JP2011233232A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2011233232A
JP2011233232A JP2011158502A JP2011158502A JP2011233232A JP 2011233232 A JP2011233232 A JP 2011233232A JP 2011158502 A JP2011158502 A JP 2011158502A JP 2011158502 A JP2011158502 A JP 2011158502A JP 2011233232 A JP2011233232 A JP 2011233232A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
numerical aperture
objective lens
transmittance
laser
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2011158502A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Hotta
徹 堀田
Ryoichi Kawasaki
良一 川崎
Kenji Suga
健司 菅
Hiroyuki Shindo
博之 新藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electronic Device Sales Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Optec Design Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Optec Design Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2011158502A priority Critical patent/JP2011233232A/ja
Publication of JP2011233232A publication Critical patent/JP2011233232A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 光ディスクの信号記録層に対物レンズの集光動作によって生成されるレーザースポットのリム強度低下を防止することが出来る光ピックアップ装置を提供する。
【解決手段】 対物レンズ1の表面に対物レンズを透過するレーザー光の強度を調整する反射防止膜11を設け、該反射防止膜11にて対物レンズ10の第1開口数B(但し、BはAより小さい正数)と最大開口数Aとの間の透過率を100%としたとき、第2開口数C(但し、CはBより小さい正数)以下の開口数における透過率をR%(但し、Rは100より小さい正数)以下に設定することにより信号記録層に照射されて生成されるレーザースポットのリム強度の低下を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ディスクに記録されている信号の読み出し動作や光ディスクに信号の記録動作を行う光ピックアップ装置に関する。
光ピックアップ装置から照射されるレーザー光を光ディスクの信号記録層に照射することによって信号の読み出し動作や信号の記録動作を行うことが出来る光ディスク装置が普及している。
光ディスク装置としては、CDやDVDと呼ばれる光ディスクを使用するものが一般に普及しているが、最近では記録密度を向上させた光ディスク、即ちBlu−ray規格やHD DVD(High Density Digital Versatile Disk)規格の光ディスクを使用するものが開発されている。
CD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が780nmである赤外光が使用され、DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が650nmの赤色光が使用されている。
そして、前記CD規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは1.2mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は0.45と規定されている。また、DVD規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは0.6mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は0.6と規定されている。
斯かるCD規格及びDVD規格の光ディスクに対して、Blu−ray規格やHD DVD規格の光ディスクに記録されている信号の読み出し動作を行うレーザー光としては、波長が短いレーザー光、例えば波長が405nmの青紫色光が使用されている。
Blu−ray規格の光ディスクにおける信号記録層の上面に設けられている保護層の厚さは、0.1mmであり、この信号記録層から信号の読み出し動作を行うために使用される対物レンズの開口数は、0.85と規定されている。
Blu−ray規格の光ディスクに設けられている信号記録層に記録されている信号の再生動作や該信号記録層に信号を記録するためにレーザー光を集光させることによって生成されるレーザースポットの径を小さくする必要がある。所望のレーザースポット形状を得るために使用される対物レンズは、開口数(NA)が高くなるだけでなく焦点距離が短くなるので、対物レンズの曲率半径が小さくなる。
また、光ピックアップ装置において、レーザー光を生成放射する素子としてレーザーダイオードが使用されるが、該レーザーダイオードから放射されるレーザー光の強度は一定ではなくガウシャン分布と呼ばれる特性を有している。斯かるレーザー光の強度分布は、レーザーダイオードでは周知のように楕円形状に分布している。
曲率半径が小さい対物レンズを使用する光ピックアップ装置では、レーザーダイオードから放射された楕円形状のレーザー光が対物レンズに入射されるので、リム強度、即ち対物レンズの光軸付近を透過するレーザー光の強度に対する周辺部を透過するレーザー光の強度が小さくなる。その結果、レーザースポットの周辺部がぼやけるだけでなく、集光強度が低下するという問題がある。
斯かる問題は、前述した対物レンズのように曲率半径が小さく、且つ開口数が大きなレンズの場合には、対物レンズの周辺側、即ち高開口数の位置におけるレーザー光の入射角度が大きくなるので、反射率が大きくなり、斯かる特性から前述したリム強度の低下を招いている。
斯かる問題を解決し、所望のレーザースポットを得る方法として対物レンズに反射防止膜を形成する方法が提案されている。(特許文献1参照。)
特開2004−39161号公報
前述した特許文献には、対物レンズに反射防止膜を設け、該反射防止膜によって所定の位置における反射率を最小にする技術が記載されている。斯かる技術によってもリム強度の改善を行うことは出来るものの対物レンズの全領域において最良の特性を得ることは出来ない。
本発明は、斯かる問題を解決することが出来る光ピックアップ装置を提供しようとするものである。
本発明は、レーザーダイオードから放射されるガウシャン分布特性を有するレーザー光を光ディスクに設けられている信号記録層に集光させるとともに開口数がAに設定されている対物レンズを備え、前記対物レンズの表面に対物レンズを透過するレーザー光の強度を調整する反射防止膜を設け、該反射防止膜にて対物レンズの第1開口数B(但し、BはAより小さい正数)と開口数Aとの間の透過率を100%としたとき、第2開口数C(但し、CはBより小さい正数)以下の開口数における透過率をR%(但し、Rは100より小さい正数)以下に設定することにより信号記録層に照射されて生成されるレーザースポットのリム強度の低下を防止したことを特徴とするものである。
また、本発明は、第1開口数Bと第2開口数Cとの間の開口数における透過率が直線的に変化するように設定したことを特徴とするものである。
そして、本発明は、反射防止膜を単層または多層にしてことを特徴とするものである。
更に、本発明は、第2開口数C以下の透過率、即ち対物レンズの光軸中心である開口数0から第2開口数Cまでの透過率を一定にしたことを特徴とするものである。
本発明は、開口数がAに設定されている対物レンズの表面に対物レンズを透過するレーザー光の強度を調整する反射防止膜を設け、該反射防止膜にて対物レンズの第1開口数B(但し、BはAより小さい正数)と開口数Aとの間の透過率を100%としたとき、第2開口数C(但し、CはBより小さい正数)以下の開口数における透過率をR%(但し、Rは100より小さい正数)以下に設定することにより光ディスクに設けられている信号記録層に照射されて生成されるレーザースポットのリム強度の低下を防止するようにしたので、信号の記録再生動作に適したレーザースポットを得ることが出来る。
また、本発明は、第1開口数Bと第2開口数Cとの間の開口数における透過率が直線的に変化するように設定したので反射防止膜の対物レンズへのコーティング動作を簡単に行うことが出来る。
そして、本発明は、反射防止膜を単層にしたので、反射防止膜の対物レンズへのコーティング動作を簡単に行うことが出来る。
また、本発明は、反射防止膜を多層にしたので、反射率の異なる膜を使用することによって所望の透過率の反射膜を対物レンズに設けることが簡単に出来る。
そして、本発明は、第2開口数C以下の透過率を一定にしたので、第2開口数C以下の透過率を必要最大限に設定することによってレーザーダイオードが放射されるレーザー光を有効に使用することが出来る。
本発明の光ピックアップ装置を示す概略図である。 本発明に係る対物レンズと光ディスクとの関係を示す拡大図である。 本発明に係る対物レンズにおける開口数と透過率との関係を示す特性図である。
図1は本発明の光ピックアップ装置を示す概略図、図2は本発明に係る対物レンズと光ディスクとの関係を示すの拡大図、図3は本発明に係る対物レンズにおける開口数と透過率との関係を示す特性図である。
図1において、1は例えば405nmの青紫色光であるレーザー光を放射するレーザーダイオードであり、前述したように放射されるレーザー光はガウシャン分布特性を有している。2は前記レーザーダイオード1から放射されるレーザー光が入射される回折格子であり、レーザー光を0次光、+1次光及び−1次光に分離する回折格子部2aと入射されるレーザー光をS方向の直線偏光光に変換する1/2波長板2bとより構成されている。
3は前記回折格子2を透過したレーザー光が入射される偏光ビームスプリッタであり、S偏光されたレーザー光を反射し、P方向に偏光されたレーザー光を透過させる制御膜3aが設けられている。4は前記レーザーダイオード1から放射されたレーザー光の中の前記偏光ビームスプリッタ3を透過したレーザー光が照射される位置に設けられているモニター用光検出器であり、その検出出力は前記レーザーダイオード1から放射されるレーザー光の出力を制御するために使用される。
5は前記偏光ビームスプリッタ3の制御膜3aにて反射されたレーザー光が入射される位置に設けられている1/4波長板であり、入射されるレーザー光を直線偏光光から円偏光光に変換する作用を成すものである。6は前記1/4波長板5を透過したレーザー光が入射されるコリメートレンズであり、入射されたレーザー光を平行光にする作用を成すとともにBlu−ray規格の光ディスクDの保護層による球面収差を補正するために設けられている。
7は前記コリメートレンズ6にて平行光に変換されたレーザー光が入射されるとともに該レーザー光を反射させる反射ミラーであり、後述するように光ディスクDの信号記録層Lから反射された戻り光が入射されるとともに該戻り光を前記偏光ビームスプリッタ3の方向へ反射させる作用を成すように設けられている。
8は前記偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aを透過した戻り光が入射されるセンサーレンズであり、シリンドリカル面、平面、凹曲面または凸曲面等が入射面側及び出射面側に形成されている。斯かるセンサーレンズ8は戻り光に非点収差を発生させることによってフォーカス制御動作に使用されるフォーカスエラー信号を生成させるために設けられている。9は前記センサーレンズ8を通過した戻り光が集光されて照射される位置に設けられている光検出器であり、フォトダイオードが配列された4分割センサー等にて構成されている。斯かる光検出器9の構成及び非点収差法によるフォーカスエラー信号の生成動作等は周知であり、その説明は省略する。
10は前記反射ミラー7にて反射されたレーザー光が入射されるとともに入射されたレーザー光を前記光ディスクDに設けられている信号記録層Lに集光させる対物レンズであり、曲率半径が球面と異なり小さくされている。前記対物レンズ10の入射面側の表面には該対物レンズを透過するレーザー光の強度を調整する反射防止膜11が設けられているが、斯かる反射防止膜の詳細については後述する。
光ディスクDに記録されている信号の再生動作を行う場合には、レーザーダイオード1に駆動電流が供給され、該レーザーダイオード1から波長が405nmのレーザー光が放射される。前記レーザーダイオード1から放射されたレーザー光は、回折格子2に入射され、該回折格子2を構成する回折格子部2aによって0次光、+1次光及び−1次光に分離されるとともに1/2波長板2bによってS方向の直線偏光光に変換される。前記回折格子2を透過したレーザー光は、偏光ビームスプリッタ3に入射され、該偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aにて反射されるとともに一部のレーザー光は透過してモニター用光検出器4に照射される。
前記制御膜3aにて反射されたレーザー光は、1/4波長板5を通してコリメートレンズ6に入射され該コリメートレンズ6の働きによって平行光に変換される。前記コリメートレンズ6によって平行光に変換されたレーザー光は、反射ミラー7にて反射された後対物レンズ10に入射される。前記対物レンズ10に入射されたレーザー光は該対物レンズ10の集光動作によって光ディスクDの信号記録層Lにスポットとして照射されることになる。このようにして、レーザーダイオード1から放射されるレーザー光は、光ディスクDの信号記録層Lに所望のスポットとして照射されるが、この場合における対物レンズ10の開口数は0.85になるように設定されている。
また、前述した対物レンズ10によるレーザー光の集光動作が行われるとき、信号記録層Lと光ディスクDの信号入射面との間にある保護層の厚みの相違によって球面収差が発生するが、本実施例に示したコリメートレンズ6を光路方向へ変位させることによってこの球面収差が最も少なくなるように調整することが出来る。斯かる調整動作は一般的に行われており、その説明は省略する。
前述した動作によってレーザー光の光ディスクDに設けられている信号記録層Lへの照射動作が行われるが、斯かる照射動作が行われるとき、該信号記録層Lから反射される戻り光が対物レンズ10に対して光ディスクD側から入射される。前記対物レンズ10に入射された戻り光は、反射ミラー7、コリメートレンズ6及び1/4波長板5を通して偏光ビームスプリッタ3に入射される。前記偏光ビームスプリッタ3に入射される戻り光は、P方向の直線偏光光に変換されているので、該偏光ビームスプリッタ3に設けられている制御膜3aを透過することになる。
前記制御膜3aを透過したレーザー光の戻り光は、センサーレンズ8に入射され、該センサーレンズ8の働きによって非点収差が発生せしめられる。前記センサーレンズ8によって非点収差が発生せしめられた戻り光は、該センサーレンズ8の集光動作によって光検出器9に設けられている4分割センサー等のセンサー部に照射される。このようにして戻り光が光検出器9に照射される結果、該光検出器9に組み込まれているセンサー部に照射されるスポット形状の変化を利用して周知のようにフォーカスエラー信号の生成動作が行われる。斯かるフォーカスエラー信号を利用して対物レンズ10を光ディスクDの信号面方向へ変位させることによってフォーカス制御動作を行うことが出来る。
また、本実施例では説明しないが、回折格子2によって生成される+1次光と−1次光を利用した周知のトラッキング制御動作を行うことが出来るように構成されており、斯かる制御動作を行うことによって光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作が行われることになる。
前述したように光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作は行われるが、斯かる読み取り動作が行われているときモニター用光検出器4にレーザー光の一部が照射されているので、該モニター用光検出器4から得られるモニター信号を利用してレーザーダイオード1に供給される駆動電流値を制御することが出来る。
レーザーダイオード1に供給される駆動電流値を制御することによってレーザー光の出力を制御することが出来るので、光ディスクDに記録されている信号の読み取り動作だけでなく該光ディスクD1に信号を記録する場合に要求されるレーザー出力の調整動作も行うことが出来る。
以上に説明したように図1に示した構成の光ピックアップ装置における信号の再生動作等は行われるが、次に本発明の要旨である反射防止膜11の作用について説明する。
前記反射防止膜11は対物レンズ10の入射面側の表面に例えばフッ化マグネシウムによる単層にて形成されるが、斯かる反射防止膜11は反射されるレーザー光の反射率を調整制御することによって対物レンズ10を透過するレーザー光の強度を調整するように構成されている。
対物レンズ10にコーティングされる反射防止膜11によって調整される開口数に対する透過率と信号記録層L上に形成されるレーザースポットの径、即ちスポットサイズとの関係を表1に示す。
Figure 2011233232
表1において、理論例1は、レーザーダイオード1から放射されるレーザー光の瞳内強度がガウシャン分布ではなく理想的な分布、即ち一様の場合であり、且つ対物レンズ10上の全ての開口数における透過率が100%の場合であり、斯かる場合におけるスポットサイズは、0.3934μmとなる。即ち、理論的には、このスポットサイズの値が最小のサイズであり、これより良いサイズのスポットを得ることは出来ないことになる。
同様に理論例2は、レーザーダイオード1から放射されるレーザー光の瞳内強度がガウシャン分布の場合であり、且つ対物レンズ10上の全ての開口数における透過率が100%の場合であり、斯かる場合におけるスポットサイズは、0.4122μmとなる。このようにレーザーダイオード1から放射されるレーザー光の瞳内強度がガウシャン分布の場合において、対物レンズ10上の全ての開口数における透過率が100%の場合には、ガウシャン分布による影響が出て、スポットサイズが大きくなる。
実施例1〜実施例4は、レーザーダイオード1から放射されるレーザー光の瞳内強度がガウシャン分布の場合であり、前記対物レンズ10の表面に形成される反射防止膜11によって開口数の透過率を相違させたものである。
実施例1は、開口数0、即ち対物レンズ10の光軸中心から開口数0.3までの透過率を55%、開口数0.6から最大開口数である0.85までの透過率を100%とし、開口数0.3から0.6までを直線的に変化した透過率になるように設定したものであり、斯かる場合におけるスポットサイズは、0.3998μmとなる。
次に、実施例2は、開口数0から開口数0.3までの透過率を55%、開口数0.7から最大開口数である0.85までの透過率を100%とし、開口数0.3から0.7までを直線的に変化した透過率になるように設定したものであり、斯かる場合におけるスポットサイズは、0.3987μmとなる。
また、実施例3は、開口数0から開口数0.3までの透過率を55%、開口数0.8から最大開口数である0.85までの透過率を100%とし、開口数0.3から0.8までを直線的に変化した透過率になるように設定したものであり、斯かる場合におけるスポットサイズは、0.3975μmとなる。
そして、実施例4は、開口数0から開口数0.3までの透過率を55%、最大開口数である0.85の透過率を100%とし、開口数0.3から0.85までを直線的に変化した透過率になるように設定したものであり、斯かる場合におけるスポットサイズは、0.3993μmとなる。
前述したように実施例3の場合におけるスポットサイズが最も小さくなり、理論例1に近いサイズのスポットを得ることが出来る。実施例4に示すように開口数0.3における透過率を55%とし、最大開口数である0.85における透過率を100%とし、その間の透過率を直線的に変化させた場合と比較して開口数が0.85より小さい位置から最大開口数0.85の位置までの透過率を100%にした場合の方が良好なサイズのスポットを形成することが出来ることがわかる。
図3は実施例3の場合における開口数と透過率との関係を示す特性図であり、開口数0.8から最大開口数0.85までの透過率を100%とした場合において、開口数0から開口数0.3までの透過率を55%とし、0.3から0.8までの透過率を直線的に変化させた場合である。
前述した実施例のように対物レンズの最大開口数がAの場合において、第1開口数であるB(但し、BはAより小さい正数)と開口数Aとの間の透過率を100%としたとき、第2開口数C(但し、CはBより小さい正数)以下の開口数における透過率をR%以下にすることによって光ディスクDの信号記録層Lに記録されている信号の読み出し動作や記録動作に適したレーザースポット、即ちリム強度が十分に高いレーザースポットを生成することが出来る。
第2開口数Cと開口数0までの間の透過率をR%以下になるように連続的に変化させることも出来るが、本実施例では一定値である55%に設定している。これは、リム強度に対して悪影響を与えない最大透過率に設定したものであり、このようにすることによってレーザーダイオード1から放射されるレーザー光の出力を最大限利用することが出来る。
また、対物レンズ10の表面に形成される反射防止膜11を単層にて構成したが、反射率の調整、即ち対物レンズ10のレーザー光の透過率を調整する方法としては、各開口数における膜の厚さや材質を変更することによって実施することが出来る。
そして、反射防止膜11は単層ではなく、多層にて構成する、即ちマルチコーティングすることによって実施することもできる。
1 レーザーダイオード
2 回折格子
3 偏光ビームスプリッタ
6 コリメートレンズ
10 対物レンズ
11 反射防止膜

Claims (5)

  1. レーザーダイオードから放射されるガウシャン分布特性を有するレーザー光を光ディスクに設けられている信号記録層に集光させるとともに開口数がAに設定されている対物レンズを備えた光ピックアップ装置であり、前記対物レンズの表面に対物レンズを透過するレーザー光の強度を調整する反射防止膜を設け、該反射防止膜にて対物レンズの第1開口数B(但し、BはAより小さい正数)と開口数Aとの間の透過率を100%としたとき、第2開口数C(但し、CはBより小さい正数)以下の開口数における透過率をR%(但し、Rは100より小さい正数)以下に設定することにより信号記録層に照射されて生成されるレーザースポットのリム強度の低下を防止したことを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 第1開口数Bと第2開口数Cとの間の開口数における透過率が直線的に変化するように設定したことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  3. 反射防止膜が単層であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  4. 反射防止膜が多層であることを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
  5. 第2開口数C以下の透過率を一定にしたことを特徴とする請求項1に記載の光ピックアップ装置。
JP2011158502A 2011-07-19 2011-07-19 光ピックアップ装置 Pending JP2011233232A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011158502A JP2011233232A (ja) 2011-07-19 2011-07-19 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011158502A JP2011233232A (ja) 2011-07-19 2011-07-19 光ピックアップ装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007052769A Division JP2008217886A (ja) 2007-03-02 2007-03-02 光ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011233232A true JP2011233232A (ja) 2011-11-17

Family

ID=45322394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011158502A Pending JP2011233232A (ja) 2011-07-19 2011-07-19 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2011233232A (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10160906A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Sony Corp 反射防止膜付きレンズ及び反射防止膜の形成方法
JP2002123960A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ヘッドおよび光ディスク装置
JP2004039161A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズおよび光ヘッド装置
JP2004145003A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Victor Co Of Japan Ltd 反射防止膜コート方法及びこの反射防止膜コート方法を適用した光学レンズ
JP2007026615A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Ricoh Co Ltd 光ピックアップおよび光情報処理装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10160906A (ja) * 1996-11-29 1998-06-19 Sony Corp 反射防止膜付きレンズ及び反射防止膜の形成方法
JP2002123960A (ja) * 2000-10-13 2002-04-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ヘッドおよび光ディスク装置
JP2004039161A (ja) * 2002-07-05 2004-02-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 対物レンズおよび光ヘッド装置
JP2004145003A (ja) * 2002-10-24 2004-05-20 Victor Co Of Japan Ltd 反射防止膜コート方法及びこの反射防止膜コート方法を適用した光学レンズ
JP2007026615A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Ricoh Co Ltd 光ピックアップおよび光情報処理装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011096329A (ja) 光ピックアップ装置
US8363533B2 (en) Optical pickup apparatus
JP5025349B2 (ja) 光ピックアップ装置
US7898910B2 (en) Optical pickup apparatus
JP2011233232A (ja) 光ピックアップ装置
JP4776601B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2011146079A (ja) 光ピックアップ装置
JP2010250925A (ja) 光ピックアップ装置及び対物レンズ
US7898929B2 (en) Objective lens, and method of manufacturing the same and optical pickup apparatus
US8305868B2 (en) Optical pickup apparatus
JP2011216164A (ja) 光ピックアップ装置
US8264939B2 (en) Optical pickup apparatus
JP2009080882A (ja) 光ピックアップ装置
JP2009054212A (ja) 対物レンズおよび光ピックアップ装置
JP2009015986A (ja) 光ピックアップ装置
JP2012128898A (ja) 光ピックアップ及び光ディスク装置
JP2008108392A (ja) 光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置
JP2007128595A (ja) 光学素子および情報処理装置
WO2013183439A1 (ja) 光ピックアップ装置
JP2012009116A (ja) 光ピックアップ装置
JP2009123310A (ja) 光ピックアップ装置およびコマ収差補正方法
JP2011154741A (ja) 光ピックアップ装置
JP2011070739A (ja) 光ピックアップ装置
JP2009059447A (ja) 光ピックアップ装置
JP2011070737A (ja) 光ピックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20111121

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20111130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120306

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130402