば、アームヘッド(例えばアームヘッド2)とワイパーアーム本体(例えばリテーナ4及びアームピース5)の間にフック部材(例えばフック部材12)を介して引っ張りバネ(例えば引っ張りバネ11)を介装し、フック部材がヒンジ部(例えばヒンジ部10)に隣接して配置されるワイパーアーム(例えばワイパーアーム1)おいて、フック部材をワイパーアーム本体及びアームヘッドに対して縦向きの配置と横向きの配置とをとり得るようにするとともに、フック部材を案内するガイド部材(例えばガイド板15、21、リンク部材23、25)を備えたので、ワイパーアームが通常使用状態にあるときにはフック部材が横向きとなり、ワイパーアームが起立状態(ロックバック状態)にあるときにはフック部材が縦向きとなるように、フック部材をガイド部材によって案内することができる。したがって、ワイパーアームは、適切に起立状態となりうる一方で、通常使用状態にあるときには、フック部材がワイパーアームの外側(例えばリテーナ4の天面4A及び両側面4B、4Cによって囲まれた空間及びアームヘッド2の天面2B及び両側面2C、2Dによって囲まれた空間の外側)にはみ出さないようにできる。したがって、ワイパーアームのヒンジ部を薄型化することができ、ワイパーアームの配置の自由度が高まる。
また、アームヘッドの被係合部(例えば係止ピン14)に係合するフック部材の端部(例えば係合部12B)を、本体部(例えば本体部12C)に対して所定の角度(例えば45度)で傾斜しているようにすれば、フック部材の端部は、被係合部に対して常に適切に係合するようにでき、フック部材が、縦向きの位置と横向きの位置との間で荷重抵抗無く回動するようにできる。
ワイパーアームの全体構造を示す側面図である。 本発明の第1の実施形態における通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じく通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 同じくフック部材を示す正面図である。 同じくフック部材を示す平面図である。 同じくフック部材を示す側面図である。 同じくフック部材後端の係合部が、アームヘッドの係止ピンに係合している様子を示す図であり、フック部材が横向きの状態を示す。 同じくフック部材後端の係合部が、アームヘッドの係止ピンに係合している様子を示す図であり、フック部材が縦向きの状態を示す。 本発明の第2の実施形態における通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じく通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態における通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じく通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態における通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図である。 同じく通常使用状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 同じくロックバック状態のワイパーアームのヒンジ部付近を示す斜視図である。 従来のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図であり、通常使用状態にあるワイパーアームを示す。 従来のワイパーアームのヒンジ部付近を示す側断面図であり、ロックバック状態にあるワイパーアームを示す。
以下、添付図面を参照して本発明の各実施形態を説明する。
図1には、ワイパーアーム1の全体構成を示す。図示されるように、ワイパーアーム1は、アームヘッド2と、アームヘッド2に対して連結軸3を介して連結されたリテーナ4と、リテーナ4に保持されたアームピース5とを備えている。
リテーナ4は、天面4Aと、天面4Aから下方に延び出す両側側面4B、4Cとからなる断面コの字型の部材であり、その先端部分において、天面4Aにアームピース5が固定されている。アームピース5は、先端のU字型フック部において、図示されないワイパーブレードに連結される。なお、リテーナ4とアームピース5の組立体が、特許請求の範囲におけるワイパーアーム本体に相当する。
アームヘッド2は、基端部2Aと、基端部2Aから延び出す天面2Bと両側面2C、2Dからなる部材で、基端部2Aにおいて、図示されない駆動機構(駆動モータ及びリンク機構)に連結される。一方、アームヘッド2の先端部分は、両側面2C、2Dがリテーナ4の基端部分の両側面4B、4Cを挟み込むように配置され、連結軸3を介してリテーナ4の基端部分と回動可能に連結されている。
このような構成により、ワイパーアーム1に支持されたワイパーブレードは、駆動機構により自動車のガラス面等の被払拭面に沿って動かされ、被払拭面を払拭するようになっている。
図2から図5には、本発明の第1の実施形態におけるワイパーアーム1のヒンジ部10(アームヘッド2とリテーナ4の連結部分)付近の構成を示す。図示されるように、ヒンジ部10には、引っ張りバネ11とフック部材12が備えられている。引っ張りバネ11の前端は、リテーナ4の両側面4B、4Cの間に設けられた係止ピン13に係止されている。一方、引っ張りバネ11の後端は、フック部材12の前端の係合部12Aに係止されている。フック部材12の後端の係合部12Bは、アームヘッド2の両側面2C、2Dに設けられた係止ピン14に係止されている。
このような構成により、引っ張りバネ11は、フック部材12を介して、リテーナ4とアームヘッド2の間に所定のバネ力を作用させるようになっている。詳しく説明すると、ワイパーアーム1が通常使用状態(図2及び図4に示すようにアームヘッド2とリテーナ4が略真っ直ぐに配置された状態)にあるか、ロックバック状態(図3及び図5に示すようにアームヘッド2に対してリテーナ4が直立するように回動した状態)にあるかによって、引っ張りバネ11のスプリング軸線11Aの方向が変化する。これによって、引っ張りバネ11は、ワイパーアーム1が通常使用状態にある場合には、アームピース5に保持されたワイパーブレードに適切な押し付け力を与える一方、ワイパーアーム1がロックバック状態にあるときには、ロックバック状態を保持するように作用する。
リテーナ2には、板状のガイド板15が、全体がリテーナ4の内側(天面4Aと両側面4B、4Cに囲まれた空間の内側)に配置されるように固定されている。図4、図5によく示されるように、ガイド板15には、横方向に延びる案内孔である長孔16が形成され、スプリングガイド12は、この長孔16内を貫通している。これにより、ヒンジ部10の屈曲状態の変化に応じて、フック部材12が長孔16の形状に沿って案内されるようになっている。
図6及び図7に示すように、フック部材12は、両端の係合部12A、12Bの間に、本体部12Cを備えている。本体部12Cは、ワイパーアーム1のロックバック時に、折り曲げられたヒンジ部10に沿って配置され得るように、略C字型に湾曲した形状を有している。
このような構成により、図2及び図4に示すように、ワイパーアーム1が通常使用状態にあるときには、長孔16内に配置されたフック部材12の本体部12Cは、リテーナ4の一方の側面4Bに近接する位置に配置される。これにより、フック部材12は、リテーナ4に対して斜め横向きの状態となり、結果として、フック部材12の全体が、リテーナ4及びアームヘッド2の内側(すなわち、リテーナ4の天面4Aと両側面4B、4Cの間に囲まれた空間、及びアームヘッド2の天面2Bと両側面2C、2Dに囲まれた空間の内側)に配置される。
一方、図3及び図5に示すように、ワイパーアーム1をロックバック状態にすると、フック部材12の本体部12Cは、長孔16に沿ってリテーナ3の側面4Bから離れる方向に動かされ、リテーナ4及びアームヘッド2に対して縦向きに配置される。これにより、フック部材12は、屈曲したヒンジ部10に沿って配置され、ヒンジ部10の内部構造(連結軸3)は、フック部材12の湾曲部分の内側に配置される。したがって、フック部材12が他の部材と干渉することなく、ワイパーアーム1をロックバック状態とすることができる。
図8に示すように、フック部材12の後端側の係合部12B(アームヘッド2の係止部14と係合する係合部)は、本体部12Cに対して、略45度の角度で傾斜している。これにより、フック部材12は、横向きの配置と縦向きの配置の間で、荷重抵抗無く回動することができるようになっている。
図9及び図10には、フック部材12と係止ピン14の係合状態を示す。なお、これらの図で、鉛直方向とは、ワイパーアーム1の下端方向のことを意味している。
図9に示されるように、フック部材12が横向きとなったとき(ワイパーアーム1が通常使用状態にあるとき)には、フック部材12の本体部12Cは、係止ピン14と略並行に配置され、係合部12Bは、本体部12Cから斜め上方(図の左斜め上方)に延び出して、係止ピン14に対して略45度の角度で係合している。一方、図10に示されるよう
に、フック部材12が縦向きとなったとき(ワイパーアーム1がロックバック状態にあるとき)には、フック部材12の本体部12Cは、係止ピン14と略垂直に配置され、係合部12Bは、本体部12Cから斜め側方(図の右斜め上方)に延び出して、係止ピン14に対して略45度の角度で係合している。このように、係合部12Bは、係止ピン14に対して左右45度に傾いた状態の間で動き、常に適切な係合状態が保たれるので、フック部材12は、荷重抵抗無く回動することができるようになっている。
図11から図14には、本発明の第2の実施形態を示す。本実施形態では、上記第1の実施形態においてフック部材12を案内するガイド板15がリテーナ4(ワイパーアーム本体)に固定されていたのに代えて、アームヘッド2の内側(天面2Bと両側面2C、2Dに囲まれた空間の内側)にガイド板21が固定されている。フック部材12の本体部12Cは、ガイド板21に形成された案内孔である長孔22を貫通して配置され、長孔22に沿って案内される。このように、ガイド部材であるガイド板21は、アームヘッド2側に設けてもよい。
図15から図18には、本発明の第3の実施形態を示す。本実施形態では、上記第1、第2の実施形態では長孔16、22を備えたガイド板15、21を備えていたのに代えて、フック部材12を案内するガイド部材として、リテーナ4の側面4Bとフック部材12の本体部12Cとの間に掛け渡されたリンク部材23を備えている。
詳しく説明すると、リンク部材23は、所定の長さを有する棒状の部材であり、その基端部23Aが自在継ぎ手24を介してリテーナ4の側面4Bに取り付けられている一方、その先端部23Bがフック部材12の本体部12Cに取り付けられている。このような構成により、ワイパーアーム1が通常使用状態にあるときには、フック部材12の本体部12Cが側面4Bと反対側の側面4C側に押し出されるので、フック部材12は横向きの状態に配置され、リテーナ4及びアームヘッド2の内側の空間に収まった状態にある。一方、ワイパーアーム1がロックバック状態となった場合には、フック部材12の本体部12Cがリテーナ4の側面4Cから離れる方向に引き寄せられるので、フック部材12は縦向きの状態に配置され、フック部材12と連結軸3が干渉することなく、ワイパーアーム1をロックバック状態とすることができる。このように、リンク部材23をガイド部材として用いても、フック部材12の配置を、リテーナ4及びアームヘッド2の内側の空間に収まり続けるようにコントロールできる。
図19から図22には、本発明の第4の実施形態を示す。本実施形態では、上記第3の実施形態においてリテーナ4の側面4Bとフック部材12の間に掛け渡されたリンク部材23を用いていたのに代えて、アームヘッド2の側面2Cとフック部材12の間に掛け渡されたリンク部材25を備えている。リンク部材25の基端部25Aは自在継ぎ手26を介してアームヘッド2の側面2Cに取り付けられ、リンク部材25の先端部25Bはフック部材12の本体部12Cに取り付けられている。このような構成によっても、上記第3の実施形態と同様に、フック部材12の姿勢(横向きと縦向き)をリンク部材25により正しくコントロールすることができる。
なお、上記各実施形態では、フック部材12は、係止ピン14に係合部12Bが係合することにより、アームヘッド2側に連結されるようになっているが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、例えばフック部材12とアームヘッド2は、自在継ぎ手を介して連結されるようにしてもよい。
1 ワイパーアーム
2 アームヘッド
3 連結軸
4 リテーナ
5 アームピース
10 ヒンジ部
11 引っ張りバネ
12 フック部材
13 係止ピン
14 係止ピン
15 ガイド板
16 長孔
21 ガイド板
22 長孔
23 リンク部材
24 自在継ぎ手
25 リンク部材
26 自在継ぎ手

Claims (9)

  1. アームヘッドと、前記アームヘッドに対してヒンジ部において回動可能に連結されるとともにワイパーブレードを保持可能なワイパーアーム本体と、前記ヒンジ部に隣接して配置されるフック部材と、前記フック部材を介して前記ワイパーアーム本体と前記アームヘッドの間に介装される引っ張りバネとを備えたワイパーアームにおいて、
    前記フック部材を前記ワイパーアーム本体及び前記アームヘッドに対して縦向きの配置と横向きの配置とをとり得るようにするとともに、前記フック部材を案内するガイド部材を備えたワイパーアーム。
  2. 前記ガイド部材は、前記フック部材の少なくとも一部が貫通する案内孔を備え、前記フック部材は、前記案内孔に沿って案内される請求項1に記載のワイパーアーム。
  3. 前記ガイド部材は、前記ワイパーアーム本体に固定されている請求項2に記載のワイパーアーム。
  4. 前記ガイド部材は、前記アームヘッドに固定されている請求項2に記載のワイパーアーム。
  5. 前記ガイド部材は、前記ワイパーアーム本体又は前記アームヘッドと前記フック部材との間に掛け渡されたリンク部材である請求項1に記載のワイパーアーム。
  6. 前記リンク部材の一端は、前記ワイパーアーム本体又は前記アームヘッドに対して自在継ぎ手を介して連結されている請求項5に記載のワイパーアーム。
  7. 前記ワイパーアームは、前記ワイパーアーム本体と前記アームヘッドが略真っ直ぐに配置された通常使用状態と、前記ワイパーアーム本体が前記アームヘッドに対して起立した起立状態との間で回動可能であり、前記ガイド部材は、前記ワイパーアームが通常使用状態にあるとき、前記フック部材を前記ワイパーアーム本体及び前記アームヘッドに対して横向きの配置をとるように案内し、前記ワイパーアームが起立状態にあるとき、前記フック部材を前記ワイパーアーム本体及び前記アームヘッドに対して縦向きの配置をとるように案内する請求項1から請求項6のいずれか1つに記載のワイパーアーム。
  8. 前記フック部材は、本体部分と、前記アームヘッドの被係合部に係合する端部とを備え、前記アームヘッドの被係合部に係合する端部は、前記本体部分に対して所定の傾斜角度で傾斜しているようにした請求項1から請求項7のいずれか1つに記載のワイパーアーム。
  9. 前記所定の傾斜角度は、45度である請求項8に記載のワイパーアーム。
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