JP2011234158A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続されたデバイスの国情報を取得し、用いる人にあわせ、自動的にソフトウェアキーボードのキー配列を変え、使い勝手をよくし、使用者の満足度を高める。
【解決手段】画像形成装置は、ソフトウェアキーボードを表示する表示部と、ソフトウェアキーボードへの入力を受け付けるための入力部と、複数国分のソフトウェアキーボードの画像データを記憶する記憶部と、デバイスが接続される接続部と、を有し、接続部は、デバイス内のデバイスメモリ内に記憶されるデバイスが用いられる国を示す国情報を取得し、記憶部は、接続部で取得された国情報を記憶し、表示部は、記憶部に記憶された国情報における国に対応したソフトウェアキーボードを表示する。
【選択図】図3

Description

本発明は、液晶パネル等の表示部やタッチパネル等の入力部を備えた複写機、複合機、プリンタ、FAX装置等の画像形成装置に関する。
例えば、複写機、複合機等の画像形成装置は、複数種の規格に対応したインターフェイスを有する。例えば、LAN等のネットワーク接続用インターフェイスのほか、例えば、USBのインターフェイスを備える。そして、パスワード入力の際の利便性向上のため、例えば、USBキーボードを接続可能とする画像形成装置も存在する。このような画像形成装置の一例が特許文献1に記載されている。
具体的に、特許文献1には、画像データをもとに画像形成処理を行うための装置内蔵の処理手段及びUSBインターフェイスを介して接続可能なUSBデバイスを制御するコントローラを有し、コントローラに搭載した、画像形成処理を行うためのアプリケーションを含む複数のアプリケーションプログラムを要求された処理条件に従って駆動し、処理手段及びUSBデバイスを制御することにより処理を実行する画像形成装置であって、コントローラは、USBデバイスを特徴付けるデバイスクラス情報と、デバイスに用いるアプリケーションプログラムとの関連を表す情報を記した関連テーブルを作成し、USBデバイスが接続されるごとに関連テーブルの情報を更新し、管理する手段を備えた画像形成装置が記載されている。この構成により、主として、画像形成装置の常備するユーザインターフェイス機能が貧弱な場合でも、パスワードの入力等において、使い勝手の良い入力支援を既存の技術をベースに容易に実施しようとする(特許文献1:請求項1、段落、[0003]、[0006]等参照)。
特開2006−239969号公報
例えば、パスワード入力や、使用者登録等のため、使用者は、文字、記号、数字等の入力を画像形成装置に行うことがある。この場合、画像形成装置に設けられた操作パネルの液晶表示部は、押下して文字等の入力を行うためのソフトウェアキーボードを表示することがある。
そして、ソフトウェアキーボードを用いるうえで、使用者が目的とするキーの位置を把握していれば(慣れていれば)、キーを探すのに要する時間や、手間や、もどかしさが減らせる。そこで、ソフトウェアキーボードの各キーの配列をパーソナルコンピュータ用のキーボードの配列と同様とする場合がある。
一般に、例えば、英語圏(例えば、米国等)や日本では、キーボードでのアルファベットの配列は、「QWERTY配列」と呼ばれる配列とされることが多い。このQWERTYは、キーボードでのアルファベットの最上段のキー配列の左から6文字の並びを示す。「QWERTY配列」は、デファクトスタンダード的な配列であり、ソフトウェアキーボードのキー配列は、QWERTY配列に準拠することが多い。
しかし、世界中の全ての国でQWERTY配列が用いられているとは限らず、国により、キーボードでのキーの配列は異なる。そうすると、QWERTY配列以外のキー配列に慣れた使用者が、QWERTY配列に準拠したキー配列のソフトウェアキーボードを用いると、違和感を覚えたり、目的とするキーを探すのに手間取ったり、ミスタイプしてしまう、等の問題が生じる。一方で、ソフトウェアキーボードでのキー配列が、QWERTY配列以外のキー配列とすれば、例えば、QWERTY配列に慣れた日本人にとっては、違和感を覚える等の問題が生ずる。
従って、用いる人(の国)にあわせ、ソフトウェアキーボードでの各キーの配列を変える必要があるという問題がある。特に、ヨーロッパのような共同体に属する国では、国境を越えて、人の往来や、物の流通があり、用いる人の国にあわせ、ソフトウェアキーボード内のキーの配列を変更を可能とすることが好ましい。
ここで、特許文献1記載の発明は、貧弱なUI(ユーザインターフェイス)でも、パスワード等の入力を行えるように支援するためのものである。従って、特許文献1記載の発明では、ソフトウェアキーボードを表示することが、そもそも想定されていない。従って、用いる人(の国)にあわせ、ソフトウェアキーボードでの各キーの配列を変える必要があるという問題を解決することはできない。
本発明は、上記問題点に鑑み、画像形成装置に接続されたデバイスの国情報を取得し、用いる人にあわせ、自動的にソフトウェアキーボードのキー配列を変え、ソフトウェアキーボードの使い勝手をよくし、使用者の満足度を高めることを課題とする。
上記課題解決のため請求項1に係る画像形成装置は、少なくともソフトウェアキーボードを表示する表示部と、前記ソフトウェアキーボードへの入力を受け付けるための入力部と、複数国分の前記ソフトウェアキーボードの画像データを記憶する記憶部と、デバイスが接続される接続部と、を有し、前記接続部は、前記デバイス内のデバイスメモリに記憶される前記デバイスが用いられる国を示す国情報を取得し、前記記憶部は、前記接続部で取得された前記国情報を記憶し、前記表示部は、前記記憶部に記憶された前記国情報における国に対応した前記ソフトウェアキーボードを表示することとした。
この構成によれば、デバイスから取得された国情報は記憶され、表示部は、記憶された国情報に対応したソフトウェアキーボードを表示する。これにより、使用者は特別な設定を行わずとも、自動的に、慣れ親しんだキー配列のソフトウェアキーボードが表示部に表示される。従って、慣れ親しんだキー配列のソフトウェアキーボードを用いて入力を行うことができ、ソフトウェアキーボードの使い勝手がよくなる。又、使用者は、ソフトウェアキーボードの配列が慣れている配列と異なることにより、違和感を覚えたり、目的とするキーを探すのに手間取ったり、ミスタイプするということがなくなり、入力における満足度の高い画像形成装置を提供することができる。尚、国情報とは、デバイスが使用される国を示し、デバイスの使用に関し地域的な限定を示すデータである。
又、請求項2に係る発明は、請求項1の発明において、前記デバイスは、キーボードであり、前記接続部は、前記キーボードの前記国情報を取得することとした。
この構成によれば、デバイスは、キーボードであり、接続部は、キーボードの国情報を取得する。キーボードにおける文字(キー)の配列は国によって異なるので、キーボードは、用いられる場所や国について、情報を記憶している場合がある。又、使用者は、接続部に接続されたキーボード、言い換えると、使用者が所持しているキーボードのキー配列に慣れている可能性が高い。従って、キーボードから国情報を取得することで、ソフトウェアキーボードでのキーの配列を、的確に使用者が慣れている配列にすることができる。又、例えば、相手方アドレスや、宛先名称等のアドレス帳への登録では、文字等の入力量が多く、ソフトウェアキーボードではなく、通常のキーボードを用いた方が、使い勝手がよくなる場合があるところ、キーボードを接続できるので、使用者は、場合に応じた入力を行うことができる。
又、請求項3に係る発明は、請求項1又は2の発明において、前記デバイスは、USB規格のものであり、前記接続部は、前記デバイスメモリに格納されるカントリーコードを取得することとした。
この構成によれば、接続部は、USB規格のデバイスメモリに格納されるカントリーコードを取得する。USB規格に基づくデバイスは、用いられる国、言い換えると、デバイスを用いるうえで場所的な限定を示すカントリーコードを有する場合がある。従って、接続部は、カントリーコードによって、国情報を取得することができ、使用者の慣れ親しんだキー配列のソフトウェアキーボードを表示することができる。
又、請求項4に係る発明は、請求項1乃至3の発明において、前記接続部に接続されるデバイスとしてのキーボードを有することとした。
この構成により、接続部に接続されるデバイスとしてのキーボードを有するので、使用者は、キーボードを用いても入力を行うことができるし、ソフトウェアキーボードを用いて入力を行うことができる。
上述したように、本発明によれば、画像形成装置が国情報を取得すると、用いる人にあわせ、自動的にソフトウェアキーボードの各キーの配列を変える。これにより、ソフトウェアキーボードの使い勝手がよくなり、使用者の満足度を高めることができる。
実施形態に係る複合機の一例を示す模型的正面断面図である。 実施形態に係る操作パネルの一例を示す平面図である。 実施形態に係る複合機のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 実施形態に係る複合機でのアドレス帳画面の一例を示す説明図である。 実施形態に係る送信先情報登録画面の一例を示す説明図である。 実施形態に係るユーザ登録画面の一例を示す説明図である。 QWERTY配列のキーボードでのキー配列の一例を示し、(a)はシフトキーを押さない状態でのキー配列の一例を示し、(b)は、シフトキーを押した状態でのキー配列の一例を示す。 AZERTY配列のキーボードでのキー配列の一例を示し、(a)はシフトキーを押さない状態でのキー配列の一例を示し、(b)は、シフトキーを押した状態でのキー配列の一例を示す。 QWERTZ配列のキーボードでのキー配列の一例を示し、(a)はシフトキーを押さない状態でのキー配列の一例を示し、(b)は、シフトキーを押した状態でのキー配列の一例を示す。 実施形態に係る複合機での国情報の取得と記憶の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る複合機での国情報にあわせたソフトウェアキーボードの表示制御の一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る複合機で表示されるソフトウェアキーボードの一例を示し、(a)は、QWERTY配列のソフトウェアキーボードの一例を示し、(b)はAZERTY配列のソフトウェアキーボードの一例を示し、(c)はQWERTZ配列のソフトウェアキーボードの一例を示す。
以下、本発明の実施形態を図1〜図12を用いて説明する。ここで、本実施形態では、ソフトウェアキーボードSK(図12参照)を表示する操作パネル1を有する複合機100(画像形成装置に相当)を例に挙げて説明する。但し、本実施の形態に記載されている構成、配置等の各要素は、発明の範囲を限定するものではなく単なる説明例にすぎない。
(画像形成装置の概略)
次に、図1に基づき、本発明の実施形態に係る複合機100の概略を説明する。図1は本発明の実施形態に係る複合機100の一例を示す模型的正面断面図である。
まず、図1に示すように、複合機100の正面前方には、複合機100の各種設定や、入力を行うための操作パネル1が設けられる(波線で図示、詳細は後述)。そして、上部に画像読取部2Aと原稿搬送装置2Bが設けられる。又、複合機100は、本体内部に給紙部3A、搬送路3B、画像形成部4、定着部5等を備える。
まず、図1に破線で示すように、操作パネル1は、複合機100の正面上方に設けられる。そして、操作パネル1は、複合機100の状態や各種メッセージを表示する液晶表示部11(表示部に相当)を備える。液晶表示部11は、機能の選択、設定や文字入力等を行うためのキーを1又は複数表示できる。又、液晶表示部11の上面に透明なタッチパネル部12(例えば、抵抗膜方式、入力部に相当)が設けられる。タッチパネル部12は、液晶表示部11で押下された部分の位置、座標を検出するためのものである。又、操作パネル1には、コピー等の各種機能の実行開始を指示するためのスタートキー13等、各種のハードキーも設けられる。
原稿搬送装置2Bは、読み取る原稿を載置する原稿トレイ21を有する。そして、原稿搬送装置2Bは、原稿トレイ21から原稿を1枚ずつ、自動的に連続して読取位置(送り読取用コンタクトガラス22)に搬送する。又、原稿搬送装置2Bは、図1の紙面奥側を支点として画像読取部2Aに上下方向に開閉自在に取り付けられ、画像読取部2Aのコンタクトガラス(送り読取用コンタクトガラス22及び載置読取用コンタクトガラス23)を上方から押さえるカバーとして機能する。
画像読取部2Aは、図1に示すように、上面に送り読取用コンタクトガラス22と書籍等の原稿を1枚ずつ読み取る際、原稿が載置される載置読取用コンタクトガラス23を含む。画像読取部2A内には、ランプ、ミラー、レンズ、イメージセンサ等(不図示)が配される。イメージセンサは、送り読取用コンタクトガラス22を通過する原稿、あるいは、載置読取用コンタクトガラス23に載置された原稿の反射光を元に、原稿を読み取る。そして、イメージセンサは、反射光を画像濃度に応じたアナログの電気信号に変換し、その後、量子化を行い、その結果、原稿の画像データが得られる。複合機100は、読み取りにより得られた画像データに基づき印刷を行うことができる(コピー機能)。尚、本実施形態の画像読取部2Aは、カラーでも、白黒でも読み取り可能である。
給紙部3Aは、複数の用紙(例えば、コピー用紙、普通紙、再生紙、厚紙、OHPシート等の各種シート)を収容し、1枚ずつ搬送路3Bに送り込む。給紙部3Aは、収納用紙が載置されるカセット31を複数含む(図1で上方から順に、31A、31B、31C、31Dと符号を付す)。又、カセット31から搬送路3Bに送り出すため回転駆動する給紙ローラ32が設けられる(図1で上方から順に、32A、32B、32C、32Dと符号を付す)。例えば、印刷時に、いずれかの給紙ローラ32が回転駆動し、用紙が1枚ずつ搬送路3Bに送り出される。
搬送路3Bは、給紙部3Aから送り出された用紙を搬送する通路である。尚、用紙搬送経路上には画像形成部4、定着部5等が配される。そして、搬送路3Bには、用紙の案内のためのガイドや、用紙搬送の際に回転駆動する搬送ローラ対33〜36や、搬送されてくる用紙を画像形成部4の手前で待機させ、トナー像形成のタイミングを合わせて用紙を送り出すレジストローラ対37等が設けられる。
画像形成部4は、画像データに基づきトナー像を形成し、搬送される用紙にトナー像を転写する。そのため、画像形成部4は、図2中に示す矢印方向に回転駆動可能に支持された感光体ドラム41、及び、感光体ドラム41の周囲に配設された帯電装置42、レーザ走査ユニット43、現像装置44、転写ローラ45、クリーニング装置46等を備える。
トナー像形成及び転写プロセスを説明すると、画像形成部4の略中心に設けられ、所定方向に回転駆動する感光体ドラム41は、図2において、感光体ドラム41の右斜め上方に設けられる帯電装置42により、所定電位に帯電される。図4において、レーザ走査ユニット43は、帯電装置42の右側方に設けられ、画像データに基づき、レーザ光を出力し、感光体ドラム41表面を走査露光して画像データに応じた静電潜像を形成する。尚、画像データは、画像読取部2Aで得られた画像データや、ネットワーク等により接続される外部のコンピュータ200や相手方FAX装置300(図3参照)から送信された画像データ等が用いられる。
そして、図2において、感光体ドラム41の右斜め下方に設けられる現像装置44は、感光体ドラム41に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。感光体ドラム41の左方に設けられる転写ローラ45は感光体ドラム41に圧接し、ニップが形成される。そして、トナー像にあわせタイミングを図られつつ、用紙はニップに進入する。用紙進入時、転写ローラ45には所定の電圧が印加され、用紙に感光体ドラム41上のトナー像が転写される。クリーニング装置46は、転写後に感光体ドラム41に残留するトナーを除去する。
定着部5は、用紙に転写されたトナー像を定着させる。本実施形態における定着部5は主として発熱体を内蔵する加熱ローラ51と加圧ローラ52で構成される。加熱ローラ51と加圧ローラ52は圧接しニップを形成する。そして、用紙が、このニップを通過することで、用紙表面のトナーが溶融・加熱され、トナー像が用紙に定着する。トナー定着後の用紙は、排出トレイ38が受け止める。このようにして、コピー機能、プリンタ機能の使用時、画像形成(印刷)が行われる。
(操作パネル1)
次に、図2を用いて、本発明の実施形態に係る操作パネル1の一例を説明する。図2は本発明の実施形態に係る操作パネル1の一例を示す平面図である。
操作パネル1は、図1に示すように、複合機100の正面上方に設けられ、複合機100の設定や動作指示を与えるためのメニューやキー(図3等参照)や、後述するソフトウェアキーボードSKや、複合機100等の状態のメッセージ等の各種画像、画面を表示する液晶表示部11を有する。使用者は、液晶表示部11に表示されたキーを押下し、複合機100のコピーにおける各種設定や動作指示を行える。
そして、液晶表示部11の上面にタッチパネル部12が設けられる。タッチパネル部12は、液晶表示部11のうち、使用者に押下された部分の位置、座標を検出するためのものである。このタッチパネル部12を用いた検出座標と、液晶表示部11に示される各種キーの位置、座標を比較し、使用者が押下したキーが特定される。尚、タッチパネル部12としては、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、静電容量方式等、各方式のものを採用でき特に制限はない。
又、操作パネル1には、以下のようなハードとしてのキー(ボタン)が設けられる。例えば、各種設定後、コピー等のジョブ開始指示用のスタートキー13や、数字入力用のテンキー部14等が設けられる。又、コピー機能を利用する際に押下されるコピーキー15や、スキャナ機能、FAX機能を利用する際に押下される送信キー16等が設けられる。又、操作パネル1の左上方には、アドレス帳の登録等の際に押下されるシステムメニューキー17が設けられる。このように、操作パネル1には、タッチパネル部12や各種ハードキーが備えられ、タッチパネル部12や各種ハードキーは、複合機100の各機能について、各種設定、モード選択等を行う入力部として機能する。
(複合機100等のハードウェア構成)
次に、図3を用いて、本発明の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を説明する。図3は、本発明の実施形態に係る複合機100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
まず、複合機100本体内には、制御部6が設けられる。制御部6は、例えば、操作パネル1、画像読取部2A、原稿搬送装置2B、給紙部3A、搬送路3B、画像形成部4、定着部5等と接続され、これらの制御を行う。
制御部6は、例えば、CPU61や、複合機100での処理を行うための専用回路であるASIC62等の素子を含む。CPU61は、記憶装置63(記憶部に相当)に格納され、展開される制御プログラムに基づき演算等を行い、複合機100の各部を制御する。尚、制御部6は、全体制御や画像処理を行うメイン制御部や、画像形成や各種回転体を回転させるモータ等のON/OFF等を行い、印刷を制御するエンジン制御部等、機能ごとに分割して複数種設けられてもよい。本説明では、これらを1つの制御部6としてまとめた形態を示し、説明する。
記憶装置63は、制御部6と接続される。記憶装置63は、ROM、RAM、HDD等を組み合わせて構成される。記憶装置63は、複合機100の制御用プログラム、制御用データ、設定データや、画像読取部2Aによって読み取られた原稿の画像データ等の各種データを記憶できる。
そして、制御部6は、各種コネクタ、ソケットやFAXモデム等を備えたインターフェイス部(以下、通信I/F部64)と接続される。通信I/F部64はネットワークや公衆回線等により複数の外部のコンピュータ200(例えば、パーソナルコンピュータ)や相手方FAX装置300(図3では、いずれも便宜上1つのみ図示)と接続される。例えば、画像読取部2Aで得られた画像データを画像データを記憶装置63に記憶させることや、外部のコンピュータ200や相手方FAX装置300に送信することができる(スキャナ機能、FAX機能)。又、外部のコンピュータ200や相手方FAX装置300から送信され、複合機100に入力される画像データに基づき印刷、FAX送信等を行うこともできる(プリンタ機能、FAX機能)。
又、制御部6は、操作パネル1になされた入力を認識し、使用者の設定にあわせてコピー等が行われるように複合機100を制御する。例えば、操作パネル1で、使用する給紙部3Aを指定してコピーする旨が設定されると、制御部6は、指定された給紙部3Aから給紙を行わせる。又。操作パネル1で指定された送信先に、制御部6は通信I/F部64から画像データを送信させる。
又、例えば、制御部6には、画像読取部2Aで原稿を読み取って得られた画像データや通信I/F部64を介して複合機100に入力された画像データに対し、画像処理を施す画像処理部65が設けられる。画像処理部65が処理した画像データは、例えば、レーザ走査ユニット43に送信され、感光体ドラム41の走査・露光に用いられ、又は、通信I/F部64に送信され、外部に発信される。
本実施形態の操作パネル1は、表示制御部10、メモリ18(記憶部に相当)、ドライバ回路19、液晶表示部11、タッチパネル部12を有する。表示制御部10は、CPUやIC等で構成され、液晶表示部11の表示を制御し、タッチパネル部12の出力を受け、液晶表示部11で押下された座標を特定する。タッチパネル部12の出力と座標の対応を示すテーブル等のデータは、メモリ18に記憶される。表示制御部10は、押下位置の座標と各設定画面の画像データを比較する等により、設定画面上で選択された(押下された)キーを特定、認識する。
具体的に、複合機100の各機能の設定項目を選択し、設定値を設定するには、液晶表示部11における最上層の表示から液晶表示部11に表示されるキーの選択を繰り返す。そして、キー選択ごとに、表示制御部10は、液晶表示部11の表示を切り換えさせ、最終的に、選択、設定しようとする機能の設定値が設定される。表示制御部10は、この機能の選択、設定が行われたことを認識し、その内容を本体の制御部6に送信する。これにより、制御部6は、操作パネル1で選択、設定された機能を反映した動作を画像形成部4等の各部に行わせる。そして、使用者の意思が、印刷、送信等において反映される(例えば、濃度設定や拡大縮小など)。
そして、液晶表示部11が表示する画面、画像の画像データは、例えば、操作パネル1内のメモリ18に記憶される。従って、表示制御部10は、設定項目の選択画面や各設定画面中のキーが押下されるごとに、表示制御部10は、次に表示すべき画面の画像データをメモリ18から読み出す。
又、液晶表示部11が表示する画面、画像の画像データは、例えば、本体側の記憶装置63に記憶させてもよい。この場合、操作パネル1は、液晶表示部11で表示を行うための画像データを、制御部6を介し、記憶装置63から受信する。この画像データを受け、表示制御部10は、液晶画面の表示を実際に制御するドライバ回路19に指示を与える。尚、操作パネル1には、表示制御部10やメモリ18を設けず、表示制御部10、メモリ18の機能を制御部6等の構成(CPU61や記憶装置63)に代用させても良い。
(デバイスの接続と認識)
次に、図3に基づき、本発明の実施形態に係る接続部8へのデバイス接続の一例を説明する。
図3に示すように、本実施形態の複合機100には、接続部8が設けられる。そして、例えば、図3に示すように、接続部8には、デバイス7の一種として、USBキーボード7Kや、USBメモリ7Mのような、USB規格に基づくデバイス(USBデバイス)を接続することができる。
そのため、接続部8は、USBデバイス用のUSB接続部8Uを有する。そして、USB接続部8Uは、接続されたUSBデバイスと通信を行う。尚、USB接続部8Uはホストコントローラや、USBドライバや、デバイスメモリ70や、ホストソフトウェアや、コネクタ等のUSBバスインターフェイスを含み、例えば、チップや基板で構成される。
図3に示すように、接続部8に接続できるUSBデバイスには、例えば、携帯型メモリであるUSBメモリ7Mや、USBキーボード7Kがある。例えば、複合機は、USBメモリ7Mに記憶されるデータ(例えば、PDFやJPEG)等を取り込み、記憶装置63に記憶することや、印刷を行うことができる。又、USBキーボード7Kを用いて、文字等の入力を行うことができる(詳細は後述)。
そして、USBデバイス(図3では、USBメモリ7MやUSBキーボード7K)は、内部にデバイスメモリ70(例えば、半導体ROM)を含む。尚、各デバイス7に含まれるデバイスメモリにそれぞれ異なる符号を付してもよいが、各デバイスメモリは、各デバイス7の機能や出所等を示すデータや接続部8との通信用データや通信用プログラムやソフトウェア等を記憶する点で共通し、便宜上、各デバイスについて同じ符号を付す。
USBデバイスの場合、デバイスメモリ70は、ディスクリプタと呼ばれるデータを記憶する。例えば、USB接続部8Uは、USBメモリ7MやUSBキーボード7K等が接続されると、USBメモリ7MやUSBキーボード7Kのデバイスメモリ70に格納されるディスクリプタを取得する。
これにより、複合機100の制御部6は、どのようなUSBデバイスが接続されたかを認識する。尚、ディスクリプタには、例えば、ベンダID、製品ID、デバイスの属性、クラス情報等の各種情報が含まれるが、ディスクリプタは、USBの規格によるものであり、以下では、特に説明する場合を除き、ディスクリプタの説明については、割愛する。
又、接続部8にはUSBデバイス以外のデバイス7を接続することもできる。そのため、接続部8は、USB接続部8U以外にも、デバイス7を接続するためのコネクタや、デバイス7と通信を行うためのドライバ、コントローラ、ソフトウェア等を含む。言い換えると、接続部8は複合機100にデバイス7を接続するためのインターフェイスである。
又、接続部8には、コネクタやケーブル等を用いて有線的に接続されるデバイス7に限らず、例えば、Bluetooth等の無線のデバイス7が通信できるように接続されてもよい。例えば、デバイス7として、Bluetooth対応のキーボードが、接続部8に通信可能に接続されてもよい。そして、接続部8は、USBデバイス以外のデバイス7が接続された場合にも、デバイスメモリ70にデバイス7の素性を示す情報(USB規格のディスクリプタに相当する情報)が含まれれば、そのデバイス7の素性を示す情報を取得する。
(複合機100での文字等の入力)
次に、図4〜図6に基づき、本発明の実施形態に係る複合機100での文字等の入力が必要となる場合の一例を説明する。図4は、本発明の実施形態に係る複合機100でのアドレス帳画面SC1の一例を示す説明図である。図5は、本発明の実施形態に係る送信先情報登録画面SC2の一例を示す説明図である。図6は、本発明の実施形態に係るユーザ登録画面SC3の一例を示す説明図である。
本実施形態の複合機100では、画像読取部2Aによって読み取られた原稿の画像データの送信等を行うことができる。このとき、画像データの送信先を指定する必要がある。そして、本実施形態の複合機100は、送信の都度、アドレス等の入力を行わずにすむように、送信先情報(宛先の名称や相手方アドレス等)を記憶装置63やメモリ18に記憶させておく。そして、液晶表示部11は、アドレス帳として、表示する。例えば、表示制御部10は、制御部6を経由して記憶装置63から送信先情報を取得したり、メモリ18から送信先情報を読み出したりして、液晶表示部11に送信先情報を表示させる。
具体的に、図4にアドレス帳画面SC1の一例を示す。液晶表示部11は、例えば、送信キー16が押下されると、図4に示すようなアドレス帳画面SC1を表示する。液晶表示部11は、アドレス帳画面SC1で、記憶装置63やメモリ18が記憶する送信先情報を一覧として表示する。
送信先情報は、アドレス帳画面SC1の一覧表示領域F1に表示される。本実施形態の複合機100の記憶装置63やメモリ18は、少なくとも数千件の送信先情報を記憶できる。そのため、一覧表示領域F1に送信先情報を表示しきれない場合がある。そこで、一覧表示領域F1の右側に、スクロールバーB1が設けられる。液晶表示部11は、スクロールバーB1が押下されると、一覧表示領域F1に表示される送信先情報を切り替える。
そして、一覧表示領域F1の下方には、宛先名称で送信先情報を絞り込むための第1絞り込みキー群KG1と、登録されている送信方法で絞り込むための第2絞り込みキー群KG22が設けられる。第1絞り込みキー群KG1は、行単位で宛先名称を頭文字で絞り込むためのキー(各行の先頭文字がひらがなで記されたキー)と、宛先名称の頭文字を複数文字分のアルファベット単位で絞り込むためのキー等を含む。又、第2絞り込みキー群KG2は、EメールやFAX等の送信方法で絞り込むためのキーを含む。表示制御部10は、押下された絞り込みキーに対応する条件の下、送信先情報の絞り込みをかけ、絞り込み後の送信先情報を液晶表示部11に表示させる。
このような、アドレス帳画面SC1で送信先情報を一覧として表示するには、予め、記憶装置63やメモリ18に送信先情報を登録しておく必要がある。そして、図5は、送信先情報の登録、入力用の画面である送信先情報登録画面SC2の一例である。
例えば、液晶表示部11は、システムメニューキー17等が押下されると、送信先情報登録画面SC2を表示する。送信先情報として登録できる項目は、宛先名、フリガナ、アドレス番号(通し番号)、FAX番号、SMB、FTP、メールアドレスといった項目がある。各項目の右側に配された変更キーK1〜K7が押下されると、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSK(図12参照)を表示し、タッチパネル部12等がソフトウェアキーボードSKや各項目について入力を受け付ける。又、USBキーボード7K等、接続部8に接続されたデバイス7を用いて入力が行われてもよい。そして、入力結果が、各項目名の下方に表示される。
尚、使用者は、SMBの項目の変更キーK5を押下して、送信するコンピュータ200のホスト名や、コンピュータ200のIPアドレスや、保存するフォルダのパス等の入力を行う。又、使用者は、FTPの項目の変更キーK6を押下して、FTPサーバのホスト名や、FTPサーバのIPアドレスや、保存したいファイルのパス等を入力する。
又、図6に示すように、本実施形態の複合機100では、複合機100を使用する者の登録を行うこともできる。例えば、使用者情報として登録できる項目はユーザ名、カナ、ログインユーザ名(ログインID)、ログインパスワード、アクセスレベル、所属部署、メールアドレス、ネットワークアドレスといった項目がある。各項目の右側に配された変更キーK8〜K15が押下されると、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSKを表示し、タッチパネル部12等がソフトウェアキーボードSKでの入力や、各項目について入力を受け付ける。又、USBキーボード7K等、接続部8に接続されたデバイス7を用いて入力が行われてもよい。そして、入力結果が、各項目名の下方に表示される。
使用者情報は、送信先情報と同様に、記憶装置63やメモリ18が記憶すればよい。そして、例えば、液晶表示部11やタッチパネル部12が、複合機100の使用前に、ログインユーザ名やログインパスワードの入力を求める。これにより、コピーや送信を行う者を認証し、使用者を特定することができる。この使用者の特定により、使用権限のない者による複合機100の使用を防ぐというセキュリティ上の利益を得ることができる。又、各使用者の使用状況の把握(例えば、印刷枚数の把握)等を行うことができる。
このように、本実施形態の複合機100では、送信先情報や使用者情報の登録で、例えば、宛先名称やメールアドレス等、文字、数字、記号等の入力が必要になることがある。そこで、文字等の入力が必要になると、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSK(図12参照)を表示し、使用者は、液晶表示部11とタッチパネル部12の入力によって、文字等を入力することができる。
この場合、ソフトウェアキーボードSKで押下されたキーを示す信号が、タッチパネル部12から表示制御部10に伝達される。そして、表示制御部10は、制御部6が押下されたキーを認識する。更に、表示制御部10は、液晶表示部11に押下されたキーに対応した表示を行わせる。
更に、文字等の入力では、接続部8にUSBキーボード7K等を接続して、入力を行うことができる。一般に、液晶表示部11のサイズによっては、ソフトウェアキーボードSKの1つのキーが小さくなる場合があり、使用者によっては、USBキーボード7K等を用いた方が、使い勝手がよい場合もある。そこで、本実施形態の複合機100では、USBキーボード7K等のデバイス7を接続部8に接続して入力を行えるようにする。
この場合、USBキーボード7Kで押下されたキーを示す信号が、USBキーボード7Kから接続部8に伝達される。そして、接続部8からのデータに基づき、制御部6が押下されたキーを認識する。更に、制御部6は、操作パネル1に対し押下されたキーを示すデータを送信し、操作パネル1は、USBキーボード7Kで押下されたキーが入力されたものとして扱い、表示制御部10は、液晶表示部11に押下されたキーに対応した表示を行わせる。
(キーボードでのキー配列の差異)
次に、図7〜図9を用い、本発明の実施形態に係る複合機100に接続されるキーボードの差異の一例を説明する。図7は、QWERTY配列のキーボードでのキー配列の一例を示し、(a)はシフトキーを押さない状態でのキー配列の一例を示し、(b)は、シフトキーを押した状態でのキー配列の一例を示す。図8は、AZERTY配列のキーボードでのキー配列の一例を示し、(a)はシフトキーを押さない状態でのキー配列の一例を示し、(b)は、シフトキーを押した状態でのキー配列の一例を示す。図9は、QWERTZ配列のキーボードでのキー配列の一例を示し、(a)はシフトキーを押さない状態でのキー配列の一例を示し、(b)は、シフトキーを押した状態でのキー配列の一例を示す。
複合機100に対しては、USBキーボード7K等の各種キーボードを接続して、使用することが可能であるが、国によって使用されるキーボードでのキー配列が異なる。例えば、日本や米国等で、一般に流通するキーボードのキー配列は、QWERTY配列と呼ばれる配列である。図7(a)、(b)に、QWERTY配列の一例を示す。尚、QWERTYとは、アルファベットにおける第一行の左端から6文字分を示している。
一方、図8(a)、(b)に示すキー配列は、AZERTY配列と呼ばれる配列の一例である。このAZERTY配列のキー配列のキーボードは、フランスやフランス語圏で用いられる。例えば、AZERTY配列では、アルファベットの配置に関しては、「a」、「q」、「z」、「w」等の位置が、QWERTY配列と異なる。又、フランス語におけるアクサンテギュ入力用のキーも配され、各記号の配置もQWERTY配列と異なる。
更に、図9(a)、(b)に示すキー配列は、QWERTZ配列と呼ばれる配列の一例である。このQWERTZ配列のキー配列のキーボードは、ドイツやドイツ語圏等で用いられる。例えば、QWERTZ配列では、アルファベットの配置に関しては、「z」、「y」等の位置が、QWERTY配列と異なる。又、ドイツ語におけるウムラウト文字入力用のキーも配され、各記号の配置もQWERTY配列と異なる。上記では、3つの配列の例を示したが、世界各国で、キーボードでのキー配列には違いがある。
一般に、キーボードのようなHID(ヒューマン・インタフェース・デバイス、人間が入力を行う入力機器)であって、言語に関わるデバイス7は、使用される国を示す国情報を記憶する。例えば、USBキーボード7Kのデバイスメモリ70は、ディスクリプタの一種として、HIDディスクリプタを記憶する。そして、HIDディスクリプタでは、用いられる国、言い換えると、USBキーボード7Kが用いられる場所的な限定を示す情報を含めるため、カントリーコードを定めることができる。尚、USB規格では、カントリーコードは、ディスクリプタに含める必須のコードではない。
尚、カントリーコードとは、USBの規格で定められたHIDの使用される国を示すコードであり、USBの規格書の1つであるDevice Class Definition for Human Interface Devices (HID) Version 1.11に定められている。この規格書は、http://www.usb.org/developers/devclass_docs/HID1_11.pdfにて閲覧できる。例えば、日本は、「15」というカントリーコードが与えられている。
USBキーボード7Kが接続された場合、複合機100の制御部6や接続部8は、このHIDディスクリプタ内のカントリーコードを確認することで、USBキーボード7Kのキー配列の種類や、USBキーボード7Kがどの国向けのものか把握することができる。そして、制御部6や接続部8は、USBキーボード7Kから送られる信号と、文字や記号等の対応関係をカントリーコードごとに切り替え、USBキーボード7Kでいかなる文字や記号や数字が入力されたかを認識する。例えば、制御部6や接続部8は、カントリーコードによって、USBキーボード7Kのドライバソフトウェアを切り替え、USBキーボード7Kから送られる信号と、文字や記号等の対応関係を切り替える。そのため、記憶装置63は、複数種のUSBキーボード7K用のドライバを記憶する。
ここで、従来、液晶表示部11に表示されるソフトウェアキーボードSKの配列は、QWERTY配列に準拠したもので、1種類のみ用意されていた。例えば、複合機100の使用者がフランス語圏やドイツ語圏出身でも、QWERTY配列に準拠したソフトウェアキーボードSKを用いて入力を行う必要があった。又、複合機100が、フランス語圏やドイツ語圏で用いられる場合でも、液晶表示部11は、QWERTY配列に準拠したソフトウェアキーボードSKを表示していた。
しかし、例えば、AZERTY配列やQWERTZ配列に慣れた使用者がQWERTY配列に準拠したソフトウェアキーボードSKで入力を行うと、違和感を覚えることや、入力ミス等が発生しやすくなり、使い勝手の点で問題がある。そこで、本実施形態の複合機100では、接続部8に接続されたデバイス7から国情報が取得できた場合、国情報を記憶し、以後、国情報に応じたキー配列のソフトウェアキーボードSKを表示する。これにより、使用者の違和感や、慣れているキー配列と異なることに起因する入力ミス等をなくすことができ、複合機100の使い勝手が向上する。
そこで、以下、本発明での国情報の取得と記憶とソフトウェアキーボードSKの表示を説明する。
(国情報の取得と記憶)
まず、図10を用いて、本発明の実施形態に係る複合機100での国情報の取得と記憶の一例を説明する。図10は、本発明の実施形態に係る複合機100での国情報の取得と記憶の一例を示すフローチャートである。
図10のスタートは、使用者が、接続部8にデバイス7を接続しようとする時点である。そして、接続部8にデバイス7が接続される(ステップ♯11)。そして、例えば、一定時間が経過した後(例えば、100ms後)、接続部8とデバイス7が通信を行い(ステップ♯12)、制御部6や接続部8は、接続されたデバイス7を認識する(ステップ♯13)。例えば、USBデバイスでいえば、接続部8は、USBメモリ7Mである、USBキーボード7Kである等、接続部8のUSB接続部8Uが、接続されたデバイス7のディスクリプタを取得し、制御部6や接続部8が、ディスクリプタに含まれ、デバイス7の種別を示すクラス情報等をもとに把握する。
そして、制御部6は、デバイス7との通信で取得したデータ内に国情報が含まれるか否か確認する(ステップ♯14)。例えば、USBでいえば、制御部6は、接続部8からディスクリプタの転送を受け、HIDディスクリプタ内にカントリーコードが含まれているかを確認する。尚、接続部8が、国情報が含まれるか否かを確認し、国情報が含まれれば制御部6に国情報を送信してもよい。例えば、USBでいえば、USB接続部8Uは、HIDディスクリプタ内にカントリーコードが含まれていれば、制御部6に伝達する。
もし、国情報が含まれれば(ステップ♯14のYes)、制御部6は、国情報にあわせて、接続部8を介してデバイス7から入力される信号を扱うための設定を行う(ステップ♯15)。例えば、フランス語用のAZERTY配列のUSBキーボード7Kが接続され、制御部6や接続部8はフランスを示す国情報(カントリーコード)を取得すると、制御部6はUSBキーボード7Kから入力される信号をAZERTY配列のキーボードからの信号として取り扱う。例えば、記憶装置63が、各種配列のUSBキーボード7Kのドライバソフトウェアを記憶し、制御部6は、記憶装置63に記憶されるドライバソフトウェアを国情報にあわせて選択する。これにより、デバイス7でなされた入力が複合機100で正確に反映される。
そして、制御部6は、国情報に応じたキー配列のソフトウェアキーボードSKを表示するために、国情報を記憶装置63やメモリ18に記憶させる(ステップ♯16)。そして、デバイス7からの国情報の取得と、記憶の制御を終了する(エンド)。一方、国情報が含まれなければ(ステップ♯14のNo)、接続部8に接続されたデバイス7は、特定の国や言語圏のためのものではないと考えられ(例えば、USBメモリ7M等)、国情報を取得できないので、本制御を終了する(エンド)。
(国情報にあわせたソフトウェアキーボードSKの表示)
次に、図11及び図12を用いて、本発明の実施形態に係る複合機100での国情報にあわせたソフトウェアキーボードSKの表示の一例を説明する。図11は、本発明の実施形態に係る複合機100での国情報にあわせたソフトウェアキーボードSKの表示制御の一例を示すフローチャートである。図12は、本発明の実施形態に係る複合機100で表示されるソフトウェアキーボードSKの一例を示し、(a)は、QWERTY配列のソフトウェアキーボードSK1の一例を示し、(b)はAZERTY配列のソフトウェアキーボードSK2の一例を示し、(c)はQWERTZ配列のソフトウェアキーボードSK3の一例を示す。
まず、図11のスタートは、送信先情報や使用者情報の登録等で文字等の入力が必要となったため、液晶表示部11が、ソフトウェアキーボードSKを表示しようとする時点である。そして、制御部6は、記憶装置63やメモリ18に記憶された国情報を確認する(ステップ♯21)。尚、複合機100に対し、国情報を記憶したデバイス7が接続されないこともあるので、記憶装置63やメモリ18は、デフォルトの国情報や表示するソフトウェアキーボードSKのキー配列を記憶しておいてもよい。尚、デフォルトの国情報は、例えば、複合機の出荷先(例えば、日本国内向けや米国等)にあわせて設定してもよい。又、デフォルトのキー配列は、QWERTY配列に準拠したものとしてもよい。
そして、制御部6は、国情報に対応したソフトウェアキーボードSKを液晶表示部11に表示させる(ステップ♯22→エンド)。即ち、画像形成装置(例えば、複合機)は、少なくともソフトウェアキーボードSKを表示する表示部(液晶表示部11)と、ソフトウェアキーボードSKへの入力を受け付けるための入力部(タッチパネル部12等)と、複数国分のソフトウェアキーボードSKの画像データを記憶する記憶部(記憶装置63やメモリ18)と、デバイス7が接続される接続部8と、を有し、接続部8は、デバイス7内のデバイスメモリ70内に記憶されるデバイス7が用いられる国を示す国情報を取得し、記憶部は、接続部8で取得された国情報を記憶し、表示部は、記憶部に記憶された国情報における国に対応したソフトウェアキーボードSKを表示する。
ここで、デバイス7は、キーボードでもよく、接続部8は、キーボードの国情報を取得するようにしてもよい。又、デバイス7は、USB規格のものでもよく、接続部8は、デバイスメモリ70に格納されるカントリーコードを取得するようにしてもよい。又、画像形成装置に接続部8に接続されるデバイス7としてのキーボードが付属していてもよい。
国別のソフトウェアキーボードSKを表示するための画像データや、国別のソフトウェアキーボードSKで押下されたキーの判別、特定のためのソフトウェアは、記憶装置63に記憶されていてもよい。この場合、画像データやソフトウェアは、制御部6によって読み出され、操作パネル1の表示制御部10に与えられる。
又、国別のソフトウェアキーボードSKで押下されたキーの判別、特定のためのソフトウェアは、操作パネル1のメモリ18に記憶されていてもよい。この場合、国情報や表示すべきソフトウェアキーボードSKを指定するデータが制御部6から、操作パネル1の表示制御部10に与えられる。いずれの場合にしても、国情報に応じて、使用者が慣れたキー配列のソフトウェアキーボードSKが液晶表示部11に表示される。
そして、図12に液晶表示部11が表示するソフトウェアキーボードSKの一例を示している。例えば、記憶装置63やメモリ18が記憶する国情報が日本や米国等であれば、図12(a)に示すように、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSKの一種としてQWERTY配列で各キーが配されたソフトウェアキーボードSK1を表示する。又、例えば、記憶装置63やメモリ18が記憶する国情報がフランスであれば、図12(b)に示すように、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSKの一種としてAZERTY配列で各キーが配されたソフトウェアキーボードSK2を表示する。又、例えば、記憶装置63やメモリ18が記憶する国情報がドイツであれば、図12(c)に示すように、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSKの一種としてQWERTZ配列で各キーが配されたソフトウェアキーボードSK3を表示する。
まず、各ソフトウェアキーボードSKには、入力結果を示す入力結果表示欄B2が設けられる。液晶表示部11は、使用者によって、キーが押下されるごとに入力結果表示欄B2に押下されたキーに対応するアルファベットや記号や数字を表示する。
そして、例えば、各ソフトウェアキーボードSKに配される大文字キーK16と小文字キーK17を押下することで、ソフトウェアキーボードSKに表示されるアルファベットの大文字、小文字の切り替えや、表示される記号の種類を切り替えることができる(図7〜図9の各図を参照)。言い換えると、大文字キーK16と小文字キーK17は、キーボードのシフトキーのような機能を果たす。
尚、図12は、日本向けの複合機100で表示されるソフトウェアキーボードSKの一例を示している。日本語入力を可能とするため、全角ひらがなキーK18や、カナ漢字キーK19や変換キーK20等が配される。例えば、全角ひらがなキーK18が押下されると、液晶表示部11は、例えば、アルファベットに変えて、ひらがなを表示する。尚、ひらがなの各文字の配列は、JIS配列とされる。これにより、カナ入力を行うことができる。
又、漢字の入力を行う際、カナ漢字キーK19が押下されると、ローマ字入力やカナ入力によってふりがなを入力し変換キーK20を押下する。変換キーK20が押下されると、液晶表示部11は、変換候補を列挙して表示する(不図示)。そして、例えば、矢印キーK21で変換する漢字等を指定し、確定キーK22を押すことで、漢字が確定される。
尚、海外に輸出される複合機100等、かなや漢字の入力の必要のない場合、液晶表示部11は、ソフトウェアキーボードSKに、上記の全角ひらがなキーK18や、カナ漢字キーK19や、変換キーK20や、確定キーK22を表示する必要はない。従って、複合機100の使用地域により、言語に起因して、液晶表示部11に表示されるソフトウェアキーボードSKには、僅かな差異はある。
このようにして、デバイス7から取得された国情報は記憶され、表示部(液晶表示部11)は、記憶された国情報に対応したソフトウェアキーボードSKを表示する。これにより、使用者は特別な設定を行わずとも、自動的に、慣れ親しんだキー配列のソフトウェアキーボードSKが表示部に表示される。従って、慣れ親しんだキー配列のソフトウェアキーボードSKを用いて入力を行うことができ、ソフトウェアキーボードSKの使い勝手がよくなる。又、使用者は、ソフトウェアキーボードSKの配列が慣れている配列と異なることにより、違和感を覚えたり、目的とするキーを探すのに手間取ったり、ミスタイプするということがなくなり、入力における満足度の高い画像形成装置(例えば、複合機)を提供することができる。
又、デバイス7は、例えば、キーボードであり、接続部8は、キーボードの国情報を取得する。キーボードにおける文字(キー)の配列は国によって異なるので、キーボードは、用いられる場所や国について、情報を記憶している場合がある。又、使用者は、接続部8に接続されたキーボード、言い換えると、使用者が所持しているキーボードのキー配列に慣れている可能性が高い。従って、キーボードから国情報を取得することで、ソフトウェアキーボードSKでのキーの配列を、的確に使用者が慣れている配列にすることができる。又、例えば、相手方アドレスや、宛先名称等のアドレス帳への登録では、文字等の入力量が多く、ソフトウェアキーボードSKではなく、通常のキーボードを用いた方が、使い勝手がよくなる場合があるところ、キーボードを接続できるので、使用者は、場合に応じた入力を行うことができる。
又、接続部8は、USB規格のデバイスメモリ70に格納されるカントリーコードを取得する。USB規格に基づくデバイス(USBデバイス)は、用いられる国、言い換えると、デバイスを用いるうえで場所的な限定を示すカントリーコードを有する場合がある。従って、接続部8は、カントリーコードによって、国情報を取得することができ、使用者の慣れ親しんだキー配列のソフトウェアキーボードSKを表示することができる。
又、画像形成装置は、接続部8に接続されるデバイス7としてのキーボードも、備えるようにしてもよい。これにより、使用者は、キーボードを用いても入力を行うことができるし、ソフトウェアキーボードSKを用いて入力を行うことができる。
本発明の実施形態を説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明は、液晶表示部等の表示部や、タッチパネル部等の入力部や、デバイスが接続されるインターフェイスとしての接続部等を有する画像形成装置に利用可能である。
11 液晶表示部(表示部) 12 タッチパネル部(入力部)
18 メモリ(記憶部) 63 記憶装置(記憶部)
7 デバイス
7K USBキーボード(デバイス、キーボード)
8 接続部 8U USB接続部
100 複合機(画像形成装置)
SK(SK1、SK2、SK3) ソフトウェアキーボード

Claims (4)

  1. 少なくともソフトウェアキーボードを表示する表示部と、
    前記ソフトウェアキーボードへの入力を受け付けるための入力部と、
    複数国分の前記ソフトウェアキーボードの画像データを記憶する記憶部と、
    デバイスが接続される接続部と、を有し、
    前記接続部は、前記デバイス内のデバイスメモリに記憶される前記デバイスが用いられる国を示す国情報を取得し、
    前記記憶部は、前記接続部で取得された前記国情報を記憶し、
    前記表示部は、前記記憶部に記憶された前記国情報における国に対応した前記ソフトウェアキーボードを表示することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記デバイスは、キーボードであり、
    前記接続部は、前記キーボードの前記国情報を取得することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記デバイスは、USB規格のものであり、
    前記接続部は、前記デバイスメモリに格納されるカントリーコードを取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記接続部に接続されるデバイスとしてのキーボードを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015168162A (ja) * 2014-03-07 2015-09-28 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、画像形成制御方法及びジョブファイル
JP2019066938A (ja) * 2017-09-28 2019-04-25 オンキヨー株式会社 入力装置、及び、入力装置の制御プログラム

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