JP2011235582A - 液体供給装置および液滴吐出装置 - Google Patents

液体供給装置および液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体の撹拌効率に優れた液体供給装置を提供すること。
【解決手段】本発明の液体供給装置は、沈降し得る成分を含む液体が流通する容器と、前記容器の内部に移動自在に配置された撹拌子と、前記容器が搭載され、所定の方向に往復運動するキャリッジと、を含み、前記撹拌子は、前記キャリッジの往復運動に基づいて、前記容器内を移動し、前記容器の内部の鉛直方向の高さ(Ht)と、前記撹拌子の鉛直方向における高さ(Hb)と、の関係が式(1)を満たすことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体供給装置およびこれを用いた液体吐出装置に関する。
従来から、インクを収容するインクタンクからインク供給管を介して、インクを吐出可能な吐出ヘッドに供給するインク供給システムについて知られている。このようなインク供給システムを用いた場合、吐出ヘッドにインクの供給が行われた後、インクの供給が長時間行われないと、インク供給管の流路内に残留したインクに含まれる成分が沈降することがある。インクに含まれる成分が沈降すると、再度吐出ヘッドにインクを供給する際に、吐出ヘッドにインクの安定供給ができなかったり、吐出不良が発生したりすることがある。
特に、インクの成分として無機顔料(例えば酸化チタン等)や金属顔料(例えばアルミニウム)等を含む場合には、溶媒との比重差の点から、これらの顔料が沈降しやすいという問題がある。
例えば、特許文献1には、インク流路内に常に一定量のインクを保持させるサブタンクを設けたインク供給システムについて記載されている。また、特許文献1には、サブタンク内のインクを撹拌するためにサブタンク内に撹拌球を設けること等について記載されている。このようなサブタンクを設けることによって、インクに含まれる顔料等の成分の沈降を低減させることができる。
特開2006−272648号公報
しかしながら、前述の従来技術では、撹拌球がサブタンク内で動きにくくなり、液体の撹拌効率が低下する場合があった。
本発明のいくつかの態様にかかる目的の1つは、上記課題を解決することによって、液体の撹拌効率に優れた液体供給装置を提供することにある。
本発明のいくつかの態様にかかる目的の1つは、上記液体供給装置を含む液滴吐出装置を提供することにある。
本発明は上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本発明に係る液体供給装置の態様の1つは、
沈降し得る成分を含む液体が流通する容器と、
前記容器の内部に移動自在に配置された撹拌子と、
前記容器が搭載され、所定の方向に往復運動するキャリッジと、
を含み、
前記撹拌子は、前記キャリッジの往復運動に基づいて、前記容器内を移動し、
前記容器の内部の鉛直方向の高さ(Ht)と、前記撹拌子の鉛直方向における高さ(Hb)と、の関係が下記式(1)を満たす。
0.4×Ht≦Hb≦0.9×Ht ・・・(1)
適用例1の記載の発明によれば、Ht、Hbが上記関係式を満たすので、撹拌子が容器内を容易に移動することができ、液体の撹拌効率に優れた液体供給装置を得ることができる。
[適用例2]
適用例1において、
さらに、前記容器内に生じ得る沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)と、前記Htと、前記Hbと、の関係が下記式(2)を満たすことができる。
2.5×Hi≦Hb≦0.9×(Ht−Hi) ・・・(2)
適用例2に記載の発明によれば、Ht、Hb、Hiが上記関係式を満たすので、特に沈降物が固化した場合において、液体の撹拌効率に優れた液体供給装置を得ることができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2において、
さらに、液体収容部および吐出ヘッドを含み、
前記吐出ヘッドは、前記キャリッジに搭載され、
前記液体は、液体収容部から前記容器を介して前記吐出ヘッドに流通することができる。
適用例3に記載の発明によれば、吐出ヘッドに成分組成比のばらつきの少ない液体を供給することができる。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれか1例において、
前記沈降し得る成分は、無機顔料、金属顔料、および中空樹脂粒子から選択される少なくとも1種を含むことができる。
適用例4に記載の発明によれば、沈降を生じやすい成分が含まれていても、良好に分散させることができる。
[適用例5]
適用例1ないし適用例4のいずれか1例において、
前記液体は、溶媒を含み、
前記沈降し得る成分と前記溶媒との比重差が1以上であることができる。
適用例5に記載の発明によれば、沈降を生じやすい成分が含まれていても、良好に分散させることができる。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のいずれか1例において、
前記撹拌子の形状は、球体または楕円体であることができる。
適用例6に記載の発明によれば、撹拌子が容器内で移動しやすくなり、より効率的に液体を撹拌することができる。
[適用例7]
適用例1ないし適用例6のいずれか1例において、
前記容器は、上面部と、底面部と、前記所定の方向に延びる第1側面部と、前記所定の方向に対向する第2側面部と、を有し、
前記底面部の前記所定の方向に直交する断面は、外周部が前記容器の外側に向かって凸の曲線を含むことができる。
適用例7に記載の発明によれば、容器内の沈降物が底面部の凸部分に集まりやすくなる。また、撹拌子が底面部の凸部分に位置しやすくなって、底面部の凸部分に沿って移動しやすくなる。これにより、撹拌子の移動によって、沈降物をより効率的に撹拌することができる。
[適用例8]
適用例7において、
さらに、前記第1側面部および前記上面部の前記所定の方向に直交する断面は、外周部が前記容器の外側に向かって凸の曲線を含むことができる。
[適用例9]
適用例8において、
前記容器の前記所定の方向に直交する断面は、円形または楕円形であることができる。
[適用例10]
適用例7ないし適用例9のいずれか1例において、
さらに、前記第2側面部の前記所定の方向に平行な断面は、外周部が前記容器の外側に向かって凸の曲線を含むことができる。
適用例10に記載の発明によれば、第2側面部と底面部との接続部に撹拌子が接触しやすくなるので、沈降物をより効率的に撹拌することができる。
[適用例11]
適用例2ないし適用例10のいずれか1例において、
前記液体の吐出を伴わずに前記キャリッジを移動させる第1動作および前記液体の吐出を伴って前記キャリッジを移動させる第2動作を制御する制御手段を有し、
前記制御手段は、少なくとも前記キャリッジが停止してから所定時間以上が経過したときに、前記第1動作を行わせることができる。
適用例11に記載の発明によれば、キャリッジの移動が停止してから所定時間以上が経過したときに、制御手段によって第1動作を行うように制御される。そのため、容器内に沈降物が発生しても、成分組成比のばらつきの少ない液体をヘッドに供給することができる。
[適用例12]
本発明に係る液滴吐出装置の態様の1つは、
適用例1ないし適用例11のいずれか1例に記載の液体供給装置を含む。
適用例12に記載の発明によれば、上記のいずれか1例の液体供給装置を含むので、液体の撹拌効率に優れ、成分組成比のばらつきの少ない液滴を吐出することができる。
本実施形態に係る液体供給装置を模式的に示す側面図。 本実施形態に係る液体供給装置における容器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る液体供給装置の容器内の沈降し得る成分の沈降状態を示す説明図。 本実施形態に係る液体供給装置の機能ブロックを説明する図。 本実施形態に係る液体供給装置の制御処理を示すフローチャート。 本実施形態に係る液滴吐出装置を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の実施形態について説明するが、本発明はこれらに制限されるものではない。
1.液体供給装置
本発明に係る液体供給装置は、沈降し得る成分を含む液体が流通する容器と、前記容器の内部に移動自在に配置された撹拌子と、前記容器が搭載され、所定の方向に往復運動するキャリッジと、を含み、前記撹拌子は、前記キャリッジの往復運動に基づいて、前記容器内を移動し、前記容器の内部の鉛直方向の高さ(Ht)と、前記撹拌子の鉛直方向における高さ(Hb)と、の関係が下記式(1)を満たすことを特徴とする。
0.4×Ht≦Hb≦0.9×Ht ・・・(1)
図1は、本実施形態に係る液体供給装置100を模式的に示す側面図である。また、図2は、本実施形態に係る液体供給装置100における容器20を模式的に示す斜視図である。図3は、本実施形態に係る液体供給装置100の容器20内の沈降し得る成分の沈降状態を示す説明図であり、具体的には、沈降物HIが容器20の底面に溜まった容器20を模式的に示した側面図である。以下、図1〜図3を参照しながら、本実施形態に係る液体供給装置100について説明する。
本実施形態に係る液体供給装置は、容器と、容器の内部に配置された撹拌子と、キャリッジと、を有する。図1の例では、本実施形態に係る液体供給装置100は、液体収容部10と、容器20と、液体供給管30と、吐出ヘッド40と、を有している。容器20および吐出ヘッド40は、キャリッジ50Aに搭載されている。容器20は、その内部に撹拌子15を備えている。キャリッジ50Aは、所定の方向(以下、「主走査方向」ともいう。)MSDに往復運動可能である。
1.1.液体収容部
本実施形態における液体供給装置は、液体収容部を有していてもよい。液体収容部10は、液体を収容することができる。図1の例では、液体収容部10は、液体供給管30aを介して容器20と接続されている。これによって、液体を容器20に流通させることができる。
液体収容部10は、消費した液体を再度補充できるような構造であることが好ましく、液体供給装置100の作動中に液体を補充できる構造であることがより好ましい。液体供給装置100の作動を中止せずに液体収容部10に液体を補充することにより、作業効率を向上させることができる。
本明細書中における液体とは、沈降し得る成分を含んでいればよく、例えば、サスペンジョン、エマルジョン等の分散体等を挙げることができる。例えば、液体収容部10に収容されている液体としては、インク組成物、有機ELディスプレー用材料、液晶ディスプレー等のカラーフィルター用材料、FED(面発光ディスプレー)用材料、電気泳動ディスプレー等の電極やカラーフィルター用材料、バイオチップ製造に用いられる生体有機材料等が挙げられる。
また、沈降し得る成分としては、例えば、溶媒に対する比重が高い成分であって、インク組成物にあっては、例えば、無機顔料、金属顔料、および中空樹脂粒子から選択される少なくとも1種を含むことができ、それらに結合または吸着した成分を含むことができる。また、沈降物HIは、沈降し得る成分を容器20内で沈降させたものである。
無機顔料としては、例えば、二酸化チタン、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化鉄、カーボンブラックなどを挙げることができる。
金属顔料としては、例えば、アルミニウム、金、銀、銅、真鍮、チタン等の単体、またはそれらの合金などを挙げることができる。
中空樹脂粒子としては、例えば、米国特許第4880465号や特許第3562754号などの明細書に記載されている中空樹脂粒子を挙げることができる。なお、中空樹脂粒子とは、例えば、その内部に空洞を有しており、その外殻が液体透過性を有する樹脂から形成されているものである。中空樹脂粒子は、白色顔料として使用することができる。
液体収容部10に収容されている液体は、さらに、有機溶媒や水等の溶媒を含み、沈降し得る成分と溶媒との比重差が1以上の組成のものを用いることができる。このように、液体中の溶媒と沈降し得る成分との比重差が大きくても、本発明に係る液体供給装置100を用いることによって、十分撹拌することができ、成分組成比のばらつきの少ない液体を供給することができる。
以下、液体収容部10に収容される液体として代表的に使用される白色インク組成物について説明する。例えば、白色インク組成物には、白色顔料として上記の二酸化チタンを用いることができる。二酸化チタンの含有量は、白色インク組成物の全質量に対して、好ましくは5質量%以上25質量%以下、より好ましくは8質量%以上15質量%以下である。二酸化チタンの含有量が上記範囲を超えると、吐出ヘッド40の目詰まり等が発生する場合がある。また、二酸化チタンの含有量が上記範囲未満であると、白色度が不足する場合がある。
白色インク組成物は、顔料を定着させる樹脂を含むことができる。樹脂としては、アクリル系樹脂(例えば、アルマテックス(三井化学社製))、ウレタン系樹脂(例えば、WBR−022U(大成ファインケミカル社製))等が挙げられる。樹脂の含有量は、白色インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.5質量%以上10質量%以下、より好ましくは0.5質量%以上3質量%以下である。
白色インク組成物は、アルカンジオールおよびグリコールエーテルから選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。アルカンジオールやグリコールエーテルは、記録媒体などの被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。
アルカンジオールとしては、1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオールなどの炭素数が4以上8以下の1,2−アルカンジオールであることが好ましい。これらの中でも炭素数が6以上8以下の1,2−ヘキサンジオール、1,2−ヘプタンジオール、1,2−オクタンジオールは、記録媒体への浸透性が特に高いためより好ましい。
グリコールエーテルとしては、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテルなどの多価アルコールの低級アルキルエーテルを挙げることができる。これらの中でも、トリエチレングリコールモノブチルエーテルを用いると良好な記録品質を得ることができる。
これらのアルカンジオールおよびグリコールエーテルから選択される少なくとも1種の含有量は、白色インク組成物の全質量に対して、好ましくは1質量%以上20質量%以下であり、より好ましくは1質量%以上10質量%以下である。
また、白色インク組成物は、アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤を含有することが好ましい。アセチレングリコール系界面活性剤またはポリシロキサン系界面活性剤は、記録媒体などの被記録面への濡れ性を高めてインクの浸透性を高めることができる。
アセチレングリコール系界面活性剤としては、例えば、2,4,7,9−テトラメチル−5−デシン−4,7−ジオール、3,6−ジメチル−4−オクチン−3,6−ジオール、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール、2,4−ジメチル−5−ヘキシン−3−オールなどが挙げられる。また、アセチレングリコール系界面活性剤は、市販品を利用することもでき、例えば、オルフィンE1010、STG、Y(以上、日信化学社製)、サーフィノール104、82、465、485、TG(以上、Air Products and Chemicals Inc.製)が挙げられる。
ポリシロキサン系界面活性剤としては、市販品を利用することができ、例えば、BYK−347、BYK−348(ビックケミー・ジャパン社製)などが挙げられる。
さらに、白色インク組成物には、アニオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤などのその他の界面活性剤を含有することもできる。
上記界面活性剤の含有量は、白色インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.01質量%以上5質量%以下であり、より好ましくは0.1質量%以上0.5質量%以下である。
白色インク組成物は、多価アルコールを含有することが好ましい。多価アルコールは、例えば、白色インク組成物をインクジェット記録装置に適用した場合に、インクの乾燥を抑制し、吐出ヘッド部分におけるインクの目詰まりを防止することができる。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオグリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパンなどが挙げられる。
上記多価アルコールの含有量は、白色インク組成物の全質量に対して、好ましくは0.1質量%以上30質量%以下であり、より好ましくは0.5質量%以上20質量%以下である。
白色インク組成物は、溶媒として水を含有することができる。水は、イオン交換水、限外ろ過水、逆浸透水、蒸留水などの純水または超純水を用いることが好ましい。特に、これらの水を紫外線照射または過酸化水素添加などにより滅菌処理した水は、長期間に亘りカビやバクテリアの発生を抑制することができるので好ましい。
さらに、白色インク組成物は、必要に応じて、水溶性ロジンなどの定着剤、安息香酸ナトリウムなどの防黴剤・防腐剤、アロハネート類などの酸化防止剤・紫外線吸収剤、キレート剤、トリエタノールアミン等のpH調整剤、酸素吸収剤などの添加剤を含有させることができる。これらの添加剤は、1種単独で用いることもできるし、2種以上組み合わせて用いることもできる。
なお、白色インク組成物として、水系インク組成物を例として説明しているが、紫外線硬化型インク等を用いてもよい。紫外線硬化型インクを用いる場合には、沈降し得る成分として、例えば、光重合開始剤等を挙げることができる。
1.2.液体供給管
本実施形態における液体供給装置は、液体供給管を有してもよい。図1の例では、液体供給管30は、液体供給管30aと液体供給管30bとから構成されている。図1において、液体供給管30aは、液体収容部10と、容器20と、を接続している。液体供給管30aは、液体収容部10に収容されている液体を容器20に流通させることができる。図1において、液体供給管30bは、容器20と、吐出ヘッド40と、を接続している。液体供給管30bは、容器20に供給された液体を吐出ヘッド40に流通させることができる。
液体供給管30の形状としては、特に限定されないが、以下のものを挙げることができる。例えば、液体収容部10および吐出ヘッド40を単純な直線で結ぶ直線状、たるんだ形状、局所的に高い部分と低い部分とが交互に繰り返される部分を含む波形状、および複数のループが連結される部分を含むループ状等を挙げることができる。
液体供給管30の内部には、液体の流動方向に沿ってねじられた仕切り部(図示せず)が設けられていてもよい。仕切り部は、液体供給管30内に導入された液体を撹拌する機能を有している。液体供給管30に導入された液体は、ねじれ構造である仕切り部に沿うように液体供給管30内を進み、吐出ヘッド40に供給される。これによって、液体供給管30内の液体を充分に撹拌することができる。
液体供給管30の材質としては、可撓性を有するものであれば特に限定されるものではなく、エラストマー等を挙げることができる。エラストマーとしては、例えば、天然ゴム、合成ゴム等の加硫ゴムや、塩化ビニル系、スチレン系、オレフィン系、シリコーン系、フッ素系等のエラストマーを挙げることができる。
液体供給管30の内径は、撹拌子15が液体供給管30内に移動しない大きさであれば、特に限定されるものではない。例えば、液体供給装置100を後述する液滴吐出装置300に適用する場合には、液体供給管30の内径は、好ましくは2mm以上5mm以下であり、より好ましくは2mm以上4mm以下である。
1.3.容器および撹拌子
本実施形態における液体供給装置は、キャリッジに搭載され、沈降し得る成分を含む液体が流通する容器を有する。容器がキャリッジに搭載されていると、容器のみを移動させるための機構を別に設ける必要がなく、キャリッジの移動機構を利用して容器を移動させることができる。そのため、容器をキャリッジに搭載すると、撹拌効率の優れた液体供給装置を容易に得られるという観点から優れている。
また、本実施形態における液体供給装置は、容器の内部に移動自在に配置された撹拌子を有する。
図1に示すように、容器20は、その内部に撹拌子15を有する。図1において、容器20は、液体供給管30aを介して液体収容部10に接続されている。容器20および液体供給管30aの接続部分J1は、後述するJ2以外の部分に形成されるのであれば、容器20のいずれの部分に設けられてもよい。
また、図1において、容器20は、液体供給管30bを介して吐出ヘッド40に接続されている。また、容器20および液体供給管30bの接続部分J2は、J1以外の部分に形成されるのであれば、容器20のいずれの部分に設けられてもよい。
容器20の取り付けられている向きや角度等は、撹拌子15がキャリッジ50Aの往復運動に基づいて移動するのであれば、特に限定されるものではない。
本実施形態に係る液体供給装置100の容器20の形状としては、直方体形状、円筒形状、楕円筒形状等を挙げることができる。なお、本明細書において、容器の形状とは、撹拌子が配置されている容器の内部形状のことをいう。
容器20は、図2(A)のように、上面部24と、底面部22と、所定の方向MSDに延びる第1側面部26と、所定の方向MSDに対向する第2側面部28と、を有し、底面部22の所定の方向MSDに直交する断面は、外周部が容器の外側に向かって凸の曲線を含むことが好ましい。具体的には、図2(A)の例では、底面部22は、鉛直方向VDの下向きに凸の曲面を有しており、第1側面部26および第2側面部28と接続され、かつ、連続した面を有している。また、上面部24は、第1側面部26および第2側面部28と接続され、かつ、連続した面を有している。第1側面部26は、所定の方向MSDに沿って延びる対向する2つの面からなる。また、第2側面部28は、液体供給管30aおよび30bに接続されている。第2側面部28は、所定の方向MSDに対して対向して設けられた2つの面からなる。
図2(A)において、容器20の底面部22は凸曲面であるため、沈降物HIが底面部22の凸部分に集まりやすい。また、撹拌子15は、底面部22の凸部分に位置しやすくなり、底面部22の凸部分に沿って移動しやすくなる。このように、沈降物HIが撹拌子15の移動する軌道に多く残留しているので、撹拌子15の移動によって沈降物HIをより効率的に撹拌することができる。したがって、容器が図2(A)の形状であると、撹拌効率に優れた液体供給装置を得ることができる。
また、図2(A)の容器20の他に、図2(B)に示すような容器120を用いてもよい。図2(B)の容器120は、図2(A)における第1側面部26および上面部24の所定の方向MSDに直交する断面の外周部が容器20の外側に向かって凸の曲線を含むようにしたものであり、例えば、容器120の所定の方向MSDに直交する断面形状が円形であることができる。具体的には、容器120は、図2(A)における上面部24、底面部22、および第1側面部26が一体化した円筒部122と、第2側面部128と、からなり、第2側面部128に液体供給管30aおよび30bが接続されている。第2側面部128は、主走査方向MSDに対して対向して設けられた2つの面からなる。
なお、図2(B)の例では、容器120は、円筒部122を有しておりキャリッジ50Aの移動方向MSDと直交する断面形状が円形であるが、容器120の取り付けられる向きや角度によっては、断面形状が楕円形の場合もある。
また、容器120は、円筒部122を有しているが、円筒形状に代えて楕円筒形状のものを用いてもよい。
図2(B)における容器120は、円筒形または楕円筒形であるため、容器120内に供給された沈降物HIが容器120の底部の中央部に集まりやすい。また、撹拌子15は、容器120の底部の中央部に位置しやすくなり、底部の中央部に沿って移動しやすくなる。このように、沈降物HIが撹拌子15の移動する軌道に多く残留しているため、撹拌子15の移動によって沈降物HIをより効率的に撹拌することができる。
本実施形態における容器20(120)は、さらに、第2側面部28(128)の所定の方向MSDに平行な断面の外周部が、容器20の外側に向かって凸の曲線を含むことがより好ましい。このような形状の容器としては、図2(C)における容器220が挙げられる。容器220は、第2側面部228が容器220の外側に向かって凸の曲面形状を有する以外は、図2(B)における容器120と同様の形状を有する。具体的には、容器220は、円筒部222と、その側面(第2側面部228)と、が接続され連続した面を有している。
図2(A)に示すように、容器20は、第2側面部28が容器20の外側に向かって凸の曲面を有していない。このため、第2側面部28と底面部22との接続部に沈降した沈降物HIは、撹拌子15が球体や楕円体である場合(後述)において、撹拌子15と接触しにくくなるため、撹拌効率が低下する場合がある。また、図2(B)に示すように、容器120も同様である。
これに対して、図2(C)に示す容器220のように、第2側面部228が容器220の外側に向かって凸の曲面を有していると、撹拌子15が球体や楕円体である場合(後述)において、第2側面部228と円筒部222との接続部分に撹拌子15が接触しやすくなる。そのため、第2側面部228と円筒部222との接続部分に沈降した沈降物HIは、撹拌子15によって効果的に撹拌することができる。
容器20の形状を直方体形状とする場合には、長辺がキャリッジ50Aの移動方向MSDと平行になるように配置することが好ましい。これにより、容器20内での撹拌子15の移動領域が広がり、容器20内を効率的に移動できるようになるので、液体の撹拌効率を向上することができる。
容器20の形状を円筒形状や楕円筒形状とする場合には、主走査方向MSDと直交する容器20の断面形状が円形または楕円形となるように設置し、かつ、その長手方向がキャリッジ50Aの移動方向MSDと平行になるように配置することが好ましい。容器20の長手方向とキャリッジ50Aの移動方向MSDとが平行になるように容器20を設置すると、撹拌子15は、容器20の底部の凸部分に沿ってさらに移動しやすくなる。これにより、撹拌子15の移動によって、容器20の底部の凸部分に沈降した沈降物をより効率的に撹拌することができる。
容器20は、複数設けられていてもよい。容器20が複数設けられていることによって、液体の撹拌効率を向上させることができる。また、容器20は、その内部に撹拌子15を複数備えていてもよい。これによって、容器20に供給された液体の撹拌効率を向上させることができる。
撹拌子15は、キャリッジ50Aの往復運動に基づいて、容器20の内部を移動して、容器20に供給された液体や沈降物HIを撹拌することができる。撹拌子15の軌道および移動方向は、キャリッジ50Aの往復運動、容器20への液体供給量、容器20の取り付けられている向きや角度、容器の形状等によって決定される。
撹拌子15の形状としては、容器20内を移動できる形状であればよく、例えば、球体、楕円体(例えば、ラグビーボール型)、円柱形、楕円柱形、直方体、立方体などを挙げられる。これらの中でも、撹拌子15の形状が球体や楕円体であると、撹拌子15の移動効率を向上させることができる。また、容器20の底面部22の所定方向MSDに直交する断面の外周部が容器20の外側に向かって凸の曲線を有する場合には、凸部分の頂点に撹拌子15が接触しやすくなるので、底面部22の凸部分に沈降した沈降物の撹拌効率が向上する。
また、撹拌子15は、容器20に供給される液体の比重よりも高い比重の材質を用いることが好ましく、2.5以上の比重の材質を用いることがより好ましい。例えば、撹拌子15の材質としては、ケイ酸塩を主成分とするガラスや、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、金属(例えば、アルミニウム、チタン、クロム、ニッケル、鉄、およびこれらのいずれかを含む合金)等を挙げることができる。撹拌子15の比重が容器20に供給される液体の比重よりも高いことによって、沈降物HIの撹拌を効果的に行うことができる。
1.4.容器、撹拌子、および沈降物の関係
本実施形態における液体供給装置は、容器の内部の鉛直方向の高さ(Ht)と、撹拌子の鉛直方向における高さ(Hb)と、の関係が下記式(1)を満たす。
0.4×Ht≦Hb≦0.9×Ht ・・・(1)
さらに、本実施形態における液体供給装置は、上記式(1)を満たすとともに、容器内に生じ得る沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)と、Htと、Hbと、の関係が下記式(2)を満たすことが好ましい。
2.5×Hi≦Hb≦0.9×(Ht−Hi) ・・・(2)
ここで、容器の内部の鉛直方向における高さ(Ht)とは、所定の方向(容器が移動する方向)に直交する容器の断面において、鉛直方向における容器の最も高い部分から最も低い部分までの距離のことをいう。また、撹拌子の鉛直方向における高さ(Hb)とは、鉛直方向における撹拌子の最も高い部分から最も低い部分までの距離のことをいう。なお、所定の方向に撹拌子が移動する範囲内において、所定の方向の位置によって、容器の内部の鉛直方向における高さが一定でない場合には、容器の内部の鉛直方向における高さ(Ht)は、容器の第2側面部を除いた容器の内部の鉛直方向における高さのうち最も距離の短いものを示す。なお、上述の容器の内部の鉛直方向における高さが一定であると、撹拌子が移動する範囲内において、撹拌子の移動し易さが一定となるという観点から好ましい。
沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)とは、容器内の液体に含まれる沈降し得る成分の全てを容器の底部に沈降させて、容器内における沈降物の上面が水平になるようにした場合における、容器の内部の鉛直方向における最も低い部分から沈降物の上面までの距離のことをいう。Hiは、容器内に供給された液体に含まれる沈降し得る成分の体積比率、容器の体積、容器の形状から求めることができる。
以下、上記式(1)〜(2)について、図1および図3を用いて説明する。
図1の例では、液体収容部10に収容された沈降し得る成分を含む液体は、液体供給管30aを介して容器20に供給され、容器20内の撹拌子15によって撹拌された後、容器20内を流動して、液体供給管30bを介して吐出ヘッド40に供給される。
このような場合、吐出ヘッド40への沈降し得る成分を含む液体の供給が停止すると、容器20内を流動していた液体は、容器20内に保持されることになる。そのため、図3のように、液体に含まれる沈降し得る成分が容器20内に沈降して、容器20の底部に沈降物HIが溜まる場合がある。
図3は、容器20内に液体が供給されて、液体中の沈降し得る成分の全てが沈降した状態を表す説明図である。
図3において、容器20は、所定の方向MSDに沿って平行に設置されており、かつ、水平方向LDに沿って平行に設置されている。鉛直方向VDにおいて、容器20内で最も低い位置A0から最も高い位置A3までの距離が、Htである。例えば、容器20が直方体である場合において、Htは容器の高さを表す。
図3において、沈降物HIは、容器20の底面に溜まっており、沈降物HIの上面が水平となっている。鉛直方向VDにおいて、容器20内で最も低い位置A0から沈降物の上面の位置A1までの距離が、Hiである。
図3の例では、沈降物の上面を水平としたが、これに限定されるものではない。例えば、あらかじめ液体の組成が決定しており、かつ、用いる容器の形状が決定していると、沈降物の沈降状態がどのような形態であっても、計算により沈降物HIの上面を水平とした場合のHiを算出することができる。
図3において、撹拌子15は、容器20内で最も低い位置A0に接して配置されている。鉛直方向VDにおいて、容器20内で最も低い位置A0から撹拌子15の最も高い位置A2までの距離が、Hbである。例えば、撹拌子15が球体である場合において、Hbは球体の直径を示す。
本実施形態に係る液体供給装置100は、上述したように、Htと、Hbと、の関係が上記式(1)を満たす。これにより、撹拌子15が容器20内を容易に移動することができ、容器20内の沈降物HIおよび液体を十分に撹拌することができる。特に、沈降物HIが容器20の底面において固化しておらず、撹拌子15が容器20の底面に接触しながら移動することができる場合には、上記式(1)を満たすことにより、撹拌子15が容器20内の沈降物HIおよび液体を効果的に撹拌することができる。
これに対して、HbがHtの40%未満であると、HbがHtに対して小さくなりすぎるため、液体の撹拌効率が低下して、沈降物HIおよび液体を十分に撹拌できない場合がある。また、HbがHtの90%を超えると、撹拌子15が液体の抵抗を受けやすくなり、沈降物HIおよび液体を十分に撹拌できない場合がある。
本実施形態に係る液体供給装置100は、式(2)に示すように、Hbが[0.9×(Ht−Hi)]以下であることが好ましい。これにより、沈降物HIが固化した際に撹拌子15が沈降物HIに乗り上げても、撹拌子15の移動が阻害されにくくなり容器20内を容易に移動できるため、容器20内の沈降物HIおよび液体を十分に撹拌することができる。
これに対して、Hbが[0.9×(Ht−Hi)]を超えると、撹拌子15が液体の抵抗を受けやすくなったり、撹拌子15が容器20内で詰まって動けなくなったりして、液体および沈降物HIを撹拌しにくくなる場合がある。
なお、液体供給装置100に供給される液体に含まれる沈降し得る成分が、撹拌動作を阻害するほど固化しない性質のものである場合には、式(2)を必ずしも満たさなくてもよい。また、沈降物HIが容器20内で固化した際に、液体供給装置100が撹拌動作の条件を変えたり沈降物を排出するなどの制御を行う場合には、式(2)を必ずしも満たさなくてもよい。
本実施形態に係る液体供給装置100は、式(2)に示すように、HbがHiの2.5倍以上となるように設定することが好ましい。特に、沈降物HIが固化している場合において、HbがHiの2.5倍以上であると、撹拌子15の一部が沈降物HIで埋まっても、撹拌子15がキャリッジ50Aの動作によって容器20内を移動することができる。
これに対して、HbがHiの2.5倍未満であると、撹拌子15が沈降物HIに埋まって動けない場合がある。
なお、本明細書において、沈降物HIの固化とは、撹拌子15が容器20の底面に沿って移動する際に、撹拌子15が沈降物HIに阻害されて容器20の底面に接触できない部分を有する状態のことをいう。
本実施形態における液体供給装置100は、上記式(1)を満たすようにHtおよびHbが設計されることで、撹拌効率に優れたものとなる。
1.5.吐出ヘッド
本実施形態に係る液体供給装置は、吐出ヘッドを有してもよい。図1の例では、吐出ヘッド40は、キャリッジ50Aに搭載されており、液体供給管30bを介して容器20と接続されている。吐出ヘッド40は、液体供給管30bから供給された液体を吐出することができる。
吐出ヘッド40に供給される液体は、容器20において十分撹拌されたものである。そのため、吐出ヘッド40は、成分組成比のばらつきの少ない液体を吐出することができる。
1.6.キャリッジ
本実施形態に係る液体供給装置は、所定の方向に移動するキャリッジを有する。図1において、キャリッジ50Aは、例えば、駆動源となるキャリッジモーター(図示せず)の動力によって主走査方向MSDに往復運動することができる。キャリッジ50Aが移動することによって、キャリッジ50Aに搭載された容器20内の撹拌子15が移動するので、容器20内の液体を撹拌することができる。また、キャリッジ50Aの移動に伴って吐出ヘッド40から液体を吐出することができるので、所望の位置に液体を吐出することができる。
1.7.吸引手段
本実施形態に係る液体供給装置は、吸引手段を有することができる。吸引手段としては、例えば、真空ポンプ、チューブポンプ等を挙げることができる。チューブポンプによる液体の吸引は、例えば、特開2003−165231号公報の図13に記載されている機構を用いることができる。具体的には、ヘッドにキャップ装置を接続してヘッドの液体の吐出面を密閉した後、キャップ装置に接続されたポンプローラーによってホース(チューブ)内の空気を排出することにより、液体を排出するものである。
本実施形態における液体供給装置100において、吐出ヘッド40から液体が吸引されると、容器20内の液体が吐出ヘッド40から排出されるとともに、液体収容部10や液体供給管30a内の液体が容器20内に供給される。このようにして、容器20内の液体が液体収容部10や液体供給管30a内の液体に置換される。
なお、吐出ヘッド40から液体を吸引して、容器20内の液体を液体収容部10や液体供給管30a内の液体と置換する方法を示したが、これに限定されず、容器20から直接液体を排出して、液体収容部10や液体供給管30a内の液体と置換させてもよい。
1.8.制御手段
本実施形態に係る液体供給装置は、制御手段を有することができる。制御手段は、例えば、CPUとメモリーとを有するコンピューターを利用して構成されることができる。図4は、本実施形態に係る液体供給装置100の機能ブロック図である。図4の例では、液体供給装置100は、制御手段60によって制御される。
制御手段60は、入力手段からの入力信号を受け付けて、液体収容部10、吐出ヘッド40、キャリッジ50A、吸引手段80等の動作制御を行う。具体的には、制御手段60は、受信した命令に応じて、後述する各手段を連携させたり、実行する順序を制御したりする。
制御手段60に対する命令の入力手段としては、例えば、液体供給装置100の本体に設けられた操作ボタンや、液体供給装置100に接続されるPC等が挙げられる。このような入力手段をユーザーが操作することによって、入力信号が制御手段60に送られる。
ユーザーが入力する命令の種類としては、例えば、メンテナンス命令や印刷命令が挙げられる。メンテナンス命令とは、液体供給装置100の保守作業命令のことをいい、具体的には、液体供給装置100の吐出ヘッド40に成分組成比のばらつきの少ない液体を供給させるための命令のことをいう。印刷命令とは、印刷データに基づいて記録媒体上に画像を作成させるための命令のことをいう。
制御手段60は、命令判定手段410を有することができる。命令判定手段410は、制御手段60が受け付けた命令の種類を判断して、命令内容を制御手段60に送信する。
制御手段60は、液体供給動作制御手段420を有することができる。液体供給動作制御手段420は、後述する置換動作や印刷動作等によって液体が消費されると、液体収容部10から液体供給管30aに液体を供給させ、液体の供給タイミングや液体の供給量等を制御する。
制御手段60は、液体吐出動作制御手段430を有することができる。液体吐出動作制御手段430は、印刷命令を受信すると、印刷データに応じて液体の吐出タイミングや吐出量を判断して、吐出ヘッド40から液体を吐出させる。
制御手段60は、置換動作制御手段440を有することができる。置換動作制御手段440は、メンテナンス命令や印刷命令を受信すると、吸引手段80を作動させて吐出ヘッド40を介して容器20内の液体を排出させ、容器20内の液体の置換量等を制御する。
制御手段60は、撹拌動作制御手段450を有することができる。撹拌動作制御手段450は、メンテナンス命令や印刷命令を受信すると、キャリッジ50Aを所定の方向MSDに往復移動させ、キャリッジ50Aの移動速度や移動回数等を制御する。キャリッジ50Aが所定の方向MSDに往復移動すると、キャリッジ50Aの移動に伴って撹拌子15が容器20内を移動するので、容器20内の液体を撹拌することができる。なお、本明細書における「撹拌動作」は、請求項における「第1動作」に相当し、ヘッド40からの液体の吐出を伴わないキャリッジ50Aの移動を示す。
制御手段60は、印刷動作制御手段460を有することができる。印刷動作制御手段460は、印刷命令を受信すると、印刷データに基づいて、キャリッジ50Aを所定の方向MSDに移動させる。制御手段60は、印刷動作制御手段460および液体吐出動作制御手段430を連携させることにより、記録媒体上に印刷データに基づいた画像を形成させる。なお、本明細書における「印刷動作」は、請求項における「第2動作」に相当する。
制御手段60は、計時手段470を有することができる。計時手段470は、時間を記録することができるものであれば特に限定されず、タイマー等を用いることができる。計時手段470は、液体供給装置100の電源オフ時においても時間を記録できるものであることが好ましく、例えば充電式のバッテリーが組み込まれていてもよい。計時手段470における計時の開始や積算された時間のリセット等は、制御手段60によって制御されることができる。
制御手段60は、記憶手段480を有することができる。記憶手段480は、種々の情報を記憶できるメモリー機能を備えることができ、後述する所定の時間を記憶したり、計時手段470によって計時された積算時間等を読み出して記憶することができる。
1.9.制御フロー
図5は、本実施形態に係る液体供給装置100の制御処理を示すフローチャートである。以下、本実施形態に係る液体供給装置100において採用されている各種の制御方法について、図5に示すフローチャートに沿って説明する。
(1)印刷命令の実行フロー
制御手段60は、まず、入力手段からの入力信号を受け付けたか否かの判断を行う(ステップS11)。制御手段60において入力信号が受け付けられない場合には(ステップS11でN)、液体供給装置100は、再度入力信号が受け付けられるまで待機状態となる。一方、制御手段60が、入力手段からの命令を受け付けると(ステップS11でY)、命令判定手段410によって命令の種類が判定される(ステップS12)。
命令判定手段410による命令の種類の判定が印刷命令である場合には、制御手段60は、時間tを記憶手段480から読み出す(ステップS13)。時間tは、計時手段470によって計測された時間であり、キャリッジ50Aの移動が停止してから命令を受け付けたときまでの時間を示す。
次に、制御手段60は、時間tと、あらかじめ記憶手段480に記憶されている時間T1および時間T2と、を比較する(ステップS14)。時間tが時間T1以上である場合には、置換動作制御手段440は、容器20内の液体の少なくとも一部を液体供給管30a内の液体と置換させる置換動作を実行させる(ステップS15)。
ここで、時間T1は、時間T2よりも長い時間を示すものであり、撹拌動作のみを行っても十分な撹拌が行えない可能性の生じる状態に達するまでの時間を示すものである。時間T1は、液体に含まれる沈降成分が沈降して固化するまでの時間や含有量等によって決定することができ、あらかじめ記録手段480に記憶させておくことができる。
このように置換動作を行うことによって、容器20内の固化した沈降物の少なくとも一部を除去することができるので、後述する撹拌動作によって、容器20内の液体を十分に撹拌することができる。
置換動作の終了後、撹拌動作制御手段450は、撹拌動作を実行させる(ステップS16)。撹拌動作は、所定の方向MSDへのキャリッジ50Aの往復動作である。これにより、容器20内の液体を十分に撹拌することができる。なお、キャリッジ50Aの往復運動回数や移動速度等の制御条件は、特に限定されるものではなく、沈降成分の種類や時間t1等に基づいて決定することができる。
次いで、撹拌動作の終了後、印刷動作制御手段460は、印刷データに基づいて印刷動作を実行させる。印刷動作制御手段460は、上述したように制御手段60によって、液体吐出動作制御手段430と連携されるように制御される。これにより、液体吐出動作制御手段430および印刷動作制御手段460が、吐出ヘッド40からの液体の吐出量や吐出タイミング、キャリッジ50Aの所定の方向MSDへの移動等を制御することにより、所望の画像データが印刷された記録媒体を得ることができる。なお、印刷動作は、キャリッジ50Aを所定の方向MSDに往復運動させる動作を含む。そのため、印刷動作によって容器20内の液体を撹拌することができる。
一方、ステップS14において、時間tが時間T1未満であって時間T2以上である場合(T1>t≧T2)には、置換動作を実行させずに、撹拌動作制御手段450によって撹拌動作を実行させる(ステップS16)。そして、撹拌動作の終了後、印刷動作制御手段460は、印刷データに基づいて印刷動作を実行させる。
ここで、時間T2は、液体に含まれる沈降成分が容器20内において沈降するまでの時間を示すものである。具体的には、時間T2は、容器20内の液体を十分に撹拌しないと吐出ヘッド40に成分組成比のばらつきの少ない液体を供給できない状態になるまでの時間のことをいう。時間T2は、液体に含まれる沈降成分の比重や含有量等によって決定することができ、あらかじめ記録手段480に記憶させておくことができる。なお、本明細書における「時間T2」は、請求項における「所定時間」に相当する。
このように、時間tが時間T1未満であって時間T2以上であると、容器20内の液体を置換しなくても、撹拌動作を行うことによって、成分組成比のばらつきの少ない液体を吐出ヘッド40に供給することができる。
一方、ステップS14において、時間tが時間T2未満である場合(T2>t)には、置換動作および撹拌動作を実行させずに、印刷動作制御手段460によって印刷動作を実行させる(ステップS17)。時間tが時間T2未満であると、液体供給管30aおよび容器20内にほとんど沈降物がない状態なので、置換動作や撹拌動作を行わなくても、成分組成比のばらつきの少ない液体を吐出ヘッド40に供給することができる。
そして、印刷動作終了後(キャリッジ50Aの停止後)に、制御手段60が計時手段470の計測時間をリセットして再度計時を開始させ(ステップS18)、本フローを終了する。
(2)メンテナンス命令の実行フロー
次に、命令判定手段による命令の判定(ステップS12)がメンテナンス命令である場合のフローについて、図5を参照しながら説明する。本フローは、主に印刷動作を実行しない点について、「(1)印刷命令の実行フロー」と相違する。なお、本フローにおいて、「(1)印刷命令の実行フロー」と同様の制御手段ついては、同様の名称を付しその説明を省略する。
命令判定手段410による命令の種類の判定がメンテナンス命令である場合には、制御手段60は、時間tを記憶手段480から読み出す(ステップS21)。時間tについては、「(1)印刷命令の実行フロー」と同様であるのでその説明を省略する。
次に、制御手段60は、時間tと、あらかじめ記憶手段480に記憶されている時間T1および時間T2と、を比較する(ステップS22)。時間tが時間T1以上である場合(t≧T1)には、置換動作制御手段440は、容器20内の液体を液体供給管30a内の液体と置換させる置換動作を実行させる(ステップS23)。なお、時間T1およびT2については、「(1)印刷命令の実行フロー」と同様であるのでその説明を省略する。また、時間tが時間T1以上である場合に置換動作を行う理由についても、「(1)印刷命令の実行フロー」と同様であるのでその説明を省略する。
置換動作の終了後、撹拌動作制御手段450は、キャリッジ50Aを所定の方向MSDに移動させる撹拌動作を実行させる(ステップS23)。
一方、ステップS22において、時間tが時間T1未満であって時間T2以上である場合(T1>t≧T2)には、置換動作を実行させずに、撹拌動作制御手段450によって撹拌動作を実行させる(ステップS24)。時間tが時間T1未満であって時間T2以上であるときに、置換動作を実行させずに、撹拌動作を実行させることについては、「(1)印刷命令の実行フロー」と同様であるのでその説明を省略する。
そして、撹拌動作の終了後(キャリッジ50Aの停止後)に、制御手段60が計時手段470の計測時間をリセットして再度計時を開始させ(ステップS25)、液体供給装置100が待機状態となる。
一方、ステップS14で時間tが時間T2未満である場合(T2>t)には、制御手段60は、置換動作および撹拌動作を実行させず、かつ、計時手段470の計測時間をリセットさせずに、液体供給装置100を待機状態にさせる。この場合には、液体供給管30aおよび容器20内にほとんど沈降物がない状態なので、置換動作や撹拌動作を行わなくても、成分組成比のばらつきの少ない液体を吐出ヘッド40に供給することができる。また、置換動作および撹拌動作等のキャリッジ50Aが移動する動作を行っていないので、計時手段470の計測時間をリセットさせる必要がない。
(3)その他
図5のフローでは、印刷命令やメンテナンス命令を受け付けた際に、tをT1及びT2と比較しているが、このフローに限られるものではない。例えば、液体供給装置100は、前述の式(2)を満たす場合や、前述の式(2)を満たさないが撹拌動作によって撹拌を十分に行える場合において、上述のようなtとT1との比較は行わなくてもよく、置換動作を行わなくてもよい。この場合には、液体供給装置100は、tとT2との比較を行い、tがT2以上であった場合に撹拌動作を実行させればよい。
また、液体供給装置100は、前述の式(2)を満たさず、かつ、tがT1を超えていた場合において、置換動作を行う代わりに撹拌動作を複数回行わせたり、置換動作と撹拌動作を交互に繰り返し行わせたりしてもよい。
液体供給システム100は、図5のフローに限らず、以上のような制御を行うことによっても、容器20内の液体を十分に撹拌することができる。
2.液滴吐出装置
本発明に係る液滴吐出装置は、上記の液体供給装置を含む。本実施形態では、液体供給装置100を有する液滴吐出装置300について説明する。本実施形態に係る液滴吐出装置300は、いわゆるインクジェットプリンターである。
図6は、液体供給装置100を含む液滴吐出装置300を模式的に示す斜視図である。本実施形態にかかる液滴吐出装置300は、図6に示すように、制御部360と、液体収容部10と、液体供給管30と、駆動部50と、給紙部70と、吸引部380と、を有することができる。
液体収容部10、液体供給管30、および液体収容部10に収容される液体については、「1.液体供給装置」で説明したので、その説明を省略する。
制御部360は、液滴吐出装置で用いた制御手段60と共用することができ、CPUとメモリーとを有するコンピューターを利用して構成されることができる。制御部360は、液体収容部10、駆動部50、給紙部70、および吸引部380を制御する機能を担う。
駆動部50は、キャリッジ50Aと、駆動ベルト50Bと、キャリッジモーター50Cと、を有することができる。駆動部50は、フレキシブルケーブル62を介して制御部360と接続されており、制御部360によって制御されている。
駆動部50は、キャリッジ50Aを所定の方向MSDに往復動作させる機能を有する。具体的には、キャリッジ50Aの駆動源となるキャリッジモーター50Cの動力によって、キャリッジ50Aと接続されている駆動ベルト50Bを駆動させ、キャリッジ50Aを所定の方向MSDへ往復動作させる。
キャリッジ50Aには、「1.液体供給装置」で説明したように、容器20と、吐出ヘッド40と、が搭載されている。
記録紙Pへの印刷は、「1.9.制御フロー」において説明した内容と同様であるので、その説明を省略する。
吐出ヘッド40は、液滴を吐出する複数のノズルを有することができる。また、吐出ヘッド40の液滴の吐出方法は、特に限定されるものではなく、例えばインクジェット吐出方法を利用することができる。インクジェット吐出方法としては、従来公知の方法はいずれも使用でき、例えば、ピエゾ式インクジェット、サーマルジェット式インクジェット等を挙げることができる。
給紙部70は、その駆動源となる給紙モーター(図示せず)と、給紙モーターの作動により回転する給紙ローラー72と、を備えている。給紙部70は、記録用紙Pを主走査方向MSDと交差する副走査方向に搬送することができる。
吸引部380は、液体供給装置100における吸引手段80と同様の構成を有することができる。具体的には、吸引部380は、キャップ装置382と、チューブポンプ(図示せず)と、を備えることができる。吸引部380は、吐出ヘッド40にキャップ装置382を接続して吐出ヘッド40の液体の吐出面を密閉した後、キャップ装置382に接続されたポンプローラー(図示せず)によってチューブ(図示せず)内の空気を排出することにより、吐出ヘッド40を介して容器20内の液体を排出することができる。なお、吸引部380による吸引方法は、容器20内の液体を排出できるのであれば、特に限定されるものではない。
本実施形態に係る液滴吐出装置300は、撹拌子15によって液体を効率よく撹拌することができる。そのため、本実施形態に係る液滴吐出装置300は、成分組成比のばらつきの少ない液体を吐出ヘッド40から吐出することができる。
本発明の液滴吐出装置300は、例示したインクジェットプリンター等の画像記録装置以外にも、液晶ディスプレー等のカラーフィルターの製造に用いられる色材噴射装置、有機ELディスプレー、FED(面発光ディスプレー)、電気泳動ディスプレー等の電極やカラーフィルターの形成に用いられる液体材料噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機材料噴射装置としても好適に用いられる。
3.実施例
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
3.1.白色インク組成物の調製
下記の組成からなる白色インク組成物を調製した。
(1)第1白色インク組成物
二酸化チタン(平均粒径240nm):10質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2質量%
1,2−ヘキサンジオール:5質量%
グリセリン:10質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社製):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
(2)第2白色インク組成物
二酸化チタン(平均粒径240nm):20質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2質量%
1,2−ヘキサンジオール:5質量%
グリセリン:10質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社製):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
(3)第3白色インク組成物
二酸化チタン(平均粒径240nm):23質量%
スチレン−アクリル酸共重合体:2質量%
1,2−ヘキサンジオール:5質量%
グリセリン:10質量%
トリエタノールアミン:0.9質量%
BYK−348(ビックケミー・ジャパン株式会社製):0.5質量%
超純水:残分
合計100質量%
3.2.試験用のサンプルの作成
3.2.1.第1評価試験用のサンプルの作成
(1−1)
内部に撹拌子が配置されており、直径(Ht)15mm、高さ65mmの円筒形状の容器を用いて、容器内部に上記「3.1.(1)」で調製した第1白色インク組成物で満たして密閉した。次いで、遠心分離器を用いて、容器内の第1白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分と液体とを分離した。なお、遠心分離は、回転半径21cm、遠心加速度600rpmの条件下で、2時間行った。また、遠心分離後において、沈降物は固化しておらず、撹拌子が容器の底面に接触している状態であった。
その後、インクジェットプリンター(製品名「EPSON PX−G930」、セイコーエプソン株式会社製)のキャリッジに、容器の長手方向がキャリッジの移動方向(水平方向)に平行となるように取り付けた。なお、容器は密閉状態として、容器内にインク組成物の供給や、容器からヘッドにインク組成物の供給が行われないようにした。
次いで、キャリッジを46cm/秒の速度で、23cmの距離を100回往復運動させて、容器内の第1白色インク組成物の撹拌を行った。その後、容器内の液体を1g取り出して、第1評価試験用のサンプル(1−1)を得た。
なお、撹拌子は、球体のステンレス鋼(比重7.9)であって、直径(Hb)が容器の直径に対して95%(14.3mm)となるものを用いた。
(1−2)
容器の直径に対して90%(13.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−2)を得た。
(1−3)
容器の直径に対して70%(10.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−3)を得た。
(1−4)
容器の直径に対して50%(7.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−4)を得た。
(1−5)
容器の直径に対して40%(6.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−5)を得た。
(1−6)
容器の直径に対して30%(4.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−6)を得た。
(1−7)
撹拌子を用いなかった以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−7)を得た。
(1−8)
上記「3.1.(2)」で得られた第2白色インク組成物を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−8)を得た。なお、遠心分離後において、沈降物は固化しておらず、撹拌子が容器の底面に接触している状態であった。
(1−9)
直径(Ht)25mm、高さ75mmの円筒形状の容器を用い、容器の直径に対して95%(23.8mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−9)を得た。
(1−10)
容器の直径に対して90%(22.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−9)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−10)を得た。
(1−11)
容器の直径に対して40%(10.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−9)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−11)を得た。
(1−12)
容器の直径に対して30%(7.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−9)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−12)を得た。
(1−13)
縦15mm×横15mm×高さ65mmの直方体の容器を、容器の高さ方向がキャリッジの移動方向と平行になるように取り付け、容器の直径に対して90%(13.5mm)の球体の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−1)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−13)を得た。
(1−14)
容器の直径に対して40%(6.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−13)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−14)を得た。
(1−15)
容器の直径に対して40%(6.0mm)の立方体の撹拌子を用いた以外は、上記「(1−13)」と同様にした。このようにして、第1評価試験用のサンプル(1−15)を得た。
3.2.2.第2評価試験用のサンプルの作成
(2−1)
内部に撹拌子が配置されており、直径(Ht)15mm、高さ65mmの円筒形状の容器を用いて、容器内部に上記「3.1.(1)」で調製した第1白色インク組成物で満たして密閉した。次いで、遠心分離器を用いて、容器内の第1白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分と液体とを分離した。なお、遠心分離は、回転半径21cm、遠心加速度600rpmの条件下で、2時間行った。そして、遠心分離後、容器を20℃で1ヶ月放置した。なお、1ヶ月放置後の容器内の沈降物は、固化していた。
容器を1ヶ月放置した後、インクジェットプリンター(製品名「EPSON PX−G930」、セイコーエプソン株式会社製)のキャリッジに、容器の長手方向がキャリッジの移動方向(水平方向)に平行となるように取り付けた。なお、容器は密閉状態として、容器内にインク組成物の供給や、容器からヘッドにインク組成物の供給が行われないようにした。
次いで、キャリッジを46cm/秒の速度で、23cmの距離を100回往復運動させて、容器内の第1白色インク組成物の撹拌を行った。その後、容器内の液体を1g取り出して、第2評価試験用のサンプル(2−1)を得た。
なお、撹拌子は、球体のステンレス鋼(比重7.9)であって、直径(Hb)が容器の直径に対して95%(14.3mm)となるものを用いた。
また、容器内における第1白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分(二酸化チタン)の体積は、容器の体積に対して8%である。また、容器内における第1白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分(二酸化チタン)を、容器内に全て沈降させた際の沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)は、容器の直径の13.3%である。
(2−2)
容器の直径に対して90%(13.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−2)を得た。
(2−3)
容器の直径に対して80%(12.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−3)を得た。
(2−4)
容器の直径に対して75%(11.3mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−4)を得た。
(2−5)
容器の直径に対して70%(10.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−5)を得た。
(2−6)
容器の直径に対して60%(9.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−6)を得た。
(2−7)
容器の直径に対して50%(7.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−7)を得た。
(2−8)
容器の直径に対して40%(6.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−8)を得た。
(2−9)
容器の直径に対して30%(4.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−9)を得た。
(2−10)
撹拌子を用いなかった以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−10)を得た。
(2−11)
上記「3.1.(2)」で得られた第2白色インク組成物を用い、容器の直径に対して95%(14.3mm)の球体の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−11)を得た。なお、容器内における第2白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分(二酸化チタン)の体積は、容器の体積に対して16%である。また、容器内における第1白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分(二酸化チタン)を、容器内に全て沈降させた際の沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)は、容器の直径の21.3%である。
(2−12)
容器の直径に対して90%(13.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−12)を得た。
(2−13)
容器の直径に対して75%(11.3mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−13)を得た。
(2−14)
容器の直径に対して70%(10.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−14)を得た。
(2−15)
容器の直径に対して55%(8.3mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−15)を得た。
(2−16)
容器の直径に対して50%(7.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−16)を得た。
(2−17)
容器の直径に対して40%(6.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−17)を得た。
(2−18)
容器の直径に対して30%(4.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−18)を得た。
(2−19)
撹拌子を用いなかった以外は、上記「(2−11)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−19)を得た。
(2−20)
上記「3.1.(3)」で得られた第3白色インク組成物を用い、容器の直径に対して95%(14.3mm)の球体の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−1)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−20)を得た。なお、容器内における第3白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分(二酸化チタン)の体積は、容器の体積に対して18.5%である。また、容器内における第1白色インク組成物に含まれる沈降し得る成分(二酸化チタン)を、容器内に全て沈降させた際の沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)は、容器の直径の24.0%である。
(2−21)
容器の直径に対して90%(13.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−21)を得た。
(2−22)
容器の直径に対して70%(10.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−22)を得た。
(2−23)
容器の直径に対して65%(9.8mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−23)を得た。
(2−24)
容器の直径に対して60%(9.0mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−24)を得た。
(2−25)
容器の直径に対して50%(7.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−25)を得た。
(2−26)
容器の直径に対して30%(4.5mm)の撹拌子を用いた以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−26)を得た。
(2−27)
撹拌子を用いなかった以外は、上記「(2−20)」と同様にした。このようにして、第2評価試験用のサンプル(2−27)を得た。
3.3.評価試験
3.3.1.第1評価試験
上記の様にして得られた(1−1)〜(1−15)のサンプル1gに、蒸留水を加えて1000倍に希釈した。次いで、分光光度計(製品名「Spectrophotometer U−3300」、株式会社日立製作所製)を用いて、希釈した白色インク組成物の波長500nmにおける吸光度(Abs値)を測定した。このようにして得られた各サンプルの吸光度と、上記の遠心分離操作前の白色インク組成物の吸光度と、を比較して、下記式(3)を用いて吸光度の回復率を求めた。
吸光度の回復率(%)=100×(各サンプルの吸光度)/(遠心分離操作前の吸光度) ・・・(3)
なお、吸光度の回復率が高い程、インク組成物の撹拌効率が優れていることを示す。また、第1評価試験における評価基準の分類については、以下の通りである。
◎:吸光度の回復率が80%以上である
○:吸光度の回復率が70%以上80%未満である
×:吸光度の回復率が70%未満である
3.3.2.第2評価試験
上記の様にして得られた(2−1)〜(2−27)のサンプルを、上記「3.3.1.第1評価試験」と同様にして、吸光度の回復率を求めた。なお、第2評価試験における評価基準の分類については、以下の通りである。
◎:吸光度の回復率が80%以上である
○:吸光度の回復率が70%以上80%未満である
×:吸光度の回復率が70%未満である
3.4.評価結果
第1評価試験の結果を表1に示す。また、第2評価試験の結果を表2に示す。
第1評価試験において、(1−2)〜(1−5)、(1−8)、(1−10)〜(1−11)、(1−13)〜(1−15)の容器および撹拌子を用いると、いずれも吸光度の回復率に優れ、撹拌効率に優れた液体供給装置が得られることが確認できた。
一方、第1評価試験において、(1−1)、(1−6)〜(1−7)、(1−9)、(1−12)の容器および撹拌子を用いると、いずれも吸光度の回復率に優れず、撹拌効率に優れない液体供給装置が得られることが確認できた。
第2評価試験において、(2−4)〜(2−8)、(2−14)〜(2−15)、(2−23)〜(2−24)の容器および撹拌子を用いると、容器内に固化した沈降物が発生しても沈降物によって撹拌子の移動が妨げられず、いずれも吸光度の回復率に優れ、撹拌効率に優れた液体供給装置が得られることが確認できた。
第2評価試験において、(2−2)〜(2−3)、(2−12)〜(2−13)、(2−16)〜(2−17)、(2−21)〜(2−22)、(2−25)の容器および撹拌子を用いると、沈降物によって撹拌子の移動が妨げられたため、表2の(2−4)〜(2−8)、(2−14)〜(2−15)、(2−23)〜(2−24)で用いた容器および撹拌子よりも撹拌効率に優れなかった。しかしながら、いずれも吸光度の回復率が良好であり、実用上の使用に問題がない液体供給装置が得られることが示された。
一方、第2評価試験において、(2−1)、(2−9)〜(2−11)、(2−18)〜(2−20)、(2−26)〜(2−27)の容器および撹拌子を用いると、沈降物によって撹拌子の移動が著しく妨げられて、いずれも吸光度の回復率に優れず、撹拌効率に優れない液体供給装置が得られることが示された。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、さらに種々の変形が可能である。たとえば、本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(たとえば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
10 液体収容部、15 撹拌子、20,120,220 容器、22 底面部、24 上面部、26 第1側面部、28,128,228 第2側面部、30,30a,30b 液体供給管、40 吐出ヘッド、50 駆動部、50A キャリッジ、50B 駆動ベルト、50C キャリッジモーター、60 制御手段、62 フレキシブルケーブル、70 給紙部、72 給紙ローラー、80 吸引手段、100 液体供給装置122,222 円筒部、300 液滴吐出装置、360 制御部、380 吸引部、382 キャップ装置、410 命令判定手段、420 液体供給動作制御手段、430 液体吐出動作制御手段、440 置換動作制御手段、450 撹拌動作制御手段、460 印刷動作制御手段、470 計時手段、480 記憶手段

Claims (12)

  1. 沈降し得る成分を含む液体が流通する容器と、
    前記容器の内部に移動自在に配置された撹拌子と、
    前記容器が搭載され、所定の方向に往復運動するキャリッジと、
    を含み、
    前記撹拌子は、前記キャリッジの往復運動に基づいて、前記容器内を移動し、
    前記容器の内部の鉛直方向の高さ(Ht)と、前記撹拌子の鉛直方向における高さ(Hb)と、の関係が下記式(1)を満たす、液体供給装置。
    0.4×Ht≦Hb≦0.9×Ht ・・・(1)
  2. 請求項1において、
    さらに、前記容器内に生じ得る沈降物の鉛直方向における高さ(Hi)と、前記Htと、前記Hbと、の関係が下記式(2)を満たす、液体供給装置。
    2.5×Hi≦Hb≦0.9×(Ht−Hi) ・・・(2)
  3. 請求項1または請求項2において、
    さらに、液体収容部および吐出ヘッドを含み、
    前記吐出ヘッドは、前記キャリッジに搭載され、
    前記液体は、液体収容部から前記容器を介して前記吐出ヘッドに流通する、液体供給装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項において、
    前記沈降し得る成分は、無機顔料、金属顔料、および中空樹脂粒子から選択される少なくとも1種を含む、液体供給装置。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、
    前記液体は、溶媒を含み、
    前記沈降し得る成分と前記溶媒との比重差が1以上である、液体供給装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項において、
    前記撹拌子の形状は、球体または楕円体である、液体供給装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、
    前記容器は、上面部と、底面部と、前記所定の方向に延びる第1側面部と、前記所定の方向に対向する第2側面部と、を有し、
    前記底面部の前記所定の方向に直交する断面は、外周部が前記容器の外側に向かって凸の曲線を含む、液体供給装置。
  8. 請求項7において、
    さらに、前記第1側面部および前記上面部の前記所定の方向に直交する断面は、外周部が前記容器の外側に向かって凸の曲線を含む、液体供給装置。
  9. 請求項8において、
    前記容器の前記所定の方向に直交する断面は、円形または楕円形である、液体供給装置。
  10. 請求項7ないし請求項9のいずれか1項において、
    さらに、前記第2側面部の前記所定の方向に平行な断面は、外周部が前記容器の外側に向かって凸の曲線を含む、液体供給装置。
  11. 請求項2ないし請求項10において、
    前記液体の吐出を伴わずに前記キャリッジを移動させる第1動作および前記液体の吐出を伴って前記キャリッジを移動させる第2動作を制御する制御手段を有し、
    前記制御手段は、少なくとも前記キャリッジが停止してから所定時間以上が経過したときに、前記第1動作を行わせる、液体供給装置。
  12. 請求項1ないし請求項11のいずれか1項に記載の液体供給装置を含む、液滴吐出装置。
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