以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した写真シール作成装置の一実施の形態の例を示す図である。
図1の写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業の娯楽性を高め、それらの作業を利用者にゲーム(遊戯サービス)として行わせ、撮影画像や編集済み画像を写真シールやデータとして利用者に提供する代わりに、利用者より代金を受け取るゲーム装置(遊戯サービス提供装置)である。
この写真シール作成装置1が実行する写真シール作成ゲームにおいて、利用者は、ゲームの代金を投入し、写真シール作成装置1に設けられたカメラを用いて自分自身等を撮影し、その撮影画像に対して背景画像を合成したり、ペン入力やスタンプ入力等の編集機能により合成用画像を加える等の編集(落書き編集)を行い、撮影画像を彩り豊かなものにデザインする。そしてゲーム終了後、利用者は、編集済み画像が印刷された写真シール等を成果物として受け取る。
このような写真シール作成装置1は、通常、ゲームセンタや観光地の店舗等に設置される。つまり、写真シール作成装置1は、例えば、メーカや販売会社などから、それらの店舗の経営者に販売される。写真シール作成装置1を購入した経営者は、店舗(例えばゲームセンタ)にその写真シール作成装置1を設置して管理・運営し、女子高校生や女子中学生に代表される一般の利用者に写真シール作成ゲームを有料でプレイさせ、その代金により収益を上げる。
従って、店舗の経営者にとって、写真シール作成装置1の収益率の高さが重要となる。つまり、写真シール作成装置1は、単位時間当たりの収益率が高い方が望ましい。また、通常の店舗の場合、床面積や構造等の制限により、写真シール作成装置1の設置場所が限定される。従って、写真シール作成装置1は、単位床面積当たりの収益率が高い方が望ましい。さらに、各店舗の広さや形状は通常同じでなく、かつ、写真シール作成装置1とともに設置される他のゲーム機等も異なるため、設置場所の自由度が高いほど望ましい。
収益率を向上させる方法として、例えば、写真シール作成ゲームの回転率を向上させる方法がある。つまり、所定の時間内にプレイされるゲーム数を増加させることにより単位時間当たりの収益率を増加させる方法である。しかしながら、写真シール作成ゲームをプレイする利用者がいなければ収益率は向上しない。したがって、写真シール作成装置1の写真シール作成ゲームに対する、利用者の期待度や満足度を向上させることも重要となる。
例えば、写真シール作成装置1は、ゲームをプレイしたことのない利用者が「プレイしてみたい」と思うような期待度の高い機能を設けることにより利用者数を増加させることができる。また、一度プレイした利用者が「楽しかった、もう一度プレイしたい」と思うような満足度の高い機能を設けることにより、写真シール作成装置1は、いわゆるリピータを増加させ、利用者数をさらに増加させることができる。その結果、写真シール作成装置1の収益が向上する。
利用者にとって、写真シール作成装置1には、大きく分けて、写真シール作成ゲームをプレイすること(写真シールの作成作業)と、成果物として写真シール用画像や写真シールを得ること(完成した写真シールそのもの)の2つの娯楽性がある。
前者の、写真シール作成作業の娯楽性を向上させる方法としては、例えば、撮影機能や、落書き編集等の編集機能の多機能化、操作性の向上、またはプレイ時間や待ち時間の調整等がある。後者の、完成した写真シールそのものの娯楽性を向上させる方法としては、例えば、シール紙の品質向上、高画質印刷、および特殊色印刷等のようなハードウェアの向上や、写真シールの画像に対する利用者の満足度を向上させることなどがある。
また、主な利用者層である女子高校生や女子中学生は、得られた写真シールを所有物に貼り付けるだけでなく、その写真シールを交換したり、その写真シールを話題にして会話を行ったりする。従って、例えば、写真シールの画像内容が、派手だったり、面白かったり、希少性が高かったり、目新しさがあったりする場合、その写真シールを利用者自身が気に入ることもあるが、それだけでなく、その写真シールを話題として会話が盛り上がることも考えられる。
また、このような写真シールの利用により、写真シール自体が写真シール作成装置1の広告としての役割も果たすこともある。従って、写真シールの娯楽性を向上させることは、単にその利用者の満足度を向上させるだけでなく、他者の期待度を向上させ、評判の広がりによる集客、すなわち、いわゆる口コミによる新規利用者を増やすことも期待することができる。
つまり、写真シール作成ゲームにおいて、利用者らが気に入るような画像を作成することができる機能を提供することにより、利用者の写真シール作成ゲームに対する満足度だけでなく、写真シールに対する満足度も向上させることができ、さらに、写真シールの話題性や広告効果等も同時に向上させることができる。
写真シール作成装置1は、このような特徴を有するが、その筐体10は、図1に示すように、撮影ユニット12、編集ユニット13、天井ストロボユニット14、および背景カーテンユニット15の4つのユニットに大きく分けられる。
撮影ユニット12は、利用者等を被写体として撮影する機能を有しており、後述する内部の撮影空間において被写体の撮影が行われる。この撮影ユニット12は、大きく、前方ユニット12Aと後方ユニット12Bの2つに分けられる。
前方ユニット12Aは、撮影空間の前方とされる側のユニットであり、撮影空間の利用者の撮影に関する処理を行ったり、利用者の写真シール作成ゲームに関する操作を受け付けたりする。後方ユニット12Bは、撮影空間の後方とされる側のユニットであり、前方ユニット12Aによる利用者の撮影の際に、背景の役割を果たすユニットである。この後方ユニット12Bは、平面パネル状に構成され、その下端部が写真シール作成装置1の設置床面に当接しないよう、その上部が筺体10に固定されている。また、前方ユニット12Aの側面には、外付けモニタ16およびスピーカ17が設けられているが、その詳細は後述する。
編集ユニット13は、利用者が撮影画像に対する落書き編集等を行うための構成(例えば、モニタ、タッチパネル、およびタッチペン等)が設けられている。後述するように1つの筺体からなる編集ユニット13は、2組の利用者が同時に編集作業を行うことができるように、2つの面のそれぞれに、落書き編集等を行うための構成が設けられている。後述するように、写真シール作成装置1は、複数の写真シール作成ゲームを並列的に実行することができる。換言すれば、複数組の利用者が、同時に写真シール作成装置1において写真シール作成ゲームをプレイすることができる。編集ユニット13は、写真シール作成ゲームのプレイの回転率を向上させるために、それらの複数組の利用者が同時に落書き編集を行うことができるように、2つの落書き編集等を行うための構成が設けられている。
撮影空間の上方に設けられる天井ストロボユニット14は、撮影タイミングに合わせて撮影空間内に向けてストロボ発光するフラッシュを内蔵する。この天井ストロボユニット14には、さらに内部に蛍光灯が配置されており、撮影空間(撮影空間内の利用者)を常時照らす照明としても機能する。撮影空間は、後述するように簡易的に閉鎖的な空間として構成される。したがって、外部より光が進入しづらく、暗くなりがちで利用者の操作性が低下する恐れがある。そこで、天井ストロボユニット14が、その照明により撮影空間を明るく照らすことにより、そのような恐れを回避し、操作性を向上させることができる。なお、このような照明は前方ユニット12Aにも設けられている。
また、後方ユニット12Bの上部には、例えば、背景に利用する可動式のカーテン(背景カーテン)を備える背景カーテンユニット15が設けられている。この背景カーテンユニット15は、例えば、互いに色または柄の異なる巻き取り式のカーテンが複数吊設されている。例えば、明るい色の単色、外国の絵本のようなお洒落でかわいい柄、彩り豊かなポップで(大衆向けの)お洒落な柄等、主な利用者である女性の若者に人気の高い色や柄が複数揃えられる。
背景カーテンユニット15は、前方ユニット12Aに設けられたカメラやストロボ等の撮影機能と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者に選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。このように動作することにより、背景カーテンユニット15は、容易に利用者の所望のデザインや、撮影モード等に応じたデザインの背景を提供することができる。これにより、写真シール作成装置1は、画像(写真シール)に対する利用者の満足度を向上させることができる。
なお、背景カーテンユニット15が備えるカーテン(背景カーテン)の枚数は任意である。例えば、背景カーテンユニット15に1枚の背景カーテンのみが吊設されるようにしてもよい。また、この場合、写真シール作成装置1が、合成用の背景画像を複数種類用意し、その中から利用者により選択された背景画像を撮影画像に合成するようにしてもよい。このようにすることにより、写真シール作成装置1に設けられる物理的な背景カーテンが1枚のみであっても、写真シール作成装置1は、利用者の多様な好みに対応することができる。
外付けモニタ16は、撮影ユニット12内の撮影空間で利用者の撮影が行われている場合には、次に撮影空間を利用しようと待機している利用者に対して、撮影中の利用者のゲームの進行状況を示す映像を出力(表示)したり、写真シール作成ゲームの流れや遊び方等を案内(説明)するコンテンツ(デモンストレーション)を出力する。また、スピーカ17は、外付けモニタ16によって出力される映像やコンテンツに合わせた音声を出力する。
また、外付けモニタ16およびスピーカ17は、前方ユニット12Aの側面のいずれか一方に設けられるようになされている。すなわち、図1において図示されない前方ユニット12Aの側面は、図1において外付けモニタ16およびスピーカ17が設けられている前方ユニット12Aの側面に外付けモニタ16およびスピーカ17が設けられない場合に、外付けモニタ16およびスピーカ17が設置可能な構造となっている。
図2は、図1の写真シール作成装置1を、編集ユニット13側より見た斜視図である。
編集ユニット13は、図2に示すように、前方ユニット12Aの、後方ユニット12B側の面(つまり、撮影空間側の面)と反対の面に隣接して設置される。編集ユニット13の、前方ユニット12Aに直交する2つの側面には、利用者が撮影画像に対する落書き編集等を行うための第1編集インタフェース13Aと第2編集インタフェース13Bがそれぞれ設けられている。つまり、編集ユニット13には、写真シール作成ゲームを行う複数組の利用者が、前方ユニット12Aと後方ユニット12Bを結ぶ方向と直交する向きに、編集ユニット13を挟んで対向する状態で編集作業を行うことができるように、2つの編集インタフェースが設けられている。
また、編集ユニット13の、撮影ユニット12と対向する面には、写真シール作成ゲームがプレイされることにより作成された写真シールが排出されて利用者に提供される写真シール排出部13Cが設けられている。
図3は、写真シール作成装置1の設置例を示す外観図である。
写真シール作成装置1がゲームセンタ等に設置される場合、例えば図3に示されるように、撮影ユニット12や編集ユニット13を囲むように、側面カーテン21が設けられる。この側面カーテン21は、撮影作業が行われる撮影空間や編集作業が行われる編集空間等を簡易的に囲み、各空間の閉鎖性を向上させている。つまり、側面カーテン21は、例えば、各空間内の環境を安定させることにより、高画質な撮影や編集画面の見易さ等に寄与したり、各空間外からの視界を遮断し、利用者が外部からの視線を意識せずに撮影や編集等の作業を行うことができるようにしたりする。
すなわち、写真シール作成装置1の外部で待機中の利用者は、撮影空間内の利用者がいまどのような作業や操作を行っているのか視認できないように写真シール作成装置1が構成されている。
この側面カーテン21の外側の面は、通常、広告を掲載する場所として利用され、設置場所において注目度が高まるように、写真シール作成装置1の機種名や機種のイメージを表す派手なデザイン画が印刷される。
以上のような写真シール作成装置1は、利用者の各組に対して、それぞれ、写真シール作成ゲームをプレイさせる。写真シール作成装置1は、複数の写真シール作成ゲームを同時に進行させることができる。つまり、写真シール作成装置1は、同時に複数の組に写真シール作成ゲームをプレイさせることができる。このとき、各組の利用者は、写真シール作成装置1に設けられた複数の空間を移動しながら、写真シール作成ゲームの各作業を行い、ゲームを進行させる。
次に、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う空間の移動について、図4を参照して説明する。
図4は、利用者のゲーム中に、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。図4に示すように、利用者は、外部(利用者Aまたは利用者A')から、前方ユニット12Aと後方ユニット12Bの間を通って、図中点線で示される、前方ユニット12Aと後方ユニット12Bとの間に形成される、撮影作業を行う撮影空間32に入場し、代金を投入することで写真シール作成ゲームを開始する(利用者B)。もし、前の組の利用者が撮影空間32を使用中であれば(撮影作業中であれば)、利用者は、ユニット外部において待機する(利用者Aまたは利用者A')。なお、図4において、利用者(利用者A)は、外付けモニタ16およびスピーカ17によって出力される、撮影中の利用者のゲームの進行状況を示す映像や写真シール作成ゲームの流れや遊び方等を案内するコンテンツを視聴しながら待機することができる。
代金が投入され、写真シール作成ゲームが開始されると、利用者(利用者B)は、前方ユニット12Aの正面に設けられたカメラやモニタを利用して自分自身等を撮影させる撮影作業を行う。
撮影作業が終了すると利用者は、得られた撮影画像の中から編集対象画像として保存するものを選択し、表示された移動案内にしたがって、撮影作業を行った撮影空間32から、図中点線で示す、編集作業を行う編集空間へと移動する。
編集ユニット13の、前方ユニット12Aから見て左側(第1編集インタフェース13Aの前方)に第1編集空間33Aが設けられ、右側(第2編集インタフェース13Bの前方)に第2編集空間33Bが設けられている。つまり、この写真シール作成装置1においては、第1編集空間33Aの利用者(利用者C)および第2編集空間33Bの利用者(利用者C')の、合計2組の利用者が同時に編集作業を行うことができる。撮影空間32の利用者(利用者B)は、この2つの編集空間のうち、空いている方に案内される。第1編集空間33Aまたは第2編集空間33Bに移動すると、利用者は、落書き編集作業を行う。以下において、第1編集空間33Aと第2編集空間33Bとを区別する必要の無い場合、編集空間33と称する。
その後、落書き編集が終了すると、利用者(利用者Cまたは利用者C')は、次に、印刷設定作業を行い、分割数等の設定を行う。そして印刷が開始されると、利用者は、その印刷中に携帯端末への画像の送信、アンケート入力、ミニゲーム等を行う。そして、印刷が終了すると、写真シール排出部13C前方の印刷物受取領域34に移動し(利用者D)、排出された写真シール紙を受け取り、写真シール作成ゲームを終了する。
なお、以上のような写真シール作成ゲームにおいて、撮影空間32の利用者Bが、編集空間33に移動すると、撮影空間32が未使用になるので、写真シール作成装置1は、新たな組の利用者に撮影空間32を使用させることができる。さらに、第1編集空間33Aの利用者C、または、第2編集空間33Bの利用者C'が、印刷物受取領域34に移動すると、その第1編集空間33Aまたは第2編集空間33Bが未使用になるので、写真シール作成装置1は、新たな組の利用者(利用者B)に、その第1編集空間33Aまたは第2編集空間33Bを使用させることができる。なお、第1編集空間33Aおよび第2編集空間33Bがいずれも未使用である場合には、写真シール作成装置1は、利用者(利用者B)に対して、第1編集空間33Aおよび第2編集空間33Bのいずれか一方を使用させるように案内するとともに、利用者が案内された編集空間でない方に移動した場合には、案内された編集空間に利用者を誘導させることができる。
つまり、写真シール作成装置1は、写真シール作成ゲームの、単位時間辺りおよび単位床面積辺りの回転率を向上させるために、撮影空間32、第1編集空間33A、第2編集空間33B、および印刷物受取領域34を用いて、同時に、複数組の利用者に、写真シール作成ゲームをプレイさせることができる(多重接客を行うことができる)。
なお、このような筐体10の構成は任意であり、上述した以外の構成であってもよい。同様に、多重接客の仕方も任意である。
次に、各ユニットの構成について説明する。
図5は、前方ユニット12Aの構成例を示す図である。図5の正面12A−1は、撮影空間32内に面する側面であり、撮影作業を行う利用者にとって前方に位置する面である。つまり、利用者は、撮影空間32において、基本的にこの正面12A−1に向かって(前方ユニット12A側を向いて)撮影作業を行う。
この正面12A−1の中央付近には、撮影空間32内の被写体を撮影するカメラ51が設けられており、カメラ51の下側にタッチパネルモニタ52が設けられている。タッチパネルモニタ52は、例えば、カメラ51により光電変換されてリアルタイムに(即時)取り込まれている取り込み画像に背景や前景等の画像を合成した合成画像(動画像)を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種GUI(Graphical User Interface)画像を表示するとともに、画面上に重畳されたタッチパネルにより利用者の指示を受け付ける機能とを備えている。また、正面12A−1には、この他にも、撮影空間32内を照明したり、カメラ51による撮影タイミングに合わせてフラッシュ光を発光したりする照明装置53−1乃至照明装置53−8、撮影作業中の利用者の手荷物等を置くための荷物置き場54−1および54−2、並びに、写真シール作成ゲームの代金が投入される硬貨投入返却口55が設けられている。
さらに、正面12A−1には、照明装置53−1および53−2の裏側であって、撮影空間32の天井付近に、写真シール作成ゲームの撮影作業における案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音声が出力される、図示せぬスピーカ124(図8)が設けられている。なお、スピーカ124の数および設置位置は任意である。
カメラ51は、CCD(Charge Coupled Device)を利用した撮像素子等により構成され、写真シール作成ゲームの撮影作業の工程において、撮影空間32内の利用者を撮像し、動画像を取り込み画像として取り込む。カメラ51により取り込まれた取り込み画像は、一部が切り出されたり、背景等の画像が合成されたりして、タッチパネルモニタ52に即時的に表示される。また、所定のタイミングでカメラ51により取り込まれた取り込み画像は、そのタイミングのフレームの画像が抜き出され、撮影画像(静止画像)として保存される。
なお、カメラ51として、CCDの代わりに、例えばCMOSセンサを用いたカメラを使用してもよい。もちろん、これら以外にも、利用者を撮影し、デジタル画像データを得られるものであればどのようなカメラを用いるようにしてもよい。また、カメラ51の個数も設置位置も任意である。
タッチパネルモニタ52は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等のライブビューモニタ123(図8)と、それに積層された無色透明のタッチパネルとにより構成され、撮影作業中の利用者が撮影結果を確認しながら立ち位置や姿勢を決定することができるようにするために、カメラ51により取り込まれた取り込み画像を即時的に(リアルタイムに)表示する。このとき、タッチパネルモニタ52に表示される取り込み画像は、例えば、背景や前景等、利用者に指定された画像が合成されたり、その画像の画サイズ等に合わせて一部分が切り出されたり(トリミングされたり)する。また、タッチパネルモニタ52は、撮影作業の手順を案内する案内画像等、撮影作業に関する画像を表示し、タッチパネル(例えば、感圧式や電磁誘導式等)が例えば利用者の指等によるタップ操作を受け付けるようになされている。
照明装置53−1乃至照明装置53−8は、複数の、蛍光灯およびストロボ発光可能な照明装置により構成され、撮影空間32を明るくし、操作性や安全性を確保するために、撮影空間32を常時照らすとともに、撮影画像の画質を向上させるために、撮影タイミングに対応するタイミングでストロボ発光し、撮影される利用者に光を多様な角度から照射する。なお、以下において、照明装置53−1乃至照明装置53−8を互いに区別して説明する必要の無い場合、照明装置53と称する。また、所定の照明装置53の表面には、ストロボ発光による撮影空間32の明るさを調整するために、図示せぬLED(Light Emitting Diode)が設けられている。
荷物置き場54−1,54−2は、撮影時における利用者の手荷物の置き場所として利用する棚である。荷物置き場54−1,54−2は、撮影の邪魔にならないような位置、すなわち、利用者が撮影ポーズをとるのに邪魔にならず、かつ、照明装置53の光の照射の妨げとならない位置に設けられている。利用者は、手荷物を荷物置き場54−1,54−2に置くことにより、より快適に撮影作業を行うことができる。
硬貨投入返却口55は、利用者が写真シール作成ゲームの代金として硬貨を投入したり、投入に失敗した硬貨やお釣りの硬貨を返却したりするユーザインターフェースである。
もちろん、前方ユニット12Aの正面12A−1に上述した以外の構成が設けられるようにしてもよい。
次に、編集ユニット13の構成について説明する。
図6は、編集ユニット13の、撮影ユニット12側から見て左側面の構成例(第1編集空間33A側の構成例)を示す図である。
図6において、第1編集インタフェース13Aの上側には、側面カーテン21等で仕切られているために暗くなる第1編集空間33Aを照らすための照明装置61が設けられている。この照明装置61により、写真シール作成装置1は、利用者の編集作業効率の低下を抑制し、第1編集空間33Aの安全性を向上させることができる。なお、図6の例においては、編集ユニット13の、照明装置61が設けられている第1編集インタフェース13Aの上側の部分が、第2編集空間33B側に貫通しており、照明装置61は、第1編集空間33Aと第2編集空間33Bとで共有されている。つまり、照明装置61は、第1編集空間33Aだけでなく第2編集空間33Bも照明し、安全性を向上させる。なお、この照明装置61の設置位置および個数は任意である。
第1編集インタフェース13Aには、タブレット内蔵モニタ62、2本のタッチペン63−1およびタッチペン63−2、スピーカ64、並びに追加硬貨投入返却口65が設けられている。
タブレット内蔵モニタ62は、タッチペン63−1またはタッチペン63−2により位置情報を入力可能な無色透明のタブレットが、CRTディスプレイやLCD等の、画像を表示可能な表示デバイスの表示画面上に重畳されることにより構成される。したがって、タブレット内蔵モニタ62は、表示デバイスにより単にGUI画像等を表示するだけでなく、タブレットにより利用者からの入力操作を受け付ける。タブレット内蔵モニタ62には、例えば、撮影空間における撮影作業により得られた撮影画像を編集する編集作業用のGUI画像からなる編集画面が表示される。
タッチペン63−1とタッチペン63−2は、タブレット内蔵モニタ62の左右近傍に、左右1本ずつ所定のアタッチメントにより編集ユニット13に着脱可能に固定されており、同じ組の2人の利用者が、これらのタッチペンをそれぞれ使用することにより、同時に、写真シール作成作業の編集作業の工程をプレイすることができるようになされている。なお、以下において、タッチペン63−1およびタッチペン63−2を互いに区別して説明する必要のない場合、単にタッチペン63と称する。
そのタッチペン63は、編集ユニット13内部に設置されたシステムと有線(または無線)により電気的に接続されている。タッチペン63は、タブレット内蔵モニタ62のタブレットと連携して動作する。利用者がタッチペン63を操作して、タブレットをタップする(タッチペン63とタブレット内蔵モニタ62の表示画面を接触(または近接)させる)ことにより、タブレットは、利用者からの入力を受け付ける入力手段として動作する。なお、タッチペン63の設置本数、設置位置、及び形状等は任意である。
スピーカ64は、例えば、案内音声、効果音、またはBGM等、写真シール作成ゲームの編集作業に関する音声を出力する。このスピーカ64は、タブレット内蔵モニタ62の右側に配置される。右利きの利用者は、タッチペン63を右手で持ちながら編集作業を行うため、編集ユニット13に寄りかかりながら編集作業を行う場合であっても、タブレット内蔵モニタ62の右側に寄りかかる可能性は少ない。従って、タブレット内蔵モニタ62の右側にスピーカ64を配置することにより、右利きの利用者が編集ユニット13に寄りかかりながら編集作業を行う場合であっても、利用者がスピーカ64を塞ぎ、音声が聞こえなくなることを防止することができる。なお、スピーカ64の設置個数、デザイン、および形状等は任意である。
追加硬貨投入返却口65は、利用者が編集可能時間を延長させたいときや写真シールを複数枚出力するときなどに追加代金としての硬貨を投入したり、お釣り等を返却したりするために設けられている。なお、この追加代金の支払いも硬貨に限定されるものではなく、当然、紙幣でも支払いができるようすることができる。また、実際に流通している現金(硬貨および紙幣)の代わりに、写真シール作成装置1が設置されている遊技施設などで流通されているプリペイドカード、コイン、電子マネーなどでも支払いができるようしてもよい。
ただし、編集可能時間の延長は、現在、撮影空間32にて撮影作業が行われていない場合(次の利用者がいない場合)、または、もう一方の編集インタフェース(いまの場合、第2編集インタフェース13B)が空いている場合にのみ可能であり、撮影空間32にて撮影作業が行われており、かつ、もう一方の編集インタフェースが利用されている場合には延長できない。
なお、編集ユニット13の第2編集空間33B側の構成も、図6に示す第1編集空間33A側の構成と基本的に同様であるので、その説明については省略する。以下においては、図6に示す構成例は、編集ユニット13の第2編集空間33B側の構成を説明する場合にも適用される。
図7は、編集ユニット13の、写真シール排出部13Cの構成例を示す図である。
図7に示すように、写真シール排出部13Cには、第1編集空間33Aにおいて編集作業を行った利用者が作成した写真シール(つまり、第1編集インタフェース13Aが操作されて作成された写真シール)と、第2編集空間33Bにおいて編集作業を行った利用者が作成した写真シール(つまり、第2編集インタフェース13Bが操作されて作成された写真シール)が排出される写真シール排出口71が設けられている。
編集ユニット13内部には、プリンタが設置されており、第1編集インタフェース13Aまたは第2編集インタフェース13Bが操作されて作成された印刷用の画像は、そのプリンタによりシール紙に印刷される。プリンタより出力された写真シールは、この写真シール排出口71より排出される。
また、図7に示すように、写真シール排出部13Cには、スピーカ72が設けられている。スピーカ72は、例えば、案内音声、効果音、またはBGM等、写真シールの印刷および排出に関する音声を出力する。
次に、写真シール作成装置1の内部の構成例について説明する。
図8は、写真シール作成装置1の機能的構成例を示すブロック図である。以上において説明した部分と同じ部分については、同じ番号を付してある。
図8において、写真シール作成装置1は、写真シール作成装置1の装置全体を制御する処理部である制御部101を有しており、その制御部101には、記憶部102、通信部103、ドライブ104、ROM(Read Only Memory)106、RAM(Random Access Memory)107、撮影部112、編集部113、プリンタ114、スピーカ72、外付けモニタ16、およびスピーカ17がそれぞれ所定のバスを介して接続される。
記憶部102は、例えばハードディスクやフラッシュメモリ等のような不揮発性の記憶媒体を有しており、制御部101より供給される各種設定情報をその記憶媒体に保存したり、記憶媒体に記録されている設定情報を読み出して制御部101に供給したりする。なお、この記憶媒体は、情報を記憶することができるものであれば、どのようなものであってもよい。
通信部103は、例えばインターネットや公衆電話回線網等のような外部のネットワーク(図示せず)を介して、または単に通信ケーブル(図示せず)を介して、他の通信装置(図示せず)に接続され、制御部101に制御されて、例えば利用者の携帯型電話機などの携帯端末、利用者のパーソナルコンピュータ、または中央管理サーバ等のような他の通信装置と通信を行う。例えば、通信部103は、制御部101より通信信号として供給される送信信号を他の通信装置に送信したり、他の通信装置より供給された受信信号を通信信号として制御部101に供給したりする。
ドライブ104には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク、および、半導体メモリなどのリムーバブルメディア105が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムやデータが、必要に応じて制御部101に供給され、記憶部102等に保存されたり、インストールされたりする。
ROM106には、制御部101において実行されるプログラムやデータが予め格納されており、ROM106は、制御部101の指示に基づいて、プログラムやデータを制御部101に供給する。RAM107は、制御部101が処理するデータやプログラムを一時的に保持する。
撮影部112は、撮影ユニット12に関するブロックであり、硬貨処理部121、背景カーテンユニット15、照明制御部122、カメラ51、タッチパネルモニタ52、およびスピーカ124を有する。
硬貨処理部121は、制御部101から入力される起動信号に応じて起動し、硬貨投入返却口55に硬貨が投入されると、利用者による写真シール作成装置1の代金支払いに関する処理(ゲーム参加受け付け等)を行い、起動信号を制御部101に供給する。制御部101は、この起動信号に応じて、課金処理や案内等をタッチパネルモニタ52およびスピーカ124に行わせる。
背景カーテンユニット15は、制御部101より供給される背景制御信号に基づいて、提供する背景の選択、すなわち、可動式の背景カーテンの上げ下ろし(展開や収納)等を行う。なお、この背景の選択は利用者が手動で行うようにしてもよい。
照明制御部122は、制御部101より供給される照明制御信号に基づいて、照明装置53を点灯したり、消灯したりする。
カメラ51は、制御部101に制御されて、写真シール作成ゲームの撮影作業の工程において、撮影空間32内の利用者等を被写体として撮影を行う。例えば、カメラ51は、制御部101の制御の下、動画像を取りこみ、取り込まれた動画像データを制御部101に供給する。また、カメラ51は、制御部101より供給されるシャッタ制御信号に基づいて、メカシャッタを動作させる等して、撮影画像(静止画像)の取得を行い、取得した静止画像データを制御部101に供給する。
タッチパネルモニタ52は、ライブビューモニタ123を備えて構成される。タッチパネルモニタ52のライブビューモニタ123は、制御部101より供給されるRGB信号に基づく画像(カメラ51によりリアルタイムに取り込まれている画像や、撮影画像を用いて作成された合成画像、GUI画像など)を表示する。また、タッチパネルモニタ52は、利用者が、自分自身の指等を用いてこのタッチパネルモニタ52にタップ(接触または近接)すると、その位置情報を制御部101に供給する。制御部101は、その位置情報を解析し、表示画像に対して利用者が入力した情報や指示を特定し、受け付ける。
スピーカ124は、撮影ユニット12の任意の位置に設けられ、例えば、制御部101より供給される音声信号の音声(撮影作業の案内音声、効果音、またはBGM等)を出力する。
編集部113は、編集ユニット13に関するブロックであり、第1編集インタフェース13Aに対応する第1編集部113Aと、第2編集インタフェース13Bに対応する第2編集部113Bよりなる。第1編集部113Aおよび第2編集部113Bは互いに同一の構成を有しており、以下の説明は、第1編集部113Aについて行うが、第2編集部113Bにも適用可能である。
第1編集部113Aは、図6を参照して説明したように、タブレット内蔵モニタ62、タッチペン63−1およびタッチペン63−2、並びにスピーカ64に加えて、硬貨処理部130を有する。
タブレット内蔵モニタ62は、上述したように、CRTディスプレイやLCD等の表示デバイスよりなる編集用モニタ141と、編集用モニタ141の表示画面上に重畳された無色透明のタブレット142により構成される。タブレット内蔵モニタ62は、制御部101より供給されるRGB信号に対応する、編集入力用のGUIや撮像画像等、編集に関する画像を、編集用モニタ141に表示する。また、利用者が、タッチペン63−1またはタッチペン63−2を操作してタブレット142にタップすると、タブレット内蔵モニタ62は、その位置情報を表す信号を入力信号として制御部101に供給する。制御部101は、その入力信号が表す位置情報を解析し、表示画像に対して利用者が入力した情報や指示を特定し、受け付ける。つまり、撮影画像に対する編集入力は、これらの構成を用いて行われる。
スピーカ64は、制御部101より供給される音声信号の音声(編集作業の案内音声、効果音、またはBGM等の、写真シール作成ゲームの編集作業の工程に関する音声)を出力する。
硬貨処理部130は、制御部101から入力される起動信号に応じて起動し、追加硬貨投入返却口65に硬貨が投入されると、利用者による写真シール作成装置1の代金支払いに関する処理(追加印刷の受け付け)を行い、起動信号を制御部101に供給する。制御部101は、この起動信号に応じて、追加印刷処理をプリンタ114に行わせる。
プリンタ114は、編集部113により行われた編集作業結果をシール紙に印刷する。プリンタ114は、制御部101より第1編集部113Aにより行われた編集作業結果を取得すると、シール紙ユニット161よりシール紙162を取得し、編集作業結果をシール紙162に印刷する。プリンタ114は、印刷を終了すると、その印刷されたシール紙162を写真シールとして写真シール排出口71より排出し、利用者に提供する。
スピーカ72は、制御部101より供給される音声信号の音声(写真シールのプリンタ114による印刷、および、写真シール排出口71からの排出についての案内音声、効果音、またはBGM等の、写真シールの印刷および排出に関する音声)を出力する。
外付けモニタ16は、制御部101より、撮影ユニット12内の撮影空間32で利用者の撮影が行われている旨の情報を取得すると、次に撮影空間を利用しようと待機している利用者に対して、撮影中の利用者のゲームの進行状況を示す映像を出力する。また、外付けモニタ16は、制御部101より、撮影ユニット12内の撮影空間32で利用者の撮影が行われている旨の情報を取得していない間は、写真シール作成ゲームの流れや遊び方等を案内(説明)するコンテンツ(デモンストレーション)を出力する。スピーカ17は、制御部101の制御の下、外付けモニタ16によって出力される映像やコンテンツに合わせた音声を出力する。
次に、制御部101について説明する。図9は、制御部101が有する機能ブロックの構成例を示す図である。図9に示すように、制御部101は、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金(硬貨)に関する処理や、利用者の撮影等の、写真シール作成ゲームの撮影作業の工程に関する処理を行う撮影処理部202、撮影画像に対する落書き編集等の、写真シール作成ゲームの編集作業の工程に関する処理を行う編集処理部203、シール紙の印刷等の、写真シール作成ゲームの印刷の工程に関する処理を行う印刷処理部204、および、編集作業を終了した利用者を接客する写真シール作成ゲームの事後接客の工程に関する処理を行う事後接客処理部205を有する。
また、制御部101は、外付けモニタ表示制御部201を有している。外付けモニタ表示制御部201は、例えば、撮影処理部202乃至事後接客処理部205との通信を行うことにより、ゲームの進行状況を表す情報を取得するようになされている。
例えば、外付けモニタ表示制御部201は、撮影処理部202との通信を行うことにより、現在撮影中の利用者がいるかいないかを表す情報を取得し、現在撮影中の利用者がいる場合は、撮影作業のどの工程が実行されているかを表す情報をさらに取得するようになされている。また、外付けモニタ表示制御部201は、必要に応じて編集処理部203、事後接客処理部205との通信を行うことにより、編集作業における操作内容や現在事後接客中の利用者がいるかいないかを表す情報などを取得する。
外付けモニタ表示制御部201は、上述したように、ゲームの進行状況を表す情報を取得し、ゲームの進行状況に応じた画像のデータを、記憶部102から読み出すようになされている。そして、外付けモニタ表示制御部201は、読み出した画像のデータに基づいて外付けモニタ16に画像を表示させるようになされている。なお、外付けモニタ16に表示される画像の詳細については後述する。
次に、写真シール作成ゲームの流れについて、図10のフローチャートを参照して説明する。写真シール作成装置1の電源がオンされると、写真シール作成装置1は、写真シールを作成する処理である、写真シール作成ゲーム処理を開始する。
ステップS10において、外付けモニタ表示制御部201は、外付けモニタ16にデモ画面の画像を表示させる。ここでデモ画面は、例えば、写真シール作成ゲームの流れや遊び方等を案内するコンテンツとされる。なお、コンテンツとは、ゲームの進行を示す静止画像のスライドショーデータやアニメーション画像、実写モデルによる動画像でもよい。
さらに、デモ以外にも広告(例えば、自社・他社問わず、写真シール機を利用するターゲット層に適した広告や、自社で発売している他の種類の写真シール機の説明)でもよい。
このとき、例えば、図11に示されるような画像がデモ画面の画像として表示される。
図11の例では、図中上側に写真シール作成装置1の機種名などの情報が表示され、図中中央に、モデルを被写体として写真シール作成装置1を用いて作成された写真シール用画像のサンプルが表示されている。この例では、図中中央左側に比較的小さい画像として、編集前の写真シール用画像のサンプルが表示されており、図中中央右側に比較的大きい画像として、編集後の写真シール用画像のサンプルが表示されている。
また、図11の例では、図中下側に写真シール作成装置1を用いて作成された写真シール用画像であって、予め利用者により投稿された画像が複数表示されている。ここに示されるような、予め利用者により投稿された画像の集合をプリアルバムと称する。すなわち、プリアルバムは、過去に写真シール作成装置1を利用した利用者達の写真シール用画像を集めたアルバムである。
なお、デモ画面の画像として、例えば、写真シール作成装置1の新機能を紹介する画像なども表示されるようにしてもよい。例えば、撮影作業の際にタッチパネルモニタ52に表示されるGUIの画面、編集作業の際にタブレット内蔵モニタ62に表示されるGUIの画面などを含む画像がデモ画面の画像とされるようにしてもよい。さらに、デモ画面の画像は、静止画だけでなく、動画も表示されるようにしてもよい。
また、デモ画面の画像には、外で待機中の利用者に撮影空間32への入場を促す画像(例えば、「空いてるよ!」などの文字を含む画像)が含まれるようにしてもよい。
図10に戻って、ステップS11において、撮影処理部202は撮影処理を行う。なお、撮影処理の詳細は後述するが、この撮影処理において撮影空間にいる被写体としての利用者の画像が撮影される。また、撮影処理が行われている間は、外付けモニタ16に表示される画像が、ステップS10の処理で表示された画像とは異なるものとなるように、外付けモニタ表示制御部201により画像の表示が制御される。
ステップS12において、外付けモニタ表示制御部201は、再び外付けモニタ16にデモ画面の画像を表示させる。すなわち、撮影処理が行われている間は、外付けモニタ16に表示される画像が切り替えられていたので、撮影処理の終了に伴ってもとのデモ画面の画像に戻すのである。
ステップS13において、編集処理部203は、編集処理を行う。これにより、ステップS11の撮影処理により得られた撮影画像に対する編集処理が行われる。
ステップS14において、印刷処理部204は、ステップS13の処理により編集作業結果の画像を取得すると、プリンタ114にシール紙ユニット161からシール紙162を取得させ、編集作業結果をシール紙162に印刷する。
ステップS15において、事後接客処理部205は、印刷終了待機中の利用者に対して、編集済み画像を投稿するミニゲーム、携帯端末に画像を転送する携帯送信サービス、アンケート入力等を事後接客サービスとして提供する事後接客処理を行う。
そして事後接客処理が終了すると、事後接客処理部205は、編集空間33の利用者を印刷物受取領域34に移動させる移動案内処理を行い、印刷済みのシール紙を写真シール排出口71より排出し、写真シール作成ゲーム処理を終了する。
その後、処理は、ステップS10に戻り、次の利用者によるゲームの開始を待つことになる。
このようにして、写真シール作成装置1は、被写体としての利用者を撮影し、撮影により得られた撮影画像に対して編集処理を施してシール紙に印刷する。
次に、図12のフローチャートを参照して、図10のステップS11の撮影処理の詳細な例について説明する。
撮影処理が開始されると、ステップS41において、撮影処理部202は、利用者により写真シール作成ゲームを開始するための所定の料金の硬貨が硬貨投入返却口55に投入されたか否かを判定し、投入されたと判定されるまで待機する。
ステップS41において、硬貨が投入されたと判定された場合、処理は、ステップS42に進む。
ステップS42において、外付けモニタ表示制御部201は、外付けモニタ16の画面の表示を切り替える。すなわち、外付けモニタ16には、それまでステップS10の処理で表示されたデモ画面の表示が継続されていたが、ステップS41において、硬貨が投入されたと判定された場合、ゲームの進行状況を表示する内容の画面に切り替えられるのである。
ステップS42では、例えば、外付けモニタ16に「撮影が始まったよ!」などの文字を含む画面が表示され、外付けモニタ16の画面の表示が切り替られる。なお、画面の表示の切り替えの際には、上述の文字を含む画面などは特に提示されないようにしてもよい。
ステップS43において、撮影処理部202は、撮影設定処理を行い、撮影の準備をする。例えば、撮影処理部202は、利用者を被写体として撮影した画像に合成する前景や背景の組み合わせなどからなる合成用画像を選択させるGUIの画面をタッチパネルモニタ52に表示し、利用者による選択を促すようになされている。なお、合成用画像の選択とともに、所定の色変更をしたり、利用者の特定部位(例えば、顔・目など)を一定割合で拡縮する画像処理をさせることも可能である。
ステップS44において、外付けモニタ表示制御部201は、外付けモニタ16に進行画像の画面を表示させる。ここで、進行画像は、撮影中の利用者のゲームの進行状況を示すコンテンツの画像とされる。具体的には、例えば、撮影空間内の利用者を被写体として撮影する撮影処理の進行状況を表示する画面とされ、例えば、タッチパネルモニタ52に表示されるGUI画像とほぼ同様の画像からなる画面とされる。
例えば、ステップS43の処理の直後に、外付けモニタ16に表示される画面は、図13に示されるような画面とされる。
図13は、予め設定されたカテゴリに分類された合成用画像を選択させるGUIの画面とされる。この例では、タブ方式により、カテゴリ毎に分類されたサンプルの画像が表示されている。すなわち、ヨコプリタブ251、オーラタブ252、フレームタブ253、およびノーマルタブ254が設けられている。
図13の例では、利用者がオーラタブ252を選択しており、オーラタブ252は、被写体の輪郭を彩るのに適した背景画像であるオーラ画像が合成用画像として分類されるカテゴリ「オーラ」に対応するタブとされる。
利用者がオーラタブ252を選択すると、カテゴリ「オーラ」に分類された合成用画像が合成され、モデルを被写体として撮影された写真シール用画像のサンプルが、例えば、15個並べて表示される。利用者は、これらのサンプルの中から所望のサンプルを選択することにより、そのサンプルに対応する合成用画像の選択を指示することができるようになされている。
図13に示される画面は、ステップS43の処理の直後に、撮影空間内のタッチパネルモニタ52にも表示されている。すなわち、撮影空間内の利用者に提示される画面とほぼ同じ画面が外付けモニタ16にも表示されるのである。
なお、図12では、ステップS44で進行画像が表示されることを説明したが、この後、外付けモニタ表示制御部201は、外付けモニタ16に、撮影処理の進行に応じてタッチパネルモニタ52に表示される画面とほぼ同じ画面を表示させる。
また、進行画像は、静止画に限られるものでなく、動画として表示されるようにしてもよい。ここで、動画には、静止画が一定時間毎に変化するスライドショーデータやアニメーションや実写データによる動画像などの合成画像も含まれるものとする。
ステップS45において、撮影処理部202は、所定の時間が経過したか、またはGUI画面の撮影開始ボタンが操作されたか否かを判定する。ステップS45において、所定の時間が経過したか、または撮影開始ボタンが操作されたと判定されなかった場合、処理はステップS43に戻り、所定の時間が経過したか、または撮影開始ボタンが操作されたと判定されるまで、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップS45において、所定の時間が経過したか、または撮影開始ボタンが操作されたと判定された場合、処理は、ステップS46に進み、撮影処理部202は、撮影空間内の利用者を被写体とする画像を撮影する。
このとき、タッチパネルモニタ52には、カメラ51により取り込まれた取り込み画像が表示される。図14は、タッチパネルモニタ52に表示される取り込み画像の例を示す図である。この例では、撮影空間内にいる1組(2人)の利用者であって、利用者291および利用者292の画像がカウントダウンインジケータ281とともに表示されている。
一方、このとき、外付けモニタ16には、進行画像として図15に示されるような画面が表示される。図15には、予め撮影されたモデル293とモデル294の画像がカウントダウンインジケータ281とともに表示されている。
上述したように、外付けモニタ表示制御部201は、外付けモニタ16に、撮影処理の進行に応じてタッチパネルモニタ52に表示される画面とほぼ同じ画面を表示させるが、実際に撮影空間内にいる利用者の画像を外付けモニタ16に表示することは利用者のプライバシーの観点から問題がある。そこで、外付けモニタ表示制御部201は、カメラ51により取り込まれた取り込み画像を外付けモニタ16に表示せずに、予め撮影されたモデルの画像を表示させるようになされている。なお、図15のカウントダウンインジケータ281は、図14のカウントダウンインジケータ281に同期して点滅などするようになされている。なお、利用者の選択した同じ合成用画像で画像処理が施された画像であって、被写体部分のみがモデルとされた画像が表示されるようにしてもよい。
そして、カウントダウンインジケータ281によるカウントダウンが終了すると、1枚の画像が撮影されることになる。
図12に戻って、ステップS46の処理の後、ステップS47において、撮影処理部202は、ステップS46の処理で撮影された画像を保存する。これにより、例えば、画像のデータが記憶部102に記憶される。
ステップS48において、撮影処理部202は、例えば、3分などの予め定められた所定の時間(例えば、撮影処理の制限時間)が経過したか、または利用者がタッチパネルモニタ52に表示されているGUI画面を操作して撮影の終了を指示したか否かを判定する。
ステップS48において、所定の時間が経過しておらず、撮影の終了も指示されていないと判定された場合、処理はステップS46に戻り、上述した処理が繰り返される。
これに対してステップS48において、所定の時間が経過したか、または撮影の終了が指示されたと判定された場合、処理は、ステップS49に進む。
ステップS49において、撮影処理部202は、ステップS46の処理で撮影された複数の画像のうち、編集空間において行われる編集処理の対象となる画像を所定の枚数だけ利用者に選択させる。例えば、これまでに撮影された画像の一覧をタッチパネルモニタ52に表示させ、利用者の選択を受け付ける。なお、外付けモニタ16に表示される進行画像においては、この画像の一覧は表示されないようになされている。
ステップS49の処理の後、ステップS50において、外付けモニタ表示制御部201は、外付けモニタ16に撮影終了の案内の画面を表示させる。このとき、例えば、外付けモニタ16に「もうすぐあくよ!」などの文字を含む画面が表示されることになる。
さらに、例えば、実際に撮影処理が終了し、タッチパネルモニタ52に編集空間への移動を促す画面が表示されるのと同時に、外付けモニタ16に撮影空間への入場を案内する画面が表示されるようにしてもよい。例えば、撮影処理が終了すると、撮影空間内の利用者を編集空間に移動させるために編集空間への移動を促す画面が、撮影空間内のタッチパネルモニタ52に表示されるようになされている。このとき、外付けモニタ表示制御部201が、例えば、「さあ、撮影をはじめよう!」などの文字を含む画面(撮影空間への入場を案内する画面)を表示するようにしてもよい。
また、撮影終了の案内として、例えば、撮影処理の制限時間30秒前のタイミングで、外付けモニタ16に「あと30秒であくよ!」などの文字を含む画面が表示されるようにしてもよい。
ここでは、ステップS49の処理の後、撮影終了の案内の画面を表示させると説明したが、例えば、撮影処理において撮影可能な画像の数が制限されている場合、最後の1枚の撮影が開示されたとき、撮影終了の案内の画面を表示させるようにしてもよい。要は、撮影処理において予め設定された所定の工程が実行されたとき、撮影終了の案内の画面が表示されるようにすればよい。
あるいはまた、撮影可能な画像の数が制限されている場合、あと何枚の画像を撮影できるかを進行画像とともに表示するようにしてもよい。
なお、進行画像の表示により、待機中の利用者もある程度撮影終了のタイミングを推測できるので、撮影終了の案内の画面は表示されないようにしてもよい。そのようにする場合、例えば、ステップS50において、外付けモニタ16の表示がゲームの進行状況を表示する内容の画面からデモ画面に切り替えられるようにすればよい。
このようにして撮影処理が実行される。なお、上述したように、この後、処理は、図10のステップS12に進むことになるので、外付けモニタ16の表示は、デモ画面になる。
このようにすることで、例えば、写真シール作成装置1の外で待っている利用者(待機中の利用者)に撮影処理の進行状況を提示することができる。上述したように、写真シール作成装置1の外部で待機中の利用者は、撮影空間内の利用者がいまどのような作業や操作を行っているのか視認できないように写真シール作成装置1が構成されている。上述したように、撮影処理の進行状況を提示することで、待機中の利用者を焦らすことなく、ゲームを進行させることができる。
また、このようにすることで、外で待っている利用者は、ゲームの中で最も利用者が緊張する撮影作業の工程を予め外付けモニタ16の表示によりリアルタイムで確認することができ、この後、落ち着いて撮影処理にのぞむことができる。
ここでは、撮影処理が開始されると、デモ画面の表示からゲームの進行状況を表示する内容の画面(進行画像)に切り替えられる例について説明したが、撮影処理の開始後もデモ画面が表示されるようにしてもよい。例えば、外付けモニタ16にデモ画面と進行画像の両方が表示されるようにしてもよい。
図16は、デモ画面と進行画像の両方が表示される場合の例を示す図である。同図の例では、画面の左側半分に進行画像が表示されており、画面の右側半分にデモ画面が表示されている。なお、デモ画面と進行画像の配置、面積の比率などは、必ずしもこれに限られるものではない。例えば、画面の上側半分に進行画像が表示され、画面の下側半分にデモ画面が表示されるようにしてもよい。また、例えば、外付けモニタ16の形状(縦長の場合、横長の場合)に応じて、外付けモニタ16の画面全体の中でのデモ画面と進行画像の配置などが変更されるようにしてもよい。
例えば、図12のステップS42またはステップS44の処理以後、撮影処理が終了するまでの間、外付けモニタ表示制御部201が外付けモニタ16に、図16に示されるような画面を表示させるようにしてもよい。
また、図12のステップS42またはステップS44の処理以後、撮影処理が終了するまでの間、外付けモニタ表示制御部201が外付けモニタ16に、進行画像とデモ画面とを交互に表示させるようにしてもよい。例えば、進行画像を10秒表示させた後、デモ画面を10秒表示させるようにしてもよい。あるいはまた、外付けモニタ16には、原則としてデモ画面が表示され続けるようにし、例えば、合成用画像の選択の処理、撮影のカウントダウン開始の処理など所定のイベントが検出されたときだけ、10秒間進行画像を表示させるようにしてもよい。
さらに、デモ画面の一部として、例えば、実際に利用者に選択された合成用画像のランキングを表示するなどしてもよい。このようにすることで、外で待っている利用者をより楽しませることができる。なお、上述の合成用画像のランキングに限らず、その他、過去に写真シール作成装置1を利用した利用者の操作に基づいて選択された機能などに関する情報がデモ画面の一部として表示されるようにしてもよい。
また、デモ画面は、常に同じものである必要はなく、例えば、数種類のパターンのデモ画面の画像データを用意しておき、定期的にパターンを入れ替えるなどしてもよい。このようにすることで、同じ写真シール作成装置1を頻繁に利用する利用者を飽きさせないようにすることができる。あるいはまた、画像の再生開始から終了までの時間が長いデモ画面のパターンと、再生開始から終了までの時間が短いデモ画面のパターンとを用意しておき、例えば、進行画像とともに表示されるデモ画面は時間が短いパターンとされ、それ以外のときに表示されるデモ画面は時間が長いパターンとされるようにしてもよい。なお、数種類のパターンは、例えば、ゲームに登場する特定の複数のモデルによるパターンにしてもよく、その際、モデルが異なる別の種類のパターンを記憶しておき、ユーザの指示により手動で入れ替えることができるようにしてもよい(入れ替え手段を手動/自動としてもよい)。
さらに、デモ画面のパターンを時間帯によって切り替えるようにしてもよい。例えば、写真シール作成装置1が設置されている娯楽施設の営業開始時刻から18時までの時間帯は、図11に示されるようなパターンのデモ画面が表示され、18時から営業終了時刻までの時間帯は別のパターンのデモ画面が表示されるようにしてもよい。
写真シール作成装置の主要な客層は、女子中学生、女子高校生などであり、これらの利用者は、主に女友達どうし(女性のペア)でゲームを楽しむことが多い。このため、従来の写真シール作成装置では、例えば、図11に示されるような、若年向けファッション雑誌の女性モデル2人を被写体として撮影した写真シール用画像を基調とするパターンのデモ画面が、多く用いられている。
しかしながら、ゲームセンタなどの娯楽施設は、18時以降の中学生、高校生の入場を禁止しているものも多い。このような娯楽施設では、18時から営業終了時刻までの時間帯において、写真シール作成装置の主要な客層である女子中学生、女子高校生の利用者を期待できない。
一方で、大学生以上の年齢にも写真シール作成装置の利用者は少なくない。このような利用者は、18時以降も娯楽施設を利用し、また、女子中学生、女子高校生などと異なり、主に男女のペアでゲームを楽しむことが多い。このような大学生以上の年齢の利用者に対して、例えば、図11に示されるようなパターン(第1のパターンと称する)のデモ画面を提示しても訴求効果は低いと考えられる。
つまり、大学生以上の年齢の利用者に対して、例えば、図11に示されるようなパターンのデモ画面を提示すると、その利用者に自分達は写真シール作成装置の主要な客層ではないと潜在的に認識させてしまうおそれがある。つまり、大学生以上の年齢の利用者が、写真シール作成装置は高校生、中学生が遊ぶものであって自分達には物足りないものだと認識してしまうおそれがある。このように認識した利用者が、積極的に写真シール作成装置でゲームを楽しむとは考えにくい。
このため、例えば、18時から営業終了時刻までの時間帯においては、男性モデルと女性モデルのペアを被写体として撮影した写真シール用画像を基調とするパターン(第2のパターンと称する)のデモ画面を、外付けモニタ16に表示させるようにするとよい。
このように、例えば、写真シール作成装置1が設置されている娯楽施設の営業開始時刻から18時までの時間帯は、第1のパターンのデモ画面が表示され、18時から営業終了時刻までの時間帯は第2のパターンのデモ画面が表示されるようにしてもよい。このようにする場合、例えば、図10のステップS10とステップS12において、現在時刻が判定され、表示すべきデモ画面のパターンが切り替えられるようにすればよい。
このようにすることで、各時間帯において期待される客層に対する広告宣伝効果、訴求効果を高めることができ、結果として利用者の回転率をさらに向上させることができる。
以上においては、写真シール作成装置1が正常に動作していることを前提として、外付けモニタ16に表示される画面について説明したが、例えば、装置が故障したなどの場合は別の画面が表示されるようにしてもよい。
写真シール作成装置1を構成する各部のいずれかの故障が検知された場合、または、写真シール作成装置1がメインテナンスモードで稼働している場合、外付けモニタ表示制御部201がエラー表示画面を外付けモニタ16に表示させるようにしてもよい。ここで、エラー表示画面は、例えば、「いまつかえません ごめんね!」などの文字を含む画面(または、文字の表示とともにモデルが実際に頭を下げる動画を表示する画面でもよい)とされる。このようにすることで、利用者は、写真シール作成装置1を外から見ただけで、装置が利用可能か否かを判断することができる。
また、図12を参照して上述した例では、ステップS41での硬貨投入検知によって、外付けモニタ16に進行画像が表示されるようにしているが、例えば、撮影空間32内の人を検知できるセンサを設けて人を検知することにより、外付けモニタ16に進行画像が表示されるようにしてもよい。
このようにする場合、センサにより撮影空間32内の人が検知されたとき、外付けモニタ16に進行画像が表示されるが、その時点では、例えば、「コイン投入待ち」など文字が表示された画面が進行画像として表示される。このようにすることで、例えば、待機中の利用者にも撮影空間32の中での「コイン投入待ち」の時間が認識され、待機中の利用者自身がゲームをする順番になったとき、早くコイン投入しようと意識するようになると考えられる。これにより、さらなる回転率の向上が図られる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。また、この際、上述したデモ画面のパターンデータをネットワークからダウンロードさせて入れ替えるようにしてもよい。
この記録媒体は、例えば、図8に示されるように、装置本体とは別に、写真シール作成装置1の管理者にプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア105により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で管理者に配信される、プログラムが記録されているROM106や、記憶部102に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上において、印刷媒体は、シール紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙や、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにしてもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。なお、以上において、1つの装置として説明した構成を分割し、複数の装置として構成するようにしてもよい。逆に、以上において複数の装置として説明した構成をまとめて1つの装置として構成されるようにしてもよい。また、各装置の構成に上述した以外の構成を付加するようにしてももちろんよい。さらに、システム全体としての構成や動作が実質的に同じであれば、ある装置の構成の一部を他の装置の構成に含めるようにしてもよい。