JP2011232901A - 待機電力の低減が可能な情報機器および電力の制御方法 - Google Patents

待機電力の低減が可能な情報機器および電力の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報機器の待機電力を低減する。
【解決手段】ノートPCには、イーサネット・コントローラが搭載されている。ノートPCは、タイマの設定によりイーサネット・コントローラに電力を供給するDC/DCコンバータを間欠動作させる。コンバータがオンになっているTwakeの時間の間に、イーサネット・コントローラがケーブルでネットワークに接続されたか否かを判断する。接続されていると判断した場合は、接続が外されるまでDC/DCコンバータの動作を維持する。接続されていないと判断した場合は、DC/DCコンバータをTsleepの間停止させ、タイマによる設定時間が経過したときに再び動作させる。DC/DCコンバータは、ネットワークに実際に接続されたときだけ、イーサネット・コントローラに電力を供給する。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報機器の待機電力を低減する技術に関し、さらに詳細には外部デバイスが接続されたときに提供する機能を低下させないで待機電力を低減する技術に関する。
近年、電気製品に対する環境規制が強化されつつあり、EU各国ではEuP指令(Directive on Eco-Design of Energy-using Products)が制定および運用されている。EuP指令では、情報技術機器(information technology equipment)に対して、2013年までにそれぞれ商用電源に接続された状態である待機モードおよびオフモードでの消費電力が0.5Wを越えないようにすることを求めている。ノートブック型パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)は電池パックを搭載しており、外出先では電池パックが供給する電力で動作し、オフィスではAC/DCアダプタを経由して商用電源が供給する電力で動作する。
電池パックが装着されたノートPCにAC/DCアダプタが接続されている場合は、AC/DCアダプタは電池パックの充電電力とシステムの動作電力を同時に供給する。ノートPCでは、パワー・オフ状態でも一部のデバイスに電力を供給する必要がある。ノートPCでは、パワー・オフ状態において、AC/DCアダプタが接続されている状態(以後、AC供給という。)とAC/DCアダプタが接続されていない状態(以後、DC供給という。)では異なるサービスまたは機能を提供する。
ノートPCがDC供給でパワー・オフ状態に入っているときは、電池の消耗をできるだけ防ぐため再起動に必要な回路にだけ電力を供給するので消費電力が小さい。しかし、AC供給でパワー・オフ状態に入っているときはさまざまなサービスを提供するために消費電力が増大する。まず、パワー・オフ状態でも電池パックの充電が必要なときには充電器を動作させて充電するため、バッテリィの充電状態を監視したり充電したりする回路が電力を消費する。
また、遠隔から起動するためにウエイクオンラン(WOL)機能を有効にする場合は、起動パケットを受け取ってノートPCを起動させる回路が電力を消費する。さらに、パワー・オフ状態のときに接続されているUSBデバイスの充電をサポートする場合にはUSBデバイスの充電回路が電力を消費する。さらに、ユーザの利便性に供するためにAC/DCアダプタの接続状態、電池パックの充電状態、およびパワー・ステート状態などを表示する回路や、パワー・ステートに応じた起動をするための回路なども電力を消費する。よってノートPCではAC供給でパワー・オフ状態のときに比較的大きな待機電力を消費する傾向にある。
特許文献1は、バッテリィを備えたコンピュータ装置が、AC電源が存在しかつシャットダウンしているときの待機電力を削減する技術を開示する。同文献の充電方法では、AC電源が存在しているときにパワー・オフした場合には充電機能を実現するM電源系統を一旦オフにした後にタイマで計測した所定の時間後にM電源系統をオンにして、バッテリィの充電状態を確認する。そして、充電が必要であると判断した場合は充電してから再度M電源系統をオフにする。また、同文献には、AC電源が存在しているときにパワー・オフした場合にM電源系統に接続された不必要なデバイスおよびウエイクアップ機能をソフトウエアによる設定でオフにすることが記載されている。
特許文献2は、サーバに接続されたLANケーブルがイーサネット(登録商標)・コントローラに接続されたときにCPUが自動的にサーバを認識し、ユーザがサーバを認識させる操作を省く技術を開示する。同文献には、イーサネット(登録商標)・コントローラがLANジャックにLANケーブルが装着されたことを検出すると、CPUに割り込みをかけて通知することが記載されている。
特許文献3は、USBを含む複数のI/Fを備えるプリンタで、USBケーブルの接続を検出することにより自動的にI/Fを変更することができるプリンタを開示する。同文献には、ホストコンピュータにUSBケーブルでプリンタが接続されたときに、プリンタのUSB接続検出部がVbusの電位の変化を検出してUSBケーブルが接続されたことを検出することが記載されている。特許文献4には、PCIe−PCIeブリッジに接続した複数のPCIeスロットの全てにカードが未実装であることを検出したときに、PCIe−PCIeブリッジの専用のDC/DCコンバータを制御してPCIe−PCIeブリッジへの電源供給を停止することが記載されている。
特開2004−192350号公報 特開2009−278288号公報 特開2010−33519号公報 特開2009−199297号公報
特許文献1の方法では、パワー・オフしてから所定の時間が経過したときにM電源系統を動作させてバッテリィの充電状態を監視する回路に電力を供給するため、M電源系統を停止している間の待機電力を低減することができる。しかし、M電源系統がその他のサービスのための電力源でもある場合はM電源系統を停止できない場合がある。特に、アメリカ環境保護局が推進する電気機器の省電力化プログラム(Energy Star)では、企業において使用するコンピュータは原則としてWOL機能をイネーブルにするように制定しており、さらに企業によってはユーザにWOL機能を常にイネーブルにすることを義務化しているので、このような場合には特許文献1の方法ではM電源系統を停止することはできない。
さらに、パワー・オフ状態のノートPCに接続されているUSBデバイスの充電をサポートする必要がある場合は、M電源系統とは異なる新たな電源回路を設けない限りM電源系統をオフにすることができない。したがって特許文献1の方法だけでは、EuP指令を充足できる程度までAC供給での待機電力を低減したり、USBデバイスの充電をしたりすることができない。パワー・オフ状態では、オペレーティング・システム(OS)およびデバイス・ドライバが実行されないので、M電源系統の動作の必要性を判断することは容易ではないので特別な工夫が必要となる。
そこで本発明の目的は、パワー・オフ状態の時のサービスを低下させないで待機電力を低減することが可能な情報機器を提供することにある。さらに本発明の目的は、パワー・オフ状態の時にWOLをイネーブルに設定しても待機電力を低減することが可能な情報機器を提供することにある。さらに本発明の目的は、パワー・オフ状態の時にUSBデバイスの充電を可能にしながら待機電力を低減することが可能な情報機器を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような情報機器における電力の制御方法および電力制御システムを提供することにある。
本発明は、パワー・オフ状態のときに商用電源から受け取る電力を低減することが可能な情報機器を提供する。情報機器にはコネクタなどにより外部デバイスの接続が可能である。情報機器は、外部デバイスが接続されるとパワー・オフ状態のときに内部デバイスの動作により所定の機能またはサービスを提供することができる。したがって、パワー・オフ状態では、情報機器の電力は完全に停止せず内部デバイスの動作により待機電力を消費する。パワー・オフ状態は、ACPIのパワー・ステートでS5ステートおよびS4ステートとすることができる。ここで、外部デバイスは情報機器に接続される場合と接続されない場合があり、外部デバイスが接続されないときは、内部デバイスは所定の機能またはサービスを提供する必要がない。
制御部は、パワー・オフ状態において内部デバイスに対する電力供給を維持または停止することが可能である。内部デバイスは電力の供給を受けたときに、外部デバイスの接続または非接続を認識することが可能で、制御部は、内部デバイスが外部デバイスの接続を認識したときに内部デバイスに対する電力供給を維持し、外部デバイスの非接続を認識したときに内部デバイスに対する電力供給を所定時間停止する。よって内部デバイスが外部デバイスの非接続を認識したときには、内部デバイスによる待機電力を所定時間低減することができる。一旦、内部デバイスに対する電力供給を停止しても所定時間経過すれば内部デバイスには電力が供給される。
そして、内部デバイスが外部デバイスの接続を認識したときには、内部デバイスが動作するのでパワー・オフ状態の間に要求されるサービスまたは機能の低下を招くようなことはない。内部デバイスに対してはDC/DCコンバータのような電力源から電力を供給することができる。制御部は電力源の動作を制御することで内部デバイスに対する電力を制御することができる。電力源は、パワー・オフ状態で提供するサービスに関連したウエイクオンラン回路またはUSBデバイスの充電回路に電力を供給する構成にすることができる。
内部デバイスは、電力供給が維持されている間に外部デバイスが接続から非接続に変化したことを認識するように構成することができる。よって、制御部は一旦内部デバイスに対する電力供給を維持した後に外部デバイスが取り外されたときも、内部デバイスに対する電力供給を停止することができ、効果的に待機電力の低減を図ることができる。内部デバイスをネットワーク・コントローラとし、外部デバイスをネットワーク機器とすることができる。
内部デバイスがネットワーク・コントローラの場合は、接続を確立する前に行うオート・ネゴシエーションに基づいてネットワーク機器の接続または非接続を認識することができる。ネットワーク・コントローラがPCIエクスプレスのインターフェースを備える場合は、制御部はネットワーク・コントローラが出力するCLKREQ#信号に基づいて外部デバイスの接続または非接続を認識することができる。内部デバイスをUSB電力コントローラとし、外部デバイスを電池を搭載するUSBデバイスとすることができる。このとき、USB電力コントローラは、USBデバイスに供給する充電電流の大きさに基づいてUSBデバイスの接続または非接続を認識することができる。その結果、USBデバイスが接続されていても、実際に充電の必要がないときにUSB電力コントローラを停止して待機電力を低減することができる。
本発明により、パワー・オフ状態の時のサービスを低下させないで待機電力を低減することが可能な情報機器を提供することができた。さらに本発明により、パワー・オフ状態の時にWOLをイネーブルに設定しても待機電力を低減することが可能な情報機器を提供することができた。さらに本発明により、パワー・オフ状態の時にUSBデバイスの充電を可能にしながら待機電力を低減することが可能な情報機器を提供することができた。さらに本発明により、そのような情報機器における電力の制御方法および電力制御システムを提供することができた。
本実施の形態にかかるノートPC10の主要な構成を示す概略の機能ブロック図である。 LANスイッチまたはUSBデバイスの接続を検出する回路を説明する図である。 ノートPCにAC/DCアダプタが接続されているきに待機電力を低減する手順を示すフローチャートである。 DC/DCコンバータがパワー・オフの間に間欠動作をする様子を示す図である。
図1は、本実施の形態にかかるノートPC10の主要な構成を示す概略の機能ブロック図である。図2はLANスイッチ63またはUSBデバイス67の接続を検出する回路を説明する図である。CPU11は、メモリ・コントローラ・ハブ(MCH)13に接続され、MCH13にはGPU(Graphics Processing Unit)14、メイン・メモリ15およびアイオー・コントロール・ハブ(ICH)17が接続される。ICH17は、周辺入出力デバイスに関するデータ転送を処理する。ICH17は、USB(Universal Serial Bus)、SATA(Serial AT Attachment)、SPI (Serial Peripheral Interface)バス、 PCI(Peripheral Component Interconnect)バス、PCI−Express(PCIe)バス、およびLPC(Low Pin Count)バスなどのインターフェースを備え、それらに対応したデバイスを接続することができる。
図1では、ICH17のSATAポートにハードディスク・ドライブ(HDD)18が接続され、PCIeポートにイーサネット・コントローラ21が接続され、USBポートにUSBコネクタ27が接続され、LPCポートにエンベデッド・コントローラ(EC)19が接続されている。ICH17はまた、WOLをイネーブルまたはディスエーブルに設定するレジスタを含む。BIOSまたはOSを通じてユーザによりレジスタにWOLをイネーブルにする設定がされると、パワー・オフ中にイーサネット・コントローラ21がマジック・パケットを受け取ったときにICH17はEC19を通じてノートPC10をパワー・オン状態に移行させる。
EC19は、8〜16ビットのCPU、ROM、RAMなどで構成されたマイクロ・コンピュータであり、さらに複数チャネルのA/D入力端子、D/A出力端子、タイマ、およびディジタル入出力端子を備えている。EC19はCPU11からは独立して動作し、ノートPC10に実装されるデバイスに供給する電力をパワー・ステートに応じて制御したり、システム筐体の内部の温度を排熱ファン(図示せず。)により制御したりする。
図2においてイーサネット(登録商標)・コントローラ21は、PCIeインターフェース部53、メモリ部54、MAC(media access control)部55、PHY(physical)部56、パルス・トランス57および接続検出部59を含んで構成されている。PCIeインターフェース部53は、ICH17のPCIeポート51に送信と受信の双方向として合計4本の信号線で構成されたレーンで接続されCPU11との間でのパケット転送を制御する。メモリ部54は、パケットを格納する送受信用のバッファを含んでいる。MAC部55は、MACフレームの符号化、復号、プリアンブルの生成および受信フレームの選択などによりパケットを制御し、さらにコリジョン検出およびWOLなどをサポートする。PHY部56は送受信部を備えディジタル・データと電気信号を双方向に変換する。
パルス・トランス57は、イーサネット・コントローラ21の内部と外部を電気的に絶縁する。RJ45コネクタ23は、UTPケーブル61を接続するための8芯のモジュラ式コネクタでノートPC10の筐体に設けられる。RJ45コネクタ23には、UTP(Unshielded Twisted Pair)ケーブル61を経由してLANスイッチ63が接続されている。LANスイッチ63は、レイヤ2スイッチまたはレイヤ3スイッチといわれるネットワーク機器である。
PHY部56は、UTPケーブル61で電力が供給されたLANスイッチ63とRJ45コネクタが接続された状態でイーサネット・コントローラ21に電力が供給されるとLANスイッチ63とオート・ネゴシエーションを開始する。あるいはPHY部56は、イーサネット・コントローラ21に電力が供給された状態で、電力が供給されたLANスイッチ63にUTPケーブル61で接続されるとオート・ネゴシエーションを開始する。オート・ネゴシエーションは、イーサネット・コントローラ21とLANスイッチ63との間で、それぞれが保有する伝送速度および通信方式に基づいて適切なインターフェースをリンク(接続)の確立前に設定する機能をいう。
本実施の形態においては、LANスイッチ63は常に電力が供給されていることを前提にすることができる。したがって、本実施の形態におけるオート・ネゴシエーションは、UTPケーブル61がRJ45コネクタ23に接続された状態でイーサネット・コントローラ21に電力が供給されたとき、またはイーサネット・コントローラ21に電力が供給されている間にRJ45コネクタ23にUTPケーブル61が接続されたことにより開始するものとして説明する。
PHY部56は、イーサネット・コントローラ21に電力が供給されると、UTPケーブル61が接続されているか否かにかかわらず、FLP(Fast Link Pulse)を送出し続ける。それに対してLANスイッチ63がFLPを送り返すことでオート・ネゴシエーションが開始する。PHY部56は、LANスイッチ63からの応答パルスを受け取ってオート・ネゴシエーションが完了することでネットワークと実際に接続されていることを認識することができる。
一旦接続が確立した後も、イーサネット・コントローラ21は定期的にFLPを送出し、送受信するパケットが存在しないときでも実際にデータが存在しないのかまたはUTPケーブル61が抜けたのかを確認し続ける。そして、UTPケーブル61が抜けたときは、それ以後にUTPケーブル61が再度接続された時点でオート・ネゴシエーションを開始する。
PHY部56は、イーサネット・コントローラ21に電力が供給されたとき、または、イーサネット・コントローラ21に電力が供給されている間に、UTPケーブル61の挿抜が行われたときに実行したオート・ネゴシエーションが成功したこと認識すると、RJ45コネクタ23にLANスイッチ23が接続されたことを示す接続信号を接続検出部59に送る。接続信号はRJ45コネクタ23よりネットワーク側がLANスイッチ63との間で通信が可能な状態になっていることを示すということもできる。なお、PHY部56は、オート・ネゴシエーションをサポートしないLANスイッチとの間では、FLPを送った後にLANスイッチからNLP(Normal Link Pulse)を受け取ることで接続を確立して接続信号を出力することができる。
PHY部56は、接続信号をUTPケーブル61が接続されたことを示す信号としてだけでなく、UTPケーブル61が接続されていないことを示す信号として出力するようにしてもよい。ICH17のレジスタでWOLをイネーブルに設定しているときは、イーサネット・コントローラ21にはパワー・オフ中も電力を供給してネットワークから送られてくるマジック・パケットを待ち続ける必要がある。しかし、LANスイッチ63が実際にRJ45コネクタ23に接続されていないときは、イーサネット・コントローラ21は、マジック・パケットを受け取る可能性はないので動作を停止しても実質的にWOLの機能が低下することはない。接続検出部59はPHYチップ56から受け取った接続信号を、ICH17のクロック発振器58とEC19のディジタル入力に出力する。
クロック発振器58は、イーサネット・コントローラ21に基準クロック(REFCLK)を供給する。そして、接続信号はクロック発振器58に対してイーサネット・コントローラ21が基準クロックを要求する信号(CLKREQ#信号)とすることができる。イーサネット・コントローラ21は、内部のPLLを停止して省電力モードで動作しているときに、通常モードに移行する際にクロック発振器58にCLKREQ#信号を出力する。CLKREQ#信号は、基準クロックを要求するときにはローになり基準クロックの必要がないときはハイになる信号である。基準クロックが停止するとイーサネット・コントローラ21の内部のPLLは停止する。RJ45コネクタ23にUTPケーブル61が接続されたときにCLKREQ#信号を出力するイーサネット・コントローラとしては、一例としてインテル社の型番82577LMのICチップがある。
本発明においてイーサネット・コントローラによるUTPケーブルの接続または非接続の検出は、オート・ネゴシエーションの機能を利用する方法に限定するものではなく、システムがパワー・オフ状態でCPU11がデバイス・ドライバやOSを実行しない環境でネットワーク機器との接続を検出する他の方法を採用することもできる。たとえば、電力が供給されたときにイーサネット・コントローラが自動的にパルスを出力して、ネットワーク機器が接続された場合と接続されない場合のパルス信号の電気的な相違に基づいて、接続の有無を検出するようにしてもよい。
ICH17のUSBポート52は、1組の差動型のデータ・ライン(±DATA)でUSBコネクタ27に接続されている。USB電力コントローラ25は、USB_ONラインとUSBCHG#信号のラインでEC19のディジタル端子に接続されている。電力コントローラ25は、VbusラインとGNDラインでUSBコネクタ27に接続されている。USBコネクタ27には、USBケーブル65でUSBデバイス67が接続されている。USBコネクタ27は、ノートPC10の筐体に設けられる。
USB電力コントローラ25は、動作中のUSBデバイス67に電力を供給するとともに、USBデバイス67に搭載された電池を充電するための充電機能を備えている。EC19は、ノートPC10がパワー・オフ状態のときにUSBコネクタ27に接続されたUSBデバイス67を充電する機能を提供するか否かを示すUSBCHGビット88(図1参照)を設定したり参照したりすることができる。
EC19は、USBCHGビット88が設定されているときは、パワー・オフ状態でもUSB_ONラインを通じてUSBコントローラ25を動作させ、USBCHGビット88が設定されていないときは、パワー・オン状態およびサスペンド状態のときだけUSBコントローラ25を動作させる。USB電力コントローラ25は、USBデバイス67の充電機能を備えており、充電電流が所定値以上のときまたは所定値未満のときにEC19のディジタル端子にUSBCHGRE#信号を出力することができる。USBCHG#信号は、USBコネクタ27に対するUSBデバイス67の接続または非接続を示す信号または、接続されているときにその時点で実際に充電する必要があるか否かを示す信号に相当する。
したがってEC19は、USBCHGビット88が設定されていても、USBCHG#信号に基づいてパワー・オフ状態のときにUSBデバイス67がUSBコネクタ27に接続されていないこと、または、接続されていてもUSBデバイス67を実際に充電する必要がないことを認識して、USB電力コントローラ25を停止することができる。USBデバイス67に対する充電の可能性がないときにEC19がUSB電力コントローラ25の動作を停止させても、ノートPC10にとってパワー・オフ状態におけるUSBデバイス67に対する充電機能の低下を招くことはない。
図1に戻るとEC19には、SMバスで電池パック35が接続され、SPIバスで電源制御回路29が接続されている。電池パック35は、米国インテル社および米国デュラセル社が主体になって提唱したスマート・バッテリィ・システム(SBS:Smart Battery System)と呼ばれる規格に準拠しており、AC/DCアダプタ33が接続されていないときのノートPC10の電力源となる。
電池パック35は、ノートPC10にAC/DCアダプタ33が接続されているときは、AC/DCアダプタ33が供給する電力で充電器(図示せず。)により充電される。AC/DCアダプタ33は、一次側が商用電源のアウトレットに接続され、二次側がノートPC10の筐体に接続される。AC/DCアダプタ33は、ノートPC10の筐体の内部に組み込んでもよい。AC/DCアダプタ33は交流電圧を直流電圧に変換してDC/DCコンバータ37〜43を通じてシステム・デバイスに電力を供給し、さらに充電器に電力を供給して電池パック35を充電することができる。AC/DCアダプタ33の出力には電圧検出器34が接続されている。電圧検出器34は、AC/DCアダプタ33の出力に所定の範囲の電圧が発生していることを検出するとそれを示す電圧検出信号ACPWRを出力する。
電源制御回路29はアナログ回路およびディジタル回路を含むASIC(Application Specific Integrated Circuit)で構成され、レジスタ81、制御回路89、タイマ91を含んでいる。電源制御回路29には、電圧検出器34、DC/DCコンバータ37〜43、パワー・ボタン45、およびLED31が接続されている。パワー・ボタン45は、ノートPC10の筐体に設けられユーザが電源をオン/オフ操作する際に使用する。
LED31は、AC/DCアダプタ33が接続されているときの電池パック35の充電状態を表示する。制御回路89は、EC19から指示を受けてDC/DCコンバータ37〜43の動作を制御したり電池パック35に対する充放電回路を制御したりする。レジスタ81は、電圧検出器34から電圧検出信号ACPWRを受け取ったときに設定されるACPWRビット83、パワー・ボタン45が押下されたときに設定されるPBビット85、ICH17のレジスタにWOLをイネーブにする設定がされたときに同時に設定されるWOLビット87、ノートPC10がパワー・オフ状態のときにUSBコネクタ27に接続されたUSBデバイス67を充電する機能をイネーブルにするか否かを示すUSBCHGビット88を含む。
PBビット85はノートPC10をパワー・オン状態に移行させる際に、起動イベントの種類を判断するためにEC19により参照され、ノートPC10がパワー・オン状態に移行したあとには電源制御回路29によりリセットされる。WOLビット87およびUSBCHGビット88は、ノートPC10がパワー・オン中にユーザがOSおよびBIOSを通じて行ったEC19に対する指示に基づいてEC19がレジスタ81に設定する。タイマ91は、パワー・オフ状態の間にDC/DCコンバータ39を間欠動作させるための時間をカウントする。間欠動作については後に説明する。
ノートPC10は、ACPIの規格に適合しており、G0ステート、G1ステート、G2ステート、およびG3ステートの4つのグローバル・システム・ステートに遷移することができる。G0ステートはパワー・ステートとしてのS0ステートに相当し、CPU11はアプリケーション・プログラムを実行できる状態となり、周辺デバイスは電力が供給されるが独自の機能に基づいて省電力動作をする。本明細書ではこの状態をパワー・オン状態という。G1ステートはスリーピング・ステートともいわれ、パワー・ステートとしてのS3ステートとS4ステートを含む。
S3ステートはサスペンド状態ともいわれメイン・メモリ15の記憶を保持するために必要なデバイスの電源以外は停止する。S4ステートは、ハイバネーション状態ともいわれ、コンテキストがHDD18に記憶されてほとんどのデバイスの電源は停止する。G2ステートはパワー・ステートとしてのS5ステートに相当し、コンテキストを保持しないでほとんどのデバイスの電源は停止する。G3ステートは、メカニカル・オフ・ステートともいわれ、ノートPC10の一切の電源は停止して待機電力は発生しない状態となる。本明細書では、S4ステートとS5ステートをパワー・オフ状態ということにする。
DC/DCコンバータ37は、G3ステートを除くすべてのパワー・ステート(S5、S4、S3、S0)で動作し、電源制御回路29、LED31、および筐体の開閉を検出するリッド・センサ(図示せず。)などのパワー・オフ中の状態表示および起動に関連する最低限のデバイスに電力を供給する。DC/DCコンバータ37は、パワー・オフ状態(S5、S4)でかつレジスタ81にACPWRビット83が設定されていないDC供給のときも動作する。DC/DCコンバータ39は、パワー・オフ状態(S5、S4)でかつレジスタ81にACPWRビット83が設定されているAC供給のとき、サスペンド状態(S3)およびパワー・オン状態(S0)で動作し、ICH17、EC19、LANコントローラ21、およびUSB電力コントローラ25に電力を供給する。
ただし、パワー・オフ状態でかつAC供給のときのDC/DCコンバータ39の動作は、タイマ91の設定により間欠動作となるがその点は後に説明する。DC/DCコンバータ41は、サスペンド状態(S3)、パワー・オン状態(S0)で動作し、ICH17、MCH13およびメイン・メモリ15に電力を供給する。DC/DCコンバータ43は、パワー・オン状態(S0)で動作し、ICH17、CPU11およびHDD18などに電力を供給する。ICH17は、複数の機能ブロックを搭載しているので、各機能ブロックがパワー・ステートに応じた動作ができるように異なるDC/DCコンバータから電力を供給する。
ここで、DC/DCコンバータ39は、レジスタ81にACPWRビット83が設定されているAC供給の間はノートPC10がパワー・オフ状態であっても動作する。その理由は、WOLをイネーブルに設定する要求を満たす点、パワー・オフ中のUSBデバイス67の充電をサポートする点および電池パック35の残容量を監視して残容量が低下したときに充電する点などが挙げられる。DC/DCコンバータ39から電力が供給されることにより、レジスタ81の設定はパワー・オフ中も維持される。
他にもDC/DCコンバータ39が動作する理由として、インテル社が提供するAMT(Active Management Technology)を実行するためにICH17に実装されたME(Management Engine)に電力を供給する必要がある場合が挙げられるが、AMTについては本発明の説明に必要がないので省略する。パワー・オフ状態でAC供給のときは、DC/DCコンバータ37とDC/DCコンバータ39が動作するが、DC/DCコンバータ37は容量が小さくかつ軽負荷時の効率のよいタイプを使用しているため消費電力および電力損失が極わずかであり、AC供給の間のノートPC10の待機電力はほとんどがDC/DCコンバータ39の動作により発生する。
DC/DCコンバータ39が動作すると、WOLを実行するデバイス、USBデバイス67を充電するデバイス、および電池パック35を充電するデバイスに電力が供給され待機電力を消費する。これまでのノートPCでは、WOLを実行するデバイスが実際にWOLを実行する可能性がない場合およびUSBデバイス67を実際に充電する必要がない場合にも待機電力を消費していた。また、DC/DCコンバータ39が動作する機会が増えることでそれ自体の電力損失による待機電力が増大していた。本実施の形態では以下に説明するようにWOLのサービスやUSBデバイスを充電するサービスを低下させないようにしながらDC/DCコンバータ39を停止する時間を長くして実効値または平均値としての待機電力を低減する。
なお、図1および図2は本実施の形態を説明するために、本実施の形態に関連する主要なハードウエアの構成および接続関係を簡略化して記載したに過ぎないものである。ここまでの説明で言及した以外にも、ノートPC10を構成するには多くのデバイスが使われる。しかしそれらは当業者には周知であるので、ここでは詳しく言及しない。図で記載した複数のブロックを1個の集積回路もしくは装置としたり、逆に1個のブロックを複数の集積回路もしくは装置に分割して構成したりすることも、当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。また、各々のデバイスの間を接続するバスおよびインターフェースなどの種類はあくまで一例に過ぎず、それら以外の接続であっても当業者が任意に選択することができる範囲においては本発明の範囲に含まれる。
図3は、パワー・オフ状態のノートPC10にAC/DCアダプタ33が接続されているきに待機電力を低減する手順を示すフローチャートである。ブロック101では、ノートPC10がAC供給によりパワー・オン状態で動作しており、OSおよびBIOSを通じてICH17のレジスタにWOLをイネーブルにする設定がされ、さらに電源制御回路29のレジスタ81にWOLビット87が設定される。また、OSおよびBIOSを通じて電源制御回路29のレジスタ81にUSBCHGビット88が設定される。さらにまた、レジスタ81には、電圧検出器34によりACPWRビット83が設定されている。DC/DCコンバータ37〜43はすべて動作しており管轄のデバイスに電力を供給している。
本手順においてRJ45コネクタ23には、UTPケーブル61が接続されることもあれば外されることもある。また、USBコネクタ27には、USBケーブル65が接続されることもあれば外されることもある。さらに、USBコネクタ27にUSBケーブル65が接続されていても、USBデバイス67が充電を要求するほど電池の電圧が低下している場合と、充電の必要がないほど電池の電圧が高い場合がある。
ブロック103でノートPC10にパワー・オン状態からパワー・オフ状態に移行するためのイベントが発生する。パワー・オフ状態への移行イベントは、パワー・ボタン45の押下、筐体が閉じられたときに動作するリッド・センサの動作、電池パック35の容量低下やアイドル時間の検出によるシステムの動作、およびユーザがディスプレイ画面を通じてOSに対して行う停止操作などがある。パワー・ボタン45が押下された場合は、メイン・メモリ15にロードされたプログラムが終了動作をすることなくDC/DCコンバータ39、41、43は停止するが、その他の原因による移行イベントのときは事前にOSが実行中の各アプリケーション・プログラムにパワー・オフ状態への移行が可能か否かを問い合わせ、さらにキャッシュに格納されているデータをHDD18に記録する。
OSからパワー・オフ状態への移行の問い合わせを受けたアプリケーション・プログラムは、メイン・メモリ15に未保存のデータが存在するときは、ディスプレイ画面にプロンプトを表示してユーザによる保存操作を待つ。保存操作が終了してパワー・オフ状態への移行が可能になったことを確認したOSはBIOSを通じて、ノートPC10をパワー・オフ状態に移行させるようにEC19に通知する。通知を受けたEC19はブロック105で、レジスタ81を参照してACPWRビット83が設定されているか否かを確認する。ACPWRビット83が設定されていない場合は、電池パック35が電力源になっているDC供給の状態なのでブロック106で待機電力の低減手順を終了し、通常のルーチンでパワー・オフ状態に移行する。DC供給のときは、パワー・オフ中に特別なサービスを提供しないので、DC/DCコンバータ39が動作することはない。
ACPWRビット83が設定されているときは商用電源が電力源になっているAC供給なので、EC19はブロック107で、タイマ91を設定して動作させる。つづいてブロック109でEC19は電源制御回路29を通じてDC/DCコンバータ39、41、43の動作を停止する。すなわちEC19は、WOLビット87がイネーブルに設定されている状態、USBCHGビット88がイネーブルに設定されている状態、および電池パック35が装着されている状態という3つの状態のいずれかの状態のときであっても、AC供給のもとでパワー・オフ状態に移行するときは一旦DC/DCコンバータ39を停止させる。
パワー・オフ期間中も電源制御回路29には、DC/DCコンバータ37から電力が供給されるので、タイマ91は設定された時間を計測する。ブロック111ではノートPC10にDC/DCコンバータ39を動作させるイベントが発生する。DC/DCコンバータ39を動作させる1つのイベントは、ノートPC10をパワー・オン状態に遷移させるために発生する。このとき電源制御回路29は、他の停止しているDC/DCコンバータ41、43も一緒に動作させる。このイベントが発生する前はブロック109でDC/DCコンバータ39は停止しているのでWOLは機能しないため、このイベントはパワー・ボタン45の押下により発生する。
DC/DCコンバータ39を動作させる他のイベントは、タイマ91の設定時間が終了したときに発生する。タイマ91の設定時間は、UTPケーブル61が接続されてからマジック・パケットが送られてきたときにそれをイーサネット・コントローラ21が検知することができないことに対する許容時間として決定することができる。または、USBケーブル65が接続されてからUSB電力コントローラ25がUSBデバイス67の充電を開始するまでの許容時間として決定することができる。
一例として設定時間は、数分の値とすることができる。タイマ91の設定時間が終了したときは電源制御回路29がEC19にその旨を通知する。通知を受けたEC19は、電源制御回路29を通じて、DC/DCコンバータ37の動作は維持しながら新たにDC/DCコンバータ39だけを動作させる。パワー・ボタン45の押下またはタイマ91のタイムアップのいずれのイベントであってもブロック113でDC/DCコンバータ39が動作するとイーサネット・コントローラ21、ICH17の一部、EC19、USB電力コントローラ25に電力が供給され待機電力が消費される。
DC/DCコンバータ39から電力の供給を受けたイーサネット・コントローラ21の接続検出部59は、RJ45コネクタ23にLANスイッチ63が接続されている場合はそれを示す接続信号をEC29に出力する。接続検出部59はRJ45コネクタ23にLANスイッチ63が接続されていない場合は、接続信号をEC29に出力しない。DC/DCコンバータ39から電力の供給を受けたUSB電力コントローラ25は、EC19からUSB_ON信号が出力されるまで充電動作の開始を待機する。DC/DCコンバータ39から電力の供給を受けたEC19は、ブロック115でRAMや各レジスタを初期化した後に、ブロック116で電源制御回路29のPBビット85を確認する。
PBビット85が設定されているときは、EC19はブロック111でパワー・ボタン45の押下によるイベントが発生したと判断してAC供給とDC供給のいずれの場合でもブロック131に移行する。ブロック131ではEC19は電源制御回路29を通じてノートPC10をパワー・オン状態に移行させるためにDC/DCコンバータ37、39に加えてDC/DCコンバータ41、43を新たに動作させる。PBビット85が設定されていないときは、EC19はブロック111でタイマの設定時間が終了したイベントが発生したと判断してブロック117に移行する。ブロック117では、EC19は電源制御回路29のACPWRビット83を確認する。
ブロック107からブロック116までの間に、AC/DCアダプタ33はノートPC10に対する電力供給を停止する場合がある。ブロック117でEC19はACPWRビット83が設定されていないと判断したときはDC供給になっていると判断して、ブロック133に移行して本手順を終了する。すなわち、DC供給のときはタイマ91の設定時間が終了してもEC19は、ブロック118からブロック129までの手順を実行しない。
ブロック117でEC19はACPWRビット83が設定されていると判断したときはAC供給なのでブロック118に移行する。ブロック118でEC19は、レジスタ81にUSBCHGビット88が設定されていることを認識して、USB電力コントローラ25に充電動作をさせるためにUSB_ON信号をUSB電力コントローラ25に出力する。USB電力コントローラ25はUSBコネクタ27にUSBデバイス67が接続されるとUSBデバイス67の電池電圧に応じた充電電力を供給し同時に充電電流を計測する。充電電流の大きさは満充電に近づくにしたがって小さくなる。USB電力コントローラ25は、充電電流が所定値を越えたときにUSBCHG#信号をEC19に出力する。
ブロック119でEC19はレジスタ81を参照してWOLビット87がイネーブルに設定されているか否かを判断する。WOLビット87がイネーブルに設定されているときはブロック120に移行して、EC19はイーサネット・コントローラ21の接続検出部59が出力する接続信号に基づいてUTPケーブル61が接続されているか否かを判断する。UTPケーブル61が接続されていると判断したときは、ブロック121に移行して、EC19はDC/DCコンバータ39の動作を維持する。すなわち、EC19はDC/DCコンバータ39を停止させる制御をしない。よって、イーサネット・コントローラ21は、マジック・パケットを受け取ってWOLを実行することができる。
EC19が、ブロック119でWOLビット87がイネーブルに設定されていないと判断したとき、またはブロック120でUTPケーブル61が接続されていないと判断したときはブロック123に移行する。ブロック119の条件が成立しないとき、またはブロック119の条件が成立してもブロック120の条件が成立しないときは、AC供給におけるパワー・オフ状態でイーサネット・コントローラ21を動作させる必要がないことを意味する。
本実施の形態においては、WOLビット87はイネーブルに設定されていることが前提なので、ブロック120の条件がDC/DCコンバータ39の動作を停止させる上での有益な意義を有する。ブロック123では、EC19がパワー・オフ状態でUSBデバイス67の充電をするためのUSBCHGビット88が設定されているか否かを判断する。USBCHGビット88が設定されているときは、ブロック125に移行する。
ブロック125ではEC19が、USB電力コントローラ25がUSBデバイス67に実際に充電電力を供給してUSBCHG#信号を出力しているか否かを判断する。USBCHG#信号を出力しているときは、ブロック121に移行してEC19はDC/DCコンバータ39の動作を維持する。すなわち、EC19はDC/DCコンバータ39を停止させる制御をしない。よって、USB電力コントローラ25はUSBデバイス27の充電が完了するまで充電することができる。
EC19が、ブロック123で電源制御回路29のレジスタ81にUSBCHGビット88が設定されていないと判断したとき、またはブロック125でUSBCHG#信号が出力されていないと判断したときはブロック127に移行する。ブロック123の条件が成立しないとき、またはブロック123の条件が成立してもブロック125の条件が成立しないときは、AC供給におけるパワー・オフ状態でUSB電力コントローラ25を動作させる必要がないことを意味する。
本実施の形態においては、USBCHGビット88はイネーブルに設定されていることが前提なので、ブロック125の条件がDC/DCコンバータ39の動作を停止させる上で有益な意義を有する。なお、USBCHG#信号が出力されない状態は、USBコネクタ27にUSBデバイス67が接続されていてもUSBデバイス27が充電を要求しない場合も含むので、ブロック125の条件でより効果的にDC/DCコンバータ39の動作を停止させることができる。
ブロック127では、電池パック35がEC19に充電を要求しているときは、ブロック121に移行して、EC19はDC/DCコンバータ39の動作を維持しかつ充電器を動作させる。充電の要求がないときは、EC19はDC/DCコンバータ39を停止できると判断してブロック129に移行する。ノートPC10はパワー・オフ状態なので、アプリケーション・プログラムの動作やキャッシュの状態を確認する必要はないため、EC19はブロック129でただちにDC/DCコンバータ39の動作を停止する処理を開始する。
ブロック129からブロック105に戻ってEC19は電源制御回路29を通じてDC/DCコンバータ39の停止処理を進めるが、これ以降の手順はパワー・オフ状態で行われるためDC/DCコンバータ41、43は停止しており、ブロック109ではDC/DCコンバータ39だけが停止することになる。図3の手順においてDC/DCコンバータ39が動作している間にAC/DCアダプタ33が引き抜かれてDC供給に移行したときは、ACPWRビット83の変化を電源制御回路29が検出してEC19に通知し、EC19は制御回路89を通じてDC/DCコンバータ39を停止させる。図3に示した手順の中で、EC19が担当する部分はEC19のファームウエアが実行する。
ブロック121では、ブロック120、125、127のいずれかの条件が成立することでDC/DCコンバータ39の動作が維持されている。ブロック121の手順はブロック119に連絡し、EC19はブロック120、125、127の条件を継続して判断する。そしてブロック120、125、127の3つの条件が成立したときには、その時点でブロック129に移行するので、一旦DC/DCコンバータ39の動作が維持されても、サービスの提供が不要になったときにはDC/DCコンバータ39を停止することができる。
図4は、パワー・オフ状態で、かつ、AC供給のときのDC/DCコンバータ39の動作を示す図である。図4(A)は、イーサネット・コントローラ21はLANスイッチ63が接続されている条件、USBデバイス67が接続されて充電を要求する条件、および電池パック35が充電を要求する条件の3つのウエイク条件がいずれも成立しないときの様子を示す。図3の手順では、ブロック121を実行しないでブロック129からブロック105に移行するパスが常に形成されている状態である。
DC/DCコンバータ39は、EC19が3つのウエイク条件を確認するために必要な時間Twakeの間だけ動作し、3つの条件がいずれも成立しないときにタイマ91で設定されたTsleepの設定時間だけ停止するような定期的な間欠動作をする。したがって、DC/DCコンバータ39が動作することによる待機電力の実効値または平均値はDC/DCコンバータ39を連続的に動作させる場合よりも低下する。
図4(B)は、3つのウエイク条件のいずれかが成立したときの様子を示す。Tworkの時間は、ノートPC10がパワー・オフ中に実際のサービスまたは機能を提供している時間でかつDC/DCコンバータ39が動作する必要がある時間である。Tworkの時間は、RJ45コネクタからUTPケーブル61が外されるまでの時間となる。あるいは、Tworkの時間は、USBコネクタ27からUSBデバイス67が外されるか充電電流が所定値よりも低下するまでの時間となる。さらにTworkの時間は、電池パック35の充電が完了するまでの時間となる。
従来はWOLビット87がイネーブルに設定されている場合は、RJ45コネクタにUTPケーブル61が接続されていなくてもDC/DCコンバータ39を動作させる必要があった。また、USBCHGビット88が設定されているときは、実際にUSBコネクタ27にUSBデバイス67が接続されていないとき、または実際の充電が行われていないときにDC/DCコンバータ39を動作させる必要があった。よって、Tsleepの時間を設けることができなかった。
これに対し、本実施の形態では、WOLの機能を実際に提供する可能性があるときに限りイーサネット・コントローラ21に電力を供給し、USBデバイス67を実際に充電する必要性があるときに限りUSB電力コントローラ25に電力を供給することにしたので、Tsleepの時間において、DC/DCコンバータ39の電力損失、イーサネット・コントローラ21の待機電力、およびUSB電力コントローラ25の待機電力を低減することができる。Tworkの時間は、3つの条件がいずれも成立しなくなったときに終了する。そして、Tworkの時間が終了すると、Tsleepの時間が経過したときに再びTwakeの時間に移行する。
これまでAC供給で動作するデバイスとしてイーサネット・コントローラとUSB電力コントローラを例にして説明してきたが、本発明の待機電力の低減方法は、外部デバイスとの間で機能を発揮するために、実際に必要のないときにも電力を供給しているような内部デバイスに広く適用することができる。そして内部デバイスによる外部デバイスの接続の検出方法も、外部デバイスとの接続による端子電圧の変化、出力抵抗の変化または端子電流の変化などの電気的な方法により行うことができる。また、外部デバイスの接続を検出する専用のデバイスを設けるようにしてもよい。図3の手順では、ブロック119からブロック129までのパスが形成されないと、パワー・オフ中にDC/DCコンバータ39を停止することができない。これは、WOLの実行、USBの充電、および電池パックの充電に必要なデバイスがすべてDC/DCコンバータ39から電力の供給を受けているためである。
しかし本発明では、切り換え回路が複雑になることが許容できれば、イーサネット・コントローラ21およびUSB電力回路25にそれぞれ個別のスイッチを設けて、個別の条件が成立したときにそれぞれのデバイスの電力だけを停止するようにしてもよい。この場合は、DC/DCコンバータ39を停止できなくても、個別のスイッチで停止したデバイスの待機電力を低減することができる。また、図1ではタイマ91をDC/DCコンバータ37から電力が供給される電源制御回路19に設けているが、EC19が省電力モードで動作することができる場合は、省電力モードのときにDC/DCコンバータ37からEC19に電力を供給してタイマ91に代えてEC19のタイマを利用することもできる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
10…ノートPC
17…アイオー・コントロール・ハブ
19…エンベデッド・コントローラ
21…イーサネット・コントローラ
25…USB電力コントローラ

Claims (17)

  1. 外部デバイスの接続が可能でパワー・オフ状態のときに待機電力を低減することが可能な情報機器であって、
    前記外部デバイスの接続または非接続を電力が供給されている間に認識することが可能な内部デバイスと、
    前記パワー・オフ状態において前記内部デバイスに対する電力供給を維持または停止することが可能で、前記内部デバイスが前記外部デバイスの接続を認識したときに前記内部デバイスに対する電力供給を維持し、前記外部デバイスの非接続を認識したときに前記内部デバイスに対する電力供給を所定時間停止する制御部と
    を有する情報機器。
  2. 前記内部デバイスに電力を供給する電力源を有し、前記制御部は前記電力源の動作を制御することで前記内部デバイスに対する電力を制御する請求項1に記載の情報機器。
  3. 前記電力源は、ウエイクオンラン回路、USBデバイスの充電回路および電池パックの充電回路に電力を供給する請求項2に記載の情報機器。
  4. 前記内部デバイスは、前記電力供給が維持されている間に前記外部デバイスが接続から非接続に変化したことを認識することが可能である請求項1から請求項3のいずれかに記載の情報機器。
  5. 前記内部デバイスがネットワーク・コントローラで前記外部デバイスがネットワーク機器である請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報機器。
  6. 先記ネットワーク・コントローラは、接続を確立するまえに行うオート・ネゴシエーションに基づいて前記ネットワーク機器の接続または非接続を認識する請求項5に記載の情報機器。
  7. 前記ネットワーク・コントローラがPCIエクスプレスのインターフェースを備え、前記制御部は前記ネットワーク・コントローラが基準クロックを要求するために出力するCLKREQ#信号に基づいて前記外部デバイスの接続または非接続を認識する請求項5または請求項6に記載の情報機器。
  8. 前記内部デバイスがUSB電力コントローラで前記外部デバイスが電池を搭載するUSBデバイスである請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報機器。
  9. 前記USB電力コントローラは前記USBデバイスに供給する充電電流の大きさに基づいて前記USBデバイスの接続または非接続を認識する請求項8に記載の情報機器。
  10. 外部デバイスの接続が可能な内部デバイスを含む情報機器がパワー・オフ状態において前記内部デバイスに供給する電力を制御する方法であって、
    商用電源から前記内部デバイスに電力を供給するステップと、
    前記情報機器を前記パワー・オフ状態に遷移させるステップと、
    前記パワー・オフ状態において前記情報機器が前記内部デバイスに電力を供給するステップと、
    前記外部デバイスの接続または非接続を電力の供給を受けた前記内部デバイスが認識するステップと、
    前記内部デバイスが前記外部デバイスの接続を認識したときに前記情報機器が前記内部デバイスの電力を維持するステップと、
    前記内部デバイスが前記外部デバイスの非接続を認識したときに前記情報機器が前記内部デバイスの電力を所定時間停止するステップと
    を有する方法。
  11. 前記パワー・オフ状態において、前記所定時間が経過したときに前記情報機器が前記内部デバイスに電力を供給するステップを有する請求項10に記載の方法。
  12. 前記パワー・オフ状態のときに前記内部デバイスに電力を供給するための設定が有効か否かを前記情報機器が判断するステップを有し、前記内部デバイスの電力を所定時間停止するステップを前記設定が有効なときに実行する請求項10または請求項11に記載の方法。
  13. 前記内部デバイスがネットワーク・コントローラで、前記設定がウエイクオンランを有効にする設定である請求項12に記載の方法。
  14. 前記認識するステップが前記ネットワーク・コントローラとネットワークとの間の接続が確立されたか否かを判断するステップを含む請求項13に記載の方法。
  15. 前記内部デバイスが充電コントローラで、前記設定が前記パワー・オフ状態における前記外部デバイスの充電を有効にする設定である請求項12に記載の方法。
  16. 前記認識するステップが前記内部デバイスが充電電流の大きさを判断するステップを含む請求項15に記載の方法。
  17. コンピュータの電力源をパワー・オフ状態の間に制御する電力制御システムであって、
    外部デバイスの接続が可能で前記電力源から電力の供給を受けて動作する内部デバイスと、
    前記電力源から電力の供給を受けて前記内部デバイスに前記外部デバイスが接続されたことを検出する検出部と、
    前記パワー・オフ状態において前記電力源を動作または停止させるように制御することが可能で、前記電力源から電力の供給を受けた前記検出部が、前記外部デバイスの接続を検出したときに前記電力源の動作を維持し前記外部デバイスの接続を検出しないときに前記電力源の動作を停止する制御部と
    を有する電力制御システム。
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