JP2011232611A - フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】幕の速度のバラつきを抑制したフォーカルプレーンシャッタ及び光学機器を提供することを課題とする。
【解決手段】本実施例のフォーカルプレーンシャッタは、電磁石70Bと、開口11を有した基板10と、開口11を開閉可能な後幕20Bと、電磁石70Bにより吸着される鉄片46bを保持し、鉄片46bが電磁石70Bから離接するように移動可能であり、鉄片46bが電磁石70Bから離れるようにバネ54Bにより付勢され、後幕20Bを駆動する後幕駆動レバー40Bと、弾性変形可能であり電磁石70Bを挟んで保持する一対の挟持部92b、95bを有し、基板10に対向した保持板90と、を備え、電磁石70Bは、基板10に係合することにより電磁石70Bから鉄片46bが離れる方向への電磁石70Bの移動を規制する規制部72b4を有している。
【選択図】図6

Description

本発明は、フォーカルプレーンシャッタ及び光学機器に関する。
フォーカルプレーンシャッタは、電磁石、開口を有した基板、開口を開閉可能な幕、幕を駆動する駆動部材を備えている。駆動部材は、電磁石が吸着可能である鉄片を保持し、鉄片が電磁石から離接するように移動可能であり、鉄片が電磁石から離れるように駆動バネにより付勢されている。特許文献1には、このようなフォーカルプレーンシャッタが開示されている。
特開平9−133944号公報
最近のフォーカルプレーンシャッタでは幕の速度の高速化が求められている。幕速の高速化により駆動バネのバネ力が強くなると、電磁石を弾性係止により固定する構成の場合は電磁石が駆動バネに引っ張られて位置が安定しない恐れがある。電磁石の位置が不安定だと、電磁石から離れる時の鉄片の位置がバラつく恐れがある。この結果、幕の速度にバラつきが発生する恐れがある。
そこで本発明は、高速化されたフォーカルプレーンシャッタでも電磁石の組立性を損なうことなく、幕の速度のバラつきを抑制したフォーカルプレーンシャッタ及び光学機器を提供することを目的とする。
上記目的は、電磁石と、開口を有した基板と、前記開口を開閉可能な幕と、前記電磁石により吸着される鉄片を保持し、前記鉄片が前記電磁石から離接するように移動可能であり、前記鉄片が前記電磁石から離れるようにバネにより付勢され、前記幕を駆動する駆動部材と、弾性変形可能であり前記電磁石を挟んで保持する一対の挟持部を有し、前記基板に対向した保持板と、を備え、前記電磁石は、前記基板に係合することにより該電磁石から前記鉄片が離れる方向への該電磁石の移動を規制する規制部を有している、フォーカルプレーンシャッタによって達成できる。
鉄片が離れる方向への電磁石の移動が規制されることにより、電磁石から離れる時の鉄片の位置のバラつきが抑制される。これにより、幕の速度のバラつきが抑制される。
上記目的は、上記フォーカルプレーンシャッタを備えた光学機器によっても達成できる。
本発明によれば、幕の速度のバラつきを抑制したフォーカルプレーンシャッタ及び光学機器を提供できる。
。図1は、本実施例のフォーカルプレーンシャッタの正面図である。である。 図2は、フォーカルプレーンシャッタの動作の説明図である。 図3は、フォーカルプレーンシャッタの動作の説明図である。 図4は、後幕駆動レバーが電磁石に吸着保持された状態にある後幕駆動レバー、電磁石周辺の断面図である。 図5は、基板、背面板を取外した状態の電磁石、保持板、プリント基板の斜視図である。 図6A、6Bは、電磁石から後幕駆動レバーが離れる時の説明図である。 図7は、本実施例と異なる構造を有したフォーカルプレーンシャッタの説明図である。 図8は、本実施例のフォーカルプレーンシャッタの規制部の断面図である。 図9は、変形例のフォーカルプレーンシャッタの説明図である。
以下、図面を参照して実施例を説明する。
本実施例においては、羽根駆動装置の一例としてフォーカルプレーンシャッタについて説明する。図1は、本実施例のフォーカルプレーンシャッタの正面図である。図1に示すように、フォーカルプレーンシャッタ1は、基板10、羽根21a〜24a、21b〜24b、駆動アーム31a、32a、31b、32b、電磁石70A、70B等を有している。基板10は合成樹脂製であり、矩形状の開口11を有している。羽根21a〜24a、21b〜24bは合成樹脂製であり、それぞれ薄く形成されている。また、駆動アーム31a、32a、31b、32bは金属の薄板である。羽根21a〜24a、21b〜24bは、開口11から退避した位置と開口11の少なくとも一部と重なる位置との間を移動する。
4枚の羽根21a〜24aは、先幕20Aを構成する。4枚の羽根21b〜24bは、後幕20Bを構成する。先幕20A、後幕20Bは、開口11を開閉する。図1は、先幕20Aが重畳状態であり後幕20Bが展開状態の場合を示している。図1の場合には、先幕20Aは開口11から退避し、後幕20Bが開口11を閉鎖している。
先幕20Aは駆動アーム31a、32aに連結されている。後幕20Bは、駆動アーム31b、32bに連結されている。これら駆動アーム31a、32a、31b、32bは、それぞれ基板10に揺動自在に支持されている。
基板10には、駆動アーム31a、32bをそれぞれ駆動するための先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bが設けられている。先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bは、基板10に所定の範囲を揺動可能に支持されている。詳細には、先幕駆動レバー40Aは基板10に形成された軸を中心にして揺動可能に支持されている。後幕駆動レバー40Bも同様である。先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bは、それぞれ先幕20A、後幕20Bを駆動する駆動部材である。先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bは、合成樹脂製である。
駆動アーム31aは、先幕駆動レバー40Aに連結されている。駆動アーム32bは、後幕駆動レバー40Bに連結されている。先幕駆動レバー40Aが揺動することにより、駆動アーム31aが揺動し、これにより先幕20Aが移動する。同様に、後幕駆動レバー40Bが揺動することにより、駆動アーム32bが揺動し、これにより後幕20Bが移動する。
先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bは、それぞれ符号は付さないが鉄片を保持している。先幕駆動レバー40Aは、鉄片が電磁石70Aに当接した位置から、鉄片が電磁石70Aから離反した位置の間を揺動可能である。即ち、先幕駆動レバー40Aは、鉄片が電磁石70Aから離接するように移動可能である。後幕駆動レバー40Bについても同様である。
また、先幕駆動レバー40Aは、不図示のバネにより鉄片が電磁石70Aから離れる方向に付勢されている。同様に、後幕駆動レバー40Bは、不図示のバネにより鉄片が電磁石70Bから離れる方向に付勢されている。尚、後述の図4では、後幕駆動レバー40Bの鉄片、バネについて示す。
先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bには、上述したバネを介して、それぞれラチェット車50A、50Bが係合している。先幕駆動レバー40Aを電磁石70Aから離れる方向に付勢するバネの一端は、ラチェット車50Aに係合しており、バネの他端は先幕駆動レバー40Aに係合している。ラチェット車50Aの回転量を調整することにより、バネの付勢力を調整することができる。ラチェット車50Bも、ラチェット車50Aと同様の機能を有している。
電磁石70Aは、通電されることにより、先幕駆動レバー40Aの鉄片を吸着可能となる。同様に、電磁石70Bも通電されることにより、後幕駆動レバー40Bの鉄片を吸着可能となる。
次に、フォーカルプレーンシャッタ1の動作について説明する。図1乃至3は、フォーカルプレーンシャッタ1の動作の説明図である。ここで、図2は、フォーカルプレーンシャッタ1の初期状態を示している。この初期状態においては、不図示のセットレバーが初期位置に固定されており、先幕20Aは展開して開口11を閉鎖し、後幕20Bは重畳して開口11から退避している。この初期状態において、先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bの鉄片は、それぞれ電磁石70A、70Bに当接し、これに吸着可能な初期位置にセットされている。
撮影に際して、カメラのレリーズボタンが押されると、電磁石70A、70Bのコイルが通電され、先幕駆動レバー40Aの鉄片は電磁石70Aに吸着され、後幕駆動レバー40Bの鉄片は電磁石70Bに吸着される。その後、セットレバーは、先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bから退避する。ここで、先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bはそれぞれ電磁石70A、70Bに吸着された状態で保持されている。
その後、電磁石70Aのコイルの通電が遮断されると、図3に示すように、先幕駆動レバー40Aはバネの付勢力に従って時計方向に回転する。これにより、先幕20Aは開口11から退避して重畳状態となる。また、所定期間電磁石70Bのコイルへの通電が維持され、後幕20Bは開口11から退避した状態に維持される。これにより、開口11は開いた状態となる。図3は、露出中の状態を示している。
レリーズボタンが押されてから所定期間経過後に電磁石70Bのコイルへの通電が遮断され、バネの付勢力により後幕駆動レバー40Bが時計方向に回転する。これにより、後幕20Bは展開して開口11を閉鎖する。後幕駆動レバー40Bは、基板10に形成された溝の端部に当接する。図1は、露光作動を終了した直後の状態を示している。このようにして1回の撮影が終了する。
次に、不図示のセットレバーにより先幕駆動レバー40A、後幕駆動レバー40Bが反時計方向に回転させられる。これにより、先幕20Aは展開されて開口11を閉鎖し、後幕20Bは重畳して開口11から退避し、図2に示す初期状態に戻る。
次に、電磁石70Bについて詳細に説明する。図4は、後幕駆動レバー40Bが電磁石70Bに吸着保持された状態にある後幕駆動レバー40B、電磁石70B周辺の断面図である。
後幕駆動レバー40Bは、板状のベース部41b、ベース部41b上に立設した円筒部41b1、駆動ピン41b8、鉄片46bを保持する保持部42b等を含む。円筒部41b1周りには、ラチェット車50Bや、後幕駆動レバー40Bに付勢力を与えるバネ54Bなどが配置される。バネ54Bの一端は後幕駆動レバー40B側に固定され、バネ54Bの他端はラチェット車50B側に固定される。ラチェット車50Bの回転量を調整することにより、バネ54Bの付勢力を調整できる。バネ54Bは、電磁石70Bから離れる方向に後幕駆動レバー40Bを付勢する。
円筒部41b1内には、基板10に設けられた支軸11b1が嵌合する。後幕駆動レバー40Bは、支軸11b1周りに所定の範囲を回転する。支軸11b1の先端には、ピン110により保持板90が固定されている。保持板90の上面側にはプリント基板100が固定されている。保持板90は、電磁石70A、70Bを保持する。プリント基板100は、電磁石70A、70Bへの通電を制御する。
駆動ピン41b8は、ベース部41bから下側に向けて延在している。駆動ピン41b8は、駆動アーム32bと嵌合する。また、基板10には、駆動ピン41b8を逃すための逃げ孔13bが形成されている。基板10には、支軸11b1と略同軸上にある支軸11b2が形成されている。駆動アーム32bは、支軸11b2に回転可能に嵌合している。駆動アーム32bは、支軸11b2を支点として所定の範囲を回転する。
保持部42bは、ベース部41bから上方に向けて立設した壁状である。保持部42bには、鉄片46bに嵌合したピン45bが貫通している。ピン45bは、保持部42bに対してピン45bの軸方向に所定範囲を移動可能に貫通している。保持部42bと鉄片46bとの間には、両者が離れるように付勢するバネ47bが配置されている。バネ47bは、鉄片46bが後述する電磁石70Bの鉄芯76bに当接した際の衝撃を吸収する機能を有している。
背面板18は、基板10と対向している。基板10と背面板18との間に、駆動アーム32bや後幕20Bなどが収納される。背面板18には、駆動ピン41b8を逃すための逃げ孔18b8、支軸11b2を逃すための逃げ孔18b2が形成されている。
図5は、基板10、背面板18を取外した状態の電磁石70B、保持板90、プリント基板100の斜視図である。
電磁石70Bは、鉄芯76bと、鉄芯76bを励磁するためのコイル79bと、コイル79bが巻回されたボビン72bを有している。コイル79bが通電されることにより、鉄芯76bと鉄片46bとの間には磁気的吸引力が発生する。
鉄芯76bは、図4に示すようにU字状に形成されている。鉄芯76bは、略平行に所定方向に延在した腕部76b1、76b2を有している。ボビン72bには腕部76b1が挿入されている。腕部76b1、76b2のそれぞれは、先端部76b3、76b4を有している。先端部76b3、76b4の端面は、鉄片46bに吸着する。
ボビン72bは、コイル79bが巻かれている筒状の胴体部、胴体部の両端のそれぞれ設けられたフランジ部72b1、72b2、コイル79bの端部が巻かれる端子部72b3、基板10と係合する規制部72b4、を有している。ボビン72bは、合成樹脂製である。フランジ部72b1、72b2との間の部分にコイル79bが巻かれている。端子部72b3は、半田によりプリント基板100に形成されたパターンと導通可能に接続されている。これにより、電磁石70Bとプリント基板100とは電気的に接続される。
図4に示すように、規制部72b4は挟持部95bの近傍において、基板10に向けて延びている。規制部72b4は、フランジ部72b2側に設けられている。規制部72b4は、基板10の支持部12b1と係合している。支持部12b1は、基板10から保持板90に向けて延びている。図5に示すように、規制部72b4は、鉄芯76bを挟むように2つ設けられている。基板10には、2つの規制部72b4と対応するように、2つの支持部12b1が設けられている。規制部72b4の先端には、円形状の凸部72b41が設けられている。支持部12b1の先端には、凸部72b41が嵌合する凹部12b11が設けられている。凹部12b11の形状も、凸部72b41に対応するように円形状である。
保持板90は、平板状の平板部91と、平板部91から立ち上がった一対の挟持部92b、95bとを有している。保持板90は、弾性変形可能な金属製の薄板状である。平板部91には、プリント基板100が固定されている。挟持部92b、95bは、基板10側に向けて突出するように平板部91から立ち上がっている。挟持部92b、95bは、電磁石70Bを挟んで保持している。詳細には、挟持部92bは、ボビン72bと当接しつつ鉄芯76bと係合し、挟持部95bは、鉄芯76bの基端側と係合している。挟持部92b、95bは、ボビン72b及び鉄芯76bを、鉄片46bが鉄芯76bから離れる方向に挟むことにより、電磁石70Bを保持している。即ち、電磁石70Bは、保持板90に保持されている。挟持部95b、92bは、鉄片46bが鉄芯76bから離れる方向に並んでいる。
電磁石70Bを保持板90に組み付ける際には、電磁石70Bを挟持部92b、95bの間に挿入する。ここで、挟持部92b、95bは弾性変形可能であるため、挟持部92b、95bの間に電磁石70Bを挿入することは容易である。
尚、図5には、ラチェット車50Bと係合してラチェット車50Bの回転を停止させる99bを示している。99bは、保持板90に一体に形成されている。
次に、後幕駆動レバー40Bが電磁石70Bに吸着保持された状態から、電磁石70Bの通電が遮断され電磁石70Bから後幕駆動レバー40Bが離れる状態について説明する。図6A、6Bは、電磁石70Bから後幕駆動レバー40Bが離れる時の説明図である。
図6Aは、後幕駆動レバー40Bが電磁石70Bに吸着保持された状態を示している。鉄片46bと鉄芯76bとは、磁気的吸着力により当接した状態を維持する。この状態で電磁石70Bへの通電が遮断されると、鉄芯76bは磁気的吸着力を失うためバネ54Bの付勢力により、鉄片46bが鉄芯76bから離れるように後幕駆動レバー40Bが回転する。
これにより、図6Bに示すように、鉄片46bは鉄芯76bから離れる。鉄片46bは、方向D1へ移動する。
図7は、本実施例と異なる構造を有したフォーカルプレーンシャッタの説明図である。図7は、図6Aに対応している。図7に示したフォーカルプレーンシャッタは、本実施例とは異なり、規制部72b4を有していない。即ち、電磁石70Xは、保持板90の挟持部92b、95bに挟まれることのみにより保持板90に保持されている。図7に示すように、幕駆動レバー40Bが電磁石70Xに吸着保持された状態においては鉄片46bと鉄芯76bとは、磁気的吸着力により当接した状態を維持するが、図6Aに示す場合と比べ、バネ54Bの付勢力によって鉄芯76bは、鉄片46bの移動に追従するように若干方向D1に移動している。この理由は、電磁石70Xを保持している挟持部92b、95bが弾性変形容易だからである。図7には、電磁石70Bに通電される前の挟持部92b、95bの位置を点線で示している。この状態から、電磁石70Xへの通電が遮断されると、鉄芯76bは磁気的吸着力を失うためバネ54Bの付勢力により、鉄片46bが鉄芯76bから離れるように後幕駆動レバー40Bが回転する。図7に示す場合においては、電磁石70Xを保持している挟持部92b、95bが弾性変形しているため、図6Aに示す場合と比べ、電磁石70XがD1方向に移動している。このため、電磁石70XのD1方向の位置が安定しづらく、特に撮影動作を高速で繰り返して行なう連写撮影時などでは電磁石70XのD1方向の位置がバラついてしまう。
このように、鉄片46bが鉄芯76bから離れる時の電磁石70Xの位置のバラつきにより、電磁石70Xから離れる時の鉄片46bの位置がバラつく恐れがある。鉄片46bの位置がバラつくと後幕20Bの走行開始位置がバラつき、この結果、後幕20Bの速度にバラつきが発生する恐れがある。
本実施例では、図6A、6Bに示すように、鉄芯76bが方向D1に移動しないように、規制部72b4が、挟持部95bの近傍において保持板90と対向する位置で基板10と係合している。これにより、電磁石70Bの位置は基板10に対して移動しない。よって、鉄芯76bから離れる時の鉄片46bの位置がバラつくことが抑制される。この結果後幕20Bの速度のバラつきも抑制される。また、規制部72b4は保持板90と対向する位置で基板10と係合しているので電磁石の組立性を損なうことがない。
また、図6A、6Bに示すように、規制部72b4は、方向D1に垂直な方向D2に延びている。これにより、電磁石70Bが方向D2に沿って上下動することを規制している。換言すれば、規制部72b4は、電磁石70Bが下方に移動して挟持部92b、95bから離脱することを防止している。
図8は、本実施例のフォーカルプレーンシャッタの規制部の断面図である。凸部72b41は、規制部72b4よりも径が小さい。凸部72b41は凹部12b11に嵌合している。凹部12b11は、凸部72b41と略同じ大きさに形成されている。凸部72b41と凹部12b11とが嵌合することにより、規制部72b4が、方向D2に対して傾くことが防止される。詳細には、凸部72b41の外周面72b42と、凹部12b11の外周面12b12とが当接することにより、規制部72b4が方向D2に対して傾くことが防止されている。これにより、電磁石70Bの姿勢が基板10に対して傾くことが防止される。
図7に示した構造の場合、電磁石70Xは、挟持部92b、95bに挟まれて保持されているのみであるので、基板10xに対して傾斜した姿勢となる恐れがある。電磁石70Xが基板10xに対して傾斜した場合と傾斜していない場合とでは、先端部76b3、76b4の端面の位置が異なる。このため、鉄芯76bから離れる時の鉄片46bの位置がバラつく恐れがある。本実施例では、電磁石70Bの姿勢が傾くことが防止されている。これによっても、鉄芯76bから鉄片46bが離れる位置のバラつきが抑制される。
尚、互いに勘合する凸部72b41、凹部12b11のそれぞれの形状は円形状であるが、このような形状に限定されない。例えば、凸部72b41、凹部12b11の形状は、三角形や四角形などの多角形であってもよい。
次に、変形例のフォーカルプレーンシャッタについて説明する。図9は、変形例のフォーカルプレーンシャッタの説明図である。尚、上述した実施例と同一又は類似の構成については、同一又は類似の符号を付することによりその説明を省略する。電磁石70B´は、鉄芯76b´を有している。鉄芯76b´は、基板10に係合する規制部76b8が設けられている。規制部76b8は、基板10に近い腕部76b2に設けられ、基板10側に突出している。ここで、規制部76b8と、基板10に設けられた凹部12b11´の外周面12b12´とが当接することにより、規制部76b8が方向D2に対して傾くことが防止されている。このような構成によっても、鉄芯76b´から離れる時の鉄片46bの位置がバラつくことが抑制される。この結果後幕20Bの速度のバラつきも抑制される。
また、図9に示すように、規制部72b8は、方向D1に垂直な方向D2に延びている。これにより、電磁石70B´が方向D2に沿って上下動することを規制している。換言すれば、規制部72b8は、電磁石70B´が下方に移動して挟持部92b、95bから離脱することを防止している。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、変形・変更が可能である。
本実施例のフォーカルプレーンシャッタは、スチールカメラやデジタルカメラなどの光学機器に採用できる。
上記実施例においては、規制部72b4を有した電磁石70Bについて説明した。しかしながら、電磁石70Aに、規制部72b4と同様の規制部を設けてもよい。これにより、先幕20Aの速度のバラつきが抑制される。
規制部72b4は、フランジ部72b2側に設けられているが、フランジ部72b1側の挟持部92bの近傍に設けてもよい。
1 フォーカルプレーンシャッタ
10 基板
11 開口
12b1 支持部
20A 先幕
20B 後幕
21a〜24a、21b〜24b 羽根
31a、32a、31b、32b 駆動アーム
40A 先幕駆動レバー
40B 後幕駆動レバー
41b ベース部
41b8 駆動ピン
42b 保持部
46b 鉄片
70A、70B 電磁石
72b ボビン
72b4 規制部
76b 鉄芯
79b コイル

Claims (7)

  1. 電磁石と、
    開口を有した基板と、
    前記開口を開閉可能な幕と、
    前記電磁石により吸着される鉄片を保持し、前記鉄片が前記電磁石から離接するように移動可能であり、前記鉄片が前記電磁石から離れるようにバネにより付勢され、前記幕を駆動する駆動部材と、
    弾性変形可能であり前記電磁石を挟んで保持する一対の挟持部を有し、前記基板に対向した保持板と、を備え、
    前記電磁石は、前記基板に係合することにより該電磁石から前記鉄片が離れる方向への該電磁石の移動を規制する規制部を有している、フォーカルプレーンシャッタ。
  2. 前記一対の挟持部は、前記鉄片が前記電磁石から離れる方向に該電磁石を挟んで保持する、請求項1のフォーカルプレーンシャッタ。
  3. 前記規制部は、前記電磁石の姿勢が傾くことを規制している、請求項1又は2のフォーカルプレーンシャッタ。
  4. 前記規制部は、前記挟持部から前記電磁石が離脱することを規制している、請求項1乃至3の何れかのフォーカルプレーンシャッタ。
  5. 前記規制部は、該電磁石から前記基板に向けて延在した突状である、請求項1乃至4の何れかのフォーカルプレーンシャッタ。
  6. 前記電磁石は、前記鉄片との間で磁力が生じる鉄芯、前記鉄片を励磁するコイル、前記コイルが巻回されたコイルボビン、を備え、
    前記規制部は、前記コイルボビン又は前記鉄芯に設けられている、請求項1乃至5の何れかのフォーカルプレーンシャッタ。
  7. 請求項1乃至6の何れかのフォーカルプレーンシャッタを備えた光学機器。
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